主演クリント・イーストウッド、監督セルジオ・レオーネ、音楽エンニオ・モリコーネで製作された『荒野の用心棒』(64)、『夕陽のガンマン』(65)、『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』(66)=《ドル3部作》の4K復元版が、3月22日(金) より公開されることが決定した。2024年はイタリア製西部劇=マカロニウエスタンの先駆け、『荒野の用心棒』のイタリア公開からちょうど60年。黒澤明監督の時代劇『用心棒』(61) をリメイクした『荒野の用心棒』は1964年9月にイタリアで公開されると、当時の興行記録を塗りかえる爆発的なヒットとなり各国でマカロニウエスタンブームに。中でもイーストウッド、レオーネ、モリコーネの出世作となったこの3作は3年連続イタリア年間興収NO.1となり、以降《ドル3部作》として初公開から60年近くたった今でも世界中のファンに愛されている。《ドル3部作》4Kビジュアル併せて、日本オリジナルの予告篇も公開。悪党たちと対峙するガンマンの早撃ちの銃声と共に、《ドル3部作》【4K】のロゴが画面に。モリコーネの名曲「さすらいの口笛」が流れる中、『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』の見せ場が続く。さらに、3発の銃声と共にイーストウッド、レオーネ、モリコーネの名前が現れ、【不滅のマカロニ・ウエスタン3大傑作、日本初一挙上映】の見出しが広がる。最後は【宇宙一カッコいいロードショー】の一文で締めくくられる映像となっている。《ドル3部作》【4K復元版】 日本オリジナル予告篇<作品情報>『荒野の用心棒』(英題:A FISTFUL OF DOLLARS)監督:セルジオ・レオーネ音楽:エンニオ・モリコーネ出演:クリント・イーストウッド、ジャン・マリア・ヴォロンテ【ストーリー】メキシコ国境の町に一人の流れ者がやって来た。ジョーと名乗るそのガンマンは、町を牛耳る二大勢力、悪徳保安官バクスター一家と情無用の悪党ロホ一家を争わせ、一挙に共倒れさせようと画策するが……。【解説】黒澤時代劇『用心棒』を西部劇にリメイク。目深に被ったハット、無精ひげにシガーをくわえた正体不明のガンマンのキャラは、映画史上のアイコンとなり、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』PART2と3にも引用された。今なおポンチョの着こなし宇宙一の座に揺るぎない、イーストウッドのクールな魅力が炸裂する第1弾。(C)1964 Unidis, S.A.R.L. All Rights Reserved. 日本上映権権利元:黒澤プロダクション『夕陽のガンマン』(英題:FOR A FEW DOLLARS MORE)監督:セルジオ・レオーネ音楽:エンニオ・モリコーネ出演:クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、ジャン・マリア・ヴォロンテ【ストーリー】大悪党エル・インディオが脱獄し、1万ドルの賞金が懸けられた。インディオ一家を追う二人の賞金稼ぎ、若きモンコとモーティマー大佐は商売敵だったが、一家全員の賞金山分けを条件に手を組むことに。しかし大佐には別の目的があった……。【解説】前作より一段と際立つイーストウッドのカッコ良さ、眼光鋭い新キャラ、リー・ヴァン・クリーフの堂々たる風格、悪役ヴォロンテの複雑怪奇な個性がドラマを膨らませ、面白さ倍増。フラッシュバックとパンフォーカス撮影を駆使したレオーネのスタイリッシュな演出も絶好調の第2弾。(C)1965 P.E.A. Films, Inc. All Rights Reserved『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』(英題:THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY)監督:セルジオ・レオーネ音楽:エンニオ・モリコーネ出演:クリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、イーライ・ウォラック【ストーリー】南北戦争下、賞金稼ぎのブロンディとお尋ね者のトゥコは、いかさまを仕組んでは巻き上げた賞金を山分けにしていた。ある時、瀕死の南軍兵士から軍資金20万ドルの隠し場所を訊き出した二人は、その地に向かう途中、運悪く北軍の捕虜に。そして捕虜収容所長代理のエンジェル・アイズもまた20万ドルの行方を追っていた……。【解説】レオーネ版『戦場にかける橋』ともいうべき3時間に及ぶ超大作。“いい奴、悪い奴、汚い奴”というふざけた原題通りコメディ色が強まり、エキサイティングな見せ場もたっぷり。圧倒的ボリュームの第3弾。(C)1966 P.E.A. Films, Inc. All Rights Reserved.3月22日(金) 全国ロードショー
2024年02月28日クリント・イーストウッド監督作『クライ・マッチョ』のBlu-ray&DVDのセル、レンタルが開始となった。それを記念したトークイベントが4月27日に行われ、水道橋博士と多田野曜平がゲストとして登場した。半世紀以上にわたり第一線で活躍を続ける名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝いたクリント・イーストウッド。監督デビューから50年、40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は、彼が監督・主演を務める新たなマスターピースである。トークイベントでは、イーストウッド作品の大ファンだという水道橋が『クライ・マッチョ』について「公開後すぐに見に行きました。クリント・イーストウッドを参拝しに行っているようなもんです」と熱烈なファンぶりをアピール。本作で監督と主演を務めるイーストウッドについて「監督・主演でいうと、映画史上最高齢ではないですか。完全に前人未踏のところをやってますので、クリント・イーストウッドの顔を拝めるだけでもありがたいという気持ちですね」と称えた。そんなイーストウッドが演じる元ロデオスターに加えて物語の中心となるのは、少年とその相棒の鶏。「動物と一緒に旅をするというのは、(チンパンジーが登場した)『ダーティファイター』のような感じだと思います。動物と子供に優しい、クリント・イーストウッド節がここでも炸裂しています」、「ロデオのチャンピオンだったという設定も、『ブロンコ・ビリー』と重なる気がしますね」と過去作品を振り返りながら、本作との共通点を挙げた。イーストウッドの印象について多田野は「個人的な感想を言えば、モテますよね(笑)。確かにかっこいいけどね。すごいです。まだまだ現役です」とコメント。また水道橋は本作が少年とのロードムービーであることから、イーストウッドが運転する場面が多く描かれていることについて触れ、「免許を返上していないことも驚きですよね。91歳で運転してるってどういうこと?」「(映画設定では年齢不詳だが)原作では39歳みたいです」と指摘。それに対し多田野は終始、驚きのリアクションをし、驚きを隠せない様子だった。加えて水道橋は「最初40年前に本作を映画化するという話があったときは、まだ自分には若すぎると断ったらしいです。一時この映画は、(アーノルド・)シュワルツェネッガーがやるはずだったそうですよ」と意外な裏話も披露した。『運び屋』より全編でのイーストウッドの吹き替えを担当している多田野。これまでイーストウッドの吹き替えをしていた山田康雄の代役として、追加収録パートを担当していたが今や全編を務めるようになった。「恐れ多いですよね。断る勇気もない。山田さんならどうやるのかなと想像して、徹底的に近づけるようにしています」と山田へのリスペクトの気持ちを込めて仕事に向き合っているという。かつての追加収録と全編収録の苦労の違いを聞かれると「部分的にやるのも全部やるのも苦労は同じかな。ただ追加収録の際はイーストウッドが40代である『ダーティハリー』の頃。(今のイーストウッドの年齢での吹き替えは)山田さんがまだ踏み入っていないところなんですよ」、「山田さんが吹き替えた、イーストウッドのヨレヨレのシーンを徹底的に参考にして想像しながらやっていますね」と過去作品を参考にして吹き替えに活かしていると語った。実際に吹替版を観た水道橋は「全然気が付かないです。日本人のイメージのクリント・イーストウッドの声っていうのを絶対に変えてはいけないと思われているんだなと感じました」と感想を述べた。最後に本作の見どころについて聞かれると、水道橋は「この人は何の映画を撮ったのか。どういう作品に出演したのか。そういうところを意識して欲しいと思います。本作は集大成なんです。イーストウッドの過去作品で、こんなシーンもあったなと脳裏をよぎりながら、思い出しながら老境を見る。だから共感できる作品なんだと思います」と熱弁。多田野は「イーストウッド節というか、それをヒントに作られた山田さん節というか、相手が子供だろうが動物だろうがウィットに富んだ会話を感じてもらいたいです」と作品をPRし、イベントを締めくくった。『クライ・マッチョ』Blu-ray&DVD発売中、デジタル配信中
2022年05月11日ドキュメンタリー映画『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』が、2022年4月9日(土)より、全国順次ロードショー。ヒルマ・アフ・クリントとは?モンドリアンやカンディンスキーより先に抽象的絵画を描いていた画家がスウェーデンにいた。それは女性画家ヒルマ・アフ・クリント(1862~1944)だ。王立美術院で学び、正統な美術教育を受け、伝統的な絵画でも成功を収める。1906年より抽象画を描き始めるが、死後20年はその作品を公表しないよう遺書を残し、世を去り、長らく無名だった。忘れ去られていた。長い年月を経て、近年急速に注目を集めるヒルマ。ニューヨークのグッゲンハイム美術館での回顧展(2019)は約60万人を集め、同館史上最高の動員を記録した。知られざるヒルマ・アフ・クリント『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』は、ヒルマの人生をたどるドキュメンタリー映画だ。伝統的な絵画で成功したにも関わらず、彼女を拒んだ美術の世界。信念を持ち、誰も描けない絵を描くがゆえに恐怖でもあった。妹の死、宗教・神秘主義への傾倒。同じ思想を持つ4人の女性芸術家と結成した「5人」の活動、ルドルフ・シュタイナーとの出会いなどを紹介する。なぜ彼女は死後20年作品を公表しなかったのか?作品詳細映画『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』英題:Beyond the Visible – Hilma af Klint監督:ハリナ・ディルシュカ出演:イーリス・ミュラー=ヴェスターマン、ユリア・フォス、ジョシュア・マケルヘニー、ヨハン・アフ・クリント、エルンスト・ペーター・フィッシャー、アンナ・マリア・ベルニッツ配給:トレノバ
2022年04月09日抽象的絵画の先駆者でありながら、長らくその存在を知られていなかったスウェーデンの女性画家ヒルマ・アフ・クリント(1862~1944)のドキュメンタリー映画『見えるもの、その先にヒルマ・アフ・クリントの世界』の公開日が4月9日(土)に決定、予告編が解禁となった。2019年、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で開催されたヒルマ・アフ・クリントの回顧展は同館史上最高の動員を記録、スウェーデンのラッセ・ハルストレム監督が最新作『Hilma』(原題)で彼女の生涯を描くなど、いまや欧米で大きな注目を集める存在となっている。自身の死後20年は作品を公表しないよう言い残し世を去り、その驚異的な先進性や創造性にも関わらず、死後20年を経た後も長らく美術史から拒絶されていたヒルマ。本作は、謎に包まれたその生涯、そして彼女を拒んだ美術史の裏側にも迫る。そんな本作から、神秘性と現代性を併せ持つヒルマのカラフルな作品群と、彼女と美術史の関係にフォーカスした予告編が解禁。「美術史は書き換えられるのか」という挑発的な言葉を投げかける映像となっている。『見えるもの、その先にヒルマ・アフ・クリントの世界』は4月9日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年02月28日クリント・イーストウッドが監督・主演・製作を務める、監督デビュー50周年記念作品『クライ・マッチョ』が現在公開中。この度、監督に密着したスペシャルメイキング映像が到着した。名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度のアカデミー賞に輝くイーストウッド監督40作目となる本作は、落ちぶれた元ロデオスターと少年の旅を通して“人生とは何か”を描く。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な強さとは何かを温かく、時にユーモラスに、時に切なく語りかける。コロナ禍の中、ニューメキシコで撮影が敢行された本作。映像は、ロケ地に用意された「CLINT EASTWOOD DIRECTOR」と刻印されたディレクターズ・チェアからスタート。「ラフォがあっちへ歩いていくからこっちから撮れるよ」と手をかざした監督に、「素晴らしい絵が撮れそうだ」とスタッフ。カウボーイハットでカメラモニターを見つめるイーストウッド監督、馬に優しく触れる場面や、マグカップを手にした主人公マイクを演じている撮影シーンが続く。そして、ニューメキシコの大自然をロングショットで撮影しようとする監督が、スタッフと共にアングルを確認する姿でメイキング映像は終了する。『クライ・マッチョ』SPメイキング映像これまで、最新作が全米公開を迎えると、その直後に次に控える新たなプロジェクトが発表されてきたイーストウッド監督。しかし今回は、新作の発表はなく、本人が取材に応じたのもアメリカの限られた数媒体だけで、プロモーションにも一切顔を出していない。イーストウッド監督を心の師と仰ぐ李相日監督は「『ミリオンダラー・ベイビー』の”その後”を観ているような感慨が湧く。全てを失い失踪した男が、この作品では背中を曲げ愛する人とゆったりと踊る。温もりこそ、人生の終着点なのかもしれない」と語る。またファンからも「クリント・イーストウッドはいつも大切なことを教えてくれる」「これまで撮り続けてきたイーストウッドだからこその回顧的目線と哀愁に浸った」「これで終わりでは無い!まだまだやる!という気概があった」など熱いメッセージが発信され続けている。『クライ・マッチョ』は新宿ピカデリーほかにて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2022年01月22日1月14日より日本で公開され、大ヒット中のクリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』から、撮影中のイーストウッド監督の様子を捉えたメイキング映像が公開された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイ・マイクと少年・ラフォの旅を通して語られる「人生」とは。本作は、喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。今回、公開された映像は、ロケ地に用意された「CLINT EASTWOOD DIRECTOR」と刻印されたディレクターズ・チェアから始まる。イーストウッドが今こそ撮るべき映画だと確信した『クライ・マッチョ』は、コロナ禍の中ニューメキシコで撮影が敢行された。「ラフォがあっちへ歩いていくからこっちから撮れるよ」と手をかざしたイーストウッドに「素晴らしい絵が撮れそうだ」とスタッフが応じる。カウボーイハットでカメラモニターを見つめる彼の傍らのスタッフはマスクを着用している。さらに馬に優しく触れる場面やマグカップを手にした主人公マイクを演じている撮影シーンが続く。そして、ニューメキシコの大自然をロングショットで撮影しようとするイーストウッドが撮影スタッフとアングルを確認する姿が映し出される。そのまなざしが見つめる先には何があるのか。これまで最新作が全米公開を迎えると、その直後に次に控える新たなプロジェクトが発表されてきたイーストウッドだが、今回は新作の発表はなく、本人が取材に応じたのもアメリカの限られた数媒体だけのみ、プロモーションにも一切顔を出していない。そんな中で、今回の映像は、撮影中の彼の様子がわかる貴重なものとなっている。『クライ・マッチョ』公開中
2022年01月22日1月14日(金)より日本で公開され、大ヒット中のクリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』。この度、本作よりイーストウッドが演じるマイクがと少年ラフォが出会う新たな本編映像が公開された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイ・マイクと少年・ラフォの旅を通して語られる「人生」とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作に満を持して向き合った本作は、まさにイーストウッドの集大成にして新境地と言えるだろう。今回公開された本編映像は、マイクが探していた少年・ラフォを見つけ出す、初めての出会いを果たした場面。恩人の息子を探して彼らの家を訪れたマイクは、母親から息子はここではなくストリートで生きていると告げられる。マイクは警察にガサ入れされたメキシコの闘鶏場に足を踏み入れる。「出てきたまえ。俺は家族の友人だ」と呼びかけるも場内からは何の反応もない。誰も居ないと思った矢先、闘鶏用のニワトリが物陰から飛び出してくる。しかめっ面でニワトリを捕まえたマイクは「悪いチキン、暴れるな」と瞬く間に手懐ける。マイクは「よし。くそガキ出てこい。5まで数え、チキンの首を折る。いいな?」と手荒なやり方でラフォを挑発し、カウントを始めると「雄鶏を返せ!」と怒りをみなぎらせたラフォが姿を現す。「話が先だ。ラフォ」と呼びかけるマイクに、少年は「名前知ってるの?なぜここが?」と複雑な表情を浮かべる。「お母さんから居場所を聞いたからだ」というマイクの返答に、ラフォは「俺を買ったのかよ」と言い捨てる。男遊びが盛んな母の元、劣悪な環境で育ったラフォは、闘鶏の“マッチョ”とストリートで生きてきた。誰も信用できないと心に決めた彼は、突然現れたマイクに敵対心をむき出しにする。一方のマイクも、恩義がある元雇い主の依頼だから受けた仕事だが、ひねくれた若造になめられる筋合いはない。まさに“最悪”の出会いの後、マイクが運転するピックアップトラックでアメリカ国境を目指す旅を始める。勇気、希望、友情、そして愛…。ここまで数々の人生を描いてきたイーストウッドが描く真の”強さ”とは。旅を続ける映画人・イーストウッドが『クライ・マッチョ』に込めた想いを、映画館の大スクリーンで受けとめてほしい。『クライ・マッチョ』公開中
2022年01月19日クリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』が1月14日(金)より日本公開される。この度、本作より新たな本編映像が解禁された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイ・マイクと少年・ラフォの旅を通して語られる「人生」とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作に満を持して向き合った本作は、まさにイーストウッドの集大成にして新境地と言えるだろう。今回解禁された本編映像は、旅の途中で立ち寄ったダイナーでのワンシーン。息子の行方を追う母親が放った追っ手に捕らえられたラフォを助けるために、マイクが相手に立ち向かう瞬間がとらえられている。共に旅をするふたりだが、親の愛を知らないラフォは警戒心が強く、決して心を開こうとしない。しかし、「もはや強くない」と自分の弱さを隠そうとしないマイクを信頼し、尊敬の念を抱き始めていた。一足先に外に出たラフォに続いて店を出たマイクの目には、母が放った追っ手に羽交い締めにされた少年の姿が。身動きが取れず「助けて!マイク!」と叫び必死に手を伸ばすラフォ。もはやマッチョではないと感じるマイクは、それでも前に進む。ひるむことなく近づいたマイクは、悠然と「何のマネだ?」と睨みを利かせる。「うせろジジイ!お前の子じゃない。手出しするな。お前に関係ない」と暴言を吐く男に、ラフォの相棒“マッチョ”(ニワトリ)が飛び掛かる。その一瞬の隙を突いてマイクは“拳”を振り上げる。もはや強くないことを認めるマイクと親の愛を知らないラフォは、アメリカ国境への旅を通して固い絆で結ばれていく。その先にはふたりの人生を大きく変える岐路が待ち受けていた。いよいよ公開となる本作への期待がさらに高まる内容と言えるだろう。この映像をチェックして、ぜひ劇場に足を運んでほしい。『クライ・マッチョ』1月14日(金)日本公開
2022年01月14日半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度のアカデミー賞(R)に輝くクリント・イーストウッド。そんな彼の最新作『クライ・マッチョ』が2022年1月14日(金)に公開となる。この度、勤労感謝の日を記念し、50年にわたり世に名作を送りだし続けたイーストウッドへの感謝をこめて、歴代のアカデミー俳優たちがイーストウッドの撮影現場を明かすコメントが発表された。監督デビュー50周年記念作品『クライ・マッチョ』の公開を控えるイーストウッドは、『恐怖のメロディ』(1971)以来、50年間で40作品もの名作を生んできた。驚異的なペースで監督を続けてきた秘訣のひとつに挙げられるのが、直感的で自然体のスピーディな撮影術。イーストウッド作品に出演した歴代キャストの証言から、そのスマートな演出術の秘密に迫る。『アメリカン・スナイパー』や『運び屋』で2度イーストウッド組に参加しているブラッドリー・クーパーは、「僕は、クリントのテンポの速い撮影スタイル、効率のいい時間の使い方がものすごく好きだ」と撮影現場を振り返る。アカデミー賞(R)作品賞・監督賞に輝いた『許されざる者』、『ミリオンダラー・ベイビー』、そして『インビクタス/負けざる者たち』に出演、イーストウッドの演出を熟知するモーガン・フリーマンも、「クリントの撮影はとても速い。1テイク撮ったら、すぐ次に進む。すごくいいよ。それに、彼がいつも平静でいることもありがたい。それは彼の精神力と自制心の表れだ」と賞賛。また『インビクタス/負けざる者たち』で初出演、続く『ヒア アフター』で主演を務めたマット・デイモンは、「彼は、ストーリーを語るにはどうすればいいかを正確に把握している。俳優として完全に身を任せられるので、とても安心して演じることができる。彼との仕事はほんとうにすばらしい体験だった」と、俳優出身ならではの監督に信頼を寄せる。さらに「スタッフのさまざまな仕事についてよく知っていて、誰もがよりやりやすくなるように気を配る。その結果、それぞれが最高の仕事ができる気分になれる。しかも、とても楽しい雰囲気でね」と、スタッフへの気配りも忘れない監督だと讃えた。最新作『クライ・マッチョ』でイーストウッドのイーストウッド演じるマイクと共に旅をする少年ラフォに大抜擢された、メキシコ出身のエドゥアルド・ミネットも「ハッピーな現場だったよ。いつも笑いがあふれているんだ。クリントはしょっちゅう冗談を飛ばして、僕をリラックスさせてくれたよ」と、14歳でいきなり巨匠との現場となったが、和やかな雰囲気の中で若き相棒をのびのびと演じられたと語っている。「彼の演出方法は見事なまでに簡潔なんだ」と語るのは、『J・エドガー』主演のレオナルド・ディカプリオ。「クリントの映画作りに非の打ちどころがないのは、彼が自分自身の直感と本能を信じているからだよ。彼のビジョンはひとつで、俳優としてはとてもやりやすかった。彼はまさにボクシングのセコンドみたいな感じ。リングに上がると、すぐそばで見守り、支えてくれている感じなんだ」と、独自の演出術で俳優を導く名監督だと断言している。現在、イーストウッドの長年にわたる功績に感謝を込めて、ハッシュタグ「#ありがとうイーストウッド」をつけてメッセージを贈ると特注ディレクターズ・チェアなどが当たる豪華キャンペーンを実施中。ぜひこの機会に、アカデミー俳優たちとタッグを組んだ名作の数々を見返してみるのもお勧めだ。<クリント・イーストウッド監督50周年記念 #ありがとうイーストウッド>キャンペーン詳細: 『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)より公開
2021年11月23日クリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』が2022年1月14日(金)より日本公開される。この度、本作の場面写真7点が一挙解禁となった半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイと少年の旅を通して語られる「人生」とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な「強さ」とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作に満を持して向き合った本作は、まさにイーストウッドの集大成にして新境地と言えるだろう。解禁された場面写真では、元雇い主からの誘拐の依頼や、親の愛を知らないラフォが警戒心をむき出しにする様子、壮大な大自然メキシコの旅、寄り道した町で出会う強さと優しさを備えたマルタとの様子が写し出されている。『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)日本公開
2021年11月19日「第34回東京国際映画祭(TIFF)」でクリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『クライ・マッチョ』がオープニング作品として上映される。これに伴い監督・主演のクリント・イーストウッドからコメントが到着、さらに同映画祭で初公開された監督デビュー50周年を記念する特別映像も解禁された。半世紀以上に渡り一線で活躍を続ける名優にして、映画『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度の「アカデミー賞」に輝くクリント・イーストウッド。監督デビューから50年・40作目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』は彼が監督・主演を兼任する新たなマスターピースである。落ちぶれた元カウボーイと少年の旅を通して語られる“人生”とは。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な[強さ]とは何かを温かく、時にユーモラスに時に切なく語りかける。40年前から検討されていた原作の映画化に、イーストウッドが満を持して向き合った本作は、まさに彼の集大成にして新境地と言えるだろう。特別映像では、西部劇の傑作『アウトロー』(1976年)、「アカデミー賞」5部門受賞の『許されざる者』(1992年)、“マッチョ”な役柄を演じた『ダーティファイター』(1978年)など、イーストウッド監督作品の名シーンでその軌跡を振り返る。「イーストウッドはアメリカンヒーローの神髄。私たちが在りたいと思う人物像だ」と語るのはプロデューサーのアルバート・S・ラディ。続いて『父親たちの星条旗』(2006年)や『硫黄島からの手紙』(2006年)、『ヒア アフター』(2010年)などを製作したスティーヴン・スピルバーグが「クリントはアメリカを象徴する監督だ」とコメントを寄せた。さらにメル・ギブソンは「アメリカの琴線に触れる感情を描く。アメリカの心と通じている」と、その演出力と演技力の双方を讃える。そして、「アカデミー賞」4部門に輝いた『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)で主演女優賞を受けたヒラリー・スワンクが「長年の経験から直感を信じて映画を作る」とコメント。製作のティム・ムーアは、イーストウッドから『クライ・マッチョ』の脚本があると伝えられたという。主人公のマイクは、元ロデオスターで本物のカウボーイを体現するイーストウッドらしい役だ。マイクは、元雇い主の依頼でメキシコで暮らす14歳の少年ラフォを誘拐して連れ戻す旅に出る。「昔はマッチョだったんだろ?」と問いかけられ、「昔の俺は凄かった。だが今は違う」と自らの老いを認める落ちぶれたカウボーイだ。さらにムーアは、本作では「人間関係のきらめきも描かれる」と語る。マイクは旅の途中で食堂を営む女性マルタと出会う。互いに自己紹介したふたりには、どんなきらめきが待っているのか。『マディソン郡の橋』(1995年)を思い出させるダンスシーンが印象的だ。『クライ・マッチョ』は「感動的で、イーストウッド映画で見られる“象徴的な瞬間”が含まれている」と語るティム・ムーアは、「彼には夕日に向かって、馬に乗って行ってほしいと思う」と語る。『スリー・ビルボード』(2017年)の名カメラマン、ベン・デイビスがとらえた美しいメキシコの荒野の風景を走るマイクの姿に重ねて「人生には決め時ってもんがある、今がその時だ」の名台詞が。91歳を迎えて尚も現役を続けるクリント・イーストウッドが問う“マッチョ”=「真の強さ」とは。監督デビュー50周年記念作品、集大成にして新境地となる新たなマスターピース『クライ・マッチョ』は、2022年1月14日(金)日本公開となる。<クリント・イーストウッド:コメント(日本語訳)>日本の皆さんへ最新作『クライ・マッチョ』が、第34回東京国際映画祭オープニング作品に選ばれたことをとても光栄に思います。本当にオープニングセレモニーに参加したかったです。この映画を通して、私が信じる"本当の強さ"を感じてもらえると嬉しいです。『クライ・マッチョ』はコロナ禍に撮影されたものです。私は本作が映画業界に、勇気と強さをもたらす作品の一つになればと思っています。どうぞ楽しんでご覧ください。『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)日本公開
2021年10月30日映画『クライ・マッチョ』が、2022年1月14日(金)に公開。クリント・イーストウッドが、監督・主演・製作を務める。クリント・イーストウッドの“集大成”であり“新境地”輝かしいキャリアと偉業で、半世紀にわたって映画業界を牽引してきた俳優・監督・プロデューサーのクリント・イーストウッド。主演・監督した『許されざる者』と『ミリオンダラー・ベイビー』ではそれぞれ米アカデミー賞最優秀作品賞並びに最優秀監督賞をW受賞、『バード』『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』の3作品ではゴールデングローブ賞監督賞を獲得。『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』といった代表作も持つ。そんなクリント・イーストウッド監督デビュー50周年にあたる2021年、映画監督作品は40作目となる記念すべき節目に、最新作『クライ・マッチョ』の公開を発表。クリント・イーストウッドが監督・主演・製作を務め、彼にとっての“集大成”であり“新境地”ともいえる感動ドラマを作り上げた。元ロデオスター&愛を知らない少年の感動ドラマ映画『クライ・マッチョ』は、N・リチャード・ナッシュの小説『CRY MACHO』を原作とするもの。主人公は、かつて数々の賞を獲得し、一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・マイロだ。しかし、その栄光はいまや過去のこと。落馬事故をきっかけに、家族も離散、競走馬の種付けで細々と一人で暮らしていた。だがある日、マイクは元雇用人から、メキシコにいる彼の息子ラフォの誘拐を依頼される。メキシコからテキサスへ――その危険で壮大な道のりは、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた…。人生に失敗した元ロデオスターと、親の愛を知らない少年。出会うはずのなかった二人の壮大なメキシコ横断旅に待ち受けるものとは?そして、2人が最後に見つけた“新たな生きざま”とは?登場人物(キャスト)主演のクリント・イーストウッドが演じるのは、ロデオ界の元スター、マイク・マイロ。彼と少しずつ交流を深めていく不良少年・ラフォを、長編映画デビュー作となる新たな才能エドゥアルド・ミネットが演じる。2人のコンビネーションに注目だ。マイク・マイロ(クリント・イーストウッド)かつて一世を風靡したロデオ界の元スター。今は落ちぶれている。元雇用人から、息子のラフォを誘拐するように頼まれる。ラフォ(エドゥアルド・ミネット)マイクの元雇用人の息子。親の愛を知らない、生意気な不良少年。“40年越し”に映画化が実現実は、映画『クライ・マッチョ』の企画が最初に持ち上がったのは40年前。『ゴッドファーザー』『ミリオンダラー・ベイビー』で知られる映画製作者アルバート・S・ラディが原作に魅了され、イーストウッドに話を持ちかけたが、イーストウッドがマイク役は時期尚早だと判断し企画は頓挫してしまった。時を経て2019年。「期は熟した」と考えたイーストウッドがラディに連絡をとり、脚本を再検討することになり、ついに映画化へ。長年の悲願を達成したラディは、「クリントはこれからもアメリカの英雄として、不滅の男として語り継がれるでしょう」と語っている。イーストウッド組が集結脚本を執筆したのは、『グラン・トリノ』や『運び屋』の脚本も手がけたニック・シェンク。イーストウッド自身の個性を生かしてマイクというキャラクターを練り上げ、苦労と挫折を味わいながら、約束に固い不言実行の男を書き上げた。さらに、編集には『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』のジョエル・コックスが参加するなど、イーストウッド組が集結している。【詳細】映画『クライ・マッチョ』発売日:2022年1月14日(金)監督・主演・製作:クリント・イーストウッド原作:N・リチャード・ナッシュ「CRY MACHO」脚本:ニック・シェンク、N・リチャード・ナッシュ製作:アルバート・S・ラディ、ティム・ムーア、ジェシカ・マイヤー出演:クリント・イーストウッド、エドゥアルド・ミネット、ナタリア・トラヴェン、ドワイト・ヨアカム、フェルナンダ・ウレホラ<映画『クライ・マッチョ』あらすじ>誘拐から始まった少年との出会いが、二人の人生を大きく変えてゆく―アメリカ、テキサス。ロデオ界のスターだったマイクは落馬事故以来、数々の試練を乗り越えながら、孤独な独り暮らしをおくっていた。そんなある日、元雇い主から、別れた妻に引き取られている十代の息子ラフォをメキシコから連れ戻すという依頼を受ける。犯罪スレスレの誘拐の仕事。それでも、元雇い主に恩義があるマイクは引き受けた。男遊びに夢中な母に愛想をつかし、闘鶏用のニワトリとともにストリートで生きていたラフォはマイクとともに米国境への旅を始める。そんな彼らに迫るメキシコ警察や、ラフォの母が放った追手。先に進むべきか、留まるべきか? 少年とともに、今マイクは人生の岐路に立たされる――。
2021年09月23日クリント・イーストウッド監督がデビュー50周年にあたる2021年に監督・主演・製作を務めた、40本目の監督作品『CRY MACHO』が邦題『クライ・マッチョ』として、2022年1月14日(金)より全国公開されることが決定。併せて、予告編が解禁された。かつて数々の賞を獲得し一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・ミロ(クリント・イーストウッド)。しかし落馬事故をきっかけに家族は離散。現在は、競走馬の種付けで細々と暮らしていた。そんなある日、マイクは元雇用人からメキシコにいる彼の息子ラフォを誘拐するよう依頼される。メキシコからテキサスへ。その危険で壮大な道のりに、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた――。クリント・イーストウッド本作の企画が最初に持ち上がったのは、40年前。映画製作者のアルバート・S・ルディが、原作であるN・リチャード・ナッシュの「CRY MACHO」(1975年発刊)を読んだことから始まる。しかし映画化の話を持ちかけられたイーストウッドは、マイク役は時期尚早だとして企画は頓挫。しかし2019年、ついに「期は熟した」と考えたイーストウッドがルディに連絡をとり、映画化が実現した。今回脚本を練り直し執筆を担当したのは、『グラン・トリノ』や『運び屋』の脚本も手掛けたニック・シェンク。マイクを、イーストウッドの個性を生かしたキャラクターに仕上げ、苦労と挫折を味わいながらも約束を守る、不言実行の男を作り上げた。また、編集には『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』のジョエル・コックスが参加するなど、イーストウッド組が集結している。今回解禁された予告編は、マイクが元雇用人から息子ラフォを誘拐するように頼まれ、メキシコへ向かうところから始まる。そしてマイクと生意気な不良少年ラフォが、困難な道中のなかで少しずつ交流を深めていく様子が切り取られている。また「昔の俺はすごかった。だが今は違う」「男は皆マッチョに憧れる。強さを見せつけたくて」とラフォに話すマイクの言葉からは、常に第一線で活躍し時代を生き抜いたイーストウッドがたどり着いた「本当の強さ」とは何かという答えを、いまを生きる全世代に温かく届ける物語であることがうかがえる。『クライ・マッチョ』は2022年1月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年09月20日クリント・イーストウッド監督・主演・製作の映画『CRY MACHO』 が邦題『クライ・マッチョ』として、2022年1月14日(金)より日本公開することが決定した。さらにこの度、本作より予告映像と場面写真が解禁された。クリント・イーストウッドは、俳優・監督・プロデューサーとして半世紀にわたって映画業界を牽引。その輝かしいキャリアと偉業を通して、多くの生涯功労賞を受賞し、映画界では生きる伝説だ。俳優として誰もが知るキャラクターを生み出すだけでなく、監督として数々の名作を手掛け続け、その類まれな才能はより高みへと昇華されていく。主演・監督した『許されざる者』(1992年)と『ミリオンダラー・ベイビー』(2004年)では、それぞれ「アカデミー賞」最優秀作品賞並びに最優秀監督賞をW受賞。『バード』(1988年)『許されざる者』(1992年)『ミリオンダラー・ベイビー』の3作品では、ゴールデングローブ賞監督賞を獲得(『硫黄島からの手紙』(2006年)は外国語映画賞受賞。さらに『グラン・トリノ』(2008年)『アメリカン・スナイパー』(2015年)など代表作の枚挙にいとまがない。世界中を見渡しても、歴史的にも、クリント・イーストウッドに並ぶほどの偉業をなし得ている映画人はいないと断言できるだろう。そして、イーストウッド監督デビュー50周年にあたる2021年、映画監督作品は40作目となる記念すべき節目に、映画『クライ・マッチョ』の公開が発表された。本作はN・リチャード・ナッシュの『CRY MACHO』(1975年発刊)を原作に、イーストウッド自身が監督・主演・製作を務める。主人公は、かつて数々の賞を獲得し一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・ミロ(イーストウッド)。しかし落馬事故をきっかけに、家族も離散、競走馬の種付けで細々とひとり暮らしていた。だがある日、マイクは元雇用人から、メキシコにいる彼の息子ラフォの誘拐を依頼される。メキシコからテキサスへ。その危険で壮大な道のりは、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた。本作の企画が最初に持ち上がったのは実に40年前。原作を読んだ映画製作者のアルバート・S・ルディ(91歳、『ゴッドファーザー』『ミリオンダラー・ベイビー』)は物語に魅了されイーストウッドに話を持ちかけたが、イーストウッドがマイク役は時期尚早だと判断し企画は頓挫した。しかし2019年「期は熟した」と考えたイーストウッドがルディに連絡をとり、脚本を再検討することになり、ついに映画化へと動き出すこととなった。脚本を練り直し執筆したのは『グラン・トリノ』や『運び屋』の脚本も手がけたニック・シェンク。マイクを、イーストウッド自身の個性を生かして更にキャラクターを仕上げ、苦労と挫折を味わいながら、約束に固い不言実行の男を書き上げた。ルディは「クリントはこれからもアメリカの英雄として、不滅の男として語り継がれるでしょう」と長年の悲願を語る。ほかにも、編集にはジョエル・コックス(80歳、(『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』)と、イーストウッド組が集結した本作は、まさにイーストウッドの集大成と言えるだろう。今回解禁された予告編は、かつてロデオスターだったが今は落ちぶれているマイクが、元雇用人から息子ラフォを誘拐するように頼まれ、メキシコへと向かうところから始まる。彼は親の愛を知らない、生意気な不良少年ラフォと出会い、ふたりはが困難な道中のなかで少しずつ交流を深めていく。メキシコを横断する旅路のバックには壮大な景色が映し出されており、そしてマイクの新たな出会いも物語をエモーショナルに盛り上げている。「昔の俺はすごかった。だが今は違う」、「男は皆マッチョに憧れる。強さを見せつけたくて」と少年に話すマイクの言葉は、まるでイーストウッド本人が現代社会に生きる私たちに向けて語りかけているメッセージの様にも感じられ、常に第一線で活躍し時代を生き抜いた男=イーストウッドがたどり着いた、「本当の強さ」とは何かという答えを、今を生きる全世代に温かく届ける物語であることがうかがえる。また解禁された場面写真では、マイクと少年の出で立ちからは、新たな名コンビ誕生を予感させる。少年ラフォを演じるのは、本作が長編映画デビュー作となる新たな才能エドゥアルド・ミネット。イーストウッドとのコンビネーションにも注目だ。『クライ・マッチョ』2022年1月14日(金)日本公開
2021年09月20日90歳のクリント・イーストウッドが、次の監督作で主演も務めることになった。『Cry Macho』というタイトルで、イーストウッドが演じる男は、かつてロデオで注目を集め、引退後は馬のブリーダーとして生計を立てている。アルコール依存症の母のもとで育つ息子を引き取るべく迎えに行った彼は、その道中で、自分の人生をも振り返ることになる、という物語のようだ。このプロジェクトに完全なゴーサインはまだ出ておらず、撮影開始日も未定だが、イーストウッドはすでにロケハンを始めているという。イーストウッドの最近の監督作は『リチャード・ジュエル』。文=猿渡由紀
2020年10月05日クリント・イーストウッドの特集上映「35mmフィルムで見るクリント・イーストウッドの軌跡」が、国立映画アーカイブにて2020年10月29日(木)から12月6日(日)まで開催される。35mmフィルムで見るクリント・イーストウッド映画「35mmフィルムで見るクリント・イーストウッドの軌跡」では、クリント・イーストウッド主演作や監督作品13本をワーナーブラザース所蔵の35mmフィルムで特集上映する。上映作13本はすべて、現時点で日本にデジタルシネマパッケージ(DCP)が無く、劇場では35㎜フィルムでしか見ることのできない作品となっており、大画面のスクリーンでフィルム上映ならではの繊細な色彩や陰影表現を楽しめる貴重な機会となる。『ダーティハリー』『硫黄島からの手紙』など13本上映作品は、クリント・イーストウッドが一匹狼の刑事ハリー・キャラハンを演じる「ダーティハリー」シリーズの第1作目『ダーティハリー』や、アカデミー賞作品賞、監督賞など4部門で受賞した、1992年のクリント・イーストウッド監督作品『許されざる者』、渡辺謙、二宮和也、伊原剛志などが出演した『硫黄島からの手紙』など。『父親たちの星条旗』は、オリジナル版に加え、公開当時の日本語吹替版も特別に上映される。【詳細】35mmフィルムで見るクリント・イーストウッドの軌跡会期:2020年10月29日(木)~12月6日(日)会場:国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(2階)、小ホール(地下1階)住所:東京都中央区京橋 3-7-6※スケジュール、料金などの詳細は、9月末頃に国立映画アーカイブホームページにて発表。上映作品:『ダーティハリー』(1971年、ドン・シーゲル監督)『許されざる者』(1992年、クリント・イーストウッド監督)『マディソン郡の橋』(1995年、クリント・イーストウッド監督)『目撃』(1997年、クリント・イーストウッド監督)『真夜中のサバナ』(1997年、クリント・イーストウッド監督)『トゥルー・クライム』(1999年、クリント・イーストウッド監督)『スペース カウボーイ』(2000年、クリント・イーストウッド監督)『ブラッド・ワーク』(2002年、クリント・イーストウッド監督)『ミスティック・リバー』(2003年、クリント・イーストウッド監督)『父親たちの星条旗』(2006年、クリント・イーストウッド監督) ※日本語吹替版も上映『硫黄島からの手紙』(2006年、クリント・イーストウッド監督) ※英語字幕付も上映『グラン・トリノ』(2008年、クリント・イーストウッド監督)『インビクタス/負けざる者たち』(2009年、クリント・イーストウッド監督)【問い合わせ先】国立映画アーカイブTEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2020年09月14日テレビ東京の「サタ☆シネ」枠は“6月は女と罪のサスペンス”と題して作品をお届け。6月6日(土)深夜はクリント・イーストウッド主演の異色サスペンス作『白い肌の異常な夜』を放送する。『ダーティハリー』シリーズのヒットで世界的スターとなると、俳優だけでなく監督、プロデューサーとしての手腕も発揮。『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞作品賞、監督賞のダブル受賞を果たしたほか、日本から二宮和也、中村獅童らを起用した『硫黄島からの手紙』など、アクションから文芸作まで幅広く出演、監督、製作を手掛けてきたクリント・イーストウッド。アカデミー賞に輝いた『許されざる者』は彼が“盟友”ドン・シーゲルに捧げた作品でもあるが、2人は『マンハッタン無宿』でイーストウッドが主演、ドン・シーゲルがメガホンを取って以降『真昼の死闘』や『ダーティハリー』『アルカトラズからの脱出』といった作品を共に世に送りだしてきた。本作はそんな2人がコンビを組んだ一連の作品群のなかでも異彩を放つ傑作ゴシックスリラー。南北戦争末期、南部の森深くにマーサ校長(ジェラルディン・ペイジ)が農園内に開いた女学園があった。そこでは教師のエドウィナ(エリザベス・ハートマン)と12歳から17歳の生徒の少女6名、黒人奴隷のハリー(メエ・マーサー)が暮らしていた。ある日12歳のエミー(パメリン・ファーディン)が大ケガをした敵の北軍兵士マクバニー伍長(クリント・イーストウッド)を見つける。マクバニーを南軍に引き渡したらすぐ死んでしまうと思った彼女たちは、彼を治療してから引き渡すことに。女の園に迷い込んだ若い男の存在に色めき立つ学園。傷が回復し松葉づえで動けるようになったマクバニーだが、マーサ校長はかつて愛した兄に彼をダブらせ南軍への引き渡しを躊躇する。彼に初めての恋をするエドウィナ。彼に迫る生徒のキャロル(ジョー・アン・ハリス)、生き残るため自らも彼女らを誘惑するマクバニーだったが…というのが本作のストーリー。昨年公開された監督最新作『リチャード・ジュエル』では、1996年のアトランタで起こった爆破テロ事件をテーマにするなど、いまだ精力的に映画を作り続けるイーストウッドのキャリアのなかでも異色を放つ『白い肌の異常な夜』は、6月6日(土)27時15分~テレビ東京「サタ☆シネ」枠で放送。(笠緒)
2020年06月06日テレビ東京「午後のロードショー」では“木曜はクリント・イーストウッド”と銘打って主演作を毎週木曜に放送中。5月21日(木)は南北戦争時代を舞台に家族の復讐に燃える主人公をイーストウッドが演じた『アウトロー』をお届け。マカロニ・ウエスタンで人気を博し『ダーティハリー』シリーズでの成功でトップスターの地位を手に入れたイーストウッドは映画製作に進出。70年代に入ると俳優としてだけでなく監督として『恐怖のメロディ』や『荒野のストレンジャー』『愛のそよ風』『アイガー・サンクション』でメガホンを取り、精力的に作品を発表した。現在に至るまで数多くの作品を撮り続けてきたイーストウッドの監督5作目となる本作。舞台となるのは南北戦争末期。農夫、ジョージー・ウェールズ(クリント・イーストウッド)は、突然現れた北軍ゲリラのリーダー・テリル(ビル・マッキニー)率いるカンサス・レッドレッグの一団に家を焼き討ちされ、妻子を殺されてしまう。ジョージーも重傷を負うがなんとか一命をとりとめる。悲しみに暮れながらも復讐に燃え、銃の腕を磨いたジョージーはやがて南軍ゲリラのリーダー・フレッチャー(ジョン・バーノン)と行動を共にしテリルの行方を追う。そんななか北軍の勝利で戦争が終結、投降すればフレッチャー率いる隊に恩赦をほどこすとの知らせが入る。その知らせを受けフレッチャー隊の面々は北軍への投降を決めるのだが、それは北軍の罠で投降したフレッチャー隊員は全員射殺され、投降を拒否し生き残ったジョージーは負傷した若者ジェイミーを連れて逃亡。一方、命だけは助けられたフレッチャーは渋々テリルと共にジョージーらの捜索部隊に加わる。逃亡を続けるジョージーとジェイミーだが、傷が悪化しジェイミーは命を落とす。1人になったジョージーはインディアンの居留地へ逃げることに…という物語。アメリカのルーツともいえる南北戦争から西部開拓時代。その時代を背景に1人の男の生きざまをイーストウッドが自ら監督、主演をこなして描き出した『アウトロー』は5月21日(木)13時35分~テレビ東京「午後のロードショー」枠でオンエア。(笠緒)
2020年05月21日平日午後の名画劇場「午後のロードショー」。5月14日(木)本日は、クリント・イーストウッド主演の『タイトロープ』をオンエアする。『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』などマカロニ・ウェスタンで人気を博し『ダーティハリー』の大ヒットで世界的スターとなったクリント・イーストウッド。俳優としてだけでなく製作者、監督としても多くの作品を手掛けており、『許されざる者』と『ミリオンダラー・ベイビー』ではアカデミー賞作品賞を受賞したほか、『ミスティック・リバー』ではショーン・ペンがアカデミー賞主演男優賞を、ティム・ロビンスが助演男優賞を受賞。『マディソン郡の橋』ではメリル・ストリープが主演女優賞にノミネート。硫黄島の戦いを日米双方の視点から描いた『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』では、渡辺謙や「嵐」二宮和也、中村獅童らが出演し大きな話題となった。その後俳優を引退、『ハドソン川の奇跡』や『15時17分、パリ行き』といった作品を発表するも、2018年の『運び屋』では俳優に復帰。精力的に作品を世に送り出し続けている。そんなイーストウッドが娼婦連続殺人を追う刑事に扮した異色サイコサスペンスとなるのが本作だ。ニューオリンズ警察殺人課の刑事・ブロック(クリント・イーストウッド)は、妻と別れ2人の娘、アマンダ(アリソン・イーストウッド)とペニー(ジェニファー・ベック)と暮らしていた。ある夜、ニューオリンズでも有名な繁華街で働く赤毛の女性が殺される。遺体は手錠がはめられ、赤いリボンで首を絞められていた。女性救済センターの指導員・ベリル(ジュヌビエーブ・ビジョルド)から、捜査への取り組みが甘いと批判されたブロックは、その夜も聞き込みのため繁華街に出かけるのだが、女性の1人と関係を持ってしまう。その後も殺人事件は続き、じきブロックが関係を持った女性たちが次々と殺されるように。知らぬうちに自分が事件に関与しているのではないか、という疑念を自分自身に抱くようになるブロック。やがて、犯人の魔の手は捜査協力をするベリルやブロックの娘たちに向けられていく…というストーリー。午後のロードショー『タイトロープ』は5月14日(木)13時35分~テレビ東京でオンエア。(笠緒)
2020年05月14日クリント・イーストウッド監督映画『リチャード・ジュエル』が、2020年1月17日(金)に日本公開。アトランタ・オリンピックの爆破テロ事件を題材に『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』『15時17分、パリ行き』『運び屋』と、これまでも事実を基に物語を描いてきたクリント・イーストウッド。今年で89歳を迎えながらも現役監督を務める彼から、記念すべき40本目となる作品が到着。『リチャード・ジュエル』は、1996年のアトランタ・オリンピックで起こった爆破テロ事件の“真実”を描く衝撃の問題作だ。容疑者となってしまった1人の警備員物語の舞台は、アトランタ・オリンピックの開催真っ只中。突如爆破テロが勃発した会場はパニックに陥った人々で大混乱となる。そんな中、不審なバッグを発見した警備員リチャード・ジュエル(ポール・ウォルター・ハウザー)の迅速な通報によって、数多くの人命が救われた。…しかし事件は一転。爆弾の第一発見者であるジュエルが、FBIから容疑者の疑いがかけられ逮捕に追い込まれる。ジュエルの無実を信じるのは、実の母・ボピと、世界一無謀な弁護士ワトソン・ブライア(サム・ロックウェル)だけ。心優しい1人の男が、何故国民の敵となってしまったのか?姿なき誹謗中傷が蔓延する現代社会を舞台にしたサスペンスドラマが描かれる。“悪”はどこに潜んでいるのかー?公開された予告編では、彼の無実を信じる弁護士ワトソンが「容疑が晴れるまで黙認しろ」とジュエルにアドバイスする姿が。しかし声紋判定のためにボイスサンプルが欲しいFBIからは、執拗に「公園に爆弾がある、爆発まで30分」と言えと強要される様子が映し出されている。ジュエルを落とし込もうとしているのは、果たして政府やマスコミなのか?クリント・イーストウッドが描く衝撃の真実の結末を、是非シアターで確かめてみてはいかがだろう。ゴールデングローブ賞にノミネートなお第77回ゴールデングローブ賞においては、主人公の無実を頑なに信じ続ける母を演じたキャシー・ベイツが助演女優賞にノミネート。2020年2月9日(現地時間)に開催される第92回アカデミー賞においても、同じく助演女優賞にノミネートされている。息子の無実を世間に語りかける記者会見のシーンにおいては、6時間ぶっ続けで感情的な状態を保ち続けていたというキャシー。共演したサム・ロックウェルは、「あれほどの演技を見せる俳優を今まで見たことはない。キャシーは本当に大きな力をもつ女優だ」と、その集中力が生み出す渾身の演技に圧倒されたという。【詳細】映画『リチャード・ジュエル』公開日:2020年1月17日(金)監督/製作:クリント・イーストウッド原作:マリー・ブレナーバニティ・フェア「American Nightmare―The Ballad of Richard Jewell」脚本:ビリー・レイ『キャプテン・フィリップス』製作:ティム・ムーア、ジェシカ・マイヤー、ケビン・ミッシャー、レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・デイビソン、ジョナ・ヒル出演:サム・ロックウェル(『スリービルボード』)、キャシー・ベイツ(『ミザリー』)、ポール・ウォルター・ハウザー(『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』 )、オリビア・ワイルド(『トロン:レガシー』)、ジョン・ハム(ドラマ『MAD MEN マッドメン』)
2019年11月10日クリント・イーストウッド監督40本目となる監督最新作『リチャード・ジュエル』(原題:RICHARD JEWELL)が、2020年1月17日(金)より日本公開決定。日本版予告編とメイキング写真も併せて到着した。『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』『15時17分、パリ行き』『運び屋』など、“実話”を基に衝撃の真実を描いてきたイーストウッド監督。そんな監督の最新作となる本作は、1996年のアトランタで起こった爆破テロ事件の真実を描く衝撃の問題作。爆破テロ事件が勃発し、不審なバッグを発見した警備員のリチャード・ジュエルの迅速な通報によって数多くの人命が救われた。だが、爆弾の第一発見者であることから、第一容疑者として逮捕されてしまう。ジュエルの窮地に立ち上がった弁護士のワトソン・ブライアントはこの捜査に異を唱えるのだが…というストーリー。出演には、警備員のリチャード・ジュエル役で、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』『ブラック・クランズマン』のポール・ウォルター・ハウザー。弁護士のワトソン・ブライアント役で『グリーンマイル』『スリー・ビルボード』のサム・ロックウェル。ジュエルの母ボビー役は『ミザリー』『タイタニック』のキャシー・ベイツが務めたほか、オリヴィア・ワイルド、ジョン・ハムも出演している。今回到着した予告編では、パニックに陥った会場の公園で「爆弾だ!早く逃げろ!」と人々を避難させるジュエルの姿や、警察による爆破物の検証シーンからスタート。そしてヒーローのはずのジュエルが、容疑者にされてしまう…。そんな中、彼の無実を信じるたった一人の弁護士ワトソンは黙秘をアドバイスし、息子を愛する母ボビーは息子への報道を見つめる。さらに、声紋判定のためにボイスサンプルが欲しいFBIは「公園に爆弾がある、爆発まで30分」と言えと強要。また一方で「事件を起こす動機は、ヒーロー願望と警察への憧れ」だとする女性記者キャシー・スクラッグス(オリヴィア・ワイルド)によって“悪人か聖人か”という記事がスクープされ、容疑者報道は次第にエスカレート。緊張感溢れる映像となっている。併せて到着したメイキング写真には、撮影現場でのひとコマが。イーストウッド監督が話しかけ、スーツで正装したポールとサムが耳を傾けている。『リチャード・ジュエル』は2020年1月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年11月07日9月16日(月)深夜の日本テレビ「映画天国」は、クリント・イーストウッドとチャーリー・シーンが共演、ベテラン刑事と新人刑事のバディの物語を描く『ルーキー』をオンエアする。西部劇ドラマ「ローハイド」のヒットをきっかけに『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』シリーズに出演。その後『ダーティハリー』シリーズで世界的な俳優としての地位を確立すると、映画監督業にも進出。『恐怖のメロディ』以降は俳優と監督業を両立させ『ザ・シークレット・サービス』『スペース カウボーイ』など数々の作品を発表。『ミリオンダラー・ベイビー』ではアカデミー作品賞に輝いたほか、渡辺謙、「嵐」二宮和也、中村獅童らも出演した『硫黄島からの手紙』はゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞。先日公開の主演最新作『運び屋』も大ヒットするなどいまも一線で活躍するクリント・イーストウッド。『プラトーン』の演技で注目を集めると、『ウォール街』などの作品でスターとなり、「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」などドラマでも活躍するチャーリー・シーン。本作でイーストウッドが演じるのは自動車窃盗団の逮捕直前に相棒を殺され、復讐に燃えるベテラン刑事ニック。チャーリーはそんなニックのもとに新たに配属されてくる新米“ルーキー”刑事のデービッドを演じる。幼い頃の弟の事故死に責任を感じ、いざとなると弱気になる癖が出るデービットは、自らの不注意からニックを人質にとられてしまう。ニックを救うため、そして自らの過去に決着をつけるため、デービッドは敵地に乗り込む…というのが本作のストーリー。今回も「さらば青春の光」によるコントをオンエアするので、こちらもお楽しみに。映画天国『ルーキー』は9月16日(月)深夜26時09分~日本テレビでオンエア。(笠緒)
2019年09月16日クリント・イーストウッド監督・主演の映画『運び屋』が、2019年3月8日(金)に全国公開される。監督作品としては、前作『15時17分、パリ行き』からわずか1年となる。最年長の“運び屋”となった老人の実話を映画化『運び屋』は、麻薬取締局の捜査をかいくぐり、最年長の“運び屋”となった老人の、前代未聞の実話を映画化した作品。ベースになったのは2014年6月に「ニューヨーク・タイムズ・マガジン」に掲載された「シナロア・カルテルの90歳の運び屋」という1本の“仰天”記事だ。巨大麻薬組織から一目置かれ、全米の警察が必死で捜す1度に13億円のドラッグを運ぶ“伝説の運び屋”の正体は…、90歳の老人だった。警察と麻薬組織を翻弄し続け、巨額の報酬を得た彼は果たして逃げきれるのか?クリント・イーストウッドが監督&主演この“運び屋”を自身の人生と重ね合わせて演じるのは、監督も務めるクリント・イーストウッド。『許されざる者』(92)、『ミリオンダラーベイビー』(04)で2度のアカデミー賞作品賞、監督賞を受賞し、全世界大ヒットの『アメリカン・スナイパー』を生み出した巨匠が主演を務める。自らの監督作品で主演を務めるのは、『グラン・トリノ』(08)以来10年ぶりだ。尚、『運び屋』は、全米興行収入1億ドルを突破。クリント・イーストウッド監督史上では、『ハドソン川の奇跡』『アメリカン・スナイパー』『グラン・トリノ』『ミリオンダラー・ベイビー』『許されざる者』の5作品以来の快挙達成となる。ブラッドリー・クーパーなど豪華キャストが出演主人公のアール・ストーンを追い詰める麻薬取締局の捜査官は、『アメリカン・スナイパー』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、2018年には『アリー/スター誕生』で監督・出演を果たしたブラッドリー・クーパーが演じる。さらに、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィーストといったアカデミー賞の常連俳優が脇を固める他、主人公の娘役として、実際の親子であるアリソン・イーストウッドが出演し、新進女優のタイッサ・ファーミガも出演する。脚本は『グラン・トリノ』のニック・シェンク脚本は、『グラン・トリノ』でもタッグを組んだニック・シェンクが手掛けた。麻薬捜査をめぐるサスペンスフルな展開が繰り広げられる、極上のドラマに仕上げている。ストーリー90歳になろうとするアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、ないがしろにした家族からも見放され、孤独な日々を送っていた。ある日、男から「車の運転さえすれば金になる」と持ちかけられる。なんなく仕事をこなすが、その仕事、メキシコ犯罪組織によるドラッグの運び屋だった……。やがて、気ままな安全運転で大量のドラッグを運び出し、多額の報酬を得るが、麻薬取締局の捜査官(ブラッドリー・クーパー)の手が迫る……。詳細映画『運び屋』公開日:2019年3月8日(金)監督:クリント・イーストウッド脚本:ニック・シェンク出演:クリント・イーストウッド、ブラッドリー・クーパー、ローレンス・フィッシュバーン、アンディ・ガルシア、マイケル・ペーニャ、ダイアン・ウィ―スト、アリソン・イーストウッド、タイッサ・ファーミガ原題:“THE MULE”
2018年12月17日クリント・イーストウッド監督最新作、映画『15時17分、パリ行き』が、2018年3月1日(木)より全国の劇場で公開される。無差別テロ事件を描く実話『許されざる者』『ミニオンダラー・ベイビー』で2度のアカデミー賞作品賞と監督賞を受賞、近年では『アメリカン・スナイパー』『ハドソン川の奇跡』と、真のヒーローの真実を巧みに描いてきた巨匠クリント・イーストウッド。そんな彼の最新作となる『15時17分、パリ行き』は、監督史上最短となる94分の上映時間だ。本作では、アムステルダム発・パリ行きの特急列車内で起きたイスラム過激派による無差別テロ「タリス銃乱射事件」の現場に偶然居合わせ、命を捨てる覚悟で犯人に立ち向かった3人の若きアメリカ人を描く実話を描く。主演は“当事者本人”、究極のリアリティでテロリズムの真実に迫る作品の最大の特徴は、テロ事件に居合わせた主演3人を、それぞれ当事者本人が演じたということだ。『ハドソン川の奇跡』でも実際の現場にいた人々をエキストラとしたが、今回はよりリアリティにこだわり、主演3人をはじめ、乗客として当時列車に居合わせた乗客役も当事者たちに出演を依頼。撮影も実際に事件が起きた場所で行うなど、ハリウッド映画史上前代未聞の試みに挑戦した。ヨーロッパを旅行中だった彼らー米空軍兵スペンサー・ストーン(23)、オレゴン州兵のアレク・スカラトス(22)、彼らの友人の大学生アンドニー・サドラー(23)ーは、なぜ勇気ある行動を起こせたのか?ごく普通の人々が起こした奇跡を、事実に基づくストーリーと徹底的なリアリティで描く人間ドラマとなっている。クリント・イーストウッド「この映画はごく普通の人々に捧げた物語」「マンチェスター・アリーナ会場テロ事件」など、2017年に世界で起きたテロ事件は114件にのぼる。イーストウッド監督は「数多くの俳優たちと会ったが、実際の体験者に演じてもらうことが面白い試みだと思った。彼らはやる気になってくれて、天性の才能を発揮し、事件当時の再現でカタルシスも得られた」とし、テロを経験した当事者たちの心情に寄り添いながらも、「これは実際に彼らが体験した物語だ。真実なんだ」と強調している。いつ、どこで、誰もがテロに直面してもおかしくない今こそ受け止めるべき、イーストウッドによる“今を生きる全ての人々に捧ぐ物語”だ。あらすじ2015年8月21日、乗客554人を乗せたアムステルダム発パリ行きの高速列車タリスが発車した。フランス国境内へ入ったのち、突如イスラム過激派の男が自動小銃を発砲。乗務員は乗務員室に逃げ込み、500名以上の乗客全員が恐怖に怯える中、ヨーロッパを旅行中だった幼馴染3人の若者が犯人に立ち向かった――。作品情報映画『15時17分、パリ行き』公開日:2018年3月1日(木)原題:『THE 15:17 TO PARIS』監督:クリント・イーストウッド(『アメリカン・スナイパー』『硫黄島からの手紙』『ハドソン川の奇跡』)脚本:ドロシー・ブリスカル出演:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン原作:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、そしてジェフリー・E・スターン著の「The 15:17 to Paris: The True Story of a Terrorist, a Train and Three American Heroes」©2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT INC.
2017年12月17日20日(現地時間)、カンヌ国際映画祭のクラシック部門で4K修復版の『許されざる者』が上映された。この作品は1992年に製作されたクリント・イーストウッド監督・主演の西部劇で、4つのオスカーを受賞。今年、公開から25周年記念を迎えた同作の上映に、イーストウッドも飛び入り参加し、会場を沸かせた。「25年前にこの作品の脚本を読んだとき、『これが私にとって最後の西部劇になるだろう』と思ったんだ。結局、これほど素晴らしい西部劇の脚本には出会えていない。でも、将来的にまた何か良いものが出てくるかもしれないね」と新たな西部劇との出会いに期待は捨てていないようだ。また、翌日には講演会「Cinema Lesson By Clint Eastwood」に登壇したイーストウッド。2012年製作の『人生の特等席』以来、俳優業から遠ざかっており監督業に専念しているが「いつかまた俳優に戻るつもり」と俳優業へのカムバックに前向きであることを語った。(2014年の監督作『アメリカン・スナイパー』、2016年の監督作『ハドソン川の奇跡』にカメオ出演はしている)。最新監督作『The 15:17 to Paris』(原題)に着手したばかりというイーストウッドは現在86歳。スクリーンで再び姿が見られる日が待ち遠しい。(Hiromi Kaku)
2017年05月22日クリント・イーストウッド監督と主演トム・ハンクスで、9.11以降、沈み込むニューヨークの人々に希望を照らした奇跡の生還劇と、“その後”を描く『ハドソン川の奇跡』。全米大ヒット中の本作の日本公開を直前に控え、“ハドソン川の奇跡”の一部が明らかにされる、5分にも及ぶドキュメンタリーのような特別映像が解禁となった。いち早く公開された全米では、圧倒的成績で興収ランキング2週連続No.1を獲得し、米批評サイト「Rotten Tomatoes」での観客評価は89%を維持し続けている本作。早くも2017年度アカデミー賞有力候補の呼び声高く、作品賞、監督賞、主演男優賞など、主要部門でのノミネート確実とうわさされている。解禁となった映像からも分かるように、巨匠イーストウッド監督が手がけた本作は、2009年1月15日、極寒の日に起きた実際の事故を再現しつつ、事故後の緊迫した状況を掘り下げている。その日、1549便には150人の乗客と5人の乗務員がいたが、空中でも、水中でも、1人の犠牲者も出さなかった。SNSで瞬く間に拡散されたこの生還は、“ハドソン川の奇跡”としてたちまち世界中で知られるようになる。だが、真のドラマは、その事故後にあった。長年の経験をもつ熟練パイロットであり、大惨事の危機に直面しても冷静に対応したサリー機長は、国家運輸安全委員会(NTSB)に何度も呼び出され、自身の判断と行動を弁護しなければならなかったのだ。この事故にまつわる、その知られざる部分こそが、イーストウッド監督を強く惹きつけることになった。前作『アメリカン・スナイパー』で戦場という極限の状況下での兵士の人間性を鋭くも優しく見つめたイーストウッドが、知られざる“ハドソン川の奇跡”を題材として描くことに対し、ハンクスは「アメリカ映画史に残る名作を撮ってきたクリントでなければ撮れなかった映画だ」と言葉に力を込める。真実の裏側はもちろん、イーストウッド監督は「感動的な実話を忠実に再現することが大事だった」と明かす。脱出した乗客たちを凍てつく川から救い出すため救助に向かった人々も、ヘリやフェリーなどの関係者ほか、実際に救助活動に従事した人々をできるだけ多く見つけ出し、映画に出演してもらったという。あの9.11の悲劇を思い出させ、“全員生存”に誰もが賞賛を贈った“ハドソン川の奇跡”。サリー元機長は、「あの日、誰もが自発的に行動を起こして団結し、それぞれが見事に自分の役割を果たしました。だからこそ、私たち全員の命が救われたのです。そしてだからこそ、私たちはあの日とあのフライトをずっと覚えているんじゃないでしょうか」とコメント。あの日、操縦かんを握っていた男は、自分だけの手柄だと言われるよりも、関わった全員の努力が認められることを望み、この映画ではそう描かれていることを喜んでいると明かしている。『ハドソン川の奇跡』は9月24日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月23日トム・ハンクス×クリント・イーストウッド監督のタッグで贈る最新作『ハドソン川の奇跡』。この度、日本公開、そして全米公開を前に9月6日(現地時間)、本作の舞台であるニューヨークのリンカーンセンターのアリス・タリー・ホールにて、ニューヨークプレミアが行われ、イーストウッド監督、主演のトムら豪華キャストが集結した。本作は、2009年、ニューヨークのハドソン川で起こった“奇跡”と賞賛された航空機事故の驚愕の生還劇のその知られざる真実に迫る、問題作にして究極のヒューマンドラマ。2015年度賞レースを席巻し、世界興行収入600億円を超えの史上空前の大ヒットとなった『アメリカン・スナイパー』に次ぐイーストウッド監督最新作とあって、早くも2017年度アカデミー賞有力候補の呼び声高い本作は、作品賞はもちろん、監督賞、主演男優賞など、主要部門でのノミネートが確実視されている。この日登壇したのは、86歳にして精力的に作品を世に送り続け、ハリウッドを代表する巨匠イーストウッド監督を筆頭に今月来日も決定しているトムとアーロン・エッカート。さらに“ハドソン川の奇跡”の当事者であり、大惨事から全員の命を救いながらも一夜にして容疑者となったチェスリー・サレンバーガー機長本人も登場した。イーストウッド監督は、「NYについての物語ですし、NYで起きた事故だから本当にここで行えて良かったと思っている。NYは当時155人の人を無事に降ろして安全を確認するまでNYの市民の人たちが一緒に頑張ってくれていたし、一番最初にNYの人たちに観てもらえて嬉しい」とコメント。また、本作を待ち望む日本のファンに向けて「僕は日本のファンのみなさんが大好きです。日本を舞台にした映画を撮ったこともあるくらい、私にとっては特別な国。みなさんに気に入っていただけると嬉しいです」と熱いメッセージを贈った。そして、劇中では155人の命を救った“英雄”と称賛される一方、ハドソン川への不時着は本当に正しかったのか?と容疑者になってしまうという役どころを演じているトム。そんなサリー機長を演じた理由について「それは実際のサリーが男の中の男だからだよ。事故のことは世界中の人が知っていたけど、機長についての真実は誰も知らなかった。その真実を伝えることに演じる意味があると思ったんだ」と思いを明かす。さらに、副機長ジェフを演じたアーロンは今回のプレミアを迎え、「本当に光栄だ。良い人たちに恵まれて作品が完成したと思う。監督は素晴らしい俳優であり監督。トム・ハンクスは世界一の俳優だ。一緒に映画を撮れて感激しているよ」と今回のチームは本当に素晴らしいと語った。また、トムとアーロンは14日(水)に来日も決定しており、トムは3年ぶり、アーロンは8年ぶりの来日。アーロンは「もうすぐ皆様にお会いできるのを楽しみにしてます」と日本のファンへメッセージを送り、「日本が大好きなんだ。前回行ったとき、皇居の周りを走ったんだ。すごく楽しくて、またしたいよ」と告白した。なお、トムとアーロンが来日し15日(木)に予定されている大規模なジャパンプレミア レッド・カーペットイベントには、歌舞伎俳優の市川海老蔵が登壇することも決定。トムとアーロン日本でどんな言葉を聞かせてくれるのか、期待が高まるばかりだ。『ハドソン川の奇跡』は9月24日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月08日「エルメネジルド ゼニア(Ermenegildo Zegna)」は、映画監督パク・チャヌクとの共同製作による映画「A Rose Reborn」を公開した。「A Rose Reborn」は、エルメネジルド ゼニアのヘッドデザイナーを務めるステファノ・ピラーティが14-15AWキャンペーンで表現したコンセプト。“新たなリーダーシップ世代”にささげた、イタリアンメゾンの鋭敏な先見の明を表現している。このコンセプトをタイトルに冠した本作では、才能溢れる若者から次世代を担うリーダーへと変貌を遂げる主人公、ステファンを通じて、知識と真実の探求を描き出した。主役を務めたのは、アジア人俳優のダニエル・ウーと英国人俳優のジャック・ヒューストン。2人の男性による東洋文化と西洋文化の融合もキーワードの一つとなった。また、作中で表現される彼らの自己認識、成長といったメッセージは、作中に登場する衣装にも表現されている。これらの衣装は、ピラーティのクリエーティブディレクションの下、ゼニアの全コレクションの中からセレクトされた。三つのエピソードから構成され、先月開催された上海国際ファッションウィークのクロージングイベントで全編が上映された。 パク監督は独特なストーリー展開やビジュアル感覚で知られ、2011年にはiPhoneのカメラを使用したショートフィルム『ナイト・フィッシング/ 波乱万丈』で、ベルリン映画祭短編部門の金熊賞を受賞している。その他、脚本はパクと日本人脚本家の藤谷文子、韓国人脚本家のチャン・チャン・フーンが手掛け、英国人作曲家のクリント・マンセル、撮影監督としてアルゼンチン人のナターシャ・ブライエらも参加し、ルカ・グァダニーノが製作の陣頭指揮を執るという、国際色豊かなコラボレーションとなっている。
2014年11月04日現在公開中『ジャージー・ボーイズ』のクリント・イーストウッド監督の次なる最新作『アメリカン・スナイパー』(原題)が、早くも来年2月に日本で公開されることが決定。ブラッドリー・クーパーを主演に、イラク戦争で活躍した実在の狙撃手の伝説と葛藤を描く。数々の名作を世に出し続ける巨匠イーストウッドが手がけた『ジャージー・ボーイズ』は、半世紀を経ても愛され続ける名曲を生んだ4人組“ザ・フォー・シーズンズ”の結成から活躍、挫折、再生までの実話を、彼らの名曲と共に描き、現在も大ヒット中だ。その熱も冷めぬ間に、今回発表されたイーストウッド監督の最新作は、13週に渡りニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー1位(18週間ランキング入り)を獲得したクリス・カイルの自伝を原作とし、再び実在の人物を描く『アメリカン・スナイパー』だ。イラク戦争下、米海軍特殊部隊ネイビー・シールズ隊員クリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)のミッションは、どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること。“leave no man behind(誰一人残さない)”というモットーを持ち前の狙撃の精度で見事に体現し、多くの仲間を救ってきたカイルは、「レジェンド」の異名を轟かせてきた。だが、その腕前がゆえに、反乱兵から逆に賞金をかけられ、標的にされてしまう。そして、戦地でも故郷の家族を思い続け、良き夫・良き父でありたいというジレンマを抱えながら6年間で4度の過酷なイラク遠征を経験した彼は、妻子の元へ戻ってもなお、戦争の傷を癒せずにいた…。主人公である実在した狙撃手を演じるのは、『世界にひとつのプレイブック』『アメリカン・ハッスル』のブラッドリー・クーパー。2度のオスカー・ノミネートを果たし、演技にも定評がある彼は、プロデューサーとして自ら映画化権を獲得し、体当たりの演技で挑む。共演にはシエナー・ミラー、ジェイク・マクドーマン、ルーク・グライムス、ナヴィド・ネガーバン、キーア・オドネルを迎える。イーストウッド監督とブラッドリーがアメリカが直面する問題に挑んだ本作は、12月25日に北米で限定公開の後、2015年1月16日に全米公開を予定。早くもアカデミー賞レース大本命と呼び声が各方面から上がっている。“本当の人間の姿”や“本当の正義”と向き合った『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』に続く、アカデミー賞獲得に繋がる作品となるのか。また本作では、どのような人間ドラマを描くのか、またもや注目を集めることになりそうだ。『アメリカン・スナイパー』(原題)は2015年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月16日名匠クリント・イーストウッドが、音楽界に不滅の伝説を打ち立てた4人組「ザ・フォー・シーズンズ」の物語を描く最新作『ジャージー・ボーイズ』。本日より公開を迎えた本作だが、それに先立ちシネマカフェでは本作の女性限定試写会を実施、アンケートを実施した。ニュージャージーの貧しい町で生まれ、金もコネもない若者4人組は、神から与えられた類まれな歌声と、曲を作る才能、そして完璧なハーモニーだけで、「ザ・フォー・シーズンズ」として一躍トップスターへの階段を駆け上がった。夢のような栄光を掴んだかに見えたが、その裏にはグループ内の嫉妬、裏切り、借金など、さまざまな悲劇が起きる。一度はバラバラになってしまった彼らだったが、音楽が再び4人を結びつける――。代表曲「シェリー」を皮切りに3曲連続でビルボード1位を獲得するなど、現在までに全米チャートを賑わせた曲の数は71曲。これまでに売り上げたレコードの数は約1億7,500万枚以上という伝説を作り上げた「ザ・フォー・シーズンズ」。1990年には「ロックの殿堂」入りも果たした人気ポップグループだ。今回の女性限定で行った試写会には、10代~50代まで「ザ・フォー・シーズンズ」世代からそうでない世代まで幅広く集まった。まず満足度を聞いてみると95%以上の人が「満足」と回答。「4人で始めて音楽を合わせたとき、人の相性はあっても音楽の力は凄い」(40代・女性)「いままで聞いたことがあった曲だけど、アーティストのことを知らなかったし、一人一人にドラマがあってとても良かった」(20代・女性)「フランキー・ヴァリの人生にこんなドラマがあったとは知らなかった。『君の瞳に恋してる』がいままでとは違って聞こえた」(40代・女性)と「フォー・シーズンズ」を知らなかったけれどこの映画を観て彼らに興味がわいたという人も。また、劇中で披露される数々の楽曲に感動したという人も多くみられる中、「失敗してもやり直すことができるというのがよく分かった」(20代・女性)「仲間の大切さや人と人のつながりを改めて意識した」(40代・女性)「仕事も頑張るけど家族の大切さを忘れずにいたい」(30代・女性)とイーストウッド監督が描く緻密な人間ドラマも女性を惹きつけるポイントのようだ。壮絶なドラマを乗り越えてきた「ザ・フォー・シーズンズ」は“伝説”と謳われるが、誰もが成功と失敗を乗り越えて生きていく現代でも重なるものがあるのかもしれない。『ジャージー・ボーイズ』は新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジャージー・ボーイズ 2014年9月27日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC ENTERTAINMENT
2014年09月27日