「元彌さんは休日、羽野さんがどこに出かけるときもついていくそうです。彼女が『ほかに行くところないの?』と聞いても、『君と一緒にいるのがいちばん楽しいんだもん』と、笑って答えるとか」こう語るのは、芸能レポーターの城下尊之さん。連続テレビ小説『スカーレット』(NHK総合)で戸田恵梨香(31)演じる喜美子の下宿先の女主人・さだを演じている羽野晶紀(51)。女性下着デザイナーとしても活躍する“進歩的な働く女性”を演じるその裏で、羽野は夫・和泉元彌(45)への悩みを抱えていた。「今年に入ってから羽野さんは元彌さんの“異常な嫉妬癖”をテレビでたびたび披露しています。8月に出演したバラエティ番組では、『携帯電話のパスワードを変えると怒る』『羽野さんが握ったおにぎりを、元彌さん以外の男性は食べてはいけない』『ほかの男性をほめてはいけない』『男性の美容師や医師を指名してはいけない』といった元彌さんから課せられた数々の禁止事項について語っていました」(テレビ局関係者)羽野の知人もこう証言する。「羽野さんは『元彌さんがGPSで彼女の居場所を常に監視して、仕事場にまで現れることがある……』と怯えていました」羽野を苦しめる夫の“恐ろしい束縛指令”。その一因は羽野の本格的な“職場復帰”にあるという。「2児の子育ても一段落した羽野さんは、最近では野田秀樹さん(63)が作・演出を務める広瀬すずさん(21)主演の舞台にも出演するなど、女優業に引っぱりだこ。さらに、今回の朝ドラは大阪で撮影するために自宅を空けがち。最愛の妻と一緒にいられる時間が減ったことで、元彌さんは不安で仕方ないそうです」(前出・知人)かつては元彌の母・節子さん(77)との“嫁姑問題”が原因で別居するなど一時は離婚寸前だった羽野。熟年離婚の心配はないのだろうか……。和泉家の関係者はこう語る。「最近は息子さんが出演する和泉流の舞台を節子さんと一緒に見に行くなど、嫁姑関係は悪くないそうです。また今は節子さんと一緒に住んでいませんが、晶紀さんが手料理を持って行くこともあるそうです」前出の城下さんもこう語る。「羽野さんはこれまで家庭でどんな目にあっても、絶対に離婚はしませんでした。テレビでは悪口を言いながらも、羽野さんは元彌さんに対する深~い愛情があるのだと思います」波瀾万丈な夫婦生活も“そろりそろり”と続いていきそう!?
2019年11月06日暴力や犯罪、流血は当たり前。『凶悪』などで知られる白石和彌さんの映画は、正直めちゃくちゃ怖いです。でも監督の描く“闇と本質”に、俳優も観客もなぜか惹かれてしまう。その吸引力の秘密に迫ります。「殺したい奴はいないのか?」そう若松監督に聞かれた夜は、今でも心に強烈に残っています。今、日本で一番注目されている映画監督といっても過言ではない、白石和彌さん。アウトローな世界を描いた映画で注目され、今やたくさんの俳優が出演したいと願う監督の筆頭的存在です。でも実は30歳の頃は、「1作だけ撮って、映画の世界から足を洗おうと思っていた」そうで…。――11月8日に公開される『ひとよ』は、監督にとって今年3本目の公開作です。昨年も3本公開されていて、とても多作ですよね。白石:そうなんですよね。最近は、もちろん途中で止まっちゃうものもありますが、7~8本くらいの映画が並行して進んでいて。あと、本を書きたいなぁ~と思っているものも頭の中にあるので…。――頭の中で混乱しませんか?白石:昔は切り替えられなかったんですが、徐々に慣れてきました。最初の頃は「俺、これ無理だわ」って思ってたんですけれど、でもこの流れを逃したら、暗黒時代に戻ることになるし、それだけは嫌だと思って、必死にくらいついてきたというか。――小さい頃から映画がお好きだったんですか?白石:最初のきっかけは、“エロいもん見たいなぁ”って(笑)。――エロいもん(笑)。白石:中学生くらいですから、そこは責められないですよね(笑)。僕らの世代だと、ちょうどその頃にビデオが普及し始めて、近所にレンタルビデオ屋が急に増えて。そこに借りに行って、ロマンポルノとか観てました。そのあと『仁義なき戦い』などにハマっていき、そこで映画には“作り手”がたくさんいることを学び、いつか映画のスタッフになれたら、と思ったのが最初ですかね。で、東京に出てきて若松孝二監督の事務所に入り、流れで映画の助監督になっちゃったんですけれど、正直、監督になれるとはまったく思ってなくて。監督になってごはんを食べていけて、それで一生いられるとか、絶対無理だろうなって。でも単純に、助監督というフィールドワークは、すごく面白かったんです。――どんなご経験を?白石:当時はコンプライアンスなんてなかった時代で、今だったらアウトなことばっかりだからあんまり言えないですが、例えば国道を封鎖して撮影したり(笑)。僕がついていた映画監督って、若松さんとか行定(勲)さんとか、おかしい人たちばっかりだったんです。若松さんに初めてゴールデン街に連れていってもらった夜、「お前、殺したい奴とかいないのか?」って聞かれて、「いません」、「お前駄目だなぁ~!」っていうやりとりをしたんですよ。おかしいですよね?「殺したい奴はいない」に対して「駄目だなぁ~!」って(笑)。そもそもそんなこと普通の人は聞かないし、そういうことを聞くのが映画監督なんだったら、俺はマジで無理だわって思いました。でもその夜は、映画人としての第一歩だったなと、今でもよく覚えてます。映画『止められるか、俺たちを』の脚本にも、そのやりとりは入れたんです。とにかくそんなちょっとおかしい監督たちが考えることを実現するために、動いたり走り回ったりすることが本当に楽しくて、“これが映画だよね!”とか、“俺ら今、超かっけぇ!”とか思ってやってましたね。――青春ですね。白石:まさにそう。血糊つけて家に帰って、道中職質されたりもしましたよ。でも10年くらいやってるといろんな監督と組むわけで、「あれ、俺、この監督より面白いもの撮れるんじゃない?」と思うこともちょっとずつ増えてきた。同時に、助監督も一生続けられる仕事じゃないし、今さら映画の別部署に行くのも違うし、いつか、転職とか田舎に帰るっていう踏ん切りをつけるタイミングが来るとも思ってた。そこで、じゃあ1本だけ撮って、それでやめようって思ったんです。それが、30歳くらいのときかな。――1作目『ロストパラダイス・イン・トーキョー』は、34歳のときの作品ですね。4年のブランクがありますが…。白石:そう、そこからがさっきちらっと言った暗黒時代です。助監督やめて収入がほぼなくなり、でも子供が生まれたり。嫁に「稼いできてくれ」って怒られたり(笑)。――でも、1本撮ってもやめなかったから、『凶悪』が生まれたわけですよね。続けたのはなぜ?白石:1本目を観て、「白石さんと映画を撮りたい」と言ってくれた人がいたんですよ。それが『凶悪』のプロデューサーなんですけれど。あとは、やっぱり観客の皆さんですね。何度も観に行ったと言ってくれた人や、この映画を観て、映画のスタッフになった人もいた。あんな小さい映画でも、誰かの人生を変える力があるんだということが実感できて、それが大きな勇気になりました。――白石さんの、助監督時代を経ての今って、『情熱大陸』とかで描かれそうな感じもありますが…。白石:いや、それはちょっと…(苦笑)。どっちかっていうと僕は、ああいう成功者をキレイに描くドキュメンタリーよりも、“日曜2時の『ザ・ノンフィクション』”のほうが好きな部類の人間なので(笑)。監督にとって、今年3本目の公開作の映画『ひとよ』。自分の子供たち3兄妹を守るべく夫を殺した母・こはる(田中裕子)が、15年ぶりに家に帰ってくる。事件以来、人生が大きく変わってしまった次男の雄二(佐藤健)、長男の大樹(鈴木亮平)、長女の園子(松岡茉優)と、母親の再会。バラバラになった家族はどこへ向かうのか。11/8より全国ロードショー。しらいし・かずや1974年12月17日生まれ、北海道出身。映像技術系専門学校卒業後、中村幻児監督主宰の映像塾に参加。その後、故・若松孝二監督に師事し、2010年に『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で長編デビュー。’13年『凶悪』で各映画賞を総なめにし、注目される。代表作に『日本で一番悪い奴ら』『孤狼の血』『凪待ち』など。※『anan』2019年10月9日号より。写真・岩澤高雄(by anan編集部)
2019年10月08日女優の田中麗奈(39)が第1子を妊娠していると8月26日に発表した。田中は現在妊娠7カ月で、出産は年内を予定しているという。各メディアによると田中は所属事務所を通じてファックスを送付し、「私事で大変恐縮ではありますが、この度新しい命を授かりました事をご報告させて頂きます」「今はお腹の中で日々育っていく我が子をとても愛しく感じています」と報告。「今後共、温かく見守って頂けたら幸いです。よろしくお願い申し上げます」と結んだという。「田中さんは98年3月にサントリーのジュース『なっちゃん』の初代CMキャラクターを務め、大注目を集めました。98年10月の映画『がんばっていきまっしょい』で女優デビューして以降、04年2月の宮藤官九郎さん(49)が脚本を務めた映画『ドラッグストア・ガール』や藤沢周平さん(享年69)の小説を原作にした08年5月の『山桜』といった作品で主演を務めました。また大河ドラマでは12年の『平清盛』や15年の『花燃ゆ』に出演。いまや実力派女優としてその才能が開花しています」(映画関係者)16年2月、5歳年上の男性医師と結婚した田中。1年後の17年2月から放映された遠藤周作さん(享年73)原作のドラマ「真昼の悪魔」(フジテレビ系)では主演を務め、悪女の役を演じた。その鬼気迫る演技は「なっちゃん」でのデビュー当時を覆すものだったため、SNSを中心に大きな話題を呼んだ。また田中は17年8月に公開された「幼な子われらに生まれ」で、夫に依存する主婦を演じた。同作は田中にとって結婚後初めての出演映画。同年9月、本誌に登場しプライベートでも妻となったことで「家族がある温度感みたいなものを、今、体に浸透させてる感じなのかな」と演技に変化が出てきたと語っていた。同作の名演ぶりが高く評価され、同年11月には第41回山路ふみ子映画賞の女優賞を受賞している。「以降も18年1月のドラマ『時空超越ドラマ&ドキュメント 美子伝説』(NHK BSプレミアム)では美子皇后の役を、さらに時代小説を原作にした18年10月からのドラマ『ぬけまいる~女三人伊勢参り』(NHK総合)では小物問屋の女主人を演じました。時代背景も異なるなかで多様なキャラクターを演じており、その表現にますます磨きがかかっています」(前出・映画関係者)新たな家族が増えることで、さらに演技の幅が広がりそうだ。
2019年08月26日「水森亜土原画展」が、東京・三鷹のアートサロン和錆(わさび)で開催。期間は、2019年9月4日(水)から16日(月・祝)まで。期間中は、水森亜土による描きおろしの新作原画をはじめとする作品の数々を展示。水森亜土ならではの、ちょっぴりレトロでガーリーな雰囲気を閉じ込めた、キュートな世界観を楽しむことができる。また会場に併設されている、水森亜土の人気キャラクター“ネコのミータン”をモチーフにしたコラボカフェには、新メニューが登場。にっこりスマイルを浮かべる“ミータン型”ライスが印象的なプレートメニュー「ネコのミータン おめかしタコライス」を味わうことができる。さらに店内には、ミータンのデコレーションを飾った見た目にもキュートなかき氷パフェや、あんみつといったデザートメニューも用意。食後のデザートやカフェタイムに是非オーダーしてみてはいかがだろう。そのほか会場には、亜土ちゃんパッケージのオリジナルスイーツシリーズ「トンシャーム」の新作がラインナップ。ポップな色合いがキュートなキャンディや金平糖は、ちょっとした手土産にも喜ばれそうだ。【詳細】「水森亜土原画展」会期:2019年9月4日(水)~16日(月・祝)場所:アートサロン和錆 東京店住所:東京都武蔵野市中町 2-26-4TEL:0422-57-4130時間:11:00~18:00入館料:無料<関連情報>・ネコのミータン おめかしタコライス 1,000円+税・Ton Charme<カラフルキャンディ> 550円+税・Ton Charme<金平糖> 550円+税
2019年08月26日田中圭(35)が週刊誌「anan」の「SEX特集」に登場すると8月2日に発表された。今月7日に発売されるもので、その色気と肉体美で魅了する田中にネットでは嬉しい悲鳴が上がっている。先行公開された表紙で、金髪の女性に肩が抱かれている田中。各メディアによると“ずぶ濡れのシャワーシーン”もあり、鍛え上げられた肉体のセクシーさを披露しているという。また田中は「ベッドでの撮影は、役者スイッチが完全に入りました」といったコメントや、「恋人同士にとって、SEXが圧倒的に大事なコミュニケーションであることは間違いない。ふたりで、しあわせになれる時間を一緒に作り上げていく行為だと感じます」と持論を展開しているという。これまで97年の椎名桔平(55)や98年の木村拓哉(46)、09年の向井理や(37)14年の松坂桃李(30)といった時代を代表する数々の色男たちが彩ってきた同特集。ネットでは田中の登場に興奮冷めやらない声が上がっている。《圭くんが35歳、二児の子持ちが!!an・an様!ありがとうございまーーーす》《今起きて知りました……… 起きてすぐ死亡案件です…… anan、表紙、圭くん もうこれだけでお分かりですね? 次の表紙、anan、圭くん、夏のanan……… 起きてすぐ知る案件じゃない…… 興奮して文字打てない》《これ、本屋で並んで大丈夫なやつなん???!!!!?????!!!》
2019年08月02日女優の松風理咲、竹内愛紗、長見玲亜が28日、東京・池袋の三省堂書店池袋本店で写真集『理咲』、『愛紗』、『玲亜』(発売中 各3,000円税抜 東京ニュース通信社刊)の発売記念イベントを行った。黒木メイサや桐谷美玲といった人気女優が在籍するタレント事務所・スウィートパワー所属の若手女優、松風理咲、竹内愛紗、長見玲亜の3人が、ソロ写真集を同時リリース。10代の弾ける笑顔や無邪気な姿はもちろん、ちょっと背伸びした表情を切り取るなど、彼女たちの魅力が詰まった写真集となっている。同じ日に同時発売したということで、この日の発売イベント前に3人が揃って制服姿で報道陣の取材に応じた。松風が「私の写真集は昭和レトロ、ノスタルジックをテーマにして撮りました。全体的な統一感がすごくあって、自分自身も色んな表情が出せたと思うので満足のいく1冊になりました」と自信を見せれば、竹内は「私はいつも役を通して色んな方々に知っていただいていたので、今回は素の表情をたくだん出るような1冊にしました。大人っぽい表情から子供っぽい無邪気な表情まで、スタッフさんと色々と会話しながら撮影しました」と回顧。3人の中で一番ファッション的要素が突出しているという長見は「私はメイクやヘアアレンジとか背景をこだわって、私の意見や理想をたくさん聞いてもらったので、自信を持って皆さんにお見せすることができる1冊になりました」とアピールした。今回の写真集では、3人とも水着にもチャレンジしている。中学生の時以来だったという松風は「私はスクール水着でしたが、懐かしさもあって若返った気分で撮影することができました。楽しかったです」と振り返り、長見も「すごい雰囲気が好きな1枚になったので恥ずかしいとかあまりなかったです」とやりきった様子。そんな彼女たちの写真集は、同日に発売されたが、竹内は「同日に発売と聞いて年齢も近いですし嬉しかったですね。完成した写真集を見て、1冊1冊全員の個性が出ていて、全く違って面白いなと思いました」とプライベートでも仲が良いということもあって満足そうだった。
2019年07月29日昨年ドームツアーも行ったGENERATIONS from EXILE TRIBEが、ニューシングル『Brand New Story』をリリース。白濱亜嵐さんが、グループの一員としてこれから挑戦していきたいことについて語ってくれました。グループと曲の作り手の懸け橋になれれば。東京ドームでライブをして、アーティストとしての自信がつきました。昔、東京ドームにある野外ステージでライブをして、“いつか…”と言っていたので嬉しかった。願いが叶ったのは、ありがたい環境はもちろん、僕らが本気で信じていたからだと思います。一番後ろの人までパフォーマンスを届けたい気持ちが、より強くなりました。デビューしてからしばらく、目指す方向性を模索していた時期がありました。でも、今思うと、いろんなスタイルに挑戦してモノにしていくことが僕たちらしさであり、強みなのかなって。表現の幅も広がるし、やりがいがあります。メンバー同士は年を重ねるにつれて、たくさん話し合いをするようになりました。責任感や、いい意味での自尊心が出てきたのかもしれません。今は曲を作るのが楽しくて、パフォーマーとしてはもちろん、トラックメーカーとしても頑張りたいです。譜面が読めないことが今さら恥ずかしいと思ったし、音楽理論を一から勉強しています。メンバーと曲の作り手にはそれぞれに意見があり、やっぱり100%伝え合うのは難しいから、僕が知識をつけることで、両者の懸け橋になれたらいいなって思っています。しらはま・あらん1993年8月4日生まれ。愛媛県出身。パフォーマー。主演映画『10万分の1』が今年公開予定。家の音響設備を整えてから楽曲制作や映画観賞がより楽しくなったそう。ジャケット(セットアップ)¥360,000カットソー¥50,000(共にヴァレンティノ/ヴァレンティノ インフォメーションデスク)スニーカー 参考価格¥81,000(ヴァレンティノ ガラヴァーニ/ヴァレンティノ インフォメーションデスク)その他はスタイリスト私物ジェネレーションズ フロム エグザイル トライブ2012年にデビューした7人組ダンス&ボーカルグループ。アニメ映画『きみと、波にのれたら』の主題歌「Brand New Story」を収録したニューシングルが発売中。今年は5大ドームツアーを予定。※『anan』2019年7月24日号より。写真・酒井貴生(aosora)スタイリスト・吉田ケイスケヘア&メイク・寺本 剛(JYUNESU)取材、文・菅野綾子保手濱奈美重信 綾撮影協力・アワビーズ(by anan編集部)
2019年07月25日公開中の映画『凪待ち』の全国78館 生中継舞台あいさつ付き上映イベントが6日、都内で行われ、香取慎吾、音尾琢真、白石和彌監督が出席した。6月28日に全国85館で封切られ、初週好スタートを切った映画『凪待ち』。そんな本作の好発進を記念した同イベントは、初日3日間の舞台あいさつ行脚に参加出来なかったファンの要望で実現したもので、全国78館の劇場で生中継された中、香取慎吾らが登壇して行われた。主演の香取は「1年前に撮影していたこの映画が公開されて、『観ました』という方々とお話をするのが最近の日課です。それぐらい色んな方が映画館に足を運んで観てくれて、幸せを感じています」と周囲の反応も上々のようで、「これからライブビューイングが終わったら一気に皆さんが観ると思うと、こんなに幸せなことはないですね」と全国の78館を訪れた観客に感謝した。舞台あいさつ中には、全国78館の観客から3人への共通質問を香取らが答えるコーナーも。観客の質問に3人が答えながらも、劇中で音尾が「ジェニファー」というセリフを言う場面で、西田尚美と恒松祐里が笑いをこらえていたエピソードを明かした香取は「こんなところで負けられないなと。(劇中で演じた)郁男プラス香取慎吾として『あー? なんだ? こいつ? 何言ってるんだ? 全然面白くない! 俺は笑わない!』」とその時に思った胸中を告白して笑いを誘った。イベントの翌日が七夕ということで、「自身の願い事は?」という質問に音尾は「今の願いごととしては白石監督とウチの娘がひいている夏風邪が早く治ればいいなという思いが正直なところです」と回答。音尾は白石監督作品に多数出演しており、それを羨ましく思ったという香取は「白石組にもう一度入ることですかね。監督が本当に香取慎吾が必要だと思った役でいいので、ぜひ白石組にもう一度参加出来たらという思いです」と願望を。『孤狼の血』では、音尾が男性のシンボルに入れた真珠を役所広司らにナイフでえぐり出される拷問を受けたが、香取は「真珠も入れますよ」と並々ならぬ覚悟であることを白石監督に猛アピールした。主演の香取慎吾と『孤狼の血』(2018年公開)や『麻雀放浪記2020』(2019年公開)を手掛けた白石和彌監督が初めてタッグを組んだ本作は、宮城県石巻市が舞台。人生のどん底まで堕ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンスで、恋人を殺され、さらに次々と襲いかかる絶望的な状況から自暴自棄になっていく主人公の郁男を、香取が熱演している。
2019年07月07日WOWOWの連続ドラマ『アフロ田中』で、アフロヘアの主人公・田中広を演じた賀来賢人さんに、見どころや撮影現場での様子を伺いました。「ピュアな田中を真面目に演じれば面白くなると思えたんです」「ドラマの撮影の最中は、街でアフロの方を見かけると、つい目で追っちゃってましたよね。なかなかいないだけに仲間意識を感じて(笑)」そう語るのは、WOWOWの連続ドラマ『アフロ田中』で、アフロヘアの主人公・田中広を演じた賀来賢人さん。賀来さんといえば、昨年の秋クールに放送されたドラマ『今日から俺は!!』での金髪ヤンキー・三橋役も話題になったばかりだ。「漫画原作を実写化するからには、そこに意味がなきゃいけないと思っています。もともと原作のファンがいて、その方々のイメージが出来上がっているものだけに、イメージにいい塩梅で寄り添いながら、原作とはまた別の面白さを出せるかが重要な気がして。台本を読んだ時、生身の人間がやることで、田中や登場人物たちの感情がよりリアルに伝わる気がしたし、田中のピュアさを真面目に演じれば面白くなるんじゃないかって思えたんですよね」原作は、田中の高校時代から始まり、中退や就職、結婚まで続く長いシリーズ。今回のドラマでは、東京のトンネル工事会社に入社したばかりの彼の、同僚たちとの情けなくも賑やかな日々と恋模様とが描かれる。「世の中のほとんどの男子が、田中みたいな時期を経てきているんじゃないかと思うんですよね。女の子と付き合いたいけれど、なかなか出会いがなく悶々として、男同士でああでもないこうでもないとしゃべって。僕も男子校だったんで共感する部分が多くて、演じながらも心の中で頑張れって田中を応援してました」撮影現場は、「学生時代の部活みたいな雰囲気でした」と笑う。「気づけば撮影中、同僚役の松尾諭さんと小澤征悦さんと僕と白石隼也くんの4人でしょっちゅう一緒にいて、ペチャクチャしゃべっていました。松尾さんと小澤さんが現場を引っ張ってくださって、僕と隼ちゃんが末っ子みたいな感じで、ずっとキャッキャしてましたね(笑)」バカバカしいことに真剣に悩み、時に大きく空回り。そんな情けないけれど真っすぐな田中の姿が可愛らしくて大笑いできるコメディだ。「面白くやろうというより、いかに真面目に一生懸命に想いを込めて動くかを大事に演じました。それが一番面白さが伝わると思ったんです」近年、コメディ俳優として注目される存在になっている賀来さん。「福田(雄一)さんの存在が大きいですね。シリアスもコメディも、どっちつかずでいた僕に、『とりあえずコメディを極めてみろ』って言ってくださったんです。確かにその時、周りに笑いに軸足を置いている同世代があまりいなかったので、これを強みにしようと決めて、コメディ推しでやってきての今、です。福田さん以外にも、舞台で共演した池田成志さんや古田新太さんに相当鍛えられましたね。『つまんねー』から始まって、もっとこうしろとアドバイスされ実践するうち、少しずつ感覚がわかってきた感じ。先輩方から教えていただいた技と盗んだ技のストックに助けられています」『アフロ田中』会社の先輩の鈴木(小澤)は、田中の入社祝いに合コンをセッティングするが…。監督/石田雄介原作/のりつけ雅春出演/賀来賢人、小澤征悦、夏帆ほか7月5日(金)から毎週金曜0:00~WOWOWプライムにて放送。©のりつけ雅春/小学館©2019 WOWOWかく・けんと1989年7月3日生まれ。東京都出身。7月5日開幕の舞台『恋のヴェネチア狂騒曲』に出演。10月11日には『最高の人生の見つけ方』、来年には『AI崩壊』と、出演映画の公開が控えている。※『anan』2019年7月10日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・坂上真一(白山事務所)ヘア&メイク・HORI(BE NATURAL)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年07月04日俳優の香取慎吾が主演を務める映画『凪待ち』の初日舞台挨拶が28日、都内で行われ、香取、恒松祐里、西田尚美、吉澤健、音尾琢真、リリー・フランキー、白石和彌監督が登壇。白石監督は、同じキャストで次回作を作るとしたら「ミュージカルをやりたい」と話し、観客から大きな拍手が沸き起こった。香取と『孤狼の血』(18)や『麻雀放浪記2020』(19)で知られる白石監督が初タッグを組んだ本作は、宮城県石巻市を舞台に、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして、切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。恋人が殺され、さらに次々と襲い掛かる絶望的な状況から自暴自棄になっていく主人公・郁男を香取が演じた。香取は「いよいよ公開。この日を迎えることができました。本当にうれしく思っています」とあいさつ。「初日からこんなにたくさんの方が来てくれて本当に幸せ者だと思っています」と喜んだ。また、「1人でも多くの方に見てほしいと思える作品を白石監督が作ってくれました」と監督に感謝。「僕が演じた郁男は、苦悩の中で逃げることばかりで先が見えない男でしたが、そんな先が見えない人間でも踏ん張って周りの方々のあきらめない絆、優しさで、少しずつでも光が見えてくる、そんな作品になっていると思います」と紹介し、「たくさんの方に劇場に足を運んでもらいたい」と願った。舞台挨拶では、キャスト・監督がそれぞれ考えたクイズを出題。白石監督は「このメンバーで次回作を作るとしたら、どんな映画でしょうか?」というクイズを出し、音尾が「『凪待ち2』」と答えると会場から笑いが。そして、「サスペンス」「ヤクザもの」「アニメーション」とさまざまな意見があり、香取は「西田さんが復活するゾンビ(作品)」と答えた。正解は出ず、白石監督が「全員に歌って華麗なステップを踏んでもらうミュージカルにしたい」と発表。香取が「今までミュージカルは?」と尋ねると、白石監督は「ないです。でもWEBドラマでちょっとそういうのがあります。なのであながちできなくはないと思っています。今度は楽しい映画を作りたい」と語り、会場からは大きな拍手と「見たい」という声が上がった。
2019年06月28日こんなにすさんだ香取慎吾は見たことがない。2018年の映画賞を総なめにした『孤狼の血』(2018年)や『麻雀放浪記2020』(19)の白石和彌監督が、香取を主演に迎えたヒューマンサスペンス映画『凪待ち』(6月28日公開)を観たら、きっと誰もが驚くのではないか。ギャンブル依存症の木野本郁男(香取)が、恋人・亜弓(西田尚美)の故郷である石巻で再出発をしようとする。亜弓の実家で、彼女の父・勝美(吉澤健)や娘の美波(恒松祐里)と暮らすことになった郁男は、紹介された印刷会社で働くことになる。しかし、ある日、亜弓を亡くし、仕事も失ってしまった郁男は、またギャンブルから抜け出せなくなる。香取から「白石さんが僕を呼んでくれて宝物ができました」という賛辞を送られた白石監督に単独インタビュー。監督の口から出た香取の印象は「衝撃的!」、「本当にすごい!」といった感嘆符なしでは言い表せない感想ばかりだった。白石監督が激賞する俳優・香取慎吾の魅力とは?――香取慎吾さんと“喪失と再生”をテーマに映画をやってみたいと思ったそうですが、今回、被災地を舞台にした理由について教えてください。東日本大震災後、僕は映画監督としてどこかで震災と向き合わなければいけないという思いがずっとありながら、なかなかそこへは行けませんでした。震災直後、みんながドキュメンタリーを撮り始め、全部を観たわけじゃないけど、「こんなに悲しいことがありました」「悲しみを抱えて生きていく」ということだけを声高に言うのはどこか違う気がしていて。じゃあ、自分は何もしなくていいのか? とも思っていたなかで、香取慎吾さんとの仕事の話をいただきました。それで、以前から落ちぶれていく男が再生する話をやりたいと思っていたので、香取さんを仲間に入れれば、そういういろんなことができるんじゃないかなと思い、物語を作っていきました。――家族をテーマに撮った映画も白石フィルターを通すと、一筋縄ではいかないすさまじい映画になりますね。今回も主人公・郁男のクズっぷりがすごくて、どこまで堕ちていくんだろうとハラハラしました。香取さんの表情が、本当にすごかったです。僕も金を借りる人を何度か見たことがあるけど、本当にああいう顔をするんです。でも、香取さんは、あそこまで金に困って、借金をしたことなんてないはずなのに、なんでああいう顔ができるんだろうと。あのシーンを見たとき、僕はすごい映画を撮っているなと思いました。ギャンブル依存症の人って、ああいうふうに、どんなことをしてでも金を作ろうとするんです。日本のギャンブルはほとんど国営なので、あまり報道はされませんが、実際に苦しんで自殺している人がどれだけいるのかと考えてしまいます。――香取さんは、脚本をあまり読み込まず、台詞も頭に入れていかないとおっしゃられていますが、それであのクオリティーの演技ができること自体に驚きました。衝撃的でした! 最初にそう言われましたが、それが彼のやり方なら、そこをとやかく言うつもりはないと思っていました。実際に初めて現場に入ってきた時も、ファーストシーンから撮るわけにはいかないので「ここはこうなって、こうなります」と説明をします。慎吾くんは「はい。わかりました」と言ったあと、演じてくれますが、こちらの意図の組み方がハンパないんです。――俳優さんには、現場でもずっと役で居続けるタイプと、カットがかかった途端に素に戻ってリセットするタイプがいらっしゃいますが、香取さんは後者ですか?うーん。正直、香取くんのようなタイプの役者さんは初めてでした。今回は石巻でロケをしていましたが、カットとカットの間に彼が何をやっているのかなと思って見ていると、ずっと郁男のまま佇んでいたこともあって。俳優として本当にすごいです。たぶん共演したみんながそう思っているんじゃないかな。――そのすごさについて、白石監督はどう分析されましたか?僕自身も分析しきれてはないんですが、考えてみれば、以前はドラマを撮影しながら、テレビのバラエティ番組もやっていて、その間、1つの役に入り込むとか、役作りをするとかが、無理だったのではないかと。あくまでも僕の想像ですが、そこで香取くんが導き出した答えが、台本をそんなに深く読み込まず、台詞はその場で覚えたほうがいいという判断だったのではないかと。そのほうがいろいろと変更もできますから。――通常、できる役者さんは、準備万端に台詞を入れて現場に臨む、というイメージがありますが?いや、そこからが肝心なんです。普通はそのやり方で上手くいくはずがないし、「仕事をなめてるのか!」という話にもなってしまう。でも、香取くんの場合、そこで出す演技のクオリティーが、そのへんの役者のレベルとは違いすぎるんです。僕はもともと台詞をけっこう変えるし、シーンを入れ替えたり、追加したりするので、よく「それ、先に言ってくれないですか?」みたいなことを言われたりするわけで。でも、香取さんは、すべて「OKです」と言ってくれたあと、すごいことをやってくれます。また、役に入り込んでいないのかというとそうでもなくて。両さん(『こちら葛飾区亀有公園前派出所』)をやっていた時は、両さんのテンションだったそうですし。ただ、役作りって何だろうと、僕自身も考えてしまいます。――縁日の屋台での乱闘シーンは、かなりの長回しでした。あのシーンの撮影はいかがでしたか?お祭りのシーンを撮ったのは昨年の初夏で、ナイターなので19時半くらいからしか撮れなかったんです。子どもがいるから20時までに撮影を終えなければいけなくて、明るいうちからアクション部と一緒に香取さんの動きを作っていきました。それで、香取さんが入ってきて「1回、アクション部でやって見せますから」と、一連の動きを見てもらったんです。僕が「1回、試しに動いてみますか?」と聞いたら、香取くんが「もう1回見させてください」と言ってきて。もう1度見せて「ケガをしちゃうかもしれないから、ここに毛布を入れておいてください」といった形で安全策をとったあと、「じゃあ1回だけ軽くやってみてください」と言ってやってみたら、なんと一発OKでした!――え! あの長回しの乱闘シーンを1発でOKだったのですか?本当ですよ。スタッフも、え!? という感じでした。おそらくこれまでダンスをしたりPVを撮る際に、その場で振り付けを覚えることを訓練されてきたんでしょう。何だか不思議になるレベルでした。それでいてクオリティーも高いから、正直、他の役者が落ち込むレベルです。縁日のシーンで絡むのは『止められるか、俺たちを』でも呼んだ役者たちですが、「白石さん、僕、ワークショップも参加して、頑張ってきたつもりでしたが、香取さんを見たら、何が正しいのかわからなくなりました」とガチで落ち込んでました(苦笑)。やっぱりトップを何十年走ってきたということは、すべてにおいてそういうことなんだなと納得しました。――そういう意味では、まるで眠れぬ獅子を起こしたかのような強烈なインパクトを受けました。香取さんの今までにない汚れ役も新鮮でしたが。香取さんもきっと「なんでこの役が僕なんだろう?」と思ったのではないかと。でも、この企画がスタートしたのは、「新しい地図」で新たな一歩を踏み出そうとされていた時期でした。僕は僕で僭越ながらも、香取さんの新しい一面を見せたいと思ったわけです。映画の内容は少し違うけど、もう1回スタートをする、という話にはたぶんなっていると思います。お互いに口に出して言ったわけではないけど、香取さんはあれだけ頭のいい方なので感じているとは思います。――最後に、これからこの映画を観る方へメッセージをお願いします。誰もが何かのきっかけで、自分の意志とは無関係に、人生を転がり落ちちゃうことってあると思います。でも、だから人生が終了するのではなく、どこにでもやり直すチャンスやタイミングも同じように転がっているはず。この映画を観て、頑張って生きようかなと思ってくれたらと。ほぼほぼピエール瀧さんに向けてのメッセージにもなっているかなと思います。■プロフィール白石和彌(しらいし・かずや)1974年12月17日生まれ、北海道出身の映画監督。若松孝二監督に師事し、助監督を務めたあと、初の長編映画監督『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(10)で注目される。『凶悪』(13)、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)、『孤狼の血』(18)などは、日本アカデミー賞ほか各映画賞を多数受賞する。そのほか『日本で一番悪い奴ら』(16)、『牝猫たち』(17)、『サニー/32』(18)、『止められるか、俺たちを』(18)、『麻雀放浪記2020』(19)など多数の話題作を監督。公開待機作は2019年秋公開の『ひとよ』。
2019年06月27日白石和彌監督の『凪待ち』は、ファーストショットからガツンと来る。「荒んでる」。昼日中の街を行く主人公・郁男を演じる香取慎吾を見て、まず頭に浮かんだ言葉だ。6月28日(金)より公開される『凪待ち』の中で生きる彼の淀んだ表情を目の当たりにすると、いままでずっと見ていた“慎吾ちゃん”という竜宮城が一瞬にして消え去り、ギャンブルにはまる自堕落な男のリアリティが現れる。だからといって、それが40代を迎えた香取慎吾という人の真実かといえば、目の前にいるその人は当然ながら、郁男ともまた違うのだ。“見たことない姿”は「僕がいつも見てる僕」「正確にはわからないですけど」と言いながら、香取さんは「最近思っているのが、それこそキャラものと言われるような孫悟空とか、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両さんを演じてきたうえで、40を超えて初めて、こういう人間ドラマをやれたのかなという感じがします」と語る。「この深い人間の役を通して、40に入った男の感じが初めて映っているのかなと思ってます。ただ不思議なのは…この郁男の姿って、僕がいつも見てる僕なんですよね」と続ける。「今日もそうだけど、やっぱり仕事では“きれいきれい”するじゃないですか、アイドルだから」とヘアメイクをほどこした自分を指差す。「だけど、画面に映ってないときは、(チラシを手に取り)自分としてはこれが一番“素”だから、みんなが『見たことない姿!』というのに最初は驚いて(笑)。確かに髪もセットしている姿で30年近く皆さんに見てもらってるけど、映ってないところではノーメイクだし、髪も何もしないじゃないですか。自分では一番知った顔なんですよ。映画のポスターが出たときもTwitterで反応を見てたら、みんな『見たことない』と言ってて。僕はマネージャーさんと車の中で『そうなの?なんで?』って(笑)」。劇中ではいわゆる“メイクアップ”はしていない。白石監督は「映画を撮るとき、どの作品でもそうしてもらっています」と言う。監督は1974年生まれ。1977年生まれの香取さんにとって、いままで組んできた監督と比べて圧倒的に年齢が近いが、そこに水を向けると、香取さんは「いや、それは…」と言いながら「いくつなんですか、監督は?」と尋ねる。「74年生まれです」という答えに「稲垣と同じ年かな」と返し、「草なぎさんと一緒ですね」と監督が言うと「ええ!?」と本気で驚く。「僕、年齢はあまり気にしないのかもしれません。“監督”と捉えているから。三谷(幸喜)さんとか阪本(順治)監督と同じで、“監督”としか思っていなくて、年齢が近いからということは、いままで考えたことがなかったですね」。白石監督、香取慎吾は「作り手に近い方」2人は本作が初顔あわせ。香取さんは「僕は監督のことを知らないまま、『日本で一番悪い奴ら』を観ていて。ご一緒できると聞いて『凶悪』を観て、ヤバい監督だなと(笑)。初めて会う日に映画館で『孤狼の血』を観て、もうどんなに怖い監督かと思ったら、会った瞬間に『いつの日か、香取さんと仕事をしたかった』と最初に言ってくれたので気持ちがほぐれました。こういう作品を撮ってきた監督が『僕とやりたい』と言ってくれて、この始まり方は何かいい化学反応になるんじゃないかと、その瞬間に思えました」。白石監督は香取さんについて「もちろん、スーパーアイドルという認識がまずあって。世代的にもずっと僕たちは、香取さんたちを通していろんなことを見させてもらい、経験させてもらってきた。香取さんはアーティストとしての側面あったので、エンターティナーであると同時に作り手に近い方だろうなという印象もありました」と言う。「出演作も拝見していましたが、まず“アイドル”という認識が大きくて。だから実際仕事して、衝撃的でした。映画のことというよりも、カメラと被写体である自分の関係性とかいろんなことが、いままで仕事をしたどの方よりもわかっている。すごくインスパイアを与えてくださる方だったので『すごい、すごい』と言っていたら、リリーさんに『監督、何言ってるの。普通に大河ドラマで主役やった人だから。当たり前でしょう』と言われて(笑)。トップアイドルであると同時に、日本のトップの俳優だったんです」。だからこそ「そこまでできるなら、もっとこうしてみよう」という期待が募る。「『できません』とか『なんでそうなるんですか』とか、絶対ないんですよ。『わかりました』と、僕がお願いしたことを超面白くして返してくれる」。監督からのリクエストに「そこまでするの?」と驚いたことはというと「いやあ、別にないですね」と香取さん。「根本的に“監督”ですから。監督が言ったことは全部やりますよね」と当然のことという表情だ。「『これ、できない』というのは、僕はいままでも一切ないですね」。絶対に逃げない人。そんな香取さんが演じる郁男は、正反対の“逃げる男”だ。郁男は、長年同棲していた恋人・亜弓と彼女の娘と3人で新天地を求めて亜弓の故郷である宮城県石巻市に行く。だが、些細な綻びが積み重なった挙句、取り返しのつかない事態が起きる。郁男は苦境に立ち向かおうとせず、目を背けてしまう男だ。「あまりいままでは見せることができなかったけど、僕の中にも“逃げる”部分とか苦悩、つらい部分はあります。生きていると誰にでもあると思うんです。そこが人一倍多い役でしたけど、そこで感じる部分はいっぱいつながっているなというのはありました。ただ、いままでやらせていただいた役もそうだし、僕自身も思ったことは言っておきたい。『それ、違うんじゃない?』と言う方なんです。郁男は感情的な部分で隠れる。ちょっとでも思った瞬間に人の背中に隠れるみたいなやつです。もっと早いですね、思いそうな会話になったらもう隠れる。それは、意識したかもしれない。自分で演じながらも『ひどいやつだな、駄目なやつだな』という気持ちをグッと抑える作業が大きかったかもしれない。僕としては腹立たしい部分が、シーンに映ったら駄目じゃないですか。そっちを押し殺して、本番で監督のOKが出た瞬間に『本当にひどい、こいつ!』と、やっと言える感じでした」。東日本大震災と向き合う「その覚悟を後押ししてくれた」東日本大震災の被災地でもある石巻での撮影は、支援活動をずっと続けてきた香取さんにとって感慨深いものだった。「僕は、映画って何でもありだと思っている映画好きでいるのに、やっぱり被災地、あの震災を映画で描くことを『大丈夫なのかな』と思ったりしました。プレッシャーや緊張感があったんです。新たな道を歩み始めて一歩目の映画だと思っていたのも、いま思えば『ちょっと間違えてたな』と。初めて1人でやる映画という気負いと、そこに被災地が入ってくる。『エンターテインメントにしていいものなのか』と思った部分もあるんです。でも実際に撮影で石巻にずっといたら、僕が会った街の方々は、映画としてこの街の“今”が残ることを本当に喜んでくれたんです。僕も『忘れてはいけないことだ』と言いながらも、ニュースで見る時間もどんどん減っていって。その中で、この映画とともにいま、東日本大震災の話をまた改めてする時間を持てたことがよかったと思っています」。白石監督は「東日本の震災は僕もきちんと向き合えていなかったんです。でも、あのとき香取さんたちがやっていたこと、見せてくれた風景は大きくて。それがあったので、香取さんにやっていただけるなら、このタイミングで向き合えるんじゃないかと。逆にその覚悟を後押ししてくれたと、僕は勝手に思っています」と言う。「もともと堕ちていく人を描くことが多かったんですが、ちゃんとはい上がる人の話もどこかでやりたいなと思っていました。直感的に、それが香取さんに似合うと思ったんです。『凪待ち』というタイトルは、心が波立って、そこに凪が訪れてほしい、いろんな悲劇に対して凪が訪れてほしいという思いを込めています」人間は誰しも落とし穴に落ちる確率がある一定数あって。今日、僕がなるかもしれないし、明日は誰がなるかもしれないようなことだと思うんです。同時に、そこからやり直せたり、誰かが手を差し伸べたりするチャンスも、同じ確率であるんじゃないか。この映画を描きながら、すごくそれを感じました」。(text:Yuki Tominaga/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:凪待ち 2019年6月28日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年06月25日香取慎吾が『孤狼の血』などの白石和彌監督と初タッグを組んだ映画『凪待ち』完成披露試写会が6月5日(水)、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、香取さんと白石監督のほか共演の恒松祐里、西田尚美、音尾琢真、リリー・フランキーもわいわいと舞台挨拶に登壇した。香取さん、白石監督との再タッグを希望!公式SNSに寄せられた質問に香取さんが回答する段では、「今後、監督とご一緒するならどんな役がいいですか?」という質問が挙げられた。香取さんが、「どんな役でも。またぜひご一緒したいですね」とすぐ答えると、白石監督が「ある程度、限定しておかないとひどい目に遭うので」と含み笑い。すると、香取さんは「今回、監督の作品の中でもあまりないようなヒューマンドラマ、人間の心を描きたいとおっしゃってくれたけど、毎日誰かにぼこぼこにされていって…あれ?ヒューマンドラマって…(笑)」と、驚きの表情を見せつつ「だから全然平気ですよ!これ以上の役でも、どんな役でも、音尾さんとリリーさんのように、“白石組を観たら僕がいる”みたいに、自分も参加できたらうれしい」と笑顔を見せていた。『凪待ち』は、ギャンブル依存症の男の暴力と狂気を描いたヒューマン・サスペンス。毎日をふらふらと過ごしていた郁男(香取さん)は、恋人の亜弓(西田尚美)とその娘・美波(恒松祐里)と共に、亜弓の故郷・石巻で再出発しようとする。少しずつ平穏を取り戻しつつあるかのように見えた暮らしだったが、ある夜、亜弓が何者かに殺害されてしまう。リリーさんが香取さんを絶賛「色気にドキドキ」白石監督と3度目のタッグとなったリリーさんは、「今まで殺人鬼ばかりで、今回はすごくやさしいおじさんをやらせていただきましたので、新鮮でした。男が男の色気を感じる経験はないんですけど、慎吾ちゃんが強烈な色気で。それにちょっとドキドキしながら過ごしていた撮影期間でしたね」と、香取さんの色香についてコメントを寄せると、香取さんも照れ顔に。さらに、音尾さんが「僕は香取さんの1個上、監督が香取さんの2個上、1年後はこう(自分のように)なり、2年後にはこう(白石監督のように)なる!男にはやってくる!」とわめくと、白石監督が「何の話してるの(笑)?」と突っ込み。場内からは何かを想像したのか「えええ…」という悲痛な叫びがこだました。『凪待ち』は6月28日(金)より全国ロードショー。(cinamacafe.net)■関連作品:凪待ち 2019年6月28日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年06月05日香取慎吾主演×白石和彌監督による映画『凪待ち』(6月公開)の予告編が23日、公開された。2018年6月~7月に石巻市を中心に撮影された本作は、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして、切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。あるきっかけをもとに墜ちる所まで堕ちきった男・郁男を香取が演じた。このたび、郁男役の香取の悲しみと狂気が交錯する演技が印象的な予告編映像が公開された。また、恋人の娘・美波役の恒松祐里が香取と見せるガチンコな演技力も見どころ。郁男の恋人・亜弓を演じた西田尚美は、「現場に西田さんがいるととても安心した」という香取の言葉からもわかる通り、姉さん女房としての役どころにぴったりとはまっている。監督が若松孝二監督の助監督時代のスターとして見てきた吉澤健も、石巻で郁男や美波とともに暮らし始める亜弓の父親役として登場し、本作の重要な役どころを担当。白石組常連としてお馴染みの音尾琢真は、亜弓の元旦那・美波の実父として石巻に住む男を演じ、本作でも味のある芝居を見せている。そして、香取が現場で思わず高揚する気持ちを押し殺したというリリー・フランキーの方言まじりのリアリティある演技にも注目だ。(C)2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年04月23日香取慎吾主演で贈る、『孤狼の血』『麻雀放浪記2020』の白石和彌監督の最新作『凪待ち』から、不条理な暴力と悲劇、狂気を見せつける衝撃の予告編映像が公開された。『クライマーズ・ハイ』の加藤正人の脚本によって、2018年6月~7月、岩手県石巻市を中心に撮影された本作は、人生どん底まで墜ちきった男のバイオレンスと狂気、怒りと裏切り、不条理と悲劇、そして映画史上最も切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンス。この度、「こんな香取慎吾、見た事が無い」とマスコミ陣が口を揃える主演・香取さんの、“悲しみ”と“狂気”が交錯する熱演に心揺さぶられる予告編映像が完成。そんな香取さんとガチに対峙する、郁男の恋人・亜弓(西田尚美)の娘・美波を演じる恒松祐里からは、白石監督が以前から注目していたというその才能の一端を確認することができる。また、亜弓を演じた西田さんは、「現場に西田さんがいるととても安心した」という香取さんの言葉からも分かる通り、姉さん女房としての役どころにぴったりとはまった。さらに、監督が恩師・若松孝二監督の助監督時代のスターとして見てきた吉澤健も、石巻で郁男や美波とともに暮らし始める亜弓の父親役として登場し、本作の重要な役どころを務めた。白石組常連としてお馴染みの音尾琢真は、亜弓の元夫で美波の実父として石巻に住む男を演じ、本作でもその味のある芝居は健在。そして、香取さんが現場で思わず高揚する気持ちを押し殺したというリリー・フランキーの方言まじりのリアリティある演技にも、息を飲むこと間違いなし。誰が愛する人を殺したのか?なぜ殺したのか?愚か者たちの切ない暴力を描いた衝撃のヒューマンサスペンスは必見となりそうだ。ストーリー毎日をふらふらと無為に過ごしていた木野本郁男(香取さん)は、ギャンブルから足を洗い、恋人・亜弓(西田さん)の故郷・石巻に戻る決心をした。そこには末期がんであるにも関わらず、石巻で漁師を続ける亜弓の父・勝美(吉澤さん)がいた。亜弓の娘・美波(恒松祐里)は母の発案で引っ越しを余儀なくされ、不満を抱いている。美波を助手席に乗せ、高速道路を走る郁男に美波の声が響く。「結婚しようって言えばいいじゃん」半ばあきらめたように応える郁男。「言えないよ。仕事もしないで毎日ぶらぶらしてるだけのろくでなしだし…」。実家では、近隣に住む小野寺(リリーさん)が勝美の世話を焼いていた。人なつっこい小野寺は、郁男を飲み屋へ連れていく。そこで、ひどく酒に酔った村上(音尾さん)という中学教師と出会う。村上は亜弓の元夫で、美波の父だった。新しい暮らしが始まり、亜弓は美容院を開業し、郁男は印刷会社で働きだす。そんな折、郁男は会社の同僚らの誘いで競輪のアドバイスをすることに。賭けてはいないもののノミ屋でのレースに興奮する郁男。ある日、美波は亜弓と衝突し家を飛び出す。その夜、戻らない美波を心配しパニックになる亜弓。落ち着かせようとする郁男を亜弓は激しく非難する。「自分の子供じゃないから、そんな暢気なことが言えるのよ!」激しく捲くし立てる亜弓を車から降ろし、ひとりで探すよう突き放す郁男。だが、その夜遅く、亜弓は遺体となって戻ってきた。郁男と別れたあと、防波堤の工事現場で何者かに殺害されたのだった。突然の死に、愕然とする郁男と美波――。「籍が入ってねえがら、一緒に暮らすごどはできねえ」年老いた勝美と美波の将来を心配する小野寺は美波に言い聞かせるのだった。一方、自分のせいで亜弓は死んだという思いがくすぶり続ける郁男。追い打ちをかけるかのように、社員をトラブルに巻き込んだという濡れ衣をかけられ解雇となる。「俺がいると悪いことが舞い込んでくる」行き場のない怒りを職場で爆発させる郁男。恋人も、仕事もなくした郁夫は、自暴自棄となっていく――。『凪待ち』は6月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:凪待ち 2019年6月、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開予定©2018「凪待ち」FILM PARTNERS
2019年04月23日ステージ2の前立腺がんを患っていることを公表した演出家の宮本亜門氏(61)が12日、自身がプロデュースする「Hibiya Festival」オープニングショー(4月26日・27日)の稽古前に囲み取材に応じ、演出家としての思いを改めて語った。宮本氏は「自分に自信がない男で、自分こそ生きる価値がないと思って自殺するべきだと思っていたくらい自信がなくて」と打ち明けた上で、「演出家になって、みなさんが喜んでくれたり、感動したと言ってくれると、『ああ、俺は生きている価値があるんだ』ってやってきた30年間があった」と演出家になって生きている価値を感じられたと告白。だからこそ「今ここで終わらせたくないという思いがあります」と語った。また、2年前に受けた検査の結果でPSAの数値が高く、「もしかしたら前立腺のがんなどの可能性もあります」と書かれていたことを告白。だが、緊急を要するものではないと思い、「稽古の始まりのほうで中断したら舞台が上演されなくなるんじゃないか」と舞台のほうが心配だったという。「3年先まであって、いつも演出のことを考えていて、病院に行く時間は僕にはないと思っていた」と話した。がんと診断されてからも演出家として大忙しの宮本氏だが、「全然大丈夫」ときっぱり。「みなさんに救われて演出家をさせていもらってきたなとわかったので、その恩返しをますますしないといけない」と言い、「でも検査はちゃんと受けます」とにっこり。さらに、「人生二度なし。こんな幸せな国に生まれて、僕みたいなものが演出家になれて、人が喜んでくれるなんて、こんな幸せない。死ぬ瞬間まで演出をしたい」と演出家としての強い思いを語った。宮本氏は、TBS系『名医のTHE太鼓判!』で受診した人間ドックで前立腺がんが発覚した。番組では、前立腺の全摘出手術を受けることに合意、5月下旬を予定しているが、会見では、セカンドオピニオンを検討していることを明かした。
2019年04月12日ステージ2の前立腺がんを患っていることを公表した演出家の宮本亜門氏(61)が12日、自身がプロデュースする「Hibiya Festival」オープニングショー(4月26日・27日)の稽古前に囲み取材に応じ、心境を語った。TBS系『名医のTHE太鼓判!』で受診した人間ドックで前立腺がんが発覚した宮本氏。「緊張するな~」と笑顔を見せながら会見場に登場し、報道陣が元気な姿に驚くと「落ち込んでいる場合じゃない。1人でいるときは落ち込むときもあるんですが、だからってプラスになることはないので元気に。むしろ今まで以上に充実しているというか生きている感じがします」と語った。そして、「まさか、腫瘍があると聞いたときの驚きと、それが自分の耳に入ったときに『えっ』という感じで、先生の深刻な顔、そのあとにがんだと言葉にしたときに、きたかーと思いました」と告知されたときの心境を告白。「番組でやっていたこともあって、表情を絶対暗くしないぞという気持ちがあった」と言い、「心の中は一瞬めまいがするような。思わなかったですからね、自分がね」と振り返った。また、転移していなかったと聞いたときの心境も「なんて幸せ者なんだって。自分なんかがまだ生きていていいんだと言われたみたいな」と告白。「がんになったというよりもそれ以上にもっと幸せで、いろいろ感じることができた。感謝しかない」と語った。番組では、前立腺の全摘出手術を受けることに合意。5月下旬を予定しているが、会見では、セカンドオピニオンを検討していることを明かした。
2019年04月12日演出家・宮本亜門(61)が4月2日、前立腺ガンであると公表した。勇気ある発表にネットではエールが上がっている。宮本は自身のTwitterで《先日、人間ドックで前立腺ガンと診断されました》と報告し、《宣告されたとき「なんで自分が」と目の前がクラっときました。この年齢で演出がますます面白くなり、100歳まで続けると考えていただけにショックでした》と心情を吐露。いっぽう《仕事に影響無く治療できるようです》と明かし、《僕を支えてくれた全ての人に感謝しつつ、生きている喜びを噛み締め、日々精一杯生きていきます》とつづった。宮本の発表にTwitterでは《うちの父も同じ前立腺ガンになりましたが、重粒子線治療で完治しました!めっちゃ元気になりました!応援してます!》《無理なさらずに、どうか亜門さんらしく、日々ご自愛ください》といった声が上がった。また先月30日に千秋楽を迎えたミュージカル「プリシラ」に出演したLead・古屋敬多(30)からも《亜門さんとの出会いは僕にとっての宝です。いつも明るくエネギッシュな亜門さんが大好きです。回復を心よりお祈りしております》と応援のリプライが。他にも宮本にゆかりのある俳優たちから多数エールが上がった。「宮本さんは俳優たちからの信頼が特に厚い。というのも『そういうキャラクターじゃないから』と、稽古場で宮本さんは絶対に怒らないんです。かつてある俳優に叱ってほしいといわれたそうですが、『悪いけど、僕は最後まで怒らないよ』といったほど。ギスギスした雰囲気のなかでの稽古より、1人1人とのコミュニケーションを大事にしたいと考えているそうです。宮本さんの舞台には演技経験の少ない俳優も出演します。ですが、そうした“宮本メソッド”に触れることで皆さん最終的には『参加してよかった』といいます」(舞台関係者)宮本といえば01年バンコクで交通事故に遭ったこともあった。16年11月に出演したテレビ番組では当時を回想し、頭を50針縫ったと発言。さらに「パッカリ頭割れて血を噴いて……。完全に意識なくなって、すごいキレイな白い世界を見た」「こんなに悩みがなくて幸せならこのまま逝っちゃおうかと思った」とも明かしていた。「事故から生還した宮本さんは『なんで僕は生きてるんだろう』と自問するようになったといいます。しかし仕事で訪れたチベットで仏教徒の少年の祈り続ける姿や美しい自然に触れ、『生きていていいんだ。生きている全ての人に価値があるんだ』と悟ったそうです。前立腺ガンも当然ショックが大きいでしょうが、彼ならきっと新たな生きるヒントを見つけてくれるはず。そしてそのヒントを、また素晴らしい舞台作りへと繋げてくれると思います」(前出・舞台関係者)4月26日に開幕する「Hibiya Festival」のプロデュースや、7月の「氷艶 hyoen2019―月光かりの如く―」と10月のオペラ「蝶々夫人」の演出を控えている宮本。自分のペースで体と向き合ってほしい。
2019年04月03日『孤狼の血』の白石和彌監督最新作、佐藤健主演『ひとよ』が5月にクランクインし、今秋公開されることが決定。佐藤さんが「現場に入るのが非常に楽しみ」と現在の心境を語るコメントも到着した。劇団KAKUTAの代表舞台作品を映画化本作は、鶴屋南北戯曲賞、読売文学賞戯曲・シナリオ賞などを受賞した注目の劇作家・桑原裕子率いる「劇団KAKUTA」の同名代表舞台作品の実写映画化。15年前、ある家族に起きた一夜の事件。一家はあの晩の出来事に囚われたまま別々の人生を歩み、15年後に再会。葛藤と戸惑いの中で、一度崩壊した絆を取り戻そうともがき続ける、“家族の絆”や“究極の愛のかたち”を問いかける感涙のヒューマンドラマだ。福島県生まれだという原作の桑原氏は「『ひとよ』を描いたのは2011年の夏、日常を取り戻しているように見えても、東日本大震災の影響がまだ各地で色濃く残る頃でした」「これは震災の話ではありませんし、社会を背負うような物語でもありません。が、復興、再生、絆――そんな言葉が日本中にあふれかえるなか、本当の再生とはなにか、私たちはどう歩み出せばいいのかを、ひとつの家族を通じて、私もまだ見つけられぬまま模索しながら描いた作品でした」と作品を作った背景を明かす。また「どうか原作にこだわらず監督ならではの視点で、新たな『ひとよ一夜』を創っていただければと思いますし、蒼々たるキャストの皆さんがどんな風に役へ光を当ててくださるのか、純粋にワクワクしています。きっと素晴らしい作品になる、という予感だけが激しく渦巻いております」と映画化へ期待を寄せている。主演・佐藤健、白石監督作参加に「念願が叶いました」『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』『孤狼の血』など、アウトローな世界を多く描く白石監督の元に集まったのは、白石組初参加となる人気・実力を兼ね備えたオールスターキャスト。本作の主演を務めるのは、数々の作品でメインキャストを演じ、最近では、同時期に放送された連続テレビ小説「半分、青い。」と「義母と娘のブルース」で全く異なる役柄を演じたことが大きな話題になるなど、幅広い年齢層から支持されている実力派俳優の佐藤さん。今回は15年前の事件に縛られ、家族と距離をおき、東京でうだつのあがらないフリーライターとして働く稲村家の次男・雄二を演じる。まだクランクイン前の本作だが、佐藤さんは「現場に入るのが非常に楽しみです。白石監督の作品はほとんど観させてもらっていますが、是非いつかご一緒できたらと思っていた方ですので、今回は念願が叶いました」と今回の出演を喜び、「素晴らしい脚本、共演者、スタッフの皆様との仕事ということで、僕が気負い過ぎずとも良い映画になるであろうというある種の確信をすでに持っておりますが、こんな環境で映画作りに励めることを当然と思わずに、幸せを噛み締めながらも精進していく撮影期間であればと思います」とコメントしている。三兄妹は豪華キャスト!さらに、しがない町の電気屋に勤務する三兄妹で唯一家庭を持つが夫婦関係に思い悩む長男・大樹を、大河ドラマ「西郷どん」の好演が記憶に新しい鈴木亮平。大樹と雄二の妹で、夢を諦めスナックで働く園子を、『万引き家族』への出演も話題となり、今後は主演作『蜜蜂と遠雷』が公開を控える松岡茉優。そして、15年ぶりに三兄妹との再会を果たす母・こはるを名優・田中裕子が演じる。「この作品は自分にとって大きな挑戦になるだろうことを今から確信しています」と話す鈴木さんは、「白石監督、そして素晴らしい共演者の方々と、丁寧に、時に乱暴に心を通い合わせ、皆さんの心に突き刺さる『ひとよ』を作り上げていきたいと思います」と意気込み。松岡さんも「熱い視線でずっと作品を追っていた白石和彌監督とご一緒させて頂けることは私にとって大変嬉しいことでありつつも、今の自分は何が出来るのかバレバレになってしまうだろうなと今から眉尻を下げています。己を知れるというのはとても良いことですから、真っ直ぐ向かっていこうと思います」とコメントしている。白石和彌監督コメントこれ以上のない最高のキャストに集まって頂き、少し緊張しています。私自身、この家族がどのような物語を紡いでくれるのか、楽しみで仕方ありません。多くの人の心に突き刺さる作品になるように、毎日を大切にしながら撮影に望みます。楽しみにお待ちください。『ひとよ』は今秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年03月29日俳優の佐藤健が、白石和彌監督の最新作『ひとよ』(2019年秋公開)に主演することが29日、明らかになった。鈴木亮平、松岡茉優、田中裕子が共演する。同作は鶴屋南北戯曲賞、読売文学賞戯曲・シナリオ賞などを受賞した注目の劇作家・桑原裕子率いる劇団KAKUTAの代表舞台作品『ひとよ』を実写映画化。15年前、ある家族に起きた一夜の事件が、母と三兄妹の運命を大きく狂わせた。一家は別々の人生を歩み、15年後に再会。葛藤と戸惑いの中で、一度崩壊した絆を取り戻そうともがき続ける。佐藤は15年前の事件に縛られ、家族と距離をおき、東京でうだつのあがらないフリーライターとして働く稲村家の次男、雄二を演じる。また、しがない町の電気屋に勤務し、三兄妹で唯一自身の家庭を持つが夫婦関係に思い悩み、幼少期より人とのコミュニケーションに苦手意識を持つ長男の大樹を鈴木、大樹と雄二の妹で、事件によって美容師になる夢を諦め、スナックで働きながら生計を立てる園子を松岡が演じる。さらに、15年ぶりに三兄妹との再会を果たす母・こはる役に田中が決定し、白石組初参加となる人気・実力を兼ね備えたオールスターキャストが集った。5月のクランクインは予定している。○佐藤健 コメント現場に入るのが非常に楽しみです。白石監督の作品はほとんど観させてもらっていますが、是非いつかご一緒できたらと思っていた方ですので、今回は念願が叶いました。素晴らしい脚本、共演者、スタッフの皆様との仕事ということで、僕が気負い過ぎずとも良い映画になるであろうというある種の確信をすでに持っておりますが、こんな環境で映画作りに励めることを当然と思わずに、幸せを噛み締めながらも精進していく撮影期間であればと思います。今回のお声がけ大変光栄でした。有難う御座います。○鈴木亮平 コメント複雑な家族の関係、過去の事件と妻子への思い、吃音の症状。この作品は自分にとって大きな挑戦になるだろうことを今から確信しています。と同時に、この役を「鈴木にやらせてみたい」と思っていただけたことに感謝しています。白石監督、そして素晴らしい共演者の方々と、丁寧に、時に乱暴に心を通い合わせ、皆さんの心に突き刺さる『ひとよ』を作り上げていきたいと思います。○松岡茉優 コメント熱い視線でずっと作品を追っていた白石和彌監督とご一緒させて頂けることは私にとって大変嬉しいことでありつつも、今の自分は何が出来るのかバレバレになってしまうだろうなと今から眉尻を下げています。己を知れるというのはとても良いことですから、真っ直ぐ向かっていこうと思います。家族のお話です。どんな雰囲気になるのか実は想像がつきません。スタッフ、キャストの皆様、宜しくお願い致します。映画ファンの皆様、少し待っていてください。○白石和彌監督 コメントこれ以上のない最高のキャストに集まって頂き、少し緊張しています。私自身、この家族がどのような物語を紡いでくれるのか、楽しみで仕方ありません。多くの人の心に突き刺さる作品になるように、毎日を大切にしながら撮影に望みます。楽しみにお待ちください。○桑原裕子(原作) コメント自身の所属する劇団公演にむけて『ひとよ』を描いたのは2011年の夏、日常を取り戻しているように見えても、東日本大震災の影響がまだ各地で色濃く残る頃でした。私の生まれは福島県で、子供時代は学級休みのほとんどを福島の山に囲まれて過ごしました。だから自分のふるさとが「あの一日の出来事」を境にして、まるで形を変えたかのように違う目で見られるようになったことに、たとえようのないやるせなさを感じていました。これは震災の話ではありませんし、社会を背負うような物語でもありません。が、復興、再生、絆――そんな言葉が日本中にあふれかえるなか、本当の再生とはなにか、私たちはどう歩み出せばいいのかを、ひとつの家族を通じて、私もまだ見つけられぬまま模索しながら描いた作品でした。社会の暗がりに目を向け、いびつながらも懸命に生きる人間をこれまで多く描いてこられた白石監督が「ひとよ」を手がけてくださることになり、本当に嬉しく思っています。髙橋泉さんに丁寧な脚本を書いていただけたことにも感謝しています。どうか原作にこだわらず監督ならではの視点で、新たな『ひとよ』を創っていただければと思いますし、蒼々たるキャストの皆さんがどんな風に役へ光を当ててくださるのか、純粋にワクワクしています。きっと素晴らしい作品になる、という予感だけが激しく渦巻いております。そうして生まれ変わる『ひとよ』が、たくさんの皆様のもとへ届き、どこまでも高く遠くへ、旅をしてゆけますように。
2019年03月29日映画『麻雀放浪記2020』の公開に関する記者会見が3月20日(水)、東映本社にて行われ、監督を務めた白石和彌と多田憲之(東映株式会社代表取締役社長)が出席した。12日、本作に出演するピエール瀧(本名・瀧正則)容疑者が麻薬取締法違反容疑で逮捕されたことを受けて、公開に向けての協議を重ねた結果、ノーカットで予定通り公開することが発表された。「賛否両論の意見はあると思う」公開への背景多田社長は、「許されることではない」と前置きした上で、「あってはならない罪を犯した出演者のひとりのために、作品を待ちわびているお客さまに公開しないという選択肢は取らない」と読み上げた。「有料で、かつ鑑賞の意志を持ったお客さまが来場するクローズドなメディアで、TV放映やCMなどとは違う。賛否両論の意見はあると思いますが」と続け「お客さまに対しては、劇場公開時にポスターおよびテロップで瀧容疑者が出演していることを明示いたします」と対応を説明した。5作組んだ白石監督の叫び「バカヤロウとしか言いようがない」『凶悪』以降、5作にわたりピエール瀧容疑者と組んできた白石監督は、一礼し「瀧さんが逮捕された一報を聞いて大変驚きましたが、『麻雀』がどうなってしまうんだろうということとともに、ピエール瀧容疑者に抑えきれない憤りを感じました」と本音を吐露。公開に踏み切ったことについては「禁止薬物には当然反対な立場で、絶対犯してはいけない犯罪。映画を公開できるにあたり、ものすごく大変だったんですが、公開にまずはホッとしているというか…今の正直な気持ちです」と沈痛の面持ちで語った。事実、白石組の常連とあったピエール瀧容疑者について、白石監督は「監督として大きく引き上げてくれたひとりだとすごく思っています。彼が持っているキャラクターと男っぷりのよさ、いろいろなことに男惚れをして、通算5本仕事をさせていただいていました」と触れた。だからこそ今回の事件については「少なくとも、仕事をしているときはそういう兆候は僕にはわからなかった…。本当に、今はバカヤロウとしか言いようがない。自分の罪をちゃんと反省して、まずは治療してほしい」と気持ちを込め、ピエール瀧容疑者に言葉をかけていた。作品公開への物議に関する世間の声に、意見出演者の薬物事件に際して、作品公開への物議があがっている。反対の声がある一方で、「作品に罪がない」という世間の声もある。多田社長は、「東映としても、個人としても、ちょっといきすぎだなという印象は持っていました。スタッフが総力をあげて作ったものをボツにしていいのかは、はなはだ疑問を持っていました」と話し、一拍あけ「事実、こういうことが東映にあるとは思っていませんでしたので…一瞬、当事者になったとき、かなり私も悩みました」と背景を明かす。白石監督も「議論なく一様に決まったかのように、蓋をしてしまうようなことはよくないんじゃないかと思います。作品それぞれで、上映できないのが特例であってほしいのが願いです」と持論を展開した。さらに、こうした人物が登場する過去作についても白石監督は「過去作まですべて選択の余地がないようにするのは、さすがにどうだろうというのはあります。世に作品を放って、公開も終わって残っている状態であれば、見るか見ないかはユーザーにゆだねるべきだと思います」と意見を述べ、「過去作まで一律でなくすのは、文化にとっての損失だと思うので、そろそろガイドラインなり、作るべきかなと個人的には思っています」と語った。映画『麻雀放浪記2020』は、『孤狼の血』で本年度日本アカデミー賞を席巻した白石監督と、脂の乗っている実力派俳優・斎藤工が初タッグを組み、禁断の未来2020年の日本を暴いたセンセーショナル・コメディ。1945年の戦後から2020年の戦後に突然やってきた坊や哲(斎藤さん)が、希望で溢れていたはずの未来の実情に呆然としながらも、国策イベント「麻雀五輪世界大会」に参戦し、死闘を繰り広げていく。映画『麻雀放浪記2020』は、4月5日(金)より51スクリーンにて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:麻雀放浪記2020 2019年4月5日より全国にて公開
2019年03月20日田中圭(34)のムック本「銭湯と和菓子と田中圭(仮)」が、発売前の段階で重版が決定したと発表された。3月29日に発売される同書。8日にリリースを告知したところ予約が殺到したため、今回の重版にいたったという。同書は雑誌「SODA」での同名連載をまとめたもの。銭湯と和菓子が大好きだという田中が各地を巡り、それぞれの名店を紹介してきた。田中といえば近年、重版が相次いでいる。大ヒットとなったドラマ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)が最終回を迎えた昨年6月以降、16年3月に発売した写真集「R」や自身が表紙を務めた17年3月のムック本「SODA特別編集『銭湯男子。』」が重版に。今回もまた“田中圭無双”に拍車がかかったようだ。「『銭湯と和菓子と田中圭(仮)』では銭湯で見せる田中さん自慢の肉体美はもちろん、大好物の和菓子を食べている姿を楽しむことができます。田中さんは現在出演している『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の人気コーナー“ゴチバトル”での、食べ物を頬張る姿がファンに大好評なんです。今回はファンのツボを心得た企画力に加え、予約特典も豊富。そのため思わず『買わなきゃ!』とファンは駆り立てられたようです」(出版関係者)出版業界でも無敵の田中。Twitterでは今回の重版を喜ぶ声が上がっている。《また発売前に重版決定?!圭くん凄い!!凄い!!》《きましたねー重版!昨年からこの言葉、田中圭とセットで何度目にしたことか!発売楽しみだなー!》《今年も誌面で天下獲り続けてて 単純に嬉しい……まだイケるね……フフフ》次はどんな記録を作るだろうか。
2019年03月16日毎年恒例の「AKB48選抜総選挙」が今年は見送りになったことを受け、SKE48の須田亜香里が13日、ツイッターを通じて心境をつづった。昨年の「第10回AKB48世界選抜総選挙」で15万4,011票を獲得し、自己最高の2位になった須田。ツイッターでは、見送りが発表された公式ブログを引用しながら、「皆!今年選抜総選挙ないって!」と呼びかけた。そして、「AKB48選抜総選挙がないアイドル人生は初めて」と明かし、「賛否の声もあるイベントだったかもしれないし私は選挙シングル以外はライトの当たらないポジションにいる期間も長くてファンの方を何度も悲しませたはずなのにそれでもよじ登ろうとする私を見て投票で力を貸してくれた全ての方へ改めて感謝しています!」とファンへの思いを記す。「では皆様、心置きなくもう一年 AKB48世界選抜総選挙2位の須田亜香里です!って言わせていただきますね!笑」と明るく振る舞い、「私たちアイドルに出来ること 私がしたいことは前向きに頑張る姿を見せる。それだけです」と一連のツイートを締めくくっている。須田の思いはファンにも届き、「流石の心構え」「強い心のメッセージ」「これに尽きる」「いつも元気をもらってます」「言葉の重みが違います」「それしかねえよな!」「ファンはそれを応援する!」など感動の声が寄せられている。
2019年03月14日ダンス&ボーカルグループ・EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐が4日、東京・渋谷ヒカリエで開催された「Samantha Thavasa 25周年キック・オフプレ発表会」に出演した。白濱は、白いスーツ姿で登場し、大歓声を浴びながらさわやかな笑顔を見せながらランウェイ。その後のトークでは、CMソングに「Love You More」が起用されたことがきっかけでスタートしたGENERATIONSとサマンサタバサのコラボレーションを振り返り、「ハートのステージでパフォーマンスをしたのが印象に残っています」と話した。また、MCから夢を聞かれると「GENERATIONSのリーダ―をやらせていただいているので、日本を代表するアーティストになって、さらに世界でも活躍できるようなアーティストにしたいというのが僕の一番の夢です」と力強く語った。同イベントは、今年3月にサマンサタバサが25周年を迎えることを記念して開催。抽選で選ばれた1,000人を招待し、25周年イヤー特別プロジェクトの発表をはじめ、豪華ゲストによるトークショーやライブパフォーマンス、ファッションショーなどを実施した。撮影:蔦野裕
2019年02月05日長田庄平(38)と狂言師の和泉元彌(44)が12月28日放送の『金曜★ロンドンハーツ』4時間SP(テレビ朝日系)で初対面を果たすと、各メディアが報じている。長田は、今年ブレークを果たしたお笑いコンビ「チョコレートプラネット」ボケ担当。ツッコミ担当の松尾駿(36)と共にモノマネが得意で、長田は和泉が十八番だ。松尾はピン芸人ナンバー1を決める「R-1ぐらんぷり2018」で、コンビではコント日本一を決める「キングオブコント2018」でそれぞれ決勝に進出。その実力を知らしめた。「今年2月、コンビでDVDの発売記念イベントを開催しました。松尾さんはIKKOさんから公認をもらい、衣装をプレゼントされています。和泉さんらの公認についても質問が飛びましたが、長田さんは『公認は得てませんが、ツイッターをフォローされているので公認みたいなもんでしょう』と笑っていました」(イベントを取材した記者)長田のモノマネにより、再び名前を聞くようになった和泉。01年にNHKの大河ドラマ「北条時宗」の主演をつとめ、一躍ブレーク。セッチーこと母の節子さん(76)の強烈なキャラもあり、人気者に。02年には女優の羽野晶紀(50)と結婚し、一男一女に恵まれた。その後も地方公演のダブルブッキング騒動が浮上。プロレス参戦などで、一時期はワイドショーの主役となった。このところあまり名前を聞かなくなっていたが、突然の共演で再び話題に。そこには、テレビ局からの熱視線があったという。「和泉さんは本業である狂言の公演はもちろんのこと、最近では舞台出演にも精力的に乗り出しています。そして長田さんのブレークによって、再びテレビ番組から注目されていました。水面下では各局が『最初に2人を出演させたい!』と争奪戦を繰り広げていたようです。放送が話題になれば、再び和泉さんのバラエティ出演の機会も増えるのではないでしょうか」(芸能記者)共演により、晴れて本当の“公認”を得ることになりそうだ。
2018年12月21日「がんを患っていたお母さんの容態が急変して、田中さんが病院に駆けつけました。しかし、意識はあってももう話すことすらできない状態だったそうです。田中さんはお母さんの手を握り締めて、『俺、役者として絶対に成功するから』と涙ながらに誓ったといいます」(田中をよく知る舞台関係者)ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)で、18年最もブレークした、俳優の田中圭(34)。期待されていた映画化も決定し、各局のバラエティにも引っ張りだこの人気ぶりだ。だが、そんな華々しい活躍のカゲで、最愛の母が今年の1月15日にがんで急逝していた――。「お母さんのがんが発覚したのは17年の夏。検査結果が出たときはすでにステージが進行していたそうですが、根治を目指して前向きに治療を始めました。お母さんはがんと思えないくらい元気で、お正月も好物の中トロとカニをたくさん食べていたとか。それが医者も驚くほどいきなり容体が急変してしまって……」(田中の知人)もうすぐ一周忌を迎える最近になって、田中は雑誌のインタビューで母の死をこう振り返っている。《今年のはじめに母は他界したので、残念ながら母に『おっさんずラブ』を見てはもらえませんでした》(『東京カレンダー』11月21日発売号)前出の舞台関係者はこう語る。「ファン限定公開のブログではお母さんが亡くなったことを報告したものの、田中さんはこの1年間あえて公言しなかったんです。今年は仕事に邁進すると決めた以上、変に同情されたり色眼鏡で見られたりすることを避けたかったのかもしれません。ただ、一周忌も近くなり、自身の人生の転機ともなった18年を総括するうえで、語らずにはいられなかったのだと思います」父もきょうだいもおらず、母一人子一人の母子家庭で育った田中。俳優の道に導いてくれたのも、ほかならぬ母だった――。「中学3年生のころにお母さんがオーディションに応募したんです。『母子家庭という理由で息子に悲しい思いはさせない』というのが、お母さんのモットー。田中さんの出身中学・高校は有名私立で、学費も年間80万円近くかかるのですが、お母さんは必死に仕事をして通わせたといいます。田中さんは『今の俺があるのは全部母ちゃんのおかげ。母子家庭で嫌な思いをしたことは一度もない』といつも感謝していましたね」(前出・知人)そんな一心同体だった母を突然失ってしまったショックはいかばかりか――。家族問題評論家の池内ひろ美さんはこう分析する。「シングル家庭の場合、『子どもには順風満帆な人生を送ってほしい』と、親が過剰な期待をかけてしまいがち。それで親子関係がギクシャクしてしまうことも多いのですが、お母さんが亡くなったときの田中さんの対応を聞くと、親子でいい距離感を保っていたことがわかります。だからこそお母さんの死にただ打ちひしがれるのではなく、辛い経験をバネに俳優として躍進できたのだと思います」涙を隠して、必死で生き抜いた18年。その原動力となったのが、愛妻(35)と2人の娘たちだ。「お母さんが亡くなったことで、田中さんはいままで以上に家族との時間を大切にするようになりました。年末年始も多忙なスケジュールで、次に休みを取れるのは3月中旬から末までと聞いています。その少ない休みを家族サービスにあてようと今から計画を立てているそうです」(前出・知人)前出のインタビューで、《今年の僕の状態を誰よりも願っていてくれたのが母ちゃんだったから、母ちゃんのためにも後悔しない人生を送らないと》と語っていた田中。「ずっと2人」だった母との記憶が、これからも田中を鼓舞してくれることだろう――。
2018年12月18日田中圭(34)主演による「田中圭24時間テレビ」(AbemaTV)が12月15日から16日にかけて放送。同番組で田中は、映画「カメラを止めるな」に出演したどんぐり(58)とのキスを披露し話題を呼んでいる。同番組はドラマ「くちびるWANTED」を24時間生放送で収録し、作りあげていくという挑戦的な作品。ドラマのストーリーは「田中圭とキスした女性に1億円」という情報が拡散されたことで、田中の唇があらゆる女性から狙われるというものだ。2人のキスシーンは、どんぐりが「1億円でアンタの唇買うわ。記念にキスしてもらえますか?なんちゃってね!」と叫んだことがキッカケ。「こんなもんいらねえよ!」と怒った田中は、どんぐりの顔を力強く両手で引き寄せると勢いよくキスした。Twitterでは、その強引なキスを喜ぶ声が上がっている。《田中圭のがっつりのキス マジでカッコ良かった》《キレて声がワントーン低くなって真顔でキスするの最高にどストライクで自分の新たな境地を開拓してしまった》《怒った田中圭からの強引なキスは大好物です》また「田中圭24時間テレビ」は映画「カメラを止めるな」でおなじみの上田慎一郎(34)が監督を務めている。さらに生放送でドラマを作り上げていくというスタイルや、どんぐりを筆頭に「カメ止め」俳優陣の出演もあったことから「カメ止め」ファンからも同ドラマは支持されていた。《いろんな俳優さんの素の部分見れて楽しかった カメ止め的なドラマ、面白かったわ!》《カメ止め要素も強くてまったく飽きなかった》《圭くんも「ポン!」やってたしポン!のご本人も登場!カメ止め見といてよかった》「『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)でスターダムを駆け上がった田中さんと、興行収入30億円を記録した『カメラを止めるな』。まさに『18年だからこそ!』という2組の共演は、たくさんの視聴者を惹きつけました」(テレビ局関係者)各スポーツ紙によると「田中圭24時間テレビ」の放送終了後、囲み取材に田中は登場。「実はチューしたかったゲストは?」との質問に、「それはもう、どんぐりさんです」と明かしたというが――。またキスでの共演もあるかもしれない!
2018年12月17日俳優・田中圭が24時間生出演する「AbemaTV」の特別番組「田中圭24時間テレビ」が12月15日(土)に放送。この度、24時間の生放送内で共にドラマづくりに挑戦する第1弾キャストとして今田耕司、川栄李奈、山田裕貴、吉田鋼太郎、吉田羊という豪華な顔ぶれが決定した。本作は「AbemaTV」史上初、田中さんが本人役として出演し、24時間の生放送の間に様々な方をゲストに迎えながら1本のドラマをつくりあげていく“24時間耐久ドラマ制作”番組。企画・演出を手掛けるのは「芸人交換日記」「僕だってヒーローになりたかった」など、過去に田中さん主演の舞台を一緒に作り上げてきた放送作家の鈴木おさむ。さらにドラマ部分では、鈴木氏とともに「海月姫」「東京タラレバ娘」の漫画家・東村アキコが共同脚本を担当。今回、そのドラマに参加する第1弾キャストが発表された。■ドラマ「くちびるウォンテッド」あらすじ2018年、さらなるブレイクをはたした俳優・田中圭。ある日、そんな彼の唇に、何者かによってなんと1億円の懸賞金がかけられた!「田中圭とキスした女性には1億円」。その情報はネットでまたたく間に拡散され、俳優・田中圭の唇は様々な女性から色々な形で狙われることになり、最悪の日を過ごすことに…。果たして、田中圭は無事に唇を守り通すことができるのか?番組生放送中に総勢何名のキャストが出演し、それぞれのキャストの方たちが「何役」で「どのシーン」に登場するのかは、田中さん本人には当日そのシーンで出会うまで告知されないという。今回出演が発表された今田さん、川栄さん、山田さん、吉田鋼太郎さん、吉田羊さんのキャストたちには、それぞれ出演するドラマ部分に関連性のあるキーワードが書かれているので、想像を巡らせてみてほしい。■田中圭からコメント到着「絶対楽しいじゃないですか!」嬉しすぎる!!僕も何度か拝見しておりますが、今田さんは(鈴木)おさむさんと舞台をやり続けている方で、僕がおさむさんとやった二本も見に来てくださっていて、そして差し入れが毎回ものすごく美味しくて。毎回争奪戦になっていました。いつか一緒にお芝居がしたいと思っていたので、今回おさむさんの企画でご一緒できることが楽しみで仕方ありません!!川栄ちゃんは、夏のドラマ(「健康で文化的な最低限度の生活」)ではほぼ絡むことができず物足りなかったので、今回はしっかりと演じられるので、ものすごく楽しみです。山田裕貴くんは、素直で真面目で可愛い後輩なので、頭も良いし気を遣いすぎなところもありますが、熱が凄いので、一緒にやれることにワクワクしています。吉田羊さんはご一緒した時に、とってもまっすぐな大人の女性のイメージが強く、なので怒られるのではないかと若干ビビってますが、胸を借りるつもりで思いっきり楽しみたいです。そしてでました。吉田鋼太郎様。吉田鋼太郎様には、一人で、すっごい長台詞を言ってもらい、ただただ目の前でそれを感動して聞いていたいです。先輩、宜しくお願いします!!とにかく、ご一緒できることが楽しみな方々しかおらず、初のチャレンジですが、心強さしかありません!きちんと皆様を迎え入れられるように、また一つ気合い入れてお待ちしております!!皆さまも楽しみにしていてください!というか、絶対楽しいじゃないですか!これ!うわーと言った感じです。皆さま、絶対見てくださいね!「田中圭24時間テレビ」は12月15日(金)21時~AbemaTVにて生放送。(text:cinemacafe.net)
2018年12月05日俳優の田中圭とお笑いコンビ・ガンバレルーヤのよしことまひるが22日、東京・虎ノ門ヒルズで行われた「アフラックの健康応援カフェ」オープニングイベントに登場。田中がガンバレルーヤの健康測定を行い、体重結果に「けっこう衝撃だった」と驚いた。10月22日~24日の期間限定で虎ノ門ヒルズにオープンする同カフェでは、「アフラックの健康応援医療保険」のキャラクターである“応援ダック”をモチーフにした「応援ダック薬膳カレー」など、健康を応援するオリジナルメニューを提供。健康測定ブースではBMI(身長・体重)と血圧の計測を無料で実施し、測定結果が基準値を満たした場合は飲食代の半額をキャッシュバックする。オープニングイベントには、WebCMに出演している田中圭に加え、カフェの客第1号としてガンバレルーヤが登場。よしこもまひるも間近で見る田中に「すっごいイケメン」「かっこいい」と大興奮し、田中が「ずっと腰が低いお二人で素敵だなと」と話すと、「そんなことないです」と照れた。そして、田中が2人の健康測定を実施。体重測定の際にまひるが「えー恥ずかしい」と恥ずかしがると、数値を発表する際に田中は「んーー6キロです」と数字を隠す優しさを見せつつ、「言ったほうがいいですか? 67.6キロ」と発表した。そして、よしこの体重測定では、数字を見て田中が爆笑し、「縁起いい数字なんですけど…77キロです」と発表。よしこは「うそーやだ! 昨日浴びるほど酒を飲んだから、それですね」と動揺し、田中も「あんまり女性の体重って知らないからけっこう僕、衝撃だった」と驚いていた。健康測定の結果が基準値をクリアしていたら、カフェメニュー「応援ダック米粉パンケーキ」を、クリアしていなかった場合は激苦健康卵豆腐を、田中から“あーん”してもらえることに。結果は2人ともクリアならなかったが、メニューが1つずつしか用意されていなかったため、より数値が悪かったよしこが激苦メニューを食べることになり、田中の“あ~ん”に喜ぶも「苦~い!」と顔をゆがめた。一方、パンケーキを“あ~ん”してもらったまひるは「おいしい! 圭さんの味がする」と大満足だった。
2018年10月22日映画『麻雀放浪記2020』が、2019年4月5日(金)全国の劇場で公開される。主演は斎藤工、監督は白石和彌。小説『麻雀放浪記』を斎藤工×白石和彌で映画化原案となったのは、阿佐田哲也の250万部を超えるベストセラー小説『麻雀放浪記』。映画化は、イラストレーターの和田誠が初監督した『麻雀放浪記』から35年振りとなる。『麻雀放浪記2020』の制作は、『去年の冬、きみと別れ』や『のみとり侍』などで俳優として活躍するのみならず、『blank13』で監督にも挑戦する主演・斎藤工が発起人となりスタート。斎藤は「麻雀放浪記」の再映画化を、10年間熱望し続けていたという。監督として白羽の矢が立ったのは、『彼女がその名を知らない鳥たち』や続編も決定している『孤狼の血』でヒットを飛ばし、香取慎吾主演映画『凪待ち』の公開も控える白石和彌だ。斎藤と白石がタッグを組むことにより誕生する『麻雀放浪記2020』では、原案の『麻雀放浪記』の設定を大胆に変更した。『麻雀放浪記』を愛する2人が、大胆かつ驚きの世界を繰り広げていく。竹中直人やベッキーも出演主演・斎藤工の他には、主人公・坊や哲を拾って面倒を見ることにした地下アイドル・ドテ子を姉妹ユニット「チャラン・ポ・ランタン」のボーカル・ももが、その地下アイドルたちを抱える芸能プロダクションの社長で、ドテ子の部屋に転がり混むクソ丸を『翔んで埼玉』『カツベン!(仮)』にも出演する竹中直人が演じる。原作では強運の持ち主の娼婦だったドテ子を、地下アイドルとして現代風にアレンジした。また、坊や哲がいた元の時代で、哲に麻雀を教えたアパートの大家であり、麻雀クラブ「オックス」のママ・ゆき役には、タレントでモデルのベッキーが抜擢。原作では加賀まりこが演じた妖艶なゆきに扮し、見事な牌さばきを披露する。そしてベッキーは、哲の前に現れる謎のAI搭載アンドロイド・ユキ役も兼任することが明らかに。ハードな2つの役どころを演じることに対しては「二役もやらせていただけて嬉しかったです。二役と言っても、“人間と人間”ではなく“人間とAI”なので、かなりやりがいがありました。」とコメントしている。麻雀クラブ「オックス」で坊や哲と激戦を共にしてきた、ドサ健、出目徳、女衒の達役には実力派俳優が集結。原案小説でも不動の人気を誇る名キャラクターであるドサ健を演じるのは的場浩司、冷静に麻雀を打ち続け、勝つためには手段を選ばず完膚なきまで相手を叩き潰す出目徳役には小松政夫、女衒の達には堀内正美が出演する。さらに、ドテ子の熱烈なファンであるドクを、NHK連続テレビ小説「まんぷく」での演技が話題となった、シンガーソングライターの岡崎体育が担当。2020年の近未来、電磁パルスを仕掛けるオタクテロリストとして、坊や哲を翻弄する。なお、岡崎が商業映画で本格的な演技に挑戦するのは初となる。全編をiPhoneで撮影なお『麻雀放浪記2020』では、邦画では初の試みとなる常時20台のiPhoneを駆使し、全編を撮影。プロデューサーが全編iPhoneで撮影された『タンジェリン』に感銘を受け、監督の白石和彌もiPhoneでの映画制作を切望したことにより、実行に移された。あらすじ主人公・坊や哲がいるのは、2020年の“未来”。なぜ?人口が減少し、労働はAI(人工知能)に取って代わられ、街には失業者と老人があふれている…そしてそこは“東京オリンピック”が中止となった未来だった…嘘か?真か!?1945年の“戦後”からやってきたという坊や哲が見る、驚愕の世界。その時、思わぬ状況で立ちはだかるゲーム“麻雀”での死闘とは!?【詳細】映画『麻雀放浪記2020』公開日:2019年4月5日(金)原案:阿佐田哲也『麻雀放浪記』(文春文庫・刊)キャスト:斎藤工、もも、ベッキー、的場浩司、岡崎体育、堀内正美、小松政夫 / 竹中直人ほか監督:白石和彌
2018年10月07日