スタンプやグッズなど、今や大人気のキャラクター「ちいかわ」(『なんか小さくてかわいいやつ』通称ちいかわ)と、株式会社かんぽ生命保険(以下かんぽ生命)との連続コラボ企画が開催決定しました。3か月間の期間限定コラボレーション全国の郵便局に「ちいかわ」が登場。「Vol.1郵便局でちいかわを探せ&すこやかチェック」(2022年8月1日(月)〜)、「Vol.2 アプリでちいかわと散歩駅伝(2022年9月25日(日)〜)」のキャンペーンを展開していきます。キャンペーン期間中、郵便局でちいかわを探してプレゼントが貰えるキャンペーン「ちいかわを探せ」や、ちいかわと一緒に毎日の歩数を競い合う参加型キャンペーン「散歩駅伝」など、ちいかわと一緒に健康を応援する企画を続々開催します。ナガノ先生の描き下ろしのイラストやLINEスタンプなどプレゼントもあり、キャンペーンを通してかんぽ生命とちいかわが皆さまの健康を全力で応援していきます。■名称:すこやか応援!!ちいかわといっしょ 〜連続コラボ企画〜■キャンペーン内容・期間キャンペーン期間:2022年8月1日(月)〜10月28日(金)●Vol.1 郵便局でちいかわを探せ&すこやかチェック:2022年8月1日(月)開始 ・ちいかわを探せ Twitter 投稿キャンペーンすこやかんぽの公式 Twitter(@sukoyakampo)をフォローして、郵便局に隠れているちいかわを見つけて投稿すると、ちいかわコラボオリジナルスマホ壁紙画像をプレゼント。※応募は9月16日(金)迄です。・「すこやかんぽ」アプリダウンロード者限定 ちいかわコラボオリジナルスマホ壁紙画像配布「すこやかんぽ」アプリでしかゲットできないちいかわコラボオリジナルスマホ壁紙画像を期間中に続々公開。なかにはナガノ先生描き下ろしのオリジナル画像も登場。・全国の郵便局でちいかわステッカープレゼント郵便局でちいかわステッカーをプレゼント。是非、「すこやかんぽ」アプリを活用してお散歩しながら郵便局へ!※無くなり次第配布終了いたします。・アプリを開いて健やかチェック!「すこやかんぽ」アプリ内でご利用いただけるMy健診アドバイスの利用でキャンペーンに応募すると、素敵な健康グッズが当たります。●Vol.2 アプリでちいかわと散歩駅伝:2022年9月25日(日)開始「すこやかんぽ」アプリ内からエントリーして、都道府県別に毎週の平均歩数を競い合う散歩駅伝を開催。県別の総合歩数や週次区間チャレンジで入賞するとプレゼントを進呈。※10月22日(土)迄です。・ちいかわコラボ動画/散歩駅伝サポートコンテンツ公開ちいかわが登場するすこやかんぽコラボ動画や、日本郵政女子陸上部の現役選手が伝授する足腰を痛めずに散歩するための準備・テクニック動画などを、すこやかんぽ公式Youtubeチャンネルで公開。・「すこやかんぽ」アプリダウンロード者限定・ちいかわラジオ体操動画公開「すこやかんぽ」アプリでしか視聴できない、ラジオ体操動画を公開。ちいかわと一緒に楽しくラジオ体操して、毎日の健康習慣に。・ちいかわコラボLINEスタンプ配布ナガノ先生書き下ろしイラストのLINEスタンプ配布。かんぽくんとちいかわが、このコラボだけでしか見られないLINEスタンプとなって登場。「すこやかんぽ」アプリをダウンロードするとスタンプを獲得できます。※配布期間は9月27日(火)〜12月19日(月)です。※記載のキャンペーンやコンテンツは予告なく変更する場合がございます。【参考】※専用特設サイト※すこやかんぽ公式 Youtube チャンネル※「すこやかんぽ」アプリ公式サイト
2022年08月04日今年(2019年)の6月に明るみになった、かんぽ生命の不適切な契約問題ですが、不安になっている方も少なくないと思います。ご相談をお受けする中で、ご自身だけでなく離れて暮らす親御さんのかんぽ生命の契約について心配の方もいらっしゃいました。 年末年始は両親や親族と会う機会も多い時期ですので、場合によっては確認いただく機会にしても良いと思います。今回はかんぽ生命の不適切な契約問題と確認事項、対象方法についてお伝えします。 かんぽ生命の不適切な契約問題とは? 郵便局ではかんぽ生命の契約を取り扱っていますが、不適切な契約とは、契約ノルマの達成や報酬を目的として、お客様が希望をしていない保険の契約や正確な説明をしないまま手続きした契約、契約者(お金を払う人)や被保険者(保険金の対象となる人)と会わずにおこなった契約など、正規の手続きに則らず保険を契約したことです。 また、2019年6月の発表では、①新しい保険を勧められ、いままで加入していた保険を解約したところ、加齢などにより健康状態が悪化していることを理由に、新規契約を断られてしまったケースが15,800件。②新しい保険に乗り換えたものの、保険金の支払いを求めた際に、実は必要とされていた病歴の告知を怠っていたことを指摘され、契約を解除されてしまったケースが3,100件。③もともと加入していた保険の特約で対応したほうが、新しい保険に乗り換えるより有利だったケースが5,000件あったとのことです。 特に①のケースでは、無保険の状態になってしまうこともあり、お客様のためというより、かんぽ生命や販売員のための契約が一部おこなわれていました。そのため、2019年8月からすべての保険契約を対象に書面を送付し、調査をおこなっているところです。 不適切な保険かどうか見分けるには?かんぽ生命はご契約者数で約2000万人もいるため、すべてにおいて不適切な契約がおこなわれたというわけではありません。その中で加入しているかんぽ生命の保険が適正なものか、不適切なものか分からない方もいらっしゃると思います。そのため、両親や家族などが不適切な保険かどうか見極めるためのポイントをいくつかお伝えします。 〈不適切な保険かどうか見極めるためのポイント〉 【1】郵便貯金の代わりや定期貯金の満期を迎えた後に、養老保険や終身保険などの加入を勧められ、貯金か保険か分からずに契約してしまった保険がある。 【2】通帳のデザインが変わったと伝えられ、手続きをした上で、養老保険や終身保険などに加入をした。本人は通帳が変わったと思っていたら、保険証券だった。 【3】本人では健康面や保険金の上限を超えてしまったので、別の家族の名義で保険に加入をしていた。また、別の家族は手続きをしていないのに、保険証券が存在する。 【4】日付がそれほど離れていない、似たような保障内容の保険証券が2つ以上存在する。【5】本人の記憶していない・自覚をしていない保障内容の保険証券が存在する。 これらの条件が一つでも当てはまれば、不適切とは言わないまでも、不適切かどうか確認するようにしましょう。このような保険が2015年以降の加入であったり、契約者の年齢が68歳~69歳であったりすれば、不適切な保険契約の可能性が高まります。不適切な保険契約か気になった場合で、契約者が両親や家族の場合は、契約者に経緯を確認するようにしましょう。 また、判断に迷う場合は有料となりますが、ファイナンシャルプランナーに保険証券の内容を確認してもらうことも一つの方法です。 不適切な保険と思ったら? 不適切な契約かどうかと思った場合でも、勘違いや内容を忘れている場合も少なくありませんので、担当者や最寄りの郵便局に内容を確認してからの判断をしても良いでしょう。担当者や最寄りの郵便局の説明で意見が食い違う場合や明らかに件数が異常に多いなどの不適切な可能性が高い場合は、コールセンターやお客さま相談室に直接やり取りすることも必要です。お客さま相談室は地域ごとに異なるため、保険証券やホームページを確認するようにしましょう。コールセンターやお客さま相談室でも解決できない場合は、一般財団法人生命保険協会が運営する生命保険相談所、生命保険相談所連絡所での相談も有効です。こちらは保険会社ではないため、保険内容の照会はできませんので、ご注意ください。保険証券を用意し、郵便局・かんぽ生命の対応や意見の食い違う点、解決方法等を相談する場所となります。全国50か所にありますので、必要の際はこちらから最寄りの相談所、相談所連絡所を確認してください。 2019年12月にはかんぽ生命から調査結果も報告されるようですが、ご自身やご家族の保険が適切かどうか判断するにはご自身やご家族が保険証券の内容や経緯を把握するしかありません。怪しいと思われた場合は記事をご参考に確認・判断をするようにしましょう。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2019年12月16日——月13万円ほどの年金収入がある軽度認知症の高齢女性は、複数の保険に加入させられ、月25万円もの保険料を取られていた。日本郵政グループの「かんぽ生命保険」による不正販売。8月1日時点で、過去5年間の不適切な契約が18万3,000件に上っていることが確認されている。保険に詳しいファイナンシャルプランナーの飯村久美さんはこう語る。「本人の支払い能力を明らかに超えた契約のほかにも、新旧の保険料が“二重払い”になったり、保険契約のない“無保険状態”になるなど、顧客に不利益な契約が行われていました。これは厳しいノルマに加え、かんぽ生命の社内規定が原因です」すでにかんぽ生命の保険と契約している人が、新しく保険に加入する場合、その3カ月前から6カ月後までの9カ月間に、以前から入っていた保険を解約すると、その契約は新規契約ではなく、“乗り換え”と判断するという規定だ。「契約を取ると、営業手当が出るのですが、“乗り換え契約”だと、その額は新規契約の半分になる。そのため、古い契約を解約させて4カ月後に新規契約をさせたり、新規契約を結んで7カ月後以降に古い契約を解約させたりするという、“前4後7”と呼ばれる手口が常態化していました」(飯村さん・以下同)自分たちの利益のために、3カ月もの間、顧客をなんの保障もない無保険の状態に置いたり、6カ月以上も保険料を二重に払わせたりしていたということだ。一方、民間の保険会社では’05年に起きた保険金不払い問題で金融庁から指導が入り、このような不正契約は起きにくくなっているという。だが、あからさまではなくても、顧客の利益よりも自分たちの利益を優先する業者は多い。「保険会社は不利なことは伝えてくれません。特に、“損する”行動を取りやすいのが、保険の見直しのタイミング。自分で確認すべきことは調べましょう」
2019年08月15日「私の姑も信頼していた郵便局員に騙され、一時は月に30万円以上もの保険料を、かんぽ生命に支払っていたことがありました。きっとほかにも被害者が大勢いるに違いないとは思っていたのですが、これほどの数とは……、ニュースを知って驚いています」と語るのは、東京都在住の40代主婦・A子さん。A子さんを驚かせたというのは、日本郵政グループ傘下の生命保険会社・かんぽ生命による顧客の“不利益契約”問題だ。保険問題に詳しい経済ジャーナリストは言う。「かんぽ生命が、顧客の負担が増えたり、不利益になったりするような、保険の乗り換え契約をしていたことが明らかになり、いまや社会問題になっています。6月27日に、かんぽ生命が明らかにしたデータによれば、’14年4月以降だけで、その数は約2万3千900件にものぼるのです」冒頭のA子さんも、義理の母親が、かんぽ生命とのトラブルに見舞われていた。「保険といえば、郵便局か農協で加入するという地方出身の義理の両親でしたので、郵便局への信頼は厚かったのです。郵政民営化以前は郵便局の簡易保険に加入していました。また頻繁に自宅へ顔を出してくれる地元郵便局の担当者・X氏のことも、とても信頼していたのです」かんぽ生命は保険の販売を日本郵便の郵便局に委託し、手数料を支払っている。契約数の9割は郵便局員が販売しているのだが、契約件数は勤務の評価の大きな割合を占めており、過剰なノルマも課せられているのが実情なのだ。A子さんが証言を続ける。「姑はパートで稼いだお金を、ゆうちょの口座にコツコツ貯金していました。そして私が出産して初孫ができたわけですが、そこに目をつけられてしまったのです」その年、A子さんの姑は初孫を被保険者とする300万円の学資保険に加入した。当時、義父母とは同居していなかったA子さんのもとを担当者・X氏が訪れ、親権者であるA子さんのサインを求めてきたのだ。「そのときは姑の気持ちをありがたく思ったのですが、実はトラブルの始まりでもあったのです」その契約から2カ月もたたないうちに、X氏はA子さんのもとを再訪。今度は姑がA子さん夫妻を被保険者とする「終身保険」を契約、さらに舅の名義で孫の「学資保険」も追加で契約していた。その後もX氏の来訪は繰り返され、いぶかしく思っていたところ、ついに実態が判明した。「きっかけは私たち家族が義父母との同居を始めたことでした。同居を始めてすぐに、当時79歳の姑が『お金がない、ない』と言うので、年金ももらっているのになぜだろう?と思ったのです。姑に確かめてみると、なんと、かんぽ生命への月々の支払いが30万円を超えていて……。パートでためていたはずの姑のゆうちょ口座はすでに底をつき、舅の貯金まで取り崩しながら生活している状態でした。姑はX氏の『ご家族のためです』という言葉を信じ、勧誘されるままに保険を契約していたのです」狡猾なことに、A子さんの義母が支払いが苦しいことを訴えるとX氏は保険を解約させ、返戻金を受け取ることを勧めていたのだ。「その返戻金で、また新しい契約を結ばせることを繰り返していました。姑は保険の内容について十分な説明を受けていませんでしたが、『郵便局のXさんが“いい保険ですよ”と、おっしゃっているから』と信じ切っていました。私たちが慌てて証券をすべて確認したところ、支払総額は2千万円!仰天してしまいました」また解約返戻金は掛金より目減りする。保険の乗り換えを繰り返したことで、計600万円近くものマイナスになっていたのだ。「事実を教えると、姑は『そんなこと知らなかった』と泣き崩れ、悄然としていました………」不利益契約急増の背景について、自身も保険募集人の資格を持つ1級ファイナンシャルプランニング技能士の大野高志さんは次のように語る。「多くの生命保険会社の営業職員の成績は長く契約を続けてもらうよりも、新規の契約に重きを置くことが少なくありませんが、かんぽ生命もその傾向が強いためか、それが契約トラブルを生じさせている一因になったと思われます。また契約者も自衛のために、最低限の知識を持つことが必要です。もし保険に入るのであれば、以下の4点、(1)保険の種類・内容(2)保険の期間(3)保険料は継続して支払えるのか?(4)解約した場合の返戻金はあるか?は必ず確認してください。判断できないときには、家族や友人、場合によってはファイナンシャルプランナーなどの保険に詳しい人と相談してください」
2019年07月04日かんぽ生命保険と第一生命保険は3月29日、業務提携を行うことを基本合意した。○業務提携の理由は?両社は業務提携の理由について、「これまでに培った両社の強みを相互補完・融合することで事業基盤を強化し、持続的な企業価値の向上を実現するとともに、商品・サービスの品質向上等により、我が国における地域社会の発展に貢献し、また、諸外国における生命保険の普及・浸透を通じ、各国の社会・経済の発展に貢献することを目的としております」とコメントしている。○業務提携の内容は?業務提携する事業は、海外生命保険事業、資産運用事業、国内生命保険事業に関する共同研究の3つ。海外生命保険事業では、第一生命の子会社Dai-ichi Life Insurance Company of Vietnam,Limited(第一生命ベトナム)が、ベトナムの国営郵便会社Vietnam Postの販売委託先として行う保険販売に対しては、各種支援を検討・実施する。さらに、ベトナムにおける協力関係を強化するため、かんぽ生命保険から第一生命ベトナムに、出資を検討している。資産運用事業では、第一生命の関連会社である資産運用会社DIAMアセットマネジメント及びJanus Capital Group Inc. の共同利用やプロジェクトファイナンス等の成長分野への共同投資を検討・実施すると発表している。第一生命の関連会社であり、かんぽ生命が資産管理業務を委託している資産管理サービス信託銀行株式の一部を、第一生命保険からかんぽ生命保険に譲渡するための協議を行う。そのほか国内生命保険事業に関する共同研究として、両社の国内生命保険市場でのさらなる成長や商品・サービスの品質向上、コスト削減等を目的に、新商品の開発やIT技術の利活用等に関する共同研究の実施を検討している。これらの業務提携に向けて、両社は業務提携の実現に向けて積極的な人材交流や両社の持続的な企業価値向上につながる協力関係構築について、継続的に検討していく見通しという。
2016年03月30日郵政三社超大型上場の前評判が上々であることは承知していたが、かんぽ生命がストップ高で引けたとなると、過熱気味の印象はぬぐえない。上場初日、売り出し価格を50%以上上回る水準で、なお買い注文が続くという現象。しかも、後場は日経平均の上値が重く息切れしている。このような市場環境で、なお買い続ける「本尊」は誰なのか。少なくとも、オーソドックスな株式投資家の動きとは思えない。仕手株化の匂いが漂う。トレンド・フォローのCTA(コモディティー・トレーディング・アドバイザー)などの仕掛けが考えられる。今年は惨憺たる運用実績で今月の決算期を迎えるヘッジファンドも、一発逆転のチャンス到来とばかりに、意気込んでいる。○それこそヘッジファンドの「カモ」だ気になるのは「一日で5割以上の上げ」に惹かれて集まってくる初心者投資家集団の動きだ。これをキッカケに「コツコツ投資」を始めるのであれば、健全な流れだが、昨日講演した投資セミナーの後で質疑応答を受けた参加者たちのなかには、「一獲千金」の誘惑に駆られて郵政上場に期待を寄せる初心者たちが多かった。それもシニアだけでなく、若い世代の参加者が目立った。側で心配げに見守る妻の姿が印象的だった。「投資はそんなに甘いものではない」と思わず肩を叩いたのだが、長年の勘で、誰が何と言おうと、この人たちは変わらないだろうと思った。たぶん彼らは、「講師は諌めていたが、やっぱり旨い投資話はある」と確信してしまったのではあるまいか。それこそ、ヘッジファンドの「カモ」になるまいか。○コツコツから始めよこのような異常な熱気に包まれると、それぞれ個人の本性があらわになるものだ。用心深い性格であれば、まず、引いてしまう。しかし、「肉食系投資家」タイプは、沸々と体内から湧いてくるアドレナリンを制御できなくなるものだ。なにを隠そう、トレーダー時代の筆者が、まさにその典型だった。こんな偉そうなことを書いてはいるが、いまだに、市場が荒れると、カラダがほてってくる。まだ修業が足りないと思う。ただ、12年間NYやチューリヒの市場最前線で、相場の修羅場をくぐりぬけてきた体験があるので、リスク耐性だけは身についている。湧き出るアドレナリンを制御しつつ、努めて冷静に判断する術は心得ているつもりだ。明日以降、市場に参入してくるかもしれない「にわか株式投資家」たちには、やはり、「コツコツから始めよ」と説いてゆきたい。○著者プロフィール●豊島逸夫豊島逸夫事務所(2011年10月3日設立)代表。2011年9月末までワールド ゴールド カウンシル(WGC)日本代表を務めた。1948年東京生まれ。一橋大学経済学部卒(国際経済専攻)。三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)入行後、スイス銀行にて国際金融業務に配属され外国為替貴金属ディーラーとなる。豊富な相場体験をもとに金の第一人者として素人にも分かりやすく独立系の立場からポジショントーク無しで金市場に限らず国際金融、マクロ経済動向についても説く。またツイッターでも情報発信している。○【連載】25歳のあなたへ。これからの貯”金”講座25歳。仕事や私生活それぞれに悩み不安を抱える年齢ではないだろうか。そんな25歳のあなたへ、日本を代表するアナリスト・豊島逸夫とウーマノミクスの旗手・治部れんげがタッグを組んだ。経済と金融の最新動向をはじめ、キャリア・育児といった幅広い情報をお届けする特別連載。こちらから。
2015年11月04日2015年11月4日に上場を予定している日本郵政グループ3社のうち、ゆうちょ銀行とかんぽ生命保険の売り出し価格が19日、決定した。○売り出し価格はともに仮条件上限にゆうちょ銀行の売り出し価格は仮条件上限の1,450円(同1,250円~1,450円)、かんぽ生命保険の売り出し価格は同じく仮条件上限の2,200円(仮条件1,900円~2,200円)。申込期間は2015年10月20日~23日。ゆうちょ銀行の広報は「ブックビルディングで申告された需要を背景に売り出し価格を決定した」と説明している。売り出し株はともに普通株式となり、ゆうちょ銀行の総売り出し株式数は4億1,244万2,300株(国内3億2,995万3,800株、海外8,248万8,500株)、かんぽ生命保険は6,600万株(国内5,280万株、海外1,320万株)となる。かんぽ生命保険は売り出し価格の決定について、仮条件に基づき国内外の機関投資家等を中心にブックビルディングを実施し、需要の申告を受け付けた結果、「申告された総需要株式数は、売り出し株式数を十分に上回る状況であったこと」「申告された総需要件数が多数にわたっていたこと」「申告された需要の相当数が仮条件の上限価格であったこと」が特徴として見られ、最近の新規上場株の株式市場における評価などを総合的に勘案して、売り出し価格を決定したという。なお、日本郵政のブックビルディング期間は10月23日までとなっている。
2015年10月19日宝塚歌劇団という夢の世界でトップスターとして活躍するという夢を叶えるには、本人の努力はもちろん、たくさんの応援があったはず。12月15日、東京・丸の内のKITTEで行われた「“かんぽ生命 夢、応援宣言”かんぽ生命ドリームステージ発表会」に、スペシャルゲストとして登壇した元宝塚歌劇団月組トップスター・瀬奈じゅんさんからは、そんな大きな夢を叶えた宝塚時代の思い出が語られました。このイベントは、かんぽ生命が取り組むキャンペーンに向けての“かんぽ生命 夢、応援宣言”を行うもの。MCはフリーアナウンサーで宝塚ファンでもある中井美穂さんが担当しました。かんぽ生命取締役 兼 代表執行役社長 石井雅実さんの主催者挨拶では、文化的活動の一環として、夢に向かって挑戦する人生を応援していくために宝塚歌劇に協賛する旨を発表。その第一弾として、2014年に100周年を迎え、2015年から“次の新たな100年”に歩みだす宝塚歌劇の新作となる月組公演「スペクタクル・ミュージカル『1789 ~バスティーユの恋人たち~』」に冠協賛することが発表されました。 会場では、月組トップスターの龍真咲さんから日本では初上演となる『1789~バスティーユの恋人たち~』公演への熱い想いを語るビデオメッセージが上映されたあと、瀬奈さんからは、「新作に取り組むということで、どういう風にお客様に受け入れてもらえるか、すごくドキドキすると思います。ただ、苦しめば苦しむほど、作品を上演するときの喜びも大きいと思いますし、月組の団結力も高まると思いますので、楽しみですね」と、大きな期待が。”夢、応援宣言”をテーマにしたトークショーでは、夢が叶ってトップスターに就任した時代を振り返り、「私は言葉でみんなに『ついてこい』と言うより、舞台の上で輝いて、舞台の上でみんなをひっぱっていくことで(自分の思いを)伝えていこう、としていました」と語る瀬奈さん。「いざトップスターになると、みんなから夢をもらっていたんだなとも気づきましたね。周囲の方々の支えや、愛情で、夢をかなえさせてもらっていたんだな、と。だからこそ、家族やファンの皆さんに感謝しなければ、という想いが強くなりました」とコメント。 また、今後の夢については、「私の人生の中の一番大きな夢、トップスターになるという夢を叶えてしまったので、今は新たな夢に向かって進み出す一歩だと思います。夢とは違うかもしれないけど、家族を大切に穏やかに暮らすというのも夢です。日々を大切にしていきたいです」と笑顔で語っていました。イベント後半には、宝塚ファンにはおなじみの“シャンシャン”(ブーケ仕様の小道具)が登場。初めて持ってみた中井さんは「うわっ、思った以上に重いですね! (舞台では)皆さん何回もきらびやかに振り上げていますが、結構大変なんですね」と率直なひとこと。瀬奈さんが中井さんに「足を開いて、外側の足に重心を乗せて立ちながら、“シャンシャン”のリボンをこれくらいたるませるのが美しい持ち方です」と、決めポーズを披露・指導したりする一幕も あり、トークショーに集まった観覧客から歓声が上がっていました。かんぽ生命では、スペクタクル・ミュージカル『1789~バスティーユの恋人たち~』の協賛を記念して、 2015年2月28日に、瀬奈じゅんさんが登壇する「美と健康のドリームトークショー」を開催するそう。抽選で100組200名が招待されるので、 特設WEBサイト「かんぽドリームシアター」 まで応募してみては?(受付は2015年1月30日まで)・かんぽ生命保険 公式サイト 「美と健康のドリームトークショー」への応募は、 こちら から
2014年12月25日かんぽ生命保険はこのたび、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構から簡易生命保険契約の管理業務を受託しているが、コンピュータシステムの不具合により、民営化前に販売された職域保険(1年更新型の定期保険)の一部の契約で、顧客に対して契約者配当金を多く支払うまたは少なく支払った契約が存在することが判明したと発表した。民営化前に販売された職域保険ですでに契約者配当金を支払った契約のうち、以下の全ての条件に該当する場合、顧客に支払う契約者配当金をシステムで計算する際に、計算の基準日とする月日を誤っていた(本来、所属していた団体が簡易生命保険に加入した月日を計算の基準日とするべきところ、追加で加入した契約月日を計算の基準日としていた)ため、配当金計算の対象期間を誤って算出し、支払う契約者配当金に過不足が生じたという。(ア) 職域保険(イ) 所属していた団体が簡易生命保険に加入した日以降、追加で加入した契約(団体が加入した月日と追加で加入した契約月日が同一の場合を除く)(ウ) 保険期間の更新停止の申し出などにより契約満了となった契約、または解約・失効・減額変更請求のいずれかを行った契約契約者配当金を本来より少なく支払った顧客に対しては、同社から個別に連絡し、支払いが不足していた契約者配当金の額と、支払いが遅れた期間に対する遅延利息相当額を支払うとしている。同件についてのお問い合わせは、かんぽコールセンター(フリーダイヤル)又はかんぽ生命ホームページで受け付けている。かんぽコールセンター(フリーダイヤル)0120-552-950受付時間:平日9:00~21:00、土日休日9:00~17:00(1月1日~3日を除く)かんぽ生命ホームページ「お客さまの相談窓口(送信フォーム)」(URL)お客さま相談窓口(送信フォーム)に必要事項を入力の上、送信する同社としては、システムの品質向上に継続して取り組んでおり、同件はこの取組過程で判明したものだが、この事態を真摯に受け止め、引き続き再発防止に取り組んでいくとしている。
2013年11月13日かんぽ生命保険は13日、顧客への請求の案内を充実させる過程において、過去に請求した顧客と、現在請求している顧客への案内の水準に差が生じていることから、より丁寧に請求案内すべき事案などについて、過去の請求分を検証し、顧客に案内する取組みを行うこととすると発表した。予想される追加支払は、顧客の意向や今後の検証作業によるが、約10万件程度(検証対象の0.6%程度)、約100億円程度と想定されるとしている。かんぽ生命では、保険金など支払管理態勢の整備を経営の最重要課題と認識し、事後検証システムの導入や点検活動など、保険金などを正確かつ迅速に支払うための各種の取組みを行ってきたという。顧客への請求の案内については、簡易な書類(※)をもとに請求した顧客に対しても、2012年7月以降、提出された死亡診断書や病院の領収書などを検証し、顧客の申告以外に入院保険金や手術保険金を支払いできる可能性がある場合には、かんぽ生命から案内を行うなどの取組みを行っている。また、高度な医学的判断を要する事案についても検証しているという。かんぽ生命では、このように顧客への請求の案内を充実させる過程において、過去に請求した顧客と、現在請求している顧客への案内の水準に差が生じていることから、より丁寧に請求案内すべき事案などについて、過去の請求分を検証し、顧客に案内する取組みを行うこととする。(1)民営化(平成19年10月)以降5年間に請求された事案(約1,700万件)を検証する。(2)予想される追加支払は、顧客の意向や今後の検証作業によるが、約10万件程度(検証対象の0.6%程度)、約100億円程度と想定される。主な事案の概要は、以下のとおり。死亡診断書について、死亡前の入院の可能性を窺える記載があるもの : 死亡保険金の請求に対して、死亡場所が病院または診療所で、かつ、発病・受傷から死亡までの期間が1日以上31日以下の場合に入院保険金の請求案内を行ってきたが、発病・受傷から死亡までの期間にかかわらず、入院保険金の請求案内を行う入院事情書について、手術を受けている可能性を窺える記載があるもの : 入院保険金の請求に対して、一定金額以下の場合に顧客の入院証明書の取得負担を軽減するため、顧客自身が記入する入院事情書による取扱いを行っているが、添付された医療機関発行の領収書に手術に関する診療報酬点数の記載がある場合には、手術保険金の請求案内を行う。なお、手術保険金については、入院事情書による取扱いを行っていないことから、入院証明書が必要となる入院証明書について、重度障害・身体障害の可能性を窺える記載があるもの : 入院保険金の請求に対して、入院証明書の記載内容だけでは支払事由に該当しないものの、入院証明書に重度障害の可能性を窺える記載(「全介助」など)がある場合に重度障害による死亡保険金の請求案内を、身体障害の可能性を窺える記載(「聴力障害」など)がある場合に傷害保険金の請求案内を行う障害診断書について、身体障害の症状が固定していない記載があるもの : 傷害保険金の請求に対して、障害診断書に身体障害の症状が固定していない記載があるものについては傷害保険金の支払いを行っていないが、その後症状が固定した場合には支払いできる可能性があることについて請求案内を行う軽微な疾患の発病時期や疾病相互間の因果関係の認定に高度な医学的判断を要するもの : 軽微な疾患の発病時期や疾病相互間の因果関係が診断書などからでは明らかでない場合、確認調査を行ってきたが、一部の事案(「高血圧症と脳血管疾患との因果関係」など)についてさらなる確認調査を行うかんぽ生命では今後、検証作業が済んだものから順次、顧客への案内を行うこととしており、2012年12月から案内を送付し、2012年度内を目途に可能な限り迅速に実施する予定としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月14日かんぽ生命保険とローソンは、10月1日から全国のローソン店舗(9721店/8 月末:ローソンストア100 を除く)にかんぽ生命の資料請求はがき付き「ローソン専用リーフレット」を設置すると発表した。かんぽ生命のリーフレットを日本郵政グループ以外の全国展開しているチェーン店舗に設置するのは、今回が初めてという。かんぽ生命では、普段は郵便局を訪れる機会の少ない人にも広くかんぽ生命の商品やサービスを知ってもらうため、イラストを多く用いた分かり易い内容のローソン専用リーフレットを作成。「顧客に気軽に手にとってもらえるよう工夫した」(同社)。これにより、全国約2万箇所の郵便局ネットワーク及びかんぽ生命直営店に加え、全国約1 万店のローソン店舗に設置された専用リーフレットでも資料請求が可能になる。ローソン専用リーフレットを使って資料請求をした顧客には、ローソンのオリジナル商品「Uchi Cafe SWEETS プレミアムロールケーキ」(1個)の引換券を贈る。引換券は資料と一緒に送るとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日夏期は7月20日からかんぽ生命が、平成23年度の『夏期巡回・特別巡回ラジオ体操・みんなの体操会』の日程を発表した。23年度は全国52会場で開催される。まず7月20日(水)に、東京都江東区から夏期巡回がスタート。全43会場を廻り、8月31日の群馬県みどり市が最後となる。また特別巡回9か所は、5月15日に神戸市で、10月9日に徳島県小松島市などで行われる。皆が楽しめるようにラジオ体操の歴史は約80年前にさかのぼる。1928年、かんぽ生命の起源に当たる当時の逓信省簡易保険局が、「国民保健体操」として制定。日本放送協会のラジオ放送によって広く国民に知られるところとなった。1951年から52年にかけて内容が再構成され、「ラジオ体操第1・第2」に。1999年9月には「みんなの体操」も新たに制定された。これは国連の「国際高齢者年」をうけ、ユニバーサルデザインの概念を取り入れて、誰もが安心して出来るように考案された。
2011年02月12日かんぽ生命保険は26日、「健康づくり」取組みの一環として、「健康」と「運動」「コミュニケーション」「食」の関係についての調査をし、この結果を公表した。調査は、昨年の12月3日~6日の間、全国の20代~60代の男女5,640人を対象に行ったもの。毎日の運動や友人との会話をする人ほど、より健康と!「運動」と「健康」の関係について調査の結果、「体調が良い」と答えたのは、毎日の運動を「する」(56.9%)人が、「しない」(40.7%)人に比べ、16.2ポイントも高いことがわかった。そして、日ごろから健康意識・行動に気を付けている人ほど、運動するのが「楽しい」と答えている。同様に「コミュニケーション」と「健康」に関し、現在は健康とする人は、日常的な話ができる知人・友人が「11人以上いる」人で53.5%、「全くいない」人で36.5%と、17ポイントもの開きがあった。こうしてみると、「運動と健康」および「コミュニケーションと健康」には、明らかな対応関係が見られるという。また、「精神的な癒しやリラックスする時間を持つようにしている」と答えた人の割合も、知人・友人が多い人の方が高く、心の健康への意識も高い結果となっていたとのこと。沖縄県が総合ランキング1位。兵庫、静岡も上位にさらに、各分野の質問への回答結果から、都道府県ランキングをまとめており、「休養は十分に取れている」や「成人病や長期的な疾患予防に注意している」など、特に健康部門で高ポイントだった沖縄県が総合1位を獲得している。また、2位には兵庫県、3位には静岡県と、各部門でバランスよくポイントを獲得した県が上位に入った(下記)。<部門別ランキング>順位総合 健康 運動 コミュニケーション食1位沖縄県沖縄県 大分県京都府兵庫県2位兵庫県兵庫県 沖縄県兵庫県静岡県3位静岡県 鹿児島県 静岡県広島県徳島県
2011年01月31日個人保険で540万件保有株式会社かんぽ生命保険は10日、2010年10月期分の契約状況と運用状況を公表した。それによれば、10月末の保有契約は個人保険が約540万件(5,417,120件)、個人年金保険が約61万件(614,056件)などとなった。10月単月での新規契約数は、個人保険が15万8,465件で、金額では4,535億6千万円に、個人年金保険では1万7,178件で、金額で588億1,200万円などとなった。※画像はイメージ有価証券が80%を占める同時に発表された、10月末時点でのかんぽ生命保険の運用状況では、合計資産97兆2,533億円のうち、67.7%にあたる65兆8,606億円が国債で運用。さらに地方債5.7%、社債6.9%など有価証券の構成割合が81.1%に達した。さらに貸付金の「機構貸付」の項目が15兆840億円で15.5%を占め、95兆円近い金額が有価証券と貸付金で運用されていることが発表された。
2010年12月14日今月号はBCPがメインかんぽ生命は10月29日、法人・経営者の顧客向けに発行している「かんぽスコープ Vol.10」を公開した。これは「経営者の皆様に、次への視野(スコープ)を。毎月、かんぽ生命がお届けします」をテーマとしたもので、今号では「事業継続計画」(BCP:Business Continuity Plan)をメインに取り上げている。BCPとは紙面ではまずBCPについて、大規模な地震や新型のウイルスが拡まった場合に、被害を最小限にとどめるとともに早期の復旧を図ることであるとし、日本では2004年の新潟県中越地震から広まったことを述べる。そして中小企業が具体的にBCPに取り組むきっかけとして、東京都が行ったアンケートを例に挙げ、中小企業の15.4%が取引先からBCP策定の要請をされていること、52.1%が今後される可能性があると回答した結果を引き合いに出す。専門家の助言それから東京都のBCP策定支援事業に携わる、専門家の副島氏による具体例を挙げたポイントが幾つもあげられていく。例えば災害時のマニュアルについては、会社の死活問題である以上トップが作成に積極的に関与するのが望ましいが、あまり細かくマニュアルを作りすぎても、現実には想定外のことが起こりえるということ。事業環境に応じて復旧の優先順位を決めておくこと。重要データはこまめにバックアップを取っておくこと。保険に加入しておくことはもちろん重要であるが、その他に運転資金も手当てする必要が出てくることなどをあげる。紙面では結論として、大規模な災害が起こった場合、自社が生産などの活動を停止してしまうだけでなく、被災しなかった取引先にも重大な影響が出てくるため、BCPへの対応度が今や取引先との信頼関係を結ぶ重要な要素となっていることを訴えた。
2010年10月31日