ぴあ創業40周年を記念したイベント「PIA 40th Anniversary『MUSIC COMPLEX 2012」』が、11月23日に幕張メッセ 国際展示場 1~3ホールで行われた。出演はアイウエオ順に、岡村靖幸、筋肉少女帯、スチャダラパー、星野源、マキシマム ザ ホルモン、ももいろクローバーZの6組。ステージは、ももいろクローバーZ、筋肉少女帯、星野源、マキシマム ザ ホルモン、スチャダラパー、岡村靖幸の順で行われ、各組が個性あふれるパフォーマンスを展開。さらに、ももいろクローバーZのステージには大槻ケンヂが、スチャダラパーのステージには星野源が登場し「今夜はブギー・バック」を披露するなど、イベントならではのサプライズも行われ、2万人のオーディエンスが熱狂した。また、スペシャル・ゲストとしてケイン・コスギも登場。CMでお馴染みの「ファイト」「一発」のコール・アンド・レスポンスで会場を大いに沸かせた。
2012年11月26日米国アカデミー賞公認のアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF&ASIA)を始めとするショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」。“朝活”として注目を集めている「Tokyo Morning Grow」とコラボレーションし、気軽にムービーダイアリーを制作するクラスを開講する。「Tokyo Morning Grow」とは、IT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営するデジタルハリウッドが、東京のビジネスパーソンの頭脳が活性化しようとする朝の時間帯に“ちょうど良い学び”を提供する講座シリーズ。働く女性、日中は忙しいという女性たちの間で人気を博しているこの「Tokyo Morning Grow」。今回ご紹介するクラスは、スマートフォンやデジタルカメラで毎日を日記やブログのように記録して、オリジナルの“ムービーダイアリー”を制作しようというもの。また、東京とベルリンを拠点に、写真家、現代美術、音楽家とマルチな活躍を見せるアーティスト・hanayo(花代)を講師に迎え、最後にはあなただけの素敵なムービーダイアリーが作れるとのこと。お勤め女子必見のこちらの講座で、あなたも毎日をオシャレに楽しく記録してみては?ムービーダイアリー(イメージ映像)「Tokyo Morning Grow」講座名:ムービーダイアリー制作クラス場所:デジタルハリウッド渋谷校日程:11月19日(月)から毎週月曜日 AM7:30~8:30(全5回)講師:hanayo(花代)受講料:26,250円(税込)定員:40名まで公式サイト:お申込み・お問い合わせ:デジタルハリウッド「Tokyo Morning Grow」■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012 [映画祭] 2012年6月15日から19日までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日から24日まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催
2012年11月13日今年で34回目を迎える映画祭「PFFぴあフィルムフェスティバル」が、18日から28日まで東京国立近代美術館フィルムセンターで開催。そのメインプログラムにあたり、世界最大級の自主映画コンペティションである「PFFアワード2012」の表彰式が28日に行われ、最終審査員を務めた高橋伴明監督、行定勲監督、写真家の川内倫子氏、俳優の新井浩文、映画プロデューサーの川村元気氏が各賞を発表した。その他の情報グランプリに輝いたのは、鶴岡慧子監督の『くじらのまち』。仲良し高校生男女3人組のすれ違う心の揺れを瑞々しく描いた青春群像劇の本作は、グランプリに加えてジェムストーン賞(日活賞)も受賞し見事2冠を達成した。鶴岡監督は「まるで不意打ちのような感じ。本当に光栄ですし、仲間と一緒に(壇上に)立つことができて胸がいっぱいです。ここにいるみんなの後押しがなければ、映画は完成しなかった」と受賞の喜びをかみしめた。最終審査員を代表し、グランプリを発表した新井は「自分にとって、自主映画かどうかはどうでもよくて、とにかく作品として面白いかどうかで判断させてもらった。まあ、どの作品も鼻で笑っちゃう部分があったが、『くじらのまち』はそれが一番少なかった」と辛口な総評で、参加者にエールをおくった。本年度は522作品のエントリーから、16作品を選出し、グランプリをはじめ各賞を競い合った。受賞結果は以下の通り(年齢はすべて撮影当時)。最終審査員の選ぶ3賞5作品およびPFFパートナーズの選ぶ3賞受賞者は、第24回PFFスカラシップへの挑戦権が得られる。グランプリを受賞した『くじらのまち』は第25回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門にて招待上映される予定になっている。【最終審査員が選ぶ3賞】●グランプリ『くじらのまち』 鶴岡慧子監督/23歳/長野県出身●準グランプリ『魅力の人間』 二ノ宮隆太郎監督/25歳/神奈川県出身●審査員特別賞『あん、あん、あん』 イノウエ カナ監督/22歳/京都府出身『故郷の詩』 嶺豪一監督/22歳/熊本県出身『stayチューン』 伊藤智之監督/26歳/千葉県出身【PFFパートナーズが選ぶ3賞】●エンタテインメント賞(ホリプロ賞)『かしこい狗は、吠えずに笑う』 渡部亮平監督/24歳/愛媛県出身●ジェムストーン賞(日活賞)『くじらのまち』 鶴岡慧子監督/23歳/長野県出身●映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)『かしこい狗は、吠えずに笑う』 渡部亮平監督/24歳/愛媛県出身【特別設置】●日本映画ペンクラブ賞『Please Please Me』 青石太郎監督/22歳/東京都出身取材・文・写真:内田 涼
2012年09月28日現在開催中の第34回PFFぴあフィルムフェスティバル。若手映画作家の登竜門として知られる同映画祭で27日、石井裕也監督の『川の底からこんにちは』、来月13日から公開される木村承子監督の『恋に至る病』に続くPFFスカラシップ作品の最新作『HOMESICK』が初お披露目された。その他の写真上映前の舞台あいさつには、廣原暁監督、主演の郭智博をはじめ、奥田恵梨華、船曳健太、阿部翔平、子役の金田悠希、舩崎飛翼、本間翔と主要キャストが揃って登壇。廣原監督は「酷暑での撮影の中、みなさん頑張ってくれ、役をきちんと受けとめて演じ切ってくれた」とキャスト全員に花束を渡しながら各人に感謝の言葉を伝えた。PFFスカラシップは、PFFアワード入賞者による企画コンペから選ばれた1本を、PFFが企画から劇場公開までトータルプロデュースする映画製作プロジェクト。本年は、このチャンスを廣原監督が手にし、『HOMESICK』を作り上げた。同作は、30歳で突然失業してしまった郭演じる健二が主人公。一家離散状態の上、かつて家族が集った家を明け渡すことになってしまい、行き場を失った彼が、近所の悪ガキ3人組との出会いなどを経て、この社会と世界の中で自らの立つ場所を見つけていく。現代社会の問題を背景にしながらも、その厳しい現実の先にきっとある未来と希望に思いを馳せた物語は、新世代のホームドラマを感じさせる。舞台あいさつで廣原監督は作品について「バックアップしてくれた気心知れたスタッフ、そしてキャストのみなさんに感謝したい。おそらく自分にとっての大きな転換点となる作品だと思う」と力強く語った。また、この日は廣原監督のPFFアワード2010審査員特別賞受賞作で、バンクーバー国際映画祭ドラゴン&タイガー・ヤングシネマ・アワードのグランプリにも輝いた『世界グッドモーニング!!』を、『HOMESICK』の完成を祝して上映。しかも同作品の音楽を手掛けたARTLESSNOTEがいつもの3ピースではなく6人のスペシャル・バンド編成で映画のエンドロールとシンクロするようにして登場。東京国立近代美術館フィルムセンター史上初となるミニライブを敢行し、魂の入ったパフォーマンスで廣原監督にエールをおくった。なお、第34回ぴあフィルムフェスティバルは本日最終日。16時30分から、世界最大級の自主映画コンペティション“PFFアワード2012”の表彰式が行われ、グランプリをはじめ各賞が発表される。この表彰式の模様はUSTREAMでの生中継が決定。今年はどんな新星が現れるのか注目だ。
2012年09月28日若手映画監督の登竜門として、世界に誇る名匠を多数輩出してきた自主制作映画のコンペティション「PFFぴあフィルムフェスティバル」。1977年のスタートから今年で34回目を迎える同映画祭が、9月18日(火)より11日間にわたり開催される。未来の匠を生み出す、目玉のコンペティション部門「PFFアワード」では今年、522もの作品が集まり、その中から16作品が入選。平均年齢も23.6歳と、新世代監督たちの熱戦が繰り広げられるが、それに加えてここでしか観られない作品も数々登場する。既に入選作品のうち4作品がカナダ・バンクーバー国際映画祭や韓国の釜山国際映画祭での上映が決定しており、その信頼度が世界からも注目されている「PFFアワード」。今年のトロント国際映画祭を沸かせた内田けんじ監督らも、ここから巣立ったひとりであることは有名である。毎年、多種多様の作品が寄せられる本アワードだが、今年は震災や原発を扱った作品やいじめ問題など、入選作では時事的なテーマを扱う作品が多く見られるが、さらに過去最多となる5名の女性監督が入選しているのも特筆すべき点。女性ならではの視点で描く、思春期の悩みやジェンダーを題材にした作品に注目が集まる。この目玉となるコンペに加えて、今年注目すべきなのが招待作品部門の作品の数々。「テレビドラマに挑戦!WOWOWドラマをみる」と題した企画では、今年話題となったWOWOW製作のドラマが一挙上映され、先日ヴェネチア国際映画祭でも上映された黒沢清監督×小泉今日子主演のドラマ「贖罪」の国際映画祭バージョンが上映される。世界各国の映画関係者らの強い希望のもと、4時間半にも及ぶ長尺の映画として蘇った本作はヴェネチアでスタンディング・オベーションを起こしたが、この映画祭バージョンが国内で観られるのはPFFだけ。ぜひチェックを!また、名作を通してタイムワープのひとときを過ごしてみたいという方には、イギリスを代表する監督&脚本コンビ、マイケル・パウエルとエメリック・プレスバーガー、撮影のジャック・カーディフによる名作を集めた「映画の“ルック”を浴びてみる!」コーナーがオススメ。『老兵は死なず』(’43)や『天国への階段』(’46)、『赤い靴』(’48)など、技術が進化した今日から遡ること半世紀以上前のこだわりの映画が観る者のクリエイティブ精神を刺激する。さらに、2010年のPFFアワード審査員特別賞を受賞した『世界グッドモーニング!!』がフランスで公開を控えるなど、世界から注目を集める新鋭・廣原暁監督の新作であり、自身の転換点だという『HOMESICK』が初披露されたり、村上淳、渋川清彦らが集結した『Playback』など公開予定の日本映画最新作の上映、昨年逝去した名匠・森田芳光監督が生んだ幻の8ミリ作品のデジタルバージョンでの上映など、ここだけでしか楽しめない企画が目白押し!各国の映画祭も最高潮の盛り上がりを見せる“芸術の秋”、ぜひあなたも日本が誇る新たな才能を先取りしながらこの季節を堪能してみては?「第34回PFFぴあフィルムフェスティバル」は9月18日(火)から28日(金)まで東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催。「第34回PFFぴあフィルムフェスティバル」会期:9月18日(火)~28日(金) ※月曜休館場所:東京国立近代美術館フィルムセンター公式サイト:■関連作品:鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年09月13日楽天トラベルは、日本一の朝ごはんを決定する「朝ごはんフェスティバル頂上決戦」を9月4日、都内で開催した。同フェスティバルは、約1,000のホテルや旅館が参加した「朝ごはんフェスティバル」の頂上決戦。7月17日から7月31日までウェブ投票にて、多くの票を獲得した5つの宿泊施設が参加した。出場ホテル・旅館名は次の通り。■那須温泉ホテルエピナール那須(栃木県)■ホテルオークラ東京ベイ(千葉県)■粟津温泉旅亭懐石のとや(石川県)■箱根湯本温泉箱根花紋(神奈川県)■東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾート(千葉県)今回、「朝ごはんフェスティバル頂上決戦」でグランプリに輝いたのは、箱根湯本温泉箱根花紋。メニューは「元気の出る花紋流五色盛り」、「小田原季節の籠盛り」、「鯵のつみれ鍋」。審査員からは、「いかにも老舗旅館の朝食という感じですばらしかった」、「もりつけの美しさに目をひかれる」といった声があがった。同フェスティバルで3位を獲得したのは、粟津温泉旅亭懐石のとや。メニューは「源泉あわびがゆ」、「海鮮おみそ汁」、「のど黒一夜干し」。準優勝は、ホテルオークラ東京ベイ。メニューは「ホテルオークラ伝統のフレンチトースト」、「5種のフルーツグラタン クランキー仕立て黄金焼き」、「太陽と大地の恵みをお届けするバーニャカウダー風サラダ」である。那須温泉ホテルエピナール那須は審査員特別賞を受賞。メニューは「那須みそで焼むすび茶漬け」、「那須御養卵の泡雪玉子」、「高原野菜のおひたし」。同じく東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾートも審査員特別賞を受賞した。メニューは 「千葉県産ミートの舞浜スマイルバーガーと千葉県産梨のラテとともに」、「チバザポークの舞浜ハッピーサンド」、「千葉県産鯵のタタキと大和芋のジュレ」である。同フェスティバルには5名の審査員が参加した。参加者は次の通り。■楽天トラベル株式会社代表取締役社長岡武公士氏■ラ・ロシェルオーナーシェフ坂井宏行氏■料理研究家浜内千波氏■料理王国発行人阿久澤千恵氏■週刊ホテルレストラン編集長久保亮吾氏また、朝ごはんレシピコンテスト代表として、一般から神谷絵里氏が参加した。授賞式には楽天の三木谷社長が参加し、グランプリを受賞した箱根湯本温泉箱根花紋の料理長矢野雄二氏にトロフィーを授与した。矢野氏は、「板長から、『3位までに入らないとクビ』と言われていたのですが、無事に優勝することができてほっとしています。これからもお客さまを元気にする朝ごはんを作っていきたいと思います」と語り、会場の笑いを誘った。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日”STREET ART-PLEX”3大イベントの一つで、特にジャズに限定して行う路上のジャズフェスティバル”STREET ART-PLEX JAZZ OPEN 2012”が7月28日(土)17:00~21:20の間、熊本市中心街全7カ所で開催される。”STREET ART-PLEX JAZZ OPEN”は、今年で10回目を迎える。”STREET ART-PLEX(略称SAP)”とは、さまざまなパフォーマンスアート活動を、オープンパブリックなスペースであるストリート上で多角的に展開すること。表現の世界をもっと身近なものとし、ベンチャーカルチャー(芸術文化の創出)のフロントラインを作ろうというものだ。市民、表現者、行政が一体となって高質で多様な都市文化を生み出すコミュニティプロジェクトだ。上通商栄会、下通繁栄会、サンロード新市街、熊本商工会議所、熊本市で構成される実行委員会が音楽・大道芸等の多様なパフォーマーたちの行うパフォーマンスアート活動をベンチャーカルチャーの源泉として捉え、その活動を支援することで、「自由で真摯な、人間らしい表現」による感性に響く潤いある街づくりや、中心市街地の賑わいづくりを行うことを目的としている。回を重ねるごとにジャズフェスティバルとして充実度を増し、熊本の夏の風物詩となっている。ジャズの現場を路上に開放する意味での”open”というキーワードのもと、出会い頭のセッションを含むジャズならではの柔軟で自在な構成で、九州を中心に、関東、関西、さらには韓国からも参加者が集まる九州最大規模の路上ジャズフェスティバルとなっている。会場となるのは、「現代美術館ホームギャラリー」「びぷれす広場」、下通の「パルコ前」「わくわく市場前」、三年坂の「カリーノモリコーネ前」、シャワー通りの「スターバックス前」、そして、サンロード新市街「DENKIKAN前」の7つの路上。各会場ともに無料で、熊本を中心に活躍するジャズミュージシャンなど15ユニットのパフォーマンスが楽しめる。なお、雨天時は会場が変更になる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日ヘルスケア製品などの製造・販売を行う住友スリーエムは、伸縮性・通気性・防水性に優れた防水フィルム、「ネクスケア 防水スムースフィルム ロールタイプ」(全2種類)を8月21日から発売する。同商品は、水仕事や入浴・シャワー時など、ガーゼやばんそうこうを濡らしたくないときに使用するためのフィルム。伸縮性に優れ、指などの関節に貼っても肌になじみやすく、自然なつけ心地だという。水やバイ菌をしっかり防ぎながら、酸素や水蒸気を通す素材のため、皮膚がむれにくい。表面に低まさつ加工を施しており、衣類との摩擦やズレを軽減。床ずれ予防の一助など、介護用途にも使える。さらに、ロールタイプになっており、必要な長さに切って使うことができる。サイズ展開は、100mm幅と50mm幅の2種類で、用途によって選択が可能。価格はともにオープン価格(店頭想定価格630円前後)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日9月18日(火)に開幕する映画祭「第34回 PFF ぴあフィルムフェスティバル」の上映ラインナップの一部がこのほど発表された。その他の写真「PFF ぴあフィルムフェスティバル」は“映画の新しい環境づくり”をテーマに、1977年より続いている映画祭。毎年、500作品以上もの応募が集まる世界最大級の自主映画コンペティション“PFFアワード2012”をメインプログラムに、貴重な上映やレクチャー、関連イベントなど多彩なプログラムが組まれている。本年度の“PFFアワード”の入選作品は全16本。事務局が公表しているデータでは入選監督の平均年齢は23.6歳で、例年よりも若い才能に注目が集まっているという。また、特別招待作品として“映画の“ルック”を浴びてみる!~マイケル・パウエル、エメリック・プレスバーガー&ジャック・カーディフ~”が決定。英国の映画作家で、近年再評価が進むマイケル・パウエルと、パートナーのエメリック・プレスバーガー、そして撮影のジャック・カーディフによる作品を紹介するもので、『老兵は死なず』や『天国への階段』など1940年代の名作や、フィルムの紛失により長らく観ることができなかった幻の作品『ヒズ・ロードシップ』などが上映される。また、クロージングイベントとして、本映画祭の映画製作プロジェクト“PFFスカラシップ”からうまれた廣原暁監督の『HOMESICK』が初披露される。「第34回PFFぴあフィルムフェスティバル」9月18日(火)から28日(金)まで東京国立近代美術館フィルムセンターで開催
2012年07月20日今年も大盛況のうちに幕を閉じたアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル & アジア」(以下SSFF & ASIA)。6月末に閉幕してから1か月と経っていないが、映画祭15周年という記念すべき年になる2013年に向けて、早くもビッグプロジェクトが動き出している。そのうちの一つが「フットボールプログラム」である。「スポーツの持つ力を映像を使ってより多くの人々に伝える」という共通した理念のもと、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(以下Jリーグ)と数々のコラボレーション・プログラムを行ってきた「SSFF & ASIA」だが、今回新たな取り組みとして、Jリーグ開幕20周年を迎える2013年に向けて特別ショートフィルムを製作することが決定している。その記念すべき作品の監督に大抜擢されたのは、コロンビア大学大学院映画学科の卒業制作作品『タイディ・アップ(Tidy Up)』が本映画祭や「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」、数々の海外映画祭で上映され、ハリウッドの映画祭では最優秀短編映画賞を受賞した、“MADE IN JAPAN”の国際派監督として注目を集める大川五月監督。過去に同映画祭で入選、受賞した監督を中心に公募で寄せられた企画の中から、Jリーグとショートショート実行委員会による厳しい選考を通過し、見事大抜擢となった。作品の詳細はまだ明かされていないが、Jリーグ20周年を象徴する「ホームタウン」、「身近にスポーツがあるライフスタイル」そして「海外」というテーマが課せられている中でどのような作品を作り上げるのか?早くも完成が待たれる。もう一つのビッグプロジェクトは、「SSFF & ASIA」と日本最大級の3D専門チャンネルを展開する「スカパー!」がタッグを組み、オリジナル作品として製作する“3Dショートフィルム”である。本映画祭では数年前から「3D部門」を立ち上げ、昨年の特別審査員には『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』などで知られる巨匠・押井守監督が名を連ねるなど、映像業界からも大きな注目を集めており、2010年に3D専門チャンネル「スカチャン3D」を立ち上げたスカパー! はこの取り組みに賛同、2年にわたり本映画祭で上映された3Dショートフィルムを放送してきた。この2大組織が満を持して贈るビッグプロジェクトの切符を手にしたのは、「SSFF & ASIA 2009」でジャパン部門の優秀賞を受賞し、ウエンツ瑛士主演の映画『タイガーマスク』の公開を控える29歳の新鋭、落合賢監督。3Dならではの世界観をどう作品に生かすのか?世界へ羽ばたくチャンスを手にした若手監督たちの活躍が目覚しい「SSFF & ASIA」。8月1日(水)からは来年度の上映作品の公募もスタートするという。世界をアッと言わせる新しい才能に期待しつつ、2013年の6月の開催を楽しみに待つとしよう。特集「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012 [映画祭] 2012年6月15日から19日までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日から24日まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催タイガーマスク 2012年公開予定
2012年07月04日アジア最大のショートフィルムの祭典で、今年で14回目を迎えた「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」が6月24日(日)に閉幕。日本人監督の平柳敦子による『もう一回』がグランプリとジャパン部門優秀賞の2冠を獲得した。会場には映画祭創立者でディレクターを務める別所哲也を始め、審査員、プレゼンターに各作品の監督、キャストなど多くの著名人が来場し、アワードセレモニーの開催前にはレッドカーペットイベントも行われた。審査員を務めた俳優の北村一輝、萬田久子、中村雅俊、プレゼンターとして歌手の大黒摩季や女優の川島海荷、また「ミュージックShort部門」の受賞作の原曲を提供した人気バンド「クラムボン」のミト(『Bubble』)、「グッドカミング」(『グッドカミング~トオルとネコ、たまに猫~』)、さらに作品に出演している松坂桃李も出席し、会場は盛り上がりを見せた。「ストップ!温暖化部門優秀賞」ではワン・チェンヤン監督の『物を大切に』が受賞。審査員の中村雅俊は「表現の仕方にいろんな手法があり、それぞれ面白かったです」と総評。受賞作で描かれる“環境オタク”扱いされる主人公と世間のギャップに触れ「(環境問題を)他人事ではないことを意識して自分にできることをやっていくのが必要だと感じました」と感想を語った。川島海荷は「CG部門」の特別プレゼンターとして登壇。優秀賞を受賞したトーマ・エシェット監督の『フラミンゴ・プライド』を「フラミンゴの毛の動きなどがリアルで驚きましたし、ユーモアにクスッと笑ってしまいました」と絶賛した。ミュージックShort部門の「クリエイティブアワード」はアーティストの楽曲を基に作られたショートフィルムで競われる。プレゼンターを務めた大黒さんも、過去に自身の楽曲が作品になった経験があり「ミュージシャンなら誰でも思うことですが、私たちは全く台本がない状態で『こんな曲を作って』と言われて、途中で急にタイアップが決まったりと常に映像におびやかされてきました(苦笑)。だからこうして映像クリエイターの方が(曲に)画をつけてくださるというのはすごく気持ちいいです。逆の方向のものやタブーというのはすごい力を生むものだと思います」と本部門の意義を訴えた。ミュージックビデオの中から選出される「シネマチックアワード」を受賞したのは、「グッドカミング」の「明日に」を基にした『グッドカミング~トオルとネコ、たまに猫~』。松坂桃李は彼らのライヴに行ったことをきっかけに出演が決まり「一つの出会いからこのような作品が生まれ、その中に自分が存在できて光栄です」と喜びを語る。タイトルにあるように猫が登場するのだが、松坂さんは何と猫アレルギー!「撮影の前日に判明しまして…。目薬や鼻の薬で乗り切りました」と苦笑交じりに明かした。そして「オフィシャルコンペティション部門」では台湾のジェイ・チャン監督の『泥棒』が「アジア・インターナショナル部門」に輝いた。審査員を務めた小林政広監督は「日本とアメリカの作品は時代を反映したのか保守的だった」とコンペ作品全体に辛口の批評を加えつつ、「その中でアジア・インターナショナル部門の作品を観るのが楽しみでした。この作品を観てすぐに『これだな』と思いました」と称賛を贈った。「インターナショナル部門」のプレゼンターの北村一輝は「寿命が縮まるかと思った」と選出に大いに頭を悩ませた様子。その中で「メッセージ性の強いものを選ぼうということで、弱者の目線から物事を捉えているこの作品に決めた」とフランク・ディオン監督の『エドモンドとロバ』に優秀賞を贈った。「ジャパン部門」とグランプリの2冠に輝いた『もう一回』はアメリカから15年ぶりに帰国した男性と、変わり果てた母の最後の一日を描いた作品。平柳監督は「信じられません。夢見てるみたいです」と驚きと喜びを口にした。現在、シンガポールの学校で映画の勉強をしており、副賞の賞金について「卒業作品(の製作費)に使います。これで貯まりました!」と笑顔を見せた。公式サイト:特集「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012」特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:グッドカミング ~トオルとネコ、たまに猫~ 2012年6月4日よりTOHOシネマズにて限定公開ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2012 [映画祭] 2012年6月15日から19日までラフォーレミュージアム原宿で、6月22日から24日まで表参道ヒルズ スペース オーほかにて開催
2012年06月25日同一雑誌の表紙イラスト制作で世界一長いキャリア、としてギネスブックにも登録されているイラストレーター及川正通氏が、久しぶりに映画をテーマに「ぴあ」の表紙イラストを描き下ろした。作品は6月2日(土)に公開される『外事警察 その男に騙されるな』で、主演の渡部篤郎をメインに、劇中でキーとなる登場人物を演じる真木よう子の姿も。初めて実写背景を組み合わせての新しい試みも取り入れた、「ぴあ」冠がついた約1年ぶりの“新作”となる。文字要素を外した“作品”としての原画画像昨年の7月に、インターネット時代の本格的な到来により情報誌としての“役目”を終えたということで休刊した雑誌「ぴあ」。誌面で提供していた映画、音楽、演劇等の情報は引き続き各種インターネット媒体で提供されているものの、40年弱に渡ってその時々の“エンターテインメントの旬な顔”を描き続けていた及川正通氏の作品はいま、定期的に発表はされていない。今回、新作発表の“場”となったのは電子BOOK型の情報提供サービス「ぴあ+〈plus〉」の特別号。かつての雑誌「ぴあ」を髣髴とさせる体裁で、及川氏ならではの単に“似せる”だけではない独特な視点での特徴の捉え方や描き方は健在だ。テーマとなった『外事警察 その男に騙されるな』は、09年にNHKで放送されたテレビドラマの映画版。日本の公安を題材に、かなり踏み込んで“裏の裏”の世界をリアリティを持って描いており、“公安が生んだ魔物”とまで呼ばれる主人公の複雑なキャラクターを演じる渡部の演技も、ドラマ版を含め評価が高い。イラストは、その主人公住本と渡部本人の雰囲気を絶妙に組み合わせた作品に仕上がっている。「ぴあ+〈plus〉」は最新HTML5を活用した電子BOOKサービスのため、専用アプリをインストールせずとも、PC上はもちろん、スマートフォンやタブレットでもブラウザだけで閲覧可能。また、今回の表紙の原画は、渋谷・東急百貨店本店7階、MARUZEN&ジュンク堂店内「NHKスクエア渋谷」で5月26日より展示される。『外事警察 その男に騙されるな』6月2日(土)全国公開
2012年05月25日世界最大級の自主映画コンペティション“PFFアワード”をメインプログラムにした映画祭「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」が東京、神戸、京都に続き、6月30日(土)から名古屋の愛知芸術文化センターで、7月6日(金)から福岡の福岡市総合図書館で開催される。その他の写真「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」は、“新しい才能の発見と育成”をテーマに、1977年より続く映画祭。メインプログラムのコンペティション部門には毎年、平均500本以上もの自主映画が寄せられ、これまでに黒沢清、中島哲也、園子温、矢口史靖ら多彩な監督を発掘してきた。名古屋、福岡会場では、昨年行われた“PFFアワード2011”の入選作品17本を上映。グランプリを受賞し、東京国際映画祭、釜山国際映画祭でも上映された北川仁監督の『ダムライフ』を筆頭に、602作品の中から審査員が厳選した作品が上映される。また名古屋会場では、上記のプログラムに加えて、昨年12月に急逝した森田芳光監督の追悼特別企画“20代の森田芳光がみていたもの~疾走する8ミリ自主映画時代~”を開催。寺山修司、野田秀樹ら演劇人をとらえた幻のドキュメンタリー作品『劇的ドキュメント レポート’78~’79』をはじめ、『ライブイン茅ヶ崎』『水蒸気急行』の3作品を上映する。これらの自主映画は上映される機会が極めて少なく、東京で上映された際には立ち見が出るほどの盛況をみせたプログラムだけに、名古屋会場でも映画ファンが多く足を運ぶことが予想される。第33回 PFF ぴあフィルムフェスティバル in 名古屋会期:6月30日(土)~7月4日(水)※月曜休館会場:愛知芸術文化センター12階アートスペースA第33回 PFF ぴあフィルムフェスティバル in 福岡会期:7月6日(金)~7月8日(日)会場:福岡市総合図書館映像ホール・シネラ「第34回PFFぴあフィルムフェスティバル」2012年、東京国立近代美術館フィルムセンターほか全国で順次開催
2012年05月17日「ラディソンホテル成田」では4月8日(日)、「第6回ラディソン花見フェスティバル」を開催。東京ドーム2.5倍の広大な敷地に咲き誇る桜を愛でながら、さまざまな催しが楽しめる。同フェスティバルは全国から2,000人近くが訪れる毎年恒例の花見イベント。近隣住民への感謝の気持ちをこめて開催されるもので入場無料。来場者全員に大抽選会の抽選券のプレゼントもある。敷地全体をひとつの公園に見立てた花見会場では、「成田ゆめ牧場」の出張動物園、各種ゲームが楽しめるキッズコーナーなど、子ども向けの催しもいろいろ。メイン会場となる芝生広場では地元のフラダンスチームや和太鼓集団による迫力のパフォーマンスも披露される。ホテル総料理長自らが腕をふるうフード屋台も充実。名物のステーキをはじめ、国際色豊かなメニューがズラリとそろい、何を食べようか迷ってしまうほど。成田空港に近く、海外エアラインクルーの宿泊も多いインターナショナルホテルならでは味が楽しめる。さらに今年は、フェスティバル会場で使えるチケット2,000円分が付いた宿泊プラン「花見フェスティバル・スペシャルステイプラン」も販売。 1泊朝食付きで一人あたり7,500円~と非常にリーズナブルなので、旅行を兼ねてのんびりするのもよさそうだ。都心から約1時間で気軽に海外旅行気分が味わえる同ホテル。この春は、インターナショナルな雰囲気のなかで日本の春を満喫してみては。第6回ラディソン花見フェスティバル日時:4月8日(日)10:00~16:00(入場無料、雨天決行)内容:ステージパフォーマンス、フード屋台、ドッグカフェ、「成田ゆめ牧場」ふれあい動物園、各種ゲーム (キッズゲームコーナー〈有料〉、大抽選会など)、各種アクティビティ (ヨガ、テニスなど)花見フェスティバル・スペシャルステイプラン対象日:4月7日(土)または4月8日(日)限定料金:大人2名1室1泊朝食付き15,000円(1名様あたり7,500円)、夕食付き19,000円(1名様あたり9,500円)※税・サ込特典:花見フェスティバル会場のフード屋台でドリンク、フード購入に使用できるチケット2,000円分付き予約・お問い合わせ:ラディソンホテル成田 0476-93-1234(代表)取材/古屋 江美子
2012年03月19日古楽界の最高峰に君臨するヴァイオリニスト、レイチェル・ポッジャーがプロデュースする《トリフォニーホール・バッハ・フェスティバル2012》がまもなく開催される。「レイチェル・ポッジャー・プロデュース《トリフォニーホール・バッハ・フェスティバル2012》」の公演情報イングリッシュ・コンサートのコンサートミストレス、エイジ・オブ・エンライトメントのゲスト・ディレクターを務めたほか、ソリストとしても活躍するヴァイオリニスト、レイチェル・ポッジャー。1999年に発表した録音版『バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ』は、「古楽器による無伴奏」史上最大のベストセラーを記録。古楽奏法(*)を駆使しつつ、作品をあるがままに自由に解き放ったような瑞々しい音楽で、一躍世界にその名を轟かせた。そのポッジャーが、2007年に創設したアンサンブル「ブレコン・バロック」を率い、自身の代名詞として高く評価されるバッハ作品だけを厳選して贈る本フェスティバル。1739年製の愛器「ペザリニウス」で奏でる「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)」をはじめ、「ヴァイオリン協奏曲」「チェンバロ協奏曲」「無伴奏チェロ組曲第1~3番」「ゴルトベルク変奏曲」など、バッハの膨大な作品群から2日間で全17曲を披露する。世界的名手の演奏で、バッハの真髄を味わい尽くす貴重なコンサートだ。レイチェル・ポッジャー・プロデュース《トリフォニーホール・バッハ・フェスティバル2012》は、2月18日(土)・19日(日)にすみだトリフォニーホール(東京都)にて開催。チケットは発売中。◆レイチェル・ポッジャー・プロデュース《トリフォニーホール・バッハ・フェスティバル2012》2.18(土)11:00開演 [コンサートI:ソロ] 大ホール13:30開演 [コンサートII:ソロ] 小ホール15:30開演 [コンサートIII:ソロ] 大ホール18:30開演 [コンサートIV:コンチェルト] 大ホール2.19(日)11:00開演 [コンサートV:ソロ] 大ホール13:30開演 [コンサートVI:ソロ] 小ホール15:30開演 [コンサートVII:コンチェルト] 大ホール(*)古楽奏法…作曲された当時の楽器・演奏様式などの史的考証に基づいた演奏
2012年02月10日世界でも稀なオンラインベースの国際短編映画祭であるCON-CANムービー・フェスティバルが、「第1回 町田CON-CANショートフィルム・フェスティバル」と題し、初のリアル会場上映を行う。2月11日(土・祝)、12日(日)の両日、町田市民フォーラムほかにて。その他の写真CON-CANムービー・フェスティバルとは、2005年にスタートしたオンラインベースの短編映画祭。「作家の魂を世界中の視聴者に届ける」というコンセプトの元、社会的テーマに重点を置いた作品を毎年上映。2009年には、TIME誌にアジアの注目すべき映画祭のひとつとして紹介され、これまでに入選した作品は400本以上、応募作品は世界70か国以上から総数4,000本を超えている。今年は新しい映像文化発信の取組みとして、世界の多様なショートフィルムの魅力をリアル会場でひとりでも多くの人と共有したいという思いから、町田市での開催を決定。今回の開催では、平林勇監督の短編作品『663114』が凱旋上映される。『663114』は、「戦後66年の3月11日に起こった4基の原子力発電の事故」を意味しており、福島第一原発事故後の未来を描いた8分のアニメーション。第62回ベルリン国際映画祭 ジェネレーション部門 短編部門選出、第66回毎日映画コンクール アニメーション部門 大藤信郎賞受賞、サンダンス映画祭上映、クレルモンフェラン国際短編映画祭上映など、国内外問わず様々な映画祭で注目を集めている話題作だ。平林勇監督は今回の会場開催について「CON-CAN(ムービー・フェスティバル)はいつも世界トップクラスの短編映画をセレクションしているので、今回の町田での開催でも、できるだけ多くの人たちに実際に足を運んで見に来て欲しいと思います」とコメントをよせいる。「第1回 町田CON-CANショートフィルム・フェスティバル」は、2月11日(土・祝)、12日(日)の2日間、町田市民フォーラムほかで開催。『663114』は、『Isamu Hirabayashi/平林勇特集』内にて上映。特集上映では、平林勇監督がゲスト登壇し、作品の誕生秘話や映画祭での様子や反応、短編映画の魅力を語るトークコーナーも予定されている。
2012年02月09日今年の7月に39年間の歴史に幕を下ろした情報誌『ぴあ』によるフェアウェルイベント「ぴあ 39th FAREWELL"39 -THANK YOU-" ~車輪小僧の大回転~」が、11月3日・幕張メッセ 国際展示場 9~11ホールにて行われた。ライブレポートを見る出演したのは、ASIAN KUNG-FU GENERATION、エレファントカシマシ、氣志團、スキマスイッチ、トータス松本、DREAMS COME TRUE、ゆずの7組で、各組がパワフルなステージパフォーマンスを披露し、満員の会場を大いに沸かせた。現在、@ぴあでは、同イベントのライブレポートを掲載中。
2011年11月04日20日に開幕した第33回PFFぴあフィルムフェスティバルが30日に最終日を迎え、東京の国立近代美術館フィルムセンターにてコンペティション部門の表彰式が行なわれ、最終審査員として、阿部秀司、塚本晋也、南果歩、瀬々敬久、瑛太が登壇した。その他の写真グランプリを獲得したのは、幼少期に大切な人を失ってしまった主人公が暴走していく、虐げられた弱者の思わぬ反逆と狂気を描いた北川仁監督(29歳)の『ダムライフ』。塚本は「グランプリと言えど僅差でした。が、他の作品と全く違うオリジナリティーと独特の映画の文体と話法があり、現代に生きる我々が抱えている心の闇を客観的に映画的なデザインで描いたところがよかった」と受賞理由を説明。北川監督は「今日、死んじゃうんじゃないかな。『才能がない、やめちまえ、チビ』などの誹謗中傷を受け苦しんだこともあり、『ざまぁ見ろ!』と言ってやろうと思ったのですが、いざこの場に立つと、支えてくれた人たちへの感謝の気持ちがにじみ上がってきます。僅差ということで調子に乗らずに作り続けたい」と喜びをかみしめた。なお本作は、第16回釜山国際映画祭New Currents Award招待作品にも選出されており、国内では、第24回東京国際映画祭の“日本映画・ある視点”部門にて招待上映される。瑛太は「世の中は大変な時期ではありますが、今回の監督の平均年齢が僕に近い26歳ということで、僕ら若い世代もアイデアを出して、前向きに映画を作っていき、世の中の人にパワーを与えていきたいと強く感じた。機会があれば俳優として一緒に仕事をしたい」と語った。なお“ぴあフィルムフェスティバル”は今後、京都、福岡、名古屋などに会場を移して開催される。第33回PFFアワード2011/受賞結果■グランプリ『ダムライフ』北川仁監督■準グランプリ『春夏秋冬くるぐる』日原進太郎監督■審査員特別賞『(TAITO)』緑朗監督『パッション』南部充俊監督『僕らの未来』飯塚花笑監督■エンタテインメント賞(ホリプロ賞)『ニュータウンの青春』森岡龍監督■映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)『チルドレン』武田真悟監督
2011年10月03日映画監督の登竜門として数多くの才能を輩出してきた「PFFぴあフィルムフェスティバル」の各賞を発表する「PFFアワード2011」表彰式が9月30日(金)、東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで行われた。33回目を迎える今回は602本の応募作品から、17本の入選作品を選出。その中から北川仁監督の『ダムライフ』が栄えあるグランプリを受賞した。虐げられたイエスマンの主人公が感情の“ダム”を決壊させ、暴走する姿をひりひりと描き出した同作。審査員を務めた塚本晋也監督は「他の作品とはまったく違うオリジナリティがあった。映画に対する自分なりの文体、話法を持っているし、主人公の心の闇をあえて客観的に描くことで、より浮き彫りにしている」と評した。今回、審査員を務めたのは塚本監督をはじめ、瀬々敬久監督、女優の南果歩、俳優の瑛太、映画プロデューサーの阿部秀司の5名。審査は例年以上に白熱したといい「各賞とも僅差だった」(塚本監督)。南さんは「審査はとにかく緊張しましたが、こうやって映画監督が生まれてくるんだという瞬間を目撃することができた」と満足そう。瑛太さんは「審査員をやるからには、思ったことや感じたことをハッキリ言おうと思った。大切にしたのは直感。『こういうのが見たかった』という新しいアイディアがある作品を選んだ。いつか映画作りを一緒にできたらいいなと思います」と若き才能にエールを送った。一方で、「どんな作品と出会えるのか楽しみにしていたが、正直みんな似通った雰囲気で『あれ?』と思った部分も。いろんな制約があると思うが、どれも身近な世界を描いたものばかりだった気がする」(塚本監督)、「もっと自由にいろんなジャンルに挑戦してほしい」(阿部プロデューサー)と苦言が飛び出す場面も。現在の日本映画界を取り巻く厳しい状況を踏まえつつ、今後を支える受賞者たちを鼓舞した。受賞結果は以下の通り。『川の底からこんにちは』、『あぜ道のダンディ』などに出演する俳優・森岡龍がメガホンをとった『ニュータウンの青春』が優れたエンターテイメント性に対して贈られるエンターテイメント賞を受賞した。グランプリを受賞した『ダムライフ』は10月22日(土)から開幕する第24回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門に招待上映される。■「PFFアワード2011」受賞結果グランプリ『ダムライフ』(北川仁監督/29歳/東京都出身)準グランプリ『春夏秋冬くるぐる』(日原進太郎監督/31歳/大阪府出身)審査員特別賞『TAITO』(緑朗監督/27歳/愛知県出身)審査員特別賞『パッション』(南部充俊監督/34歳/神奈川県出身)審査員特別賞『僕らの未来』(飯塚花笑監督/20歳/群馬県出身)エンターテイメント賞『ニュータウンの青春』(森岡龍監督/23歳/東京都出身)映画ファン賞『チルドレン』(武田真悟監督/24歳/愛知県出身)■関連作品:川の底からこんにちは 2010年5月1日よりユーロスペースほか全国にて順次公開あぜ道のダンディ 2011年6月18日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2011「あぜ道のダンディ」製作委員会■関連記事:光石研が32年ぶりの主役に!『あぜ道のダンディ』試写会に20組40名様ご招待木村佳乃、涙のブルーリボン生田斗真は「ほかの人がやらないことやりたい」と決意満島ひかり「モテキ」発売イベントで弟・真之介をちゃっかりPR満島ひかりインタビュー「“生っぽい”モノを目指したい」満島ひかりが白ずくめ防菌服で“中の下の人生”を歌い上げる特別映像が到着
2011年09月30日11月3日(木・祝)に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールで開催されるぴあ主催の音楽イベント『ぴあ 39th FAREWELL“39 -THANK YOU-”~車輪小僧の大回転~』に、スキマスイッチの出演が急遽決定した。ぴあ休刊イベントのチケット情報同イベントは、7月21日発売号で39年の歴史に幕を閉じた雑誌『ぴあ』が読者に対する感謝を込めて開催するもの。出演するアーティストは、すでに発表されているASIAN KUNG-FU GENERATION、エレファントカシマシ、氣志團、トータス松本、DREAMS COME TRUE、ゆずに、今回発表となったスキマスイッチを加えて全7組のラインナップが出揃う形となった。いずれもぴあとは深い絆で結ばれたアーティストだけに、イベントへの期待は高まる。チケットは10月1日(土)より一般発売開始。初日は、特別電話(0570-02-9970)にて受付。
2011年09月29日11月3日(木・祝)に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールで開催されるぴあ主催の音楽イベント『ぴあ 39th FAREWELL“39 -THANK YOU-”~車輪小僧の大回転~』に出演するアーティストの追加アーティストが明らかになった。今回発表されたのは今年メジャーデビュー10周年を迎えた氣志團。ぴあ 39th FAREWELL“39 -THANK YOU-”~車輪小僧の大回転~の公演情報同イベントは、7月21日発売号で39年の歴史に幕を閉じた雑誌『ぴあ』が読者に対する感謝を込めて開催するもの。すでに発表されているASIAN KUNG-FU GENERATION、エレファントカシマシ、トータス松本、DREAMS COME TRUE、ゆずと同様、ぴあとは縁の深いアーティストだ。チケットは10月1日(土)より一般発売開始。チケットぴあでは9月29日(木) 11:00まで抽選先行予約(第5次プレリザーブ)を実施中。
2011年09月27日全米で数々の賞を受賞してきたシェフ、ロイ・ヤマグチ氏が来日!9月16日(金)ロイズ東京にて、ハワイアンフェスティバルが開催される。1988年12月「ロイズレストラン」をホノルル、ハワイカイにオープンして以来、ロイ・ヤマグチの作り出す仕ハワイアン・フュージョン・キュイジーヌ”は、米国を初め世界中の人々を魅了してきた。「料理は個人個人のクリエイティブな発想を形に表す素晴らしい手段だ。そして料理は私の人生そのものだ。」と語るロイ・ヤマグチ氏。9月16日(金)はそんなロイ氏による1日限りのハワイアンフェスティバルが開催され、ホノルルの「ロイズレストラン」が、六本木ヒルズにオープンする。ロイ氏のオリジナルメニューは、ロイズ東京 バー&グリルにて9月30日まで味わえるので、こちらもぜひチェックしてほしい。お問い合わせ:ロイズ東京 バー&グリル tel.03-5474-8181東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズウェストウオーク5F1日限りのハワイアンフェスティバル日時:2011年9月16日(金)18:30受付/22:00終了料金:¥10,000内容:前菜10種/野菜料理5種/ハワイアンフュージョンSUSHl(Roy’sStyIe)魚料理3種/肉料理3種/デザート5種/フリードリンク付き9月17日(土)~30日(金)の期間は、ロイ・ヤマグチ氏オリジナルの「ハワイアン・キュイジーヌ特別ランチ(¥3,500)」「ハワイアン・キュイジーヌ特別ディナー(¥6,000コース、¥8,000コース)」もメニューに登場する。※(全て税・サ込)
2011年09月09日これまでも様々な作品や映画監督を輩出・紹介してきた「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」が今年も20日(火)から開催され、602本の応募作から厳選された17作品が“PFFアワード”部門で上映される。その他の写真世界最大級の自主映画コンペティションとして海外からも注目を集める“PFFアワード”は、一般公募された作品を厳正に審査し、入選作品をPFFで一般上映。グランプリなど各賞が与えられるだけでなく、いずれかの賞を受賞した監督全員に次回作の製作を援助する“PFFスカラシップ”への挑戦権が与えられるなど、単に作品の優劣を決めるのではなく、“次世代の才能を発見してサポートする”ことに注力したコンペティションで、過去の入選者には『告白』の中島哲也監督、『冷たい熱帯魚』の園子温監督、『ハッピーフライト』の矢口史靖監督、『GANTZ』の佐藤信介監督、『神様のカルテ』の深川栄洋監督、『悪人』の李相日監督らが名を連ねている。本アワードの最大の特徴は、インディーズ映画の雄が多く参加する一方で、後に大ヒット作を手がける監督や、海外の映画祭で高評価を得る監督など、多彩な才能を輩出していることだ。本年度の入選作17作品も、ジャンル、タッチ、表現手段は多岐に渡っており、新たな映画表現や刺激をスクリーンで味わいたい観客にとってはたまらない催しとなる。第33回PFFぴあフィルムフェスティバル9月20日(火)~30日(金)、東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催京都、神戸、名古屋など順次開催予定。
2011年09月06日11月3日(木・祝)に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールで開催されるぴあ主催の音楽イベント『ぴあ 39th FAREWELL“39 -THANK YOU-”~車輪小僧の大回転~』に出演するアーティストの第2弾が発表された。今回発表されたのはエレファントカシマシとトータス松本の2組。チケット情報同イベントは、7月21日発売号で39年の歴史に幕を閉じた雑誌『ぴあ』が読者に対する感謝を込めて開催するもの。すでに発表されているASIAN KUNG-FU GENERATION、DREAMS COME TRUE、ゆずに続き、今回追加されたアーティストも『ぴあ』と縁の深い顔ぶれだ。チケットは10月1日(土)より一般発売開始。チケットぴあでは、9月1日(木)11時から9月8日(木)11時まで先行抽選(プレリザーブ)を実施する。
2011年08月31日1967年の創設以来、ヨーロッパ最大級のジャズ・フェスティバルとして世界中のファンを魅了し続ける「モントルー・ジャズ・フェスティバル」が、今秋に川崎で開催されることが決定した。「モントルー・ジャズ・フェスティバル・イン・かわさき」のチケット情報1967年に創始者クロード・ノブスによりレマン湖畔の町モントルーで産声をあげた「モントルー・ジャズ・フェスティバル」。ジャズのみならず、ブルース、ロック、レゲエ、ソウル、アフリカや南米のワールドミュージックなど、多彩なジャンルの一流アーティストの競演が繰り広げられる世界最大級の音楽イベントだ。これまでの出演者には、マイルス・デイビスやアレサ・フランクリンをはじめ、フィル・コリンズ、BBキング、ボブ・ディラン、スティングやディープ・パープル、ブライアン・アダムス、シンプリー・レッド、サンタナなど著名なアーティストが名を連ねる。今秋川崎で行われるフェスティバルには、ジャコ・パストリアス・ビッグバンド MJFver、クインシー・ジョーンズ プレゼンツ アルフレッド・ロドリゲス ・トリオ、佐山雅弘、国府弘子など国内外の一流アーティストが集結する。「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさき」は、11月22日(火)から27日(日)まで川崎市内のコンサートホールほかで開催。チケットの一般発売は、9月3日(土)10:00より開始となる。また一般発売に先駆け、チケットぴあでは先行抽選「いち早プレリザーブ」を8月25日(木)11:00より受付。■モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン・イン・かわさき・11月22日(火)洗足学園音楽大学 前田ホール[出演]ジャコ・パストリアス・ビッグバンド MJF ver、他・11月24日(木)CLUB CITTA’[出演]MJFシークレット・11月25日(金)川崎市教育文化会館[出演]佐山雅弘、他・11月26日(土)川崎市教育文化会館[出演]国府弘子、他・11月27日(日)昭和音楽大学 テアトロジーリオ ショウワ[出演]クインシー・ジョーンズ プレゼンツ アルフレッド・ロドリゲス トリオ、他
2011年08月19日世界中から集まった映画を観られる、子どもたちのための映画祭、『キンダー・フィルム・フェスティバル』が今年も開催される。今年19回目となるこの映画祭。今回は『リサとガスパール』や『きかんしゃトーマス』など、子どもたちに人気の高い11作品のほか、日本ではなかなか観ることができない、ヨーロッパやアジアのアニメーションや短編の最新作が12作品上映される。日本初上映となる『どうぶつ会議』。(c)2010 Constantin Film Verleih, GmbH.ポップでかわいいこどもミュージカル『ローラ!』。(c)Gordon A. Timpken/Bavaria Filmverleih- und Produktions GmbH字幕の読めない小さな子どもたちでも楽しめるよう、戸田恵子さんなど人気の声優たちがスクリーンの前に立ち、目の前で吹き替える迫力のあるライブシネマや、プロの声優と一緒に声優体験ができたり、アニメーション映画作りを体験できるなどのワークショップも開催。今年のフェスティバルディレクターは、日本の人気アニメーション『こま撮りえいが こまねこ』のこまちゃん。(c)TYO/dwarf・こまねこフィルムパートナーズ映画以外にも、駄菓子屋や世界中のごはんが食べられる屋台村など、子どもが飽きることなく楽しめるイベントが盛りだくさん。アニメーション映画好きな大人もぜひ足を運んでほしい。小さなお子さんの映画デビューにもぴったりのイベントだ。『19回キンダー・フィルム・フェスティバル』会期:2011年8月12日(金)〜13日(土)日比谷会場2011年8月18日(木)〜21日(日)調布会場場所:日比谷会場:日比谷公会堂 東京都千代田区日比谷公園1−3調布会場:調布市文化会館たづくり 東京都調布市小島町2-33-1料金:日比谷会場当日券:18歳~60歳未満1,000円、3歳~18歳未満・60歳以上500円、3歳未満無料前売券:18歳~60歳未満700円/3歳~18歳未満・60歳以上300円/3歳未満無料調布会場当日券:18歳~60歳未満500円/3歳~18歳未満・60歳以上100円/3歳未満無料前売券:18歳~60歳未満400円/3歳~18歳未満・60歳以上100円/3歳未満無料※未就学のお子さんについては、大人の方もご一緒にご入場をお願い致します。※3歳未満のお子さんは、保護者と一緒の座席でお願い致します。(座席を確保したい場合は、3歳以上の券をお買い求め下さい。)お問い合わせ:TOKYO KINDER FILM 一般社団法人キンダ-・フィルム03-5355-1225公式HP: www.kinder.co.jp 取材/赤木真弓
2011年08月12日映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに掲げ、これまでも様々な作品や映画監督を輩出・紹介してきたぴあフィルムフェスティバル(PFF)。第33回となる今年は9月20日(火)から30日(金)まで開催されるが、その詳細プログラムが発表された。その他の写真今年の目玉となるのは、“BLACK and WHITEの誘惑”と題された特別企画。ドイツ人監督エルンスト・ルビッチの『陽気な中尉さん』『陽気な巴里っ子』に加え、ハンガリーの巨匠タル・ベーラの7時間を超える大作『サタンタンゴ』が上映される。両者とも後進に多大な影響を与えた存在であり、その作品の鑑賞機会はかなりレア。まさに映画ファン必見だ。もうひとつの注目が長谷川和彦監督の来場。1979年の『太陽を盗んだ男』で知られる長谷川監督だが、今回のPFFでは岩井俊二監督との映画談義や『太陽を…』の上映に参加。『太陽を…』は一介の中学教師が自ら原爆を作るという問題作だが、いまだ福島の原発事故が収束しない現在だからこその貴重な話が聞けそうだ。そのほかにも、黒沢清監督による映画講義、塚本晋也監督による『七人の侍』談義、今年のPFFスカラシップ作品である『恋に至る病』(木村承子監督)などの上映が行なわれる。一方、“新しい才能”を発掘するために行なわれるコンペティションがPFFアワード。今年は602本の作品が公募で集まったが、その中から厳選された17作品が上映され、30日(金)に行なわれる表彰式でグランプリが発表される。入選作品は、『untitled』岩永洋監督、『101』酒巻大樹監督、『オードリー』勝又悠監督、『偶像讃歌』和田彩監督、『ケージ』石井慎吾監督、『春夏秋冬くるぐる』日原進太郎監督、『TAITO』緑朗監督、『ダムライフ』北川仁監督、『チョッキン堪忍袋』天野千尋監督、『チルドレン』武田真悟監督、『ニュータウンの青春』森岡龍監督、『パッション』南部充俊監督、『反芻』狩野嵩大監督、『PICARO』野上鉄晃監督、『僕らの未来』飯塚花笑監督、『山犬』佐藤考太郎監督、『Recreation』永野義弘監督。なお、今回のPFFアワードでも昨年に引き続き、一般の映画ファンが最終審査に参加することができる“映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)”企画の実施が決定している。第33回PFFぴあフィルムフェスティバル9月20日(火)~30日(金)、東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催京都、神戸、名古屋など順次開催予定。
2011年08月12日先日より開催中の、アジア最大のショートフィルムの祭典「ショート ショート フィルム フェスティバル & アジア 2011」。今年、シャープとのコラボレーションにより誕生した「シャープ スマートフォン 3Dコンテスト」の授賞式イベントが6月24日(金)、特別審査委員の押井守らが出席して開催された。映画祭の中で今年から新設された「3D部門」の上映イベントの中で開催されたこちらのイベント。コンテストには、CGによる3D作品が数多く集まり、事務局による選考と一般投票を経て、押井監督と慶応大学大学院の稲蔭正彦教授、CGデザイナーの富岡聡の最終審査によって、特別賞並びに優秀賞、最優秀賞が決定した。審査もスマートフォンで映像を見ながら、となったがほかの映画祭の審査とは勝手が違ったようで、押井さんは「映画の審査というよりも、外から見たら大人がゲームやってるみたいに見えたと思う。手のひらに乗るだけで、映像というのは変わるものなんだと感じた」と感想を語った。富岡さんも集められたスマートフォンによる作品について「こんな小さなものに、世界観や奥行きが生じるんですね。何かに似てる、と思ったんですが“絵本”のようなんです。大きなスクリーンで見る世界観と身近に感じる世界観は違う。作り手として考えを改めて、小さなメディアに合った世界観を考えていかなければ」と審査を通して感じた思いを明かした。押井さんはさらに「映画を作るのとは感覚が違う。手でひねって何かを作るような…映像自体がオブジェのようですね。立体的な造形物など、自分が好きな形を作るというところから始めたら面白いかもしれませんね」と意欲を見せた。もっとも、押井監督はすでに3Dの新作の構想を進めているようで「いまここで話すとヤバい」と苦笑い。「いろんな作品が3Dで公開されたけど、ぶっちゃけ『アバタ―』だけでしたから」と厳しい評価も。「ディテールで勝負する自分の仕事とどう結び付けていくか」と課題も口にした。この日、優秀作品に選ばれた2作の監督には賞金30万円が、そして最優秀賞の監督には100万円が贈呈されたが、押井さんは「これから何をするかが大切だと思います。賞を取った後の方がある意味で大変です」と説き、これからクリエイターを目指す人々に向けても「まず目の前の誰かを面白がらせることから始めてみては」と呼びかけた。なお、最優秀賞と優秀賞を受賞した3作は、正式に3D部門の候補作としてノミネートされる。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」は6月16日(木)〜19日(日)まで表参道ヒルズスペース オーにて、6月22日(水)〜26日(日)までラフォーレミュージアム原宿ほか各所にて開催。特集「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2011 [映画祭] 2011年6月16日から6月19日まで表参道ヒルズスペース オー、6月22日から6月26日までラフォーレミュージアム原宿ほかにて開催■関連記事:田中要次、韓国でやってみたいことは…ズバリ植毛!短編映画が日韓観光のかけ橋に短編映画の祭典が開幕!佐藤浩市が復興プロジェクトに“手”だけ出演映画でもう一度日本をアピール!観光庁とのコラボでショートフィルムを制作C・ファース&K・ナイトレイ共演作ほか、スターたちが出演の短編作品が日本上陸!ルーカス監督に中田英寿などが出品!ショートフィルム祭典で復興支援オークション
2011年06月24日現在開催されているアジア最大のショートフィルム映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」が、観光庁とタッグを組んだ「日韓観光振興プロジェクト」の上映イベントが6月23日(木)、東京・ラフォーレミュージアム原宿で行われた。韓国最大規模の国際短編映画祭「アシアナ国際短編映画祭」と提携し、映像を通じた日韓の観光交流振興を目的にしたこの取り組み。会場では日本人監督によるオールソウルロケの『スーパースター』(出演:櫻井淳子/キム・ウンス)、韓国人監督によるオール鎌倉・藤沢ロケの『スマイルバス』(出演:パク・コニョン/リュ・ヒョンギョン/田中要次)が上映されたほか、監督・キャストがトークショーを行った。『スーパースター』は櫻井さん演じる韓流スターの“追っかけ”が、偶然出会った中年男性(ウンス)に助けられながら、憧れのスターを追って、ソウル市内を右往左往するコメディタッチの短編(約19分)。メガホンをとった萩原健太郎監督は「日本の追っかけの女性を通じて、新しい韓国が見えてくるんじゃないかと思った」と作品の着想をコメント。撮影は今年1月に行われ、櫻井さんは「あまりの寒さに驚いた」のだとか。ウンスはかつて日本映画学校(現・日本映画大学)で演出を学んだ経験を持ち、「旅は人生の原動力。ソウルのような都会もいいが、ぜひ田舎を旅してほしい。私たちが忘れた懐かしいものがあります」と流暢な日本語で、韓国のおすすめスポットを紹介してくれた。一方の『スマイルバス』は神奈川県・藤沢にある恋人の丘“龍恋の鐘”の言い伝えをベースに、日本で観光ガイドをする韓国人女性(ヒョンギョン)と、彼女に突然別れを告げられた恋人(コニョン)の恋愛模様をハートウォーミングに描く(約23分)。コニョンは「日本に来るたび、いい思い出を作って帰ることができる。今回の撮影は3日間だったので、今度はゆっくり過ごせたら」。また、2人を見守るバスガイドを演じた田中さんは「行ってみたい韓国の場所?テジョンだったか、テグだったか…。確か医療がとても進歩している町があるんですよ。そこに行って植毛したい」と語り、会場を爆笑に包んだ。イベントにはアシアナ国際短編映画祭の実行委員長で、韓国を代表する国民的俳優のアン・ソンギ(『ピアノを弾く大統領』、『シルミド』)も出席し、「2つの映画祭は、お互い兄弟のような関係。今回の振興プロジェクトを機に、さらに本格的な協力関係が始まった。成果はもちろん、過程も大切にできれば。この友情が長く続くことを祈ります」と挨拶した。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」は6月16日(木)〜19日(日)まで表参道ヒルズスペース オーにて、6月22日(水)〜26日(日)までラフォーレミュージアム原宿ほか各所にて開催。特集「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2011 [映画祭] 2011年6月16日から6月19日まで表参道ヒルズスペース オー、6月22日から6月26日までラフォーレミュージアム原宿ほかにて開催■関連記事:短編映画の祭典が開幕!佐藤浩市が復興プロジェクトに“手”だけ出演映画でもう一度日本をアピール!観光庁とのコラボでショートフィルムを制作C・ファース&K・ナイトレイ共演作ほか、スターたちが出演の短編作品が日本上陸!ルーカス監督に中田英寿などが出品!ショートフィルム祭典で復興支援オークションアカデミー賞公認!国際短編映画祭「SSFF」チケットを25組50名様プレゼント
2011年06月23日まもなく開幕するアジア最大のショートフィルムの祭典「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF)において、観光庁とのコラボレーションで昨年より設立された新部門「旅シヨーット! プロジェクト」および、その一環として日韓合作でショートフィルムを製作する「日韓観光振興プロジェクト」。こちらの作品の完成披露記者会見が6月6日(月)に観光庁で開かれ、映画祭実行委員長を務める俳優の別所哲也、観光庁長官の溝畑宏が出席した。1999年にスタートし、今年で13回目を迎えるSSFFだが、昨年より観光にスポットを当てたプロジェクトとして新たなコンペティション部門「旅シヨーット! プロジェクト」が発足。昨年は、“旅”をテーマに全国各地の観光資源を舞台にした71作品の応募の中から9本の作品が入選作品に選出された。今年は昨年を超える86本が公募で集まり、その中から北海道の小樽を舞台にした『アネモネ』、日本一暑い街として知られる埼玉県・熊谷市を舞台にした『あついぞ!熊谷』、さらには震災、原発問題で揺れる福島県、そして東京都が描かれる『嘘〜オブラートの月〜』など7本が入選作品に選ばれた。この日、本部門の公式審査員も発表され、タレントのセイン・カミュ、女優の菊川怜、CMディレクター、映画監督として活躍する中島信也が務めることも明らかになった。挨拶に立った溝畑長官は集まった作品について「地域の人々の生きざま、空間が印象的でした。(本プロジェクトは)世界に向けての情報発信としても意義深い」と語り、震災の影響に触れ「もう一度、日本の素晴らしさを世界にアピールするニーズが高まっています」と本プロジェクトが昨年以上に重要な意味を持つことを語った。「日韓観光振興プロジェクト」では2本の作品が製作されたほか、韓国のロック界のスター、キム・ジョンソの楽曲「High」が応援ソングとして提供されることも発表された。2本のうち1本は、日本人監督・萩原健太郎により、ソウルで撮影された『Super Star/スーパースター』で主演は桜井淳子。韓流スターに会うために、ソウルを訪れた主人公と、偶然出会った無愛想な地元の運転手の交流が綴られる。もう1本の『Smile Bus/スマイルバス』は逆に韓国人キャストを主演に迎え、韓国人監督の手で日本の鎌倉、藤沢、江の島を舞台に制作された作品。恋人に突然別れを告げ、日本で観光ガイドをする女性と、彼女を忘れられずに復縁を迫りに鎌倉を訪れる男性の姿を描いたラブストーリー。日本からは田中要次が出演している。別所さんは「日本と韓国、それぞれの国の良さを表現したいとこのプロジェクトは始まりました」と語り、極寒のソウルで撮影された『Super Star』について「寒さの向こうに温かさが見えてくる作品」と評し、『Smile Bus』に関しては「なぜ韓国の方が数多く鎌倉を訪れるのか?日本人がなかなか気づかないことが描かれています」と称賛を送った。そしてこのSSFFを開始した際に、海外の人に言われたという「日本人はモノ作りは得意だけど“物語”は不得手」という言葉に触れ「『ローマの休日』も『007』シリーズも、映画によって観光地が大きな“資源”となりました。記録映画とは全く違った形で、映画表現によって(観光地が)語り継がれていけば」とプロジェクトの意義を語りかけた。「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2011」は6月16日(木)〜19日(日)まで表参道ヒルズスペース オーにて、6月22日(水)〜26日(日)までラフォーレミュージアム原宿ほか各所にて開催。特集「ショート ショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2011 [映画祭] 2011年6月16日から6月19日まで表参道ヒルズスペース オー、6月22日から6月26日までラフォーレミュージアム原宿ほかにて開催■関連記事:C・ファース&K・ナイトレイ共演作ほか、スターたちが出演の短編作品が日本上陸!ルーカス監督に中田英寿などが出品!ショートフィルム祭典で復興支援オークションアカデミー賞公認!国際短編映画祭「SSFF」チケットを25組50名様プレゼントショートショートフィルムの新しい挑戦ついに“Jリーグ”ともコラボ企画決定!水嶋ヒロ原作&出演のビデオがショートフィルム祭典に出品栗山千明はマブい女に!
2011年06月06日