4月からの消費税増税の影響を、毎日のお買い物で実感することも多いですよね。支出は増える一方ですが、やはり貯金はしたいもの。そう思っていても、なかなか貯まらないのがお金です。お金が貯まらないのは収入が低いからと思いがちですが、そうではないのかも。お金をためるにはコツがあるようです。それと解き明かしてくれるのが、お金のソムリエ菅井敏之さんの 『お金が貯まるのは、どっち!?』 。この本では、銀行支店長だった菅井さんがお金を増やす25の法則を教えてくれています。今すぐ実践できるものもあるから、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?例えば、「コンビニと銀行、お金をおろすならどっち?」という問い。銀行と思う人がきっと多いでしょう。コンビニのATMを利用すると、ついで買いをしてしまうことが増えますから、コンビのATMは危険であると菅井さんも認めています。けれども、菅井さんいわく、コンビニでも銀行でも、お金を貯めることに無計画な人は、いずれにしろ「アウト!」だとか。どこでおろそうと、「お金が必要なときにおろす」ではいけないのだそう。毎月どのようにお金をつかうか、いくらの予算かを決め、必要な金額を4週で割り、「毎週月曜日にいくら銀行でおろす」という具合に計画性をもって管理するのが、お金が貯まる人。これならすぐ試せますね。ぜひ試してみては?また、「セールで買う人、買わない人、得するのはどっち?」という問い。セールでかしこく買い物をしているという人もいるかもしれませんが、菅井さんは安いから買う、今だけだから買うのは感心しないと言います。セールを活用するなら、前からほしいと思っていたものや必要なものが安くなっているときだけにしましょう。特にセールの中でも最悪なのが、福袋だそう。福袋が好きな人は多いかもしれませんが、福袋には必ずいらないものも入っていますよね。そもそも中身がわからないものにお金を出すのはギャンブルと同じと考えるべきだとか。意外なのが「お金の話をする人、しない人、貯まるのはどっち?」という問い。お金の話はあまりおおっぴらにしないものと思っている人は多そうですが、菅井さんはお金の管理をあえて公表することをすすめています。そうすることで貯めるモチベーションが上がるからだそう。例えばfacebookで友達限定公開にして、貯金状況などを発表したり、家計簿の一部を掲載したり、「こんなものを買ってしまいました」と見せてしまえば、周囲から貯金を応援してもらえるようになるかもしれません。そうすればもっとモチベーションが上がりそうですよね。『お金が貯まるのは、どっち!?』では、このようなこれまで気づかなかった25の法則が紹介されています。お金を貯めるためには、普段の生活習慣や意識を少しずつ変えることが必要のよう。ぜひ 『お金が貯まるのは、どっち!?』 で、お金が貯まる法則を学んでみては?参考元:『お金が貯まるのは、どっち!?』(アスコム) 公式サイト
2014年06月18日貯金が貯まる人、貯められない人には、決まった法則があるのを知っていますか。今回は、貯められない人の特徴3つをご紹介していきますので「やばい、当てはまっている」という方は、家計と気持ちにメスを入れて、貯められる人にチェンジしましょう。■特徴1:「お金があまったら貯金しよう」と考えている貯められない人がそろって口にするフレーズがこれなのです。「月々の家計が残ったら貯金したい」「ボーナスが残ったら貯金したい」と言いつつ、残念ながら残った試しがないのです。人は手にしたお金を使い切る傾向にあります。残ったら貯金ではなく、先に貯金してしまう仕組みづくりが必要です。会社員なら、財形貯蓄や持株会、確定拠出年金などを上手く利用し、お給料から貯める分がすぐに引かれるようにしましょう。残った手取り分で生活していくと、自動的に貯まっていますよ。■特徴2:家計がめいっぱいな状態になっている厳しい状況かもしれませんが、もう一度家計の見直しをしてみましょう。特に、家賃や住宅ローン、保険、通信費、習い事など毎月決まってかかる固定費からチェックすると効果が大きいです。食費を削るのは、最終手段にしてください。無理に切り詰めてもデメリットの方が大きくなってしまいます。家計を見直しても改善ポイントが見つけられないのなら、毎月の収入を数千円でもアップさせることを考える必要があるかもしれません。生活に無理のない範囲で、モニターやプチ副業などをして、得られた収入を全て貯めていきましょう。■特徴3:お金を貯めるための具体的な目標がないお金を貯められる人に共通しているのは「なぜ貯めるのか」「いくら貯めるのか」といった目標が明確なことです。しっかりとした目標を持っているからこそ貯め続けられるのです。目標をはっきりさせるには、家族のライフプラン表を作るのがおすすめです。手書きでもExcelでもかまいません。一番上の行に年号を30年から50年先まで書き、その下に家族の名前と年齢、そして、進学や車の購入といったライフイベントとそれぞれのやりたいことなどを記入していきます。家族全員が書き終えたら、ライフイベントに必要なお金をざっと見積もっていきます。この先の将来の計画を見積もることで、何年後にどれだけ必要なのかといった貯蓄の目標がはっきり見えてくるのです。いかがでしたか。該当する項目はありましたか。貯められるコツは「いかに先取りするか」「いかに感情をコントロールするか」にかかっています。「貯蓄とダイエットは似ているなぁ」と感じる日々です。「わかっているけど、できない」を一緒に減らしていきましょう。
2014年06月09日お金の不安は情報を知るだけで安心できる部分もある 。ということで、ファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんに、お金についての情報を整理して教えて頂いた本特集。最終回の今回は「お金の不安は、“貯めること”である程度減らせます」と言う竹下さんに、お金を貯めるコツを教えてもらった。■お金は“将来の自分”へのプレゼント「お金を無理なくコツコツと貯めていくことは、自分にとって自信になります。お金を貯めることは、将来自分がラクをするためのプレゼント。貯まればそれなりに不安は解消されますよ。それにゼロだった貯蓄が、10万円、100万円、1,000万円と桁が増えていくと、自分のグレードも上がっていく感じがするものです」と竹下さん。■先取り貯蓄がお金を貯める王道でも、いつも家計はマイナス。なかなか「貯め始める」ことすらできない場合は、どうしたら良いのだろう? 「そういう人には、先取り貯蓄がおすすめです。使った残りを貯蓄しようとしても、たいていは残らないもの。今まで貯められなかった人は、5千円程度からでもかまわないのでお給料から決めた分を財形貯蓄や自動積立預金などに回し、残りでやりくりすることにトライしてみましょう」その場合、まずは給与振込口座に自動積立を設定する。自動積立の引き落とし日は、給料日直後を指定するのがポイントだ。これだったら残高不足で自動積立ができないということもなく、着実な“先取り貯蓄”をスタートすることができる。■メインバンクとサブバンクの2つの口座をつくる自動積立で30万円なり、50万円の一定額が貯まったら、有利に増やせるネット銀行などに資金を移動させる。たとえば100万円を5年間預けた場合、メガバンクとネット銀行では、利息に約1万3千円の差が出る。※ネット銀行の金利は0.3%,メガバンクの金利は0.05%、1年複利で計算。ちなみに、最初からネット銀行での積立はおすすめしない。なぜならネット銀行の場合は、基本的には自動積立ができないので、貯蓄分をATMで引き出し預け入れるという“手間”がかかるからだ。一定額が貯まるまでの利息は微々たるもの。二兎を追うものは一兎を得ずではないが、「確実に貯める」ことをまずは優先させよう。このように自動積立をする口座はメインバンク、増やす口座はサブバンクと、二つの口座を使い分ける。こうすることによって、ムダ使いを防ぐ効果もある。■ネット銀行はどこが有利?では、サブバンクとするネット銀行はどこが有利なのだろう?「オリコンの顧客満足度調査によると、2013年度のネット銀行の定期預金部門なら、1位が住信SBI銀行、2位が大和ネクスト銀行だったようですね」と竹下さん。ネット銀行を選ぶ際に気をつけたいのは、窓口となるATMの手数料だ。ネット銀行は基本的に店舗がないので、引き出しや預け入れは、ゆうちょ銀行やコンビニATMを使うことになる。利用のたびに手数料がかかってしまっていたら、せっかくの高い利息分が吹き飛びかねないからだ。住信SBI銀行のATM手数料については コチラ 大和ネクスト銀行ATM手数料については コチラ
2014年05月29日お金の不安は情報を知るだけで安心できる部分もある 。今回は、主婦にとって最も身近な、「家計をどうしたらいいかしら?」ということへの対処方法を、ご自身も主婦であるファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんにお話を伺った。■不安ケース1 消費税増税、どう乗り切る?消費税増税へは、ムダをなくして家計をコンパクトにするとともに、税制の優遇や給付金をフル活動して、おトクに買い物をすることで対抗しよう。ムダをなくして家計をコンパクトにするためには、金額を具体的に考えてみる。たとえば、月の食費が3万円の家庭なら、増税分(3%)は900円。「月900円の食費を抑えるにはどうすればいいのか?」と考えてみる方が、「増税で家計が大変」とやみくもに不安に思っているよりも、対策が立てやすい。考え方の基本としては、 お金の不安の減らし方 のステップ1~ステップ3の流れと同じだ。■もらえるお金に敏感になる税制の優遇や給付金をフル活用するためには、世の中のお金の情報に敏感になっておくことが大切だ。たとえば「すまい給付金」はご存じだろうか? 実は住宅ローン減税の恩恵を受けられるのは、ある程度の額のローンを借りて所得が高めの人。一定以下の所得の人は、充分なメリットが受けられないため、その層を対象とした制度で2014年4月に登場したばかり。所得によって現金を給付する制度で消費税8%の今は、収入の目安が510万円以下が住宅を購入する場合、10万円~30万円のお金がもらえる。この他にも「教育訓練給付金」の額が、一部改訂される。また、産休中の厚生年金保険料、健康保険料は、育児休業中と同様に免除となった。「こういった情報を個人で都度、入手するのは、面倒だし難しいかもしれません。時々、お金関係のムック本などを購入すれば、情報がまとめて入手できるので便利ですよ」と、竹下さん。ムック本(1,000円前後)で、大きな額の「お金のもらい忘れ」が防げるなら、安い買い物かもしれない。■不安ケース2 インフレだっていうけれど、大丈夫?インフレとは、現金の価値が下がること。アベノミクス経済政策では「物価上昇率2%」を目標にインフレ政策を進めている。「物価上昇率2%」ということは、今まで1万円で買えていた商品が1万2千円を支払わなければ買えなくなるということ。「実は、お金は“額面(お札に書かれている金額)”でとらえるのではなく、“そのお札と交換できる価値は何か?”を考えてみると、正確な価値がみえてきます」と竹下さん。今の20代~40代は“インフレ”を体験したことがない世代なので、体感としての“インフレ”を知らない。だからこそ「今までとはお金との付き合い方を変えないと、お金が目減りしてしまう」ということは心しておきたい。■お金を目減りさせないためにお金を目減りさせないためには、“運用”も視野にいれていく必要がある。そうはいっても、主婦にとって“運用をする”という心理的なハードルは高いだろう。だったら運用の前段階として、金利に敏感になってみよう。たとえばネット銀行の定期預金は、メガバンクの普通預金の10倍の金利がついていることもザラ。「預ける先で金利は全然違ってくるんだ」という実感を持つことが、主婦が運用を考え始める第1歩なのではないだろうか?他、今後、金利が上がる可能性があるので、住宅ローンなどの借金は、固定金利にする。(金利が低い今の金利が長く適用されるように)。反対に貯金など金融商品は、今後の金利上昇時にすばやく預け替えができるように、今は変動金利か固定金利で期間が短いものを選んでおく、といったことも知っておきたい情報だ。やっぱり貯金については考えた方がいいよねぇと思った人は次回に。
2014年05月29日お金のことって、考え始めると、余計、心配になったりしないだろうか? 今回は、ご自身も主婦であるファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんに、主婦のお金の不安に対しての対処法を伺った。■ステップ1 何が不安か紙に書き出してみる「女性には、いろいろな不安がありますよね」と、寄り添うように話を切り出して下さった竹下さん。多くの人のお金の相談に乗っていらっしゃるからだろう。対面するだけで、何だかホッと安心する。「まずは自分にとって何が不安なのか、現状を把握することが大切です。このとき、頭の中で考えるのは、実はダメ。不安に思っていることを、ひとつ、ひとつ、紙に書き出してみましょう。文字にすることで、おぼろげながらも不安の輪郭がつかめます。現状把握をしてこそ、目標と対策が考えらえるのです。そして、それが不安対策の第一歩となりますよ」■ステップ2 不安の解消・軽減策を書き出す「次にやることは、“どんな状態になったら、その不安が解消、もしくは軽減されるかを客観的に書き出してみることです。その時のポイントは、自分が”できる“”できない“に関係なくまずは書き出すこと。今の自分にとって、できそうにもない対策だとしても、とにかくアウトプットしてみる(紙に書き出してみる)ことが重要なんですよ」■ステップ3 ステップ1からステップ2の道のりを考えてみる「最後は、ステップ1からステップ2にどうしたら辿りつけるのか? その道のりを考えてみましょう。たとえばステップ1の不安を書き出した際に“将来、夫に万一のことがあったら、どうしよう?”という不安があってとして、ステップ2で“保険に入る”という対応策を考えた場合。どんな保険に入ればいいのか、具体的な保険まで調べてみます。不安を解消するためには、情報収集をすることはとても大事です」■情報を知るだけでも安心できる「“夫に万一のことがあった時”を調べていく中で、“遺族年金”といった言葉にぶつかると思うんです。“遺族年金”は、日本の社会保障の制度のひとつです。社会保障制度とは、病気やけが、失業などで経済的に困った人の生活を安定させるための国の制度。日本は、社会保障制度で守られている部分が意外と大きいんです。そういった情報を知っているだけで、随分、不安は軽減できますよ」主婦が知っておくと安心できる情報をピンポイントで知りたい人は次回へ!
2014年05月28日毎月、お給料日前になると残高が気になってしかたがないという人もいるかもしれませんが、やっぱり貯金はしたいですよね。ずっと欲しかったバッグや海外旅行、結婚資金などのために、今から貯金にチャレンジしては? ちょっとしたコツをつかめば、きっと貯められるはず。 ■今年こそ貯め体質に 成功する貯蓄計画の立て方 漠然と貯金しなければと思っているだけでは、お金は貯まりません。具体的に行動していくことが大切。まずは貯蓄計画を立てましょう。実行可能な計画を立てれば、あとはそれを実行していくだけ。 ■これなら続けられる カンタン家計簿のコツ 貯金をするためには、まず家計簿をつけて自分の収支を理解しないといけませんよね。でも、すぐに挫折してしまいがちなのが家計簿。簡単に続けられるコツを知って、これから金を使いましょう。 ■支出を抑えたいなら見直すべきはココ! ストレス知らずの節約法とは 貯金するお金を捻出するには、やはり節約が必要。でもいろいろなものを我慢してストレスでいっぱいになるなんて、絶対にイヤですよね。では、どこを見直せばいいのでしょうか? ぜひ参考にしてみて。 ■貯まる仕組みを作る 定期預金のメリットとは 少しずつATMから普通預金のお金を下ろしているうちに、気づいたら残高が残念なことになっていることはありませんか。そんな人にオススメなのが定期預金。今まで普通預金しか使ったことがないという人はぜひこれを読んで、定期預金を始めてみては? それを貯金の第一歩にして。 ■チケット代や旅行代金が返ってくる? ユニークな保険まとめ 日頃から貯金を意識していても、何が起きるかわからないのが人生。飼っていた大切なペットが病気になったり、楽しみにしていたコンサートに行けなくなってチケット代が無駄になったり。そんなときのための保険があるのを知っていましたか? 転ばぬ先の杖はいくらあってもいいもの。知っておいて損はありません。 ■貯蓄体質になる クレジットカードとの上手な付き合い方 クレジットカードはとても便利なものですよね。でも、一歩間違えるとお金の使い過ぎの原因になる場合も。どんなところに注意すれば、上手にクレジットカードを使いこなせるのでしょうか。よく研究してみましょう。お金のことばかり考えるようなギスギスした暮らしはイヤだけれど、やっぱり忘れてならないのがお金のこと。大切なものだからこそ、真面目に考えて、無駄使いをやめて、しっかり貯金していきましょう!
2014年03月01日竹書房はこのほど、書籍『まだ間に合う30代からの貯金改革』を発売した。著者は漫画家のマキヒロチ氏とファイナンシャルプランナーの大竹のり子氏。価格は1,155円。人気漫画『いつかティファニーで朝食を』の著者のマキヒロチ氏を、ファイナンシャルプランナーの大竹のり子氏が指南。「『自分にとって大切なもの』をあきらめずに、まずは"100万円"貯める方法」を伝授する。家計の簡単な把握&見直し方法をはじめ、30代の年収の現状、税金との上手な付き合い方、自分に合った銀行の選び方、損をしない保険の選び方など、「貯金体質」になるために必要な方法を紹介している。マキヒロチ氏は第46回小学館新人コミック大賞入選。『ビッグコミックスピリッツ』にてデビュー。『CANCAM』『SEDA』『コミックバンチ』『女性セブン』『本当にあった笑える話』などで活躍している。著書に『旅する缶コーヒー+』(実業之日本社)などがある。大竹のり子氏はエフピーウーマン代表取締役、ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)。出版社の編集者を経て、2005年4月に女性による、女性のためのお金のクリニック・エフピーウーマンを設立。雑誌、講演、メディア出演も多数行っている。
2014年01月30日新しい年に心機一転、「今年こそ貯金するぞ!」と思ったら、それを実行するための計画を立てましょう。貯蓄計画はただ漠然と立ててはダメ。実現可能な計画で、しっかりコツコツ貯めていきましょう。■まずは目標を設定毎月のお給料の中から余った分を貯金しよう、と思っていても、なかなかうまくはいかないものです。きちんと貯めよう! と思うなら、まずは目標額を設定しましょう。目標額を決めるときには、無理のない範囲で始めることが大切です。いきなり「1年で100万円」と目標を決めても、1年で100円貯めるには月に8万円以上を貯金に回さなければいけません。それまで貯金習慣のなかった人には少しハードルが高いですよね。貯金目標は、一人暮らしの人なら収入の1~3割、実家住まいの人なら収入の3~4割を目安にしましょう。実際に始めてみて余裕があるようなら、徐々に貯金額を増やしていけばいいのです。■無理なく毎月貯めるコツ目標額が決まったら、毎月いくら貯金に回せばいいのかが分かります。確実に貯めるためには、お給料を引き出す前に貯金に回す、先取り貯金がおすすめ。職場に財形貯蓄制度がある場合はぜひ利用してみてください。また、銀行の自動積立定期預金でも、同様の先取り貯金ができます。毎月一定額を自動で積み立てていくことができるため、手間やストレスなく、確実にお金を貯めることができます。先取り貯金をして残ったお金が、その月の生活費ということになります。でも、貯金分が減っているため、それまでと同じ使い方をしていては次の給料日が来る前に生活費がなくなってしまいます。目標額達成のためには、月々のやりくりにも一工夫が必要です。まず、生活費の中から、家賃や光熱費、携帯代などの固定費を別に分けておきましょう。冠婚葬祭など出費の予定があるときは、その分も別に。そして残りのお金を週の数で割り、その金額で1週間過ごすようにするのです。週ごとの生活費を決めることによって、月の初めに使いすぎて給料日前にお金が足りなくなる、という事態を防ぐことができます。■貯蓄達成のために日常生活で気をつけることついうっかりの使いすぎを防ぐためには、財布の中に必要以上のお金を入れないことです。週の予算を7日で割るか、その日の予定に合わせて金額を調整して1日の予算を決め、それ以上の金額は持ち歩かないようにしましょう。突然の出費にはクレジットカードで対応。または、もしものための予備として、1万円ほど財布の別ポケットに入れておくのもよいでしょう。はじめのうちは「ちょっとキツイ」と思っていても、慣れるにつれてやりくりにも余裕が出てくるはず。これまでなかなか貯金ができなかった人も、目標額を達成したときには、きっと貯め体質に変わっていますよ。
2014年01月12日手取り18万円以下の極貧OLでも簡単に貯められる!“節約と貯金のコツ”アベノミクス効果で景気は回復基調と言っても、まだまだ不景気な世の中。でも、収入が少ないからと言って貯金ゼロでは、何かの事情で働けなくなれば、即ピンチに。しかもスキルアップを目指そうにも、勉強のための費用さえも準備できません。安心のためにも、未来のためにも、貯金は必要!ということで、ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんに、収入が少なくてもできる、節約と貯金のコツをうかがいました。●整理されたスリムなお財布で浪費とサヨナラ!雑誌の企画などで、若い女性の家計相談を受けることが多い花輪さん。「18万どころか手取り月収13万円など少ないお給料で頑張っている人は珍しくありません。そこから貯金をするのは大変ですが、ちょっとした工夫で、悲壮感なく貯金ができますよ」お給料天引きで貯金に回す、家計簿をつけるといった基本ワザは以前ご紹介した「200万の借金女からゆうゆう貯金女に!浪費家のための貯蓄術」に記載した通りですが、それに加えて日々の支出を抑える上でぜひやっておきたいのが、お財布の整理だそう。「レシートやポイントカード、お守りなどでお財布がパンパンの人は、決まって貯金ができていません。まず、必要ないものはお財布から出しましょう。レシートは毎日出して家計簿に記録して。ポイントカードはお得にみえて、実は消費を誘発するものです。たくさん持っていると、ついあちこちのお店でお金を使ってしまいますから、どこでも使えるものとよく行くお店のもの、5~10枚に厳選して持ちましょう」パンパンのお財布は見た目もカッコ悪いですよね。スリムなお財布をさっと取り出す自分を想像すれば、お財布の整理も頑張ることができるはず!●まずは家賃&通信費を抑えよう花輪さんによれば月々の生活費を抑えるために、まず見直したいのが住居費&通信費なんだそう。「1人暮らしの女性の場合、家賃が月収の半分以上になっていたり、収入が少ないのに携帯代が月1万円以上という人が結構います。この2つを抑えるだけで、ぐっとお金が貯まる暮らしになりますよ」と花輪さん。「家賃は月収の1/3までに。おしゃれな街に住みたい、新しい物件が良いなどのこだわりがあるのはわかりますが、妥協点を見つけて、安くて良い物件を探しましょう。例えば、人気のエリアでも駅から少々遠ければ、家賃は下がります。遠い分は歩けばいいし、その方が健康的。築年数は古すぎなければ(昭和56年以前の建物は新耐震基準に対応していない)問題ありません」最近人気のシェアハウスもオススメだそう。では、通信費は?「何が何でもスマホにする必要はあるのでしょうか。通信費は、携帯代とインターネット代を合わせて月収の5%に抑えたいもの。ネットやメールは自宅ですると割り切って、携帯はPHSなどで通話専用にすると節約できます。どうしてもスマホがいいなら、自宅にインターネット回線は引かないという選択もありますね」●ちまちま節約より、ポイントを絞ってがっつりカット!このように、自分なりのポイントを決めて譲れる場所は大胆にカットするのが、スマートな節約の秘訣のよう。「例えば、光熱費を節約するにしても、すべての家電の主電源をいちいち落とすよりも、節電効果の大きいエアコンや冷蔵庫、照明やテレビに絞って対策をとる方が効果的です。食費を減らしたいならカップ麺や売れ残りの値引き弁当で暮らすより頑張って自炊スキルを磨いた方が、食費を抑え、なおかつ豊かで健康的な食生活を送ることができますよ」何から何まで少しずつ節約ではなく、メリハリが大切なんですね!「そうですね。そういう視点で節約に取り組めば、日々の生活に対する満足感もアップします。収入は少なくても、楽しくお金を貯めることができるはずです」<文:市川裕子取材協力:ファイナンシャルプランナー花輪陽子>
2013年11月19日日頃の買い物をクレジットカードで済ませている人は多いのではないでしょうか。ポイントサービスや支払いのスムーズさなど、とても便利なクレジットカードですが、使い方を間違えると知らないうちに赤字になってしまうことも。カードは賢く付き合えば、貯蓄や節約にも役立ちます。上手にカードを利用して、自分のお金をしっかり管理しましょう。 ■自分のクレジットカードを把握しよう手軽だからとカード払いをして、忘れたころに届く明細書を見て慌てた経験のある人も多いのでは?まずは自分が普段どこでどのくらいカードを利用しているのかを把握することが大切です。現在保有しているクレジットカードの締め日と支払日は、忘れずに確認しておきましょう。また、それ以外にも、<持っているクレジットカードの枚数>普段使っていないカードがお財布の中に眠っていませんか?<年会費>初年度年会費無料であっても、2年目以降の会費が高いものもあるので要チェックです。<ポイント還元率と交換方法>たまったポイントは、商品やマイルとの交換や、割引サービス、キャッシュバックなど、さまざまな交換方法があります。などは、しっかりと確認しておくことが必要です。■カードの使い過ぎを防ぐ方法とは持っているカードの内容を把握したら、次に、月々どれくらいの額を使っているかをまとめてみましょう。ポイントは、カード払いの分も現金と同じように月の支出として扱うこと。たとえ引き落とし日が先であっても、カード払い分と現金の支出が、1ヵ月の収入範囲内におさまるようにしましょう。カードを使った日に金額を記録して、家計簿のように現金支出とあわせて管理するのが理想ですが、それが難しい場合でも、毎月の利用明細表は必ずチェックするようにしてください。使い過ぎを防ぐには、カードについてのマイルールを決めておくのもおすすめです。例えば「カードは月2万円まで」「固定費のみカード払い」などとあらかじめ決めておくことで、ついうっかり使い過ぎる、という事態を避けることができます。■クレジットカードは、メインとサブの2枚に絞るたくさんのカードを持っていても、実は使っていないものがあったり、年会費だけを無駄に払っていたり、ということになりがちです。普段使うカードは2枚までが理想。明細チェックの煩わしさもなくなり、カード払いを集約することで効率よくポイントをためることができます。自分のライフスタイルに合わせて、よく行くお店や交通機関などのカードをメインにするとよいでしょう。タイプの違う2枚のカードを持っていれば、普段の支払いの中でさらにポイントがたまりやすくなります。また、ポイント還元率でカードを選ぶのも一つの方法です。ポイントは有効期限があるものもあるので、確認してみてくださいね。
2013年03月06日生きていくうえで貯金が必要であることは誰もが理解しているはず。でも、実際にいくら貯めたらいいのか、あるいは、毎月いくら貯金すればいいのか、よくわからないという人も多いでしょう。そもそも、なんのために貯金するのでしょうか。貯金の目的は2つあります。1つは、急にお金が必要になったときに備えるため。人生には病気やケガ、事故や自然災害など、いろいろなことが起こります。そんなとき、すぐに使えるお金がないと困ります。もう1つは、将来の夢や目標をかなえるため。資格を取る、留学する、起業する、結婚する、マイホームを買うなど、人生にはまとまったお金が必要なイベントがいくつもあります。その資金を一度に用意するのは難しいので、貯金して少しずつ準備するわけです。2つのうち優先すべきは、第1の目的のほう。何かあったときに備えるための貯金です。金額の目安は、手取り月収の3カ月分。それだけあれば、何かあっても当座はしのげるし、収入が途絶えても3カ月は生きていけるということになります。月収の10%を毎月貯金すれば2年5カ月、15%なら1年7カ月で貯まります。それが確保できたら、第2の目的のための貯金を始めましょう。こちらは、お金が必要なイベントがいつあって、いくら必要なのかを見積もり、毎月いくら貯めればいいのかを逆算します。例えば、3年後に80万円必要だとすれば、80万円÷3年÷12カ月≒2.222となり、毎月2万2000円ずつ積み立てていけばよいことがわかります。もし、毎月の貯金やボーナスを使ってもこの金額を準備するのが難しければ、目標額を下げるか、イベントの時期を遅らせます。当面、お金が必要なイベントがないという人は、100万円を目標にしてはどうでしょうか。それだけ貯められれば貯蓄体質が身についているはずなので、次のステップへも進みやすいでしょう。貯金というと、ほとんどの人は毎月の収入からお金を使って、残ったら貯金しようとするのですが、それでは計画的に貯めることはできません。着実に貯めるには、「先取り貯金」が大切。収入からまず貯金をして、残りを支出するのです。さらに、それを自動的に行えるようにします。もし勤務先で財形貯蓄が利用できるならぜひ使いましょう。給与天引き貯蓄なので、貯蓄された分は”なかったもの”として貯まっていきます。銀行の自動積立定期預金でもかまいません。給与が振り込まれる口座から、毎月決まった額が引き落とされ、定期預金として積み立てられていきます。引き落とし日を給料日の翌日にしておけば、天引きに近い形で貯められます。どちらの場合も、毎月の貯金額はムリのない範囲にしておくことがポイント。そうでないと途中で挫折してしまいます。最初は少なめの金額からスタートして、少しずつ金額をアップしていくのがお勧めです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月28日40代以上のほとんどの人が、貯金箱を使っていた経験があるだろう。その昔は貯金を促すために、いろいろな金融機関がオリジナルの貯金箱を作成して配布していたものだ。鉄人28号や月光仮面といったキャラクターの貯金箱などは、お宝鑑定番組などに登場することもあるので、30代以下でも見たことがある人は多いはず。そもそも、貯金箱の起源はいつなのか?実は、中国で発見された約2100年も昔のものが最初のものだと言われている。その後、日本でも多くの企業がノベルティとして配布していたが、最近ではそうしたサービスはめっきり減ってしまった。ところで、そんな貯金箱のことを紹介している博物館が、兵庫県にあるのをご存じだろうか?「尼崎信用金庫世界の貯金箱博物館」は阪神尼崎駅の南側にある。館長の石山朋幸さんいわく、「うちには日本はもちろん、欧米やアジア、中東などの国で作られた貯金箱までがそろっています。生産国は全部で62カ国、点数は1万3,000点以上にのぼります」とのこと。もちろん、この数字は世界最大級。「貯金箱には、それらが作られた時代背景が色濃く反映されていますから、貯金箱を見ると時代の移り変わりを知ることができます」(石山さん)。尼崎信用金庫では昭和40年代はじめ頃から、貯蓄と人々の暮らしの関わりを示す貴重な文化資源として貯金箱の収集を続けてきた。そして昭和59年(1984)、「昔の貯金箱博物館」の名称で博物館をオープンさせた。「貯金箱は貯蓄と人との関わりを示す文化資料として価値の高いものですが、加えて、芸術品としても十分鑑賞に値することが分かってきました。そこで、“文化の器”を作る目的でこの博物館を開館することにしたんです」と石山さん。開館後、コレクターからの寄贈があったり、欧米のコレクターが所属していたもの約4,000点を購入したりするうち、所蔵点数はさらに増加。そして平成2年の暮れ、創立70周年記念事業の1つとして本店が移転した際に、現在の「世界の貯金箱博物館」へと改称した。貯金箱は貯金箱の歴史をはじめ、外国らしい貯金箱や昔懐かしい貯金箱、ICが組み込まれたハイテク貯金箱など、12のテーマごとに展示されている。「中でも、直接手に触れることができるカラクリ貯金箱のコーナーは人気があります」(石川さん)。博物館では常時2,500点ほどの貯金箱を展示しているが、所蔵しているものを順次見せるために、年間スケジュールで特別展も行っている。2012年は「招き猫貯金箱展」や「世界の珍品貯金箱展」などを企画し、10月は「貯蓄の日貯金箱展」を開催している。数ある貯金箱の中でも注目したいのは、アンティークなもの、そして、日本では思いつかないような素材で作られたものだ。日本では、ブリキなどの金属やプラスチック製のものがほとんどである。しかし世界には、ヤシの実や毛布、紙、ゴム、ガラス、竹など、思いもかけないようなもので作られた貯金箱もあるのだ。貯金箱はただお金を預けるだけの道具だと侮っていた人は、ぜひこの博物館に足を運んでもらいたい。世情やお国の特性などが、これら貯金箱を通しておしはかることができるのだ。実物に触れ、ちょっと懐かしいマネーなひと時を楽しんでみるのも面白そうだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日総務省はこのほど、2人以上の世帯に関する貯蓄・負債の保有状況の実態を調べた「2011年 家計調査年報(貯蓄・負債編)」を発表した。同調査は、施設などの世帯および学生の単身世帯を除いた全国の2人以上の世帯を対象に行われ、8,076世帯から有効回答を得た。それによると、1世帯当たりの平均貯蓄現在高は1,664万円で、前年の1,657万円と比べて0.4%増加。中央値(金額の低い世帯から高い世帯へと順に並べ、ちょうど中央に当たる世帯の値)は、前年の995万円から4万円減の991万円だった。一方、平均年間収入は612万円で前年の616万円より0.6%減少。また、貯蓄年収比(貯蓄現在高の年間収入に対する比)は、前年比2.9ポイント増の271.9%だった。貯蓄現在高階級別の世帯分布を見た場合、平均値(1,664万円)を下回る世帯が全体の約3分の2となる67.9%を占めた。最も多かったのは貯蓄現在高「500万円未満」の世帯で32.8%。このうち、貯蓄現在高が最も少ない「100万円未満」の世帯は11.2%に上ることが分かった。世帯主の職業別に貯蓄現在高を見た場合、勤労者世帯では官公職員の世帯が1,602万円でトップ。一方、勤労者以外の世帯では法人経営者の世帯が最多で3,244万円だった。貯蓄現在高階級別に貯蓄の種類別割合を見てみると、貯蓄現在高が少ない世帯ほど通貨性預貯金の割合が高くなる傾向にあったのに対し、貯蓄現在高が多い世帯ほど定期性預貯金および有価証券の割合が高くなっていることが判明。例えば、年間収入が「200万円以上400万円未満」の層では、通貨性預貯金が35.6%、有価証券が2.4%となった一方、「2,000万円以上3,000万円未満」の層では、通貨性預貯金が18.5%、有価証券が9.4%となった。次に、負債の状況について調べたところ、1世帯当たりの平均負債現在高は462万円で、前年の489万円から5.5%減少。負債年収比(負債現在高の年間収入に対する比)は、前年比3.9ポイント減の75.5%だった。負債保有世帯の割合は、前年比1.8ポイント減の38.2%。負債保有世帯の平均負債現在高は1,207万円で、前年の1,223万円から16万円減少した。中央値は888万円。また、負債現在高階級別の世帯分布を見た場合、負債保有世帯の平均値(1,207万円)を下回る世帯が58.5%に上り、負債現在高の低い階級に偏っていることが明らかになった。負債保有世帯における世帯主の職業別に負債現在高を見ると、勤労者世帯では官公職員の世帯が最も多く1,354万円。一方、勤労者以外の世帯では個人経営者の世帯が1,664万円で最多となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月01日みずほ銀行は10日より、みずほ信託銀行の資産運用商品である実績配当型の金銭信託「貯蓄の達人」の取り扱い店舗を本支店全店および一部の出張所へ拡大すると発表した。「貯蓄の達人」は、同行の一部店舗において2010年12月より取り扱っており、その累計販売金額はすでに1300億円に達していて顧客にも好評だという。このたびの取り扱い店舗拡充により、より多くの顧客の幅広い運用ニーズにみずほグループとして応えていくとしている。個人専用の信託商品信託期間は「1年」「2年」「5年」の3種類申し込みは1契約につき10万円以上1円単位主に自動車ローンやショッピングクレジット債権、住宅リフォーム資金の貸付金、住宅ローンなどを裏付資産とした信託受益権などに投資する実績配当型の金銭信託。安全性と収益性のバランスを重視した運用を行い、安定的な予定配当の実現を目指すファンドの運用資産の平均的な信用力を示す目安として、株式会社格付投資情報センター(R&I)よりファンド信用格付け「Afc(シングルエーエフシー)」を取得。(2012年7月31日現在)申込時には予定配当率を表示。信託期間中は、市場金利に変動があった場合でも予定配当率の見直しは行わない同商品には、顧客が負担する費用・手数料、また商品性に伴うリスクがある。費用・手数料については添付資料で、詳しい商品内容については商品説明書(目論見書)および目論見書補完書面などでそれぞれ確認。みずほは今後もグループ一体となって提供する総合金融サービスを通じて、より多くの顧客の利便性向上に努めていくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月15日ヘッジファンド証券株式会社は5月29日から31日の期間、夏のボーナス時期に向けた「お金にまつわる意識調査」を実施した。調査の結果、夏のボーナスの使い道は「貯蓄」と回答した人が80.8%と、景気を反映した「守り」の姿が多いことが明らかとなった。調査は、調査機関「株式会社ドゥ・ハウス」協力のもと、Webモニターによるアンケートという形で実施。夏のボーナスが支給されるという20代~60代の男女を対象に、5月29日~5月31日に行い、473の有効サンプルが得られた。まず「夏のボーナスについての使い道は?」という質問に対し80.8%が「貯蓄」と回答。その理由については「将来の年金不安に備えるため」、「老後の生活費に備えるため」、「失業や収入減に備えるため」などが多く挙げられた。ボーナスの使い道の第2位は「レジャー費」で38.9%。「生活費の補てん」は32.3%、「ローンの返済」は21.4%だった。また、16.5%の人は、「金融商品(株式投資など)」の購入に充てると回答しており、その理由は「将来の年金不安に備えるため」、「老後の生活費に備えるため」が多かった。夏のボーナスで取引を行う金融商品については、「国内株式(現物取引)」が60.3%でトップ。「株式投資信託」も根強い人気で30.8%、「FX(外国為替証拠金取引)」は23.1%だった。また、2012年はロンドンオリンピックが開催されるが、その経済効果を狙って「金融商品を購入したいと思うか」と質問したところ、「購入したい」と回答した人は26.0%。購入したい金融商品は「国内株式(現物取引)」が60.2%、「株式投資信託」が29.3%、「外貨預金」が18.7%と、夏のボーナスの投資先とは異なる結果となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日総務省は15日、2011年の家計調査報告(2人以上の世帯)を発表した。それによると、1世帯あたりの平均貯蓄は1,664万円で、前年の1,657万円と比べて0.4%の増加となった。このうち、勤労者世帯の平均貯蓄は1,233万円で、前年の1,244万円から0.9%減少した。貯蓄現在高階級別の世帯分布を見た場合、平均貯蓄額の1,664万円を下回る世帯が67.9%と約3分の2を占め、貯蓄現在高の低い階級に偏っている。貯蓄現在高が最も少ない100万円未満の階級が、二人以上の世帯に占める割合は11.2%となっており、前年(11.3%)に比べ0.1ポイント低下した。また、貯蓄保有世帯全体を二分する中央値(金額の低い世帯から高い世帯へと順に並べ、ちょうど中央に当たる世帯の値)は991万円(前年995万円)となっている。二人以上の世帯の貯蓄現在高階級別の世帯割合については、「500万円未満」の世帯が最も多く32.8%(2007年30.7%)で、これらの世帯の貯蓄全体における貯蓄額の割合は3.8%(同3.7%)。次に多かったのは「1,000~2,000万円未満」の20.7%(同21.5%)で、貯蓄全体の17.6%(同17.7%)となった。「500~1,000万円」は19.3%(2007年19.9%)で、貯蓄全体の8.4%(同8.4%)、「2,000~4,000万円」は17.1%(同17.5%)で、貯蓄全体の28.7%(同28.8%)、「4,000万円以上」は10.2%(同10.5%)で、貯蓄全体の41.5%(同41.4%)だった。世帯主の世代別に見ると、世帯主が60歳以上の世帯では貯蓄現在高が高い階級へも広がっていることが判明。また、世帯主が60歳以上の世帯に限った場合、貯蓄額2,500万円以上の世帯は32.3%と、全体の約3分の1に上ることが分かった。これは、2人以上の世帯全体における貯蓄額2,500万円以上の世帯の割合21.0%と比べて、1.5倍に相当する。貯蓄の種類別内訳は、「普通銀行など(定期性預貯金)」が最も多く29.9%(前年29.3%)。次いで、「生命保険など」が23.2%(同22.9%)、「普通銀行など(通貨性預貯金)」が14.7%(同14.3%)、「郵便貯金銀行(定期性預貯金)」が13.1%(同13.4%)、「有価証券」が12.6%(同12.9%)、「郵便貯金銀行(通貨性預貯金)」が4.4%(同4.4%)となった。通貨性預貯金は2006年以降、増加傾向にあるが、有価証券は2008年をピークに減少している。また、貯蓄現在高が少ない世帯ほど通貨性預貯金の割合が高い傾向にあり、貯蓄現在高が多い世帯ほど、定期性預貯金や有価証券の割合が高くなっていることも明らかになった。貯蓄現在高の年間収入に対する比は271.9%。貯蓄年収比は2010年以降上昇しており、1958年の70.0%と比べると、半世紀の間に3.9倍に増加したことが分かった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日新社会人が初めての給料をもらう季節がやってきました。まとまったお金の使いみちをいろいろ考えていると思いますが、最近の若者は堅実なので、多くの人は貯蓄に回すのではないでしょうか。学生のための社会人準備応援サイト『フレッシャーズ マイナビスチューデント』にて、2012年春に社会人となる会員に対して行ったアンケート(2012年2月28日~2012年3月14日に実施)でも、その堅実ぶりがうかがえます。初任給の使いみち(複数回答)では、「親へのプレゼント/ご馳走する」(72.9%)と並んで、「貯金」(69.6%、前年比4.8ポイント増)が主な上位回答でした。さらに、入社後「貯金をする予定がある」と回答した学生(91.5%)に、貯金の目的(複数回答)を尋ねると、「将来やりたいこと・買いたいものがあるため」と「最近の不況を受け、不測の事態に備えて」というのが1位と2位を占めました。新社会人は、貯蓄の大切さをよくわかっているだけでなく、貯蓄には「夢を実現させる」という目的と「万一に備える」という2つの役割があることも理解しているようです。すばらしいですね。たしかに貯蓄は大切です。ただ、現在の預金金利は1年ものの定期預金でわずか0.025%。これでは、お金を殖やすことにはつながりません。それどころか、ATMの時間外手数料で元本割れしてしまいます。昔はお金を「貯める」ことと「殖やす」ことがイコールでしたが、今は、お金を殖やそうと思ったら、貯めるだけではダメなのです。となると、考えたいのが資産を”運用”することです。そういうと「運用するお金なんてないよ」という声が聞こえてきそう。多くの人は、「運用はお金のある人がするもの」と思っているに違いありません。でも、「投資信託」を使えば、資産運用は1万円からできるのです。投資信託は、多くの人からお金を集めて「ファンド」を作り、その資金を運用の専門家が株や債券に投資して、得られた利益をファンドに出資した人に分配する仕組みです。ほとんどのファンドが1万口あたり1万円でスタートするため、たいていのものは1万円前後で買うことができます。資産運用のハードルは意外に低いのです。投資信託の最大の特徴は「分散投資」です。どのファンドも多くの株や債券に投資しているので、株や債券そのものを買うのに比べて値動きが小さくなります。そのぶん、短期間で大きく利益を上げるのは難しいので、ある程度の期間保有して、少しずつ収益を積み重ねていくのが投資信託の利用法といえます。ただそうはいっても、どのファンドも多かれ少なかれ価格が変動するので、売買のタイミングによっては、損失をこうむることもあります。そこで利用したいのが、投資信託の『積み立て』です。投資信託の積み立ては、1つのファンドを毎月一定の日に、一定の金額で買っていきます。積み立てなら値動きに左右されずに買い続けることができ、価格が高いときは買える口数が少なく、価格が低いときは買える口数が多くなることから、平均購入価格を抑えられる効果もあります。何よりも、資産を着実に殖やしつつ、預貯金を上回る収益が期待できるのがメリットです。若い人は、運用に回せるお金は少なくても、人生の持ち時間はたっぷりあります。この時間を味方につけて、ゆっくり資産を築いていくのが投資信託の積み立てなのです。投資信託の積み立ては、多くの証券会社や銀行で扱っていて、たいていの場合、1ファンドにつき1万円からですが、最近は5,000円からあるいは1,000円からできるところもあります。社会人になると、昼間、証券会社や銀行の窓口へ行くのは難しいので、ネットでの取引がおすすめ。ネットで口座開設の申し込みをし、ファンドを選びます。毎月の買い付け代金は、銀行口座や証券口座からの引き落としのほか、クレジットカードで支払いができるところもあるので、自分の使いやすい方法を選びましょう。こうして積み立ての手続きをしたら、あとは年に何回か運用状況をチェックすればOKです。問題は、どのファンドを買うかということ。本当は、自分で勉強して「これは」と思うファンドを選ぶのが理想ですが、それまでの時間をムダにしないために、まずは、日本の株価指数であるTOPIXあるいは日経平均株価に連動するインデックスファンドを積み立ててはどうでしょう。例えば、TOPIXに連動するインデックスファンドなら、TOPIXが値上がりすればファンドの価格も同じように値上がりし、TOPIXが値下がりすればファンドの価格も同じように下がるように設計されています。TOPIXや日経平均株価は、テレビのニュースや新聞で毎日報道されているので値動きがわかりやすいといえます。また、インデックスファンドはその仕組み上、どの運用会社が運用するものでも成績に差がつきにくいので、ファンド選びで失敗することもありません。日本株のインデックスファンドを買うと、毎日の株価の動き目が向くようになり、株価に影響を与える経済のさまざまな要因にも興味がわくはず。経済を知ることは仕事にも役立つし、社会人としての視野を広げることにもつながります。毎月決まった額をきちんと貯蓄するのと併行して、ムリのない金額で投資信託の積み立てを続けていけば、5年後、10年後にはお金も自分自身もしっかり成長しているに違いありません。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月24日ゆうちょ銀行はこのほど、長期間、預入や払戻しなどの利用がない貯金の取り扱い概要を、ホームページで発表した。2007年9月30日以前に預け入れした定額郵便貯金、定期郵便貯金、積立郵便貯金については、満期後20年2カ月を経過しても払戻しの請求などがない場合は、旧郵便貯金法の規定により権利が消滅する。ゆうちょ銀行では、満期の際には早めに手続きをするよう呼びかけている。2007年9月30日以前に預け入れした通常郵便貯金、通常貯蓄貯金については、2007年9月30日の時点において、最後の取扱い日から20年2カ月を経過していない場合は、そのほかの金融機関と同様、最後の取扱い日から10年が経過すると「休眠口座」として預かり、利用者から払戻しの請求があれば支払う。なお、2007年9月30日の時点において、最後の取扱い日から20年2カ月を経過している場合は、旧郵便貯金法の規定により既に権利は消滅している。また、2007年10月1日以後に預け入れした貯金については、最後の取扱い日または満期日から10年が経過した場合は「休眠口座」として預かり、払戻しの請求があれば支払うとしている。ゆうちょ銀行では、上記に心当たりがある場合は、早めに近くのゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で払戻し等の手続きをするよう呼びかけている。なお、取扱いの状況によっては、手続きに日数を要する場合があるという。また、住所や名前に変更があった場合には、満期の際などに案内が届かないことがあるので、早めに近くのゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口に変更の届出を行う。詳細は同行Webサイトまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月27日富国生命保険相互会社は、11月2日より、現行商品に比べて貯蓄性をさらに充実させた新しい学資保険「みらいのつばさ」(正式名称:無配当学資保険)の販売を開始する。これまでの特長をそのままに、貯蓄性をさらに高めるこれまでの同社の学資保険は、業界初の「兄弟割引」制度や祝金の受取プランを2タイプから選択できる等の特長で、顧客から好評だったことから、新規発売の「みらいのつばさ」にもこれを引き継ぎ、貯蓄性をさらに高めたものという。なおこの概要は以下で、詳細はリンク先に説明がある。「みらいのつばさ」の主な特長1.貯蓄性を高めたことで教育資金をより効率的に準備できる。同社の現行商品(5年ごと利差配当付学資保険)と比較し、戻り率(祝金・満期保険金お受取総額÷お払込保険料総額)が、最大で7%以上向上。さらに、「兄弟割引」が適用された契約は戻り率がより高くなる。2.ニーズにあわせて祝金の受取プランを選択できる。●S(ステップ)型⇒入園・入学・成人などの節目ごとに祝金を受け取れるため、成長を実感しながら教育資金を準備できる。●J(ジャンプ)型⇒大学進学時にあわせて祝金を受け取れるもので、負担の大きな大学進学に重点的に備えられる。3.契約者に万一のことがあった場合、以後の保険料の払込が不要となる。
2010年10月08日結婚・育児・老後……将来に向けコツコツためる女性多し将来のことや、大きな買い物をしたいときのことを考えて、まとまった金額の貯金をしておきたいと思っている社会人は多いのではないでしょうか。しかし、限られた収入の中でどれだけ貯金に回わすかというのは思案のしどころ。今回は女性451名に、毎月の貯金額と今考えている貯金の使い道について尋ねてみました。>>男性編も見るQ.毎月の貯金額を教えてください(単一回答)1位3万円~5万円未満21.3%2位1万円~3万円未満20.0%3位5万円~7万円未満17.3%4位貯金していない9.5%5位7万円~9万円未満 8.0%5位9万円~11万円未満 8.0%■将来の生活のための貯金派……・「結婚式のためのお金」(23歳/公益法人/総務)・「子どもの将来のため」(29歳/金融/財務)・「将来、年金だけで生活できるかどうか不安だから」(27歳/商社/秘書・アシスタント)・「仕事が途切れたり病気にかかったときのため」(23歳/マスコミ/マーケティング)・「万が一結婚できなかったときのため」(23歳/法務/秘書・アシスタント)・「早く仕事を辞めて、貯金で生活したい」(28歳/損保/営業)■自己投資のための貯金派……・「資格取得や趣味など」(27歳/食品/その他)・「留学資金やスキルアップのため」(25歳/広告/財務)・「将来、結婚・育児が落ち着いたときに自分の好きなことをできるように」(26歳/金融/秘書・アシスタント)■夢に向けての貯金派……・「喫茶店開業」(27歳/鉄鋼/総務)・「マイホームや車などの購入のため」(26歳/機械/総務)・「親を海外旅行につれていく」(24歳/IT/SE)・「海外移住。ヨーロッパで生活したい」(24歳/医療/秘書・アシスタント)■ためることに生きがいを感じる派……・「貯金することそのものが目的。特に使い道は決めていない」(23歳/金融/金融系専門職)・「貯金が趣味。お金がないと生きていけないから」(25歳/金融/営業)総評毎月3~5万円程度をコツコツためていくというタイプが最も多く、使い道で「結婚のため」と答えた女性は男性よりも多く見られました。また、「将来、年金だけで生活できるかどうか不安だから」という回答もあり、現行の年金制度の存続に疑問を投げかける声もありました。一方で、約10人に1人は貯金をしていない、あるいは貯金ができていないことも発覚。生活費で手一杯となってしまう給料の少なさを嘆く声も聞かれました。(文・大谷連太)調査時期:2010年6月25日~7月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性451名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクコレって自分だけ?気になる他人の価値観を知りたい方はコチラ「今から始めないとマズい?20代の結婚とお金の真実」【女性編】20代のうちに貯金しておきたい金額ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年08月05日明るい未来へ希望を託す一方、将来に対する不安から貯金する男性も……厚生労働省が2007年に行った調査によると、20代世帯主の平均貯蓄額は約181万円でした(厚生労働省平成19年国民生活基礎調査より)。個人によりバラつきはありそうですが、あまり景気の良くない今の世の中、毎月コツコツ貯金をしている人も多いのではないでしょうか。今回は男性188名に、毎月の貯金額と貯金の使い道について聞いてみました。>>女性編も見るQ.毎月の貯金額を教えてください(単一回答)1位3万円~5万円未満22.3%2位1万円~3万円未満20.2%3位5万円~7万円未満16.5%4位貯金していない11.2%5位9万円~11万円未満9.6%■買い物や消費のために……・「海外旅行」(26歳/IT/SE)・「車を買う」(22歳/自動車関連/エンジニア)・「新築一戸建てを現金で購入するため」(28歳/ソフトウェア/プログラマー)■結婚・老後のために……・「結婚と、その後の生活」(22歳/金属/エンジニア)・「新婚旅行」(23歳/電気/営業)・「結婚に向け必死で貯金してます」(27歳/情報/プログラマー)・「老人ホームに入る」(26歳/IT/研究開発)■投資・借金返済のために……・「株式投資」(24歳/電気/財務)・「将来事業をしたいのです。夢の夢ですが」(28歳/教育関連/営業)・「借金返済」(24歳/建築/人事)・「親に返す」(24歳/教育関連/研究開発)■万が一のときのために……・「失業したときに食いつなぐ資金」(26歳/機械/マーケティング)・「親兄弟が病気になったときに使う」(24歳/精密機器/設計)■漠然とした将来のために……・「とりあえずためておいて損はないという感覚」(23歳/学校/システム)・「なんとなく不安だからためている」(28歳/土木/研究開発)総評毎月の貯金額は男女ともにほぼ同じ結果となりました。結婚資金にするという声も多く見られましたが、それに劣らず多かった意見がマイホームの購入。現金一括払いからローンの頭金までとプランはさまざまですが、多くの20代男性が「持ち家」に憧れているようです。夢のある目的が並ぶ一方で、「なんとなく不安だから」という意見も多数あり、明確な目的はなくても余ったお金は保険のつもりでためておくという傾向も見られました。(文・大谷連太)調査時期:2010年6月25日~7月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性188名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクコレって自分だけ?気になる他人の価値観を知りたい方はコチラ「今から始めないとマズい?20代の結婚とお金の真実」【男性編】20代の内に貯金しておきたい金額ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年08月05日今までに、「節約貯金をしたことがあるか」を聞いたところ、「ある」と回答したのは31.3%だった。なお、ここでは金融機関以外のタンス貯金などの貯金を「節約貯金」として聞いた(図1)。図1:節約貯金をしたことがありますか?以下、「節約貯金をしたことがある」という312名の回答をまとめた。どんな貯金をしているかを聞いたところ、最も多かったのは「小銭貯金」で中でも「500円玉貯金」を挙げる人が多かった。方法としては、「500円玉を見たら即貯金」、「お釣りをなるべく500円玉でもらえるようにする」など意識的に500円玉を集める人が多かった。また、それ以外の小銭では「寝る前に、財布の中の50円以下の小銭を貯金箱へ入れる」や「気づいた時に財布にある小銭を貯金」といった回答が多く、「500円よりも無理なく続けられる」という声が多く見られた。その他の節約貯金の方法では、交通機関を使わず移動してその分の交通費を貯める「交通費貯金」や、飲み物を買ったつもりなどで、貯金する「つもり貯金」が多く、中には、偶然新札が財布に入ったら貯金する「新札貯金」といったユニークな貯金もあった。節約貯金でいくら貯められたかを聞いたところ、最も多かったのは「10万円以上」で26.0%、次いで「1万~3万円未満」24.7%、「3~6万円」20.5%となった。最も多く貯めた人は「600万」だった(図2)。図2:節約貯金でいくら貯めましたか?最後に、節約貯金をして良かったこと、悪かったことをそれぞれ聞いた。良かったこと実家に帰る際の、交通費に使えたので良かった。(女性/25才/年収300~400万円未満)節約する習慣が身についた。(女性/28才/年収200~300万円未満)お財布の中身を把握できるようになった。(女性/22才以下/年収200万円未満)少しずつでも地道に続ければ結構貯まるので嬉しくなる。(女性/29才以上/年収200万円未満)貯金に対する意識ができたこと。自分が今までかなり浪費していたのを再確認させられた。(女性/26才/年収300~400万円未満)財布の中にお金がなくても、家の中にお金があるので、深夜に気軽にコンビニに行ける。(女性/29才以上/年収300~400万円未満)大きい金額になったらそれを貯金に回して貯蓄額が一気に増えるのがうれしい。(女性/28才/年収200~300万円未満)急な出費でも安心して支払えた。(女性/25才/年収300~400万円未満)500円玉貯金をして3カ月で5万溜まったが、全く貯金をしている感覚はなく負担がなかった。(女性/25才/年収200~300万円未満)すでに使ってしまったものとして気づかないうちに貯まっているので貯金をするときに臨時収入の気分になること。(女性/28才/年収400~500万円未満)悪かったこと500円を無理やり集めたために、逆に金欠になった。(女性/24才/年収200~300万円未満)貯金重視になりすぎて、普通に使えるお金が減った。でも貯金のペースは崩したくないと思って無理をしてたら、お金がないから遊ばなくなり、つまらない生活になってしまった。(女性/28才/年収200~300万円未満)貯金箱に入れすぎて、財布がスカスカになってしまいお店で会計に困ったことがある。(女性/26才/年収200~300万円未満)家計簿をつけたところ、お金を節約しようとしすぎて買い物自体が苦痛になってきた。(女性/25才/年収200万円未満)あと数円あれば小銭で支払えたのに、前日に貯金してしまっていたのでお札を出すことになる、ということが多々あった。(女性/26才/年収200~300万円未満)本当にお金がないときにすぐにそこからお金を使ってしまって貯まらなくなったとき。(女性/28才/年収400~500万円未満)ここまで貯めたんだからと、使わないようにする意識が働き、折角貯めたのに何を買うのにも使えなくなった。(男性/22才以下/年収300~400万円未満)COBS ONLINE会員アンケート「節約貯金についてのアンケート」より抜粋(期間:2009年10月14日~10月21日、節約貯金している:312名)完全版(画像などあり)を見る
2009年11月11日COBS ONLINEの男女会員1,020名に対して、2009年7月14日から7月24日にかけて「積み立て貯金に関するアンケート」を実施した。「現在、積み立て貯金を行っているか」を聞いたところ、「はい」と回答した人は全体の34.2%で349名で、男女比は男性87人、女性262人であった。以降、「現在、積み立て貯金をしている」と回答した349名の回答を調査する。「毎月いくら積み立てているか」と聞いたところ、「5~10万円未満」が一番多く26.6%、次いで「3~5万円未満」が22.6%となった。一方、「10万円以上」と回答した人も6.6%存在した(図1)また、「何の積み立てをしているか」を聞いたところ(複数回答)、「貯蓄型の積み立て(定額貯金)」が40.7%、「会社の積み立て(財形貯蓄)」が37.1%と2つ合わせて全体の77.8%を占める結果になった(図2)。「どのくらいの期間積み立てをしていますか?」について聞いたところ、「0~1年未満」が27.2%と一番多く、次いで「1~2年未満」が22.1%となった。また、「5年以上」と回答した人も13.2%いた(図3)。一方、「現在、総額いくら貯まっているか」と聞いたところ、「100~300万円未満」と回答した人が24.1%、「0~20万円未満」が30.4%となった(図4)。「今後、その積み立てを続けるかどうか」については「はい」と回答した人が圧倒的に多く90.0%となった(図5)。「今後、その積み立てを続けるかどうか」について「はい」と回答した人にその理由を聞くと下記のような回答が得られた。実施している積み立て:会社の積み立て(財形貯蓄など)/投信型の積み立て(株式累投など)住宅財形は税制上の優遇があるから。残ったお金で生活することは、自身の自立意識を促すことにつながるから(男性/O型/26歳/年収:500万円以上/茨城県/事務系専門職)実施している積み立て:会社の積み立て(財形貯蓄など)貯金では無理かと思い財形貯蓄にしました。安心できるので自分に合った方法だったと思います。(女性/O型/27歳/年収:400万~500万円未満/東京都/事務系専門職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)/会社の積み立て(財形貯蓄など)給料天引きだと、給料の初期値が低くなり、それに対応できるような生活を送るようになるので、結果、お金が良くたまると思うから。(男性/B型/24歳/年収:200万~300万円未満/岡山県/事務系専門職)実施している積み立て:保険の積み立て(養老保険など)/貯蓄型の積み立て(定額貯金など)/会社の積み立て(財形貯蓄など)/投信型の積み立て保険は、貯蓄もできるよう掛け捨てではなく満期にお金がほぼ戻ってくるものにしました。投資信託は日経が低いときに積み立てを開始。財形は天引きで貯蓄しやすいからしています。貯蓄は、普通預金においておくともったいないので。(女性/A型/24歳/年収:200万~300万円未満/京都府/営業職)実施している積み立て:投信型の積み立て(株式累投など)当時は株式バブルで余剰資金を投資するのがはやっていたから。定期預金もそれほど利率がよくなかったので選択肢に入れなかった。とはいえ個別の銘柄に投資するのは銘柄を勉強する時間がないから投信にした。(男性/B型/29歳/年収:300万~400万円未満/東京都/事務系専門職)実施している積み立て:デパートの積み立て1年で満期になってボーナスがもらえるので。その後も同じように貯めていけるけど、満期後の分のボーナスは出ない。(女性/O型/26歳/年収:400万~500万円未満/大阪府/技術職)実施している積み立て:会社の積み立て(財形貯蓄など)解約するのも面倒だし、良い制度だと思うので。今更、個人で選ぶより、会社の積み立てに乗っかった方が楽だと思うし、お得だと思うから。(女性/B型/27歳/年収:400万~500万円未満/東京都/技術職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)財形以外のお金は旅行や日々の生活費として消えていくので、財形だけは解約せず貯金し、将来いざという時のためにためておきたいから(女性/A型/23歳/年収:200万~300万円未満/大阪府/専門職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)とりあえず年金が心細いので、老後の資金にするから。また将来は海外へ移住する予定なので、その資金にも充当する予定。(男性/O型/30歳以上/年収:500万円以上/東京都/経営・コンサルタント系)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)具体的に何に使うか決めてないけど、仕事をやめるにしても転職するにしても、職を失ったとしても、結婚するにしても300万はためておきたいと考えているから。(女性/B型/26歳/年収:300万~400万円未満/千葉県/専門職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)将来留学をしたいため、毎月定期の貯金をすることにしている。手元に置いておくと使ってしまうし、銀行に預けることが安全だと判断した。(女性/O型/24歳/年収:200万円未満/岡山県/専門職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)春に引っ越し費用工面のために2年分の積み立てを解約したので、残高が一気に減ってしまった。そこで、これからはせめて50万円たまるまでは解約しないように続けていきたい。(女性/AB型/23歳/年収:200万円未満/千葉県/販売職・サービス系)実施している積み立て:投信型の積み立て(株式累投など)使う予定のないお金だから、ないものとして考えているため。もし相場が良くなれば、一部解約するかもしれない。(女性/A型/26歳/年収:400万~500万円未満/千葉県/専門職)実施している積み立て:会社の積み立て(財形貯蓄など)もともと会社の財形貯蓄を利用する気は無かったが、最低1口は必ず入らないといけないため、入ってます。(女性/A型/25歳/年収:300万~400万円未満/兵庫県/営業職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)年数指定定期なので(現在2回目)来年の期限が切れるまでは続ける。続けないと、解約金が発生してしまうので、もったいない。(女性/A型/27歳/年収:200万円未満/愛知県/事務系専門職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)使う予定もないので、知らないうちにたまっていき、たまに記帳してみると「たまってる」とうれしくなるので。(女性/B型/23歳/年収:200万~300万円未満/福岡県/専門職)実施している積み立て:会社の積み立て(財形貯蓄など)/デパートの積み立て利率がよかったから。自分が毎月一定の額を貯蓄しているとすぐに引き出してしまったので自分で安易に引き落とせないシステムにした。(女性/B型/27歳/年収:400万~500万円未満/愛知県/事務系専門職)COBS ONLINE男女会員へのアンケート「積み立て貯金に関するアンケート」より抜粋(期間:2009年7月14日~7月24日、集計人数:1,020名のうち「現在、積み立て貯金をしている」という質問に「はい」と回答した349名)完全版(画像などあり)を見る
2009年08月07日COBS ONLINEの会員に対して、2009年6月2日から6月12日にかけて「貯金額」に関するアンケートを実施した(N=1,000)。■貯金をしている層は二極化傾向「現在の貯金額はいくらですか?」という質問をすると、「20万円未満」という回答が21.8%ともっとも多い結果となった(図1)。続いて「200~500万円未満」20.14%、「100~200万円未満」18.4%となり、貯金をしている層としていない層の差があることが分かった。なお、今回の結果では「家族と同居」と「一人暮らし」ではそれほど大きな差が出なかったが、「社宅・寮」に住んでいる人の方が「200~500万円未満」の枠を筆頭に、100万円以上の貯金額がある人計65.1%がもっとも多かった。一方、「友人等との共同生活」をしている人の貯金額は50万円未満の割合が計54.6%と多いが、これらの人々は金銭的余裕がないからこそ、ルームシェアをして家賃の負担を減らしているようである(図2)。毎月の貯金額を尋ねると、「4~6万円未満」が21.5%、「2~4万円未満」が20.4%とボリュームゾーンとなっている(図3)。また、まったく貯金していないと答えた人も11.0%いた。また、「目標とする貯金額はありますか」との問いには、61.0%の人が「ない」と答えている。(図4)。■貯金をする目的は、「いざというときのため」貯金をしている理由を尋ねると、「理由はとくになし」、「なんとなく」、「いざというときのために」などの表現が多く、漠然とした目的を挙げる回答が目立った。その他、具体的な目的を挙げた回答の中で多かったのは、「結婚資金」198件、「家を買う」61件等、「旅行」59件、「マンションを買う」10件、「留学」8件、などがあった。貯金をする目的をコメントで一部紹介する。●結婚資金。親に借りてまで結婚式をするのであれば、ちゃんと自立したことにならないと思っているため。(女性/25才/200~300万円未満)●将来、今より暮らし向きや給与がよくなるという確信が持てないから、何かあったときに困らないよう貯金をしている。あとは、結婚資金として。(女性/25才/400~500万円未満)●家を建てたいので、とりあえずの頭金くらいは作りたい。ただ、実際の費用がわからないので目標金額は適当に決めた。(女性/26才/200~300万円未満)●老後のバカンスのため。(男性/25才/500~600万円未満)●都内にマンションもしくは一軒家を買いたいから(女性/26才/700万円以上)●ちゃんとした生活を心がけようという自制心と、たまっていく感覚がうれしいから。(男性/24才/200~300万円未満)●マンションなどの大きな買い物をしたり、海外へ行ったり、ゆとりのある生活を幸せに過ごすため。(女性/23才/300~400万円未満)COBS ONLINE会員アンケート「貯金に関するアンケート」より抜粋(期間:2009年6月2日~12日、集計人数:1,000名)完全版(画像などあり)を見る
2009年06月24日