バンテアイ・スレイ photo:世界遺産イェーイ!カンボジアの至宝アンコールの遺跡群!アンコール・ワットとアンコール・トムが有名ですが、それ以外にどこを観光すれば良いのだろう?と悩んでしまう方もいらっしゃるかと思います。実は世界遺産「アンコールの遺跡群」には数々の遺跡が世界遺産として登録されているのです。 その中でも今回の記事ではちょっと郊外の遺跡4つをご紹介!トレッキングをしながら川の中に彫られた遺跡を観光したり、ジャングルに埋もれたままの手つかずの遺跡の中を歩いたりできるのです!クバル・スピアン photo:世界遺産イェーイ! こちらが今回ご紹介する遺跡4つです!1. バンテアイ・スレイ(世界遺産:アンコールの遺跡群)2. クバル・スピアン(世界遺産:アンコールの遺跡群)3. ベン・メリア(世界遺産:アンコールの遺跡群)4. プレア・ヴィヘア(世界遺産:プレア・ヴィヘア)ベン・メリア photo:世界遺産イェーイ!アンコール・ワットやアンコール・トムはカンボジアのシェムリアップから車に乗って20分以内で行くことができるアクセス良好な遺跡です。今回ご紹介する4つの遺跡はシェムリアップから車で約1時間~3時間のところにあり、少々遠いのですが半日あれば行けるものもあるので、ぜひ旅の日程に組み込んでみて下さい! 1. バンテアイ・スレイ東洋のモナリザと呼ばれているデヴァター(女神)像 photo:世界遺産イェーイ!郊外の遺跡の中では一番人気のバンテアイ・スレイ!ここの目玉は何と言っても東洋のモナリザ!10世紀後半に作られた古くて小さな寺院ですが、紅色砂岩で作られているためアンコール・ワットなどと違って赤みを帯びているのと、びっしりと彫られた細密なレリーフが特徴です。午前中は観光バスが何台もやってきて、観光客でいっぱいになります。日本からのパックツアーでも訪れるようです。残念ながら現在は遺跡保護の観点から東洋のモナリザに近づけないようなので、望遠レンズや双眼鏡などを持参した方が良いかもしれません。 アクセスシェムリアップから車で約1時間。バンテアイ・スレイからクバル・スピアンまで車で約30分なのでセットで訪れるのが良い。 2. クバル・スピアンphoto:世界遺産イェーイ!暑いアンコール遺跡の中に、こんな涼しげな世界遺産があることにびっくり!バンテアイ・スレイから車で約30分。森林の渓流のそばの川底や岩場にヒンドゥーの神や神話が彫られている珍しい遺跡があります。photo:世界遺産イェーイ!入り口で車を降りてから、こんな緑溢れる道を片道40分程度トレッキングしながら歩いていきます。そこまで激しいトレッキングではないですが、歩きやすい靴が安心でしょう。photo:世界遺産イェーイ!こちらはアナンタ竜に横たわるビシュヌ神。このような精巧な彫刻が水辺にたくさんあります!美しい滝もありマイナスイオンたっぷりの世界遺産!トレッキングもそこまでハードではないので、涼を求めて行ってみましょう! アクセスシェムリアップから車で約1時間半。バンテアイ・スレイからクバル・スピアンまで車で約30分なのでセットで訪れるのがオススメ。 3. ベン・メリアphoto:世界遺産イェーイ!密林の中に埋もれた遺跡、ベン・メリア。アンコール・ワットと作りが似ているのですが、修復がほとんどされていないため、崩壊した遺跡の石が散乱していたりして、神秘的な雰囲気を味わうことができます。photo:世界遺産イェーイ!こちらは中央塔ですが、完全に崩壊しています。photo:世界遺産イェーイ!ヒンドゥー教の天地創造神話を描いた「乳海攪拌」のレリーフ。神々と魔人が大蛇の胴体を引っ張っているシーンです。鬱蒼と生い茂る樹木の中に遺跡がひっそりとたたずんでいる、ベン・メリアはそんな世界遺産です。喧騒から離れて静かな雰囲気かと思いきや、実際は現地の可愛い子供達がワラワラ~とやってきて、勝手にガイドを始めたり土産物を売ったりしてくるので少々賑やかだったりもします。 アクセスシェムリアップから車で約1時間半。 4. プレア・ビヒア天空の秘境遺跡プレア・ビヒア。カンボジアで2番目に登録された世界遺産で、タイとカンボジアの国境付近にあるダンレック山地の頂上、高さ約600mの崖の上に6世紀頃に建てられたヒンドゥー教の寺院です。photo:ひさほ ゆうプレア・ビヒアは5つの塔門が800mに渡って一直前上に配置されているので、山頂へ向けて階段を登りながら観光して行きます。車を降りてなだらかな岩を登りましょう。郊外の遺跡は歩きやすい靴が必須です!photo:ひさほ ゆうところどころ、内戦で破壊されたと思われるところがあります。photo:ひさほ ゆう何といっても必見なのは、山頂から見下ろすカンボジアの大地!!photo:ひさほ ゆうカンボジアとタイとの領有権問題で緊張状態が続いていたプレア・ビヒアですが、近年少しずつ緊張が和らいできていて、観光できるようになってきました。訪れる前に、現地の情勢をしっかり確認しましょう! アクセスシェムリアップから車で約3時間。ベン・メリアとプレア・ビヒアは方向が同じなので、一緒にまわる1日のツアーなどが便利。 世界遺産豆知識!■アンコールの遺跡群 (文化遺産)登録:1992年登録基準:「人間がつくった傑作」、「文化交流」、「文明の証拠」、「建築技術」■プレア・ビヒア(文化遺産)登録:2008年登録基準:「人間がつくった傑作」・アンコールの遺跡群へのアクセス日本からカンボジアへの直行便はプノンペン線のみのためプノンペン経由、もしくはタイのバンコク、またはベトナムのホーチミン経由も可能。【カンボジア・プノンペン経由】日本からプノンペンは直行便で約6時間半。プノンペンからシェムリアップは飛行機で約45分。【バンコク経由】日本からバンコクは直行便で約6時間半。バンコクからシェムリアップは飛行機で約1時間。【ホーチミン経由】日本からホーチミンは直行便で約6時間。ホーチミンからシェムリアップまで飛行機で約1時間。 ※記事中の情報は、全て2016年8月現在のものです。(参考文献:『すべてがわかる 世界遺産大事典 世界遺産検定公式テキスト』、『きほんを知る世界遺産44 世界遺産検定4級公式テキスト』、『地球の歩き方』、『るるぶ』】 4年間世界遺産巡りの旅をした夫婦「世界遺産イェーイ!」のコラム
2016年09月06日photo:世界遺産イェーイ!ご存じ!東南アジアで最も有名な世界遺産、アンコール・ワット!東南アジアにはバラエティに富んだ世界遺産がたくさんあり、どれもオススメなのですが、やはりアンコール・ワットの存在感は圧倒的です。ちなみに、世界遺産として登録されているのは、アンコール・ワットだけではありません。世界遺産「アンコールの遺跡群」は、9~15世紀にかけてインドシナ半島のほとんどを支配していたクメール人の王国、アンコール朝の遺跡群で、その最高傑作がアンコール・ワット。世界遺産の登録範囲は40000ha、東京ドーム約855個分!という広大な敷地に600を超える石造りの遺跡が残されています。アンコール・ワットの次に有名と言われている、仏教的要素が強いアンコール・トム、巨大な樹木が遺跡にからみついたタ・プローム、東洋のモナリザと言われるデヴァター(女神)像で有名なバンテアイ・スレイなど、アンコール・ワット以外にも見所は満載です。バイヨン寺院の四面仏塔@アンコール・トム photo:世界遺産イェーイ!さて、今回はアンコール・ワットでこれだけは押さえておきたいスポットを時系列にご紹介致します。朝日や夕日を絶対に見たいので、アンコール・ワットは観光する時間帯が重要なのです! アンコール・ワット観光の1日はこんな感じ!1. 5時:アンコール・ワットの朝日2. 8時:第一回廊のレリーフ(浮き彫り)観光3. 10時:シェムリアップの街に戻ってブランチまたは他の遺跡観光4. 14時:アンコール・ワット再び5. 17時:プノン・バケンかプレ・ループから夕日 1. 5時:アンコール・ワットの朝日西参道北側の聖池の前からパシャリ photo:世界遺産イェーイ!アンコール・ワットまでやってきたら、絶対に見たいのが朝日!前日までの移動で疲れているかもしれませんが、暗いうちに起き出して、次第にはっきりと姿を現す暁のアンコール・ワットを目に焼き付けましょう。アンコール・ワットは、12世紀後半アンコール朝のスールヤヴァルマン2世によって約30年かけて造営されたビシュヌ神を祀るヒンドゥー教寺院です。クメール語で「アンコール」は「街」を「ワット」は「寺院」を表します。そんなアンコール・ワットは、ヒンドゥー教の宇宙観を元に建てられており、だいたい以下で構成されています。・お堀・東西南北の門・東西の参道・経蔵・聖池・第1回廊・十字回廊・第2回廊・第3回廊・中央塔を含む5つの尖塔「中央塔」は世界の中心とされる伝説の山、須弥山(しゅみせん:メール山)を象徴し、中央に行くに従って高くなる3重の回廊は「山脈」や「大陸」を表し、お堀は「大海原」を表しています。何とも、神秘的ですね!アンコール・ワットの全体像を見るにはやっぱり空からが一番!「アンコール・バルーン」という気球に20USドルで乗ることができます。気球はロープにつながれたまま200m真上に上昇します。横の移動がないため、比較的安全で怖くありません!人気なので、事前の予約は必須です。ちなみに、アンコール・ワットの観光は原則早朝5時半からとなっています。アンコール・ワットの中に入れなくて朝日が見られないという可能性は低いと思うのですが、念のため日の出の時間と観光開始時間を現地のホテルなどで確認してから行きましょう!観光の拠点となる街はシェムリアップ。シェムリアップの街からアンコール・ワットまでは車で約15分です。早朝の車の手配などは念のため前日までにしておきましょう! 2. 8時:第一回廊のレリーフ(浮き彫り)photo:世界遺産イェーイ!さて、日の出の後は第一回廊のレリーフ(浮き彫り)を見に行きましょう!この時間帯は、朝食を食べにホテルに戻る観光客が多いので、人が少なくて観光しやすいのです!この時間にレリーフを観光した方が良い理由はもう一つありまして、午前中は逆光となるため外観よりはレリーフなど内部の見所がオススメなのです。午後は順光となるので外観は午後に観光することにしましょう。中央塔を四角く囲んでいる第1回廊の壁面には1辺に2個ずつ物語をモチーフにしたレリーフがあり、壁面が浮き彫りでびっしり埋め尽くされてます。普通に歩いてくると西側の回廊から入ることになりますので、以下の順番に反時計回りで回るのが一般的です。1. 西側の南:マハーバーラタ(クルクシェトラの戦い)2. 南側の西:創建者スールヤヴァルマン2世の軍隊3. 南側の東:天国と地獄4. 東側の南:乳海攪拌(にゅうかいかくはん)5. 東側の北:ヴィシュヌ神の悪魔征伐6. 北側の東:クリシュナと魔王7. 北側の西:神々と悪魔の戦い8. 西側の北:ラーマーヤナ(ランカの戦い)マハーバーラタ@西側の南 photo:世界遺産イェーイ!古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」。北インドの名門バーラタ族の覇権争いがテーマ。こちらのレリーフはパーンダヴァ軍とカウラヴァ軍が王位を争っている戦闘シーン。乳海攪拌(にゅうかいかくはん)@東側の南 photo:世界遺産イェーイ!ヒンドゥー教の天地創造神話を描いた「乳海攪拌」は、不老不死の妙薬「アムリタ」を手に入れる為に、神たちが色々な努力をするお話です。その中に、神々と魔人が大蛇の胴体を綱として引き合うシーンがあり、こちらの写真はまさに引っ張っているところなのです! 3. 10時:シェムリアップに戻ってブランチ、他の遺跡観光など一旦アンコール・ワットを出て宿があるシェムリアップに戻りブランチなど食べながら休憩しましょう!ブランチの後は最も暑い時間帯になります。早起きした疲れをマッサージで癒したり、プールでのんびりしたり、昼寝して休憩するのも良いでしょう。せっかくシェムリアップまで来たからには、昼寝なんてしてないでもっと遺跡を観光したい!という方にオススメなのはアンコール・トム!アンコール・ワットとアンコール・トムは車で約5分。アンコール・トム自体は3~4時間で全てまわることができます。遺跡の周辺には売店や軽食を食べられるところがありますので、そこでさくっと休憩して、観光を続けるのもアリです。くれぐれも水分補給は忘れずに!! 4. 14時:アンコール・ワット再びさて、アンコール・ワットに戻ってまいりました!夕日は別のところで見るので観光時間は17時までの3時間!効率良く行ってみましょう!・お堀と西参道photo:ひさほ ゆうまずは、お堀を見ながら西参道をテクテク歩いて行きましょう!奥に見えるのがアンコール・ワット最大の門、中央西塔門! ここをくぐって、いよいよアンコール・ワットの境内に入ります!photo:世界遺産イェーイ!西門の裏側には、彫りの深いデヴァター像がたくさんあります! ・聖池photo:世界遺産イェーイ!門から本堂入口の十字型テラスまで参道があります。その両側に経蔵があり、その先に聖池が2つあります。向かって右手の池には水がないのですが、左手の池には水が残されています。この左手の池が写真スポット!水面にアンコール・ワットが映る絶景をぜひとも写真に収めましょう!朝日の写真もここがオススメです! ・十字回廊photo:世界遺産イェーイ!第1回廊と第2回廊をつなぐ十字回廊に出てきました。十字に区切られた空間には4つの沐浴池があります。十字回廊の北側の真ん中のちょっと出っ張ったところにエコーが響く場所があります。壁を背にして胸をたたくと音が反響します!ツアーの皆さまがドーンドーンと胸をたたいていらっしゃるので、きっとわかるはず。一度やってみましょう!そしてこの十字回廊での一番の見所は「森本右近太夫」さんの落書き!1632年に仏像を奉納にやってきた右近太夫さんの落書き、現在は上から墨汁が塗られていて解読が難しいのですが必見です。落書きは十字回廊の南側、東側の沐浴池と西側の沐浴池の間にあります。 ・第2回廊photo:世界遺産イェーイ!第2回廊までやってくると、高さが結構高くなります。回廊の内部は第1回廊とは異なりガランとしており、頭部のない仏像が並んでいたりします。 ・第3回廊&5つの尖塔photo:ひさほ ゆう第2回廊を超えると、第3回廊、そして5つの尖塔の前に抜けることができます!中心にそびえる中央祠堂は4つの塔とそれをつなぐ第3回廊に囲まれた中心に立っています。日によっては第3回廊に登ることができます。急な階段ですので、足元に注意しましょう! 5. 17時:プノン・バケンorプレ・ループから夕日夕日は運なので難しいのですが、ベストシーズン乾季の11月~5月は比較的美しい夕日を見られる可能性が高いです!それでは、夕日スポットオススメ遺跡を2つご紹介致します! ・プノン・バケンアンコール・ワットから車で5分くらいのところにある夕日スポットNo.1と言われている「プノン・バケン」。高さ60mの小高い丘の上に建てられたヒンドゥー教寺院です。photo:世界遺産イェーイ!こんな感じでえっちらおっちら登って行きます。結構大変。そして、現在は入場制限などの規則があるそうなので、早めに行った方が良さそうです。photo:世界遺産イェーイ!頂上の様子です。photo:世界遺産イェーイ!頂上からは、アンコール・ワットが見下ろせます!photo:世界遺産イェーイ!私たちが見た夕日はこんな感じでした!幻想的ですがちょっと曇ってますね。これは10月に行ったときの写真です。うーん、夕日は難しい! ・プレ・ループアンコール・ワットから車で10分弱くらいの「プレ・ループ」。夕日スポットとしても有名なピラミッド寺院です。photo:世界遺産イェーイ!プレ・ループとは「体の変化」という意味で、火葬が行われていたことに由来するそうです。写真中央に見えるのが火葬に使われていた石槽です。photo:世界遺産イェーイ!少々曇っていますが、こちらが夕日!と、こんな感じで、真っ赤に燃える夕日を見るのは難しいですし、朝日と比べるとアンコール・ワットをバックにするわけではないので、ちょっとイメージとは違うのかもしれないのですが、何とか美しい夕日を見たいですね! 以上早朝からのアンコール・ワットを堪能する1日いかがでしたでしょうか。アンコール遺跡はまだまだあります!翌日もたくさんの遺跡を観光するために早寝しましょう! 世界遺産豆知識!■アンコールの遺跡群 (文化遺産)登録:1992年登録基準:「人間がつくった傑作」、「文化交流」、「文明の証拠」、「建築技術」・アンコール・ワットへのアクセス日本からカンボジアまでの直行便はないので、タイのバンコク、またはベトナムのホーチミン経由が一般的。【バンコク経由】日本からバンコクは直行便で約6時間半。バンコクからシェムリアップは約1時間。【ホーチミン経由】日本からホーチミンは直行便で約6時間。ホーチミンからシェムリアップまで飛行機で約1時間。 ※ 記事中の情報は、全て2016年7月現在のものです。(参考文献:『すべてがわかる 世界遺産大事典 <上・下> 世界遺産検定公式テキスト』、『きほんを知る世界遺産44 世界遺産検定4級公式テキスト』、『地球の歩き方』、『るるぶ』】 4年間世界遺産巡りの旅をした夫婦「世界遺産イェーイ!」のコラム
2016年07月31日ロン島のビーチ。長期滞在風の外国人の姿が目立つ 著者撮影今回は番外編! タイのおとなり、カンボジアをご紹介します。カンボジアと言えばアンコールワットが観光のお約束ですが、カンボジアの見どころはそれだけではありません! アンコールワットに行ったらぜひ訪れたい注目の遺跡とカンボジアの最新ビーチリゾートをご紹介します。 カンボジアのビーチリゾートって!?ソカ・ビーチリゾートのプール 著者撮影遺跡観光ににあわせて立ち寄りたいのが、カンボジア唯一のビーチリゾートとして開発が進む、シアヌークビルです。シェムリアップからカンボジア・アンコール航空で約60分(長距離バスもあり)。シアヌークビルきってのリゾートホテル、ソカ・ビーチ・リゾートを訪れました。ビラタイプの部屋もあり、スパも充実しています。到着がすでに夜になってしまったのですが、海岸に面したレストランでの食事や、波の音を聞きながらフットマッサージを受けたり、雰囲気も満点でした。ビラはリゾート感たっぷり。テラスには専用ジャグジーも付いている 著者撮影昼間には、近くにあるロン島へ行きました。島には船で渡るのですが、これがなかなか…。アジアにありがちな、人が集まったら出発!という具合なので、時間に余裕を見ておくのがおすすめ。ロン島のビーチ 著者撮影ロン島にはロン島とロンサンレム島があるのですが、ロン島はバックパッカーが住み着いたような雰囲気。外国人が始めたバーやカフェもあり、バンガローも格安で、長期滞在したい人におすすめ。もう一つのロンサンレム島は、静かで自然が美しいのんびりとした雰囲気で、なんとガイドさんが新婚旅行先に訪れた島なんだとか。今回私が訪れたのはロン島の方。次回はぜひロンサンレム島にも行ってみたいな。ビーチ沿いにはBARやカフェもある 著者撮影 Soka Beach Resort(ソカ・ビーチ・リゾート)観光が再開された天空の遺跡プレアヴィヒア寺院11世紀から12世紀にかけて5人の王によって建造された壮大なクメール神殿遺跡。 著者撮影カンボジアとタイとの国境にある世界遺産の遺跡、プレアヴィヒア寺院。2003年から遺跡観光が再度開放され多くの観光客が訪れていましたが、皮肉にも、2008年に世界遺産に登録されたのがきっかけとなりタイとの領土争いに発展。2008年から2011年まで寺院をめぐる交戦状態となり、死者を出すまでに…。著者撮影現在はタイ人以外に限り、1人10ドルで入場が可能。寺院は交戦の後も残り損傷が激しいのですが、山の頂に建つ遺跡から見渡す広大な大地や、心地よく吹き抜ける風など、とても清々しい気分が味わえます。10ドルの入場料を支払い、バイク(1人5ドル)か車(6人まで25ドル)で山頂まで移動する 著者撮影歴史的背景もあり、現在も遺跡内にはカンボジア軍の兵士が暮らしているのでちょっとした緊張感もありますが、山の上にこんなに大規模な遺跡があることに驚くはずです。眼下にはカンボジアの平原が広がる。この日は残念ながら曇り 著者撮影崖には柵も何もない。以前はこのロープすらなかったのだとか 著者撮影シェムリアップから140キロほど。観光にはパスポートが必須。 荒廃と再生が交差するベン・メリア遺跡荒廃した遺跡が、すっぽりと木に覆われています。緑の深さに圧倒されそう 著者撮影地雷の撤去が終了し、2000年に一般開放が開始されたベン・メリア遺跡ですが、崩れかけている遺跡は、現在も修復のめどが立っていません。生い茂る木々が遺跡をすっぽりと覆っていく現在進行形の様子を見ることができます。この遺跡は、宮崎駿作品『天空の城ラピュタ』のモデルになったとも言われているのですが、たしかにそう言われてみると、似ています。著者撮影カンボジアの遺跡はいつ訪れても面白い理由のひとつは、遺跡が生きているから。約80カ所あると言われている遺跡のうち、安全に観光できるのは10カ所程度だそう。今後も修復は進むだろうし、それと同時に木々もどんどん遺跡を飲み込んでいきそうです。私がベン・メリア遺跡を初めて訪れたのが8年ほど前ですが、たしかに印象は違います。歩きやすく舗装されているのも驚いたし、木の成長にも驚かされました。著者撮影シェムリアップから60キロほど 川岸に残る石切り場の跡地川岸に残る石切り場の跡地。かなりの文化的遺産だと思うのですが、まだ普通に残っているのがカンボジアっぽいですよね 著者撮影現地ガイドさんが「ベン・メリア遺跡の近くの川岸に、石切り場が残っているよ」と教えてくれたので、途中で車を止めてもらいました。大きな石を切り出して広大な遺跡を作っていることに驚かされます。遺跡の石をよ~く見てみると、丸い穴が開いているのですが、これは石を引っ張るための穴なのだとか。建設には多くの象も活躍したそうです。ガソリンは今でも瓶に詰めて売っているし、土道も多い。このワイルドさも魅力です 著者撮影 圧巻の美しさ!アンコールワット早朝に訪れたアンコールワット。ちょうど建物が池に反射して、幻想的な雰囲気に 著者撮影カンボジアに来たら必ず訪れるのが、アンコールワット。一度来た事があるし、もういいかな…。と思っていたのですが、やっぱり何度見ても美しいです!今回はガイドさんと一緒にまわったことで、新たな発見もたくさん!ガイドブックには載っていない見どころや、その場で疑問に感じた事を詳しく教えてくれました。ひとりでふらっと見に行くのもいいですが、現地のガイドさんと遺跡を回ると、また違う見方ができますよ。 取材協力:ベトナム航空(text & photo:美濃羽佐智子) カワイイ!おいしい! 女子旅 ♡ タイランドその他の記事を読む>
2016年06月22日バンコクから国境までは路線バスもあるカンボジアのアンコールワットはタイ人にも人気の観光スポットだ。バンコクからアンコールワットのあるシェムリアップまでは飛行機で一時間弱。バンコク~シェムリアップ間のフライトは一般的に片道約6,000~7,000円とフライト時間や距離を考えると強気な値段設定ともいえる。※1時間があるのであればバンコクからシェムリアップまではバスで行くことも出来る。バンコクの北バスターミナル(モーチット2)からは毎朝1便ずつ、シェムリアップ行きとプノンペン行きの国際バスが出ている。料金はシェムリアップまでが750バーツ(約2,700円)、プノンペンまでが900バーツ(約3,200円)と飛行機の約半分の値段だ。また、バンコク市内から国境のタラート・ロングルア(ロングルア市場)までの路線バスは220バーツ(約770円)、ミニバスもある。タイ国境からシェムリアップまでの乗り合いタクシーはUS5~7ドル(600~840円)と国際バスの約半分の値段だ。北バスターミナルから国境のタラート・ロングルア行きの始発バスは午前3:30。国境までは、4時間程度。東バスターミナル(エカマイ)から国境行きのバスの便もある。国境通過に約1時間。カンボジア入国時にビザが必要だ。入国時に写真1枚とビザ代US30ドルにて取得可能。国境からシェムリアップまでは約2時間半。乗り継ぎがうまく行けば午前中にはシェムリアップに到着することが出来る。乗り合いタクシーの場合、人数が集まるまで出発しないのが普通だ。助手席には2人、後部座席は4人詰め込まれる。助手席は2人分払えば1人での乗車もOK。安宿街で有名なカオサン通りの旅行代理店ではこれより安い料金でツアーチケットを販売しているが、国境でのビザ申請時や両替、途中の休憩時の食堂などで法外なコミッションを取られたりというトラブルも報告されているで、適正料金を知らない旅行者は避けた方が無難だろう。一度は訪れたいアンコールワット。バンコクからなら陸路でも簡単に行くことが出来る国境にあるロングルア市場にてタイからは歩いて国境を越えカンボジアに入国昔は国境からのタクシーはピックアップだった。※1 航空会社によっては、上記の通りとは限りません。※2 日本円表記は2015年9月17日の為替レートに準じます。(text & photo : 中島貴義)熱帯写真家フォトエッセイ「アジアの街角から」その他の記事を読む>
2015年09月19日アンコールワットの街・シェムリアップを訪れて、「ばら撒き土産も買ってしまったし、可愛い小物も買ってしまった。でも仲良いあの人には特別なものをプレゼントしたいっ!」という方へ!あります!まだまだレアな「カンボジア限定」のお土産。ハードロックカフェでシェムリアップ限定のお土産を!なんと、シェムリアップにはプノンペンにもない「ハードロックカフェ」があるのです。全世界にあるハードロックカフェのお土産は、そのお店オリジナルで各地域限定になっていて、コレクターもいるほど。もちろん、この店舗にはシェムリアップにしかないピンバッチやTシャツも売っています。中でもオススメなのが、写真のアプサラピンバッチ。どこのハードロックカフェに行ってもここでしか手に入らない可愛いピンバッチです。他にもいろいろ!!みんなと同じになりがちなお土産ですが、これなら大丈夫!お値段は少々高めの$20前後ですが、限定品というのも喜ばれるのではないでしょうか?食事もできるので、ちょっとユニークなカンボジア体験を求めている方にはおすすめです!
2015年03月09日クリスマス目前。世界遺産アンコールワットの街、カンボジア・シェムリアップはクリスマスとニューイヤーを迎える為に、いろんな国の方たちが集まります。近年ではシェムリアップの街もイルミネーションが飾られ、街全体がにぎやかです大きな通りにはアンコールワットの形のイルミネーションが輝いてます。ホテルも毎年どんどん綺麗になっています。カンボジア人の方も家族や友達、恋人同士でこのイルミネーションを楽しんでます。まだまだ先進国には敵いませんが毎年グレードアップして行くクリスマスシーズンが楽しみです!
2014年12月23日2014年もあと少し!ということでアクセス数の多かったTRIPPING!記事をランキング形式で紹介する連載。今回はシェムリアップ(アンコールワット周辺)をピックアップ!生涯に1度は訪れてみたい遺跡として世界中の旅人を魅了し続けるアンコールワット。より旅を充実させるために予習して出かけよう!1位:アンコールワットを二倍楽しむ、こだわりステイTRIPPING!編集部が、背伸びしすぎずに泊まれる、おすすめのホテルを紹介する「MY HOTEL CHOICE」シェムリアップでオススメの宿泊スポットをご紹介!記事を読む>2位:飴職人の技がスゴい!アンコールワット絵柄の飴細工をお土産に!お土産にピッタリなアンコールワットの手作り飴細工。タイミングが良ければ、お店で実際に飴を作っているところを見学できる!記事を読む>3位:これは便利!可愛くてエコなグリーンバイクでアンコールワット巡り!シェムリアップ観光におすすめなグリーンバイク。電気自転車と電気バイクのハイブリットで、環境に配慮しながら効率よく遺跡巡りができる旅行者の見方!記事を読む>4位:一つ一つ丁寧に手作りされたオリジナルアイテムが魅力!可愛い雑貨店アンコールマーケット内にあるハンドメイド雑貨店。優しい雰囲気の雑貨が並び見ているだけでも楽しい!記事を読む>5位:カンボジアから世界に発信!蚊帳を利用して作られたスタイリッシュなバッグユニークな素材、デザインが目をひくカンボジアブランド「スマテリア」のバッグ。こだわりブランドの品は自分へのお土産にもピッタリ。記事を読む>>>シェムリアップ(アンコールワット周辺)の最新情報はこちら!>>おすすめ!バンコクからアンコールワットへの弾丸旅行その方法とは?
2014年12月09日