ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。【前回までのあらすじ】能町みね子さんとの対談終了後、意気投合して2人で急きょカラオケに行ったゆっきゅん。そこで起こったこと、感じたことをエッセイにしてお届けします。その人がどう生きてきたか、伝わってくるのがカラオケ。私はカラオケで生まれて、それからステージに降りたったDIVA(依然としてカラオケには大学生かのように行き続けている……)という自覚がありましたが、人前で歌を歌うとは限らない精神性の意味での“DIVA”にとっても、やはりカラオケが最高のステージであることを思わされました。能町さんとゆっくり話すのは初めてだったものの、対談の後半、カラオケ観の一致によりカラオケトークで大盛り上がりして、そのまま銀座のカラオケへ。入店後即、念願の能町さんのChara同一化歌唱の「Violet Blue」を聴くことができたし、私が歌うChara「月と甘い涙」にはCharaでハモってくれて、面白くて幸せな時間すぎました。私たちは何の確認もなく、自分が歌う時の基本姿勢はソファに立ち上がった状態でしたし、CD音源通りのフェイクを完璧にこなしていました。歌い始めるとラッセン風なのかピクサー風なのかわからない海の生き物たちのカラフルなイラストがブラックライトで照らし出されるテンションの高い部屋は、別に曲の雰囲気を盛り上げるわけでもない。収録日がクリスマス直前だったのでJUDY AND MARYの名曲「クリスマス」をなんとなくYUKI意識の歌い方で二人で熱唱したりしました。なんか能町さんがリラックスしていつも通りの感じなのが伝わってきて、嬉しかったなあ。最高のステージでした。カラオケBOXおよびヒットソングは人間と人間の心の距離を確実に縮めることができる。歌っている時も最高に楽しい時間でしたが、ただの会議室で「カラオケについて話す」ということはもっとたぶん珍しくかけがえないことだったな!?とふと思います。能町さんも「カラオケって最高なのに、詩的でも文学的でもないから語られない」とおっしゃっていたように、カラオケの文化的評価は高くないというか、完全に見過ごされているものです。人の本棚見るの好きな人っているじゃん、いやそれも好きだけど、私は人がカラオケで何歌うかってすごく気になるんだよね。どう生きてきたか伝わってくるっていうか。だから苦手なんだよって人もいるか。まあ、これからも私はたくさんの人を久しぶりのカラオケに連れていきたいと決意を固めています。俺が生きる『カラオケ行こ!』だ。能町さんとはもっと真面目に話してみたかったこともたくさんあって……またおしゃべりとカラオケに誘わせてもらおうと思います。ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。X、インスタは@guilty_kyun※『anan』2024年3月20日号より。写真・幸喜ひかり文・綿貫大介(by anan編集部)*次回からは、シンガーソングライターで詩人の柴田聡子さんとの対談をお届けします!
2024年03月20日ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。能町みね子さんとの対談最終回です。みなさんはカラオケ、好きですか?今回は、カラオケ談義に花が咲き…!?カラオケは再評価されるべき最高のエンターテインメント。能町みね子(以下、能):カラオケって最高なのに、詩的でも文学的でもないから、語られないですよね。ゆっきゅん(以下、ゆ):“カラオケ全然語られない問題”ってありますね。カラオケが好きな歌手がマジでいないんですよ。公言しているのは大森靖子さんくらいなんじゃないかな。だから、なんかそれに救われてます。カラオケって、歌手の出自じゃないの?って思うんですけど……。能:ちゃんとすべての歌手のスタートであってほしいですよね。ゆ:歌手仲間と行くこともあるけど、久しぶりに会った女友達と流れで行くカラオケが一番楽しいです。友達の歌を聴くのも好き。知らない曲をフルコーラスで聴く時間だから。カラオケって。能:別に、無理に場が盛り上がらなくていいから、私も相手が知らない曲を入れたい。友人が歌った曲で、原曲を一回も聴いたことがない曲っていっぱいありますよね。ゆ:もうその人の声のバージョンだけで覚えちゃってる(笑)。能:あと、みんな機能をもっと使いこなしてほしい。私は、機種はJOYSOUNDで、後奏カット、ガイドメロディオフ、原曲キーにはこだわらない。ゆ:ガイドメロディってうるさくて自由が奪われますよね。能:あとはだいたいミュージック強め、マイクちょい抑えめ、エコー抑えめ。たまにマイクなしでも歌います(笑)。ゆ:地声で歌うのって気持ちよさそう。私は、みんなが座ってても靴を脱いでソファに立ちます。能:それはもう基本姿勢だよね。ゆ:私、高校生の時からカラオケで踊ってたんですよ。高校生って連帯感が大事だから、みんなが知ってる曲じゃないと入れられないムードあるじゃないですか。でも、踊りもあればみんな耐えられるんじゃないかと思って。能:それわかる。だから私もMC付きで歌う曲あるわ。もうエンターテインメントにしちゃうの。ゆ:サービス精神ですよね。能:カラオケって本当に見せ方がいろいろあるものだから、ただの宴会芸みたいに思われちゃうのは不満。もっと再評価されるべき。セトリ作ってカラオケでMC付きのパフォーマンスとかやったら、絶対楽しいと思います。ゆ:能町さんと話していたらなんだかカラオケ行きたくなっちゃった。これから行っちゃいません?能:流れで行くのいいですね。行きましょう(笑)。ゆ:近くにカラオケありますよ!能:機種はJOYSOUNDで!のうまち・みねこ北海道生まれ。文筆業。著書に、『慣れろ、おちょくれ、踏み外せ』(共著、朝日出版社)、『私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?』(東京ニュース通信社)、『皆様、関係者の皆様』(文春文庫)、『結婚の奴』(平凡社)など。ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。「電影と少年CQ」のメンバー。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。X、インスタは@guilty_kyun※『anan』2024年3月13日号より。写真・幸喜ひかり文・綿貫大介(by anan編集部)
2024年03月13日ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。今回も、能町みね子さんをお相手にお届けします。さて、あなたの人生に転機が訪れたのはいくつの頃でしたか?ゆっきゅんと能町さんには共通点があるようで…。ロックスターの伝説の逆で“26歳始まる説”を唱えたい。能町みね子(以下、能):ゆっきゅんのファンはどんな人が多い?ゆっきゅん(以下、ゆ):転職を考えている女性が多いですね。私を見て、自分にはもっと別に、自由に輝ける場所があるって思ってくれているのかも。能:背中を押してる感じだ。ゆっきゅんの曲は歌詞もそうだもんね。私は頑張っても作詞ってできないだろうな。ゆ:私にとっては文章のほうが大変。歌詞は基本的になんでもありだけど、文章は理路整然としてないといけないので。能町さんの文筆家デビューはブログですよね。能:実は最初から書籍化する気満々で、戦略がガチガチにあったんです。当時はブログ本が流行っていたからそこで話題になるのが早いかなって。文章も本当はトゲトゲしたものを書くんだけど、一般ウケを狙って柔らかくしたし。ゆ:当時、岡山の本屋で見たな。能:最初はセクシュアリティのことを書いていたから、次に出すなら他のテーマがいいなと思って。その後に書いた作品をバズらせたのも戦略的で、結構プロジェクトを組んできたんですよ(笑)。ゆ:戦略的なのは私も同じです(笑)。それって何歳の時ですか?能:26歳だったな。ゆ:私が“構想26年”って打ち出して「DIVA Project」を始めたのも同じ歳です!ちなみに川瀬智子さんがTommy february6を始めたのも、一青窈さんが「もらい泣き」を歌ったのも。いろんな人が26でバチッと決まることをやってるから“26歳始まる説”を唱えたいんです。能:“ロックスターは27歳で死ぬ”っていう話の逆でいいですね。そういえば私「歌手になるプロジェクト」をしたことがあるんです。といっても、歌手を目指している人のメンタルになってみるっていう。一人カラオケに行って、自分が歌手としてふさわしいか考えながら歌うの。それが本当につらくて……。あと全然キーが上がらなくて、やっぱり歌手になるならボイトレは最低限必要だなと思い始めて。人前で歌を歌うってやっぱりすごいことですね。ゆ:そう言われると歌うってなんか恥ずかしいことだったのかも。能:カラオケは許されるけど。ゆ:カラオケは喜びしかない。一人カラオケに客観性を持ち込んだらもうだめですよ。能:あと、歌手ってなんらかの個性がないと。そこにたどり着くための試行錯誤も気が遠くなって。ゆ:本気すぎる(笑)。でもカラオケは私も大好き。本当に尊い思い出しかないです。のうまち・みねこ北海道生まれ。文筆業。著書に、『慣れろ、おちょくれ、踏み外せ』(共著、朝日出版社)、『私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?』(東京ニュース通信社)、『皆様、関係者の皆様』(文春文庫)、『結婚の奴』(平凡社)など。ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。「電影と少年CQ」のメンバー。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。X、インスタは@guilty_kyun※『anan』2024年3月6日号より。写真・幸喜ひかり文・綿貫大介(by anan編集部)
2024年03月06日ゆっきゅんの連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。今回も、能町みね子さんをお相手にお届けします。能町さんが好きな(文字通り「歌手」としての)DIVAは、Charaだそう。Charaの不思議な魅力について盛り上がりました!“さん”付けしたくない、Charaという絶対的存在。ゆっきゅん(以下、ゆ):歌手だったら誰が好きですか?能町みね子(以下、能):Charaかな。Chara“さん”ってあまり言いたくなくて。私の中ではあくまでChara。ずっと好きです。ゆ:さん付けしたくないアーティスト、なんかわかります。能:ただ、何が良いのか聞かれるとすごい言語化が難しいんですよね。よくモノマネみたいな感じでCharaを歌っているんですけど、自分としてはモノマネではなくCharaそのもののつもりなんです。同一化というか。ゆ:憧れなんですかね?能:なんだろう、全然自分と違うタイプだからかも。なりたいというより、目指せない存在かな。ゆ:Charaからしか得られない“栄養”があるから、一生Charaの曲を聴くしかない。能:ずっと現役で活動されているしね。私は10代の時から聴き始めたけど、ライブに行くようになったのはむしろ30代になってからで。昨年、今更ながらファンクラブ(以下FC)に入ったんです。ゆ:10代の時ってFC入る発想ってなかなかなくないですか?私もあゆ(浜崎あゆみ)のFCに入ったのは数年前です。それまでは姉が入っていたから、チケットは姉に取ってもらってて。能:社会人になってお金に余裕が出てきてからだよね。FC限定のライブとかもそれで行けるようになりました。ゆ:Charaのライブに行くと、どこからマイクで声を拾ってるかわからない時ありません?マイクを下げて高音を出している時もちゃんとさっきまでと同じ音量で聞こえてくる。ウィスパーな声の歌姫のライブを観ていると、やっぱり自分の体を楽器として使うってすごいなと思います。能:やっぱりあの声の出し方だからカッコいいんですよね。ゆ:私もCharaの曲を聴いてるとこの曲を書くような気持ちになりたいって思うことがあります。能:わかります。共感とはちょっと違うけど、憧れはある。プライベートとか全然わからなくていいけどその気持ちだけわかりたい。ゆ:家の中からインスタライブをしている時も、ここどこ?って感じですもんね。私生活がまったく見えてこない。能:ゆっきゅんは、浮世離れした人にはならないんですか?ゆ:それは避けています。生活は謎だと思われてる部分もあるんですけど、歌詞とか活字上ではめちゃめちゃ生活感出てしまう(笑)。私はまだ神格化されることなく、人間でいたいですね。のうまち・みねこ北海道生まれ。文筆業。著書に、『慣れろ、おちょくれ、踏み外せ』(共著、朝日出版社)、『私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?』(東京ニュース通信社)、『皆様、関係者の皆様』(文春文庫)、『結婚の奴』(平凡社)など。ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。「電影と少年CQ」のメンバー。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。X、インスタは@guilty_kyun※『anan』2024年2月28日号より。写真・幸喜ひかり文・綿貫大介(by anan編集部)
2024年02月25日あなたの中の“DIVA”を目覚めさせる連載「ゆっきゅんのあんたがDIVA」。今回は、能町みね子さんをお相手に迎えた対談をお届け。話題は「あなたにとってのDIVAって誰?」。大食い女王・菅原さんに感じる“DIVA”の精神性。能町みね子(以下、能):私、自分の肩書にずっと迷っていて。たまにテレビに出たりしていますが、一応今は「文筆業」かな。ゆっきゅん(以下、ゆ):肩書って困りますよね。私は最近はなるべく「DIVA」にしてもらってます。能:いいものを見つけましたね。ゆ:注目されないと無理なんで。能:やっぱり自分をキャンペーン化するのは大事ですよね。ゆ:よく「心の中にギャルがいる」とか言うじゃないですか。私の場合は心にDIVAがいたので。能:私にとってのDIVAって誰だろうって考えてきたんですけど、思い出したのが「大食い女王」として活躍したフードファイターの菅原初代さん。昨年亡くなってしまったんですけど、本当に芯のある方という印象で大好きでした。ゆ:執着がなさそうなのにストイックな感じというか。能:“魔女菅原”という特殊なキャラで認識されてたと思いますが、テレビに求められていることを実直にしているだけで、全然踊らされてなかった。ずっと盛岡に住んでて、喋り方もテレビ化されることなくローテンションのままなところとか、ありのままな姿勢でテレビに出ていたのがカッコよくて。ゆ:菅原さんって髪色をピンクにされていましたよね。そこにもDIVAの精神性を感じますね。なんだかシンパシーを感じます。能:バリバリ目立ってDIVAらしくいる方もいいんですけど、目立とうとしているわけではないけど芯がある人にグッとくるんです。盛岡で営まれていたパン屋さんにもいつか行こうと思ってたんですが、結局行けないままで……。ゆ:求められることは仕事としてやって、やりたいことは別でやりたいようにやる姿勢、いいですね。若槻千夏さんにも感じます。服作りのときの機能性もデザインもディテールへのこだわりがやばいんですよ。アパレルの仕事を本気でやってる。でもトークスキルがあるからテレビでも活躍し続けてて。能:さすがですね。当たり前かもしれないけど、テレビって“ちゃんと”している人が出てるんですよね。たとえ世間的には嫌われているような芸能人も、実際には人当たりのいい人が多い。ゆ:また仕事したいと思われているから、出てるんですよね。能:あ、加賀まりこさんも好きだなぁ。「好きなお鍋は?」の質問に「(鍋は)食べません」ってピシャッと回答していたのをこないだテレビで見て、痺れました。ゆ:好きか嫌いかを聞かれて“食べない”って答えるのDIVAすぎますね、最高!のうまち・みねこ北海道生まれ。文筆業。著書に、『慣れろ、おちょくれ、踏み外せ』(共著、朝日出版社)、『私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?』(東京ニュース通信社)、『皆様、関係者の皆様』(文春文庫)、『結婚の奴』(平凡社)など。ゆっきゅん1995年、岡山県生まれ。青山学院大学文学研究科比較芸術学専攻修了。「電影と少年CQ」のメンバー。2021年からセルフプロデュースで「DIVA Project」をスタート。X、インスタは@guilty_kyun※『anan』2024年2月21日号より。写真・幸喜ひかり文・綿貫大介(by anan編集部)
2024年02月21日BIGLOBEプレスルーム 能町みね子さん・サムソン高橋さんBIGLOBEは、株式会社LIFULLが運営するオウンドメディア「LIFULL STORIES」との共同企画として、メディア横断型インタビュー連載「心地よいはみんな違う。私たちのパートナーシップ」を本日より掲載開始しました。この連載は、BIGLOBEのオウンドメディア「あしたメディア by BIGLOBE」、LIFULLのオウンドメディア「LIFULL STORIES」にて、順次掲載します。URL: 本企画は、多様性への関心が高まりつつあるものの、なかなか変わらない現状に一石を投じるべく、一般的な法律婚にとどまらない様々な形でパートナーシップを結んでいるカップルに、BIGLOBE、LIFULLが共同企画としてインタビューを実施するものです。同性カップルや、事実婚を選択しているカップルなどに取材し、心地の良いパートナーとの関係性、それらを選んだ経緯、法律等いまのルールに対する思いなどを、「あしたメディア by BIGLOBE」、「LIFULL STORIES」で前後編に分けて掲載します。今回のインタビュー連載に登場するのは、能町みね子さん・サムソン高橋さん、櫻木彩人さん・櫻木杏奈さん、モーリー・ロバートソンさん・池田有希子さん、シオリーヌさん・つくしさんなど、既存の価値観にとらわれずに自らの意志によって新しいパートナーシップの在り方を体現する方々。初回は、能町みね子さん・サムソン高橋さんが登場します(能町みね子さんに焦点を当てた前編は「あしたメディア by BIGLOBE」、サムソン高橋さんに焦点を当てた後編は「LIFULL STORIES」にて本日より掲載開始)。BIGLOBEとLIFULLは、これまでも誰もが自分らしく生きられる社会を希求し、各オウンドメディア上で共同企画や情報発信を行ってきました。本企画を通じて、BIGLOBEとLIFULLは、多様なパートナーシップについて考えるきっかけを提示します。BIGLOBEは、人と社会の多様な未来づくりに貢献する「SDGs Action by BIGLOBE」を推進してまいります。「あしたメディア by BIGLOBE」ロゴあしたメディア by BIGLOBE( )■運営:ビッグローブ株式会社■内容:国内最大級のインターネット接続事業を提供するビッグローブ株式会社が運営するオウンドメディア。「社会を前進させるための情報発信」をコンセプトに、記事コンテンツを展開します。コンセプトである「社会を前進させる情報発信」を通じて、現代社会が抱える課題を浮き彫りにし、改善のヒントを提示して、社会課題の解決に寄与することを目的としています。社会課題の改善は、一企業の取り組みで達成されるものではなく、社会全体への働きかけが重要だと考えています。よって、本メディアは、企業によるオウンドメディアではありますが、自社事業の訴求にとらわれず、人々が生きやすくなるための価値ある取り組みなどを広く柔軟に紹介します。「LIFULL STORIES」ロゴLIFULL STORIES( )■運営:株式会社LIFULL(不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S( )」の運営など)■内容:LIFULL STORIESのコンセプトは、「しなきゃ、なんてない。」私たちの社会、人生に存在する、数々の「枠」や既成概念、思い込み。その「枠」や「思い込み」を理由に、行動しないことの言い訳にしていたり、自分の人生の可能性を狭めていたりしないでしょうか。LIFULL STORIESは既成概念にとらわれない多様な暮らし・人生を応援するメディアです。コンテンツは、インタビュー記事を中心に構成。タレント、モデルなどの著名人だけでなく、メディアで見かける機会のあまり多くない方やLIFULL社員に対してもインタビューを行っています。※記載されている会社名および商品名は各社の登録商標または商標です。<本件に関するお客さまからのお問い合わせ先>BIGLOBEカスタマーサポート インフォメーションデスク電話:0120-86-0962 (通話料無料)携帯電話、IP電話の場合電話:03-6385-0962 (通話料お客さま負担) ※BIGLOBEのニュースリリースは からご覧になれます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月22日「久保みねヒャダこじらせオンラインライブ#2」が6月28日(日)14時より配信される。【チケット情報はこちら】漫画家の久保ミツロウ、エッセイストの能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインの3人が出演し、フジテレビ系にて現在ほぼ月イチ不定期で放送中の「久保みねヒャダ こじらせナイト」。『久保みねヒャダこじらせライブ』は同番組から派生して生まれたフジテレビのトークイベントで、月1回ペースでフジテレビ本社や湾岸スタジオを会場に開催してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で「久保みねヒャダこじらせオンラインライブ」として5月に初のオンラインで開催され大盛況を博した。2回目の今回はゲストに阿佐ヶ谷姉妹を迎えて行われる。この配信はライブ動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」を通じて実施。「PIA LIVE STREAM」は新型コロナウイルスの感染拡大防止対策の一環として、政府からの大規模イベント自粛要請を受けて、様々なライブやコンサート、イベントが開催の中止・延期を余儀なくされている中、「アーティストやクリエイターの表現の場を守りたい」という思いから、動画配信でアーティストのパフォーマンスをファンの皆さんに広くお届けすることはもちろん、有料コンテンツとすることでアーティストや関係者の方々に収益源としてもらえるサービス。チケットの発売は6月13日(土)午前10時より。■「久保みねヒャダこじらせオンラインライブ#2」配信日: 6月28日(日)14時出演: 久保ミツロウ能町みね子ヒャダイン/ゲスト:阿佐ヶ谷姉妹金額:2,980円(税込)
2020年06月08日「久保みねヒャダ こじらせオンラインライブ」が5月30日(土)14時より配信される。漫画家の久保ミツロウ、エッセイストの能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインの3人が出演し、フジテレビ系にて現在ほぼ月イチ不定期で放送中の「久保みねヒャダ こじらせナイト」。『久保みねヒャダこじらせライブ』は同番組から派生して生まれたフジテレビのトークイベントが月1回ペースでフジテレビ本社や湾岸スタジオを会場に開催してきたが、今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響で初のオンライン開催となる。ゲストに千葉雄大を迎え、テレビでは話さないトーク満載で配信される。この配信はライブ動画配信サービス「PIA LIVE STREAM」を通じて実施。「PIA LIVE STREAM」は新型コロナウイルスの感染拡大防止対策の一環として、政府からの大規模イベント自粛要請を受けて、様々なライブやコンサート、イベントが開催の中止・延期を余儀なくされている中、「アーティストやクリエイターの表現の場を守りたい」という思いから、動画配信でアーティストのパフォーマンスをファンの皆さんに広くお届けすることはもちろん、有料コンテンツとすることでアーティストや関係者の方々に収益源としてもらえるサービス。チケットの発売は5月22日(金)午前10時より。■「久保みねヒャダ こじらせオンラインライブ」配信日:5月30日(土)14時出演:久保ミツロウ / 能町みね子 / ヒャダイン [ゲスト]千葉雄大オンラインライブ視聴券:2980円※この公演はオンライン動画配信でのみご覧いただけます。配信時間・出演者は予定のため変更の可能性あり。詳細は公式HPまたはTwitterにて要確認。
2020年05月19日“こじらせ系”クリエーター、久保ミツロウ、能町みね子、ヒャダインによる、『久保みねヒャダこじらせオンラインライブ』が5月30日(土)14時より配信。ゲストとして千葉雄大が出演する。漫画家の久保、エッセイストの能町、音楽プロデューサーのヒャダインの3人が出演し、フジテレビ系にてほぼ月イチ不定期で放送中の『久保みねヒャダ こじらせナイト』。『久保みねヒャダこじらせライブ』は同番組から派生して生まれたフジテレビのトークイベントとして、月1ペースで開催されてきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で初のオンライン開催が決まった。配信が行われるのは、“PIA LIVE STREAM”。ファンに向けた“リアルの場”が失われた今、「アーティストやクリエイターの表現の場を守りたい」という思いから立ち上げられた動画配信サービスだ。金額は税込み2980円で、5月22日(金)の10時より発売される。『久保みねヒャダこじらせオンラインライブ』5月30日(土)14時より配信
2020年05月19日漫画家・久保ミツロウ、エッセイスト・能町みね子、音楽プロデューサー・ヒャダインという3人による、全くTV的でないクリエイターの妄想本音こじらせトーク番組「久保みねヒャダ こじらせナイト」の年越しSPが12月31日(火)深夜に放送される。小学生の頃から漫画家になりたいという夢を抱き、高校時代には同人誌も出品。吉田まゆみのアシスタントを経て1996年デビュー。当初は少女マンガを描いていたが、その後現在の久保ミツロウ名義で少年誌デビュー。『モテキ』がドラマ化、映画化されたほか「ユーリ!!! on ICE」の原案も務めるなど、いまや人気マンガ家として、トークイベント、ラジオ、テレビなどでコメンテーターとしても活躍する久保さん。2005年に開始したブログ「オカマだけどOLやってます。」が書籍化され、そこからイラストレーター、エッセイストとして数多くの雑誌やWEBで連載、挿絵などを手掛けるようになり、数々の著作を刊行しつつラジオ、テレビ出演もこなす能町さん。ニコニコ動画への投稿から注目され、ももいろクローバーZの「行くぜっ!怪盗少女」などを手掛けたことで一躍ヒットメーカーの仲間入りを果たすと、自身もアニメ主題歌でアーティストデビュー。「SMAP」や「Kis-My-Ft2」、郷ひろみに「DISH//」といった男性アーティストからももクロをはじめ「でんぱ組.inc」などの女性アイドル、数々のアニメソングやゲームソングもプロデュースするヒャダインさん。この3人の“こじらせ系”クリエイターたちのおしゃべりバラエティーである本番組が、今回は番組史上最長の2時間15分のオンエア。ヒャダインさんの親友でもある俳優の千葉雄大との人気企画「千葉ヒャダ旅第5弾・台湾編」もお届けする。今回ヒャダインさんと台湾への旅に繰り出す千葉さんが主演を務める『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』は2020年2月21日(金)より全国東宝系にて公開。千葉さん扮するIT業界から突然警察に転職した刑事・加賀谷が、再び発生した謎の連続殺人事件に挑むストーリー。前作の“犯人”浦野役で成田凌も続投。加賀谷の恋人・美乃里役で白石麻衣が今作より出演する。「久保みねヒャダ明けましてこじらせナイト寿SP」は12月31日(火) 26時45分~フジテレビで放送。(笠緒)
2019年12月31日読めばみな、幼少期の記憶が喚起されるはず。それくらい、能町みね子さんの小説『私以外みんな不潔』の中には、生身の5歳児がいる。「自分は幼稚園の頃の記憶が人より鮮明なようなので、その頃の感覚を今大人の言葉で書いたら面白くなるんじゃないかなと思いました」子どもの内面を大人に響く小説として成立させている巧さに驚くが、「会話文が多いと大人の語彙が使えず子どもっぽい文章になるので、地の文を多くしました。それと、親は子どもにとってあまりに絶対的なので、存在感を薄めています」読み書きを早くにおぼえ、イラストを描くのが好きな誇り高き幼稚園児・なつき。転居により新しい幼稚園に通うが、それが苦痛だ。「うちは家族が円満だったのですが、子どもだからそれが当たり前だと思っている。でも幼稚園に行くと誰もが自分を愛してくれるわけじゃなくて、それが嫌で仕方がなかった。家では絵を褒められたので、幼稚園では何も言われないだけでマイナスに感じていました。ようやく褒められた時も“当然なのに、なんで今まで気づかなかったんだ”と(笑)」絵や文字が下手な子への眼差しは冷淡。一方できないことがあってつらくても、ひどく恥じたりはしない。「5歳児の自我はまだ、人と自分を比べて劣っている部分を恥ずかしく思ったりする前の段階。失敗しても、周囲の子たちもまだ注意力散漫なので、気を付けていればしつこくいじめられたりしませんでしたし」他人に関心がないわけでもない。超然とした子が気になったり、あっけらかんとした子と友達めいた仲になったり…。やがて来る卒園の日、なつきが抱く感覚に、ぐっとくる。「人生ではじめての、人と別れるという体験だったんですよね。その時に自分がああいう気持ちになったことにも、びっくりしました」5歳にだって不安や不満も、自尊心だってあるのだと実感させる本作。「“共感した”という感想も多くて、結構みんな共通の部分があるんだなと思いました。あの頃の、大人はなんでこんなに子ども扱いするんだという感覚はいまだに残っていて。今、自分が小さい子に話しかける時には一人の人間として接していますね」子どもの人格をもっと尊重したくなる作品でもあるのだ。のうまち・みねこ1979年、北海道生まれ、茨城県育ち。文筆業、自称漫画家。2006年『オカマだけどOLやってます。』でデビュー。著書に『文字通り激震が走りました』『雑誌の人格』など。『私以外みんな不潔』聡明で潔癖ななつきは、新しい幼稚園で乱暴な子や字の下手な子に馴染めない。そんなある日、「おたのしみ」時間に危機的状況が訪れて…。幻冬舎1300円※『anan』2019年1月30日号より。写真・土佐麻理子(能町さん)中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年01月24日歌手のCharaが、フジテレビ系バラエティ番組『久保みねヒャダこじらせナイト』(毎週土曜深夜1:45~2:05)の19・26日の放送にゲスト出演し、MCのエッセイスト・能町みね子を涙させる。能町と、漫画家の久保ミツロウ、音楽プロデューサーのヒャダインがMCを務める同番組。この放送回では、千葉雄大もゲストに迎え、「Chara選手権」という企画を行う。これは、7月30日に千葉をゲストに迎えて東京・国立代々木競技場第二体育館で行われた番組イベントで実施したもので、さまざまな名曲をCharaになりきって歌うという企画。4人がChara独特の癖を忠実に再現しながら熱唱し、会場を爆笑させていた。そして、今回の収録でも、笑いすぎて歌えない場面があるほど大いに盛り上がり、ひとしきり歌い終わったところで、ヒャダインが「もう1人、『Chara選手権』をやりたがってる人がいます」と紹介。すると、Charaの代表曲「やさしい気持ち」が流れ出し、Chara本人が歌いながら登場する。このドッキリ登場を、ヒャダイン以外は全く知らされておらず、衝撃を受ける一同。能町は、驚きのあまりイスから転げ落ちて涙も流してしまい、人生の中でいかに影響を受けてきたかを、過去のエピソードを明かしながら力説する。久保は、親友である能町の涙を見るのは初めてだそうで、「能町さんが泣くところを1回見てみたかったので良かった」と感激する。ほかにも、Charaに聞きたいことを質問。Charaは、貴重なエピソードやミュージシャンとしての思いを話し、トークは大いに盛り上がる。
2016年11月18日漫画家の久保ミツロウ、コラムニストの能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインがこのほど、東京・国立代々木競技場第二体育館で行われたフジテレビ系バラエティ番組『久保みねヒャダこじらせナイト』(毎週土曜深夜1:45~2:05)のイベントに登場。音楽プロデューサーの小室哲哉、俳優の千葉雄大らをゲストに迎え、3,000人のファンたちを大いに盛り上げた。このイベントは「久保みねヒャダこじらせライブ in a-nation」と題し、同所では昨年に続いての開催。冒頭、ヒャダインとマーク・パンサーのパフォーマンスによる、globeのデビュー曲「Feel Like dance」(1995年)に乗せて、久保と能町が歌いながら登場し、その後に小室が姿を見せると、会場のボルテージは一気に上昇した。小室は、誰も手がけていないテーマの歌を、その場で作詞作曲するコーナーにも登場。運動が嫌いな4人が集結したということで、「NO NO EXERCISE(ノー・ノー・エクササイズ)」とタイトルを決め、久保と能町が嫌いだった体育の授業の種目を次々に歌詞に盛り込んでいく中、小室は作詞を待たずにどんどんメロディを作っていき、その作業風景のスピード感は、ヒット曲を連発した90年代当時をほうふつとさせるものだった。また小室は、歌詞にも随所で細かい指示を出し、最後の決めワードに久保と能町の筆が止まってしまったところ、突然ひらめいて「I want sleep」と書き入れ、歌は制限時間内の30分で完成。作業を終えた小室は「カロリーの消費がすごい」とエネルギーを使い果たしたようで、最後は「グッタリなのでドロンしていいですか?」と、死語を放ってステージを後にした。一方、千葉を迎えたトークコーナーでは、ヒャダインがサウナの効能を熱弁する中、興味のない他の3人がひたすらドリンクを飲み続ける場面も。そして、さまざまな名曲をある歌手になりきって歌う"なりきり選手権"のコーナーが始まると、4人それぞれが独特の癖を忠実に再現しながら熱唱し、会場は爆笑。千葉は最後に「みんなと出会えて、良かったです」と笑顔で呼びかけて盛り上げ、「こんなにリラックスしたの久しぶりです」と、すっかり仕事であることを忘れて楽しんだようだった。こうして、約2時間半にわたるステージを終えた、"久保みねヒャダ"の3人。終演後にバックステージで取材に応じ、久保は「なんで3,000人もお金出してくれたんだろう…」と満員の会場を振り返って驚きながら、「千葉君とヒャダインさんの新しいグルーヴ感が良かった」と見どころを語った。一方の能町は「やっぱり小室さんの作曲を見られるのは貴重ですよね」と名シーンを挙げ、ヒャダインは「『Feel Like dance』で小室さんのパートを歌えたのは最高に気持ち良かったです。(人生の中で)何個かある"生きてて良かった!"と思える瞬間を、1個使っちゃった感じですね」と感激していた。また、久保は「こういう私たちのような"ペット"を飼う余力のあるフジテレビは懐さがある」と、今回のイベントを通じてあらためて実感したそう。能町も「こういう番組を飼って置いておけるフジテレビであってほしい。こんな番組を終わらせてしまうようじゃ、ヤバいですよ!」とアピールした。今回のイベントの模様は、レギュラーの番組内で13日から3週にわたって放送される。
2016年08月12日