公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団 岡本太郎記念館(所在地:東京都港区南青山6-1-19、館長:平野 暁臣)は、岡本太郎の遺志を継ぎ、次代のアーティストを顕彰する岡本太郎現代芸術賞(通称TARO賞)にて、太郎賞1名、敏子賞1名、特別賞10組が決定し、2024年2月16日(金)に受賞者発表と授賞式をとりおこないました。今年で27回をむかえる本賞には621点の応募があり、22組が入選いたしました。また、入賞者・入選者の作品を集めた「第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)」展を2月17日(土)から4月14日(日)まで、川崎市岡本太郎美術館にて開催いたします。次代のアーティストの意欲的な作品をぜひご覧ください。つん『今日も「あなぐまち」で生きていく』岡本太郎賞(賞金200万円):つん『今日も「あなぐまち」で生きていく』【審査評】「あなぐまち」とは、作者がずっとともに生きてきた「まち」の名前である。その意味で正しくは「作品」を超えたものかもしれない。しかし作者の手で作られたものであることも確かだ。作者が作った作品が、作品であることを超えて作者そのものになっていく。ここにはそう実感させるだけの現実味がある。多岐にわたる詳細な素材表記にも注目。(椹木野衣)三角 瞳『This is a life. This is our life.』(※作品タイトルは斜体)岡本敏子賞(賞金100万円):三角 瞳『This is a life. This is our life.』(※作品タイトルは斜体)【審査評】三角瞳は第19回太郎賞展に入選している。その時の作品は、無数のフィギュアによるインスタレーションであった。乱雑に積み重ねられたフィギュアの洪水が、現代社会における「個」の在り方を強い圧迫感をもって問う。今回は刺繍による作品。表は人物の顔、裏は遺伝子を表す赤い糸。単なる入れ物としての肉体を暗示する。薄い布切れに刺繍された無数の「個」が折り重なるように並べられる。表現内容と新鮮な手法、展示方法がうまくかみ合い、説得力をもった作品となった。(土方明司)池田 武史『Space X』特別賞(賞金5万円):池田 武史『Space X』長 雪恵『きょうこのごろ』特別賞(賞金5万円):長 雪恵『きょうこのごろ』小山 恭史『無明』特別賞(賞金5万円):小山 恭史『無明』クレメンタイン・ナット『POT PLANTS!』特別賞(賞金5万円):クレメンタイン・ナット『POT PLANTS!』月光社『MUSAKARI』特別賞(賞金5万円):月光社『MUSAKARI』小山 久美子『三月、常陸國にて鮟鱇を食ふ』特別賞(賞金5万円):小山 久美子『三月、常陸國にて鮟鱇を食ふ』ZENG HUIRU『BACK TO ME』特別賞(賞金5万円):ZENG HUIRU『BACK TO ME』タツルハタヤマ『小鳥のさえずりを聞くとき、遠くで銃声が鳴り響いた』特別賞(賞金5万円):タツルハタヤマ『小鳥のさえずりを聞くとき、遠くで銃声が鳴り響いた』フロリアン・ガデン『Anomalies poetiques/詩的異常』※po【e】tiquesの【e】は正式にはアキュート・アクセントが付きます。特別賞(賞金5万円):フロリアン・ガデン『Anomalies poetiques/詩的異常』※po【e】tiquesの【e】は正式にはアキュート・アクセントが付きます。村上 力『學校』特別賞(賞金5万円):村上 力『學校』■入選作家・作品名(50音順・敬称略)・大河原 健太『文字前夜 -火水風土-』・遅四グランプリ実行委員会『遅博 2024 -人類の進歩と遅延-』・GORILLA PARK『Relief―1, Relief―2, Relief―3, Relief―4』・鈴木 のぞみ『Light of Other Days:吉田理容室』・野村 絵梨『垢も身のうち』・林 楷人『調和の剥き出し』・村尾 かずこ『サザエハウス -Village-』・横岑 竜之『ハッピーモンスター』・横山 豊蘭『トロトロ遺跡』・李 函樳『無から来る、無故に集う』《第27回岡本太郎現代芸術賞 概要》■主催公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団川崎市岡本太郎美術館■審査員(50音順・敬称略)・椹木野衣/美術批評家、多摩美術大学教授・土方明司/川崎市岡本太郎美術館館長・平野暁臣/空間メディアプロデューサー、岡本太郎記念館館長・山下裕二/美術史家、明治学院大学教授・和多利浩一/ワタリウム美術館キュレーター■第27回岡本太郎現代芸術賞 公式サイト 《第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展 概要》会期 :2024年2月17日(土)~4月14日(日)会場 :川崎市岡本太郎美術館・企画展示室開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)休館日 :月曜日、3月21日(木)観覧料 :一般 700(560)円、高・大学生、65歳以上 500(400)円中学生以下は無料 ※( )内は20名以上の団体料金交通 :小田急線「向ヶ丘遊園駅」南口より徒歩17分第27回岡本太郎現代芸術賞(TARO賞)展 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月16日ジョルダン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤 俊和、以下、ジョルダン)は、SOMPO美術館(所在地:東京都新宿区、館長:梅本 武文)と連携し、2024年2月16日より、「SOMPO美術館 年間パスポート」をモバイルチケットで販売します。「SOMPO美術館 年間パスポート」は、SOMPO美術館で開催される展覧会に入場できるモバイルチケットです。年間5回開催される展覧会の全てに、回数制限なしで入場できます。また、同行者1名の観覧料が半額になる特典がついています。ジョルダンは、乗換案内アプリを中心にMaaSサービスを推進しており、今回提供を開始する「美術館起点による年間パスポートのデジタルチケット化」などを通じて、地域周遊に資する取り組みに積極的に関わります。公共交通やシェアサイクルなどのマイクロモビリティとの連携拡大に加え、地域コンテンツとの連携強化で、より有効な地域周遊サービスの提供を目指します。モバイルチケットの詳細は、以下の通りです。■チケット概要・名称 :SOMPO美術館 年間パスポート・価格(税込):5,000円・販売期間 :2024年2月16日(金)~6月30日(日)・利用期間 :2024年3月23日(土)10:00~2025年3月23日(日)17:30・購入方法 :ジョルダンが運営するアプリ「乗換案内」にて販売※Google PlayまたはApp Storeで「乗換案内」と検索■ご案内モバイルチケットイメージ/モバイルチケット紹介ページ■ジョルダンについて1979年12月に設立したジョルダンは、乗換案内を中心とするソフトウェア開発や携帯コンテンツ事業を軸に、旅行業などのビジネスを展開し組み合わせることで、「移動に関するNo.1 ICTカンパニー」としての地位を確立することを経営戦略として掲げています。ジョルダンの主要サービスである「乗換案内」のスマートフォンアプリは累計4,200万ダウンロードを越え、多くのユーザーの「移動」をサポートしています。また、2018年7月、JMaaS株式会社を設立し、交通サービスのプラットフォームへの参画企業を募るなど、MaaSビジネスを積極的に展開しています。■SOMPO美術館についてSOMPO美術館は、フィンセント・ファン・ゴッホの代表作《ひまわり》に出会えるアジアで唯一の美術館です。展示室では四季折々に国内外の作品の企画展や新進作家の公募コンクール展を開催。世界一の乗車数をほこる新宿駅から文化・芸術を発信し、新たな賑わいを創出するとともに、国内外の交流を促し、多様な価値観に満ちた魅力溢れる美術館を創造しています。<本件に関するお問合せ先>■法人の方からのお問合せ先MaaSデザイン部 岡田/千葉TEL : 03-5369-4051FAX : 03-5369-4057E-mail: m-okada@jorudan.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月16日写真や映像は、人々のどのような「記憶」を捉えようとしてきたのか。篠山紀信の1970年代の作品から、高齢化社会や人口知能(AI)といった今日的テーマを扱う作品まで、「記憶」に焦点をあてた展覧会が、3月1日(金)から6月9日(日)まで、恵比寿の東京都写真美術館で開催される。同展の基点となるのは、今年1月に逝去した篠山紀信だ。1970年代に篠山が発表したポートレイト写真による「写真論」とも言える〈誕生日〉と、「生活のにおいや手あか」に目を向けた〈家〉の連作。これを2011年の東日本大震災に取材した〈ATOKATA〉と対比することで、篠山の視点を探るところから同展は始まる。続くのは、日本、ベトナム、フィンランドで活躍する作家たち。アプローチの仕方もトピックスも多岐にわたるが、重要な作品が日本初公開されるのも見どころのひとつだ。例えば、米田知子は、新作を加えた「国境線」、あるいは国とは何かを問いかける作品群で構成を行い、彫刻の存在を考察する小田原のどかは、テキストによる新作を加えたインスタレーションを発表する。一方、ベトナム初の原子力発電所の建設計画を受けて現地で取材したグエン・チン・ティは、フランスでの個展を通じて国際社会に発信した重要な映像作品を日本で初公開。またフィンランドのマルヤ・ピリラは、日本の作陶ユニット「Satoko Sai(崔聡子)+Tomoko Kurahara(蔵原智子)」とのコラボレーションで、高齢者の内面の世界を浮かび上がらせるプロジェクトを展開する。もうひとつの見どころは、近年とりわけ注目を浴びるAIを使った作品が登場すること。今回、1000枚のドローイングを新作で描いた画家の村山悟郎、人工生命を研究する東京大学教授の池上高志、さらにAIを用いた人間の創造性の拡張を研究する徳井直生が率いる会社「Qosmo」の三者が強力なタッグを組み、AIを用いた共同制作を行うのも話題となろう。7組8名のアーティストたちの表現は多様だが、各々が他者の記憶、あるいは時代に刻まれたイメージと観る者の記憶とを結びつける写真と映像の特性を活かした制作を行っている。70余点の出品作を通じ、観る者それぞれが自身の記憶と向き合うことのできる展覧会となっている。<開催概要>『記憶:リメンブランス-現代写真・映像の表現から』会期:2024年3月1日(金)~6月9日(日)会期:東京都写真美術館 2 階展示室時間:10:00~18:00、木金は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(4月29日、5月6日は開館)、5月7日(火)料金:一般700円、高校560円、高中・65 歳以上350円公式サイト:
2024年02月15日戦後日本の写真史で最も重要な写真家の一人である中平卓馬。その初期から晩年までの活動を振り返る『中平卓馬火―氾濫』が東京国立近代美術館で2月6日(火) に開幕、4月7日(日) まで開催中だ。2003年に横浜美術館で開催された個展『中平卓馬:原点復帰―横浜』からは21年ぶり、本格的な回顧展は2015年に逝去してからは初となる。中平卓馬《無題 #437》2005年 東京国立近代美術館蔵 (C)Gen Nakahira ★これまで中平卓馬の展覧会の開催が難しかった理由の一つは、現存する初期作品があまりないことにある。制作の転換期に中平自らネガフィルムやプリントの大半を焼却してしまったのだ。今回の展覧会ではその空白を埋めるべく、中平がカメラマンおよび批評家として寄稿した雑誌などを展示し、初期の仕事からつぶさに紐解かれている。展覧会入口を飾る中平卓馬のポートレート1968年頃撮影:森山大道東京国立博物館蔵(C)Daido Moriyama Photo Foundation中平卓馬は1938年東京・原宿生まれ。60年代半ば、総合月刊誌『現代の眼』の編集者としてスタートし、写真家・東松照明との出会いを機に写真家に転身。2010年代初頭まで約50年にわたり活動を続けた。今展は「来たるべき言葉のために」(1964〜69年)、「風景・都市・サーキュレーション」(1970〜71年)、「植物図鑑・氾濫」(1972〜74年)、「島々・街路」(1975〜77年)、「写真原点」(1978〜2011年)の5章で構成。1〜4章は1977年に病により活動を中断するまでに当たり、最後の5章で再起から晩年までをたどる。それぞれの章の主な見どころを紹介しよう。まず1章「来たるべき言葉のために」では、主に1968年に美術評論家・多木浩二、詩人・岡田隆彦、写真家・高梨豊と刊行した写真同人誌『Provoke(プロヴォーク)』を紹介。「挑発する」という意味の誌名の通り、既存の写真表現になかった「アレ、ブレ、ボケ」、すなわち荒れた粒子、ノーファインダーの構図、ピントの合っていない不鮮明な写真で賛否両論を呼ぶ。2号から森山大道が加わり、3号で終刊した。なお、「プロヴォーク」以前に『現代の眼』『アサヒグラフ』など雑誌を主戦場に撮影・執筆した記事も紹介。高度経済成長に沸く社会に鋭い批評の眼を向けていたことが伝わる。写真同人誌『Provoke』1968-69年東京国立近代美術館蔵[無題]『Provoke』3号 1969年8月プロヴォーク社1969年東京国立近代美術館蔵寺山修司の連載「街に戦場あり」で撮影を担当した『アサヒグラフ』 1966年個人蔵2章「風景・都市・サーキュレーション」では、地下鉄、自動車、コンビナートなどを撮影した「風景」「都市」と題する作品が並ぶ。高度経済成長下で均質化する日本の風景。その背後に潜む国家や資本による権力構造について「風景論」と呼ばれた議論が起こる一方で、写真自体が消費的なイメージに加担してもいた。中平はそうしたジレンマを打ち破るべく、1971年「第7回パリ青年ビエンナーレ」で《サーキュレーション―日付、場所、行為》を発表。その日に出会うものすべてを写し、その日のうちに現像して焼き付け、その日のうちに展示することに奔走した。《サーキュレーション―日付、場所、行為》(シカゴ美術館での再現展示〈2017年〉の際のプリント)1971年(2016年にプリント)中平元氏蔵ところがさらに作風を一変する転換期が訪れる。3章「植物図鑑・氾濫」では、1973年に評論集『なぜ、植物図鑑か』で過去の自作を批判し、自らのイメージを世界に投影するのではなく、「植物図鑑」のように“あるがままを撮る”ことを目指した時期に焦点を当てる。1974年、東京国立近代美術館で開催されたグループ展「15人の写真家」に出品された《氾濫》も展示。樹脂ボードに直貼りされた48点のカラー写真からなる作品で、併せて2018年にプリントされた同作も展示されている。《氾濫》「15人の写真家」(1974年 東京国立近代美術館)出品作1974年東京国立近代美術館蔵さらに4章「島々・街路」では、沖縄や奄美諸島への渡航をきっかけに、「都市」から「島々」へと関心が広がる様子を紹介。沖縄でのデモで起訴された青年を支援するために1973年に初めて沖縄を訪れて以来、日本という国の枠組みを問い直すために、沖縄から奄美、吐噶喇(トカラ)列島へと足を延ばしていく。同じ頃、小説家・中上健次と香港やシンガポール、スペイン、モロッコなど海外にも出かけた。1976年にはフランス・マルセイユの画廊でグループ展に参加し、現地制作した《デカラージュ》を発表。《サーキュレーション―日付、場所、行為》《氾濫》と同様、美術館というシステムを撹乱し、乗り越えることを試みた。奄美、吐噶喇の写真1975-76年(2023年に本展のためにプリント)《デカラージュ》1976年、ADDA画廊(フランス・マルセイユ)での展覧会出品作中平元氏蔵ところが1977年、作家活動が突如中断に追い込まれる。急性アルコール中毒に襲われた中平は、倒れる前数年分の記憶を喪失。言語への障害も残ったのだった。最後の5章「写真原点」では、写真家としての再起を沖縄から始めた中平を追う。なかでもモノクロームからカラーへと移行し、タテ構図で世界の断片を切り取った写真群は圧巻だ。被写体に対して、初めて出会うもののように接近し、その事物の存在を切り取る。また、青森県八戸市での撮影風景を記録したドキュメント映像では、いつもの赤いキャップの生前の姿に出会える。「キリカエ」展(2011年)出品作の展示風景2011年東京国立近代美術館蔵(株式会社コム・デ・ギャルソン寄贈)「キリカエ」展(2011年)出品作の展示風景2011年東京国立近代美術館蔵(株式会社コム・デ・ギャルソン寄贈)病の前後で、それまでの思考や作風が連続しているとみるか、断絶しているとみるか。全体を通じて、ジャーナリスティックな視点も詩的な感性も持つ中平が、無意識の世界に飛び込み、ものや人や風景に出会い直していったようにも思われた。遺された実作と理論から、情報やイメージがますます氾濫する現代にも通じる問いかけを感じてほしい。取材・文・撮影(★をのぞく):白坂由里<開催概要>『中平卓馬火―氾濫』2024年2月6日(火)~4月7日(日)、東京国立近代美術館にて開催公式サイト:
2024年02月14日東京都企業立地相談センターは、人生最後の下着を開発した「株式会社 ETOE」代表取締役の渡邊 絵美氏と専務取締役の永本 英奈氏へ取材を行い、その内容を東京都企業立地相談センターホームページにて2024年2月13日(火)に公開しました。社名のETOEは、渡邊氏が企画デザインを考え、永本氏がパターンに起こす共同作業を、二人のイニシャル“E”で表現したもの■プロフェッショナルとして死者と向き合い、人生最後の下着を開発北千住駅より徒歩5分にオフィスを構える株式会社 ETOEは、下着の企画デザインから製造までを手がけるスタートアップです。下着のプロフェッショナルとして、今まで誰も目を向けなかった分野にも挑戦。それが人生最後につける下着「Last Lingerie」です。開発中からその注目度は高く、完成を待ち望む声が多かったとか。今回は代表取締役の渡邊 絵美氏と専務取締役の永本 英奈氏に、起業のきっかけ、Last Lingerie開発の経緯、今後の展望などを伺いました。■年初に思い立った独立起業を最良のパートナーと実現創業は2020年4月。渡邊氏が起業を思い立ったのは、その年の元旦でした。「ふと今年は独立しようかなと思い立ち、休み明けに会社の同僚だった永本に『一緒にどう?』と話すと二つ返事で賛同してくれて、やってみようと決意。私は下着デザイナー、永本はパタンナーとして、この業界で15年以上経験を積んできたので、独立することに不安はありませんでした。何より、自分たちのやりたいことに挑戦できる。それと個人的には、子どもと過ごす時間がほしかったというのも動機でした」(渡邊氏)「私としては、大好きなものづくりができればどこに所属していても構わない。ずっと一緒に仕事をしてきたパートナーとの独立に迷いはありませんでした。また、時間的に自由度の高いフレキシブルな働き方ができるという期待もありました」(永本氏)渡邊氏の自宅に近い北千住に事務所を構え事業をスタート。主にメーカーと契約し、女性用の下着を中心とする企画デザインから、パターン制作、製造まで、ニーズに合わせてプロデュースしています。「当初は企画デザインからパターンまでと考えていましたが、2年目から少しずつ事業内容を変更しメンバーを増やしてきました。現在のメンバーは役員を含め5名。下着であればどんなものでも企画できる。それが私たちの強みです」(渡邊氏)■葬儀業界に飛び込み、今までになかった下着づくりに挑戦通常業務と並行して新しい分野の下着にも挑戦し、初めて手がけたオリジナル商品が「ラストランジェリー」です。開発の経緯を伺いました。「私は幼少期に祖父の葬儀で見たオムツ姿がずっと忘れられず、調べてみると今もそれは変わっていませんでした。ということは、この先もずっと日本人はオムツをつけて旅立つのだろうか?私だったら絶対に嫌だ。ここで私が作らなければ、と思ったんです。調査のため有楽町の施設でサンプルを展示したところ、かなり反応がよく、必要としてくれる人がいるんだと励みになりました。ただ、私たちは女性の体の情報はたくさん持っているけれど、亡くなった人の体のデータは一つもない。そこで、納棺師の方について葬儀に行き、亡くなった方の体を間近で見て情報を収集。サンプルを何度も何度も修正し、完成まで2年ぐらいかかりました」(渡邊氏)「正直に言うと、最初はあまり乗り気ではありませんでした。死に馴染みがなく、怖かったんです。でも、葬儀の場で感謝してくれる遺族の方と接するうちに、『きれいに見えて、納棺師さんが着せやすい下着を、私たちが作ってやるぞ』と気持ちが変わっていきました」(永本氏)「受賞をきっかけに一般の方から問い合わせを多数いただきました。あるとき、電話をいただいた方に発売予定時期を伝えたところ、『それでは間に合わない……』とガッカリされたのが忘れられず、一日でも早くと実用化を急ぎました」(渡邊氏)ETOEのLast Lingerieは、令和4年度の足立区創業プランコンテストで優秀賞を受賞。獲得した補助金で開発を加速し、2023年5月、ついに商品化が実現しました。■東京立地のメリット~スタートアップに支援が手厚くチャンスが多い現在、足立区が運営する創業支援施設にオフィスを置くETOE(2024年1月末まで)。東京立地のメリットは、創業支援が手厚く、活用できるネットワークやチャンスが多いことだといいます。「創業時の事務所探しは、事業用として安く借りられるところがなかなか見つからず苦労しましたが、幸い1年後にこの創業支援施設に空きが出て移転することができました。北千住駅から徒歩5分と立地も環境も申し分なく、前事務所より広くなり家賃は半分以下。11階で眺めがよく、商談用に使える共用スペースもあります。さらに、月に1回、インキュベーションマネージャーが面談で状況確認とアドバイスをしてくださる。私たちは元々専門職で経営に関しては素人ですから、相談相手がいるのはとてもありがたいです」(永本氏)「ほかにも様々な支援を積極的に活用しています。Last Lingerieを開発する際は、新しいものづくりをサポートしてくれる足立区のカリキュラムを利用。また、葬儀業界に足を踏み入れるにあたり、足立区のマッチング制度を利用し協力してくれる葬儀屋さんを紹介してもらいました。そこからネットワークがどんどん広がり、いろんな方が力を貸してくれたのは、下町らしく人情に厚い足立区という土地柄かもしれませんね。これからの課題は、Last Lingerieをどう売っていくか。今までにない商品なので戦略が難しいと思います。そこでスタートアップの事業成長を伴走支援してくれるA-MAPというプログラムに応募し、8カ月にわたるサポートを受ける予定です」(渡邊氏)もうひとつ東京立地のメリットとして挙がったのは、交通アクセスの良さです。「弊社の取引先の多くは都内ですが、商品は海外で作ることがほとんど。これからはコロナ禍でストップしていた海外出張も増えるでしょう。都内での商談はもちろん、成田や羽田から海外の生産拠点へ出やすいのも東京ならではの利点ですね」(永本氏)最後に今後の課題と展望を伺いました。「Last Lingerieという商品の認知を進め、10年後、20年後にはオムツではなく下着をつけて旅立つ人が増えていってほしいです。また、今回の開発をきっかけにさまざまな出会いがありました。今後は介護を受けている方や障害を持っている方などの悩みに寄り添う下着を作っていきたい。小さい会社だからこそできることだと思うので」(渡邊氏)■会社概要会社名 : 株式会社 ETOE所在地 : 東京都足立区千住1-4-1 東京芸術センター16階1612号室代表者 : 代表取締役 渡邊 絵美設立 : 2020年(令和2年)4月事業内容 : 各種衣料繊維繊維製品(主に下着)の企画デザイン、生産ホームページ: ECサイト : ■東京都企業立地相談センターとは企業や個人事業者様を対象に創業や事業拡大する「場所」探しのご相談を不動産専門アドバイザーが無料で承っております。ご希望条件をお伺いし、事務所、店舗、工場、事業用地などを取り扱う民間不動産事業者に一斉照会いたします。その他、都や都内区市町村の公的物件情報や支援制度もご案内しております。(東京都企業立地相談センターは東京都産業労働局が運営しております。)■記事掲載東京都内に立地し活躍されている企業様や区市町村の企業支援担当者へインタビュー記事を東京都企業立地相談センターホームページに掲載しております。ページURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月13日ウェルネスブランド『Olakina』×YACCO先生株式会社Aestaは2025年2月23日(金・祝日)、東京都渋谷区の「スタジオミッション」で、『Olakina(オラキナ)』Presents 無料ヨガイベントを開催します。講師はYACCO先生が務めます。同イベントは『Olakina』の新商品「ヨガタオル」のサンプル制作に合わせて開催されるもので、参加者はレッスン終了後にアンケートへの回答が必要です。開催時間は13:00から14:00まで、定員は15名です。応募多数の場合は抽選となります。開催場所となる「スタジオミッション」の住所は東京都渋谷区道玄坂2-28-5 道玄坂秀永ビル2-10Fです。渋谷駅から徒歩5分の場所にあります。同イベントは『Olakina』公式Instagramをフォロー後、応募フォームから応募します。応募締め切りは12月12日(月)23:59までです。心地良く身体を動かそう同イベントのテーマは「OLU’OLU FLOW〜巡る身体へ〜」です。「OLU’OLU (オルオル)」はハワイ語で、「心地良い」を意味します。海をイメージしたフローを行う中で全身の巡りを良くし、心地良い心身へと整えます。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年02月04日東京都庭園美術館では、2024年2月17日(土)より、『旧朝香宮邸を読み解く A to Z』が開催される。「アール・デコの館」として親しまれてきた同館の、開館40周年を記念した展覧会だ。1933年(昭和8)年に竣工した旧朝香宮邸は、長期のフランス滞在から帰国した朝香宮夫妻が、ルネ・ラリックやアンリ・ラパンといった本場でも一流のアール・デコの装飾美術家に内装を依頼し、宮内省内匠寮が手掛けた瀟洒な邸宅だ。第二次世界大戦後は、外務大臣・首相の公邸や迎賓館と役割を変え、現在は美術館として多くの来館者を迎え入れている。この旧皇族のモダンで華やかな生活を今に伝える建築空間をじっくりと読み解く同展では、これまでつちかった調査や研究をもとに、各部屋に散りばめられたキーワードをピックアップ。「Art-Deco」「BathRoom」とアルファベットの頭文字順に解説する。普段は美術館のスタッフ職員でさえ見られない、ありのままの旧朝香宮邸を目撃できるのも、同展ならではの見どころだ。また、旧朝香宮邸をさらに深く読み解く手がかりとして、本館内や庭園には、伊藤公象(1932-)と須田悦弘(1969-)のインスタレーションが展開。90年の歴史を持つ建築と、現代アートとの邂逅は、新たな見方や考え方を私たちにもたらしてくれるに違いない。会期中は、障害のある人や赤ちゃん連れの人が気兼ねなく展覧会を楽しめる「フラットデー」や、2005年4月2日以降に生まれた18才以下の人が入無料で入館できる「ウェルカムユース」(2024年3月1日~4月7日)などのプログラムがもうけられている。情報は随時追加されるので、興味のある人は同館ホームページで確認を。なお初日から「東京都庭園美術館オリジナル 倉敷帆布トートバッグ」の販売も予定されている。<開催概要>『開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z』会期:2024年2月17日(土)~5月12日(日)会場:東京都庭園美術館 本館+新館時間:10:00~18:00、3月22日(金)、23日(土)、29日(金)、30日(土)は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜料金:一般1,400円、大学1,120円、高中・65歳以上700円※第3水曜日は65歳以上無料公式サイト:画像提供:東京都庭園美術館
2024年02月02日茨城県つくば美術館で開催される「第4回ユトリロと現代モンパルナス」展に、アーティストTAKUROMAN(タクロマン)が参加することとなりました。展示は1月30日(火)から2月4日(日)までの6日間、開館時間は9:30から17:00(最終入館は16:30、最終日のみ12:00終了、最終入館は11:30)となっており、入場料は無料です。本展では、パリの風景を描き続けた孤高の画家モーリス・ユトリロの版画作品が展示されるほか、西山美術館所蔵のオーギュスト・ロダンの作品パネルも同時に公開されます。■TAKUROMANの新たな取り組みTAKUROMANの今回の展示には特別な試みが含まれており、来場者とともに作品を作り上げるという新たな挑戦を行います。具体的には、作品のキャンバスプリントの余白部分に来場者は自由にペンで描き入れることができます。作品のタイトル「集合知」(英名:Wisdom of Crowds)の名の通り、多くの人の知恵を借りることで自分一人では描くことのできないアイデアや意外性のある作品に仕上がると考え、このような取り組みに挑戦しました。TAKUROMAN展示作品「Wisdom of Crowds」作品横に表示する説明書き■後援・主催後援・協賛・協力:西山美術館、茨城県、つくば市、茨城大学五浦美術文化研究所、茨城県天心記念五浦美術館、国際博物館会議(ICOM)日本委員会、公益財団法人日本博物館協会、Seventh Sense Productions、日本橋小伝馬町ギャラリー(予定)主催:ユトリロと現代モンパルナス実行委員会(アートラボ内)■在廊予定TAKUROMANは展示初日の30日(火)に在廊し、14時からはギャラリートークに参加する予定です。この機会に、アーティストの生の声を聞き、作品との新たな出会いを楽しむことができます。■TAKUROMAN(タクロマン)とは子どもの頃からの夢を忘れられず、35歳で一念発起して画学校に入学。当時、感銘を受けた書籍「人体クロッキー」の著者、高桑真恵氏から描画技術を直接学び、美しい線を描く方法を学びました。卒業後は仕事をしながら移動時の電車内などでスマホで絵を描いてはインスタグラムにアップする活動を続け2021年、アーティスト活動を開始しました。【主な活動実績】・2021年 ART LIVE 2021 に出演。人気ミュージシャンとのコラボステージでライブペイントを実施。制作した作品3点のNFTがオークションで全て落札される。・2022年「eスポーツと、e未来。」をテーマに掲げる「gespo☆party 2022」に参加。2日目のオープニングアクトでのライブペイントを実施。・2023年 世界最大級のNFTイベント「NFTNYC2023」にスピーカーとして参加。会場内で作品展示。・2023年「ファミマプリント」でアート作品ブロマイドの販売を開始。その他、詳細はウェブサイトをご覧ください。 ■お問い合わせ詳細内容および当記事に関して、ご質問等ありましたら以下フォームまたはメールよりお知らせくださいませ。 takuroman753@gmail.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月29日東京国立近代美術館では、「美術館の春まつり」を2024年3月15日(金)から4月7日(日)まで開催する。桜など春にちなんだ作品が集結桜の開花時期に合わせて、東京国立近代美術館で開催される毎年恒例の「美術館の春まつり」。期間中は、所蔵品ギャラリーの所蔵作品展「MOMATコレクション」にて、桜をはじめとする花を描いた作品などを含めた作品約200点を、12の展示室ごとにテーマを設けて様々な切り口から紹介する。会場では、春の時期のみ公開する東京国立近代美術館の代表作のひとつ、川合玉堂による重要文化財《行く春》、雨に濡れる吉野の桜を描いた菊池芳文《小雨ふる吉野》などを展示。また、木の枝や桜など自然を対象とした絵を多く描いた現代作家・児玉靖枝の《ambient light - sakura》のほか、“樹”をモチーフにし続けてきた日高理恵子、20世紀に活躍したスイスの画家、パウル・クレーらによる春にちなんだ作品も鑑賞することができる。開催概要「美術館の春まつり」会期:2024年3月15日(金)~4月7日(日)会場:東京国立近代美術館住所:東京都千代田区北の丸公園3-1開館時間:10:00〜17:00(金・土曜は20:00まで)※入館はいずれも閉館30分前まで※同時開催の企画展「中平卓馬火―氾濫」■所蔵作品展 「MOMATコレクション」会期:2024年1月23日(火)~4月7日(日)会場:4-2階 所蔵品ギャラリー観覧料:一般 500円、大学生 250円※金・土曜日の17:00以降は一般 300円、大学生 150円※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳の所持者と付添者は無料※所蔵作品展入館当日にかぎり、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」も観覧可■同時開催・企画展「中平卓馬火―氾濫」会期:2024年2月6日(火)~4月7日(日)会場:1階 企画展ギャラリー観覧料:一般 1,500円、大学生 1,000円※高校生以上および18歳未満、障害者手帳の所持者と付添者は無料※企画展入館当日にかぎり、所蔵作品展「MOMATコレクション」、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」も観覧可・コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|ジェルメーヌ・リシエ《蟻》」会期:2024年1月23日(火)~4月7日(日)会場:2階 ギャラリー 4※所蔵作品展「MOMATコレクション」の観覧料で鑑賞可【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
2024年01月26日2024年1月27日(土)より、上野の東京都美術館では『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』が開催される。アメリカのウスター美術館が所蔵する欧米の印象派のコレクションを紹介する展覧会だ。ウスター美術館とは、アメリカ、マサチューセッツ州第二の都市ウスターにある美術館。ヨーロッパやアメリカの絵画・彫刻はもちろんのこと、古代エジプトから世界各国の現代美術まで、およそ4,000点ものコレクションを誇る同館は、1898年に設立された。実に125年の歴史を持つミュージアムだが、開館当初から同時代美術として印象派の作品を収集しており、1910年には、印象派の巨匠モネの《睡蓮》を美術館として世界で初めて購入した。同展では、この記念すべき作品を、購入にあたって美術館と画商の間で交わされた書簡(複製)などと合せて紹介する。モネを筆頭に、ルノワール、シスレー、ピサロ、そしてアメリカ人で唯一印象派展 に参加していた女性画家メアリー・カサットと、名だたる画家たちの作品が展示される展覧会だが、「アメリカ印象派」の知られざる魅力を堪能できるのも、みどころのひとつ。「アメリカ印象派」とは、フランスで生まれた印象派がアメリカに伝わり、独自の進化をとげたアメリカならではの印象派のことをいう。ボストンで画家として成功した後にパリに留学し、印象派の技法を学んで祖国に伝えたウィリアム・メリット・チェイスやチャイルド・ハッサムなどはその代表的な画家で、彼らのなかにはフランス印象派に忠実であろうとする者もいれば、独自の解釈を加えて、アメリカらしい田園風景や家庭内の情景を描こうとする者も現われた。150年前、フランスで生まれた印象派は、アメリカの地でのどように花開いたのか?アメリカの美術館ならではのラインアップが興味深い。<開催概要>『印象派モネからアメリカへウスター美術館所蔵』会期:2024年1月27日(土)~4月7日(日)会場:東京都美術館時間:9:30〜17:30、金曜は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)休室日:月曜(2/12、3/11、3/25は開室)、2月13日(火)料金:一般2,200円、大学1,300円、65歳以上1,500円※土日・祝日及び、4月2日(火)以降は日時指定予約制(当日空きがあれば入場可)公式サイト: exhibition was organized by the Worcester Art Museum
2024年01月05日展覧会「日本の山海」が、東京・白金台の松岡美術館にて、2024年2月27日(火)から6月2日(日)まで開催される。日本画家がとらえた「日本の山海」四方を海に囲まれ、豊かな山林を有する日本。人々の暮らしに恵をもたらす一方で、時に猛威を振るう自然は、古くから信仰の対象とされてきた。しかし近代化が進むと、信仰や生活のためではなく、調査研究やレジャーとして山に登る人が増加。1894年には志賀重昂(しが しげたか)のベストセラー『日本風景論』が出版され、芸術家を含む日本人の景観意識に大きな影響を与えた。日本風景画&志賀重昂の文章を並べて紹介展覧会「日本の山海」では、「松岡美術館の創設者である松岡清次郎が自然に見出した美しさにも、志賀重昂の影響があるのではないか」という仮説のもと、日本風景画を志賀重昂の流麗な文章とともに紹介。近世以降の日本画家が描いた山や海から、日本の自然美を堪能することができる。9点の“富士の絵”注目は、日本最高峰の名山である“富士山”を捉えた作品たち。志賀重昴は『日本風景論』で「『名山』中の最『名山』を富士山となす」と記している。富士山は明治時代以前にも崇敬をあつめ、名山として認識されており、絵画にあらわされてきたが、「富士山が日本一の名山である」というイメージは明治時代以前にはなかったものだ。展覧会には、狩野常信の《富士三穂図》をはじめ、橋本雅邦の《春景富岳図》や下村観山の《富士》など、江戸時代から昭和時代にかけて描かれた9点の富士の絵が登場。それぞれの時代の日本画家が捉えた富士山を概観できる。竹内栖鳳や寺崎廣業“西の栖鳳、東の廣業”と並び称される、竹内栖鳳(たけうち せいほう)と寺崎廣業(てらさき こうぎょう)の作品も展示。モチーフを切りつめ群青の海を抽象的にとらえた竹内栖鳳の海景画《晴海》や、写生と装飾性が調和した寺崎廣業の風景画《春海雪中松図》などを間近で観ることができる。横山大観《黎明》&山下新太郎の油彩画もさらに、横山大観の手による《黎明》や、山下新太郎の油彩画《黒部峡谷鐘釣附近》、池上秀畝の《巨浪群鵜図》など、日本の山海を描いた多種多様な作品がラインナップする。【展覧会概要】展覧会「日本の山海」会期:2024年2月27日(火)~6月2日(日)[前期]2月27日(火)~4月14日(日) [後期]4月16日(火)~6月2日(日)※絵画作品の一部入れ替えがある。会場:松岡美術館住所:東京都港区白金台5-12-6開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)※毎月第1金曜日は10:00~19:00(入館は18:30まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)入館料:一般 1,200円、25歳以下 500円、高校生以下・障がい者手帳の所持者 無料※会期や開館情報は変更となる場合あり(最新情報については、美術館ホームページなどを要確認)■同時開催「アジアのうつわ」■通年企画「古代エジプトの美術平穏と幸せへの願い」【問い合わせ先】松岡美術館TEL:03-5449-0251
2023年12月30日株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツ(本社:東京都港区、代表取締役:大竹 健)がエージェントをしているパパママ層に大人気のクリエイター「つむぱぱ」が東京都とコラボレーションをして“家事・育児に使いやすい”LINEスタンプを制作しました。令和5年12月25日(月)から期間限定でダウンロード・使用が可能となります。東京都がスタンプのアイデアを募集したところ、3,349件の応募が寄せられ、その意見をもとに、ニーズの多かった8種類をつむぱぱがスタンプにしています。つむぱぱ自身も7歳の娘「つむぎ」と4歳の息子「なお」の育児をしながら、日々の子供たちの生活をマンガやアニメのスタイルで自身のSNSアカウントより日々発信をしており、LINEスタンプ内にもその子供たちのキャラクターが登場する内容となっております。「忙しく過ぎていく普段の生活の中で、パパママがお互いにコミュニケーションをとる“きっかけ”のLINEスタンプになれば」という作者の想いも込められたLINEスタンプとなっております。【LINEスタンプデザイン 全8種類】LINEスタンプデザイン 全8種類【LINEスタンプダウンロード】■ダウンロード方法こちらのURLよりダウンロードが可能です ■配布期間令和5年12月25日(月)から令和6年3月17日(日)まで(ダウンロード後180日間使用可能)【アイデア募集について】募集期間 :令和5年8月25日(金)~10月15日(日)アイデア件数:3,349件■主な意見(抜粋)<両手の指でツンツンしながら「お願いなんだけど…」>・言葉で言うと優しく言えないときもある。可愛くお願いする感じのスタンプがあったらいいな・共働きなのに、家事や育児は基本私なのは納得いかん!笑 やわらかくお願いしたいお願いなんだけど…<しーっというポーズで「寝てます」からお静かに>・子供は少しの物音でも起きてしまう。相手の気を悪くしないように伝えたい・やっと寝てくれた瞬間が育児の中で一番嬉しい。お願いだから静かに部屋に入ってきて!寝てます<イルカの被り物で「なにかイルカ?」と買い物が必要か聞く>・「必要なものある?」は日常でよく使う言葉。スタンプで優しく伝えられるといい・率先している感じのスタンプが増えると嬉しい・時短のために、スタンプ1つ送れば会話が成立するようなものが欲しいです!なにかイルカ?<倒れるほどヘトヘトなので「HELP」のメッセージ>・早く帰って手助けしたくなるようなスタンプが欲しい・もう本当に疲れている!と伝えることで助け合える。そこがうまくいかないとイライラしてしまったりするHELP<壁からそーっと覗きながら「お帰りは何時?」>・毎日聞いているので、スタンプがほしい!・帰る瞬間にしか連絡がなく、いつも「何時に帰ってくるんだよー!!」ってなってます。つむぱぱさんの優しくて可愛らしい雰囲気のスタンプがあったら毎日使います!お帰りは何時?<走りながら急いで「いまから帰りまーす!」>・仕事終わりに、主人と私が使えば可愛くて笑顔になれるかなと思いました!・早く子供に会いたくて急いで帰っている。毎日仕事終わりに妻へ連絡しているので、その時に使いたい。いまから帰りまーす!<タスク終了後、スタンプ1つで「任務完了!」報告>・夫が家事をした後に使ってくれたら嬉しい・やったよとアピールができ、共有もできるスタンプが欲しいです!任務完了!<ハートを真ん中に「いつもありがとう」のメッセージ>・ありがとう!のひと言に『いつも』が加わるとちょっと嬉しいかも・丁寧に感謝の気持ちを伝えたいいつもありがとう■つむぱぱとはつむぱぱパンが大好きな「つむぎ」、車と電車が大好き「なお」、「ママ」、そして猫の「はじめ」と一緒に暮らしている「つむぱぱ」。つむぱぱは、家族との何気ない日常をInstagramでほっこりとしたイラストで表現し子育て世代を中心に幅広い人気を誇るクリエイター。好きなものは古い家具とDIYで、自宅の家具やつむぎちゃんのおもちゃを作ることも。そんなつむぱぱのInstagramアカウントフォロワーは、約76万人。(2023年7月現在)つむぱぱオフィシャルサイト : つむぱぱ公式Instagram : つむぱぱ公式Tiktok : つむぱぱスタッフInstagram : つむぱぱスタッフX(旧 Twitter): ■ご掲載に関してのお願い下記のクレジットを表記ください。(C)TSUMUPAPA Inc. 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月25日あべのハルカス美術館では、日本美術や西洋美術、現代アートなど多彩な展覧会を開催しています。2024年度は4月より「徳川美術館展 尾張徳川家の至宝」、7月より「あべのハルカス美術館開館10周年記念 広重 ー摺の極ー」の開催を予定しております。(既報のとおり。詳細は別紙参照)上記2本の展覧会に続き、新たに2024年度後半に開催する展覧会が決定しましたのでお知らせいたします。「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」会 期 :2024年10月12日(土)~2025年1月5日(日)共 催 :読売テレビ、産経新聞社開 催 趣 旨 :19世紀後半、モネへの酷評に始まるも西洋美術の伝統を覆した印象派。フランスに留学していた画家たちは、革新的な表現手法を持ち帰り各国で独自に展開していきました。本展では、1898年にアメリカ・ボストン近郊に開館して以来、早くから印象派の作品を収集してきたウスター美術館の所蔵品を中心に出品。とくにアメリカにおける印象派の諸相に注目し、その衝撃と影響をたどります。This exhibition was organized by the Worcester Art Museum※上記の画像データは貸出が可能です。ご希望の方はお問合せください。また、事前に原稿の確認が必要になります。(画像の使用は、本展覧会をご紹介いただく媒体に限ります。ご使用後は破棄をお願いします。)※開催1ヶ月前を目処に詳細なプレスリリースを皆様のもとへお送りします。別紙: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月12日株式会社JTBと株式会社ジェーシービーの合弁会社である株式会社J&J事業創造(東京都港区、代表取締役社長:森 保幸、以下 J&J事業創造)は、「伝統の技」×「現代の技・アイデア」で未来の伝統工芸の形を創造するプロジェクト「Bank of Craft」の一環として、現代のクリエイターが伝統工芸の文脈や歴史からインスピレーションを受け、それぞれの解釈で考案したデザイン柄=リ・デザインを活用した4つのコラボレーションをスタートしました。今回展開するコラボレーションは、以下4つです。(1)(2)(3)は2023年11月30日からスタート、(4)は2023年12月中の開始を予定しています。(1)企業コラボレーション福岡「博多織」×株式会社伊藤園×Masatoo Hirano(アートディレクター)(2)SDGsコラボレーション群馬「桐生織」×廃棄ビニール傘から生まれたブランドPLASTICITY(株式会社モンドデザイン)×Emi Arihisa(アートディレクター)(3)地域コラボレーション静岡「駿河和染」×茶屋すずわ(静岡のお茶問屋)×Hal Shibata(アートディレクター)(4)デジタルコラボレーション京都「西陣織」×NFT※デザイン×Masahiko Kajima(アートディレクター)【リ・デザインは現代クリエイターが“伝統”を学ぶことから始まる】今回実施する4つのコラボレーションでは、現代クリエイターが伝統工芸柄を自身の解釈によってリ・デザインしていることが重要なポイントとなっています。リ・デザインは単に伝統工芸の柄を新たなデザインに作り変えることではありません。実際に伝統工芸事業者や職人の方の話を聞いたり、仕事を見学したり、伝統工芸が作られている地域を知るなどして交流し、伝統を受け継いできた人の誇りや想い、伝統に裏打ちされた高度かつ確かな技術、伝統があるゆえの美意識など脈々と受け継がれてきた “伝統”を多方面から理解します。そしてそこからインスピレーションを得ることで、伝統を活かしながら、若い方々や海外の方々にも広く支持される新しい伝統工芸のデザインや商品を、伝統工芸事業者とともに生み出します。伝統工芸事業者と交流し伝統工芸を知る現代クリエイター(桐生織)伝統工芸事業者と交流し伝統工芸を知る現代クリエイター(西陣織)※NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)はブロックチェーンを基盤にして作成された代替不可能なデジタルデータのこと。NFTには資産的価値があり、NFTマーケットプレイスと呼ばれるインターネット上のプラットフォームで売買が行われている。【伝統工芸産業の収益性を高め伝統工芸の継承・発展を図る「Bank of Craft」】近年、若者の伝統工芸離れなどによる需要の減少や後継者不足など伝統工芸の継承・発展が社会的な課題となっています。伝統工芸品の生産額は1998年に約2,800億円でしたが、2020年には3分の1の約870億円、従事者数は11万5,000人から半数の5万4,000人まで減少しています(出典:一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会)。こうした中、J&J事業創造が株式会社ピハナコンサルティング(東京都港区、代表取締役:岡本 幸樹)と2023年7月に立ち上げた「Bank of Craft」は、伝統工芸品を工芸品というモノの価値に留めず、現代のデジタルテクノロジーやクリエイターの感性などを融合して伝統工芸の価値を再構築し、伝統工芸産業への新たな収益機会の創出と伝統工芸の継承・発展を図るプロジェクトです。「Bank of Craft」は、これまでにも企業・地方自治体との協業やイベントなど様々な活動を実施しており、そうした活動を通じて伝統工芸事業者への支援モデルの確立を目指しています。今回のコラボレーションも支援モデルの確立を目指す活動の一環として実施するもので、伝統工芸事業に携わる方の関わり方によって、商品開発に関するデザイン提供や監修・コーディネート費、または商品製造費が伝統工芸事業者に支払われます。公式ウェブサイト: 公式Instagram : Bank of Craftのロゴ(1)企業コラボレーション:福岡「博多織」×株式会社伊藤園×Masatoo Hirano氏780年以上もの歴史を持つ博多織。多くの経糸に、緯糸を強く打ち込むことで厚く、張りのある生地に織り上がるのが特徴で和服や浴衣の帯として愛され続けてきました。本コラボレーションでは、1928年創業の博多織メーカー・株式会社鴛海織物工場と、緑茶飲料の世界No.1ブランド「お~いお茶」を生産販売する株式会社伊藤園、そしてクリエイターのMasatoo Hirano氏がコラボ。福岡空港の国際線旅客ターミナルビルに設置されている株式会社伊藤園の自動販売機1台に、Masatoo Hirano氏がリ・デザインした博多織柄をラッピングし、海外からの旅行者にも広くアピールします。福岡空港に設置された自動販売機<リ・デザインのポイント>博多織の図案の構築工程とグラフィックのデザインプロセスに似たところがあるということから着想。現代はあえてピクセルを細かくすることで詳細な表現をしていくが、逆にピクセルを大きくすることで柄の構成要素を立たせ、レトロ感もあるピクセルアートのような表現にしました。博多織の献上柄(写真左上)と華扇柄(写真左下)。右はMasatoo Hirano氏によるリ・デザイン<商品概要>設置場所:福岡空港国際線旅客ターミナルビル設置期間:2023年11月30日~未定【監修】株式会社鴛海織物工場: 【デザイン】Masatoo Hirano氏: 【協力】有限会社協和織工場: 【協力】株式会社伊藤園: 【協力】福岡国際空港株式会社: (2)SDGsコラボレーション:群馬「桐生織」×廃棄ビニール傘から生まれたブランドPLASTICITY(株式会社モンドデザイン)×Emi Arihisa氏桐生織は「西の西陣、東の桐生」と言われ1000年以上の歴史があります。柔らかな感触と光沢が特長で、高級着物から服飾品に至るまで広く愛用されてきました。本コラボレーションでは、1877年から桐生織の生産を開始した森秀織物株式会社と、廃棄ビニール傘を再利用するアップサイクルブランド「PLASTICITY」、そしてクリエイターのEmi Arihisa氏がコラボ。Emi Arihisa氏が桐生織から着想して制作したリ・デザインを活用し、廃棄されたビニール傘を再利用したマルチショルダーケースを販売します。マルチショルダーケース<リ・デザインのポイント>織物はきれいな水が重要というお話を受けて、桐生川の水、そこから連想される生命の記憶や水の記憶から着想し、有機的なデザインへの仕上げと水のゆらぎなどの抽象性を表現することで御召織の気品のある輝きや光沢、そして滑らかさを意識しました。桐生織の御召織(左)とEmi Arihisa氏によるリ・デザイン<商品概要>販売場所:Hanako Stand 各店舗販売数 :限定50個販売期間:2023年11月30日~未定販売価格:6,600円(税込)【監修】森秀織物株式会社: 【デザイン】Emi Arihisa氏: 【協力】PLASTICITY(株式会社モンドデザイン): (3)地域コラボレーション:静岡「駿河和染」×茶屋すずわ(静岡のお茶問屋)×Hal Shibata氏室町時代に織物とならんで発達した染色業をルーツとする駿河和染。様々な染技法や染料があり、着色部と白のコントラストがはっきりした力強さが特長です。本コラボレーションでは、静岡ならではの天然染料を使ったお茶染めに、製造工程で出る商品にならない茶葉を使い環境にも配慮した技法を考案したお茶染めWashizu.(鷲巣染物店の5代目)と、170年こだわりのお茶を作り続けてきた茶屋すずわ(静岡のお茶問屋)、そしてクリエイターのHal Shibata氏がコラボ。Hal Shibata氏が静岡の代名詞でもある、駿河湾や富士山から考案した新しい駿河和染のデザインで、お茶染めWashizu.が茶染・型染による茶巾袋を制作し、茶屋すずわがブレンドした煎茶、和紅茶、和烏龍茶を詰めたお茶パックを販売します。茶巾袋とお茶パック<リ・デザインのポイント>生産地域の代名詞である、富士山と駿河湾が共存する静岡の環境から着想。筆記体にも見えるようなデザインで、和の要素と洋の要素を混在させた抽象的なデザインとしました。お茶染め Washizu.が考案した柄(写真左上)および生産地から見える駿河湾と富士山(写真左下)。右はHal Shibata 氏によるリ・デザイン<商品概要>販売場所:Hanako Stand 各店舗販売数 :限定100個販売期間:2023年11月30日~未定販売価格:3,300円(税込)【製造協力】お茶染めWashizu.: 【デザイン】Hal Shibata氏(GIGANTIC): 【協力】茶屋すずわ(株式会社鈴和商店): (4)デジタルコラボレーション:京都「西陣織」×NFTデザイン×Masahiko Kajima氏西陣織の源流は1200年前に遡ると言われており、奈良~平安時代に朝廷の命令により、高級織物としての生産が開始されました。本コラボレーションでは、西陣織の織元である京都西陣おおば、株式会社安田、今河織物株式会社の3社の後継者が西陣の新たな文化を発信するために立ち上げたグループ「N180(ニシジンワンエイティー)」と、クリエイターのMasahiko Kajima氏がコラボ。NFT購入者にはMasahiko Kajima氏が西陣織柄から考案したデジタルデータと、その柄を使用して「N180」が織ったテーブルランナーをセット販売します。Masahiko Kajima氏が西陣織柄から考案したデジタルデータ(イメージ)<リ・デザインのポイント>織物と対極にあるデジタル的な要素を織物にも表現できないかという着想から、西陣織の縦織や丸い糸の束を円と線で表現したタイポデザインを制作しました。当プロジェクト名である「Bank of Craft」と西陣織の職人チーム「N180」をマテリアルとし、ランダムにレイアウトした幾何学的なグラフィックとなっています。<商品概要>販売場所:未定販売期間:2023年12月予定【監修】N180: 【製造協力】今河織物株式会社: 【デザイン】Masahiko Kajima氏: 【J&J事業創造について】株式会社JTBと株式会社ジェーシービー(JCB)が共同出資し設立した合弁の事業開発会社。両社の経営資源を生かした企画開発及び推進等、先鋭的な事業開発に取り組んでいる。会社名 : 株式会社J&J事業創造所在地 : 東京都港区西新橋1-6-21 NBF虎ノ門ビル7階代表者 : 森 保幸サイト : (J&Jグループサイト)事業内容: 「訪日インバウンド領域」「会員サービス領域」「決済サービス領域」「人財サービス領域」「地域活性化領域」を主要ドメインに、グループ内外パートナーと連携した事業開発 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月06日12月5日、東京都が来年度から私立高校を含む全ての高校の授業料を実質無償化する方向で調整していることが分かった。「東京都では都立高校の年間授業料は約12万円、私立高校は平均約48万円。現在は年収910万円未満の世帯に、都などはこれらの額を上限に助成しています。授業料を実質無償化にする背景には、物価高騰で年収910万円以上の世帯も経済的負担が増えていると判断したようです。来年からは所得制限を撤廃し、年収910万円以上の世帯についても都立高校では都が全額授業料を負担。私立高校では授業料の平均額を助成し、子育て支援を充実させていくとのことです」(全国紙記者)この件を報じたネットニュースのコメント欄では、《これは本当に素晴らしい》《小池さんありがとう》と評価する声が相次いで寄せられている。そんななか、真っ向から異論を呈したのは実業家のホリエモンこと堀江貴文氏(51)。同日に自身のYouTubeチャンネルを更新し、冒頭から「めちゃくちゃ愚策だと思います」と痛烈に批判した。東京都教育委員会が今年7月に公表した資料によれば、東京都における高等学校等への進学率は98.40%(’23年5月1日時点)。堀江氏は高い進学率の現状に言及し、「正直、普通科の高校にいま行っても何の潰しもききません。(中略)高校は誰でも行けるんだから」とバッサリ。堀江氏は“高校進学は就職とは関係ない”と考えているようで、「高校に行かなければ、就職ができないとかわけわかんない。そういうことで学校を選ぶの、マジ止めてほしいんですよね。それに我々の税金が使われるって本当に腹立つ」と憤った。“暗記偏重の教育は時代遅れ”とも指摘した堀江氏は、「脳をそんなことに無駄遣いするな、と。特に頭のいい人なんかはそうだと思うんですけど、マジで高校行く時間ムダ」と批判。「勉強できるやつにとっては、あの時間、学校の授業ってマジで退屈なんですよね。教科書を読めば終わるようなことを、何時間もかけて勉強させられるって苦痛でしかないんですよね」と、“代弁”していた。いっぽう“勉強が苦手な子”についても「それはそれで苦痛だと思う」と推し量りつつ、「偏差値50以下の奴とか高校行く意味全くないですよ。逆に偏差値60以上の奴も行く意味ないんだよね。偏差値50台ぐらいの中途半端な人は、多少意味があるのかもしれないですが。まあ今の時代はほとんど意味ないでしょうね」と発言。堀江氏は高校に通うよりも、「専門学校的なところ(に通う)とか、本当に手に職をつけた方が良い」と勧めていた。■「補助金を使うのって本当にアホ」「めちゃくちゃ愚策だと思います」そんな堀江氏の主張は止まらない。「高校の教育なんてみんな学校にただ行ってるだけで、ちゃんと勉強してる奴なんか本当一握りだと思います。そんなもののために、(中略)俺たちが納めた税金が使われる。俺は東京都民じゃねえから関係ねえっちゃ関係ねえんだけどさ、腹立つじゃん」と述べ、「通信制の高校でいいようなこと(できること)をわざわざ学校に通うって、それに対して補助金を使うのって本当にアホだと思いました」と発言。ため息交じりに「本当に本当に嫌だな」と拒否反応を見せ、さらにこう念を押したのだった。「普通科の高校なんかに、出来損ないが行ったらマジで悲惨すよ。これから何の役にも立たないスキルを3年もかけて、大金払って私立高校とか行って。たいして学力は上がらないのに、Fラン大学とかに奨学金で入って。奨学金返せなくなっちゃって、悲惨な人生を送るみたいな感じになってしまうので、私は本当にお勧めしない」否定的な姿勢を崩さない堀江氏は、最後に東京都の小池百合子都知事(71)に向けてこう警告している。「これを無料で無能を作り出す東京都のこの政策は、僕はめちゃくちゃ愚策だと思いますので、止めて欲しいと思います。今からでも遅くはない。小池知事、決断をすべきだと思う」
2023年12月05日企画展「坂本龍一展(仮)」が、東京都現代美術館にて、2024年12月21日(土)から2025年3月30日(日)まで開催される。坂本龍一、創作の軌跡をたどる坂本龍一は、多彩な表現活動を通して、常に時代の先端を切り拓いてきた音楽家・アーティストだ。1952年に生まれ、78年に『千のナイフ』でソロデビューした坂本は、同年に「イエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra)」に参加。83年の散開後も、映画『戦場のメリークリスマス』や『ラストエンペラー』の音楽を手がけるなど、多方面で活躍している。さらに2000 年代以降は、 さまざまなアーティストとともに空間内で音を立体的に設置する試みを積極的に展開するも、2023年にこの世を去った。企画展「坂本龍一展(仮)」は、坂本による大型インスタレーションを包括的に紹介する、日本初となる最大規模の個展。生前の坂本が本展のために構想した新作に加えて、これまでの代表作を美術館屋内外の空間に展開し、その創作活動の軌跡をたどってゆく。展覧会概要企画展「坂本龍一展(仮)」会期:2024年12月21日(土)〜2025年3月30日(日)会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F・B2F住所:東京都江東区三好4-1-1※詳細については追って告知【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年11月30日株式会社マレットジャパンは、国内外のポップアート作品全246ロットが揃う近現代アートオークション「マレットジャパンオークション」を2023年12月14日にマレットジャパンオークションハウス(所在地:東京都千代田区)で開催いたします。ライブ配信型オークション《M-Live Auction》と会場での競りを行う通常オークションの2セール同日開催です。全246ロットの中から、注目作品を紹介します。オークションカタログ2023年最後のセールカタログの表紙を飾るのは、アンディ・ウォーホルのアイコン的作品「Marilyn Monroe」(Lot 007)です。ビビットな色味が目を惹く本作をはじめ、リキテンシュタイン(Lot 008)、ホックニー(Lot 016)などポップアートの版画作品が多数出品されます。また10月開催オークションで大盛況の競りあがりをみせた草間彌生によるかぼちゃを描いたキャンバス作品(Lot 069)が出品。前回同様の期待が向けられます。そして、今セールでは今井麗の作品が3点出品されます。初期に制作された「ブロンド人形」(Lot 057)、食べ物や食卓へとモチーフが変化していった近作の「メロン」(Lot 058)、雑誌の表紙となって注目を集めた題材の「トースト」(Lot 049)が揃いました。油彩の古典的な技法を用いながら、身近にあるモチーフを描いています。近年は海外でも数多くの展示を行っており、評価が高まっている注目の作家です。下見会続いては鄭相和によるキャンバス作品「作品 2A」(Lot 061)の紹介です。鄭相和は韓国人作家たちによって1970年代中頃からはじまったアートムーブメント「単色画」を代表する一人です。この作品が制作されたのは1967年、作品裏に「Paris製作」とあるように作家はフランスに渡っていました。ナイフで絵具を削り取り更に色彩を重ねていく技法の本作品は、その後の代表的な技法に繋がる独自性を垣間見ることができる珍しい一点です。オンライン同時入札限定でご参加いただけるM-Live Auctionが12月セールでも開催されます。約130点の出品作品の中でもKAZUSA MATSUYAMAはマレットオークションに初登場の作家です。19歳で渡英し美術学校を経て画家としてデビュー、2020年から匿名性を備えたポップな肖像画「Anonymous Portrait」シリーズを発表しました。今セール出品作品「Anonymous Portrait -Playboy bunny- #1」(Lot 1011)も同シリーズからの1点です。M-Live AuctionオンラインカタログはHPのトップページよりどなたでもご覧いただけます。URL: ご入札に際して下見会ならびにWEB上のコンディションレポートにおいて作品の状態確認をしていただきますよう、宜しくお願いいたします。マレットジャパンでは自社開発のシステム、オンライン同時入札(ONLINE LIVE BIDDING)を導入しております。PC/スマートフォンを通じて外出先でも気軽にオークションに参加することが出来ます。オンライン会員への登録後、オークション開催日ごとに参加申請が必要です。参加申請は各セール前日の18時まで承っております。オークション開催は2023年12月14日(木)。オークション参加に際し、まずはマレットジャパンHPから無料会員登録をお願いします。事前入札・電話入札・オンライン同時入札参加申請は12月13日(水)18時まで受け付けます。マレットジャパンのSNSアカウント(Instagram/Twitter/Facebook/LINE)では最新情報を随時更新中。Instagram : X(旧Twitter): Facebook : LINE : ●オークション詳細オークション開催日: 2023年12月14日(木)・M-Live Auction12時開始予定・マレットオークション近現代アートセール#23121415時開始予定下見会日時 : 2023年12月11日(月)10:00~18:002023年12月12日(火)10:00~18:002023年12月13日(水)10:00~15:00会場 : マレットジャパンオークションハウス所在地 : 東京都千代田区麹町1-3-1 ニッセイ半蔵門ビル1F※下見会最終日は終了時間が異なりますのでご注意ください。会社HP : お問い合わせ : info@mallet.co.jp 【マレットジャパン】●会社概要マレットジャパンは日本有数の美術品専門オークション会社です。近代から現代の美術品を中心に扱い、東京の自社会場で年間5-6回のオークションを開催しています。2005年創業時から国内でいち早く海外マーケットの拡大を実現し、国内はもちろん欧米からアジアまで世界各国でお客様と大切な絆を築き上げてきました。今後も当社は「公正かつ誠実」という経営理念のもと、誇りを持って「確かなもの」をお届けしてまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月30日ベンキュージャパン株式会社(本社:東京都千代田区、以下:BenQ)は、東京都が実施するプロジェクト「こどもスマイルムーブメント」の主旨に賛同し、協力企業として参画いたしました。こどもスマイルムーブメントとは、幅広い主体の連携により、「チルドレンファースト」の社会を創出する東京都の取組です。企業、NPO、大学・学校等の主体が「子どもの目線を大切にした取組」を推進し、子供を大切にする社会気運の広がりを目指します。こどもスマイルムーブメント ロゴ1BenQは、人々の生活に豊かさと楽しみをお届けする、というコーポレートビジョンを掲げ、子どもたちの遊びや・学びに貢献できるテクノロジー製品を生み出してきました。空気品質センサーや、抗菌ガラスを採用し、子どもたちの健康と安全にも配慮した多機能電子黒板「BenQ Board」は、アジア各国で学校機関と併せて、プレスクールでも導入が進んでおり、ICT教育先進国であるオーストラリアでは、2022年度国内シェアNo.1、さらに2023年度の上半期マーケットシェアNo.1を獲得しております。アジア太平洋地域全体でもマーケットシェア率は18%を超え※1、300万人※2を超える学習者が、BenQソリューションを使用した学習環境で学んでいます。さらにホームプロダクトとしては、“成長を共に過ごすライト”をコンセプトに、光にとことんこだわり、子どものためにデザインされた学習用デスクライト「MindDuo 2」、子どもでも使いやすく聞き取りやすい設計の学びのために生まれた声用スピーカー「treVolo U」のほか、小さな子どもの寝かしつけにも効果が期待できるという評価を獲得し、モバイルプロジェクターとして史上初の「キッズデザイン賞」受賞となったLEDモバイルプロジェクター「GV30」、親子キャンプなどのアウトドアでの使用シーンにも対応する、防滴、耐衝撃、防汚素材設計などの実用性の高さが評価されて同賞同時受賞となったハイエンドLEDモバイルプロジェクター「GS50」をホームプロダクトラインとしてラインナップしています。BenQは、今後も子どもの目線を大切に、安心、安全に配慮しながら、子どもたちの学びや楽しみに貢献できるような製品をお届けできるよう尽力してまいります。※1 Futuresource調べ※2 多機能電子黒板「BenQ Board」とインタラクティブプロジェクターの利用者総数(自社独自調査)■BenQの多機能電子黒板「BenQ Board」について SIAA認証の抗菌ガラスを採用した4K UHD 解像度の大画面、抗菌ペン、抗菌リモコン、IP5X相当の防塵機能を備え、成長期の健康にも配慮したアイケアテクノロジーや空気品質センサーも搭載された多機能電子黒板です。小さい子どもでも直感的に楽しめる英語の教育ゲームアプリなども多数内蔵しているほか、書いた内容を簡単に共有できるホワイトボードアプリ EZWrite 6、別のデバイス画面をワイヤレスでミラーリングできるInstaShare 2を搭載することで、柔軟かつインタラクティブな遊びや学び、ディスカッションを実現します。幼児教育向け「BenQ Board」特設ページ: ベンキュージャパン株式会社 法人向けウェブサイト: 多機能電子黒板 BenQ Board 製品画像■BenQ LEDモバイルプロジェクター「GV30」 子どもが寝る前にスマートフォンの画面を見ることによるブルーライトの影響を心配する声が多く聞かれました。プロジェクターであれば、子どもがブルーライトを浴びる心配もなく、より安全・安心に寝かしつけや寝ころぶ時間を楽しむことができます。135度の角度調整機能付きの「GV30」は、ロフトや傾斜のある天井にも投影が可能で、どのような住空間でも簡単に寝ころび視聴を実現することができます。LEDモバイルプロジェクターシリーズページ LEDモバイルプロジェクター GV30■BenQ LEDモバイルプロジェクター「GS50」 キャンプ人口が年々増加する中、親子でキャンプを楽しむ光景も今や当たり前になりました。「GS50」は、業界唯一のIPX2の防滴機能に加え、落下衝撃に対する耐久性も備えているため、食べ物や飲み物をこぼしたり、落としたりといった小さな子どもならではのアクシデントにも安心してお使いいただけます。さらに、人やペットがプロジェクターに近づくと自動的にライトを停止する目の保護センサーやキーパッドロック、ペアレンタルコントロール等、子どもに配慮した安全性も備えたハイスペックなLEDモバイルプロジェクターです。LEDモバイルプロジェクター GS50■学習用デスクライト「MindDuo 2」 多機能ながらそれぞれの操作がシンプルで子どもでもわかるように、そして成長して子どもの好みが変わっても使い続けられるようなデザインでグッドデザイン賞ほか多数のデザイン賞を受賞しています。日本のJISAA標準規格を超える明るさ、そして柔らかい光で長時間の学習でも目への負担を軽減し、より集中して学習ができるよう白色光の読書モードと、タブレットやパソコンを使用の際に気になる反射を抑える暖色光のスクリーン閲覧モードと2種類のスマート照明モードを搭載しています。学習用デスクライト MindDuo 2■声用スピーカー「treVolo U」 学びのために生まれた声用スピーカーをコンセプトとし、声質に特化した「声用スピーカー」です。シーンに合わせて選べる3つの音声モードを搭載し、臨場感あふれる声の再現性や発音のディテールまで繊細に表現するチューニング技術と、子どもでも使いやすい操作性で、オンラインレッスンやオーディオブックの読み聞かせなどに最適です。声用スピーカー treVolo U■こどもスマイルムーブメント宣言・行動指針・全てのこどもが今と将来への希望を持って、伸び伸びと健やかに成長できるよう、全力でサポートします。・こどもが社会の一員として様々な場面で参画できる機会の創出に努め、こどもの目線に立った取組を推進します。・社会全体で「こどもを大切にする」気運を醸成し、安心して働き、子育てができる環境づくりに取り組みます。こどもスマイルムーブメントHP: 参画企業・団体について : こどもスマイルムーブメント ロゴ2■BenQについてBenQ Corporationは、1984年の設立以来、「Bringing Enjoyment and Quality to Life」をコーポレートビジョンとして掲げ、生活に楽しさとクオリティをお届けすべく、最新のテクノロジーとライフスタイルを結びつけるユニークな製品を生み出してまいりました。現在ではライフスタイル、ビジネス、ヘルスケア、教育という4つの事業領域にフォーカスし、お客さまの生活にとって大切なコト(さまざまな出来事や場面)をさらに輝かせる価値のあるモノ(製品やサービス)のご提供を続けています。■お客様お問合せ先ベンキュージャパン テクニカルサポートセンター 0570-015-533月曜から金曜 9:30~17:00 土日祝日・弊社指定日を除く※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当面の間、時間短縮とさせていただいております。E-mail お問合せ: support@benq.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月29日東京・上野にある東京都美術館で、2024年1月27日から「印象派モネからアメリカへウスター美術館所蔵」がはじまります。本展のオフィシャルサポーターは、俳優の鈴鹿央士さん。音声ガイドにも初挑戦された鈴鹿さんに、展覧会への熱い思いを語っていただきました!鈴鹿央士さんがオフィシャルサポーターに!鈴鹿央士さん【女子的アートナビ】vol. 319本展では、アメリカ・ボストン近郊にあるウスター美術館のコレクションを中心に、モネやルノワール、ピサロ、カサットなど印象派を代表する画家たちの油彩画約70点が集結。そのほとんどが初来日作品です。さらに、日本ではなかなか見ることができない「アメリカ印象派」の作品も多数展示されます。この展覧会が開催される2024年は、第1回印象派展から150周年を迎える記念の年。フランスで生まれた印象派が、アメリカ各地でどのように広がっていったのか、その影響を本展でたどることができます。本展のオフィシャルサポーターを務めるのは、鈴鹿央士さん。記者発表会に登壇した鈴鹿さんにインタビューも行い、展覧会への思いについて、お聞きしてきました!ワクワクしています!クロード・モネ《睡蓮》1908年油彩、カンヴァスウスター美術館Museum Purchase, 1910.26/Image courtesy of the Worcester Art Museum――まず、オフィシャルサポーターに選ばれて、いかがでしたか?鈴鹿さんはじめて展覧会のオフィシャルサポーターを務めさせていただくので、非常にワクワクしています。みなさんに気軽に楽しんでいただけるよう、また僕自身も楽しみながらやってみたいと思っています。――印象派については、どんなイメージをお持ちでしたか?鈴鹿さんあまり美術の知識はなかったので、今回のお話をいただいてから、学ばせてもらいました。それまでのイメージは、はっきりした絵というより、淡い色合いの風景を描いた作品が多いのかな、という感じで、モネの睡蓮ぐらいしか知りませんでした。――今回、印象派を勉強されたとのことで、何かイメージが変わりましたか?鈴鹿さん変わりました。印象派の歴史的背景を学んで、おもしろいと思いました。印象派が出てくる前は、風景画であっても戸外では下絵を描き、アトリエに持って帰って油彩画を仕上げる手法でしたが、印象派の画家たちは、その場で見た色やありのままの風景を描くのです。その一瞬を切り取るのがすごくステキだと思いました。すごく印象に残った言葉は…――今回、音声ガイドにも初挑戦されました。スペシャルトラックとして収録されたそうですが、いかがでしたか?鈴鹿さん収録のとき、たくさん噛みました(笑)。自分はこんなにしゃべれなかったかな、と思いながら収録しました。でも、ウスター美術館は地域と距離感が近い美術館だそうで、絵画以外にもいろいろな作品が展示されていて、地域の人たちが気軽に立ち寄る美術館とお聞きしました。その気軽な雰囲気を僕の声で出せたらな、と意識しながら収録していたので、楽しく録ることができました。――収録を終えて、印象に残っているセリフはありますか?鈴鹿さん画家の黒田清輝さんの言葉が印象に残っています。彼は、印象派を日本に持ち込むうえで大きなお仕事をされた方ですが、僕の言葉で要約すると、印象派というものがほかの土地に行ったときに、その土地のものになる、というようなことを仰っていたのです。フランスで生まれた印象派がアメリカに行ったら、それはアメリカの印象派になる、ということですよね。それは今にも通じることだと思いました。僕は、いろいろ無駄なことを考えるのが好きで、例えばお寿司は、日本では生のお魚ですけど、アメリカに行ったらカリフォルニアロールになって、それが寿司になっています。僕らもそれを受け入れる心が大事なんだな、と思いました。黒田さんの言葉がすごく大切な言葉だと感じながら収録しました。この部分のセリフは、ぜひ音声ガイドで聴いてみてください。気になる作品は…デウィット・パーシャル《ハーミット・クリーク・キャニオン》1910-16年油彩、カンヴァスウスター美術館Museum Purchase, 1916.57/Image courtesy of the Worcester Art Museum――今回、アメリカ印象派の作品も多く展示されます。作品を資料でご覧になって、気になる作品はありましたか?鈴鹿さんアメリカならではの広大な自然が描かれている作品が印象に残っています。特に気になる作品は、デウィット・パーシャルさんの《ハーミット・クリーク・キャニオン》です。グランド・キャニオンを描いたもので、太陽の光に淡いピンクやオレンジを使い、全体的に明るい印象を受けました。この絵が好きな理由は、エピソードがおもしろいのです。パーシャルさんが、この絵を描いてくださいといわれたとき、グランド・キャニオンまで目隠しをされて連れて行かれ、目隠しをとって見た景色がこの絵になっているそうです。なんでそんなことしたんだろう?と思ったのですが(笑)、そんな話を知ると、おもしろい絵だなと感じました。また、今回は北欧の人が描いた印象派作品も展示されるそうで、土地ごとの違いを見比べるのも楽しそうです。――フランスからはじまった印象派は、アメリカや北欧、日本など世界に影響を与えたのですね。鈴鹿さんでも、当時の絵画はきれいに描くというのが重要視され、印象派の粗いタッチは評価されなかったらしいのです。印象派の画家たちは、一瞬の自然や草の色は緑だと決めつけず、いろいろな色で表現していましたが、そのような絵を当時の社会で発表するのは勇気がいるものだと思いました。それでも、彼らの絵は世界中に広がる力と勢いがあった。やはり、印象派の技法とか、すごい衝撃だったのだろうと思います。僕も、よくカメラで風景を撮るので、一瞬を切り取るというのは通じるような気がします。――写真を撮るのがお好きなんですね。印象派の作品とつながる部分がありそうですね。鈴鹿さん僕はフィルムで風景の一瞬を撮るのですが、現像して振り返ってみると、撮ったその場所の空気感とか匂い、温度を思い出します。きれいにその場所を切り取るのではなく、そのときの自分の感覚を含めてその一枚を大切にするという思いがあります。例えば、モネの睡蓮は連作になっていますが、同じ場所の睡蓮でもいろいろな色や水面があり、写真とも似ているのかなと思いました。その風景の「一瞬」を追っているのだと思います。どんどん印象派にのめりこんだ!――ところで、本展のオリジナルグッズにウスターソースが出るそうですね。鈴鹿さん美術館の名前がウスターだからウスターソースを作ったそうで…ちょっと「そうなんですか」としか僕も返せなかったのですけど(笑)、そういうおもしろさもある展覧会ですね。僕の岡山の実家には、ウスターソースは常備していなかったので、これを機にウスターソースを使って料理してみたいです。――最後に、メッセージをお願いします。鈴鹿さん展覧会には初来日の作品も多く展示されるので、美術が好きな方も来ていただいて価値のあるものだと思います。僕自身、あまり美術の知識がなかった人ですけど、どんどん印象派の絵にのめりこんでいきました。その魅力を、まだあまり美術を知らない人にも、ぜひ楽しんでいただきたいです。たくさんの方に気軽に足を運んでいただきたいと思います。――ありがとうございました!取材を終えて…優しい笑顔がとてもステキだった鈴鹿さん。オフィシャルサポーターに選ばれてから印象派について学んだと仰っていましたが、本当にのめりこんでしまったそうで、その魅力について熱く語ってくれました。鈴鹿さんは、お声もソフトで優しいので、スペシャルトラックとして収録された音声ガイドを聴くのが楽しみです。音声ガイドではクイズの企画もあるそうなので、ぜひガイドを聴きながら展覧会を楽しんでみてください。Information会期:2024年1月27日(土)~4月7日(日)会場:東京都美術館(東京・上野公園)開室時間:9:30〜17:30金曜日は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)休室日:月曜日、2/13(火)※ただし2/12(月・休)、3/11(月)、3/25(月)は開室観覧料:一般¥2,200 (¥2,000)、大学生・専門学校生¥1,300(¥1,100) 、65歳以上¥1,500(¥1,300)・()内は前売料金。・高校生以下無料。※土日・祝日及び、4月2日(火)以降は日時指定予約制(当日の空きがあれば入場可)問い合わせ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)※本展は、東京都美術館で開催したあと、郡山市立美術館、東京富士美術館、あべのハルカス美術館に巡回します。This exhibition was organized by the Worcester Art Museum
2023年11月22日東京・江東区の木場公園にある東京都現代美術館(MOT)は、1999年より、若手作家の作品を中心に現代美術の一側面をとらえ、問いかけや議論を引き出すグループ展『MOTアニュアル』を開催してきた。その19回目となる展覧会が、12月2日(土)から2024年3月3日(日)まで同館で開催される。今回のテーマは、アーティストの創造力や手仕事による「創造」と、例えば人工知能などが自動的に生み出す「生成」との「あいだ」について考えることだという。近年、社会的に注目を集めるNFT(非代替性トークン/代替不可能なデジタルデータ)や人工生命、生命科学なども、この「生成」に関わるものだ。1990年代頃から広く認識されはじめたメディアアートは今も拡張を続け、復元やアーカイブ化による再検証や歴史化が過渡期を迎えている。一方、昨今では、ビッグデータやAI、機械学習を用いた作品が、国際展やコンペティションにも現れるようになった。アーティスト自身の繊細な手仕事によって成立する作品であっても、その根底には現在の情報処理の概念が存在しうる。こうした状況を背景として「創造と生成」の両方を見つめる同展は、テクノロジーを用いながらも造形的な語彙によってアイデアをかたちにし、観る者の想像力を掻き立てようとする作家の試みに着目するものだ。「創造と生成」の両域にまたがって活動する10歳から30代までの11組の若手アーティストたちによる新作や、同展に合わせたインスタレーションと資料約50点が登場する。テクノロジーを用いつつも、必ずしも「最先端」を追うものではないというその多様な作品からは、表現領域の拡がりや複数領域を横断する表現も見ることができる。同展ではまた、実際のものとしての作品展示に限らず、デジタル上に拡がるメタバースや空間アーカイブなどを視野に入れた事業やイベントも展開予定だ。これらの試みを通して、これまで対立的にとらえられがちだった「創造と生成」「アナログとデジタル」のありようを見直そうとする同展は、その両者のあいだに生まれるシナジー(相乗効果)を見つめ、私たちの知覚の拡がりを問いかけることを目的としているという。「生成」が社会全般で現実味をもった今、ともにその「シナジー」について考えたい展覧会だ。<開催情報>『MOTアニュアル2023シナジー、創造と生成のあいだ』会期:2023年12月2日(土)~2024年3月3日(日)会場:東京都現代美術館 企画展示室3階 ほか時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜(1月8日、2月12日は開館)、12月28日(水)~1月1日(月・祝)、1月9日(火)、2月13日(火))料金:一般1,300円、大学・65歳以上900円、高中500円)公式サイト:公式サイト:
2023年11月15日2024年1月5日(金)~3月10日(日)の期間、福岡市美術館にて「永遠の都ローマ展」を開催します。永遠の都ローマの二千年を超える栄えある歴史と文化を築いたカピトリーノの丘に建つカピトリーノ美術館の所蔵品を中心に、約70点の彫刻、絵画、版画等を通じて、「永遠の都」と称されるローマの歴史と芸術を紹介します。特設サイト: 【「永遠の都ローマ展」4つのみどころ】(1)永遠の都、二千年の美をめぐる建国神話から、古代ローマ、ルネサンス、バロック、そして芸術家たちの憧れの地となった17世紀以降の時代まで、「永遠の都」ローマの美の歴史をたどります。(2)必見!カピトリーノ美術館のコレクション世界的に最も歴史の古い美術館の一つであるカピトリーノ美術館のコレクションのなかから選りすぐりの名品をご覧いただけます。(3)頭部だけで約1.8メートル!迫力の巨大彫刻古代ローマ帝国の栄華を象徴する《コンスタンティヌス帝の巨像》の一部を原寸大で複製した作品を展示します。(4)奇跡の初来日!カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》バロックを代表する画家カラヴァッジョによる《洗礼者聖ヨハネ》が福岡に初来日。カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》【「永遠の都ローマ展」展示構成】第1章 ローマ建国神話の創造ローマ建国神話のエピソードの代表格である軍神マルスと巫女レア・シルウィアの子、双子のロムルスとレムスを育てる牝狼の物語を伝える《カピトリーノの牝狼(複製)》を展示します。《カピトリーノの牝狼(複製)》第2章 古代ローマ帝国の栄光歴代ローマ皇帝の肖像や帝国ゆかりの女性たちの肖像を展示。加えて、帝国の栄華を象徴する、《コンスタンティヌス帝の巨像》の一部を原寸大複製で展示します。《コンスタンティヌス帝の巨像の頭部(複製)》第3章 美術館の誕生からミケランジェロによる広場構想カピトリーノ美術館の起源から16世紀に巨匠ミケランジェロが手がけたカンピドリオ広場建設プロジェクトまでの展開を絵画、版画等を通して紹介します。エティエンヌ・デュペラック《カンピドリオ広場の眺め》第4章 絵画館コレクション膨大なカピトリーノ美術館コレクションより、16世紀から18世紀に活躍した画家たちの作品を中心に紹介します。カラヴァッジョ派の画家(17世紀前半)《メロンをもつ若者(嗅覚の寓意)》第5章 芸術の都ローマヘの憧れ一空想と現実のあわい古代記念碑「トラヤヌス帝記念柱」をモティーフとする版画や模型、ピラネージ、ファン・ヴィッテル、カノーヴァらの名品を紹介します。ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージ《古代アッピア街道とアルデアティーナ街道の交差点(『ローマの古代遺跡』第2巻より)》【特集展示 カピトリーノ美術館と日本】1876年に日本初の美術教育機関である工学寮美術校が開設された際、国外からの指導者たちが持ち込んだ石膏像が教材として使用されました。これにはカピトリーノ美術館の石膏像も含まれていました。この特集展示では、カピトリーノ美術館と日本の交流を、様々な展示物を通して紹介します。カンピドリオ広場のカピトリーノ美術館【開催概要】名称 :永遠の都ローマ展会期 :2024年1月5日(金)~3月10日(日)開館時間 :午前9時30分~午後5時30分休館日 :毎週月曜日※1月8日(月・祝)、2月12日(月・祝)は開館1月9日(火)、2月13日(火)は休館観覧料(税込) :一般 1,800円(1,600円)、高大生 1,200円(1,000円)、小中生 600円(400円)※( )は前売・団体料金※未就学児は、観覧無料。※団体料金は20名以上が対象。※学生の方は入場の際、学生証等をご提示ください。※身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、障害者手帳アプリ「ミライロID」の提示者とその介護者1名、および特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者は観覧無料チケット取扱:※前売券は展覧会チケットサイトetix( )で。ローソンチケット(Lコード82032)、チケットぴあ(Pコード994-450)、セブンチケット、イープラス、ファミリーマートほか、主要プレイガイドにて好評発売中。主催 : 福岡市美術館、毎日新聞社、NHK福岡放送局、NHKエンタープライズ九州共催 : ローマ市、ローマ市文化政策局、ローマ市文化財監督局後援 : 駐日イタリア大使館、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会助成 : 公益財団法人福岡文化財団協賛 : JR東日本、ダイワ化成、DNP大日本印刷、西日本シティ銀行協力 : ITAエアウェイズ、日本貨物航空、イタリア文化会館・大阪特設サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月10日東京・上野にある東京都美術館で、「永遠の都ローマ展」が開かれています。本展では、ローマの観光地としても人気のカピトリーノ美術館から多くの作品が来日。古代彫刻の傑作をはじめ、油彩画や版画、貨幣など多彩な作品を楽しめる展覧会です。歴史あるカピトリーノ美術館から来日!カンピドリオ広場のカピトリーノ美術館©Roma, Sovrintendenza Capitolina ai Beni Culturali【女子的アートナビ】vol. 317イタリアの首都、ローマにあるカピトリーノ美術館は、世界でもっとも古い公共美術館のひとつ。1471年に、時の教皇シクストゥス4世が《カピトリーノの牝狼》などの古代彫刻4点をローマ市民に寄贈したことからはじまり、その後、1734年にローマの古代遺物や彫刻、名家が所蔵していた美術品などが一般に公開されるようになりました。カピトリーノ美術館が建つカンピドリオ広場は、あの有名なミケランジェロが構想。美しい敷石のデザインなどが目を引く観光客にも人気のスポットです。そんな由緒ある美術館から、貴重な彫刻や絵画、版画など古代から近代までの作品が数多く来日。ほかにもローマ美術館など国内外の作品をあわせた約70点の展示作品を通して、ローマの芸術を堪能できます。ローマの建国者はオオカミに育てられた…?!《カピトリーノの牝狼(複製)》 20世紀(原作は前5世紀) ローマ市庁舎蔵本展は、5章構成。第1章、「ローマ建国神話の創造」では、ブロンズや大理石像、貨幣などの作品を通して、古代ローマ建国を伝える有名なエピソードを知ることができます。まず展示室に入ると、ローマのシンボルともいえる作品《カピトリーノの牝狼(複製)》が出迎えてくれます。古代ローマ神話によると、ローマの建国者ロムルスと弟レムスは、軍神マルスと巫女レア・シルウィアの間に生まれた双子。しかし、王位をめぐる争いに巻き込まれてローマのテヴェレ川に捨てられ、その後オオカミに乳を与えられて育ったと語られています。この伝説から、ローマ建国のシンボルとして、双子に乳を与える牝狼の姿が描かれた作品が多くつくられるようになりました。会場には、オオカミと双子がデザインされた紀元前の貨幣や鏡なども展示されています。高さ約1.8メートルの巨大な顔!「永遠の都ローマ展」展示風景第2章「古代ローマ帝国の栄光」では、頭部だけで高さが約1.8メートルもある巨大彫刻《コンスタンティヌス帝の巨像》の一部を原寸大で複製した作品が登場!この像は、先述したカピトリーノ美術館が誕生するきっかけとなった古代彫刻のひとつ。ローマ帝国の繁栄がダイレクトに伝わる迫力ある作品です。同じ展示室にある《コンスタンティヌス帝の巨像の左手(複製)》も、大きくて見ごたえ抜群。この左手がもっている球体は、ボールではないようです。本展公式サイト内の「ローマクイズ」によると、「地球・真珠・たまご」のうちのどれかが正解。ヒントは、支配者の象徴です。詳しくは、下記Information欄に載せた公式サイトでご確認ください。美しすぎる…!門外不出のヴィーナス初来日!《カピトリーノのヴィーナス》 2世紀カピトリーノ美術館蔵次の展示室に進むと、本展のハイライト作品《カピトリーノのヴィーナス》が登場!本作品は、ミロのヴィーナス(ルーヴル美術館)、メディチのヴィーナス(ウフィッツィ美術館)と並ぶ古代ヴィーナス像の傑作のひとつ。前かがみの姿勢で、手で胸元などを隠す“恥じらい”のしぐさが特徴的で、ドキドキするほどの美しさです。その美しさから、1797年、ナポレオンがローマに遠征した際、フランス軍により接収され、ルーヴル美術館に収蔵されてしまいました。ナポレオン敗北後はローマに返還され、1834年からカピトリーノ美術館に展示されています。その後は同館から出たことがほとんどなく、今回がなんと2回目とのこと。まさに門外不出の作品です。ちなみに、筆者は数年前にローマを訪れた際、カピトリーノ美術館で本作品を見てきました。八角形の「ヴィーナスの間」に展示されていたのは、本作品だけ。でも、その展示室には特に多くの観光客が集まり、みなさん熱心に鑑賞されていました。そんな美術館の顔ともいえる人気作品を、イタリアから遠く離れた日本に貸してくれるなんて、本当に奇跡。おそらく二度とないチャンスだと思います。見ごたえある絵画も!「永遠の都ローマ展」展示風景続く第3章「美術館の誕生からミケランジェロによる広場構想」では、カピトリーノ美術館の起源やミケランジェロの広場設計などについて紹介。カンピドリオ広場の設計を担当したミケランジェロのアイデアが伝わる版画作品などを見ることができます。絵画好きな人が特に楽しめるのは、第4章「絵画館コレクション」の展示室。16世紀から18世紀に活躍した画家たちによる見ごたえある油彩画が並んでいます。なかでも、イタリア・バロックの巨匠、ピエトロ・ダ・コルトーナが描いた《教皇ウルバヌス8世の肖像》は必見作のひとつ。教皇が着ている服やレースの質感などが驚くほど緻密に表現されています。「永遠の都ローマ展」展示風景第5章「芸術の都ローマへの憧れ─空想と現実のあわい」では、ナポレオンなどの為政者や多くの芸術家たちを魅了したローマ美術について、版画や模型などで紹介。イタリアの古代建築や風景などを数多く描いた画家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージによる3メートル近い細密版画《トラヤヌス帝記念柱の正面全景》などが展示されています。最後の「特集展示カピトリーノ美術館と日本」では、カピトリーノ美術館と日本とのつながりを紹介。1873年、明治政府が派遣した岩倉使節団がカピトリーノ美術館を視察し、彼らの経験は日本の博物館政策や美術教育に影響を与えました。意外なつながりを知ることで、よりカピトリーノ美術館が身近に感じられます。レストランとのコラボも!本展の開催を記念して、レストランとのコラボも実施されています。アトレ上野EAST1階にある「ブラッスリー・レカン」では、「永遠の都ローマ展」特別コラボレーションメニューを展開。古代ローマ時代から食されていた食材を使用したり、出品作品からインスピレーションを受けたシェフ特製のオリジナルコースがあったりして、展覧会の余韻にたっぷりひたれそう。「ブラッスリー・レカン」は、上野駅の旧貴賓室を利用した優雅な雰囲気の店内が大人気。おしゃれな空間でおいしい料理を味わいながら、古代ローマの芸術に思いをはせてみるのもよさそうです。「永遠の都ローマ展」の会期は12月10日(日)まで。Information会期:2023年9月16日(土)~12月10日(日)会場:東京都美術館休室日:月曜日開室時間:9:30~17:30、金曜日は9:30~20:00(入室は閉室の30分前まで)観覧料:一般¥2,200 、大学生・専門学校生¥1,300 、65歳以上¥1,500※土日・祝日のみ日時指定予約制(当日の空きがあれば入場可)問い合わせ先:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2023年11月05日東京のアートシーンを牽引する美術館とギャラリーなど50の参加施設を無料のシャトルバスでつなぐ現代アートの祭典「アートウィーク東京」が、11月2日(木)から5日(日)まで、4日間にわたって開催される。「アートウィーク東京(略称:AWT)」は、一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォームと世界最高峰のアートフェア「アートバーゼル」が提携して実施する国際的なアートイベント。日本の現代アートの創造性と多様性、そしてそのコミュニティを国内外に発信するプロジェクトとして発足し、今年は昨年よりもさらに規模が大きくなった。参加する39のギャラリーは、日本の現代アートの草分けとして歴史を紡いできた老舗やアート界に新風を吹き込む新進ギャラリー、海外に拠点をもつギャラリーやアーティストが運営するスペース、さらに企業が運営するインスティテューションなど、その多彩さが目を引く。参加美術館も、東京国立近代美術館や東京都現代美術館、森美術館など、国公立から私立まで個性あふれる11館が名を連ねる。今回新たに開始する「AWT FOCUS」では、アート市場の活性化を目指す“買える展覧会”として、歴史ある大倉集古館において『平衡世界日本のアート、戦後から今日まで』と題した展覧会が開催される。滋賀県立美術館ディレクター(館長)・保坂健二朗をアーティスティックディレクターに迎え、64名の作家による100点を超える作品を通して日本の近現代美術のキーワードを再考する同展は、参加ギャラリーを介して出展作品を購入できるユニークな企画となっている。そのほか、子供向け展覧会の開催や、建築と食とアートを五感で味わえる期間限定のコミュニティスペースの設置、映像作品の上映、シンポジウムやラウンドテーブルの開催、レクチャーのオンライン配信など、様々なプログラムが予定されている。アート通からビギナーまで、幅広い層に向けた盛りだくさんの内容だが、来場者の足を支えるのが無料のシャトルバスAWT BUSだ。各施設を結ぶ7つのルートで、午前10時から午後6時まで約15分おきに巡回し、どの停留所からでも乗り降り自由。いつもより気軽に、美術館やギャラリーをはしごして、東京のアートシーンを堪能したい。<開催情報>「アートウィーク東京」会期:2023年11⽉2⽇(⽊)〜11⽉5⽇(⽇)時間:10:00〜18:00会場:都内50の美術館/インスティテューション/ギャラリー大倉集古館(AWT FOCUS)、AWT BAR、ほか各プログラム会場公式サイト:
2023年10月30日西洋料理【レストランアラスカフェスティバルタワー】スペイン料理【ETXOLAエチョラ】中華料理【熱香森 -LA SHANG SEN-】和食【割烹ふくすけ】中華料理【Szechwan Cuisine&Wine 四川料理御馥中之島ダイビル店】西洋料理【レストランアラスカフェスティバルタワー】大阪の西洋料理ならここ。長年愛され続ける老舗レストラン煌びやかなシャンデリアが優雅さを演出するダイニングフロア渡辺橋駅から徒歩1分、中之島フェスティバルタワー2Fにある老舗レストラン。90年以上の長きにわたり、新しい解釈で再構築した西洋料理を提供し続けています。店内は、積み重ねてきた歴史と伝統を漂わせるかのような落ち着きのある空間。開放感あふれるメインダイニングをはじめ、プライベートな時間をゆったりと紡ぐ個室も完備されています。90年以上つづく歴史と伝統の味『エスカルゴアラスカ風デミグラスソース』同店の味を求めて訪れるリピーターも多いこちら。その一つである『エスカルゴアラスカ風デミグラスソース』は、濃厚な特製デミグラスソースとエスカルゴの組み合わせが絶品。『黒毛和牛フィレ肉のローストグレイビーソース』や『甘エビのタルタル仕立てキャビアを添えて』など、豪華でありながらも親しみの持てる料理の数々をぜひ味わってください。レストランアラスカフェスティバルタワー【エリア】中之島【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】渡辺橋駅 徒歩1分スペイン料理【ETXOLAエチョラ】大人の隠れ家でスペイン・バスク地方の料理とワインに心酔大人数でも十分な距離が保てる広々とした店内大阪メトロ御堂筋線本町駅から徒歩5分のところにある、スペイン・バスク地方の料理とお酒が楽しめるレストランテ。好立地にありながらも、都会の喧騒を忘れられる隠れ家的雰囲気も魅力です。シェフの料理風景を眺めながら食事ができるカウンター席と、2名・4名掛けのテーブル席を設置。アイボリーとブラウンでコーディネートされた大人の雰囲気に満ちた空間で、ゆったり至福の時が過ごせます。あさりだしの旨みが詰まった、あっさり味の『バスク風あさりご飯』スペインのバスク地方は、世界から“美食の都”と称される地。バスクを代表する定番料理に日本のエッセンスを加えた、味わい深い料理が並びます。中でも、『バスク風あさりご飯』や『紅ズワイガニのグラタン』は必食の一皿。シンプルな見た目ながら、魚介の旨みが詰まった自慢のメニューです。バスク産微発泡白ワイン『チャコリ』など、ワインもスペイン産で統一しています。ETXOLAエチョラ【エリア】阿波座/京町堀【ジャンル】ステーキ【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】本町駅 徒歩5分中華料理【熱香森 -LA SHANG SEN-】癒しあふれる森のような空間で、本格中華を召し上がれ天井高5mの開放感と豊かな緑あふれる癒しの空間大阪メトロ御堂筋線本町駅から徒歩5分、都心のオアシス・靭公園に面する緑豊かな中華料理店。扉を開けると、広々とした空間に数多くの植物が置かれた圧巻の光景に目を奪われます。オシャレで落ち着きのある店内には、テーブル席が18席、完全個室が1部屋、バーカウンターが7席あり、いろいろなシチュエーションに対応。誕生日や記念日のお祝いなどにもピッタリの一軒です。あっさりとした味わいを堪能できる『吉切鮫尾鰭の姿煮込み 上湯ソース』食を通して季節を楽しむ、彩り豊かなヘルシー中華が楽しめます。気仙沼産の上質なヨシキリザメを使用した『吉切鮫尾鰭の姿煮込み 上湯ソースメニュー』や『風薫る 海老のマヨネーズソース』など、思わず歓声が出てしまうほどの美しさ。『葡萄と黒酢の特製酢豚~葡萄の香りをまとわせて~』もあっさりとした味わいで、何度も通いたくなる料理たちが出迎えてくれます。熱香森 -LA SHANG SEN-【エリア】阿波座/京町堀【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】本町駅 徒歩5分和食【割烹ふくすけ】本物の食材が持つ本当のおいしさを隠れ家的な割烹料理店で味わう肩肘張らずにリラックスできる雰囲気の店内福島駅から徒歩2分、【割烹ふくすけ】は駅前に広がる飲食店街の一角にある割烹料理店です。雑居ビルの2階にあり、まるで隠れ家のような雰囲気。店主は気さくな人柄で、割烹だからと緊張することもなく食事が楽しめます。店内はカウンター6席、個室6席でこぢんまりとしていて、少人数での会食にピッタリのお店です。真においしい新鮮な海の幸が味わえる『お造り』仕出しを営む魚屋に生まれ、料理人の道へ進んだ店主は、本物をお出しする、まがいものは出さない、がモットー。その時々で本当にいいものにこだわって仕入れています。天然ものや産地が明確な旬の魚介を使った『お造り』は、厳選した素材が持つ真のおいしさを味わえます。酒とコブで丁寧にだしをとった『すっぽん鍋』は、旨みが凝縮したスープが命の一品です。割烹ふくすけ【エリア】福島/野田【ジャンル】日本料理・懐石・会席【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】8000円【アクセス】福島駅 徒歩2分中華料理【Szechwan Cuisine&Wine 四川料理御馥中之島ダイビル店】本格四川料理の香ばしく豊潤な味わいに酔いしれる2名から使える完全個室、モダンで落ち着いた雰囲気渡辺橋駅直結、中之島ダイビル3Fにある四川料理の名店。洗練された雰囲気の中で、香ばしく豊潤な味わいの本格的な食事を楽しむことができます。店内は、中国の伝統と西洋のテイストが融合したモダンな空間。広々としたホールフロアに加え、ラグジュアリーな完全個室も用意されています。上質なおいしさはもちろん、華やかな気分も味わえるとっておきの一軒です。あっさりとしながらも深みのある味わいが広がる『活あわびの姿煮込み』じっくりと煮込まれた味わいが堪らない『活あわびの姿煮込み』、ピリッとした辛さがやみつきになる『紋甲イカの唐辛子炒め』、自家製香辣醤が優雅に香る『極上XO醤ソースの麻婆豆腐~土鍋仕立て』など、オススメの料理がずらり。いずれも、料理人の巧みな技が冴えわたる深みのある味わいで、食べる人を幸せなひと時へと誘ってくれます。Szechwan Cuisine&Wine 四川料理御馥中之島ダイビル店【エリア】中之島【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】渡辺橋駅 徒歩1分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年10月23日株式会社セントラルメディエンス(本社:東京都港区、代表取締役:中川隆太郎、以下「当社」)のグループ傘下である、医療法⼈財団 ⼩畑会 浜⽥病院 (所在地:東京都千代⽥区、院⻑:合阪幸三、以下「当院」)は、10月16日に東京都による「卵⼦凍結への⽀援に向けた調査事業登録医療機関」に認定されたことをお知らせいたします。〈対象者〉東京都に住む18 歳から39 歳までの⼥性(※採卵を実施した⽇における年齢)〈助成額〉・卵⼦凍結を実施した年度 上限20万円・次年度以降、保管更新時の調査に回答した際に、1 年ごと⼀律2万円(最⼤5年間)〈対象要件〉 (1)〜(6)全てに該当する⽅が対象(1)都が開催する、卵⼦凍結の正しい知識を持っていただくための説明会へ参加すること(2)説明会への参加を申し込んだ⽇から都に助成⾦を申請する⽇までの間、継続して都内に住⺠登録をしていること(3)説明会に参加した後、都が指定する登録医療機関において採卵準備のための投薬を開始すること(4)未受精卵⼦の採卵⼜は凍結後に都が実施する調査に協⼒すること(5)凍結卵⼦の売買、譲渡その他第三者への提供はいかなる場合も⾏わないこと、また、海外への移送は⾏わないこと(6)卵⼦凍結後も都の実施する調査に対し、継続的に(最⼤5 年間)回答すること〈対象となる施術〉採卵準備のための投薬・採卵・卵⼦凍結助成⾦制度に関するお問い合わせは、東京都福祉保健局にお願い致します。東京都福祉局ホームページ 〈 医療法⼈財団 ⼩畑会 浜⽥病院 〉当院は、明治時代からおよそ130 年続いている歴史のある病院です。歴史と伝統を誇りとしつつ、最新の医療技術で患者さまに最良の医療を提供することを⽬的として、毎⽇診療に励んでおります。不妊外来におきましては、⼈⼯受精、体外受精、顕微授精、凍結受精卵移植など⾼度先進不妊治療を実施しています。常勤医の他、東⼤産婦⼈科の不妊専⾨医も勤務しております。様々な病気に伴う精⼦、卵⼦の凍結保存も可能です。適応のある着床前診断は、東⼤産婦⼈科と協⼒して⾏うことが可能です。所在地:東京都千代⽥区神⽥駿河台2-5診療科⽬:産科、婦⼈科、不妊科、⼩児科、乳腺科、⼈間ドッグ・健康診断URL: ・浜⽥病院 問い合わせ先電話番号03-5280-1166〈株式会社 セントラルメディエンスについて〉株式会社セントラルメディエンスは、2018 年創業。経営理念「⾰新的な医療サービスの創造」、ミッション「医療サービスで健康価値の向上に寄与し社会に貢献していく。Cure(治癒・治療)中⼼の医療サービスから、ヘルスケア中⼼の予防医療サービスの推進」のもと、医療機関の「最適化」を医療従事者と共に追求し、その変⾰に向けたメディカルサポート、メディカルキャリア、メディカルマーケティング、産業保健事業を中⼼としたソリューションの提供を⾏っています。医療ニーズにおける社会的価値のあるサービスを創造・提供することで、医療を⽣活の中⼼とした「⾰新的な医療サービスの創造」というビジョンの実現を⽬指します。〈株式会社 セントラルメディエンス 会社概要〉社 名:株式会社 セントラルメディエンス所在地:東京都港区⻁ノ⾨2-10-1 ⻁ノ⾨ツインビルディング EAST棟8階代表者:中川隆太郎U R L︓セントラルメディエンス: 産業医ラボ.com: 産業保健師ラボ.com: 美STAR: M&A メディカル: 〈本件に関するお問い合わせ先〉株式会社セントラルメディエンス コミュニケーションズ クリエイティブ事業部⻑⾏司(ちょうぎょうじ)・神野(じんの)TEL:03-5544-9121 / FAX:03-5544-9125 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月20日株式会社エミュール(所在地:埼玉県川口市、代表取締役:寺田 三紀)は、2023年10月20日(金)より、東京丸の内にある美術館「静嘉堂文庫美術館」が所蔵する国宝「曜変天目」とコラボレーションし、入浴剤「エミュール ミネラルバスパウダー」25g×3個入を「曜変天目」をイメージしたパッケージで発売しました。静嘉堂至福の泡風呂とエミュール入浴剤■国宝「曜変天目」とは静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)所蔵の国宝「曜変天目(ようへんてんもく)」は、中国・南宋時代(12~13世紀)、福建省・建窯(けんよう)で偶然に焼成されたものです。茶碗の高台(こうだい)部分を除く全体に、黒い釉(うわぐすり)がかかり、その内面に浮かぶ多数の斑紋の周囲に、青く輝く“光彩”が現われているのが特徴です。今日まで現存するものは世界に3点、そのすべてが日本に伝えられています。静嘉堂の曜変天目は、そのうち、もっとも斑紋と光彩が華やかな作品とされ、「器の中に宇宙が見える」とまでいわれるような美しい茶碗です。国宝 曜変天目(稲葉天目) 南宋時代(12~13世紀)●「曜変天目」は、静嘉堂文庫美術館の「静嘉堂@丸の内 開館1周年記念特別展 二つの頂―宋磁と清朝官窯」展にて公開中●期間:2023年12月17日まで■コラボ商品化の背景美術品の「曜変天目」と入浴剤「エミュール ミネラルバスパウダー」は、それぞれ異なる分野ですが、「泡」という共通点があります。曜変天目の特徴である釉薬の中の気泡が生じたことでできた斑紋と、それを取り巻く光彩は、茶道具・美術品として最も高く格付けされるだけでなく、そこに偶然生じた独特の模様が美しいとされています。一方、「エミュール ミネラルバスパウダー」は、天然由来成分を使用し、肌に優しく、泡風呂にすることでリラックスと美肌効果を同時に提供することができる入浴剤で、美とリラックスを追求する方々に支持されています。■体験型のコラボ商品の誕生美術館で曜変天目の美しさに酔いしれた後、帰宅し、エミュール ミネラルバスパウダーを使って泡風呂に浸かりながら、その余韻に浸るという「泡」のエッセンスを盛り込んだ体験型のコラボ商品「静嘉堂至福の泡風呂」が誕生しました。今回のコラボ商品化によって、美術と美容の世界を結びつけ、訪れる人々に新たな感動を提供します。【商品概要】商品名:「静嘉堂至福!?の泡風呂」内容 :エミュール ミネラルバスパウダー25g×3個入り価格 :1,100円(税込)<販売場所>静嘉堂@丸の内ミュージアムショップ※営業時間等は下記の美術館開館時間に準じます。ミュージアムショップのみのご利用も可能です。・開館時間 10:00~17:00(金曜日は~18:00) ※美術館の入館は閉館の30分前まで・休館日 毎週月曜日(祝日の場合は開館し翌火曜日休館)、展示替え期間 年末年始など・所在地 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F・TEL 050-5541-8600(ハローダイヤル)・公式サイト 静嘉堂至福の泡風呂 裏面■会社概要社名 : 株式会社エミュール設立 : 2008年11月5日資本金 : 600万円代表 : 代表取締役 寺田 三紀所在地 : 〒332-0004 埼玉県川口市領家1-11-9公式サイト: <エミュール Instagram> <エミュール X(旧:Twitter)> 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月20日「第13回TOKYO ART BOOK FAIR(東京アートブックフェア)」が、2023年11月23日(木・祝)から11月26日(日)まで東京都現代美術館で開催される。「TOKYO ART BOOK FAIR」約300組の出版社などが集結開催13回目を迎える「TOKYO ART BOOK FAIR」は、アート出版に特化したブックフェア。2023年は、国内外から約300組の独創的なアートブックを制作する出版社、ギャラリー、アーティストらが集結する。北欧5カ国の出版文化を紹介特定の国や地域に焦点を当て出版文化を紹介する恒例企画「ゲストカントリー」では、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、アイスランドの北欧5カ国を特集。今回は、「TOKYO ART BOOK FAIR」初の試みとして開催される映画祭において、北欧5カ国で作られたドキュメンタリー映画9作品を上映する。「清里現代美術館 アーカイヴプロジェクト展」「TOKYO ART BOOK FAIR」が企画する展覧会では、「清里現代美術館 アーカイヴプロジェクト展」と「Thomas Kong “ARTS FOR SALE”」を開催。「清里現代美術館 アーカイヴプロジェクト展」では、2014年に惜しくも閉館した個人美術館・清里現代美術館旧蔵のコレクションを紹介する。ヨーゼフ・ボイス、アーノルフ・ライナー、フルクサスを柱に現代美術作品を集めた清里現代美術館のアーカイブから一部を鑑賞できる。トーマス・コンにフォーカスする展覧会「Thomas Kong “ARTS FOR SALE”」一方「Thomas Kong “ARTS FOR SALE”」では、韓国に生まれ、アメリカ・シカゴを拠点に活動したアーティスト兼コンビニエンスストアオーナーのトーマス・コンにフォーカス。トーマス・コンは、自身がシカゴ郊外で営んでいた小さなコンビニエンスストア「KIM’S CORNER FOOD」の店内を飾り付けるため、60歳を過ぎてから、お菓子や煙草の空き箱、包み紙、新聞や雑誌の切り抜き、ビニール袋、不要になったダンボールなど、身近にあるものを使ったコラージュ作品を作り始めた人物だ。彼が生み出したコラージュ作品は、いつしか店内を埋め尽くし、コンビニエンスストアをのものをアート作品に、彼自身をアーティストに変えていった。「Thomas Kong “ARTS FOR SALE”」では、彼が遺した膨大な作品群の一部と、1点もののアートブック、「KIM’S CORNER FOOD」のアーカイブ資料を展示する。『花椿』や『NOT FAR』の特別ブースさらに、資生堂(SHISEIDO)の企業文化誌『花椿』や、東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO New Balance)がプロデュースするフリーマガジン『NOT FAR』、スキン&マインドブランド・バウム(BAUM)が「TOKYO ART BOOK FAIR」のために制作した小冊子『Trees:Five Perspectives』にまつわる特別ブースが設置されるほか、トークショーや子ども向けのワークショップ、作家によるサイン会、ライブパフォーマンスなど多彩なイベントが開催される。【詳細】「第13回TOKYO ART BOOK FAIR(東京アートブックフェア)」会期:・2023年11月23日(木・祝)12:00~20:00・2023年11月24日(金)~26日(日)11:00~19:00会場:東京都現代美術館住所:東京都江東区三好4-1-1入場料:一般 1,000円※一部のイベントには別途参加費が必要。チケット販売は11月9日(木)12:00よりスタート予定。詳細は公式サイト、SNSを要確認。■映画祭開催期間:2023年11月24日(金)~12月7日(木)会場:Stranger住所:東京都墨田区菊川3-7-1 菊川会館ビル1F上映作品:『トーベ・ヤンソンの世界旅行』(1993)『ハル、孤独の島』(1998)『トーベとトゥーリッキの欧州旅行』(2004)『ザ・ヴァスルカ・エフェクト』(2019)『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』(2019)『画家と泥棒』(2020)『アアルト』(2020)『コペンハーゲンに山を』(2020)『アポロニア、アポロニア』(2022)
2023年10月19日第58回東京都公園協会賞の贈呈式の様子公益財団法人東京都公園協会では、東京を緑豊かな都市にするため、「緑と水」の普及啓発等に参加・貢献した個人または団体を対象に「技術」「論文」「実施記録及び報告」「ボランティア・社会貢献活動」の4部門に分けて作品を公募し、優れた作品を表彰しています。このたび、第59回「東京都公園協会賞」の作品を募集することとしましたのでお知らせします。●東京都公園協会賞とはこの賞は東京市の公園課長や当協会の2代目理事長を務めた(故)井下清氏の寄付を基金として、1964年(昭和39年)に制定されました。1965年4月に第1回贈呈式が行われて以来、毎年実施しており、今回で59年目を迎えます。過去の受賞者は様々な分野で中核的・指導的役割を担って活躍されています。1 応募締切令和6年3月31日(日)必着2 応募資格技術部門、論文部門については、過去2年間に作成したもので未発表のものとします。(学内や社内等での発表については、未発表扱いとして応募が可能です。)3 募集部門(1)技術東京都内の公園緑地、都市緑化、水辺(主に河川や港湾部においての親水)に関するものであって、個人や企業などの団体による「緑と水」の計画、設計、施工及び管理等の技術向上に寄与するもの。(2)論文(一般の部・学生の部)東京都内の公園緑地、都市緑化、水辺に関する論文であって、「緑と水」の普及啓発に寄与するもの。(3)実施記録および報告東京都内の公園緑地、都市緑化、水辺において、参加・提案・実施した活動記録及び報告であって、市民や公共団体及びこれに準ずる団体や職員による「緑と水」の普及啓発に寄与するもの。(ただし、ボランティアの活動を重視したものは除く)(4)ボランティア活動・社会貢献活動東京都内の公園緑地、都市緑化、水辺において、市民が積極的に参加協力したボランティア活動及び社会貢献活動であって、「緑と水」の普及啓発に寄与するもの。4 応募方法部門別に必要な下記資料を添付のうえ、専用応募フォームよりお申込みください。■専用応募フォームURL: 専用応募フォーム応募フォームを利用できない場合、郵送又は持ち込みも受け付けています。※製本された冊子等を提出する場合は、郵送又は持ち込みにて審査用に8部ご提出ください。※郵送又は持ち込みで提出の場合、東京都公園協会賞HPよりダウンロードできる応募用紙・概要説明書に必要事項を記入し、ご提出ください。■東京都公園協会賞HP: 東京都公園協会賞HP(技術部門)位置図:計画、設計、管理箇所等、施工場所がわかるもの3枚まで図面:A2版着色平面図写真:主要部のカラー写真4枚程度をA4版台紙にまとめたもの要旨:内容を簡潔にまとめたものA4版1~2枚(論文部門)論文:論文のコピー(全文)A4版1部要旨:内容を簡潔にまとめたものA4版1~2枚(実施記録および報告部門)位置図:実施した場所がわかるものA4版1~2枚報告書:実施した活動記録等の内容がわかるもの1部写真:代表的な箇所の施工前・施工後等をA4版台紙1~2枚にまとめたもの(ボランティア活動・社会貢献活動部門)報告書:ボランティア活動・社会貢献活動の内容がわかるもの1部写真:活動の様子を撮影したカラー写真4枚程度をA4版台紙にまとめたもの団体組織の概要など:応募フォームを利用できない場合は所定の様式A4版=『個人情報の取り扱いについて』=ご応募の際に頂いた個人情報につきましては、東京都公園協会賞に関わるご案内のみに使用します。また、お預かりした個人情報は、その保護について万全を期すとともに、ご本人の同意なしに第三者に開示提供することはございません。但し、法令等により開示を求められた場合を除きます。5 表彰審査令和6年5月~6月発表令和6年6月緑と水の市民カレッジホームページに掲載すると共に、本人へ通知します。表彰令和6年7月頃実施予定各賞最優秀賞(1点)副賞 10万円優秀賞(数点)副賞 5万円奨励賞(数点)副賞 3万円6 発表受賞作品については、受賞者が作品の要旨を作成し、当協会が発行する専門誌「都市公園」に掲載、広く情報を公開します。また、緑と水の市民カレッジ事務局内「みどりの図書館 東京グリーンアーカイブス」においても公開します。※著作権について受賞作品の著作権は受賞者に帰属します。公益財団法人東京都公園協会が発行する「都市公園」に掲載された受賞作品の著作権は著作者に帰属しますが、運用については公益財団法人東京都公園協会が代行します。ただし、著作者が自己の著作物を他の著作物に利用する場合はこの限りではありません。7 応募および問い合わせ先公益財団法人東京都公園協会緑と水の市民カレッジ事務局〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-53F電話03-5532-1306受付時間:9時~17時休館日:日曜・祝日・年末年始(12月29日~1月3日)8 参考第58回東京都公園協会賞 最優秀賞作品「八王子市内の都市公園が野鳥の生息環境として果たしてきた役割と保全に関する提言~市民団体による30年間の調査結果から~」八王子・日野カワセミ会(都市公園研究委員会)調査場所のひとつである片倉城跡公園緑と水の市民カレッジについて緑と水の市民カレッジ講座緑と水に関する知識が学べる講座を実施し、多くの方々にご参加いただいています。講座はカレッジ講座教室のほか東京都内の公園や緑地、河川などのフィールドでも行っています。緑と水の市民カレッジHP緑と水の市民カレッジHP : みどりの図書館東京グリーンアーカイブス動植物や環境、公園、庭園、都市計画等に関する図書、雑誌だけでなく、東京を中心とした公園に関する貴重な古写真、図面などを所蔵している緑の専門図書館です。窓口では、図書、資料探しのお手伝いをするレファレンスサービスや資料複写(有料)、図面資料等のデータ貸出を行っています。その他所蔵している貴重な資料の一部を特別公開する所蔵資料紹介コーナーを設置しています。また、インターネット上から資料を検索することができます。E-mail : green-archives@tokyo-park.or.jp みどりの図書館HPみどりの図書館HP : みどりの i プラザ都立公園の情報、緑や水などの環境にまつわる展示、東京グリーンアーカイブス所蔵の貴重な資料等を一般公開します。また、都立公園などで活躍するボランティアの方々の活動紹介や交流・研修を目的としたみどりの情報発信基地です。HIBIYA PARK BIZ公園の中のマイルームとして、ワーク&スタディにご利用ください。緑と水の市民カレッジ開館時間内にご利用いただけます。◆交通案内【開館時間】9時~17時【休館日】日曜・祝日・年末年始(12月29日~1月3日)【住所】千代田区日比谷公園1-5【交通】・東京メトロ丸ノ内線・千代田線・日比谷線霞ケ関駅下車 B2・C1出口徒歩3分・都営地下鉄三田線内幸町駅下車徒歩5分・JR山手線有楽町駅下車徒歩15分【入館料】無料【問い合わせ先】緑と水の市民カレッジ事務局電話:03-5532-1306地図 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月19日入谷【Inoubliable】上野【Chanfe Tokyo/シャンフェ東京】上野【鮨尽誠】上野【中国料理古月池之端本店】上野【ブラッスリーレカン】入谷【Inoubliable】本格フレンチを厳選ワインと堪能。スタイリッシュな店内も話題に美しいロゼ色、柔らかな食感の『仔羊のロティ』モダンフレンチの【Inoubliable】は東京メトロ・入谷駅から徒歩2分。長野県産の「野菜」や北海道産「ミルキーポーク」など、生産者が真心込めてつくりあげたこだわり食材をふんだんに使用した、独創的な世界観を表現する逸品がそろいます。オシャレな雰囲気の中、至福のひと皿が堪能できるはず。U字方のカウンターはひとりにもカップルにもオススメ。居心地抜群北欧のカフェを思わせるカジュアルな雰囲気の店内に設置されるのは、12席のカウンター席と8席のテーブル席。木調の温かみのある空間は一人でもリラックスできる雰囲気で、西洋絵画に親しんだ後などにピッタリのお店です。フランス産のものを中心にセレクトしたワインとおいしい料理で寛ぎの時間を過ごしてみては。Inoubliable【エリア】上野【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】入谷駅 徒歩2分上野【Chanfe Tokyo/シャンフェ東京】厳選素材を革新的なメニューで提供。アイデア光る魅惑のコースワンタンの皮で包んださつま芋をサクッと素揚げした『芋の天ぷら』上野・不忍池近く。東京メトロ・上野駅から徒歩10分の【Chanfe Tokyo/シャンフェ東京】は、独創性あふれるコース料理が堪能できるダイニングバー。魚介類は朝一番に豊洲へ出向いてシェフ自らが目利きするなど、素材のクオリティを徹底重視。洗練と華やかさを備えた盛付けは目にもおいしい限りです。計算された照明が心地よく、席に着いた瞬間から日常を忘れさせてくれますカウンター席を中心に、ゆったり過ごせるソファ席も用意。落ち着いた雰囲気に一輪挿しの花を添えるといった空間づくりの妙は、特別な日を過ごすのにピッタリです。席数には限りがあるので、予約して訪ねるのがベター。カリフォルニア産を中心とした70種以上のワインも自慢です。Chanfe Tokyo/シャンフェ東京【エリア】湯島【ジャンル】ダイニングバー【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】6000円【アクセス】上野駅 徒歩10分上野【鮨尽誠】目利きの素材で旬のおまかせ握りを満喫。個室の夜景も思い出に旬素材の逸品料理を織り交ぜた『特上おまかせ握りコース』各線・上野駅からの徒歩1分という絶好アクセス。【鮨尽誠】は大将自らが厳選した新鮮な魚介類を、一つ一つ工夫を凝らして丹念に仕上げた料理の数々が自慢。名店で修業を重ねた職人が織り成す握りと、旬素材を活かした一品料理が存分に楽しめます。おまかせ握りコースで味わうのがオススメ!凛とした空気感が漂うカウンター席。店主との会話が緊張をほぐします落ち着いた和の空間の中心は洗練されたカウンター席。店主のおもてなしも心地よく、鮨店のカウンターデビューにもピッタリです。4名からの小グループから利用できる個室は夜景も見事。旬が香るコース料理と相性抜群の日本酒やワインも取りそろえるなど、ドリンクメニューも充実しています。鮨尽誠【エリア】上野【ジャンル】鮨・寿司【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】上野駅 徒歩1分上野【中国料理古月池之端本店】レトロムードに包まれた一軒家レストランで出合う、体にやさしい会席中国料理中国と日本の精進料理の長所を掛け合わせた『夜の精進料理コース』東京メトロ・根津駅から徒歩3分。JR上野駅からも徒歩圏内の【中国料理古月池之端本店】。昭和初期から残る風情あふれる一軒家で味わえるのは、伝統的な技法を駆使した斬新な会席風の中国料理。1つのコースに20もの野菜を盛り込むこだわりは、「栄養薬膳大師」の資格をもつ実力派ならではです。襖を外せば大広間としても使える座敷席。多彩なシーンに活躍します豊かな緑に包まれた閑静な一角に立つ一軒家は、まさに大人の隠れ家。店内には、座敷席や畳のテーブル席など趣の違う大小5つの個室があり、特別なひとときを過ごすのに最適です。昭和初期の建具なども活かしたレトロな雰囲気も魅力的。博物館帰りに、展示の話題を語り合うのにオススメです。中国料理古月池之端本店【エリア】上野【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】12000円【アクセス】根津駅 徒歩3分上野【ブラッスリーレカン】歴史を刻んだ旧貴賓室でいただく、エスプリが香り立つフランス料理魚介のうまみたっぷり。スペシャリテ『末竹シェフの特製ブイヤベース』JR上野駅の改札口を出てすぐという好立地。【ブラッスリーレカン】は、駅に残る旧貴賓室を利用したクラシックなレストランです。テーマは「自由に楽しむもう一つのフランス料理の世界」。各国から厳選した素材でコース料理だけでなく、日本の季節感を大切にアラカルトも豊富にそろえます。由緒ある旧貴賓室を活かした空間は、都会の喧騒を忘れさせてくれる存在昭和7年に造られたアールデコ様式の店内は、当時のままのレトロなインテリアが残るエレガントな雰囲気に満ちています。テーブル席とソファ席を含め座席は全56席で、貸切りも可能。特別な時間が流れる空間は、美術館での余韻にひたるにはベストな選択です。ワインの品ぞろえにも自信あり。ブラッスリーレカン【エリア】上野【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】上野駅 徒歩1分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2023年10月16日現代美術の最前線で活躍する村上隆による国内の美術館ではおよそ8年ぶりとなる大規模個展『村上隆 もののけ 京都』が、京都市京セラ美術館にて2024年2月3日より9月1日まで、7か月間にわたって開催される。2023年2月の時点では、会期終了が2024年6月30日と発表されていたが、大幅に延長し、9月1日までの開催となることが決定した。マンガやアニメといったポピュラーカルチャーなどの引用やそれらとのコラボレーションを通して、アートの価値や本質的な意味を問いかけてきた村上隆。現代のアートシーンを代表する存在として世界中で高い評価を受けており、『アートレビュー』誌の「Power 100(アート界で最も影響力のある100人)」には10年連続で選出されている。今年度開館90周年を迎える京都市京セラ美術館で開催される同展は、江戸時代に絵師たちが活躍した京都に深い関心を持ち、インスピレーションを得てきた村上による、東京以外では初の大規模個展となる。現在、同展に向けて《かわいい夏休み(黄金の王国の夏休み)》(2008年)や、「光琳」シリーズ(2015年)など日本美術に想を得た作品の同展特別バージョンを制作しているほか、京都とその歴史を参照した数々の新作を構想中とのこと。美しい伝統が息づく京都を舞台に、村上隆の新たなる世界が展開される予定だ。<開催情報>『京都市美術館開館90 周年記念展 「村上隆 もののけ 京都」』2024年2月3日(土) 〜 9月1日(日)、京都市京セラ美術館 新館 東山キューブにて開催
2023年10月16日