アメリカ合衆国ミシシッピ州で1955年8月28日に起きた「エメット・ティル殺害事件」。アフリカ系アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなったこの事件をもとに、ウーピー・ゴールドバーグが製作の1人を担い、初めて劇映画化した『ティル』。10年以上エメット・ティル事件を追い続け、そして「黒人が主人公の映画は客が入らない」と言われ続けるも、数多の困難を乗り越えてようやく『ティル』の映画化にこぎつけたとウーピーは語る。彼女の「放置すれば何も解決しない」というメッセージとともに、12月10日(日)に世界人権デーを迎えるにあたり、実話がもとになった“見るべき映画4選”を紹介する。★『インスペクション ここで生きる』2023年ゲイであることで母親から捨てられ、16歳から10年間ホームレス生活を送った本作の監督エレガンス・ブラッドン。生きるためのたった1つの選択肢として海兵隊に入った後、しごきという名の暴力と、ゲイであることへの差別に遭いながらも映画監督となったブラッドン自身の体験をもとに映画化。2005年アメリカでは、イラク戦争中が長期化していた頃。青年・フレンチ(ジェレミー・ポープ)は、自らのアイデンティティを追い求めるため、そして生きるために海兵隊に志願入隊する。そこで待っていたのは、教官の過酷なしごきと、さらにゲイであることが知れ渡った自身への激しい差別。幾度も心が折れそうになりながらも、その都度、毅然と暴力と憎悪に立ち向かうフレンチ。“自分が自分のままで在るために、自らの意志でここに居る”という、孤立を恐れず、決して他者を見限らない彼の信念はやがて徐々に周囲の意識を変えていくことになる。海軍で映像記録係として働いていたブラッドンはやがてその実力が認められ、気鋭の映画スタジオ「A24」から白羽の矢が立つことに。本作が初長編作となった。2024年2月2日(金)よりDVDリリース。★『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』2022年『恋に落ちたシェイクスピア』『英国王のスピーチ』『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』などなど、アカデミー賞の常連だった映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン。ハリウッドの絶対的権力者だった彼のセクハラ・暴行事件を暴き、世界中の#Me too運動を加速させる告発をした女性記者たちのベストセラー回顧録を映画化。ニューヨーク・タイムズ紙のミーガン・トゥーイー(キャリー・マリガン)とジョディ・カンター(ゾーイ・カザン)はハリウッド屈指の大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインが長年続けてきた数々のセクハラ疑惑について取材を始める。やがて、続々と明らかになる“もみ消し”の事実。ワインスタインサイドからの狡猾で執拗な妨害工作に遭いながらも、“真実の記事”を公開するために奔走する。製作総指揮にはブラッド・ピットの名も。AmazonPrimeVideo、U-NEXTほかにて配信中。★『それでも夜は明ける』2013年ある日突然、拉致され奴隷として売られた音楽家ソロモン・ノーサップ。1841年から12年間、奴隷として人生を送ったソロモンの驚愕の人生を映画化。N.Y.で“自由黒人”として白人と変わらぬ暮らしを幸せに送っていたソロモン(キウェテル・イジョフォー)。しかしある日、騙されて誘拐され、奴隷として農場に売られることになる。財産、名前、自由…全てを唐突に、そして理不尽に奪われるソロモン。容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、「家族のもとに帰る」という一縷の希望を持つ彼は、奴隷解放論者バス(ブラッド・ピット)と出会う。本作の原作は、南北戦争が勃発する8年前の1853年に出版されベストセラーとなったソロモン・ノーサップの回想録。 監督のスティーブ・マックィーンは「アンネの日記」と同じく、世界の歴史において重要だと感じ映画化を決意したと振り返っている。第86回アカデミー作品賞受賞、助演女優賞、脚色賞受賞。AmazonPrimeVideo、Hulu、U-NEXTほかにて配信中。★『ティル』12月15日公開リンチで亡くなった息子の凄惨な遺体を、世界に公開するーー。黒人差別をアメリカ、そして世界に知らしめるきっかけを作り、やがて公民権運動を大きく前進させるきっかけとなった実話「エメット・ティル事件」をもとに映画化。1955年、イリノイ州シカゴ。夫が戦死して以来、空軍で唯一の黒人女性職員として働くメイミー・ティル(ダニエル・デッドワイラー)は、ひとり息子で1歳のエメット:愛称ボボ(ジェイリン・ホール)と平穏な日々を送っていた。しかし、エメットが初めてひとりで故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れた際に悲劇は起こる。エメットが飲食雑貨店で白人女性キャロリン(ヘイリー・ベネット)に向けて「口笛を吹いた」ことが白人の怒りを買い、1955年8月28日、彼は白人集団にさらわれ、壮絶なリンチを受けた末に殺されて川に投げ捨てられた。我が息子の変わり果てた姿と対面したメイミーは、この陰惨な事件を世に知らしめるため、常識では考えられないある大胆な行動を起こす。そんな彼女の姿は多くの黒人たちに勇気を与え、一大センセーションとなって社会を動かす原動力となっていく――。母メイミーを演じた主演テッドワイラーの演技には各国の映画祭で賞賛の嵐が巻き起こり、主要60映画祭21部門受賞86部門ノミ ネートで賞レースを席巻したにも関わらず、第95回アカデミー賞にノミネートされなかったことも海外メディアを騒がせた。製作には世界的な人気を誇るウーピー・ゴールドバーグ、『007』シリーズのスタッフら超一流プロデューサー陣が名を連ねている。『ティル』は12月15日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:それでも夜は明ける 2014年3月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© 2013 Bass Films, LLC and Monarchy Enterprises S.a.r.l. in the restof the World.All Rights Reserved.SHE SAID/シー・セッド その名を暴け 2023年1月13日より全国にて公開© Universal Studios. All Rights Reserved.インスペクション ここで生きる 8月4日(金)TOHO シネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国公開©2022 Oorah Productions LLC.All Rights Reserved.ティル 2023年12月15日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2023年12月10日ウーピー・ゴールドバーグ主演の大ヒット映画が、ウーピー自身のプロデュース、そしてディズニー音楽の巨匠アラン・メンケンの書き下ろし楽曲によって舞台化された『天使にラブ・ソングを』。日本でも2014年以来たびたび上演されている人気ミュージカルが、11月5日(日)に東急シアターオーブで開幕する。東京公演を皮切りに、今年も全国を駆け巡る。コロナ禍により一部が中止となった昨年の公演の“リベンジ”ともなる再演だ。人気の秘密は、まずはもちろんストーリーと音楽にある。殺人事件を目撃したことでギャングに命を狙われ、修道院にかくまわれることとなったクラブ歌手のデロリス。聖歌隊が音痴集団であることを知った彼女は特訓を開始、シスターたちの歌はみるみる上達し、やがて互いの間に友情が育まれていく。シスターたちが歌う喜びに目覚める《Raise Your Voice》や、自分の本心に気付いたデロリスがしっとりと歌い上げる《Sister Act》など、メンケンによる楽曲はどれも、身を委ねていれば自然とストーリーに入り込めるものばかりだ。そしてもうひとつの秘密が、当たり役揃いのキャスト陣。Wキャストで主演する森公美子は日本初演から、朝夏まなとは2019年公演からデロリスを演じており、共にこの役で菊田一夫演劇賞に輝いている。石井一孝が扮するデロリスの幼馴染の警官エディと、鳳欄が扮する厳格な修道院長は、日本初演以来ひとりで務めてきた当たり役。デロリスの命を狙うカーティス役の大澄賢也、その手下3人衆役の泉見洋平、KENTARO、林翔太、シスターたちを見守るオハラ神父役の太川陽介、年長修道女シスター・メアリー・ラザールス役の春風ひとみも過去の公演でそれぞれに好評を博しており、まさに盤石の布陣と言える。今回はそこに、廣瀬友祐がもうひとりのエディとして、梅田彩佳が見習い修道女シスター・メアリー・ロバートとして初参加。2022年の『モダン・ミリー』でコメディ俳優としての才能を開花させた廣瀬の“汗かきエディ”、まっすぐな歌声がデロリスに憧れるシスター役によく似合いそうな梅田ともども、2023年版の大きな見どころとなりそうだ。『天使にラブ・ソングを』PV【2023年Ver.】Sister Act みんなで踊ろう!カーテンコール振付動画(2019年公演より)文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』音楽:アラン・メンケン歌詞:グレン・スレイター脚本:シェリ・シュタインケルナー&ビル・シュタインケルナー原作:タッチストーン・ピクチャーズ映画「天使にラブ・ソングを・・・」(脚本:ジョセフ・ハワード)演出:山田和也出演:デロリス・ヴァン・カルティエ:森公美子 / 朝夏まなと(Wキャスト)エディ:廣瀬友祐カーティス:大澄賢也シスター・メアリー・ラザールス:春風ひとみシスター・メアリー・ロバート:梅田彩佳TJ:泉見洋平ジョーイ:KENTAROパブロ:林翔太オハラ神父:太川陽介修道院長:鳳蘭ほか【東京公演】2023年11月5日(日)~11月29日(水)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】2023年12月6日(水)~12月10日(日)会場:梅田芸術劇場メインホール【静岡公演】2023年12月23日(土)・24日(日)会場:静岡市清水文化会館マリナートチケット情報:公式サイト:
2023年11月04日アフリカ系アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなった「エメット・ティル殺害事件」を基に、ウーピー・ゴールドバーグら製作で初めて劇映画化した『Till』が邦題『ティル』として12月15日(金)より日本公開。本ポスターとシーン写真7点が解禁された。1955年、イリノイ州シカゴ。夫が戦死して以来、空軍で唯一の黒人女性職員として働くメイミー・ティル(ダニエル・デッドワイラー)は、ひとり息子で14歳のエメット、愛称ボボ(ジェイリン・ホール)と平穏な日々を送っていた。しかし、エメットが初めて生まれ故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れた際に悲劇は起こる。エメットが飲食雑貨店で白人女性キャロリン(ヘイリー・ベネット)に向けて「口笛を吹いた」ことが白人の怒りを買い、1955年8月28日、彼は白人集団にさらわれ、壮絶なリンチを受けた末に殺されて川に投げ捨てられた。我が息子の変わり果てた姿と対面したメイミーは、この陰惨な事件を世に知らしめるため、常識では考えられないある行動を起こす。そんな彼女の姿は、一大センセーションとなって社会を動かす原動力となっていく――。製作には世界的な人気を誇るウーピー・ゴールドバーグ、『007』シリーズのスタッフら超一流陣が名を連ねる本作。公開されるやいなや、各国の映画祭で賞賛の嵐が巻き起こり、主要60映画祭21部門受賞86部門ノミネートで賞レースを席巻。なかでも、主人公メイミー・ティルを演じたダニエル・デッドワイラーは、ゴッサム・インディペンデント映画賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー、サテライト賞など数々の映画賞で女優賞を総なめに。映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で批評家96%・観客97%の高スコアをたたき出した。解禁となった本ポスターは、母子が力強く抱擁する姿を捉えたもの。それぞれをかけがえのない存在として共に生きる2人の強い愛情が滲み出てくるものとなっている。シーン写真では、メイミーが息子を心配しながらも旅へと送り出す様子のほか、その後、息子を失った絶望のあと“アメリカ社会”に毅然と立ち向かう母親メイミーの様子ほか、製作にも名を連ねるウーピーがメイミーの母親を演じる様子などが切り取られている。<エメット・ティル殺害事件が及ぼした現代社会への影響>1955年8月28日にアメリカ合衆国ミシシッピ州マネーで実際に起きた「エメット・ティル殺害事件」は、アフリカ系アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなったことで知られている。14歳の黒人少年エメットが白人女性に対して「口笛を吹いた」という理由で拉致され、激しいリンチを受けて殺されたあげく、遺体は川に投げ捨てられた。愛息を失った底知れぬ絶望を胸に、多くの黒人の生活を脅かすアメリカ社会にたった1人で立ち向かった母メイミーの大胆な行動力は人々に勇気を与え、キング牧師らが率いた公民権運動を一気に加速させる原動力となった。やがて21世紀に入り、2020年5月25日の「ジョージ・フロイド殺害事件」を契機に、BLM(ブラック・ライヴズ・マター)運動(構造的な人種差別や黒人への暴力と闘う国際的な社会運動)がアメリカ国内のみならず、SNSを通じて日本を含む全世界に拡大したことは記憶に新しい。著名人、セレブ、Z世代にいたるまで実に多くの人々が声を上げた大規模なこの抗議運動のうねりは、2022年3月、人種差別に基づくリンチを連邦法の憎悪犯罪(ヘイトクライム)とする「エメット・ティル反リンチ法」成立へと繋がっていく。『ティル』は12月15日(金)よりTOHO シネマズシャンテほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月23日ウーピー・ゴールドバーグ主演の大ヒット映画をミュージカル化した『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』。『アラジン』『美女と野獣』など、数々のディズニー映画の音楽を手がけるアラン・メンケンによる珠玉のナンバーと心沸き立つダンスで、劇場中をハッピーにしてくれる傑作ミュージカル・コメディが4度目の再演。2014年の初演から主人公デロリス役を演じる森公美子が、自分ならではの役づくりを交えながら本作の魅力を語ってくれた。ある殺人事件を目撃したことから、ギャングに命を狙われるハメになったクラブ歌手デロリス。カトリック修道院にかくまってもらうことになった彼女は、そこで修道院長に頼まれ、“あまりにも歌が下手”な聖歌隊の指導することになる…。「デロリスは、言葉の使い方も知らず、周りの全員が敵だと思っているような女性。そんな彼女がシスターたちと出会い触れ合ううちに変わっていき、シスターたちもデロリスのおかげで歌うことの楽しさと喜びに目覚めていきます。人間同士が互いに尊敬し合い、成長していく姿がとてもすてきな作品ですね」。本作への出演にあたって、他のキャストとともに実際の修道院を訪問。その際、「あなた方も誰かのため、何かのために歌っていらっしゃるのよね。その姿を神は絶対見ていますよ」と言うシスターの言葉に感動し、泣いてしまったそう。「この舞台も『観てくれる人の救いになれば』と皆で心をひとつに演じている」と涙ながらに語る。また、常に感謝の心を忘れないシスターのあり様に触れ、森自身、何ごとにも感謝できるようになったそう。この作品で初めて帝劇初主演を果たし、大舞台のゼロ番(センター)に立つ快感を知ったという森。「瀬奈じゅんさん、蘭寿とむさん、そして今回は、前回に続き朝夏まなとさん。毎回『どうして、こんなにスタイルがよくて、踊りが上手なの?』という方とのWキャストなんですよ」と冗談まじりだが、このキャラクターが異なるWキャストも話題の1つだ。「宝塚の大先輩ということもあり、朝夏さんには絶対言えないと思いますが、私が演じるデロリスは、厳格な修道院長役の鳳蘭(おおとりらん)さんに『クソばばあ』なんて言っちゃったりします(笑)。舞台をよくするためなら何をやってもベリーウェルカムな鳳さんには、役づくりのうえでも大変助けていただいていますね」。どんな舞台でも予定調和な芝居にならないよう心掛けている。「想定外のこともたくさん起こるのが、芝居の面白さ。毎回新しい発見があると思うので、すでに見たという方もぜひ足をお運びください」と、笑顔でメッセージをくれた。公演は上演中~12月4日(日)東京・東急シアターオーブ、12月9日(金)~12日(月)大阪・梅田芸術劇場メインホール、12月29日(木)~1月4日(水)福岡・博多座。その他、広島、愛知、長野公演もあり。チケットは発売中。
2022年11月30日ウーピー・ゴールドバーグ主演の大ヒット映画を原作に、ウーピー自身のプロデュースと巨匠アラン・メンケンの作曲によりロンドンで舞台化され、ブロードウェイにて改訂上演後の2014年に日本初演された『シスター・アクト』。その後たびたび再演され、もはや日本ミュージカルの定番となりつつある同作が、11月13日より東急シアターオーブで上演されている。日頃のストレスを勢いよく吹き飛ばし、気持ちを無条件でアップリフトしてくれる作品だけに、コロナ禍に入ってから初の上演はまさに「待ってました!」というところだ。殺人事件を目撃してしまったクラブ歌手のデロリスが、犯人に見つからないために身を寄せた修道院で聖歌隊の指導を任され、音痴のシスターたちを特訓するうちに友情が育まれていく――。本作のストーリー上の最大の魅力は、人種や宗教を越えて生まれるその友情にある。だがその尊さに何のてらいもなく素直に涙できるのはやはり、それまでの過程で私たちの心を解く“歌”の力があってこそ。デロリスに導かれて歌うことの愉しさを知っていくシスターたちの姿が、歌を浴びるというミュージカル鑑賞の快楽に目覚めていく私たち自身と重なり、音楽に、舞台に身を任せるための素地を整えてくれるのだ。2019年以来2度目のデロリス役となる朝夏まなと(初演から務める森公美子とのWキャスト)は、その名の通り真夏の太陽のような明るさと軽妙な演技で2022年カンパニーを牽引。ドキッとするような下品な台詞も、彼女の手にかかれば面白さしかない。デロリスのあけすけな語り口が映えるのはまた、常に厳格な修道院長と見事な対比をなしているからでもある。初演から修道院長役を務める鳳蘭の、厳格さの中におかしみがあふれる演技は、もはや芸術の域。デロリスを守るため奮闘する警察官、“汗かきエディ”役をやはり初演から演じ続けている石井一孝ともども、変わらぬ当たり役ぶりを見せつけた。一方、デロリスを追い詰めるカーティス役の吉野圭吾(大澄賢也とWキャスト)、デロリスに憧れる見習い修道女シスター・メアリー・ロバート役の真彩希帆、オハラ神父役の太川陽介ら、新キャストもそれぞれに好演。デロリスにいち早く興味を示すシスター・メアリー・パトリックを初めて演じた谷口ゆうなの、これまでの同役の印象を覆すような若々しく好奇心いっぱいな役作りも印象に残る。カーティスの手下の3人組も、続投の泉見洋平とKENTAROに木内健人が加わったことで、また異なる味わいとハーモニーとなった。今後も新キャストによる新風を随時吹き込みながら、長く再演され続けてほしい作品だ。取材・文:町田麻子写真提供/東宝演劇部
2022年11月16日米放送局ABCのトーク番組「The View」に共同司会者として出演中のウーピー・ゴールドバーグが、ホロコースに関して「ホロコーストは人種問題ではない。人種は関係ないんです。人間の、ほかの人間に対する残虐な行為」と発言したことをうけ、同番組はウーピーの出演停止を発表した。他の共演者たちはすかさず「彼ら(ナチス)はユダヤ人を異なる人種として考えていましたよ」「ホロコーストは白人至上主義が問題」とウーピーの発言を否定したが、ウーピーは「でも、2つの白人グループ(に関すること)ですよね」と主張。ウーピーは番組の放送からわずか1時間後にツイッターで、同日夜にはスティーヴン・コルベアのトーク番組に出演し「人々を怒らせる意図は決して本当になかった」などと謝罪するもいっこうに批判は収まっていない。これを受け、ABCニュースの社長キム・ゴッドウィンは「ウーピー・ゴールドバーグの間違った、人を傷つけるコメントを受け、ただちに彼女を2週間の出演停止とします。ウーピーは謝罪しましたが、私は彼女に自分のコメントの影響力について考え、学ぶ時間を取るよう求めました。私たちABCニュースのすべての組織は、ユダヤ人の同僚、友人、家族、コミュニティーと連帯しています」とウーピーの出演停止を発表した。(Hiromi Kaku)
2022年02月03日Amazon Originalドラマシリーズ「スター・トレック:ピカード」シーズン2が3月4日(金)より配信されることが決定。キーアートと場面写真も公開された。本シリーズは、「新スター・トレック」の伝説的主人公ジャン=リュック・ピカードと、彼のクルーが新たな冒険の旅に出る物語。新シーズンでは、過去へのエキサイティングな冒険に旅立つことに。ピカードは、銀河の未来を守るため、21世紀の地球の危機に新旧の仲間たちと立ち向かい、ピカードの宿敵にも遭遇する。また今回、ウーピー・ゴールドバーグが、彼女自身愛してやまない「新スター・トレック」からのガイナン役を再演している場面写真も公開。元々、1960年代に放送されたオリジナルの「スター・トレック」の黒人士官ウフーラ通信士の演技を観たことが俳優を志すきっかけとなり、「新スター・トレック」では本人の希望が叶い、準レギュラーのガイナン役を獲得。そして今回、このガイナン役で再び戻ってくる。そして、パトリック・スチュワートがジャン=リュック・ピカードを本作でも熱演しており、ガイナンと久しぶりの再共演が話題を呼んでいる。ほかにも、アリソン・ピル、ジェリ・ライアン、ミシェル・ハード、エヴァン・エヴァゴラ、オーラ・ブラディ、イサ・ブリオネス、サンティアゴ・カブレラ、ブレント・スパイナー、そしてアニー・ワーシングが出演。スペシャルゲストスターとしてウーピーのほか、ジョン・デ・ランシーも登場。ジョンは「新スター・トレック」で高次元の生命体Qを演じており、公開されたキーアートでもピカードとQが並んでいることから、物語のキーマンであることが予想される。シーズン2のエグゼクティブプロデューサーは、パトリック自ら兼務するほか、アキヴァ・ゴールズマン、テリー・マタラス、ヘザー・カディン、アーロン・ベイアーズ、ロッド・ロッデンベリー、トレバー・ロス、ダグ・アーニオコスキ、ディラン・マッシンが担当。アキヴァとテリーは、共同クリエイターも務めている。なお、同シリーズは、現在シーズン3も製作中だ。「スター・トレック:ピカード」シーズン2は3月4日(金)よりPrime Videoにて独占配信予定、毎週金曜日新エピソード配信(全10エピソード)。(cinemacafe.net)
2022年02月01日数多くの大人気作品を手掛けるホラー界の帝王スティーヴン・キングによる1978年刊行の同名小説を映像化した海外ドラマ「ザ・スタンド」のDVDが、11月10日(水)に発売・レンタル開始。この度、DVD-BOXに収録される特典映像から、ウーピー・ゴールドバーグやアレクサンダー・スカルスガルド、アンバー・ハードをはじめとした出演キャストと製作スタッフが原作とドラマ版で描かれるテーマや見どころについて語るインタビュー映像が公開された。本作は、米国全土に蔓延した致死率99%のインフルエンザ・ウイルス“キャプテン・トリップス”の猛威によって人類がほぼ死に絶えた終末世界を舞台に、善と悪の2つの力に翻弄される生存者たちを襲う究極の試練と壮絶な決戦が描かれるパニック・サバイバル・スリラー。生存者たちの共同体を率いる108歳の老婆“マザー”・アバゲイル・フリーマントルを演じるのは、ウーピー・ゴールドバーグ。さらに、恐怖と欲望で人類を支配する“闇の男”ランドル・フラッグを『ゴジラvsコング』のアレクサンダー・スカルスガルドが演じるほか、ジェームズ・マースデン、グレッグ・キニア、アンバー・ハードら映画界で活躍する豪華俳優陣が集結した。今回公開されたのは、海外ドラマ「ザ・スタンド」DVD-BOXに収録される特典映像「終末の物語:原作とドラマ版」の一部で、ウーピーやアレクサンダーをはじめとした出演キャストが、キングの原作とドラマ版で描かれるテーマや見どころを明かしている。本作で善と悪の2つの力に翻弄される生存者のスチュー・レッドマン役を演じた『ソニック・ザ・ムービー』のジェームズは、「スティーヴン・キングの傑作の1つだ。出演の依頼は光栄でオファーに飛びついた」と出演できたことに笑顔を見せる。さらに、生存者たちの共同体を率いる老婆マザー役を演じたウーピーも、「(原作の)『ザ・スタンド』は40年前に読んだ。映像化して見たい作品だと思った」と原作を読んだ当時の印象をふり返る。“闇の男”ランドル・フラッグ役を演じたアレクサンダーは、「新たな黙示録の金字塔だ」と原作を高く評価。さらに、「本作が書かれた1970年代は政治不信が渦巻いていた。ウォーターゲート事件やベトナム戦争を経て冷戦が激化し、終末の到来を感じさせた。小説の内容が重なる不幸な時代だ」と当時の時代背景と原作のテーマがリンクすることを語る。一方、ドラマ版の本作では、原作で描かれている人間の内面やグロテスクな視覚的描写を忠実に再現することにこだわったという。中でも、致死率99%のウイルス“キャプテン・トリップス”に感染した人々の見た目のリアルさが追求された。原作を忠実に再現した描写について、ナディーン役のアンバーはリアルな見た目の人形を使った撮影をふり返り、グレン役で共演したグレッグも「(感染者は)首が木の幹のようになるんだ。あの姿で死にたくないね」と語り、視覚的描写のリアルさを見どころに上げた。キングの同名原作を忠実に映像化したドラマ版「ザ・スタンド」。致死率99%のウイルスの猛威により人類がほぼ死に絶えた終末世界を舞台に、善と悪の2つの力に翻弄される生存者たちを襲う究極の試練と壮絶な決戦に注目だ。「ザ・スタンド」は11月10日(水)よりDVD発売、レンタル開始。(text:cinemacafe.net)
2021年11月09日『ゴースト/ニューヨークの幻』でアカデミー助演女優賞を手にしてから30周年を迎えたウーピー・ゴールドバーグが、「Variety」誌の取材を受けた。エミー賞、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞(オスカー)、トニー賞のエンタメ界で重要な4つの賞を全て獲得し、「EGOT」を達成済みのウーピー。現在は執筆業に取り組んでおり、「地球を本気で救おうとしているスーパーヒーローの黒人のおばあさん」を主人公とした映画の脚本を書いていると明かした。「子どもの頃から、スーパーヒーローが大好き。いつだって地球を救ってくれるでしょう。でも、誰が本当に地球を救ってくれるか知っている?黒人のおばあさんなの」。映画化が実現されるか現時点では不明だが、ファンはおもしろい反応を見せている。「それは『伝記映画』って呼ばれるものだよ」「自伝を書いているってことだよね」と、ウーピー自身のスーパーヒーローぶりを示唆する声や、「マーベルの映画やコミックに、年老いたスーパーヒーローが出てこないのはなぜなのかと疑問に思っていたところ」「そういう映画を作るべきだとずっと思っていたからうれしい」とこれまでになかった新しいスーパーヒーロー映画への期待の声など、ウーピーを支持するツイートが多数寄せられた。(Hiromi Kaku)
2021年04月23日5月15日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」枠では、番組公式サイトで募集した“みたい映画リクエスト”企画の第1弾として、特に女性から多くリクエストが寄せられたウーピー・ゴールドバーグ主演『天使にラブ・ソングを…』を放送する。スティーヴン・スピルバーグ監督の『カラーパープル』で映画デビュー、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞すると、『ゴースト/ニューヨークの幻』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞の両方で助演女優賞に輝く快挙を達成。アニメ版『ライオン・キング』の声優やウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリーらと共演した『17歳のカルテ』など様々な作品で知られるウーピー・ゴールドバーグの代表作にして、いまも多くの人々から愛される傑作コメディでもある本作。物語はネバダ州の小都市リノのクラブシンガー・デロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)が、街を仕切っているヴィンス(ハーヴェイ・カイテル)の愛人としての生活に嫌気がさしつつあったある日、ヴィンスが組織の裏切り者を殺害した現場を目撃してしまい、命を狙われることに。サウザー警部(ビル・ナン)の計らいでサンフランシスコの修道院に匿われることになったデロリスは、“シスター・メアリー・クラレンス”として修道院で生活することになり、修道院長と衝突するなかで、ヘタクソな聖歌隊のリーダーを引き継ぐことに。ゴスペルの要素を取り入れ歌唱訓練を行うデロリス。やがて彼女たちの歌声は評判を呼び、ローマ法王が修道院を訪れることになるが、聖歌隊のニュースはヴィンスのもとにも届いて…というのが本作のストーリー。今後も「金ロー」では視聴者リクエスト企画を放送予定。第2弾として世界中で愛されるSF映画の金字塔『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ3作を連続放送するほか、7月3日(金)にはスティーヴン・スピルバーグ監督による『レディ・プレイヤー1』が地上波初放送される。金曜ロードSHOW!『天使にラブ・ソングを…』は5月15日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年05月15日月曜深夜に放送されている映画番組「映画天国」の4月27日(月)今夜オンエア回は、ウーピー・ゴールドバーグ主演、ウィル・スミスらが共演した『メイド・イン・アメリカ』をお届けする。1985年、『カラーパープル』の主演に抜擢され、1990年公開の『ゴースト/ニューヨークの幻』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞の助演女優賞に輝くなど高い評価を受けると、その後シリーズ化された大ヒット作『天使にラブ・ソングを…』や『ライオン・キング』など数々のヒット作に出演したウーピー・ゴールドバーグ。彼女が本作で扮するのはシングルマザーのサラ。物語はサラが精子バンクからの提供で生んだ娘・ゾーラの父親がなんと白人で、しかも中古車販売店を経営するプレイボーイのハルだったことから、突然誕生した親子関係にギクシャクしながら“家族”の関係が意外な方向へ進んでいくというもの。共演には「ザ・フレッシュ・プリンス」名義でラッパーデビュー、音楽ユニットで人気を博し、その後俳優業に進出したウィル・スミス。本作やマイケル・ベイ監督作『バッドボーイズ』、異星人との壮大な戦いを描いた『インデペンデンス・デイ』で一躍人気俳優となると、主演のみならず主題歌も担当した『メン・イン・ブラック』も大ヒット。『ALI アリ』や『幸せのちから』ではアカデミー賞主演男優賞にノミネートされるなど、演技の実力も評価され、最近も『アラジン』のジーニー役や、1人2役をこなし話題を呼んだ『ジェミニマン』など多彩な作品で活躍し続けている。また『スリーメン&ベビー』や『最高の人生の選び方』「CSI」シリーズなどのテッド・ダンソンらも出演。コメディアンとして、女優として幅広い活躍で知られるウーピー・ゴールドバーグのキャラが存分に発揮された『メイド・イン・アメリカ』は、4月27日(月)今夜25時59分~日本テレビで放送。(笠緒)
2020年04月27日2016年3月、女優のウーピー・ゴールドバーグ(64)が女性実業家のマヤ・エリザベス氏と共同で起ち上げた医療大麻ブランド「ウーピー&マヤ」が、早々とその歴史に幕を下ろすようだ。FOX Businessが報じている。医療大麻を用いて女性の辛い生理痛やPMSの苦痛を安全に緩和することを目的にスタートした「ウーピー&マヤ」。大麻を「奇跡」と呼び、大麻を配合した入浴剤やボディクリーム、チンキ剤などを販売してきた。共同創設者の1人、リック・キュシック氏はFOX Businessに、かねてよりエリザベス氏との対立が深まっていたゴールドバーグ側から先月31日にブランドを下りる意向を伝えられたことを明かした。また「会社の経営に問題はないが、今後の方針については決めかねている」とコメント。ブランドの終了に伴い、店舗は全て閉鎖された。
2020年02月05日ニューヨーク出身のチャーリー・シーンやウーピー・ゴールドバーグをはじめ、ニューヨークを愛するスタッフ&キャストが集結し、2001年9月11日、ワールドトレードセンタービルで起きた同時多発テロ事件をビル内部の視点から描いた『ナインイレヴン 運命を分けた日』。劇中でその日、離婚調停で破綻寸前だった夫婦役を熱演したチャーリーとジーナ・ガーション(『フェイス/オフ』など)のコメントを交えた特別映像が、シネマカフェに到着した。2001年9月11日、ニューヨーク。ワールドトレードセンタービルのエレベーターに偶然居合わせた、実業家のジェフリー(チャーリー・シーン)と離婚調停中の妻イヴ(ジーナ・ガーション)、バイクメッセンジャーのマイケル、恋人に別れを告げに来たティナ、ビルの保全技術者のエディの5人。突如、ビルに飛行機が激突し、彼らは北棟の38階辺りに閉じ込められてしまう。外部との唯一のつながりは、オペレーターのメッツィー(ウーピー・ゴールドバーグ)との通信だけ。恐怖と闘いながら外への逃げ道を探す5人が極限状態で下した決断とは…。日米ほぼ同時公開(日本9月9日、全米9月8日)となる本作で、主演を務めるチャーリーは久々のスクリーンカムバック。だが、出演が決まるまでの道のりは一筋縄ではいかなかったとマルティン・ギギ監督はふり返っている。「脚本を書き始めたときから、ニューヨーク出身であるチャーリーに主役を演じてほしいと考えていました。しかし、最初の脚本を送った段階では断られてしまった。チャーリーにとっては、久々のスクリーン復帰作であることに加え、実際に9・11で友人を亡くしており、この題材についてはことさら慎重でした」と明かす。「しかし、『あなたがいないとこの映画は作れない。あの日が皆に忘れ去られないために、絶対に伝えないといけないストーリーなんだ』という思いを伝えると出演を決めてくれました」と、監督が直談判したことを激白する。そのチャーリーは、「9・11を内側から描くストーリーはあまりないと思う」と語る。「いったい何が外で起きているのか、状況が分からないまま耐え抜こうとする人々を演じるのはとても難しかった。ほとんどがクローズアップでその瞬間に意識を集中させること、信頼をすることを学んだよ。ジーナはエネルギーに溢れていて素晴らしかった。僕たち夫婦の関係は、重大な決断と同じように、些細で取るに足りないと思われる決断がどれだけ運命を左右するかを表しているんだ」とコメント。また、ニューヨーク在住であり、同じく強い思い入れのあったジーナは、「これは私たちの話でもあるの、自宅もあの現場に近いわ。以前なら(9・11を描くのは)早すぎたかもしれない。16年経ったいまだから、私たちに何が起きて何を経験したのかを理解し、残っているものは何なのかを考えられると思った。この事件を生き延びた人々に敬意を払い、その経験をないがしろにしてはならないわ」と語る。そして、離婚寸前の夫婦をチャーリーと共に演じたことについて、「(イヴは)冷静に見えるけれど実は悲しんでる。愛した男と離婚するからよ。彼女は夫から離れようとしていたけど、思いもよらない悲劇に直面し、2人はお互いに強い絆で結ばれている、まだ愛があることに気づいたの」。結婚生活の終焉を迎え、離婚を成立させるための話し合いにきた夫婦が、その日、ワールドトレードセンターのエレベーターに乗ったことで、2人の人生は誰にも予測できなかった形で再び結びつくこととなる。自分にとって、愛する人にとって、かけがえなく大切なものは何なのか、本作は改めて見つめ直すきっかけをくれるはずだ。『ナインイレヴン 運命を分けた日』は新宿武蔵野館、丸の内TOEIほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年09月11日チャーリー・シーンとウーピー・ゴールドバーグが『Nine Eleven』で共演することになった。911テロ事件が起きた日、ワールド・トレード・センターのエレベーターに閉じ込められた5人を描くアクションドラマだ。その他の情報80年代『プラトーン』や『ウォール街』などシリアスなドラマに出演したシーンだが、近年はもっぱら、『Two and a Half Man』『Anger Management』『Scary Movie 5』など、テレビでも映画でも、コメディを中心に出演してきている。ゴールドバーグの最近の作品は、『ミュータント・タートルズ』、クリス・ロック監督作『トップ・ファイブ』など。文:猿渡由紀
2016年03月08日ウーピー・ゴールドバーグ主演でヒットした1992年のミュージカルコメディ映画『天使にラブ・ソングを…』のリメイク企画が進行しているようだ。『キューティ・ブロンド』の脚本家キルステン・スミスとカレン・マックラーが現在、脚本を執筆している。ゴールドバーグはリメイク版には関わらない模様だ。オリジナルの映画には、ハーベイ・カイテルとマギー・スミスも出演。世界興収2億ドル以上を上げた。翌年の続編は失敗に終わったが、後にブロードウェイでミュージカル化され、成功を納めている。ゴールドバーグは昨年のヒット映画『ミュータント・タートルズ』に出演。現在は、ファンタジー映画『Yamasong: March of Hollows』を撮影中。共演はアビゲイル・ブレスリン。文:猿渡由紀
2015年06月05日本年度アカデミー賞で主題歌賞を受賞した映画『ザ・マペッツ』。5月19日(土)の日本公開に先がけて、『天使にラブ・ソングを…』などで知られる女優のウーピー・ゴールドバーグと、女優兼歌手セレーナ・ゴメスのカメオ出演シーンが公開された。その他の写真本作の舞台は、人間とマペット(操り人形)が普通に共存する世界。マペット・ショーの熱狂的ファンであるマペットのウォルターが、兄であるゲイリーとその恋人・メアリーとのLA旅行に向かった際にマペット・ショーの殿堂が石油王に狙われていることを知り、阻止しようと奮闘する姿を描く。マペットたち以外にも豪華なカメオ出演者が揃ったことも話題の本作。このほど公開された写真には、ゴールドバーグとゴメスの出演風景が写しだされており、ふたりはマペットの人気グループ“ザ・マペッツ”がショービジネス界に戦いを挑むシーンに本人役として登場するという。そのほかにも多くのハリウッドスターが出演しており、『スクール・オブ・ロック』のジャック・ブラック、『リトル・ミス・サンシャイン』でアカデミー賞を受賞したアラン・アーキン、女性シンガーソングライターのFeist(ファイスト)、コメディアンの顔も持つケン・チョンらが登場する。ここまで豪華な顔ぶれが揃ったのは、長い歴史を持つマペットたちの人気があってこそ。ディズニー映画『魔法にかけられて』で主演を務め、本作ではメアリー役に扮したエイミー・アダムスは、「ずっと大好きだったマペットたちが、今この瞬間リアルに目の前にいるなんて最高!」と出演の喜びをコメント。また、ブロードウェイの舞台に立った経験もあるクリス・クーパーは、敵の石油王役を演じ、歌や踊りだけでなくラップまでも披露するという。彼ら豪華なスターたちと、マペットたちのぜいたくな競演に注目したい。『ザ・マペッツ』5月19日(土)全国公開
2012年04月11日ウーマンエキサイト読者からも強い反響が寄せられている、映画『私だけのハッピー・エンディング』。ガエル・ガルシア・ベルナル(『バベル』『ジュリエットからの手紙』)、ケイト・ハドソン(『NINEナイン』『あの頃ペニー・レインと』)、キャシー・ベイツ(『P.S.アイラヴユー』)、ウーピー・ゴールドバーグ(『天使にラブ・ソングを』)という実力派キャストをむかえ、12月17日より絶賛公開中だ。今回『私だけのハッピー・エンディング』のヒットを記念して、ステキなプレゼントを皆様にプレゼント! 1.映画オリジナルPC用壁紙全員プレゼント! 2.映画公開記念・豪華3点セット <豪華3点セット内容>・映画 ノベライズ本『神様がくれた最後の恋』・おうちでうる肌エステ 美容液ミルク「ヴィーナススパ メルティミルク」お得な3本セット・各店舗でサービスが利用できるネイルクイック「ギフトチケット」5,250円分『私だけのハッピー・エンディング』は、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開中、まだの人は、涙・共感・感動率93%の感涙のラブストーリーを早く体験して!・ 『私だけのハッピー・エンディング』ケイト・ハドソン インタビュー ・ 心理学者・植木理恵先生コメント 作品情報『私だけのハッピー・エンディング』12/17(土)、新宿ピカデリーほか全国公開中(c) 2010 Earthbound Films, LLC
2011年12月22日