『ダークナイト』、『ダンケルク』のクリストファー・ノーラン監督が、映画業界への貢献が認められ、大英帝国勲章(CBE)を受章した。「映画とフィルム・カルチャーの重要性を熱心に主張してきたので、映画がこのような形で評価され、栄誉を受けるというのは私にとってとてもうれしいことです」と喜びを語った。木曜日(現地時間)、バッキンガム宮殿でのセレモニーに、家族と出席したノーラン監督。CBEを受章すると聞いた家族の反応は、「とんでもなく興奮していた」とのこと。「多分、それだけ喜んだのは、バッキンガム宮殿に入ることができて、いろいろ見られるからじゃないかな」と推測する。ウィリアム王子から勲章を授与されたノーラン監督は、セレモニーの前にウィリアム王子とちょっとした歓談の時間を持ったという。「ウィリアム王子は映画愛を語り、私に『なにか新しい作品を作っていますか』とお尋ねになったので、私は『ある作品を撮り終えて、いまは編集中なんです』とお答えしました」と語った。その作品とは、ロバート・パティンソンやケネス・ブラナーが出演する『Tenet』(原題)で、木曜日に予告編が公開されたばかり。本編の公開は2020年7月に予定している。(日本公開は2020年9月)(Hiromi Kaku)
2019年12月20日クリストファー ケイン(CHRISTOPHER KANE)がロンドンで2020年春夏コレクションを発表した。
2019年09月27日センサイ(SENSAI)が日本上陸。カネボウ化粧品のスーパープレステージブランドが、2019年9月4日(水)より順次、東京・伊勢丹新宿店と大阪・阪急うめだ本店を起点に国内展開をスタートする。欧州人気の日本ブランド「センサイ(SENSAI)」が逆輸入センサイ(SENSAI)は、1983年にカネボウ化粧品がスーパープレステージブランドとしてスタート。イギリス、フランスなどヨーロッパ圏内を中心に展開され、ロンドンの百貨店ハロッズ、パリのボン・マルシェ百貨店など、老舗高級百貨店で販売されてきた。2019年9月ついに日本での販売をスタートする。“幻”の小石丸シルクセンサイの核となるのは、その希少性から“幻のシルク”と呼ばれる小石丸シルク。現在、国内で養蚕を行えるのはわずか2ヶ所。その飼育の難しさから、限られた地域でしか生産されず、なかなか目に触れることが難しい。センサイでは、この小石丸シルクから抽出した小石丸シルクエキスを配合したスキンケア製品をバリエーション豊富に展開している。香水のように変化する香りまた、スキンケア製品の香りにも小石丸シルクのエッセンスをプラス。スキンケア製品でありながら、香りも大切にしていて、トップノートからミドル、ラストノートへと移り変わり、フレグランスのように変化する香調を楽しむことができる。“繭イメージ”のグラデパッケージパッケージも、小石丸シルクを象徴するデザインに。製糸用の代表的な繭と比べて小さく、発光するような奥深い艶を放つ小石丸シルクをパッケージデザインにも落とし込んだ。立体感のあるドレープ模様とグラデーションカラーで“幻のシルク”の姿を表現している。日本の植物を活かしたスキンケアまた、「センサイ(SENSAI)」は日本ブランドならではの観点で、日本の植物にも着目。米ぬか、桜、サトウキビなど、馴染みのある植物から得た素材をオートクチュールのように組み合わせて、こだわりのスキンケア製品を生み出している。国内展開は35品目75品種でスタート「センサイ(SENSAI)」の日本展開は、35品目75品種でスタート。幅広い展開アイテムの中から、スキンケア、ベースメイク、ポイントメイクの3カテゴリーからこだわりのものを厳選した。「センサイ(SENSAI)」の特徴1:W洗顔クレンジング・洗顔のW洗顔を「センサイ(SENSAI)」は提唱。日本人にとってはベーシックなケアのように映るが、センサイがスタートした欧州では、W洗顔の習慣がなかなか浸透しにくかった。そこで茶道になぞらえ“Saho”と名付けてスキンケアステップやメソッドを伝えた。次に使う化粧水や乳液をきちんと取り込める肌作りとして、きめ細やかなW洗顔の意義を唱えている。日本上陸に合わせてセンサイのラインナップの中から、5つのメイク落としと3種類の洗顔、さらにエキストラケアとしてピーリング パウダーを用意。クレンジング一つをとってみても、オイル、ミルク、ジェル、クリーム、部分用クレンジングと、異なるタイプのものを揃えているので、自分好みのアイテムに出会うことができそうだ。「センサイ(SENSAI)」の特徴2:“まるで繭”炭酸ムース化粧水多彩なラインナップの中でも注目は、繭を思わせる濃密泡の「センサイ AS マイクロ ムース トリートメント s」だ。日本上陸より一足早く発売されたドイツでは、大ヒットを記録。他ブランドがクリーム、美容液などで売上を伸ばすなか、化粧水で多くの女性たちを虜にした。「センサイ AS マイクロ ムース トリートメント s」は、化粧水のみずみずしさを保ちながら、美容液のような濃密なうるおいをあわせ持つ。繭を思わせる弾力のある泡は、くずれず、肌の上でハンドプレスすることで、ほどけるように崩れて、溶け込むように広がる。目指したのはシルク肌。うるおいと艶にあふれた健やかな肌へと整えていく。「センサイ(SENSAI)」の特徴3:化粧水+○○の2ステップケアセンサイが提唱するのは、2ステップケア。化粧水の後には、みずみずしい使用感の乳液か、濃厚なうるおいを感じさせるクリームどちらかをユーザーがセレクトできる。好みの使用感で選ぶのはもちろん、季節にあわせてアイテムをチェンジしてもOK。センサイ独自の栄養成分を含んだアイテムは、2ステップでも肌に行き渡らせ、浸透せさえしっかりと保湿させてくれる。【詳細】「センサイ(SENSAI)」発売日:2019年9月4日(水)取扱店舗:・伊勢丹新宿店2F住所:東京都新宿区新宿3丁目14-1・阪急うめだ本店2F住所:大阪府大阪市北区角田町8-7<アイテム例>・センサイ AS マイクロ ムース トリートメント s 90ml 18,000円+税・センサイ AS フルイド 80ml 18,000円+税・センサイ AS クリーム 40ml 18,000円+税【問い合わせ先】カネボウ化粧品TEL:0120-518-520
2019年09月02日クリストファー・ノーランの次回作のタイトルが、『Tenet』だとわかった。ワーナー・ブラザースが、アメリカ時間水曜日に発表した。主演は『ブラック・クランズマン』で高い評価を得たジョン・デビッド・ワシントン。ほかに、ロバート・パティンソン、アーロン・テイラー=ジョンソン、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナー、エリザベス・デベッキらが出演する。秘密主義のノーランにはいつものことだが、内容はいっさい明かされていない。撮影はすでに開始。ロケは世界7カ国で行われるという。北米公開は来年7月17日。文=猿渡由紀
2019年05月23日クリストファー・ノーラン監督による映画『TENET テネット』が、2020年9月18日(金)に公開。第93回アカデミー賞授賞式では、視覚効果賞を受賞する快挙を遂げた。クリストファー・ノーランとは?アメリカン・コミック「バットマン」の実写化『ダークナイト』3部作や、『インセプション』、『インターステラー』など、これまで数々の大作映画を世に送り出してきたクリストファー・ノーラン。斬新なアイデアと他の追随を許さないビジュアルセンス、そして徹底したリアリティへの拘りを持つ彼は、2017年公開『ダンケルク』で自身初となるアカデミー賞監督賞にもノミネートされている。3年ぶりの新作!オリジナル脚本のタイムサスペンス豪華キャストが勢ぞろい前作より3年ぶりとなる『TENET テネット』は、『インターステラー』(2014)以来、ノーランがオリジナル脚本で描くタイムサスペンス。主演に『ブラック・クランズマン』で映画単独初主演を果たしたジョン・デビィッド・ワシントンを迎えるほか、『ハリー・ポッター』シリーズの出演や、2021年公開予定の『The Batman(原題)』で新バットマンを務めるロバート・パティンソン、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のエリザベス・デビッキらがキャストとして参加。さらに前作『ダンケルク』に続き、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナーら実力派俳優が共演に名を連ねる。主人公は“名もなき男”気になるキャラクター情報名もなき男(ジョン・デイビット・ワシントン):あるテロ事件に特殊部隊として参加したことから、第三次世界大戦を防ぐための謎のキーワード「TENET」を巡るミッションに巻き込まれる。ニール(ロバート・パティンソン):名もなき男の相棒。世界各国で任務遂行を手助けする優秀なエージェント。キャット(エリザベス・デビッキ):セイターの妻で一児の母。セイターの秘密を握る。アンドレイ・セイター(ケネス・ブラナー):富を一代で築いたロシアの財閥。未来と現在を繋ぐ役割を持つ謎の悪人。マイケル・クロズビー卿(マイケル・ケイン):英国情報部の重要人物。名もなき男に、セイターの情報を教え援助をする。ストーリーミッション:〈時間〉から脱出して、世界を救え――。名もなき男は、突然あるミッションを命じられた。それは、時間のルールから脱出し、第三次世界大戦から人類を救えというもの。キーワードは〈TENET テネット〉。名もなき男は、相棒と共に任務を遂行し、大いなる謎を解き明かす事が出来るのか?!ヒミツの暗号“TENET テネット”予告動画には、秘密裏に活動するエージェントたちの存在が映し出されている。敵も味方も分からない状況の中で、生還する鍵となるのは、タイトルにも起用された“TENET テネット”と呼ばれる謎の暗号。そして最後「これから起きる」と言い放つ男の前に空間が反転し時間の逆回転が…!時間と空間を巧みに操るクリストファー・ノーランならではの、予測不能な世界が待ち構えているようだ。古代ラテン語の回文に着想?そもそも<TENET(テネット)>とは、信条、主義、原則を意味するワード。ネット上では、「SATOR式」と呼ばれる1世紀中頃に確認されているラテン語の回文“SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS(農夫のアレポ氏は馬鋤きを曳いて仕事をする)”と関係があるのでは?と騒がれている。この回文は、正方形の方陣にセットすると四方から同様に読むことができ、中央の「TENET」だけは上下左右のどこからでも「TENET」の文字が現れる仕組み。果たして、未来を握るこの単語に託された謎とは一体…?“一番クレイジーな作品”なお出演者のロバート・パティンソンは、『TENET テネット』について「長年見てきた中で、一番クレイジーな作品。」とコメント。今後アップデート情報を随時追加していくので、ファンの人は是非こまめにチェックしてほしい。公式完全読本「メイキング・オブ・TENET テネット」同時発売!映画公開日には、制作の舞台裏を完全網羅した、公式完全読本「メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場」も同時発売。常識を覆す、未知なる映像を完成させた制作秘話を、膨大なメイキング写真と共に、クリストファー・ノーラン監督、撮影監督のホイテ·ヴァン·ホイテマ、美術監督のネイサン·クローリーによる詳細な解説によって解き明かされる。さらに、本書には人物設定に基づいた緻密な衣裳デザインや世界中のロケ地についての解説、動きを図解した設計図も掲載。鬼才クリストファー・ノーランの頭の中をのぞき見できる、ボリュームたっぷりのフルカラー156ページとなっている。【詳細】『TENET テネット』公開日:2020年9月18日(金)監督:クリストファー・ノーラン脚本:クリストファー・ノーラン出演:ジョン・デイビッド・ワシントン、ロバート・パティンソン、エリザベス・デビッキ、ディンプル・カパディア、アーロン・テイラー=ジョンソン、クレマンス・ポエジー、マイケル・ケイン、ケネス・ブラナー製作総指揮:トーマス・ハイスリップ製作:エマ・トーマス配給:ワーナー・ブラザース映画■『メイキング・オブ・TENET テネット クリストファー・ノーランの制作現場』B4 横変型判/156 ページ(フルカラー) 6,000 円+税著者:ジェイムズ・モトラム翻訳:富原まさ江監修:神武団四郎
2019年01月31日浅草で200余年の歴史をもつ老舗「駒形どぜう」の新業態レストラン「SEN(セン)」が、2018年12月20日(木)、東京・浅草にオープンする。1801年創業、浅草の老舗「駒形どぜう」とは「駒形どぜう」は、1801年、徳川11大将軍家済公の時代に創業したどじょう料理店。初代が始めたどぜうなべ、どぜう汁に加え、2代目が売り出したくじらなべなど、その味は明治・大正・昭和と関東大震災、戦争を乗り越え“江戸の味”の代表として一角を担ってきた。新鮮なものだけを、最適な調理法でこれまで、素材全てにこだわり、生産者の顔が見える安全な食材のみを提供してきた「駒形どぜう」が、新業態としてスタートする「SEN」でもその姿勢は変わらない。その日の最も活きの良いものだけを提供する「お造り」、炭火で焼き上げ木の芽を散らした「魚の焼き物」、ほんのり柚子の風味を効かせた、肉汁たっぷりの「豚の味噌柚庵焼き」など、新鮮な食材を最適な調理法で調理した、唯一無二の味を提供する。店内は、ナチュラルウッドの優しい空間店内は、ナチュラルウッドを用いた優しい雰囲気。1階はカウンター席、2階にはスカイツリーを眺められるカウンターのほか、テーブル席も用意されている。また、階段途中、左手側には京都伏見の北川本家で使われていた酒の樽の一部がモチーフとして飾られている。この酒蔵は、5代目がどぜうに合う日本酒を求め全国中を旅していた頃に出会ったもので、その時に巡り合った銘柄「ふり袖」が「SEN」でも提供される。店舗詳細SEN(セン)オープン日:2018年12月20日(木)住所:東京都台東区雷門2丁目18-13アクセス:浅草駅から徒歩1分TEL:03-5830-7611営業時間:月~土16:00~23:00 (L.O 22:00)、日~祝 16:00~22:00 (L.O 21:00)席数:1階 7席 / 2階 45席■価格例お造り 1,200円~ほうれん草と海苔の胡麻和え 500円魚の焼き物 900円~豚の味噌柚庵焼き 1,500円
2018年12月20日普及の名作「クリスマス・キャロル」の誕生秘話を描いた感動ファンタジー『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』。この度、クリストファー・プラマーと幽霊とのコミカルなやりとりが収められた本編映像がシネマカフェに到着した。170年以上に渡って愛され続け、映画化もされた「クリスマス・キャロル」の物語がいかにして誕生したのか、その創作過程とチャールズ・ディケンズの心の旅を、お馴染みのキャラクター・スクルージとの出会いを交えながら、ユニークかつファンタジー感たっぷりに描いた本作。今回到着した映像では、「クリスマス・キャロル」の主人公・スクルージを導く物語の重要なカギとなる“3人の幽霊”が登場。「クリスマス・キャロル」ではそれぞれ、過去・現在・未来を司どり、ひねくれ者のスクルージを善良な人間へと導くべく、クリスマスの夜に現れる。過去の幽霊はスクルージに彼がまだ若く希望があったときの姿を、現在の幽霊はスクルージの元で働く従業員の貧しくも温かな家庭を、未来の幽霊はスクルージの人生の行く末を提示する…。本作にももちろん登場するこの3人。映像ではまず、過去の幽霊がディケンズ(ダン・スティーヴンス)とスクルージ(クリストファー・プラマー)の前に現れ、スクルージを過去へ誘おうとするも反抗。代わりにディケンズが過去へ送られることになるシーンが公開。続いて、ディケンズがメイドのタラと子どもたちに試作品を読み聞かせることで、スクルージの前に出現する現在の幽霊。“豊かさと優しさ”を象徴するこの幽霊は、スクルージの会社の従業員クラチット家の食卓を見せ、病気の子どもがいることを知らせるのだ。そして最後に、未来の幽霊が登場。過去・現在とは全く違った雰囲気の幽霊が見せるものとは…。幽霊たちに口ごたえしたり、絶妙なツッコミを入れたり、コミカルなやり取りに注目だ。『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』は11月30日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~ 2018年11月30日より新宿バルト9ほか全国にて公開©BAH HUMBUG FILMS INC & PARRALLEL FILMS (TMWIC) LTD 2017
2018年11月28日ヴィゴ・モーテンセンがトロント国際映画祭で最高賞の「観客賞」を受賞した主演作『Green Book』(原題)で、約20キロの増量に挑んだという。監督のピーター・ファレリーが「Yahoo! Entertainment」に明かした。「ヴィゴは役作りのために45パウンド(約20キロ)増量したんだ。撮影前に25パウンド(約11キロ)、撮影が始まってから20パウンド(約9キロ)ね」。ヴィゴは「撮影が始まる前に、朝晩自分が食べたいと思う以上に食べて、体重を維持すればいいというレベルに持っていったよ」と言い、「これが限度だって感じがしたね。もっといけそうだったかって?分からないな…でもよくやったと思う」と語っている。『Green Book』でヴィゴが演じているのは、実在(2013年に死去)のトニー・リップというニューヨークのナイトクラブの用心棒。有名黒人ピアニストのドン・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手を務めることになり、ジム・クロウ法が施行されている南部を一緒に回る。そこでひどい人種差別を目の当たりにしたトニーがドンと友情を築いていくという物語。映画の中で、トニーがホットドッグの早食い大会に出演するというシーンがあり、その日の撮影でヴィゴは15個のホットドッグを平らげたそうだ。「いろんなアングルで撮影するから、ヴィゴは1回の撮影で2、3個は食べていた。吐き出すためのバケツを用意したけれど、彼は使わなかった。本物を追求する男だから。全部飲み込んでいたよ」とファレリー監督はふり返る。増量中は平日にたらふく食べ、週末は“普通”に食べていたというヴィゴ。すると毎週月曜日に衣装係から「ねえ、パンツがゆるくなってるわよ。(太った体型に)戻さなきゃ」と指摘を受け、「しまった!」と思うことがあったという苦労も語った。(Hiromi Kaku)■関連作品:グリーン・ブック(原題) 2019年3月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定© 2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.
2018年11月20日映画『宵闇真珠』が、2018年12月15日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国の劇場にて順次公開される。クリストファー・ドイル監督作、奇病に侵された少女と異邦人の出会いの物語香港最後の漁村である珠明村を舞台にした本作は、奇病に侵された16歳の少女が、村を訪れたある異邦人との出会いをきっかけに、世界を知っていく物語。監督を務めたのは、映画史に燦然と輝く傑作を多数撮ってきた撮影監督のクリストファー・ドイルだ。その仕事で特に有名なのは、90年代に香港映画ブームの火付け役となった名匠ウォン・カーウァイとのタッグ。独特の色彩をはじめとする唯一無二の映像美にファンの多いウォン・カーウァイ作品の中で、『恋する惑星』『花様年華』といった名作の数々の撮影を手がけている。繊細なカメラワークと色彩美が誘う郷愁夕暮れの洞穴や廃墟で神々しい輝きを見せる少女の白い肌、言葉の通じない異邦人との出会いを通して目覚める少女の自我、時が止まったような村と巨大建造物が織りなすコントラスト。ガス・ヴァン・サント、ジム・ジャームッシュ、アレハンドロ・ホドロフスキーといった数々の名監督と仕事を共にしてきたドイルが、本作でも香港最後の漁村をフォトジェニックな風景として捉え、繊細なカメラワークと色彩美で観客の郷愁を誘う。主演オダギリジョー×アンジェラ・ユン日光を浴びるとやせ細ってしまうという奇病に侵されたヒロインを演じるのは、知性と美貌を併せ持つ次世代のアジアンビューティー、アンジェラ・ユン。そして、その少女と出会う異邦人役を、ワールドワイドに活躍する日本の実力派俳優、オダギリジョーが務める。あらすじ陽に当たることのできない少女、どこからともなくやってきた異邦の男。それは、本当の居場所、本当の自分に気づかせてくれた唯一無二の出会い。香港最後の漁村、珠明村。幼少時から日光にあたるとやせ細って死んでしまう病気だと言い聞かせられ、太陽から肌を隠して生活する16歳の少女は、透き通るような白い肌の持ち主。村人たちからは「幽霊」と呼ばれ、気味悪がられている。日没後、肌を露出し、お気に入りの音楽をお気に入りの場所で楽しむことが、少女にとって唯一孤独を癒やす手段だった。ある日、どこからともなくやってきた異邦の男と出会った少女は、今まで知ることのなかった自身のルーツに触れていくことになるのだが…。作品情報映画『宵闇真珠』公開日:2018年12月15日(土)出演:オダギリジョー、アンジェラ・ユン監督:ジェニー・シュン監督&撮影:クリストファー・ドイル(『エンドレス・ポエトリー』)原題:白色女孩英題:THE WHITE GIRL
2018年10月15日俳優の堺雅人が、人気キャラクター「くまのプーさん」初の実写映画『プーと大人になった僕』(9月14日公開)で、ユアン・マクレガー演じる主人公クリストファー・ロビンの吹替声優を務めることが6日、明らかになった。同作は、プーと大親友の少年クリストファー・ロビンが「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」と約束を交わした心に残る別れの後、大人になりロンドンで暮らすクリストファー・ロビンとプーの奇跡の再会からはじまる感動の物語。このたび、“プーさんの大親友”クリストファー・ロビンの吹替声優を堺雅人が務めることが決定。堺が実写映画の吹替を担当するのは今作が初めてとなる。オファーを受けたことについて、堺は「実写の吹替は今回がはじめてですが、いつか挑戦してみたいと思っていたので、オファーをいただき、とてもうれしかったです。ユアン・マクレガーさんという、素晴らしい俳優の声を担当できて光栄でした。撮影の日をドキドキしながら待っていました」とコメント。収録は「ユアンさんのお芝居に導かれるような感じで、とても楽しい作業でした。アニメーションの声優は何度か経験があるのですが、実写だと、英語のお芝居にあわせるので、思ったまま演じると平板になってしまうと(吹替版の演出家の)監督から指摘をうけました。そこがなかなか難しかったですね」と語る。そして、プーさんについて「いろんなことを考えさせられます。『今日が一番大事』とか『今日が一番好き』とか、お坊さんのありがたい話を聞いてるみたい。プーさんはあなどれません。演じていて、考えされられるセリフが、 いくつもありました」と話し、物語のきっかけとなる「再会」について聞かれると「子供の相手をしていると、自分が小さい頃何をして遊んでいたのか思い出すことが多くて、こういうおもちゃ好きだったなとか、 粘土遊び好きだったなとか。そのようなことを思い出すと、自分の小さい頃と再会しているような不思議な気持ちになります」と打ち明けた。さらに、家族をもってから仕事との向き合い方に変化はあったかという問いに、「自分が変わったと思うことはないんですが、今回、この作品の台本に子供がクレヨンでものすごい落書きをしてしまったんです。 いつもだと怒ってしまうと思うんですが、今回むしろうれしかった。ちょっと変わったのかもしれません」とコメントしている。また、日本語吹替版では、プーさん役をかぬか光明、ティガー役を玄田哲章、イーヨー役を石塚勇、ピグレット役を小形満が務める。(C)2018 Disney Enterprises, Inc.
2018年08月07日バーバリー(BURBERRY)が2月17日、2018 February コレクションをロンドン西部のディムコ・ビルディングで発表した。今シーズンが、17年間バーバリーを牽引してきたクリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)による最後のファイナルショーである。ショーは、アジョワ・アボワー(Adwoa Aboah)のキャットウォークで幕を開け、カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)によって締めくくらた。そのほかにも、今までバーバリーでキャンペーンモデルを務めてきた歴代モデルが多数登場。またゲストとしてもケイト・モス(Kate Moss)、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、アイリス・ロウ(Iris Law)、ダンサーの菅原小春など1,300人以上の来場者が世界各国から駆けつけた。コレクションのテーマは、“過去を振り返り、現在に喜びを見出し、そして未来へ向かう”意味を込めた「Time」。バーバリーの様々な時代を象徴するロゴ、柄、素材やテクニックを再解釈し、80年代や90年代のアーカイブに記録されていたアイテムが刷新された。また、「LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、ジェンダークィア)+コミュニティー」へのサポートを表し、レインボーカラーもコレクションの様々なアイテムに落とし込まれている。バーバリーのアイコニックなチェック柄にレインボーを組み合わせた「ヴィンテージ レインボーチェック」も初登場。英国発のアーティスト集団ユナイテッド・ビジュアル・アーティスツ(United Visual Artists)の「Our Time」という時間の経過を表現した音と照明のショー演出で、フィナーレは全員がレーザーライトによるレインボーのスペクトラムの中を歩いた。2月21日から、伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージでは初となるバーバリーのポップアップストア「BURBERRY SPRING 2018 COLLECTION POP-UP STORE」がオープンする。「ヴィンテージ レインボーチェック」を用いたアイテムなどランウェイにも登場した「February カプセルコレクション」が、伊勢丹新宿店先行発売アイテムなどを含め豊富なラインアップで登場。さらに、60年代から90年代を中心に製造されたバーバリーのヴィンテージコートをイングランドで修復した、一点ものの「リストア ヴィンテージ」限定65着も伊勢丹新宿店限定として発売される。会期は27日まで。
2018年02月20日クリストファー・ノーラン監督は、『ダンケルク』の撮影中に合成撮影をするためのグリーンバックを使用しなかったそうだ。第二次世界大戦を描いた同作だが、ノーランは同作を「リアル」に作りたかったためCGIは使わず、本物の船や爆発、飛行機などを使用したと、10日に開催されたトロント国際映画祭で話した。「あの兵士たちがまさにあの浜辺にいる時に爆発は起こるんだ。本物だよ」「グリーンバックなんかないんだ。実際にやっているんだよ」『インセプション』などCGIを駆使した作品で知られるノーランだが、「その時代の完璧な船をCGで再現することもできるけど、リアルには感じられないんだ。このような第二次世界大戦の画像には、合成やコンピューターグラフィックスの持つ緑っぽい色は合わないんだよ」と続けている。以前ノーランは、1940年にナチスの攻撃から33万人の同盟軍兵士を助け出したダンケルク大撤退を描くため、実写の映像を見たり、記録を読んだりしてリサーチを行ったと明かしていた。日本で今月9日に公開されたばかりの同作には、ケネス・ブラナーやマーク・ライランスなどのベテランに加えて、以前にもノーランの作品に出演しているキリアン・マーフィー、トム・ハーディ、さらに若手のフィオン・ホワイトヘッドやワン・ダイレクションのハリー・スタイルズなど豪華キャストがそろっている。(C)BANG Media International
2017年09月19日クロックス(crocs)が、クリストファー ケイン(Christopher Kane)とのコラボレーションモデル「タイガー クロッグ」を発売。2017年9月15日(金)より、一部のクロックス直営店、クロックス取扱店にて数量限定で販売される。天然石やファーのモードな装飾を施した前回のコラボレーションに続き、本アイテムでもクロックスを”ハイファッション”に昇華した。今回は、定番の「クラシック クロッグ」にタイガーも模様をプリント。前回よりもリーズナブルな価格帯で提供される。「タイガー クロッグ」オークル 7,000円+税カラーは「アボカド」「ハニー」「オークル」「ブラック/ホワイト」の4色で展開。クロックスの穴の部分には、オーストリッチのファーや、花をモチーフにしたアクセサリー、デザイナー・ケインのイニシャルを模った「K」の文字を配した。カラフルなタイガー柄やファーと、クロックス特有の丸み帯びたシルエットが呼応し、ユニークな世界観を生み出している。【詳細】クリストファー ケイン x クロックス「タイガー クロッグ」発売日:2017年9月15日(金)販売店舗:1部のクロックス直営店、クロックス取扱店、公式オンラインショップ価格:7,000円+税サイズ:メンズ M4 / ウィメンズ W6(22cm)〜M8/W10(26cm)【問い合わせ先】クロックス カスタマーサポートTEL:0120-55-9694(9:00-18:00 土日祝日を除く)
2017年09月16日戦争映画というシンプルなカテゴリーでは到底語り尽くせないクリストファー・ノーラン監督作『ダンケルク』(9月9日公開)。『インセプション』(10)や『インターステラー』(14)に続く革新的な映像体験はもとより、多層的に描かれた人間ドラマにもうならされる。来日したノーラン監督に単独インタビューし、その舞台裏に迫った。今回ノーラン監督は初めて実話の映画化に臨んだが、イギリス人である監督にとって「ダンケルク」という題材には、特別な思い入れがあった。本作で描かれるのは、第二次世界大戦中にフランスの港町ダンケルクで起きた史上最大の救出劇だ。ドイツ軍に追い詰められたイギリスとフランスの連合軍兵士40万人を救出しようと、イギリスから軍艦だけではなく約900隻の民間船が自らの意思でダンケルクに向かった。この不屈の精神と決意は、イギリス人の誇り“ダンケルク・スピリット”として、後世に語り継がれている。ノーラン監督に言わせると「体に染み込んでいる」そうだ。陸の防波堤での1週間、海峡を渡る船での1日、空中戦での1時間と、それぞれの異なる時間軸を編み込んだ緊迫感溢れる106分間。映像への没入感はハンパなく、怖くて思わず目を背け、弾を避けようとしてピクリと体が動く瞬間もあった。まさに「一切緩急をつけず、お客さんを休ませないという容赦ない映画にしたかった」と言うノーラン監督の狙い通りだ。戦場の対局を見せる上で監督がこだわったのは、ダンケルクから外へとカットバックしないことだった。「軍の上層部や政治家たちが何かをしゃべっているといったありがちなシーンに飛ばすことを一切禁じた。ひたすら戦場を映すことで、そこでのドラマが深くなり、サスペンスで引っ張っていくことができると考えたんだ」。空から援護射撃をするイギリス軍パイロット・ファリア役のトム・ハーディとは、『インセプション』、『ダークナイト ライジング』(12)に続いて3度目のタッグとなった。奇遇にもトムの祖父が当時ダンケルクの戦地にいて、彼が少年の頃、退役軍人の祖父からその話を聞いていたそうだ。「トムのおじいさんの件はオファーの際には全く知らなかった。まあ、第二次大戦で祖父母を亡くしたイギリス人は大勢いるからね。僕の祖父も第二次世界大戦に趣き、ダンケルクにはいなかったけど、空軍でパイロットをしていて亡くなっている」。トム・ハーディのキャスティングの決め手は前2作で認めた演技力にあった。「パイロットは操縦席に乗り込んだ後、マスクを付けっぱなしになるので、目で感情とストーリーを語れる俳優が欲しかった。彼は『ダークナイト ライジング』の時も、マスクをつけた役柄(ベイン)を演じていたが、目だけでも見事な演技を見せていたから」。ノーラン監督の名を日本で最初に知らしめたのは監督2作目の『メメント』(00)だろう。映画デビュー作『フォロウィング』(99)と同様に、時系列をシャッフルするという脚本の新たな方程式を見せ、映画ファンを驚嘆させた。脚本家としても超一流のノーラン監督だが、今回は史実をリスペクトし、一切キャラクターの背景を盛らず、敢えて台詞を極力抑えた。「兵士たちの口から、自分はどこから来たのか、どういう人なのか、といったことを説明させないようにした。あくまでもその兵士がその場で立たされた現状に、お客さんが引き込まれていく映画にしたかった。途中でテンションを緩ませたくなかったんだ」お手本にしたのは、アルフレッド・ヒッチコックやアンリ・ジョルジュ・クルーゾなどサスペンスの巨匠の作品だ。「彼らは台詞ではなくビジュアルでテンションを挙げ、ストーリーを語っている。そういったアプローチは脚本段階からこだわり、脚本自体も76ページという非常に簡潔なものとなった」。登場するのは架空の人物だが、彼らはノーラン監督がリサーチした当時の資料や、実際にダンケルクで生き延びた退役軍人たちから聞いた体験談を反映させたリアルなキャクラターたちだ。ダンケルクで多くの兵士たちが次から次へと命を落としていく中、ある民間人の少年の死も描かれていく。そこにはノーラン監督の戦争における死生観が投影されていた。「このエピソードも、戦時中のいろんな実体験をベースにしたものだが、実は彼のキャラクターには非常に重要な役割がある。僕があの少年の死を通して訴えたかったことは、戦場の死というのは非常にランダムなもので、生きるか死ぬかの境目が決まるのは“たまたま偶然”に過ぎないという点だ」。ノーラン監督は「戦地においての栄光の死というもの描きたくなかった」と語気を強める。確かに兵士ではない少年を死に至らしめたのは、不運な出来事だったというしかない。「死んだ兵士に対して生き残った者が、『君は英雄だ』とか『立派な自己犠牲を払った』とかいろんな後付けの解釈を加えることがよくある。でも、僕はそう思わない。実際、彼らが死んだのはたまたまだったんだ」。その少年は戦地の状況について何も理解していないまま救出作戦に参加し、悲劇に見舞われる。「彼は非常にナイーブで良い少年で、兵士たちを助けようとする。そんな彼が死んでしまうことはとても不条理なことだ。でも、実際に戦場の男たちの運命というのはそういうものなんだと僕は思う。つまり戦地では勧善懲悪の原理なんて一切働かない。モラルがある人だからといって、生きながらえるわけではないんだ」。身内を戦争で亡くしているノーラン監督の口から出た言葉だからこそ、より一層重みが感じられる。折しも不安定な世界情勢となり、日本もきな臭い状況にある今、『ダンケルク』が公開されることはとても意義深い。多くの戦争映画の場合、ベクトルは“死”へ向かうのだが、本作では救出劇という“生”に向けられている気がするからだ。まあ、いろんな講釈はさておき、一番声を大にして言いたいことは「この映画史上に残るエポックメイキングな映画は、絶対にでかいスクリーンで体感すべきだ!」ということ。これに尽きる!(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2017年09月09日7年ぶり4度目の来日を果たしたクリストファー・ノーラン監督が8月24日(木)、都内で最新作『ダンケルク』の記者会見を実施。ノーラン監督の大ファンだという「EXILE」/「三代目J Soul Brothers」の岩田剛典が駆けつけ、「すごく光栄です」と感激していた。『ダークナイト』『インセプション』『インターステラー』といった数々の傑作で映画の歴史を塗り替えているノーラン監督が、初めて実話の映画化に取り組んだ本作。1940年、フランスの港町ダンケルクで、英仏連合軍40万人が繰り広げた史上最大の救出劇を、圧倒的なスケール感とリアリティで描き出す。岩田さんは「これまでの作品とは、いい意味でテイストが違う」とファン目線で分析。「映画が始まって5秒で、戦場に連れていかれた感覚。あたかも戦場にいるような“VR体験”を味わった。細部へのこだわりはノーラン監督節ですし、音楽も印象的」とすっかり作品に惚れ込んでいた。サプライズでノーラン監督から、『ダンケルク』のサイン入りオリジナル台本をプレゼントされると「めちゃめちゃうれしい!」と少年のまなざし。喜びのあまり、ノーラン監督とハグし合う場面もあった。そんな岩田さんから「ぜひ、頭の中を見てみたい!撮影中はどんなことを考えているんですか?」と問われたノーラン監督は、「監督業とは、何か1つのことに秀でている必要はありません。自分の描きたいことがあれば、それを目指して、才能ある人を集めて、彼らの視点や才能を束ねればいいんです。カメラでいえば、レンズの役割。焦点を定めることが大切なんです」とその“極意”を語った。現在、アカデミー賞最有力の声もあがる本作については「描いているのは戦闘ではなく、タイムリミットが迫った撤退劇。戦争映画ではなく、サスペンススリラーを目指した」といい、「個人が尊重される時代ですが、この映画は名もなき人々が団結し、偉業を成し遂げる姿を描きたかった。きっと文化や世代を問わず、共感してもらえるはず」とアピールしていた。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年08月24日『ダークナイト』『インセプション』のクリストファー・ノーラン監督がオスカー最有力とも言われる最新作『ダンケルク』を携え来日。8月23日(水)にジャパンプレミアが開催され、ゲストとして『永遠の0』の山崎貴監督も来場し、ノーランを質問攻めにした。第2次世界大戦の史実をもとに英仏軍40万人の退却戦の模様を描いた本作。CGを使うことなく描いたリアルな戦場の描写が大きな話題を呼んでいる。既に世界各国で大ヒットを記録しているが、ノーラン監督は「ダンケルクの戦いは英国人にとって、子どもの頃からずっと聞かされてきた歴史であり、重要な文化的要素といえますが、この映画を作りにあたり、世界中の人たちに観てもらいたいという思いがありました。シンプルかつ根源的な物語であり、普遍性を持っていると思います。越えられない壁を乗り越える、窮地で勝利をつかむという、ヒューマンストーリーであり、世界中に訴えかけられる話だと思っています」と語る。山崎監督は、CGを使うことなく、その場にいるかのように感じさせる臨場感を味わえることがノーラン作品の魅力だと語り、前作の宇宙を舞台にした『インターステラー』について「宇宙に行って撮ってきたかのような感覚を受けました」と語る。戦場を舞台にした本作については「戦場に放り込まれ、緊張を強いられるような時間でした。“時間”もノーラン監督の作品の充当なテーマですが、『もうちょっとで間に合う…』『間に合わない…』とずっとドキドキしていました。映画というよりも“体験”だと思いました」と興奮気味に語った。ノーラン監督は、CGを使わずに描くという点に触れ「古い映画のテクニックを参考にしています。兵隊が並んでいるペイントを背景に置いて人数を多く見せたり、トラックが何台もあるかのように見せているんです」と意外にアナログな技法を使用していることを明かす。また、山崎監督が全編を貫く緊張感について尋ねると「緊張感をどうやって維持させるかということは脚本段階から考えていました。ヒッチコックらのサスペンススリラー技法を使用し、緊張感を保たせる骨組みを作ったんです。映画は陸海空の3つの物語が交錯しますが、それぞれのストーリーラインでテンションが上がっていくのをずらすことで、全体として盛り下がることなく、常にテンションが上がっていく構造にしています。私の映画にしては尺が短いのも、お客さんを休ませないからこそです」と古き良き映画を参考にした独特の技法について語る。これには山崎監督も興味津々。邦画の場合、海外の大作に比べて予算が潤沢といえず、そのためにCGを多用しなくてはいけない側面もあり、CGに頼らず“本物”を使って撮影ができるノーラン監督が「うらやましい(笑)」とも語っていたが、予算をかけない独自のアイディアを駆使していることを知り「勉強になります。勇気をいただきました!」と感激していた。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年08月23日「EXILE」/「三代目J Soul Brothers」の岩田剛典が、実際に起きた史上最大の救出作戦を描く映画『ダンケルク』を引っさげ来日するクリストファー・ノーラン監督と対面を果たすことがこのほど決定。また、ノーラン監督の熱烈なファンの一人として、TVCMにも出演することが分かった。ノーラン監督が初めて挑んだ実話を描く『ダンケルク』は、相手を打ち負かす「戦い」ではなく、生き残りをかけた「撤退」の物語。舞台は1940年、フランスの海の町ダンケルク。陸海空から迫りくるドイツ敵軍80万人。その総攻撃はいつ始まるか分からない。絶体絶命の窮地に、英仏連合軍40万人に史上最大の救出作戦が決断される。命からがらダンケルクの浜辺に辿りついた若き兵士・トミー(フィオン・ホワイトヘッド)は、生き抜くことができるのか――?そして今回、2010年の『インセプション』以来7年ぶり4度目を果たすノーラン監督と岩田さんが初対面を果たすことが決定。日本でもヒットした『インセプション』『インターステラー』を観て、完全にノーラン監督作の虜になったと言う岩田さん。ファンになったポイントについては、「『どうやって撮ったんだろう』と思うところです。シナリオが緻密に組まれているので、『この人の頭の中を見てみたいな』って思うナンバーワンな人です(笑)。本当に才能が溢れているというか、人ができないことをやっている監督なんじゃないのかなと思います」とコメント。また本作については、「最初の10分から本当に圧巻でした。普通の映画だったらあれがクライマックスですよ、あれが2時間ずっと続く映画って無いです。ずっと緊迫した中でストーリーが進んでいく話なので、その掴みとして、冒頭の緊張感が…。特に、今回主演のフィオン・ホワイトヘッドは大抜擢じゃないですか。スクリーンに映ったときに、日本人はみんな顔が分からないわけですから、画力という意味でいうと、その人が来てワクワクするとかいうことは無いわけで。そんな中で、10分間で、一気にあの主人公の心情に引き込まれるというのは、映像手腕でしかなくてすごいなと思いました」と大興奮。また、岩田さんが本作の魅力を語るTVCMも公開。作品に対するその熱量を、ノーラン監督自らが認め制作された世界で唯一の日本オリジナルの映像ということで、岩田さんは「いやもう、嬉しいという感情しか無いです!僕は作品に出演しているわけでも何でも無いのですが、いちファンとして、つまり、映画ファンとしてクリストファー・ノーランファンとして、最新作の日本でのPRを担当させてもらえるというのは、シンプルに嬉しい」「余計な感情を一切抜きにして、僕は自分の言葉で感動を伝えられるという自信があるので、すごく光栄です」と喜びを露わにし、監督との対面については「楽しみ過ぎます。映画に出してくれなんて懇願しちゃおうかな、なんて思ってますけど(笑)」と言いつつも、まず最初に会ったら「次何撮りますか、とかですかね(笑)」と聞きたいことについてコメントした。ノーラン監督について、『ダンケルク』について熱く語った岩田さん。ノーラン監督との初対面では一体何が語られるのだろうか?『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月15日全米をはじめ世界47か国でオープニング初登場NO.1を獲得、早くも来年のアカデミー賞最有力との声も聞かれる『ダンケルク』。このほど、本作を引っさげクリストファー・ノーラン監督の7年ぶりの来日が決定!監督のコメント付き予告が公開された。舞台は1940年、海の町ダンケルク。迫りくるドイツ敵軍80万人。浜辺の兵士たちの背後には敵軍が迫り、目前の海中にはUボート、空からは爆撃機が容赦なく襲いかかる。敵軍の総攻撃はいつ始まるか分からないという絶体絶命の窮地に、英仏軍40万人の史上最大の救出作戦が決断される。民間船までもが救助に乗り出し、エアフォースが空からの援護に駆る。陸・海・空、3つの時間。走るか、潜むか。前か、後ろか。1秒ごとに神経が研ぎ澄まされていく。果たして、若き兵士トミー(フィオン・ホワイトヘッド)は、この窮地を生き抜くことができるのか!?『ダークナイト』『インセプション』など、新作ごとに圧倒的な映像表現と斬新な世界観で、観る者を驚愕させてきた監督が、トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナー、キリアン・マーフィーら豪華アンサンブルキャストと共に、史上最大の救出作戦の実話を描く本作。究極の臨場感にして、究極のタイムサスペンス、究極の映像体験。息もつかせない99分間、観客はスクリーンに釘付けになる。先週末より日本に先駆けて公開された本作は、公開3日間で世界興行収入1億ドルを超え、世界47か国でオープニング成績初登場NO.1を獲得。米批評家サイト「Rotten Tomatoes」のファーストレビューでは、『ダークナイト』の94%を超える批評家評価98%の満足度を叩き出し(※7月18日時点)、「オスカー候補となるべき今年No.1の映画」(Variety)、「ノーラン最高傑作」(The Guardian)など、早くも2018年のアカデミー賞最有力候補の大本命として各海外メディアが一斉に報じ、映画業界を席巻中だ。その本作で監督・脚本・製作を務めたノーランの来日が決定。妻として、そして長編デビュー作からプロデューサーとして長年パートナーを組んでいるエマ・トーマスと共に、8月23日(水)~25日(金)と3日間に渡って本作のプロモーションに当たる予定という。今回の来日についてノーラン監督は、「映画『ダンケルク』は、史実を知らない人にとっては、強烈な体験になるはずです。この並外れた物語を、究極のタイムサスペンスとして描きました。観客たちを戦場に引きずり込み、息もつけない緊迫の状況に追い込む、最高の映像体験になると思います」と日本のファンに向けてコメント。さらに、「最新新作での来日が実現して嬉しく思っています。数年ぶりなので、とても楽しみにしています。時間があれば、列車で京都にも行きたいです」と親日家ぶりもアピールする。来日は2010年の『インセプション』以来、7年振り4度目。キャンペーン中は、ノーラン自身がこだわるフィルム上映によるジャパンプレミア試写会、ノーラン最高傑作の評価を受けた本作を語る記者会見や、ノーラン・ファンイベントの開催も予定されている。ノーラン監督がキャリア史上初めて挑んだ実話は、相手を打ち負かす「戦い」ではなく、生き残りをかけた「撤退」の物語。本作の大半をIMAXの超高解像度2Dフィルム搭載カメラで撮影。このカメラが、より素晴らしい領域と息をのむ映像クオリティで本作の世界観を構築する。デジタルもCGも極力使わず、本物の戦闘機を飛ばすなど、徹底してリアルにこだわった本作。陸海空の3視点が同時進行し、時を刻む音が秒単位の緊迫感を高めるこのタイムサスペンスは、ノーラン最高傑作を彩るアンサンブルキャストたちと共に、観客をダンケルクの戦場に引きずりこむ。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年07月27日クリストファー・ノーラン監督が、自身初となる“実話”に挑んだ最新作『ダンケルク』。この度、本作の日本公開日が9月9日(土)に決定したことが分かった(全米は7月21日公開)。『ダークナイト』シリーズや『インセプション』、『インターステラー』など、斬新なアイデアや驚異的ビジュアルと圧倒的なリアリティで、常に観客の度肝を抜く映画を放ち続けている天才・ノーラン監督。世界で最も次回作が待たれるノーラン監督は、今回第二次世界大戦中の1940年、860隻の船舶でイギリス軍、フランス軍の兵士約40万人もの命を救った、史上最大の救出作戦「ダイナモ作戦」の実話の映画化に挑む。キャストには、『ダークナイト ライジング』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『レヴェナント 蘇えりし者』のトム・ハーディがパイロットを演じるほか、ダンケルクに向かう市民役に『ブリッジ・オブ・スパイ』のマーク・ライランス、将校役で名優ケネス・ブラナー、若き兵士役に本作で映画デビューを飾る元「ワン・ダイレクション」のハリー・スタイルズ、そしてノーラン組の常連キリアン・マーフィーも兵士役に扮している。本作の全貌はというと、未だ秘密のベールに包まれたまま。しかし今回、ノーラン監督が本作について語った貴重なコメントが到着!ノーラン監督は、1940年5月24日から6月4日の間に起こった劇的な撤退作戦に、子どもの頃から強い興味を抱いてきたそう。「ダンケルクとその伝説は、イギリス人なら誰もが耳にして育つ話。私たち(イギリス人)のDNAに組み込まれている。映画化は長年心に思い描いていたことですが、自分にその準備が整っているとは思えなかった」「出来る限り露わになる方法でこの物語を伝え、観客をダンケルクの砂浜へ連れて行きたかった」と語る。さらに、全編IMAX35ミリカメラによるフィルム撮影に挑んだ本作。「IMAXの効果を全活用して撮影するのは今回が初めてでした。ストーリーのサスペンスに満ちた状況に皆さんをお連れし、その場にいる気分に浸ってもらうには、劇場公開こそそれを実現する唯一の方法でした」と明かしでおり、本作は観客の五感をゆさぶる、“究極の映画体験”が出来そうだ。『ダンケルク』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2017年04月28日クロックス(crocs)から、クリストファー ケイン(Christopher Kane)とのコラボレーションシューズが登場。2017年の春夏コレクションのランウェイに登場したコラボモデルには、クロックスのアイコンである「クラシック・クロッグ」を採用。おなじみのラバー地のシューズに、天然石を配し、モードに昇華させた。そして、ボデイ部分には、大理石を思わせるような模様をプリントした。日常的でラフなクロックスに、一見ミスマッチな重厚感のあるディテールを大胆に組み合わせ、現代的でユニークなデザインに仕上げた。カラーは、深いブラウンや、ネイビーなど、渋みのあるシックな色味を7種類展開。あえてラグジュアリーなドレスや、パンツと組み合わせることで、一気に今らしいモードなスタイルが完成する。さらに、2017年秋冬コレクションでは、新たなコラボレーションシューズが登場。新モデルは、同じく「クラシック・クロッグ」にミンクの毛皮のトリムを配し、天然石のモデルと同様に、モードとカジュアルを融合した。一方で、リッチなファーが秋冬シーズンらしさを演出している。【詳細】クリストファー ケイン SS17 ストーン エンベリッシュト クロックス クロッグ価格:40,086円(税込)サイズ:36~40 (イタリアサイズ)※クリストファー ケイン公式オンラインショップで2017年2月中旬より展開中【問い合わせ先】クロックス カスタマーサポートTEL: 0120-55-9694(9:00-18:00 土日祝日を除く)
2017年03月04日2月20日クリストファー・ケイン(Christopher Kane)が2017-18年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。会場には国立美術館テート・ブリテンを選んだ。コレクションは時の流れを表しているかのように、トラディショナルなアイテムからフューチャリスティックへ、最後は地球を飛び出し宇宙へまで連れて行ってくれた。序盤はダマスク織りのボディコンシャスなドレスが続く。折り紙のようにシャープな折り込みを入れ独特のフォルムに仕上げた。時空は徐々に現在へと変化し、レースのチュニックとスカート、スリーブにポケットを並べて段々シルエットが描かれたカーディガン。これまでのコレクションに見られた“修復して繕う”手法は今季も健在し、シャツやアウターはボタンの代わりにマジックテープを用いた。ホログラム効果でキラキラと光るメタリックな素材はドレスやスカートに取り入れ、近未来へと進んだ。2年前に亡くなったアメリカ人アーティストのイオネル・タルパザンが描くUFOの絵をプリントしたドレスで、色彩豊かに宇宙への旅へと出かける。昨シーズン登場したクロックスはファーを取り付け秋冬仕様に。チープなスポンジをスリングバックシューズに挟みむといった遊び心も見られた。終盤は、スパンコールで製作された3Dの花のアップリケがドレスの上で繚乱し、過去か未来か現在へと捧げられた。これまで全面に押し出していたリサイクルやDIYの要素は影を薄め、より洗練されエレガントな印象だった。先シーズンで10周年を迎えたクリストファー・ケインはデビュー当初から変わらぬハイテク素材を継続しながらも、次のステージへと昇るべくブランドの新たな側面を模索したようなコレクションとなった。
2017年02月28日ヴィゴ・モーテンセンがアカデミー賞主演男優賞にノミネートされている『はじまりへの旅』。このほど、2月27日(日本時間)に開催される同授賞式を前に、ヴィゴが本作での役作りや魅力についてたっぷりと語る特別映像が解禁となった。本作で、ヴィゴが演じるのは、独特な教育方針のもと現代社会と切り離された森で6人の子どもたちを育てる厳格な父親ベン・キャッシュ。風変わりで個性的な一家は、母親の死を機に、これまで知らなかった世の中に直面し、祖父母たちと関わることに。現代を生きる誰もが共感できると世界中で絶賛を受け、「ヴィゴ・モーテンセンの最高傑作!」(ローリングストーン)など海外メディアも絶賛、数々の映画祭で観客賞をはじめ多くの賞を受賞。2008年公開の『イースタン・プロミス』以来となるアカデミー賞ノミネートとなった。そんな本作から今回到着したのは、主演のヴィゴと、監督・脚本を務めたマット・ロスの貴重なインタビューや本編映像を含む特別映像。ヴィゴは、「ベンは6人の子どもの父親で森にこもって生活している。幼い子たちは森を出たことさえない。ベンが子どもたちに教えたいのは常に自分を見つめ鍛錬すること」とそのキャラクターを説明し、役作りのために「アイダホ州北部で生活し、撮影前に2週間サバイバル生活の訓練をした。火おこしや煮炊きや庭仕事など劇中でも実際にやっている」と明かす。さらに、「この映画は僕にとって特別な作品だ。考えさせられる場面もあり、笑える場面もある。初めて台本を読んだときの僕のように、観客にも笑って泣いて楽しんでほしい」と期待を込めて語っている。また、ロス監督は「現代のアメリカで子どもをどう育てるべきか、親としての私自身の悩みが作品の原点だ」と語り、「ヴィゴは自然と共生する方法を熟知している」とすっかり役に溶け込んだヴィゴを絶賛。そして「常識からかけ離れた一家の暮らしは果たして愚かなのか。それとも愚かしいほど最高なのか?」と、この不思議で温かい、ユニークな家族たちの旅について、観客にメッセージを贈っている。『はじまりへの旅』は4月1日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:はじまりへの旅 2017年4月1日より全国にて公開(C) 2016 CAPTAIN FANTASTIC PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
2017年02月25日ヴィゴ・モーテンセンが主演を務め、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされている『はじまりへの旅』。このほど、ヴィゴ“パパ”が現代社会と切り離された山奥でぶっ飛んだ子育て生活を送る本予告編が解禁となった。ベン・キャッシュ(ヴィゴ・モーテンセン)と6人の子どもたちは、現代社会に触れることなくアメリカ北西部の森深くに暮らしていた。父仕込みの訓練と教育で子どもたちの体力はアスリート並み。みな6か国語を操り、18歳の長男(ジョージ・マッケイ)は名立たる大学すべてに合格。しかし、入院していた母・レスリーが亡くなり、一家は葬儀のため、そして母の最後のある“願い”を叶えるため旅に出る。葬儀の行われるニューメキシコまでは2,400キロ。コーラもホットドッグも知らない世間知らずの彼らは果たして、母の願いを叶えることが出来るのか…?本作は、全米で公開されるや、わずか4館での上映から口コミで評判が広がり、600館にまで拡大公開して4か月以上のロングランとなった話題作。主演は、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のアラゴルン役で世界的人気を博し、『イースタン・プロミス』でもアカデミーにノミネートされたヴィゴ。彼が演じているのは、独特な教育方針のもと世間と切り離された森で6人の子どもたちを育てる厳格な父親ベン・キャッシュ。風変わりで個性的な一家が、旅先で世の中とのギャップに戸惑いながらも、自分たちらしさを失わずに生きようとする姿には、現代を生きる誰もが共感できると世界中で絶賛。「ヴィゴ・モーテンセンの最高傑作!」(ローリングストーン)と海外メディアも称賛し、数々の映画祭で観客賞をはじめ、多くの賞に輝いている。監督は、米「Variety」誌が選ぶ“2016年に注目の監督10人”に選出された新進気鋭のマット・ロス。第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門にて監督賞を受賞した。そんな本作から到着した本予告編では、キャッシュ一家が獣を仕留め、大自然で遊び、焚き火のあかりで本を読むシーンから始まる。平和に森で暮らす彼らに「母さんが死んだ」という悲しい知らせが入り、葬儀に出席するため森を出ることに。イマドキの大都会に初めて触れた子どもたちは、ホットドックに驚き、「コーラって?」と戸惑うばかり。そんな子どもの将来を心配する彼らの祖父、そして「本当は普通に暮らしたかった!」という長男をはじめ、カルチャーショックを受け、自分の人生に疑問を感じ始める子どもたち。戸惑いながらぶつかり合い、おかしな家族はどこへ向かおうとしているのか…。コミカルでありながら、人生や自分らしさについて考えさせてくれる、エモーショナルな予告編となっている。『はじまりへの旅』は4月1日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:はじまりへの旅 2017年4月1日より全国にて公開(C) 2016 CAPTAIN FANTASTIC PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
2017年02月11日第89回アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされたヴィゴ・モーテンセンが喜びを語り、映画が大好きだった亡き母を偲んだ。『はじまりへの旅』で、『イースタン・プロミス』に続いて2度目の主演男優賞候補になったヴィゴは「『はじまりへの旅』が今年のアカデミー賞の候補に含まれ、とてもうれしいです!私たちの映画には心も知性もあります。楽しませ、考えさせ、平等で誠実なコミュニケーションを促す作品です。マット・ロス(監督・脚本)のストーリーを伝えることができて非常に光栄です。いっままで私が携わってきた中でも最高の仕事の1つです」と喜びを語った。そして「映画を愛し、映画について私にいろいろ教えてくれた母がまだ存命で、この瞬間を楽しんでくれていたら、と思います」と付け加えた。アメリカ北西部の森の中で6人の子どもを育てながら、現代社会と隔絶した生活を送ってきた男を描く『はじまりへの旅』は4月1日(土)より日本公開。(text:Yuki Tominaga)
2017年01月26日ゴールデン・グローブ賞や英国アカデミー賞(BAFTA)など、主演男優賞に多数ノミネートされたヴィゴ・モーテンセン主演の『はじまりへの旅』(原題: Captain Fantastic)が、4月1日(土)より日本公開される。このほど、彼が父親となる、人里離れた森で暮らしていた大家族の場面写真が一挙に解禁となった。ベン・キャッシュ(ヴィゴ・モーテンセン)と6人の子どもたちは、現代社会に触れることなくアメリカ北西部の森深くに暮らしていた。父仕込みの訓練と教育で子どもたちの体力はアスリート並み。みな6か国語を操り、18歳の長男は名立たる大学すべてに合格。しかしある日、入院していた母レスリーが亡くなり、一家は葬儀のため、そして母の最後のある“願い”を叶えるため旅に出る。葬儀の行われるニューメキシコまでは2,400km。アメリカの著名な哲学者にして言語学者チョムスキーのことは知っていても、コーラもホットドッグも知らない世間知らずの彼らは、果たして母の願いを叶えることができるのか?「普通ってなんですか?」――。文明に触れず、森で暮していたヘンテコ家族が母の死をきっかけに旅に出る、笑いと涙にあふれたロードムービーとなる本作。主演は、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作のアラゴルン役で知られ、『イースタン・プロミス』でアカデミー主演男優賞にノミネートされた名優ヴィコ・モーテンセン。彼が演じる主人公・ベンは、独特な教育方針のもと世間と切り離された森で6人の子どもたちを育てている厳格な父親。長男ボウドヴァン(ジョージ・マッケイ)は有名大学に軒並み合格、運動神経抜群でも、女子と話すのが大の苦手。赤毛の双子の姉妹、キーラーが得意なのはエスペラント語、ヴェスパーは狩りで家の屋根にも上れるほど。その下のレリアンは、ほかの兄弟と違い森での生活に疑問を持ち、ベンに反発する。さらに好奇心旺盛なサージは、動物の剥製を自作するのが趣味、末っ子のナイはいつも裸でいるのが好きな男の子だ。みな風変わりで個性的なキャラクターばかりだが、旅に出た彼らが世の中とのギャップに戸惑いながらも、自分たちらしさを失わずに生きようとする姿には、現代を生きる人々の共感を呼び、世界中が絶賛。メガホンをとったマット・ロス監督は昨年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、全米では4館から600館まで拡大公開され4か月以上のロングランとなった。今回、一挙に解禁となったメイン写真とサブ写真では、父親ベンの熱血指導のもと、人里離れた森で暮しながらアスリート並みの訓練をするシーンや、古典文学や哲学書を読みふける子どもたちの姿、そして、光射す美しい情景の中で親子が手を取り合うシーンなど、一家の絆の強さが見えてくるシーンを切り取っている。1月24日(火)にノミネーションが発表されるアカデミー賞にも、ヴィゴは選ばれるのか、引き続き注目していて。『はじまりへの旅』は4月1日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月19日エムシーエム(MCM)と英ファッションデザイナーのクリストファー・レイバーン(Christopher Raeburn)とのコラボレーションコレクションを、12月26日から17年1月10日まで伊勢丹新宿店メンズ館 2階 インターナショナルクリエイターズで先行販売する。同コレクションのキーワードとなったのは、「シーズンレス」、「サスティナブル」、「ユニセックス」、「マルチファンクショナル」、「モバイル」の5つ。MCMのアイコニックなビセトスと、レイバーンのシグネチャーである“リメイド”の美学が、トレンチコートやジャケット、パーカーなどのアイテムに落とし込まれた。その他、カスタマイズ可能なバッグ「3-in-1」や、MCMの代表的なバックパックがウエアと融合して登場する。また、すべての素材はブルーサイン(R)の規格をクリアしたものを採用。カラーは、バーバリアンフラッグからインスピレーションを得たダブグレイやクリスプブルー、レモンイエローなどが使用された。なお、同コレクションは伊勢丹新宿店メンズ館での世界先行発売後、17年2月16日より各直営店にて展開される。
2016年12月25日「第72回ヴェネチア国際映画祭」に正式出品された『手紙は憶えている』。この度、主演のクリストファー・プラマーが自らピアノの演奏をする本編映像が到着した。最愛の妻ルースが死んだ。だが、90歳のゼヴはそれすら覚えていられない程もの忘れがひどくなった。ある日彼は友人のマックスから1通の手紙を託される。「覚えているか?ルース亡き後、誓ったことを。君が忘れても大丈夫なように、全てを手紙に書いた。その約束を果たしてほしい――」2人はアウシュヴィッツ収容所の生存者で、大切な家族をナチスの兵士に殺されていた。そしてその兵士は身分を偽り、いまも生きているという。犯人の名は“ルディ・コランダー”。容疑者は4名まで絞り込まれていた。体が不自由なマックスに代わり、ゼヴはたった1人での復讐を決意し、託された手紙とかすかな記憶だけを頼りに旅立つ。だが、彼を待ち受けていたのは人生を覆すほどの衝撃の真実だった…。監督を務めるのは『スウィート ヒアアフター』や『白い沈黙』のほか、数々の映画賞に輝いてきた名匠アトム・エゴヤン。90歳の主人公ゼヴ役には、『人生はビギナーズ』で史上最高齢でのアカデミー賞助演男優賞に輝いたクリストファー。さらに、同じくオスカー俳優のマーティン・ランドーやブルーノ・ガンツ、ヘンリー・ツェニーら名優たちが集結している。このほど到着したのは、クリストファーが歌を口ずさみながらピアノを演奏するシーン。70年前に愛する家族を殺したナチスの兵士“ルディ・コランダー”に復讐するため、手紙の指示に従いある病院を訪れたゼヴ。そこで物思いに耽り座っていると、どこからかピアノの音色が。音を頼りに歩き、礼拝室へと辿りつくと、そこにいた女性の勧めで久しぶりにピアノを演奏してみることに。静かな部屋に美しい歌声とピアノの音色が響き渡る映像となっている。実は、もともとピアニストを目指していたクリストファー。このシーンでは自らピアノの演奏に挑んでおり、誰もが知る名作『サウンド・オブ・ミュージック』から約50年、ギターを弾き語りしていたトラップ大佐だったクリストファーの音楽の才能は未だに衰えていない。本作では今回の映像以外でも、彼の素晴らしいピアノ腕前を聞ける場面も登場するということで、名優たちの演技はもちろん、クリストファーの美しい歌声とピアノ演奏も堪能して欲しい。『手紙は憶えている』は10月28日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月27日MCM(エムシーエム)は、英国デザイナーのクリストファー・レイバーンとコラボレーションし、2017年春夏コレクションをロンドンメンズコレクションにて発表する。日本時間で2016年6月11日(土)20:00(現地時間6月11日12:00)より、ファッションプレスもライブストリーミング配信を行う。ブランド初のランウェイショーとなる今シーズンは、プロジェクションマッピングなどを駆使して趣向を凝らしたショーを展開。アイコニックな「ビセトス柄」と、レイバーンのシグネチャーである“リメイド”の美学をユニークに融合させ、ユニセックスのアイテムを披露する予定だ。【詳細】MCM×クリストファー・レイバーン 2017年春夏コレクション開催日時:2016年6月11日(土)20:00(現地時間6月11日12:00)【問い合わせ先】MCM GINZA HAUS 2TEL:03-5159-6555
2016年06月13日自然派高級リゾート「シックスセンシズ ホテルズ リゾーツ スパ」のベトナム屈指のプロパティ「シックスセンシズ コンダオ」に、複数世代で一緒に過ごせるファミリープランが登場した。 4ベッドルーム完備のヴィラFour Bedroom Villa R ©Six Senses Hotels Resorts SpasSix Senses Hotels Resorts Spas(シックスセンシズ ホテルズ リゾーツ スパ)は、1995年にモルディブに最初のリゾートが誕生して以来、アジア中東地域に多数のリゾートとスパを展開する自然派高級リゾートブランド。ベトナム最後の楽園と言われる最東南部の離島、ConDao(コンダオ)のビーチフロントに佇む「シックスセンシズ コンダオ(Six Senses Con Dao)」では、複数世代が同時に滞在できるファミリープランを開始した。Ocean Front 4 Bedroom Pool Villa ©Six Senses Hotels Resorts Spas4ベッドルームを完備するヴィラでは、一人ひとりに配慮したプライベート空間はそのままに、ダイニングやゲームを一緒に楽しめる共用部も充実。最大で9名が同時に滞在でき、複数世代での夢のようなステイが実現する。 世代別アクティビティも充実Movies-at-night ©Six Senses Hotels Resorts Spas本プランに合わせて、シックスセンシズ コンダオでは各世代が楽しめるアクティビティを用意。世代を超えて楽しめるマリンスポーツ、自然体験、お料理教室などのローカルカルチャーに触れる多様なアクティビティはもちろん、子ども向けには動植物ツアーやスキューバダイビング、更になんとSPAマッサージやヨガもなどのメニューなども提供する!お料理好きなティーン向けには、ベトナム料理やピザ、スムージーなどのお料理教室も。Pho ©Six Senses Hotels Resorts Spasアクティブ派には、コンダオの美しい自然を体感するダイビングやチャーターボート、島周遊のアクティビティもおススメ。イカ釣りのアクティビティ後、釣ったイカをいただくバーベキュープランは、家族の忘れられない思い出になりそう。4Bedroom Villa night ©Six Senses Hotels Resorts Spas昔ながらの漁村をテーマに、50のプライベートプールヴィラを含む各施設が1.6キロにもわたる東ベトナム海のビーチフロントに点在するシックスセンシズ コンダオ。ベトナム伝統のビレッジスタイルを体験できるマーケットやレストラン、更に世界的に定評のあるシックスセンシズスパを有する。国立公園内の立地を唯一許された同リゾートでは、例年5月~10月頃までウミガメの観賞ツアーも楽しめるそう。
2016年06月09日しばらく慌ただしい日々を送っていたせいか、リゾートでのんびりしたいという欲求が最高潮に! 4日ほどお休みも取れたので、タイのサムイ島にあるシックスセンシズ サムイへ行って参りました。サムイ島へはバンコクから飛行機で約50分。空港からホテルまでも車で15分ほどの距離です。シックスセンシズ サムイは20エーカーという広大な敷地を誇り、パノラマな海の眺望と、うっとりするほど美しいサンセットが魅力のリゾートホテル。この地で最上のときを過ごそうと、さまざまな国からゲストが集まってきます。シックスセンシズは世界中で展開していますが、それぞれの地域性を活かした独創的な体験ができるのも特徴。例えば話題のシェフのクリエイティブな料理を最高の景色の中でいただくロマンティックなディナーや、至福のスパトリートメント。自然の中でパーソナルトレーニングなどなど。非日常な体験は心と身体をリセットさせて新たなエナジーをチャージしてくれます。到着してこの眺めを見た瞬間、ああ来てよかった! と思わず口にしてしまいました。プール越しの真っ青な海。澄み渡る空。自然との繋がりは何よりの贅沢ですね。空が映り込むプールの水面が、ゆっくりと揺れ動きます。ステイしている人々は泳いだり、読書したり、瞑想したりと思い思いの時間を楽しみ、極楽モードへ。自然との調和が楽しめる客室は開放的な空間。66のヴィラがあり、すべてプライバシーも守られる一棟独立型。それぞれの部屋には専属のバトラーがつくので、不自由のない快適なステイを満喫できます。ほとんどの客室にはプライベートプールがあり、誰にも邪魔されない至福のひとときが約束されます。 ■レストラン、スパ、アクティビティ…心を満たす幸せな空間レストランの敷地内にはオーガニックファームがあって、そこで育てられた野菜やハーブ、鶏卵なども料理にふんだんに取り入れられています。ローカルの食材にこだわり、鮮度の高い厳選素材でつくられたヘルシーな味わい。ランチは、ダイニングオンザヒルでさわやかな風を感じながら、シェフの腕前に舌鼓を打ちました。熟練のセラピストによる極上のトリートメントが受けられる、シックスセンシズ スパ。世界共通のシグニチャーメニューもありますが、ここシックスセンシズ サムイ独自のメニューとして4つのタイプに診断を受けたうえで、そのタイプにあったオイルやドリンクがセレクトされます。ツボをしっかりと捉えながら、絶妙な圧で全身も揉みほぐされると、心までデトックス。むくみやコリもすっかりオフできて、気分も身体も爽快なことこの上ありません!夜はこのリゾートのシグニチャーレストラン、ダイニングオンザロックスへ。アジアンやフレンチなどさまざまな料理からインスパイアされた滋味あふれる一皿一皿。外からのゲストも足繁く訪れるというサムイ島きっての人気レストランです。シックスセンシズ サムイには、さまざまなアクティビティーも用意されています。私も出来る限り体験してみました! まずはヨガ体験。インストラクターとともに行うヨガで、心地よい一日がはじまります。ストレッチと瞑想が、旅を一層意義深いものにしてくれました。そして、タイ式キックボクシング。基本からしっかり教えてくれるので、初心者でも安心して体験することができます。キックやパンチが決まったときの気持ち良さといったらありません(笑)。タイ料理がお好きな方には、タイ料理教室もおすすめです。たくさんのメニューの中から3つほどセレクトし申し込むと、材料が用意され、作った料理はそのままランチとしていただくことができます。私もヤムウンセンやカレーにチャレンジしましたが、期待以上に美味しく作ることができて大満足でしたよ!シックスセンシズ サムイでのステイは、印象的でクリエイティブで幸福な体験でした。行く前のストレスなど見事に吹き飛んで、滞在中ずっとにこやかに微笑んでいたほど。美しい大自然と最上のホスピタリティで、人はこんなに自分の軸を取り戻すことができるのだと感じ入った旅でした。シックスセンシズ サムイ9/10 Moo 5, Baan Plai Laem, BophutKoh Samui, Suratthani 84320Thailand
2016年05月02日