2019年10月31日 05:10
草なぎ剛がトランスジェンダーの母に 切なき疑似母子のラブストーリー『ミッドナイトスワン』
草なぎ剛が主演し、Netflix「全裸監督」の内田英治が監督を務める映画『ミッドナイトスワン』の製作が決定。10月下旬より撮影がスタートしているが、公開日は“未定”となっている。
内田監督による完全オリジナル脚本作品となる本作は、トランスジェンダーの凪沙(なぎさ)と、親から愛を注がれることなく生きてきた少女・一果(いちか)の姿を通して“切なくも美しい現代の愛の形”を描く<ラブストーリー>。
片隅に追いやられて生きてきた凪沙。彼女は今夜もメイクをほどこし、ステージ衣装に腕を通し、一人で生きていくしかない仲間たちと共にステージに立つ。そんな凪沙が、育児放棄にあっていた親戚の娘・一果を預かることに。凪沙が一果の苦悩を正面から受け止めることにより、凪沙の中にいままで感じたことのなかった感情が生まれ、そして一果への母性を純化させるために凪沙は尊い決断を下す――。一人生きてきた少女との出会い、自らの“性”の葛藤、実感したことのなかった“母性”の自覚を描く軌跡の物語だ。
この凪沙を演じるのが、近年『まく子』『台風家族』が話題となった草なぎさん。「人の愛、エネルギーにすごくあふれていて国境や性別などを超える力があって」