ルミネ新宿では、「秋の夜長」と「食欲の秋」をテーマにしたイベント「LUMINE AUTUMN CINEMA & Marche」を開催する。開催期間は10月25日~11月3日。会場はルミネ新宿 ルミネ1屋上 L.TERRACE。同イベントは、ルミネの環境活動「choroko」が提案する、エシカル(「倫理的な」という意味の英単語だが、近年英語圏を中心に「環境保全や社会貢献への配慮」を示す形容詞として使われる言葉)を志向する多数の催しを開催するもの。都心の商業施設であるルミネ新宿の屋上をイベント会場として活用しており、夜空の下で『ティファニーで朝食を』、『マイ・ブルーベリー・ナイツ』などの名作映画を上映する「Roof TOP Cinema」を開催。上映時間は平日19:00~、土日祝18:30~(※終了時間は作品により異なる)。入場無料。会場ではカメヤマキャンドルを使用した光の演出やアーティスト・河野靖子によるキャンドル装飾が行われ、場内でフード/ドリンクを購入した人には先着でカメヤマキャンドルがプレゼントされる。また、11月1日~3日までの3日間は、「Roof TOP Marche × choroko」と題し、オーガニック、ナチュラル、地域、手作りをテーマとしたマルシェを期間限定でオープン。シトウレイ氏、生駒芳子氏、上村祐介氏がトレンドをエシカル視点で読みとくセミナー、各種ワークショップなども開催される。なお、期間中はイベント会場内のみならず、館内のショップでもオーガニックやエコにちなんだ商品、サービスなどを紹介するということだ。
2014年10月20日トヨタ「レクサス」のブランド発信地「インターセクト バイ レクサス 東京(INTERSECT BY LEXUS-TOKYO)」(東京都港区南青山4-21-26)は、8月にオープン1周年を迎えたのを記念し「スーパー プログレッサーズ:レスリー・キー×レクサス(SUPER PROGRESSORS: Leslie Kee x Lexus)」を9月29日から10月17日(10月7日から10日除く)まで1階ガレージにて開催する。フォトグラファーのレスリー・キーが、青山を代表するクリエーター達を撮影した作品を展示。ジャーナリストの生駒芳子、スタイリストの大久保篤志と田中杏子、「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」クリエーティブディレクターの荻野いづみ、フラワーアーティストのニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)が被写体となった。空間プロデュースを手掛けるのは、空間クリエーティブカンパニー「JTQ」の谷川じゅんじ。インターセクト バイ レクサス 東京は「人・都市・クルマが交差する場所」として2013年8月30日にオープン。ノルウェー発のコーヒーバー「フグレン(FUGLEN)」とのコラボによるコーヒースタンド、フードディレクターに田島大地を迎えたビストロを備え、展示やイベントなどを行っている。
2014年09月26日版元の事情で、雑誌が休刊になったり、版元が変わることはある話だが、『マリ・クレール』に関しては、中央公論社(現中央公論新社)が読売新聞社の傘下に入ると、角川書店へ移り、2003年にはアシェット婦人画報社(現ハースト婦人画報社)へと移っていった。日本では人は会社に付くといわれるが、伊田博光は広告営業として『マリ・クレール』とともに、中公→角川→アシェット→中公新社へと渡り歩いた。『マリ・クレール』の変遷を誰よりも知り尽くしている。アシェット婦人画報社での『マリ・クレール』に、ある手応えを感じたのは2代目生駒芳子編集長の時だったと伊田さんは言う。2005年2月温室効果ガス排出量を削減しようという京都議定書の調印が行われ、足並みがそろわないままでの調印に新聞やテレビの報道番組が議論していた頃、ラグジュアリーブランドのルイ・ヴィトンが既にその問題に取り組んでいることを知った生駒編集長は、2005年9月号で特集「エコ・リュクス物語 by ルイ・ヴィトン」を組んだ。元アメリカ副大統領のアル・ゴアによるドキュメンタリー映画「不都合な真実」へ賛同した生駒編集長のエコ意識は、ページに反映されていった。しかも、対極にあると思われていた、エコ・ライフとラグジュアリーなライフスタイルを両立させる、エコ・リュクスこそ21世紀のおしゃれと位置付けた。2006年、仏『marie claire』は「ラ・ローズ・マリ・クレール」と名づけたキャンペーンを開始した。それは、バラを買うとその代金の半分が「すべての女の子が学校へ」という活動をする協会に寄付され、カンボジアに女子学校を設立した他、フランス国内の女子学生に向けて奨学金制度を発足させ、より多くの女子に教育の機会をもたらした。08年には、日本流にアレンジされたローズ・キャンペーンを日本版『マリ・クレール』でも開始した。生駒編集長の軸足は、環境問題や人権問題にあった。サスティナブルな世界を目指し、古ぼけた価値観の服を脱ぎ捨てて、新しい服を着ておしゃれを楽しもうと提案したのだ。80年代『マリ・クレール』の知性を纏うことがおしゃれだった時代を彷彿とさせた。「生駒編集長は、ある意味アーティストでした。先の時代を鋭く読みとり、前進させていこうとする姿勢に、ラグジュアリーブランドも知らず知らずのうちに巻き込まれていましたね」と伊田さんは懐かしむ。編集長の仕事は、力仕事だ。個性的な編集者を束ね、主張の激しいクライアントと正面から向かい合い、独自の流儀を持ち、誰からも信頼されるために奔走する。その結果、読者に支持された時の喜びは代え難いものがある。(12/12に続く。モード誌の新しいあり方『マリ・クレール スタイル』に。)
2014年01月04日建築家・永山祐子の展覧会「建築から始まる未来-豊島×横尾忠則、宇和島×束芋×ほしよりこ-」が、東京・表参道のジャイル(GYRE)内アートスペース、アイ・オブ・ジャイル(EYE OF GYRE)で開催されている。11月24日まで。入場無料。本展では、今夏永山が手掛けた瀬戸内海周辺での二つのアートプロジェクトを、映像や写真、建築模型を用いて紹介。建築やアートのエネルギーによる地域再生を目指し、新たなコミュニティーを創造する取り組みとして話題となったプロジェクトのビジョンを提示する。一つ目の「豊島横尾館」は、現代美術家の横尾忠則の絵画作品「原始宇宙」の平面作品11点と、円塔の中や庭園でのインスタレーション作品、建築と一体となった美術館。もう一つの「AT ART UWAJIMA 2013」からは、作家の司馬遼太郎らが滞在したことでも知られる1911年創業の宇和島の老舗の「木屋旅館」をリノベーションするというアートプロジェクトを紹介。畳の一部をアクリル板にし、欄間(らんま)や壁、天井などに漫画家・ほしよりこが書く小説に基づき現代美術家の束芋が制作した映像が映し出された。他にも、宇和島のアーケードにある文具店をリノベーションしたプロジェクトや、 理想の街をつくる観客参加型の展示も登場する。会期中の11月17日には、永山と束芋によるトークショー「建築×アートの可能性」も開催。司会は、アートダイナミクスの生駒芳子が担当する。また関連商品の販売も実施。「AT ART UWAJIMA 2013」のために書かれた、ほしよりこの小説「そういう事がずっと続く」(700円)、束芋デザインの「宇和島Tシャツ」(2,500円)、宝飾品にならない真珠を蘇らせた「リパール」で作った、ほしよりこ、束芋、永山祐子監修のオリジナル限定商品などがそろう。
2013年11月08日8月に東京・新国立劇場 中劇場で上演される舞台『「激動-GEKIDO-」川島芳子の物語』の製作発表が7月25日、都内で行われ、舞台初主演の水川あさみをはじめ、出演者10人とブロードウェイの演出家ダニエル・ゴールドスタインが会見に出席した。『「激動-GEKIDO-」川島芳子の物語』チケット情報清朝の王女として生まれ、男装の麗人ともてはやされながら、後にスパイとして処刑される川島芳子の波乱の生涯を描く作品。本作が舞台初主演となる川島芳子役の水川は「芳子の歴史を追うというよりは、彼女の激動の人生を私なりに、その時その時の感情で演じられればいいなと思う。舞台は初めてのようなもので、わからないことがたくさんありますが、しっかり地に足をつけて頑張りたい」と挨拶。そんな水川扮する芳子の養父・川島浪速役の別所哲也は「父親でありながら、娘を女性として愛してしまう、ちょっとドキっとするような役です。水川さんを共演者みんなが舞台の上でメチャメチャにしてしまう。それでも水川さんは強い女性を演じてくれると思う」と期待を寄せる。演出のダニエル・ゴールドスタインは「演劇的な手法を多用しながら、セットはシンプルで美しい舞台にしたい」と意気込みを語った。会見の最後には、前日30歳になったばかりの水川に、バースデーケーキとバラの花束を贈るサプライズイベントも。「ありがとうございます」と何度も感謝の言葉を口にした後、「30歳になってからの初仕事。精一杯頑張ります」と決意を新たにしていた。会見にはほかに、細貝圭、佐々木喜英、神永圭佑、原嶋元久、田中茂弘、浜丘麻矢、愛名ミラ、奈良坂潤紀が出席した。舞台『「激動-GEKIDO-」川島芳子の物語』は8月23日(金)から9月2日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場にて上演。チケット発売中。
2013年07月26日公開より8か月たった今も、ドキュメンタリー作品としては異例の全国82劇場(9月までの劇場数)で公開が続く『天のしずく辰巳芳子“いのちのスープ”』。このほど、世界14大映画祭のうち唯一の“美食映画部門”といえる「第61回サンセバスチャン国際映画祭 キュリナリー・シネマ部門」への正式出品が決定した。本作は、料理家・作家である辰巳芳子の台所仕事や、今では緩和医療の現場でも広く知られている嚥下障害の父親のために作った “いのちのスープ”と、スープを軸とした出会いや活動を収めたドキュメンタリー作品。制作にかかった歳月は、構想3年、撮影に1年以上。料理家“辰巳芳子”の生き方と言葉には、日本人が忘れてしまった、当たり前の暮らしの中にあった小さな幸福感を感じさせると、全国各地で感動を呼んでいる。メイン館となった東京都写真美術館ホールでは、昨年11月からの公開でドキュメンタリー映画としての興行収入ランキング歴代3位を記録。“希望を与える映画”として今年の1月からは東北地方でも公開され、以降も自然発生的に全国での公開劇場が増えている珠玉の作品だ。本作が出品される「キュリナリー・シネマ部門」とは、ベルリン国際映画祭と共同で2011年より設立した、“食”、“ガストロノミー”(食と文化・科学とのかかわり)をテーマとした映画を取り扱う部門。日本からは、料理評論家の服部幸應が国際アドバイザリー委員として携わっており、世界で初めての調理科学・食科学専門の4年生大学である「バスク・キュリナリー・センター」とのコラボレーションのもと、地元の一流レストラン・シェフが映画をオマージュした料理を開発。映画のチケットとレストランでの食事券をセットで販売をする、という世界の映画ファンと美食家たちが注目する、チケット入手の困難な人気部門となっている。当部門では過去に、東京・銀座の「すきやばし次郎」店主である、鮨職人・小野二郎氏をドキュメントした『二郎は鮨の夢を見る』(2013年2月)や、ミシュラン三ツ星レストランの代表格である、スペインのカタルーニャ地方にある「レストラン・エル・ブリ」の厨房に密着をしたドキュメンタリー『エル・ブリの秘密世界一予約のとれないレストラン』(2011年12月公開)なども上映されており、その後は世界公開へとつながる可能性も秘めた、いわば登竜門。この出品決定に併せて、初の日本人ゲストとして同部門へ、監督を務めた河邑厚徳も参加することが発表された。かつて日本の暮らしに、当たり前のようにあった“いのちのスープ”の優しさは、世界の美食家たちをも癒やしてくれるに違いない。『天のしずく辰巳芳子“いのちのスープ”』は全国にて公開中。第61回サンセバスチャン国際映画祭「キュリナリー・シネマ部門」開催期間:9月20日~9月28日(text:cinemacafe.net)■関連作品:天のしずく辰巳芳子“いのちのスープ” 2012年11月3日より東京都写真美術館ホールほか全国にて公開(C) 2012天のしずく製作委員会
2013年07月22日11月3(土)、ある1本のドキュメンタリー映画が公開され、20代~30代の女性を中心にスマッシュヒットを記録している。作家にして料理家・辰巳芳子の“食”を構想に4年、撮影に1年半をかけて追いかけた映画『天のしずく辰巳芳子“いのちのスープ”』だ。脳梗塞による障害で食べることを楽しむことができなくなった父親への愛が生み出したのは、海や山の恵みを体が最も吸収しやすい状態にした“天のしずく(=スープ)”だった。その一滴には、口にした幼児から老いた人たちまで、生きる喜びと、与えられた命を輝かせる奇跡が溶け込んでいた。この丹念に作られたスープを通して、日本の食卓と自然を優しく美しい映像で描き上げる。本作で監督・脚本を務めたのは、元NHKドキュメンタリー番組ディレクター/エグゼクティブ・プロデューサーの河邑厚徳(かわむらあつのり)。精神世界、アート、現代史などをテーマに国内外の賞を数多く受賞し、高い評価を受けてきた、知の冒険を続ける映像ジャーナリストだ。ナレーションを、本作がドキュメンタリー作品のナレーション初挑戦となった谷原章介が務め、、ゆったりと語り聞かせてくれる。ミニシアター作品でありながら、公開から2週間たった現在も有楽町の劇場には平日の昼間から多くの女性たちが詰めかけ連日、満員御礼となっている本作。さらに、丁寧に素材の味を活かしながら“美味しく作る”ことと“愛する”ことを繋げて見せた本作は、様々な女性向けカルチャー雑誌でも取り上げられた。そして先日、辰巳さんが2002年に執筆した料理本「あなたのために―いのちを支えるスープ―」(文化出版社刊)が、発売から10年の歳月を経たいま、ECサイト「AMAZON」ランキングで上位に急浮上、さらに書店でも異例の大ヒットを記録している。改めて、日本の“食”文化に注目が集まるいま、もう一度あなたの食べること、愛すること、そして生きることを見つめ直してみては?『天のしずく辰巳芳子“いのちのスープ”』は東京都写真美術館ホールほか全国にて公開中。■関連作品:天のしずく辰巳芳子“いのちのスープ” 2012年11月3日より東京都写真美術館ホールほか全国にて公開© 2012天のしずく製作委員会
2012年11月13日百貨店業を営む小田急百貨店は9月1日~18日、中小企業庁が東日本大震災被災地復興支援のために主催している「にっぽん元気マーケット」に協力し、「カワイイと素敵を見つけよう!(KAWAII&SUTEKI from EAST JAPAN)」をテーマに、参加企業の商品を集めた販売会「にっぽん元気マーケット in 小田急百貨店」を新宿店本館2階で行う。今回の販売会では、ファッションジャーナリスト・生駒芳子氏が出展事業者の中から雑貨を扱う13事業者を選定。鮮やかなピンク色の南部鉄器や、こけしの製法を生かしたLEDライトなど、従来の工芸品が持つシックな色合いや伝統的な形にとらわれることのない、新しい発想を取り入れた商品を「カワイイ」と「素敵」という視点で紹介し、販売する。なお、「にっぽん元気マーケット」は、東日本大震災により販路を喪失した中小企業の新たな販路開拓を支援する事業である。2012年7月から、被災地域の産品や産地をアピールする商談会・イベントを都内で開催している。百貨店で行うのは今回が初めて。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月27日株式会社小田急百貨店は、中小企業庁が主催する「にっぽん元気マーケット」に協力し、参加企業の商品を集めた販売会「 にっぽん元気マーケットin小田急百貨店 」を、2012年9月1日(土)~18日(火)に開催する。「にっぽん元気マーケット」(中小企業の地域産品販路開拓等支援事業)は、東日本大震災により販路を喪失した中小企業の新たな販路開拓を支援する事業で、2012年7月から都内において被災地域の産品や産地をアピールする商談会やイベントを開催している。今回の販売会のテーマは、“カワイイと素敵を見つけよう!(KAWAII&SUTEKI from EAST JAPAN)”。ファッションジャーナリスト・生駒芳子氏が出展事業者の中から雑貨を扱う13事業者を選定した。鮮やかなピンクの南部鉄器や、こけしの製法を活かしたLEDライトなど、従来の工芸品が持つシックな色合いや伝統的な形にとらわれることのない、新しい発想を取り入れた商品を「カワイイ」と「素敵」という視点から紹介する。小田急百貨店では、新宿駅直結という立地を生かして首都圏の消費者への販売機会を提供し、全国の百貨店で初めて当該事業に協力する。【にっぽん元気マーケットin小田急百貨店概要】期間:2012年9月1日(土)~18日(火)場所:小田急百貨店新宿本館2階「サンドリーズ・アレー」スウィングスペース出展事業者:13社元の記事を読む
2012年08月27日