冬のある日の夜、筆者は奥羽本線の大曲駅から秋田駅行の普通列車に乗った。ぼんやりと暗い車窓を眺めていると、列車の窓の明かりを反射して、白い雪が斜め後方へと流れていく。そのとき、後方から強い光が近づいてきた。やがて隣の線路に秋田新幹線「こまち」が現れた。E3系の白い車体が追い越していった。すれ違いなら一瞬だけど、同じ方向に走っていたから、「こまち」はゆっくりと現れてしばらく並び、やがて進行方向の闇に消えた。漆黒の闇の中で、2つの列車が作った光景はなんとなく幻想的。アニメ映画『さよなら銀河鉄道999』で、幽霊列車がスリーナイン号を追い越していく場面のようだった。どうしてこんな現象が起きたかというと、奥羽本線の大曲~秋田間は複線のように見えて、じつは単線が2つ並ぶ「単線並列」という珍しい区間だから。片方の線路は秋田新幹線専用、もう片方は在来線専用だ。それぞれの運行は独立しているから、2つの列車が同じ方向に並んで走るときもあるというわけだ。地図検索サービスの航空写真で線路配置を確認した。ここでは略図で説明しよう。黒が在来線の線路、赤が新幹線規格の線路だ。2つの線路は軌間が異なり、基本的には独立している。秋田新幹線「こまち」は、この区間をノンストップで駆け抜ける。ただし、運行本数が多いから、途中ですれ違いも必要だ。そこで、大曲駅から見て、神宮寺駅の手前から峰吉川駅の手前まで、在来線側の線路を新幹線の線路が共用している。レールが3本あって、在来線の軌間と新幹線の軌間の両方に対応している。さらに羽後境駅と和田駅に新幹線用線路のすれ違い設備がある。この線路配置のおかげで、走行中の「こまち」は在来線の列車を追い越せる。この場面はいつ見てもワクワクする。ぜひ皆さんにも体験してほしい。しかし、この現象は何時頃、どの区間で起きるだろう? そこで列車ダイヤが役に立つ。大曲~秋田間の列車ダイヤを作って予想してみよう。列車ダイヤ描画ソフト「Oudia」の出番だ。赤が秋田新幹線「こまち」、黒が奥羽本線普通列車。朝7時台に大曲駅を発車する青い線は、この区間唯一の快速列車だ。「こまち」の運行本数が目立つ一方で、普通列車も1時間に1本程度走っている。まずは赤い線の「こまち」を追ってみよう。和田駅と羽後境駅付近で赤い線同士がクロスしている。これが線路図に描かれた「すれ違い設備」を使っているところだ。上り列車も下り列車も直線だけど、走行中にぴったりここですれ違うなんて芸当は無理だから、たぶんどちらかが先に到着して対向列車を待つはずだ。いわゆる運転停車である。神宮寺駅と峰吉川駅の間も「こまち」同士のすれ違いがある。12時30分頃の神宮寺駅を見ると、普通列車が対向列車の「こまち」の通過を待っている。本来は独立した線路だけど、この区間だけは在来線・新幹線の双方が線路を譲り合っているとわかる。さて、第1の関心だった「走行中の追い越し」も、列車ダイヤで明らかになった。同じ向きで走っている列車が、速度、つまり傾きの違いでクロスする部分だ。秋田駅6時8分発の「こまち6号」は、和田駅と大張野駅の間で普通列車を追い越す。秋田駅8時10分発の「こまち12号」は、秋田駅を発車してすぐに、1分前に発車した普通列車を追い越している。もし普通列車がちょっとでも遅れたら、同時発車の場面を見られそうだ。下り列車では、「こまち9号」「こまち19号」「こまち21号」「こまち29号」などが、和田駅と四ツ小屋駅の間で普通列車を追い越す。筆者が目撃した追い越しシーンは「こまち29号」だったようだ。「こまち」の走行中追い越しは時刻表を見ても予想できる。しかし、列車ダイヤを作ると、区間まで絞り込んで予想できる。もっとも、これは時刻表から読み解いた列車の動き。実際は区間や時間がずれているかもしれない。追い越しを体験したい場合は、このダイヤで見当を付けて、あとは実際にどこでその場面になるか確かめてみよう。これで「こまち」に乗る楽しみが増えるに違いない。
2014年11月02日JR東日本秋田支社は、秋田新幹線「こまち」として運行するE6系車両が2014年ローレル賞を受賞したのを記念し、記念式典を開催するとともに記念プレートを発売する。ローレル賞は、車両の性能やデザイン、製造企画、運用など卓越した車両に与えられる賞。前年にデビューした新型車両から、鉄道趣味の団体「鉄道友の会」選考員会の審査により選ばれる。記念式典は秋田駅の新幹線ホームにて、11月8日9時43分頃から10時26分まで実施。来賓祝辞、授与式、受賞者挨拶、テープカットなどを行い、「なまはげ太鼓」の演奏による臨時新幹線出発の見送りで締めくくる。式典には、秋田県の佐竹敬久知事、E6系デザイナーの奥山清行氏、鉄道友の会の須田寛会長らが出席予定。式典当日の11月8日から記念プレートも販売開始。スタンドタイプのアクリル製で、縦13cm×横35cmのプレートにはE6系「こまち」の外観とローレル賞マークが入る。200個限定で、価格は3,500円。秋田駅、大曲駅、田沢湖駅、角館駅の「ニューデイズ」「キオスク」、秋田駅ビル「トピコ」こまち苑にて販売する。
2014年10月24日JAグループ秋田・JA全農あきたは10月11日から、秋田県産「あきたこまち」がデビュー30周年を迎えたことを記念し、秋田県出身の壇蜜さんを起用した新CM「お茶碗」篇(15秒)をオンエアする。放映地域は東阪名および秋田。○温かい家庭を思わせるような壇蜜さんの表情「あきたこまち」は秋田県産のお米で、今年でデビュー30周年を迎えた。「あきたこまち」という名称は、秋田県小野の里に生まれた平安時代の歌人・小野小町にちなんでいる。"おいしいお米として末永く愛されるように"との願いが込められた「あきたこまち」は、今や日本を代表するお米のブランドとなっている。今回、デビュー30周年を記念して放映する新CMには、昨年に引き続き秋田出身の壇蜜さんを起用した。「お茶碗」篇は、壇蜜さんが「あきたこまち」の象徴である市女笠(いちめがさ)姿から割烹着へと着替え、胸元からほかほかのごはんを差し出すというインパクトある映像となっている。温かい家庭を思わせるような壇蜜さんの表情もポイントとのこと。また、映像とともに流れる音楽には、同じく秋田県横手市出身のシンガーソングライター 高橋優さんの楽曲「同じ日々の繰り返し」を起用した。誕生30周年を迎えた「あきたこまち」は、消費者の食のシーンにいっそう寄り添っていく、というメッセージが込められている。なお、「お茶碗」篇に続く「おにぎり」篇は、2015年2月にオンエア予定となっている。
2014年10月10日秋田県秋田市、由利本荘市、横手市、能代市、大館市で、謎ときリアルタマさがしゲーム「ミールとゆめの秋田宝探し物語」が行われる。開催日は9月13日~12月14日で、参加は無料。○クリアしたエリア数によりプレゼントが増加同イベントは、秋田県内に隠された「手がかり」を集め、イベントキャラクターを務める「タマ&フレンズ」のタマや仲間たちと宝物を見つける体験型ゲーム。「秋田県大型キャンペーン特別企画」として、秋田県知事の愛猫「ミール君」とロシアのプーチン大統領に贈られた秋田犬「ゆめちゃん」も登場する。参加者は、秋田県内の道の駅や観光案内所で「宝の地図(参加パンフレット)」を入手。宝の地図に書かれている謎をときながら、県内5つの地域に隠された宝探しを行う。宝物と仲間たち発見したら「なかまたちの合言葉」を「宝の地図」の裏面に記入。そのエリアにある「発見報告書」へ提出するとイベント限定の「参加賞カード」を受け取ることができる。エリア毎にもらえるカードが異なるほか、クリアしたエリア数にあわせて応募可能な商品が増加。純銀製のミール&ゆめのペンダントや、ニンテンドー3DSLL、「うちのタマ知りませんか?」グッズ詰め合わせ、びゅう商品券などが抽選で当たる。なお、秋田市では「ミール」、由利本荘市では「ポチ」、横手市では「タマ」、能代市では「モモ」、大館市では「ゆめ」が宝物を探しているとのこと。そのほか、小坂鉄道レールパーク、阿仁熊牧場くまくま園、男鹿水族館GAOなどで、「なかまたち」のシールを集めイラストを完成させる「タマ&フレンズシール集めゲーム」も開催。シールは全部で8種類。どの施設でどのシールが入手できるかは来訪してからのお楽しみとなっている。
2014年09月06日秋田大学と凸版印刷は3月27日、鉱山開発の現場を仮想体験できる「バーチャル鉱山実習システム」を共同で開発したと発表した。通常入ることが難しい、鉱山開発の現場を作業者視点で疑似体験できるVR(バーチャルリアリティシステム)として、秋田大学が4月より開設する国際資源学部の講義などで活用する。なお鉱山をVRシステムとして再現し、大学の講義での活用は国内初となる。今回、現在開発をされている3つの鉱山で高精細画像の撮影や、高品位な3次元形状計測を実施。秋田大学の監修のもと、それぞれの鉱山における採掘法の3次元モデルや坑道屈進、採掘、運搬などの各工程、各種重機類の外観などを3次元CGで再現した。さらに同システムでは、コントローラーで仮想の鉱山内を自由に移動し、作業者の視点で鉱山開発の現場を見ることができる。臨場感あふれる映像とインタラクティブな操作により、学生に対し、通常入ることが難しい、鉱山開発の現場を疑似体験させ、その後の資源に対する興味と学習意欲の向上を目指す。
2014年03月28日なまはげ、きりたんぽ、秋田美人……全国的に有名なものは多いけど、観光名所となると、やや少ない印象もする秋田県。今回はそんな秋田県の魅力に迫るべく、秋田県出身のマイナビニュース会員7人に「秋田県の地元事情」を聞いてみた。■秋田の地元自慢!・「学力が高いらしい」(26歳女性/食品・飲料/技術職)・「秋田美人はホントだと思う。色白美人の友達が多い」(31歳女性/通信/営業職)・「なまはげがいる」(36歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)・「『きりたんぽ』と『なまはげ』と『あきたこまち』、お米は命」(30歳男性/商社・卸/その他)・「最近、壇蜜や佐々木望など女性タレントが充実」(47歳男性/ソフトウェア/クリエイティブ職)■秋田の地元あるある・「小中学校の修学旅行中に、安全確認みたいなCMが流れる。暖かい季節になると、”ババヘラ”のおばちゃんがいたるところにいる」(25歳女性/その他/その他)■相性がいい・親しみを感じる都道府県は?・「東北出身者全般、気質が同じで我慢強い」(31歳女性/通信/営業職)・「青森県、なまりが近い」(36歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)・「宮城県、県境も何気に接している上、遊ぶにしても仕事にしても物流関連などは宮城県なくしては成り立たないから」(30歳男性/商社・卸/その他)・「福岡県、博多も美人が多いと聞くから」(25歳女性/金融・証券/営業職)・「北海道、周りでも北海道と秋田県の夫婦が何組かいるので」(26歳女性/食品・飲料/技術職)■ずばり、ライバル県はどこ?・「山形県、山形の人には悪いが、同じ東北の中でも同じくらい存在感が薄いような……(笑)」(25歳女性/その他/その他)・「大阪府、関西弁は高圧的で、引っ込み思案な秋田県民はひるむ」(31歳女性/通信/営業職)・「岩手県、甲子園成績が同じくらいなのに、最近は注目を集めているから」(30歳男性/商社・卸/その他)・「北海道、観光地として色んな名所があるから」(25歳女性/金融・証券/営業職)・「新潟県、よく間違えられる」(26歳女性/食品・飲料/技術職)・「宮城県、勝手にこちらが意識してるだけですが、同じ東北の中で、ちょっとすかした感じがするので」(47歳男性/ソフトウェア/クリエイティブ職)■絶対ここは外せないというスポットは?・「十和田湖、秋の奥入瀬渓流を彼女と散歩したら最高ですよ」(47歳男性/ソフトウェア/クリエイティブ職)・「日本一深い湖、田沢湖」(30歳女性/小売店/クリエイティブ職)・「男鹿半島、車で海岸線に沿って走ると気持ちいいから」(30歳男性/商社・卸/その他/その他)・「『男鹿』なまはげをみてほしい、『角館』桜や小京都をみてほしい」(26歳女性/食品・飲料/技術職)・「鳥海山、天気が良ければ本当にきれいだし、おいしいソフトクリームもある」(31歳女性/通信/営業職)・「白神山地、素敵だから」(36歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)■テッパン土産といえば?・「『きりたんぽ』みんな知っているので話題性があるからです。大学生になって地元を離れた時に、帰省中によくお土産で買ってきてと言われました」(30歳女性/小売店/クリエイティブ職)・「『ハチ公クッキー』安くて量が多いし、ハチ公はみんな知ってるから」(25歳女性/その他/その他)・「『稲庭うどん』日持ちもするし、好き嫌いが分かれないため無難」(31歳女性/通信/営業職)・「『だまこ餅』おいしいから」(36歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)・「『一乃穂』の豆がき、米でできたおかしで割と県内ではポピュラーだから」(30歳男性/商社・卸/その他)・「『金萬』白あんの小判型のまんじゅう。秋田県人なら誰もが知ってます」(47歳男性ソフトウェア/クリエイティブ職)■総評秋田県民の地元自慢は、ズバリ「美人が多いこと」。年間の日照時間が少ないため、色白な人が多いと言われている。秋田県出身の芸能人を見てみても、佐々木希さん、加藤夏希さん、壇蜜さんなどたしかに美人ぞろい。美人が自慢だなんて、何とも羨ましい話だ。これ以外にも、国の重要無形民俗文化財である「なまはげ」や「あきたこまち」など、秋田を代表する名物が自慢として挙げられていた。「地元あるある」では「ババヘラ」に関する回答が寄せられたが、ババヘラとは秋田県で露天販売されているアイスのこと。おばさんが金属のヘラでコーンに盛りつけてくれるのだが、テレビなどでも度々取り上げられる秋田名物のひとつだ。親しみを感じる県には、「北海道」「青森県」「宮城県」などが挙がっていたが、「東北すべて」という回答も見られた。同じ東北というだけで、仲間意識を強く感じるとのこと。ちょっと気になるライバル県についても、「山形県」や「岩手県」など東北の県をあげる人が多かったが、「京美人」への対抗心から「京都府」と答えた人も。絶対に外せないスポットは、青森県にもまたがる「十和田湖」や、日本で最も深い湖「田沢湖」、なまはげで知られる「男鹿半島」などが挙げられた。また、「みちのくの小京都」と呼ばれる仙北市の角館は、武家屋敷や蔵が立ち並び、春には美しい桜並木も楽しめるおすすめの観光名所だという。テッパン土産には、日本三大うどんのひとつ「稲庭うどん」や、秋田県といえばこれ!とも言える「きりたんぽ」、秋田銘菓「金萬」などがあげられた。「美人が多い」というだけでも十分気になるが、秋田県には独特の伝統やご当地グルメ、豊かな自然などなど知られざる魅力が満載なのだ。調査時期: 2013年6月24日~2013年7月22日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 秋田県出身7名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年10月16日秋田と言えば「秋田美人」をイメージする人もいるだろう。秋田市では昨年度から、秋田美人7人を登場させた観光ポスターを作成し、「秋田美人キャンペーン」を展開している。また、仙北市(せんぼくし)には、「秋田美人100人隊」がいるようだ。そこで今回、秋田美人たちの今を追ってみた!「京美人」「博多美人」と並んで、日本三大美人と言われる「秋田美人」。色白、二重まぶたが特徴とされ、なぜ秋田に美人が多いかについては諸説ある。例えば、秋田は日照時間が短いので色白、冬に乾燥しないので肌がしっとり、県内を流れる雄物川(おものがわ)の水に漂白作用がある、白系ロシア人の血が混じっている、久保田藩(秋田藩)に移封された佐竹氏が常陸の国(今の茨城県)から美人ばかりを連れてきた……。とにかくいろいろな説がある。真偽のほどはともかくとして、こうした諸説があること自体が、多くの人が秋田には美人が多いとを認めている証拠。秋田の人たちが「秋田美人」をご当地の資源として活用しようと考えるのは、ごく自然なことと言えるだろう。「私どもでは秋田美人を酒、米と並ぶ重要な観光資源と捉えており、秋田に訪れてもらうためのコンテンツのひとつと考えております」(秋田市観光物産課・左近士和哉さん)。秋田には実際に美人が多いのか左近士さんに聞いたところ、「ふだんはあまり気にしてはいませんが、何げなく街を歩いていても、『美人だな』と思える方とすれ違うことが多いです。やはり美人やかわいい女性は多いと思いますよ」と答えてくれた。秋田市の観光ポスター「秋田美人サイレントメッセージ」は今年度が第2弾で、7人の美女が登場する。その選抜は「雑誌などに掲載実績のある女性から選抜した」とのことで、学生や社会人で構成されている。そのうちのひとり、木原菜々さん(ポスター上段右)に、秋田の魅力についてコメントをいただいた。「春が近づいてきました。春といえばお花見ですよね。秋田市にある千秋公園では、毎年4月にさくらまつりが開催され、屋台やステージイベントで賑(にぎ)わいます。今年の会期は4月19日から30日です。皆さん、千秋公園でお花見しましょう」(木原菜々さん)。秋田市の「秋田美人キャンペーン」はポスターにとどまらない。秋田市には、秋田市観光ポータルサイト「アキタッチ」なるものもある。こちらのサイトには、「今日の秋田美人」なるコーナーも組み込まれていて、随時更新されている。更新期間は1週間だったり10日だったり不定期だが、新たに登場する秋田美人を見逃すまいと、ちょくちょくサイトを覗(のぞ)きにくる人がいるほどの大人気だ。「サイトでは、秋田美人をビジュアル的に前面に出して、市内のお薦め観光スポットや行事などの情報を提供しています。観光誘客が目的です」(左近士さん)。ただ残念ながら、サイトでは常に最新情報しか表示されないため、最新のひとりしか見られない。しかし、これまで登場した人たちは全員、あきた観光レディー経験者などから「ふさわしい方」を選抜するという方法で選ばれており、3月14日までに38人の美女が登場している。そのうちのひとり、鎌田夏美さんからも秋田の魅力についてコメントをいただいた。「東北三大まつりのひとつ、秋田竿燈(かんとう)まつりは毎年8月3日から6日の日程で開催されます。流麗なお囃子(はやし)のせて、高さ12m、重さ50kgの竿燈を思いのままに操る差し手の迫力は圧巻です。今年の夏は是非秋田市にお越しください」(鎌田夏美さん)。「秋田美人」を観光のコンテンツにしようとしているのは、秋田市ばかりではない。美人演歌歌手の藤あや子さんの出身地である仙北市でも、2011年から田沢湖・角館町観光連盟が「秋田美人100人隊」を結成し、東京などで行われる観光キャンペーンに派遣している。「震災の直接の被害は受けませんでしたが、仙北市も観光客が激減しまして、ここは女性の力を借りて盛り返していこうと100人隊を結成しました。2013年も仙台や首都圏でのキャンペーンに参加予定です」(田沢湖・角館観光連盟・細川秀清さん)。この「秋田美人100人隊」は、旅費の自己負担などがあるため、選抜ではなく応募したほぼ全員が隊員となる。中には年配の方もいらっしゃり、2012年は70歳代の秋田美人もいたそうだ。そもそも、秋田市や仙北市ばかりか、秋田県も「あきたびじょん」をキャッチフレーズとするイメージアップPRを実施している。そのポスターの「あきたびじょん」の「ょ」の文字は限りなく小さく、「あきたびじん」としか読めないのがポイントだ。昔から民謡・秋田節でも、「おらが秋田は美人の出どこお米にお酒秋田杉それに名のある おぼこ節こけし人形に蕗みやげ(ハイヤサカサッサ)」と歌われている通り、秋田観光のキラーコンテンツは「秋田美人」なのである。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月19日秋田県は、「~秋田は冬の方がいい。~『秋田の雪まつりin有楽町』」を、2013年1月11日~1月13日の3日間、有楽町駅前広場等で開催する。また、オープニングセレモニーとして、1月11日16時30分から、会場内に設置する高さ約3mの巨大「かまくら」の点灯式が行われるという。同イベントは、寒い冬でも温かなものにあふれている秋田の魅力を伝えることを目的に、今年1月の開催に続いて2回目の開催となる。前回の来場者は、約5万人であった。オフィスビルが立ち並ぶ”有楽町”に、地元秋田の雪で作った高さ約3m、総重量約20トンの「かまくら」やお堂の雪像が登場。また、会場では、なまはげが勇壮に演奏を行う「なまはげ太鼓」や、国の重要無形文化財に指定されている「根子(ねっこ)番楽」等の伝統行事を披露。また、「第4回B-1グランプリ」で優勝し、殿堂入りを果たした「横手やきそば」や「いぶりがっこ」、「稲庭うどん」、「きりたんぽ鍋」など、特産品も販売する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日秋田県横手市観光協会より、冬ならではの贈り物「ミニかまくら」が個数限定で発売される。予約受付期間は2012年12月20日(木)~2013年1月31日(木)まで。発送日は2月5日(火)、6日(水)、7日(木)となる。およそ30センチ四方のかまくらの形をした発砲容器に、横手の雪が詰められて送られてくる。そのほか、かまくらにお供えするミニ御幣、ミニ水神様、ミニろうそく、作り方の説明書、シールが同封されている。価格は2,000円(消費税、送料込み)。横手市観光協会楽天市場オフィシャルショップで購入可能だ。なお、到着日は指定できない。詳細は横手市観光協会ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月19日秋田県由利本荘市の「南由利原スノーモービルランド」が12月1日より営業を開始した。期間は2013年3月31日(日)まで。営業時間は10:00~16:00。毎週月、火は定休日となる。ただし、積雪状況そのほかの理由により営業できない日もあるので注意。南由利原スノーモービルランドは、ほかに「歩くスキー(かかとが固定されていないもの)」や「雪合戦」、「かまくらづくり」、「ソリ」などで楽しむことも可能だ。スノーモービルは、専属のインストラクターが初心者にも丁寧に指導するほか、経験者にはレベルに合わせたコースが用意されており、未経験者から上級者まで楽しむことができる。定員は1班あたり4、5名、最大3班程度までとなる。用意されているコースと料金は下記の通り。初心者コース(1周1km)310円 トライアルコース(1周2km)620円 ツーリングコース(1周10km)3,060円 持ち込み料半日1,020円/1日2,040円 食事、宿泊には「ペンション駒の王子」、「休養宿泊施設鳥海荘」、「宿泊センターユースプラトー」、「ホテルフォレスタ鳥海」などがある。イベント詳細は由利本荘市観光協会サイトで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日秋田県に路線を持つ秋田内陸縦貫鉄道(本社・秋田県北秋田市阿仁銀山字下新町41-1)で「新春雪見お座敷列車」を運行する。運行日は2013年1月12日(土)、13日(日)、14日(月・祝)の3日間。「新春雪見お座敷列車」は、新春企画として期間限定で運行されるお座敷列車だ。車両内部には大きなテーブルがついており、車内へお弁当などを持参して雪景色を眺めながら楽しむことができる。運行列車は、急行もりよし1号(阿仁合09:17発・角館10:23着)、急行もりよし2号(角館12:17発・鷹巣14:16着)、各駅停車115D(鷹巣15:13発・阿仁合16:10着)の3車両となる。秋田内陸縦貫鉄道からは雪に彩られた北国の自然を見ることができるほか、谷を渡る鉄橋では渓流や連なる山々など美しい景色を望むことができる。多くの地元の人たちや、鉄道ファンに愛されている路線だ。詳細は秋田県北秋田市観光情報を参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日秋田県由利地域で「まるっと鳥海!!シュークリームロードスタンプラリー」が開催中だ。期間は12月2日(日)まで。由利本荘市、にかほ市は美味しいと評判のスイーツ店が軒を並べる地域。イベントは多くの人に由利地域のスイーツのおいしさを味わってもらおうと開催される。スタンプラリーは由利地域の16店舗のスイーツ店のうち、由利市2店舗、にかほ市2店舗のスタンプをもらい、住所・氏名・電話番号を記入。参加店舗や道の駅に備え付けの応募箱に投函(とうかん)するか、シュークリームロード実行委員会まで郵送すると、3,000円分の商品券または1000円分の商品券が抽選で当たる。8店舗のスタンプを集めると当選確率が4倍、全店舗制覇すると当選確率が10倍となるシステムとなっている。応募締め切りは12月7日(金)当日消印有効。参加するスイーツ店は由利本荘市では「セゾンふうげつ本荘店」、「お菓子のとみや」、「旭南高砂堂本荘店」、「日進堂菓子舗」、「ケーキ工房フリアンナカムラ」、「かまた菓子舗」、「田口菓子舗」、「かおる堂由利本荘店」、「パンハウスエンゼル」、「御菓子司勇助堂」、「吉野家菓子舗」の11店舗。にかほ市からは「ケーキハウスフレーズ」、「幸月堂菓子舗」、「小池菓子舗」、「パティスリー白川」、「ケーキハウス・ミシェル」の5店舗が参加する。イベント詳細はまるっと鳥海!!シュークリームロードホームページを参照のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月30日JR東日本は6日、秋田新幹線の新型高速新幹線車両E6系による新しい列車名を「スーパーこまち」と発表した。車両シンボルマークも同時に発表されている。「スーパーこまち」は2013年3月より、東京~秋田間で4往復運転。E6系車両が4編成投入され、最高速度300km/hでの営業運転がスタートする。これにより、東京~秋田間下り列車の到達時分は最速3時間45分となり、現行の「こまち」と比べて5分短縮される。なお、E6系は2013年度末より、最高速度320km/hでの運転を予定している。車両の新造も進められ、2014年春までに計24編成が導入される予定。うち23編成が新造車両で、これまで走行試験を行ってきた量産先行車(1編成)も営業列車に投入するとされている。新たに発表された車両シンボルマークは、赤いウェーブとシルバーのループで構成されたデザインに。赤のウェーブは秋田地方出身とされる小野小町のシルエットと時速320km/hの風を、シルバーのループは現在から未来へのつながりを表現したという。「JR EAST JAPAN RAILWAY COMPANY」のロゴも入った。「スーパーこまち」普通車指定席を利用した場合の運賃・料金も発表された。東京駅および大宮駅から秋田新幹線各駅までの運賃・料金は、現行の「こまち」と比べて500円増しに。東京~秋田間は1万7,310円(大人・通常期)。仙台駅から秋田新幹線各駅まで乗車した場合は運賃・料金が200円増しとなり、仙台~秋田間は1万80円(大人・通常期)となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日江戸コン実行委員会は11月23日に秋田駅周辺で、「街コンin秋田」を開催する。街コンは地域活性化をコンセプトにした合コンで、最近はシリーズ化された街コンも生まれてきている。江戸コンもその一つで、東京周辺で常に300名~700名を集める実績ある街コンとなっている。江戸コンでは参加者が話したい人とたくさん話せるようにと、立食スタイルのフリースタイル形式の店舗を数多く準備。座ってゆっくり食事したい人向けに、着席型の店舗も準備しているため、好きなスタイルの店舗を選び、話したい異性とゆっくり話すこともできる。その江戸コン実行委員会が主催となって、秋田の地域活性化を目指し、11月23日に秋田で街コンを開催。街コンは、本来2名申し込みが基本となるが、「街コンin秋田」では3名参加も可能。街コン秋田の参加費用は、男性5,900円、女性3,900円。参加資格は20歳以上の男女。開催時間は14時から17時まで。詳しくは、街コンin秋田駅公式ホームページで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月23日秋田県観光文化スポーツ部は10月24日~28日、「秋田米フェア」を開催する。同イベントは、秋田米をより多くの人に知ってもらうよう、全国の飲食店やホテルとコラボレーション。秋田県食材使用協力店舗にて秋田米のメニューを食べた人、または購入した人にアンケート付き応募はがきを配布し、抽選で合計300名に秋田県産品カタログギフトが当たるというもの。フェア開催店舗は、首都圏の秋田県産食材使用協力店、首都圏の米穀販売店、三井ガーデンホテルチェーン、ワシントンホテルチェーンの各対象店舗、横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ、関東、関西の一部スーパー。応募はがきがなくなり次第終了となる。また10月25日~11月7日には、飲食業界向け雑誌「料理王国」とコラボレーションした「秋田米メニューフェア」も展開。東京都内のレストラン20店舗にて、秋田米(あきたこまち、ゆめおばこ)のいずれかを使用したメニュー、または秋田米に合うオリジナルメニューを販売するという。秋田米メニューフェア実施店舗は「料理王国レストランガイド公式ページ」で。なお、「横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ」でも、11月1日~12月28日まで、秋田米を使った朝食メニューを提供する。またビジネスイベントとして「秋田米ビジネスマッチングフェア」も開催。あきたecoらいすの紹介と試食PR、炊飯特性等の解説、県内農業生産法人等が生産販売する米の紹介とマッチング、米粉および米粉商品のマッチングなどが行われる。フェア当日は新品種(秋田96号、97号)および育成中品種、県育成オリジナル品種の紹介と試食イベントも併載される。開催日時は24日12時~17時。会場はTKPガーデンシティ品川1階「ボールルームウェスト」。参加費は無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月15日秋田県秋田市で地元ならではの発酵食品と酒を楽しめる「秋田醸しまつり2012」が開催される。開催日は10月8日(月・祝日)。開催場所は2か所に分かれており、第1会場の秋田拠点センターアルヴェでは11:00~18:00まで、第2会場のアゴラ広場では10:00~17:00までだ。主催は今年で創立60周年を迎える「秋田青年会議所」および「秋田醸しまつり実行委員会」。イベントの入場は無料だが、引換券5枚つづりのチケットを事前に購入することにより、第1会場の酒や食を楽しむことができる。前売りチケットは1,000円、当日チケットが1,200円だ。第1会場でのテーマは「酒」と「食」。酒蔵ブースでは引換券3枚でオリジナル利き猪口、枡を購入すると、秋田県内すべての酒蔵(40蔵)の利き酒ができる。猪口、枡の販売は各々限定1,000個。酒蔵の銘柄によっては無くなることもあるので注意。その他、オリジナルカクテルや、「あくら」、「田沢湖ビール」、「湖畔の森」などの地ビール、天鷲ワインなどの地ワインが出品される。食品は寒麹漬物、特製醸しマフィン、いなかぺっつぁ、白神NEGI味噌ピザ、男鹿しょっつる焼きそば、秋田しるまんま、秋田風がんもどきなどが出品される。まさに秋田ならではの珍しい食べ物が勢ぞろいだ。さらに地酒や味噌、醤油、豆腐の販売も行われる。16:00からは「ミス醸しまつりコンテスト」が開催される。さらに利き酒大会、酒造り唄の披露、お楽しみ抽選会など、ステージイベントも充実した内容だ。第2会場では「話題の地元グルメ」がテーマ。地ビール、秋田かやき、ベーグルサンドなどのご当地グルメが多数出品される。第2会場は店舗ごとの清算が必要となる。イベント詳細、開催時間は秋田青年会議所のHPで確認のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日秋田駅~東能代駅間で蒸気機関車C61形20号機が「SLあきた路号」と題して走行する。期間は10月20日(土)、21日(日)の2日間、1日1往復の運行。車両編成はC6120+12系客車6両、全車指定席。指定席料金は大人510円、子供250円。指定席券の他に乗車券も必要。全国のJR指定席券取扱い箇所で発売される。発売開始は利用1か月前の10:00から。発着駅は秋田、土崎、追分、大久保、羽後飯塚、井川さくら、八郎潟、鹿渡、森岳、東能代というルート。片道全ルート乗車で約2時間強のSLの旅を楽しめる。参考までに秋田駅~東能代駅までの料金は、大人1人乗車券と指定席券合わせて1,460円となる。さらに「SLあきた路号」運行記念入場券セット(硬券)も販売される。販売場所は秋田、土崎、追分、八郎潟、東能代の各駅で、料金1,050円。10月20日に販売開始となり、販売総数2,000セットが無くなり次第、販売終了となる。1人10セットまで購入可能。C61形蒸気機関車は、昭和22年~24年にかけて製造された蒸気機関車。通称「シロクイチ」。デゴイチとして知られているD51形のボイラーを流用して製造された。今回走行するC61形20号機はD51形1094を三菱重工業が改造したもの。石炭をボイラーに自動的に供給できる装置メカニカルストーカーが日本の機関車として初めて採用されているのが特色だ。C61形20号機は昭和24年に完成後、青森機関区、仙台機関区、九州の宮崎機関区で運用され、走行距離は実に約287万キロにのぼった。東北地方で運用されていたときには、東北地方初の特急列車「はつかり」のほか、夜行列車「はくつる」をけん引した。昭和48年に廃車となって後、静態保存機となったが、動態復元が決定されて平成23年に復元を果たした。「SLあきた路号」運行の詳細はJR東日本秋田支社のHPを参照。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日JR東日本秋田支社は9月1日より、「プレ秋田デスティネーションキャンペーン」(10月1日~12月31日)期間中に使用できる特別企画乗車券「秋田・津軽由遊パス」「秋田わくわくパス」を販売開始する。各乗車券の有効期間内は対象エリア内の普通列車(快速列車含む)の普通車自由席に自由に乗り降りできるほか、協賛施設への提示で割引やプレゼントなどの特典も受けられる。発売期間は12月29日まで。「秋田・津軽由遊パス」の対象となるのは、秋田エリアと津軽エリアのJR線、秋田内陸縦貫鉄道線、由利高原鉄道線および弘南鉄道線の普通列車(快速列車含む)の普通車自由席。新青森~青森間のみ乗車する場合に限り、特急・急行列車の普通車自由席にも乗車できる。有効期間は連続する3日間で、発売額は大人4,600円、こども2,300円となる。「秋田わくわくパス」は、秋田エリア内のJR線および秋田内陸縦貫鉄道線の普通列車(快速列車含む)の普通車自由席が対象。有効期間は連続する2日間で、発売額は大人3,000円、こども1,500円となっている。なお、両乗車券とも特急・急行券の別途購入で特急列車(秋田新幹線「こまち」も含む)や急行列車(秋田内陸縦貫鉄道「もりよし」など)への乗車が可能に。また、「リゾートしらかみ」など全車指定席の列車を利用する場合、事前に指定券を購入する必要がある。「秋田・津軽由遊パス」「秋田わくわくパス」ともに、対象エリア内のみどりの窓口、指定席券売機、びゅうプラザおよび主な旅行会社などで取り扱う。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日青森県鰺ヶ沢町(あじがさわまち)の焼きイカ店「菊谷商店」の女主人に拾われた、ブサかわいい秋田犬「わさお」。旅人ブログで紹介されるやあっという間に人気者になり、銀幕デビューまで果たした。そして現在でも、ブザかわいい笑顔に癒やされたい!とわさおの元を訪れる人は後を絶たない。2007年頃、鰺ヶ沢町の「海の駅わんど」で捨て犬となって迷っていたところを、焼きイカ店「菊谷商店」の菊谷節子さんに拾われたことに始まる。最初は「レオ」という名前で育てられていたという。改名のきっかけは、この町を旅していた女性ブロガー・メレ子さんだ。メレ子さんは偶然入った菊谷商店で出会ったレオの風ぼうに惹かれ、自身のブログ「メレンゲが腐るほど恋したい」にて、「わさお」という呼び名で紹介。このネーミングを気にいった菊谷さんが、わさおと改名したそうだ。その後、わさおはテレビにまで進出。ブサかわいい犬として一躍評判になり、あっという間に人気に火が付いた。そして2011年には、わさおが本人(本犬?)役で出演した、映画「わさお」が全国公開。飼い主の節子さん役は、薬師丸ひろ子さんが演じている。また2009年、わさおは青森県鯵ヶ沢町に特別住民として登録。2010年からは鰺ヶ沢町特別観光大使を務めているほか、世界遺産活動特別大使“犬”ワンバサダーにも選ばれている。今や押しも押されもしない青森が生んだ大スター犬だ。しかし、わさおはそんな人気にも一切おごることなく、今なお菊谷商店の番犬として、愛らしい笑顔で愛嬌(あいきょう)をふりまき、癒やしを与えて続けている。わさおのマネジャーを務め、「わさお通信」なるブログを書いている工藤健さんからわさおの近況をうかがった。「相変わらず毎週土日は、青森県内はもとより全国各地のイベントに引っ張りだこです。わさおが鰺ヶ沢にいても、昼寝する時間や散歩の時間も必要です。そのため、せっかく会いに来ていただいても、必ずしもわさおに会えるとはお約束できません」とのこと。確実にわさおに会うためには、鰺ヶ沢を訪ねる前にわさお通信でスケジュールを確認した方がいいだろう。しかし、もしわさおが留守であってもがっかりすることなかれ!菊谷商店さんの店内には、わさおの写真がいっぱい飾られているので、たっぷり癒やされる。そして、菊谷さんが焼くイカ焼き(300円)の香ばしい匂いにも心ときめくことだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月28日秋田市大森山動物園ミルヴェ(秋田県秋田市浜田字潟端154)では、毎年恒例の「夜の動物園」を今年も開催する。「夜の動物園」は、8月14日~17日の4日間開催。時間は17:30~21:00(入園は20:30まで)。通常開園(9:00~16:30)の後、一度閉園し、17:30よりの開園となる。料金は、大人700円、中学生以下は無料。年間パスポートの利用も可能。「夜の動物園」開催中は、秋田中央交通による臨時バスを運行する。詳しい運行スケジュールはWEBにて確認のこと。ふだん見ることのできない、動物の夜の生態観察を通じて、動物と動物園の活動について理解を深めてる絶好の機会となる。みんなで誘いあわせて、訪れてみてはいかが。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月02日秋田県観光キャンペーン推進協議会は、平成25年度の秋田デスティネーションキャンペーンを中心に、今後3年間展開する観光キャンペーンのキャッチフレーズ「あきたにしました。」を、県内外に向けて広くアピールするためのロゴデザインを発表した。ロゴマークは本県の自然、温泉、ふれあいがモチーフ。木の葉、温泉マーク、ハート形の頭部を持つ3体のキャラクターを配した。ロゴデザインをデザインしたのは、大仙市のスタジオ夢工房代表の伊藤敬悦氏。ディレクションは秋田県イメージアップアドバイザーの梅原真氏が行った。梅原氏は「『あきたにしました』とつぶやきのようなキャッチフレーズとともに、人々が、秋田にぞくぞくと向かう様子をデザイン。秋田の自然・温泉・ふれあいをモチーフにしたキャラクターとともに「ふと行きたくなる秋田の魅力」をシンボル化している」とコメントしている。秋田デスティネーションキャンペーンは、平成24年20月1日~12月31日まで実施。秋田県では県・市町村および観光関連団体、各種団体、民間企業など112団体によって「秋田県観光キャンペーン推進協議会」を結成し、平成24、25、26年の3年間にわたって個々の事業者では成し得ない大規模な観光誘客キャンペーンを展開する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月02日ダイヤモンドダイニングが運営する秋田料理居酒屋「ハタハタ屋敷」は23日、秋田の名物食材“じゅんさい”をバリエーション豊かに楽しめる「秋田じゅんさいフェア」をスタートした。じゅんさいは、秋田が生産量一位を誇る夏の名物食材で、プルンとした食感とさっぱりクセのない味が特徴の水草。そのじゅんさいをバリエーション豊かに楽しめる「秋田じゅんさいフェア」いちおしメニューは「たっぷりじゅんさいの冷製トマトスープしゃぶしゃぶ」。オリジナルのカツオダシに完熟トマトを使用した冷製のトマトスープ。スープには、日本一のじゅんさい生産量を誇る三種町の「森岳じゅんさい」をたっぷり使用している。肉は秋田十和田湖高原ファーム「桃豚」を使用。1人前1,280円。「温製じゅんさいしゃぶしゃぶ」は、ゼリー状に固められたじゅんさいたっぷりのトマトスープを使用。温めることで時間の経過とともにとろみが深まり、肉や野菜などの素材ともよく絡むという。1人前1,280円。その他、秋田名産の稲庭うどんと「森岳じゅんさい」合わせた、じゅんさいうどん(980円)、じゅんさい豆腐(490円)、じゅんさい酢 (580円)も用意している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月25日JR東日本は10日、秋田新幹線用車両と埼京線・横浜線用車両の新造について発表した。秋田新幹線用E6系は2013年春から運転予定。埼京線と横浜線にはE233系通勤形車両が投入される。秋田新幹線用E6系は現在、量産先行車1編成(7両)による走行試験が行われている。新造車両は今年11月以降、2014年春までに計23編成(161両)落成予定。運転開始時期は2013年春とされ、E5系と併結し、東北新幹線宇都宮~盛岡間で時速300km運転を行う(2013年度末からは時速320kmに)。量産先行車も走行試験を終え次第、営業列車に投入するとのこと。首都圏では通勤・近郊形電車の取替えが進められており、埼京線・横浜線用にE233系通勤形車両が新造されることに。これにより、埼京線、横浜線とも現在の車両と比べて定員が約1割増加する。また、車内照明をオールLED化するなど消費電力量の削減にも努め、現在の車両の約7割程度の消費電力量で走行できるという。設計最高速度は時速120km(従来の車両は時速100km)で、VVVF制御・交流誘導電動機を採用している。埼京線用E233系は10両編成で、定員は1,564名(現行の埼京線用205系は1,424名)。計31編成(310両)が新造され、2013年度から順次運転開始。りんかい線にも乗り入れ、新木場~川越間を走行する。横浜線用E233系は8両編成で、定員は1,244名(現行の横浜線用205系は1,136名)。2014年度から順次運転開始し、横浜線のほか京浜東北・根岸線の東神奈川~大船間も走行する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月10日JR東日本はこのほど、東北の「花」をテーマにしたラッピング新幹線の運行を発表した。東北新幹線E2系車両4編成と秋田新幹線E3系4編成に「さくらラッピング」が施され、山形新幹線E3系2編成が「花回廊エクスプレス」として運転される。「さくらラッピング」は、秋田新幹線(1997年3月22日開業)の開業15周年と、東北新幹線(1982年6月23日)の開業30周年に合わせ、春の訪れを告げる車両として登場。ラッピングを施したE3系「こまち」は18日より順次運転を開始しており、「はやて」などに使用されるE2系のラッピング車両も28日より順次登場する。ともに5月中旬頃まで運転される予定。山形新幹線も7月1日、福島~山形間の開業から20周年を迎える。E3系車両による「花回廊エクスプレス」は、4月1日より開催の「やまがた花回廊キャンペーン」に合わせて登場するもので、山形県内で咲く花をラッピング。今月22日より順次運行し、おおむね4カ月程度運転される。今回のラッピング新幹線の運行に、JR東日本は、「東北各地で美しく、力強く咲き誇るさくらをはじめ、春の花をモチーフとした新幹線により、東北の観光復興に向け、新幹線のたびを楽しく演出します」と発表している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月19日