男子高校生2人の会話で構成された漫画『セトウツミ』が、俳優の池松壮亮と菅田将暉のW主演で来年の公開に向けて実写映画化されることが10日、明らかになった。原作は漫画雑誌『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)にて連載中で、昨年の第18回手塚治虫文化賞読者賞にノミネートされた作品。関西の男子高校生・瀬戸と内海がとある川沿いで淡々と放課後トークを繰り広げるというもので、シンプルな内容ながらクールでシニカル、ウイットに富んだセリフなどで読者の心をつかんだ。この独特な世界観を、『まほろ駅前狂騒曲』(14年)や『さよなら渓谷』(13年)を手がけたことでも知られる大森立嗣監督が実写化する。塾通いのクールな内海役を演じるのは、昨年『ぼくたちの家族』でキネマ旬報助演男優賞を受賞するなど話題作への出演が続く池松。本作を「何だか面白そう」と受けとめ、「大森監督のもと、菅田くんと2人でやるということで、何だか面白そうなことがはじまるんじゃないかという気がしています」と期待を寄せる。「まだ撮影に入っていないのでどんな作品になるか分かりませんが、でもやっぱり何だか面白そうなので、楽しみにしていてください」と早くも手応えを予感しているようだ。一方、元サッカー部の天然キャラ・瀬戸役を演じるのが菅田。自身が大阪出身ということもあり、「シニカルなやりとりに嫉妬しました。こいつらオモロ過ぎるやろ、と。現実世界にこんな奴らおったら勝たれへんで、と」など相当入れ込んでいる様子。「原作の世界にある発想やセンスを大切にしつつ、素直に体現し、そこから先はもうどうなるかわかりませんという思いで楽しんでいきたいと思います」と意気込みを語った。
2015年08月11日秋田書店「別冊少年チャンピオン」にて連載中の漫画「セトウツミ」を、『まほろ駅前狂騒曲』『さよなら渓谷』の大森立嗣監督が実写映画化することが決定。主人公の男子高校生、瀬戸と内海を話題作への出演が絶えない若手実力派俳優の池松壮亮と菅田将暉が演じることが明らかになった。関西のとある河原。男子高校生の瀬戸と内海が放課後にまったりゆったり喋るだけ。ウィットに富んだ台詞、絶妙なユーモアと“間”のセンスでクスっと笑えて、何だか、しんみり胸を打つ。シニカルな「会話」の面白さだけで読者を魅了するという超シンプルなコミックだ。「セトウツミ」というタイトルは、この漫画の主人公、男子高校生の瀬戸と内海の名前を組み合わせたもの。クールな塾通いの内海役は、昨年『ぼくたちの家族』でキネマ旬報助演男優賞を受賞し、『紙の月』『海を感じる時』などで各映画賞を総なめにした池松さん。天然な元サッカー部の瀬戸役は、『共喰い』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、『ピース オブ ケイク』『ピンクとグレー』などに出演する菅田さん。ほぼ全編が瀬戸と内海の関西弁による掛け合いという究極の会話劇だけに、確かな演技力を誇る、池松さん&菅田さんのやり取りは必見。監督は『さよなら渓谷』でモスクワ国際映画祭審査員特別賞を受賞した大森立嗣。脱力系コンビのバディムービーとも言える『まほろ』シリーズを手掛けた大森監督の演出で、池松さん&菅田さんの新たな名コンビ誕生となりそうだ。以下、撮影に向けてのキャスト、監督コメント■池松壮亮(内海役)何だか面白そうなこの作品を、大森監督のもと、菅田くんと2人でやるという事で、何だか面白そうなことが始まるんじゃないかという気がしています。まだ撮影には入っていないのでどんな作品になるか分かりませんが、でもやっぱり何だか面白そうなの で、楽しみにしていて下さい。■菅田将暉(瀬戸役)大森監督のもと、池松さんとただただ二人で喋る映画に参加できる事、心から感謝してます。原作の瀬戸と内海のシニカルなやりとりに嫉妬しました。こいつらオモロ過ぎるやろ、と。現実世界にこんな奴らおったら勝たれへんで、と。原作の世界にある発想やセンスを大切にしつつ、素直に体現し、そこから先はもうどうなるか分かりませんという思いで楽しんで生きたいと思います。■大森立嗣監督『セトウツミ』の妙にまったりした青春を、池松くんと菅田くんが演じると、どんなことになるのか、いまからワクワクしています。ただの青春映画にはならないでしょう。楽しみにしていてください!映画『セトウツミ』は2016年全国公開予定。(cinemacafe.net)
2015年08月11日成海璃子と池松壮亮、さらに斎藤工、「non-no」モデルの遠藤新菜という豪華若手キャストで、恋愛小説の大家にして直木賞受賞作家・小池真理子が過ごした多感な時代を記した半自叙伝的小説「無伴奏」が、映画化されることが決まった。日本中が混沌としていた 1969年、杜の都・仙台。多感な女子高生・響子(成海璃子)は、制服廃止闘争委員会を結成し、学園紛争を行っていた。そんな中、同級生のレイコに連れられ、初めてクラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」へ足を運ぶ響子。そこで偶然に出会ったのは、大学生の渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)。この喫茶店では、好きな音楽をリクエストできるのか、バッヘルベルのカノンをリクエストする渉。響子は席が隣り合わせになったそんな渉に興味を抱き、逢うたびに強く惹かれていく。時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく響子。だが、いつしか見えない糸が絡み始め、想像すらできない出来事により、どうすることもできない衝撃的な結末に巻き込まれていく…。高度経済成長期、高揚する時代と青春がもたらす、耽美でせつない世界が描かれるこの 小説は、1990年の出版以来、「恋」「欲望」と並ぶ小池さんの「恋三部作」として、高い人気と評価を得ている。主人公の野間響子には、『極道大戦争』『ストレイヤーズ・クロニクル』と話題作が続く成海璃子。これまで、どちらかといえば、清楚で爽やかなイメージが強かった成海さんが、本作では一転、初めてともいえる好きな人への熱い想いを抱える響子役で、女子高生から大人へと成長する女の性を繊細かつ体当たりの演技で表現。また、その響子が心底のめり込む恋の相手・堂本渉には、演技力に定評があり、今後の活躍にますます注目が集まる若き実力派・池松壮亮。昨年、『愛の渦』『ぼくたちの家族』『海を感じる時』『紙の月』などの作品で映画賞7冠を達成した彼の実力は、何かを背負って生きている、どこか儚さのある青年・渉役でも存分に発揮されている。さらに、渉の友人・関祐之介には、斎藤工。世の女性たちのハートを射止め続ける斎藤さんは、本作では一瞬の表情に妖艶さを放つ、どこか翳りのある青年を演じる。その恋人・高宮エマには、「non-no」モデルとして活躍中の遠藤新菜。彼女はバッサリと短いセシルカット (映画『悲しみよこんにちは』のヒロイン、セシルを演じたジーン・セバーグのベリーショート)にし、新人女優ながらも快活で意志の強いエマを堂々と演じ切った。メガホンを取ったのは、『スイートリトルライズ』『太陽の坐る場所』の矢崎仁司。日本大学芸術学部映画学科在学中に、初の長編作品『風たちの午後』(’80) で監督デビューを果たし、国内外から評価を受けている気鋭監督だ。原作の小池さんは、「時代背景の何もかもが、繊細に丁寧に描かれていて、私自身がスクリーンの中のどこかに隠れ、あの時代を生き直しているような感覚を味わいました」と感無量のコメント。「矢崎監督と私は同世代。監督と原作者の、あの時代に向けた特別の想いが混ざり合って、またとない化学変化を起こしたのかもしれません。『無伴奏』の店内も完璧に再現されました。俳優さんたちの、役になりきった瑞々しい演技。近年稀にみる映像美の数々。どれをとりあげても、この映画にかかわったすべての方々の無垢な情熱が感じられます」と絶賛の声を寄せている。以下、キャストコメント【成海璃子】響子は作中で起こる全てのことを背負って生きていく役なので、覚悟を決めて背負おうと思いました。 完成作品をまだ客観的に観ることは出来ませんでしたが、この現場に参加して良かったと、心から思いました。たくさんの方に観ていただきたいです。【池松壮亮】この作品のお話しをいただいたとき、矢崎さん渾身の作品がまわってきたなと思いました。こちらがやりたいと思ってやれるような監督ではないので、飛び込んでみようと思いました。渉を演じるにあたり、特にありませんが強いて言えば、どの時代にもいる強さも弱さも持つ普通の男の生き様を見せられればと思いました。成海さんとは初共演ですが、とても面白かったです。沢山救われましたし、戦友のような存在です。完成した映画は、 強度のある、深みのある矢崎映画となっていて、ひとまず、ほっとしております。『無伴奏』は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月25日湖池屋は7月6日、「ポテトチップス 黒胡椒&サラミ ウェーブタイプ」を全国のコンビニエンスストアにて発売する。同商品は、ビールなどのおつまみとして人気のサラミに着目したポテトチップス。肉のうまみに黒こしょうの刺激を加えた味わいを再現した。ウェーブ形状にすることで、パウダーをしっかりと受けとめることができ、食べた際の口どけもよくなるという。濃厚ながらキレの良い味わいが楽しめるとのこと。パッケージは、海外商品を意識した色合いのデザインを採用し、"大人好みの雰囲気"となるように仕上げたという。価格はオープンで、実勢参考価格は税別145円前後。
2015年06月25日湖池屋は6月1日、「ポテトチップス みかん味」(実勢参考価格 税別115円前後)を全国で販売する。独創的でユニークな「湖池屋らしさ」を継承する新商品として、2014年12月に期間限定で発売した同商品。「みかん」と「ポテトチップス」のかけあわせは斬新で、話題を呼んだという。同社は5月18日、「ポテトチップス もも味」「ポテトチップス バナナ味」を発売した。これを受けて、「"フルーツ"×"ポテトチップス"」の先駆けである同商品にも再び注目が集まり、再販売に至ったとのこと。
2015年05月28日タレントの武井壮さんが熱く宝くじへの想いを語ったスペシャル動画が現在、「ドリームジャンボ宝くじ」「ドリームジャンボミニ7000万」の特設サイトで公開中だ。同動画は5月初旬に、都内スタジオで撮影。現在発売中の、「ドリームジャンボ宝くじ」「ドリームジャンボミニ7000万」のCMにゲスト出演中の武井さんが、ユーモアの溢れる熱い想いをインタビュー形式で答えている。現在公開されている動画は2編。第1弾は「武井壮、宝くじを語る。」と題して、宝くじと武井さんの関係が語られている。自分で稼げるようになってからずっと購入し続けているという宝くじに関する思い出や、“百獣の王”にちなみ連番で100枚購入していることなど、宝くじファンならではの“買い方へのこだわり”や、過去に100万円の当せん経験があるという武井さんならではの“当せんする秘訣”などが語られる。そして、第2弾は「武井壮、大人の夢を語る。」がテーマ。大人が夢を持たないと言われる現在の日本に向けて、自己流の“夢見ることのすゝめ”が語られ、“力士になって横綱になる”という子どものころの夢がかなわなかったからこそ今があるという思いや、今後のさらなる夢と成長のために、現在もトレーニングを欠かさないなど、努力を続ける日常などが明かされる。「ドリームジャンボ宝くじ」と「ドリームジャンボミニ7000万」は6月5日まで全国で発売。なお、期間中、特設サイトにて第3弾の動画の公開も予定されている。
2015年05月21日湖池屋はこのほど、「トルティアチップス」シリーズ3商品において、 「女子会にもピッタリ! Ball社メイソンジャーが当たるキャンペーン」を開始した。キャンペーン期間は9月5日まで。同シリーズは、"女性に好まれる味"をテーマとして展開するスナックで、同社調査によると購入者の7割は女性が占めるという。今回、新商品「トルティアチップス スイートチリ&サワークリーム」の発売にあわせ、流行に敏感な女性から注目を集めるというBall社の「メイソンジャー」が当たるキャンペーンを開始した。キャンペーン特設サイトで、出題されるクイズに答えて応募すると、抽選でBall社のメイソンジャーセット(グリーンとブルーのボトル各1個の2個セット)が500名に当たる。Ball社のメイソンジャーは、高い機能性とデザイン性から「保存瓶」としてだけでなく、サラダやドリンクを入れるなど「食器」として活用する人も多いとのこと。特設サイトでは、トルティアチップスを使ったジャーサラダレシピも紹介している。
2015年05月20日斬新すぎる建築の数々を設計してきた建築家・藤本壮介さんの展示「未来の未来」がTOTOギャラリー・間で開催されている。 *** 藤本さんは、393もの応募案が出た青森県立美術館の設計コンペに無名の個人ながら応募。2位を獲得し異例のデビューを飾った。以後、住宅からタワーまでジャンルを問わず制作。今や日本を代表する建築家の一人に。 本展では、数々のプロジェクトから100以上の模型を展示。パッと見て面白いのはもちろん、藤本さんが「未来の種」と呼ぶ、革新的な建築の姿が見えてくるはず。 ◇information TOTOギャラリー・間東京都港区南青山1-24-3TOTO乃木坂ビル3F公開中~6月13日(土)11:00~18:00月曜休TEL:03・3402・1010入場無料 (C)SFA+NLA+OXO+RSI (C)Iwan Baan ※『anan』2015年5月20日号より
2015年05月19日伊坂幸太郎の小説を大須賀めぐみが大胆にコミカライズした異色作、『魔王 JUVENILE REMIX』の舞台版に挑戦する池岡亮介、味方良介、影山達也、Ry☆、細見大輔、ラサール石井に話を聞いた。*pnish* vol.14 舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』チケット情報「僕が演じる潤也はいちばん他者と関わり、関わることで兄の死の謎に辿り着きます。僕の動きひとつで相手の姿が浮き上がる役だと思うので、みんなとの関係性を大切に演じたいです」(池岡)。「兄、安藤は潤也を見守り影響を与える存在です。だからこそ真っ直ぐでいたい。お芝居の経験はまだ少ないんですが、とても刺激的でおもしろい舞台に立たせてもらっていると感じています」(影山)。「僕が演じるアンダーソンは情報屋で日系のアメリカ国籍という複雑な存在ですが、安藤さんを慕う気持を持つことで自分が見えるし、いろいろなことに気付きます。なので、その気持を大切に演じたい。これまではミュージカル作品といった『歌』で表現することが多かったので、台詞で感情を出すことはとても難しくて苦しいです。でも、そこに挑むことがとても楽しいです!」(味方)「舞台に立つのは今回が2回目で、前回は得意の踊りがありましたが、今回は踊りはなく、ストレートな演劇に挑戦します。スズメバチという殺し屋として、少しでもこの舞台の力になりたいし、なれるように努力します。今はテンパりながら稽古場で皆さんの姿を見ている日々で、毎日が発見です」(Ry☆)。「僕は殺し屋を斡旋する岩西を演じていて、ともすれば明るくひょうきんな役ですが、そのなかにも香り立つなにか怖さみたいなものを表現したいと思っています。演出の鈴木勝秀さんが『演劇は事件です』とおっしゃっていて、その言葉が自分の中にすごくストンと落ちました。確かに、今、僕らは僕らにしかできないことをやっている、そのことが毎日感じられてすごく新鮮です。舞台は日々変わるものなので、皆さんにはこの事件の目撃者になってほしいと思います」(細見)。「辰美という原作の新市長や政治家といった、いろいろな役をうまい具合にまぜあわせた、いわゆる『大人』の存在を演じています。いい意味で『権力バカ』な側面を見せたいと思います。今、この時代に上演するにはなかなかに刺激的な内容ですが、現政権の批判といったことではなく大きな流れの中で自分はどう抗っていくか?というお話だと感じています」(ラサール石井)。「舞台のキャッチフレーズにも『抗え。』とありますが、ただやみくもに反発すればいいわけではなく、個人が意思を持って抗う、ということが大切だと思うんです。今の時代がどうとか、僕自身がどうこう言える立場ではないけれど、この舞台を観ていただくことで、諦めちゃうのはちがうよ、というメッセージを受け止めてもらえたらと思います」(池岡)公演は4月18日(土)から東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、5月1日(金)から兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて。取材・文:おーちようこ
2015年04月17日フレンテの事業会社である湖池屋は2日、タイ料理の味わいのポテトチップス「エキゾチップストムヤムクン味」「エキゾチップスグリーンカレー味」を発売する。○本格的タイ料理の味わいを表現同商品は、2014年8月にコンビニエンスストア限定で発売した、本格的なタイ料理をイメージさせる味わいのポテトチップス。1987年よりタイ料理食材を輸入し、「タイの台所」ブランドを持つアライドコーポレーションの協力をうけ開発された商品で、販売終了後も反響が大きかったことを受け、販売店舗を全国全チャンネルに広げての復活となる。「エキゾチップストムヤムクン味」は、タイの代表的な料理であり、世界三大スープの一つともいわれるすっぱ辛いスープ「トムヤムクン」の味を表現。6種のスパイスとハーブを使用し、赤唐辛子の辛さにレモングラスの爽やかさがきいた、酸っぱくて辛い複雑な味わいになっているという。価格はオープン(実勢参考価格150円前後・税別)。「エキゾチップスグリーンカレー味」は、多くの香辛料やハーブに、ココナッツミルクやナンプラーなどを加えて具材を煮込む甘くて辛いスープ「グリーンカレー」の味を表現。7種のスパイス&ハーブをきかせ、ココナッツミルクを加えたことで、グリーンカレーの味わいに近づけた。青唐辛子の辛さにココナッツミルクの甘みがきいた、甘さと辛さがコク深い味わいとのこと。価格はオープン(実勢参考価格150円前後・税別)。
2015年03月01日ピックルスコーポレーションは3月1日、湖池屋が監修した「ご飯がススム カラムーチョキムチ」と、にんべんとのコラボ商品「鰹だしのきいた浅漬シリーズ」を発売する。「ご飯がススム カラムーチョキムチ」は、湖池屋のスナック「カラムーチョ」発売30周年を記念し、「ご飯がススム キムチ」とコラボレーションしたもの。ブラックペッパーとチリパウダーのピリッと後引く辛さと、ローストガーリックとソテーオニオンのうま味がきいた、カラムーチョのような味わいが楽しめる。パッケージは、カラムーチョらしさをイメージし、黒・赤・黄で構成した。カラムーチョのオリジナルキャラクター「ヒーおばあちゃん」は「ススムくんTシャツ」を着ている。価格はオープンで、参考小売価格は248円(税込)。「鰹だしのきいた浅漬シリーズ」は、かつお節の老舗「にんべん」とのコラボレーション商品。共同開発した"オリジナルの鰹だし"を使用し、にんべんの"花かつお"をトッピングしている。「鰹だしのきいた生姜きゃべつ」は、風味豊かなかつおだしの中に、すっきりとしたしょうがのアクセントをきかせたきゃべつの浅漬け。「鰹だしのきいたかぶ野沢菜」は、春のかぶのおいしさを存分に生かせるよう、かつおだしが香る味付けとしている。価格はいずれもオープンで、参考小売価格は248円(税込)。また、食べきりサイズのミニカップも同時発売する。価格はオープンで、参考小売価格は160円(税込)。
2015年02月26日第88回『キネマ旬報ベスト・テン』の表彰式が7日、東京・文京シビックホールで行われ、受賞者の綾野剛、安藤サクラ、池松壮亮、小林聡美、東出昌大、門脇麦、細野晴臣らが出席した。映画雑誌『キネマ旬報』が主催する「キネマ旬報ベスト・テン」は、今年で88回目の開催。その年を代表する日本映画、外国映画をそれぞれ10本挙げるほか、主演男優賞や主演女優賞、新人男優賞、新人女優賞などを、映画評論家や映画記者らが選出する。『0.5ミリ』、『百円の恋』の2作品により主演女優賞を受賞した安藤は、「この2作品で、生命体として大きなことに気づくことができた。新しい体験を経験させてもらった大事な作品で受賞したのはすごくうれしい」と感無量。『0.5ミリ』は、実姉の安藤桃子が監督を務め、スタッフや出演者も安藤の家族が多く、「姉は生き物として1番近いので、同じ感覚でモノを作れる。2世はコンプレックスだったんですが、今回の撮影で家族を超えられた関係になったと思う」としみじみ語っていた。一方、「重いですね……」と言いながらトロフィーを受け取った綾野は、様々な賞を受賞している『そこのみにて光輝く』で主演男優賞に輝いたが、「自分は“たかが知れている存在”ということを知った大変ドSな作品。次回作に意欲を燃やすきっかけになった」と新たな決意を胸に。また、新人女優賞を受賞した門脇は、会場で見守る両親に、「複雑な想いもありながら、応援してくれてありがとう」と感謝の言葉を述べつつ、「これからも色んな作品に出会えるように仕事を続けて、全力を注ぎ続けようと思います」と笑顔を見せていた。また、新人男優賞に輝いた東出は、「光栄でうれしく思っています。池松くんをはじめ、年下の素晴らしい役者さんたちも脅威に感じていますし、競争の中で立ち続けていたい。自分自身に貪欲になって役者を続けていきたい」と気合十分。元日に女優の杏と入籍したばかりの東出は、MCを務めた笠井信輔アナウンサーから祝福を受けると、「ありがとうございます。(受賞について)『良かったね』と言ってました」と照れ笑いを浮かべ、「今はお互い仕事に邁進しているところなので、(幸せは)後で噛みしめることになるのかな」と近況を報告していた。○第88回『キネマ旬報ベスト・テン』受賞者一覧日本映画作品賞『そこのみにて光輝く』(呉美保監督)外国映画作品賞『ジャージー・ボーイズ』(クリント・イーストウッド監督)文化映画作品賞『鳥の道を越えて』(今井友樹監督)日本映画監督賞/読者選出日本映画監督賞呉美保監督(『そこのみにて光輝く』により)外国映画監督賞/読者選出外国映画監督賞クリント・イーストウッド監督(『ジャージー・ボーイズ』により)日本映画脚本賞高田亮(『そこのみにて光輝く』により)主演男優賞綾野剛(『そこのみにて光輝く』、『白ゆき姫殺人事件』により)主演女優賞安藤サクラ(『0.5ミリ』、『百円の恋』により)助演男優賞池松壮亮(『ぼくたちの家族』、『海を感じる時』、『紙の月』により)助演女優賞小林聡美(『紙の月』により)新人男優賞東出昌大(『寄生獣』、『クローズEXPLODE』、『アオハライド』ほかにより)新人女優賞門脇麦(『愛の渦』、『闇金ウシジマくん Part2』、『シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸』により)キネマ旬報読者賞細野晴臣(キネマ旬報連載『映画を聴きましょう』により)
2015年02月08日マキタスポーツと池松壮亮がW主演を務める映画『この世で俺/僕だけ』が1月31日(土)に公開を迎え、都内劇場でマキタさんと池松さん、月川翔監督の3人が舞台挨拶を行なった。サエない中年男と悪になりきれない不良高校生が偶然の出会いを経てある事件に巻き込まれ、やがて思うがままに暴走するに至るまでを描くエンタテインメント作品。「LOUIS VUITTON Journeys Awards 2009」で審査員を務めたウォン・カーウァイ、ソフィア・コッポラらから激賞された月川監督がメガホンをとり、異色の2人組のせめぎ合いを描き出す。マキタさんは撮影中の苦労を問われると「全然、なかったですね」とすました顔で答えたが、その後、すぐに「ありました。全編が苦労と言えば苦労でした」と訂正。「2年前の今頃の撮影で寒かったです。月川さんはモニターを見ながら『ククク』って意地悪な顔で笑ってた…」と恨み節も。劇中、何度も何度も池松さんに投げ飛ばされるシーンもある。月川監督は「マキタさんの必死な姿が見たくてイジメ抜いた」とドSな笑みを浮かべて充実感をにじませるが、マキタさんは「受け身をとりますけど、おじさんなので。この業界、労災とかないんでね…」とボヤいていた。池松さんは先日、発表された「第57回ブルーリボン賞」で助演男優賞を受賞した。司会者がこの件に言及し、客席からは祝福の拍手がわき起こったが、なぜかここでマキタさんが「ありがとうございます」と感謝。さらに司会者が池松さんに、マキタさんとの共演の感想を尋ねると、なぜかここでもマキタさんが「そうですねぇ…」と強引に割り込み、このマキタさんのハイテンションに池松さんは「マキタさん、今日すごいですね」と若干、引き気味…?改めて池松さんはマキタさんについて「普通の役者さんと向き合うより怖い。“生身”なので怖いです」とマキタさんと対峙して感じた普通とは違う“感覚”に言及する。本作は、一昨年に撮影され、2年を経てようやく公開を迎えたが、池松さんは「2年もかかったのは申し訳ない気もしています」と語りつつも、感慨深げ。「一昨年撮影した作品で公開されていないのがこれだけだったので、こうして公開されてひとつ、何かが終わった感じです。またここからもう1回、頑張ろうと思います」と晴れ晴れとした表情で語った。『この世で俺/僕だけ』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日映画『この世で俺/僕だけ』でW主演を果たしたマキタスポーツと池松壮亮が1月31日(土)に初日舞台挨拶を行ない、終了後には報道陣の取材に応じた。2人は映画で偶然の出会いを果たすサエない中年男とワルになりきれない不良高校生を演じており、この異色のコンビがひょんなことから事件に巻き込まれ、奔走、暴走するさまが描き出される。夜の上映回後の舞台挨拶ということで、挨拶開始時にはすでに時計の針は22時半を回っていたが、それでも若い女性を中心に多くの観客が劇場に詰めかけた。マキタさんも池松さんも上映中から客席の後ろで映画を鑑賞し観客の反応を確かめており、上映後に客席が明るくなると、紹介も何もないまま、ふらりと壇上へ上がり、終始、ゆる~い雰囲気のまま舞台挨拶は進行した。映画の中で、2人が赤ちゃんをあやすシーンがあり、男2人の意外にも上手なあやしぶりが印象的だが、マキタさんは4児の父であり、子育ては慣れたもの。「(赤ちゃんが)すごく可愛くて、ナイスアクト連発でした」とふり返り、池松さんは「マキタさんがあやしてる姿が良くて、もしカメラ持ってたら撮りたくなる感じでした」と語る。ちなみに、マキタさんは昨年12月半ばに、双子の男児を授かったばかり。元々、奥さんは「うる星やつら」が好きで、これまでも長女、次女の誕生の際に人気ヒロインと同じ“ラム”と名付けようとして、マキタさんが阻止したという経緯があったとのこと。「(赤ちゃんが)できるたびに『ラム、ラム』と話しかけて困る…」と苦笑するが、今回、男児ということでラムは消えたが「(男性キャラの)“あたる”と“面堂”と呼び始めたけど、それはない!面堂は名字だし!」と語り、どうやら、こちらの名前も何とか阻止したようだ。もうすぐバレンタインだが、どんな相手からチョコがほしいか?という質問に池松さんは「予想外の人からもらえたら嬉しいですね」と言いつつも「あんまりチョコは好きじゃないので…」と少し困ったように語り、すかさずマキタさんから「チョコのCM来るかもしれないから!」とたしなめられて「大好きです」と苦笑交じりに言い直す。また、チョコ以外の変わり種として、故郷(福岡県)の名物であり、好物だという「うどん」をバレンタインにプレゼントされたことがあると明かした。一方のマキタさんは「娘が長女は中学生で難しい年ごろで、(父親に向かって)『キモい!』とか言う域に入ってるので、娘からもらえるかですね」と年ごろの娘を持つ父親の表情を垣間見せた。池松さんは、昨年1年で『愛の渦』、『ぼくたちの家族』など数々の話題作に出演し、このほど発表された第57回ブルーリボン賞で「助演男優賞」に輝いたが「公開が重なって運が良かったと思います」と謙虚に語る。本作は一昨年に撮影され、2年を経てようやく公開を迎えホッとした表情。舞台挨拶の終わりで池松さんは「難しい作品ではないので、帰り道に思い出しながら『明日も頑張ろう』と思っていただければ」と呼びかけた。なお舞台挨拶終了後には、劇場の入口付近で池松さんの出待ちをする女性ファンの姿も多く見られ、改めてその人気と注目度の高さをうかがわせた。『この世で俺/僕だけ』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年02月01日池松壮亮と共演した主演映画『海を感じる時』で男女問わず大きな支持を集め、園子温監督の『TOKYO TRIBE』、大河ドラマ「軍師官兵衛」、斎藤工主演の「ダークスーツ」など、昨年、幅広い活躍を見せた市川由衣。このほど、2月27日(金)に発売される最新写真集「YUI」の中では、女性も憧れるパーフェクトボディを“解放”、セクシーな寝起きすっぴんも披露していることが分かった。本作は、女性カメラマン・HAL KUZUYAと男性カメラマン・細居幸次郎の2人の撮影による、異色の2部構成。女性目線でとらえた市川さんは、ため息の出るほど美しいバストにヒップライン、誰でも憧れてしまうようなパーフェクトな肢体と、女性らしいカーブを惜しげもなく披露する。また、男性目線による市川さんは、3泊4日の函館旅行というシチュエーションで撮影。雪降る街での彼女との旅。温泉、浴衣、下着に、すっぴん。2人で寒さを温めあって…と妄想が一人歩きする雪国デート“あるある”をこれでもかと具現化。思わず唸ってしまうような過去最高のセクシーカットが満載となっている。この写真集について、市川さんは「いままで沢山の写真集を出させていただきましたが、今回は初めて、男性女性両方のカメラマンさんの目線で、私の中に潜む(!?)“色香”を撮っていただきました(笑)」と、いたって朗らか。「その差異を楽しんでいただけたらと思います。そして今回は、恥ずかしいですが、まんまと寝起きドッキリにひっかかり、いくつか私のすっぴんのカット、酔っぱらいのカットもあります(笑)」と明かしてくれた。2月10日(火)には29歳の誕生日を迎え、3月7日(土)からは新作映画『迷宮カフェ』の公開を控える市川さん。「昨年は、『海を感じる時』という映画が公開されて、沢山の方に愛され、自分にとっても、とても大切な作品になりました。今回の写真集も、そんな作品になれば! と思っています。20代最後の“市川由衣の今”を、どうぞご覧ください」。市川由衣・最新写真集「YUI」は2月27日(金)より発売開始。(text:cinemacafe.net)
2015年01月30日フレンテの事業会社である湖池屋とポッカサッポロフード&ビバレッジは26日、両社がコラボレーションした、スープ味のポテトチップスを発売する。○コーンポタージュとクラムチャウダーの味わいを再現同商品は、ポッカサッポロフード&ビバレッジの「じっくりコトコト こんがりパン」カップ入りスープをイメージしたポテトチップス。「コイケヤポテトチップス コーンポタージュ味」は、濃厚で甘みのあるコーンの味わいをポテトチップスで再現。「コイケヤポテトチップス クラムチャウダー味」は、貝のうまみと風味豊かな味わいをポテトチップスで再現したという。全国・全チャンネル販売商品(50g・各オープン価格・店頭想定価格115円前後・税別)のほか、コーンポタージュ味にはコンビニエンスストア限定商品(65g・オープン価格・店頭想定価格140円前後・税別)も設定する。
2015年01月20日『そして父になる』『凶悪』で各映画賞を総ナメにし、独特な雰囲気を放ち俳優としても引っ張りだこのリリー・フランキー。そんな彼が日米合作の映画『シェル・コレクター』で主演を務めることが決定。主人公を演じ、寺島しのぶ、池松壮亮、橋本愛といった豪華キャストと共演するという。原作は、アメリカのアンソニー・ドーアの同名短編(「シェル・コレクター/貝を集める人」)。同名処女短編集で「O.ヘンリー賞」を始め、多くの賞を受賞したアンソニー・ドーア作品の初の映画化となる。本作の主人公は、“貝”の美しさと謎に魅了され、盲目ながら貝類学の世界で名を成し遂げたひとりの学者。彼は、妻、息子と離れ、沖縄の孤島で貝を蒐集しながらひっそりと静かな厭世的生活を送っていた。しかし学者の静謐な日々は、島に流れ着いた女・いづみが出現し、ひとつ屋根の下で暮らし始めたことから次第に狂い始める。ある日、いづみの患っていた奇病を偶然にも貝の毒で治したために、それを知った人々が貝毒による奇跡的な治療法を求めて次々と島に押し寄せるようになるのだが…。盲目の学者という難役を演じることとなるリリーさんは、「原作、脚本を読んで、かつ、坪田監督の前作『美代子阿佐ヶ谷気分』を観て、日本映画には珍しい絵画的なユニ ークな作品になると思い、出演を決めました。演じる主人公は盲目ですが、『見える=自由』『見えない=不自由』といった単純な図式では計れないものを、盲目の貝類学者を演じることで表現できればと思います。各世代の飛び抜けた共演陣の方々と一緒に、沖縄の自然の力を借りて撮影を楽しんでいます」とコメントを寄せている。そんな彼が「各世代の飛び抜けた共演陣」と語る、個性豊かなキャストたちの配役も発表。島に流れ着き、学者と同居生活を始める画家・いづみを『キャタピラー』でベルリン映画祭「最優秀女優賞」を受賞した寺島しのぶ。学者の息子・光役には、『愛の渦』『紙の月』の池松壮亮、いづみと同じ奇病に冒された島の有力者の娘・嶌子役には橋本愛。リリーさんを含め、常に“独特の雰囲気”と評される役者ばかりだが、どんなアンサンブルを見せてくれるのか気になるところだ。映画はオール沖縄ロケで2月上旬にクランクアップ予定、公開は東京・沖縄を皮切りに2016年より公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年01月19日1月14日(水)、「第38回日本アカデミー賞」の優秀賞が発表され、岡田准一(V6)が優秀主演男優賞(『永遠の0』)と優秀助演男優賞(『蜩ノ記』)をW受賞。最多受賞となったのは、吉永小百合・主演の映画『ふしぎな岬の物語』だった。また、新人俳優賞では福士蒼汰や池松壮亮らが受賞した。同賞は、2013年12月15日~2014年12月13日の間に、東京地区において有料で初公開された優秀な劇場用映画およびアニメーション作品を表彰したもの。授賞式の女性司会者は、前年の最優秀主演女優賞を獲得した女優が務めるのが恒例となっており、今年は昨年、『さよなら渓谷』で最優秀主演女優賞を受賞した真木よう子が司会を務めることで話題を呼んでいる。受賞結果を見てみると、昨年、映画にNHK大河ドラマにと大活躍だった岡田さんが勢いそのままに、優秀主演男優賞と優秀助演男優賞をダブル受賞。さらに、優秀主演女優賞に目を向けてみると、13部門で最多受賞となった『ふしぎな岬の物語』から吉永さんを始め、『紙の月』の宮沢りえ、『私の男』の二階堂ふみ、『0.5ミリ』の安藤サクラ、『そこのみにて光輝く』の池脇千鶴、『白ゆき姫殺人事件』の井上真央と絢爛豪華な顔ぶれが並ぶ。一方で、若手俳優が選出される新人俳優賞では、まさに“人気沸騰中”の福士蒼汰(『イン・ザ・ヒーロー』『神さまの言うとおり』『好きっていいなよ。』)、問題作として賛否を巻き起こした『渇き。』の小松菜奈、朝ドラから鳴り物入りでスクリーンに登場した能年玲奈(『ホットロード』)、独特な空気感で女性たちのハートを捉える池松壮亮(『紙の月』『愛の渦』『ぼくたちの家族』)など、こちらも2月27日に行われる授賞式当日は大きな注目を集めそうだ。【第38回日本アカデミー賞優秀賞/受賞結果一覧】<優秀作品賞>■『永遠の0』■『紙の月』■『小さいおうち』■『蜩ノ記(ひぐらしのき)』■『ふしぎな岬の物語』<優秀主演男優賞>■阿部寛:『ふしぎな岬の物語』■岡田准一:『永遠の0』■佐々木蔵之介:『超高速!参勤交代』■中井貴一:『柘榴坂の仇討』■役所広司:『蜩ノ記(ひぐらしのき)』<優秀主演女優賞>■安藤サクラ:『0.5ミリ』■池脇千鶴:『そこのみにて光輝く』■井上真央:『白ゆき姫殺人事件』■二階堂ふみ:『私の男』■宮沢りえ:『紙の月』■吉永小百合:『ふしぎな岬の物語』<優秀助演男優賞>■阿部寛:『柘榴坂の仇討』■伊藤英明:『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』■岡田准一:『蜩ノ記(ひぐらしのき)』■笑福亭鶴瓶:『ふしぎな岬の物語』■三浦春馬:『永遠の0』<優秀助演女優賞>■大島優子:『紙の月』■黒木華:『小さいおうち』■小林聡美:『紙の月』■竹内結子:『ふしぎな岬の物語』■富司純子:『舞妓はレディ』<優秀アニメーション作品賞>■『思い出のマーニー』■『ジョバンニの島』■『名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)』■『BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-』■『STAND BY ME ドラえもん』<優秀監督賞>■小泉堯史:『蜩ノ記(ひぐらしのき)』■成島出:『ふしぎな岬の物語』■本木克英:『超高速!参勤交代』■山崎貴:『永遠の0』■吉田大八:『紙の月』<優秀脚本賞>■加藤正人/安倍照雄:『ふしぎな岬の物語』■土橋章宏:『超高速!参勤交代』■早船歌江子:『紙の月』■山崎貴/林民夫:『永遠の0』■山田洋次/平松恵美子:『小さいおうち』<優秀外国作品賞>■『アナと雪の女王』■『インターステラー』■『ジャージー・ボーイズ』■『フューリー』■『GODZILLA ゴジラ』<新人俳優賞>■上白石萌音:『舞妓はレディ』■小松菜奈:『渇き。』■能年玲奈:『ホットロード』■池松壮亮:『紙の月』『愛の渦』『ぼくたちの家族』■登坂広臣:『ホットロード』■福士蒼汰:『イン・ザ・ヒーロー』『神さまの言うとおり』『好きっていいなよ。』(text:cinemacafe.net)
2015年01月15日女優の宮沢りえが12月17日(水)、都内で開催された「第39回報知映画賞」の表彰式に出席。7年ぶりに映画主演を務めた『紙の月』(公開中)での体当たりの演技が高く評価され、「主演女優賞」に輝いた。2002年の「たそがれ清兵衛」でも同賞を受賞している宮沢さんは、「銀幕を彩った大先輩たちも同じ場所に立って受賞されたと思うと、本当に感動でいっぱいです。『志高く誠実に頑張りなさい』と言われているようで、己にムチをいっぱい打ちたい気持ち」と感無量にスピーチした。花束贈呈には、共演の池松壮亮が駆けつけた。池松さんは、宮沢さんとの濡れ場にも挑み「りえさんの覚悟がこういった形で認められて個人的にもうれしい。りえさん、おめでとうございます」と祝福。宮沢さんも、「“本番”という嘘の時間を、”本当”のもので一所懸命に埋めてくれた池松さんら共演者の方々にも感謝でいっぱい」と熱いハグを交わした。また、同作で「AKB48」卒業後初めて映画出演を果たした大島優子も、栄えある「助演女優賞」を受賞。大島さんは、「賞とは縁遠いものだと思っていた。この賞に出合わせてもらい心から感謝。時に励みに、常に自信に、これからの糧にさせていただきたいと思います」と飛躍を誓った。「AKB48」の総合プロデューサー・秋元康がサプライズで祝福に駆けつけると、感極まって思わず涙ぐむ姿も見せた。『紙の月』は、「八日目の蝉」や直木賞受賞作「対岸の彼女」などで人気を誇る作家・角田光代のベストセラー小説の映画化。年下の不倫相手(池松さん)のため、顧客の金を横領してしまう女性銀行員(宮沢さん)の姿を描き出した。宮沢は、「7年ぶりの主演という中で、監督が緻密に丁寧に志高く、私を支えて引っ張ってくれたのだと思う。感謝しています」と、メガホンをとった吉田大八監督に改めて感謝の意を述べた。<「第39回報知映画賞」受賞結果一覧>■作品賞・邦画部門:『0.5ミリ』(安藤桃子監督)■作品賞・海外部門:『ジャージー・ボーイズ』(クリント・イーストウッド監督)■監督賞:小泉堯也(『蜩ノ記』)■主演男優賞:岡田准一(『永遠の0』)■主演女優賞:宮沢りえ(『紙の月』)■助演男優賞:津川雅彦(『0.5ミリ』)■助演女優賞:大島優子(『紙の月』)■新人賞:小松菜奈(『渇き。』):登坂広臣(『ホットロード』):西田征史(『小野寺の弟・小野寺の姉』)■特別賞:『アナと雪の女王』(text:cinemacafe.net)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年12月17日湖池屋はこのほど、新商品「ポテトチップス みかん味」の発売を記念し、「みかんとこたつで冬の定番独り占め」キャンペーンを開始した。同キャンペーンは、みかんとともに日本の冬の定番として知られるこたつを、「ポテトチップス みかん味」とセットにしてプレゼントするというもの。新商品の「みかん味」発売について発表したところ、意外な組み合わせに対する感想のほかに、「こたつはどうした?」といった意見が寄せられたことから、同キャンペーンを企画するに至ったという。さらに"こたつでみかん"の気分をより盛り上げるアイテムとして、「はんてん」もあわせてプレゼントする。はんてんには、コイケヤポテトチップスのキャラクター「ムッシュ・コイケヤ」がプリントされている。当選賞品は、「ポテトチップス みかん味」1箱(12袋入り)と、家庭用電気こたつ1台、こたつ掛ふとん1枚、こたつ敷ふとん1枚、はんてん1枚のセット。応募期間は、12月16日~24日。「みかんとこたつで冬の定番独り占めキャンペーン 特設サイト」で応募を受け付けている。
2014年12月17日『仁義なき戦い』シリーズ、『トラック野郎』シリーズ、『まむしの兄弟』シリーズなどを代表作に持つ菅原文太が、11月28日(金)午前3時に、転移性肝がんによる肝不全のため亡くなっていたことが発表された。先日、名優・高倉健がこの世を去り悲しみに暮れるなか続く訃報。菅原さんは、劇団四季に1期生として入団し、その後モデルをしながら俳優を目指すことを決意。数々の任侠映画に出演するほか、『千と千尋の神隠し』で釜爺の声優を務めたりと老若男女に慕われる存在となったが、2012年に俳優界から引退を発表。それ以降も菅原さんは、声優、ラジオパーソナリティを務めたり、妻・菅原文子さんの勧めから農業を始めるなど様々な分野で精力的に活躍してきた。すでに11月30日(日)、福岡にて家族葬が執り行われたという。喪主を務めた妻の文子さんは、下記のようにコメントを寄せている。「7年前に膀胱がんを発症して以来、以前の人生とは違う学びの時間を持ち『朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり』の心境で日々を過ごしてきたと察しております。『落花は枝に還らず』と申しますが、小さな種を蒔いて去りました。一つは、先進諸国に比べて格段に生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。もう一粒の種は、日本が再び戦争をしないという願いが立ち枯れ、荒野に戻ってしまわないよう、共に声を上げることでした。すでに祖霊の一人となった今も、生者とともにあって、これらを願い続けているだろうと思います。恩義ある方々に、何の別れも告げずに旅立ちましたことを、ここにお詫び申し上げます」。また、女優・吉永小百合は「本格的な共演は『映画女優』だけでしたが、密度の濃い日々でした。市川崑監督のもと、溝口監督と田中絹代さんに扮しての芝居でしたが、緊張感の中で胸が躍りました。近年の社会的な御発言も、私の心に強く響いております。御冥福をお祈り申し上げます」とコメント寄せた。さらに俳優陣からもSNSにて追悼するコメントを残している。<俳優・浅野忠信>撮影で一緒に過ごした時間がとても楽しかったですありがとうございました。心からご冥福をお祈りします。<俳優・池松壮介>ありがとうございました。<俳優・八嶋智人>菅原文太さんまで…。合掌。ご冥福をお祈りいたします――。(text:cinemacafe.net)
2014年12月01日女優の松たか子が、第1子を妊娠したことを公式HP上で11月27日(木)に発表した。直筆で書かれた文面を「ご報告」と題してアップした松さん。「私事ですが、ご報告があります。」と前置きし、「このたび、新たな命を授かることができました。私達夫婦は今、深いよろこびでいっぱいです。」と夫・佐橋佳幸(音楽プロデューサー)と喜びを噛みしめている様子。さらに「出産は来春を予定しております。仕事に関しましては、出来る限りのベストを尽くすつもりでおりますので、どうぞ、静かに見守っていただければ幸いです。」とし、「最後になりましたが、ご理解 ご協力いただいている関係者の皆様に、心からの感謝をお伝えしたいと思います。」と結んでいる。今年、大ヒットしたディズニー映画『アナと雪の女王』の日本語吹き替え版を担当したことで、改めて歌唱力の高さが注目された松さん。今年のNHK紅白歌合戦に出場か?と一部で報道されていたが、実現には至らなかった。今回の発表で「合点がいった!」という人も多いのではないだろうか。松さんの今後の出演作としては、木村拓哉・主演の人気ドラマの映画化『HERO』(公開:2015年7月18日)で雨宮舞子役としてスペシャルゲストで、さらに松尾スズキが監督を務める松田龍平・主演作『ジヌよさらば~かむろば村へ~』(公開:2015年春)などがすでに発表されている。(text:cinemacafe.net)
2014年11月27日宮沢りえが7年ぶりに映画主演を務めることで話題の映画『紙の月』。11月22日(土)、出演する池松壮亮と、本作で監督を務めた吉田大八(『桐島、部活やめるってよ。』)が、監督の故郷・鹿児島で舞台挨拶を行った。さらに2人と観客に内緒で、宮沢さんが花束を渡すためだけにサプライズで登場し、会場は大パニックとなった。平凡な銀行の契約社員だった梨花が若い大学生との不倫に陥り、そこから銀行の金に手を付け、転落していくさまを描いた本作。先日、閉幕した第27回東京国際映画祭では宮沢さんへの「最優秀女優賞」に加え、観客の投票による「観客賞」も受賞した。吉田監督は「全員が親戚に見えます(笑)。東京では出会った事のないプレッシャーを感じています。緊張して声が出ませんが、こうして、また鹿児島に新しい映画を持って帰って来られて嬉しいです」と故郷に錦を飾れたことへの歓びを語る。さらに、主演の宮沢さんについては「現場に来ると映画のためなら何でもやる人。こっちが怖くなるくらいです。自分がキレイに写ろうとするのでなく、映画の中の自分がどう見えるために何をすれば良いかと考える。だから監督は何でも言って下さい、というスタンスだった。常に100%で立っている人で、それに応えるようスタッフはじめキャストが動いていくというように皆を引っ張っていってくれた。本当に頼りになりました」とその座長ぶりに手放しで賛辞を贈った。また、池松も「すごく身を削っていた。観に来てくれるお客様の期待に応える以上の物を作ろうとする意志を感じた。それを一番近くで観ることが出来た」と役者としてその凄味を肌で感じていたようだ。そうして、トーク、フォトセッションが終わり、いよいよ最後の締めの挨拶…というところで突然、花束を持った宮沢さんが客席から登場!客席はどよめき、池松さんと監督も驚きを隠せないといった様子で、花束を手渡される間も狐に摘ままれたような顔をしていた。さらに、驚くべきことに宮沢さんは壇上の下から花束を渡し終えると、池松さんと監督、観客にそれぞれお辞儀をし、そのまま一言も発さずに颯爽と退場して行った。嵐のように去っていった宮沢さんに、壇上の2人はまさに呆然。「バカじゃないかと(笑)。お忙しいのに…ありがとうございました」(吉田監督)、「いるなら僕らがやる意味ないじゃん(笑)!これ以上喋っても…」(池松さん)と2人が語ると、会場は大爆笑に包まれた。最後に、ようやく落ち着いたところで締めの挨拶。池松さんは「東京では好評を頂いてまして」と前置きしつつ、「鹿児島の皆さんがどう感じるかも気になりますが、九州であまりお客さんが入ってないということで…(笑)。皆さんには関係ない話ですが、鹿児島出身の監督と、福岡出身の僕からすると、ちょっとそれは話が違うぞ、という事で参りました。面白いと思った方は、ぜひ皆さんに広めて下さい」と正直すぎる胸の内を語り、最後の最後まで笑いの絶えない舞台挨拶となった。一方の舞台裏では、嵐ようなサプライズを池松さんと吉田監督にお見舞し終わった宮沢さんが「大成功!!」とスタッフと共に歓喜していた。『紙の月』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月23日映画『紙の月』の初日舞台あいさつが15日、都内で行われ、キャストの宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、小林聡美と吉田大八監督が出席した。全国公開中の本作は、主婦による巨額横領事件を描いた角田光代の同名小説を映画化した作品。夫と暮らす平凡な主婦・梨花(宮沢)は、銀行の契約社員として外回りの仕事をしている。そんなある日、梨花は、大学生の光太(池松)と出会ったことで、顧客の預金に手をつけてしまい、次第に金銭感覚と日常が歪み出す――というサスペンス・ストーリーで、第27回東京国際映画祭にて、観客賞および主演の宮沢が最優秀女優賞を受賞した。本作で7年ぶりの映画主演を務めた宮沢は、「やっとこの日を迎えられたと興奮しています。人生が音楽だとすると、『紙の月』は私にとって貴重で大切な一小節になった。監督、ありがとうございました」と感謝の言葉を。そんな宮沢に向け、吉田監督は、「現場を引っ張っていってくれたのはあなたです。女優とは思えない程、不器用で必死でどこまでも真剣な想いを感じ、うれしさを通り越して苦しいくらいだった。また一緒に、大きなものを捕まえる旅に出ましょう」という手紙を読み上げ、「言葉になりません……」と感激する宮沢と熱い抱擁を交わした。吉田監督が手紙を読む間に大粒の涙をこぼし、「本当に忘れられない日になりました。こういうのを感無量って言うんですね」となかなか止まらない涙を手の平で拭っていた宮沢。その様子を見て、そっとポケットからハンカチを差し出した池松は、「宮沢さんが、7年ぶりに主演としてここに立った心境は、僕には計り知れない。その想いを少しでも受け取ってくれればと思います」と観客にメッセージを。また、イベントでは、本作の内容にちなみ、"盗みたいもの"について、トークが展開されたが、大島が「小林さんの安心感。抱き締めてもらいたいとずっと思ってた」と照れながら打ち明けると、大島、小林、宮沢の女優陣3人がそれぞれ抱き合い、会場は和やかなムードに包まれた。
2014年11月16日「もしかしたら、こじらせてるとでも思われてるんじゃないかな(笑)」。池松壮亮がこう呟くのには理由がある。『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督・最新作『紙の月』に池松さんは出演。吉田監督とは昨年の舞台「ぬるい毒」でも組んだ間柄なのだが、その舞台で演じたのがヒロインを翻弄する役なら、今回はヒロインが堕ちていくきっかけとなる役どころ。難しい役の機会が続く中、吉田監督の池松壮亮評を推測してもらった際、冒頭の発言が飛び出した。「ある意味、大八さんが僕の役に自分を投影している部分もあると思いますよ(笑)。大八さんはものすごく優しくて、いろんなものを大きく捉えることができる人。俯瞰して見ているようなところは、時に人には残酷に映るかもしれない。もちろん、僕にもそういうところがあるし、人間は誰しもそういうものだとも思っているんですけど。そういった一筋縄ではいかない人間の複雑さが大八さんは好きで、僕もそれが好きで」。出演を決めた理由も至ってシンプル。「大八さんの作品だから」だそうだ。「言ってしまえば、ひとりの女性が夫以外の人に恋をして、横領する話なんですよね。僕自身と物語の距離も遠かったし、光太という役にも興味を持てなかったです。何て言うか、すぐにはピンとこなかった。でも、大八さんの作品に出たくないわけがないし、やるからには信じないと始まらない」。主人公の主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は大学生・光太と出会ったことをきっかけに、勤め先である銀行の金に手をつける。「純粋で、色気があって、残酷な光太を今の池松くんで見たかった」と語るのは吉田監督だが、光太は梨花に何かを強くねだるわけでもなければ、言葉巧みに道を踏み外させるわけでもない。梨花は光太とただ恋に落ち、そして罪を犯す。それが恐ろしいし、やはり厄介だ。「光太ってよく分かんなかったけど、彼といる時の梨花の顔が一番輝いていたなと思わせられる存在になれればいいかなって。善悪を一瞬でもひっくり返せればいいんじゃないかなって思っていましたね」と語る池松さんも、その恐ろしさを認める。「本当にそうなんですよ。結局、誰が悪いのか、何が悪いのか。梨花が悪いのか、光太が悪いのか、お金が悪いのか。そういう映画だと思っています」。相手役の宮沢さんは「とにかく愛情にあふれた人」。撮影中は「こういう感じでした」と言いながら人差し指と中指を交互に動かす仕草をして見せつつ、「活字にしづらいですよね…すみません」と苦笑する。どうやら、指のどちらかが光太で、もう一方の指が梨花のようだ。「光太がいて、梨花がいて、駆け引きをしているりえさんは梨花として、いつでも包み込んでくれる準備をしていたけど、それに対して僕が光太として素直に飛び込んでいいというわけではなくて。りえさんの愛情を全て受け入れてしまっていい役どころではなかったから」。「役割を果たすためには、ひたすら考えるだけ。答えに至ることはないんですけど」という中、念頭に置いたのはやはり「梨花に一番輝いた顔をさせる」こと。梨花の輝いた顔が見られるであろう、2人がホテルのスイートルームで贅沢な時間を過ごすシーンでは「ちょっと変な感覚にもなりましたね」とも打ち明ける。「自分も夢の中にいるような感覚でした。高そうなホテルの最上階で飯を食うシーンとかを撮るわけですよ。“わっ、すげえな。そんなに値段するんだ”っていうくらい高い時計をつけて、走り回ったりもして。でも、それが毎日続くと、本当にだんだん感動しなくなってきたりもするんです。面白いなあって思いましたね」。出演を決めた理由が「大八さんの作品だから」なら、完成した作品に寄せる感想も「ああ、大八さんの映画だなって」。満足そうに、「引っ掛かりましたね。善と悪が」と頷く。「どんな人が何を求めてこの映画を観に来るのか、すごく興味がありますね。いけないことをする人の物語だっていうのを分かっていて観に来るわけですし。裁きに来るのか、自分も一瞬だけ連れて行ってほしいと思って来るのか。どっちなんだろう?でも、大八さんの作品を観て普通に帰れるとは、僕は思っていないですけどね」。とりわけ後者の“連れて行ってほしい派”にとって、やはり池松さんが光太を演じることの意味は大きいように思うが、「いやいやいや、そんな風に考える人がいたとしても、それはごく一部」と謙遜することしきり。いや、それが本音なのか。快進撃が続くこの1年、やりたいことができたかと訊くと、「結局のところ、別に何にも進歩してないですよ」との答えが返ってきた。「それはもちろん作品じゃなく僕個人の問題であって、そんな個人の気持ちなんてどうでもいいんですけどね。作品が評価されていくのは素直に嬉しいです」。12月に公開される『バンクーバーの朝日』を含め、今年公開の出演映画は計8本。そのほか、舞台に立ち、ドラマにも出演した。「出来る限りやろうと思った」結果、こうなったそうだ。「自分の心と体力が持つ限りやってみようと思って。そう思って、うまくタイミングが合った結果、こうなったという…。ただ、同じ時期に2つの作品を撮っていたりもして、となると、僕の心は10しかないので、どうしても5:5になったりするわけです。体力は別にいいんですけど、心に関してはちょっとよろしくないかもしれない」。しかしながら、池松壮亮を求める人間が、作品が後を絶たないのだから仕方がない。幸せな宿命を背負う中、若き名優はどんなオファーに心が踊るのか。「その時の勘です。もう、勘でしかない。正解か不正解かも分かんないですし、これをやったから次はこれをやろうとかもないですし、ピンときたら。ただ、映画に関わるということは、“今回はこういう作品を作りました。どうですか?”と言うということ。幸せなことにちょっとでも選べる状況にある中、それをチョイスして、自分の今の精一杯を尽くす。それだけです」。こじらせているどころか、どうしようもなくストレートな思いがそこにあった。ヘアメイク:宮田靖士(VaSO)YasushiMiyataスタイリスト:梶雄太Yuta Kaji<衣裳クレジット>トップス:ファセッタズムボトムス:サンシースニーカー:エーエムビー/ハイブリッジ インターナショナル(text:Hikaru Watanabe/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:紙の月 2014年11月15日より全国にて公開(C) 2014「紙の月」製作委員会
2014年11月14日先日、舞台の役作りのためとはいえ、あまりにも変わり果てた現在の姿に誰もが驚愕した『ハリー・ポッター』シリーズのロンこと、ルパート・グリント。また、『シックス・センス』『A.I』のハーレイ・ジョエル・オスメントの“激太り”報道には、放心した映画ファンも多かったのでは?子役出身の俳優といえば、ロバート・ダウニー・Jr.のように見事復活を遂げた者や、クリスチャン・ベイル、ナタリー・ポートマンなどキャリアを継続しながらオスカーを手にしたり、ジョセフ・ゴードン=レヴィットのように監督業にも進出する者たちがいる一方で、マコーレ・カルキンやエドワード・ファーロングなど、ちょっぴり残念な現在を送る面々も。しかし、ここ日本に目を移してみると、『るろうに剣心』完結2部作や11月15日(土)公開『神様の言うとおり』などに出演する神木隆之介を筆頭に、かつて“名子役”といわれた俳優たちは、華麗なる脱皮を遂げ、いまや各方面から引く手あまた。紆余曲折を経てきた者もいるが、それさえも芸の肥やしに日本映画界を席巻している。■かつてのイメージから見事に脱却! 俳優として新境地を開拓■まずは、「同情するなら、金をくれ!」という「家なき子」のセリフで一世を風靡した安達祐実の主演作『花宵道中』が現在公開中だ。安達さんは、何と今年がキャリア30周年に当たる節目の年。“イメージからの脱却”を目指し、本作では肌も露わに艶やかな演技を披露。吉原の花魁が捧げた一途な恋の儚くも美しい運命を熱演する。幼いころに身売りに出され、酸いも甘いも知りながらその道を歩み続けてきた役柄は、安達さん自身とも重なるハマり役ともいわれている。あるいは、子役時代の栄えある受賞歴が足かせになることもある。だが、14歳にして是枝裕和監督『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭「主演男優賞」を史上最年少で受賞した柳楽優弥は、『クローズEXPLODE』でも、『闇金ウシジマくん Part2』でも存在感ある怪演を見せ、「あれが、あの柳楽優弥!?」と“いい意味”で観客たちを驚かせた。現在は月9ドラマ「信長協奏曲」に出演し、11月8日(土)より公開中の4年ぶり主演作『最後の命』では、子どものころに巻き込まれた凄惨な事件から逃げようともがく青年を熱演し、さらなる成長ぶりを見せている。■子役から活躍する若手実力派は主演作、続々■9歳のときに映画『STACY』でデビュー後、『ピンポン』や『パンドラの筺』などを始め、22歳にして映画出演は50本以上という染谷将太。2011年、園子温監督『ヒミズ』で第68回ヴェネツィア国際映画祭の最優秀新人賞にあたる「マルチェロ・マストロヤンニ賞」を、二階堂ふみとともに受賞したことも記憶に新しい。今年も主演作『WOOD JOB!~神去なあなあ日常~』を始め、『TOKYO TRIBE』『ぶどうのなみだ』『神様の言うとおり』などに出演し、不可能といわれた大ヒットコミックの実写映画化『寄生獣』が11月29日(土)より公開に。阿部サダヲが“パフォーマンス・キャプチャー”で扮した寄生獣・ミギーとの丁々発止のやりとりには注目。2015年も早々から、前田敦子と共演する『さよなら歌舞伎町』、そして『ストレイヤーズ・クロニクル』などの公開が控えている。また、おそらく2015年最大の話題作となるのは、実写版『進撃の巨人』だろう。本作には子役時代から活躍する三浦春馬が主演することが分かっており、原作者・諫山創の監修により、原作をベースにしたオリジナル・ストーリーが展開されるという。4歳から児童劇団に所属し、7歳のとき朝ドラ「あぐり」でデビューした三浦さん。「14歳の母」で一躍注目を集めた彼は、本作のほか『真夜中の五分前』(12月27日公開)でアジアに進出するなど、着実に活動の場を広げている。また、『HINOKIO』で映画初主演を果たして以来、映画・ドラマ・舞台と幅広く活躍する本郷奏多も、役名はまだ発表されていないものの本作キャストに名を連ねている。本郷さんは子役から活躍する親友の神木さん同様、着実に“男前”へと成長してきているようだ。■東京国際映画祭で話題を呼んだあの映画は子役出身ばかり!?■モデルとしてデビューし、かつて初代「三井のリハウスガール」や後藤久美子と共演した「キットカット」のCMなどでブレイク、その後、日本を代表する女優へとなった宮沢りえの7年ぶりの映画主演作『紙の月』(11月15日公開)もまた、元・子役俳優たちが集結。言わずと知れた2014年最大のブレイク男子、池松壮亮は10歳でミュージカル「ライオン・キング」でデビュー。『ラスト・サムライ』ではトム・クルーズや渡辺謙らと共演して映画デビューを果たし、学業とうまく両立させながら、さまざまなジャンルの作品に次々に出演。今年は『愛の渦』『海を感じる時』、ドラマ「MOZU」などで圧倒的な演技力を発揮し、12月20日(土)には『バンクーバーの朝日』が公開される。さらに、『紙の月』の舞台となる銀行の窓口係役を務めた大島優子も、「AKB」以前は長らく子役として活動。和久井映見(「バージンロード」)や水野美紀(『千里眼』)などの幼少時代を演じたこともあり、芸歴は20年近い。また、大島さんとともに宮沢さん演じるヒロインを追い詰めていく先輩行員を演じる小林聡美も、デビューは「3年B組金八先生」の生徒役、14歳のときだった。ほかにも枚挙にいとまがない、活躍著しいかつての子役たち。どうやら「大成しない」と言われたのも、今は昔といえそうだ。(text:cinemacafe.net)
2014年11月10日東京国際映画祭で最優秀女優賞と観客賞に輝いたばかりの『紙の月』のプレミア試写会が“uP!!!PREVIEW”として11月2日に開催され、宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、石橋蓮司、小林聡美、吉田大八監督がレッドカーペットイベントと舞台あいさつに登壇した。その他の写真『八日目の蝉』の直木賞作家・角田光代の小説を映画化。妻として銀行の契約社員として平凡な日々を過ごしていた梨花がある小さなきっかけから横領に手を染め、転落していくさまが美しく、スリリングに綴られる。この日のイベントは新宿ピカデリーにて開催されたが、同時刻に大阪、名古屋、福岡、札幌、仙台、金沢でも試写会が開催され、舞台あいさつの模様が各劇場に生中継された。宮沢らがレッドカーペットに登場すると、宮沢の顔をプリントした大量のお札が上から降り注ぐという演出で、会場は盛り上がりを見せる。宮沢は「7年ぶりの映画主演で緊張と不安で、撮影に入る前はドキドキしましたが、入ってからは吉田監督の演出の下、濃密で集中力のある毎日を過ごし、惜しみなく演じることが出来ました」と語る。吉田監督は改めて宮沢の最優秀女優賞について「すごくほしかった賞です。この映画においては作品賞とほぼ一緒の意味を持つと思っています」と梨花の変遷を描く本作で宮沢の演技が高い評価を受けたことを喜んでいた。梨花と不倫関係に陥る若き大学生を演じた池松は、撮影中のエピソードとして「ラブホテルでのシーンで貝殻のベッドとかがあるんですが、りえさんはベッドで飛び跳ねていました(笑)」と証言。宮沢は「めったに行かないのでテンション上がっちゃって(笑)。デコレーションの素晴らしさに感動してワクワクしてました」と語り、笑いを誘っていた。これから映画を見る観客に吉田監督は「『楽しんで』と言いきれないところはありますが(笑)、覚悟して観てもらえば、報いが待っていると思います」と自信をのぞかせる。宮沢は「梨花が常識や理性を捨てて、本能に向かって走っていく描写を楽しんでください!」と力強く呼びかけた。『紙の月』11月15日(土)全国ロードショー
2014年11月04日映画『紙の月』のプレミア試写会が11月2日(日)、都内で開催され、主演の宮沢りえを始め、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、石橋蓮司、小林聡美、吉田大八監督が来場し、レッドカーペットを歩いた。平凡な銀行の契約社員だった梨花が若い大学生との不倫に陥り、そこから銀行の金に手を付け、転落していくさまを描いた本作。先日、閉幕した第27回東京国際映画祭では宮沢さんへの「最優秀女優賞」に加え、観客の投票による「観客賞」も受賞した。この日は、劇場に敷かれたレッドカーペットを登壇陣が歩いたが、宮沢さんの顔が印刷されたお札が大量に降り注ぐという演出に会場が沸いた。宮沢さんは7年ぶりにの映画主演の現場について「吉田監督の演出の下、濃密で集中力のある毎日を過ごし、惜しみなく演じることが出来ました」と充実の表情。女優賞のトロフィーを見やり「授賞式でも言いましたが、出来るなら半分にちょん切って、監督にあげたい」と監督への深い信頼をうかがわせる。吉田監督は、宮沢さんの女優賞受賞について「すごくほしかった賞。この映画では『作品賞』とほぼ一緒の意味を持つと思ってます」と我がことのように喜び、「観客賞」についても「すごく勇気が出たし、励みになりました」と嬉しそうに語っていた。大島さんは、無意識の言動で梨花に道を踏み外させていく後輩銀行員を演じており「小悪魔的にシースルーで来ました!」と胸元のセクシーな黒いシースルードレスでイタズラっぽい笑みを浮かべる。細部にわたる吉田監督の演出について「マジ?ここまで?」と思ったというのが銀行員としてお札を数えるシーン。「お札の高さについて『もうちょっと上げて』『もうちょっと』とやっていき、『(お札で)私の顔が隠れちゃう…』と思ったら『大島さんを上げて!』と。『私を上げるんかい!』って思いました(笑)」と一切妥協のない現場の様子を明かす。同じく梨花の上司の厳格な銀行員を演じた小林さんは「お札を数える練習をして、誰よりも上手くできるようになったんですが本編ではすべてカットされてまして(苦笑)。監督、ありがとうございました!」と笑顔でクレームを付け、会場は笑いに包まれた。池松さんは、理花と不倫関係に陥る若い大学生を演じたが「ラブホテルのシーンで貝殻のベッドがあるんですが、りえさんはベッドで飛び跳ねてました」と宮沢さんの奇行を暴露。宮沢さんは「テンション上がっちゃって。めったに行かないので(笑)。デコレーションの素晴らしさに感動してワクワクしてました」と恥ずかしそうにふり返った。『紙の月』は11月15日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月03日第27回東京国際映画祭「コンペティション」部門・日本代表作品『紙の月』(11月15日公開)の記者会見が25日、東京・六本木ヒルズで行われ、吉田大八監督、キャストの宮沢りえ、池松壮亮が登壇した。本作は、平凡な主婦が起こした巨額横領事件を描いた映画で、主人公の主婦・梅澤梨花を宮沢が演じ、梨花の不倫相手の大学生を池松が演じる。記者会見で宮沢は、海外メディアの数の多さに驚き、「こんなに注目されているんだっていう興奮がありますし、7年ぶりの主演ということで、大切に大切につくった映画が海外の方に注目されてうれしい」と喜びを語った。また、「コンペティション」部門の日本代表作品として世界に挑む自信を聞かれると、宮沢は「とても緻密な演出をなさる大八監督と、梨花という役、そして『紙の月』という映画をつくる時間は、妥協なく、これ以上のことはできないと毎回思って、その積み重なりができあがった映画なので、自信があるといえばありますし、胸を張ってみなさんにお届けできる映画になったと思います」と手ごたえを語った。池松も「せっかく選ばれたからには自信を持って、いい知らせを待ちたい」と期待。吉田監督は「こういう機会を得て、もっと広い世界でどういう位置づけに見えるのか、そういうことを想像するのはすごく刺激的だし、それを楽しみたい」と言い、「競争ですからね。その言葉の意味はわかっているので、負けたくはないですね」と語った。
2014年10月25日『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(11月1日 日本公開)のアクションナビゲーターを務める武井壮が、パトリック・ヒューズ監督から演技指導を受け、本作に登場するアクションシーンを実演し、さらに、監督と映画の見どころを語り合うスペシャル映像がこのほど、公開された。パトリック・ヒューズ監督が9月に来日した際に対面を果たした武井は、監督の前でキレのあるアクションを披露。そのアクションに監督が感銘を受け、武井は監督からハリウッド直輸入の演技指導を受けることに。そして、映画に登場するアクションシーンを武井が実演するスペシャル映像の撮影を行った。映像は全4種類。すべて、武井と監督が映画の撮影秘話について語り、その後、本編で実際に行ったアクションを監督指導のもと武井が挑戦するという内容になっており、武井は、本編冒頭の列車のシーン、スタローンが爆風で飛ばされるシーン、スタローンとメル・ギブソンが殴り合うシーン、スタローンがヘリコプターに乗り込むシーンに挑戦している。監督は「いいね! 最高だ!」と武井の演技を大絶賛し、「演出してもいいかな?」とノリノリ。列車のシーンでは、「ウェズリー(・スナイプス)よりいいよ!」とキャストよりも出来がいいと褒めちぎった。なお、映像は、『エクスペンダブルズ3』本編撮影時に使用されたカメラを用いて、ハリウッドクオリティを追求して撮影された。対談では、「出演者がスーパースター勢ぞろい。このことに関してプレッシャーはあったんですか?」という武井の質問に、監督は「全然ないよ! ただ楽しかっただけさ。メル・ギブソン、W・スナイプス、A・バンデラスが新たに加わって本当に信じられなかった。子供の頃からのあこがれのヒーローたちと一緒に仕事ができるんだからね」と喜びを語り、「現場はテストステロン(男性ホルモン)がムンムンだったよ」と振り返る。そのほか武井は、アクションのこだわりや、キャスト陣の様子などをたずねた。(C)EX3 Productions, Inc. All Rights Reserved.
2014年10月21日