橘公司氏によるライトノベルで、2013年のTVアニメ化された『デート・ア・ライブ』および2014年に放送された『デート・ア・ライブII』に登場する「五河琴里」が、2.5頭身のデフォルメフィギュア「ねんどろいど」シリーズで立体化され、2015年7月に発売されることが决定した。現在「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受付中で、価格は4,444円(税別)。2015年夏にはアニメーション映画『劇場版 デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント』の公開も控えている『デート・ア・ライブ』。今回は、主人公・五河士道の義理の妹で第4の精霊でもある五河琴里が、炎と羽衣を纏った霊装姿で「ねんどろいど」化。『デート・ア・ライブ』シリーズの「ねんどろいど」としては、『夜刀神十香』『四糸乃』『時崎狂三』に続く立体化となる。『ねんどろいど 五河琴里』には、表情パーツに自信に溢れた「戦闘顔」や破壊衝動があらわになった「覚醒顔」を用意。オプションパーツには「戦斧:灼爛殲鬼(カマエル)」に加え、刃に装着可能な「炎エフェクトパーツ」、さらに「砲(メギド)形態」を再現したパーツも付属する。また「羽衣パーツ」に軟質素材を採用することで、自由なポージングが可能となっており、妹キャラでありながら雄々しい姿で顕現した琴里を楽しむことができる。原型制作はJUN(E.V.)が担当。商品価格は4,444円(税別)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の予約締切は、2015年4月1日21:00。商品の発売および発送は、2015年7月を予定している。(C)2014 橘公司・つなこ/KADOKAWA富士見書房刊/「デート・ア・ライブII」製作委員会
2015年03月03日ランバン(LANVIN)は、香水「マリー・ミー!」のリミテッドフレグランス「コンフェッティ エディション」(6,400円/30ml、8,300円/50ml)を3月1日に発売する。限定エディションのコンセプトは、愛と歓喜を祝福する紙ふぶき(コンフェッティ)。軽快なタッチで「Marry Me!」と書かれたガラスボトルには、ピンク色のジュースがまばゆい輝きを放ち、フェミニンで華やかな印象。更にフューシャルカラーにシルバーのラメを散らしたリボンが添えられている。トップノートにはブラックベリーやブラックカラントのフルーティーな香りが弾け、ミドルノートはホワイトピーチとジャスミンで女性らしさを強調。ラストノートにはホワイトウッドとムスクの柔らかな香りが広がり、キリッとした爽やかさで、告白するときの情熱的な胸の高鳴りや感情を表現している。
2015年02月24日世界的ア・カペラ・グループ、ヴォーチェス8が、12月15日、アップルストア表参道のスペシャル・イベント「Live at the Apple Store」に出演した。「ヴォーチェス8」の公演情報ウェストミンスター寺院聖歌隊出身のイギリスの8人の若手歌手によって2003年に結成されたア・カペラ・グループ、ヴォーチェス8。2012年にはロンドン五輪・公式PRビデオへの楽曲提供、2014年2月にはアルバム『Eventide』(夕暮れ)が全英公式チャート(クラシック部門)で2週連続1位を獲得するなど、世界的ア・カペラ・グループとして活躍。日本では2011年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン出演で喝采を集めた。「Live at the Apple Store」では、クラシックの合唱曲やクリスマス・ソングのほか、映画『アナと雪の女王』の主題歌「Let It Go」や、山下達郎「クリスマス・イヴ」英語バージョンなど、無料イベントにも関わらず、約1時間にわたって多彩なレパートリーを披露。また、今年の全米上半期ランキング1位のファレル・ウィリアムズ「Happy」を会場に集ったファンたちと一緒に大合唱。会場を大きな熱気と感動が包むひとときとなった。ヴォーチェス8は、現在日本ツアーを開催中。最終日の12月23日(火・祝)には、東京オペラシティ コンサートホール:タケミツメモリアル(初台)でコンサートを行う。
2014年12月18日11月7日、東京・天王洲 銀河劇場にてミュージカル『スリル・ミー』が開幕した。2011年の初演から話題を集め、熱烈なファンを着実に増やして今回5度目の再演を迎える人気作である。舞台上に現れるのは“私”と“彼”の、ふたりの青年。才色兼備の彼らがスリルを求めて犯罪に身を落とす様を、ピアノ伴奏のみでドラマチックに描き出す異色のミュージカルだ。残酷かつ甘美な愛憎をぶつけ合う青年たちを、尾上松也&柿澤勇人、田代万里生&伊礼彼方、松下洸平&小西遼生の3組の新ペアが競演。開幕の先陣を切ったのは、今回が初参加となる私役の尾上と、初演から彼役を演じ続けている柿澤のふたりである。初日前日に行われた最終リハーサルでの彼らの熱演を鑑賞した。ミュージカル『スリル・ミー』チケット情報ピアノの不穏な音色が響くとともに照明が落ちると、瞬時にして『スリル・ミー』の持つ背徳の空気が劇場を支配する。暗闇から現れた尾上“私”が口を開いた瞬間、これまでになかった感触に、おや、と目を見張った。狂気にも似た過剰な自負心で“私”を強引に振り回す“彼”と、そんな“彼”への思慕ゆえに抗えず、罪深い沼へ引きずり込まれてしまう“私”。そうした図式において、尾上の表現には“彼”を凌駕する“私”の意志の強さがはっきりと浮かび上がっていた。尾上が演じる“私”は強い。反対に、自己愛だけに支えられた柿澤“彼”がみせる強気は、不憫に思うほど脆さを感じさせ、そこがたまらない魅力となって観る者をせつなくさせる。息詰まるスピードで展開するふたりのやりとりを追ううちに、この“私”なら“彼”を戒め、ふたりもろとも地獄に堕ちるのを容易く防げたのではないか……と思えてくる。でも意図して、そうはしなかった。“私”は“彼”の共犯者になってしまったのではなく、自らが主体となって“彼”を共犯者にしたのだ。尾上&柿澤ペアが強烈に伝えてくる本質的な“私”の悔恨に、新たな興奮と胸の痛みを味わった。以前の取材で、尾上が「本来の自分からすれば“彼”役を演じるタイプだと思う」と言い、柿澤が「何だ、このペアは!?と観客は戸惑うのでは」と語っていたことを思い出した。当人たちの予想を上回る思いがけない化学反応は確かに起こり、作品をより熟成させたように感じた。俳優の組み合わせの違いによって、作品の見える角度が変わり、思わぬ気づきが訪れる。『スリル・ミー』が何度も上演を熱望されるのは作品自体の完成度もさることながら、キャスティングの妙に負うところが大きい。三組それぞれが道筋を変えて放つ新たなスリルを、ぜひ体感してもらいたい。公演は11月24日(月・休)まで東京・天王洲銀河劇場、11月29日(土)大阪・サンケイホールブリーゼにて。取材・文上野紀子
2014年11月10日ユニットコムは26日、TVアニメーション「デート・ア・ライブII」(KADOKAWA富士見ファンタジア文庫原作)をテーマにした10.1型ビジュアライズタブレットを発売した。「夜刀神十香」モデル、「時崎狂三」モデル、「誘宵美九」モデルをそろえ、税別価格は69,980円。同日より受注を開始し、2014年11月中旬から下旬の出荷予定となっている。本体背面に専用の描き下ろしイラストを高画質プリントし、デスクトップテーマには夜刀神十香(CV.井上麻里奈)、時崎狂三(CV.真田アサミ)、誘宵美九(CV.茅原実里)の録り下ろし音声や、多数の専用壁紙を収録した。キャラクターごとにツンとデレ、2つのテーマを収録しており、切り替えて使える。主な仕様は、CPUがIntel Celeron N2807(1.58GHz)、メモリがDDR3L 2GB、ストレージが64GB eMMC、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)。OSにはWindows 8.1 with Bing 64bitを搭載している。インタフェース類は、microSDカードリーダ、無線LAN、Bluetooth 4.0、microUSB 2.0、microHDMIなど。10.1型の液晶ディスプレイはマルチタッチに対応し、解像度は1280×800ドット(WXGA)。バッテリ駆動時間は約6時間20分。本体サイズは約W258×D172.6×H10.5mm、重量は約0.65kg。(c)2014 橘公司・つなこ /KADOKAWA 富士見書房刊/「デート・ア・ライブII」製作委員会
2014年09月26日ユニットコムは26日、TVアニメーション「デート・ア・ライブII」(KADOKAWA富士見ファンタジア文庫原作)の15.6型ビジュアライズノートPCを6モデル発売した。スタンダードモデルとハイスペックモデルを用意し、それぞれに「夜刀神十香」モデル、「時崎狂三」モデル、「誘宵美九」モデルをそろえた。税別価格はスタンダードモデルが138,800円、ハイスペックモデルが156,800円。同日より受注を開始し、2014年11月中旬から下旬の出荷予定となっている。本体の天板には専用の描き下ろしイラストを高画質プリントし、デスクトップテーマには夜刀神十香(CV.井上麻里奈)、時崎狂三(CV.真田アサミ)、誘宵美九(CV.茅原実里)の録り下ろし音声や、多数の専用壁紙を収録した。キャラクターごとにツンとデレ、2つのテーマを収録しており、切り替えて使える。スタンダードモデルの主な仕様は、CPUがIntel Core i3-4100M(2.5GHz)、チップセットがMobile Intel HM86 Express、メモリがDDR3 8GB(4GB×2)、ストレージが1TB HDD、光学ドライブがブルーレイディスクドライブ、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 850M 2GB。OSにはWindows 8.1 Update 64bit版を搭載する。15.6型の液晶ディスプレイは光沢(グレア)タイプで、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)。バッテリ駆動時間は約4時間50分。インタフェース類は、マルチカードリーダ、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、USB 3.0×2、USB 2.0×1、eSATA/USB 3.0コンボポート×1、D-Sub、HDMIなど。本体サイズは約W374×D249.5×H14.8~32.8mm、重量は約2.6kg。オフィスソフトとして、Kingsoft Officeシリアルカードが付属する。ハイスペックモデルは、CPUがIntel Core i7-4710MQ(2.5GHz)に、ストレージが120GB SSDとなるほかは、スタンダードモデルとほぼ共通。(c)2014 橘公司・つなこ /KADOKAWA 富士見書房刊/「デート・ア・ライブII」製作委員会
2014年09月26日1924年にアメリカで実際に起きた少年誘拐殺人事件をミュージカル化し、世界中で上演されている『スリル・ミー』。昨年、日本でも初演が行われ、来年3月には早くも3度目の再演が予定されている。来年3月の再演に先立ち、12月9日にはスペシャルプレイベントを開催。会場には約700名のファンが詰めかけた。『スリル・ミー』チケット情報『スリル・ミー』は出演者が男優ふたりと、ピアノが1台だけという、シンプルな構成で展開するミュージカル。次回の再演はトリプルキャストで行われ、前回の再演でも好評を博した松下洸平と柿澤勇人、良知真次と小西遼生のふた組と、韓国版スリル・ミーで熱狂的なファンをもつチェ・ジェウンとチェ・ジホが出演する。イベントには日本人キャストである松下、柿澤、良知、小西の4人が登場した。作品に登場する“私”(松下・良知)と“彼”(柿澤・小西)は、成績優秀で育ちの良いゲイの青年。ニーチェの「超人」思想に感化された“彼”は、自分こそが超人であると考え、スリルを味わうために、そして自らが優れていることを証明するために犯罪に手を染める。“私”は“彼”に愛されたいがために、その犯罪に加担する。さらなるスリルを求めて、犯罪は次第にエスカレート。完全犯罪が可能だと考えた“彼”は、偶然出会った少年を殺害する。完璧な計画だったが、“私”が現場に落としてしまったメガネをきっかけに、ふたりは逮捕されてしまう。34年後の仮釈放審議の場で、過去を語る“私”は、“彼”に衝撃の真実を明らかにする。プレイベントでは、サスペンス調の作品とは打って変わって、賑やかな雰囲気の中、前回再演時の裏話をはじめ、プレゼントやゲームなどで集まったファンをもてなした。イベントの最後には、それぞれのペアが、セリフを交えて劇中歌を披露。良知と小西は“彼”が“私”に完全犯罪の方法を教え込む緊張感のあるシーンを再現し、松下と柿澤は、ふたりが初めて犯罪を犯した後の心境をしっとりと歌い上げた。良知は再演について「前回すべて出し切ったという思いがあるので、またゼロから新たに作り直す気持ちで挑みたい」とコメント。初演から出演している松下は「初演当初はこんなにも多くの方に愛される大きな作品になるとは思ってもみなかった。舞台は観てもらって完成するもの。次回の再演も皆さんと一緒に完成させたい」とファンにメッセージを送った。公演は2013年3月14日(木)から24日(日)まで、東京・天王洲 銀河劇場にて。チケット発売中。取材・文:大林計隆
2012年12月17日今やアメリカを代表するポップ・スター、ケイティ・ペリーの素顔に迫るドキュメンタリー映画『ケイティ・ペリーパート・オブ・ミー3D』。一般公開に先がけて9月25日、TOHOシネマズ六本木ヒルズでプレミア上映会が行われ、ケイティ・ペリー本人も来日、舞台挨拶に登場した。ケイティ・ペリーは、2010年全米シングル・チャート5週連続1位の「カリフォルニア・ガールズ」をリードにセカンド・アルバム『ティーンエイジ・ドリーム』をリリースし、全米&全英アルバム・チャートで1位、日本もオリコン洋楽ランキング1位を記録。同アルバムより計6曲、全米ビルボード・ポップ・チャート1位を送り出し、全米チャート史上初となる大記録を成し遂げている。プレミア上映は、これまでにアメリカ、イギリス、ブラジル、オーストラリアで行われているが、日本でのプレミア上映は、日本大好きなケイティの強い希望があったため実現した。会場に登場したケイティは、満員のファンに埋め尽くされた場内をひと回りしファンと交流。観客を沸かせるとそのままステージへ。興奮冷めやらぬ約640人のファンを前に舞台挨拶を行った。17歳の時に日本を訪れて以来、日本が大好きだというケイティは「日本はすべてが可愛いの!キュートなものがたくさん揃っているんだもの!だから今回日本に来れて、本当にうれしいし、またツアーで日本に来るわ!」と日本に対する思いを語った。そして世界的スーパースターになった成功の秘訣は「普通でいることよ。自分がスーパースターになっただなんて思ってないわ。私はみんなと変わらない、普通の女の子なのよ」と語った。一般公開は2012年9月29日(土)より東京・大阪他、全国21館で上映予定だ。■映画『ケイティ・ペリーのパート・オブ・ミー3D』主演:ケイティ・ペリー監督:ジェーン・リップシッツ、ダン・カットフォース(『ジャスティン・ビーバー: ネヴァー・セイ・ネヴァー』)今やアメリカを代表するポップ・アイコンとなったケイティ・ペリーのワールド・ツアーに密着したドキュメンタリー。撮影に際し、「一切、撮影禁止にしなかったわ」とケイティ本人が語っている通り、彼女の人生を何もかも包み隠さず映像化することを重要視し、個人的なトラブルまでもがカメラに収められた本作には、栄光と挫折、光と影の部分が克明に記録されている。ステージ上はもちろんのこと、楽屋裏やプライベートに至るまで、楽しくてグラマラスで、切ないけど元気をくれて、クレイジーでマジカルで情熱的なケイティ・ペリーの素顔に迫る、迫力満点の3D映画。
2012年09月27日ふたりの俳優と1台のピアノだけで展開するミュージカル『スリル・ミー』が、東京・天王洲 銀河劇場で7月15日(日)に開幕する。昨年9月の日本初演、今年3月の追加公演を経て、興行規模は拡大し、キャストも2組から4組に増えた。同じ芝居が1年以内に3度上演されるのは、異例のケースといって間違いない。躍進の理由はどこにあるのか、稽古場で探った。ミュージカル『スリル・ミー』公演情報登場人物である「私」と「彼」は、19歳の法科大学院生。「彼」は、ニーチェの“超人”思想に傾倒しており、世間に対する優越感を得たいがために、完全犯罪を目論む。一方、道連れに選ばれた「私」は、「彼」に対する同性愛的愛情から、それを拒むことができない。放火遊びに始まった犯罪はエスカレートし、ついには誘拐殺人にまで発展してしまう。この日の稽古では、「私」を良知真次、「彼」を小西遼生が演じていた。オーディションで選ばれた初参加ペアながら、演出の栗山民也ら2度の上演を経験してきた頼もしいスタッフ陣に囲まれているせいか、ふたりとも落ち着きのある演技をみせ、表現に迷いを感じさせない。良知は、話し方と姿勢だけで54歳と19歳を巧みに演じ分けるなど、丁寧な表現が光り、小西は、冷徹な人物像を自分のものとして、異常な言動にリアリティを与えている。階段を中央に配しただけのシンプルな舞台美術。そこで様々に動き回るふたりの位置関係が、「私」と「彼」の心の距離を示すようで面白い。特筆したいのは、視線の一つひとつが生む劇的効果だ。たとえば、なかなか目を合わせないふたりが初めて真正面から見つめ合う瞬間は、キスシーン以上に衝撃的だった。1924年にアメリカで実際に起きた誘拐殺人事件をベースにして、2005年にNYのオフ・ブロードウェイで初演。その後、世界各国に上演地を広げ、今やその数60都市におよぶ。描かれている事件が特異でありながら、作品が広く受け入れられているのは、「私」の心情に共感しやすいからだろう。愛するより愛されたい。相手の心をつかみたい。それは誰にとっても当たり前の感情だ。また、誰かと秘密を共有したことのある人なら、その絆が生む甘美さを思い出すに違いない。良知×小西組のほか、田代万里生×新納慎也、松下洸平×柿澤勇人の初演キャスト2組が登場し、韓国版を200回以上演じてきたチェ・ジェウン×キム・ムヨルが日本初登場を果たす。7月15日(日)から29日(日)まで天王洲 銀河劇場、8月8日(水)に大阪・サンケイホールブリーゼで上演。
2012年07月10日『ザ・エージェント』のキャメロン・クロウ監督最新作、『幸せへのキセキ』が8日公開される。愛する人の死を乗り越えた英国のコラムニストだったベンジャミン・ミーの実話を、誰にでも起こりうる奇跡として描く。本作には、マット・デイモン、スカーレット・ヨハンソン、エル・ファニングが出演。今回、原作者であり主人公でもあるベンジャミン・ミー氏と、脚本・制作から監督まで務めたキャメロン・クロウ氏にインタビューを行った。<ベンジャミン・ミー(原作者)にインタビュー>●映画を初めて観たときの感想は?暖かい気持ちにさせてくれる作品で、とても感激したよ。家族で力を合わせて困難を乗り越えていく、ポジティブで深いメッセージ性の部分にもね。そして、マット・デイモンは僕を優しい父として演じてくれた。僕と違って髪の毛があるしね(笑)●動物園の今後の目標について教えてください。まずは動物園の経営を強化し、経済的に安定させなければならない。そして徐々に動物の種類を増やしたい。増やしたい動物はいろいろな霊長類だね。映画の最後にもあったがキリンも導入したいし、最終的にはゾウも欲しいね。動物の面倒を見ることは責任を負うことだから、よりよい環境を提供するため彼らの行動を研究するのは怠ってはいけないと思っているよ。●原作本とこの映画で伝えたいメッセージは?1つは、「困難を乗り越えて夢を実現するのは大切だ」ということ。もう1つは「家族は団結すれば苦難を乗り越えられる」という家族に関して。僕の一家には苦難が連続して世界の終わりのような気分になったが、家族団結して乗り切ったんだ。また、目標を達成することでポジティブになれた。現実的な夢ならば恐れることはない。本当にやりたいことがあるのなら信念に従って夢を追い続けるべきだ。 ●奥様はあなたを見守っていると思いますが、今のあなたにどんな言葉をかけると思いますか?きっと褒めてはくれないと思う。彼女は地に足がついた人だからね。何かいいことがあっても喜んでいたと思うが口に出したりはしなかったな。常に先の心配をする人なんだ。僕がつまらないことで調子に乗ってると“落ち着きなさい”といさめられたよ(笑)<キャメロン・クロウ(監督)にインタビュー>●7年ぶりの新作ですが、「幸せへのキセキ」が完成したお気持ちは?『幸せへのキセキ』は思いがけないストーリーが次々と展開する作品。映画は皆さんの想像以上に深いストーリーになっていて、心のひだに入り込むようなパンチのある作品だと思う。「もう一度見てみたい」ときっと思ってもらえるような作品だと思うよ。●動物園が舞台ですが、撮影は大変だったのでは?70種の動物たちとたくさんの動物トレーナーが動きまわるのは、軍隊みたいだったよ(笑)でも撮影を始めると、彼らは最高の演技をしてくれた。本物の俳優だよ。●主演のマット・デイモンとの仕事はいかがでしたか?マット・デイモン演じるベンジャミン・ミーは、「人生がすべて冒険」という男。それでも家族を救い、良き父親であろうと全力でぶつかっていくまっすぐな人物。この役にはマット・デイモンしかいないと思ったね。彼は、兄のような、親友のような、とても親しみやすい俳優。彼の言うことなら何でも信じてしまいそうなウソの無い人柄で、裏表の無い信用できる人間だからね。●スカーレット・ヨハンソンとの仕事はいかがでしたか?スカーレット・ヨハンソンは動物を大切に思っている人で、心の美しい女性。そして、20秒間に50種類の表情を作りだせる素晴らしい女優だよ。私が出す無理難題、様々な指示にも動じずに応じてくれた。ケリーという役柄は、人間よりも動物を大切にするとても頑固な役で、動物を救うためなら、何にでも噛みつくような激しい面を持った女性。映画では、そんなケリーの前に、マット・デイモン演じるベンジャミン・ミーがいきなり現れるんだよ。●最後に、見どころをお願いします。これは、人生における“セカンド・チャンス”の作品でもあり、わずかな喪失感と深い悲しみを、喜びにする作品でもあるね。僕たちがこの作品をきちんと作り上げることができたなら、ほんの少しだけど、世界に喜びをもたらすことができるって僕はいつも思っているんだ。それに、ぴったりの俳優たちを選んだし、現実に起こりうるストーリーも伝えられたと思う。作品を観てくれた皆さんがキャラクターに魅せられて、映画が終わってしまうと、そのキャラクターを懐かしく感じる。これだから僕は映画が大好きなんだ!作品情報『 幸せへのキセキ 』配給:20世紀フォックス映画6月8日(金)TOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー (C) 2012 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2012年05月02日『トワイライト』シリーズで世界中の女性を虜にしたロバート・パティンソン主演のラブストーリー『リメンバー・ミー』がまもなく公開。ニューヨークを舞台に、苦悩を抱える青年が、同じ傷を持つ女性との出会いをきっかけに周囲との関係を取り戻していく姿を描く。ロブ自身が製作を手がけた本作。公開に先駆けてシネマカフェで試写会を開催したところ、観客から多くの反響が寄せられた。これまでとは違うロブ様の表情に胸キュン!?アンケートの結果を大発表!ロブが演じる主人公・タイラーはもうすぐ22歳。6年前の兄の死をきっかけに両親は離婚し、父、母、そして11歳の妹は“家族”というつながりを失い、タイラー自身、孤独と虚無の日々を送っていた。ある日出会ったアリーが同じ“傷”を抱えていると知り…。試写会に集まった観客の半数以上が『トワイライト』シリーズを観たことがあるということだったが、その多くが本作の『トワイライト』とはまた一味違ったロブについて好印象を受けたことが明らかに!「『トワイライト』では抑えた演技をしていたんだということがこの映画を観てよく分かった。表情豊かに笑ったり、怒ったりしている姿がとても爽やかで印象的」(40代・女性)、「等身大の演技でよかった」(20代・女性)、「不安定な青年役がハマっていた」(30代・女性)といった声が多く寄せられた。印象に残ったシーンについてはピアース・ブロスナン演じるタイラーの父親のシーン、そしてタイラーと父親の対話のシーンを挙げる人が多数。ほかに、タイラーが11歳の妹を守ろうとするシーンを挙げる人も多く“家族の絆”に多くの人が強い印象を受け、考えさせられたことが分かる。通常、多くの映画、特に若手スター出演のラブストーリーに関して「誰と観たいか?」という設問で「恋人」という答えが多く集まるが、本作に関しては「家族」、そして「友人」という答えがほぼ同数で多く集まった。家族で一緒に映画を観れば、言葉にはできなくても確実にあるはずの家族の繋がりが再確認できるかも。また、映画の感想として衝撃のラストについて言及する人が多数!アリーとの出会いをきっかけに少しずつ“繋がり”を取り戻していくタイラーと家族が迎える結末は――?『リメンバー・ミー』は8月20日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。『リメンバー・ミー』特別試写会レポート■関連作品:リメンバー・ミー 2011年8月20日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開© 2010 Summit Entertainment, LLC.■関連記事:愛の喪失と再生の物語『リメンバー・ミー』独占試写会に40組80名様ご招待ロバート・パティンソン、トロントでD・クローネンバーグ監督新作を撮影中祝25歳!ロバート・パティンソン初製作の『リメンバー・ミー』本国予告編が到着
2011年08月16日