2018年本屋大賞受賞、累計発行部数125万部突破の辻村深月によるベストセラー小説『かがみの孤城』が劇場アニメ化し、2022年冬に公開されることが決定した。原作は、本屋大賞15年間の歴史の中で歴代最多得票数を獲得し1位となったほか「王様のブランチブック大賞2017」や「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR2017」など9冠を獲得し、 TV・新聞ほか各メディアでも大絶賛の話題作。2019年にコミカライズ、オーディオブック化、2020年には舞台化されるなど様々なコンテンツでメディアミックスされ注目を集め続けている。大人も子どもも夢中になるファンタジーミステリーとして幅広い世代から支持され、累計発行部数は今年に入り125万部を突破。原作者の辻村深月は、2004年『冷たい校舎の時は止まる』でデビュー。映画化もされた『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、『鍵のない夢を見る』では第147回直木賞を受賞している。その他、日本アカデミー賞を含め多数の賞を受賞した『朝が来る』や、今年の5月に劇場公開となる『ハケンアニメ!』など数々の作品が映画化されてきた。主人公は、学校での居場所をなくし家に閉じこもっていた中学生・こころ。ある日突然、部屋の鏡が光り始め、吸い込まれるように鏡をくぐり抜けると、その先にあったのは城のような不思議な建物。そこには、こころと似た境遇の7人が集められていた。城の中には秘密の「鍵」が隠されており、その鍵を見つけた者は、何でも願いが叶うという。なぜこの7人が集められたのか。鍵はいったいどこにあるのか。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。『かがみの孤城』2022年冬公開
2022年02月24日絵本作家デビューから約 10 年。画家としても活躍するミロコマチコの作品群を展観する『ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ』が、2月11日(金)より横須賀美術館にて開催される。想像力をふくらませ、躍動感たっぷりの筆致で描いたデビュー絵本『オオカミがとぶひ』で注目を集めた絵本作家のミロコマチコ(1981- )。第18回日本絵本賞大賞を受賞し、出版業界に彗星のごとく登場。その後も手がけた絵本が連続して主要な絵本賞を受賞するなど、常に新作が期待される絵本作家のひとりである一方、大きな画面いっぱいに、生物や植物を描く画家としても活躍。幅広い世代から支持され、デザイナーやアーティストからも一目置かれる存在となり、活動の場を海外にも広げている。同展では、「ミロコマチコとは何者か?」をテーマに、2016年から2019年のライブペインティングをはじめとした近作、書籍の装画や企業とのコラボレーション、『まっくらやみのまっくろ』などの絵本原画、山形ビエンナーレ出品作品である立体絵本≪あっちの目、こっちの耳≫、奄美大島に移り住んでから制作した新作のほか、奄美大島での暮らしや制作風景も紹介。奄美大島への移住により、見えないものの音を聞き、その気配を感じるようになったというミロコ。そこで制作された新作たちは、エネルギッシュで破天荒なイメージに加えて、どこか霊的な存在をも感じさる作風へと変化している。常に躍動するその底知れぬ魅力を体感したい。《キンパ》2018 年(c)mirocomachiko《ドクルジン》 2019 年(c)mirocomachiko《夜を通るいきもの1》 2020 年(c)mirocomachiko【開催概要】『ミロコマチコ いきものたちはわたしのかがみ』会期:2022年2月11日(金・祝)~4月10日(日)会場:横須賀美術館時間:10:00~18:00休館日:3月7日(月)、4月4日(月)料金:一般1,100円、学生・65歳以上900円美術館公式サイト:
2022年02月10日マームとジプシーの藤田貴大が手がける、子どもから大人までが一緒に楽しめる演劇『かがみ まど とびら』が11月22(日)・23日(月・祝)、28日(土)・29日(日)の4日間、上演される。2018年、『めにみえない みみにしたい』という作品で「子どもから大人まで」の演劇に初めて取り組んだ藤田。2019年には全国14カ所をツアーするまでとなった。そのシリーズの続編にあたる『かがみ まど とびら』は、”境界線“を意識したものになるという。たしかに鏡も窓も扉も、日常にありふれたものでありながら、あちらとこちらを明確に分けるものだ。マームとジプシーの、特に初期の作品には時折、木で作られた枠が用いられていた。それがバスや電車の窓になったり、額になったりと作品の中でさまざまに変化していく。窓そのものがなくとも、演じることによってただの枠が窓に見えるというのは、演劇ならではの「見立て」であり、面白さのひとつだ。今回もそんな、ひとつの要素がさまざまなものに変化していくさまが見られるかもしれない。『めにみえない みみにしたい』に引き続き、作品内で重要な役割を果たす音楽を担当するのは原田郁子。衣装はsuzuki takayukiが担当する。この音楽と衣装が、作品のファンタジックな雰囲気をより高めてくれることだろう。『めにみえない みみにしたい』は、しりとりやシャボン玉といった子どもが純粋に楽しめる要素を折り込みながらも、隅々まで藤田の美意識が張り巡らされ、物語には女の子の成長や戦争の影が見え隠れする作品だった。決して単純な「子ども向け」ではないもの――。物語と音楽、見立て、衣装……思えば、演劇の面白さをぎゅっと詰め込み、前面に押し出しているのがこのシリーズの魅力と言えそうだ。物語に潜むメッセージ性を探り、味わうのももちろん演劇の楽しさのひとつだけれど、『かがみ まど とびら』では、目の前に起こることを純粋に受け止めるという楽しみ方ができるに違いない。文:釣木文恵『かがみ まど とびら』作・演出:藤田貴大音楽:原田郁子衣装:suzuki takayuki出演:伊野香織 / 川崎ゆり子 / 成田亜佑美 / 長谷川洋子2020年11月22(日)・23日(月・祝)、28日(土)・29日(日)会場:彩の国さいたま芸術劇場 NINAGAWASTUDIO(大稽古場)
2020年11月21日生駒里奈が主演する『かがみの孤城』が、8月28日に開幕。これに先立ち、公開ゲネプロと会見が行われた。【チケット情報はこちら】本屋大賞を獲得した辻村深月の小説を、成井豊の脚本・演出によって舞台化する本作。同級生の悪意に傷つき、家に閉じこもる中学1年生のこころ(生駒)はある日、自室の鏡を通じて見知らぬ城がそびえ立つ異世界へ引き込まれてしまう。そこで出会った6人の仲間と望みが何でも叶う“願いの鍵”を見つけようと奔走するうちに、彼らは自分たちが城に集められた理由を目の当たりにして──。共演者には溝口琢矢、野田裕貴(梅棒)、前田航基、原田樹里、河内美里らが名を連ねている。新型コロナウイルス感染症対策で、1ヵ月半の稽古期間をマスク姿で奮闘してきた一同。会見における成井の「ずっと互いの目元しか見えなかったけど、昨日の場当たりで初めて透明のマウスシールド姿になり、表情がわかるようになったら……演技が変わって抜群によくなったキャストが現れてね」という言葉に、生駒・溝口は大きく頷く。「特に一段とよくなった」と演出家からお墨付きを受けた生駒は、「いじめを機に不登校になってしまった中学生の人物造形と、演劇で求められる“大きな表現”をどうやって両立させようか迷いました」と稽古中の悩みを吐露。しかし「劇場入りしたらステージの大きさに後押しされ、引き出しが開いたような感覚です」と手ごたえを口にした。同じように、溝口も「劇場に入ったら、大きく楽しく伝えようという気持ちがどんどん膨れ上がってきました」と続く。原作者の辻村は「コロナで物理的な制限はあっても、心は誰にも縛られることなく自由」「どうか『かがみの孤城』の中で過ごした時間を、たくさんの人たちに持ち帰ってもらえたら」と観客に呼びかけ、会見を結んだ。公開ゲネプロは、孤城で過ごす中学生7人の姿を中心に、現実世界におけるこころや、彼女を取り囲む母親・教師・同級生らの葛藤が差し挟まれる形で展開。孤城の仲間が次第に心を通わせ、友情を育む様子がダンスシーンを交えて描かれた。全編を彩るFor Tracy Hydeの涼しげな音楽も、劇効果を最大限に高めている。上演時間は約120分(休憩なし)。公演は9月6日(日)まで、東京・サンシャイン劇場にて。その後、18日(金)~20日(日)に大阪、22日(火・祝)に愛知と巡演する。感染症対策を十分に講じて上演される劇場公演のほか、PIA LIVE STREAMでは収録映像を後日視聴できる「ディレイ配信」と、東京千秋楽公演の「生配信」も行われる。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2020年09月01日木津つばさが、成井豊の脚本・演出で舞台化される『かがみの孤城』に出演する。稽古前の6月下旬、作品の魅力や役どころを尋ねていると、飛び出してきたのはとある人物との意外な接点だった。【チケット情報はこちら】辻村深月が2017年に刊行し、翌年の本屋大賞を獲得した本作。同級生の悪意に傷つき、家に閉じこもる中学1年生の主人公・こころ(生駒里奈)はある日、自室の鏡を通じて見知らぬ城がそびえ立つ異世界へ引き込まれてしまう。そこで出会った6人の仲間と望みが何でも叶う“願いの鍵”を見つけようと奔走するうちに、彼らは自分たちが城に集められた理由を目の当たりにして──。台本を読み、いじめを起点とした作品の感想を「SNSでの誹謗中傷に注目が集まる今だからこそ“刺さる”物語だと思いました」と語る木津。ネタバレにも踏み込みつつ「学校へ行けない悩みは時代を超えて一緒だし、“あなただけじゃない”と背中を押してもらえるはず」「最後には “学校へ行ってきます”って気持ちになれるのでは」と作品の魅力を述べる。木津は、こころと同じく城に集められた不登校の中学2年生・マサムネ役を演じる。自身は「普通に学校へ通う、等身大の中学生だった」と振り返るだけあって、大のゲーム好きであること以外、マサムネとの共通点はない。しかし「自分と遠いからこそ想像力を働かせ、感じるままに演じてみたい」「役と一心同体になる普段のアプローチとは異なる、新たな挑戦です」と意気込んでみせた。集められた7人にとって、孤城は次第に大切な“居場所”となっていく。ではかつて中学生だった木津の、心の拠りどころになる“孤城”は何だったのか。答えは、間髪入れることなく「ムロツヨシさん」──。DVDで観た映画『サマータイムマシン・ブルース』におけるムロのたたずまいに惹かれ、彼が当時出ていたラジオへメール投稿するように。ある日、怪我でサッカー選手になる夢を諦め「人生どうでもいい」と送った内容が番組内で紹介されると、ムロから「役者なら誰にでもなれる」という言葉が。それで現在の道に進んだ──という原体験を明かした。公演は、8月28日(金)~9月6日(日)に東京・サンシャイン劇場にて。その後、18日(金)~20日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、22日(火・祝)に愛知・刈谷市総合文化センター 大ホールと巡演する。また本作は、新型コロナウイルス感染症の予防対策を講じて上演される。取材・文:岡山朋代
2020年08月07日ナチュラル志向の高保潤化粧品株式会社マンアップは、販売中の「みずかがみコスメ」シリーズの新商品として、『みずかがみ美容液』を発売した。「みずかがみコスメ」は、滋賀県の低農薬ブランド米である「みずかがみ」や地元の農産品から抽出したエキスを配合した化粧品シリーズである。基礎シリーズ(クレンジング・化粧水・乳液・クリーム)は、滋賀のアンテナショップ「ここ滋賀(東京・日本橋)」で販売中である。そして、滋賀県内60以上の店舗と県外の量販店やドラッグストアでは、フェイスパック・洗顔石鹸・オールインワンジェルを販売している。潤いとハリのある健康美肌へ『みずかがみ美容液』は、他の化粧品の効果を増幅させるブースター美容液(導入美容液)である。浸透性の高い高純度不飽和レシチンの浸透リポソームが、肌の表面から角質の奥まで浸透し、肌内部を潤いで満たす働きがある。肌表面のキメをなめらかに整え、水分と油分のバランスを調整することにより、肌をふっくらとやわらかくし、角質層の美容成分の浸透を促進する。販売価格は、30ml入りで、2,400円(税抜き)。アンテナショップ「ここ滋賀」の他、オンラインショップ(楽天市場・Amazon)でも販売する。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社マンアップ※みずかがみコスメ近江のお米からうまれた高保潤化粧品
2018年09月12日近江米「みずかがみ」を使用したナチュラル化粧滋賀県大津市の株式会社マンアップから2017年10月29日に販売が開始されているのは、滋賀の低農薬ブランド米「みずかがみ」を使用したナチュラル志向の高保潤化粧品シリーズ。その名も「MIZUKAGAMI(みずかが)」。「MIZUKAGAMI」の特長近江米「みずかがみ」以外の成分も、滋賀の地元農産品から抽出したエキスを使用しているため、とにかくナチュラル志向だ。もちろん、香料や着色料、パラベン、アルコール、鉱物油、石油系界面活性剤も一切使用していない添加物フリー。敏感肌の人でも安心して使用することが出来る。また、主なターゲットはアラフィフ世代。年齢相応の肌の衰えに安全に打ち勝つため、天然由来成分たっぷりの「みずかがみ」シリーズは最適かもしれない。パッケージも飾っておらず、シンプルなデザインの中に滋賀の魅力が組み込まれているという。同シリーズのラインナップはクレンジング、化粧水、乳液、クリームだ。10日間のトライアルセットには、それに加えて洗顔石鹸も入っている。滋賀県内60以上の店舗だけでなく、県外でもドラッグストアや量販店で販売している。また東京の日本橋にオープンしたアンテナショップ「ここ滋賀」でも購入が可能だ。ナチュラル志向の化粧品を色々試してみたい方は、これを機会に手に取ってみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※MIZUKAGAMI 公式ブランドサイト※株式会社マンアップ プレスリリース(@Press)
2017年12月28日