メドピアはこのほど、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」で、「消化管閉塞(へいそく)がない場合の栄養療法」に関する調査を実施した。調査期間は5月9日~15日で、有効回答数は2,592件。「経口摂取困難な脳転移再発症例に対し、どのような栄養療法を行いますか?」という質問に対し、53%の医師が「胃瘻(いろう・PEG)造設」と回答。「管理しやすく誤嚥(ごえん)等少ない」「経鼻胃管は苦痛」「転院、自宅管理することを考えたら、PEGしかない」といったコメントがみられた。また、「経管栄養法」を選択した医師は30%で、「予後は限られているので、あえてPEGにする必要はない」「最も侵襲(しんしゅう)の少ない、そして合併症が少ないと思われる方法を選ぶ」といったコメントが寄せられた。さらに、「中心静脈栄養法(末梢(まっしょう)静脈栄養)」は6%、「その他」は11%。「長期の余命が期待できないのなら中心静脈栄養が良い」「積極的な治療の適応がない」といった意見がみられた。一方で、栄養補給自体に否定的なコメントもみられ、「予後とご家族の希望を考えて対処する」といった声も少なからずみられたという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月28日ブライトライト専門店は、認知症の昼夜逆転や、夜間せん妄の改善に効果がある光療法を医療・介護分野へ周知・導入させるため、さまざまな学会や大会で積極的に展示活動を行っている。同社によると、光療法は強い光を照射して昼夜のメリハリをつけ夜に睡眠を集中させることで心身を安定させ、からだ全体の生体リズムを整える自然療法という。認知症そのものを治すことはできなくても、睡眠と覚醒のリズムを正常化することにより、夜間せん妄や異常行動を改善。本人と介護者の心身の負担が大幅に改善されることが報告されているとのこと。しかしこの光療法は、医療・介護の分野では十分に周知されていないという。実際に光療法を取り入れている医療・介護施設は極めて少なく、また、光療法について触れている介護関連の書籍も、ほぼ出版されていない状況とのこと。そこで同社は、認知症に関連する学会や大会で積極的に展示し、周知する努力を行っている。また、介護施設向けに、光療法を導入する指導書を作成。この指導書は同社サイトから誰でもダウンロードできる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日メドピアは、同社が運営する医師コミュニティサイト「MedPeer」にて、「化学療法中の患者さんのインフルエンザワクチン」の調査を実施した。調査手法は、MedPeer会員医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチ。調査期間は3月2日~3月8日で、有効回答数は 2,444件。「化学療法中の患者さんのインフルエンザワクチン接種」について、「好中球数が低値ならワクチンを見送り、正常値の場合に接種する」と回答した医師が34%となった。「患者さんの状態の良い時に行う」「化学療法の休薬期間に実施する」といったコメントがみられた。「好中球数に関係なくワクチンを接種する」は24%。「インフルエンザ感染の方がリスクが高いので、早めのワクチン接種を勧める」「不活化ワクチンであるので問題ない」という意見がある。「化学療法中はワクチンの接種を行わない」は21%。「思わぬ副作用が生じるかもしれない」「ワクチンの効果があまり期待できない」「化学療法導入前に済ませておくべき」といった声が多く、「罹患(りかん)してから抗インフルエンザ薬で対応する」というコメントもあった。「MedPeer」は医師の会員制コミュニティサイト。医師同士のディスカッション、情報交換を目的としており、その仕組みを利用して各種医師向けリサーチ調査が可能となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月12日文字のゲシュタルト崩壊といえば、手で書きものをしているときなどによくある現象。一つの漢字を長時間見つめたり、連続で並ぶ文字列を読み続けていると、「あれ……これってこんな字だったか?」と、なぜか頭の中がこんがらがった状態になることを指しますよね。「ゲシュタルト崩壊と戦うブログ」の管理人・鹿さんは、そんなゲシュタルト崩壊の壁を打ち破るべく(?)、日夜、紙に同じ文字を書き連ねているとか。勝ち目があるとは思えないけど、やってることはすごく楽しそうですね。お話を伺いました。――どうしてこんな挑戦を?「昔から文字を書くのが好きで、よく新聞紙やチラシなどを見て活字のまね書きをしていました。『ゲシュタルト崩壊』を体験したのは小学生のころですが、当時はそんな言い方があることも知らず、大人になってから言葉の意味を知り、興味を持ちました。2年程前から、本格的に興味が出てきて『ゲシュタルト崩壊しない文字なんてあるのか?慣れれば崩壊しないのでは?』と、紙に同じ文字を書き連ねる検証を始めました」(鹿さん、以下同)――検証の結果は?「崩壊しまくりです。気付いたのは単純な文字ほど崩壊しやすいこと。例えば『ち』は、連続で文字を書かなくても、じっと見つめているだけで崩壊してきます。たった二画でこの破壊力はすごいと思いました。あと、少しでも油断すると数字の『5』になります。気をつけましょう」――漢字はどうです?「もちろん、崩壊します。存在しない漢字を書いてしまうことも多いです。以前、読者からリクエストを頂いて書いた『競』や『粗相』は手強かったです。『相』」が『米目』になってるなどの指摘も受けました。完敗です」――でも、戦う勇気が素晴らしいと思います「昔、トリビアの泉で検証されたらしいのですが、ゲシュタルト崩壊しやすい漢字のTOP3は1位『借』、2位『若』、3位『粉』だとか。『若』と『粉』は戦いましたが、完敗でした。『借』とはまだ戦ってませんが、いつか戦うつもりです」――そのほかにはどんな強敵が?「本当にたくさんあるのですが、厳選すると『羽』、『父』、『ぷ』、『ツクシ』、『多』、『竹』あたりでしょうか。中でも一番は『ツクシ』です。これは思わず悲鳴をあげてしまうほどの気持ち悪さでした。今見てもゾクゾクして鳥肌が立つくらいです」――戦いはまだ続きますか?「今のところ、負けしかないので勝つまでは戦い続けたいです。最近は忙しくてなかなか戦っている暇がないのですが、少しでも暇を見つけて戦っていければと思います」――ご武運を(ありがとうございました)自分でもコブス横丁の『横』で挑戦してみたところ、見事に完敗。鹿さんに画像付きでそのことを報告すると「木へんは単純なので崩壊しやすいですね。でも素晴らしい戦いっぷりです」とお言葉をいただきました。本当は負けるってくやしいことだけど、この戦場ではなぜか、もっとめちゃくちゃに負けてみたいとすら思ってしまうのだから不思議。ゲシュタルト崩壊、この体験はちょっとクセになりそうですね。(根岸達朗/プレスラボ)※ゲシュタルト崩壊がどうも気になってしまうのって、半分ぐらいはこの不思議な名前のおかげのような気がします。(編集部:梅田)ゲシュタルト崩壊と戦うブログ崩壊すればするほど楽しくなってきます【関連リンク】夜中書いた文章は妙にテンションが高くなる。その謎に迫ってみたテンションが高まりすぎていろいろと崩壊することもあります原宿にて、新生活応援ライブを行う女性シンガーソングライターとは?ブログをやってるって、転職時に自己PRとして有効なの?ニッチな趣味のススメ!?ビルの換気口を見る"換気口鑑賞団"
2010年04月07日