2月9日(現地時間)、Microsoftは自社の雇用プログラムに自閉症者が参加し、社内で働いた結果を公式ブログで公表した。同プログラムは国連が定めた毎年4月2日の世界自閉症啓発デーに合わせて、2015年4月3日(現地時間)に発表したものだ。同社はプログラム開始後、数カ月で11人の新入社員を雇用している。Xbox Software EngineerのKyle Schwaneke氏は、アスペルガー症候群および自閉症スペクトラムの診断を受けているが、ゲームコンソール用のCortanaに関する開発に努めている。同氏は高校生時代にコンピューター技術のクラスに参加してプログラミングを学んだ時、「初めて他の人を理解する場所に感じた。そして彼らも私を理解した」と語り、Microsoftでの新しい仕事に活かされるとMicrosoft creative content strategistのJennifer Warnick氏は述べている。米疾病予防管理センターによれば、およそ68人に1人が自閉症スペクトラムと確認され、同障がいを持つ約80パーセントの人々が失業している状況にある。文部科学省が2012年に全国の公立小中学校約5万人を対象にした調査結果でも、約6.5パーセントの児童が発達障害児の可能性があることを明らかにした。だが、一部の人々は科学や数学といった特定分野に長けているという報告結果もある。阿久津良和(Cactus)
2016年02月12日米Microsoftは2月2日(米国時間)、Windows 10へのアップグレード関連の更新プログラムを、これまでの「オプションの更新プログラム」から「推奨される更新プログラム」に昇格させた。自動更新に関連するプログラムは「Windows 7 アップグレード用互換性更新プログラム」である「KB2952664」と、「Get Windows 10(GWX)」をインストールする「KB3035583」。Windows Updateを自動更新にしている場合、自動的にWindows 10をインストールする準備を開始する。しかし、自動でWindows 10にアップグレードされるわけではなく、あくまでも準備を行うだけ。ユーザーがアップグレードを選択しない限り、勝手にWindows 10がインストールされることはないという。しかし、業務利用の場合、アップグレードすることで、社内システムや業務アプリが正常に動作しなくなる恐れがある。万が一に備え、自動更新を適用しないように設定しておくのも手だろう。安定動作を優先するのであれば、システムやアプリの検証が完了するまではアップデートを控えたい。また、Windows 10にアップグレードした場合でも、31日以内であれば以前の環境に戻すことも可能だ。今回のWindows Updateにおける更新プログラムの扱いは、2015年10月に予告していたもの。1月18日(米国時間)に発表された調査結果ではWindows 10のシェアがWindows 8.1を超えたことを発表しており、順調に移行が進んでいることがわかる。
2016年02月03日明治大学は4月に、同学の履修証明ビジネスプログラム「女性ためのスマートキャリアプログラム」第3期を開講する。○「履修証明書」発行のほか、就職支援も同プログラムは、結婚、出産、育児などで離職して家庭に入った女性が、社会に踏み出すきっかけになることを目的としたもの。昨年春の開講以来、これまで65人の主婦らが参加した。修了後に再就職・キャリアアップを実現した履修生も増えており、着実に成果が出始めているという。開講期間は半年間。受講生は半年かけて、マーケティングや財務等ビジネスの現場で役立つ科目について学ぶ。講師を務めるのは、企業での経営指導やコンサルティング経験がある大学教授陣や企業の実務家ら。修了時には大学が学習実績を証明する「履修証明書」を発行する。また、履修生は個別のキャリアカウンセリングや採用企業合同セミナー参加などの就職支援も受けることができる。コースは、生活スタイルに合わせて選べるよう「昼間コース」「夜間・土曜日主コース」の2コースを設計。定員は昼間コースが40名、夜間・土曜主コースが20名。1月27日から3月8日まで、出願を受け付ける。 入校試験(面接)は3月12日~18日。入校式は4月9日。駿河台キャンパスでは、1月27日から相談会を開催する。日程は1月27日、2月6日、20日、24日で、午前・午後各1回ずつ開催。詳細は同大学の「女性のためのスマートキャリアプログラム」特設サイトで案内している。
2016年01月27日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)と、国際連合児童基金(ユニセフ)がグローバル・パートナーシップを締結したことを祝して、1月12日、米ビバリーヒルズで「第6回 ユニセフ ボール(UNICEF Ball)」が開催さた。会場には、ルイ・ヴィトンの新アンバサダーとなった女優レア・セドゥに加え、ニコール・キッドマン、ジェニファー・コネリー、ペ・ドゥナ、セレーナ・ゴメス、アデル・エグザルコプロス、グザヴィエ・ドラン、歌手のマライア・キャリー、モデルのミランダ・カー、TAOらがルイ・ヴィトンを纏って来場した。また同日から、ルイ・ヴィトンによるデジタルキャンペーン「#MAKEAPROMISE」もスタート。同キャンペーンは、助けを必要としている子どもたちを支援するというメゾンの約束のもと、世界各地のインフルエンサーが「ピンキープロミス(指切り)」をして写真を撮り、ハッシュタグ#MAKEAPROMISEを付けてFacebook、Twitter、Instagramにて拡散し、チャリティープロジェクトへの関心を世界中に広めるというもの。
2016年01月14日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)と国際連合児童基金(以下、ユニセフ)が1月11日、世界各地の子どもたちを支援するために、グローバル・パートナーシップを締結した。ルイ・ヴィトンは同キャンペーンのためにペンダント&ブレスレット「シルバー・ロックイット」を製作、1月13日より世界各国のルイ・ヴィトン ストア及び、ルイ・ヴィトン公式サイト(www.louisvuitton.com/lvforunicef)にて販売する。「シルバー・ロックイット」はメゾン誕生の象徴ともいえる、こじ開けることのできないタンブラー錠前にインスピレーションを受けたもので、ペンダント・ブレスレット1製品の売り上げごとに200ドルがユニセフに寄付される。ルイ・ヴィトン会長兼CEOを務めるマイケル・バークは「2万人にのぼるルイ・ヴィトンの社員たちがすでに、この大義のために強力なアイデアを生み出すべく力を結集させています。私たちの目標は、できるだけ多くの人々の関心を集め、子どもたちを救うサポートをするというメゾンの約束を共有し、子どもたちに変化をもたらすために手を取り合っていくことです」とコメントしている。
2016年01月13日資生堂インターナショナルは2016年1月21日、同社スキンケアブランド「d プログラム」から、敏感肌用の日中用美容液「d プログラム アレルバリア エッセンス」(3,240円・税込)を発売する。ドラッグストア・GMS・化粧品専門店などのほか、資生堂の総合美容サイト「ワタシプラス」でも販売する。同社では、環境の変化や生活リズムなどによって肌が敏感になり、急な肌あれを繰り返す肌を「ときどき敏感肌」と名づけている。同社調査によると、「ときどき敏感肌」の人は健康な肌の人と比べ、外気に対する不安意識を持つ人が多いことがわかったという。そこで、空気中の微粒子や目に見えない物質、紫外線ダメージから肌を守りケアする日中用保護美容液を開発。肌が敏感でゆらぎやすい女性のためのスキンケアブランド「d プログラム」の新商品として発売する。同商品は、肌に悪影響を与える空気中の微粒子汚れや大気汚染物質からデリケートな肌を守り保護する新技術「アレルバリアテクノロジー」を搭載。肌に均一な膜をつくることで、空気中の微粒子が肌に付着することを防ぐという。SPF40・PA+++で紫外線を防ぐほか、乾燥から肌を守る効果もあるとのこと。ファンデーションのつきやのりを良くするため、化粧下地としても使用できる。「d プログラム」ブランド共通の低刺激設計と、ノンケミカル処方(紫外線吸収剤不使用)により、生後48日以降の健常肌の乳幼児の肌にも使えるという。
2015年12月28日Tableau Japanは11月25日、アジアパシフィック地域に先駆け、同社が展開するOEMプログラムの提供を日本で開始することを発表した。OEM提携先には、独立系ソフトウェアベンダー (ISV)やハードウェアベンダー、クラウドを利用したSaaSベンダー、ビッグデータ保有企業を想定。これら提携先各社は、自社製品やサービスにTableauを組み込み、自社ブランドとして一体化した製品を市場に提供することが可能となり、自社製品・サービスに新たな付加価値をつけることができる。なお、既にNTTデータおよびJBCCがTableau OEMの検討を始めているという。NTTデータは、「Tableau製品を自社サービスに組込み、自社ブランドとして展開することで、さらに付加価値を付けて顧客に提供したい」とコメントしたほか、JBCCは「Ecoシステム"俺のクラウド"の追加機能として、Tableau製品を活用した意思決定や行動支援サービスの検討を開始した。これにより、今まで以上の顧客のビジネスの成長を支援したい」とコメントをよせる。また、Tableau Japan社長の浜田俊氏は、「OEMプログラム採用により提携企業は、新たなデータ分析という付加価値を顧客に提供することができる。また、このプログラムはビッグデータを保有している企業の情報提供サービスの手段にもなる」と語った。
2015年11月26日仏ダッソー・システムズはこのほど、3Dやバーチャル・ユニバースといったテクノロジーの活用を通じて、教育や研究の発展と変革に寄与する基金「ラ・フォンダシオン・ダッソー・システムズ (La Fondation Dassault Systèmes)」の設立を発表した。同基金では、欧州連合(EU)全域の先進的な学術機関、研究機関、博物館、協会、文化機関、およびその他の一般活動団体による教育研究関連の取り組みに対し、バーチャル技術に関する助成、デジタルコンテンツおよびスキルセットを提供する。同社は、こうした支援活動を通じて同社の3Dコンテンツ、技術およびシミュレーション・アプリケーションの利用範囲を広げるとともに、学習に関する新しい体験や経験を生み出し、科学・数学・工学・技術の各専門領域に対する学生の関心を向上させる取り組みを促すとしており、「ダッソー・システムズでは長年にわたり、社会と環境に対する取り組みを活動の中心に据えてきました。ダッソー・システムズは、世界、そして人々との新しい、エキサイティングな交流を実現し、課題や課題解決策への理解を深める創造的思考、イノベーション、ナレッジおよび進歩を促す、当社ならではのバーチャル・ユニバースの力を確信しています。『ラ・フォンダシオン・ダッソー・システムズ』は、地球環境の持続可能性を担保する技術革新を実現すべく、自然環境や人々の生活と製品の調和が保てることを事前検証するための、3Dエクスペリエンス・ユニバースを提供することで社会に貢献する、という当社の理念を反映しています」とコメントしている。
2015年11月25日東レは11月9日、ボーイングとの間で、既存の787プログラムに加え、新型機777Xプログラム向けに炭素繊維トレカプリプレグを供給する包括的長期供給契約を正式に締結したことを発表した。同契約は、2005年11月に締結した包括供給契約を2015年からさらに10年以上延長するもので、今後の787、777X両プログラム向けの契約期間における東レグループの供給総額は、1.3兆円(110億ドル)を超える見込みとなっている。これに合わせて東レは、米国サウスカロライナ州スパータンバーグ郡の新規事業用地において、約500億円を投じ、原糸(プリカーサ)から焼成まで一貫の高性能炭素繊維トレカ生産設備(年産能力 2,000t)、および炭素繊維トレカを使用したプリプレグ(炭素繊維樹脂含浸シート)の生産設備の新設を決定した。東レは新規事業用地において、2020年までに1,000億円規模を投じて米国での炭素繊維複合材料事業の拡大を図ることを計画しており、今回の投資はその第一弾となる。原糸から炭素繊維トレカおよびトレカプリプレグまでの一貫生産設備の建設は、米国では初めてとなる。2017年5月以降、原糸から順次生産を経てボーイング向けトレカプリプレグの供給が始められるのは、認定取得完了後の2019年を予定している。787では、当初から主翼や胴体などの一次構造部材にトレカプリプレグが採用されており、生産機数を現行の月産10機から、2016年に月産12機、さらに2019年末までには月産14機まで引き上げることが計画されている。さらに、今後は787ファミリーの派生型(モデルミックス)の導入により、炭素繊維複合材料の大幅な需要増が見込まれている。777Xはボーイングが現行777の後継機として2020年に初号機を納入する計画で開発を進める大型双発旅客機で、今回の契約締結により、その主翼材料としてトレカプリプレグの採用が正式に決定した。東レは現在、787月産12機への増産に対応するため、米国子会社Toray Composites において2016年1月稼働予定でトレカプリプレグ生産系列の増設を進めている。今回の新規事業用地での一貫生産設備の新設は、787月産14機への増産、および今後の777Xプログラムの立ち上がりによる需要拡大に対応するものであり、ボーイングに向けた安定供給体制をより強固にすることを目指している。東レは、787と777X両プログラム向け出荷量の増加に伴い、引き続き新規事業用地における生産設備の増強、また、米国での炭素繊維複合材料事業の高度化と収益拡大を進めていくとしている。
2015年11月10日楽天銀行はこのたび、会員優遇プログラム「ハッピープログラム」をリニューアルした。○取引件数に応じて楽天スーパーポイントも貯まるこのたびのリニューアルでは会員ステージの判定基準を改定し、これまで以上に分かりやすいプログラムを実現したという。また、「振込手数料の一定回数無料」を新たな優遇特典として追加するとともに、対象となる商品・サービスの範囲を拡大した。取引件数に応じて楽天スーパーポイントも貯まるとしている。楽天銀行によると「会員ステージの判定基準が、以前は直近3カ月の同行で取り決めた取引レベルとなっていたが、わかりにくいこともあり、前月1カ月分の取引件数とした。取引件数にしたことで、お客様も次のステージに行くためには何が必要かがわかりやすくなった。また、このたびローンの借り入れなどでもステージアップできるようになったので、より対象者の範囲が拡大し、お客様の利便性が高まった」としている。○主な変更点会員ステージ判定を「取引レベル」から「取引件数」に会員ステージの判定基準をこれまでの「取引レベル」から、対象となる商品・サービスの「前月1カ月分の取引件数」に変更。なお、「資産残高」の判定基準に変更はない会員ステージに応じて「振込手数料の一定回数無料」を追加顧客からの要望に応え、「振込手数料の一定回数無料」を新たな優遇特典として追加。会員ステージに応じて、振込手数料が月1回~3回まで無料になる。なお、「給与/賞与/年金受取で月3回無料」の特典は継続し、会員ステージの特典と「給与/賞与/年金受取で月3回無料」の特典のうち、多い方の回数が付与される「ローンの借入れ+楽天銀行口座を返済口座」で会員ステージが1ステージアップローン商品の借入れがあり、返済口座を楽天銀行に設定している顧客は、会員ステージが1ステージアップ。このたびのリニューアルで、カードローンや住宅ローンに加えて、不動産担保ローン、教育ローンも対象となった会員ステージ判定対象商品・サービスの拡大会員ステージ判定のための対象商品・サービスを次のとおり拡大した。(1)資産残高:円普通預金、円定期預金、新型定期預金、外貨普通預金、外貨定期預金(2)ローン商品:カードローン、住宅ローン、不動産担保ローン、教育ローン。楽天銀行口座を返済口座にしていることが条件(3)取引:他行口座からの振込、給与/賞与/年金(国庫金)の受取、他行口座への振込(手数料有料分が対象)、口座振替(自動引落)、ゆうちょ銀行本人名義口座への振込、Pay-easyでの支払、即時入金サービス、海外送金、宝くじの購入、公営競技投票サービスへの入金(JRA、ボートレース、楽天競馬など)、楽天バンク決済、楽天銀行法人口座からの振込入金、楽天証券の利用(改定前の「1レベル」が「取引件数1件」となる)、ATM入金・出金(手数料有料分が対象)取引件数に応じて楽天スーパーポイントをプレゼント対象となる取引(前述の会員ステージ判定対象の取引参照)の利用で、取引件数に応じて楽天スーパーポイントが貯まる。会員ステージのポイント獲得倍率も適用され、「取引件数×1ポイント×会員ステージ毎の倍率」でポイントが貯まる。なお、獲得ポイントは、従来と同じく楽天PointClubの画面で確認できる楽天銀行は、今後も顧客にとって利便性の高いサービスの提供を続けていくとしている。
2015年11月09日ベライゾンは11月4日、IoTの合理化によって市場での採用を迅速化させるグローバル戦略を発表した。グローバル戦略では、ThingSpace のリリースなど、複数の新たな発表を行った。ThingSpaceは新たなIoT プラットフォームで、開発者がアプリケーションを開発し、顧客がデバイスを管理し、パートナーがサービスを販売するためのオープン環境な統合型垂直ソリューションとなる。ほかにも、次世代IoT導入事例に向けた新しい専用ネットワークコアと接続オプションの提供を行うほか、農業・医療・家電の進化やシェアリングエコノミー(共有型経済)における大きな課題に対応するため、イノベーションを推進する。また、IoT導入のためのベライゾンのビッグデータ・アナリティクス・エンジンの商業化を図るほか、3種類の新しいエンド・ツー・エンドのスマートシティ・ソリューション「Intelligent Video」「Intelligent Lighting」「Intelligent Traffic Management」を提供する。ベライゾンのエンタープライズプロダクト担当シニアバイスプレジデントであるマイク・ランマン(Mike Lanman)氏は「スマートシティやコネクテッドカー、ウェアラブル分野での継続的なイノベーションは、将来の私たちの生活と働き方にIoT が大きく関わってくることを示している。IoT は大きな可能性を秘める一方で、極めて複雑であり、断片化され、接続が高額で、拡張が困難です。将来の成功は、複雑さを解消し、IoT モデルを変革できるリーダーにかかっている。ベライゾンの役割はまさにそこにあります。ネットワーク、デバイス、プラットフォーム、アプリケーションで豊富な経験を持つベライゾンは、包括的アプローチによってIoT の採用をシンプルにし、数百万の接続からなるIoT 市場を数十億の接続へと拡張する」と述べている。
2015年11月06日Windows 10も以前のWindowsと同じく、新たに見つかった問題やセキュリティホールを塞ぐ更新プログラム(セキュリティ更新プログラム)を定期的にリリースしているが、どのような変更が加わったのかを調べにくくなっている。特にWindows 10は過去のメジャーアップグレードスタイルを捨て、常にOSが進化する「Windows as a Service」を提唱しているからなおさらだ。今回は適用された更新プログラムの確認方法を紹介する。○更新プログラムは強制適用?過去のWindowsは第2火曜日(日本は翌日)に、セキュリティ更新プログラムをリリースしてきた。その背景には、頻繁にセキュリティ更新プログラムを適用すると、その度にPCの再起動を要するため、不評だった経緯がある。もちろん緊急を要するセキュリティ更新プログラムは適時リリースしているが、気になるのはその内容だ。Windows 10は基本的に更新プログラムを手動で取捨選択できず、Windows 10 Homeエディションは事実上、強制適用となる。よって、「気付いたら更新プログラムがインストールされていた」という場合が多い(Proエディションはグループポリシーによる動作変更が可能)。だが、厳格にWindows 10の状態を把握する必要はなくとも、自分のPCがどのような状態にあるか知っておくべきだろう。そこでポイントとなるのが更新プログラムの履歴だ。○更新プログラムの概要を知るインストール済み更新プログラムの内容は、更新履歴から簡単に確認できる。スタートメニューや「Win」+「I」キーを押して起動する「設定」の「更新とセキュリティ」からたどると、過去にインストールした更新プログラムの一覧が現れる。こちらの日付(リンク)をクリック/タップすれば、更新プログラムの内容が現れるという仕組みだ。さらに確認してほしいのが「サポート情報」と書かれたリンクである。こちらをクリック/タップするとWebブラウザーが起動し、更新プログラムの詳細な説明を見ることが可能だ。Webページには更新プログラムの入手方法やファイル情報なども詳しく書かれているが、更新プログラムの内容を知るという意味では、主に「概要」だけを確認すればよい。更新プログラムによっては、サポート情報ページを設けていない(もしくは間に合っていない)ものもある。その際は、検索ボックスにナレッジベース番号を入力して検索を実行し、同じ番号を割り振った他のOS用サポート情報ページを確認してほしい。阿久津良和(Cactus)
2015年10月31日ダッソー・システムズ(ダッソー)は9月29日、日本の学生に向けた認定プログラムを新たに開始したと発表した。同認定プログラムは大学および専門学校でCATIAのモデリング技術を学んだ学生を対象とする。プログラムには実務で遭遇するような状況を想定した実習や、認定試験が含まれており、認定を受けた学生の習熟度を明らかにできるとともに、学生の雇用適性の強化につなげることができるとしている。国内で最初に同プログラムを採用した日本大学では約80名の学生が参加する予定で、今後国内の一部の大学や専門学校で採用予定であるとしている。また、2015年末までに、同社の国内の教育関連パートナーを通じた提供も開始するとしている。
2015年09月30日NTTドコモは、ドコモユーザーが最新機種への乗り換えをサポートするための「機種変更応援プログラム」を25日より提供する。同プログラムに加入することで、最大27000円分のポイントが付与される。月額利用料は300円(非課税)。「機種変更応援プログラム」の加入者は、対象機種を購入することで、購入日から19カ月目以降、25カ月目までに新たな機種を購入する場合に、機種代金に充当可能なポイントが付与されるというもの。対象機種は、iPhone 6sとiPhone 6s Plusの2機種。このほかの機種は今後、順次追加される。ポイントの付与は、ストレージ容量が大きいほど多くなる。また、機種変更の時期が19カ月目が最大となり、25カ月目に近づくほど減っていく仕組み。ただし、9月25日から12月31日までの期間限定で、iPhone 6s/6s Plusを購入したプログラムの加入者は、購入日から13カ月目以降、18カ月目までに新機種を購入すると、最大27000円分のポイントが付与される。また、2016年1月1日から同年3月31日までにiPhone 6s/6s Plusを購入したプログラムの加入者は、2000円(非課税)の追加料金を払うことで、同様の措置が受けられる。また、加入者が上記の条件外で機種変更等を行った場合に、前月までに支払った月額利用料をポイントとして返還する措置も用意されている。具体的には、18カ月目まで、もしくは26ヶ月目以降に対象機種に機種変更をし、プログラムを継続した場合が該当する。また、プログラム期間中でも特典を利用せずに、同プログラムの継続利用をした場合も該当する。
2015年09月14日9月に行われる第37回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)の“サプライズ上映”のプログラム内容が発表になった。その他の写真これまで発表になっていなかった“サプライズ上映”は全3作品。映画祭では特別講座にも登場する周防正行監督と、美術監督の種田陽平が手がけた『変態家族兄貴の嫁さん』を上映。周防監督が1984年に発表した作品で、小津安二郎監督作品にオマージュを捧げた作品として、現在も語り継がれている。さらに映画祭で最新作『唇はどこ?』がプレミア上映される長崎俊一監督が1982年に発表して熱狂的なファンを生んだ伝説の8ミリ作品『闇打つ心臓』も上映。若き日の内藤剛志、室井 滋、諏訪太郎が出演しており、後に35ミリでリメイク版も製作されたが、本映画祭ではオリジナル版が上映される。また、韓国のインディーズ映画で、河瀬直美がプロデューサーを務めた『ひと夏のファンタジア』も上映。監督のチャン・ゴンジェは世界の映画祭で注目を集めている俊英で、上映日には監督も緊急来日することが決定している。“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。今年も全国から集まった577作品の中から20作品が入選作に決定。全作品が映画祭で上映され、各賞が決定する。また、“サミュエル・フラー~誰もが憧れた奇跡の作家~”や、“映画内映画~映画は映画をつくることをどのように描いてきたか~”などの特集も開催される。第37回PFFぴあフィルムフェスティバル9月12日(土)から24日(木)まで 東京国立近代美術館フィルムセンター10月3日(土)から9日(金)まで 京都シネマ10月31日(土)から11月3日(火・宿)まで 神戸アートビレッジセンター11月12日(木)から15日(日)まで 愛知芸術文化センター2016年4月(予定)福岡市総合図書館で開催
2015年08月31日博報堂は8月17日、トップ広報プログラム「女性エグゼクティブ編」を新たに開発し、提供を開始した。同プログラムは、博報堂が従来から提供してきたトップ広報プログラムを基に、女性エグゼクティブ特有のポイントに着目して新たに開発したもの。これまで相談の多かった、女性ならではの「話し方・身振り」「服装・身だしなみ」などに対応できるよう体系化した内容となる。例えば、男性のスーツスタイルに比べ、女性エグゼクティブの「服装・身だしなみ」については基本的なルールが確立されていない。そこで、国際イメージコンサルタントの日野江都子氏と連携し、着用する場面や立場、打ち出したい企業イメージや個人のカラーに基づきながら、グローバルに通用する女性エグゼクティブスタイルを提案していく。さらに、同プログラムが推奨するスーツスタイルに基づいた製品を、英國屋が日野氏と連携して提供する。プログラムの基本となる「広報戦略立案」では、企業の広報戦略や、企業及び女性エグゼクティブが置かれた情報環境、役職・立場を踏まえながら、打ち出すべきメッセージやイメージを決定し、策定した広報戦略に基づいて、「イメージトレーニング」や「ヴォイストレーニング」といった基礎的なメニューから、より実践に近い「プレゼンテーショントレーニング」や「メディアトレーニング」などのメニューを提供し、企業の重要なスポークスパーソンである女性エグゼクティブを総合的に支援するという。
2015年08月18日9月に行われる第37回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)のプログラムが新たに発表になった。その他の画像/第37回PFFのプログラムが決定“PFF(ぴあフィルムフェスティバル)”は、世界最大級の自主映画コンペ“PFFアワード”をメインプログラムに据えている映画祭。今年も全国から集まった577作品の中から20作品が入選作に決定。全作品が映画祭で上映され、各賞が決定する。今年は、多くの映画人が敬愛した伝説の映像作家サミュエル・フラーの作品を上映。『最前線物語』『東京暗黒街・竹の家』などの名作のほか、日本初上映となる『ベートーヴェン通りの死んだ鳩』や、フラーに関するドキュメンタリー『フラーライフ』も上映される。また、映画の製作現場を描いた映画を集めた特集“映画内映画~映画は映画をつくることをどのように描いてきたか~”を開催。長崎俊一監督の最新作『唇はどこ?』、鈴木卓爾監督の新作『ジョギング渡り鳥』のプレミア上映が行われ、フランソワ・トリュフォー監督の名作『アメリカの夜』なども上映される。さらに世界の映画祭で好評を博した短編映画を集めた特別企画“世界が絶賛した日本の短編たち”も実施。5作品が上映される。9月13日(日)と19日(土)には特別講座を開催。13日には美術監督の種田陽平と周防正行監督が映画の“美術”について対談し、小津安二郎監督の『小早川家の秋』が上映される。19日には映画プロデューサーの伊地智啓と濱口竜介監督が“プロデューサー”について語り合い、『居酒屋ゆうれい』が参考上映される。会期中にはさらに何作品か“サプライズ上映”が予定されており、詳細は追って映画祭の公式サイトで発表される。第37回PFFぴあフィルムフェスティバル9月12日(土)から24日(木)まで 東京国立近代美術館フィルムセンター10月3日(土)から9日(金)まで 京都シネマ10月31日(土)から11月3日(火・宿)まで 神戸アートビレッジセンター11月12日(木)から15日(日)まで 愛知芸術文化センター2016年4月(予定)福岡市総合図書館で開催※東京会場のチケットは8月8日(土)より発売開始
2015年08月12日米マイクロソフトは8月5日(現地時間)、Windows 10の更新プログラムをリリースした。この更新プログラムは、Windows Updateから利用可能で、自動更新をオンにしている場合、自動でインストールが行われる。同社によると、今回公開された更新プログラムの正式名称は「KB3081424」となり、セキュリティ関連以外の機能を強化するための変更が含まれているという。すでにWindows 10に関するアップデートがリリースされているが、「KB3081424」にはこれまでリリースされた修正も含まれている。これまで公開された更新プログラムをインストールしている場合は、新たな修正のみがインストールされる。同社は更新プログラムの対象ファイルを公開しているものの、具体的な修正内容は説明していない。
2015年08月06日日本マイクロソフトは7月21日(日本時間)、Windowsの全バージョンを対象とした緊急セキュリティ更新プログラムを公開した。このプログラムは、OpenType フォント ドライバーの脆弱性「CVE-2015-2426」を解消するもの。Windows Adobe Type Manager Libraryが特別な細工がされたOpenType フォントを不適切に処理した場合、Windowsにリモートでコードが実行される脆弱性が発生し、この脆弱性が悪用されると、コンピュータが完全に制御されるおそれがある。攻撃者がこの脆弱性を悪用する方法として、「特別な細工がされた文書を開かせる」「埋め込まれたOpenTypeフォントを含む信頼されていないWeb ページに訪問させる」といったことが考えられるという。同社は、このセキュリティ情報が最初に公開された際、この脆弱性が一般に公表されたことを確認していたが、攻撃に関する情報は受け取っていなかったが、解析により、悪用コードが作成されて攻撃者が安定的に脆弱性を悪用する可能性があると評価している。同社は、ユーザーの状況次第で役立つ回避策としていくつか紹介している。1つは、コマンドプロンプトを用いてATMFD.DLLの名前を変更する方法だ。もう1つは、Windows 8以降のシステムで、レジストリエディタを用いてATMFDを無効にする方法だ。ただし、レジストリ エディタの使い方を誤ると、深刻な問題が発生することがあるので、注意が必要だ。回避策を行うと、埋め込みフォントに技術的に依存するアプリケーションでは表示が不適切になり、ATMFD.DLLを無効にすると、OpenType フォントを使用している特定のアプリケーションが正常に動作しなくなる可能性があるという。
2015年07月21日博報堂は6月30日、事業創造アクセラレーターを運営するゼロワンブースターと共同で、「ストラテジアソン」プログラムの提供を開始した。同プログラムは、企業の新製品やサービスなどアイデアシーズの普及戦略をオープン・イノベーション・スタイルで構築するもの。2015年7月以降、プログラム参加企業の募集を順次開始する予定だ。同プログラムにおいてゼロワンブースターは、大手・ベンチャー企業のイノベーション推進人材を呼集し、博報堂は、ファシリテーション実績を持つ専門コンサルタントによる対話のリードを担当。これにより、自社だけでは得られない多様な角度からの発見や知見を培うことができるという。なお、博報堂はこれまで、ゼロワンブースターと、事業開発プログラム「コトの共創ラボ」にて「ベンチャー企業と大企業のコラボレーション」や「大企業のイノベーション担当者同士のコラボレーション」などに関する共同研究・実践の推進など、さまざまな取り組みを行ってきた。「ストラテジアソン」は、同ラボの会員となるニフティのサービス「スマート・サーブ」の普及戦略をテーマに、博報堂とゼロワンブースター、ニフティの3社が議論し発案したものでもある。5月に開催した「スマートサーブ・ストラテジアソン」にて同プログラムを実施したところ、大きな手応えを感じたことから、博報堂がプログラム化を検討し提供開始に至ったという。
2015年07月01日プログラムの基本的な流れは上から下へ一行ずつ実行していくというものです。単純なプログラムですと、テキストファイルに実施する処理を順番に羅列するだけで実現できます。いわゆる「バッチ処理」と呼ばれているやつです。ただ、複雑なプログラムだと、このような「上から下に順番に実行していく」というスタイルだけでは処理を実現できなくなってきます。たとえば、天気予報を確認するアプリケーションでは、「今日が晴れなら晴れマークを表示、雨なら雨マークを表示」といった具合に「あるものがAならBをする。そうでないならCをする」という処理が必要になってきます。「条件」に応じて処理が「分岐」しているので、こういった処理のことを「条件分岐」といいます。ほかには、同じ処理を何度も繰り返す「ループ処理」があります。たとえば、「クラス全員のテストの平均点を求め、その平均点と各生徒の点数の差分をチェックする」といった場合を考えてみましょう。平均を求めるには「生徒の点数の合計/人数」とする必要がありますが、この合計を求めるために「先頭の生徒から最後の生徒まで順番に点数を足していく」という「繰り返し(ループ)」が必要となります。平均との差分の算出も同様です。今回はこのような条件分岐やループ処理といった「プログラムの制御構造」について取り扱います。これらの処理を使うこと自体はそれほど難しくないので、何度も書いて慣れてしまえば、簡単に使いこなせるようになるはずです。なお、今までの記事ではプロンプトベースで説明を進めてきましたが、コードが長くなりはじめたのでプログラムファイルで実行することを前提に解説します。IDLEのエディタで書いてF5(MacはFn + F5)で実行するなり、pythonコマンドで実行するなりしてください。○条件分岐さっそく、最も使われる制御構造のひとつである「条件分岐」について学んでいきましょう。条件分岐は、条件分岐の式を満たすか満たさないかで実行される処理が変わるという制御構造です。型について取り扱った際に紹介した「Bool型」が条件判定に利用され、その値がTrueかFalseかで実行するプログラムが変わります。以下に条件分岐の仕組みを図で記します。上記の図のうち、「elif」は任意の数(0も含む)繰り返すことができ、「else」も省略することができます。elseがないときは、どの条件にも合致しない場合は何もしないということです。Pythonのプログラムでは以下のように書きます。if(条件A):処理1-1 # 条件 A が True の時に実行される処理処理1-2elif(条件B):処理2 # 条件 A が False で条件 B が True の時に実行される処理elif(条件C):処理3 # 条件 A,B が False で条件 C が True の時に実行される処理else:処理4 # 全ての条件が False の時に実行される処理上記のifからelseの次の行までがひとつの「if文のカバー範囲」であり、そのなかにあるifやelif、elseが細かい処理の単位だと思っていただければ大丈夫です。上記のプログラムには「if、else、elifのあとの処理が字下げ(インデント)されている」という規則性が見えますね。このインデントされている場所は「コードブロック」と呼ばれるもので、同じインデントのレベル(深さ)で揃えると同じコードブロックに属しているとみなされます。なんだか難しいようですが、ようするに上記のif文でいうと「処理1-1、1-2はif(条件A)のカバー範囲」であるということです。同様に処理2は「elif(条件B)」の範囲であり、処理3は「elif(条件C)」、処理4は「else」の範囲です。実際に条件分岐を行うプログラムを書くことで、条件分岐の使い方をイメージしてみましょう。プログラムは非常に簡単で、変数xの値が0より大きければ「+」と出力し、ピッタリ0なら「0」と「Zero」、0未満なら「-」と出力するというものです。これは以下のようになります。x = 5if(x > 0):print(’+’)elif(x == 0):print(’0’)print(’Zero’)else:print(’-’)繰り返しになりますが「print(’0’)」と「print(’Zero’)」は同じコードブロックです。上記プログラムをIDLEのエディタに書いて実行してみてください。xに5が代入されているので、「+」と出力されたはずです。これはx < 0の条件式が満たされ(Trueとなり)、「print(’+’)」が実行されたからです。このxに代入する値をいろいろ変えて動かしてみると、どの条件式がチェックされ、「if、elif、else」のどの処理が実行されたのかイメージできるはずです。○コードブロック条件分岐の話が終わったので、インデント(字下げ)についてもう少し詳しくお話しましょう。先ほどのプログラムは最初から最後までif文でしたが、実際には、if文は多くの処理のなかに埋もれるかたちで処理します。すると、ifなどの制御構造が「どこからどこまでをカバーしているか」をどのような形で表現するかが問題になってきます。たとえば、処理1、2、3、4、5とあるなかで条件Aを満たす場合のみ処理2、3を実行し、満たさない場合は4を実行するとした場合、どのように表現すればよいでしょうか。勘のいいかたなら気が付かれたかもしれませんが、インデント(字下げ)をすることでこれを実現しています。処理1if(条件A):# ここから処理2処理3# ここまでがコードブロックelse:# ここから処理4# ここまでがコードブロック処理5字下げをすることでコードブロックを表現する。簡単ですね。なお、CやJavaにもコードブロックはありますが、その書き方は異なっています。たとえばJavaだと上記のサンプルコードは以下のようなものとなります。処理1if(条件A){// ここから処理2 // 字下げは必須ではない処理3// ここまでがコードブロック}else{// ここから処理4// ここまでがコードブロック}処理5{}で囲むことでコードブロックを表しています。たいていは読みやすいように上記のようにインデントをしますが、プログラムとしてはインデントをする必要性はありません。コードブロックはifやループなどの制御構造だけではなく、関数やクラスでも利用されます。なお、Pythonのインデントの仕方は「半角空白を2つまたは4つ」が普通だと思います。自分や属するプロジェクトのコーディング規約次第があればそれに従ってください。○コードブロックのネスト(入れ子)コードブロックの中にコードブロックを作ることも可能です。たとえば条件分岐の中に、さらに条件分岐を作ったりすることもできます。書き方は簡単で、コードブロックの内側にさらにコードブロックを作るというものです。その際、内側のコードブロックは外側のコードブロックに属しています。サンプルコードをあげてみます。if(条件A):処理1 # "if(条件1)"のコードブロックに属するif(条件B):処理2 # "if(条件1)" と "if(条件2)" の両方法のコードブロックに属する処理3else:処理4処理1、2、3はすべて「if(条件1)」のコードブロックに属していますが、処理2だけではそれに加えて 「if(条件B):」にも属しています。そのため、処理2が実行されるのは条件A、Bが共にTrueのときのみです。たとえ条件BがTrueであっても、条件AがFalseなら処理2は実行されません。なお、コードブロックに限らず、プログラミングで「入れ子」構造にすることを一般的に「ネストする」と言いますので覚えておいてください。ネストすること自体には問題はありませんが、その深さが増えてくるとプログラムが非常に読みにくくなります。深いレベルのネストが必要な状況になってきたら、アルゴリズムそのものを見直すか、後の連載で扱う「関数」に処理を分割することで読みやすくすることが多いです。○ループ処理次に、別の制御構造であるループ処理について扱います。ループ処理はその名前からわかるように「同じ処理を何度も繰り返す」という処理です。ループ処理の制御構造にはforとwhileの2つがあり、両者の使うべきポイントは若干異なっています。そのため、それぞれ別に説明します。for「for」は「グループにある要素すべてを処理する」といったときに使われるループ構造です。一番よく使われるのが、前回お話したリスト(配列)に格納されている要素すべてをチェックするような処理です。JavaやCで使われるfor文と書き方はかなり異なるものの、ほとんど同じような場面で使います。Pythonのfor文のイメージを以下の図に書きます。難しい用語でいうと「イテレーター」と呼ばれる処理方式なのですが、ようするに「たくさんある集合の先頭ひとつを取り出して、それを処理する。それが終わったら、次を取り出して処理をする」ということを、集合が空になるまで繰り返すというイメージです。それほど難しくないので例で示しましょう。1、2、3、4、5という数字が格納されているリストの中身を一つひとつすべてprint出力する処理をforで書くと以下のようになります。a = [1,2,3,4,5]for i in a:print(i)1、2、3、4、5という集合から、リスト a から 1 を取り出して i に格納。それをprint出力リスト a から 2 を取り出して i に格納。それをprint出力…(中略)…リスト a から 5 を取り出して i に格納。それをprint出力リスト a からすべてを取り出したのでforのコードブロックを終了という動きをします。すでに想像はついているかと思いますが、出力は以下のようになります。12345イテレーターを使っているので、Javaのfor文で使うような「インデックス(配列の何番目か)による制御」に比べて、間違った要素を指定するリスクが減っています。whilewhileもforと同じくループ処理のための制御構造です。ただ、whileは「ループを何周すればいいかわからない処理」に利用されます。先ほどのforの例を思い出して下さい。forでのループ回数は「リストaに格納されている要素の数」と明確にわかりますよね。このような場合はforで処理すべきです。一方、たとえば「123456789という数字を2進数で表現するのに必要な桁数を求める処理」が必要だとした場合、これをどうfor文で処理すればいいか、想像できますか。私はシンプルでスマートな実装は思いつかないです。解き方はいろいろあると思いますが、一番簡単な解法の一つとして、以下のようなものが考えられます。2 の 1 乗は 123456789 より大きいか-< No2 の 2 乗は 123456789 より大きいか-< No..2 の N 乗は 123456789 より大きいか-< No2 の N+1 乗は 123456789 より大きいか-< YESN+1桁あれば 123456789 を表現可能だとわかるこの処理では2を1乗、2乗とループ処理でどんどん大きくしていきますが、最終的に2の何乗になるかがわかりませんよね。このようなときに「特定の条件をクリアするまでループを回す」ためにwhileを使うと便利です。以下にwhile文の使い方のイメージ図をのせます。上記の図を見てもらうとわかるように、while文はループを回るごとに条件式をチェックして、それがTrueならループを継続して、Falseならループを抜けるという処理をします。これはJavaやCのwhileとまったく同じです。先ほどの2進数の桁数を求めるプログラムをwhileで書いてみます。a = 123456789i = 1while(2**i < a):i+=1print(i)すでに扱った内容ですが、上記のプログラムを補足すると、2**iは「2のi乗」を計算していて、i+=1はiをインクリメント(i = i + 1)しています。2**iが123456789より小さい間はiをインクリメントしていき、2**iが123456789より大きくなったらループを抜けるという動きをします。ループを抜けた際iに入っている値が必要な桁数を表しています。○break と continue制御そのものの打ち切りや「ループのその回だけ」の打ち切りが必要な場面があります。たとえば以下のようなプログラムがあるとします。a = [1,3,5,7,9,10,11,13,15]has_even = Falsefor i in a:if(i%2 == 0):has_even = Trueprint("List has even: " + str(has_even))偶数がリストの中にあるかどうかをチェックしていますね。リストの中に10があるので、当然Trueとなります。ただ、よく考えてみてください。なにか無駄な処理があると思いませんか。そう、ループが10になった回で偶数があることがわかったのに、さらにチェックを繰り返しています。10が現れた時点で偶数があることはわかりきっているので、ループを回し続けるのは無駄なのです。「break」を使って処理を打ち切ることで、この問題を解決できます。a = [1,3,5,7,9,10,11,13,15]has_even = Falsefor i in a:print(i) # NEW CODEif(i%2 == 0):has_even = Truebreak # NEW CODEprint("List has even: " + str(has_even))確認のためにbreakだけでなく、print文も追加しています。これを実行すると以下のようになります。1357910List has even: Trueどうです、11以降のチェックをしなくなりましたよね。このようにbreakはかなり使える処理なので覚えておく必要があります。一方「continue」ですが、正直こちらはbreakほど頻繁に利用されない気がします。ただ、ループで「特定の条件の場合だけ処理をしたい」というときに利用されることが多いです。たとえば、数値1から99のリストのうち、3でも5でも割り切れるものだけを画面出力する必要があるとします。リストを使わないで愚直な書き方をすると以下のようになります(実際はcontinueを使わなくとも、もっとスマートに書けます)。a = []for i in range(1,100):if(i%3 == 0):if(i%5 == 0):print(i)range関数は第一引数(1)から第二引数(100)のひとつ前までの数値のリストを作成する関数です。もし、iが3で割り切れたら、もしiが5で割り切れたら……などというように条件分岐がどんどん深くなってしまいます。これをcontinueを使って書き直すと、次のようになります。a = []for i in range(1,100):if(i%3 != 0):continueif(i%5 != 0):continueprint(i)行数は増えてしまいましたが、プログラムの見渡しはよくなりましたね。このように使いようによっては、breakとcontinueは便利です。個人的に私がよく使うのは「whileの条件判定にTrueをいれた無限ループ」をbreakで抜けるというものです。たとえば以下のような構造です。while(True):処理if(条件):処理break処理気をつけないと無限ループから抜けられなくなりますが、適切に使えば、きれいなコードが書けます。演習1[[1,5,3], [2,6,4]] は、リストにリストが入っています。内側のリストの最大値をそれぞれ求めるプログラムを書いて下さい。演習21から100までの整数で3の倍数の時は Fizz5の倍数の時はBuzz3の倍数でもあり5の倍数でもあるときは FizzBuzzと表示するプログラムを書いて下さい。※解答はこちらをご覧ください。次回はモジュールや関数について扱います。よろしくお願いします。
2015年06月29日オリエンタルランドは7月17日~8月31日、東京ディズニーランド(千葉県浦安市)にて謎解きプログラム「消えたスティッチを探し出せ! 」を開催する。同プログラムは、東京ディズニーランドでは初となる通常営業時間中の開催となる。同社によると、高難易度だが制限時間がないため、アトラクションやエンターテインメントなどの待ち時間中にチャレンジできるとのこと。今回のプログラムは、7月17日にオープンする新規アトラクション「スティッチ・エンカウンター」のストーリーと連動している。参加するゲストはP.H.O.O.G.(フーグ)の画像とスティッチの仲間たちの目撃談を手がかりに謎を解き明かし、消えたスティッチを探し出す。参加ゲストは、入園後に指定店舗で"謎解きブック"および筆記具がセットになった「謎解きキット」(800円・税込)を購入。さまざまな謎が記された謎解きブックを手に、パーク内を捜索しながら謎を解き明かしていく。すべての謎を解いたら、ゴールでキャストに報告してクリアとなる。謎解きに挑戦した証しとして、ゴール付近で記念写真も撮影できるとのこと。なお、東京ディズニーリゾート・オフィシャルウェブサイトの「消えたスティッチを探し出せ! 」特設ページでは、開始に先駆けて練習問題を公開している。(C)Disney
2015年06月19日国際交流基金アジアセンターが6月11日(木)、ドキュメンタリー映画を中心に国際的な評価を得るリティ・パン監督を招き、代表作『S21 クメール・ルージュの虐殺者たち』の上映とトークイベントを行った。日本映画大学との共催で、会場には約100人が駆けつけた。同作はかつての政治犯収容所「S21」を舞台に、その場に集められたクメール・ルージュの大虐殺による加害者と被害者が、当時の非人間的で過酷な日々を再現していくドキュメンタリー。カンボジア生まれのパン監督は、同作をはじめ20本以上の映画を製作しており、『消えた画 クメール・ルージュの真実』は第66回カンヌ国際映画祭のある視点部門グランプリを受賞している。「平和構築における文化芸術の役割:自分の声を探すための記憶の重要性」と題したトークでパン監督は、「ごく普通の人間がいかに殺人者に変わるのか。そのメカニズムを解明しなければと思った。殺す側、殺される側の“非人間化のプロセス”は、現在の過激派組織に通じる」と発言。自身も両親や友人を亡くしており、映画製作を通した「尊厳の回復」に強い意思を示した。現在はカンボジアの視聴覚資料を収集・公開する「ボパナ視聴覚リソースセンター」の代表として、そのほとんどが破棄されたとされる当時の映像を、ここ日本をはじめ世界中でリサーチしている。「たとえ数秒の映像でも、1コマ1コマが、アイデンティティの修復につながる」とパン監督。同時にカンボジアの若手映像作家の育成にも取り組んでいる。国際交流基金アジアセンターは、日本をはじめアジアに暮らす人々の共感や共生の心を育むため、日本語教育、芸術、スポーツなどの分野で文化交流事業を実施しており、この日の上映・トークイベントは「アジア・文化人招へいプログラム」の一環として行われた。同センターは「東京国際映画祭CROSSCUT ASIA」「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」などともコラボレーションしている。(text:cinemacafe.net)
2015年06月12日Facebookは6月8日、最新のマーケティング戦略やツールについて学ぶことができる「Boost Your Business」プログラムを開始したと発表した。同プログラムの国内での開催は10月以降を予定している。また、広告主を対象に、新しいメールサポートの提供も開始した。Facebookページを活用している小規模ビジネスは、世界で4000万以上に達しているという。 同社では、中小企業各社のビジネスの目標達成に向けてさまざまなサポートを提供・拡充しており、2月末には広告マネージャアプリをリリース。3月末からはマーケティング担当者を対象とした、クリエイティブ資料と教育リソースの提供を行なっている。今回新たに開始されるのは、こうした小規模ビジネスを対象にしたサポートプログラムだ。「Boost Your Businessプログラム」の詳細は開催地によって異なるが、ベストプラクティスを共有し、最新のマーケティング戦略やツールについて学ぶことができる場を提供するという。このプログラムは、米国で開催され、その後世界各国で順次開催される予定。なお、日本では本年10月以降の開催となる見込みだ。また、Facebook広告を利用している広告主を対象に、メールサポートの提供も開始。Facebook広告について不明な点がある場合、Facebook for Businessウェブサイトで「ヘルプ」をクリックすると、問い合わせページから相談可能となる。
2015年06月11日TOMODACHIイニシアチブ(TOMODACHI)とソフトバンクは、「TOMODACHIサマー2015 ソフトバンク・リーダーシップ・プログラム」の参加者100人が決定したと発表した。ソフトバンクの資金提供により実施されるこのプログラムは、2015年7月21日から8月12日まで米国カリフォルニア大学バークレー校で行われる3週間の集中コースに、東日本大震災の被災地である岩手、宮城、福島3県の高校生を無償で招待し、グローバルリーダーシップと地域の課題解決方法や活性化などについて学ぶ機会を提供するもの。また、ソフトバンクは、本プログラムでの研修・体験の記録や、家族や友人との連絡手段、帰国後の地域貢献活動に役立てていただくため、参加者全員にiPadを無償で貸し出す。2012年に開始された本プログラムは今年で4年目を迎え、これまで合計約500人が参加。異文化での体験を通じて視野を広げ、帰国後はプログラムでの学びをもとに、東北の復興や地域社会へ貢献し、将来は社会の役に立つ人材になってもらうことを目的としている。参加者は、カリフォルニア大学バークレー校の問題解決型のワークショップ、「Y-PLAN(Youth?Plan,Learn,Act,Now!)」に参加して、地域社会を改善する方法を探求するとともに、ホームステイ、ボランティア活動、アメリカの高校生との交流などを通じ、米国社会と文化への理解を深める。また、幅広い業種に携わる米国在住の日本人の方によるキャリアセミナーを実施し、自らの夢を見つめ直す経験を参加者に提供する。
2015年06月01日トレンドマイクロは4月23日、ファイルを利用しない不正プログラムである「Phasebot」についてセキュリティブログで解説した。このような「ファイルを利用しない」不正プログラムは、通常の不正プログラムと異なり、スキャンや検出が難しい場所に自身を隠ぺいする。これらは、メモリ上のみに存在し、感染PCのハードディスクにインストールされたRAMに直接書き込まれる。2014年後半の「POWELIKS」の感染急増がこのような手法の成功の裏付けとなり、他の不正プログラムの作成者も、このファイルを利用しない感染手法を利用するようになったという。「Phasebot」は、ルートキット機能に加えて、ファイルを利用せずに実行する機能を備えており、不正プログラムや不正なツールを扱うWebサイトで販売されていることを同社が確認した。同社の製品ではこれを「TROJ_PHASE.A」として検出する。「Phasebot」は、古いボットである「Solarbot」と同じ機能を備えているが、仮想マシンの検出やモジュールを外部から読み込む機能などが追加されていて、Windowsの現行のバージョンに実装されている、NET Frameworkバージョン3.5とWindows PowerShellが感染PC上にインストールされているかを確認した上で、レジストリキーを作成し、そのレジストリキーに暗号化されたシェルコードを書き込み、作成したレジストリ値を復号化して実行するという。「Phasebot」は、ボット管理者の命令により、「"form grabbing(フォームグラビング)"による Web上のデータフォームからの認証情報収集」「DDoS攻撃の実行」「不正プログラム自身の更新」「ファイルのダウンロードおよび実行」「URLへのアクセス」などの不正活動を実行できる。同社は、この不正プログラムが、Windowsレジストリに隠ぺいされたコンポーネントを実行させるために、Window内蔵の正規のシステム管理ツールWindows PowerShellを利用して、セキュリティ対策製品の検出を回避している点に注目している。
2015年04月24日米Microsoftは22日(米国時間)、Windows 10 テクニカルプレビューに関する報奨金プログラム「Project Spartan バグ報奨金プログラム」の立ち上げを発表した。ユーザーが発見して報告したセキュリティの脆弱性に対し、最大15,000米ドル(約180万円)を支払う。2015年6月22日(米国時間)まで実施する。「Project Spartan バグ報奨金プログラム」は、現在公開されている「Windows 10のテクニカルプレビュー」に含まれている新ブラウザ「Spartan」のバグに対して報奨金を支払うもの。テクニカルプレビューの最新バージョンに含まれるバグ、リモートコード実行、サンドボックスの回避といったの脆弱性が対象だ。報告された文章のクオリティ、再現性の頻度、緊急度によって格付けされ、報奨金が支払われる。また、現行のOS「Windows 8.1」「Windows Server 2012 R2」に関して、「ASLR(Address Space Layout Randomization)」や「DEP(Data Execution Prevention)」のような緩和策をバイパスする新しい手法を対象とした報奨金プログラムを改定した。新しい回避手法に対して最大10,000米ドル、報告済みの回避手法に対する防御策に50,000米ドルを支払う。クラウドプラットフォーム「Azure」、Webアプリケーション「Sway.com」なども報奨金プログラムを実施しており、支払額を最大15,000米ドルに引き上げている。
2015年04月23日Appleは、6月8日から米サンフランシスコで開催する開発者向けイベント「WWDC15」において、スカラシップの枠を昨年の200人から最大350人に拡大する。AppleがWWDCにおいて行っているスカラシップ制度は、世界各国の学生を対象に同イベントのチケット代金を無償で提供するもの。昨年6月に開催された「WWDC2014」では200人分のスカラシップ枠が用意されていた。6月8日から開催する「WWDC15」では、最大350人分までに枠を拡大する。対象は13歳以上の学生もしくは、世界各国のSTEM参加組織の会員となっている。応募するには、自分自身のスキルを証明するためのMacアプリもしくはiOSアプリを提出しなければならない。アプリは、Objective-CとSwiftもしくはSwiftのみで構成されている必要がある。そのほか、学生であることの証明、STEM参加組織の会員証の提出も併せて必要となる。応募期間は、4月22日午前10時(日本時間:4月23日午前2時)から、26日午後5時(日本時間:4月27日午前9時)まで。5月8日に結果が通知される。
2015年04月16日○グローバルBPO企業が抱えていたエンドポイント・セキュリティの課題とは?1986年に創業し、海外のグローバルネットワークと国内のグループ会社ネットワークの双方を構築・拡大することにより、BPO事業を成長させ続けてきたプレステージ・インターナショナル。同社は昨年、グローバルでハイレベルなセキュリティを一律に実現することを目指し、エンドポイントのセキュリティ・ソフトウェアとして、ウェブルートの「SecureAnywhere Business エンドポイントプロテクション」を導入。今年前半には、3000台規模での適用をすべて終える予定となっている。同社は以前、クライアント向けのセキュリティソフトウェアとして他社製品を利用していた。しかし、端末ごとの挙動が一律ではなく安定感に欠けており、それが管理者にとって安心感の欠如をもたらしていた。また、管理コンソールが使いづらいうえ、構築時にサーバやネットワークを自前で用意しなければならないなど、管理者にとって運用負荷が大きかったという。そして、日々生じる問題を解決しようとベンダーのサポートオフィスに問い合わせてみても、担当者に日本語は通じるが、細かいニュアンスは伝わらずになかなか解決には至らないために、時間ばかりがかかってしまうケースが多かった。プレステージ・インターナショナル 情報管理部の部長を務める佐々木亘氏はこう振り返る。「企業にとって重要なセキュリティを守る人間として、セキュリティ・ソフトウェアがそのような状況では、迅速に二次的なアクションに移ることができません。これでは、リスクが増大してしまうので、リプレースを考えたのです」同社は国内外に拠点を展開しており、国や地域によって通信品質にも差がある。また、デバイスを利用するシチュエーションも多岐にわたっている。そうした同社ならではの環境をカバーできるような、新たなエンドポイント・セキュリティ製品が求められたのである。○製品選定とエンドポイントセキュリティの一元管理体制を短期間で確立プレステージ・インターナショナルでは、各セキュリティベンダーに門戸を開いてコンペティションを実施。そこに参加していた一社がウェブルートだった。「正直なところ、ウェブルートは日本での知名度がそれほど高くなかったため、最初はターゲットから外していました。しかし、いろいろと調べていくに従い、ウェブルートの製品が当社のニーズをことごとく満たしていることがわかりました。他社の製品だと、われわれの条件のいくつかはクリアしていても、何らかのネットワーク構築が必要だったり、日本でのサポートが不十分だったりと、必ずどこかが欠けてしまうという状況でした」と佐々木氏は語る。リプレースの検討を開始してからウェブルート製品の導入を選択するまでの期間は、わずか3~4カ月しかかからなかった。その後は、ウェブルートの営業スタッフとエンジニアが訪れて、どのような形で導入するかなどのアドバイスを受ける。拠点や端末の数がいずれも多いことから、管理者が直接拠点に足を運んで管理することは非効率であると判断。「SecureAnywhere Business エンドポイントプロテクション」によるリモートでの一元管理による管理体制を確立することとなった。リプレースは、部署ごとに一部導入してみて、問題がなければ入れ替えるといった形で進められていった。エンドポイントに関しては、最終的にすべてが「SecureAnywhere Business エンドポイントプロテクション」に入れ替わることになる。「マルチリンガル対応なことも、ウェブルート製品を選んだポイントでした。最初に米国の拠点に導入したのですが、海外のほうがウェブルートの知名度が高く、現地のエンジニアからは、『ウェブルートなら使ったことがあるよ。これなら大丈夫だ』と言われました」(佐々木氏)○グローバルでのセキュリティレベルの底上げに向けて今回のエンドポイント・セキュリティ・ソフトウェアのリプレースは、すでにさまざまな効果を見せているようだ。まず、管理コンソールがクラウドで提供されるので、サーバを用意したり、コンソール自体が動いているのか確認したりといった作業が不要となり、コストと手間の両面で負担が減少したという。また、管理コンソールから各デバイスの状態を詳細に把握できるため、アラートが上がった時もリモートで対処することが可能になった。さらに、対処後にフルスキャンを実施しても、わずか1分ほどで終了するので、ユーザーにとってもスキャン時の待ち時間が大幅に減少することなった。佐々木氏は言う。「今までは問題が起こった時は、端末で駆除を行っても、それが完了しているかどうかを現地まで確認しに行かねばなりませんでした。加えて、現地で実行するフルスキャンにも膨大な時間を要したため、時間と手間の双方において相当な負担となっていました」海外の拠点においては、IT担当者がいない場合は管理を外注していたが、そこもリモートから一元管理を行えるようになり、セキュリティレベルの一律化を図ることができたのである。同社は、協力会社に配布するAndroidタブレットにもウェブルートのモバイル向けセキュリティ製品「SecureAnywhere Business モバイル」を1000以上のライセンスで導入、 運用している。最後に佐々木氏は、セキュリティ対策における今後の展開について次のように語った。「文化的な背景などもあって、国によってセキュリティに対する意識に温度差が生じてしまいがちです。しかしながら、日本企業の仕事を主に引き受けている当社の場合、世界中の拠点のセキュリティを"日本レベル"に引き上げねばなりません。グローバル全体でセキュリティレベルを底上げするという大きなテーマを実現するためにも、『SecureAnywhere Business エンドポイントプロテクション』で効果を実感した"クラウド"が、今後の運用でもキーワードとなることでしょう」
2015年04月10日フェリシモはこのほど、通販サイト「フェリシモ」にて、「ゆるいヨガ1年間レッスンプログラム」の販売を開始した。同プログラムは、毎月届くテキストキットを参考に自宅でさまざまなレッスンができる「しあわせ生活プログラム」のひとつとして展開する。ヨガに興味はあってもなかなか始められない人や、続けられないという人を対象にしており、好きなときにゆるくヨガを楽しめるよう、カード式のレッスンプログラムとなっている。カードは毎月32枚、1年間で384枚が届く。カードのイラストを手がけているのは、神戸を中心にヨガ講座などを開催しているヨガインストラクターのぬん先生。「ヨガポーズカード」「心と向き合うワークショップカード」「生活の中で実践するヨガ修行カード」の3種類には、ぬん先生のゆるいイラストと、レッスンのコツなどが印刷されている。レッスンは、好きなときに好きなカードを選んでその内容を実行するだけ。1日1枚カードを選んで実践するほか、何枚かのカードを自由に組み合わせて楽しむことも可能。手のひらサイズで専用ケースも付いているので、持ち運びもしやすい。毎月届くキットには、カードと同様にぬん先生のゆるいイラストと言葉で読みやすくまとめたレクチャーブックも付く。初心者向けに「ヨガってなぁに?」といったところから始まり、12カ月を通して「呼吸と心の関連性」や「自分観察」まで学べるようになっている。価格は月々1,500円(税別)。全12回。
2015年04月07日