スティーヴン・キング作「キャリー」が、再び映像化されることになったという。「Collider」などが伝えた。「キャリー」は1976年にブライアン・デ・パルマ監督&シシー・スペイセク主演で初めて映画化された。キャストのシシーとパイパー・ローリーが、それぞれアカデミー賞主演女優賞、助演女優賞にノミネート。1999年には映画の続編として『キャリー2』が製作された。テレビ映画やブロードウェイミュージカルのテーマとなったこともある。さらに2013年、キンバリー・ピアース監督&クロエ・グレース・モレッツ主演でリメイクもされている。今回は米テレビ局の「FX」と製作スタジオ「MGMテレビジョン」が、リミテッドシリーズのドラマとして制作する。いまのところは企画のごく初期段階だといい、脚本家などは決まっていないとのこと。この2社がタッグを組んで制作したドラマには、最近では「FARGO/ファーゴ」がある。キングの作品のドラマ化が報じられたのは、ここ1週間で2度目。米テレビ局「Epix」がキングの短編の「Jerusalem’s Lot」(原題)をエイドリアン・ブロディ主演で制作し、2020年秋に放送予定だとのこと。(Hiromi Kaku)■関連作品:キャリー 1977年3月より公開キャリー(2013) 2013年11月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開
2019年12月24日『クロウ/飛翔伝説』『アイ,ロボット』『キング・オブ・エジプト』など、圧倒的映像美により独自の世界観を描いてきたエジプト出身のアレックス・プロヤス監督が1988年に手掛けたデビュー作が、監督自身の手でデジタル・リマスターされた『スピリッツ・オブ・ジ・エア』。この度、独創的な七変化を魅せるヒロイン・ベディの場面写真がシネマカフェに到着した。本作は、プロヤス監督のデビュー作。1988年のオーストラリア・アカデミー賞にて最優秀美術賞・最優秀衣装賞にノミネートされ、日本ではジョン・ヴォイト、アンジェリーナ・ジョリー、ジョゼ・ジョバンニ監督、相米慎二監督、根津甚八、竹中直人という錚々たる映画人たちが審査員を務めた「第1回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」において、審査員特別賞を受賞。91年には正式に日本で劇場公開され、レイトショーでは12週間のロングランヒットを記録したものの、その後、長年に渡って観ることが難しい幻のファンタジーといわれてきた。赤い砂漠と紺碧の空の間に林立する巨大な十字架とぽつんと佇む一軒家。そこに住む足の不自由な兄フェリックスはこの場所ではないどこかへ飛び立とうと、飛行機づくりに明け暮れている。一方、偏執的な気質を持つ妹ベティは死んだ父の墓を守ることに執着している。茫洋であるのに隔離された2人だけの世界に、スミスと名乗る奇妙な逃亡者が現れ…。本作の登場人物はたった3人。ベティ演じるライズ・デイヴィスは、フランスで不条理演劇に出演した経験から本作の役を射止めた。劇中では、少女のような可愛らしい表情をしたかと思えば、白目をむいて床をのたうち回り、常軌を期す奇々怪々な行動が目を引き、観客を独創的なダークファンタジーの世界に引き込んでいく。この度解禁となった場面写真は、奇抜な衣装に身を包んだベティを捉えたシーンの数々。白いワンピースに身を包み、荒野の真ん中で楽器を奏でる穏やかな表情や、暗闇の中でランプに照らされた怪しげな顔には、真っ黒なアイメイクが施されている。恐ろしくも美しく七変化するベティのヘアメイクや衣装は必見。本作の監督プロヤスはベティのキャラクターについて、「長年、亡き父の遺言に残された理想に身を委ねてきた彼女。閉ざされた世界にいた彼女はスミスとの出会いによって、バランスが取れなくなってしまった。自分が何者であるか混乱しているんだ」と述べ、エキセントリックな衣装やメイクは「彼女の抱える戸惑いなどの精神状態を表現している」と語っている。ベティの喜怒哀楽を絶妙に描き出す衣装の数々にも注目だ。『スピリッツ・オブ・ジ・エア』デジタル・リマスター版は2020年2月8日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月09日実写もアニメーションも超えた唯一無二のエンターテイメントとして新たに製作されたジョン・ファヴロー監督作『ライオン・キング』が、MovieNEXになって発売中。この度、このMovieNEXに収録されているボーナス・コンテンツの中から、シンバキャストの貴重な2つのボーナス映像がシネマカフェに到着した。まず1つ目は、シンバを演じた世界的に有名なエンターテイナー、ドナルド・グローヴァーのアフレコ映像。身振り手振りを入れながらアフレコ収録をしている様子が伺える。またコメントも収録されており、シンガーソングライターやプロデューサー、俳優など多方面で活躍するドナルドだが「声だけで感情を表現することは難しい」とボイスキャストの難しさを明かしている。そんなドナルドについて、別のインタビューでファヴロー監督は「たくさんの作品にわたる成功や、様々な分野における才能は、とにかくシンバにピッタリだと感じられたんだ。ドナルドならこの役柄に、彼なりの創造的で迫力のある魅力を加えて、観客の期待に応える演技をしてくれると分かっていた」とキャスティング時から彼に期待を寄せていたと語っている。そして、本映像ではスカー役のキウェテル・イジョフォーと向かい合い、ラストシーンを収録する場面も映し出されている。2つ目の映像は、子ども時代のシンバを務めたJD・マクラリーを映したもの。ファヴロー監督がキャスティング秘話を語っている。JDは、若干12歳にしてシンバ役を射止めた役者兼シンガー。映像では、ファヴロー監督は彼について「才能の塊だ。キャスティング中に出会った逸材だ」とその実力に太鼓判を押す。さらに、偶然にもドナルドとのコラボ経験があったとも語っており、「ドナルド演じるシンバの幼少期を情感たっぷりに演じ、本作でも魅力的な歌声を披露してくれた」と絶賛。また共同製作のジョン・バルトニッキも「彼しかいないと思った」とコメントしている。『ライオン・キング』MovieNEXは発売中、デジタルも配信中。(cinemacafe.net)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年12月07日「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」のブルーレイ&DVDリリースを記念して、渋谷ロフトで行われる日本初「ゲーム・オブ・スローンズ展」の内容が発表された。今年、最終章を迎えた人気海外TVシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」は、架空の王国を舞台に、ひとつの玉座をめぐり複数の名家が繰り広げる壮絶な覇権争いを壮大なスケールで描いたスペクタクル巨編。12月4日(水)の最終章のブルーレイ&DVD発売を記念して開催される本イベントでは、関連グッズを販売するほか、ドラマ本編で登場する“ザ ホール オブ フェイセズ(THE HALL OF FACES)”の壁に顔をあてはめて写真が撮れるフォトスポットや、座れる実物大の“鉄の玉座”も登場。さらに、渋谷ロフトで「ゲーム・オブ・スローンズ」のブルーレイまたはDVDを購入すると、先着で「ゲーム・オブ・スローンズ」2Lアートカード(非売品)のプレゼントも用意されている。「ゲーム・オブ・スローンズ展」は12月13日(金)~12月25日(水)の13日間、渋谷ロフトにて開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2019年12月02日今年の各映画祭で話題となったティモシー・シャラメ主演のNetflix映画『キング』(デヴィッド・ミショッド監督)が11月1日から全世界一斉配信された。『キング』は14世紀のイギリスが舞台。ティモシー・シャラメ演じる自由奔放な放蕩(ほうとう)王子ハルが若くして王位継承後、ヘンリー五世となり様々な試練を乗り越えながら英国王として成長する姿を描く。日本ではNetflix映画として異例の劇場公開も一部行われた注目作である本作。視聴者の心を掴んで離さない豪華俳優たちの魅力に迫りたい。脚本も務めたジョエル・エドガートンの渋さに人生相談したくなる映画『ザ・ギフト』で脚本、監督を務め俳優だけでなくクリエーターとしても才能が注目されるジョエル・エドガートン。今作では監督デヴィッド・ミショッドと共同で脚本家を務めている。馬と剣が出てくる映画を作りたくて、ミショッドに声をかけ実現した本作。脚本を書くことは自由で大好きだと語るジョエルが演じるのは、王位継承前からハルに忠誠を誓った親友の騎士ジョン・フォルスタッフ。ジョエルの新たな解釈で生み出され、幾多の戦を乗り越えてきた、いぶし銀の騎士フォルスタッフは、登場する度に、人生相談に乗ってほしくなるくらいの安心感がある。共演者も絶賛!ロバート・パティンソンの怪演が観終わった後も頭から離れない各映画祭で多くの批評家から出た感想が「ロバート・パティンソン演じるフランス王子が強烈」というものだった。共演者でベテラン俳優のベン・メンデルソーンもMTVのインタビューで「本当に凄いよ。あんな喜びに満ち、遊び心があり、かつ面白い深みある演技は見当もつかないし、観たことない」と興奮気味に語るほどだ。登場シーンから、主演のティモシーを超える勢いで印象に残る。事前に怪演だという情報を知っていてもなお、想像を超えてくる怪演の連続だ。観終わった後に誰かに「あの、ロバート・パティンソンは一体何…?」と言いたくなるので心の準備しておいて欲しい。ファンタジー少女漫画から飛び出したようなタフで美しいティモシー・シャラメティモシー・シャラメは線の細い、ナイーヴな役が多かったが、本作では打って変わってタフで美しい放蕩王子ハル(のちのヘンリー五世)を熱演している。いままでの役柄から想像すると、重たいものすら持つイメージがないし、馬に乗って草原で戦うなんてもっての外だが、それを覆すように、冷淡さをあわせもつ、決闘にも強いカリスマ性に満ちた闘う若き王を見事に演じ切っている。鎧を着て泥だらけになりながら戦うシーンは、美しいティモシーをこれ以上汚さないでくれと心配してしまうほどに生々しい。ただ、戦い後、王として成長する過程で見せる横顔はファンタジー少女漫画で見開きいっぱいに描かれそうなくらいに端正で美しい。『キング』は自宅で好きなシーンを何度も再生できるのも魅力の一つ。ぜひ一度観終わった後は、好きな登場人物のお気に入りシーンを何度も見て堪能して頂きたい。それほど、素晴らしいキャスティングが実を結び、俳優が映画を牽引した必見の映画である。(キャサリン/Catherine)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年11月10日クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』はコメディか?毎年恒例となったゴールデン・グローブの部門分け論争が、今年も繰り返されそうだ。ゴールデン・グローブを主催するHFPAが部門分けの認定をするのは来月になるが、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を配給するソニー・ピクチャーズは、今作をコメディまたはミュージカル部門で申請。フォックス・サーチライトも、ホロコーストを扱う『ジョジョ・ラビット』を、コメディまたはミュージカル部門で申請した。やや疑問を感じるこれらの選択を行うのは、ドラマ部門よりも勝てる確率が高いと見るからだ。過去にはリドリー・スコットの『オデッセイ』がコメディ部門で受賞している。文=猿渡由紀『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』全国公開中
2019年10月28日Amazonのドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」のキャストに、「ゲーム・オブ・スローンズ」でベンジェン・スタークを演じたジョゼフ・マウルが加わるようだ。「Deadline」が報じた。主演のウィル・ポールターが演じるベルドー、マーケラ・カヴェナーが演じるタイラの敵で悪役のオーレン役を演じるという。※以下、「ゲーム・オブ・スローンズ」のネタバレがあります。ご注意ください。ジョゼフは「ゲーム・オブ・スローンズ」でエダード・スターク(ショーン・ビーン)の弟で、ロブ・スターク(リチャード・マッデン)やジョン・スノウ(キット・ハリントン)らの叔父にあたるベンジェンを演じた。最終章でジョンを助けるために自らがホワイト・ウォーカーのおとりとなり、命を落とした人物…といえばピンと来る視聴者も多いだろう。「ゲーム・オブ・スローンズ」では涙を誘う死を遂げた正義感溢れる役柄だったが、「ロード・オブ・ザ・リング」では敵役のリーダーに。BBCドラマ「バードソング」ではBAFTA賞の助演男優賞にノミネートされた経験を持つ。なお、「ロード・オブ・ザ・リング」の製作陣には、「ゲーム・オブ・スローンズ」を手掛けたスタッフが数名参加している。(Hiromi Kaku)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2019年10月23日今年春、8シーズンにわたるシリーズが完結した海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」。その初めての公式ビジュアルガイド「ゲーム・オブ・スローンズ コンプリート・シリーズ 公式ブック ~ウェスタロスとその向こうへ~」が発売されることが決定した。「ゲーム・オブ・スローンズ」とは、ジョージ・R・R・マーティンの「氷と炎の歌」シリーズを、『スター・ウォーズ』新シリーズも手掛けるというデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが映像化。9月22日に発表されたばかりのドラマ界の最高峰、第71回エミー賞ではドラマ部門作品賞をはじめ、12部門で受賞。全8シーズンでは160部門のノミネーションのうち59冠に輝き、ドラマ部門の最多記録を更新、世界中で熱狂的なファンを獲得している。12月4日より発売される本書は、そんな「ゲーム・オブ・スローンズ」の人気の秘密でもある魅力的なキャラクターの紹介を中心に、ドラマ内のアイテムや系図などの設定、世界観を補完するエッセイを迫力ある場面写真とともに収録。スチールやコンセプトアートもフルカラー288ページにわたり、ドラマの重厚な世界観を伝える史上初の完全ガイドブックとなっている。「ゲーム・オブ・スローンズ コンプリート・シリーズ 公式ブック ~ウェスタロスとその向こうへ~」は12月4日(水)より早川書房より発売(本体価格:8,000円)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2019年10月20日代官山のキング・ジョージ(KING GEORGE) サンドイッチバーは、初のスイーツサンド「アップル アップル リコッタ(APPLE APPLE RICOTTA)」を2019年10月17日(木)より期間限定で発売する。スペシャルサンドイッチ「アップル アップル リコッタ」は、秋に旬を迎えるリンゴをたっぷり使ったスイーツサンド。シャキシャキ食感のフレッシュリンゴのスライスに、はちみつとローズヒップティーでやわらく煮込み、シナモンの香りをつけたリンゴのコンポートを添え、2種類の食感や甘さを楽しむことができる。さらに、リコッタとクリームのふわふわブレンドチーズが塩気をプラスすることで、スイーツサンドの美味しさをより一層引き立てる。贅沢な食べ応えの、ご褒美スイーツにぴったりな1品だ。【詳細】キング・ジョージ サンドイッチバー 新メニュー発売日:2019年10月17日(木)場所:キング・ジョージ サンドイッチバー住所:東京都渋谷区代官山町11-13 2F営業時間:11:00~20:00(L.O.19:30) ※日曜日は18:00まで(L.O.17:30)。※不定休TEL:03-6277-5734・アップル アップル リコッタ 1,550円(税込)・カモミールティー 550円(税込)
2019年10月20日日本でも人気の高い英国の天才コメディ作家、レイ・クーニー。特に上演機会の多い『It Runs in the Family』は、宝塚歌劇団を含むさまざまな団体がレパートリーとしているが、その日本初演は加藤健一事務所によるものだった。『パパ、I LOVE YOU!』という邦題の名付け親でもある同事務所が、1994年・2009年に続き10年ぶりに本作に挑む公演が、10月11日に東京・本多劇場で開幕した。舞台は、クリスマス直前のセント・アンドルーズ病院の医師談話室。デーヴィッド(加藤健一)は講演に向けて準備を進めているが、同僚ヒューバート(清水明彦)が邪魔をしてくるせいでまったく集中できない。そこに、かつて秘密の関係を持った元ナースのジェーン(加藤忍)が、とんでもない報せを持ってきたからさあ大変!妻ローズマリー(日下由美)にこのことがばれないよう、“口から出まかせ”で乗り切ろうとするデーヴィッドだが……?デタラメな展開に大笑いしているうちにまさかの結末へと導かれる傑作コメディを演出するのは、主演も務める加藤健一。2009年以来となる“二役”に、「主役を演じながらの演出は非常に大変だった。お客様は笑ってくれたが、いつか出演と演出の両面で100%以上の力を出したいと思っていた。今回その機会を得たので、これまで以上に舞台上を駆け回りたい」と気合十分だ。満を持して“本家”が再演する舞台に期待が高まる。加藤健一事務所『「パパ、I LOVE YOU!」~It Runs in the Family~by Ray Cooney』は、本多劇場で10月20日(日)まで。文:町田麻子
2019年10月12日『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』や『ドクター・スリープ』などが控えるスティーヴン・キング原作の、悲哀なる“禁忌”ホラー『ペット・セメタリー』(原題:PET SEMATARY)が、2020年1月17日(金)より日本公開決定。最新映像とポスターが解禁された。それは、娘を亡くした父親の悲哀なる“禁忌”ホラー…ベストセラー作家スティーヴン・キングが、自身の原体験を基に1983年に執筆するも、当時あまりの恐ろしさに出版を暫く見送ったという、悲しき“禁忌”ホラーがついに日本上陸。1989年の映画化から設定を新たにし、“最高のスティーヴン・キング映画の1つ”とも評された本作は、主人公の父親役に『猿の惑星:新世紀』のジェイソン・クラーク、その妻役に『エイリアン:コヴェナント』のエイミー・サイメッツ、一家の隣人役に『インターステラー』などの名優ジョン・リスゴーが名を連ね、そして娘役でジェテ・ローレンスが怪演を見せる。そんな本作から、この度解禁となった最新映像は、ある出来事から娘を失ってしまったルイス(ジェイソン・クラーク)と妻の(エイミー・サイメッツ)が失意に暮れるシーンから始まる。愛する者を失った喪失感に耐えかねた夫婦に年老いた隣人(ジョン・リスゴー)が、夫婦の自宅の裏に広がる森の“ある秘密”を教える。「あの森の土地は、死者を蘇らせる」――。「アレは別の生き物だ」と不吉な言葉を皮切りに、不気味な覆面を被った子どもたちや、変わり果てた娘など、震撼の映像が畳みかける。愛する者を取り戻すため、禁忌を犯してしまったルイスに降りかかる、想像を絶する恐怖と悲劇とは?スティーヴン・キング最大の問題作のこの後の展開に期待がかかる。また、併せて解禁となったポスタービジュアルには、様々な動物たちの不気味な覆面を被った少年少女たちが事故にあった動物を、動物の墓地“ペット・セメタリー”に埋葬するため、森の夜道を歩くシルエットが描かれている。「娘は生き返ってはいけなかった」というコピーからも、禁忌を破ったルイスと家族を襲う恐怖を予感させるビジュアルに仕上がっている。『ペット・セメタリー』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月11日人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の日本初となる企画展「ゲーム・オブ・スローンズ展」が、渋谷ロフトにて開催されることが分かった。映画並の壮大なスケールで、鉄の王座を巡る壮絶な覇権争いとそこに渦巻く愛憎の人間ドラマを描いた本作は、2011年の放送開始以来、全世界で社会現象を巻き起こし、日本でも大人気のドラマ。今年4月には、最終章となるシーズン8が放送。第71回エミー賞では、見事作品賞を受賞した。今回の企画展は、「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」のリリースを記念して行われるもの。ここでは、ドラマ関連グッズや本シリーズのBlu-ray&DVDの販売ほか、ドラマ本編に登場するものと同じ実物大の“鉄の玉座”に座って写真撮影できるフォトスポットなどが登場する。「ゲーム・オブ・スローンズ展」は12月13日(金)~12月25日(水)渋谷ロフト1階 間坂ステージにて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2019年10月04日ジェラルド・バトラーがシークレット・サービス最強の男を演じる『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズの最新作『エンド・オブ・ステイツ』(原題:Angel has Fallen)が、11月15日(金)より日本公開決定。併せて、ポスタービジュアルと特報映像が到着した。異常気候変動を描いた『ジオストーム』、迫力満点な潜水艦を題材に日本で驚異的なヒットとなった『ハンターキラー 潜航せよ』など、ハリウッド屈指のアクションスターとして知られるジェラルド・バトラーが、『エンド・オブ・ホワイトハウス』(’13)、『エンド・オブ・キングダム』(’16)で世界を未曾有のテロ事件から救ってきたシークレット・サービス、マイク・バニングを演じる人気シリーズの最新作。8月23日(金)より全米で封切られると、公開3日間で興行収入2,138万987ドル(※約22.7億円)で全米初登場NO.1を達成、2週連続No.1の大ヒットとなっている(※Box Office Mojo 調べ、1ドル=106円計算)。最新作では名優モーガン・フリーマン演じるトランブルが、前作の副大統領から大統領となり、マイクは彼の命を守るべく任務を遂行する。到着した特報では、休暇中のトランブル大統領が無数のドローン爆弾により奇襲される瞬間や、マイクが逮捕される様子が映し出されていく。マイクが「俺をハメた人間がいる」と告白し、何者かによって陰謀に巻き込まれていく様子が確認できる。“堕ちた英雄”、“最後のミッション”というテロップの通り、これまでに直面した“ホワイトハウス陥落”、“ロンドン同時多発テロ事件”を超える、“アメリカ陥落”という危機が迫っているらしい。果たして、マイクは自らの無実を晴らし、世界破滅の危機を救うことができるのか、期待に胸膨らむ特報となっている。ストーリーかつて世界を未曾有のテロ事件から救ったシークレット・サービス、マイク・バニング(ジェラルド・バトラー)。英雄として名を馳せ、現在もトランブル大統領(モーガン・フリーマン)から絶大な信頼を得ているが、歴戦の負傷は彼の体を蝕んでいた。引退が頭をよぎるようになっていたある日、休暇中のトランブル大統領に空から大量のドローン爆弾が襲いかかる。激しい攻撃の中、意識を失い、目を覚ますとマイクは大統領暗殺を企てた容疑者として拘束され、FBIの執拗な尋問を受けていた。何者かが仕組んだ陰謀。なんとか隙を突いて逃げ出した彼は、真実を明らかにするため走り出す。傷だらけの英雄、最後の戦いが始まる――。『エンド・オブ・ステイツ』は11月15日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年09月05日あの「ライオン・キング」が、世界最高峰の“キング・オブ・エンターテイメント”へと進化する。それは圧巻の名曲の数々と、実写もアニメーションも超えた“超実写版”映像による、映画の世界に入り込むような未知の映像体験!すべての人に“生きる意味”があると気づかせてくれる壮大な物語が、この夏、全人類の心をふるわせる──。【チケット情報はこちら】日本興収100億円を突破した『アラジン』を超えて、全世界興行収入は歴代トップ10に入る快挙を成し遂げている『ライオン・キング』。日本でも今月9日に公開され、日本中が『ライオン・キング』に夢中になるなか、世界初のライブ・オーケストラ上映が日本で行われ、23日昼公演にはスペシャルアンコールイベントが開催された。国内外の1流演奏家が一丸となって創立された“THE ORCHESTRA JAPAN オーケストラ・ジャパン”の団員80名による生演奏は、118分の上映中100分にも及び、映画全編にシンクロ。”心震わすキング・オブ・エンターテイメント“に相応しい壮大な映像と音楽が、生オーケストラで堪能できるのは日本が初めてという催しに、プレミアム吹替版でシンバを演じた賀来賢人と、ナラ役の門山葉子が登場。世界中で大ヒットとなった本作について賀来は「普段あまり“作品を見た”と言わない友人知人たちから、過去最高の反響を頂いている。これが『ライオン・キング』の力だと実感している。“超実写”の映像の美しさと迫力も魅力ですが、『愛を感じて』、『ハクナ・マタタ』など世代年齢を問わず愛される音楽が理由のひとつ」、門山は「本作ではドナルド・グローヴァーさん、ビヨンセさんが『愛を感じて』を歌っていて、長年愛されてきた楽曲に新しさがある」と語った。そして賀来は、自身が務めたプレミアム吹替版について「特に印象的なのは『愛を感じて』。シンバとナラが再会して、友情や愛、悩みや葛藤といった、僕たちが普段生きているテーマが詰まった繊細な曲。門山さんと丁寧に作った実感があるので注目してほしい」と見どころをアピールした。最後に、エルトン・ジョンが作曲し、アカデミー歌曲賞&ゴールデングローブ主題歌賞のW受賞を果たした愛の賛歌「愛を感じて」を2,000人の観客の前で息のあったデュエットを披露。大迫力のフルオーケストラと、伸びやかなふたりの歌声はまさに”キング・オブ・エンターテイメント“の名にふさわしく観客を圧倒。歌唱が終わるとスタンディングオベーションが鳴り響き、イベントは大盛況のうちに終了した。大阪はフェスティバルホールにて8月27日(火)、名古屋は名古屋国際会議場にてファイナルを迎える。チケットはぴあで発売中。
2019年08月26日エミー賞歴代最多受賞を誇る海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の製作総指揮を務めるデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが来日。累計発行部数4500万部を超える人気コミック『キングダム』の原作者で、『ゲーム・オブ・スローンズ』の大ファンだという原泰久氏との対談が実現した。ジョージ・R・R・マーティンの幻想小説シリーズ『氷と炎の歌』を原作に、鉄の王座を巡って、7つの王国が繰り広げる覇権争いとそこに渦巻く愛憎劇を壮大なスケールで描き出す『ゲーム・オブ・スローンズ』は今年5月、最終章(シーズン8)の最終回“鉄の玉座”をもって、完結を迎えた。「僕らにとっては、シリーズそのものが家族のような存在。昨年、最終章の撮影が始まると、いろんな別れを体験することになり、やはり悲しい気持ちになりました。この名残惜しさは一生続くでしょうね」(ベニオフ)、「この10年間は365日、ノンストップで働き続ける濃密な日々でした。その分、すばらしい環境で仕事ができる喜びをかみしめる時間はなくて……。今こそ、その喜びを噛みしめつつ、未来に目を向けるときだと思います」(ワイス)そんなクリエイター陣の言葉に、原氏も「毎回ドキドキしながら、楽しんで、早く次週になれと楽しみでしたが、もう続きが観られないのは、やはり悲しい気持ち」と大いにうなずく。『ゲーム・オブ・スローンズ』の魅力は「誰が主人公か分からない。そんな脚本の作りがものすごく斬新で、予想を裏切る展開の連続」だと言い、「第一章である主要人物が死んだとき“君が主人公じゃないのか”って(笑)。それで心をつかまれて。群像劇だが混乱がなく、どのキャラクターのドラマも良く計算されている」と分析した。紀元前中国春秋戦国時代を舞台に、大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・えい政(後の秦の始皇帝)の数奇な運命をダイナミックに描く『キングダム』。今年4月に実写映画が公開され、国内興収56億円を記録。現時点で、今年公開された実写邦画No.1ヒットとなっている。「実は脚本を練る段階から、スタッフの皆さんに『ゲーム・オブ・スローンズ』を観ておいてくださいと伝えた。架空だけど、歴史劇としての説得力を生み出す参考にしてほしくて」(原氏)鼎談の席では、『キングダム』の予告編も上映され、「群衆シーンの撮影が大変だったことは容易に想像できます。特に馬を使ったシーンは大変です。ビジュアルも精緻に作り込まれているし、俳優たちの表情も豊かですね。いくら予算を投じても、観客が登場人物に感情移入できなければ、意味がありませんから」(ベニオフ)、「美術、衣装を含めて、映像がすばらしい。視覚的に雄弁なので、楽しむのに字幕はいらないですね。個人的には、楊端和のマスクが気に入っています。あれを着けて、現場を指揮すれば、みんな言うことを聞いてくれそうですね(笑)」(ワイス)と語り、実写版『キングダム』の世界観に魅了されていた。『ゲーム・オブ・スローンズ 最終章』Blu-ray&DVD は10月2日レンタル開始、12月4日発売映画『キングダム』Blu-ray&DVDは11月6日発売&レンタル開始、デジタル版は10月9日より順次先行配信取材・文:内田涼
2019年08月21日『アラジン』『美女と野獣』『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を超え、全世界興行収入14億ドルを突破、現在日本でも席巻中の『ライオン・キング』が、8月19日時点で国内興行収入33億5435万円、動員数は236万人を突破したことが分かった。日本では今月9日に公開スタートした本作。劇場には20代~30代の女性を中心に幅広い世代が足を運び、各回満席となる劇場もあり、日々大盛況を博している。さらに、公開2週目にもかかわらず、早くも字幕版と吹替版で2度楽しむリピーター、IMAXシアターや4DX、特別な映画館で堪能する鑑賞者も多く見受けられる。そして、SNSでは「#ライオンキングごっこ」というタグが出現。名曲「サークル・オブ・ライフ」の曲とともに、ペットの猫や犬などと主人公シンバを真似て、あのプライドロックの頂上で掲げられるシーンを再現する動画を上げる人や、写真をアップする人も続々登場。そんな公開前から話題となっている、冒頭シーンに流れる「サークル・オブ・ライフ」は、『ライオン・キング』を代表する名曲。今回時代を経て、再び多くの人々の心を掴んでいるようだ。また「サークル・オブ・ライフ」のほかにも、シンバの葛藤とナラの愛を綴った珠玉のバラード「愛を感じて」や、「ハクナ・マタタ」、「王様になるのが待ちきれない」など様々な楽曲が登場する本作。「まさかのハクナ・マタタで泣いた…」「愛を感じてのアレンジがさいっっっこうに好きだった」「愛を感じてのナラの視線と色気も忠実に再現されてて泣けた」「♪王様になるのが待ちきれない すっごく好きな曲! 映画館、人もそんなに居なかったし、めちゃ足動かしてノリノリになってしまったw←」など、これらにも絶賛の声が寄せられている。『ライオン・キング』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年08月20日『美女と野獣』のダン・スティーヴンスが、『Eurovision』に出演することになった。歌のコンテストを舞台にしたコメディで、スティーヴンスの役はロシアからの出場者だ。ほかに、アイスランドからの出場者として、ウィル・フェレル、レイチェル・マクアダムスが出演する。フェレルはプロデューサーと脚本家も兼任。監督は、マクアダムス、フェレルが出演した『Wedding Crashers(日本未公開)』のデビッド・ドブキンだ。Netflixが製作、世界配信を手がける。スティーヴンスの次回作は、9月にアメリカで公開されるSF映画『Lucy in the Sky』。共演はナタリー・ポートマン、ジョン・ハムだ。文=猿渡由紀
2019年08月20日現在公開中の『ライオン・キング』日本版オフィシャルソング「サークル・オブ・ライフ」を歌うRIRIが、「サークル・オブ・ライフ」について思いを明かした。ついに先日、日本公開を迎え、4日間の興行収入が14億4600万円を記録と好スタートを切った本作。個性豊かなキャラクターや圧巻の映像美など、様々な要素が観客たちを魅了しているが、中でも特に絶賛されているのが、冒頭シーン。太陽が昇り、動物たちが新たな王シンバの誕生を祝福する壮大なシーンとともに、名曲「サークル・オブ・ライフ」が奏でられる。そんな超実写版でも話題となっている「サークル・オブ・ライフ」。日本版オフィシャルソング「サークル・オブ・ライフ」を歌うアーティストに大抜擢されたのは、若干19歳のRIRIさん。16歳からL.A.で数々のプロデューサーと制作を始めたのち、インディーズ期に発売した「RUSH」がiTunesチャートで1位。世界的DJ/プロデューサーのゼットから、自身最大のヒット曲「ステイ」の日本語カヴァーリクエストを受け、生配信サービスでは共演を果たした。本作でシンバの声を担当したドナルド・グローヴァーからは、「若きビヨンセだ!」と大絶賛されたRIRIさん。「サークル・オブ・ライフ」について「曲のテーマが一人一人輝く存在であって、誰しも仲間がいて、誰かしらと繋がって生きていける。一人では生きていけないし、誰一人として一人じゃない、地球全体が愛で繋がっているというテーマが込められています。そういったテーマを歌で伝えていけたらと思っています」と思いを明かす。“受け継がれていく生と死”を意味した<サークル・オブ・ライフ>は、ジョン・ファヴロー監督によって新たなメッセージが込められている。それは、“世代を受けつぐ”という縦のつながりだけではなく、“それぞれが独立している存在のようにみえていながらも、そのひとりひとりが果たすべき役割を持っている”という横のつながりを描いてるということ。まさに彼女が言う“人と人との繋がり”だ。そしてレコーディングについても明かしたRIRIさん。これまで愛されてきた要素を保つ必要があったことはもちろん、超実写版として新たに生まれ変わった『ライオン・キング』の大きなテーマとなる「サークル・オブ・ライフ」ということで、「工夫したポイントは、今回は超実写版バージョンで『サークル・オブ・ライフ』を新たに創るということで、よりリアルでドラマチックに描かれている映像の世界観を、音楽で表現したいよね。とプロデューサーとかなり話し合いました」「(楽曲のイメージが)出来てきたときには『カッコいい!』と、ワクワクしながら楽しく創らせていただきました」とその制作裏を明かす。さらに「最後の大サビでは、コーラスもたくさん入れてあるのですが、そこのハモリのメロディーが一般的にポップスでは使われないメロディーで、あまりないメロディーラインだったりもしたので、レコーディングが本当に難しくて、何回も何回も苦戦して録音しました。すごく大変でした」と苦労も吐露した。『ライオン・キング』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年08月18日ディズニーの超大作『ライオン・キング』が公開されている。本作は全編をデジタルで描いた作品で、劇中には人間の俳優はおろか、本物の動物も登場しない。しかし、ライオンのシンバやナラを“演じている”人間は確かに存在する。声はドナルド・グローヴァーやビヨンセ・ノウルズ=カーターら豪華キャストが担当した。そしてMPC社のアーティストたちが演技と表現を担当。シンバを“演じた”のは彼らだ。MPCは“Moving Picture Company”の略で、ロンドンで生まれたVFXスタジオだ。これまでに数々の大作を手がけており、近年だけでも『アクアマン』や『ブレードランナー 2049』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』など複雑なショットの多い作品を次々に担当している。同社で15年以上活躍し、『ライオン・キング』ではVFXスーパーバイザーを務めたエリオット・ニューマンは「私たちは作品を担当するごとにツール、ソフト、仕事への向き合い方、プロダクションの関係を前進させ、更新しようと務めてきました」と力強く語る。中でも『ライオン・キング』は彼らにとって特別な作品になった。2016年にアカデミー視覚効果賞を受賞した『ジャングル・ブック』と同じくジョン・ファヴローが監督を務める作品で、映画の一部ではなくキャラクターも背景もすべてデジタルで制作。予算も創作期間もたっぷりと用意された。「この作品は私たちが大きく飛躍できるチャンスでした」とニューマンは振り返る。「作品にかける予算と時間が大きいので、これまでに実現できなかったシステムを新たに開発することができました。最大の革新は、VR技術を使って、ロスのスタジオにいながらサバンナで実写映画を撮影しているのと同じことができるツールを開発・導入したことですね。さらに動物の毛をこれまで以上に繊細に描くツールや、動物の筋肉の動きをより正確にキャラクターに反映するシステムを新たに開発しました」その結果、劇中に登場するライオンやハイエナたちは本物の動物と見分けがつかないほどリアルに描かれているが、彼らは現実の動物を“スキャン”したり、現実の動物のデータを“コピー”することはしていない。「本作はドキュメンタリーのスタイルで描かれてはいますが、シンバやムファサは言葉を話すし、歌も歌うわけですからね(笑)。私たちがこの映画で目指したのは、視覚的にリアルでありながら、オリジナルの『ライオン・キング』に最大限の敬意をはらってデザインすることで、観客に“画面にいるのはシンバだ!隣にいるのはムファサだ!”とすぐに反応してもらえるキャラクターを描くことでした。記録映像などで実際のライオンの群れを見ると、実はそれぞれに大きな個性があるわけではないんです。でも、この映画ではリアルに描きつつ、オリジナルのキャラクターの要素を継承しなければならない。そのバランスは本当に難しくて、かなり複雑なデザインプロセスを経てキャラクターを設計していきました」さらにデザインしたキャラクターは画面の中で動かさなければならない。つまり、物語や感情に沿って“演技”させなければならない。「そうですね。“どんな見た目にするのか?”だけでなく“どう動かすのか?”が重要になってきますし、“演技”の側面が大きな割合を占めることになりました。もちろん、事前に実際の動物の肉体や動きを徹底的にリサーチして正確に動かしています。その上で、声を入れた俳優たちのセッション映像も参考にしながら、何もないところからアニメーションを作り出していくわけです」ジョン・ファヴロー監督は自身も俳優で、実写の世界を中心に活躍しており、CGだからと言って専門家に“丸投げ”することなく、ロバート・ダウニーJr.やドン・チードルと映画を作る時と同じようにシンバやムファサを“演出”している。「ジョンは基本的に実写映画と同じように演出をします。カメラを置いて、俳優のたち位置を決めて、キャラクターの歩く速度や動き、表情の変化を細かくチェックします。私たちは何度も何度も出来上がった映像を一緒に観て、修正して、また一緒に観て……本当に密にコラボレーションしていったわけです」ポイントになったのはファヴロー監督と『ジャングル・ブック』を共につくりあげたMPCメンバーの存在だ。「今回の映画では『ジャングル・ブック』とほぼ同じスタッフで仕事にあたることができましたから、ワークフローやツールの進化以上に、スタッフそれぞれの能力や経験値がアップしていきました。そこは大きかったですね」そうしてキャラクターが描かれ、精巧な背景が描かれ、最後に光があてられる。ニューマンは「この映画では“空”が作品のキーポイントになることがわかっていたので、制作の初期の段階から周到に準備を進めた」と語る。「現実のスタジオやロケ地で撮影するとなると、照明機材が物理的に置けないなどの限界がありますが、今回の作品はすべてがデジタルで描かれていますから光を完全にコントロールすることができるわけです。この映画では空をどう描くかによってライティングの方向性が定まるとわかっていましたから、リサーチでケニアを訪れた際に空や太陽のデータ、写真、動画を時間の許す限り集めて、得たデータをそのままレンダリング(さまざまなデジタル情報を束ねて最終的な映像を生成する作業)のソフトに組み込んで、太陽のサイズ、明るさ、光の量、空や雲の色を正確に描き出すことができるようになりました。その上でジョンと撮影監督がより映画的なライティングを追及していったわけです。その結果、まだ誰もやっていなかった新しい扉を開くことができましたし、物語を綴り、映画的な質感をもたらす照明が設計できたと思います」『ライオン・キング』を観て“これならサバンナに行って、実際に動物を撮影すればよかったじゃないか”と思った人もいるかもしれない。しかし残念ながら、サバンナにカメラを置いて何日待っても、本作のような映像は描けない。映画監督と、彼とタッグを組んできた“演技”のできるCGアーティストと、時間をかけて開発されたツールと、素晴らしい物語が組み合わさって『ライオン・キング』の映像はできている。『ライオン・キング』公開中
2019年08月16日女優・長谷川京子がコメディー特番「君は天才!~渡辺謙がコメディーに挑戦!!」に出演することが決定。主演の渡辺謙と初共演、女優としての新境地を開いているという。企画・脚本の段階から、渡辺さん本人が参加するほどの意欲作となった今回の特番。脚本・演出は、「深夜!天才バカボン」や『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』などを手掛けた、大人計画所属の新進気鋭監督・細川徹が務めている。本作の舞台は、広告代理店「電報堂」。渡辺さん扮するちょっと豪快な営業部長・五十風を中心に、自由すぎる部下やクライアント、ライバル会社、CM出演俳優などが登場し、現実と非現実が入り混じった人間喜劇だ。イケイケの親分肌の五十風は、クライアントからの無理難題な要求で周囲を巻き込み、仕事はいつも大騒ぎ。チームの面々は、注意されるとパワハラをちらつかせる新人や影が薄くネガティブ発言ばかりの営業マン、常にタメ口で発言がストレートな帰国子女、女性タレントにだけ積極的なコピーライター、パクリとよくあるアイディアばかりだかたまにヒットを出すプランナーなど…。笑えてちょっぴりホロリとするドラマ仕立てのコメディーとなっている。2016年の「となりのシムラ」以来のコント挑戦となる長谷川さんは、今回バリバリのキャリアウーマン“風”のチームリーダー・向坂塔子を演じる。必死に奮闘するチームの中で、会議や現場を迅速に取り仕切るものの、だいたいが先走りすぎてしまう…というキャラクターだ。中でも、向坂が新商品のチョコレートについて消費者にグループインタビューを行うシーンでは、監督やスタッフ陣から「こんな長谷川京子見たことない!」「キャラクターが完全に開き切った!」と絶賛していたということで、見逃せないシーンだ。今回参加した長谷川さんは「大人が真面目にふざけてみました。こんな機会を与えてくださったNHKの方、スタッフさん、監督に感謝しています。何より渡辺謙さんがあんな事をしてしまっている姿を目の前で見せてもらえて…」とふり返り、「わたし自身も弾け過ぎてしまい、オンエアが楽しみであり、少し恐くもあります(笑)」と話す。また脚本・演出の細川氏も「今まで見たことない長谷川京子さんが見れるはずです。長谷川さん、変な仕事が増えたら、ごめんなさい!」と仕上がりに自信を見せている。ほかにも、要潤、池田エライザ、北村匠海、千葉雄大、JUJU、松重豊といった豪華な面々が出演する。「君は天才!~渡辺謙がコメディーに挑戦!!」は8月10日(土)22時~NHK BSプレミアム、9月28日(土)23時~NHK総合にて放送。(cinemacafe.net)
2019年08月09日ベルシュカ(Bershka)から、『ライオン・キング』の主人公・シンバをはじめ、ディズニー映画の人気キャラクターをデザインした「ムービー キャラクター コラボレーションTシャツ」が登場。「ムービー キャラクター コラボレーションTシャツ」に描かれたのは、2019年8月9日(金)公開の映画『ライオン・キング』の主人公・シンバやミーアキャットのティモン、『トイ・ストーリー』のウッディ、『アラジン』のアラジン&ジャスミン、さるのアブーなど。2019年夏公開のディズニー映画に登場する人気キャラクターたちが集結している。Tシャツは、ハイウエストボトムと好相性のショート丈で、ラフなカットオフデザインのタイプがメイン。一部はメンズが着用できるLサイズも用意したベーシックタイプを展開する。なお、このTシャツは環境に配慮し栽培された素材を使ったオーガニックコットン100%使用の「ジョイン ライフ(JOIN LIFE)シリーズ」から発売される。【詳細】ベルシュカ「ムービー キャラクター コラボレーションTシャツ」発売中 ※2019年8月現在取扱店舗:ベルシュカ各店、公式オンラインストア価格:各2,590円(税込)【問い合わせ先】ベルシュカ・ジャパン/カスタマーサービスTEL:03-6415-8086
2019年08月08日8月9日(金)より公開されるディズニー映画「ライオン・キング」の全編を80名のフルオーケストラ生演奏と合わせて楽しむ「ライオン・キング」ライブ・オーケストラが、8月に東京、大阪、愛知で開催。同公演で指揮を務めるニコラス・バックがコメントを寄せた。【チケット情報はこちら】「ライオン・キング」ライブ・オーケストラは、ニコラス・バックの指揮により、日本各地のオーケストラが、スクリーンに映し出される映画全編に合わせてサウンド・トラックを忠実にシンクロ演奏するコンサート。世界初演となる同公演で指揮を務めるニコラス・バックは、2017年4月に映画公開直後に東京、大阪で開催したエマ・ワトソン主演「美女と野獣」ライブ・オーケストラの世界初演、2018年「スター・ウォーズ」初期3部作を全編フルオーケストラ生演奏付きで1日で上映するコンサートなど話題公演の指揮を務めている。世界中で数多くの映画のシネオケに携わり、2015年以来、シネオケの指揮で毎年来日している。ニコラスは「『ライオン・キング』といえば、素晴らしい音楽。それを映画全編オーケストラで演奏できる機会を与えてくださり、本当に嬉しく思います。世代を超えて長きにわたり愛されてきたアニメーション(1994年公開)の『ライオン・キング』が超実写版として甦ることにより、再び、この素晴らしい音楽が取り上げられ、『サークル・オブ・ライフ』『愛を感じて』などのエルトン・ジョンとティム・ライスによる歌曲、映画音楽界の巨匠ハンス・ジマーによるスコア曲のオーケストレーションが現代の観客のためにどのように手が加わっているのか。本公演は世界初演ということで、最初に我々はそのオーケストラ生演奏用のスコアを演奏でき、日本のお客さまは、世界で1番早く聴くことになります。革新的な映像とオーケストラの生演奏で、最も臨場感のある「ライオン・キング」の世界を創り上げることができるよう頑張ります!」と意気込みを語っている。チケットはチケットぴあにて発売中。■「ライオン・キング」ライブ・オーケストラ8月22日(木)~25(日) Bunkamuraオーチャードホール(東京都)8月27日(火) フェスティバルホール(大阪府)8月29日(木) センチュリーホール(愛知県)Presentation licensed by Disney Concerts. (C)Disney
2019年08月07日“超実写版”映像でディズニーが贈る“キング・オブ・エンターテインメント”『ライオン・キング』。この度、エルトン・ジョンが作曲、アカデミー賞も受賞した代表的な名曲「愛を感じて」をシンバ役の賀来賢人とナラ役の門山葉子が歌うプレミアム吹替版バージョンの映像が公開された。現地時間7月19日(金)全米で待望の公開を迎えると、オープニング3日間の興行収入1億8,500万ドル(約197億9,500万円)で、堂々の初登場1位を飾った本作。ますます日本公開が期待される中、満を持して「愛を感じて」の“プレミアム吹替版”最新クリップとMVが解禁となった。「愛を感じて」はエルトン・ジョンが作曲、ティム・ライスが作詞を務め、第67回アカデミー賞歌曲賞および第52回ゴールデン・グローブ主題歌賞をW受賞し、名曲揃いの『ライオン・キング』の中でも代表的な楽曲。今回の“超実写版”本国版では、シンバ役ドナルド・グローヴァーとナラ役ビヨンセによってさらにパワーアップした、奇跡ともいうべきデュエットが話題となっている。そんな名曲「愛を感じて」が本編で流れるのは、王となる使命を見失い、悩みながら新たな道を探し求める王子シンバが、離れ離れになっていた美しく芯の強い幼なじみ・ナラとの再会を果たすという重要なシーン。父の死に対する自責の念に苦しみ、秘密を打ち明けられないシンバと、シンバこそが真の王だと信じるナラが、ぎこちないながらもお互いの愛を感じとり距離を縮めていく様子が“超実写版”ならではのリアルさで描写され、サバンナの美しい背景と音楽が物語をドラマチックに盛り上げる。解禁となった映像では賀来さんと門山さんが息の合った歌声を披露。舞台やミュージカルでも活躍中の賀来さんがシンバの心の葛藤を繊細に表現し、門山さんの美しく芯のある歌声が重なった“プレミアム吹替版”ならではの「愛を感じて」が完成。日本語の歌詞がより物語に深みを与え、新たな魅力を引き出している。本作で吹き替えに初挑戦した賀来さんは「シンバとナラの愛の表現が本当に素敵でした。ただ綺麗に歌えばいいということでもなくて、その中にもドラマがあるので、迷いや心の葛藤を歌で表現するのはとても難しかった」とアフレコ時の様子を明かし、「日本語版の“愛を感じて”ができれば。(門山さんとのオリジナルの曲で)素敵になっていると思います」と思いを語ったように、新たに長く愛される名曲が誕生した。『ライオン・キング』は8月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年07月30日今月全米で公開、大ヒットスタートを切り、いま世界中を席巻している超実写版『ライオン・キング』。この度、未来の王、シンバ誕生の瞬間を収めた「サークル・オブ・ライフ」が響く一部本編映像がシネマカフェに到着した。全米でオープニング3日間の興行収入1億8,500万ドル(約197億9,500万円)で初登場1位を打ち立て、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』や『美女と野獣』『アラジン』を遥かに上回る数字を記録した本作。もうすぐ日本でも公開とあって、SNSなどでは「ストーリーを知っていても 実写版ライオンキングは、やっぱり見たい!」「あー、早くライオンキング公開にならないかな」「ライオンキングの実写が本当に楽しみだなぁ」などと待ちわびる人たちの投稿が続々。そんな公開まで待ちきれない方も必見の映像が到着!サバンナを治めるムファサのもとに生まれた未来の王、シンバ誕生の瞬間を収めた本映像。プライドロックの頂上でシンバが高々と掲げられ、様々な動物たちが新たな命の誕生を祝福する迫力の映像だ。そして、その壮大なオープニングを飾るのは、あの名曲「サークル・オブ・ライフ」。今回この「サークル・オブ・ライフ」には、全人類が愛する不朽のテーマを残しつつも、現代に生まれ変わった『ライオン・キング』ならではのメッセージも込められている。本作を手掛けるにあたって、『ライオン・キング』の大きなテーマである<サークル・オブ・ライフ=自然界の命は大きな環で繋がっている>に、現代に生きる私たちへのメッセージを見出したジョン・ファヴロー監督。それは、私たちは一人ひとりがお互いに繋がっていて、誰もが誰かのためにできることがある、ということ。シンバが冒険の中で“王としての使命”を見つけることは、私たちが日々生活を送るなかで“自分にできること”を探すこととも重なるのだ。力強い歌声で奏でられる「サークル・オブ・ライフ」。時代を経て世界中で愛される曲であるとともに、新しく生まれ変わった本作でも決して色褪せることはない。これから始まる壮大な物語の幕開けを予感させるようだ。『ライオン・キング』は8月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年07月28日ディズニー映画「ライオン・キング」の公開を記念して、2019年8月7日(水)~9月1日(日)までの間、ラフォーレ原宿では、日本初公開となる「映画 ライオン・キング公開記念 Disney ライオンキングの世界展」が開催されます。日本初公開!「 ライオン・キングの世界展」「ライオン・キング」の映画や、劇団四季のディズニーミュージカル「ライオン・キング」に関する貴重な資料が展示される他、映画の世界観がが楽しめるフォトスポットが用意されます。Disney Classics MARKET「ライオン・キングの世界展」の会場には、「ライオン・キング」に加えて、ディズニークラシック作品のグッズを販売する、「Disney Classics MARKET」も初出店されます。「ライオン・キング」だけではなく、「ピノキオ」や「ダンボ」、「不思議の国のアリス」などのグッズ、500種類以上が並びます。プレゼントキャンペーンオリジナルショッピングバッグ対象商品を2000円以上お買い上げの方には、先着でオリジナルショッピングバッグがプレゼントされます。スタンプラリー対象商品、2000円以上のお買い上げで1スタンプが押せされ、先着で、オリジナルクリアファイルやパスポートフォルダーがプレゼントされます。インスタグラムキャンペーン「ライオンキングの世界展」開催期間中に、会場内で撮影した写真をインスタグラムに投稿すると、抽選で「ライオン・キング」限定グッズがプレゼントされます。※インスタグラム登校時の注意点1、当行に「ライオン・キングの世界展_キャンペーン」と入力2、ラフォーレ原宿公式インスタグラムアカウントをフォローDisney THE LION KING Collection | Laforet HARAJUKU「ライオン・キングの世界展」と同時開催で、2019年8月7日(水)より、ラフォーレ原宿では「ライオン・キング」をテーマとした「Disney THE LION KING Collection | Laforet HARAJUKU」を開催します。ラフォーレ原宿管内の注目の約30店舗が「ライオン・キング」をテーマに限定グッズを販売。ラフォーレ原宿でしか買えないファッションアイテムが並びます。「ライオン・キング」の壮大な世界観を楽しんで「ライオンキングの世界展」が開催されるは8月7日(水)~9月1日(日)まで。日本公開に加え、約1か月の短い期間での開催となっています。会場のBGMは、豪華キャストの映画「ライオンキング」のオリジナル・サウンドとなっています。「ライオンキング」の壮大な世界観を体感してみては。イベント情報イベント名:ライオン・キング世界展ラフォーレ原宿催行期間:2019年08月07日 〜 2019年09月01日住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6
2019年07月28日8月9日(金)より日本公開となる『ライオン・キング』。その公開を記念して原作となるアニメーション版『ライオン・キング』が7月19日(金)、フジテレビ系でオンエアされる。本作は1994年に公開されディズニー・アニメーション史上No.1の全世界観客動員数を記録、『アナと雪の女王』『トイ・ストーリー3』と並ぶ全世界興行収入を誇るほか、サウンドトラックの全世界売上もアニメーション史上No.1を記録。第67回アカデミー賞歌曲賞&作曲賞に輝くほか、第52回ゴールデン・グローブ賞で3部門を受賞。ミュージカル版も史上No.1の全世界興行収入を打ち出し、劇団四季による日本版「ライオンキング」も国内演劇史上No.1の観客動員数に輝くなど数々の記録を打ち立ててきたディズニーアニメの金字塔にしてアニメーション史上に残る大ヒット作。命あふれる大地プライドランドをおさめる王・ムファサに息子のシンバが誕生。ムファサは幼いシンバに自然界の命は大きな輪でつながっていること、歴代の王たちが空の星から見守ってくれていることを語り聞かせる。ところが王の座を狙うムファサの弟・スカーの罠でシンバは王国を追放されることに。しかし旅の途中で出会ったイボイノシシのプンバァ、その親友のミーアキャットのティモンなど愉快な仲間たちに励まされシンバは成長。自分の使命に目覚めスカーとの対決を迎える…という物語。この偉大なるアニメミュージカルの金字塔を実写化した『ライオン・キング』が8月9日(金)から全国公開。『アイアンマン』シリーズで知られ『ジャングル・ブック』も手掛けたジョン・ファヴロー監督がメガホンを取り、シンバ役には『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のドナルド・グローヴァー、シンバの幼なじみで大親友のナラにはアーティストとしてはもちろん、『ドリームガールズ』など多数の映画出演でも知られるビヨンセ、ムファサにはアニメ版と同じくジェームズ・アール・ジョーンズを迎える。また日本語吹き替え版はシンバを賀来賢人が、ナラを門山葉子が、ムファサは今夜放送のアニメ版と同じく大和田伸也がそれぞれ担当するほか、江口洋介、佐藤二朗らも出演する。アニメ『ライオン・キング』は7月19日(金)、21時~フジテレビ系でオンエア。(笠緒)
2019年07月19日ドナルド・グローヴァーとビヨンセ、音楽界のキングが出演することでも話題の超実写版『ライオン・キング』。この度、本作の日本版オフィシャルソング「サークル・オブ・ライフ」を歌うアーティストに、19歳の新人女性アーティスト・RIRIが大抜擢された。エルトン・ジョン&ティム・ライスが手掛け、アカデミー賞にもノミネートされた伝説的名曲「サークル・オブ・ライフ」。本作の“サークル・オブ・ライフ”というテーマについて、監督は「ひとりひとりがお互いにつながっていて、誰かのためにできることがある。シンバが冒険を経て、仲間や家族との絆から未来の王としての使命や生きる意味を学んでいくように、私達が生きるこの社会においてもそれは変わらない」と、自分には何ができるのかを探しながら“いま”を生きる私たちだからこそ大切にすべきメッセージだと語っている。今回、楽曲の壮大さ、力強さを表現できる歌声の持ち主として、フィルムメーカーからの絶賛を受けの日本版オフィシャルソング“サークル・オブ・ライフ”を歌うアーティストに大抜擢されたのは、16歳からL.A.で数々のプロデューサーと制作を始めている新人女性アーティスト・RIRIさん。インディーズ期に発売した「RUSH」が各ストリーミングサービスの注目新人にピックアップされ、iTunesチャートで1位を記録。1st AL「RIRI」を携え、2018年2月メジャーデビューしたばかりだ。ビヨンセファンだというRIRIさんは、今回初解禁されたMVでもビヨンセを彷彿とさせる圧巻の歌声を披露。RIRIさんは「一人ひとりが輝く存在で、自分には才能がない!とか夢なんか叶えられない!とあきらめてしまう人に映画を通じて自信をもって前に進んで欲しいし、パワーをもらって欲しい」とコメントしている。さらにRIRIさんは、L.A.でジョン・ファヴロー監督とドナルド・グローヴァーと対面し、彼らの前で「サークル・オブ・ライフ」をアカペラで生披露。歌い終えると、監督は「凄い!」と絶賛し、ドナルドも「『ライオン・キング』に出演したほうがいいよ!君、本当にビヨンセみたいだ。ヤングバージョンのね!」と称賛したという。『ライオン・キング』は8月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年07月17日「文房具」「ドローン」「だまし絵」など、ユニークなテーマに基づく「企画性コメディ」で観客を魅了し続けているヨーロッパ企画。20周年を迎えた昨年は初期の名作『サマータイムマシン・ブルース』と、その続編『サマータイムマシン・ワンスモア』を上演。チケットが各地でソールドアウトとなるなど劇団にとって、集大成にふさわしい1年になった。そして21年目を迎えた今年、彼らが新たに取り組んでいるのが“劇団初のオカルトコメディ”である新作『ギョエー! 旧校舎の77不思議』。稽古の合間を縫って脚本・演出の上田誠、メンバーの石田剛太、永野宗典が来福し、新作への思いや意気込みを語ってくれた。【チケット情報はこちら】「学校の怪談モノって生徒たちが先生の目を盗みながら活躍する…というのが一般的かと思うのですが、今回は先生たちに頑張ってもらいます(笑)。あと、これまでポップなテーマが多かったヨーロッパ企画が『オカルト』 というテーマでコメディをやったらどうなるか、というところにも注目して頂ければ」と上田。さらに「77不思議という大風呂敷を広げていますが、それはちゃんとやります!」と続けると、「それを聞いた時点でメンバー全員、1ギョエーでした」と笑う石田は、「エチュードで先生役に挑戦していると、自分でも思った以上に気持ちいい。自分の中に教育魂が芽生えていると感じてます。最終的には“こんな先生いたらいいな”と思ってもらえたら嬉しい」とコメント。また永野は「石田くんは、先生をやることで自分の教育魂に気づいたと言っていましたが、僕は思わず保身に走ったというか、生徒の事を考えるより、事を荒立てたくないとか思ってしまい…。稽古を通してそういう人間性にも気づかされるのがショック(笑)」と語り、笑いを誘った。現段階では、「ヨーロッパ企画」のメンバーが先生役、客演が生徒役を担う予定だというが、最終的に誰がどんな配役に落ち着くのかも注目すべきポイントとか。「今回は、ひとりふた役とかも登場するかもですね。僕は、役や場所に愛着を感じるので、これまではひとりひと役で舞台のしつらえも変えない事が多かったのですが、今回は配役や空間を変化させてみることで、信じていたものの足場がなくなる怖さが表現できたらいいな…とも考えています」と上田。オカルトであり、コメディであり、青春劇。一般には交差しにくいこれらの要素が、どう落ち着くのだろうか?「僕らもそこは不安だったのですが、チラシの裏の上田くんのコメントを見た時に、“あっ…ふざけてる!”と。そこでなんとなく理解できました(笑)」と永野。楳図かずお氏のイラストをコラージュした、インパクト大の今公演チラシ。その裏に綴られた「飢田」のメッセージも必見だ。公演は全国10か所で、2019年8月からスタート。福岡公演は8月31日(土) 、9月1日(日)の2日間、西鉄ホールにて。チケットは発売中。
2019年07月10日ゲイアートの先駆者である、フィンランドの国民的芸術家トム・オブ・フィンランドの波乱の半生を描いた映画『トム・オブ・フィンランド』の本ビジュアルと予告編が解禁となった。「クイーン」のフレディ・マーキュリー、ファションデザイナーのトム・フォード、写真家のロバート・メイプルソープをはじめ、無数の人々に勇気とインスピレーションを与えた伝説のアーティストの知らざれる生涯を描く本作。今回届いた予告編では、同性愛者に対しての軽蔑や無理解がまだまだ強かった時代、たった1本の筆やペンで勇敢に立ち向かった芸術家トウコ・ラークソネンの苦難、そして生涯のパートナーとの出会い、自らの信念を貫き栄光をつかんでいく姿を活写。上下のレザーに身を包み、ワイルドな髭をたくわえた筋骨隆々の男たちなど、身内にも隠れて自らの本能的な欲望をドローイングとして表現し続けていたトウコが、やがてトムと名乗り、アメリカの雑誌で表紙を飾ったことをきっかけに、その名がアンダーグラウンドからアートの表舞台へと一気に知れ渡っていく様子を垣間見ることができる。フィンランドを代表する監督が没後に評価された母国のヒーローを映画化監督を務めたのは、ニコラス・ホルトが主演するJ・R・R・トールキンの伝記映画『トールキン 旅のはじまり』の公開が控えるドメ・カルコスキ。2000年代半ばに長編デビューして以来、これまで監督した長編7本全てが興行と批評の両面で大成功を収め、本作を含む2本が米アカデミー賞外国語映画部門フィンランド代表作品に選ばれるなど、いま最も勢いに乗る監督。2014年にトム・オブ・フィンランドの絵は記念切手になり、国の先進性を象徴する英雄に。これまでの作品でもアウトサイダーの視点から社会を描いてきたカルコスキ監督は、綿密なリサーチをもとにトウコ・ラークソネンの知られざる内面に光をあてながら、歴史背景をも鮮やかに描き出している。『トム・オブ・フィンランド』は8月2日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トム・オブ・フィンランド 2019年8月2日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© Helsinki-filmi Oy, 2017
2019年06月20日5月31日(金)より公開中の、ハリウッド版ゴジラ最新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。この度、6月13日まで上映される“4DXスタンダード・バージョン”に続き、“4DXマキシマムバトルエディション”が、6月14日(金)から上映されることが決定した。4DXは、ヨーロッパや北米の20〜30代若い層を中心に人気のあるムービーフォーマット。21個以上の4DXオリジナル環境効果や繊細なモーション効果で、“体験する経験を与える”映画鑑賞の新しいかたちとして注目されている。今回上映が決定した“4DXマキシマムバトルエディション”とは、4DXモーションチェアのバイブ効果や揺れの演出など、演出の強度設定1〜9のうち、最も強い9レベルの動きが集中的に演出されたバージョン。“9レベル”は、これまでに『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『ワイルド・スピード ICE BREAK』、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』など、ハリウッド映画でも厳選された少数の作品にのみ採用されている。巨大怪獣バトルの体験に特化した今回のエクストリームなバージョンによって、地球の覇権をかけた、ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラたちの戦いが、よりリアルに“体感”できそうだ。今回の上映決定を記念し、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』“4DXマキシマムバトルエディション”の日本オリジナル・ビジュアルも到着。見覚えのあるあの巨獣の爪が、モーションチェアを引っ掻いている姿が確認できる。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』“4DXマキシマムバトルエディション”6月14日(金)より上映
2019年06月10日