福島県内の水族館に、和菓子人気の火付け役となりそうなユニークな一品が存在する。SNSでも話題沸騰のその菓子の名前は「ごんべ焼き」。一見、鯛焼き風だが、その顔立ちはどことなくシャープ……。果たして、「ごんべ」の正体とは一体? その謎に迫ってみた!「ごんべ焼き」が販売されているのは、福島県いわき市の「環境水族館アクアマリンふくしま」。黒潮と親潮が出合う「潮目の海」を展示テーマとする同水族館は、名前の通り、自然環境を再現した展示が特徴的だ。メインの「潮目の大水槽」では、カツオやマイワシの群泳が見られる「黒潮水槽」と、海藻が生い茂る豊かな海を表現した「親潮水槽」という2つの水槽の間をくぐり抜けながら、生き物たちを観察することができる。また、屋外には海辺や里地を再現したエリアもあり、春から秋にかけてははだしで生き物と触れ合うことができるのが楽しい。○開館当初からシーラカンスの研究・調査に尽力そんなユニークな試みがいっぱいの水族館には、もうひとつ注目すべき点がある。それはどんなことかというと、開館当初から一貫してシーラカンスの研究・調査を行っていることだ。「2006年にはインドネシアシーラカンスの水中撮影に成功していますが、これは日本の調査隊としては初めてのことで、世界でも2例目となるんですよ」。教えてくれたのは、同水族館・地域交流チームの金成(かなり)美枝さんだ。金成さんによると、そうした経緯もあり、2008年には「ごんべ焼き」が誕生することとなったという。どういうことかというと、「ごんべ焼き」の「ごんべ」はシーラカンスに由来するのだ。○「役に立たない魚」が一躍「金になる魚」に!?「アフリカ コモロ諸島では、シーラカンスのことを『ゴンベッサ』と呼ぶそうなんです。『ゴンベッサ』とはもともと、『役に立たない魚』という意味でした。ところが、1938年の発見をきっかけに、シーラカンスが貴重な生き物であることが世間に広まると、釣り上げられたシーラカンスが高値で取引されるようになり、次第に意味が変化して、今では『幸運を呼ぶ(金になる)魚』を意味する言葉となっています」。「ごんべ焼き」の開発にあたっては、鯛焼きのイメージを生かしつつも、ヒレの形や口元の造形にシーラカンスらしさを盛り込むべく、同館館長自ら金型の原型を粘土で作成。さらに、より多くの人に食べてもらうべく、小倉あんとクリームの2種類の味を用意した。その結果、見た目のおもしろさも手伝い、子ども連れにも大人気の一品に成長したんだとか。加えて、シーラカンスの形をしたアイスモナカ「ごんべあいす」(塩バニラ味・チョコ味 各300円)も大人気だそう。○絶滅説から一転! しかし生態は不明「シーラカンスは非常に古い形態をした魚です。約4億年前に地球上に現れて以来、基本的な身体の形を変えることなく現在まで生き残っています。その歴史は恐竜よりも古いんですよ。しかも、シーラカンスはハイギョとともに四足動物の祖先となった生き物で、脊椎動物の陸上進化の過程を考察する上で非常に重要な存在です。6,500万年前に絶滅したと考えられていたのに、1938年にはアフリカ、1997年にはインドネシアで発見されています。しかし、繁殖についてなど詳しい生態は謎に包まれているのも興味深いですよね。しかも、それぞれの発見にはドラマティックな背景があるんです」。もちろん、館内の「シーラカンスの世界」コーナーでは、その歴史について学べるほか、世界で初めて撮影に成功したシーラカンスの稚魚の映像や、シーラカンスの標本も見ることができる。さらに、食べられるシーラカンスのほかグッズも豊富にそろっているので、シーラカンスの魅力にはまったら、お土産を買いそろえるのも一興だ。というのも、なんとシーラカンスをイメージしたオリジナルキャラクター「権兵衛(ごんべえ)」のイラストが描かれたトートバッグ(870円)やボールペン(270円)の文具などまで販売されているのだ。シーラカンスについて学び、シーラカンスをいただき、シーラカンスを連れて帰る(?)ことができるという、世界にも類を見ない水族館! お近くにお越しの際にはぜひ立ち寄ってみてほしい。※記事中の価格・情報は2015年1月取材時のもの。価格は税込
2015年01月24日ファミリーマートは20日、「フラピーィチゴパン」を、東北地方、ならびに新潟県のファミリーマート店舗約830店にて発売した。○福島県産ピーチピューレ使用、ハイビスカスの花をイメージしたパン同商品は、地域密着プロジェクト「ファミマものづくりアカデミー」として、福島県立平商業高等学校の生徒たちと共同開発したパン。同プロジェクトは、同社の商品開発チームが学校で講義し学生たちと共に商品開発から発売まで進める取り組みで、商品アイデアの発案やマーケティングも含め、商品開発の基礎を実際に体験することで、小売業、製造業、流通業について学んでもらうプログラムだという。今回は、同校流通ビジネス科で、地域社会を担う流通・マーケティングのスペシャリストをめざし、マーケティングなどの専門科目を学習した3年生の生徒たち10名が参加。2014年7月から約4カ月かけて、担当教諭や同社商品開発担当などと意見交換を行いながら商品の共同開発を行った。同商品は、同校にフラダンス愛好会があることから、フラガールのシンボルの一つであるハイビスカスの花をイメージ。クリームには福島県産ピーチのピューレを使用している。パッケージには、同校のフラダンス愛好会(チーム名「平商Mahaloha」)をイメージしたオリジナルキャラクター(まはろ、まりん、あろは、レイ)をデザインに採用。価格は、135円(税込)。
2015年01月22日データで福島県を見てみると、"納豆県"であったり、"陸上優秀県"であったりと、ちょっと意外な姿を垣間見ることができる。そんな福島県民の名字に注目してみると、こちらも意外な独自性があるようだ。○上位は全国ランキングと同様福島県の名字ランキングベスト30で第1位となったのは「佐藤」さんで、福島県にはおよそ11万7,000人の「佐藤」さんがいる。「佐藤」さんは、全国人数およそ205万5,000人で日本一の人口を誇り、特に東北・関東地方に多い名字。ルーツのひとつに、藤原清衡(きよひら)を初代とする奥州藤原氏流がある。奥州藤原氏流の発祥は、現在の福島県福島市にあたる岩代国信夫庄と言われているため、福島県に「佐藤」さんが多いのも納得できる。ちなみに、現職の佐藤雄平(ゆうへい)知事を含め、歴代7名の福島県知事のうち3人が福島県出身の「佐藤」さんであることにも、「佐藤」姓の多さが表れている。2位は全国順位と同様に「鈴木」さんで、福島県内におよそ8万8,000人が住んでいる。「鈴木」さんは東北地方の他、関東、東海地方で特によくみられる名字である。3位は「渡辺」さんで、福島県での人数はおよそ5万9,000人。ちなみに、「渡辺」さんは全国におよそ112万3,000人おり、「渡辺」さんは全国で6番目に多い名字となっている。○「わたなべ」さんと「さいとう」さんも多い県同じ読み方ができる「渡部」さんも県内順位が9位となっているが、2種類の「わたなべ」さんが30位圏内となっているのは、福島県、山形県、島根県、愛媛県のみ。また、4位に「斎藤」さん、28位に「斉藤」さんがランクインしており、2種類の「さいとう」さんが30位以内にランクインしている都道府県は福島県と北海道のみである。全国順位が100位以下でありながら福島県でベスト30位圏内となった名字は、6位「菅野」さん(全国163位)、14位「星」さん(全国293位)、16位「五十嵐」さん(全国113位)、18位「根本」さん(全国244位)、19位「佐久間」さん(全国255位)、26位「大竹」さん(全国334位)、29位「本田」さん(全国124位)、30位「古川」さん(全国103位)。「星」さんは、現在の福島県、宮城県、岩手県、青森県を含む4県の太平洋側である陸奥国磐井郡徳田郷がルーツとされているため、現在でも福島県に多くみられる名字となっている。また、「大竹」さんは福島県におよそ8,500人が住んでおり、東京都と並んで最多となっている。その「大竹」姓は地名から来ているとされており、実際に福島市や相馬市に大竹の地名がある。福島県出身者では、第2代の福島県知事を務めた大竹作摩(さくま)氏がいる。○円谷プロの「円谷」さんのように独自性も福島県出身の有名人を見てみよう。横浜DeNAベイスターズの中畑清(きよし)監督にもみられる「中畑」姓のルーツは、現在の福島県東半と宮城県南部である磐城国白河郡中畑村と言われている。また、ウルトラマンで知られている円谷プロの創始者・円谷英二(つぶらやえいじ)氏も福島県の出身。「円谷」さんは全国人数およそ5,500人のうち、約半数のおよそ2,700人が福島県に住んでいる。福島県にみられる珍しい名字は、「中瓶子(ちゅうへいし)」さん(全国人数およそ40人)、「竜石堂(たついしどう)」さん(およそ60人)、「朶(えだ)」さん(およそ100人)、「木賊(きぞく)」さん(およそ200人)、「強口(こわぐち)」さん(およそ200人)などがある。スキー場で有名な「猪苗代(いなわしろ)」さんの全国人数はおよそ300人。「小檜山(こひやま)」さんは全国人数およそ1,900人のうち、32%(およそ600人)が福島県民となっている。福島県の名字ランキングは、「佐藤」さん、「鈴木」さん、「渡辺」さんといった全国順位の高い名字が上位にランクインする一方で、5位「遠藤」さんなど全国順位30位以下の名字がベスト30のうち53%(16件)を占めている。東京都で多い名字ランキング30などでは、全国順位に似た結果になっていたことを考えると、福島県は独自性があると言っていいだろう。ちなみに、県名と同じ「福島」さんの全国順位は138位、全国人数はおよそ15万1,000人で、福島県での順位は297位、人数はおよそ1,100人となっている。※ランキングは、月間400万アクセスの「名字由来 net」アプリと「名字由来 net(Web)」の名字データベースから、電話帳データをもとに福島県・全国・東京都で実世帯が確認できるもののみを集計し、人数の多い順に抽出。100人未満四捨五入により算出している。本文と写真は関係ありません○筆者プロフィール: 名字由来 net(リクルーティング スタジオ)月間400万アクセスの「名字由来 net(アプリ・Web)」や月間200万アクセスの「無料 赤ちゃん名づけ」アプリなど、名字・名前・家系図に特化したサービスをアプリとWebで提供している。「名字由来 net」はApp Store 総合第1位200万ダウンロード、「無料 赤ちゃん名づけ」は App Store ジャンル第1位の実績。名字情報を活かしたシミュレーションゲームアプリ「戦国村を作ろう!」に引き続き、2014年11月には、現世界を舞台にした「世界村を作ろう!」をリリースした。
2014年12月26日コズミックダイナーは11月25日、大阪・梅田に「北海道農家と漁師のレストラン 金丸農園」をオープンした。11月28日には、梅田店に続いて大阪市福島区に福島店もオープンする。「金丸農園」は、北海道の農家と漁師が提携したレストラン。これまでも札幌や神戸などで展開してきたが、今回姉妹店として大阪に2店舗をオープンする。店内では、札幌の店舗ではほとんどの人が注文するという大粒の「生カキ」(100円)や、「猟師の石鍋ガンガン焼き」(ホタテ1枚210円)などを提供。ガンガン焼きは、厚く熱した石鍋にホタテを敷き詰め、客の目の前で酒をかけて仕上げる。福島店では、有頭エビや特大ホッケを丸ごと串に刺し、炉の前で焼く"原始焼き"を提供。その他、タラバガニやズワイガニも用意する。「オホーツク産タラバ蟹足 250g網焼き」は1,280円、「オホーツク産ズワイ蟹むき身入り蟹味噌甲羅焼き」は980円となる。また、いくらを山のようにのせて提供する「こぼれいくら丼」(1,280円)や、「真狩産じゃがいも3種の3色ポテトフライ」(400円)なども用意する。ドリンクは北海道の野菜やフルーツを取り入れた農園カクテルを提供。ジャガイモやクリ、ニンジン、ミルクなどを使用したカクテルで、全12種類を取りそろえる。※価格はすべて税別
2014年11月27日ドキュメンタリー作家として活躍してきた久保田直監督が、初の劇映画に取り組み、福島第一原子力発電所の事故によって故郷を失った家族の姿を描いたヒューマン・ドラマ『家路』。松山ケンイチら実力派を揃え、オールロケを敢行した久保田監督の想いとは?映画『家路』その他の画像「風化させちゃいけない! と、ものすごい正義感の中で製作を決めたわけではありませんが、何か自分たちに作れるものはないのかと考えて取り組みました。そして立ち入り禁止区域に故郷を持つ男、しかも誰もいなくなったからこそ帰れると考える男と家族の話ができないかなと思ったんです」と出発点を語る監督。ドキュメンタリーではなくフィクションで撮るのは自然な流れだった。大きな決断に迫られたのは、実際に福島で撮るのかということ。「モラル、健康の面でも、どうなんだろう」という葛藤の末、福島での撮影が敢行された。「背中を押した理由のひとつは自然でした。圧倒的な自然の美しさを見て、それでもここには人が住めないんだという事実に、目に見えない放射能の怖さを肌で感じたんです。だからこそ、自然を美しく撮ることにはこだわりましたね」。もうひとつ、監督の心を捉えたのが人の全くいなくなった商店街だった。「その場に立った時、動けなかったんです。人がいなくなるというのはこういうことなんだと、何とも言えない気持ちになった。そしてこの空気感は作れない、ここで撮らなければと思ったんです」。俳優たちも足を運んだ。「商店街での撮影があるケンイチと山中崇が着いたとき、やはり僕と同じ気持ちになったようです。当時そこは時間制限付きの立ち入り許可エリアで、放射能の数値もすごく高かったんですが、あそこでの撮影は全くない(田中)裕子さん、内野(聖陽)、(安藤)サクラも行きたいというので案内しました。立ち尽くしていましたね。あそこで感じたことは、彼らのほかのシーンに出ていると思います」。ドキュメンタリーを撮り続けてきた監督だからこそ撮り得た映像の力が、本作には宿っている。『家路』ブルーレイ&DVD 9月17日(水)発売販売元:ポニーキャニオン取材・文・写真:望月ふみ
2014年09月16日福島県会津若松市一箕町、飯盛山の白虎隊士墓前で「白虎隊慰霊祭」が開催される。開催日時は9月24日、10時30分~12時まで。白虎隊は幕末、戊辰戦争時に会津藩が組織した部隊で、16歳から17歳の武家の男子で構成されていたが、中には13歳、15歳の少年もいたといわれている。白虎隊の士中二番隊は戸ノ口原の戦いで打撃を受け、飯盛山に潰走。多くが自刃して果てたという。同祭は、この白虎隊の霊を慰めるため、飯盛山の白虎隊士墓前で行われるもの。慰霊祭のほか会津高校生徒による「白虎隊剣舞」の奉納が行われる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年09月20日ニラク(福島県郡山市)は就職活動中の学生向けに、福島県郡山市と東京駅の間を結ぶ送迎バス「Smile Express」の運行を12月20日より開始した。同社によると、現在、被災地では事業存続のために雇用が拡大し、人材の採用活動が活発化しているという。しかし、就職活動における交通費の高騰により、福島県の企業に触れる機会が失われているとし、福島県やその近隣地域への就職活動のために、郡山市から東京駅間の無料高速バスを運行することになった。無料高速バス「Smile Express」は、東京駅の鍛冶橋(かじばし)駐車場から、福島県の郡山市まで無料で運行。1日に1本1往復のペースで、8時に東京駅を出発して郡山に11時到着(予定)、郡山からは17時に出発して東京駅に21時到着(予定)となっている。運行期間は、12月20日から2013年6月19日まで。乗車対象者は、2013年3月31日から2014年3月14日までに卒業見込みの学生および、既卒者。1回の定員は先着で45名となる。乗車対象者であればバスの利用目的は自由なため、就職活動に直結しなくても、ボランティアや帰省などに利用できる。乗車時間は3~4時間程度で、何度でも予約は可能とのこと。なお、乗車時間中は同社の会社説明会を20分ほど実施する。予約は「東京~郡山(福島県)間無料高速バス内説明会」より受け付ける。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日資生堂×毎日新聞社「希望イロイロバルーン展」資生堂は、毎日新聞社と共同で、“福島の子どもの夢がふくらむように、福島のみんなが元気になるように、福島の未来を応援する企画”「希望イロイロバルーン展“BALLOONS OF COLORFUL HOPES”」を、12月21日~25日に「いわき産業創造館」(福島県いわき市)にて開催する。また、「希望イロイロバルーン展」の特設サイト(資生堂×毎日新聞社/ふくしまの希望ふくらむプロジェクト)でもウェブ展覧会を、12月21日から開催予定。子どもたちの夢をクリエイターが上手にふくらませ、“素敵なポスター”に「希望イロイロバルーン展」は、福島の子どもたちの夢を、資生堂の「お化粧のチカラ」で美しくかなえ、毎日新聞社の「活字のチカラ」で広く伝え、日本じゅうに希望を届けようとするプロジェクト。プロジェクトでは、福島の小学生から“未来の自分”の絵と、“素敵になってほしい大人”の作文を募集し、応募作品の中から選ばれた作品(絵・26点、作文・8点)を、資生堂のクリエイターが上手にふくらませ、“素敵なポスター”にして展示する。「希望イロイロバルーン展」のサイトでは、応募作品や、選ばれた作品を現在公開中でダウンロードもでき、福島の子どもたちの希望がふくらむような応援メッセージも受付中。また、東日本大震災により、友だちや先生と離ればなれになった子どもたちに輝く笑顔が戻るよう、福島大学の教員・学生が力を合わせて支援を行っている「福島大学うつくしまふくしま未来支援センター」に寄付する、「希望イロイロバルーン募金」も受付中。元の記事を読む
2012年12月08日江崎グリコは、「風とロック LIVE福島 キャラバン日本」に賛同。グリコワゴンがLIVE福島とともに、全国各地のライブ会場に登場する。「グリコワゴン」は、真っ赤な車体の各部に「ポッキー」「カプリコ」「グリコ」など同社商品のお菓子がデザインされた、オリジナルのワンボックスワゴン。中には同社のお菓子などの商品を積み込み、「日本中に おいしさと健康 そしてわくわくする笑顔を届けたい。」をテーマに、日本各地を訪問している。グリコワゴンはこれまでも、東日本大震災の被災地である岩手・福島・宮城などを訪れ、様々な避難所や施設・学校を回りお菓子と歌を届けてきた。このほど「風とロックLIVE福島 キャラバン日本」に賛同、今後各地のライブ会場に登場する。風とロックLIVE福島 キャラバン日本は、12月22日・23日の福島を皮切りに、沖縄、札幌、長崎、東京、神戸、広島、宮城、岩手と回り、ラストは再び福島で締めくくる。スタートの12月22日・23日は郡山ユラックス熱海にて開催。ライブ詳細は、風とロックLIVE福島 キャラバン日本公式サイトまで。なお、「風とロック LIVE福島 CARAVAN日本」の全収益は、福島に自然エネルギーによる野外音楽堂を作るプロジェクト「東北ライブハウス大作戦 with LIVE 福島」に寄付される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月07日環境省と福島県は、これまでの保護活動や犬猫の生息状況調査の結果を踏まえ、12月3日から12月21日までの間、一斉保護を実施することを発表した。同省と同県は、関係団体等の協力を得ながら、警戒区域内に取り残された犬および猫の保護活動を継続的に行い、10月31日までに犬442頭、猫456頭を保護している。今回の一斉保護の対象地域は、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町。犬猫専用の捕獲器にて保護したうえで、県内に設置された動物飼養施設に収容した後、不妊・去勢措置を行いマイクロチップを装着するという。9月7日から10月2日まで行った前回の一斉保護では、犬1頭、猫131頭を保護。同県では、保護した被災動物の殺処分は行っておらず、飼い主不明、または所有権が放棄された犬猫の新しい飼い主を募集している。保護された犬猫や、飼い主募集の詳細については、福島県動物救護本部のホームページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日福島県会津若松市門田町の北御山集会所で天皇・皇后両陛下を始め宮家に献上する「会津身不知柿(あいづみしらずかき)」の箱詰め作業が11月26日に行われた。北御山生柿生産出荷組合の農家が生産した柿を厳選し、会津地方振興局の職員らが柿を一つ一つ丁寧に磨き上げ、和紙に包んで箱詰めした。今年は、夏場の雨不足で例年よりやや小ぶりであるものの、甘味の強い柿ができた。「身不知柿」は、ビタミンAやビタミンC、カリウムなどの栄養を豊富に含むのが特徴。さらに二日酔いや悪酔いに効果があるタンニンが多く含まれている。名称の由来は、「枝が折れそうなほどにたくさんの大粒の実をつける」ことからだという説や「あまりに美味しいので我が身も考えずに食べすぎてしまう柿」だという説などがある。「献上柿」は1928年、会津藩主ゆかりの松平勢津子様が秩父宮様とご結婚されたお祝いとして献上されたのが始まりだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日福島県の観光情報を紹介するサイト「福島の旅」に、イルミネーションやライトアップを紹介する「2012-2013イルミネーションスポット」が特集サイトとして開設された。運営は「うつくしま観光プロモーション推進機構」。サイトは雪とイルミネーションをモチーフにした落ち着いたタイトルバーの下に、アクセス多いスポットTOP10の場所をマークした地図を配置。その左に昨日の1位のスポットの紹介や新着地域情報を掲載、その下に地域ごとのイルミネーションとそのサムネ画像を表示したわかりやすいもの。地図上のマーカーもしくはイベント名称をクリックすると吹き出しでイベント名称が表示され、「詳細情報はこちら」と案内が表示される。それをさらにクリックすると「福島の旅」のイベント情報ページに飛ぶ構成となっている。選択できる地域は「すべて」と「猪苗代・磐梯高原」、「会津若松」、「喜多方」、「南会津」、「福島」、「郡山」、「白河」、「いわき」、「相双」に分かれており、選択すると該当地域のイルミネーションスポットが表示される。さらに知りたいイルミネーションスポットの名称をクリックすると「福島の旅」のイベント情報ページにジャンプする。詳細情報の内容は開催日、イベント名称のほか、解説や点灯時間、場所、会場アクセス、問い合わせ先など必要な情報が記載されていて観光前に調査するには便利なサイトとなっている。11月26日現在、公開されているイルミネーションスポットは19カ所におよぶ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月27日福島県で臨時列車「極上の会津喜多方号」が運行される。運行日時は11月23日(金・祝)~25日(日)まで。全車指定席。「喜多方まち歩きとマイ喜楽弁(きらべん)づくりの旅!」と題したイベント列車は、郡山~喜多方間で運行される列車の旅を楽しむとともに、喜多方駅到着後、蔵の街である喜多方市内を「蔵ガイド」の案内でめぐり、人気の食事処をまわって「マイ喜楽弁」を完成させるというもの。「マイ喜楽弁」づくりは、「食堂つきとおひさま」で厚焼き玉子と野菜の煮物、「塩川屋」でエゴマ豚メンチカツとロース醤油麹漬けの焼き物、「会津田舎家」では芋がらの胡麻和えと胡瓜の紫蘇漬け、菊の甘酢漬け、鰊の焼き物、「若喜商店」ではかつお風味焼生姜と黒胡麻ごぼうを弁当箱にトッピングする。そのほか、「会津田舎家」からおにぎり、「ぬりの里」から郷土料理の「こづゆ」、「若喜商店」からはみそ汁が提供される。完成したお弁当を若喜商店内の「ふれあい夢くうかん」で味わい、その後解散となる。イベント詳細はJR東日本仙台支社ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月22日JR東日本仙台支社はこのほど、奥羽本線(山形線)赤岩駅について、冬の期間に全列車通過とすることを発表した。期間は12月1日から2013年3月25日まで。福島~米沢間では、山形新幹線「つばさ」は全列車通過。普通列車も、福島~庭坂間で区間列車が運転される以外、沿線人口が少ないこともあって1日6往復のみの運転とされ、日中約5時間にわたって列車が停車しない時間帯もあった。中でも赤岩駅は、冬の期間の周辺住民による利用実績がない状態が続いていた。そのため、赤岩駅では12月1日より普通列車もすべて通過することに。来年度以降もこの措置が継続されるという。福島県福島市にある赤岩駅は、山形新幹線の開業まで板谷駅、峠駅、大沢駅とともに「4駅連続スイッチバック」のひとつとして知られた。1992年の山形新幹線開業にともない、スイッチバックは撤去され、ホームも移設されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月17日茨城県水郡線利用 促進協議会(県企画課 交通対策室)は、11月30日、12月1日、2日の3日間、茨城県の水郡線で「SL奥久慈清流ライン号」を運行すると発表した。料金は大人片道1,620円(乗車料金1,110円、指定席料金510円)。同SLが運行する水郡線は、茨城県水戸市の「水戸駅」から福島県郡山市「安積永盛駅」、茨城県那珂市「上菅谷駅」で分岐し、茨城県常陸太田市「常陸太田駅」までを結ぶローカル線で、「奥久慈清流ライン」として親しまれている。水郡線でのSL運行は14年ぶりになるという。運行ダイヤは、1日1往復で、往路はディーゼル機関車がけん引する「DL奥久慈清流ライン号」。「常陸大子駅」を9時00分出発し、途中「常陸大子駅」に停車、「水戸駅」には10時33分着となっている。また、復路は蒸気機関車C11がけん引する「SL奥久慈清流ライン号」で、「水戸駅」を12時00分出発し、「玉川村駅」と「常陸大子駅」に途中停車。「常陸大子駅」には14時17分着となる。指定券の発売は、各運転日の1カ月前の同じ日(11月30日分は10月30日、12月1日分は11月1日、12月2日分が11月2日)の午前10時から。全国の主なJRの駅の「みどりの窓口」、「びゅうプラザ」、および旅行会社などで発売する。なお、水郡線沿線では、日本3大瀑布(ばくふ)のひとつ「袋田の滝」や、ブランドそば「常陸秋そば」などが楽しめるとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月31日福島県いわき市は30日、同市内の農業従事者を対象に実施した「農業風評被害に関する生産者アンケート調査」の結果を発表した。同調査は10月1日~26日の期間に記入式アンケートにより行われ、農業従事者110名から有効回答を得た。同市は、東日本大震災からの復興と、東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴う農作物などの風評被害対策を目的として、2011年10月から「いわき見える化プロジェクト”見せます!いわき”」を実施している。今回の調査は同プロジェクトの一環として行われたもの。同調査で、震災前と比べて自身の農業の規模はどのように変わったかと尋ねたところ、ほぼ半数の49.1%が「農業の規模が縮小」(「かなり縮小」15.5%、「やや縮小」33.6%)したと回答。それに対して、「変わらない」は43.6%、「やや拡大した」は6.4%、「拡大した」は0.9%だった。風評被害は昨年の同時期と比べてどのように変化したかと聞くと、「縮小した」と答えた人は60.0%(「かなり縮小した」15.5%、「やや縮小した」44.5%)。一方、「変わらない」は30.0%、「やや拡大した」は8.2%、「拡大した」は1.8%で、これらの合計は4割に達し、依然として風評被害が根強く残っていることが浮き彫りになった。風評被害が自身の農業経営におよぼす影響はどの程度との質問に対しては、65.5%が「深刻」と回答(「かなり深刻」19.1%、「やや深刻」46.4%)。一方、「どちらともいえない」は21.8%、「あまり深刻ではない」は9.1%、「深刻ではない」は3.6%だった。また、震災直前を100%とした場合の農業収入の回復度は平均69.9%と7割を切っており、状況の深刻さを裏付ける結果となった。風評被害対策として取り組むべきことや伝えたい意見などを聞いたところ、風評被害全般については「数値上は安全であっても、『福島産』というだけで敬遠される」「契約栽培はゼロのまま」「息子に農業を継がせることをあきらめた」などのコメントが寄せられた。また、モニタリングについては「モニタリング検査の傾向を分かりやすく発信して欲しい」「全量検査しかないと思う」など、情報発信については「テレビやラジオなど、様々な広報媒体を活用して、いわき野菜の安全をもっとPRして欲しい」「若い世代を対象に、もっと放射能を理解できるセミナー等を開催して欲しい」などの意見が挙がったほか、「風評被害への東電補償が十分にされていない」「生産者に対する保護政策を検討すべき」といった考えも寄せられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月31日福島県会津若松市のシンボル鶴ヶ城で、紅葉の時期に合わせてライトアップが行われる。期間は10月19日(金)~11月11日(日)の日没~21:00まで。見どころは黄色に色づいたイチョウと青白く幻想的にライトアップされた鶴ヶ城天守閣、石垣、赤い廊下橋など。昼間とはまた違った美しい姿が現れる。鶴ヶ城は会津藩の松平氏を始め、数多くの大名が城主として君臨した城。鶴ヶ城を有名にした出来事は、幕末、戊辰戦争の戦いの舞台となったこと。特に飯盛山での白虎隊の自刃は、薩摩琵琶の語りやドラマや映画などで現在に伝えられている。ちなみに、2013年の大河ドラマは会津藩の砲術指南役である山本権八の娘、新島八重を主人公にした「八重の桜」だ。鶴ヶ城では幕末当時の姿である赤瓦への葺(ふ)き替えが2011年に完了。現存する天守閣では国内唯一の赤瓦だ。また、天守閣では「鶴ヶ城博物館」として貴重な資料を展示公開している。石垣の内部には塩倉、第一層には歴代藩主と城の変化、第二層には江戸時代の会津庶民の暮らし、第三層では戊辰戦争の様子を描いた錦絵が展示されている。第四層は四季をテーマに会津の人々の暮らしを展示。第五層は東西南北が見渡せる展望室となっており、白虎隊最期の地である飯盛山も見える。鶴ヶ城は唱歌「荒城の月」の作詞者である土井晩翠が詩の構想を練った場所の一つとされ、「荒城の月」の歌碑も建てられている。さらに千利休の子である千少庵が建てた茶室、「麟閣」もライトアップされる。千少庵は父の千利休が豊臣秀吉の命により切腹したあと、時の鶴ヶ城主蒲生氏郷にかくまわれていた際に「麟閣」を建てたと伝えられている。その後明治になり、鶴ヶ城取り壊しとともに「麟閣」も取り壊されようとしていたが、それを惜しんだ森川善兵衛が明治5年に自宅へ移築、その後120年の歳月を経て平成2年に元の鶴ヶ城へ移築された。ライトアップの詳細は会津若松観光物産協会ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月15日福島県いわき市は、10月1日より市役所内に「見せます!いわき情報局 見せる課」を開設。開設に際し、10月1日の16時5分より、市役所内にて辞令交付式が行われた。同市は2011年の10月1日から、 「いわき農作物見える化プロジェクト “見せます!いわき”」をスタート。市、市内農業従事者、関係機関・団体などが一丸となって、農作物、農地土壌、水道水、大気の放射線量、定時降下物の検査結果を、ウェブサイト「見せます!いわき情報局」などを通じ、継続的に提供してきた。このほど開設した「見せる課」は、同プロジェクトが2年目を迎えるにあたり、その新たな目玉として開設されるもの。市の農林水産部や商工観光部の職員により構成されるプロジェクト組織で、農作物だけでなく海産物や観光まで対象範囲を拡張。放射性物質の検査結果発表、復興へ向けた取り組み、人々の様子などについて積極的にPRしていく。人員構成は西丸巧課長をはじめ、職員21名。主な事業内容としては、ウェブサイト「見せます!いわき情報局」のリニューアル、いわき見える化プロジェクトFacebookページ制作・更新、流通バイヤーや消費者を対象とした農業産地等訪問バスツアーの実施、PRイベント開催、CM放映などを予定している。※「見せる課」は、「いわき見える化プロジェクト“見せます!いわき”」における諸事業を推進するためのプロジェクト組織で、市役所内の正式な課とは異なる【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日福島県いわき市で、復興支援第18回日本そば博覧会inいわき「がんばっぺ!福島そばまつり」が開催される。イベントの趣旨は、東日本大震災による風評被害の払拭と伝統的な食である「そば」により観光客の誘致と交流を広げようというもの。開催日時は10月6日(土)、7日(日)、8日(月・祝日)の3日間、10:00~15:30まで。開催場所はいわき市小名浜のアクアマリンパーク。イベントは「日本全国そば食べくらべ」と題して、日本各地のそば処から「そばブース」が出店されるほか、そば関連の道具やそば粉の販売も行われる。出店は下記の通り(予定)。北海道「幌加内そば活性化協議会」、「北海道そば研究会」 山形県「ふるさと寒河江そば工房」 茨城県「江戸流手打ち蕎麦鵜合之衆」 栃木県「栃木のうまい蕎麦を食べる会」 埼玉県「ばんどう蕎麦打ち連合会」 東京都「NPO法人江戸流手打ちそば二・八の会」 新潟県「新発田市」 福井県「ふくいそば打ち愛好会」 福島県「会津山都そば協会」、「あぶくま高原そば」、「安積そば同好会」 その他、日韓そば交流として、韓国からの出店も予定されている。物産ブースは福島県から「大千里石材店」、「木こりの広場」、「有限会社中村豊蔵商店」が出店の予定。6日(土)、7日(日)には小名浜公民館ホールで「全麺協認定素人そば打ち四段位認定大会」が開催。全国からそば打ちが集まり、四段位の取得を目指して技を競う。さらに「いわき小名浜みなとフェスティバル」が同時開催される。イベント内容は、日本中のみなとまちの”うまいもの”が味わえる「みなとオアシスSea級グルメ全国大会」や、「太平洋諸国舞踊祭」、「いわき大物産展」などだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日福島県いわき市の石炭・化石館「ほるる」で18日、19日の2日間、体験型イベント「ミステリーナイト」が開催される。両日とも18時~21時。イベントでは、「ナイトミュージアム」と「星空映画鑑賞会」、「エコキャンドルナイト」(18日のみ)、「ほるる縁日」が実施される。「ナイトミュージアム」は、照明の消された「ほるる」館内を懐中電灯の灯りを頼りに探検する。「ほるる」の1階には化石展示室があり、古生代の化石、中生代の化石、新生代、第三紀の化石、先生代、第四紀の化石と年代ごとに展示されている。みどころは、トリケラトプス、エレモテリウム、ティラノサウルスなど陸の恐竜の化石や、マッコウクジラ、アンモナイト、プリオサウルスなど海の生物の化石、恐竜の卵の化石、マメンチサウルスをはじめとする8千年前のクビナガリュウの化石など迫力ある展示物だ。18日のみ開催される「エコキャンドルナイト」では石炭を燃やし、蒸気でプロペラを動かしたり、照明を点灯させたりする体験ができる。「ほるる縁日」ではポップコーンや綿あめなどの出店がある。さらに「星空映画鑑賞会」では「アイスエイジ3」が無料で上映される。上映開始は19時から。いわき市石炭・化石館「ほるる」は、戦前、戦後を通じて日本のエネルギーを支えた、いわき市の石炭産業を後世に伝えることと、いわき市や諸外国で発掘された学術的に貴重な化石資料を展示することを目的とした複合施設で、化石の他、坑内の様子を再現した「模擬坑道」や炭鉱で働く人々の生活を展示している「生活館」などがある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月13日福島まごころプロジェクト事務局は、福島県の約100社が出展する物流展をはじめ、著名なクリエイターたちが福島を正しく伝えるため結成した「福島見聞隊」の現地訪問レポートなど見どころが満載のイベント「福島まごころフェスタ」を開催する。福島まごころプロジェクトは、経済産業省の委託を受け、東日本大震災後の福島県の風評被害対策として設立された団体。「見る・知る・味わう・ほんとの福島」をスローガンに掲げ、福島県産品の安全性と透明性を発信するとともに、福島県自体の魅力を全国に伝える役目を担う。「福島まごころフェスタ」は、8月4日・5日の2日間、10:00~17:00まで、東京国際フォーラムで開催されるイベント。メイン企画は、約100社もの企業が福島から集い、福島をまるごと知ることができる物流展。生鮮品、食品、工芸品、民芸品、生活用品など数々の名産品が展示される。会場内では、トークショー「福島見聞隊レポート」を開催。芸術家や文化人が「福島見聞隊」として福島を訪問。その土地の素晴らしさや地元の人々との交流を通じて感じたことを、言葉やパフォーマンスで伝える。出席予定者は、華道家の假屋崎省吾、料理研究家の森崎友紀、写真家のテラウチマサト、デザイナーユニットのSUZUKIKE。さらに「福島エンターテイメントショー」として、会津磐梯山踊りや郡山フルオーケストラ、フラガールの実演など、福島が誇るエンターテイメントも堪能できる。ステージプログラムの司会は俳優の別所哲也が務める会場でお腹がすいたら「福島まんぷく横町」へ。B-1グランプリで有名な「なみえ焼きそば」など、福島各地の自慢のB級グルメが競演する。また、地元の食材を、有名シェフが店のオリジナルメニューにして福島を応援。その場で試食もできる。イベント時間などの詳細は「福島まごころフェスタ」詳細情報ページで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日6月29日、福島県農林水産部主催の「第2回今の福島を見に行くモニターツアー」が開催された。これは、現在も原発事故の影響が長引く中、福島の「今」や放射能への取り組みを伝えるとともに、参加者の率直な意見を聞くことで今後の県農林水産業、観光の再生に向けた参考にしたいというもの。参加費用は無料。当日はネットやチラシを見て応募した24名が参加し、さくらんぼの観光農園や福島市内にある放射能のモニタリングなどを巡った。忘れもしない、2011年3月11日の未曾有の大地震、そして福島第一原子力発電所の事故。これに大打撃を被った福島の農産業と観光はいまだ、実害と風評被害の双方にさいなまれている。放射線量が基準値以下の地域さえも訪問を敬遠され、安全が確かめられたはずの農作物さえ売り上げが激減。その状況はいまも続いているという。一方で「心配する他県の人の気持ちもわかる。無理をして来てほしい、食べてほしいとは私たちには言えない」という地元の人も多いようだ。そこで同県では、県産農産物や関連した観光に関する情報を発信する「ふくしま新発売。」プロジェクトを立ち上げた。農林水産物モニタリング検査結果などの情報を逐一公開し、理解を求めるなどの活動を行なっている。今回のモニターツアーは、そのPRの一環として行われた。観光スポットを楽しみながら巡る中で、行政の取り組みと、各施設それぞれの民間の取り組みを知ってもらうのが狙いだ。東京駅前を出発したバスは途中、那須、安達太良山など、北関東から福島へかけての美しい眺めを堪能しながら東北道を一路、福島市へ。最初に訪れたのは観光農園の「みちのく観光果樹園」。フルーツ王国福島では、6月はさくらんぼの最盛期ということで、さくらんぼ狩りを楽しむことからツアーはスタートした。出迎えてくれたのは、福島市観光農園協会会長でもある同園の片平新一氏。まずは福島市の農家による、震災後の取り組みについての説明が行われた。「皆さんも福島の農産物に不安を持っていらっしゃると思いますし、私たちも厳しい状況が続く中、楽観視はしておりません。当果樹園では、樹木はすべて高圧洗浄で除染をしました。もちろん、放射能のチェックは欠かせません。時間はかかりますが元の福島に戻したい」と片平さん。観光客が減り、デパートなどへの出荷もままならない状況が続いているが、それでも丹念に育てられた果実は変わらずに、美しくたわわに実った。今年は”成り”は少ないが、大粒で糖度の高いさくらんぼが育ったとのこと。食べてみると、プチっとした歯ごたえの後、甘みを含んだ水分が口いっぱいに広がり、参加者も笑顔に。おみやげとして、さくらんぼ1パックが振る舞われた。さくらんぼのシーズンが終わると、今度は桃が甘い香りを漂わす。次に一行は昼食をとるために、福島市の南西部に位置する約8ヘクタールの農村公園「四季の里」の中にある「憩いの館いなか亭」へ。食材の多くを地元産にこだわった人気の食事所だ。厳密にチェックされた安全性がたしかなものだけを仕入れなくてはいけないため、欲しい食材が入手困難な場合もあるという。しかし同店では、最大限の努力により、風味のよい手打ちそばなどを提供している。この日は、手打ちそば、天ぷら、ナスの素揚げ小鉢、漬物、豆腐と大葉の小鉢、炊き込みご飯、果物がセットになった「いなか亭もりそばセット」が提供された。そばはツルッとのどごしがよく、豆腐はしょうゆをかけずともいただけるほどに味わい深い。ナスの素揚げにかかったゆずみそがさらに食欲を誘った。食後はしばし、緑の芝生広がる園内でゆったり。施設内にある放射線のモニタリングポストも見ることができた。そしてバスは「吾妻の駅ここら」にあるJAの放射能検査施設「庭塚モニタリングセンター」に移動。ここでは県の放射能への取り組みや、ホームページで随時行われている情報公開について、きめ細やかな説明を受けた。今年の4月1日からは食品に関する放射性物質の新たな基準値が施工され、一般食品は1kgあたり100Bqという、より厳格な数値になったという。説明を受けた後は検査室を訪れ、実際にモニタリングの機械を見学。この機械は粉砕した野菜を入れて検査するというもので、福島市内には150~160台があり、農家より持ち込まれた野菜をチェックしているという。参加者からは「検査の様子を実際に見ることで、いかに丁寧にチェックしているかわかって安心した」という声が多く挙がっていた。旅の最後は日ごろの疲れを癒やすべく、吾妻山に抱かれた東北を代表する名湯、高湯温泉の共同浴場「あったか湯」の露天風呂へ。ここも災害時にはわきだす湯に砂がまじるなどの直接的な被害にあうとともに、避難する人の立ち寄り所としても活用されたという。その後、観光客が激減するなどの風評被害にもあったが、常にホームページで放射線量を伝え、理解を求めるなどの努力を続けている。源泉かけ流しの白濁の湯は、汗が次々と噴き出すほどに身体をたっぷりと温め、肌にしっとりとなじむ。「身体の芯からデトックスされそうでしょ」と、湯船で出会った地元のご婦人。おかげで帰りのバスではほとんどの参加者が、心地よくぐっすりと熟睡することとなった。「最初はサクランボ狩りにひかれて参加しましたが、福島の方たちが他県の人たちの気持ちを考えながら放射能のことに心を砕き、行動してらっしゃることを知りました。震災から時間がたつと痛みについて忘れてしまいがちですが、これからも福島を応援したいと思いました」と、東京から参加した女性グループ。別の東京から参加した女性は、「ニュースで聞くたびに、福島はどうなってしまうんだろうと心配していました。でも実際に検査場のパソコンのモニターを見たり、地元の方の福島を復興したいという情熱に触れたら、安心もしたし、未来に希望が持てると感じました。この感じは訪れないとわからないかも」と感想を語ってくれた。また「福島は行政、民間ともにさまざまな放射能に関するデータの公開を行っていることを知ってよかったです。放射能のことをわからないまま怖がるよりも、自分で客観的なデータを確かめて判断するのが一番いいかな」という声も。訪れてみてこそわかった、福島による食の安全への取り組み。今後もこのツアーのような、同県のPR活動が期待される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月04日帝国データバンク郡山支店はこのほど、「2011年度福島県内企業の休廃業・解散動向調査」の結果を発表した。同調査は、同社の企業概要データベース「COSMOS2」(142万社収録)から削除されたデータを収録したファイル(「削除ファイル」)を使用し、2006~2011年度に休廃業、解散などに至った福島県内の事業者(法人、個人含む)を集計したもの。それによると、2011年度の福島県内の倒産件数(法的整理)は、前年度から15.2%(15件)減少した84件となった。倒産件数が減った理由としては、「中小企業金融円滑化法の延長や各種金融政策効果、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う賠償金支払いなどが影響していると考えられる」(帝国データバンク)。一方、倒産にカウントされない「企業活動の停止や消滅」を意味する休廃業・解散件数を見た場合、2011年度は前年度比28.4%(109件)増の493件となり、倒産件数の約5.9倍に上っていることが判明。休廃業・解散件数は、2007年度の548件をピークに減少傾向にあったが、4年度振りに増加に転じた。種類別では、「休廃業」が前年度比28.1%増の365件と全体の74.0%を占めたほか、「解散」は前年度比29.3%増の128件(構成比26.0%)となり、いずれも年度の倒産件数を大幅に上回った。業種別に見ると、「建設業」が171件で最も多かったが、「その他」を除く7業種の中で唯一、前年度を下回った。これは、「建設業」を除くすべての業種で前年度比率が二桁増となる中、「東日本大震災復旧・復興需要に伴い、事業停止後に再開したり、業績改善した企業が多かったことが要因」(同社)と見られる。構成比については、最多が「建設業」で34.7%、以下、「小売業」が18.5%、「サービス業」が18.3%と続いた。また、前年度からの増加率では、「運輸・通信業」が180.0%増でトップ、以下、「不動産業」が77.8%増、「サービス業」が63.6%増となった。市郡別に見た場合、県内26市郡中、14市郡で前年度を上回ったことが判明。件数1位は「いわき市」で95件(構成比19.3%)、2位「福島市」で75件(同15.2%)、3位「郡山市」で62件(同12.6%)と都市部が上位を占めた。一方、郡部トップは「双葉郡」で45件(同9.1%)だった。増加率を見ると、最も髙かったのは「南相馬市」で前年度比311.1%の増加。以下、「本宮市」が同166.7%増、「双葉郡」が同164.7%増と続き、増加した14市郡中、9市郡が東京電力福島第一原子力発電所50㎞圏内となった。東北地区においては、福島県のほか、宮城県(前年度比30.2%増)、岩手県(前年度比18.8%増)の被災3県で、休廃業・解散件数が前年度比二桁増となっている。同社は「津波や原発事故で甚大な被害を受けて、先行きの見通しが立たなくなった企業が急増し、倒産ではなく休廃業・解散の増加という形で現れたものと考えられる」と分析している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月12日サードウェーブ安全環境事業部は9日、放射線計測・放射能検査専門の研修施設「安全環境事業部福島トレーニングセンター」を福島県福島市入江町にオープンする。料金は、放射能測定器の購入者を対象にした研修は有料(測定器料金に研修費が含まれる)となるが、基本的に無料。同社は、2011年10月に東京・秋葉原に最初のトレーニングセンターを開設し、これまで放射線測定に関するセミナーや放射能に関する情報発信を実施してきた。今回開設するトレーニングセンターでは、福島県を中心とした住民に「放射能の知識・情報のプラットフォームの場」を提供すると同時に、放射線防護知識の普及、および放射線関連情報の集約・発信を行っていく。施設内には、放射能測定器や放射能検査器を常設展示する。また、同社の放射能測定器を導入した顧客を対象にした研修や、放射能測定器の導入を検討している一般、ならびに法人顧客を対象にした放射能測定体験コース「無料体験セミナー」を実施するなど、日常における放射線防護の知識から専門的な知識まで提供するという。放射能測定体験コース「無料体験セミナー」では、放射能関連の業務経験がない初心者を対象に、放射能の基本から計測の演習までを講義する。計測体験では、同社の「NaIシンチレーション検出器」を使用し、実際にサンプル素材の計測を行う。事前予約制で、時間は2時間。このほか、講演会や利用者の要望に応じた形のセミナーを随時実施する予定のほか、各種相談にも対応するという。同社は、同センターの開設にあたり、「少しでも生活者の皆様が安心・安全を感じることができるよう、事業活動を継続展開していく」とコメント。今後は、同センターを拠点に、放射線量計測に関するコンサルティングや、除染作業に必要な計測ノウハウの伝播、人材育成の支援といった活動を展開していく計画とのこと。所在地:福島県福島市入江町14-8開設時間:10:00~17:00(事前予約制)定休日:土曜日、日曜日、祝祭日、年末年始【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月06日ファミリーマートとファミマ・ドット・コムは、東日本大震災復興支援の取り組みの一環として、「牛1頭買いプロジェクト」を開始。福島県飯舘村で育った黒毛和牛を同サイト限定商品メニュー(全5種類)として、数量限定で販売する。東日本大震災、原子力発電所の事故により飯舘村の畜産は大きな打撃を受けた。その牧場の一つである小林牧場は、現在千葉県に牧場を移し、飯舘村から連れていった牛たちを飼育している。同プロジェクトでは、小林牧場で育てられた黒毛和牛を、焼き肉店の営業を行う「門崎(かんざき)」が1頭買いし、「ファミマ.com」の特設ページにて限定メニューとして販売する。なお、飯舘村で育った小林牧場の黒毛和牛は、千葉県食肉公社経由で一般財団法人・千葉県環境財団の放射能測定検査により、安全・安心が証明されている。販売期間は5月30日15時~6月7日23時59分(6月15日以降の配送)と、6月8日0時~6月15日23時59分(6月22日以降の配送)の2回実施予定。数量限定生産のため、予約期間中であっても売り切れ次第販売終了となる。■『1頭まるごと希少部位セット』-31,290円(1,000g) 「特選ザブトン厚切りカット」(200g)、「リブ巻き特選霜降り焼き肉カット」(100g)、「特選トモサンカク(ヒウチ)厚切りカット」(100g)、「特選イチボの厚切りカット」(100g)、「シャトーブリアン」(100g×1枚)、「切り出しミスジ厚切りカット」(100g)、「ぜいたくリブアイステーキ」(150g×2枚) ■『特選!ステーキセット』-12,600円(950g) 「ヒレステーキ」(100g×1枚)、「ロースステーキ」(200g×2枚)、「特選赤身ステーキ」(150g×3枚) ■『特選!焼き肉セット』-7,350円(700g) 「特選霜降り焼き肉」(200g)、「上赤身サイコロステーキ」(300g)、「上霜降り焼き肉」(200g) ■『お試し焼き肉セット』-5,040円(600g) 「上カルビ」(150g)、「カルビ](150g)、「赤身焼き肉用」(300g) ■『プロ仕様の和牛ハンバーグセット“小林牧場の黒毛和牛ハンバーグ”』-2,900円(900g・6個入り) ※同取り組みの送料は、「福島応援プロジェクト」の一環として、復興地域の活性化に貢献するという目的から、ファミマ・ドット・コムが負担する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月04日NEXCO東日本は、「5県ループ」の開通1周年を記念して5県(福島県・茨城県・栃木県・群馬県・新潟県)の魅力を発信し、観光振興を応援するイベント「つながる5県ハイウェイドライブ」を実施している。キャンペーンの第一弾として、『つながる5県ハイウェイinイオンレイクタウン』が5月19日~20日、埼玉県越谷市のイオンレイクタウンmoriで開催された。5県の魅力がぎっしり詰まったイベント初日の模様を紹介しよう。「5県ループ」をご存じだろうか。昨年3月に北関東道が全線開通したことで、北関東道と磐越道がある5県が、八の字型の高速道路(北陸道・関越道・東北道)でつながった。一周すると806kmになるこの区間を「5県ループ」という。これを利用することでアクセスが便利になり、観光には絶好の”輪”となっているのだ。今回のイベントは、イオンレイクタウンmoriの各会場をドライブするように巡るのが特徴だ。オープニングイベントが行われたステージイベントでは、各県のかわいらしいキャラクターと観光大使が集結し、テープカットが行われてイベントがスタート。そして、オープニングイベント後には、各県ごとにPRが展開された。トップを飾ったのは群馬県。群馬県観光協会の「ぐんまコンシェルジュ」と、キャラクター「ぐんまちゃん」による県内のオススメスポットなどが紹介された。そして、ご当地アイドル「AKG(赤城のふもとからA『あかるく』、K『かわいく』、G『げんきよく』をコンセプト結成されたユニット)」から、年少組「チームやよいひめ」が応援に駆けつけ、ミニライブが開始。群馬の特産イチゴ「やよいひめ」のPRソングなどを熱唱し、ライブ終了後には握手会&CD販売が行われ、行列ができるほどの盛況だった。続いて登場したのが栃木県。こちらもご当地アイドルが県のPRを担った。栃木を代表するイチゴ「とちおとめ」にちなんで結成された、平均年齢16歳の「とちおとめ25」が登場。観光スポットや名産品をポップなメロディに乗せて、元気いっぱいのダンスパフォーマンスで会場を盛り上げた。AKGと同じく、ライブ後に即席の握手会が開かれ、多くのファンと交流を深めていた。その後も、科学の街・つくば市(茨城県)で見学や体験ができる「サイエンスツアー」の紹介や、福島県が生んだご当地ヒーロ「ダルライザー」によるミニショー&握手撮影会、新潟県十日町のキャラクター「ネージュ」によるクイズ大会などが、1時間ごとに開催された。イベントは通りすがりの人たちの足を止め、大いに魅了していた。ちなみに2日目は、初日とは違った演出だったので、連日来場しても楽しめたに違いない。館内の入り口では高速道路のSAをテーマに、レイクタウンサービスエリアと題し、ご当地グルメが楽しめる「つながる5県の絶品!麺ロード&物産販売」が開催された。麺ロードは、朝ラーメンを全国に広めた喜多方ラーメン(福島県)を筆頭に、日本三大うどんの一つで有名な水沢うどん(群馬県)、皇室に献上した実績を持つというへぎそば(新潟県)、佐野ラーメン(栃木県)、常陸秋そば(茨城県)の有名店がキッチンカーで販売。現地でしか食べられない至極の味だけに、オープンと同時に長蛇の列ができるほどの人気ぶりだった。しかも、お土産用にも販売されていたので、お気に入りはもちろん、食べられなかったものを自宅で楽しむ用に購入している人も目立っていた。物産販売の会場では、各地の売れ筋のお土産や新鮮な野菜をはじめ、オープニングイベントで華を添えたキャラクターグッズなどをゲットできるとあって、大盛況。ステージイベントで県のPRをしていた、ご当地アイドルやキャラクターたちも飛び入り参加して、来場者を喜ばせていた。イベントでは、フロアごとに、各県の特設ブースが開設された。パネルで観光地や名産品を展示したほか、カタログや観光マップが提供されていた。ブースでは、地元のスタッフがオススメのスポットをアドバイスしてくれるので、観光案内所のような雰囲気。さらに、工芸品づくりを子どもが体験できるワークショップが併設されており、家族連れでにぎわいをみせていた。ブースを巡るだけでも各県の魅力が存分に伝わり、行ってみたいという思いに駆り立てられる。親子で楽しめるアトラクションは、さらにもうひとつあった。「各県のブース」+「NEXCO東日本ブース」+「レイクタウンサービスエリア」をゲーム感覚で回って楽しむ「レイクタウンドライブ」だ。すべてのスタンプを集めると、特製ステッカーがもらえ、抽選でつながる5県の名産品やNEXCO東日本オリジナルステッカーをプレゼント。そのため、ゴールを目指す親子も多く、館内の各所に出没していたキャラクターと記念撮影をするなど、ほほましい光景も見ることができた。NEXCO東日本では、お得なキャンペーンを随時展開中だ。週末にお出かけしたい人にオススメなのが、ETC限定「北関・磐越ぐるっとパス」。通常料金よりもグンとお得な価格で楽しむことができる。5県をカバーした周遊エリアが乗り放題になる「周遊プラン(普通自動車:5,500円~)」と、周遊エリアに加え、首都圏方面の関越道、東北道、常磐道から往復の利用が可能な「首都圏発着プラン(普通自動車:7,000円~)」の2種類を用意。さらに、エリア内のレジャー施設や宿泊施設など、約100カ所のお得な優待特典も用意されている。7月17日まで実施されているので、これから出かける予定の人は、利用しない手はない。詳細は、5県ループのサイトをチェックしよう。これから夏に向けて祭りやイベントも目白押し。ますます5県から目が離せなくなることは間違いない。(OFFICE-SANGA 大野晴之)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月25日福島農業の復興を手がけるNPO法人FAR-Netは、ダノンの支援をうけ、震災復興と酪農業界活性化を目指し「ミネロ牧場」を福島市にオープンする。23日に丸の内で記者発表が行われた。会見では、FAR-Net理事の岡正宏氏が震災による酪農業界への被害を語った。同氏によると、3.11の震災以降、原発事故などで被災した酪農家は72戸にものぼり、現在再開しているのはわずか11戸であるという。今回オープンする「ミネロ牧場」は、被災酪農家の雇用を創出し、また、福島酪農の復刻と生産基盤の確保を目的として開設された。現在原発事故により休業を余儀なくされた酪農家5名の雇用が決定しており、今後も参加者を募っていくという。また、同牧場の放射線リスク対策については、2011年10月にIRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)の監査をうけ、安全性が確認されている。飼料に関しては、「牛の口は人の口」と同氏は述べ、安全な生乳を届けるために牛の飼料には主に輸入飼料を用いると語った。「ミネロ牧場」開設のもう一つの目的は、共同型酪農経営モデルを実践することであるという。酪農経営は家族によるものが通常であり、そのため経営規模は小さく、新規参入が困難といった問題があった。同牧場はこうした問題を解決すべく、共同経営の形態を採用。土地や整備などの規模を拡大し、後継者不足といった問題にも対応することができる。また、酪農教育プログラムや牧場体験プログラムといった活動を行うことによって、酪農関係者だけではなく、学生や一般の人々にも業界への理解を促進してゆくという。「ミネロ牧場」は福島市松川町水原にてオープンされる。開始時期は7月を予定しており、48,401平方メートルの広大な敷地で、乳牛150頭を飼育し、2015年までには年間1,700トン生乳を生産していく予定。会見には福島の酪農家代表として田中一正氏も同席し、「震災復興のために役立ち、社会へ貢献できるような牧場を運営していきたい」と語った。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月24日“オーストリア meets 福島”と題し、ウィーン少年合唱団と福島県南相馬のMJCアンサンブルによるコラボ・ミニコンサートが、5月2日(水)に開催されることが決定した。「ウィーン少年合唱団 2012年 ジャパン・ツアー」の公演情報ウィーンの音楽大使として世界中から愛されるウィーン少年合唱団。昨年の日本ツアーは、東日本大震災の影響により見送られたが、同年4月に地元ウィーンで史上初の全4組合同演奏による「東日本大震災復興のためのチャリティコンサート」を実施。今年の3月11日には犠牲者を悼むミサをウィーンの王宮礼拝堂で開催している。今回共演するMJCアンサンブル(南相馬ジュニアコーラスアンサンブル)は、福島県南相馬の女子中高生たちが中心の女声合唱団。昨年の東日本大震災により一時は活動を断念していたが、“もう一度同じ仲間で歌いたい”という強い想いにより活動を再開。以降、被災地支援イベントなどに出演するほか、視聴者数が全世界延べ10億人以上といわれた昨年の「F1日本グランプリ」で国歌斉唱を務めるなど、その活動は各地で大きな感動を呼んでいる。“天使の歌声”と称されるウィーン少年合唱団と、被災地から羽ばたくMJCアンサンブルによるコラボ・ミニコンサートは、5月2日(水)にサントリーホール前のアーク・カラヤン広場(東京都港区赤坂)にて開催(鑑賞は無料)。また、5月3日(木・祝)から13日(日)まで、同広場の滝エリアでは、ドレミの音階カードを持ったウィーン少年合唱団の大型ポスターとサウンドプレートを設置。地面のサウンドプレートを踏むと、ウィーン少年合唱団の歌うメロディを奏でることができる。ウィーン少年合唱団 2012年 ジャパン・ツアーは、4月28日(土)の岐阜公演を皮切りに7月上旬まで。チケットは発売中。■“オーストリア meets 福島”・ウィーン少年合唱団とMJCアンサンブルのミニコンサート:5月2日(水)16:30~17:30(予定)・大型ポスター掲出期間:5月2日(水・祝)~19日(土)・サウンドプレート設置期間:5月3日(木・祝)~13日(日)
2012年04月25日福島交通観光株式会社は、原発被害に苦しむ福島の現状視察と、福島の春の魅力を満喫できる「春のふくしま」ツアーを販売開始した。福島市、飯館村、川俣町、南相馬市、相馬など原発被害の街を訪れるほか、温泉やグルメなど福島のさまざまな名所を巡る1泊2日のツアーとなる。同社は、震災と原発事故による被害からの復興を誓い、努力している福島の人々の思いを伝えるために「春のふくしま」ツアーを企画。ツアーのコンセプトは、「がんばる福島の現状視察+春の魅力満載の旅」。原発被害の実際の様子を見ることで、正しい情報を得、安心して福島を訪れてほしいという思いがあるという。ツアーでは福島のさまざまな名所を訪れる。有機的農業を推進してきた二本松市東和地区の「ゆうきの里東和」では、放射能汚染が懸念される中、どのように対処してきたか、関係者から話を聞くという。日本人初の国連食糧農業機関「模範農業者賞」を受賞した安斎さんが経営する「安斎果樹園」では、震災後の苦悩や取り組みを聞くほか、実際に摘果作業も行う。そのほか、津波の被害を受けたいちご園や、福島有数の温泉郷「奥飯坂温泉」、万葉集にもうたわれた景勝地「松川浦」も訪れる。春のふくしまツアー「がんばる農業の現状視察と奥いいざか温泉の旅」は、5月12日・14日に各1泊2日で開催。出発地は東京駅。ツアー料金は26,300円~31,300円。詳しくは福島交通観光株式会社(&io=0&fndYear=2012&fndMonth=5&fndara=2&clm=0&os=0&lmt=30&odr=A)まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日福島県は日専連ライフサービスと提携して、売り上げの一部が風評被害の払拭などにあてられる「ふくしまカード(仮称)」を創設すると発表した。「ふくしまカード(仮称)」はクレジット機能付きの会員カード(年会費無料)。このカードで買い物すると、売り上げの一部が風評被害の払拭や福島県産品の振興に役立てられる。また、会員になると通常のポイントに加えて、福島県のアンテナショップ「ふくしま市場」や「福島県八重洲観光交流館」などでの利用に応じてポイントが加算され、貯まったポイントを福島県産品などと交換できる。今後、福島県は一般公募でカードの名称やデザインを決める予定だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月26日