草なぎ剛主演、『下衆の愛』『獣道』などの内田英治監督による『ミッドナイトスワン』からティザービジュアルと新たな場面写真が解禁、また、公開日が9月25日(金)に決定した。今回、ティザービジュアルで解禁となった写真には、薄暗い楽屋の中で、きらびやかな衣装たちを背景に一人うつむき何かを思うような凪沙(草なぎさん)の姿が。ふさぎがちな瞳の奥に、孤独で儚げながらも彼女の優しさがうかがえるようなビジュアルだ。同時に解禁となった場面写真は、親鳥が生まれたばかりの雛に優しく寄り添うかのように、凪沙が大切にしていた白鳥の羽飾りを育児放棄に遭っていた少女・一果(服部樹咲)に授けるシーンとなっている。また、劇場版公開に先立ち、企画、脚本の内田監督により同名小説が発売されることも決定。劇場版だけでは知ることのできない、登場人物たちの知られざる物語やバックグラウンドが描かれるという。初めて小説を上梓した内田監督は、「映画の公開に先立ち、小説『ミッドナイトスワン』を書かせていただきました。小説の原稿を書くことは脚本執筆とまったく異なり、試行錯誤の連続でしたが、本当に書いてよかったと思っています」とコメント。「とくに映画では描かれていない、凪沙の恋の話や、一果に対する心の声、さらには一果がなぜバレエに夢を抱くようになったのかなど、新エピソードを交えております。映画の前でも、後でも、ぜひ読んでください」と思いを語っている。草なぎさんにとって「凪沙という役は、僕にとって、自分の人生を踏まえてこそ、いちばん力を発揮できる役かもしれない」(「文春WOMAN」インタビューより)と語るほどの本作に、ますますます期待が高まる。『ミッドナイトスワン』は9月25日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。小説『ミッドナイトスワン』は7月8日(水)文春文庫より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドナイトスワン 2020年秋、公開予定©2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年07月08日俳優の草なぎ剛とユースケ・サンタマリア、6月末でテレビ朝日を退社してフリーとなった大熊英司アナウンサーが1日、お笑い芸人・江頭2:50の公式YouTubeチャンネル「エガちゃんねる」に登場した。「草なぎ&ユースケ&シークレットゲストの3人が江頭の誕生日を祝福!」と題して公開された動画で、江頭の誕生日を祝うべく大熊アナは、全身黒タイツの番組制作クルー「ブリーフ団」の一員に扮し、ケーキをもってサプライズ登場した。2018年3月で放送終了となったテレビ朝日系バラエティ番組『「ぷっ」すま』で共演していた江頭と大熊アナ。覆面を外した大熊アナが「どうもお久しぶりです」とあいさつし、「昨日いっぱいでテレビ朝日を退社しまして、今日からフリーなので、最初の仕事が『エガちゃんねる』です」と言うと、江頭は「大熊さん! 久しぶりじゃん!」と喜んだ。江頭が「何で辞めたんだよ?」と尋ねると、大熊アナは「定年まであと3年で、新しいことをちょっと早めにスタートさせたほうが良いかなと。早期退職をしました。『フリーになったらどんな仕事でも必ず受けなさい』と言われたので、最初に来たこの仕事から受けることにしました」と出演理由を明かした。動画では、『「ぷっ」すま』のメインMCだった草なぎとユースケが、ビデオメッセージで登場する場面も。ユースケは「なんか距離は離れてるけど、昔のメンツが1つの画面の中にいるのは感慨深いな」とコメント。続けて、大熊アナに対して「ずっとテレ朝にいて給与をもらって暮らしていくほうが安定していると思うけど、それを選ばなかった大熊さん、あんた男やで! 俺、そういう人好きよ」とエールを送った。また草なぎは「(江頭から)酔っぱらってすげー電話かかってくる」とも。ユースケも「俺も、江頭さん変な時間に電話が来るのよ。正常な状態の時に電話してくるぶんには良いんだけど、変な状態の時に電話してくるんだよね(笑)」とクレームを入れた。動画のコメント欄では、「ぷっすまは永遠ですね」「この4人の共演はヤバい」「学生時代に毎週ぷっすまを見てた世代なので、この4ショットは感慨深いです」などといった声があがっている。
2020年07月04日俳優の草なぎ剛がトランスジェンダー役で主演を務める映画『ミッドナイトスワン』(今秋公開予定)の追加キャストが30日、明らかになった。草なぎ演じる凪沙と一緒に暮らし“疑似母子”となる遠い親戚の娘・一果役は、オーディションでその独特な存在感とバレエの才能を見いだされ、本作が女優デビューとなる新人の服部樹咲が演じる。また、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖らの出演も発表された。本作は、トランスジェンダーとして日々身体と心の葛藤を抱え新宿を舞台に生きる凪沙(草なぎ)と、親から愛を注がれず生きるもバレエダンサーを夢見る少女・一果(服部)の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描くラブストーリー。『全裸監督』『獣道』『下衆の愛』などの内田英治監督によるオリジナル脚本作品だ。母親からネグレクトを受け、遠い親戚である凪沙の元にやってくる一果役を演じる新人の服部樹咲のほか、バレエに憧れる一果の類い希な才能を見いだし、愛情をもって育てようとするバレエ講師・実花役を真飛聖、若くして一果を産み、水商売で生計を立てながらも日々酒に飲まれ育児放棄とネグレクトに走ってしまった母親・早織役を水川あさみ、凪沙が日々働くショーパブ「スイートピー」の洋子ママ役を田口トモロヲが演じる。さらに、凪沙と共に働く「スイートピー」の面々には、田中俊介、吉村界人と、注目の若手演技派俳優の2人が瑞々しくもトランスジェンダーとして様々な悩みを抱える難しい役どころを演じる。また、真田怜臣は役者としてだけでなく内田監督の実際の脚本執筆時にトランスジェンダーという立場から実体験を元にアドバイスをしている。そして、一果の同級生であり同じ教室のライバルでもあるりん役に上野鈴華、りんをバレエのプロダンサーとして育てる事に必死な母親を佐藤江梨子、父親を平山祐介、さらに、トランジェンダーとして生きる凪沙を素直に受け止める事が出来ない凪沙の母を根岸季衣が演じる。草なぎ剛、服部樹咲、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖のコメントは以下の通り。■草なぎ剛初めてトランスジェンダーの役を演じるという難しさもありましたが、魅力的な皆さんと共演させていただいたおかげで演技に集中し最後まで走りきることができました。キャストの皆さんと共にしたこの貴重な時間の全てが、ご覧になる方にも伝わると思いますので、楽しみにしていてください。■服部樹咲お芝居をするのは初めてで、撮影の前は、緊張して眠れませんでした。台本を見るのも初めての経験で、最初は戸惑いましたが、昔からバレエの舞台で人前に出る事には慣れていたので、実際の撮影の現場は、そこまで緊張せず、すっと一果の役に入る事が出来ました。草なぎさんは、待ち時間から驚くほど凪沙という役に入られていて、大変刺激を受けました。「強くならんといけん」という草なぎさんの台詞から、一果が変わっていくのですが、とても大切なシーンとなりました。生きてきた中で、ネグレクトや、トランスジェンダーなど、自分にとって身近なものではなかったのですが、この映画の一果という役柄を通じて学べました。何かしら印象に残って、考えさせられる映画だと思うので一人でも多くの方に観て頂けたらと思います。■水川あさみ草なぎさんが凪沙という人物をどう演じるのだろうということが凄く気になったのがきっかけで、この映画に参加したいと思いました。実際、現場に入ると、凪沙の溢れる母性と抜群の存在感にグっと心を持ってかれそうになりました。この脚本を読んで、人それぞれに自分が背負うべき人生というものがあり、どう受け入れて生きていくのか、どういう風に変わりたいと思うのか、何が正解かわからないですが、自分の人生というものは、苦しくても辛くても楽しくても、素晴らしいものだと思いました。受け入れて前進していく力を感じて欲しいです。■田口トモロヲ切ない気持ちを抱く物語です。草なぎさんとは、初めての共演ですが、現場に入った時には既に凪沙になられていて、とても集中されていたのが印象的です。このような題材が日本でも作られるようになったと時代を感じて欲しいですし、感じています。マイノリティの話ですが、時代を超えた普遍性が描かれており、人間の感情や愛情を感じて頂けたらと思います。■真飛聖昔から草なぎさんのお芝居が好きで、想像するだけで切ないその物語に、自分が実花として存在できるのが、幸せな時間になるだろうと思いました。凪沙が抱える問題――苦しみながらも女性になりたい、女性として生きていきたいという願いは、今の時代だからこそ、受け入れられるのかもしれません。一果と出会い共同生活が始まったことで生まれた、お互いの心の揺れや、距離の縮まり方が、見ていてはがゆかったです。繊細に描かれた美しい世界観の中で、凪沙と一果のすべてを受け止めてあげたくなりましたし、いろんな人物に感情移入して、心が忙しかったです。生きていく中で何かに悩んでいたら、ダメじゃないよ、いいんんだよ、と、この作品を通じて感じて頂けたら嬉しいです。(C)2020「MIDNIGHT SWAN」FILM PARTNERS
2020年05月30日草なぎ剛がトランスジェンダーの女性を演じる、内田英治監督によるオリジナル作品『ミッドナイトスワン』が2020年秋に公開予定。この度、新スチールが解禁された。本作は、トランスジェンダーの凪沙(なぎさ)と、親から愛を注がれることなく生きてきた少女・一果(いちか)の姿を通して“現代の愛の形”を描く“ラブストーリー”。“凪沙”は故郷の広島を離れ、東京・新宿を舞台に生きている。あるきっかけで親戚から預かった1人の少女と暮らすことに。母から愛を注がれずに生きてきた一果と出会ったことにより、孤独の中で生きてきた凪沙の心にいままでにない感情が芽生えていく。新宿を舞台に生きる主人公・凪沙(草なぎさん)は今夜もメイクをほどこし、ステージ衣装に腕を通す。今回解禁となるスチールは、凪沙が働く店の煌びやかな舞台裏と、ハイヒールブーツにロングコートを羽織った凪沙の普段着の姿をとらえている。『ミッドナイトスワン』は秋、公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドナイトスワン 2020年秋、公開予定
2020年05月11日俳優の草なぎ剛が主演を務める映画『ミッドナイトスワン』(今秋公開予定)の新スチール写真が10日、公開された。本作は、『全裸監督』『獣道』『下衆の愛』などの内田英治監督によるオリジナル作品。草なぎ演じるトランスジェンダーの凪沙(なぎさ)と、親から愛を注がれることなく生きてきた少女・一果(いちか)の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描くラブストーリー。故郷の広島を離れ東京・新宿を舞台に生きている凪沙は、あるきっかけで育児放棄にあっていた親戚の娘・一果と暮らすことに。母から愛を注がれずに生きてきた一果と出会ったことにより孤独の中で生きてきた凪沙の心に今までにない感情が芽生える。1人で生きてきた少女との出会い、自らの“性”の葛藤、実感した事のなかった“母性”の自覚を描く。新宿を舞台に生きる草なぎ演じる主人公・凪沙は、メイクをほどこし、ステージ衣装に腕を通す。このたび、凪沙が働く店の煌びやかな舞台裏の様子と、ハイヒールブーツにロングコートを羽織った凪沙の普段着の姿が公開された。
2020年05月11日「博多華丸・大吉」とNHKアナウンサー・近江友里恵が司会を担当するNHKの朝の情報番組「あさイチ」の5月1日放送回は、YouTuberとしても活躍する草なぎ剛がメッセージ出演。“STAY HOME”中の大掃除で発見したあるモノが視聴者をざわつかせている。近江アナがスタジオで、華丸さん、大吉さんはサテライトで出演。草なぎさんが昨年末にゲスト出演した際の映像と動画コメントを組み合わせつつ番組は進行。「本当は舞台公演があったんですが、自宅でSTAY HOMEしております」と自宅から動画でコメントを寄せてくれた草なぎさん。草なぎさんによると自宅を大掃除をしていた際「グッチ(GUCCI)」の部屋履きを見つけたといい、「今朝見つけた」とグッチのローファーを画面に映し出して興奮気味にコメント。その様子に「へ……部屋ばき……???」「GUCCIの部屋ばきなん草なぎくん」「家を掃除したらグッチの靴出てくる草なぎさん…」など驚きの声が続々。デニム集めやギターなど多趣味な草なぎさんだけに「草なぎハウスは色んなお宝が隠れていそう」という声も。また自宅でも30分は運動を欠かさないという草なぎさん。「TVを見ながら脇を上げて動かすだけで血流がよくなる」と、ソファに座りながらできる簡単な運動を紹介。YouTubeで「健康つよぽん」と題し自宅でできる簡単なトレーニングを紹介している草なぎさんが動画を撮影する様子も紹介。「このね、ゆる~さがいい」「ユーチューバー草なぎの裏側が見れるなんて」「つよぽんユーチューバー向いてるわー好き」「あさいちで草なぎくん。NHKがこんな時に元気をくれる」などの感想もSNSに投稿されている。(笠緒)
2020年05月01日元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が1日、AbemaTV『7.2新しい別の窓』(毎月第1日曜17:00~7.2時間生配信)に生出演。総勢30人以上の男性アイドルとローラースケート対決を行った。参加したアイドルグループは、若手俳優集団・恵比寿学園男子部、通称「EBiDAN」のOSAKA研究生から選抜された7人組ダンス&ボーカルグループ・AMEZARI -RED STARS-をはじめ、昨年つんく♂提供曲でメジャーデビューを果たした5人組グループ・CUBERS、宮城発、4月より早朝常設劇場をスタートするボーイズエンタテインメントグループ・TEAM ZENRYOKU、東海エリア出身・在住のメンバーで構成されたエンターテイメント集団・BOYS AND MEN、BOYS AND MENの弟分・祭nine.の5組。「ななにーアイドル男祭り」と題して、ローラースケートを履いてさまざまな勝負を繰り広げた。最初の競技「ローラースケート椅子取りゲーム」では、稲垣は「これってぶつかり合ったりしますよね?」と不安そうな表情を見せ、草なぎは「アイドルは不可能を可能にする生き物なんでね。ウィナーになりますよ」と力強く宣言し、会場を盛り上げた。しかし、いざ対決が始まると一度は成功したものの、稲垣、草なぎとも早々に敗退。力強く宣言していた草なぎは、「奇跡は起きなかったよ…」と悔しそうな表情を見せた。そして、稲垣、草なぎ、香取に5組のアイドルが質問するコーナーでは、TEAM ZENRYOKUの鈴木悠介が“遅刻対策”について質問。草なぎは「僕らが皆さんの年齢の時は寝てなかったですよ。もちろん寝たほうがいんですけど、いろいろ活動をしたいじゃないですか。アイドルは眠さに負けちゃいけないですよね」とアドバイスし、香取から「ただ遊んでただけだよね?」とツッコまれると、「いろいろゲームとか妄想ごっことか、ミニコントとかやらなきゃいけなくて」と、睡眠時間を削って香取と2人で遊んでいたことを白状し、会場の笑いを誘った。(C)AbemaTV
2020年03月03日新しい地図の香取慎吾(43)と草なぎ剛(45)によるTwitter上でのやり取りが話題を呼んでいる。2人は、SMAP時代からファンの間で“しんつよ”と呼ばれ、その絆が深いことで知られている。2月17日の夕方、草なぎが先に自身のTwitterを更新し、先日、アカデミー賞で作品賞を含む4冠を達成した映画『パラサイト』を鑑賞してきたことを報告。「パラサイト。見ました。ひと時も退屈なし。役者さん達。素晴らしいです」と感想をツイートした。その約3時間後、今度は香取が自身のTwitterを更新。草なぎのツイートを引用し、「一緒に観に行こうって言ってたのに」とポツリ。どうやら先を越されてしまったようで、涙する絵文字を使って寂しさを表した。しかし、ファンからは《結局、一緒に行きたかったんかーーい!》《あれ?でも慎吾ちゃん断ってなかったっけ?ww》とツッコミが。というのも、同月16日に放送された2人がパーソナリティを務めるラジオ番組『ShinTsuyo POWER SPLASH』で、草なぎから「一緒に行こうよ」と誘われた時、香取は「え~…時間を合わせて?一人で行くよ~」と断っていたのだ。拗ねる香取に対し、《恋人かって感じの文面可愛すぎっ》《慎吾ちゃんのツンデレ愛はつよぽんには届きにくい》《素直じゃないんだから(笑)》《先に1人で行くのがつよぽんらしい》と言ったコメントが寄せられている。
2020年02月18日俳優・草なぎ剛(46)の主演舞台「家族のはなし PART1」が再演されると、1月21日に発表された。初演時に本誌で、同舞台への意気込みを語っていた草なぎ。再びの上演に、期待が高まっている。昨年5月に上演された「家族のはなし PART1」。草なぎは1話目である夫婦の飼い犬を、そして2話目で広告会社プランナーの夫役を演じる。新しい地図の公式サイトによると、4月から東京で再演されることが決定。初演時に草なぎの妻を演じた女優・小西真奈美(41)は続投で、新キャストとしてラーメンズの片桐仁(46)の出演が決定したという。ネットでは、その再演を喜ぶ声が上がっている。《家族のはなし 片桐仁さんが入ってまた少し内容が変更なるのかな?すごく素敵なほっこりする内容だったし久しぶりに 優しい役の つよぽんも良かったな》《京都で観たとき本当にあったかくてせつなくてべちょべちょに泣いたんだ、、大好きぜったいまた観る》昨年4月、本誌で草なぎは同作について語っていた。1話目の犬役に挑戦するため、おなじみの愛犬・クルミちゃんを参考にしたという草なぎ。異色の役どころだが、役者としてのターニングポイントと考えていたようだ。「セリフ、あまり覚えなくていいからいいよね(笑)。今回はたたずまいに重きを置いています。ただそこにいるだけでシーンが成立するような俳優になりたいと常々思ってきたけど、これはその第一歩になるんじゃないかな」また小西との共演は、つかこうへいさん(享年62)が演出を務めた00年の舞台「蒲田行進曲」以来、約19年ぶりのことだった。草なぎは「つかさんが僕の芝居の扉を開いてくれた瞬間、真奈美ちゃんが隣にいてくれた。今、あのときのことを思い出すと、涙があふれてくるんですよ」と明かし、「20年前、一緒に築き上げた空気感や間があってこその、2人にしかできない、芝居を超えた芝居ができる予感がしています」と再びのタッグを喜んでいた。草なぎにとっても思い入れの強い舞台「家族のはなし PART1」。約1年ぶりのカムバックに、その喜びもひとしおだろう。
2020年01月21日叫び、泣き、笑い、憎悪し、倒し、あの手この手で人を騙して……。激しい感情表現が要求される難役に草なぎ剛(45)が挑む。新作舞台『アルトゥロ・ウイの興隆』(1月11日〜2月2日、KAAT神奈川芸術劇場にて上演)は、ヒトラーが独裁者として上り詰める過程をシカゴのギャングの世界に置き換えて描く。ファンクミュージックをちりばめた斬新な演出の意欲作だ。草なぎが演じるのはギャングのボス“ウイ”。「(演出の)白井晃さんとディスカッションしながら、汗を垂らしながら、楽しみながら稽古しています」という草なぎを、’19年12月中旬の某日、稽古場を訪ねた。この日の稽古は、草なぎ演じるボスが子分たちを説得していくという場面。互いの思惑と、それぞれの感情の動きを丁寧に表現する細やかな演出。指示を受けた草なぎは動きをつけながらセリフを復唱し、自分のものにしていく。低温の穏やかなトーンから、感情が高ぶり爆発するシーンを繰り返しながら、ウイという役を徐々につかみつつあるようだった。稽古が休憩に入ると、いつもの柔らかい表情に。差し入れの柿や焼き鳥でエネルギー補給しながら、本誌記者やカメラマンにも「みんなも食べてってね」と気さくに声をかけてくれる。「最近、悪役が多いけど、僕はいい人だからね(笑)」本作では、3時間出ずっぱりで、セリフ量も膨大。稽古を始めたばかりの草なぎは、「よくぞここまでしゃべるなって。でも何言ってるのか、意味わかんないんだよね」「ずっとステージ上にいるから、いつ水分補給するんだろって心配で」と記者を笑わせながらも、「今回は音楽劇なので、音楽によって眠っているウイの魂が呼び覚まされるような……。それができたらお客さんに新しい感動を届けられるんじゃないかな。また知らない扉を開けてくれるような気がしてる。舞台って、わからなければわからないほど未知の自分に出会えるから」と役者の顔を見せる。「最後まで分からずじまいかもしれないけど(笑)」。新しい地図として2年。これまでと違った役の舞台や映画、初のファンミーティング、8年続けてきたギターによるライブなど挑戦を続けている。「新しいことを毎年更新できてる。共演者の方々、舞台『道 La Strada』の演出家デヴィッド・ルヴォーさんとか、最近だと映画『ミッドナイトスワン』(公開日未定)の内田英治監督とか、『ギターはっぴょう会』では斉藤和義さん、奥田民生さん、和田唱さん、田島貴男さん……。いろんな出会いがあって。そのひとつひとつがつながっての道のり。どこに向かっているかはわからないけど、行く先々に皆さんが待っていてくれて、そこに笑顔が絶えなくて。そういう楽しかったものが、この先またいい形で開花できたらなと思います」’20年は元日から『7.2新しい別の窓(ななにー)』(AbemaTV)で幕開け。昨年末には、ユースケ・サンタマリアとタッグを組む『なぎスケ!』(Amazon Prime Video)の配信もスタートしている。加えてファンを喜ばせたのが、年末年始の人気番組『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』への出演。テレビに草なぎ剛が帰ってきた!「久々の地上波、あがりましたよ。リアルガチで、ヤバイよヤバイよ〜(笑)。出川さんは『「ぷっ」すま』とかでもお世話になってたからリラックスできましたけどね。呼んでいただけるのはうれしいです。ネットの世界に新たに進出しているけど、テレビも好きだし、声をかけていただけるなら今年はお茶の間にもお邪魔できたらなと思います」勢いに乗って迎えた今年。実は最近本誌の占い企画で、“剛”という名前の付く人が’20年に注目を集めるという結果が出たことをつたえると、「そうなの!?よかった!やった!頑張るよ!!」と、さらにテンションアップ。ただし、“いい意味でも悪い意味でも注目される”と告げると、「それはちょっと気をつけないとだね。引き締めないと。ハハハハ〜」と笑う。屈託のない人柄のよさに、調子にのってもう一歩、“電撃発表とかあったりします?”とプライベートなことに踏み込むと……。「それはちょっとわからないよね、この年だから。そのときそのとき、自分に素直に生きていきたいですね」「女性自身」2020年1月21日号 掲載
2020年01月10日元SMAPの草なぎ剛が1日、アメーバにてオフィシャルブログを開設。愛犬クルミのイラストを公開し、画伯ぶりが話題を呼んでいる。この日、稲垣吾郎、草なぎ、香取慎吾によるAbemaTVのレギュラー番組『7.2新しい別の窓』の元日スペシャル(15:00~22:15)が生配信され、昨年に引き続き3人による“SNSシャッフル”を発表。稲垣はインスタグラム、草なぎはブログ、香取はYouTubeをそれぞれ始める。番組終了後、「12月30日 クルミちゃん3歳の誕生日」と題して初めてブログを更新した草なぎ。「真っすぐ見つめる瞳は、かがやく黒いダイヤモンドだ。僕の心を正してくれる、クルの神(しん)である。」と12月30日で3歳の誕生日を迎えた愛犬“クルミ”について触れ、「これからもクルミちゃんヨロシクネ!たくさん遊んで、楽しい思い出作りましょう。僕の所に来てくれて、ありがとう!」と“クルミ”へメッセージを送った。ブログでは、「3」や「クルミ」の文字も入った手書き“クルミ”の絵も公開。この投稿にファンからは、「クルミちゃんの絵にインパクト大」「なかなか衝撃的なクルミちゃん」「草彅画伯 降臨だあ」「つよぽん画伯最高!」「クルちゃん愛が伝わる絵」「画伯の絵!」「相変わらず画伯~笑笑」「くるみちゃんの絵、愛を感じます」「すごいです…なんか…」「ちょっと笑っちゃうwww」「可愛らしい絵」「愛情たっぷり」「クルミちゃんへの愛ある絵と文章素敵」「さすが画伯」「草彅画伯の腕は落ちてませんね」などのコメントが殺到している。
2020年01月02日「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」新春3時間SPに、稲垣吾郎&草なぎ剛&香取慎吾がゲストライダーとして登場することが分かった。3人がテレビ東京で“単独ロケ”をするのは、「愛ラブSMAP!」以来23年ぶり。出川哲朗と3人はこれまで何度もバラエティ番組で共演しており、2016年には「SMAP×SMAP」のBISTRO SMAPのコーナーで出川さんが大好きだという「ヤバい!カレー」のオーダーを叶え喜ばせ、香取さんとは「香取慎吾の天声慎吾」や「おじゃMAP!!」で、草なぎさんとは「ぷっすま」で何度も共演した。さらに、昨年のAbemaTV「7.2 新しい別の窓」では出川さんがYouTuber草なぎさんと本気の「七番勝負」を繰り広げ、これを見た香取さんがTwitterで絶賛していた。まさに相思相愛で今回番組共演が実現!番組プロデューサーも今回の実現について「あれはそう…澤穂希さんとのロケが終わった後、帰り際出川さんと相模湖にある中華屋さん台湾料理幸楽園で豚肉とキクラゲの卵炒めを食べていたとき、ふと出川さんが『3人に出てもらえたら…オモシロイよね』といった一言からだった」ときっかけを明かし、「まさか本当に実現するとは。しかも、吾郎さん、剛さん、慎吾さん三人揃っての出演なんて」とコメントした。「出川哲朗の充電させてもらえませんか?行くぞ!令和最初のお正月は超パワスポ“伊勢神宮”!関宿から松阪、鳥羽、志摩おめでたスポット巡る15キロ!ですがひぇ~吾郎ちゃんにつよぽんも慎吾ちゃんもハチャメチャすぎてヤバイよヤバイよ!新春3時間SP」は2020年1月2日(木)17時55分~テレビ東京系にて放送。(cinemacafe.net)
2019年12月10日元SMAPの草なぎ剛が27日・28日、東京・昭和女子大学人見記念講堂で自身初のソロライブ「草なぎ剛のはっぴょう会」を開催。終了後に報道陣の囲み取材に応じ、ライブの感想などを語った。これまで草なぎが書きためてきた楽曲の初の「はっぴょう会」。初日の27日は奥田民生と和田唱(TRICERATOPS)、2日目の28日は斉藤和義と田島貴男(ORIGINAL LOVE)がゲスト出演し、草なぎとのセッションも披露した。ライブ終盤、草なぎは「日本一幸せな環境でギターを弾けています。昨日から夢の中にいる感じ。レジェンド方に挟まれて…。本当にありがとうございます」と喜びを語り、「これからも練習して、少しでもいい音楽を届けられるように頑張りますのでよろしくお願いします」と成長を誓った。囲み取材では「今までも音楽に触れてきてコンサートをやってきたんですけど、新しい音楽の世界に飛び込んだかなという気持ちです」と心境を告白。アイドルとして数々のステージを経験してきた草なぎだが、弾き語りライブは初めて。「自分でリズムを作るというのはまったく新しい感覚。今まで歌もやってきたけどまた違う自分の感情が出てくる感じがあるので楽しい」とうれしそうに話した。「はっぴょうかいのテーマ」、「いま・新しい地図」、「クルミちゃんの唄」など、自身作詞作曲の歌を届けた草なぎ。どういうときにひらめくのか聞かれると、「なんか好きなんですよね。言葉遊びとか。ちょっと向いているんじゃないかなと思っているところがあって。うまくはまりやすい言葉だったり、適当に浮かんでくるので、遊びながら作っている」と明かした。ステージのセットは、草なぎが大切にしているジーパンやバイクなど私物がずらり。総額どれくらいか聞かれると「総額は2億。買った時の値段はそれくらいです。本物のビンテージしか置いてないので」と答え、「僕の人生が詰まっている」とコメント。「搬入のときに立ち会わないといけない」と大変さも打ち明けるが、「毎回続けたい」と話した。そして、「細部にわたって作りものがなく全部本物。ずっと見てられる。1つだけ偽物は、俺の歌とギターテクニック(笑)。俺もいつか本物のギター弾けるようになりたいなと思った」と私物セットを見て奮い立ったそう。「本物のギターの弾き語りの方はこういうことなんだって感じられて、それが血となり肉となり、みなさんに届けられるように生まれ変われたらと思います」と豪華ゲストからも刺激をもらったようだ。
2019年11月29日稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が16日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで開催された「ParaFes 2019~UNLOCK YOURSELF~」に出演。イベント後に囲み取材に応じ、それぞれ今年を振り返った。稲垣は「2017年に新しい地図として始めさせていただいてがむしゃらにやってきているんですけど、今年はもう少し地に足をつけて、落ち着いて、焦らず、一つ一つ仕事と向き合って充実した良い一年を過ごすことができた。個人個人としてもそれぞれお芝居とか、僕はレストランのディレクションをやらせてもらったり、初めての挑戦も多かったですし、それにファンの方がついきてくださって、一緒に夢を叶えているなという幸せを感じました」としみじみ。「来年も良い一年にしていきたい。年明けにはファンミーティングもありますので、そこでファンのみなさんに会えるのを楽しみにしていますし、夏にはいよいよパラリンピック。一日一日その期間を大切にして、近くで参加させていただきたいなと思います」と来年を見据えた。草なぎは「初めてファンミーティングをここでやったり、新しい挑戦がたくさんできた年だった」と振り返り、「今年学んだこと、ファンの方にいただいた気持ちだとか、一緒に過ごした時間だとか、そういうものを自分の中で原動力というか進む力に変えて、来年も楽しいことができたらと思っています」とファンへの感謝を込めてコメント。香取は「今年は絵で日本初個展をさせていただいたり、自分の新しい初めてのことを経験させていただき、さらに今、CDのアルバムのためにレコーディングを…もう終わったんですけど、2020年1月にCDを発売します!」とアルバムに触れ、「パラリンピックの2020年に乗っかって、『20200101』(ニワニワワイワイ)。こんなお祭りの年はないじゃないですか。そのはじまりの1月1日にソロアルバムを発売します! ぜひCD買ってください!」とアピールした。同イベントは、パラアスリートとアーティストたちが出演するライブエンターテインメント。昨年に引き続き、日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)のスペシャルサポーターの稲垣、草なぎ、香取がナビゲーターを担当し、パラスポーツ応援チャリティーソング「雨あがりのステップ」も披露した。
2019年11月16日草なぎ剛とユースケ・サンタマリアによる新番組「なぎスケ!」が、12月19日(木)より「Amazon Prime Video」にて独占配信決定。独特の“ゆるさ”がウリの、あのコンビが帰ってくる。「なぎスケ!」は、草なぎさんとユースケさんが大人の趣味を増やしていくべく、毎回いろんな企画にチャレンジしていくリアル型バラエティ番組。毎回豪華なゲストを招き、ゲストのハマっている趣味や興味があることを一緒に挑戦しながら、“夢中になれる何か”を求めていく。今回、15秒の番組予告が解禁。1年9か月ぶりとなる2ショットを披露。リラックスした様子で楽しむ2人の様子から、早速“ゆるい”空気感が伝わってくる。また、キービジュアルでは、スーツ姿で大人の色気漂う表情を浮かべる2人。そんな草なぎさんが手にしているのはギター…ではなく“ほうき”!?そして、ユースケさんの左手には葉巻ではなく、子どもの頃によく遊んだ懐かしの“ピロピロ”おもちゃ?かれこれ20年以上の付き合いになる2人が繰り出す、相変わらず“超脱力系”な世界観を、地上波よりもさらにゆる~く!?お届けする。1年9か月ぶりの共演も「ツヨシとはもう出来上がっているから」さらに、2人からの意気込みの(?)コメントも到着。「応援してくれているファンの方に一番観てほしい」という草なぎさんが「変わっているようで変わっていないような、以前とは違う空気感で新たに始まるなという感じ」と語る一方、ユースケさんも「ツヨシとはもう出来上がっているから、久しぶりに会っても変わらないんですよ。あれが自然な俺たち」と変わらず息ピッタリ。また、番組スタートにあたっては「すごく楽しみにしていますし、この番組を通してなにか男としてちょっとでも成長していけたら」と草なぎさん。「ダラダラやっているつもりはないんだけど。無理に素になっているわけではなく、自然と素になっているんですね。それで脱力系って言われているんじゃない?あぁなるんですよ、ツヨシと一緒にやると!」というユースケさんは、「楽しみにしてくれている人、別にどうでもいい人、たくさんいると思いますが、俺たちはとにかくまた一緒に番組をやれることになって嬉しいので、その気持ちだけでこの番組をやっています」と喜びを込めている。「なぎスケ!」は12月19日(木)よりAmazon Prime Video にて独占配信。※毎週木曜日更新、初回は5話一挙配信。(text:cinemacafe.net)
2019年11月13日元SMAPの草なぎ剛と香取慎吾が1日、都内で行われた「2019 59th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」贈賞式に出席。フィルム部門 演技賞を受賞した喜びを語った。草なぎと香取は、アンファーの発毛剤「スカルプDメディカルミノキ5」のCM「アンファー・ミノキ兄弟2018/出会い篇他3篇」での演技が評価され受賞。同CMで2人は、“ミノキ兄弟”として兄弟役を演じた。草なぎは「名誉ある賞をいただき心より感謝し、本当にうれしく思っています」と喜び、「このCMでは香取くんと兄弟。香取くんとは30年近く一緒にいるんですけど、僕のほうが背が低かったりして香取くんのほうがお兄ちゃんと思われている方もたくさんいるんです。でもこのCMでは僕が兄。僕のほうがえらくなっている気がして気分がいい撮影なんです」とうれしそうにコメント。「30年近く一緒にいて兄弟役をやったことがなかったので、とても好きなCMで、新しい環境になってからいただいたお仕事でこのような形で評価していただいてうれしく思っています」と感慨深げに語った。香取も「素敵な賞をいただきうれしく思っています。演技を小学生の頃から30年以上やらせていただいているですけど、賞というものをもらったことがなく、この演技賞のためにここまでやてきたんだなと。演技で賞をもらえたのがこのアンファーの“ミノキ兄弟”っていうのが、一生僕の中に残ります」とややオーバーに話し、会場から笑いが。そして、「この賞をいただいたのは、子供の頃から自分の本当の兄のように慕ってきた草なぎさんのおかげだ。1人では乗り越えることはできなかったと思います。草なぎさんは俳優としてもとっても憧れの人で…」と草なぎを立てるコメントを続け、草なぎが「もう別に僕のことは…」とツッコミ。「すごくうれしいよ、兄さん!」(香取)、「弟よ!」(草なぎ)と“兄弟”のやりとりも披露して会場を盛り上げた。「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」は、テレビ、ラジオCMの質的向上を目的に、1961年より開催されてきた広告賞「ACC CM FESTIVAL」を前身とし、2017年よりその枠を大きく拡げ、あらゆる領域におけるクリエイティブを対象としたアワードにリニューアルした。フィルム部門 演技賞は、草なぎと香取のほか、寺田心、樹木希林さん、リリー・フランキーも受賞。贈賞式には、寺田、リリー、そして、樹木さんの代理として娘でエッセイリストの内田也哉子が登壇した。
2019年11月01日俳優の草なぎ剛と、Netflix『全裸監督』やテレビ東京『Iターン』の内田英治監督によるタッグが実演し、映画『ミッドナイトスワン』の製作が決定。草なぎは、トランスジェンダー役の主人公を演じる。本作は、『全裸監督』が世界190カ国で同時配信されるなり日本だけでなくアメリカ、アジア各国からも大反響を呼んでいるほか、『下衆の愛』(2016)などで各国の国際映画祭で高い評価を受けてきた内田監督による完全オリジナル脚本作品。草なぎ演じるトランスジェンダーの凪沙(なぎさ)を主人公に、一人生きてきた少女との出会い、自らの“性”の葛藤、実感したことのなかった“母性”の自覚を描く軌跡の物語だ。故郷の広島を離れ東京・新宿を舞台に生きている凪沙は、あるきっかけで育児放棄にあっていた親戚の娘・一果と暮らすことに。母から愛を注がれずに生きてきた一果の苦悩を正面から受け止めることにより、凪沙の中に今まで感じたことのなかった感情が生まれる。そして、一果への母性を純化させるために凪沙は尊い決断を下す。トランスジェンダー役を演じる草なぎは、「今までで一番大挑戦」と意気込みを見せると同時に「この作品は“人の愛、エネルギーにすごくあふれていて国境や性別を超える力があり、皆さんに楽しんでいただけると思います。難しい役ですが“変えられない運命”、“逃れられない運命“の悲しみ、切なさといったものは人が誰しも抱えていると思うので、それを作品のなかで表現できたら」とこの作品にかける思いを力強く語った。内田監督も「この難しい役を演じるのは、誰もが知っている方でないと意味がないと思っていたところ、草なぎさんが演じていただけるということで本当にうれしく思います。すでに撮影では草なぎさんの素晴らしい演技に心をうたれています」と草なぎの快諾を喜び、今回の作品は人間ドラマであると同時に普遍的なエンターテイメント作品であると語り、「多様化の時代における一つの愛の形として受け止めていただければ」と話している。なお、撮影は10月下旬より都内、関東近郊を中心に始まっている。■草なぎ剛コメント全文(台本を読んでの感想)この脚本が人の愛、エネルギーにすごくあふれていて国境や性別などを超える力があって、皆さんに楽しんでいただけると思います。台本を読んだ時、とても感動し涙がとまらなかった。その時の気持ちを作品としてみせられたら。今までで一番大挑戦の役なので、ここでまた新しい作品の力やお芝居の力に目覚めることができたらいいなと思います。(役への取り組み方について)難しい役なのですが、凪沙の気持ちというのは少なからず誰しも生きている人間ならばわかるもの、作品として訴えかける力があっていいなと思います。“変えられない運命”、“逃れられない運命“の悲しみ、切なさといったものを人は誰しも抱えていると思う。それを作品のなかで表現できたらと思いました。いろいろなキャラクターが登場する中、凪沙が作品をひっぱっていくキャラクターになるんじゃないかな。深刻な問題ではあるけれどそこにリアルに生きている人たちの悩みを見せられたらいいなと思います。想像もつかない作品になるんじゃないかと思います。監督を信頼してみんなで頑張ります。■内田英治監督コメント全文(企画意図から映画制作決定までの経緯、草なぎ剛起用理由)5年ぐらい前に少女とトランスジェンダーの疑似親子の物語をつくりたいと思いオリジナル脚本として書きましたが、題材の難しさもあり、この5年間なかなか表に出せなかった。内面的な演技が要求されるこの難しい役を演じるのは、誰もが知っている方でないと意味がないと思っていたところ、草なぎさんが演じていただけるということで本当にうれしく思います。草なぎさん演じる凪沙と一人の疎外された少女。多様化が進む現代社会の中で必死に愛を求める人たちを描いた物語です。(作品への思い)人間は愛のためにどこまで自己を犠牲にすることが出来るのか? 多様化が進むなか、普遍的な一つの愛の形としてトランスジェンダーと少女の関係を描いています。普通に存在する者たちの物語で、普通の娯楽映画として大いに楽しんでいただけたらと思います。
2019年10月31日草なぎ剛が主演し、Netflix「全裸監督」の内田英治が監督を務める映画『ミッドナイトスワン』の製作が決定。10月下旬より撮影がスタートしているが、公開日は“未定”となっている。内田監督による完全オリジナル脚本作品となる本作は、トランスジェンダーの凪沙(なぎさ)と、親から愛を注がれることなく生きてきた少女・一果(いちか)の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描く<ラブストーリー>。片隅に追いやられて生きてきた凪沙。彼女は今夜もメイクをほどこし、ステージ衣装に腕を通し、一人で生きていくしかない仲間たちと共にステージに立つ。そんな凪沙が、育児放棄にあっていた親戚の娘・一果を預かることに。凪沙が一果の苦悩を正面から受け止めることにより、凪沙の中にいままで感じたことのなかった感情が生まれ、そして一果への母性を純化させるために凪沙は尊い決断を下す――。一人生きてきた少女との出会い、自らの“性”の葛藤、実感したことのなかった“母性”の自覚を描く軌跡の物語だ。この凪沙を演じるのが、近年『まく子』『台風家族』が話題となった草なぎさん。「人の愛、エネルギーにすごくあふれていて国境や性別などを超える力があって」と脚本を読み、感動して涙したという草なぎさんは、「今までで一番大挑戦の役なので、ここでまた新しい作品の力やお芝居の力に目覚めることができたらいいなと思います」とコメント。また「難しい役なのですが、凪沙の気持ちというのは少なからず誰しも生きている人間ならばわかるもの、作品として訴えかける力があっていいなと思います。“変えられない運命”、“逃れられない運命“の悲しみ、切なさといったものを人は誰しも抱えていると思う。それを作品のなかで表現できたらと思いました」と役への取り組みを語り、「想像もつかない作品になるんじゃないかと思います。監督を信頼してみんなで頑張ります」と意気込んでいる。一方、内田監督は「5年ぐらい前に少女とトランスジェンダーの疑似親子の物語をつくりたいと思いオリジナル脚本として書きましたが、題材の難しさもあり、この5年間なかなか表に出せなかった」と明かし、「内面的な演技が要求されるこの難しい役を演じるのは、誰もが知っている方でないと意味がないと思っていたところ、草なぎさんが演じていただけるということで本当にうれしく思います」と草なぎさんの起用理由を述べた。『ミッドナイトスワン』は公開日未定。(cinemacafe.net)
2019年10月31日俳優で動画クリエイターとしても活躍する草なぎ剛が19日、幕張イベントホールで行われた「U-FES.TOUR 2019 Variety in 東京」にサプライズゲストとして登場した。草なぎは、人気クリエイターのはじめしゃちょー、東海オンエア、水溜りボンドらと共演をし、会場を大いに盛り上げた。同イベントは、日本最大級の動画クリエイターの祭典。今年6月から2020年3月まで、「Music・Games・Girls・Kids・Variety」の5つのジャンルのイベントが10都市20公演開催される。今回開催された「Variety」は、トップクリエイター出演の初開催と言うこともあり、今年開催されたU-FESの中でも最大規模となっている。イベントには、はなお、はじめしゃちょーの畑、水溜りボンド、おるたなChannel、ゆきりぬ、プリッとChannel、恭一郎、東海オンエア、きょんくま、人気クリエイターが出演。試験と題した身体を張ったゲームを行い、草なぎは、「顔ダーツ」と呼ばれる種目に助っ人として参戦。大盛り上がりな会場を見渡しながら草なぎは「若い人の熱気がすごいですね。新しい時代の波が来てますよ」とハイテンション。特殊なフォームで会場を沸かせながら、見事にゲームをクリアすると、最後に行われた観客を巻き込んでの大玉転がしにも、他のクリエイターと大はしゃぎしながら積極的に参加した草なぎは、「楽しかったです。YouTubeでみんなで新しい時代を作っていきたいと思います。みなさんチャンネル登録よろしくね」と、大満足の様子で会場を後にしていた。
2019年10月19日元SMAPの草なぎ剛と香取慎吾が、「2019 59th ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」フィルム部門 演技賞に選出されたことが16日、わかった。ユニークかつ秀逸な技術・技能を発揮した個人を対象としたクラフト賞の中で、最も優れた演技力を発揮した人に贈られる演技賞。草なぎと香取は、アンファーの発毛剤「スカルプDメディカルミノキ5」のCM「アンファー・ミノキ兄弟2018/出会い篇他3篇」での演技が評価された。草なぎと香取のほか、寺田心、樹木希林、リリー・フランキーも同賞に選出された。
2019年10月16日草なぎ剛(45)が9月28日、「逆転人生」(NHK総合)に出演すると発表された。Twitterでは番組のMCを務める南海キャンディーズ・山里亮太(42)からの言及もあり、ネットが沸いている。「新しい地図」のホームページによると草なぎが出演するのは10月21日の放送回。「中国のカリスマ日本語教師 教え子たちと起こした奇跡の逆転劇」というタイトルで日本語教師・笈川幸司さんをテーマにした回だという。同日、草なぎも自身のTwitterアカウントでゲスト出演を報告。新しい地図の宣伝ツイートを引用し、《宜しくお願いします》と手のひらの絵文字とともにつづったところ2日ほどで2.3万回以上の“いいね”を記録した。続けて草なぎは山里を筆頭に出演者との集合写真をアップし、《凄く宜しく番組です!久々、山ちゃん!MCの腕上がってました!》(原文ママ)と笑顔や“祝”と書かれた絵文字とともにツイート。さらに1枚目の写真で笈川さんが目をつぶっていたために《お目目つぶってたので、もう一枚!すみません!》と投稿し、別の集合写真をアップ。それぞれ2.6万件と2.4万件以上の“いいね”を記録している。また山里も同日、Twitterで草なぎのツイートを引用し《剛さん!!!いいとも金曜日の頃からずっと優しい!!》と投稿。こちらも2万件近い“いいね”を記録している。山里のいうように「笑っていいとも!」(フジテレビ系)のレギュラーメンバーとして共演していた2人。久々のタッグにTwitterでは喜ぶ声が上がっている。《いいとも金曜日時代、懐かしいです。腕を上げた山ちゃんと剛くんとのやり取り、楽しみにしています》《山ちゃんが隣にいるとなんだか安心する 楽しみです》《これからもずっと優しいつよぽんをずっとずっとよろしくお願いします 逆転人生楽しみにしています!!》二人の再会、見逃せない!
2019年09月30日草なぎ剛主演×市井昌秀監督による映画『台風家族』(公開中)の新たな場面写真が12日、公開された。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した同作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家のめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。草なぎが今までの配役で“一番クズ”な役と称する鈴木小鉄の知られざるバックボーン・・・それは、稼業である葬儀屋は継がず、大好きな映画の世界に飛び込むべく、役者になるため家出をしたという過去。そんな小鉄が、売れない役者として多種多様な役柄に挑戦していた若手時代の写真がこのたび公開された。公開された場面写真で小鉄が演じているのは、カフェ店員の役(台詞は「お待たせしました。Bモーニングです」)、暴力団事務所前で掃除中の新人ヤクザ役、社長の逮捕を知って刑事に詰め寄る建設会社社員B役、ゾンビ役とさまざまだ。本作が公開して早くも1週間。公開4日目には、プロデューサー書き下ろしの制作の裏側などを赤裸々に語られたパンフレット1万部が完売の劇場が続出、さらなる販売を希望する声が配給会社に多く届き、1万部増刷を決定した。そして、公開6日目となった昨日の水曜日には、興行収入1億円を突破し、快晴ヒットスタートを切った。公開2週目となる今週末14日には、全国89館・生中継舞台挨拶付き上映を実施予定。「数回観ても常に新しい発見がある」と評判の市井監督の綿密に練られた脚本によって、“台風家族の謎”をさらに解き明かしたい全国の観客の質問を受け付ける“参加型イベント”として行われる。(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月12日俳優の草なぎ剛が、映画『台風家族』(公開中)で、世界一“クズ”な一家の長男・小鉄役を熱演している。長男なのに自分のことしか考えていないクズっぷりが炸裂しており、長女役のMEGUMIや三男役の中村倫也らとの兄弟の掛け合いがたまらなく面白く、それでいて心が温かくなる場面も。このたび草なぎに長男役を演じた感想を尋ね、「新しい地図」として共に活動している稲垣吾郎、香取慎吾との関係性について、兄弟に例えて語ってもらった。さらに、勢いに乗っている中村との共演の感想も聞いた。○■“弟”に抜かれる心境「慎吾のおかげで学べている」――今回、長男役でしたが、“長男”はしっくりきましたか? 「新しい地図」の3人を兄弟に例えるとどうかというのも伺いたいです。僕は実際長男なのでわかりますし、「新しい地図」の中では真ん中ですけど、企画やイベントになると慎吾が一番考えてくれているから、僕より少し上のような気がしています。香取慎吾には10代の頃からちょっと追い抜かれている節があって…実力ともにね(笑)。だから、次男に追い抜かれる心境は慎吾のおかげで学べているかな。自分よりしっかりしている弟って、プレッシャーかかるというか、焦る部分もあるんです。香取くんは身長も僕より低かったのに急に大きくなっちゃって、今回の役も新井(浩文)君のほうが大きいんです。身長って弟に抜かれると屈辱で、市井監督もそうだったらしいです。急に背も大きくなって、いろんなスキルも上がってくると困るんだぜ! みたいなプレッシャーは、いい意味で香取君のおかげで常に学ばせてもらっています。トークのスキルも高いし。――稲垣さんはいかがですか?吾郎さんは年齢的は長男ですけど、一番下のときもあったりするんです。吾郎さんすぐ“ヒステリックゴロチ”になるから(笑)。湿気があって髪の毛がなかなか決まらないと「あー!」ってなっちゃって、「どうしたの吾郎さん」みたいな感じで。面白い3人ですよね。その時々で次男とか長男が変わるのが3人の関係性かなと。3人で焼き肉を食べに行くと僕が長男になります。僕が焼くので、焼き肉長男、プルコギ長男!○■“三男”中村倫也のYouTuber設定に喜び――本作では、勢いに乗っている中村倫也さんが三男役でしたが、共演されていかがでしたか?2人でケンカするシーンもあったんですけど、めちゃくちゃすごい素敵でした! しかも倫也くんがYouTuber役で、やっぱ今きてる人っていうのはYouTubeなんだなと。僕がYouTubeを始めて頑張っているときだったのでうれしかったです。今をときめく倫也君のファンの方にも映画を見てもらって盛り上げてほしいですね。僕よりも若い世代の方にも見ていただけるチャンスですし、倫也くんのファンの方にも僕のYouTubeを見てもらえたらうれしいです。YouTuber役の倫也君が、僕がYouTubeやってることを話してくれたら、俺のチャンネル登録者数が上がらないかな、なんて(笑)――草なぎさんのYouTubeでの共演というのも、お二人のファンともに喜ばれそうです。それもいいですね! でもちょっとハードル高いかもしれないな(笑)■プロフィール草なぎ剛(くさなぎ・つよし)1974年7月9日生まれ、埼玉県春日部市出身。91年にCDデビュー以来、数々の名曲を世に送り出し、『NHK紅白歌合戦』に23回出場。主な出演映画は『黄泉がえり』(03)、『日本沈没』(06)、『あなたへ』(12)、『まく子』(19)など。『僕と彼女と彼女の生きる道』(04)、『任侠ヘルパー』(09)など数多くの話題のドラマや『バリーターク』(18)、『道』(18)などの舞台作品でも注目を集め、演技力にも定評がある。17年9月には稲垣吾郎、香取慎吾と「新しい地図」を立ち上げ、18年には自身が主演した『光へ、航る』を収めた映画『クソ野郎と美しき世界』が2週間の限定公開ながら28万人以上を動員する大ヒットを記録。YouTuberとしても活動している。
2019年09月08日雰囲気づくりの達人。その場にいる誰もが気持ちよく仕事ができるように、友達のような気さくさで接し、空気を和ませる。ノーガードの佇まいで、草なぎ剛はこちらの余計な緊張をスッと解いてくれる。ついに公開される主演作『台風家族』で演じている鈴木小鉄とは正反対の、明るい表情だ。9月6日(金)から3週間の限定公開の実現について、「皆さんの応援の声が届いたおかげです。本当にありがたいと思っています」と言う。「新しい地図を広げて、慎吾ちゃんと吾郎さんも主演映画が今年公開されて。僕もそこに加われば、全部ラインナップが揃うという気持ちもあったので、うれしい。待ってくれている方々に早く観てもらいたいです」。あえて役づくりをしない、その理由草なぎさんが演じる小鉄は4きょうだいの長男。年老いた両親が銀行から2000万円を強盗、行方をくらましたまま時効を迎えたことから、子どもたちが10年ぶりに実家に集まり、形ばかりの葬儀と遺産相続の話し合いをするのだが、それぞれの思惑をぶつけ合ううちに、次々と意外な事実が浮かび上がってくる。今回の役にどう臨んだか問うと「もうノープランですね、この場合は」と言う。「それが面白いというか。今回はオリジナル脚本だったので、別に準備せず、自分の中に余白がある方が、監督の言っていることを受け入れられるんじゃないかと思って、本当に何も考えずにやらせてもらいました」。丸腰で戦いに挑むようなその状況は、逆に怖くないだろうか。「いや、怖いですよ。けど、何も準備するものがないからしょうがない(笑)。だからもう早く寝るだけ。とりあえず睡眠を取っておけばどうにかなる。睡眠が僕の一番の役づくりなんですよ」と言う。「自律神経が整ってないと活舌も悪くなるし、ちょっとしたことや音が気になったりする。だから僕はいつも10時に寝ようと思ってます。普段も。撮影が遅くなるときもあるんだけど。早く寝て、早く起きれるように。それが一番の役づくり」と言うと、わざと得意そうな表情を作ってみせて「真面目なんですよ、そういうところ。考えているわけですよ。8時とかに寝ますから、撮影に入ると」と冗談めかす。言うのは簡単だが、徹底させるのは難しい。「そう。でも夜中までいろいろ資料とか読んで考えてると、逆に翌日、眠くなっちゃう。それよりパッと寝て、クリアの状態で起きて、現場入ってその空気吸った方がいい。自分で決めつけていくと、監督に何か言われても変えるのが難しくなる。たぶん演技って、何も考えなくてもいいんですよ。こだわりを持っていると、むしろ僕はできなくなっちゃうんです。現場に行けば監督いるし、共演者もいる。セットや小道具があって、『こういう世界観だな』と思ってやるのが好きです」。アイデアやアドリブも「回っているときに生まれる」。そして「役者じゃないんで、もともと」と語る。「いろんなことをやってきました。コンサートもそうだし、ステージに立つこと、歌うことも、バラエティーもそうだし。役者1本で、子役からやってきているのであれば、ちゃんと作るようなお芝居になるかもしれないけど、そういう環境で育ってきてないので。それこそ『ユーたち、やっちゃいなよ』とステージに上げられる環境で育ってきて、そっちが当たり前なんです」。瞬間瞬間に反応、反射していくことで「予想だにしなかった自分に会えたり、本番中、相手に対してこんな感情を持っているんだという発見ある。もちろんリスクはありますよ。自分の中から出なければ、つまんないものになっちゃう。すごいリスクはあるけど、僕はその方が好きです」。歳を重ねたからこそ受け入れられたもの草なぎさんが現場で作り上げていった小鉄からは、子どもの気持ちと親の気持ち、両方が伝わってくる。親のようになりたくないと思いながらも似てしまうその有様がリアルだ。「若いときは自分の親に似てるのがすごく嫌だった。思春期過ぎて20代、中年になる前です。体の成長もいったん終わって、二十歳から人間って老いていくと言いますよね。でも、25って気持ちはまだ若い。そのとき親に似るのが嫌だった記憶があって。家族って血が濃いから、どうしたって顔も似ていくし、同じ遺伝子だから逃れられない運命なんだけど、そこから逃げたい感覚があって。でも、だんだん年とともに、それが『いいな』と感じてくる。でも、やっぱりちょっと照れくさい(笑)」。「恥ずかしさ混じりのむずがゆさの比重がどんどん変わって、“嫌”と“いいな”がひっくり返っていく。それが家族なのかなと思う。ちょっと年を取ってから許し合え、認めてくるのかな。不思議ですね、家族って。タイミングは皆さん違うと思うんだけど。小鉄も父親に似てると自分で分かってるんけど、それを絶対認めたくない。でも、血は争えないということは『台風家族』を見ても思う。だから僕はラストがすごい好き。あそこを見てほしいな」。小鉄は若い頃、夢を追いかけるために家業を継がず、家を飛び出す。その後の挫折を揶揄する弟妹に「俺はまだ夢の途中だ!」と叫ぶ場面がある。10代から活躍してきた草なぎさん自身、いまは夢の途中なのか、それとも夢はもう叶ったのだろうか。「こういう世界に入って、人前で歌ったりお芝居したりということをやりたかったので、その意味では叶っていると思うんです。だけど、その夢をどういう形に、もっともっとより良くつくり上げていくのかという意味では、やっぱり夢の途中っていうことかな」芝居の技術より大切なこと「常に自分と向き合う」小鉄と草なぎさんの一番の違いは機嫌だ。もちろん誰だって、内輪に見せる顔と他人に見せる顔は違う。それにしても草なぎさんはいつも笑顔で上機嫌。仕事柄、ストレスを感じるのは人一倍のはずなのに。本人は「ちょっとおかしい子なんじゃないですか?」と笑い出す。それはないでしょう、と言っても、「いやいや、そうかもしれないじゃない、マジで(笑)。それ一つあると思う。真面目にならないっていうか。たぶん、ネジがちょっと外れてるところあると思う(笑)」。ストレス発散は「そうだな、おいしいものを食べますね、まずね。で、お風呂に入ったり、汗をかいたり。ごく普通のことを意識してるかな」という答え。「どこか痛めたり、病気になると負担になってくる。だから、健康状態を気にしてることかな。まず健康でいること。例えば、スーパープロフェッショナルでどんな芝居もできる人がいたとしても、不健康だったら駄目じゃないですか。極端な話、芝居が下手でも、元気のある人が出られる。技術うんぬんじゃなくて、やっぱり健康だよね、この世界。だって、うまい人なんていくらでもいるんだから」と言う草なぎさん。「そこでうまいのを選ぶより健康を選ぶよね」と断言する。「心を蝕まれちゃうような役、そこまで追い込む役もあると思う。でも、やっぱり心も健康じゃないと次に進めないと思うんですよね」。深刻ぶらずに自分を笑い飛ばしながら、でも、とても自分を大切にしている。そしてそれは、現場で常にベストな状態の自分でいるため。しなやかなストイシズムは自然体という形に行き着く。ではいまは心も体も健やか?「そうですね。健康だし、心がけているところはある。常に、どうしたら健康な体と心でいられるのかなって。やっぱりそれは自分と向き合っているのかもしれません」。(text:Yuki Tominaga/photo:You Ishii)■関連作品:台風家族 2019年9月6日より3週間限定公開©2019「台風家族」フィルムパートナーズ
2019年09月06日草なぎ剛(45)が9月4日、大阪市内で主演映画「台風家族」の舞台あいさつに登壇した。同日にはジャニー喜多川さん(享年87)のお別れの会が都内で開かれていたなか、草なぎはジャニーさんへの思いを吐露。ネットで大きな反響を呼んでいる。ジャニーさんが亡くなった今年7月、草なぎは香取慎吾(42)や稲垣吾郎(45)と連名で「どんな時でも背中を押してくれたジャニーさん、ありがとうございました。心からご冥福をお祈りします」と追悼コメントを発表していた。香取は7月に東京五輪の関連イベントに出演した際、ジャニーさんについて「SMAPを生んでくれた方……。自分のアイドルとしての生き方をたくさん教えていただき、感謝しています」とコメント。8月には稲垣も自身の主演舞台にちなんで「今日の初日を、ジャニーさんもきっと観てくれて見守ってくれるんじゃないかな」と思いを馳せていた。各メディアによると4日、草なぎは「たくさんのことを学んだ」とコメント。「感謝の気持ちを忘れず、これからもジャニーさんからの教えを胸に抱いてエンターテインメントの世界を歩んでいきたいと思います」と思いを告白。続けて「この映画もめちゃくちゃエンターテインメントになっています。ダンスを踊るシーンがあるんですけど……」と目に涙をためながらも、「“YOU、やっちゃいなよ”精神で、その場で考えて踊ってます」と笑顔で明かしたという。『Oggi』17年12月号に掲載された連載「絶対的好感論」の最終回でも、「僕をここまで育ててくれた事務所や、ジャニー(喜多川)さんにはすごく感謝しているんだ」と明かしていた草なぎ。涙を堪えながら感謝の気持ちを明かした姿に、ネットではエールが上がっている。《いつも明るく、おどけた表情で話してるけど、心の中はいろんな思いがいっぱいいっぱい詰まっているんだと思います。それが今日はこぼれ出てしまったんですね》《舞台挨拶の任務を全うすることで、草なぎさんはジャニーさんへの気持ちを示したということ。思いは故人に伝わっただろう》《いろんな想いを抱いていることと思いますが、初心を忘れずに邁進されていることが伝わります。これからも、いいお芝居をたくさん観せて頂きたいです》91年にCDデビューしたSMAP。16年末に惜しまれつつ解散し、3人は17年6月にジャニーズ退所を発表。当時、ジャニーさんは異例の形で3人を送り出していた。「ジャニーさんは、最後まで3人のことを応援していました。そしてSMAPについて『(S)すばらしい、(M)MEMORIES、(A)ありがとう、(P)POWER』と表現したのです。この言葉に、3人はいたく感動していたといいます。草なぎさんが言葉を詰まらせたのも、それだけジャニーさんへの感謝の思いが強かったのでしょう」ジャニーさんから贈られたものは、それぞれの胸に刻まれているようだ。
2019年09月05日元SMAPの草なぎ剛が主演を務める映画『台風家族』(9月6日公開)の初お披露目イベントが31日、都内で行われ、草なぎ、MEGUMI、甲田まひる、市井昌秀監督が登壇した。主要キャストの新井浩文被告が逮捕・起訴され公開延期となっていたが、本編の再編集は行わず、3週間限定で公開されることが決定した本作。草なぎは「ようやく公開にたどり着けることができました。みなさんの応援のおかげだと思います。本当に感謝しています」と感謝し、「普通に映画が公開するのが当たり前だと思っていたんですけど、自分がこういうことになって、何事もなく公開できる映画って幸せなんだなと思っています」と感慨深げに語った。同作は、世界一“クズ”な一家だけどなぜか憎めない、愛すべき鈴木家の“台風”のようなめまぐるしい夏の一日を描いた物語。鈴木家の長男・小鉄を草なぎ、次男・京介役を新井、長女・麗奈役をMEGUMI、三男・千尋役を中村倫也、小鉄の妻・美代子役を尾野真千子、娘・ユズキ役を甲田が演じた。草なぎは、昨夏猛暑の中で行われた撮影を振り返って「本当に熱くて…。『あの撮影は暑かったんですよ』っていうのはよくあるので、あんまり言いたくなかったんですけど、本当に暑かったのでどうしても言ってしまう。言いたくないんですよ。でも本当に暑かったんです。熱中症にならなかったのが奇跡だっていうくらい」と吐露。「言いたくない」と言いながら「暑かった」と何度も繰り返して笑いを誘い、「でもその暑さが僕たちのチームワークを作ってくれたのかなと思います」と話した。甲田も「暑かったです。言いたくないけど」と打ち明け、MEGUMIも「私も言いたくないんですけど暑かった」と告白し、会場からは笑いが。市井監督は「汗も本物。狙いです」と説明した。MEGUMIは、役の細かい設定が書かれた資料をもらったことを明かし、そこに草なぎ演じるクズな長男・小鉄について「麗奈が12歳のときに、麗奈が履いていた下着を売った」と書いてあったと告白。その裏設定を読んで、小鉄をクズだと思えたという。この裏設定について、草なぎは「初めて聞いた。僕のやつには書かれてなかった」と知らなかった様子。だが、監督が草なぎの資料にも書いてあったと言うと、草なぎは「読んでないのがバレた。でも大丈夫です。問題ナッシングです」と笑いながら話した。
2019年08月31日俳優でYouTuberとしても活躍する草なぎ剛が27日、都内で行われた「U-FES.TOUR 2019 Kids」東京公演にスペシャルゲストとしてサプライズ登場した。“神様”に扮した草なぎは、人気クリエイターのHIKAKINとSEIKINらと共演を果たし、会場を大いに盛り上げた。同イベントは、日本最大級の動画クリエイターの祭典。今年6月から2020年3月まで、「Music・Games・Girls・Kids・Variety」の5つのジャンルのイベントが10都市20公演開催される。「小学生未満向け」「小学生向け」の2部構成で行われたイベントには、HIMAWARIちゃんねる、おるたなChannel、太陽チャンネル、Hane & Mari’s World Japan Kids TV、Leoichannelれおいちゃんねる、ファーストキッズTV ・ First Kids TV(・はハート)、ボンボンTV、ガチャピン・ムック、こうじょうちょー、Kazu、まえちゃんねる、みにきゅーとくら部、1D&ゆーぽん、ひまひまチャンネルが登場し、子どもたちを中心に大きな声援が飛び交った。草なぎは、2部のリアル脱出ゲームステージでドラキュラに扮したHIKAKINとSEIKINを倒す“神”として登場。このときばかりは、子どもたちと同じくらいの大人の声援が会場を包み、「みんなのパワーくれー!」と草なぎが叫ぶと、割れんばかりの拍手が起こった。無事にドラキュラを倒す役目を終えた草なぎは、ノリノリでステージを後にすると、カーテンコールで再び登場。人気クリエイターたちと一緒に会場を練り歩きながらファンサービスを行うと、「頭洗えよ。歯を磨けよ」とドリフターズ風に会場を後にした。
2019年08月28日元SMAPの稲垣吾郎が12日、自身のブログを更新。草なぎ剛の愛犬“クルミ”との2ショットや、草なぎが写り込んだ3ショットを公開した。稲垣は「新しい魅力」と題してブログを更新し、「皆さま、既にご存知だとは思いますが、この度、10月にレストラン&カフェ『BISTRO J_O』『J_O CAFE』をオープンさせていただくことになりました」と改めて報告。「食の大切さ素晴らしさをNAKAMAの皆さんと共有していくことは僕の長年の夢☆ 僕自身が行きたくなるような、僕の経験やこだわりをちりばめた、お客様に長く愛されるお店にしていきたいと思っています」と思いをつづり、「舞台稽古の合間を縫って服部栄養専門学校の先生方とお料理やワインの打ち合わせもしているんですよ。長年お世話になった先生方なのでお互いの息もぴったり 楽しみにしていて下さい」と伝えた。続けて、「とある撮影現場にて・・クルミさんも祝福してくれていますよ」と草なぎの愛犬“クルミ”との2ショットを公開。さらに、「ん?後ろにいるのは・・まるで僕も彼のペットみたい。笑 ペットと言ったら怒られるね。息子と娘?? パパの発表会も楽しみです」と茶目っ気たっぷりのコメントを添えて、“クルミ”のリードをもった草なぎと思われる足もチラっと写った写真も公開した。この投稿にファンからは、「おめでとうございます!!」「いまから、ワクワク、ウキウキ、ドキドキです!行くのが楽しみです!」「吾郎さんの夢が叶って私もとてもとても嬉しい気持ちでいっぱいです」と祝福と喜びの声が殺到。さらに、「クルちゃんとのツーショットもほのぼのしていて癒されます」「稲垣さんの茶目っ気たっぷりな姿が素敵です」「クルミ嬢と吾郎さんのツーショットがなんとも愛らしい」「ペットみたいに繋がれてるみたいに見える。笑」「クルちゃんと吾郎さんとクルちゃんパパの足のみの3ショット可愛い」などと900件以上のコメントが寄せられている。
2019年08月14日草なぎ剛(45)が8月4日、「7.2 新しい別の窓」(AbemaTV)でギターのイベント「草なぎ剛 ギターはっぴょう会」を11月に開催すると発表した。さらに大物アーティストにも出演オファーをしたため、ファンの期待が高まっている。番組で草なぎは「ギターをやり始めてから6~7年経つんですよ」と切り出し、「やる機会は増えてきたんですけど、人前で弾かないとなかなか上達しない。自分の家でばかりやっていてもしょうがないということで、小屋を取っちゃいました」とイベント会場の確保を報告した。さらにTRICERATOPS・和田唱(43)やMIYAVI(37)、奥田民生(54)といった名だたるギタリストたちに直接イベント出演を交渉し、それぞれから好反応が返ってくるという一幕もあった。昨年4月に放送された同番組で、ギターを始めたのは大杉漣さん(享年66)がキッカケだったと明かした草なぎ。ギターにのめり込むようになって以降、TwitterやInstagramといったSNSでもたびたびギター姿を披露している。また同年3月に放映された「伊右衛門」のCMでギター姿を披露していたのも記憶に新しい。さらに草なぎには自作曲もあり17年12月、YouTube「ユーチューバー 草なぎチャンネル」にアップされた「いま -新しい地図-」の弾き語り映像は40万回近い再生回数を記録。昨年2月に投稿した楽曲「カメレオン」も35万回近い再生回数となっている。「ギターはっぴょう会」は草なぎにとって初となるギターイベント。Twitterでは期待の声が上がっている。《ギターはっぴょう会サポートメンバー豪華すぎてビビっていますww つよぽんの人脈凄いです!皆さんの予定が合うことを願い、私はチケットゲットの為神頼みします!》《つよぽんの発表会 期待してます 絶対生ギター聴きにいきたいです》《生ギター聴きたいよ 新曲も期待してるよ!!》
2019年08月05日今回、お店をご紹介してくださるのは……【SUGALABAO】店主・須賀洋平氏1976年、愛知県生まれ。ジョエル・ロブション氏のもと、世界各地でグループの新店立ち上げに携わる。2014年に帰国し、翌年、東京・神保町に【SUGALABO】開設。会員制でゲストをもてなすかたわら、様々な分野で活動。須賀洋平氏がオススメするお店門前仲町【みかわ是山居】理論と技の両輪で織りなす至高の味。生ける伝説が手がける最高峰の天ぷら身はふっくらと柔らかく、表面は香ばしく。驚きの旨みを内包する店の代名詞『穴子』15歳で修業をはじめてから古希を迎える今年まで、一日たりとも休んだことはない。早乙女哲哉氏は、こともなげにそう言います。天ぷらという食文化の成熟に大きな影響を与えた伝説的職人。そんな巨匠は、今日も変わらずに厨房に立ち続けます。味だけにとどまらない、カウンター越しに見る名人の技一本の天ぷらで驚きの変化と深みを表現する『アスパラガス』使用する魚介は、年間通して8割方が江戸前。入江が深く、波が立たず、かつ250もの河川が流れ込み植物性プランクトンが豊富な東京湾。そこで育つ小魚は皮が薄く小骨は小さく、天ぷらという料理に適しています。コースの主役は江戸前の魚介ですが、脇を固める旬野菜も吟味し尽くした逸品揃い。さらに秋の松茸、春の山菜など、その季節だけの楽しみも待っています。コースの最後には、貝柱がたっぷりの『天丼』をオススメした須賀氏の声みかわ是山居【エリア】深川【ジャンル】和食全般【ランチ平均予算】10500円【ディナー平均予算】17000円【アクセス】門前仲町駅 徒歩8分▼須賀氏のお店【SUGALABO】店舗詳細SUGALABO(スガラボ)【エリア】新橋【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】30,001円~【アクセス】神谷町駅
2019年07月11日