染谷将太、戸田恵梨香、窪塚洋介など実力派俳優らが家族になる映画『最初の晩餐』。“通夜ぶるまい”を通じて、家族になる瞬間を描く本作から、唯一無二で特別な通夜ぶるまいが覗ける予告編が到着した。『死ぬまでにしたい10のこと』『エンディングノート』『おみおくりの作法』など、終活・生き方への注目が集まる中、この秋公開される本作は、父の遺言により“目玉焼き”から始まる唯一無二の通夜ぶるまいを通じて、家族になる瞬間を過去と現在を織り交ぜながら、丁寧に描いていく、唯一無二の味で家族をおみおくりする、新たな物語。今回到着した予告編では、父(永瀬正敏)の通夜の夜、母(斉藤由貴)が仕出し屋を突然キャンセルし、驚きを隠せない妹・美也子(戸田さん)の姿からスタート。「私が作るから」と母が用意したのは、目玉焼き。まさかの料理にみんなが戸惑う中、あることに気づいた麟太郎(染谷さん)。「親父が初めて俺たちに作ってくれた料理です」――。そして、この特別な通夜ぶるまいを通じて、亡くなった父との思い出、家族も知らなかった“秘密”までもが浮き彫りになっていく…。過去と思われる映像には、現在公開中の『天気の子』『東京喰種 トーキョーグール【S】』に出演の注目若手女優・森七菜の姿も確認できる。また、予告編と併せて場面写真も到着。通夜で久しぶりに過ごす家族の姿、父との思い出などが切り取られ、明るく温もりある雰囲気が伝わってくる。『最初の晩餐』は11月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年07月26日小説家・乙一として知られる安達寛高の完全オリジナルホラー『シライサン』の追加キャストとして、忍成修吾、谷村美月、江野沢愛美、染谷将太の4名が出演することが決定。併せて、場面写真とキャストコメントが解禁となった。「痛快TV スカッとジャパン」の再現ドラマや「絶対正義」などで演じた、悪役キャラのイメージが強い俳優・忍成修吾さんが演じるのは、雑誌記者の間宮幸太。乙一(安達寛高)原作の『手を握る泥棒の物語』にも出演しており、本作では間宮の陰影深い人物像に惹かれ参加を決意。シライサンの呪いと連続不審死の関係性を追う記者を好演する。NHK連続テレビ小説「まんてん」で女優デビューし、『テラフォーマーズ』や『深夜食堂』シリーズなど映画にも多数出演する実力派女優・谷村美月さんが演じるのは間宮の妻・冬美。乙一(安達寛高)原作の『死にぞこないの青』へも出演しており、本作ではある事故によってつらい記憶を抱えるミステリアスな役どころに挑む。雑誌「non-no」の専属モデルで、タレントとしても活躍する江野沢愛美さんが演じるのは、飯豊まりえさん演じる主人公・瑞紀の友人であり、あるきっかけでシライサンに運命を狂わされていく加藤香奈。同じくモデルとして活躍する飯豊さんとは今回が初の映像共演であり、本作への出演や役作りに対して大いに意気込みを見せている。『ヒミズ』『寄生獣』など話題作で主演を務め、5月31日(金)に公開された『パラレルワールド・ラブストーリー』にも出演中の演技派俳優・染谷将太さんが演じるのは、山奥の旅館に出入りする酒屋店員の渡辺秀明。安達監督の初監督作品『一周忌物語』に出演していたことから本作への出演を決意。2度目のタッグにも注目が集まる。■キャストコメント忍成修吾(間宮幸太役)久しぶりのホラー映画への出演でした。最初は事件を調べていたはずだったのに、徐々に人外の存在に気づき始めて巻き込まれていく男の役です。大事な人を守りたくて暴走してしまうのが、いけないものと思いつつ。。。とても共感出来ました。自分の出演しているシーンは昼間が多かった印象です。それがまた不気味なのかなと思いつつ、どの様に仕上がってくるのか楽しみにしています。谷村美月(間宮冬美役)物語を読んで、出来るだけ自分の中で想像を膨らませて作品に取り組んでいたものの、 実際に撮影をして、少しばかりの映像を見させて頂いたとき、自分の想像を遥かに上回り、 そこには不気味さが際立っていました。早く多くの皆さんに見て頂き、この恐怖の連鎖を味わって頂きたいです。江野沢愛美(加藤香奈役)最初は全く経験のない役柄だったのでとっても難しくて不安でした。ただ本読みの時に自分が用意していった香奈を相談したところ監督がすごく褒めてくださったのでとても安心して撮影に臨めました。特殊メイクのクオリティも素晴らしいので、そちらにも注目していただきたいです。この映画は1シーン目の私がきっかけでストーリーが進んでいくため、本当に私にとって1番難しいシーンで、撮影日もとっても悩みました。そのくらいそのシーンは特に大切に演じました。なのでしっかり見ていただけたら嬉しいです。あと私の撮影初日が旅館で怖い話をするシーンだったんですが、染谷さんが素晴らしすぎて全員が本当にビビってたところをぜひ見て欲しいです。笑染谷将太(渡辺秀明役)およそ10年前に安達組の短編に出演させて頂きました、そして初長編映画に呼んでいただき、自分を忘れないでくれた!と感謝感激でございます。すごい濃厚な後味の残る「シライサン」、映画館に異様な寒けと空気が流れるこの映画を、是非劇場で感じて欲しいです。出演者たちも“不気味”と語り、観る者を恐怖のどん底へと陥れる本作。彼らがどのように“シライサン”と関わっていくのか想像を巡らせながら、映画公開を待ちたい。『シライサン』は2020年1月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シライサン 2020年1月、全国にて公開予定
2019年06月12日子役からキャリアをスタートさせ、『寄生獣』『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』など多くの作品で主演を務める染谷将太。話題の「聖☆おにいさん」では、コミカルな役どころもこなす染谷さんが出演する映画『旅のおわり世界のはじまり』がいよいよ来週6月14日(金)より公開を迎える。本作は、主演・前田敦子演じる“舞台で歌う”という夢を胸に秘めたテレビリポーター・葉子が、番組のクルーと取材でウズベキスタンを訪れ、異国での様々な出会いによって成長していく姿が描かれた黒沢清監督最新作。染谷さんが黒沢作品に出演するのは、『リアル~完全なる首長竜の日~』「予兆 散歩する侵略者」(『散歩する侵略者』のスピンオフドラマ)に続いて、今作で3作目。演じるのは、番組の撮れ高を第一に考えるディレクターの吉岡。マイペースなウズベキスタンの人々に対し、思い通りにいかない出来事には金で解決しようとしたり、葉子に無理を平気で強いるドライなキャラクターだ。そんな葉子を追い詰めていくような役でもあるが、染谷さんは「後半では、彼のあり方が少し変化する」と明かし、「葉子に対して優しさを見せたり、ちゃんと人として向き合って話す瞬間も出てきます。脚本を読んだときからそこが好きでした」と、お気に入りのポイントを語る。そして吉岡を演じるにあたり、黒沢監督をイメージしていたそうで、「もちろん黒沢監督は吉岡みたいにひどい男じゃないですし、パワハラっぽい言動も一切ありません」と前置きしつつ、「もっと根っこにある佇まいの部分。たとえば、仕事をテキパキと仕事を進めながら、どこか手持ちぶさたに見えるところとか。台本片手に現場をウロウロしてる感じとか。あとは立ち姿、カバンの掛け方など、ディティールも」と参考にした部分を明かしている。なお、過去に出演した黒沢作品『リアル』「予兆」は、原作のある作品であり、黒沢監督オリジナル脚本に触れるのは、本作が初めて。まず脚本に目を通した染谷さんは「これが一体どんな映画になるのか。自分をどこに連れて行ってくれるのか、最初はイメージできませんでした。自分の想像力の限界すら感じてしまったほど…」とその衝撃をふり返り、「要するにそれは、僕にとってとても面白い台本でした」と脚本の段階からすでにワクワクしていたようだ。黒沢監督をイメージしたという吉岡はどんなキャラクターに仕上がっているのか?本作は映画ファンはもちろん、染谷将太ファンも必見の映画になりそうだ。『旅のおわり世界のはじまり』は6月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:旅のおわり世界のはじまり 2019年6月14日よりテアトル新宿、渋谷ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019「旅のおわり、世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO
2019年06月07日松山ケンイチ(34)と染谷将太(26)のW主演ドラマ「聖☆おにいさん 第Ⅱ紀」第1話がYouTubeで期間限定公開。6月1日に公開された動画は再生回数が9万9千回以上にものぼり、現在もその数を伸ばし続けている。同ドラマは漫画家・中村光氏(35)の作品を実写化したもので、動画配信アプリ「ピッコマTV」で独占配信中。松山と染谷は下界に降りてきたイエスとブッダ役をそれぞれ演じている。一話につき6分弱という短さも本ドラマの特徴で、製作総指揮を山田孝之(35)が担当している。松山・染谷といえば、これまで数々のアニメや漫画のキャラクターを演じてきた“実写版の実績”の持ち主だ。たとえば染谷は映画「ヒミズ」「寄生獣」で主演を担当。松山は映画「デトロイト・メタル・シティ」「珍遊記」といった奇抜なコメディ漫画の実写でも主演を担当した。さらに監督・脚本を担当した福田雄一氏(50)は「HK 変態仮面」「銀魂」などコメディ映画のヒットメーカーだ。「第Ⅰ紀」公開当初の福田氏のコメントによると、本ドラマは“2つの願い”が実現した作品だという。それはこれまで叶わなかった松山と染谷の出演、そして漫画連載当初から望んでいた実写化。そうした実力派がタッグを組んだことも、話題の要因のようだ。一部では《原作と違いすぎる》《原作をゆるキャラ化し過ぎでは》などの感想も寄せられているものの、《これはこれで面白い》《やっぱり松ケンうめぇよ》《そめたにブッダすき!》と称賛する声もあがっている。また6日からは劇場版が公開予定。さらに22日からは過去に配信された「第Ⅰ紀」がNHKで3週連続にわたって放送予定だ。初の地上波放送についても《NHKで放送とは》《今から録画予約します》《絶対見ます》《楽しみ増えた》とファンから期待の声があがっている。
2019年06月04日松山ケンイチと染谷将太が出演する実写化「聖☆おにいさん」の続編となる“第II紀”から、この度、ウェブ予告とパブスチールが初解禁された。本作は、中村光による累計発行部数1,600万部を超える同名人気コミックを、監督&脚本・福田雄一、製作総指揮・山田孝之、さらにイエスを松山ケンイチ、ブッダを染谷将太が演じ実写化。“第II紀”に採用された原作のエピソードは、「初舞台(1巻その4)」、「聖地巡礼(2巻その14)」、「立川の風になれ(5巻その31)」、「いいね・LIKE・既読(11巻その77)」ほか、1話完結の全10話で構成される。今回到着した「勇者ヨシヒコ」シリーズで神父役を演じた鎌倉太郎によるナレーションで始まる予告編では、イエスが警察官(山田裕貴)に補導されたり、ブッダがインスタグラムデビューしたり。また、秋葉原でPCオタクのイエスと家電オタクのブッダが、フリースタイルバトルを繰り広げる様子も収められている。なお、続編の配信・公開を前に、5月25日(土)~26日(日)の48時間限定で前作全10話をドラマ公式YouTubeチャンネルで一挙見公開することも決定した。「聖☆おにいさん 第II紀」は6月1日(土)よりピッコマTVにて独占配信開始。劇場版は6月6日(木)より立川シネマシティ、6月7日(金)よりイオンシネマにて2週間限定で公開。(cinemacafe.net)
2019年05月13日俳優・山田孝之が製作総指揮、福田雄一が監督・脚本を務め、イエス役に松山ケンイチ、ブッダ役に染谷将太を迎えた「聖☆おにいさん」。その続編となる第II紀から特報映像が到着、「ピッコマTV」での独占配信と劇場順次公開も決定した。原作は、中村光による累計1,600部超えの大ヒットギャグ漫画。神の子・イエス(松山さん)と目覚めた人・ブッダ(染谷さん)の聖人コンビが、東京・立川でアパートをルームシェアしながら下界でのバカンスを満喫するシュールな姿を描く本作。映画『銀魂』シリーズ、映画化も決定したドラマ「今日から俺は!!」などの福田氏が監督・脚本を務め、山田さんが製作総指揮を務めていることでも話題に。2018年10月より動画配信サービス「ピッコマTV」で配信中の第I紀は、ランキングサイト「ランキングー!」のアンケート「2018年最も成功したと思うマンガ実写化映画」で数々の劇場公開大作と並んで配信作品ながら第5位にランクインした。第II紀はさらにパワーアップ!山田裕貴がゲスト出演「念願の福田組」福田監督自ら「第I紀を遙かに凌駕する面白さ!」とTwitterでアピールしていた第II紀。この度公開された特報映像では、住み慣れた立川のアパートを飛び出し、PCオタクのイエスがずっと訪れたかったオタクの“聖地”秋葉原へと降り立つ。秋葉原には、家電量販店やコスプレショップ、ゲームセンターなど、新しいもの好きで浪費癖のあるイエスを誘惑するアトラクションだらけ。果たして、倹約家のブッダはイエスの暴走を止めることができるのか、行く先々で“奇跡”の笑いを起こす2人の掛け合いは今回も見逃せない。さらに、ゲストキャストとして迷子になった(?)イエスを補導する警察官役で山田裕貴が登場。「念願の、念願の、念願の福田組」と山田さん。「そして『聖☆おにいさん』という大人気コミックが融合した世界に飛び込める事が出来て、嬉しすぎて、興奮しすぎて、現場で何度かセリフを噛みました。そのくらい現場でもワクワクしました」と、嬉しくて仕方ないといった様子。彼の登場にもぜひ注目していて。ドラマ「聖☆おにいさん 第II紀」は6月1日(土)より「ピッコマTV」にて独占配信スタート。6月6日(木)より立川シネマシティほか順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:聖☆おにいさん(2018) 2018年10月12日より立川シネマシティ・イオンシネマほかにて2週間限定上映(C)中村 光・講談社/パンチとロン毛 製作委員会
2019年04月18日俳優・染谷将太が絶好調だ。昨年は、日中共同製作映画『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』への主演をはじめ、『パンク侍、斬られて候』『きみの鳥はうたえる』『泣き虫しょったんの奇跡』に重要な役どころで出演し、またピッコマTVの配信ドラマ「聖☆おにいさん」では松山ケンイチと共に主演を飾るなど、話題作への出演が相次いだ。今年も映画『パラレルワールド・ラブストーリー』『旅のおわり世界のはじまり』とすでに注目作が決まっているなか、今年最初の出演作としてまもなく公開されるのが『サムライマラソン』。染谷さんは“俊足の足軽”を熱演しており、早くも話題となっている。日本史上初のマラソン大会といわれる「安政遠足(あんせいとおあし)」を題材にし、佐藤健、小松菜奈、森山未來、豊川悦司、長谷川博己ら主役級キャストが集結した本作。染谷さんが演じるのは、舞台となる安中藩イチの俊足を誇る足軽・上杉広之進。妻(阿部純子)と子と3人で暮らしているが、その生活は貧しく、優勝者の望みが叶うという遠足で侍に取り立ててもらおうと奮闘する。だが、ある筋から大金と引き換えに「優勝しないでほしい」と八百長を持ち掛けられ、揺れ動く複雑な心境を繊細な演技で体現している。『バクマン。』では天才漫画家役、『3月のライオン』ではぽっちゃり体型の将棋棋士役など、これまで出演したヒット作ではインドアなキャラクターのイメージも強い染谷さんだが、本作では“藩トップの俊足”という役どころだけあって、とにかく走るシーンが満載!和装にハチマキ姿で全力疾走する姿を堪能することができる。染谷さん自身も、「自分がサムライの中で一番の俊足という設定にまず驚いた」と本作での役が新鮮だった様子。また、「日本人の監督だったら絶対に僕をそこにはキャスティングしないはず!」と、メガホンを取ったイギリス人監督のバーナード・ローズらしい配役の意外性について語っている。さらに撮影をふり返り、「撮影を待っていたら、バーナード監督から『君の出番は終わった。待っている時の君が良かった』と言われた。だからその日は何もせずに終わりました」と、現場のエピソードについても言及。予定調和ではなくフィーリングを重視することでも知られるバーナード監督の現場だけあって、普段とは異なる演出に驚きながらの出演だったことを明かしている。映画では、藩士たちを鍛えるために開催された遠足が幕府に「謀反の動きあり」と捉えられてしまい、「行きはマラソン、帰りは戦」の怒涛の展開が繰り広げられていく。当初は私欲のために走っていた藩士たちが、やがて大切な者を守るため“真の侍”へと目覚めていく姿は、観る者の胸を打つこと間違いなし!『サムライマラソン』は2月22日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サムライマラソン 2019年2月22日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©”SAMURAI MARATHON 1855”FILM Partners
2019年02月19日ドラマ『聖☆おにいさん』ピッコマTV配信記念 特別上映会「ブッダとイエスと愉快な仲間たちの成人式」が18日に都内で行われ、松山ケンイチ、染谷将太、福田雄一監督、山田孝之(製作総指揮)が登場した。同作は中村光による人気ギャグ漫画を実写化。世紀末を無事越えたブッダ(染谷)とイエス・キリスト(山田)が、東京・立川でアパートをルームシェアリングしながら下界のバカンスを満喫している様を描く。2013年には森山未來、星野源を声優に迎え、アニメーション映画が劇場公開された。主演の2人について「追いかけ続けてたんですけど、結構長い間、ずっと断られ続けて」と明かした福田監督。松山主演の『L change the WorLd』に息子が出ていたエピソードを披露すると、会場は驚きの声に包まれる。「松山ケンイチと『DEATH NOTE』が大好きで、うちの息子がオーディションに受かり、嫁が引率に行くのが羨ましくて、1回だけ行かせてもらったんです」と松山との付き合いを振り返った。また、山田総指揮は会議などにも出席し、自ら染谷のマネージャーとも交渉したという。染谷は「山田さんが来るんだもん。困るよ。本人きちゃったもん」と苦笑。「もともと原作も読んでいまして、なんだかんだ山田さんが総指揮で、ブッダ役で、福田さんで、面白いものしか揃ってない。企画を聞いて爆笑でした」とオファー時の心境を語った。実際に作品を見た松山は、「子供と見てたんですけど、染谷くんのブッダを見て『うわ、すごいお地蔵さんに似てる!』と言うんですよ。『耳、ビヨーンってなってるよ!』って」と、特殊メイクでブッダになった染谷の姿に言及。「確かに、よくこの人の前で芝居してたよな、と思って。そういう意味では、染谷くんのブッダって神がかってた。表情とか、拝みたくなりますよね」と称賛する。全員で「この中で一番神々しい人」を指差す際にも、染谷に人気が集中。山田総指揮は「目ですね、徳の高い。表情を役作りでやろうとしてもできないですもん。地のものです」と、染谷の神々しさの源について語った。一方染谷も、松山について「(イエスが)日本人じゃないですから。それも成立してますからね」と、互いに褒めあう。さらに、今後の定期的な展開も目論む山田総指揮は「なんとかして僕もキャスティングに滑り込みたい。でも、オファーが来ない」と不満を述べ、「会議で限りなく僕に近いキャラクターを推すかな。『これ、出した方がいいんじゃない?』って」と、画策していた。
2018年10月18日『DRESS』でも定期的に執筆していただいている海老原露巌(えびはらろげん)さんの「墨アート展」が、6月11日〜31日まで、銀座にあるギャラリー上田で開催されます。今回の展示には、通常の「書作品」は一切なく、墨アートのみの展覧会となります。力強い墨と金泥、銀泥の美しい彩りをお楽しみください。■展示会情報名前:海老原 露巌展会期: 2018年6月11日(月)~30日(土)時間:11:30~18:30 (日曜休廊)作家在廊 : 6月11 , 13 , 20 , 23 , 26 , 29 , 30日会場:ギャラリー上田住所:〒104-0061 東京都中央区銀座6-4-7 いらか銀座ビル8Fメール:info@gallery-ueda.com電話番号:03-3574-7553海老原露巖さんの略歴1961年、栃木県下野市に生まれる。1982年~ヨーヨー・マ(チェリスト 米国)の公演やその他映画・舞台等の題字執筆多数。2012年、文化庁文化交流使に任命。収蔵在日イタリア大使館ホテル雅叙園東京強羅花壇 NOBU TOKYO在フランス日本大使館(フランス)大明寺(中国)陝西省歴史博物館(中国)カナダ歴史博物館(カナダ)他展覧会・揮毫パフォーマンス天龍寺(世界遺産)明治神宮青龍寺(中国)大興善寺(中国)アートサイエンスミュージアム(シンガポール)他
2018年06月01日町田康原作の傑作小説を、綾野剛主演、宮藤官九郎脚本、石井岳龍監督で贈る映画『パンク侍、斬られて候』。この度、北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信ら本作の第2弾キャストが発表。あわせて、“超攻撃的”イメージビジュアルが公開された。実写化不可能と言われた原作の映画化ということもあり、映画化発表時には、「パンク侍が実写化って…綾野剛て…宮藤官九郎て…最高じゃん!!!!!」「制作面子がすごすぎてやばい!!!」などとネットをざわつかせた本作。今回発表されたキャスト陣は、北川景子、東出昌大、染谷将太、浅野忠信、村上淳、若葉竜也、近藤公園、渋川清彦、國村隼、豊川悦司と、超豪華キャスト10名。北川景子「パンク侍は私のことかもしれません」現在放送中の大河ドラマ「西郷どん」で於一(篤姫)役で出演することでも話題の北川さんは、「お芝居の面では綾野さんが引っ張ってくださり、楽しい現場でした」と撮影をふり返り、「猿を抱いた謎の女性、ろん役です。パンク侍は私のことかもしれません。最後まで見ていただければわかります」と気になるコメントも。東出昌大「きっと、観たこともない映画になっていると思います」「黙読しているだけで噴き出してしまうほど、面白い台本」と語ったのは、『寝ても覚めても』『OVER DRIVE』と主演作の公開を控えている東出さん。「きっと、観たこともない映画になっていると思います」と自身も完成が楽しみだとも話している。染谷将太「刺激しかなかったです」また、日中合作映画『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』にて空海役を演じ話題となった染谷さんは、「たまらなかったです。たまらない世界でした。刺激しかなかったです。甘ったるいものなんかなかったですよ。スパイスだけそろっちゃったんですよ。誰も中和する人なんていなかったですよ」と本作について語る。浅野忠信「本作では一切しゃべっていません」期間限定で公開される注目作『クソ野郎と美しき世界』の公開を控える浅野さんは、「自ら『セリフは一切いりません』と申し出たので、本作では一切しゃべっていません」と明かし、「こんなメチャクチャなことをやるのは石井組でしかないので散々はじけさせてもらいました。最高に楽しかったです」とコメントしている。紀里谷和明撮影 イメージビジュアル初公開!また、キャスト発表とあわせ、写真家であり映画監督でもある紀里谷和明が撮影した各キャラクターの撮り下ろしイメージビジュアルも初公開。着物がはだけふんどし姿の染谷さん、台風の渦のようなメイクを施しこちらを睨みつける浅野さんなどなど、映画の中のそれぞれの役どころは明らかにされていないが、彼らは一体何者なのか!?そして、写真右上の将軍の格好をした猿は誰なのか…。まだまだ謎は深まるばかりだ。キャストコメント■豊川悦司町田康さんの原作を宮藤官九郎さんがアレンジする。言葉のマジシャン×2が繰り広げる世界を石井監督がどう料理するのかにとても興味が沸くと同時に、かなりのリスクを背負った野心作で、自分の中に燃えるものがありました。“映画”でありながら、”映画”というものを超えた”パッション”のようなものを感じてもらえるんじゃないかなと思っています。■村上淳拙者、村上淳で候。なぬなぬ。パンク侍が総天然色実写化とな。ぐむむ。楽しみでごじゃる。■渋川清彦興奮してます。爆裂して、炸裂して、猛烈に最高でした。『ソレダケ/that’s it』のコメントのときも同じようなこと言ってた気がします。間違いないということです。意味なんてない、ただただ最高!ソレダケ■國村隼今回初めて町田康さんの作品世界に触れ、その圧倒的なエネルギーとアバンギャルドな展開に吹き飛ばされそうになった。そして、その世界観を映像化するのが石井岳龍監督とは…。 現場では相当なエネルギーを要求されるに違いなく、想像するだに身震いした。そして想像した通り<町田康×石井岳龍>の凄まじいパワーが渦を巻き、舞い上がり、演者とスタッフを吹き飛ばしていった。完成した作品を観るのが待ち遠しくてならない。■若葉竜也「無視できない」映画が生まれてしまいました。真夏ド炎天下の京都で、百鬼夜行を見たような…映画のシノノメを見たような…憧れのヤンキーの先輩に会ったような…6キロ痩せました。■近藤公園「兎に角、爆発だ!」石井監督の控え目ながらも岡本太郎的な熱を帯びた佇まいに触発されてグラグラした夏、激アツです。『パンク侍、斬られて候』は6月30日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パンク侍、斬られて候 2018年6月30日より全国にて公開ⓒ エイベックス通信放送
2018年03月21日俳優の染谷将太(25)が、3月7日放送の『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ)にゲスト出演。「低気圧に弱い体この体をなんとかしたい」という悩みを相談した。 低気圧の日は「朝起きられない」「頭が痛くてぼーっとする」という染谷。映画撮影にも影響するほど深刻な症状だという。 司会の明石家さんま(62)は「自分で思い込んでるだけかもわからんやろ」と半信半疑の様子。ただ、番組内で印象評論家の重太みゆき(50)が、同じ悩みを抱える”低気圧男子”は20~30代男性の25%、さらに20~30代女性の70%が低気圧による不調を感じていると解説したように、決して珍しい症状ではないようだ。 Twitter上でも、低気圧による不調に悩む人々から共感の声が続出。《めっちゃわかる。あたしも学生の頃から低気圧で頭がかち割れそうになることが多々ある》《低気圧だったり低気圧が近づいたりすると、気持ち悪くてフラフラでなんにもできなくなる》と同様の症状を訴えるツイートが多数投稿されている。 染谷は「周りに共感してくれる人が少ない」と吐露していたが、体調だけでなく、周りの人に理解されないのも大きな悩み。染谷の告白をきっかけに“低気圧男子”“低気圧女子”への目線も変わるだろうか――。
2018年03月08日「いい意味で普通の子で、常識人」(染谷)「美意識が高いイメージ。いつもサラダ食べてるし!」(崎山) お互いの印象をこう語るのは、現在放送中のドラマ『御茶ノ水ロック』(テレビ東京系・水曜深夜2時35分~)で初共演している染谷俊之(30)と崎山つばさ(28)。 最近ますます盛り上がりを見せている2.5次元。2.5次元とはマンガやゲームを原作にした舞台やミュージカルのこと。人気タイトルが続々と舞台化されるなか、2.5次元を中心に活動してきたイケメン俳優たちがいま、テレビや映画にも活躍の場を拡大している。 染谷と崎山は、2.5次元俳優のなかでも高い人気を誇る。 ミュージカル『テニスの王子様』をはじめ数多くの話題作に出演してきた染谷は、いわば2.5次元の顔。「キャラクターがそのまま飛び出してきたような臨場感がある。原作がマンガやアニメだから派手だし、エンタテインメントとして楽しめる」とその魅力を語る。 一方、ミュージカル『刀剣乱舞』の石切丸役で、一気に2.5次元を代表する俳優となった崎山。フランスのジャパンエキスポに出演した際に「マンガやゲームといった日本文化を、2.5次元を通じて海外に広く発信していけるのでは」と手応えを感じた様子! そんな2人が出演する『御茶ノ水ロック』は、ドラマ放送後に後日談を舞台化するという試みを行う画期的な作品。さらにマンガ化作品の連載も始まっている。自分たちが演じた役がキャラクター化されるという、いつもとは真逆の体験に「同じセリフでも印象がまったく違うから2倍楽しめると思う」と染谷。 バンドのボーカル役を演じる崎山は、舞台の中で生歌を披露する予定。「見苦しい姿をお見せするわけにはいかないので、めちゃくちゃ頑張ってます!」と気合十分。 「染谷さんがスタジオ代出してくれるって言ってました!」と崎山が言えば、「そんなこと言ったっけ?(笑)」と仲のよい掛け合いを見せてくれた2人。今後もぜひ、2.5次元やドラマで共演してほしい!
2018年03月02日俳優の染谷将太が2月24日(土)、都内で行われた日中合作の主演作『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』の初日舞台挨拶に登壇。「一生忘れられない経験。一瞬一瞬が宝物で、学ぶことが多かった」としみじみ語っていた。■「オリンピックの次は、空海で盛り上がって」(染谷さん)東宝とKADOKAWAが初の共同配給を手がけ、日中共同製作映画として史上最大規模のビックプロジェクトとなった本作。主人公・空海を演じた染谷さんは「中国ロケで過ごした5か月間は、まるで夢の中にいるようで、本当に壮大な世界観に浸っていた」と回想しながら、感無量の面持ち。中国公開に続き、ついに日本での“船出”を迎え「(冬季)オリンピックの次は、ぜひ『空海』で盛り上げってもらえれば」とアピールしていた。舞台挨拶には染谷さんをはじめ、共演する阿部寛、松坂慶子、チェン・カイコー監督が登壇。松坂さんが「染谷さんはお若いのに、落ち着いていて、包容力がある」とふり返ると、当の染谷さんは「よく若年寄って言われます(笑)」と自虐コメントで、笑いを誘った。■ベテラン俳優の阿部寛、中国の巨匠に緊張!物語のカギを握る人物・阿倍仲麻呂を演じる阿部さんは、「セットの巨大さと、鮮やかな色彩に驚かされた。ご覧になる方には、逆にCGに見えてしまうかも」と製作に6年を費やした、東京ドーム約8個分の広大なセットに驚きの表情。また、チェン・カイコー監督については、「日本で言えば、黒澤明監督のような巨匠。緊張もありましたが、この経験は今後に活きていくはず」と熱弁した。この言葉にチェン・カイコー監督は「ときには難問を突き付けることもありましたが、ここにいらっしゃる皆さんのプロフェッショナルな姿勢には、大いに学ばせていただいた」と感謝を示し、労をねぎらった。■RADWIMPSがサプライズ登場!映画イベントは『君の名は。』以来この日はサプライズゲストとして、主題歌と挿入歌を手がける人気ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎、桑原彰、武田祐介が駆けつけ、お祝いのために駆け付けた。彼らが映画イベントに登場するのは、『君の名は。』以来。作詞作曲を担当した野田さんは、「監督が『この映画にはRADWIMPSの音楽が必要だ』とおっしゃってくださり、とても誇らしかったですし、期待に応えたいなと思った」とふり返り、「愛と許しがテーマになっているという監督の言葉がヒントになった。ご自身はもう若くないと言うが、ものを作り上げるエネルギーは尊敬に値する」と話していた。『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』は全国公開中(text:cinemacafe.net)
2018年02月24日篠田麻里子が主演を務める舞台『アンフェアな月』が2月22日(木)に開幕する。本番を一週間後に控えた稽古場で、染谷俊之、中村優一、和田琢磨、野崎弁当に話を聞いた。舞台『アンフェアな月』チケット情報本作は、検挙率トップ、バツイチ、男勝り、酒豪で「無駄に美人」と揶揄されるワーカホリックな女性刑事・雪平夏見を描き、テレビドラマや映画で人気を博した『アンフェア』シリーズの初舞台化。秦建日子による小説シリーズ2作目を原作とし、脚本・演出は菅野臣太朗が務める。ドラマの印象も色濃い作品だが、和田が「小説のページをめくるような感覚が味わえたらいいなと演出の臣太朗さんもおっしゃっていましたが、原作をすごく大事にした舞台です」と話す通り、ドラマや映画、そして小説のファンである野崎も「ドラマのイメージを持って入ったのですが、いつの間にかそれはなくなっていました」という本作。あくまで小説『アンフェアな月』の舞台化だが「『アンフェア』ファンとしても、好きな舞台になっています」(野崎)。実はほとんど共演するシーンがない4人だが、それぞれの役について聞いてみると、雪平の相棒・安藤刑事を演じる染谷は「雪平は事件を追いかけるのでずっとピリピリしてるんですけど、その中で僕は雪平が上司に見せない顔も引き出せる役なので。人間らしい部分を出せたらと思っています」、雪平の元旦那・佐藤和夫を演じる中村は「娘・美央とのシーンは1シーンしかないんですけど、そこにいろんなものがギュッと詰まっているので。やってて楽しいし、個人的に一番大事なところだと感じていますね」、事件の鍵を握る隣人・日野雅紀を演じる和田は「雪平とのアクションシーンがあるんですけど、僕は人のために戦うんですね。その動きの一つひとつに彼の愛の重さを込めて演じています」、誘拐された女児の父親・藤田由人を演じる野崎は「僕の役って全く愛のない人間なんですよ。雪平は愛がある人なので、その雪平と僕の役の対比を見てくださると面白いと思います」とそれぞれのシーンにかける想いは強く、作品の奥行きを感じさせる。主演の篠田について染谷は「最初の顔合わせのときから台本にすごい書き込みがされているのを見ていますし、圧倒的な台詞量なんですけど台本を持ってるのも見たことがない。背中で引っ張るタイプです」と言い、「雪平の魅力を楽しんでいただきたい。僕らがスパイスとして引き立たせることができたら」と語る。中村が「舞台装置も面白いことになってますよ。舞台としての『アンフェアな月』の見所がたくさんあります」と紹介する本作は、2月22日(木)から3月4(日)まで東京・天王洲・銀河劇場にて。チケットは発売中。撮影・取材・文中川實穗
2018年02月20日俳優の松山ケンイチと染谷将太が、ドラマ『聖☆おにいさん』に主演することが20日、わかった。松山がイエス、染谷がブッダを演じる。同作は中村光による人気ギャグ漫画を実写化。世紀末を無事越えたブッダとイエス・キリストが、東京・立川でアパートをルームシェアリングしながら下界のバカンスを満喫している様を描く。2013年には森山未來、星野源を声優に迎え、アニメーション映画が劇場公開された。大人気漫画のドラマ化というだけでも話題だが、今回は俳優の山田孝之が製作総指揮を務め、福田雄一が監督を務めることでも注目を受ける。2018年、新たに立ち上がる動画配信サービスにて配信を予定している。イエス役の松山は「福田さんがキリスト役の事は熟知してるので色々聞いて頑張りたいなと思っています」と一言。ブッダ役の染谷は「いつか実写でみたいなと思っていた聖☆おにいさんにまさか参加するとは思ってもみませんでした。しかも、ブッタ役で」と驚きを表す。「松山さん演じるジーザスとどんな掛け合いになるのか、想像するだけでニヤケてしまうのは俺だけでしょうか? まだ撮影もしていないのに、皆様に届ける日が楽しみでなりません」と期待を語った。製作総指揮の山田は「想像しただけでも失禁しそうです。 (少し出てますが)」と"うれション"。「既に悟りを感じさせるお二方の存在感は正にブッダとイエス。日頃の激務に追われる天界での生活から離れ、下界での生活をごゆるりとお過ごし頂きたく思いますが演出は福田雄一監督ですのでタダでは済まないことは容易に想像できます。アーメン」と祈った。監督・脚本を務める福田は「今まで何度も何度も出演をお願いして叶わなかった松山くんと染谷くんで、連載当初から念願だったこの原作を実写化出来ることが、ただただ幸せです!」と気合十分。原作の中村は「松山さんのアガペー溢れるお顔と、染谷さんのアルカイックスマイルが見られるのを、今から楽しみにしています」と期待を寄せた。
2018年02月20日愛、将来、自由、仕事、自尊心、すべてを奪われた主人公が自らを陥れた男たちの人生を狂わせていく復讐劇「モンテ・クリスト伯」(邦題「巌窟王」)を原作とした連続ドラマ「モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―」に、ディーン・フジオカが主演。共演に「関ジャニ∞」大倉忠義、山本美月、新井浩文、高橋克典を迎える。名作復讐劇を完全ドラマ化!ディーン・フジオカ、華麗なる“復讐鬼”にディーンさんといえば、香港、台湾などアジア圏での活動を経て、日本に新星のごとく現れた“逆輸入”俳優で、2015年にNHK連続テレビ小説「あさが来た」で大ブレイク。日本でのドラマデビュー作となったフジテレビ「探偵の探偵」では主人公(北川景子)を支える知的でクールな探偵調査員役、「あさが来た」ではヒロイン(波瑠)を叱咤激励し、師となる実業家役を演じてきたが、今作では、冤罪で地獄に突き落とされた環境から這い上がり、自らを陥れた者たちへ“復讐”をしていく、まさに鬼と化した主人公・柴門暖(さいもん・だん)役に。「探偵の探偵」以来、約3年ぶりにフジテレビ系ドラマで連ドラ単独初主演として“凱旋”を果たす。愛する女性と未来の家族を奪われ、15年間も地獄のような投獄生活を送ってきた主人公・柴門暖。その孤独と怒りが復讐への気持ちを駆り立てていく。これまで、端整な顔立ちで精悍な魅力を放ってきた“ディーン様”が、今作では次々と華麗で緻密な罠を仕掛け、自らを陥れた者たちに制裁を下していく姿は必見。廃人と化した獄中時代には、長髪・ひげ面というワイルドな風貌、出獄した15年後は“復讐鬼”であることを隠しながら美しい別人となって舞い戻るという、表と裏の顔を持ち合わせた、いままで見たことのない彼の新境地を目にすることができそう。ディーン様の新境地!「壮絶な物語がそこに待っている」ディーンさんは映画化・ドラマ化・アニメ化もされている名作が原作となるだけに、「これまで数々のリメーク作品を見てきたこともあってその壮大なスケールにプレッシャーも感じました」と語りながらも、「プロデューサーや監督との打合せを重ね、第1話の台本を読み、やはり壮絶な物語がそこに待っていると改めて確信しました」とコメント。「共演者陣、スタッフ陣で結束し、これまでにない衝撃をオーディエンスの皆様にお届けするために、全身全霊で演じたいと思います」と意気込みを明かす。また、主人公・暖の復讐の矛先となる主要人物を演じるのは、大倉忠義(関ジャニ∞)、新井浩文、高橋克典の3人。さらに、ストーリー展開の重要な鍵を握るヒロイン役は山本美月が務め、複雑に絡み合う混沌とした人間模様をより盛り立てていく。大倉忠義、主人公の最大の復讐の矛先に!「全力で演じさせていただく」大倉さんが演じるのは、暖の最大の復讐の相手となる“恋敵”南条幸男(なんじょう・ゆきお)。今回フジテレビの連ドラ初出演となる。南条は、仲の良い先輩だった暖と暖の愛する女性・目黒すみれとの婚約を祝いながらも、実はすみれのことを密かに愛し、暖に対して嫉妬の念を抱いている人物。自らは売れない役者をやっており、“愛する女性も出世も手にした暖に憎悪にも近い感情”を抱き、暖を葬る最後のボタンを押す人物。だからこそ、最も応援してくれていると思っていた“親友”の裏切りを知ったとき、暖の壮大な復讐計画が幕を開ける。大倉さんは、「スケール感のあるストーリーであり、そして、自分自身がいままで演じたことのない役柄に挑戦させていただけることをうれしく思います。視聴者のみなさんを『モンテ・クリスト伯』の世界に引きずり込めるよう全力で演じさせていただきます」と語り、こちらも気合いが入っている様子。新井浩文、良き先輩のふりして最も恐ろしい策略家!また、暖が勤める漁業会社の先輩社員・神楽清(かぐら・きよし)役には、独自の空気感漂う演技に定評のある実力派俳優・新井さん。変幻自在の俳優として知られる新井さんが今回演じるのは、学歴はないが地頭が良く、あらゆることへの損得勘定が働く愛情の観念が欠落した男。表向きは、暖の良き先輩だが、自分の出世の邪魔となる暖を失墜させるために、暖への嫉妬を抱える“南条を利用する”という抜け目ない男。暖のことを誰よりも心配する風情で、実は暖を亡き者にするための青写真をひいた人物であり、劇中最も恐ろしい策略家という、明暗まとう複雑な役どころを新井さんがどう演じるのか期待大。新井さんは「『刑事ゆがみ』の浅野忠信さんみたいに、賞を取りたい」と、いまからも意気込み十分。高橋克典、主人公を無実の罪で牢獄へ送り込んだ警察官!さらに、暖が復讐をしかけていく第三の男、過去に暖を無実の罪で牢獄へと送り込んだことを隠しながら生きる警視庁公安部外事第三課の警察官役・入間公平(いるま・こうへい)役には高橋さん。軽妙なキャラクターから「医龍4~Team Medical Dragon~」の完全無欠の敏腕経営コンサルタント役など幅広い役柄を演じてきた高橋さんは、今作では、真骨頂であるワイルドで野性味あふれる演技力を生かした将来有望なキレ者の公安警察官役に扮する。「主役のディーン・フジオカさんをはじめ素晴らしい出演者の皆様との共演も楽しみです。日頃多い警察官の役ですが、ストーリーの中で今回はどの様なことを要求されるのか、どう描かれるのかも楽しみ」と、高橋さんも期待を込めてコメント。山本美月「愛をまっすぐに、人間らしさを丁寧に演じられたら」そんな本作のヒロイン役にして、重要な鍵を握る暖の最愛の婚約者・目黒すみれ役には、「刑事ゆがみ」で声を失った“敏腕ハッカー”という難しい役どころを演じ切ったことも記憶に新しい山本さん。演じるすみれは、婚約者である暖が無実の罪により投獄されたことをきっかけに、それまでの幸せな生活が一変、地獄の苦しみを味わう女性。暖を必死に救おう、暖の帰りを信じていつまでも待ち続けようとするも、次なる人生を歩み出す決断をしてしまうすみれ役は山本さんにとっても新境地となるはず。山本さんは、「1人の女性として、愛をまっすぐに、人間らしさを丁寧に演じられたらと思います」とコメントしている。単なる復讐劇とは一線を画すラブストーリーの側面も演出を手がけるのは、ドラマ「白い巨塔」「ガリレオ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」や映画『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』『アマルフィ女神の報酬』など、数々の大ヒット作品を世に送り出してきた西谷弘監督。緻密に計算されたインパクトのある演出に定評のある西谷監督が、単なる復讐劇を超えた複雑な関係性を紡いでいく人間ドラマにどのように息を吹き込んでいくのか。再タッグとなる山本さんも「(前回)ご一緒させていただいた際に、台本だけでは想像のできない深みのある素晴らしい作品になっていたので、このドラマがこれからどんな風になるのかとても楽しみ」と語っている。本作のポイントは、単なる復讐劇ではなく、仇敵に制裁を下していくたびに良心と葛藤し、次第に人生とその人間性を取り戻していくヒューマンストーリーであり、一人の女性に対して一途に貫かれた純愛を描いたラブストーリーでもあること。網の目のように張り巡らされた数々の伏線に絡みつく、多彩な登場人物も大きな見どころの1つで、主人公を死の淵から助け出す“謎の老人”、誰にも言えないおぞましい過去を持つ“悪女”や、遺産を巡り恐ろしい謀略をめぐらす“悪女”など、毎回のストーリーを複雑かつ巧妙に展開させていく個性豊かなキャラクターたちも続々登場していくという。クランクインは3月上旬を予定している。木曜劇場「モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―」は4月期、毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年02月11日日中共同製作映画『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』のワールドプレミアが中国・北京にて行われ、空海役の染谷将太をはじめ、ホアン・シュアン、阿部寛ら日中オールスターキャストが再集結。また染谷さんと阿部さんは紫禁城 神武門も訪問し、中国での滞在を楽しんだようだ。今回は日本から染谷さん、阿部さん、松坂慶子、そして原作者・夢枕獏が訪日。完成した本作を鑑賞した後、インターコンチネンタル 北京 サンリトゥンにて行われた、レッドカーペットならぬ「黒猫」にちなんだ“ブラックカーペット”に参加し、チェン・カイコー監督、ホアン・シュアン、チャン・ロンロンをはじめ11名の豪華中国キャスト・スタッフと共に登場すると熱烈な歓迎を受けた。さらに、ホアン・シュアンが自撮り棒で歩行者全員を入れた記念撮影を行うなど、和気あいあいとした場面も見受けられた。その後行われた記者会見にも参加し、染谷さんが中国語で挨拶をすると会場からは驚きの声と拍手が。MCから中国語での撮影について問われると、「ひたすら勉強しました。いままでの人生の中で一番苦労したと思います。ホアン・シュアンが撮影の合間にセリフの練習に付き合ってくれたり、すごくサポートしてくれたことに感謝しています。彼の助けがなければ乗り越えることができなかったと思います」とふり返っており、劇中では空海の相棒となる白楽天役を務めるホアン・シュアンだが、実際の撮影でも支え合っていたようだ。そんな染谷さんに、突如中国語の読み方クイズを出題。短い文章ながらもさらりと読み、流暢な発音を披露していた。また、阿倍仲麻呂役の阿部さんは「この唐のおおらかな時代に、当時外国人として一番信頼される日本人として唐にわたった遣唐使の役をさせて頂き、光栄です」と語り、白玲役の松坂さんも「今回は長年憧れていた、チェン・カイコー監督の作品に出演することがき、光栄でした。現場では俳優が一番いい状態で演技できるような環境を作ってくださって、本当に感謝しています。今回は国と国とが協力してこんな素晴らしい大作ができて、長い歴史を思うと大変感慨深いです」とコメント。そして、カイコー監督も参加した囲み取材も実施。撮影は一生忘れられない経験になったと言う染谷さんは、「久々に皆さんとお会いし、無事に会見を迎えられたことが嬉しいです。中国で盛り上がってくださるのは本当に嬉しいです。現場の熱気がそのまま続いているように感じています。壮大な熱気のまま公開されて、壮大に人々に伝わっていってもらえたら嬉しいですし、そう願っています」と想いを述べ、完成した作品を観て「本当に感無量」と語る阿部さんは、「素晴らしいセットで、キャスト、スタッフが一丸となって作品を作っていたことを思い出します。これほど大きな作品に携わって、これだけ時間をかけて撮るという経験をしたことがなかったのですが、あの映像を観て納得しましたし、すごく力のある映像だと思いました。いよいよ公開になることを本当に嬉しく思います」と完成の喜びもひとしおのよう。カイコー監督は、「今回の映画を通じて、唐の時代から受け継がれてきた日中友好をこれからも盛り上げていけたら」と想いを明かす。また、3人の撮影時の謙虚な姿に心打たれたと言う監督は、「例えば染谷さんは、セリフを一文一文すべて中国語で覚えられるよう、恐らく徹夜で頑張っていたと思いますし、お2人も役作りに没頭していて、積極的に中国の文化を理解しようとしてくれました。そういった努力も、日中の観客に伝わるのではと思います。いま皆さんの目の前に見えているのはスケールの大きさと唐の時代の繁栄だと思いますが、その中には人間の気持ちの繊細さが盛り込まれていますので、その2つのギャップと溶け合いを感じていただければと思います」と語っていた。『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』は2018年2月24日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月20日■「観」とイメージしてみよう今回のテーマを「観」にした理由には、私の深い思いがあります。皆さんは「観」と聞いて、何をイメージするでしょうか。インスピレーションは「能舞台の鏡松」から能舞台における「松」の意味を、皆さんはご存知ですか?演舞者は松に向かって踊るのが本来で、舞台上の松は鏡に映った松を意味しています。「鏡松」つまり演舞者は鏡に映った松を背に、観客に自分を観せることになるのです。ある日、20年ぶりに能を鑑賞していたときに、突然「観」と一瞬のインスピレーションを受けました。それをベースに王義之の「蘭亭序」の「観」「仰ぎ観る」という一節がミート。私は鏡に「映る姿」と実際に「観る姿」とを対比させて、自分のしてきた書の世界観を確認することができたのです。こうしてできた作品が「観」です。映すとは鏡に映ったもの。そのままの形を映す。つまり「書く」こと。日々の映し書く練習の蓄積。観るとは単に形を映すものではなく、そこにインスピレーションが加わること。つまり発想したものを「描く」こと。この相対するふたつがうまく重なり合うときに作品が生まれます。■「仰観宇宙之大府察品類之盛」(仰ぎて宇宙の極まりなきを観て、府しては満類の数多きを察する)上を向いては宇宙の広大さを観て、下を向いては万物の豊かさを察する。「観察」するということです。この文は王羲之の蘭亭序のあまりにも有名な一節です。■王羲之「蘭亭序」王羲之の書をことごとく収集していた唐の太宗皇帝は、「蘭亭序」だけは入手することができませんでした。そこで智永の弟子の弁才が所有していると聞いた太宗皇帝は、臣下に命じて弁才に近づき、蘭亭序を盗み出させました。こうして太宗皇帝は蘭亭序を手に入れましたが、あまりにも素晴らしい書に惚れ込み、遺言で自分の墓の昭陵に副葬させてしまい、王羲之の最高傑作の蘭亭序はこの世から姿を消すことになったのでした。このようなエピソードがまた蘭亭序の価値をさらに高め、後世に言い伝えられています。■「観」と書いてみよう前回の王羲之の「集字聖教序」と同じです。空間の造形美を考え、構成することが大事です。臨書とはお手本を見て書くこと。映すことを何回も重ね、練習を蓄積させていくことが大事。追い求めては答えが逃げていき、くじけそうでもまた追い求め、何回も練習すること。そしてあるときに、ふとインスピレーションが下りてきて、今までの蓄積とひらめきがミートする瞬間がやってきます。私が能舞台を観て感じた瞬間のようなひらめきです。臨書の意味は、そこにあると確信しています。練習の蓄積と自分の発想の重なり合った瞬間に、ただ単に「映る」ことから「観る」瞬間になるのです。臨書は蓄積と発想の宝庫です。心を入れ込み、「書く」ことから「描く」ことに、臨書の目的があると思います。太宗皇帝の墓で王義之を揮毫して唐の太宗が愛し、墓にまで一緒に埋葬した王羲之の蘭亭序を追い求め、私は中国に渡りました。そして、太宗皇帝の墓の上で「仰観宇宙之大府察品類之盛」と揮毫(きごう、筆で字や絵を書くこと)しました。自分の今までしてきたことは正しかったとはっきりと確信しました。皆さんも臨書することで心の鍛錬をしてみませんか。ひとつ磨きがかかり、ステップアップしますよ。
2017年12月18日■「有」とイメージしてみよう前回は「無」について触れたので、今回はそれに相対する「有」という文字を選びました。「有」と聞いてあなたは何をイメージしますか?漢字から私がまずイメージするのは、「presence」「肯定する」「存在する」という言葉です。「無」が純粋無垢で、あなたが何かを見てその物に色を付けない状態をいうのに対して、「有」はあなたの意志が加わり存在する物をイメージさせます。「有難う」という言葉にも「有」が使われていますね。漢字の意味のごとく、「滅多にないようなことが有る」という素敵な言葉です。「ありがとう」とひらがなで書くよりも漢字で書く方が気持ちが深くなり、感謝が伝わるように感じます。■「蓋聞二儀有像顕覆」前回の「無」のときに「雁塔聖教序(がんとうしょうぎょうじょ)」について触れましたが、同じ文章の中に「無」に対するものとして「有」という文字があります。「天地(二儀)は像を有しており、私たちの頭上を覆いつくす天と私たちを乗せている地は生きるもの全てを包んでいるものである。一方では四時(春夏秋冬)には像として顕れることが無く寒暑に潜んで万物を変貌させるので賢者でも理解することはできない」となります。■「集字聖教序」前回は「雁塔聖教序」(653年)について書きました。今回はその19年後に作られた「集字聖教序(しゅうじしょうぎょうじょ)」(672年)について。「雁塔聖教序」は褚遂良が書いたものです。その後、24年間に渡り、弘福寺の懐仁が王羲之の文字を集め「雁塔聖教序」と同じ文章を書いたものが「集字聖教序」です。24年間も王羲之の字を集めるとは気が遠くなる話ですが、それだけの魅力が王羲之の文字にあったという証ですね。残念ながら王羲之の真筆は残っておらず、コピーのコピーを重ねたものが現在に伝えられています。そのような状況で、この「集字聖教序」はかなりオリジナルに近いものと言われています。■なぜ王羲之の文字がないのか太宗皇帝が王羲之の「蘭亭序」を、遺言に従って共に墓へ埋葬したこと。また王羲之の文字は宮中にあり憧れの存在だったため、戦乱を重ねて失われてしまい、真筆がなくなってしまったという歴史があります。一字ずつ集めているから大きさに統一感はなく、一貫性はないけれども王羲之の一字一字の美しさに見どころがあります。■「有」と書いてみよう太宗皇帝が王羲之の字を「鳳が舞い上がり、龍がわだかまるようだ」と称賛したほど、王羲之の文字には律動感があり、三次元の奥行感があります。ワンポイントアドバイス「空間造形美を意識しよう」人間が凛と立っているような姿をイメージしてみましょう。「有」は均衡がとれた美しい立ち姿。また余白の美しさを取り、龍が天に舞い上がるような姿を線で表現してみましょう。平面に表現された拓本からはわかりにくいところですが、そこからあなたが空間をイメージし、文字を立体的に再構築しながら書くことが大事です。臨書を勉強する上で、三次元に空間を造形した美しさを常に意識すると上達しますよ。
2017年12月09日ロックバンド「RADWIMPS」が、染谷将太主演で贈る日中共同製作映画『空海-KU-KAI-』の主題歌を担当することが決定。大ヒット作で先日地上波放送も決定した『君の名は。』以来となる映画主題歌、そして全世界公開版本編での主題歌となることが分かった。神木隆之介や上白石萌音らを声優に迎え、日本のみならず世界中で話題となった新海誠監督作『君の名は。』で音楽を担当し、「第40回日本アカデミー賞」最優秀音楽賞はじめ、数々の賞を受賞したことでさらにその名を知らしめた「RADWIMPS」。そんな彼らと世界的巨匠チェン・カイコー監督の夢のようなビッグコラボレーションが今回実現。主題歌となる楽曲は、監督と綿密なディスカッションを重ね、本作のために書き下ろされた「Mountain Top」に決定。儚くも壮大な楽曲が、国境言葉の壁を越え、作品世界をさらに大きく彩るにちがいない。「RADWIMPS」野田洋次郎は、「楽曲のディスカッションをするため日本でお会いした際、監督のビジョン、エネルギーやパッションがその語り口から溢れでてくるのが印象的でした。監督がこの作品で描きたかった熱量に負けないよう、僕たちも楽曲を作らせて頂きました」と対面した印象を話し、「その圧倒的なセットやキャスト、映像技術が駆使されていますがストーリーの根幹は何百、何千年と変わることのない人間の本質的な美しさ、醜さ、理性と本能の間で絶えず揺れ続ける様でした。歴史大作ではありますが『今』の僕たちの物語だと思いました」と語る。また、チェン・カイコー監督は「映画『空海-KU-KAI-』は、運命的で、台風のような作品になっている。そのように喩えるなら、野田洋次郎の歌はまるで、暴風雨の後の虹のように響く。虹は、強い風や雷鳴の激しさに揺らぐことなく、焦がされた世界を静かな美しさで彩るのだ」コメント。プロデューサーのKADOKAWA 椿宜和は「折しも、中国では『君の名は。』が大ヒット公開中で、監督との会話の中でその話題になり角川がその場でRADWIMPSが手がけた『君の名は。』の楽曲を聴かせたことがきっかけとなりました」と経緯を明かし、「多くのやりとりの中で完成した楽曲を聴いて、監督が一貫して追求する芸術性とこの作品特有のエンタテインメント性の両面をドラマチックに昇華する素晴らしい楽曲だと感じました。その効果こそチェン・カイコー監督が希望していたものでしたので、最高のコラボレーションが生まれたと思います」と楽曲を絶賛している。『空海-KU-KAI-』は2018年2月24日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月08日ミュージカル「刀剣乱舞」などで人気を博す佐藤流司や、映画『逃げた魚はおよいでる。』の染谷俊之らが出演し、バンドに挑戦する若者たちを描く「御茶ノ水ロック」。このたび、メインキャスト10名のソロビジュアルが解禁、TVドラマの放送スタートが1月10日(水)に決定した。「男水!」のポリゴンマジック企画・制作によるTVドラマ&舞台連動企画の第2弾となる本作。メインキャストは TVドラマと舞台両方に出演し、キャストが吹き替えなしでバンド演奏に挑戦!舞台でも、当て振りなしの生バンド演奏に挑むことでも話題を呼んでいる。今回解禁されたビジュアルは、佐藤さんに、崎山つばさ、前山剛久、松本岳、宮城紘大、砂原健佑、Chiyu、夛留見啓助、谷水力といった、バンド「ダイダラボッチ」やライバルバンドのメンバー、染谷さんの音楽プロデューサーの姿をとらえたもの。力強い眼差しでこちらを見ながら歌う佐藤さん演じる始や、若手プロデューサーらしい佇まいの染谷さん演じる亮の姿が収められており、それぞれのバンドメンバーもライブシーンを切り取ったかのような躍動感ある仕上がりに。バンドマンたちの熱い青春ストーリーを感じさせるビジュアルが完成した。あらすじ「いつか武道館に立ちたい」――。子どもの頃、片山始(佐藤流司)と片山亮(染谷俊之)の兄弟は同じ夢を掲げるも、母親の死をきっかけに別々の道へ。数年後、始の作ったバンド「ダイダラボッチ」のメンバー5人は、待望のライブが決まる。しかし、彼らのライブはガラガラで散々な結果に。ライブの大トリは、話題の実力派プロデューサー・片山亮がプロデュースする「ヘブンズドア」。彼らが登場すると、さっきまでガラガラだったライブハウスが観客でいっぱいに。そんな中、「ダイダラボッチ」のボーカルが突然辞めることに。翌週にはライブが控えている。不在のボーカルの代わりにギターの始が歌うことになるが…。兄貴にまた認めてもらいたい。始はその想いを胸に自分のバンド「ダイダラボッチ」で武道館ライブを目指す――。「御茶ノ水ロック」ドラマは2018年1月10日(水)深夜2時35分より放送開始。配信サイト「あにてれ」にて配信。舞台は2018年3月末より上演。漫画は12月15日(水)より「月刊コミックジーン」1月号にて連載開始。(text:cinemacafe.net)
2017年12月06日■「無」をイメージしてみよう「無」という意味を考えると、とても含みがある文字です。「"無"とはこうである」とは一言では言い尽くせません。非常に宗教的な悟りの世界であります。辞書では「無」とは、否定を一般化した表現。対義語は「有」とあるので”物事が存在しない”ことも表します。「無」を単に否定的な表現、ととらえるべきではないと感じています。純粋無垢の「無」、すなわち、あなたが何かと出会ったときに、自分の概念で色付けするのではなく、そこにある本来の物というイメージも持つべきだと。何もないのではなく、本来の色付けされていないあるべき姿。あなたは「無」とはなんだと考えますか?■「大唐三蔵」孫悟空の西遊記でおなじみ、三蔵法師はみなさんご存知の人物でしょう。インドに渡り、17年間学んで仏法を唐に持ち帰りました。その偉業を称えるために、唐の皇帝、太宗が褚遂良に命じて書かせた「雁塔聖教序」の冒頭の文字です。「偉大なる三蔵法師がインドより持ち帰った仏典の序文」という意味です。■「四時無形」「四時無形」とは、三蔵法師の持ち帰った仏典の一部で、ここでいう四時とは四季のこと。言葉の意味としては「春夏秋冬は形がなく、目に見えないものである」となります。前後に書かれた文の意味は「天地というものは像を有している。頭上を覆いつくす天、我々を乗せている地は生きとし生けるもの全てを包み込むものであると言えるが、四時(春夏秋冬)はどうだろうか。何ら形もなく寒暑の中に潜んで万物を変貌させる。どんな愚かな者でも天地の有様を見ることはできるのは像があるからで、四時のように像としてないものについてはどんな賢者でもその本質を知ることは不可能に近い」となります。■褚遂良(596~658)先に述べた「雁塔聖教序」は、楷書を高度に完成させ、楷書の範として尊重される最高傑作であると言われています。彼は、楷書の最終形といえる唐の文化を背負った成熟した作品を残しました。また、褚遂良(ちょすいりょう)は唐の政治家でもありました。皇帝太宗に仕えて信頼厚く、後の皇帝高宗の教育を担いましたが、則天武后を皇后に立てることに反対したことで今のベトナムに左遷されました。■「無」と書いてみようワンポイントアドバイスとしては「リズムよく」褚遂良の楷書は、呼吸の振幅の幅、リズムの表現を具現化して漢字を芸術に作り上げたように感じられます。私は音楽が好きですが、主観で言うと、まるでマーラーの交響曲第五番 第四楽章のアダージョの旋律の世界とリンクするようなイメージ。リズムよく、呼吸の幅を大きくとるところ、また引くところ。書くときは、一角一角をこれでいいのかとゆっくり自問自答しながら、姿勢は雑巾を絞り上げるように丹田に力を入れて書いてみましょう。
2017年12月04日■「天」をイメージしてみよう「天」と聞くと、どんなイメージがありますか?宇宙、空、また人を超えた人の上の存在。宗教的な世界観においては神の住む理想郷。などイメージは広がります。その色は何色なのでしょうか。朝焼けの赤、夕焼けの黄色、雲ひとつない青、紫がかった霞の色。また新月の夜の吸い込まれそうな黒。すべての色を統合したら黒(玄)になりますね。「天」の字形は人間の体の上部から由来しています。「天」とは人間に関わるすべてを統合した言葉と言えます。■智永の「千字文」とは今回は智永の「千字文」の冒頭の文字「天」をテーマにしました。「千字文」は初回に触れた王義之の筆跡を一千字集め、周興嗣(470年〜521年頃)が作りました。1000字を重複なしに四言古詩250句にしたもので、以後、さまざまな人が書いています。中国、朝鮮、日本で識字、習字用の教科書として広く近年まで用いられていました。智永(生没年不詳陳時代から隋時代580年代頃活躍した僧)は王義之の7代目の孫です。いろいろな人が「千字文」を書いていますが、私は智永の書いた「千字文」はテキスト的に優れていると考えます。なぜならその書体は冷たくもなく暖かくもなく辛くもなく甘くもなく鋭くもなく柔らかくもなく智永の「千字文」には人間としての中庸さがあります。次に進むためのこうあるべきという、指針のような法帖と言えるでしょう。■天地玄黄宇宙洪荒「天も地も世界はすべての色に満ち、もっと広い宇宙はあふれかえり、わきかえっている」「千字文」の冒頭の部分です。広大な宇宙観です。天地は地球上のすべてのもの、また宇宙はそれをはるかに超えた世界です。人間には越えられない壮大な世界です。■コンプレックスは誰にでもある人間にはそれぞれ個性があります。すべてが完璧な人間などいないのです。自分のいいところ、悪いところ、見つめていますか?ときどきでもいいので、自分のいろいろな面に心を向ける時間は必要です。■書道は道とつくものです道とつくものは書道、茶道、華道、武道などさまざまですが、道を学ぶとはどういうことなのでしょうか。自分に向き合い、自分に足りないところは何だろうと考える。そして気づく。マイナスな面を補おう、中庸になろうと努力する。それが道とつくものの学び方の一面です。■実際に「天」を書いてみようワンポイントアドバイスとしては「気づく」「中庸」。まず、広大な宇宙空間をイメージしてみよう。空間の構成をどうとらえるかが大事です。自分に向き合い、偏りをなくし中庸を目指して練習しましょう。人には皆コンプレックスがあります。そこにとらわれる必要はないですが、「気づき」は必要です。道とつくものを学ぶとは「気づく」ことなのです。心を落ち着かせ、自分の内面に目を向け「中庸を目指す」。そんな思いで「天」と書いてみましょう。
2017年11月23日■「風」とイメージすると風という言葉から何を連想しますか?風を自然現象としてとらえると、「空気の流れ」また「空気自体」ということになります。一方で、風という一文字には、単なる自然現象だけではなく「人の心」という意味もあります。■今の時代だからこそ手紙を書いてみよう今の世の中では、LINEやメールなど、誰がどのような状態で打ち込んでも同じように表示されるツールでのやり取りが当たり前になりました。そのような時代にあえて筆を取り、心を込めて相手に自分の心を手紙で伝えてみる。きっと相手にあなたの情熱が伝わります。このような時代だからこそ、あえて筆を取り手紙を書いてみることをおすすめします。■「風信雲書」こちらは歴史上名高い空海が最澄に送った三通の書状の中の一通目「風信帖」の中の冒頭の一文です。作品自体は平安時代前期、812~813年頃に書かれました。意味としては、「風のような、雲のようなあなたからの手紙、それが天から舞い降りるがごとくに私に届きました」となります。「風のようにあなたからの心が天から舞い降りた」という一文が、なんとも熱く心を打つ表現ですね。■空海、最澄とは弘法大師の名で知られている空海は、中国に渡り日本に真言密教をもたらしました。最澄は日本天台宗の開祖であり、中国に渡り仏教を学び、帰国後に比叡山延暦寺を建てた人物。中国と日本との懸け橋となり、命がけで海を渡って学んだこのふたりが帰国後に交わした手紙からは、ふたりの心の交流を伺い知ることができます。当時は海を渡り、人々の心を救うため、異国に学びに行くことは命がけのアクションでした。ふたりは危険を恐れることよりも、皆に何かを広めよう、伝えようという情熱を持っていたのです。■「風」という字を書いてみよう書き方のワンポイントアドバイスとしては、情熱を持って、相手に自分の心が伝わるように書くこと。形やテクニックではなく大事なのは情熱。LINEやメールでは伝わらない心そのものを筆では表現できるのです。筆で手紙を書けば、あなたの心がまるで天からの風のように相手の心に舞い降りますよ。
2017年11月19日ドラマ「男水!」を企画・制作したポリゴンマジックによる、TVドラマ&舞台連動企画第2弾として「御茶ノ水ロック」の始動が決定。キャストには佐藤流司や染谷俊之ら、超人気舞台俳優たちの出演が明らかになった。■あらすじ「いつか武道館に立ちたい」――。子どもの頃、片山始(佐藤流司)と片山亮(染谷俊之)の兄弟は同じ夢を掲げるも、母親の死をきっかけに別々の道へ。数年後、始の作ったバンド「ダイダラボッチ」のメンバー5人は、待望のライブが決まる。しかし、「ダイダラボッチ」のライブはガラガラで散々な結果に。ライブの大トリは、話題の実力派プロデューサー・片山亮がプロデュースする「ヘブンズドア」。彼らが登場すると、さっきまでガラガラだったライブハウスが観客でいっぱいに。そんな中、「ダイダラボッチ」のボーカルが突然辞めることに。翌週にはライブが控えている。不在のボーカルの代わりにギターの始が歌うことになるが…。兄貴にまた認めてもらいたい。始はその想いを胸に自分のバンド「ダイダラボッチ」で武道館ライブを目指す――。■豪華キャスト&スタッフが集結!本作は、すれ違ってしまった兄弟の絆を中心に、バンドにかける男たちの青春を描くオリジナル企画。今回TVドラマ化、舞台化、そして漫画化が決定。メインキャストはTVドラマと舞台の両方に出演し、またキャストたちが吹き替えなしでバンド演奏に挑戦。舞台でももちろん、当て振り無しの生バンド演奏に挑むという。脚本は「みんな!エスパーだよ」の田中眞一。「ぼくは麻里のなか」の横尾初喜、「嵐」の「Happiness」、「GReeeeN」の「キセキ」のPVを手掛ける直が監督を務める。主人公・片山始を演じるのは、今秋、銀河劇場で16公演が即完売で話題となったソロライブ「ミュージカル『刀剣乱舞』加州清光 単騎出陣2017」などに出演する佐藤流司。始の兄・片山亮を、舞台「剣豪将軍義輝」で主演を務めたほか、ミュージカル「テニスの王子様」平古場凛役や舞台」弱虫ペダル」石垣光太郎役で知られ、ドラマや映画など幅広く活動する染谷俊之が演じる。そして主人公のバンドメンバー、ギタリスト・奈良悠介を音楽劇「金色のコルダ」主演の前山剛久。ベーシスト・新田誠を、舞台「デジモン」や「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の松本岳。ドラマー・乾慎吾を、ミュージカル「テニスの王子様」や舞台「メサイア」の宮城紘大。そのほか、主人公と対峙するライバルバンドのボーカル・逢坂翔太を崎山つばさ、ギタリスト・五十嵐隼人(ARASHI)を砂原健佑、ベーシスト・吉原公太(KO-TA)をChiyu、ドラマー・橘蓮(REN)を夛留見啓助が演じる。また、途中話から藤瀬和也役として「あんさんぶるスターズ!オン・ステージ」の谷水力も参加が決定した。なお漫画版を担当するのは、シリーズ累計50万部突破の「あかやあかしやあやかしの」の七生が手掛け、2017年12月から「月刊コミックジーン」にて連載スタートする。「御茶ノ水ロック」ドラマは2018年1月より放送、舞台は2018年3月末より上演、漫画は2017年12月より連載。(cinemacafe.net)
2017年11月15日ベストセラー作家・夢枕獏の小説を原作に、若き天才僧侶・空海役に海外作品初主演となる染谷将太を迎え贈る『空海-KU-KAI-』。この度、11月23日(木・祝)より全国の劇場にて上映予定となっている、本作の予告編が到着した。先日開催された第30回東京国際映画祭にて行われた、世界初解禁となる約10分間の特別フッテージ上映では、「衣装もセットも全てが美しく、とにかく圧倒された10分間だった!」「真の美を追求した作品。世界中の人が魅了される作品になると思う!」と絶賛された本作。そんな公開に期待高まる本作から、いままで明かされていなかった物語の全容が明らかになる予告編が解禁。空海役の染谷さんのほか、ホアン・シュアン扮する白楽天、阿部寛扮する阿倍仲麻呂、松坂慶子、火野正平らの姿が映し出される中、染谷さんと阿部さんがセリフを言うシーンも登場している。空海と白楽天が怪奇な事件を紐解くにつれ見えてくる、歴史を揺るがす巨大な謎。楊貴妃の命を案じる阿倍仲麻呂は何を知っていたのか?絶世の美女・楊貴妃の涙の理由は?空海と白楽天が辿り着いた真実と、王妃の悲しき運命とは…。予告編内で使用されている音楽は、『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』『リクルート』『コンスタンティン』などの世界的大ヒット作品の楽曲制作にも携わった、ドイツ出身の作曲家クラウス・バデルトが担当している。『空海-KU-KAI-』は2018年2月24日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月13日映画『予兆 散歩する侵略者 劇場版』が11月11日(土)に公開を迎え、主演の夏帆をはじめ、染谷将太、東出昌大、黒沢清監督がそろって舞台挨拶に登壇した。すでに公開された映画『散歩する侵略者』のスピンオフとして製作されWOWOWで連続ドラマとして放送され、反響の大きさから劇場版として公開されることになった本作。概念を奪う宇宙人によって憔悴していく夫を守るべく、宇宙人に立ち向かうヒロインの姿を描き出す。戦う強いヒロイン・悦子を体現した夏帆さん。「黒沢さんからは『悦子の強さを意識し』とたびたび言われました。真壁(東出さん)と対峙したり、おびえたり、恐怖心が出るシーンも多くあったけど、その中でも強さは意識していました」とふり返る。黒沢監督は、映画版に続き、本作でも“強い”ヒロイン像を描いている点について「特に意識はしてませんが、女性のほうが強いってのは常識で、疑問のないこと」と説明。弱い(?)夫を演じた染谷さんは「本を読んで、“男らしい弱さ”を感じました。逆に男らしいなって思えましたね(笑)。弱いのに『俺は大丈夫だよ』っていきがっちゃうところとか…。(同じ状況で)自分も普通にそうなるなって思えてやれました」と納得の表情だった。また、3人の現場での関係に話が及ぶと、夏帆さんは東出さんとの会話が「なかったですね…なんでだろう?」と思案顔。東出さんは「3人ともマイペースなんだと思います」と指摘し、染谷さんも「各々で過ごしてましたね」と述懐。「仲は良いんですけど…」と釈明しつつ「僕は現場をウロウロしてました」という東出さん、「ずっとコーヒーを飲んでた」という染谷さん、そして「座ってました」という夏帆さん、それぞれマイペースぶりを明かす。また、映画のキャッチにもなっている「もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?」という問いかけに夏帆さんは「どうしますかね…。いままでできないことするのもなんだし。行に走るわけにもいかないので、ごく普通に過ごします」と語り、染谷さんは「どうしようもないけど、希望を持って過ごします。終わらないかもしれないし、終わってみないとわからないという希望を持ちつつ」と回答。東出さんは「何してんだろ…?と持ってるうちに終わっちゃう気がします。『何かしなきゃ!』ってだいたいそんな毎日です」とここでも三者三様、マイペースに語り、会場は笑いに包まれていた。そんな何ともゆるい3人だが、黒沢監督は現場での俳優としての素晴らしさを熱弁!「ほぼこの3人だけで2時間以上の長さを…。すごくないですか?この3人の俳優!日本映画は、俳優のすごさで持っているんだとつくづく感じました。映画は、すごい俳優が3人いれば出来上がってしまうと実感した作品です。久しぶりに、ただ面白い映画を作ろうとシンプルな意図で作りました。素晴らしい原作、面白い脚本があり、スタッフも最大の力を発揮してくれたと思います。見終わって、何て言ったらいいんだろう?という思いになると思いますが『俳優とにかくすごい!』と伝えていただければ価値は伝わると思います」と3人を称賛し、会場は温かい拍手に包まれた。『予兆 散歩する侵略者 劇場版』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年11月11日■書道における「永」の役割書道において「永」は基本中の基本の文字。「永字八法*1」という言葉があるように、文字を書くことにおいて必要な8種類の技法がすべて、この1文字に含まれています。永遠、永久、永続、未来永劫など、現代では”時間がながい”という意味を表す「永」という文字ですが、歴史を振り返ると別の変わった意味が見えてきます。■「永」の歴史的背景王羲之(おうぎし)は、書道の"美の基準”をつくった人。文字を見た際に"美しい"と思う心、余白などの空間構成や点や角のベクトルの方向などは、王羲之が確立したといっても過言ではありません。書道のお手本などに王羲之の書が使用されるのは、これが所以です。永和九年(353年)に中国の書聖(しょせい)として知られる王羲之が書いた、蘭亭序(らんていじょ)という書があります。書道史上最も有名な書作品で、その冒頭の1文字はなんと「永」から始まります。書道において基本中の基本を表しながら、歴史的書の始まりの1文字として書かれている漢字。意外にも何かを始めたいときに書くと良いとされる文字なのです。■何かを新しく始めるとき、「永」を書いてみよう前述の通り、現代では"時間がながい”という印象が強いこの漢字ですが「何かを始める」「初心」の意味があります。書道は、筆と墨を使って自分に向き合いながら文字を書く芸道です。『DRESS』読者の方々も、定期的に筆をとり、文字を書いてみることをおすすめします。大人向けの書道セットも数千円程度で売られているので、チェックしてみてください。今回の「永」という漢字は、何かを新しく始めるときなどに書くのがいいでしょう。・初心を思う・何かを始める・新たな発想を生むこのような意味を持つ漢字なので、初心に返りたいとき、何かを新しく始めたいときに、新しいモチベーションを沸き立たせたいとき、そんなときに「永」を書いてみてください。きっと新たな視点を与えてくれるはずです。※1 側(てん)、勒(横)、努、趯(はね)、策右斜め上に向かうはね)、掠(左はらい)、啄(短い左はらい)、磔(右はらい)の八法。
2017年11月01日主演を染谷将太、監督を世界的巨匠チェン・カイコーが務め、日中共同製作映画としては史上最大の本格ビッグプロジェクトとなる『空海-KU-KAI-』。このほど、日中キャスト勢揃いの絢爛豪華×ミステリアスな新ポスタービジュアルが公開された。「陰陽師」などで知られるベストセラー作家・夢枕獏の小説を原作にした本作。唐の時代、日本から遣唐使として中国へ渡った僧侶・空海(染谷さん)が、詩人・白楽天(ホアン・シュアン)とともに歴史を揺るがす巨大な謎に迫る、というストーリー。すでにカンヌ国際映画祭やトロント国際映画祭などでもワールドセールスが行われており、いよいよ10月25日(水)には、満を持して東京国際映画祭「第30回記念オープニングスペシャル」での “世界最速解禁”となる特別フッテージ映像も上映。世界的巨匠チェン・カイコー作品として、世界中から期待と注目を集めている。このたび、本作の第2弾ポスタービジュアルがお披露目。新ビジュアルには、アジアを代表する豪華俳優陣が国境を越えて勢揃い。日本のレオナルド・ダヴィンチとも呼ばれる史上空前の超天才・空海(染谷さん)をはじめ、空海と巨大な謎の解明に挑む詩人・白楽天(ホアン・シュアン)、そして絶世の美女・楊貴妃(チャン・ロンロン)、遣唐使として唐に渡り玄宗皇帝に仕え、さらに詩人としても有名な阿倍仲麻呂(阿部寛)と、楊貴妃の謎を解く秘密を知る女性・白玲(松坂慶子)。壮大な唐の都を背景に、それぞれが浮かべる表情と目線の先には、いったい何が…。また、空海を描く歴史偉人伝かと思いきや、今回のビジュアルには一転、印象的な鋭い黄金の目を持つ“黒猫”が登場。怪しげな妖気を放つ、その瞳の中には楊貴妃の姿も!?このビジュアルが意味する物語の秘密とは…?美しき王妃の謎に、空海と白楽天がどう挑んでいくのか、壮大なスケールの物語がますます気になるばかりだ。『空海-KU-KAI-』は2018年2月24日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月20日映画『散歩する侵略者』のスピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」の完成披露試写会&舞台挨拶が9月11日(月)、都内にて行われ、出演する夏帆、染谷将太と黒沢清監督が登壇した。登壇はなかったものの、外科医・真壁司郎として本ドラマに出演する東出昌大から、「皆さんの一番奪われたくない概念は何ですか?」という質問が届いた。すると、染谷さんは「ベタな質問ですね(笑)」と揶揄しつつも笑顔を見せながら、「人間、という概念は奪われたくない」と答えていた。東出さんは、自分の奪われたくない概念について、「ちなみに、僕は苦しみの概念」というコメントを寄せた。染谷さんは、瞬時に「ストイックという意味なんですか(笑)?」とさらに突っ込みを入れていた。黒沢監督も、「面倒くさい質問ですよね…」と遠い目をしながらも「質問するほうは軽い感じですけど、答えは重くなるんですよ(笑)。映画、という概念を奪われたくない」と映画監督ならではの答えをひねり出した。長澤まさみ主演、共演に松田龍平や長谷川博己を迎えた映画『散歩する侵略者』のアナザーストーリーとして作られた「予兆 散歩する侵略者」は、人間から概念を奪う侵略者の恐怖を描くサスペンスドラマ。山際悦子(夏帆さん)は精神状態が不安定な同僚を夫・辰雄(染谷さん)の勤める病院へ連れて行き、家族の概念が欠落したと診断され、悦子の周りでも奇妙な出来事が起こり始める。黒沢組への参加が初となった夏帆さんは、「とにかく緊張していました。ずっと憧れていて、黒沢組への参加がひとつの目標でもあったので、初日はフワフワして。気持ちのいい現場で、本当に楽しかったです」と満足気な表情を浮かべた。一方の染谷さんは、2013年の『リアル~完全なる首長竜の日~』以来、2回目となった。撮影について、染谷さんは「いやあ、楽しかった。楽しかった…楽しかったです(笑)」と、とにかく「楽しい」を繰り返した。そんな夏帆さんや染谷さんを、柔らかい笑みで眺めていた黒沢監督は、「東出さんも含めて、タイトなスケジュールの中よくついてきてくれた」と3週間で撮影を敢行したという時間の制約も含めてふり返った。「ノーマルな日常の延長だけで済まされる芝居ではないので、かなりやりづらかったはず。でも、何度もやらなくても一気にあるレベルに全員が達してくれるんです。よくこんなハイレベルな鬼気迫る演技を、3人ともがやってくれたなと思います」と、3人の役者としての能力を高く評価していた。「予兆 散歩する侵略者」はWOWOWメンバーズオンデマンドにて先行配信開始中、9月18日(月・祝)より毎週月曜0時~WOWOWプライムにて放送開始(全5話 ※第1話無料放送)。『散歩する侵略者』は全国公開中。(cinamacafe.net)
2017年09月11日