Kingston Technologyは7日、英数字キーパッドを搭載した暗号化USBフラッシュドライブ「DataTraveler 2000」を発表した。発売は2016年第1四半期。DataTraveler 2000は、ハードウェアに実装したデータ暗号化と、デバイス上に搭載する英数字キーパッドを用いた暗証番号入力機構を搭載。ハードウェアにXTSモードのAES 256方式フルディスク暗号化を実装し、複数のOSが使われているオフィスでも手軽に導入できるとする。本体には英数字キーパッドを備え、英数字を組み合わせた暗証番号でドライブをロック可能。オートロック機能も用意し、解除に10回失敗すると、暗号化解除鍵とパスワードがドライブ上から自動的に削除される。また、IP57準拠の防水・防塵機能も備える。本体サイズはW78×D18×H8mm(スリーブを除く)。インタフェースはUSB 3.0、対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 /10、Mac OS X 10.8以降、Linux 2.6以降、Chrome OS、Android(対応デバイスのみ)。
2016年01月08日キーサイト・テクノロジー(キーサイト)は12月24日、92GSa/s、32GHz帯域幅を実現するモジュール型任意波形発生器「M8196A 任意波形発生器」を発表した。すでに販売開始となっている。同製品では、AXIeモジュール1スロットで、92GSa/sの最大サンプリングレート、32GHzのアナログ帯域幅、同期のとれた4チャネルの信号を発生可能。また、最大2Vppの差動出力電圧で、-1~2.5Vの出力範囲でDCオフセットの設定が可能となっている。同社は同製品について「優れた速度、帯域幅、チャネル密度を有しているため、同期のとれた偏波多重I/Q信号の生成が可能です。通信テストエンジニアにとって、100Gb/sと400Gb/sのイーサネットやコヒーレントアプリケーションでの課題を解決する新しいツールとなります」とコメントしている。
2015年12月24日キーサイト・テクノロジーは12月15日、パワー・アナライザ「IntegraVisionシリーズ」に新しいモデル「IntegraVision PA2203A 4チャネル・パワー・アナライザ」を追加することを発表した。IntegraVision 4チャネル・パワー・アナライザは、2チャネルモデル同様、0.1%の基本確度と16ビットの分解能で測定し、高効率電力変換システムの電力変換効率が漸進的に改善できているかを識別・評価できる。IntegraVision PA2203Aは、商用および産業用機器に必要となる3相電力の測定と解析に対応。ひとつの筐体に4つの電力チャネルが収容されており、グリッド接続機器、モーター、そのほかのハイパワー機器の高速かつ正確な設計・検証が可能。また、5MSa/sデジタイザを使用して電圧、電流、電力を2.5MHz帯域幅でリアルタイム捕捉し、過渡現象、突入電流、ステート変化を表示することもできる。出荷時期は2016年1月を予定している。
2015年12月15日ドスパラとデジカは20日、PCゲームのダウンロード販売とSteamキーの販売を行なうサイト「Gameliner」を開始した。「Gameliner」は、日本ユーザー向けに最適化されたPCゲーム販売サイト。タイトル購入はゲームデータのダウンロードもしくはSteamキーの形で配布され、支払いはクレジットカード、コンビニ支払い、銀行振込が選択できる。なお、Steamキーを利用するゲームをプレイするには、PCゲームのダウンロード販売プラットフォーム「Steam」から、Steamクライアントのインストールが必要となる。オープン時のラインナップは、シューティングゲーム「虫姫さま」や、RPG「Skyborn」、FPS「BioShock」など、国内外の約50タイトルを用意。今後ラインナップを増やしていくほか、ジャンル別の特設ページ、ドスパラ製ゲーミングPCごとのおすすめタイトルなど、国内PCゲームユーザーが使いやすい販売サイトを目指すとしている。
2015年11月20日キーサイト・テクノロジーは11月19日、同社のオーディオアナライザ「U8903B」の機能を拡張し、新たにBluetooth機器のオーディオ試験に対するオプションの提供を開始したと発表した。これによりU8903Bは、Bluetoothバージョン4.0に対応し、AGHSP/HSP 1.2、AGHFP/HFP 1.6、A2DP、AVRCPプロファイルをサポート。5dBmの最大出力パワーを備えているため、ヘッドセット、スマートデバイス、車載用ヘッドユニットなど、さまざまなBluetooth機器に接続して、正確なテストを実行することができるようになる。また、Bluetoothリンクの品質を簡単にモニターし、接続時のトラブルシューティングを行うために、受信パワーインジケータとビット・エラー・レート測定が内蔵されており、被試験デバイス(DUT)のパワーの強さを視覚的に表示できるほか、接続におけるビット・エラー・レート値の変化をモニターすることで、リンクの品質低下の原因を判断することができる。さらにローカルループバック機能があるため、Bluetoothチップセット、モジュール、デバイスの高速かつ正確なループバックテストも実行可能。これを用いることで、Bluetoothトランシーバをシミュレートし、DUTからBluetoothオーディオ信号を受信して、同じ信号をDUTにループバックすることができるようになる。なお、U8903BにはこのBluetooth機器のオーディオ測定オプションのほかに、音声品質測定(POLQA/PESQ測定ソフトウェアオプション)や周波数帯域幅の拡張(1.5MHz広帯域オプション)、デジタル・オーディオ・インタフェース(AES3/SPDIF/DSIデジタルオーディオオプション)なども用意されており、これらを組み合わせて活用することで、無線通信、コンポーネント、集積回路オーディオアプリケーションの正確なテストを行うことが可能になるという。
2015年11月20日キーサイト・テクノロジーは11月11日、エレクトロニクスおよび産業用テスト部門向けハンドヘルドデジタルマルチメータ(DMM)の新しいシリーズとなる「U1280」シリーズと「U1240C」シリーズをリリースしたと発表した。U1280シリーズは、60,000カウントの表示と0.025%の確度を備えており、同社のハンドヘルドDMMで最高性能を誇るという。同シリーズの4.5桁ハンドヘルドDMMでは、電子機器の製造、設置、メンテナンスなどの厳しい要件にも対応できる精度、確度、再現性が得られる。U1240Cシリーズは10,000カウントの表示と0.09%の確度を持ち、設置とメンテナンス業務に必要なさまざまな測定機能を提供する。また、低入力インピーダンス測定、ハーモニックレシオなどの独自の機能もある。同2シリーズは、フィールドでの操作に適したもので、IP 67に準拠。水深1メートルまでの浸水および最大3メートルからの落下にも耐えることができる。また、CAT IV 600 VとCAT III 1000 Vに準拠している。U1280シリーズでは800時間、U1240Cシリーズでは400時間継続して測定ができる。
2015年11月11日ティファニー(TIFFANY & CO.)が11月14日、クリスマスシーズンに向けた日本限定ジュエリーとして、「ティファニー ノット キー」(9万2,000円)を数量限定で発売する。同ジュエリーは、“鍵”をモチーフにしたブランドを代表するコレクション「ティファニー キー」より、“ノット(結び目)”にインスピレーションを受けてデザインされたもの。センターには、可憐な輝きを放つピンクサファイヤがあしらわれた。取り扱いは全国のティファニー ブティック、及び公式ウェブサイトとなっている。
2015年11月10日バッファローは5日、Excel使用時などに便利なTABキー搭載の薄型テンキー「BSTK11」シリーズを発売した。価格は税別2,790円。ブラックとホワイトをラインナップする。デスクトップPCのフルキーボードと同じ19mmキーピッチを備えた、アイソレーションタイプのUSBテンキー。高額入力に役立つ[00]キーも備える。最薄部がわずか7mmと、胸ポケットに収まるスリムさで手軽に持ち運べる。また、USBテンキー使用時に[NumLock]をオンにすると、本体キーボードの一部が数字キーとなってしまう"NumLock問題"に対応し、本体側の[NumLock]とUSBテンキー側の[NumLock]を同期させない設計となっている。インタフェースはUSB 2.0。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10。キー数は19。本体サイズはW84×D124×H7~12mm。重量は約100g。
2015年11月05日キーサイト・テクノロジーは10月29日、ベクトル信号の生成および解析をPXI規格モジュール 4スロットで提供するフル校正済みの計測器モジュール「VXT PXIeベクトルトランシーバー M9420A」を発表した。同製品は、システム開発者に対し、即座に実行可能なVXTのソフトウェアとFPGAベースの測定機能を提供することにより、パワーアンプ(PA)とフロントエンドモジュール(FEM)用の計測ソリューションの構築を容易に実現させようというもの。18スロットPXIシャーシ1台に、最大4つのVXTモジュールを搭載し動作することができるほか、VXTモジュールのほか、DIOカードおよび1スロットPXI VNAなどを汎用のPXIシャーシに格納し、ソリューションとして構築することもできる。同製品は、60MHz~6GHzの周波数帯域と160MHzのI/Q帯域幅で、ベクトル信号の生成と解析が可能なほか、+18dBmの最大出力パワーを実現しており、スイッチマトリックスなどでの信号損失を加味しても、試験に必要となる十分な出力を得ることができるという特徴がある。なお、同製品の販売価格は、M9420A VXT PXIe ベクトルトランシーバー 3.8GHzモデルで約450万円(税別)から、となっている。
2015年10月29日キーサイト・テクノロジーは10月22日、ロジックアナライザ向けにDDR4およびLPDDR4の速度変化に伴うコンプライアンス違反をファンクションレベルでテスト可能な機能を備えたメモリ解析ソフトウェア「B4661A」を発表した。同ソフトでは、新たなトレースオーバービュー機能とナビゲーション機能を備えたパフォーマンス解析オプションならびに、DDRおよびLPDDRデコーダなどの4つのオプションを用意。ロジックアナライザと組み合わせて、DDR3/4またはLPDDR2/3/4システムをモニタすることで、発生頻度の低いプロトコルまたはバスレベルのタイミング違反を特定することが可能となった。すでに同社のロジックアナライザ「Keysight U4154B」では、チャネルパートナーであるFuturePlus Systemsの「FS2510AB DDR4 DIMMインターポーザー」を使用して、DDR4を3.3Gbpsで捕捉できることが実証されているほか、LPDDR4も3.2Gb/sのデータレートで捕捉てきることが実証されているという。なお、即日受注を開始しており、出荷は2015年11月を予定。価格はDDRデコーダー/物理アドレス・トリガ・ツールが58万7143円(税別)、LPDDRデコーダーが91万2523円(同)、DDR/LPDDRコンプライアンス違反解析が44万8800円(同)となっている。また同社は、同ソフトの使用にあたっては、自社の4Gb/sロジック・アナライザ・モジュール「U4154B」との組み合わせることを推奨している。
2015年10月23日キーサイト・テクノロジー(キーサイト)は8月17日、無線通信の研究開発向けソフトウェアの大手サプライヤーであるAniteを約6億ドルで買収したと発表した。同買収は、無線通信ビジネスの成長とソフトウェア製品の拡大という同社の戦略を推進するものとなる。キーサイトは「Aniteの買収は、キーサイトの無線通信のポートフォリオを強化し、当社がソフトウェアを中心とするソリューション企業へ移行するために、ソフトウェア製品の拡充を促進するものです。この統合により、お互いの強みを補完しあい、お客様に優れた価値とさらなる可能性を提供していきます。私たちは、Aniteがキーサイトに加わることを大変喜ばしく思っています。」とコメントしている。
2015年08月17日バッファローは29日、複数キーの同時押しに対応したゲーミングキーボード「BSKBC16BK」を発表した。8月上旬より発売する。同社の通販サイト「バッファローダイレクト」での価格は税込3,866円。FPSでの使用に最適な複数キーの同時押しに対応したゲーミングキーボード。キーエリアを限定した4キー以上の同時認識が可能で、「WASD」や「ESDF」のどちらにも対応する。キートップとハウジングフレームの間に独立したプランジャーを搭載。キートップのブレを最小限に抑える。右上に装備する「MODE」ボタンを有効にすることで、Windowsキーとアプリケーションキーを無効にできる。PS/2への変換アダプタも付属し、PS/2接続で使用するとキーのTurbo(連射)機能を3段階で切り替え可能。キースイッチの耐久性能は約500万回で、日本語配列ながらキートップからかな表記を省いた。底面には角度調整用のラバー付きスタンドを装備。ゲーム中でもキーボードが動かないよう配慮されている。インタフェースはUSB。ケーブル長は約1.8m。キー数は109キー、キーピッチは19mm、キーストロークは4mm。キー荷重は62±15g。本体サイズはW441×D136×H27.4mm、重量は約730g。対応OSは、Windows 7 / 8 / 8.1。
2015年07月29日アメリカの化粧品メーカー「レブロン(REVLON)」の公式ホームページで7月25日、フォトグラファーのレスリー・キー(LESLIE KEE)が撮影した11組のカップルを収めた写真が公開された。公開された写真作品は、「レブロン」とレスリー・キーが“LOVE”をキーワードにコラボレーションしたカップル写真投稿企画「LOVE IS ON」で撮影されたもの。同企画では、4月から5月にかけて「レブロン」の公式ホームページでカップル写真を募集し、6月21日に総勢800組を超えるカップルの中からレスリー・キーが自ら選んだ11組のカップルを撮影した。また、7月26日よりケーブルテレビ「J:COM」とCS放送「女性チャンネル♪LaLa TV」で、カップル写真の撮影風景や、写真投稿キャンペーンの様子を映した特別番組「LOVE~写真家レスリー・キーの世界」が放送される。
2015年07月27日Razerは24日、8方向サムパッドとプログラマブルキーを備えるゲーミングキーパッド「Razer Tartarus Chroma」を発表した。6月21日から発売し、価格は79.99ドル。日本での発売や価格は未定。プログラム可能な25個のアンチゴーストキーを備えるゲーミングキーパッド。より正確なキー操作が求められるPCゲームでの使用に適している。プログラムキーは自由にキーコンフィグやマクロを設定でき、8方向サムパッドも搭載。本体にはChromaライトを搭載しており、1,680万色カラーオプションから発光色を自由にカスタマイズ可能。本体サイズはW15.3×D54.8×H186mm、重量は370g。
2015年06月25日東芝は18日(米国時間)、海外向けPCブランド「Satellite」シリーズ新製品を発表した。パーソナルデジタルアシスタント「Cortana」専用キーや、高解像度ディスプレイを備えるなどWindows 10用に構成された製品で、いずれのモデルもWindows 10無償アップグレードの対象となる。○Satellite SシリーズSatellite Sシリーズ新モデルでは、15.6型および17.3型モデルをラインナップ。画面解像度は1,920×1,080ドットのフルHD、1,600×900ドットのHD+、もしくは4K解像度を選択できる。また、オプションでNVIDIAグラフィックスや、1TB HDD+128GB SSDのデュアルドライブなども用意。7月29日から米国の小売店で提供開始。15.6型モデルは719.99ドルで、17.3型モデルは874.99ドルで展開する。○Satellite Radiusシリーズ2-in-1 PCを揃えるSatellite Radiusシリーズでは、新たに3,840×2,160ドットとなる4K解像度の液晶モデルを揃える。ラインナップは、14型の「Satellite Radius 14」、15.6型の「Satellite Radius 15」、そして4K液晶搭載の「Satellite Radius 15 4K Ultra HD Edition」の3種類。いずれも、液晶部を背面側に360度倒してタブレット形状で使える2-in-1型。6月21日に米国小売店Best Buyなどで販売開始。価格は14型モデルが584.99ドルから、15.6型モデルが842.99ドルから。○Satellite FusionシリーズSatellite Fusionは、15.6型フルHD液晶搭載の2-in-1ノートPC。第5世代のIntel Coreを搭載し、最大12GBのメモリと最大1TBのHDDが選択できる。キーボードはLEDバックライト仕様。本体はゴールドカラーで、本体厚は1インチ(2.54cm)以下となる。端子類は4K出力対応のHDMIポートや、電源オフ給電が可能なUSB 3.0、USB 2.0などを搭載。米国の主要な小売店で販売しており、価格は649.99ドルから。○Satellite CシリーズSatellite Cシリーズは、日常利用を目的としたスタンダードノートPC。15.6型および17.3型モデルをラインナップ。Windows 10向けに構成され、CortanaやSkypeでも利用できる録音アプリ「TruTalk」用デュアルマイクや、Cortana専用キーを搭載する。外観はマットなブラック。こちらも本体厚は1インチ(2.54cm)以下となっている。米国の小売店などで6月21日に提供開始。価格は394.99ドルから。○Satellite LシリーズSatellite Lシリーズは、Skullcandyによるサウンド調整スピーカーを搭載したフルHD液晶のノートPC。15.6型および17.3型モデルをラインナップ。いずれもWindows 10向けの製品となり、多彩な構成を用意する。構成では、AMDおよびIntelの最新世代のプロセッサが選択可能なほか、メモリは最大16GB、ストレージは最大1TBまで、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetoothなどを用意する。15.6型モデルは米国の小売店などで6月21日に提供され、価格は529.99ドルから。17.3型モデルは7月29日の提供となり、価格は569.99ドルから。
2015年06月19日ハンドメイド作品の通販サイト「minne(ミンネ)」は、andcompany leather designが製作した「手のひらサイズのネコ型キーケース」を販売している。○贈り物にもオススメ「andcompany leather design」のコンセプトは「革とデザイン」。使い勝手の良さにこだわり、ありそうでなかったデザインの革小物やバッグ・アクセサリーを作っている。同商品は、手のひらサイズのネコ型キーケース。本体は革製(姫路レザー)で、一般的な鍵が2個だけ入るサイズ感。バッグやポケットの中でかさばらない小さなキーケースを探し中の人におすすめという。カギは「猫目」なマイナスネジを外して取り付ける。猫目を軸にカギが回転して、胴部分に収納。尻尾のスナップボタンで留める仕組みとなる。カギ上部の穴が4mm以上あれば装着できる。サイズは、幅85mm×高さ50mm。素材は、牛皮(国産姫路レザー)と真鍮製のマイナスネジ式ビス。「黒猫」「白猫」「トラ猫」の3色展開。価格は2,000円(税込)となる。別途送料350円がかかる。購入は、ハンドメイドマーケットminneで可能。
2015年06月08日キーサイト・テクノロジー(キーサイト)は6月1日、FPGA処理カード「M9451A PXIe 測定アクセラレータ(M9451A PXIe)」を発表した。M9451A PXIeは、次世代パワーアンプの特性評価に必要なデジタル・プリディストーション(DPD)、およびエンベロープトラッキング(ET)の高速化を実現するもので、閉ループ/開ループのDPDおよびET測定を数十ミリ秒で実施でき、同社従来比で速度を最大で100倍高速化することができる。さらに、RFパワーアンプ特性評価/テスト用リファレンス・ソリューションと統合されたことで、Sパラメータ、高調波歪み、パワー、復調測定の高い確度を維持したまま、スループットをさらに高めることが可能となった。リファレンス・ソリューションで使われているDPDアルゴリズムは、同社がこれまで培ってきたノウハウと、SystemVueシミュレーション、N7614Bパワーアンプ・テスト用Signal Studioソフトウェアアプリケーションの要素技術を基に作られており、次世代パワーアンプ・モジュールのシミュレーションから製造まで一貫性のある測定を実現した。また、リファレンス・ソリューションに付属しているオープンソースのサンプル・コードはパワーアンプの特性評価に最適化されており、評価を開始するまでの所要時間を短縮できるとしている。
2015年06月01日あの頃も今も、コンピュータは楽しい機械です。仕事でも趣味でも、コンピュータとともに過ごしてきた読者諸氏は多いことでしょう。コンピュータ史に名を刻んできたマシンたちを、「あの日あの時」と一緒に振り返っていきませんか?○軽自動車よりも高かったノートPC1994年(平成6年)12月、ディジタル・イクイップメント・コーポレーション(略称:DEC)は、薄型ノートPC「Digital HiNote Ultra」シリーズ(3機種)を発表しました。のちに「ハイトラ」「DHU」などの愛称で呼ばれ、スリムノートとして新しいジャンルの先駆けとなったコンピュータの誕生です。DECは1998年に、コンパックに買収され、そのコンパックも2001年、ヒューレット・パッカードに買収されます。現在、DECという社名こそありませんが、テクノロジーと業績は脈々と現在のパソコン業界に引き継がれています。今回は、DECがリリースしたPCの中でも代表的な、Digital HiNote Ultraを取り上げてみましょう。ハイエンドモデル「475CT」は、東芝製の9.5インチTFT(640×480ドット)液晶ディスプレイを搭載し、OSは日本語Windows 3.1(MS-DOS 6.2V)でした。CPUはIntel 486DX4プロセッサ(75MHz)、メモリは8MB、HDDは528MB(東芝製4,200rpm)です。当時のノートPCとしては高いパフォーマンスを誇りながら、本体サイズはW280×H30.5×D216mm、重量は1.8kgと、薄型/軽量を実現します。CD-ROMドライブは非搭載ですが、本体厚が約3センチで重量2kg以下というスペックは、まさに衝撃的でした。価格は実に558,000円(日本で本格的に販売された1995年6月当時)。インパクトあるプライシングです。ちなみに1994年発売の、スバルの軽自動車ヴィヴィオが548,000円でしたので、車より高いパソコン。まさに一般的ユーザーには憧れでした。マーケティングメッセージは、「世界一スリムなUltraは、世界一軽いCD-ROMノートになる」(※1995年6月時点・日本DEC調べ)でした。20年前、ハイエンドラップトップPCは、CD-ROMドライブを搭載したモデルが多かったですので、スリム/軽量をアピールしつつ、外付けオプションのCD-ROMドック「モービルメディア」(重量0.82キロ、価格は78,000円)とのセットで拡張性も訴えます。○写真で見るDigital HiNote Ultra具体的に、その魅力を写真で見てみましょう。最大の特徴は、何といっても、Digital HiNote Ultraの優れたデザインです。機能美ともいえるそのフォルムは、1995年グッドデザイン外国商品賞を受賞します。特に、本体下部後方にレイアウトされたバッテリ部分のヒンジが回転し、キーボードに傾斜を付けられることは、使い勝手の良さとコンパクトさを両立させた、斬新なアイディアです。このギミックは特許としても申請されますが、アイディアはこれだけにとどまりません。操作性に優れたトラックボールやドッキングベイなども、見逃せない特徴です。Digital HiNote Ultraを手がけたデザイナーのMichele Bovio氏は、トラックボールに関する特許などでも有名ですが、同時に優れたエンジニアでした(特許の詳細はWebページでも確認できます)。これらのアイディアを引用したPCベンダーの数や引用特許の多さからも、当時、DECのデザインと技術がいかに先進的であったかが想像されます。○Digital HiNote Ultraとの出会い筆者は、Digital HiNote Ultraを購入することはできませんでした。秋葉原のLAOX ザ・コンピュータ館で見かけたものの、遥かに予算オーバー。買えるはずないと、残念に眺めていました(当時、同じような思いをした方も多いのではないでしょうか?)。ほどなくパソコンショップに勤務した筆者は、Digital HiNote Ultra 475CTを幸運にも業務用端末として利用することになります。まさに役得。ショップの閉店後、CD-ROMドック「モービルメディア」に接続して、音楽を楽しみながら残務作業をしたものです。モービルメディアは、フロントにツィータ(1W)×2、底面にウーファー(2W)×1のスピーカーを内蔵しており、ノートPCらしからぬ迫力のサウンドが楽しめました。単にスリムなだけでなく、マルチメディア機能にも注力していたその先進性。いま振り返ってみても、Digital HiNote Ultraは、技術力のベンダー「DEC」を象徴した名機です。○1994年12月、あの日あの時Digital HiNote Ultraシリーズが発表された1994年12月を振り返ってみましょう。家庭用ゲーム機では、初代PlayStationが発売されました。家庭用ゲーム機にも関わらず、レーシングゲーム「リッジレーサー」のリアルな画像は、圧巻そのもの。3Dゲーム(もはや死語っぽいですが)の将来性・可能性と、新しい時代の到来を感じました。PlayStationの価格は39,800円、初回生産分の10万台はすぐ完売。そして、1年後には29,800円に値下げ、販売を加速させます。およそ10年後には、全世界で1億台を販売したといいます。ハードの価格を低めに設定して普及を進め、ゲーム専用機としてプロモーションしていました。コンピュータとゲーム機、その生い立ちは違うものの、ハードウェアのポジショニングで見ると、汎用性をうたい50万円を超える価格設定のDigital HiNote UltraとPlayStation、まさに対極にあるように感じます。改めて、販売価格とともに、背景のビジネスモデルと販売戦略の重要性を感じます。DECとDigital HiNote Ultraシリーズの消滅は残念ですが、優れた技術はヒューレット・パッカードに受け継がれています。今後も憧れとなるような製品の登場を期待しましょう。――――――――――「あの日あの時あのコンピュータ」では、読者の皆さんからのご意見を募集します。記事で取り上げるコンピュータや思い入れのある名機のリクエスト、ご自身のエピソードなどをお待ちしています。また、コンピュータ本体や周辺機器の写真、カタログデータといった資料のご提供も大歓迎です。マイナビニュースの「ご意見・ご感想」からお寄せください。
2015年05月25日11月22日は両軍サポーターにとって、忘れられない日となった。あの日、首位・浦和レッズはホームで優勝を決めにかかり、勝点5差をつけられたガンバ大阪は逆転Vに望みをつなぐため勝利だけを睨んだ。結果はご存知の通り、2-0でG大阪の勝利。その後2節を経て、G大阪がJ1リーグ戦制覇、そして三冠獲得を果たしたのだった。5/2(土) 浦和レッズ対ガンバ大阪 開催情報試合後、長谷川健太監督はこう語った。「うちは18人のうち誰が出ても戦えるメンバーだが、浦和は17人だった」。途中出場した佐藤晃大(現徳島ヴォルティス)、倉田秋が試合終了間際に立て続けにゴールを決めたのに対し、浦和はケガが癒えていない興梠慎三を強行出場させ、残り2節も戦線離脱した。浦和にとって悪夢の日、G大阪にとっては最高の日から5か月半、5月2日(土)・埼玉スタジアム2002で両雄が激突する。『明治安田生命J1リーグ』1stステージで浦和は6勝2分・勝点20で首位を走る。2位に続くのは6勝1分1敗・勝点19のG大阪だ。勝点差、残り試合数は違えど、両チームの立場、舞台はあの日と同じである。果たして、浦和はどう出るか。そもそも、昨年の第32節は引き分けでよかった。今回も是が非でも勝たなければいけないわけではない。幸い、トップを張るズラタン、シャドーに位置する梅崎司、武藤雄樹らアタッカー陣はコンビネーションを高め、ゴールを積み重ね出した。4月1日の練習中にケガを負った興梠も、第9節に照準を合わせ、戦線復帰予定である。8試合で4失点と、GK・西川周作を中心に堅守も誇っている。第5節・川崎フロンターレ戦では、今までのポゼッション一辺倒から守備ブロックを形成しカウンターを狙う、違う顔も覗かせた。昨季から成長した姿を因縁の相手に見せられるか。一方のG大阪は開幕2試合こそ躓いたが、6連勝と本来の力を発揮する。連勝の原動力となっているのが宇佐美貴史だ。国際Aマッチデビューを果たした背番号39は、クラブタイ記録となる6試合連続ゴールを決めている。2位に3点差をつける9ゴールを量産し、得点ランキングを独走中である。2トップを組むパトリックとふたりで、浦和の総得点数である12点と同じゴールを叩き出している。ゴールだけではない。日本代表が刺激になったのか、前線からのプレスやオフ・ザ・ボールの動きなど、課題だった運動量の少なさも解消しつつある。5月2日(土)にキックオフを迎える浦和×G大阪は2014年11月22日と同じ結果となるのか、逆の結果となるのか。はたまた、ドローに終わるのか。試合当日は『浦和レッズ ファミリーJoinデイズ』を開催。家族で楽しめるイベントを実施するとともに、マスコットのレディアファミリーがデザインされたオリジナルミニタオルが、G大阪サポーターを除く来場者全員にプレゼントされる。チケット発売中。
2015年04月30日リンクスインターナショナルは24日、Lazerwood Industries製のキースキンとして、本物の木材を使用した「Lazerwood keys for Apple MacBook Pro」シリーズと「Lazerwood keys for Apple Wireless Keyboard」シリーズを発表した。4月29日から発売する。店頭予想価格(税別)はともに7,980円前後。○Lazerwood keys for Apple MacBook ProシリーズApple MacBook ProのJIS配列日本語キーボードに貼る、リアルウッドタイプのキースキン。チェリーとウォールナットの2種類を用意。見た目も手触りも「木」そのもので、1つ1つ木目が異なるなど木の優しい質感を楽しめる。貼り付けはシール式となっており、接着面を汚さないタイプのシールを使用。制作はハンドメイドによる手作りで、すべてアメリカで制作されている。本体サイズはW260×D100×H2mm、重量は約15g。○Lazerwood keys for Apple Wireless KeyboardシリーズApple Wireless Keyboard(JIS配列)日本語配列キーボードに対応するキースキン。チェリーとウォールナットの2種類を用意。そのほかの仕様はほぼ共通。
2015年04月25日ワイスリー(Y-3)福岡を舞台に、フォトグラファー、レスリー・キー(LESLIE KEE)の写真展が4月18日から5月10日までの期間開催される。アディダス(adidas)が2002年より山本耀司をクリエイティブディレクターに迎え、新たなスポーツファッションウェアとしてスタートした、ワイスリー(Y-3)。ブランド設立10周年を迎え、2013年には福岡市中央区大名に西日本では初となる路面店をオープンした。写真展は、ワイスリー15SSコレクションのバックステージを、レスリー独自の視点で切り取った作品を展示。モデルキャスティング会場でスタイリングを行う山本の姿や、アディダス スタイル ディビジョンのクリエイティブ・ディレクターのダーク・ショーンベルガー率いるアディダスチームとの打ち合わせの様子など、通常見ることのできないコレクション製作の現場などが収められている。レスリーが本展のために撮り下ろした日本を代表する3人のアーティスト。1人目は、2014年のクリスマスに世界公開されたアンジェリーナ・ジョリー監督映画『UNBROKEN』で俳優としてもハリウッドデビューを果たし、世界的にも注目されるギタリスト、MIYAVI。4月15日に発売されるニューアルバム『The Others』のカバーでもワイスリーを着用し話題を呼んでいる。そして、振付を手掛けるaya satoとダンサーのbambiによるダンスユニット、AyaBambi。そのエッジーなルックスと独特の世界観で国内外のダンスシーンはもとより、アート、ファッションなど多方面からも注目を集める。今回の撮影は、台湾を舞台に行われ、MIYAVI、AyaBambi共に15SSコレクションを着用している。なお同写真展期間中、国内直営店にてY-3商品を購入すると、MIYAVIとAyaBanbiが出演する非売品写真集「SUPER Y-3 PHOTOGRAPHED BY LESLIE KEE」を数量限定でプレゼント。また4月18日の18時から20時には、福岡店にてレスリー・キーによる入場無料のトークショーが開催される。
2015年04月13日エレコムは7日、1,000万回のキーストロークに耐える高耐久性キーを採用したテンキーパッドを発表した。Bluetooth対応モデルやUSB接続モデルなど4機種を用意し、4月下旬の発売を予定する。いずれのモデルもテンキーに加えて、[00]キーやTabキー、BackSpaceキーを搭載する。キースイッチはメンブレン式。キー入力に不具合が起こる「NumLock」問題をハードウェア側で解決し、対策ソフトや専用ドライバのインストールは不要という。○スタンダードモデル「TK-TCM013シリーズ」テンキー機能だけのシンプルなスタンダードモデル「TK-TCM013シリーズ」の主な仕様は、キー配列が20キー、キーピッチが16mm、キーストロークが2.3mm。インタフェースはUSB、電源はUSBバスパワー。本体サイズはW78×D127.5×H24.0mm、重量は約97g。カラーはブラックとホワイトの2色を用意し、価格は税別2,640円。○USB 2.0ハブ搭載モデル「TK-TCM014シリーズ」「TK-TCM015シリーズ」「TK-TCM014シリーズ」「TK-TCM015シリーズ」はそれぞれ、2基のUSB 2.0ポートを備える。このうち、「TK-TCM015シリーズ」はExcelや電卓ソフト、Webブラウザといったアプリケーションを起動できるホットキーや関数入力に便利な[=] / [(] / [)]キーなどを搭載する。「TK-TCM014シリーズ」の主な仕様は、キー配列が20キー、キーピッチが16mm、キーストロークが2.3mm。インタフェースはUSB、電源はUSBバスパワー。本体サイズはW78×D127.5×H24.0mm、重量は約97g。カラーはブラックとホワイトの2色を用意し、価格は税別3,530円。「TK-TCM015シリーズ」の主な仕様は、キー配列が27キー、ホットキーが3キー、キーピッチが19mm、キーストロークが2.3mm。インタフェースはUSB、電源はUSBバスパワー。本体サイズはW90×D170×H24.5mm、重量は約143g。カラーはブラックとホワイトの2色を用意し、価格は税別4,950円。○Bluetooth対応モデル「TK-TBM016BK」Bluetooth 3.0に対応した「TK-TBM016BK」は、Bluetooth HIDプロファイルに対応したPCであればレシーバが不要。非磁性体で約10m、スチールデスクといった磁性体の上でも3mまでの距離でも利用できるという。主な仕様はキー配列が20キー、キーピッチが19mm、キーストロークが2.3mm。インタフェースはBluetooth 3.0 Class2、電源は単3形乾電池。本体サイズはW90×D140×H26.5mm、重量は約107g。カラーはブラックのみ。価格は税別7,090円。
2015年04月08日キーサイト・テクノロジーは4月7日、ライトウェーブ・メジャメント・システム「8164B」の新モジュールとして波長可変レーザ光源「81606A」を発表した。同モジュールは新たなキャビティとレーザ・モジュール設計により、信号パワーの増加と自然放射の抑制を可能とし、15dBを超えるダイナミックレンジを実現したほか、新たな波長基準ユニットにより、リアルタイムトラッキング速度と分解能を向上させ、絶対確度を4倍改善した。また、フィードバック制御と駆動方法の最適化により、仕様値のダイナミック確度に影響を与えることなく、掃引速度を40倍高速化したという。それらの新技術の活用により、フルスピード、双方向掃引時においても、1pm以下の波長再現性と最高クラスの波長確度を実現可能となるほか、波長選択デバイスの自動調整にかかる時間も短縮できるため、テストエンジニアがより効率よくデバイスを検証できるようになると同社では説明している。なお、同モジュールはすでに販売を開始しており、価格は約780万円~(税別)となっている。
2015年04月08日キーサイト・テクノロジーは4月3日、LTE-Advanced 8×8 MIMO測定ソリューションを発表した。同ソリューションは、同社のPXIモジュール型ベクトル・シグナル・アナライザ(PXI VSA)「M9391A」、PXIモジュール型ベクトル信号発生器(PXI VSG)「M9381A」およびソフトウェアなどを組み合わせたもので、TDD方式のLTE-Advancedの商用化に必要な8チャネルを使うMIMO技術の特性評価に最適だと同社では説明している。具体的には、3.5GHz帯を利用したTDD方式のLTE-Advancedの2016年の商用化に向けた研究開発において、チャネル間の位相同期/時間同期を仕様化したほか、8チャネルまでの信号を位相コヒーレント状態で解析(最大周波数6GHz、最大帯域幅160MHz)することが可能。また、8チャネルまでの位相コヒーレントな入力信号生成(最大周波数6GHz、最大帯域幅160MHz)も可能だという。なお、同ソリューションは即日販売を開始しており、価格はLTE-Advanced 4×4 MIMO測定ソリューションで3400万円~(税別)、LTE-Advanced 8×8 MIMO測定ソリューションで6600万円~(同)となっている。
2015年04月03日キーサイト・テクノロジー(キーサイト)は3月31日、次世代移動体通信(5G)向けの空間電波伝搬特性測定ソリューションを発表した。同ソリューションでは、ミリ波周波数で最大帯域2GHzの入力信号生成、複数アンテナを使用した多チャネル伝搬測定が可能となる。また、伝送/反射ミリ波サウンディング信号の捕捉による選択したチャネル特性の抽出、オープンFPGAを使用したリアルタイム測定による長時間の連続したデータ収集、さらには指向性の強いアンテナの3次元測定が実現した。具体的には、M8190A任意波形発生器が業界最高のサンプリングレートと分解能を、PSGベクトル信号発生器が業界で最も広帯域のI/Q変調機能を提供する。また、ダウンコンバータおよびシグナル・コンディショニング・モジュールにより、5G研究に必要な確度を備えた、広帯域信号の捕捉/解析用のスケーラブルな構成が可能となる。さらに、5Gベースバンド エクスプロレイション ライブラリにより、現実的なチャネルモデルの抽出とシミュレーションが実現する。キーサイトは、「当社は無線通信技術において世界的なリーダーであり、また最適なソリューションを提供できるベンダーでもあり、お客様と連携し、5Gに必要な無線技術の研究開発をリードしています。この空間電波伝搬特性測定ソリューションは、当社が中心となり4Gから5Gへの進化を推し進めることへの新たな決意表明でもあります」とコメントしている。
2015年03月31日キーサイト・テクノロジーは3月16日、パワーデバイス・アナライザ/カーブトレーサ「B1505A」の機能拡張を発表した。この機能拡張により、B1505Aは最新の半導体パワーデバイス開発のオンウェハとパッケージデバイスの主要パラメータをすべて特性評価できる。B1505Aは、Microsoft Windows 7をベースとした、パワーデバイス評価用のワンボックスソリューション。拡張性高いアーキテクチャ、使いやすいソフトウェア環境、次世代カーブトレーサ、自動テスト/解析機能を兼ね備える。サブpAから10kV/1500Aまでの広い測定範囲により、高精度のμΩオン抵抗測定が可能となっている。また、10μsの高速パルス機能は、パワーデバイスのフルの特性評価を可能にする。今回の機能拡張では、Ciss、Coss、Crss自動切換え測定、ゲート電荷/抵抗測定と自動温度依存性測定機能など、オンウェーハとパッケージデバイスの特性評価に必要な機能をすべて提供。-50℃~+250℃の動作温度をカバーし、温度制御機器と同期する自動温度テスト機能を搭載している。また、自動測定、高電圧バイアス下のデバイスのキャパシタンスとRg測定が可能。低電圧/高電圧を設定しQg曲線を測定する新しい測定方法により、IGBTモジュールなどハイパワーデバイスを正確に特性評価できる。機能追加の販売開始は4月1日、販売予定価格はすでにB1505Aのユーザーに対しては作業費込みで約200万円からとなっている。なお、B1505Aを新規で購入する場合は、オプション構成により価格が異なる。
2015年03月17日キーサイト・テクノロジーは3月11日、人工衛星からの無線信号をモニタリングし、その無線信号の有効性(シグナルインテグリティ)を検証する衛星信号モニタリングリファレンスソリューションを発表した。同ソリューションは、ステップFFTスペクトラム機能を備えたパフォーマンスベクトルシグナルアナライザ「M9393A PXIe」1台と業界標準であるソフトウェア「89600 VSA」をベースとしたコンパクトなシステムとなっている。M9393A PXIeはデジタルイメージ除去と雑音補正の機能を有し、10kHz分解能帯域幅で最大27GHzまで、1秒以内でのスペクトラムモニタが可能となっている。また、160MHz帯域幅内で複数のキャリア信号の正確なデジタル変調解析機能を有するほか、オプションSSAによるスペクトラムモニタとデジタル変調の同時解析機能を備える。特に、89600 VSAオプションSSAを使用することにより、高速な信号解析機能が拡張されるため、複数キャリア信号のパワースペクトラムと同時に変調解析が可能になる。これにより、リアルタイム性を欠くことなく衛星信号の有効性を効率よく検証できる。さらに、今までは複数台必要だったスペクトラムアナライザをPXIeモジュール型のシグナルアナライザ1台に置き換えることができ、省スペースかつ低テストコストを実現できる。
2015年03月12日キーサイト・テクノロジーは3月10日、購入済みのMXE EMIレシーバを周波数レンジ44GHzまで拡張可能なアップグレードオプションを発表した。これにより、MXE EMIレシーバのユーザーは、最新の測定器を引き続き使用できる。今回の周波数アップグレードにより、既に購入済みのMXE EMIレシーバの最大周波数を8.4、26.5、44GHzに拡張。アップグレード価格には、インストール作業と校正のほか、1年間の保証期間も含まれる。EMIコンプライアンステストが必要なユーザーにとっては、既存のオプション、アプリケーション、シリアル番号を保持できるアップグレードであり、買い替えと比較し手間もかからず割安に適切な周波数を利用できる。周波数レンジ拡張は、同社サービスセンターにてアップグレード作業を行う。この機会に、資産の使用率向上に役立つ機能や測定アプリケーションをインストールすることも可能。例えば、テスト時間の短縮が可能なタイム・ドメイン・スキャン測定オプション(信号リストの作成に便利なFFTベースの周波数スキャン機能)の追加や、測定器プラットフォームの機能拡張としてWindows 7オペレーティングシステムへのアップグレード/外部信号源制御機能の追加できる。販売開始3月10日から販売を開始しており、税抜き参考価格は、3.6GHzから8.6GHzへの周波数アップグレードで約380万円から。
2015年03月12日キーサイト・テクノロジー(キーサイト)は3月9日、USB3.1インタフェースやDDR4インタフェース、PCI-Express Gen4、MIPI Gear4などの信号解析に向けたデジタル・オシロスコープ「Infiniium Vシリーズ」の販売を開始したと発表した。「Infiniium Vシリーズ」はアナログ周波数帯域幅が最大33GHz、サンプリング速度が最大80Gサンプル/秒と高い。キーサイトが市販しているオシロスコープの製品ラインアップは主に、信号観測を重視したシリーズ「InfiniiVision」と信号解析を重視したシリーズ「Infiniium」に分かれる。信号解析を重視した「Infiniiumシリーズ」は、デジタル・オシロスコープ(デジタルオシロ)ではハイエンドの「Infiniium Zシリーズ」からローエンドの「Infiniium Sシリーズ」まで、4つのシリーズをそろえている。9日に発売した「Infiniium Vシリーズ」は、性能では上から2番目のシリーズに位置し、既存の解析向けデジタルオシロ「Infniium 90000 Xシリーズ」の後継機種に相当する。「Infiniium Vシリーズ」は、アナログ周波数帯域幅の違いやデジタル入力チャンネルの有無、解析オプションの有無によって3種類に分かれている。アナログ入力のみで解析オプションを載せていない基本モデルが「DSO」、DSOに解析オプションを載せたモデルが「DSA」、DSOにデジタル入力チャンネル(16チャンネル)を追加したモデルが「MSO」である。アナログ入力チャンネルはすべて4チャンネル。最大サンプリング速度は、4チャンネル使用時が40Gサンプル/秒、2チャンネル使用時が80Gサンプル/秒となる。アナログ帯域幅の違いでは、帯域幅が8GHzのモデル「V084A」、13GHzのモデル「V134A」、16GHzのモデル「V164A」、20GHz(2チャンネル入力のみ)のモデル「V204A」、25GHz(2チャンネル入力のみ)のモデル「V254A」、33GHz(2チャンネル入力のみ)のモデル「V334A」がある。なお、上記で4チャンネル入力のアナログ帯域幅は、「V164A」以降はすべて16GHzになる。これらのモデル表記の組み合わせで、製品の形名を表示している。例えば解析オプションを搭載した33GHzモデルは「DSA-V334A」となる。すなわち基本機能の違いで3種類。アナログ帯域幅の違いで6種類。合計で18品種の製品が用意されている。「Infiniium Vシリーズ」の特徴の1つとしてキーサイトが挙げた機能に、ハードウェア・トリガがある。最大で160ビットときわめて長いシリアルパターンのシークエンスをトリガに指定できる。パターンの転送速度は480Mビット/秒~12.5Gビット/秒である。この機能により、PCI-Express Gen3の130ビットシンボルやUSB3.1の132ビットシンボルなどのパターンをトリガに指定できる。波形メモリの最大長も、特徴の1つである。波形メモリの大きさは、4チャンネル使用時に標準50Mポイント/チャンネル、2チャンネル使用時に標準100Mポイント/チャンネル。オプションによっていずれのチャンネル数でも、最大2Gポイント/チャンネルまで拡張できる。豊富な解析機能も、特徴の1つに挙げていた。16個の演算機能、26種類のプロトコルに対応したデコード機能、32個の技術仕様に対応した規格試験用測定機能、39個の解析ソフトウェアを用意した。モデル「MSO」のデジタル入力チャンネルは、最大サンプリング速度が16チャンネル使用時に10Gサンプル/秒、8チャンネル使用時に20Gサンプル/秒である。DDR4/LPDDR4メモリのトランザクション解析が実行できる速さだとする。
2015年03月11日キーサイト・テクノロジー(キーサイト)は3月6日、テスト時間を従来の10分の1に短縮するE5080A ENAベクトル・ネットワーク・アナライザの販売を同日より開始すると発表した。E5080Aは、差動部品を含め、増幅器、ミキサー、アンテナ、ケーブルなど、アクティブコンポーネントとパッシブコンポーネントの測定に必要なさまざまな機能を搭載。E5071C ENAネットワーク・アナライザと性能を比較すると、ダイナミックレンジが仕様で135dB(代表値147dB)と拡大した。測定速度は最大10倍高速化しており、精度とスループットを大幅に改善した。販売予定価格(税別)は以下の通り(いずれもバイアスティー付き)。・ E5080A-245 2ポート・テスト・セット、9 kHz ~ 4.5 GHz 357万918円・ E5080A-265 2ポート・テスト・セット、9 kHz ~ 6.5 GHz 394万5479円・ E5080A-295 2ポート・テスト・セット、9 kHz ~ 9 GHz 441万3021円・ E5080A-445 4ポート・テスト・セット、9 kHz ~ 4.5 GHz 573万6279円・ E5080A-465 4ポート・テスト・セット、9 kHz ~ 6.5 GHz 598万4047円・ E5080A-495 4ポート・テスト・セット、9 kHz ~ 9 GHz 633万7531円
2015年03月06日