学問、カルチャー、社会のことまで幅広く!「知ってほしい」を伝えるVTuberたち。今回ご紹介する宇推くりあさんは、ロケット工学が得意分野。専門家も唸らせる熱心な活動が認められ、内閣府宇宙開発利用大賞PRキャラクターに任命されている。【宇推くりあ】ロケット工学の知識で宇宙をもっと身近に!ロケット打ち上げをリスナーと同時視聴しつつ説明をしたり、国内外のロケットを紹介したり。科学的観点から的確な解説で定評があるロケット工学アイドルVTuberの宇推くりあさん。専門的なトークは開発に関わっている人たちからも「現場もとても励まされている」と高い評価を得ている。――ご自身の「個性」はどんなところだと思いますか?大好きを叫ぶ力!ロケット以外にもたくさんのことに興味津々で、好きなことを突き詰めていけるところかな?って思います!――発信方法にVTuberを選んだ理由は?ロケットとアイドル、2つの夢の交点にあったのが、「VTuber」という解でした。――宇宙について語るとき、伝わりやすいように心がけていることはありますか?基本的に数式を使わない範囲で説明したいと思っています。専門用語を使うときは、説明のわかりやすさを特に大切にしています!――特にどんな人に配信を見てほしい?「ロケットは難しい」「夢がある」と捉えている方々です。私の配信を通じて、現実の宇宙開発を体感してもらえたら嬉しいですね!――今後の目標を教えてください。世界に日本の宇宙開発の魅力を発信できたらいいなと思っています!ゆくゆくはロケットが飛行機のように日常的に飛ぶくらい当たり前になって、成功や失敗のどちらかだけで語られない世界を作れたら、と思います。編集部選・おすすめ動画【#イプシロンS】第2段モータ(E‐21)地上燃焼試験 現地から中継しますっ #りあライブロケットを愛する宇推さんが、実際に地上燃焼試験の現場まで行って撮影、しかも爆発事故の現場に立ち会う衝撃的配信。最前線の現場を体感しよう。【#ホリエモン】宇推くりあ×堀江貴文コラボ生配信【#りあライブ】民間宇宙開発に勤しむ堀江貴文さんと一対一でロケット談議をする配信では、ガチガチにコアな話をお互い楽しそうにする様子が見られる。【#H3】H3ロケット試験機1号機 先進光学衛星だいち3号 ミッション#りあライブ パブリックビューイング 2023.3.7 #Vtuber【#宇推くりあ】ロケット発射の様子を解説を入れながら同時視聴するリアルタイム配信。科学的な論拠とドラマ性が重なった、手に汗握る配信。うすい・くりあ工学・天文の知識のみならず語学も堪能、「いったい何者!?」と驚く専門家も多数のロケット工学アイドルVTuber。JAXAとのお仕事も。※『anan』2024年2月7日号より。©2016 COVER Corp.構成、文・たまごまご(by anan編集部)
2024年02月04日アニメ調のビジュアルとキャッチーなキャラクターを活かして配信を行うVTuber。難しい話題も柔らかく伝えられる発信形式、そして自らの個性を最大限活用して、「知ってほしい」を語る人たちをご紹介します。ここでは統合失調症当事者でもある、もりのこどくさんに注目!差別や偏見をなくし、当事者の居場所を生み出した功績で「SDGs岩佐賞」第1回医療の部を受賞しています。【もりのこどく】統合失調症について、当事者目線で発信!高校生のときに統合失調症を発症したもりのこどくさん。闘病生活を送りながらVTuberとして活動。また、メタバース空間に統合失調症当事者が安らげる居場所として「もりのへや」を開催。統合失調症当事者のみならず、多くの人に積極的にアプローチしている。――ご自身の「個性」はどんなところだと思いますか?こどくは統合失調症の症状で、幻覚に「死ね」とずっと言われていて、何度も死にかけたことがあります。だから、いま生きていることに感謝し、みんなに「生きててくれてありがとう」と伝えることが、こどくの個性であり、存在理由だと思っています!――発信方法にVTuberを選んだ理由は?VTuberは若い人がよく見るコンテンツなので、統合失調症の好発年齢である10代~20代に見てもらいたくて活動を始めました。――統合失調症について語るとき、伝わりやすいように心がけていることはありますか?発信するときは、全ての当事者の意見ではなく「こどくの場合」としてお話しするよう心がけていて、動画はなるべく3分にまとめ、イラストも使いわかりやすくしています。――今後の目標を教えてください。統合失調症は100人に1人がかかるという身近な病気なのに、小中学校の教科書にすら載っていません。もっと知ってもらうことが目標です。統合失調症当事者、そして全ての人が生きやすい社会に、と思っています!編集部選・おすすめ動画【3分でわかる】統合失調症とは【もりのこどく】#002誤解されがちな統合失調症について、すっきり3分で解説。明るいトーンのわかりやすい言葉で語られ、いずれの動画も短く簡潔な作りで徹底されている。こどく流!精神科の診察の受けかた!【もりのこどく】精神科は怖くない、むしろ不安があったら薬で治そうというスタンスのもりのさん。精神科への不安感を少しでも減らせるよう自身の体験から解説している。【Self‐Introduction】The World’s First Schizophrenia Vtuber!!【Morino Kodoku】#001.5少しでも多くの人に統合失調症について知ってもらいたい、というもりのさんの思いが伝わる英語版自己紹介。「彼女の生き方に励まされた」という海外リスナーも多い。もりのこどく同じ病で苦しむ仲間とつながり救いたい、当事者以外にも病気のことを知ってほしい。そんな思いで配信を始めた22歳、大学1年生。メタバースを活用するなどバーチャルの強みを活かしている。※『anan』2024年2月7日号より。©2016 COVER Corp.構成、文・たまごまご(by anan編集部)
2024年02月04日個性や才能を持った人が自らの知識を誰かに伝えたいと思っても、難しそうと敬遠されることは多々ある。そこで「親しみやすさ」「キャラクター性」を武器とした効果的な表現で視聴者を魅了しているのが、VTuberたちだ。今回紹介するのは、伝統芸能・芸術好きの儒烏風亭らでんさん。エッジの利いたユニークなキャラと学芸員の資格も持つ博識さが人気で、デビュー4か月でチャンネル登録者は37万人超。【儒烏風亭らでん】伝統芸能・芸術を痛快トークで解説!VTuberグループ〈hololive DEV_IS〉内のユニット〈ReGLOSS〉所属の儒烏風亭らでんさん。文化と芸能を愛し、歌舞伎とゴスロリをミックスしたような粋なビジュアルと、落語の前座見習いで磨かれたトーク力、美術館通いで身につけた博識を活かして、伝統芸能・芸術の紹介を行う。――ご自身の「個性」はどんなところだと思いますか?「伝える」ことに長けている喋りと思考でしょうか。落語や美術など、広く興味を持ち、探究し続けることができるのも個性かなと思っていますね。――古典芸能や芸術などについて語るとき、伝わりやすいように心がけていることはありますか?難しいと思われがちなことをわかりやすく、噛み砕いて説明するようにしています。専門用語をできるだけ使わなかったり、抽象的な話をした次には具体的な話を織り交ぜたりとかです。――嬉しかったリスナーの反応を教えてください。実際に寄席に足を運んだり、美術館に行ったり…そんな報告をしてくれるのが一番嬉しいです。――特にどんな人に配信を見てほしい?「美術館に興味あるけど難しそう」「落語ってどんなのだろう」「なんだか誰かの話を聞きたい」…そんな疑問や思いを持つ方に見てほしいです。――今後の目標を教えてください。より多くの方に「知らなかった面白いこと」を届けることです!新しいことを知るとちょっとだけ世界が楽しくなる、そんな気持ちになる人が増えたらいいなと思います。編集部選・おすすめ動画【紹介企画】#らでんの推し語り 第一夜美術館~この冬おすすめ~編【儒烏風亭らでん / 尾丸ポルカ】先輩VTuber・尾丸ポルカに推し美術館を紹介する動画。箱根ガラスの森美術館についてうっとり語るなど「好き」が溢れた内容につられて興味が湧くはず。【雑談】歌枠反省会と小学生時代の話とお酒【#hololiveDEV_IS #ReGLOSS】意外と知らない人も多い印象派について、当時の人の気持ちを代弁するかのような流暢な語りで解説。色の表現手法の説明には、美術ファンも目から鱗。【#一服朝っぱらでん】月曜日の朝は朝活配信!おはようございます!【儒烏風亭らでん #ReGLOSS】世界から称賛を浴びる葛飾北斎の富嶽三十六景「神奈川沖浪裏」。どんな要素が衝撃を与えたのかを、パーツごとに解説。聞けば作品を見る目が変わるはずだ。じゅうふうてい・らでんお酒やギャンブルを愛する型破りな面と、文化・芸能を愛する知的な面のギャップで、多くのファンの心を掴む。デビュー時には美術界隈でも話題に。落語の噺作りにも挑戦中!※『anan』2024年2月7日号より。©2016 COVER Corp.構成、文・たまごまご(by anan編集部)
2024年02月03日「AM倉敷(Artist Meets Kurashiki)vol.13 井上涼のとらとらまごまご展」が、7月10日から9月4日まで、岡山・倉敷の大原美術館で開催される。「AM倉敷(Artist Meets Kurashiki)」は、現代日本の美術界において、写真やビデオなどの映像作品、パフォーマンスやイベント型の作品を手がける作家を紹介する大原美術館による事業で、「Artist Meets Kurashiki」という言葉が示す通り、アーティストが倉敷との出会いを通じた作品制作、公開を行うものだ。第13回目となる今回は、NHK Eテレにて放映されている「びじゅチューン!」で、古今東西の美術作品を素材に、作詞、作曲、歌、アニメーションを1人で手掛ける動画作品を発表し、大きな注目を集めている井上涼を招聘。「井上涼のとらとらまごまご展」と題し、足掛け3年におよぶ取材と構想を基に、大原美術館の創設に尽力した大原孫三郎と児島虎次郎の友情を描いた新作アニメを発表する。【イベント情報】「AM倉敷(Artist Meets Kurashiki)vol.13 井上涼のとらとらまごまご展」会場:大原美術館住所:岡山県倉敷市中央1-1-15会期:7月10日~9月4日時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)料金:一般1,300円、大学生800円、高校・中学・小学生500円休館日:7月11日
2016年07月03日