ディズニープラスのオリジナルシリーズ「ムービング」、Netflixシリーズ「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」「マスクガール」など計4作品が、アメリカの第29回放送映画批評家協会賞(クリティクス・チョイス・アワード)にて外国語シリーズ賞にノミネート。昨年受賞したAppleTV+「Pachinko パチンコ」に続く受賞となるか、期待を集めている。昨年の第28回では「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」と「Pachinko パチンコ」が外国語シリーズ賞にノミネートされており、アメリカ・韓国・カナダ合作の「Pachinko パチンコ」が受賞。一昨年は、世界を席巻した「イカゲーム」がドラマシリーズ作品賞ほか3部門で候補になり、外国語シリーズ賞とともにアジア俳優として初めてイ・ジョンジェが主演男優賞を受賞している。今回ノミネートされた「ムービング」は、人気ウェブ漫画「Moving-ムービング-」を原作者Kang Fullが自ら脚本を手掛けて実写化、特殊能力を隠して現代を生きる子どもたちと過去に秘密を抱える親たちが、時代や世代を越えて迫りくる悪と危険に立ち向かうヒューマンドラマ×サスペンス・アクション。配信開始から7日間(視聴時間ベース)で、世界ではディズニープラス、アメリカではHuluで“最も視聴されたディズニープラス韓国オリジナル作品”に。さらに、シリーズ最終回は韓国、フィリピン、台湾を含むAPAC(アジア太平洋)全域にて最も視聴されたシリーズ最終回となった。10月には「アジアコンテンツ&グローバルOTTアワード」で最優秀クリエイティブ賞や最優秀主演男優賞、最優秀新人男優・新人女優賞など計6部門を受賞している。また、「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」は、名脚本家キム・ウンスクと主演ソン・ヘギョのタッグで挑んだ、校内暴力によって人生を壊された女性の壮絶な復讐劇。主人公を演じたソン・ヘギョや校内暴力の首謀者を演じたイム・ジヨンら俳優陣の熱演が大きな注目を集め、NetflixグローバルTOP10のテレビシリーズ(非英語)で1位を獲得。ウェブ漫画が原作の「マスクガール」は、容姿にコンプレックスを持つ会社員キム・モミがマスクで顔を隠したライブ配信者となるが、思いがけない運命に巻き込まれていく。コ・ヒョンジョン、ナナ(AFTER SCHOOL)、アン・ジェホンらが共演、こちらもNetflixグローバルTOP10のテレビシリーズ(非英語)で1位となった。そして、もう1本はTVINGオリジナルシリーズの「身代金」(原題)で、アメリカなどグローバルではParamount+にて配信。チョン・ジョンソ、チン・ソンギュらが出演し、今年4月には「カンヌ国際シリーズフェスティバル」で韓国ドラマ初(韓国の動画配信サービスオリジナルシリーズとしても初)の脚本賞を受賞している注目作。日本上陸が待たれている。このほか、同賞テレビ部門では「モーニングショー」が最多6ノミネートを果たし、「サクセッション」(キング・オブ・メディア)が5部門にノミネート、マーベルドラマ「ロキ」がドラマ部門作品賞・主演男優賞(トム・ヒドルストン)など4部門にノミネートされている。授賞式は現地時間2024年1月14日夜、CWテレビジョンネットワークにて生放送される予定。(上原礼子)
2023年12月06日話題作「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」で注目を集めるシン・イェウンが主演を務め、大ヒットウェブ漫画をドラマ化した韓国ドラマ「コッソンビ(イケメンの士)熱愛史」がPrime Videoにて日韓同時配信開始。キービジュアルと場面写真が解禁となった。本作の舞台は、男女間に古いしきたりがあった時代の下宿屋・二花院(イファウォン)。二花院の若き主人ユン・ダノと、それぞれの事情と秘密を抱えた下宿生3人が織りなす、爽やかで大胆なラブロマンスを描くミステリー恋愛時代劇。大ヒットウェブ漫画のドラマ化で、注目の若手俳優たちが集うことで話題を集めている。主人公のダノを演じるのは、「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」にてパク・ヨンジンの学生時代を演じたシン・イェウン。3人の下宿生で、クールでツンデレなカン・サンを「悪の心を読む者たち」で存在感を発揮したリョウン、無邪気な弟系男子のキム・シヨルを「赤い袖先」「シスターズ」のカン・フン、頭脳明晰で良家出身の完璧男子チョン・ユハを「偶然見つけたハル」「恋するイエカツ」のチョン・ゴンジュが演じる。解禁されたキービジュアルには、ダノと二花院に集った3人の下宿生の爽やかな姿が映し出されている。国に使えるエリートになるため、絶対に通らなければならない難関試験の“科挙”。その科挙に挑む若者のために貸し部屋を与えるのが下宿屋・二花院。ダノは裕福な家庭の末娘だったが、父の死によって彼女の人生は大きく変わり、若くして二花院の主人となった。そんなダノのもとに、科挙を目指す3人の若き男子たちが集う。1人目は向かって右端、木剣を肩にかけてしゃがみ込んでいるクールなツンデレ男子のカン・サン(リョウン)。いつも傍らに木剣を携えているサンは、誰に何と言われようとも群れることを嫌う一匹狼だが、彼が1人を好むのは過去に因縁があるから。2人目は、爽やかな笑顔で空を見上げるキム・シヨル(カン・フン)。シヨルは、無邪気な弟系男子。しかし、彼の何気ないひと言には実はとても深い意味があり、底の見えない魅力を持つ。そして3人目は、中央でダノの横に佇む頭脳明晰な“完璧男子”チョン・ユハ(チョン・ゴンジュ)。ユハは漢陽一の“婿にしたい男”と呼ばれ、優しさと思いやりに溢れている。由緒正しい家柄の出で聡明なユハは、科挙の首席合格は間違いなしと言われているが、実は両親との間には何かわだかまりがあるようだ。解禁された場面写真には、ヒロイン・ダノに3人の下宿生たちがアプローチを仕掛ける胸キュンなシーンが収められており、サンとダノが見つめ合っている姿。シヨルとダノが2人で馬に乗る姿、さらにユハがダノを優しく包み込む接近ショットなど。そのほかにも、真剣に話し込むシヨルとサン、そして下宿生3人の集合ショットなど、四角関係の恋の行方に胸が高鳴る画像となっている。「コッソンビ(イケメンの士)熱愛史」は3月20日(月)22時~Prime Videoにて日韓同時見放題独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2023年03月16日Netflixシリーズ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」から、壮絶な復讐劇に終止符を打とうとする主人公ムン・ドンウンの心情を写し出したキャラクタービジュアルが解禁。校内暴力の首謀者ひとりひとりに向けた宣戦布告とも別れの挨拶ともとれるメッセージが添えられた。学生時代に非道な暴力を受けた主人公ドンウン(ソン・ヘギョ)が、数年の時を経て綿密な計画のもと練られた復讐劇を繰り広げていく衝撃サスペンス。5週連続で日本の“シリーズTOP10”入りを果たしたパート1に続き、パート2も配信開始からわずか3日でNetflixの週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で1位を獲得、世界79か国でTOP10入り、シリーズ全体の視聴時間が1億2446万時間を記録し、歴代非英語シリーズで9位となるなど話題沸騰中となっている。主演のソン・ヘギョは「パート1でのドンウンはいつも冷静で感情を表に出しませんでしたが、パート2ではあらゆる感情が爆発します」と語り、パート2ではこれまで以上に物語の過激さが加速することを明かしている。※パート1のネタバレを一部含みます。将来、建築家になることを夢見る高校生ムン・ドンウンは、パク・ヨンジンらクラスメイトから壮絶で非道な暴力を受けていた。高熱のヘアアイロンを身体に押し当てられるなど、その暴力は過激さを増し、苦しい日々に耐え切れず人生を壊された彼女はついに高校を自主退学。そして、いつの日か加害者への復讐を誓うのだった――。解禁されたキャラクタービジュアルには、薄暗い闇の中で復讐に燃えるドンウンと、じわじわと追い詰められ恐怖心を抱く暴力の首謀者たち、そしてドンウンの復讐を手助けする協力者たちなど主要人物が1対1で写し出されている。対パク・ヨンジン(演:イム・ジヨン)「いつも喜びと笑顔にあふれていたあなたのその魂に」と描かれるのは、首謀者であり、ドンウンの身も心もボロボロにした張本人パク・ヨンジン(演:イム・ジヨン)。ドンウンの人生をめちゃくちゃにしておきながら、自らは資産家である夫と愛娘との幸せな人生を送るヨンジンへの強い復讐心を感じさせる。対チョン・ジェジュン(演:パク・ソンフン)「嘲笑に満ちたその瞳に」と刻まれるのは、ヨンジンとともにドンウンが泣き叫ぶ姿を嘲笑うかのように見ていたひとり、チョン・ジェジュン(演:パク・ソンフン)。ビジュアルには、一筋の涙を流すジェジュンの姿が写し出され、これまで見下していたドンウンによって人生が転落していくことに絶望しているかのようにも見え…。対イ・サラ(演:キム・ヒオラ)「ひとを嘲り引き裂いたその手のひらに」と添えられるのは、ヨンジンとジェジュンに率いられ、いじめに加担していた薬物依存症の画家イ・サラ(演:キム・ヒオラ)。対チェ・へジョン(演:チャ・ジュヨン)「ひとの不幸を喜んだその唇に」と描かれるのは、クリーニング店の娘でほかのメンバーから見下されながらも、自分に矛先が向かないようにドンウンを攻撃していたチェ・へジョン(演:チャ・ジュヨン)。対ソン・ミョンオ(演:キム・ゴヌ)「ひとを踏みつけ苦しめたその両脚に」と記されるのは、高校時代からジェジュンの言いなりで、いつか見返すことを望んでおり、パート1ではドンウンの提案によりヨンジンらへの復讐に手を貸すソン・ミョンオ(演:キム・ゴヌ)。対カン・ヒョンナム(演:ヨム・ヘラン)「あなたのおかげでまた夢を見られた」と刻まれるのは、ドンウンの復讐を成功に導くための協力者の家政婦カン・ヒョンナム(演:ヨム・ヘラン)。ヨンジンらの動向を監視するドンウンの有能な右腕となる。対チュ・ヨジョン(演:イ・ドンヒョン)「君は僕の救い」と記されるのは、ドンウンの壮絶な過去や残酷な計画を知りながらも、力になろうとする医師チュ・ヨジョン(演:イ・ドンヒョン)。互いに悲惨な過去をもつ2人のビジュアルはほかのキャラクターと違い、ほぼ対等の目線で見つめ合うように描かれており、協力者以上の特別な繋がりがあることを想起させている。対ハ・ドヨン(演:チョン・ソンイル)そして、「認めたくないが、私はまだ何も知らない」と添えられるのは、建設会社の代表でヨンジンの夫でもあるハ・ドヨン(演:チョン・ソンイル)。パート1でドンウンの復讐計画をきっかけに、妻がこれまで犯してきたことの一端を知り、単独で過去の出来事を調べ始める。それらのビジュアルについてソン・ヘギョは、「ドンウンは“そこに許しはない。栄光もないけれど”とセリフで言っています。その言葉にはドンウンという人物が要約されているような気がします」と語っており、復讐の先にはいったいどんな世界が待っているのか、気になるコメント。また、中立的な立場にいるハ・ドヨンを演じるチョン・ソンイルは本作を「“混沌”と“破壊”と“忘却”」と言い表しており、パート2でも本作のダークな魅力に観る者を引き込む物語が描かれることを示唆している。まるで囲碁の対局のように綿密に計算し尽くされたドンウンの復讐劇から、目が離せない。Netflixシリーズ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」は独占配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年03月15日Netflixでは、ソン・ヘギョ主演の壮絶な復讐劇「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」のパート2、チョ・スンウ主演の新ドラマ、チョン・ドヨンとソル・ギョング共演の映画『キル・ボクスン』などの韓国作品が3月より配信開始。そのほか、人気コミックを新たに実写シリーズ化した「君に届け」、宮部みゆき原作の台湾新ドラマ「模仿犯」などが登場する。「離婚弁護士シン・ソンハン」3月5日(日)独占配信チョ・スンウ主演の新ヒューマンドラマ。ピアニストから転身した離婚専門弁護士シン・ソンハン。型破りな方法で想像を超える複雑な離婚訴訟に立ち向かう。脚本は「39歳」や『82年生まれ、キム・ジヨン』のユ・ヨンア。「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~ パート2」3月10日(金)独占配信大ヒットとなっているソン・ヘギョ主演の復讐劇がパート2へ。人生をかけて静かに着実に準備をしてきたムン・ドンウンの復讐はついに加害者たちへ牙をむく。映画『無垢なる証人』3月24日(金)配信「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」脚本家ムン・ジウォンによる裁判映画。チョン・ウソン演じる弁護士とキム・ヒャンギ演じる自閉症の少女の交流を描く。Netflix映画『キル・ボクスン』3月31日(金)独占配信「イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~」も話題のチョン・ドヨンが主演、ソル・ギョング、ク・ギョファンら共演のスタイリッシュ・アクション。娘の子育てに悩むシングルマザー、その正体は暗殺業界の伝説的な殺し屋キル・ボクスンだった!「YOU ー君がすべてー:シーズン4 パート2」3月9日(木)独占配信人気スリラーシーズン4のパート2が配信。過去を捨て“ムーア教授”として、ロンドンで暮らすジョーは、殺人事件に巻き込まれ謎の人物から脅迫を受ける。「君に届け」3月30日(木)独占配信南沙良、鈴鹿央士ら大人気コミックが出演で、新たに実写シリーズ化。クラスから孤立している爽子。そんな中、気にせず話しかけてくる人気者の翔太が現れる。「リバーデイル:シーズン7」3月30日(木)独占配信大人気青春サスペンスがついに最終章。秘密と闇、そして恐怖が迫るリバーデイルで、アーチーと友人たちは未来を守るため最後の戦いに挑んでいく。「模仿犯」3月31日(金)独占配信宮部みゆきのミステリー小説「模倣犯」を原作とした台湾製作の新ドラマシリーズ。猟奇的な連続殺人事件が発生、検察官とメディアを操る危険な犯人と戦いが始まる。Netflix映画『さえない私にさようなら』3月8日(水)独占配信ドイツ発のラブコメディ!クロアチアの島にある家を相続したゼイネップ。なかば衝動的にその家を訪れるがそれは新しい恋への扉を開くことに…。Netflix映画『マーダー・ミステリー2』3月31日(金)独占配信アダム・サンドラーとジェニファー・アニストンが贈る人気コメディミステリーの続編。私立探偵に転身したニックとオードリー夫妻は誘拐事件に挑む。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年02月26日Netflixシリーズ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」のパート2が3月10日(金)より独占配信開始。この度、怒号・嘲笑・嗚咽が飛び交い、これまで以上に予測不能で過激な展開を予感させる予告編と、主要人物たちが混沌とした“復讐の森”に迷い込んだかのようなキービジュアルが解禁となった。学生時代にいじめを超えた非道な暴力を受けた主人公ムン・ドンウンが、数年の時を経て綿密な計画のもと練られた復讐劇を繰り広げていく背筋が凍る衝撃サスペンス。パート1は日本の“シリーズTOP10”に5週連続で入り、衝撃的な展開が話題沸騰、ビンジウォッチでの中毒者が続出した。※以下、パート1のネタバレを一部含みます。将来、建築家になることを夢見る高校生ムン・ドンウンは、パク・ヨンジンらクラスメイトから壮絶で非道ないじめを受けていた。高熱のヘアアイロンを身体に押し当てられるなど暴力は過激さを増し、苦しい日々に耐え切れず、人生を壊された彼女はついに高校を自主退学。そして、いつの日か復讐を誓う。時は流れ、退学後も怒りと苦しみを動力源に生きてきたドンウンの人生を懸けた“静かな復讐劇”が始まる――。パート1では、加害者の日常や人間関係を調査・把握したドンウンが、加害者ヨンジンの娘の小学校の担任になるなど、静かに動く彼女の周到な計画の一端が描かれ、その予測不能な展開は観る者を釘付けに。そんな計画がついに実行に移されるであろうパート2の予告編では、ドンウンとヨンジンのヒリヒリする対峙が描かれ、復讐が最終局面を迎えることを予感させる。映像には、「笑うな!」というドンウンの“怒号”をはじめ、加害者たちの“嘲笑”や“嗚咽”が次々と映し出され、過激さは加速。そして、パート1でドンウンと関係を築き、彼女の過去を知る医師チュ・ヨジョンが抱える“闇”の一端も垣間見えるが、彼はどのように計画に絡んでいくのか?主人公ドンウンを演じるソン・ヘギョは、「太陽の末裔 Love Under The Sun」「ボーイフレンド」などラブロマンスの印象が強いが、本作では過去の傷と復讐心を秘めた難役を熱演。彼女は、「今回の役を演じるのは非常に大きな挑戦でした。成長したドンウンは、可哀想に見えないようにしたかった。しっかりとした強い女性に見せられるよう、そこに集中しました」と、“復讐”を決意した揺るがない女性像を演じる想いを語っている。また、脚本を手掛けた「太陽の末裔 Love Under The Sun」「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」などで知られるキム・ウンスクは、「初めて彼女のシーンを見たとき、圧倒されて放心状態になりました。完全にドンウンそのもので興奮しました」と絶賛している。映像の冒頭で語られる「この復讐が終わったら、幸せになれる?」というセリフが意味深だが、ドンウンの人生を懸けた復讐は果たされるのか、それとも――。高校時代のドンウンを演じるのは、『パラサイト 半地下の家族』で裕福なパク家の長女ダヘ役として知られるチョン・ジソ。医師チュ・ヨジョンには、「Sweet Home-俺と世界の絶望-」「五月の青春」のイ・ドヒョン。校内暴力の首謀者パク・ヨンジンには「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」ソウル役のイム・ジヨン。さらに、「恋の始まりは出馬から!?~すべき就職はしないで出師表~」パク・ソンフン、「青春の記録」キム・ゴヌ、「私を愛したスパイ」チャ・ジュヨン、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」キム・ヒオラ、そして「トッケビ~君がくれた愛しい日々~」「椿の花咲く頃」ヨム・ヘランらが出演する。Netflixシリーズ「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」パート1は独占配信中、パート2は3月10日(金)より独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年02月23日「太陽の末裔 Love Under The Sun」のソン・ヘギョと脚本家キム・ウンスクが6年ぶりに再びタッグを組んだ復讐劇「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」からパート2の展開を予感させる特別予告編が公開、パート2は3月10日(金)より配信されることが決定した。本作は、高校時代の校内暴力により心身共に消えない傷を負い、夢を諦め、人生を“壊された”女性ムン・ドンウンが、加害者たちへの徹底的な復讐のために生きる姿を描いたNetflixシリーズ。12月30日より配信開始されると1月2日の週に視聴8,248万時間を記録し、英語以外の言語のTVシリーズで世界1位を記録した。解禁された特別予告編は、「ヨンジンへ」と、ドンウン(ソン・ヘギョ)から校内暴力の首謀者であるパク・ヨンジン(イム・ジヨン)に向けた手紙としてパート1のストーリーがまとめられている。さらに、「人を痛めつけたあなたの足その隣にいた人たち人の不幸を笑った唇一緒に笑った人たち意地悪な目つきその目をあがめた人たち人をもてあそんだ手その手を支えた人たち」と、ヨンジンだけでなく加担者・傍観者となった彼女の取り巻きたちへの強烈な言及もあり、これからの復讐の凄まじさを予感させる。また、復讐の共犯関係にある“おばさん”(ヨム・ヘラン)が傷だらけの顔で微笑む姿や、パート1の終盤で復讐心を露わにした青年医師チュ・ヨジョン(イ・ドヒョン)などの姿もあり、容赦のない暴力を受け魂をズタズタにされた“サバイバー”たちの壮絶な復讐の行方を示唆するものとなっている。「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」パート1はNetflixにて配信中。パート2は3月10日(金)より独占配信開始。(上原礼子)
2023年01月24日現在東京・博品館劇場にて上演中のBROADWAY MUSICAL『GLORY DAYSグローリー・デイズ』において、開幕3日目の夜公演を鑑賞した。作詞・作曲をニック・ブレイマイヤ、脚本をジェイムズ・ガーディナーが担当し、2008年に米ブロードウェイで初演された本作。翌2009年には日本でも上演され、俳優4人だけで繰り広げる濃密な劇空間が話題を集めた。劇団エムキチビートを主宰する元吉庸泰が演出を手がける今回は8人がキャスティングされ、EAST・WEST・SOUTH・NORTHの4チームWキャスト制が敷かれた。取材日は昼夜ともに「EAST」の上演回で、矢田悠祐、ルーク・ヨウスケ・クロフォード、風間由次郎、木戸邑弥が出演。高校の友人と数年ぶりの再会にはしゃぐ一方で、互いに訪れた“変化”を感じ取り「当時の輝かしい日々(Glory Days)には戻れない」──と悟る若者たちの成長や葛藤をステージ上に立ち上げた。矢田が扮するウィルは、3人をかけがえのない親友として大切に感じている役どころ。ジャックの告白に始まった仲間の言い争いに誰よりも心を痛め、自身のモラルや価値観を省みるひと幕も。揺れ動くキャラクターを体現しようと、矢田はさまざまな表情を使い分けて3人と向き合う。その緻密なグラデーション以外にも、ラストナンバー「My Next Story」のソロでは彼らの未来を感じさせる歌声で客席を魅了した。4人の中では大人びた考えの持ち主で、皮肉っぽい発言の多いスキップ。演じるルークは“無気力世代”と訳された「Generation Apathy」で集まったメンバーを「他者に興味がなく話も聞かない」と自嘲気味に歌う。公演パンフレットによれば、ルークは今回が7年ぶりのミュージカル復帰作。ブランクを感じさせない喉使いで3人と適度な距離感で接するスキップ像を体現し、かすかに包容力も覗かせた。風間が扮したのは、エネルギッシュで率直な性格のアンディ。ジャックの告白がショックで受け入れられず、戸惑う3人の中でも「その言動は懐かしく大切な思い出と4人の絆を壊す“裏切り”である」と怒りに似たショック示す役どころだ。ジャックをなじる決定打を放ったあと、3人から糾弾される「Other Human Beings(人間のルール)」で見せる葛藤の様子や、バラエティ豊かな感情表現に注目したい。物語の推進力となる、キーパーソンのジャックは木戸が演じた。休学して旅に出発し、滞在先でのエピソードを明かすソロナンバー「Open Road」では清々しく伸びやかな歌声を響かせる。普段は口数が少なく穏やかなキャラクターだが、“告白”に接し平静を装ってはその場をやり過ごそうとするアンディにみせる激情は必見。木戸は緩急自在の表現力でジャックの喜怒哀楽を描き出した。互いのライフステージが変われば、かつての親友とも話が噛み合わなくなることは誰にでも起こり得る。その心の襞を分け入っていくような瞬間をスピード感あふれる演出で切り取り、親しみやすいロックナンバーを基調に100分弱(休憩なし)の人間ドラマと若者の成長譚にまとめ上げたキャスト・スタッフの手腕に驚く。序盤は再会を喜ぶ4人が戯れあい、ひたすら軽快な会話が続く。Wキャストの妙や組み合わせによって生じる化学反応が期待できるだろう。取材日に観られなかった日野真一郎(LE VELVETS:ウィル)、加藤将(スキップ)、石賀和輝(アンディ)、エリック・フクサキ(ジャック)の回も気になった。公演は10月3日(日)まで、東京・博品館劇場にて。チケット販売中。取材・文:岡山朋代BROADWAY MUSICAL『GLORY DAYSグローリー・デイズ』チケット情報千穐楽公演ライブ配信決定!【配信日時】①10/2(土)17:30~EAST千穐楽公演②10/3(日)13:00~WEST千穐楽公演※配信終了は、EAST/WESTともに10/10(日)23:59【チケット料金】・EASTのみ/WESTのみ各3,800円(税込)・お得な2公演パック6,600円(税込)※どちらも、本編終了後に特典映像(メイキング)が流れます。※どちらも、10月10日までの見逃し配信も含んだ料金です。【販売期間】9/21(火)正午12:00~10/10(日)18:00【配信プラットフォーム/チケット購入】PIA LIVE STREAM
2021年09月21日主演のアントニオ・バンデラスがカンヌ国際映画祭男優賞に輝き、アカデミー賞にもノミネートされたペドロ・アルモドバル監督最新作『ペイン・アンド・グローリー』。待望の予告編が解禁となった。アルモドバル監督自身のキャリアにおける葛藤も含め、自伝的な部分に迫った本作。バンデラスがまさにその分身ともいえる映画監督役を演じ、キャリア最高の演技と称賛を受けている。解禁となった予告編では、創作意欲も果て「ただ生きてる」と孤独の中に深く潜り込む映画監督のサルバドール(アントニオ・バンデラス)が幼い頃の記憶を辿っていく姿が。太陽光の降りそそぐ白い岩肌の洞窟の家での生活、貧しくてもたくましく生きる美しい母(ペネロペ・クルス)の横顔。現実と回想を行き来しながら、過去の“痛み”との再会を経て、もう一度生きる力を呼び覚まそうとする。そして新たに彼の心に訪れたものとは…?予告にも流れる、イタリアの人気女性シンガーのミーナがドラマティックに歌う「Come sinfonia」は、本編では幼少時代の水彩画のスケッチシーン全体に流れる。アルモドバル監督は「ミーナの存在感は私を感動させてくれる芸術家であり、家族のような存在。そしてこの曲は1960年代の上品さ、何もすることのない楽しい夏の感覚を表現している」と語っている。瞳の奥、そして全身から漂う憂いをまとった渋み溢れるバンデラス。その名演から目が離せなくなる、甘美な追憶のような映像となっている。『ペイン・アンド・グローリー』は6月19日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年03月27日アルモドバル監督による映画『ペイン・アンド・グローリー』が、2020年6月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー。ペドロ・アルモドバル監督の自伝的なエッセンスも込めて『ボルベール<帰郷>』『 トゥーク・トゥ・ハー』などで知られるスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督による映画『ペイン・ アンド ・ グローリー』。物語自体はフィクションではあるが、過去の記憶を辿ったものであり、監督の自叙伝的なも要素も含まれているという。アルモドバル作品の特徴である、情熱的な赤や、原色を基調とする色彩美は健在だ。サルバドール・マロ(アントニオ・バンデラス)生きがいを見出せなくなってしまった世界的映画監督。引退同然の生活を送っている。子供時代、過去の恋人のことなど自身の過去を回想する。そんな時、自身の過去の作品の上映依頼が届き、それを機に、閉ざしていたものが開かれていく。演じるアントニオ・バンデラスはデビュー当時から長年ペドロ・アルモドバル監督とタッグを組んでいた。カンヌ国際映画祭では、『ペイン・アンド・グローリー』の演技で初めて主演男優賞を受賞。第92回アカデミー賞では、主演男優賞にノミネートされている。マロの母親ジャシンタ(ペネロペ・クルス)スペインの日差しの下で献身的に息子を育て、家族を明るく支える母親。演じるペネロペ・クルスはアルモドバル監督の『ボルベール<帰郷>』では、セクシーでたくましい母親を演じた。『ペイン・アンド・グローリー』ではそれとは異なった母親像を表現する。“自然と出来上がった”3部作なお監督を務めたアルモドバル監督からのコメントも到着。「意図したことではなかったが、この作品は3部作の第3章にあたります。『欲望の法則』(87)、『バッド・エデュケーション』(04)、そし て『ペイン・アンド・グローリー』です。自然と出来上がったこの3部作は完成 するまでに32年を要しました。すべて主人公は男性で映画監督。そして、 どれも〝欲望と映画“を題材としたフィクションが物語の柱となっていて、そ のフィクションにはそれぞれの作品によって異なる現実が垣間見えてきます。 フィクションと人生は表裏一体。人生には常に痛みと欲望が伴うのです。」 と、作品制作における興味深い経緯について明かしている。『ペイン・アンド・グローリー』あらすじ脊椎の痛みから生きがいを見出せなくなった映画監督のサルバドール。身も心も疲れ、引退同然の生活を送っていた。そして、昔の自分をよく回想するようになる。子供時代、母親のこと、当時移り住んだバレンシアの村での出来事、マドリッドでの恋と破局。その痛みは今なお残っていた。そんなある日、32年前に撮影した作品の上映依頼が届く。そこでの思わぬ再会が心を閉ざしていた彼を過去へと翻らせる。そして記憶のたどり着いた先には何があるのか。作品詳細『ペイン・アンド・グローリー』公開日:2020年6月19日(金)TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー原題:Dolor y Gloria監督・脚本:ペドロ・アルモドバル出演:アントニオ・バンデラス、アシエル・エチェアンディア、レオナルド・スバラーニャ、ノラ・ナバス、フリエタ・セラーノ、ペネロペ・クルス字幕翻訳:松浦美奈配給:キノフィルムズ/木下グループレーディング:R15+
2020年01月20日ブリトニー・スピアーズが新アルバム『グローリー(Glory)』を発表。2016年9月14日(木)に発売される国内盤に先駆けて配信がスタートした『グローリー』は、日本のiTunesでポップアルバムランキングで1位、総合アルバムランキングで最高2位を記録。国内盤CDには、ボーナストラックとして新曲「ムード・リング」を追加収録しているほか、初回生産分には特典としてサイン入りミニ・ポスターも封入した豪華仕様となっている。全世界トータル・セールス1億枚、YouTube総再生30億回という記録的な数字を叩き出し、1998年にデビューして以来、“今世紀最大のポップ・アイコン”として世界中から愛され続けるブリトニー・スピアーズ。2016年9月には自身初となる「Apple Music Festival」への出演も決まっており、数々の伝説的ステージを見せてきた彼女の勢いは留まるところを知らない。【概要】ブリトニー・スピアーズ ニュー・アルバム『グローリー』<国内盤CD>発売日:2016年9月14日(木)※ボーナストラック収録。※初回生産分のみサイン入りミニ・ポスター封入。トラックリスト:01. インビテーション02. ドゥ・ユー・ワナ・カム・オーバー?03. メイク・ミー feat.Gイージー04. プライベート・ショウ05. マン・オン・ザ・ムーン06. ジャスト・ラヴ・ミー07. クラムジー08. スランバー・パーティー09. ジャスト・ライク・ミー10. ラヴ・ユー・ダウン11. ハード・トゥ・フォーゲット・ヤ12. ホワット・ユー・ニード13. ベター14. チェンジ・ユア・マインド(ノー・シーズ・コルテス)15. ライアー16. イフ・アイム・ダンシング17. クピュー・エレクトリック18. ムード・リング ★国内盤ボーナストラック
2016年08月29日アメリカの公民権運動の指導者として活動したマーティン・ルーサー・キング・Jr.牧師の実話を描いた映画『グローリー/明日への行進』が本日から公開されている。本作は1965年が舞台だが、制作者たちはこの物語を現代の観客に向けて語りたいという強い意志をもっている。彼らが語る特別映像が公開になった。特別映像本作は、黒人の正当な権利を獲得するために立ち上がったマーティン・ルーサー・キング・Jr.牧師と仲間たち、支持者たちが、それぞれの立場や苦労を乗り越えて、アラバマ州セルマから州都モンゴメリーまでの80キロに及ぶ抗議の大行進を成し遂げる様を描いた作品。このほど公開された映像は、キング牧師と支持者たちが行進する場面とエヴァ・デュヴァネイ監督の「世界共通でとても現代的な今を描いた作品」という言葉から始まる。確かに本作は60年代の公民権運動の実話を基にした作品だが、現代の社会で、すべての人に正当な権利が与えられているだろうか? 不当な扱いはこの世から消えただろうか? プロデューサーを務めたオプラ・ウィンフリーは「過去を知らなければ、未来は見通せない」と言い、キング牧師の妻コレッタを演じたカーメン・イジョゴは「公民権運動は終わっていない」と語る。本作はかつてアメリカで行った出来事を描いた作品だが、自分たちが不当に扱われていることに抗議し、外部だけでなく自身の中にある恐怖にも立ち向かって、正当な権利を得ようとする人々の姿は現代にも通ずるものがある。映像に登場するキャスト、スタッフたちはみな、言葉は違うが、本作に“現代の観客に伝えるべきメッセージがある”ことを訴える。かつてアメリカで世界を変えようと立ち上がった人々の強い意志と、何としてもこの映画を作り上げたいと思ったフィルムメイカーの意志は、日本の観客にもスクリーンを通じて伝わるのではないだろうか。『グローリー/明日への行進』公開中
2015年06月19日“ただ歩く”ことで歴史を大きく動かしたキング牧師の生き様と、アメリカの激動の姿を描く『グローリー/明日への行進』。今回、本編シーンやメイキング映像、当時の行進の映像を交えながら、プロデューサー&出演者でもあるオプラ・ウィンフリーや、本作で数々の賞を受賞した主演のデヴィッド・オイェロウォ、エヴァ・デュヴァネイ監督らが語る特別映像を、シネマカフェが独占入手した。1965年3月7日、黒人の選挙権を求める525人が、マーティン・ルーサー・キングJr.牧師と共にアラバマ州セルマで立ち上がった。彼らは非暴力を貫き、デモ行進を行うが、白人知事率いる州警察の暴力的鎮圧にわずか6ブロックで妨げられてしまう。しかし、“血の日曜日事件”として全米のニュースに流れたその映像は、人種をまたぎ、全国の同志たちの心に火をつける。2週間後、再び抗議のデモ行進がセルマで計画される。日々増え続ける参加者数は2.5万人にまで膨れ上がり、やがてその行進は、米国大統領を巻き込み、世論を、そして世界をも突き動かしていく――。“血の日曜日事件”から50年、今年の3月7日にはバラク・オバマ米大統領が式典のためセルマに訪れ、劇中にあるようにエドマンド・ペタス橋を行進し「我々の行進はまだ終わっていない」とスピーチした。オバマ大統領も言及する通り、人種問題はいまなお続くアメリカの大きな社会問題の一つ。キング牧師の号令のもと非暴力で歴史を動かした、先人の覚悟と悲しみ、怒りなどは、劇中で熱演を見せるキング牧師役のデヴィッド・オイェロウォからも感じ取れる。特別映像では、エドマンド・ペタス橋での行進の本編映像やメイキング、そして当時の実際の映像を交えながら、オイェロウォほか、第72回ゴールデン・グローブ賞「監督賞」ノミネートのエヴァ・デュヴァネイ監督、本作のプロデューサーを務め、影響力あるテレビ司会者として知られるオプラ・ウィンフリーらもコメントを寄せている。この映像からも、当時を忠実に表現していることが伺え、私たちもまたキング牧師の意志を継いでいくことの大切さを実感する本作。まずは、“世界を動かした”行進の様子を、こちらからご覧あれ。『グローリー/明日への行進』は6月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グローリー/明日への行進 2015年6月19日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 Pathe Productions Limited.All rights reserved.
2015年06月17日60年代アメリカにおける公民権運動の最重要人物として今もなお語られ続けているマーティン・ルーサー・キングJr.牧師。このほど、彼を主人公に描く初の映画『グローリー/明日への行進』のキービジュアルと予告編が解禁となった。1965年3月7日、黒人の選挙権を求める525人が、マーティン・ルーサー・キングJr.牧師と共にアラバマ州セルマで立ち上がった。彼らは非暴力を貫きデモ行進を行うが、白人知事率いる州警察の暴力的鎮圧に、わずか6ブロックで妨げられてしまう。しかし“血の日曜日事件”として全米のニュースに流れたその映像は、人種をまたぎ、全国の同士たちの心に火をつける。2週間後、再び抗議のデモ行進が計画される。日々増え続ける参加者数は2.5万人にまで膨れ上がり、やがてその行進は、米国大統領を巻き込み、世論を、そして世界をも突き動かしていく――。今からちょうど50年前の1965年、黒人の選挙権を求め決行されたセルマからモンゴメリへのデモ行進を描く本作。通称「セルマ大行進」と呼ばれ、「マーティン・ルーサー・キング・Jr.=キング牧師」が先頭に立ち、彼の号令のもと黒人や白人ら2.5万人もの人々が集まり、ただ歩くことでアメリカの歴史を動かした世紀の大行進として、アメリカの公民権運動の中で最も重要な出来事といわれている。今回解禁する予告編では、デヴィッド・オイェロウォ扮するキング牧師のカリスマ性溢れた演説シーンと共に、父として、夫として、苦悩していた一人の35歳の男としての姿、そして彼を信じ支えた家族と仲間たちの姿が、本年度アカデミー賞で主題歌賞に輝いたコモン&ジョン・レジェンドによる心震える名曲「Glory」にのせて披露されている。予告編冒頭で、「南部では黒人差別で何千人も殺されている」と、当時の凄惨な差別の現状を大統領に訴えかけるキング牧師。しかし、「君には問題が1つだが、私には101もある」と、大統領はまったく取り合おうとしない。さらに、キング牧師が白人の青年に正面から殴られるシーンも。だが、「あの白人の子、いいパンチ持ってるぞ」とユーモアで返すキング牧師の姿や、「権力で我々を押さえつけるなど断じて許されない」と力強く演説するシーンなど、既に感動作としての風格が漂う映像となっている。キング牧師という歴史的な英雄という大役に大抜擢されたのは、『大統領の執事の涙』のデヴィッド・オイェロウォ。共演には、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』のトム・ウィルキンソン、『グレース・オブ・モナコ公妃の切り札』のティム・ロス、主演のデヴィッドとは『大統領の執事の涙』にて既に共演済みのオプラ・ウィンフリーなど、名優たちがキャストに名を連ねている。キング牧師を主人公に描く初の映画作品として注目の本作。まずは予告編から、歴史が変わる瞬間を体験してみて。『グローリー/明日への行進』は、6月よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月17日