「ドラマ出演料は年々高額化しています。男性俳優のネームバリューにより海外への版権が売れることが多いので、男性俳優の出演料は特に高くなります。1話あたり1億ウォン(920万円)以上は“超一流スターの証明”といってよいと思います」(韓国芸能プロダクションWAYSカンパニー代表のパク・ジョンウォン氏)Netflixによる『愛の不時着』『梨泰院クラス』人気で、韓流ドラマがまた世界的に脚光を浴びている。そこで、本誌は現在の韓国芸能界で、トップギャラのスターリストを入手した!(連ドラにあまり出なくなった40歳以上の“レジェンド”俳優は除外)数多くの韓流ドラマの字幕を手掛ける翻訳家・金光英実さんはこう語る。「通例、俳優と所属事務所では出演料の取り分は5対5ですが、超大物の韓流スターになると、そのギャラ比率が8対2になることも。出演料の交渉は事務所がおこないます。事務所は俳優のマネージャー、メークなどの人件費や移動車両などの経費を支払う必要があり、俳優のランクが上がるほど、事務所のギャラ比率は下がっていくことが多いため、出演料はさらに高額化していくのです」ちょうど1話1億ウォンのギャラに到達したのが、ソン・ジュンギ(35)、イ・ジョンソク(31)、イ・スンギ(33)、チョ・ジョンソク(39)、チュ・ジフン(38)だ。「ソン・ジュンギは『太陽の末裔』(’16年)でアジア圏で大ブレーク。ドラマ『あなたが眠っている間に』(’17年)でSBS演技大賞最優秀演技賞に輝いたイ・ジョンソクは同作で1億ウォンの大台に。“国民の弟”のキャッチフレーズを持つイ・スンギも除隊後の『花遊記』(’17年)で1億ウォンに到達しました。今年『賢い医師生活』で大ブレークし、シーズン2の制作も決まったチョ・ジョンソクも1億ウォンに突入。この作品に愛着がある彼は、“少しでも制作費削減の手助けに”と、ギャラを自ら減額提案したことが韓国テレビ局内で“美談”として話題になっています。Netflix最初のオリジナル韓国版ドラマ『キングダム』に出演したチュ・ジフンは今年度の『フォーブス・コリア・パワーセレブリティ40』にも選ばれていました」(韓国テレビ局関係者)1話1億~1億2千万ウォン(1千100万円)ランクには『愛の不時着』で共演したヒョンビン(38)とソン・イェジン(38)の名が!「ヒョンビンは『ジキルとハイドに恋した私』(’15年)で1億ウォンの大台に乗りました。今回の『愛の不時着』の大成功で、次回作では1億5千万ウォンにまで上がる可能性もあると思います。同じくイェジンもギャラが1億2千万ウォンに跳ね上がったといわれています」(前出・韓国テレビ局関係者)前出の金光さんはこう語る。「ヒョンビンさんは断トツの好感度。出演作品がほぼ確実に人気になることで出演料が高くなるのも必然です。ソン・イェジンさんは昔から映画部門でも『キャスティングしたい女優1位』でした」チョン・ジヒョン(39)もイ・ミンホ(33)も同額だ。「’18年1月に第2子を出産したチョン・ジヒョンは今も引っ張りだこ。来年のドラマ『智異山』に出演するギャラはまたも1億ウォン以上です。イ・ミンホは今年の『ザ・キング』で1億2千万ウォン。相変わらず高値安定です」(前出・韓国テレビ局関係者)ちなみに、もうすぐ1億ウォンに達する俳優候補筆頭にあがったのが、『梨泰院クラス』のパク・ソジュン(31)だった。「彼はスキャンダルがなく、のべ30本以上のCM出演を誇ります。1本の契約料は4億~5億ウォン(3千700万~4千600万円)といわれ、今回の『梨泰院クラス』でドラマギャラも8千万ウォン(740万円)以上になったといわれています」(前出・韓国テレビ局関係者)『愛の不時着』コンビを差し置いて、栄光のギャラ1位の座に輝いたのは、キム・スヒョン(32)で1話2億ウォン(1千840万円)!「’13年のドラマ『星から来たあなた』で、すでに1億ウォンを突破していました。彼は中国での人気も非常に高く、中国のバラエティ番組に出た際のギャラが8億5千万ウォン(約7千800万円)だったのではという話も。除隊後初の本格復帰作となる今年の『サイコだけど大丈夫』は2億ウォン以上といわれています」(前出・韓国テレビ局関係者)来年はこのランキングがどう変わるか、作品とともに楽しみたい。「女性自身」2020年11月17日号 掲載
2020年11月05日「『Netflix』のドラマランキングで、今年主演した『梨泰院クラス』に続き、『キム秘書はいったい、なぜ?』(’18年)も1位を獲得。インスタフォロワー数は1,587万人と彼の勢いはとどまるところを知りません」(韓国紙記者)もはや“国際派スター”となったパク・ソジュン(31)。今年で芸歴10年目だが、多くの韓流ドラマの字幕を手がける翻訳家の金光英実さんは、「韓国の街中で彼の名前を耳にするようになったのは2年前から」と語る。「『キム秘書~』放送翌日、ランチに食堂に行くと、韓国のOLたちが『ソジュン、カッコいい』と話していました“ラブコメの神”と呼ばれる人気俳優になりましたね。視聴者は彼の汚れのない、清いところ、キリッとしたところが好きなんだと思います。そこに彼の内面が表れているから。ソウル芸術大学在学中に兵役を終わらせたことも“きちんとした人”というイメージにつながっている。彼本人が『親しい仲の人にほど礼儀を守る』と言っているように節度のある態度は好感度大です」韓国芸能プロダクション関係者もこう語る。「業界内の評価も高いです。恩義を忘れない彼の忠誠心は、彼の行動にもよく表れています。デビュー当初、彼はぺ・ヨンジュンさん率いる芸能事務所キーイーストに所属していました。彼を発掘した“恩人”マネージャーが2年前に独立して事務所を立ち上げたとき、彼も一緒についていったのです。その事務所社長こそ、ヨンジュンさんの全盛期を支えた“BOFのヤン室長”なんです」ヨン様ファンにとって“ヤン室長”は懐かしい響きだろう。「“ヤン室長”の育成の秘訣は、“芸能人とマネージャー”ではなく、“兄と弟”といった家族のような関係を築くこと。これはヨンジュンさん直伝だといいます」(前出・韓国芸能プロダクション関係者)デビュー前のソジュンがヨン様と初めて会ったとき、ヨン様は彼の才能をいち早く見抜いたという。「初対面で、ヨンジュンさんから『俳優の雰囲気がするね』と告げられた彼は感激で心臓が張り裂けそうだったとか。以来、定期的にヨンジュンさんは彼に演技のアドバイスをしていたといいます。ヨンジュンさんは’11年のドラマ『ドリームハイ』を最後に俳優を休業しています。そして翌年に制作された『ドリームハイ2』で、24歳のソジュンさんをドラマデビューさせています。“俳優のバトン”は彼に託したのでしょう」(韓国テレビ局関係者)ヨン様から“後継”指名を受けたソジュン自身も、ヨン様の考え方を継承している。「いまもソジュンさんはヤン社長の子供たちの誕生日も一緒に祝うなど、“家族同然”のつきあいをしています」(前出・韓国紙記者)ヨン様の“家族精神”はソジュンに確実に受け継がれていた――。「女性自身」2020年11月10日号 掲載
2020年10月29日