2021年6月20日、お笑いコンビ『千原兄弟』の千原ジュニアさんが、自身のYouTubeチャンネルを更新。医師の『ある言葉』に感激したエピソードを明かし、反響を呼んでいます。千原さんといえば、2020年11月末頃から股関節に痛みを覚え病院を受診したところ、難病とされる病気が発覚しました。千原ジュニア、難病を患っていることを告白医師からは「一部が壊死してる」闘病中の千原ジュニア、医師がかけた言葉とは?ある日、医師は1か月前と今のレントゲンを確認し、「改善に向かっている」ということを『ある言葉』へいい換えて伝えたそうです。それに対し、千原さんは「そう表現しはんねや」と驚きます。動画内に登場する友人たちからは、医師の言葉を予想して「8合目ですね」「いい波が来ています」などの意見が。どの意見もおしかったようで、千原さんは正解をこう答えました。正解は…「ああ、これ勝ち戦ですね」って。敵陣から来ていたけど、もうだいぶ抑えているから。千原ジュニアYouTubeーより引用医師はきっと、病魔と闘う患者ならではの苦労や不安を考えた上で、ただ「いい方向へ行っています」ではなく、「勝ち戦ですね」と声をかけたのです。この言葉に、千原さんは感激。「これで嫌な思いをする人はいない」と言葉をもらしました。医師の粋な言葉に対し、ネット上ではこのような声が上がっています。・なんて素敵な表現。いろいろな患者さんを診てきたからこそ、そういう言葉がかけられるのでしょうね。・私も病気を患っていて、先生の言葉に何度も救われた。医師は病気を治すだけでなく、心のケアのプロ。・『勝ち戦』でひとまず安心しました。このまま病気に圧勝してやりましょう!・先生の言葉、泣けますね…。そういわれたら、頑張ろうと思える。病気と闘う千原さんへの、医師の温かいエール。千原さんが病魔に打ち勝ち元気な姿を見せてくれる日が、1日も早く来てほしいものですね。[文・構成/grape編集部]
2021年06月24日カラテカ・矢部太郎が17日、最新作『ぼくのお父さん』の刊行を記念し、千原ジュニアとの対談イベントを実施。ジュニアが矢部の漫画家としての才能を絶賛した。120万部突破の大ヒット漫画『大家さんと僕』シリーズ完結以来、2年ぶりとなる矢部の最新作『ぼくのお父さん』が6月17日に新潮社より刊行。本作は、実の父である絵本作家・やべみつのり氏と自身の幼少期のエピソードを描いた家族漫画で、つくし採取、自転車の二人乗り、屋根から眺めた花火など、普遍的でノスタルジックな心温まるストーリーだ。ジュニアは「本当に素晴らしい。マジで素晴らしい。ほんまにすごい!」と絶賛。「まず、絵。この少ない線の数でこれだけ人のハートをつかむ。画家として素晴らしい。ネギ1本だけなのにめちゃめちゃうまいみたいな。ゴボウ削っただけなのにめちゃめちゃうまいみたいな。こんな少ない線でこんだけ奥行きと温度を感じる絵って、ほんまに素晴らしいと思う」と絵の魅力を熱弁し、「引き算の極致」と表現した。また、「矢部太郎先生の佇まい。芸人の中にいると浮き出ているのは、品だね。矢部太郎が芸人がいっぱいいる中で、しゃべってもないのに目立つのは、この本を読んでわかりました、ご両親からいただいた品」と品の良さも魅力だと言い、「吉本いてよかったよ。一番浮き立つ事務所だから。吉本やから引き立った」と笑いを誘ったジュニア。矢部は「こんなお言葉をいただけるなんてありがたいです」と感激していた。ジュニアはさらに、「『お嫁さんと僕』、『僕と僕』を描いて、最後の最後に『僕と入江くん』。初めて太郎ちゃんの作品に闇が出てくる」と今後の展開を提案。バイク事故の際に入江慎也にお世話になったエピソードを明かすと、矢部は「『僕と入江くん』にはそのエピソードも書かせていただいて……」と話した。
2021年06月17日エミリア・クラークが、コミック作家デビューすることが分かった。「Variety」誌が報じた。ロンドンで育ったエミリアは幼い頃、地元のコミックショップに「女性お断り!」という雰囲気を感じており、いつも兄のおさがりのコミックを読んでいたという。22歳のときに自身の代表作となった「ゲーム・オブ・スローンズ」をひっさげ、初めて「コミコン」に参加したときは、「ほとんど全員が男性であることにびっくりしました」とも。「でもその後、業界の風向きは変わり、#MeToo運動が始まりました。それは注意を引かれることであり、私もそういう視線でコミュニティーを見るようになりました」と時代の変化についても語っている。そうして、「自分の視点によるコミックを作りたい」と思うようになったエミリアは、“全員女性”のクリエイティブチームを結成。「M.O.M:Mother of Madness」(原題)を7月に発売することになった。DCコミックスやマーベル・コミックスを手掛けてきたマルゲリート・ベネットとともに物語を考え、作画はレイラ・レイズが担当している。同作の主人公は、シングルマザーでスーパーヒーローのマヤ。女性は生理期間に落ち込みがちだがエミリアはそれを逆手に取り、マヤを生理期間にすごい力を発揮するスーパーヒーローとして描いたという。全体的には『デッドプール』のようなアクションと「Fleabag フリーバッグ」みたいなコメディだといい、「マヤは腋毛でスパイダーマンみたいにぶら下がったりできるんです」とのこと。(Hiromi Kaku)
2021年06月09日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが23日、YouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』に出演。動画「あの大モノ芸能人との初対面話」のなかで、所ジョージから粋なプレゼントをもらったことを明かした。バラエティ番組『所JAPAN』(関西テレビ・フジテレビ系)で、本番前に所から、「久しぶりだからって、ごっついカバンにいっぱいの所さんグッズ。トレーナーとかTシャツとか」と、大量のプレゼントをもらったというジュニア。その後の本番では、所の私物をメルカリに出品する企画が行われたが、「世田谷ベースにあるものを、所さんの出品って分からずに出してて。地球儀とかめちゃくちゃカッコイイ」と、出品されたお宝の数々に大興奮していたそう。その様子を見た所が、「なんで世田谷ベースに来ないんだよ。来たらあげるのに。これより良いヤツあるよ」と声をかけるも、「誰が大先輩のところに、勝手に遊びに行ける?」と遠慮がちだったというジュニア。すると翌日、所から大きな段ボール箱が届き、「開けたら地球儀。『地球に優しくね。所ジョージ』って。プチプチとかの緩衝材が入ってる中で、もうめちゃくちゃカッコイイジャンパーにくるまれてて、それを開けたらめちゃくちゃカッコイイ地球儀やってん。なんなん!?」と、粋なプレゼントに大感激していた。
2021年05月28日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが23日、YouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』で、ビートたけしとの思い出を明かした。動画「あの大モノ芸能人との初対面話」のなかで、たけしとの初対面は、バラエティ番組『世界まる見え! テレビ特捜部』(日本テレビ系)だったと話したジュニア。それから7~8年後に、たけしと対談することになったが、「対談言うても、記者がいるから円滑に回るねんけど、写真撮影ですってなったときに2人になるやん。ほんなら急に、たけしさんのシャイが発動して。でも何となく、しゃべらんと気まずいなっていう空気があって……」と、たけしの意外な一面を吐露。すると突然、たけしが、「実家でずっと飼ってた犬が死んで、『最後どんなだった?』って聞いたら、おふくろが『今そんな話するんじゃない!』って。親父が耳元で『カッチカチ』って言った話、あんちゃん、あれ面白いな」と話しかけてきたそう。このエピソードは、たけしと初めて会った『世界まる見え!』で披露したもので、「最初、何言うてはるんかな? って。俺も忘れてるくらいの」と驚き、「決めてはるんじゃないかな? 人と会ったら、心の柔らかいところを1回ギュッと触るって」と、心をわしづかみにされた様子だった。
2021年05月27日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが23日、YouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』に出演。動画「あの大モノ芸能人との初対面話」のなかで、タモリや明石家さんまと初めて会ったときのエピソードを明かした。タモリとの初対面は、20歳のころ、バラエティ番組『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)に出演したときだったというジュニア。「車にウーハー積んでる企画やってん。すごいウーハーで、『イマジン』が流れるっていう。それで俺が、『これ、ジョン・レノン起き上がってきますよ!』って言ったら、タモリさんが『良い顔してボケるなぁ』って。めっちゃ覚えてんねん」と、懐かしそうに回顧した。また、さんまとは、10代のころに、吉本興業の元会長・林正之助氏の社葬で初めて会ったそう。会場となったなんばグランド花月に、黒い喪服を着た所属芸人が数百人集まるなか、1人だけグレーのスーツで現れたのがさんまだったと言い、「人ってこんなにオーラ放てるんかっていうくらい。サイリウムみたいに、朝起きてパキッてしてきたやろ? って(笑)」と、あまりの芸能人オーラに圧倒されたことを明かしていた。
2021年05月26日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが20日、公式YouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』に出演。動画「もう一つのM-1グランプリ ~三浦-1GP開催!~」内で、俳優の三浦誠己にまつわるエピソードを明かした。現在は俳優として活躍する三浦だが、芸能界入りは吉本のお笑い養成所であるNSCに入学したことがきっかけで、ジュニアとはもともとお笑い芸人の先輩・後輩という関係性。周りからは「“ジュニアの弟子”」として見られるほど、一緒の時間を過ごしていたという。しかし俳優転身後はジュニアと会う頻度も少なくなり、そのペースは1、2年に1回ほどになったそうだ。するとその間に、ヒリヒリとした関係でお互いに付き合っていた芸人界隈の雰囲気は「みんなで楽しく仲良くという空気」に徐々に変化していく。そして、ジュニアもそれに順応していったのだが、芸人仲間と会う頻度が減っていた三浦だけは当時のまま。ジュニアいわく「冷凍保存された状態」のため、数年に1回、芸人界隈に現れると「時代錯誤が甚だしいというか、今そんなこと言ってるやつおらんって状況になる」という。そんな状態のなか、後輩芸人の“てつみち”らがジュニアの誕生日会を開催。三浦も仕事の合間に駆けつけ参加していた。そのお会計をする際、てつみちが少しもたついてしまったものの、無事に会計を済まし店を出ると、三浦が「なんで(ジュニアが帰るための)タクシー呼んでないんじゃー!」と激怒。そして、自らが捕まえたタクシーにジュニアを乗せながら、てつみちの「仕切りの悪さ」を厳しく注意していたという。その翌日、ジュニアと食事をしたてつみちは「なんであんなキレられなきゃいけないんですか」「俺、マジであの人無理ですわ」と納得いかない様子で、愚痴をこぼしていたそうだ。すると翌々日、てつみちの電話番号を誰かから聞いた三浦から「お前どこにおんねん?」との電話があり、てつみちがアルバイトをするラーメン屋に来ることに。再び怒られることを覚悟していたのだが、三浦はてつみちオススメのラーメンをすすりながら「てつみち、昨日は悪かったな」と謝罪。「兄さんの前やったら、あの頃の三浦誠己に戻ってしまうねん」と目を潤ませながら反省していたのだという。てつみちはまた怒られると思っていただけに、そのギャップに感動。「三浦さん……好き」と、完全に心を鷲づかにされてしまう。そして「兄さんのこと頼むわな」と言い置き、店を後にする三浦。感極まったてつみちは店を飛び出し、「三浦さん!」と呼び止めるも、何を言っていいのかとっさに浮かばず、「ラーメン……どうでしたか?」と聞くと、爪楊枝をくわえながらゆっくりと振り向いた三浦が「また、来るわ」と言ったという。
2021年05月24日エミリア・クラークがマーベル作品に仲間入りすることが明らかになった。「Variety」誌によると、Disney+で配信される「シークレット・インベージョン(Secret Invasion)」(原題)への最終段階の出演交渉が行われているという。同作には現在までにサミュエル・L・ジャクソン、ベン・メンデルソーン、オリヴィア・コールマン、「ピーキー・ブラインダーズ」などのテレビドラマでの活躍が目立つキングズリー・ベン=アディルの出演が報じられている。サミュエルは数々のMCU作品で演じてきたニック・フューリー役、ベンは『キャプテン・マーベル』で演じたスクラル人のタロス役を再演。キングズリーはメインのヴィラン役を演じる。原作コミックの「Secret Invasion」では、ひそかに地球に侵入し変身能力を使ってマーベル・ヒーローになりすますスクラル人について描いているが、ドラマがどのような内容になるかは不明。エミリアが演じる役についても明らかになっていない。エミリアは「ゲーム・オブ・スローンズ」のデナーリス・ターガリエン役で世界中にファンを獲得し、エミー賞に4度ノミネートされたことで演技力の高さも証明した。『ターミネーター:新起動/ジェニシス』『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』などの大作映画にも出演し、映画にドラマに大活躍中だ。(Hiromi Kaku)
2021年04月21日ジュニア年代の指導ではドリブルとパス、どちらを先に教えたらいい?保護者も子どもたちもドリブル軍団が勝利を収める場面を見て移籍したくなるようだ。サッカーの最小局面は2対1という考えで指導しているけど、保護者や子どもたちのそんな姿を見ていると、指導が不安になる。ジュニア年代で優先的に伝えるのはドリブル?パス?というご相談。みなさんはどんな風に教えていますか?これまでジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、お父さんコーチの悩みにアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導DVDプレゼント!詳しくはこちら【4月限定】>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<監督の顔を潰さずチーム外自主トレでできることは?<お父さんコーチからの質問>池上さん初めまして。私は普段は専属で街クラブのジュニアチームで指導しています。指導年齢は未就学児から小6までです。早速ですが質問です。ジュニアの育成年代に伝えて行くべき優先順位はパスですか?ドリブルですか?ドリブルに特化したスクールや動画の配信が子ども達を夢中にさせているのを目の当たりにします。またドリブルに特化したチームが有利にゲームを運び勝利する場面も多々見かけます。私としては「サッカー」を教えたいのでサッカーの最小局面は2対1という考えの元で指導しています。ただ保護者や子ども達はドリブル軍団が勝利を収める場面を見ると移籍したくなるようです。正直私も不安になる事があります。池上さんの育成に関する優先順位、勝手に前提を作って恐縮ですが、ドリブルかパスかの考えをもとにご教授いただけると幸いです。<池上さんのアドバイス>ご相談、ありがとうございます。これまでも拙書でも何度か取り上げてきましたが、ドリブルかパスかという議論は、日本ではまだ見かける議論です。そのうえ数年前から「ドリブルデザイナー」といった肩書を名乗る方も現れました。■ドリブルよりパスを教えることが難しいと思う指導者も少なくないドリブルやリフティングは、目に見えて成長がわかりやすい技術で、しかも「個人」に絞って技術の程度を評価できます。一方の「パス」は、ひとりだけの技術ではありません。受け手がボールを受けやすいスペースに現れて初めて、出し手はパスを出せます。その点では、ドリブルが個人のスキルであるのに対し、パスはチーム(組織)のスキルと言えます。その点で、指導者のみなさんはパスを教えることを難しく感じられているようです。■止める、蹴るの技術を取り出して教えるのは後でいい例えばパスのスキルというと、まずは「止めて蹴る」から教え始めます。「ボールを止められなかったり、しっかり蹴れなければパスはできない」という考えの方は多いと思います。ある指導者と話をしたときのことです。私が「うまく動くことを教えれば、サッカーは楽しくなりますよ。(止める、蹴るの)技術を取り出して教えるのは後でいいのではないか」と話したら、「ボールを蹴れない子どもに動き方を教えても仕方がないだろう」とおっしゃいました。「まさしくおっしゃる通りです。でも、キックの練習から入ると、このキックはいつ使うのかがわからないのでは?ゲームの中で、向かい合って蹴ったりするパスは使いませんよね。まず最初に、『ここに動いてボールをもらえばシュートを打てる』ということを理解できれば、子どもは『じゃあ、そのときにうまく蹴るためにキックの練習をしよう』となりませんか?」そう話しました。キックやボールコントロールを何のためにやるのか、それがわかったほうが技術練習は断然楽しくなるはずです。その指導者の方は「なるほど」と納得してくださいました。■どちらが先ではない。パスもドリブルも一緒に教えないといけない対するドリブルも、実は同じことが言えます。「こういうときにドリブルできるとどう?向こうの人にパスしやすくなるよね」とか「この密集を抜け出すためにはドリブルができるといいね」と、使いどころを一緒に探してあげてください。要するに、パスもドリブルも一緒に教えないといけません。どちらが先ということはないと私は考えます。では、その先にあるものはなにか。ご相談者様が書かれているように「2対1」がそのひとつです。さまざまな局面で、ドリブルをしたほうがいいか、パスしたほうがいいかを判断する力を養うためにも、2対1をしてもらいます。2対1から始める意味は「2人で協力すると簡単に点が取れるよね」ということを伝えるのが一番のポイントです。例えば、味方のほうにちょっとボール向けると、前が空く可能性があります。そうすると、そこでパスもできるし、自分でドリブルしてシュートも打てます。どっちもできる。「そこで何を選びますか?」といったプロセスをたどることが大事です。指導者が「そこでパスを選べ」とか「ドリブルで勝負しろ」と命じるものではありません。■ドリブルがうまくなった子にパスを教えるのは難しい加えて、これは私の経験上わかっていることですが、ドリブルが上手くなった子に、「じゃあ、次はパスができるようになろう」とパスを教えるのは難しい。ひとりでドリブルで相手を抜けてしまう子は、なかなかパスを出そうとしません。逆に、ドリブルもパスも一緒にトレーニングした子どもがゲームの中で自分の前にスペースがあるのにパスを探していたら「ここ、空いてるじゃん。ドリブルしてごらんよ」とアドバイスすると、その子は変わってきます。変化しやすいのです。パスもドリブルも、選択肢が両方ある。もっといえば、どこにパスを出すか、どんなドリブルで場面を変えるかというようにそれぞれに選択肢があることが重要です。場面場面でどれだけたくさんの情報を持てるか。そして、その情報を瞬時に整理して選べるかがいい選手の条件です。この認知、判断の次に「行動」がきます。正確に出てきたパスをコントロールし、次にパスやドリブルを選べるか。それができるプレーヤーになるためのベースをつくるのが、私たち育成年代を教える指導者の大きな仕事なのです。■サッカーに必要な認知、判断力は「大人になったら理解できる」ものではないしたがって、情報を入れるトレーニングを早くからやったほうがいい。対面パスやジグザグドリブルのようなクローズドスキルだけでは、子どもは考えなくて済みます。日本のジュニアは足元の技術が素晴らしいと言われますが、それだけをやってしまうと頭で考える力がついてきません。近年、この認知能力は、世界のサッカーが見られるようになったおかげで推進されているかもしれません。「個の力を育てないといけないのでは」という意見があります。おっしゃる通り欧州でも「個の力が重要」と言われています。抜きんでた個の技術は、メッシなどスーパーな選手がひとつのお手本でしょう。ところが、欧州の指導者は、すべての子どもたちをメッシになるように育てなきゃいけないとは思っていません。対する日本人はことさら「個の力は大切だ。メッシのような選手を育てなくては」と思ってしまうのかもしれません。ディフェンダー、ミッドフィルダー、フォワードと、ポジションの違いもありますが、共通して持たなくてはいけないのはサッカーをどう認知して判断するかという力です。このベースがあっての話が「個の力」の追求になるのですが、そこが抜けていないでしょうか。この能力は「大人になったら理解できる」というものでもありません。小さいときから、何を選びますか?何を考えますか?と、自分で考えて認知し行動する習慣をつけておく必要があります。無論、2対1の局面でもドリブルしたほうがいい場合もあります。でも、そこは「君が選べばいいんだよ」と伝える。そんな育て方をしてほしいと思います。池上正さんの指導DVDプレゼント!詳しくはこちら【4月限定】>>次ページ:ドリブル軍団を見て移籍したくなる理由■ドリブル軍団を見て移籍したくなる理由(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)「ドリブル軍団が勝利を収める場面を見ると移籍したくなるようだ」と書かれていますが、移籍する人たちはドリブルを指導してほしいわけではないと思います。シンプルに「強いチームに行きたい」と親子とも思っているのではないでしょうか。そこを変えない限り、日本の育成は変わらないと思います。「じゃあ、ドリブル軍団に勝つように頑張ろう」では時間がかかります。保護者や子どもたちがサッカーの本質を理解していないから、目に見えて成果がわかりやすいところに行きたくなる。そこに理解を求めたり、一緒に学ぶ姿勢を持てるといいと思います。2対1など、あなたがなさっていることは間違っていません。ご自分の指導にぜひ自信をもって、学びながら進めていってください。池池上正さんの指導DVDプレゼント!詳しくはこちら【4月限定】>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2021年04月16日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが1日、YouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』で、動画「宮迫さんとのコラボで素直に思った事」を公開。雨上がり決死隊・宮迫博之とのコラボ動画で反省したことを打ち明けた。先月21日、それぞれのYouTubeチャンネルで、コラボ動画を配信したジュニアと宮迫。動画の撮影は、ジュニアが宮迫に招かれたという形で進められていたため、「“ゲスト”として呼ばれて行ってるっていう感覚」だったと言い、「このコラボっていうことが、いまいち理解できてないから。コラボってことは、もちろんこっちでも流すわけやから、“ゲスト”でもあり、“ホスト”でもないとあかんわけやん」ということに、後から気付いたそう。そのため、ジュニアは、「あのとき、宮迫さんの良いところを全然引き出せてないから。それは俺がアカンわな」と反省しきり。YouTubeで活躍する宮迫に対し、「すごいと思うな。宮迫さんの対応能力。ヨソではあんまりやったけど、YouTubeでドハマりしたってことじゃないからね。ちゃんと一線でやってた人が、突然あそこに入っていって、あれだけの結果って。お芝居もそうやし、歌もそうやけどね」と感嘆しつつ、「そのあたりの話を、俺がもっと聞き出さなあかんかったな……」と悔やんでいた。
2021年04月06日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが21日、雨上がり決死隊・宮迫博之のYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!【宮迫博之】』に出演。「【犬猿の仲】千原ジュニアとの間に起きた数々の揉め事について検証トークしました」と題した動画内で、明石家さんまとの秘話を明かした。2001年にバイク事故に遭い、瀕死の重傷を負ったジュニア。入院中、お見舞いに来れなかったさんまから、「悪かったな~。見舞い代わりになるんやったら、何か欲しいもん言えよ。俺やるから」と言われ、冗談で「レギュラー欲しいです!」と答えたという。そのときは、「何言うとんねん!」と返されたが、数カ月後、さんまと深夜番組をやることに。「テレビ局のお偉いさんから、ジュニアさんありがとうございましたって言われて。さんまさんで深夜番組やりたいって企画書を持って行ってたけど、ずっと断られてて。今回で最後だと思って行ったら、『これやるわ。でも条件があんねん。千原兄弟をレギュラーにしたってくれ』って」という話を聞き、感激したことを明かした。この話を聞いていた宮迫は、「それを当時、言わへんかったから……」とポツリ。ジュニアの話によると、焼肉屋でバッタリ会った宮迫に、「あんなもん、そこらへんのねーちゃんがやるようなことをやって、お前どないすんねん!」とキレられたことを暴露。当時、ジュニアの活躍に期待していたという宮迫は、同番組でアシスタントのような働きをするジュニアを見てショックを受けていたようだが、ジュニアは、「さんまさんからお見舞いということでいただいたレギュラー番組をバカにされてる」と内心思いながら、「今、与えられることをやるだけなんで」と淡々と返したという。「お互い酒も入ってるし、俺も後輩だからハイハイって聞いてるんだけど。その番組に対する俺の熱量を知らんから」と、さんまとのエピソードを伏せつつ、キレる宮迫と対峙したジュニア。宮迫は、「そこで言わんかったことがカッコええなって」と感心しながら、「当時は知らんからさ。知らんから、ウワーッてなって。後に、この話を別の番組で聞いたときに、号泣してもうたわ。そんなん言うてくれやって。知らんかったのが申し訳なさすぎて……。さんまさんの男気もそうやし、それを言わなかったジュニアもそうやし、自分だけがすっごいカッコ悪いなと思って」と、振り返って苦笑いしていた。
2021年03月27日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが21日、YouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』で、動画「【コラボ】宮迫博之×千原ジュニア~2年ぶりの再会で全て語る~」を公開。雨上がり決死隊・宮迫博之に対し、伝えたいと思っていたことを明かした。反社会的勢力の忘年会で闇営業を行ったという不祥事が発覚し、芸能活動を自粛していた宮迫。所属事務所の吉本興業からも契約を解除され、昨年からは、YouTubeチャンネルでの活動がメインとなっているが、「やっぱり大変は大変。ここしかないのもあるし。生きていくっていう意味では、色々やっていくんでしょうけど」と心境を吐露。「テレビに戻りたい」という本音を漏らしつつ、「でも、テレビに戻りたいっていう感覚ではなかったりもするのよ。相方と何か、イベントであろうが何であろうが、後にできたらいいなと思う」と、コンビでの活動を目標としていることを明かした。そんな宮迫に対し、「俺は今回、一個だけ言いたいなっていうのがあって」と、真剣な表情で切り出した千原。「あのとき一緒に闇営業に行ったヤツを呼んだってほしいです。それぞれがYouTubeやったりしてるから。だから俺なんかより、くまだまさしやレイザーラモンHG、スリムクラブを呼んだってほしい」と伝えると、宮迫は大きくうなずきながら、「うん。そこやねん……」とポツリ。千原は、「向こうが断るかもしれない。俺は、宮迫さんからしか事件の話を聞いてへんから分からないけど」と前置きしながら、「でも、声はかけたってほしいねん」と再度、懇願していた。
2021年03月26日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが21日、YouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』に出演。動画「【コラボ】宮迫博之×千原ジュニア ~2年ぶりの再会で全て語る~」内で、雨上がり決死隊・宮迫博之と飲みの席でケンカに発展したエピソードを披露した。あるとき、元芸人が経営するお店に、後輩を連れて飲みに行ったというジュニア。すると偶然、宮迫が後輩たちと飲んでいたそうで、「俺も宮迫さんと飲むのも久しぶりで。『アメトーーク!』のあと一緒に行くとかもなかったから」と思い、同席することにしたそう。しかし、「陰で言われてるんですよ。宮迫さんが酒飲んだらこうや~とか。ほんならマジで、聞いてる以上やでっていう自慢をずっとする」状況だったと言い、「“宮迫博之伝説、宮迫博之が語る”。まじで4時間いった。俺が『M-1』の審査員だったとき、こうでこうでって。後輩たちも、ホンマですか! アハハハハ! ってやってるわけ」と苦笑い。あまりの長丁場に、「これなんやねん!」と怒りが湧いてきたジュニアは、「ちょっとこれ不健康やで。陰で言われてるのもあったから、宮迫さんのためにならへんっていうのもあって。そんなことここで言うてるのもダサいから、オモロイことで勝負しましょうよ!って」と横やりを入れたものの、宮迫は、「そんなんちゃうねん」と一蹴。終いには、マイクを持った宮迫が、「ジュニア、何聴きたいねん?」と言ってきたそうで、「歌!? ってなって。ほんで、フルで『ラヴ・イズ・オーヴァー』を聞かされて、後輩がワアアアアアー! ってなってて。これはちょっと、えらいとこ行ってはんなって思った」と振り返った。この話を聞いた宮迫は、「言うてることの7割はほんま」と肯定しつつ、「楽しく飲んでんねん。俺が金払って飲んでるわけやし、後輩たちがうんうんって聞いてても別にええやん」と不満顔。「そこに、“大喜利しましょうメンバー”が来られても……。何回も、勝負しましょうや! って。楽しく飲んでんねん。今仕事じゃないねん。絡んでこんといてっていうことをずっと言ってた。それで最後に、もうええやん、歌聴いて帰ろうっていうので歌った」と真相を説明し、「お前のところの後輩も喜んでたな。信じられんくらい上手い! って言うてくれてたわ」と、明かして笑いを誘っていた。
2021年03月25日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが2月27日、YouTubeチャンネル「ざっくりYouTube」に、フットボールアワーの岩尾望とともに出演し、結婚した理由について語った。「【楽屋トーク】ジュニアと岩尾【密室2人きり】」と題して公開された動画で結婚の話題になると、岩尾は「結婚相手探そう、彼女つくろうとなって今の奥さんと結婚したって感じなんですか?」と質問した。2015年9月に結婚したジュニア。「今思えば、なんとなく(芸人を)25年ぐらいやって、そろそろ新しいカードを切りたいみたいのがどこかにあったんちゃうかな」と振り返り、「だから髪型をガラッと変えるのも1個のカードやろうし。何か刺激というか、何か変わる状況に持っていきたいと、芸人みんな思ってるんじゃない?」と私見を述べた。さらにジュニアは「これが10年、15年くらい経ったら、また新しいカードを切りたいなとなるんちゃうかな。“芸人細胞”が勝手にやってるような気がするわ」と続けていた。
2021年03月02日2021年2月7日、自身のYouTubeチャンネルで難病を患っていることを明かしたお笑いコンビ『千原兄弟』の千原ジュニアさん。股関節に痛みがあり、病院を受診したところ難病指定の病気だと診断されたといいます。千原ジュニア、難病を患っていることを告白医師からは「一部が壊死してる」その後、薬による療法を行っていたジュニアさん。完治するか、また痛みが出てくるかは分からず、再度痛みが発症した場合は手術の可能性もある状況でした。同月11日、ジュニアさんはYouTubeに動画を投稿。病気の現状を報告しました。みなさんYouTubeのほうでですね、私、股関節のこといわせていただきましたところ、本当にたくさんの励ましの言葉とか、素敵なメッセージそして貴重な情報などたくさんいただきました。本当にみなさんありがとうございます。すみません、ご心配おかけしまして。非常に良好に向かっておりまして、痛みも和らいで毎日のように普段通りお仕事させていただいておりますし、今後も今まで通りロケ、そしてスタジオ、そしてこのYouTubeなんかいろいろ楽しくてみなさんに少しでも笑っていただけるように、精進していきたいと思っておりますので、本当にみなさんこの度はいろいろご心配をおかけしましてすみませんでした。千原ジュニアYouTubeーより引用ジュニアさんの股関節の痛みは和らぎ、これまで通り仕事を続けることができているといいます。「ご心配をおかけしてすみませんでした」と頭を下げました。動画を見た人たちからは安どの声が寄せられています。・快方に向かっているようでよかったです!・痛みが減ってよかったね。これからも笑いを届けてください!・報告が聞けて安心した。無理はしすぎないでくださいね。股関節の痛みがなくなり、元気になったジュニアさんから、またたくさんの笑いをもらいたいですね![文・構成/grape編集部]
2021年02月13日お笑いコンビ『千原兄弟』の千原ジュニアさんが、自身のYouTubeチャンネルで難病を患っていることを明かしました。ジュニアさんは2020年11月末頃から、股関節に痛みを覚えていたといいます。YouTubeの企画で静岡県熱海市を訪れた際も、痛みから足を引きずりながら撮影していたのだとか。その後、股関節を専門に診る病院に行ったところ、難病申請をする書類を持ってくるよう医師から頼まれたそうです。むちゃくちゃ痛い。こないだ股関節専門の病院に行って、いろいろ調べてもらって「ジュニアさん…保健所に行って難病申請の書類取ってきてください」って。難病なんやて。原因が分かりきっていない難病なんやって、俺。病名があってこの病名は難病認定されてるっていう病気。でも、なぜそうなるか分かってないねんて、100%。千原ジュニアYouTubeーより引用医師からは「一部が壊死してる」といわれたことを明かす、ジュニアさん。現状は薬で痛みが和らいでいっているものの、このあと完治するかまた痛みがぶり返してしまうかは分からないといいます。もし、痛みがぶり返してしまったら手術を考えなければいけないと吐露しました。動画には、ジュニアさんを心配する声がたくさん寄せられています。・原因不明の難病は怖いですね。とても心配です。・足を引きずっているところを見て気にしていました。無理はしないでください。・股関節が心配。治ることを祈っています。ジュニアさんの難病が回復に向かうことを祈っています。[文・構成/grape編集部]
2021年02月08日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが7日、自身の公式YouTubeチャンネル「千原ジュニアYouTube」で、難病と診断されたことを明かした。「衝撃映像とジュニアの難病告白!~楽屋シリーズ~」と題して公開された動画で、ジュニアは「11月末ぐらいから股関節がずっと痛い」と切り出し、「このYouTubeで熱海に行ったときも、ずっと足引きずってて、むちゃくちゃ痛いねん」と話した。そして「この間、もう股関節専門の病院に行ってん。いろいろ調べてもらって。そしたら、『ジュニアさん、保健所に行って、難病申請の書類取ってきてください』って」と振り返った。続けて、「難病なんやって。原因が分かりきっていない難病なんやて、俺」と告白し、「病名もあって、難病認定されているという病気なんやって。なぜそうなるのかが100%分かってないんだって」とジュニア。さらに「言葉で聞いたら俺もむちゃくちゃ怖かったけど、一部が『壊死してる』って」と述べ、「薬で徐々に徐々に痛みが和らいでいってんねんけど。このまま完治するか…またぶり返すこともあると。そうなったら、いよいよ手術とか考えなあかんって」と話していた。
2021年02月08日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが1月29日、自身の公式YouTubeチャンネル「千原ジュニアYouTube」に公開した動画に出演し、後輩にまつわるエピソードを披露した。「ジュニア、視聴者からのコメントチェックしてみた!」と題して公開された動画でジュニアは、「人生で1回だけ後輩におごられたことがある」と言い、関暁夫が吉本興業退所にあたって食事に誘ってきた出来事を明かした。ジュニアは、かつて楽屋で関と都市伝説の話をしたことをきっかけに、当時レギュラー出演をしていたテレビ東京系バラエティ番組『やりにげコージー』で都市伝説の企画を提案したという。「みんなが持ってる都市伝説を語り合って、テレビやから『信じるか信じないかはあなた次第です』って言うとけば大丈夫やろ、って言って始まったんや」とジュニア。その後、関は同番組の都市伝説のコーナーでブレイクを果たした。ジュニアは「だから、関が勝手に俺にめちゃくちゃ感謝してくれてんねん」と述べ、関が食事会で「“関暁夫”を作ったのは千原ジュニアです。だから今日は払わせてください」とお願いしてきたと説明。そしてジュニアは「俺、あいつに飯おごってもらってんねん」と言い、「まあ、こんなん俺が言うてるだけで、信じるか信じないかはあなた次第です(笑)」と笑っていた。
2021年02月01日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが18日、自身の公式YouTubeチャンネル「千原ジュニアYouTube」で、2001年のバイク事故でのエピソードを披露した。「現場で真相語る!ナイナイ岡村事件とバイク事故」と題した動画でジュニアは、事故を起こした当時を振り返り、「片足動かへんから、リハビリせなあかんねん。(病院に)行かなあかんわけ。でも、片足動かへんやんってときに『僕が全然行きますよ』って、車でずっとリハビリまで送り迎えしてくれたのが、(カラテカの)入江やねん」と明かした。「だから、今こうやって歩けてるのも、ある種、入江のおかげ」と感謝を口にしたジュニア。そして、「そういうのも色々あって、俺を闇営業に誘わなかったんかなぁ~。やっと歩けるようになったのに、また歩けなくなったら…って思ったんかな(笑)」と笑っていた。
2021年01月21日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが17日、自身の公式YouTubeチャンネルに公開した動画に出演。今と昔のお笑い芸人の違いについて論じた。「ジュニアの愛車をガッツリ見せる!語る!」と題して公開された動画で、ジュニアは「YouTubeってすごいですよね。いうたら、70億人全員がチャンネルを持てるわけでしょ」と切り出した。ジュニアが自身初の冠番組を持ったのは19歳ぐらいのときだったといい、「今とちょっとちゃいますしね。(芸人の)人数も違うし」としつつ、「今なんて(芸人は)アスリートじゃないですか。M-1が終わった日から始まってるというか。1年先のことを考えてネタなんか作ったことないもんね」と話した。続けて、「今の人なんて下手したら4~5年先まで見据えてやって、『3年目には(M-1の)3回戦いけるようになって』とか『この2年で準決まで』とか。そうやって照準合わせてネタ作るってアスリートやもんね」と述べた。そして、「今、15歳で芸人やるかって言ったら多分、やらないでしょうね」とポツリ。「それこそ、吉本に授業料払ってやるより、自分でチャンネル持ったほうが早いですよね。よっぽど漫才好きで、コント好きでやったら別ですけど。俺らの若いときに単独ライブでチケット手売りしてたけど、パンパンに入ってせいぜい100人が、今なんて『新ネタ作った』って配信したら、何万人が観てくれるわけやから」と話していた。
2020年12月20日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニア、フットボールアワーの後藤輝基が11日、YouTubeチャンネル「ジュニア小籔フットのYouTube」に公開された動画に出演。他番組のロケに遭遇した経験を語った。「【車中トーク】YouTube社長から4人に届いた手紙とは!?【開封動画】」と題して公開された動画で、後藤は「あれどうします? 完全にプライベートで外出かけてて、向こうでロケをやっていると。その時にどんな感情になります?」と切り出した。後藤は1年ほど前に、ベビーカーを押していたところ、たまたまテレビ朝日系番組『じゅん散歩』の収録現場に遭遇したという。「そのまま通り過ぎるのもな、でも横に避けていくのも…ちっさい男やのうと。もし何かあったときには、スイッチ入れて『たまたまここ来たんですよ!』みたいなことを言われへんのかという葛藤で、ベビーカーの持つところをギュッと握りしめるみたいな(笑)。あそこで何かはかられてるような気がする」と述懐した。それを聞いてジュニアは、「中華街で『じゅん散歩や!』ってなって。以下同文やわ(笑)」と苦笑いし、「やっぱり向こうも面倒くさいと思うで。裏被ってないかとか、事務所通して電話せなアカンとかなるやん」と語った。さらにジュニアは「ハワイに行ったらさまぁ~ずさんがロケしてて、後輩も『さまぁ~ずさんロケしてますよ!』って背中グイグイ押してくるねんけど、『ちょっとやめとけお前…』って(笑)」と振り返った。そして後藤が「そのときって、俺が小さいみたいになることもあるじゃないですか。いかへんかったから。あれもうたまらんわ」と嘆くと、ジュニアは「でも、これ(『ジュニア小籔フットのYouTube』のロケ)やってるときは(芸能人を)絶対捕まえるけど。肩組んで『何してんねん!』って」と笑っていた。
2020年11月17日ゲイリー・オールドマンとデヴィッド・フィンチャー監督がタッグを組んだNetflix映画『Mank/マンク』が、12月4日(金)からの全世界独占配信に先駆けて11月20日(金)より日本全国の映画館で公開。その劇場が決定した。本作は、映画史に燦然と輝くオーソン・ウェルズ監督・製作・主演の名作『市民ケーン』でアカデミー賞脚本賞を受賞した脚本家“マンク”ことハーマン・J・マンキーウィッツを主人公に描く物語。アルコール依存症に苦しみながら、のちに不朽の名作となる『市民ケーン』の仕上げに追われていた脚本家マンク(ゲイリー・オールドマン)。機知と風刺に富んだマンクの視点から、1930年代のハリウッドを新たな角度から描き出していく。監督を務めるのは、『セブン』『ファイト・クラブ』などの名作を生み、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『ソーシャル・ネットワーク』でアカデミー賞監督賞ノミネート、近年では「マインドハンター」で知られるデヴィッド・フィンチャー。Netflix映画『Mank/マンク』は11月20日(金)より一部劇場にて公開、12月4日(金)より独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】Mank/マンク 2020年11月20日より一部劇場にて公開、2020年12月4日よりNetflix独占配信開始
2020年11月04日ゲイリー・オールドマンが、映画『市民ケーン』(’41)の脚本家“マンク”ことハーマン・J・マンキーウィッツを演じ、のちの名作が生まれるまでの壮絶な舞台裏を描き出すNetflix映画『Mank/マンク』より、モノクロームの予告編とキービジュアルが到着した。『セブン』『ファイト・クラブ』『ゴーン・ガール』などを手掛けたデヴィッド・フィンチャーが監督を務めた本作は、映画史に燦然と輝くオーソン・ウェルズ監督・製作・主演の名作『市民ケーン』でアカデミー賞脚本賞を受賞した脚本家“マンク”を主人公に描く物語。ゲイリーのほかにも、アマンダ・セイフライド、リリー・コリンズ、チャールズ・ダンス、タペンス・ミドルトン、トム・ペルフリー、トム・バークら演技派が脇を固めている。アルコール依存症に苦しみながらも、社会を鋭く風刺し続けた脚本家のマンクは、のちに不朽の名作となる『市民ケーン』の脚本の仕上げに追われていた。依存症の問題を抱えながらも、機知と風刺に富んだマンクの視点から、1930年代のハリウッドを新たな角度から描き出す。今回到着した予告編は、モノクローム映像とレトロなサウンドで構成され、名作誕生に至るまでの紆余曲折と、華やかなハリウッド黄金期の光と影が描かれていく。マンク(ゲイリー・オールドマン)をはじめ、マンクを取り巻く個性豊かなキャラクターが次々に登場し、複雑で怪しげな人間ドラマを予感させる。なお本作は、日本でも11月20日(金)より一部劇場にて公開が予定されている。Netflix映画『Mank/マンク』は12月4日(金)より独占配信開始。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年10月22日2016年から始まったジュニアNISAの制度ですが、想定より利用者数が少なく、制度改正により2023年末に終了することが決まりました。 しかし、進学費用などを準備するのには有効な制度であることには変わりませんし、2023年末に終了することで使い勝手が良くなった面もあります。低金利で学資保険や定期預金での積立のメリットが薄れている現在、改めてジュニアNISAのメリット・注意点についてお伝えします。 ジュニアNISAはどんな制度?2016年から始まった制度で、運用して増えた利益について通常は20.315%の税金がかかる分が非課税になる制度です。 概要は以下の通りです。 対象者:日本在住の未成年者非課税運用枠:新規運用額で毎年80万円が上限非課税期間:最長5年間運用管理者:口座開設者本人(未成年者)の二親等以内の親族(両親・祖父母等)制度期間: 2016年~2023年運用対象・株式または投資信託(預金や債券は対象外) 制度の注意点としては、ジュニアNISAを設定できる金融機関はひとり1口座のため、複数の銀行・証券口座を持っていたとしても1口座しか設定できません。また、ジュニアNISA口座では運用で損失が生じた場合に、課税口座では可能な損益通算(収益と損失の相殺)ができません。 なお、本来はジュニアNISA口座の対象者が18歳にならないと払い戻しができませんでしたが、2023年末の制度終了に伴い、2024年以降は18歳を待たずにいつでも払い戻しができることになりました。 こんな人がジュニアNISAを使うのに向いている進学費用の準備は、預貯金(定期積立、財形、社内預金等)、保険(学資保険、外貨や変額等の積立型保険等)、証券(株式、債券、投資信託等)など様々な方法がありますが、ジュニアNISAもリスクを伴う運用のため、向いている人向いていない人がいます。これからジュニアNISAを始めるにあたって、向いている人について3つのポイントを挙げたいと思います。 すでに本人または配偶者がNISAで投資信託や株式で運用をしている人成人用のNISAを本人か配偶者で行っている場合は、ジュニアNISAとも制度が似ているため、理解がしやすいと思います。お子さんの進学費用のためにジュニアNISA口座を設定すれば、他の目的の積立と分けて管理することができます。 毎月決まった金額を積み立てできる人ジュニアNISAは年間80万円まで非課税で運用ができるため、まとまった資金を運用することもできますが、多くの金融機関でジュニアNISA口座を使った積立(株式るいとう、投資信託積立など)が可能です。運用はリスクの高いものをイメージされがちですが、リスクが低いものを選べば(主に債券を中心とした投資信託)、1年あたり1~2%程度しか価格が上下しないものもありますので、進学費用準備の一部をジュニアNISAでおこなうことも検討されてみてはいかがでしょうか。 なお、学資保険等の保険で積立する場合は、毎月の積立を中断することは、解約や払済(今後の保険料は払わず、サイズダウンした保険となり、支払いも再開できなくなる手続き)でしか対応できませんが、積立投資の場合は、任意で積立を中止・再開することが可能なことがほとんどですので、家計の状況に応じてオンオフが切り替えられるのもメリットです。 インターネットの操作が得意な人ジュニアNISAの場合は、手続きまたは残高・運用状況の確認はインターネット上ですることが多いので、インターネットにアクセスし、適宜操作することが面倒と思わない方にはおすすめです。毎日取引や残高の照会をする必要はありませんが、年数回の確認と必要に応じての操作は必須です。証券会社にもよりますが、運用金額の上限が決まっているため、来店や訪問での対応に積極的でないケースも少なくありませんので、ある程度自分で判断・手続きをすることが求められます。 2016年2月からマイナス金利政策が始まり、預金はほとんど利息がつかなくなり、学資保険・外貨保険での運用も期待できる利回りが低くなってきたところに、新型コロナウイルスの影響でさらに世界的に金利が下がっています。その反面株式や投資信託によっては、新型コロナウイルスの感染発生前より株価・基準価額が上がっているものもあります。ご自身の考え方やリスクとうまく付き合えるようでしたら、2023年までの期間にジュニアNISAをじょうずに活用することも検討してみましょう。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2020年10月07日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが15日、公式YouTubeチャンネル「ジュニア小籔フットのYouTube」の動画に小藪千豊、フットボールアワーと出演。小藪をフジテレビ系バラエティ番組『人志松本のすべらない話』に推薦した経緯を説明した。「【ジュニアの本音】ジュニア東京大阪ドライブ3【後藤と合わない】」と題して公開された動画で、「小藪を初めて面白いと思った瞬間」という話題を振られると、ジュニアは「NGKかなんかのイベントが終わって、飲みに行ってしゃべってて『めっちゃおもろいな~』ってなって、ほんで『すべらない話』に推薦してん」と明かした。さらに「1席、松本(人志)さんも『若手でおもろいやつがおったら』というので、綾部(祐二)とか佐田(正樹)とか黒田(有)とか」と振り返ったジュニア。続けて、「黒田が打ち上げで酒飲んで、めちゃくちゃ暴言吐いて、NG出されるっていう(笑)」と振り返っていた。
2020年08月18日Youtubeチャンネル『カジサックの部屋』に千原ジュニアさんが出演した動画が話題になっています。あまりYoutubeに興味がなかったジュニアさんでしたが、フリーランスになったディレクターさんに「会社を立ち上げたけれども全く仕事がない」と相談をされたことがきっかけで、Youtubeチャンネル『ジュニア小籔フットのYoutube』を開設したそうです。Youtubeを始めてジュニアさんが気付いたこと2020年4月から始まった『ジュニア小籔フットのYoutube』は、順調に登録者数を延ばしていました。ところが、35万人でピタッと止まってしまい、そこから伸び悩んでいるそうです。ジュニアさんが気付いたことは以下。・テレビと同じやり方では、一部の人にしか見てもらえない。・男女問わず幅広い世代に楽しんでもらえる動画を配信して、初めて100万人以上の方に見てもらえる。ジュニアさんのYoutube分析から、カジサックのアドバイスが始まるのですが、その内容は「そこまで話しちゃっていいの?」という具体的なものに。まずは、動画をご覧ください。お笑い芸人ならではの掛け合いに、笑ってしまう場面も多々ありますが、内容自体はとても興味深いもの。Youtubeで動画の配信を始めようと考えている方には、参考になったのではないでしょうか。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2020年07月22日お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが、“カジサック”ことキングコング・梶原雄太の公式YouTubeチャンネルで、6月30日に公開された動画に出演。“ジャックナイフ”と呼ばれていた理由について明かした。「【神回】千原ジュニアさんが46歳になって辿り着いた真実」と題して公開された動画に出演したジュニア。カジサックは「いろんな人から聞いた話なんですけど、ジュニアさんは2丁目劇場のときはすごく怖かったと、“ジャックナイフ”とか言われてたわけじゃないですか。どこかで優しくむちゃくちゃなられたみたいなところがあると思うんですけど、何かジュニアさんの中であったんですか?」と質問した。ジュニアは「いや、その頃からいじられたりもしててんけど」と言い、「この“ジャックナイフ”というワードがだいぶ脚光を浴びて。これもそもそも今田(耕司)さんと東野(幸治)さんがボケみたいな感じで言ったんよ。『ジャックナイフみたいにとがって切れ味ええなぁ』みたいないじりやねん」と明かした。続けて「でも、このワードが雑誌に『よしもとのジャックナイフ』とか、新聞に『よしもとのジャックナイフが東京進出』みたいになっていって。最初はボケで遊んでたのがだんだんマジみたいになっていった」とジュニア。カジサックから「じゃあ、ジュニアさん自体は何も変わってない?」と聞かれると、「あんまり変わってないとは思うけど」と答えていた。
2020年07月02日2020年5月29日、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の最前線で闘う医療従事者に感謝の意を表すため東京上空を飛行し話題となったブルーインパルス。実は、そのブルーインパルスに『ジュニア』がいるのを知っていますか。航空自衛隊松島基地に所属する自衛官によるクラブ活動の1つで、地域のイベントなどで活躍しています。松島基地はTwitterに、ブルーインパルスジュニアの動画を公開。「かわいい」と反響が上がった練習風景がこちら。【ブルーインパルスJr.】 #ブルーインパルスジュニア の普段の練習風景です。新規メンバーの練成と、皆様に華麗な飛行(走行)をご覧頂けるように常に技を磨いています。 #航空自衛隊 #松島基地 #ブルーインパルスJr pic.twitter.com/FOlzQjdwkb — 航空自衛隊 松島基地 (@matsushimabase) June 17, 2020 小っちゃくてかわいい!「華麗な飛行」のために、練習を重ねる部員たち。しっかり『飛行』の練習やスモークの確認もしています。航空祭などで実際に見たことのある人からは、「空を飛ぶブルーインパルスと変わらないくらい、かっこいい」といった声も寄せられていました。・スモークチェックがかわいいね!練習頑張って!・ジュニア、地方にも来てほしいです。・簡単に見えて難しいんだろうな…。このバイク欲しい。機会があれば、ぜひブルーインパルスジュニアの活躍も自分の目で見たいですね![文・構成/grape編集部]
2020年06月18日●2人が出会ったのは「道がなかった時代」NSC(吉本総合芸能学院)の同期で、2019年にともにデビュー30周年を迎えた千原ジュニア(千原兄弟)と竹若元博(バッファロー吾郎)。2人は、2014年にスタートした“即興”をテーマに1人喋りショーとコントショーの2部構成で届けるエンタテインメントショー「THE EMPTY STAGE」の中心メンバーとしても活躍している。30年にわたってお笑いの道を追求してきた2人に、出会った当時から現在に至るまで、そして舞台に対する思いを語り合ってもらった。――お二人はNSCの同期ですが、第一印象は覚えていますか?千原ジュニア:第一印象ねえ…いつやろ? クラス別やったんな?竹若元博:うん。ジュニアは変則的な入り方をしているんでね。ジュニア:そうそう。AとBみたいに分かれていて、たぶんバッファローがAやったら、うちはBやったんですよ。みんな4月から入っていて、俺は6月くらいから途中で入って、夏くらいに人数が減ってきてAとBが一緒になるみたいなときに初めて会うたと思いますね。俺が15歳。竹若:なんとなく、Aクラスの噂とか、Bクラスの噂みたいのを、好きな奴が言っていた。「向こうにはすごい奴がいるぞ」みたいな。第一印象としては「すごい奴やな」という感じはなかったですかね。――15歳のジュニアさんが最年少だったんですか?ジュニア:いやいや。もう一人、チャンス大城っていうのがいて。一個下なんですよ。チャンスと俺だけが、飛び抜けてというか、飛び下がって下。――一緒のクラスになってからは、どんな風に仲良くなったんですか?ジュニア:俺のイメージでは、すぐに仲良くなって。その頃にせいじと住んでたところを俺が出て、「じゃあ俺、入るわ」って竹若が入って。相変わらずそこがずっと我々のたまり場みたいな。竹若:うんうん。(千原兄弟が)2人で住んでいるときも、みんなで遊びに行って。(ジュニアが)出るタイミングで、僕が入ったっていう感じです。――その頃、お互いの関係性はどんな感じだったんでしょう?ジュニア:俺が生意気やったっていうのもあるんでしょうけど、年若いから下ではなく、みんな対等に接してくれていましたね。FUJIWARAとか、なだぎ(武)とか。竹若:お笑いを目指しているメンバーなので、年齢とかではなく皆が思っているものを感じ合うという部分があるんです。年上とか年下とかではなく「おお、あいついいやん」って、そういうリスペクトをし合って、集まっていた感じですかね。――芸人として熱い話もされていたんですか?ジュニア:それはなかったですかね、あんまり。竹若:道がなかった時代なんですよ。2丁目(劇場)もギリギリ復活したような時期で、一個上の7期生とかは、全然出るオーディションもない時代で。僕ら8期が卒業するときにようやく…みたいな。「ここのルートに行ったら、売れるぞ」というのもなかったし、明確に「あそこで俺、名を上げた」みたいなこともなく。とりあえず「自分らのイベントどうやったらできるんやろ?」という感じでした。FUJIWARAとかは、卒業してからも社員のプロデューサーの公演に出たり。僕らはそこに入れなかったので、「じゃあ、どうしていったらええんやろ?」と考えてやっていました。――そういった状況に対して、焦りなどは感じていましたか?ジュニア:なんとなく、メジャーとマイナーみたいな感じで、FUJIWARAとかがメジャーチームで、我々はマイナーチームという感じでしたね。マイナーはマイナー同士でいるから、全員お金もないし、全員仕事もないし、だから焦らないですね。そこに突出して出ている奴らがいなかった。竹若:いなかったねえ。――とはいえ「いつかは売れたい」という思いはあったんですよね?ジュニア:それはもちろん、この世界にいるので。みんな思っていましたけど、みんなで夜な夜な集まって、それを語ってグラスを傾けるみたいなことは、一切なかったですね。竹若:ふっふっふ(笑)。ないですねえ。――それから時間が経つと、それぞれの道を歩み始めますよね?ジュニア:(吉本印)天然素材が始まって。バッファロー吾郎がそっちに入ったときに(マイナーの)全員が焦りだすんですよ。「いやいやお前、マイナー言うてたくせになんでメジャー行くねん!!」って。ほんで、俺らも一応、天然素材のオーディションみたいなのに呼ばれてネタやって、「不合格」って言われて。「なんでや?」って聞いたら「汚すぎる」って言われて。竹若:へへへ(笑)ジュニア:せいじが「バッファロー吾郎がいるやんけ!!」って、天然素材からバッファロー吾郎を引きずり降ろそうとした。竹若:はっはっはっは(笑)。自分が受からんかったから。ジュニア:うん(笑)。●竹若明かす天然素材時代の葛藤「何やっても…」――竹若さんは、天然素材についてどう思っていたんですか?竹若:ようわからんもんを受けに行って、ようわからずに受かっているので、なんで僕らが受かって千原(兄弟)らが落ちたのかもわかってなかったです。いざプロジェクトが始まったら、ダンスやらなんやら、さらにわけわからんことになって。でも、番組やなんや、とんとん拍子に用意されている道ではあったので、いま考えたらすごくもったいない時期というか、何かにつながればという感じでやってれば、全然違う意識になっていたかもしれないです。やりたいこともある程度はやれてたんですけど、前よりできなかった部分もあったので、僕らは僕らで、千原やらが大阪で頑張っている姿がちょっと羨ましくて。なんもないとこから上がっていってるというのが。その時も全然、仲悪くはなかったんです。会社の上の担当者だけが、バチバチやってただけで(笑)。僕らの方が迷走している部分は、若干あったんです。――具体的には、どんな面で葛藤していたんですか?竹若:何やっても「キャー!!」ってなるんですよ。「全然これ楽しないな」っていうことをやっても「キャー!!」ってなるし、「これ絶対わからんやろ」っていうのが「キャー!!」ってなったりするんで、「何がなんやわからん…」みたいな時期はありましたね。――そういった反応があっても「気持ちいい」とはならなかった?竹若:ならなかったですね。逆に気持ち悪かったですし。その原因がなかなかつかめないままという部分もすごくあったので。――その頃、お二人は交流されていたんですか?ジュニア:その頃はまだ(竹若が)せいじと一緒に住んでましたからね。俺らは大阪にいて、『吉本印天然素材』という番組も大阪は流れてなかったから、噂しか聞いてなくて。でも、たまに東京から帰ってくる竹若が、ファンからのプレゼントを両手に抱えて帰ってくる。それを俺とせいじがあさって食べられるもんを食べるっていう(笑)。ほんで、スケジュール帳を見たら、カタカナで「ケイコ(=稽古)、ケイコ、ケイコ…」って書いてて、俺ほんまにせいじと「竹若よかったなあ、彼女できた!」って。「大恋愛してるやん!! しょっちゅう会うてるやん!!」みたいな。まさか、踊ってる思えへんから。竹若:ふふふ(笑)――先ほど「会社の上の担当者だけが、バチバチやってた」と仰っていましたが…?ジュニア:二丁目劇場を担当してる社員と、天然素材を仕切ってる社員が仲悪かったんですよ(笑)。「一切絡むな」って。俺らは二丁目劇場でやってて。天然素材は、そのあと梅田花月でやってて。でも、一切交流することなく…いう感じでしたね。竹若:そうですね。ジュニア:ほな、だんだんプライベートでもあんまり会わなくなって、俺らがぼちぼち東京行きだして。すれ違いですね。――一緒に何かやるようになった時期は?ジュニア:吉本に入って1、2年は一緒にやってましたけど…。そこからはなかったですね。竹若:そうですね。二丁目をぐわーって(盛り)上げていった時期は、僕らも全然絡んでないですし。天素が終わって、そこに入り込む余地もなかったですし。でも、草野球とかは一緒にやっていたり。ジュニア:そうそう。それで、関テレで大喜利の番組が始まるってなって、俺らその時に、2丁目劇場を仕切っていたおっさんに「バッファロー吾郎入れてくれ。大喜利やるんやったら、絶対にバッファロー吾郎入れた方がええ」って言って。ほんで入ったのが、けっこう珍しいパターン。「天素の人間が(千原の番組に)出んねや…」みたいな。そこから、俺らが司会してしていたネタ番組にFUJIWARAが来るようになったり。竹若:FUJIWARAもそうやね。オーディション受けて。そんな感じですね。ジュニア:そこで一緒になったくらいで、俺らがもう東京行って。――バッファロー吾郎さんは当時、大阪で?竹若:大阪ですね。FUJIWARAとかも大阪で。今度は逆に、BASEよしもとを盛り上げていくみたいになっていった感じですかね。ジャリズムやらが東京に行きながら。(千原とは)いいタイミングでっていうのが逆になくて。でもまあ、共通の一緒にやっている後輩であったり、そういうところからのつながりもありましたし。あまり表舞台としては一緒に立ってないですけども、別にそれが気持ち悪いということでもなく、会ったら会ったで何でもできますっていう感じでしたかね。――付かず離れずという感じだったんですね。ジュニア:まあ、そうですね。●互いを称賛「吉本一の人格者」「センスの塊」――では、今のそれぞれの活動は、どういう風にとらえていますか?ジュニア:竹若は吉本一の人格者やと。昔からです。人に対する怒りとか、妬みとか、嫉みとか、そういう感情が一切ない人なので。後輩なんかも自然と集まってきたり、ついてくるのはもちろんわかりますね。ライブにもいろんな芸人が慕ってやって来るっていうのは、当然のことという感じです。竹若:ジュニアは昔から、ネタ的なことに関しては同期の中でも飛び抜けていた部分があったんですけど、子供やなっていう部分も僕らの中ではいろいろあったんです。(今は)人間味が合わさって、昔はセンスの塊みたいなものってちょっと拒絶するというか、受け付けないという人もいたと思うんですけど、今は人間味含めていろいろなことを表現できているので、すごく入ってくる。よく「丸くなった」とか言われますけど、人間(味)をまといながらできているのはかっこいいことやなって思っています。いい成長の仕方してるなと思っております(笑)。――お互いの接し方は、若手時代と同じですか?ジュニア:30年前と一緒ですね。全員一緒ですね。竹若:そうですね。まあ、大人にはなってるとは思うんですけどね。フジモンのギャーギャー言うことが昔より腹立たしくなくなってるとか(笑)、そんなんもあります。――お二人は、「THE EMPTY STAGE」のほかにも、単独ライブなど含め、舞台でのご活躍が印象的です。お二人にとって舞台とはどんな存在ですか?ジュニア:一番最初が舞台ですからね。いきなりテレビから始まっていたらやってないんでしょうけど、舞台から始まって、ずーっと舞台しか出てない時期があったから、精力的に舞台をやっているという感覚もないですね。ごくごく自然な流れでやってる感じです。――どちらかの方がやりやすいという感覚はありますか?ジュニア:テレビはテレビで面白いし、舞台は舞台で面白いしっていう感じですね。どっちが上とか、そういう感覚じゃないです。――では、舞台ならではの良さは?ジュニア:やっぱり、笑い声がダイレクトに(届く)っていうことに尽きるんじゃないですか?竹若:僕も一緒ですね。それぞれ楽しいことがある中で、舞台は舞台でいろいろ楽しいですし、勉強になることもいっぱいありますし。テレビも同じくなんですけども…。だから、どっちかに絞るのはもったいない。――テレビへの露出が増えると、舞台から遠ざかる方もいらっしゃるかと思うのですが、どちらもやりたいと自然に感じていた?ジュニア:自然な感じですね。まあ、テレビは(レギュラーが)なくなることはありますけど、舞台は自分がやると言う限りは、仕事がなくなることはないですからね。お客さんが来てもらえている間はっていうことですけど。――舞台への愛はありますか?ジュニア:ないですねえ、別に。そんなことも思わないです。でも、『チハラトーク』なんかは毎月やから。毎月500人とか600人の人が来てくださるというのには、ほんまに感謝してます。竹若:特に今は、なんでもタダで見られたり。なんやったら「お金払って見なあかんの?」くらいの認識の中、お金を払って、しかも時間作ってくださって、というところは、昔よりすごくありがたく感じる部分ではあります。●ジュニア、目標は現状維持「恵まれている」――2月3日~2月8日に東京・新宿FACEにて「THE EMPTY STAGE GRAND 2020」が開催されますが、これまでの「THE EMPTY STAGE」で印象に残っているネタはありますか?ジュニア:やっぱり、その時その時の時事ネタみたいなものが多いですね。僕の1人喋りは、お客さんに書いてもらったワードで喋るんですけど、「これで何喋ってほしいんや?」「これを書く発想、すごいな…」というのはありますね(笑)竹若:ジュニアの場合は特に「これでどうすんの?」みたいな。お客さんからの挑戦みたいな部分もあって。いいトークで返してきている実績があるので、そういうのが多いかもしれませんね。そうやって本当にピリピリした感じでできているので、ほかの出演者も舞台袖で未だに見ていますし。――ジュニアさん、プレッシャーはあるんですか?ジュニア:別にないですけどね。逆に、一般の人が「こんなん聞いたらあかんのかな? えーい、聞いたれ!」みたいな方が、喋りやすかったりしますね。闇営業とか。竹若:ふふふ(笑)――竹若はどんな面に楽しさを感じていますか?竹若:僕らはチームでやっているので、泥臭く転がりながら、お客さんと気持ちを共有しながら作っていくみたいなところなので、なにも瞬間瞬間に最高の面白いワードを入れていこうじゃなしに、思いついた流れで皆でちょこちょこ積み重ねて、じわじわ方向歪めていこうみたいな作り方なので、よりお客さんと作ってる感じを出しながらやるっていうのが、面白いところでもありますかね。本当に照明が落ちたり、真っ暗になったり、そういうときも即興劇なので、そこを活かして楽しんだり。どっかの地方公演で、借りてる会館は夜10時まで開いてるんですけど、駐車場が9時半で終わるときがあって、めっちゃ車のお客さんが動き出したんですよ。そういうときも、それを交えて即興劇にしたり、すごく楽しかった。アクシデントがアクシデントにならないっていうのが、この「THE EMPTY STAGE」だと思います。ジュニア:楽しそうですね。出るとこ出るし、引くとこ引くみたいな。「大人なコント集団」って感じですね。竹若:へへへ(笑)。――2019年がお二人にとってどんな年になったか教えてください。竹若:『トムとジェリー』もそうですけど、全然知らない環境、他の演出の方とか、役者の方とか、オペラの方とか、全然違う畑の方がすごくいらっしゃった。そういう方とのモノづくりで、“よそはよそ”みたいな考え方ではなく、より理解し合って、「こうやった方が楽しくなるんじゃないですか?」みたいなのも言ってモノづくりができたのがすごく楽しかったです。けっこう僕は借りてきた猫みたいになる部分があって(笑)。すごい人はほっといてもすごいやろし、ダメな人は言ってもダメなんやろなっていうのがあったんですけど、違いすぎるジャンルの人といろいろ仕事することによって、一歩踏み出せた。そうやっていろいろモノづくりをしたことによって、いろんな結果も見えてきたので、ちょっとした一歩が踏み出せたのがすごくよかったなあっていう年ですね。ジュニア:俺は別に新しいことも何もしてないし、ただただ現状維持って感じですね。――ジュニアさんクラスだと、現状維持が難しそうです。ジュニア:まあ、そうですねえ。もう御の字ですよね。――何か個人的なビッグニュースはありましたか?ジュニア:やっぱり吉本はいろいろありましたからねえ。2019年が始まったときに、これだけ吉本の芸人が欠けるなんて思ってなかったし…。令和になってから突然いろいろあって、それの一発目のスキャンダルが、せいじですからね。竹若:ふっふっふ(笑)。よりによって。ジュニア:全部あいつが悪いんですよ(笑)。――事務所の騒動ということで、考えさせられる部分も多かったのでは?ジュニア:いやー特に。ただ、そんな営業に行っていたことにびっくりしましたからね。そんな誘い1回もないから、逆に寂しい。「営業行ってたんや」と、疎外感すら感じるくらい(笑)――最後に2020年の目標を教えてください。ジュニア:現状維持でしょう!――では、現状をご自身ではどう思っていますか?ジュニア:「明日あの仕事か、嫌やな」っていう仕事が一切ないから、それは本当に恵まれているなと思います。――竹若さんはいかがですか?竹若:「THE EMPTY STAGE」においては、常設小屋みたいなところを目標としていて、毎日ここに行ったらEMPTYの誰かしらがしゃべっていて、誰かしらが演目していて、という場所ができたらいいよねってずっと言っているので、そこに近づけるように、一個一個の公演を。夏冬に大きな公演をやっていたり、月1でメンバーが新しい演目を考えてやったりしているので、そういうのが全部つながっていったらいいなと思います。■プロフィール千原ジュニア1974年3月30日生まれ、京都府福知山市出身。ひきこもりだった学生時代に、兄・せいじの誘いを受け「千原兄弟」を結成。15歳にしてNSC大阪8期生となり、二丁目劇場などを中心に活躍。バイク事故などで生死の境をさまようも『人志松本のすべらない話』などをきっかけに全国区の芸人となる。レギュラー番組には『にけつッ!!』『着信御礼!ケータイ大喜利』などがあり、トークライブ『チハラトーク』を毎月開催している。竹若元博1970年8月12日生まれ、京都府出身。バッファロー吾郎Aとともに1989年にバッファロー吾郎を結成。千原兄弟と同じNSC大阪校8期生。2008年に開催された第1回『キングオブコント』で優勝。なだぎ武らとともに、アメコミ好きな吉本芸人の集い「アメコミリーグ」を結成するなど、多方面で活躍中。
2020年01月08日明るく朗らかで、弾けるような笑顔が魅力の英国女優エミリア・クラーク。世界的ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の“ドラゴンの母”“カリーシ”デナーリス・ターガリエン役でお馴染み。映画『世界一キライなあなたに』や『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』などで彼女を知った人もいるだろう。今年最終章を迎えた「ゲーム・オブ・スローンズ」について彼女が何かしらを語れば、いまだに大きなニュースとなる中、12月6日(金)からは、デナーリス役に幕を下ろした後の初めての主演映画『ラスト・クリスマス』が公開される。「ワム!」のクリスマスの定番曲をモチーフにした本作では、エミリアの“新章”のスタートを実感できるはずだ。新人ながら異例の大抜擢!スターダムにのし上がる1986年10月23日、ロンドンに生まれ、オックスフォードシャーで育つ。劇場で音楽エンジニアをしていた父とキャリアウーマンの母のもとに生まれたエミリアは、幼いころから父の仕事を目にし、女優を目指したのも必然だったといえる。やがてコリン・ファースやピアース・ブロスナン、トム・ハーディ、グウェンドリン・クリスティー(ブライエニー役)などを輩出したロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズのドラマセンターで演劇を学び、2009年に卒業。TV映画などの端役を経て、2010年に「ゲーム・オブ・スローンズ」のオーディションを受けることになる。同作はすでにパイロット版(1話)が撮影されていたが、制作側の意向で撮り直しとなり、主要キャラのデナーリス役が「THE TUDORS~背徳の王冠~」などに出演していた中堅女優タムジン・マーチャントからエミリアへと変更となったのは、同作のトリビアでもよく語られる有名な話だ。また、オンライン映画データベースIMDbによると、実現はしなかったものの、「ゲーム・オブ・スローンズ」でスターダムにのし上がったエミリアがキャスティングで候補に上がっていた映画には、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)のエージェント13(演じたのは「リベンジ」エミリー・ヴァンキャンプ)、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(2015)のアナスタシア(演じたのはダコタ・ジョンソン)、『スーサイド・スクワッド』(2016)のエンチャントレス(演じたのはカーラ・デルヴィーニュ)と錚々たる作品ばかり。そんな中で、ブリー・ラーソンやマーゴット・ロビーらも候補になっていた2015年『ターミネーター:新起動/ジェニシス』で映画史上最も有名な女性キャラクターのひとり、サラ・コナー役に抜擢されたのだから、人生はどう転ぶか分からない。強大すぎる!?「ゲーム・オブ・スローンズ」の影響力エミリアの人生といえば、今年3月、2011年と2013年に2度の大きな脳の手術を受けていたと「The New Yorker」誌に手記を発表し、脳の病気や損傷などから回復している人たちを支援するチャリティー団体「SameYou」の立ち上げをインスタグラムで発表したことも記憶に新しい。最初の手術の後は自分の名前さえも言えないほどの状態だったというが、リハビリに挑み、現在では完治したエミリアは、約8年間も公にすることなく「ゲーム・オブ・スローンズ」を最終章まで演じ切った。公表しなかったのは、周囲に“病気を抱えた人だから”と思ってほしくなかったと、最近も「ガーディアン」紙に語ったところだ。自身も4度ノミネートされ、エミー賞最多受賞記録を持つ「ゲーム・オブ・スローンズ」は、最終章に署名活動が巻き起こる一方、最終話でHBO歴代最高視聴率を記録するなど、その影響力は凄まじいものがある。英米ではデナーリスの別称である、ドスラクの女王を意味する「カリーシ」を赤ちゃんに名付ける人も急増したという。“狂王”と呼ばれた前・国王の末娘でありながら、国を追われ、王位を狙う兄の策略で幼くしてドスラクの王と政略結婚させられたデナーリス。やがて彼女は3匹のドラゴンと共に、奴隷たちを次々と解放し、ドスラクの騎馬民族と無敵のアンサリード(穢れなき軍団)を手に入れ、まさにカリーシとしてシーズンを重ねるごとに強く、時に迷いながらも頼もしくなっていった。ジョン・スノウや自陣の軍勢がピンチを迎えたときにドラゴンで駆けつける様は、痛快ですらあった。衝撃の最終章から約半年たち、エミリアが先月、第一章での撮影についてヌードシーンが多く、つらい体験をしたこと、そして“夫”役だったジェイソン・モモアへの感謝について、ポッドキャスト番組「Armchair Expert」(原題)で語ったことも注目を集めている。演劇学校を卒業したばかりの彼女は撮影開始当時23歳、ほぼ新人だったことから“作品にとって必要なこと”と自分に言い聞かせ、バスルームで密かに涙しながら撮影に臨んでいたとか。そんな状況に手を差し伸べたのがモモアで、「これはよくない」とはっきりと言い、撮影合間には「ローブを持ってきて。彼女が震えているよ」とスタッフに指示するなど、とても親身に、ひとりの人間として気遣ってくれたという。モモアは1シーズンのみの出演だったが、現在まで続く2人の仲の良さはこうした中で培われた信頼関係によるものだ。期せずしてか否か、イギリスの映画・テレビ監督による業界団体「ディレクターズUK」が、撮影で裸になるシーンや性的なシーンで“誰もが安心して仕事ができる”ようガイドラインを発表したばかり。BBCニュースでは、先のエミリアの発言とも関連づけて取り上げている。また、ジミー・ファロンのTVショーに出演した際には、最終章で映り込んでしまったあの“コーヒーカップ”の真相について語ったことも話題に(実はヴァリス役のコンリース・ヒルが持ち込んだらしい!)。こうしたトーク番組やインタビューなどでの、素のエミリアの明るさに救われたというファンは多いはずだ。※次の動画にはネタバレを含む表現があります。ご注意ください。怪演ジュード・ロウの娘役『ドム・ヘミングウェイ』(2013)ドラマでは無敵の女王だが、本作では父親役のジュード・ロウに四の五の言わせない娘役を演じた。主人公ドム・ヘミングウェイは12年間も服役していた破天荒な金庫破り。その間に妻は再婚し、がんで他界、エミリア演じる娘エヴリンからは底抜けに嫌われている。ジュードの怪演や脱ぎっぷりにも注目だが、エミリアはバンドのボーカルとしてわずかだが歌を披露するシーンも。デナーリスのプラチナブロンドとまるで印象が違う、明るい赤毛のエミリアもキュート。彼女の歌を聴きながら涙を浮かべる、どうしようもないダメ父ジュードの姿にも注目。最新作と全く違う時間軸『ターミネーター:新起動/ジェニシス』(2015)「ゲーム・オブ・スローンズ」でドラゴン誕生回の第一章10話などを手掛けたアラン・テイラー監督のもと、カリフォルニア州知事を退いたアーノルド・シュワルツェネッガーがカムバック。シュワ演じるターミネーターをオジサン(pops)と呼び、疑似親子のような関係を築いているサラ・コナー役に抜擢され、プロモーションで初来日もした。“元祖”のリンダ・ハミルトンとも、「ゲーム・オブ・スローンズ」の“敵役”で海外ドラマ「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」のレナ・ヘディとも異なる、エミリアらしいチャーミングさと芯の強さが覗くサラ・コナー像を体現。エミリア演じるサラの影響で、ぎこちないスマイルを何度も繰り出すシュワ=ターミネーターも見逃せない。だが、新3部作の1作目となるはずだったものの、興行と批評双方の不振から立ち消えとなり、ご存知のように『ターミネーター2』から続く正当な続編として最新作『ニュー・フェイト』が製作されている。賛否両論を呼んだヒューマンラブストーリー『世界一キライなあなたに』(2016)世界40か国以上で翻訳されるジョジョ・モイーズのベストセラー小説「ミー・ビフォア・ユー君と選んだ明日」の映画化でラブストーリーに初挑戦。表情豊かな八の字眉と、みつばちタイツや雨の日の長靴やビニール傘までかわいい個性的なファッションで、“尊厳死”を見つめた物語を盛り上げた。明るく天真爛漫で、1本筋が通った性格の主人公ルーは、まるで素で演じているのでは?と思うほどのハマり役。本作のシーア・シュアイック監督とは仲が良く、監督の息子のゴッドマザーになったとか。また、見事な化学反応を見せた共演のサム・クラフリンは、過去に「ゲーム・オブ・スローンズ」ジョン・スノウ役のオーディションを受けていたらしい!幼なじみを好演『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)『スター・ウォーズ/エピソード3 シスの復讐』でダース・ベイダーが誕生し、帝国が銀河を支配し始めたころ、それに屈しない人々の反乱の萌芽を描いた「スター・ウォーズ」シリーズのアナザーストーリーで、若きハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)の運命を大きく変えていく幼なじみキーラ役に。過去の経験から人の言動の裏にある真意や弱みを敏感に察知しながら、自身が生き延びるための方法を探り、笑顔の下に本音を押し殺すような、勇敢であり、したたかな女性を演じた。デナーリスよりも世渡り上手ではありながら、いま思えば、ラストシーンの表情が彼女に重なるような気も…。自身の思いも込めた『ラスト・クリスマス』(2019)「ワム!」の楽曲をモチーフに、女優エマ・トンプソンと俳優グレッグ・ワイズ夫妻が大切なメッセージとイギリスの“いま”を盛り込んで、甘いだけではない素敵なロマンティック・コメディを作り上げた。監督はリブート版『ゴーストバスターズ』や『シンプル・フェイバー』などのポール・フェイグが手掛け、終始幻想的なクリスマスの世界観に貫かれている。エミリアが演じるのは、人生がとっ散らかっているケイトという女性。サンタと呼ばれる店主(ミシェル・ヨー)のもと、クリスマスショップで小妖精の格好で働いているが、実家には帰らず、友人を訪ね歩いてはいつも何か“やらかし”、歌手になる夢もうまくいかない失敗続きの日々を送っている。そんな中でトムという青年と偶然出会うのだが、彼がまたとらえどころがなく、いまどきスマホすら持っていない(戸棚にしまってあるらしい!?)不思議な男性。『クレイジー・リッチ!』の御曹司役だったヘンリー・ゴールディングが、爽やかだが謎多き王子様のようなトム役でその魅力を炸裂させている。ケイトの母親役でエマも出演しており、この両親が移民の第一世代であることもポイント。イギリスのEU離脱(ブリグジット)にも絡み、LGBTQと家族についても触れ、多彩な人間関係を映しながら、“本当の自分”が分からなくなった主人公ケイトが自分自身を取り戻していく物語は、「SameYou」(あなたと同じ)という意味のチャリティーを行うエミリアにとっても大きな意味を持つ作品であることは確か。そして何より、「クイーン」の『ボヘミアン・ラプソディ』やエルトン・ジョンの『ロケットマン』、「ビートルズ」の『イエスタデイ』に続く、2016年のクリスマスに亡くなったジョージ・マイケルと「ワム!」の音楽映画ともいえるほどの楽曲の散りばめ方もファンにはたまらない。そんな『ラスト・クリスマス』でのエミリアは、全てを焼き尽くすようなドラゴンの炎ではなく、冬の空に輝く星のような、優しく瞬き続けるイルミネーションのような優しさに満ちたメッセージを伝えてくれる。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.ラスト・クリスマス 2019年12月6日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© Universal Pictures
2019年12月04日