グローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)から、映画『007』シリーズとのコラボレーションによるカーボン・ファイバー製トラベルケース「007 LIMITED EDITION」が700台限定で登場。2020年4月1日(水)から30日(木)までの期間、グローブ・トロッター 銀座などで予約を受け付ける。J・ボンドに捧ぐ『007』仕様のカーボン・ファイバー製トラベルケースベースとなったのは、2019年夏に発表された、グローブ・トロッター独自開発の世界特許申請素材「エアロ・カーボン(カーボン・ファイバー・コンポジット)」を採用したスペシャルモデル。トラベルケースに必要な柔軟性とカーボン・ファイバーの耐久性と耐衝撃性を兼ね備えた、次世代のトラベルケースだ。ロンドンストライプがモチーフのブラックカラー今回のコラボレーションでは、ボディのカーボン・シェルにロンドンストライプをモチーフとしたブラックカラーを採用。マットなテクスチャーとグラファイトカラーのレザーのコントラストが際立つ、上品でシックなカラーリングに注目してほしい。ボンド家の紋章とシリアルナンバーを刻印また、本アイテムには『007』特別仕様のケースベルトが備わっているほか、ライニングに取り付けられたレザーパッチには、ジェームズ・ボンド家の紋章と世界限定700台の証となるシリアルナンバーをチタン箔で刻印。次世代の機能性と英国ラグジュアリーの特別な気品が共存する、特別な1台となっている。商品情報グローブ・トロッター「007 LIMITED EDITION」第一期予約受付期間:2020年4月1日(水)~4月30日(木)※次回の販売時期は未定。予約受付店舗:・グローブ・トロッター 銀座、銀座三越、伊勢丹新宿メンズ館、うめだ阪急、福岡岩田屋・ヴァルカナイズ・ロンドン 青山、銀座、名古屋、心斎橋、札幌※詳細は各店舗まで。価格:423,000円+税サイズ:19インチ(機内持ち込みサイズ) W39.5×H55×D18cm
2020年04月04日オークワフィナがアジア系女優初のゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞する快挙を成し遂げた「A24」の話題作『フェアウェル』が、4月10日(金)から公開延期となることが決定した。『オーシャンズ8』『クレイジー・リッチ!』、さらに『ジュマンジ/ネクスト・レベル』でも存在感を発揮してきたオークワフィナが、愛する祖母のために“嘘”をつくN.Y.在住の孫娘を繊細に演じる本作。この度、新型コロナウィルス感染拡大に伴う各行政機関の発表や方針、および来場者の安全と健康を鑑み、公開を延期することが発表された。公開日程が決定次第、『フェアウェル』公式ホームページ、ショウゲート洋画公式SNSにて告知される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フェアウェル 2020年、全国にて公開© 2019 BIG BEACH, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年04月02日ゴールデングローブ賞授賞式を主催するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)が、新型コロナウイルスの影響により、来年の同授賞式の2つのルールを一時的に変更すると発表した。これまでのルールの1つに、賞の審査対象となる映画は第三者の有するロサンゼルスエリアの施設で公開し、その一週間前後にHFPAの会員向けに上映会を行うことというものがあったが、現在は映画館が軒並み閉鎖状態でそれが叶わない状態。そこで3月15日から4月30日の間、映画の配給業者は上映会の手配をしつつ、HFPAの会員が家で映画を観られるように、「映画をアップしたURLやDVDを送ること」という新たなルールを適用したという。もう1つのルールに、来年のゴールデングローブ賞の選考対象となるためには、今年の12月31日までに少なくとも7日間の劇場公開またはペイパー・ビュー放送(ストリーミング配信は含まない)が必須というものがあった。しかし、3月15日から4月30日までにその予定があった作品に対しては、劇場公開せず定額のストリーミングサービスでの配信という形であっても、選考対象として受け入れるという新たなルールを設けた。現在は4月30日としているが、状況により対象の期間が延びることもあり得るという。来年のゴールデングローブ賞授賞式は1月に予定している。(Hiromi Kaku)
2020年03月27日第77回ゴールデングローブ賞でオークワフィナがアジア系女優初の主演女優賞を受賞する快挙を成し遂げた、スタジオ「A24」が贈る心温まる家族の感動の実話『フェアウェル』。この度、墓参りシーンを切り取った本作初の本編映像が到着した。今回到着した映像には、一家で墓参りするシーンにて、翌日に結婚する孫夫婦が幸せに暮らせるよう祈る、主人公ビリー(オークワフィナ)の余命僅かな祖母・ナイナイの姿が。続けて、夫の早すぎる死を嘆き、天国で安らかでいることを祈り、息子が仕事で成功を収めることを祈り、孫の幸せな未来を祈り…と墓参りで祈り続けるナイナイ。そしてその都度三礼し、一家の面々も神妙な面持ちでそれに続くも、ナイナイの妹からは「まだ続けるの?めまいが」とツッコミが。シュールさが笑いを誘うシーンとなっている。本作は監督のルル・ワンの実話を基に製作されているが、本シーンで登場しているお墓は、実際にルル・ワン監督の祖父のものだという。また、中国の法事には独特の文化が。特に変わっているのは、本作の予告編でも印象的な「泣き屋」や、墓参りでの飲食。中国の葬式では、雇われたプロの「泣き屋」が率先して泣き叫び、参列者が悲しみを押し殺さずに泣けるよう促す。なんと、1回の葬式に50~60人の泣き屋が同席することもあるというから驚きだ。また、墓参りの際には、墓の前にゴザやシートを敷き、近況報告や子どもの顔を見せながら、お供え物やあらかじめ作ってきた料理を食べる習慣が。これは日本の一部地域にも伝わっており、沖縄では毎年4月に行われる先祖祭「清明祭」にその習慣があらわれるという。『フェアウェル』は4月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:フェアウェル 2020年4月10日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 BIG BEACH, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年03月18日第43回日本アカデミー賞の授賞式が6日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、最優秀主演男優賞を受賞した松坂桃李が登場した。昨年の第42回日本アカデミー賞では、最優秀助演男優賞を受賞した松坂。今年は映画『新聞記者』で最優秀主演男優賞に輝いた。優秀主演男優賞を受賞した菅田将暉と並ぶと、実は連絡先も知らないという2人の関係について「不思議な感覚なんですよね。僕はライバルという風にも思ってますし、同じ事務所の一人として、同志とも思ってますし」とコメントする一幕も最優秀賞の受賞が発表されると、驚いた様子で登壇し、「ハードルが高い役だなと思いましたが、ウンギョンさんと一緒にお芝居をすることがで きて最後まで駆け抜けることができました」とコメントすると、最優秀主演女優賞を受賞したシム・ウンギョンも見守った。『新聞記者』はさらに、作品賞も受賞。松坂は「ここにいないスタッフとも、喜びを分かち合いたい」と喜び、ウンギョンは「計り知れません。本当に光栄です」と笑顔を見せた。○最優秀主演男優賞 松坂桃李 コメントこの作品は僕の知る限りでは実現するまでに二転三転四転、五転くらいおそらく色々なことがあって、それでもこの作品をしっかりと映画を見てくださる方に届けたいという人が一致団結し、藤井監督の舵の元、撮影を終えることができました。僕自身も、10年ちょっと(俳優を)やってきて、ハードルが高い役だなと思いましたが、ウンギョンさんと一緒にお芝居をすることがで きて最後まで駆け抜けることができました。何より、「この作品で頑張ってこい」「行ってこい」と行ってくれた事務所のマネージャーさん、社長含めて後押ししてくれて嬉しい気持ちでいっぱいです。今日という日を糧に、また新たに作品の一部に自分がちゃんとなれるようにいけたらと思っております。今回は本当にありがとうございました。■最優秀賞受賞リスト作品賞…『新聞記者』監督賞…武内英樹(『翔んで埼玉』)主演男優賞…松坂桃李(『新聞記者』)主演女優賞…シム・ウンギョン(『新聞記者』)助演男優賞…吉沢亮(『キングダム』)助演女優賞…長澤まさみ(『キングダム』)アニメーション作品賞…『天気の子』外国作品賞…『JOKER』新人賞…岸井ゆきの、黒島結菜、吉岡里帆、鈴鹿央士、森崎ウィン、横浜流星(C)日本アカデミー賞協会
2020年03月06日オークワフィナが中国系アメリカ人のルル・ワン監督のもとで主演し、ゴールデン・グローブ賞に輝いた『フェアウェル』。ルル・ワン監督によれば、本作には奇跡のような誕生秘話があったという。「私にとって“愛情表現”についての物語」アカデミー賞前日に発表された第35回インディペンデント・スピリット賞で作品賞を受賞した本作は、監督のルル・ワンの身に起こった実際の“嘘”をもとに作られた。ワン監督は、「家族の嘘や秘密を描いた映画が扱うテーマのひとつは、真実を語ることから派生する大きな浄化作用だと思います。私は本作で、そういう概念と闘ってみたいと思いました。私にとってこれは、“愛情表現”についての物語です」と語る。当時、アメリカに住むワン監督は中国にいる祖母の病気を知り、現地に向かうことに。アメリカに戻るとすぐに自分の家族の嘘の物語を書き、それがナショナル・パブリック・ラジオの人気シリーズ「This American Life」というコーナーの1エピソード「What You Don’t Know」として放送された。さらにワン監督は、この“嘘”のもっとミステリアスな側面に深く切り込むことに魅力を感じ、脚本を書き続けた。ただ、ワン監督は中国語を流暢に話すことはできるが書くことは容易ではなく、脚本に書いたセリフの60%を中国語に変換するため自身の両親に助けを求めた、という。「両親は大きな助けになりました。両親は中国語を知っているし、関わっている実在の人たち全員を知っている。その上、実生活の中で家族がどんな会話をしたのかもわかっていましたからね」とワン監督は言う。「この話は映画になる」直感に突き動かされ映画化へこうしてワン監督の脚本が肉付けされたころ、奇跡的に「This American Life」のエピソードを聞いていた、ビッグ・ビーチ社のプロデューサー陣とデプス・オブ・フィールド社から声がかかる。ワン監督同様、両社とも「この話は映画になる」という直感に突き動かされた。こうしてすぐに製作チームが立ち上がり、映画化へと繋がっていった。ワン監督から「A24」のチームに対して送られた手紙にも、「映画を作る過程において、広く“商業的”な作品になることに対しては断固としてNOを突きつけ、逆に、いつか自分なりのストーリーの伝え方を表現できる日が必ず来る、と信念を曲げずに突き進みました。配給に至っては、大金を提示してきた大手の映像配信サービスのオファーを断り、有意義な方法である劇場公開で観客に映画を届けることができるのはA24がベストだと信じ、この会社に託したのです」と綴られていたという。そんなワン監督のゆるぎない決意と、何より脚本の力と奇跡が重なり、実際の家族がついたひとつの“嘘”から生まれた物語は、世界各国の人々に届くことになったのだ。『フェアウェル』は4月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フェアウェル 2020年4月10日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 BIG BEACH, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年03月05日ゴールデングローブで作品賞と監督賞を、英国アカデミー賞で作品賞をはじめ7部門を受賞するなど絶賛が相次いでいる映画『1917 命をかけた伝令』が公開になる。本作でサム・メンデス監督と世界トップクラスの映画人たちが挑んだのは、まだ誰も観たことがない驚異の映像表現。臨場感、没入感と息をのむ映像美が混然一体となった語り口で1917年の戦場を描き出す。映画の舞台はタイトルにもなっている1917年のフランス。第一次世界大戦の西部戦線では、イギリスやフランスの軍勢とドイツをはじめとする軍勢が長期戦を繰り広げており、多大な死者を出しながら、お互いが塹壕の中で事態を打開する一手を探っていた。4月6日の朝、英国人兵士スコフィールドとブレイクは上官から“伝令”を預かる。それは戦線の先にいる部隊に攻撃を中止させるもので、この伝令が伝わらなければ、1600人の仲間が待ち伏せしているドイツ軍に殺されてしまうだろう。ふたりの若い兵士は極めて危険な戦場に一歩を踏み出し、仲間の命を救うための伝令を胸に行動を開始する。映画はふたりの兵士のミッションを全編ワンカット風に描いており、いくつかに分割して撮影した長いショットを巧みな編集でつなぎ合わせている。しかし、この手法は難題の連続だ。長回しのため、誰かがミスすると最初からすべてやり直しで、あるセリフが終わるジャストなタイミングで自動車が到着したり、目的地にたどり着かなければシーンが成立しない。複数の日にわたって撮影されてはいるが、劇中ではたった1日の出来事なので、曇り空でなければ撮影は中止。カメラが縦横無尽に俳優にまわりこむため、照明が仕込めず、カメラ近くにスタッフは待機できない。すべてを入念に準備して、何カ月もかけて実地を歩きながら脚本を修正し、半年かけて俳優がリハーサルしても、兵士の行程を描く作品のため、ひとつのロケ地は劇中では1回しか出てこない。この圧倒的に手間とスキルと集中力を必要とする撮影手法をメンデス監督はあえて選択。彼と長年に渡ってチームを組んできた名撮影監督ロジャー・ディーキンス、スゴ腕の美術監督デニス・ガスナーらが集結して驚異の映像を描き出した。そのビジュアルは観客が戦場にいるかのような“没入感”を感じさせるが、単にカメラが兵士と並走するような安易なものではなく、時に劇中の主人公たちに寄り添い、時に水の上を浮遊しながら引いた位置で彼らの動きを捉え、時に複雑な軌道を描きながら複数のドラマをひと続きのショットでおさめていく。自然光をいかした陰影に富んだショット、暗闇でも決して美しさを損なうことなく荘厳なイメージを保ち続ける“ディーキンスの得意ワザ”も全編に渡って発揮されており、どのショットも目が離せない美しさだ。そして最後に待つのは、兵士たちの苦しみや想いが観る者にまっすぐに届く物語。劇中に登場する誰もが仲間の命を救うために自身の命をかけて戦い、この戦争が一刻も早く終わるのを願っている。本作は映像や没入感について多く語られているが、過酷な戦場の中で生きる人間の“ハートに触れる”かのような繊細なドラマにも注目だ。『1917 命をかけた伝令』本日より全国ロードショー
2020年02月14日主演オークワフィナがアジア系女優初のゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞する快挙を成し遂げた、気鋭スタジオ「A24」の話題作『フェアウェル』。この度、本作の監督ルル・ワンの来日が決定した。ルル・ワン監督は1983年2月25日、中国・北京生まれの36歳。アメリカのマイアミで育ち、ボストンで教育を受けた。2014年のインディペンデント・スピリット賞において、チャズ&ロジャー・イーバート・ディレクティング・フェローシップを受賞。初長編映画『Posthumous』(’14/原題)にはジャック・ヒューストン&ブリット・マーリングが出演。また、2014年のフィルム・インディペンデント・プロジェクトの監督フェローに選ばれ、2017年のサンダンス・インスティチュートが選ぶ長編2作目の監督を支援するプログラム“フィルム・トゥー・イニシアティヴ”に招待された。クラシック音楽のピアニストから映画監督に転身。オークワフィナが主演する長編監督2作目となる本作は、自身の“嘘”から生まれた家族の物語。2019年のサンダンス映画祭ドラマコンペティション部門でプレミア上映されると絶賛を受け、監督は「ヴァラエティ」誌が選ぶ“2019年に注目すべき監督10人”のひとりに選ばれている。ナタリー・ポートマンがアカデミー賞で着用したドレスに刺繍された、“ノミネートされるべきだった女性監督たち”のひとりに名を連ねているルル・ワン監督。日本での公開に先駆け、今回満を持しての初来日。3月18日(水)にはジャパン・プレミア試写会に登壇する予定。『フェアウェル』は4月10日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フェアウェル 2020年春より全国にて公開© 2019 BIG BEACH, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年02月13日今年、ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門で、アジア系女優として初の主演女優賞に輝いたオークワフィナ。マーベルのヒーロー「シャン・チー」を主人公とした映画や、スポンジ・ボブの最新作など、待機作品が目白押し。さらに映画『The Baccarat Machine』(原題)で、実在のアジア人ギャンブラー、ケリー・サン(本名チャン・イン・サン)を演じることが決まったという。「Variety」誌などが報じた。同作は、「Cigar Aficionado」誌に掲載されたマイケル・カプラン氏による記事にインスパイアされて企画が始まった作品。ケリーは「エッジソーティング」という技を使い、ゲームパートナーのフィル・アイビーとミニバカラで大金を稼ぐことで知られている。製作会社の「SK Global」の共同CEOジョン・ペノッティ氏は、「オークワフィナが参加してくれる。この発表からプロジェクトを始められるなんて最高だ」と喜んでいる。「彼女は、ケリーという人物にスクリーン上でユニークに息を吹き込み、本物のユーモアと人間らしさを注ぎ込んでくれるだろう」と期待を込めた。脚本は『ラヴレース』のアンディ・ベリンが現在執筆中。監督やほかのキャストについては、プロデューサーチームが交渉中だといい、近日中に発表されるとのこと。(Hiromi Kaku)
2020年02月13日グローブ・トロッター(GLOBE-TROTTER)から、2020年春夏シーズンの限定コレクション「イングリッシュガーデン(English Garden)」が登場。クラシックな英国庭園に着想を得たトラベルケース「イングリッシュガーデン」クラシックな英国の庭園に着想を得た「イングリッシュガーデン」からラインナップするのは、昼間の温かみある庭園風景をイメージした「デイタイムガーデン」と、月の光に照らされた夜の庭園を彷彿とさせる「ナイトタイムガーデン」の2モデル。普段使いにも活躍するミニチュアケースから30インチのトラベル用スーツケースまで、それぞれ全6種類のバリエーション豊かなケースが展開される。「デイタイムガーデン」「デイタイムガーデン」は、アイボリーカラーのヴァルカン・ファイバー製ボディにバーガンディカラーのレザー、ブラスパーツの配色で、昼間の英国庭園を表現。ライニングにはマリーゴールドやヤグルマギク、ポピー、ジギタリス、ラベンダーといったイングリッシュフラワーの水彩イラストレーションをあしらって、花々が咲き誇る庭園の風景をケースの中に閉じ込めた。「ナイトタイムガーデン」一方の「ナイトタイムガーデン」は、ミッドナイトブルーカラーのヴァルカン・ファイバー製ボディにブラックカラーのレザーとクロームパーツを組み合わせたシックな配色がポイント。グレーステッチをあしらったストラップガイドやハンドル、イングリッシュアイビーの水彩イラストレーションをデザインしたライニングなど、「デイタイムガーデン」とはまた一味異なる、英国情緒漂うルックスに注目してほしい。グローブ・トロッター 銀座に特別展示また、グローブ・トロッター 銀座では、3月31日(火)までの期間、「イングリッシュガーデン」を表現したウィンドウ展示に加え、英国のガーデンパーティのような雰囲気の中でコレクションをチェック出来る特別展示が行われる。商品情報グローブ・トロッター2020年春夏限定コレクション「イングリッシュガーデン(English Garden)」カラー:デイタイムガーデン(アイボリー)/ナイトタイムガーデン(ミッドナイトブルー)展開モデル・価格:・ミニチュアケース 135,000円+税・ザ・ロンドン・スクエア 120,000円+税・13インチ ヴァニティケース 155,000円+税(アイボリー)/140,000円+税(ミッドナイトブルー)・20インチ トロリーケース 248,000円+税(アイボリー)/225,000円+税(ミッドナイトブルー)・26インチ トロリーケース 290,000円+税(アイボリー)/270,000円+税(ミッドナイトブルー)・30インチ エクストラ ディープ スーツケース 298,000円+税(アイボリー)/277,000円+税(ミッドナイトブルー)取扱店舗:全国のグローブ・トロッター店舗、ヴァルカナイズ・ロンドン、公式オンラインストア
2020年02月10日インディペンデント・スピリット賞が発表された。作品賞に輝いたのは、『フェアウェル』。この部門のほかの候補作は、『マリッジ・ストーリー』『名もなき生涯』『アンカット・ダイヤモンド』『Clemency』だった。主演男優賞は『アンカット・ダイヤモンド』のアダム・サンドラー、主演女優賞は『ジュディ 虹の彼方に』のレニー・ゼルウィガー。助演男優賞は『ライトハウス』のウィレム・デフォー、助演女優賞は『フェアウェル』のチョウ・シュウチン。監督賞は『アンカット・ダイヤモンド』のベニー&ジョシュ・サフディ、脚本賞は『マリッジ・ストーリー』のノア・バームバック。国際映画賞は『パラサイト/半地下の家族』だった。文=猿渡由紀『フェアウェル』4月10日(金)公開
2020年02月10日オークワフィナが先日行われた第77回ゴールデン・グローブ賞にてアジア系女優初となる主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞した『フェアウェル』。この度、愛する祖母のための家族の選択が感動を呼ぶ本作から、日本版予告が解禁となった。アメリカに住む本作の主人公ビリー(オークワフィナ)に突然知らされたのは、中国に住む大好きな祖母“ナイナイ”の余命宣告だった。余命わずかなナイナイのもとを訪れるため、いとこの結婚式と嘘をつく家族。久しぶりに集まり、ともに食卓を囲む家族だが、「ずっと会いたかった」と優しく声をかけるナイナイとは裏腹に、真実を知っている家族は必死に悲しみを隠そうとする――。今回解禁される予告編でも、アメリカ育ちのビリーが中国では“余命宣告をしない”という文化に戸惑う姿が収められている。特に、涙を浮かべながら「これは正しいのか?って、いつも悩んでる」と、大好きなナイナイに嘘をつくことに対して葛藤するシーンは心が揺さぶられる。さらに、新たに到着したポスタービジュアルでは、真ん中に笑顔で座るおばあちゃん・ナイナイに、それぞれが不安な表情で目を向ける家族の姿が。ナイナイのことが大好きなビリーを演じるオークワフィナのふてくされた表情にも注目。ナイナイに宣告された余命を隠す家族と、それを伝えてしっかりとお別れを言いたいビリー。両者の葛藤が伝わってくるビジュアルとなっている。『フェアウェル』は4月10日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フェアウェル 2020年春より全国にて公開© 2019 BIG BEACH, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年02月05日アニー賞の結果が発表された。作品賞を受賞したのはNetflixオリジナルの『クロース』。インディーズ作品賞は、Netflixが世界配信権を獲得したフランスの『失くした体』だった。日本からはインディーズ作品部門に『天気の子』『プロメア』『若おかみは小学生!』がノミネートされていた。これら3本はいずれも無冠に終わったが、意外だったのは『トイ・ストーリー4』『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』、またゴールデン・グローブを受賞した『Missing Link』も無冠だったこと。『アナと雪の女王2』も、ジョシュ・ギャッドが声優部門を受賞したのにとどまっている。過去にはピクサー、ディズニーが制覇してきたオスカーの長編アニメ部門も、今年は予測が難しくなりそうである。文=猿渡由紀
2020年01月27日日本のみならず世界中で大ヒットした『ジョーカー』をはじめ、今年も話題となっているアカデミー賞。中でも作品賞にノミネートされる映画は毎年良作揃いで、見ごたえのあるものばかり。とりわけ今年は、近年稀に見るほど授賞式以前に劇場で鑑賞できる作品賞ノミネート作が多いことでも注目されている。マット・デイモン&クリスチャン・ベイル主演『フォードvsフェラーリ』公開中マット・デイモンとクリスチャン・ベイル、アカデミー俳優の2人を主演に起用し、歴史上最も伝説的なレースで、絶対王者フェラーリに立ち向かった男たちの奇跡のような挑戦の実話を描いた『フォードvsフェラーリ』。舞台は世界が熱狂した1966年のル・マン24時間レース。歴史を変えた、2人の男の熱い友情と、チームの絆、そして不可能に挑戦し続ける姿を描いた奇跡の大逆転の物語には共感する人が続出中。本年度アカデミー賞では作品賞のほか、編集賞、録音賞など4部門にノミネートされ、レースをテーマにした映画としては初めて作品賞にノミネートされた。さらに先日、本国で発表されたように、ディズニーとの合併に伴い「20世紀フォックス」は「20世紀スタジオ」に名称変更されるため、オープニングの「20世紀FOX」のロゴは本作で見納め。映画ファンにとってはその意味でも見逃せない1本となっている。ポン・ジュノ監督&ソン・ガンホ『パラサイト 半地下の家族』公開中カンヌ国際映画祭にて、審査員満場一致で最高賞のパルムドールに輝き、各国で大ヒットとなっている超話題作。『殺人の追憶』『グエムル漢江の怪物』『スノーピアサー』の監督ポン・ジュノとソン・ガンホが4度目のタッグを組み、本作では、あらゆるジャンルを完璧に融合させながら、いま世界が直面している貧富格差への痛烈な批判をも内包した超一級のエンターテインメントとなっている。本年度アカデミー賞では、韓国映画初となる作品賞、監督賞(ポン・ジュノ)のほかに、国際長編映画賞、脚本賞、編集賞など6部門にノミネート。タイカ・ワイティティ監督、空想上のヒトラーにも『ジョジョ・ラビット』公開中『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督が、第2次世界大戦時のドイツに生きる人びとの姿を辛辣なユーモアを交えて描き、第44回トロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞したヒューマン・エンターテイメント作品。本年度アカデミー賞では、作品賞のほかに、助演女優賞(スカーレット・ヨハンソン)、脚色賞など6部門にノミネートされている。マーティン・スコセッシ監督&ロバート・デ・ニーロ『アイリッシュマン』Netflix配信中&劇場公開中『タクシードライバー』『レイジング・ブル』など数々の名作を生み出してきた巨匠マーティン・スコセッシとロバート・デ・ニーロが、『カジノ』以来22年ぶり9度目のタッグ。裏社会のボスに長年仕えてきた殺し屋(デ・ニーロ)が秘密と暴力にまみれた自らの半生をふり返る。最新VFXで“若返った”ベテラン俳優たちにも注目。本年度アカデミー賞では、作品賞のほか監督賞(マーティン・スコセッシ)、助演男優賞(アル・パチーノ、ジョー・ぺシ)など、9部門10ノミネートされている。スカーレット・ヨハンソン&アダム・ドライバー主演『マリッジ・ストーリー』Netflix配信中&劇場公開中『イカとクジラ』『ヤング・アダルト・ニューヨーク』のノア・バームバック監督が、スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーを主演に迎え、離婚のプロセスに戸惑い、子の親としてのこれからに苦悩する夫婦の姿を、リアルで辛辣ながら思いやり溢れる視点で描いた話題作。本年度アカデミー賞では、作品賞のほか主演男優賞(アダム・ドライバー)、主演女優賞(スカーレット・ヨハンソン)、助演女優賞(ローラ・ダーン)ほか6部門でノミネートされている。そのほか、“全編ワンカット”サム・メンデス監督の『1917 命をかけた伝令』は2月14日(金)から、名作小説「若草物語」をグレタ・ガーウィグ監督が新たな視点で映画化した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は3月27日(金)からと、アカデミー賞の結果が出た後での日本公開作品も。第92回アカデミー賞授賞式は日本時間2月10日(現地時間2月9日)に開催される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フォードvsフェラーリ 2020年1月10日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation【Netflix映画】アイリッシュマン 2019年11月27日よりNetflixにて全世界同時配信開始パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVEDジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainment
2020年01月25日ラリン(Laline)から、24金配合の「24Kゴールデンマスク」が登場。2020年2月21日(金)より発売される。ラリンの「24Kゴールデンマスク」は、きらきらと輝く24金を配合した洗い流すタイプのフェイスマスク。死海のミネラル、アルガンオイル、ヒアルロン酸、ミツロウといった天然由来成分を配合したパラベンフリーのマスクとなっており、肌のキメを整えて引き締め、健やかで潤いに満ちた肌へと導いてくれる。使い方は、洗顔後に肌の水気を軽く拭きとったら、適量を手にとり、顔、首に伸ばして5~10分ほど置く。その後、ぬるま湯でよく洗い流せば、ゴージャスな煌めきを放つゴールデンカラーのマスクが、肌に明るさと輝きをもたらしてくれる。死海のミネラルや泥、アルガンオイル、ハマメリスやアロエベラのエキスなどの美容成分を配合したシートタイプの「デッドシーミネラルズ シートマスク」も同日発売。肌を潤いで満たしながらキメを整え、引き締まった印象のフェイスへと導いてくれる。「デッドシーミネラルズ シートマスク」は洗顔後に使用。フィルムをはがしたら柔らかいシート側を目・鼻・唇に合わせて、乾いた顔全体に密着させる。袋に残った美容液をマスクの上から肌になじませると、より効果的だ。10~15分後にマスクをはがし、肌に残った美容液は手のひらでマッサージするようになじませる。【詳細】・24Kゴールデンマスク 50g 4,200円+税・デッドシーミネラルズ シートマスク 1枚入り 22g 700円+税発売日:2020年2月21日(金)【問い合わせ先】ラリン ジャパン カスタマーセンターTEL:0800-222-2600(フリーコール)(10:00~18:00 土・日・祝休)
2020年01月24日構想30年を掛け、9回も企画が頓挫した『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』。この度、アダム・ドライバーがポルトガルのゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど活躍が期待される新進女優ジョアナ・リベイロから連続ビンタをお見舞いされる、情熱的かつ衝撃的な本編映像が解禁となった。自身をドン・キホーテだと信じる老人ハビエルを、『2人のローマ教皇』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたジョナサン・プライス、そしてスランプに陥ったCM監督トビーを、『マリッジ・ストーリー』で同賞にノミネートされたアダムが演じる本作。解禁となった本編映像では、ドン・キホーテとの旅路の最中、学生時代に監督した映画『ドン・キホーテを殺した男』に出演したアンジェリカ(ジョアナ・リベイロ)と奇跡的な再会を果たすトビー(アダム・ドライバー)。しかし、いまではロシアの富豪の娼婦となってしまったアンジェリカ。彼女と話をするために、トビーが追いかけた先には、空高く積み上げられた廃棄物の山が…。「前の年を生贄に捧げ、すべてを炎で燃やし清めるの」と、その山を見つめてアンジェリカは呟く。その直後、大きく燃え盛った炎が合図となるかのように、突然フラメンコを踊りだすアンジェリカ。脇目も振らずに踊り続ける彼女に、必死に声をかけるトビー。娼婦として金で買われた囲われ者でいいのかと問いただすが、トビーの心配と説得をよそに、アンジェリカは積年の想いを乗せ、烈火のごとく強烈な連続ビンタをトビーにお見舞い!最後のひと振りを間一髪、受け止めたトビーはアンジェリカの現状を生み出したのは俺のせいだと、後悔を告げる。葛藤の渦中にいるアンジェリカは、恨みを晴らすべく、さらに強烈な一撃をお見舞いするのか?1本の映画に狂わされた2人の運命はいかに!?新進女優ジョアナの魅惑のフラメンコシーンと合わせ、彼女の想いを受け止めて何度もビンタを浴びせられるアダムの肝の据わった演技も必見となっている。『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』は1月24日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:テリー・ギリアムのドン・キホーテ 2020年1月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2017 Tornasol Films, Carisco Producciones AIE, Kinology, Entre Chien et Loup, Ukbar Filmes, El Hombre Que Mató a Don Quijote A.I.E., Tornasol SLU
2020年01月21日2020年の「エランドール賞」各賞が17日に発表され、新人賞に神木隆之介、安藤サクラ、横浜流星、清原果耶、吉沢亮、橋本環奈が選ばれた。授賞式は、2月6日に都内のホテルで行われる。一般社団法人 日本映画テレビプロデューサー協会が主催する「エランドール賞」は、1年を通して優秀な活躍をした俳優や映画・ドラマなどを表彰するもの。その他の賞は、プロデューサー賞に、映画『翔んで埼玉』の若松央樹氏(フジテレビ)、古郡真也氏(FILM)、NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の清水拓哉氏(NHK)、家冨未央氏(同)、大越大士氏(テイクファイブ)。プロデューサー奨励賞に、映画『蜜蜂と遠雷』の石黒裕亮氏(東宝)、TBS系ドラマ『凪のお暇』の中井芳彦氏(TBS)を選出。また、特別賞には、映画『新聞記者』製作チームが選ばれた。
2020年01月17日「第43回日本アカデミー賞」の正賞15部門各優秀賞および新人俳優賞・正賞外賞が1月15日(水)に発表された。なお、司会は羽鳥慎一と安藤サクラが務める。優秀作品賞最多12部門は『翔んで埼玉』優秀作品賞に選出されたのは、『キングダム』、『新聞記者』、『翔んで埼玉』、『閉鎖病棟―それぞれの朝―』、『蜜蜂と遠雷』と強力なエンターテインメント作品から社会派作品まで、例年と比較しても実にバラエティに富んだ5本となった。最多12部門を受賞したのは、島谷能成会長が「新しい観客を掘り起こした」と評した『翔んで埼玉』。次いで11部門受賞は『閉鎖病棟―それぞれの朝―』、次に『キングダム』が8部門となっている。なお、第43回日本アカデミー賞は、2018年12月16日~19年12月15日に東京地区の商業映画劇場にて有料で初公開され、1日3回以上、2週間以上継続して上映された40分以上の劇場用劇映画及びアニメーション作品が対象になっている。司会の羽鳥さん&安藤さんが意気込みこれまで授賞式会場でのインタビューやテレビ放送司会の経験はあれど、今回初の司会に抜擢された羽鳥さん。「当日はひとつの作品に多くの方が携わって久々に会う日、同窓会のような場の認識を持ちながら、少しでも授賞式がたくさんの笑顔で包まれるような会になるように、貢献したいという思いで参加します」と神妙な面持ちで語った。しかし、誰にどんな話を聞きたいかという質問が飛ぶと、羽鳥さんは「助演男優賞の岡村隆史の文字を見たとき、すごく安心しました。ひとつ休憩場所にして、あとは緊張感の中、頑張っていきたいと思います」と場内の笑いを誘った。同じく司会を行うのは、第42回同賞で『万引き家族』にて最優秀主演女優賞を受賞した安藤さん。『百円の恋』以来2回目の司会となる安藤さんは、「前回初めてやったとき、なんて特別な時間だろう、特等席だな、とずっと思いながら司会をしていました。2回目だからということで、気が緩まないように、より一層緊張感を持って受賞者の皆さんにとって素敵な時間になることを一番に頑張ってやらせていただきたいです」と笑顔で楽しそうに決意表明していた。主な優秀賞受賞リストは、以下の通り■優秀作品賞『キングダム』『新聞記者』『翔んで埼玉』『閉鎖病棟-それぞれの朝-』『蜜蜂と遠雷』■優秀アニメーション作品賞『空の青さを知る人よ』『天気の子』『名探偵コナン 紺青の拳』『ルパン三世 THE FIRST』劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』■優秀監督賞佐藤信介『キングダム』周防正行『カツベン !』武内英樹『翔んで埼玉』平山秀幸『閉鎖病棟-それぞれの朝-』藤井道人『新聞記者』■優秀脚本賞片島章三『カツベン !』詩森ろば/高石明彦/藤井道人『新聞記者』徳永友一『翔んで埼玉』平山秀幸『閉鎖病棟―それぞれの朝―』三谷幸喜『記憶にございません!』■優秀主演男優賞笑福亭鶴瓶『閉鎖病棟-それぞれの朝-』菅田将暉『アルキメデスの大戦』中井貴一『記憶にございません!』松坂桃李『新聞記者』GACKT『翔んで埼玉』■優秀主演女優賞シム・ウンギョン『新聞記者』二階堂ふみ『翔んで埼玉』松岡茉優『蜜蜂と遠雷』宮沢りえ『人間失格太宰治と3人の女たち』吉永小百合『最高の人生の見つけ方』■優秀助演男優賞綾野剛『閉鎖病棟-それぞれの朝-』伊勢谷友介『翔んで埼玉』柄本佑『アルキメデスの大戦』岡村隆史『決算!忠臣蔵』佐々木蔵之介『空母いぶき』吉沢亮『キングダム』■優秀助演女優賞天海祐希『最高の人生の見つけ方』小松菜奈『閉鎖病棟-それぞれの朝-』高畑充希『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』長澤まさみ『キングダム』二階堂ふみ『人間失格太宰治と3人の女たち』■新人俳優賞岸井ゆきの『愛がなんだ』黒島結菜『カツベン !』吉岡里帆『見えない目撃者』『パラレルワールド・ラブストーリー』鈴鹿央士『蜜蜂と遠雷』森崎ウィン『蜜蜂と遠雷』横浜流星『愛唄 -約束のナクヒト-』『いなくなれ、群青』『チア男子!!』授賞式は3月6日(金)にグランドプリンスホテル新高輪の国際館パミールで行われ、各部門の最優秀賞が発表される。(cinamacafe.net)
2020年01月15日1月15日、第43回日本アカデミー賞の優秀賞が発表され、優秀作品賞に『キングダム』『新聞記者』『翔んで埼玉』『閉鎖病棟—それぞれの朝—』『蜜蜂と遠雷』の5作品が選ばれた。正賞15部門のなかでは『翔んで埼玉』が最多12部門、『閉鎖病棟—それぞれの朝—』が11部門の優秀賞に輝いた。授賞式で司会を務めるのは、昨年『万引き家族』で最優秀主演女優賞を受賞した安藤サクラと、フリーアナウンサーの羽鳥慎一。羽鳥は、昨年まで6年連続で司会を務めていた西田敏行からバトンを受けるという大役だが「日本テレビに在籍時代、インタビューアとして何度か賞に参加したことはあったのですが、俳優さんに直接お話を聞く機会はなかったので、緊張しますね」と語っていたが「でも映画は大好きなので、機会をいただけて嬉しいです」と笑顔を見せる。さらに羽鳥は「日本アカデミー賞というのは、映画に携わる人が選ぶ大切な賞。作品に参加したスタッフやキャストたちが久々に再会する場でもあるので、たくさんの笑顔を引き出せるように務めたい」と意欲を見せた。一方、2度目の司会となる安藤は「前回『なんて特別な時間なんだ』と感じたことを思い出します。あのときの経験は大きな財産になりました。2回目だからといって気を緩めることなく、より緊張感を持って臨みたいです」と意気込む。また受賞者の一覧を見た安藤は「普段、俳優さんや女優さんにインタビューすることがないので、緊張しますし、先輩にお話を聞くのはおこがましいと思ってしまうかもしれませんが、せっかくのチャンスなので、一視聴者として、素直に聞きたいことをぶつけてみたいです」と抱負を語っていた。今年から日本アカデミー賞協会の会長に就任した島谷能成氏は、昨年まで司会を務めた西田に対して「西田さんの作品への愛や、受賞者への溢れる友情や思いのおかげで、温かい雰囲気の授賞式になりました」と感謝を述べると、興行成績が好調だった2019年の日本映画界を振り返り、「受賞リストを見ると『翔んで埼玉』など、新しい層の鑑賞者を開拓できた年だったなと思います」と総括していた。第43回日本アカデミー賞の主な受賞結果は以下の通り。■優秀作品賞『キングダム』『新聞記者』『翔んで埼玉』『閉鎖病棟—それぞれの朝—』『蜜蜂と遠雷』■優秀アニメーション作品賞『空の青さを知る人よ』『天気の子』『名探偵コナン 紺青の拳』『ルパン三世 THE FIRST』『ONE PIECE STAMPEDE』■優秀監督賞佐藤信介(『キングダム』)周防正行(『カツベン!』)武内英樹(『翔んで埼玉』)平山秀幸(『閉鎖病棟—それぞれの朝—』)藤井道人(『新聞記者』)■優秀主演男優賞笑福亭鶴瓶(『閉鎖病棟—それぞれの朝—』)菅田将暉(『アルキメデスの大戦』)中井貴一(『記憶にございません!』)松坂桃李(『新聞記者』)GACKT(『翔んで埼玉』)■優秀主演女優賞シム・ウンギョン(『新聞記者』)二階堂ふみ(『翔んで埼玉』)松岡茉優(『蜜蜂と遠雷』)宮沢りえ(『人間失格 太宰治と3人の女たち』)吉永小百合(『最高の人生の見つけ方』)■優秀助演男優賞伊勢谷友介(『翔んで埼玉』)柄本佑(『アルキメデスの大戦』)岡村隆史(『決算!忠臣蔵』)佐々木蔵之介(『空母いぶき』)吉沢亮(『キングダム』)■優秀助演女優賞天海祐希(『最高の人生の見つけ方』)小松菜奈(『閉鎖病棟—それぞれの朝—』)高畑充希(『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』)長澤まさみ(『キングダム』)二階堂ふみ(『人間失格 太宰治と3人の女たち』)■優秀脚本賞片島章三(『カツベン!』)詩森ろば/高石明彦/藤井道人(『新聞記者』)徳永友一(『翔んで埼玉』)平山秀幸(『閉鎖病棟—それぞれの朝—』)三谷幸喜(『記憶にございません!』)■新人俳優賞岸井ゆきの(『愛がなんだ』)黒島結菜(『カツベン!』)吉岡里帆(『見えない目撃者』『パラレルワールド・ラブストーリー』)鈴鹿央士(『蜜蜂と遠雷』)森崎ウィン(『蜜蜂と遠雷』)横浜流星(『愛唄—約束のナクビト—』『いなくなれ、群青』『チア男子!!』)取材・文・写真:磯部正和
2020年01月15日全米最大テレビ局で実際に起こった性的スキャンダルを映画化し、第77回ゴールデン・グローブ賞ではシャーリーズ・セロンが主演女優賞(ドラマ部門)、マーゴット・ロビーが助演女優賞にノミネートされた『スキャンダル』。この度、マーゴット演じる新人キャスターの場面写真が解禁となった。第73回英国アカデミー賞(BAFTA)では、本作『スキャンダル』と『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の2作品で助演女優賞にノミネートされる快挙となったマーゴット。本作で演じるのは、憧れのFOXニュースでスターキャスターを目指し、野心溢れる新人キャスター、ケイラ・ポスピシル。届いた場面写真には、同僚のジェス(ケイト・マッキノン)との食事の楽しげな様子が映し出されている。そんなケイラは、キャスターとしての活躍を確立させるためCEOであるロジャー(ジョン・リスゴー)に直談判を試み、ロジャーの部屋を訪れるも、そこでは衝撃の展開が待ち受け…。入社当初の明るい表情がだんだんと曇っていくケイラ。彼女を待ち受ける運命とは?本作に登場するキャスターのメーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)とグレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)は実在の人物であるのに対し、マーゴットの演じたケイラは架空のキャラクターだ。彼女は役作りについて、「ケイラという役はFOXで働いていた二人の女性の体験を組み合わせたものなの。彼女たちの体験を知ったことで、キャラクター作りができただけでなく、この物語をきちんと伝えなくちゃいけないという大きな使命感を感じたわ」と、その背景を語っている。話題作出演が相次ぎ、今年も勢いの止まらないマーゴット。セクハラという圧力に直面する女性の姿、その心情までをリアルに映し、観る者全てを引き付けるその熱演をお見逃しなく。『スキャンダル』は2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スキャンダル(2020) 2020年2月21日よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国にて公開© Lions Gate Entertainment Inc.
2020年01月10日第77回ゴールデングローブ賞で作品賞と脚本賞、そしてブラッド・ピットが助演男優賞と最多3冠に輝いた『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。この度、Blu-ray&DVDのリリースに先駆け、特典映像として収録される劇場公開版では未公開となったデイモン・ヘリマン演じるチャールズ・マンソンの映像一部が公開された。本作は、鬼才ロマン・ポランスキー監督の妻で、駆け出しの女優だったシャロン・テートの事件をモチーフに、クエンティン・タランティーノ監督が幼少期を過ごした60年代ハリウッドの街並みや音楽、ファッションの細部に至るまで、こだわりの郷愁とリスペクトを込め再現。そんな事件を起こしたカルト集団を率いて、後に殺人罪で逮捕されるチャールズ・マンソンは劇中にも登場しており、デイモン・ヘリマンが演じている。今回到着したのは、未公開シーン「チャーリーの訪問」の一部。ポランスキー邸の前の住人である音楽プロデューサーのテリー・メルチャーを訪ねるが、引っ越したことをポランスキーに告げられるチャーリー。ここまでは、本編で描かれている。その後、近所に住む同じく音楽プロデューサーの友人を訪ね、テリーがどこに引っ越したのかを聞き出そうとするも、引越し先を突き止めらず、チャーリーは車に戻る。だが、ここでリック(レオナルド・ディカプリオ)に頼まれて、テレビのアンテナを修理するブラッド・ピット扮するクリフに気づき、彼に向かって意味不明な言葉を発する場面が映し出されている。デイモンの名演で異様なオーラを放つチャーリー。しかし、「何だ、ありゃ」とクリフは全く相手にせず、オールド・チャタヌーガのビールを飲み干す…というところで終了。特典映像では、ポランスキー邸を訪ねてから去るところまで収録されている。なお、Blu-ray&DVDには今回の映像を含め全7種の未公開シーンが収録。そのうちの1本は、今回の映像でクリフが飲んでいるチャタヌーガビールのCMも収録されている。ほかにも、タランティーノ監督が本作への思いを語っている「監督からハリウッドへのラブレター」、ファションや車、ハリウッドの再現などを紹介するメイキング映像など、約1時間もの特典映像が収められている。(cinemacafe.net)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定
2020年01月07日先日発表された第77回ゴールデングローブ賞で、見事、外国語映画賞に輝いた『パラサイト 半地下の家族』。共同脚本も手がけたポン・ジュノ監督、主演を務めるソン・ガンホが昨年末、そろって来日を果たし、インタビューに応じた。面白い映画を撮りたいという一心だった昨年、第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画として初めてパルムドール(最高賞)に輝いて以来、数多くの映画賞で快進撃を続け、国内外の興行記録を更新。アメリカでは外国語映画の歴代興収トップ10入りを果たした。いまや、第92回アカデミー賞でも作品賞の有力候補と目されるほどの一大旋風だが、当のポン・ジュノ監督は「まったく予測していなかった事態。いつも通り、淡々と撮った作品ですが、公開後に予期せぬことが次々と起こった。胸躍るアクシデントとでも言うべきでしょう」と笑みを浮かべる。――セレブ一家の豪邸に、家庭教師として潜り込み“寄生(パラサイト)”を試みた貧しいキム一家が、そこで想像を絶する悲喜劇に巻き込まれてしまう本作。監督も大学時代、家庭教師の経験があるそうですね。ポン・ジュノ監督:そうです。映画同様、ある知り合いの紹介でした。その知り合いとは、今の私の奥さんなんですが(笑)。紹介された家庭が偶然、とても裕福だったんです。豪邸の2階にサウナがあったことを覚えています。幸い、2か月で解雇されましたが(笑)、他人の私生活を覗き見る奇妙な感覚…。それが映画のアイデアの源泉になっています。――貧富の格差が生み出す社会、そして人々の分断が重要なテーマになっています。ポン・ジュノ監督:その上で貧しいキム一家が暮らす半地下の家、彼らが足を踏み入れるIT企業社長の大豪邸という2つの“宇宙”を生み出しました。実際、映画のおよそ9割はどちらかの家で物語が展開していますから。ただ、私は経済学者や社会学者のように、世界の二極化を強く訴えたり、分析する意図はありませんでした。――それ以前に、学生時代の経験がベースになっていると。ポン・ジュノ監督:ただただ、オリジナリティあふれる面白い映画を撮りたいという一心だったので。映画のアイデアは、とても些細であり、日常にあふれていると思います。ですから、それらを的確にキャッチするため、日頃からアンテナは鋭敏に張っているつもりです。あえて『パラサイト 半地下の家族』の特徴を挙げるとすれば、善悪の境界がとてもあいまいだという点です。だからこそ、ご覧になる皆さんは展開が予測できないと思うし、おぞましい悲喜劇が起こったとしても、そこに“悪魔”は存在しないのです。進化の先を想像すると、誇らしくもあり、怖い気さえします韓国映画界のトップに君臨し続けるソン・ガンホ。ポン・ジュノ監督と4度目のタッグを組んだ『パラサイト 半地下の家族』では、貧しい4人家族の大黒柱キム・ギテクを演じている。「監督から映画の構想を聞き、私はてっきり富豪の役を演じるんだと思ったんです。年齢を重ねて、それなりに品位も身に着けたつもりだったので(笑)。ところが、監督は私を半地下に連れて行った」と笑いを誘う名優が取材中、絶えず口にしたのは、ポン・ジュノ監督への敬意と誇りだった。――ずばり『パラサイト 半地下の家族』が国際的な支持を集めている理由は何だと思いますか?ソン・ガンホ:この物語が韓国に限らず、欧米諸国や日本も含めた、地球上すべての人々にあてはまるからだと思います。何より、ポン・ジュノ監督らしい、鋭くも温かな視点で描かれている。そこが支持される理由ではないでしょうか。――ポン・ジュノ監督とは『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』『スノーピアサー』でタッグを組んでいます。『殺人の追憶』は2003年の作品ですから、15年以上の歳月が経っています。ソン・ガンホ:私は長編デビュー作『ほえる犬は噛まない』から、ポン・ジュノ監督に注目してきました。ですから“ファン歴”20年なんです。その間、期待をこめて監督の動向を見守り続けましたが、『パラサイト 半地下の家族』はポン・ジュノという映画作家の進化を示した1つの到達点といって間違いないでしょう。常に新作が心待ちですが、いまは進化の先を想像すると、誇らしくもあり、怖い気さえします。それほど、私たちをドキドキさせてくれる存在なんです。――逆にポン・ジュノ監督の「ここは変わらない」という部分はありますか?ソン・ガンホ:俳優のクリエイティブを最大限に信頼してくれる点ですね。撮影を前に、何か相談や打ち合わせ、リハーサルを重ねることはほぼありません。だからこそ、私たちも役柄を自分なりに解釈し、表現できる。それが豊かなイマジネーションの源泉になっているのではないでしょうか。今回演じたキム・ギテクに関しては、タコのような軟体動物を意識しました(笑)。一見、みすぼらしい彼ですが、隠し持った吸盤で社会に食らいついているのです。今という時代を、いかに生きるべきと問いかけている豪邸という閉鎖空間で、相反する2つの家族が繰り広げる駆け引きがスリリングに、ときに毒気あふれる笑いも振りまきながら展開する『パラサイト 半地下の家族』。サスペンス、コメディ、社会派ドラマ、果てはホラー(?)と表情を変えながら、映画は誰も予測できないクライマックスへとたどり着く。阿鼻叫喚という言葉がふさわしい結末について、もちろん詳細は記さないが、2人の証言から「シナリオとは違う結末になった」ことが明らかに!――あのクライマックスには、言葉を失いました。ポン・ジュノ監督:ある登場人物の行動について、シナリオでは意図をあいまいにしたままでした。「意志を持ってあえてそうしたのか、それとも偶発的な出来事なのか」その中間を漂っていたんです。ただ、シナリオに基づき、絵コンテを描き進めるうち(※ポン・ジュノ監督は自ら絵コンテも描く)、より瞬間的な感情の高ぶりを重んじようと決断しました。ソン・ガンホ:事前にシナリオは読んでいましたが、監督から相談を受けて、私もぜひそうしようと同意しました。これぞ、正解だと。なぜなら、私たちが生きる現実世界は、映画のクライマックスをも上回るほど、残酷で冷酷だからです。ポン・ジュノ監督:先輩であるソン・ガンホさんに背中を押されたこともあり、非常に複雑なシーンでありながら、撮影そのものはとてもスムーズで、驚くほどとんとん拍子でした。議論を巻き起こすかもしれないと躊躇もありましたが、「あっ、これを演じるのはソン・ガンホさんなんだ」と気づいた瞬間、観客の皆さんを納得させられると確信し、安心できた。ソン・ガンホさんとは、そんな存在なのです。ソン・ガンホ:私は『パラサイト 半地下の家族』での“水”の表現を大変気に入っています。人々が抱える悲しみや哀れみが、水を通して描かれているんです。そしてこの映画は決して格差や分断、それらの対立を描くだけの映画ではありません。私たちが今という時代を、いかに生きるべきと問いかけているのです。(text:Ryo Uchida/photo:You Ishii)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2020年01月07日米国時間5日夜、第77回ゴールデングローブ賞授賞式が行われ、コメディ・ミュージカル部門の作品賞にクエンティン・タランティーノ監督(56)の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が選ばれた。また、同作でブラッド・ピット(56)が助演男優賞を獲得。受賞スピーチでは、初共演を果たしたレオナルド・ディカプリオ(45)に謝意を述べる一幕があった。「最高のパートナー、レオナルド・ディカプリオに感謝しないといけないな。『レヴェナント: 蘇えりし者』の頃から、毎年彼の共演者が賞を獲って彼に深く感謝するのを見てきた。理由はわかる。彼は大スターで、紳士だ。お前がいなかったら俺もここにいなかったよ。ありがとう」会場は万雷の拍手を送り、中継カメラも照れるディカプリオの表情をしっかりと捉え、ここでスピーチは終わりかと誰もが思った瞬間、ピットは言葉を続けた。「あと、俺ならあのイカダを分け合ってたけどね」『タイタニック』(1997)の終盤、ローズは一人ドアの切れ端の上に乗ることで生き延び、ジャック一人が凍死したが、このドアに二人とも乗れたのではないかという説がある。ピットは晴れの舞台でこれを持ち出し、笑いを誘ったのだ。会場は一瞬呆気にとられたように静まりかえったが、意味がわかるや爆笑の渦に包まれた。
2020年01月06日第77回ゴールデン・グローブ賞に出席したセレブのドレスをチェック!最もゴージャスな装いとして注目を浴びたのは、映画・ドラマ部門で主演女優賞にノミネートされていたシンシア・エリヴォ。自ら3億円以上(300万ドル)であると語った「ブルガリ(BVLGARI)」の巨大なサファイア&ダイアモンドのネックレスと、「トム・ブラウン(THOM BROWNE)」が800時間かけて制作したビーズのドレスで見事な輝きを放っていた。歌曲賞でノミネートされていたテイラー・スウィフトは、春を感じさせる「エトロ(ETRO)」のブルー×イエローの花柄ドレスでレッドカーペットに登場。高身長に大きな柄の花模様が映えていた。ジェニファー・アニストンは「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」のブラックのドレスに「カルティエ(Cartier)」のネックレスを着用。シンプルかつ上品な雰囲気を醸し出した。スカーレット・ヨハンソンもシンプルなデザインの「ヴェラ・ウォン(VERA WANG)」のドレス、ミニマムなメイクとヘアスタイルで自身の美しさを引き立てた。キルスティン・ダンストは肌の色味にマッチした「ロダルテ(RODARTE)」のディテールに凝った美しいドレスで魅了。メディア及びネットユーザーの好みがはっきりと分かれたのは、ジェニファー・ロペスの「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のドレス。胸元の金色の大きなリボンがアクセントになっているドレスだが、「自分自身をギフトラッピングしたのか?」「クリスマスツリーから飛び出してきたみたい」という辛辣なコメントも。露出度が高かったのは、「アルチュザラ(ALTUZARRA)」のジャケットとスリットの深いサテンのスカートを合わせたケリー・ワシントン。ジャケットの下は何も身につけていない大胆な露出ぶりだった。(Hiromi Kaku)
2020年01月06日5日(現地時間)、第77回ゴールデン・グローブ賞授賞式が「ザ・ビバリー・ヒルトン」で行われた。コメディアンのリッキー・ジャーヴェイスが司会、ピアース・ブロスナンの息子のディラン&パリス兄弟がアンバサダーを務めた。ノミネーションが発表された時点では、映画の部に関してはノア・バームバック監督の『マリッジ・ストーリー』、マーティン・スコセッシ監督の『アイリッシュマン』のNetflix作品が強さを見せつけていたが、受賞となったのはローラ・ダーン(『マリッジ・ストーリー』)の助演女優賞のみ。『アイリッシュマン』は無冠という意外な結果となった。【第77回ゴールデン・グローブ賞受賞リスト】映画の部ドラマ部門■作品賞『1917 命をかけた伝令』■主演女優賞レネー・ゼルウィガー『ジュディ 虹の彼方に』■主演男優賞ホアキン・フェニックス『ジョーカー』ミュージカル/コメディ部門■作品賞『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』■主演女優賞オークワフィナ『フェアウェル』■主演男優賞タロン・エジャトン『ロケットマン』※以下、部門共通■助演女優賞ローラ・ダーン『マリッジ・ストーリー』■助演男優賞ブラッド・ピット『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』■監督賞サム・メンデス『1917 命をかけた伝令』■脚本賞『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』クエンティン・タランティーノ■歌曲賞「I’m Gonna Love Me Again」(『ロケットマン』)■作曲賞『ジョーカー』■アニメーション映画賞『Missing Link』(原題)■外国語映画賞『パラサイト 半地下の家族』ポン・ジュノ監督テレビの部ドラマ部門■作品賞「サクセッション」■主演女優賞オリヴィア・コールマン「ザ・クラウン」■主演男優賞ブライアン・コックス「サクセッション」ミュージカル/コメディ部門■作品賞「Fleabag フリーバッグ」■主演女優賞フィービー・ウォーラー=ブリッジ「Fleabag フリーバッグ」■主演男優賞ラミー・ユセフ「Ramy」(原題)リミテッドシリーズ/テレビ映画部門■作品賞「チェルノブイリ」■主演女優賞ミシェル・ウィリアムズ「Fosse/Verdon」(原題)■主演男優賞ラッセル・クロウ「The Loudest Voice」(原題)※以下、部門共通■助演女優賞パトリシア・アークエット「The Act」(原題)■助演男優賞ステラン・スカルスガルド「チェルノブイリ」上記のほか、トム・ハンクスが映画界の功労を称えるセシル・B・デミル賞、エレン・デジェネレスがテレビ界の功労賞にあたるキャロル・バーネット賞を受賞した。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年8月30日より全国にて公開予定ロケットマン 2019年8月23日より全国にて公開©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”フェアウェル 2020年春より全国にて公開© 2019 BIG BEACH, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.【Netflix映画】アイリッシュマン 2019年11月27日よりNetflixにて全世界同時配信開始パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED1917 命をかけた伝令 2020年2月14日より全国にて公開©2019 Universal Pictures and Storyteller Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.ジュディ 虹の彼方に 2020年3月6日より全国にて公開© Pathé Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019
2020年01月06日令和初のお正月となる2020年。映画界では、年明け1月6日(月)に第77回ゴールデングローブ賞(※以下GG賞)・結果発表、1月13日(月)深夜に第92回アカデミー賞・ノミネート作品発表、そして1月15日(水)に日本アカデミー賞・優秀賞&新人俳優賞発表と、ワクワクするアワードがめじろ押し。これらの発表と並走し、見ごたえアリの秀作が相次ぎ公開予定となっている。そこで今回は新春を華やかに彩る話題作の中から、洋画/邦画に関係なく「注目の人間ドラマ」を5本ピックアップ。2020年の“映画初め”は、人間ドラマでいこう。(※アワード日程、全て日本時間)スピード&体制に挑んだ男たちの挑戦の実話『フォードvsフェラーリ』マット・デイモンとクリスチャン・ベールがW主演する伝記ドラマ『フォードvsフェラーリ』(1月10日公開)。モータースポーツ界の覇者、フェラーリに挑んだ男たちの挑戦を実話ベースで描いている。企業買収の交渉決裂によって確執を生んだフォードとフェラーリは、後に伝説となった1966年のル・マン24時間耐久レースで激しいバトルを展開する。フォード側で指揮をとるのはスポーツカー製造会社「シェルビー・アメリカン」を率いるキャロル・シェルビー(デイモン)。かつてアストン・マーティンに乗り、アメリカ人として初めてル・マンを制して脚光を浴びたものの、持病の心臓疾患によって引退を余儀なくされた元レーサーだ。そしてハンドルを握るのは、口は悪いが腕はピカ一のイギリス人レーサー、ケン・マイルズ(ベール)。経営する自動車修理工場が資金不足で差し押さえられ、愛する家族のために無謀とも言える挑戦のフロントラインに立ち、最速を目指す――。“スピードの限界”と同時に“フォードの大企業体質”という2つの壁に立ち向かうことになったシェルビーとマイルズ。レースへの情熱を軸に強い信頼関係で結ばれた、2人の胸アツの友情は必見!加えて、当時を再現したル・マン会場を舞台に、時速200マイル(約320km)で疾駆するレーシングカーの臨場感あふれるダイナミックな映像も堪能して欲しい。本作でベールはGG賞(主演男優賞)にノミネートされている。その結果にも乞うご期待!高台の豪邸は、最高の就職先…?『パラサイト 半地下の家族』第72回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞し、GG賞(外国語映画賞&脚本賞)2部門ノミネート、アカデミー賞(国際長編映画賞)候補10作入りが発表されている本作。韓国の名優ソン・ガンホが出演する『パラサイト 半地下の家族』(1月10日)は、サスペンス、アクション、ユーモア…全ての感情を揺さぶる超一級のエンターテインメントだ。過去に度々事業で失敗している父ギテク(ガンホ)、元アスリートの母チュンスク、浪人生の長男ギウ、美大志望の長女ギジョンのキム一家は全員失業中だ。ある日、仕事が見つからないとボヤいていたギウは、エリート大学に通う友人から “ご令嬢の家庭教師”のピンチヒッターを頼まれる。もともとキム一家が暮らしていたのは携帯の電波もトイレの水圧も弱い “半地下住宅”。今回の就職先であるIT企業の経営者パク・ドンイクの自宅は高台の大豪邸で、受験経験だけは豊富なギウはパク家の妻&娘の信頼を獲得していく。貧しいキム一家と裕福なパク一家。本来なら交わることのない彼らの人生が交差した時、生じるのは亀裂か共生への兆しか? 『殺人の追憶』で世界を震撼させた若き才能ポン・ジュノ監督が、ウィットに富んだ語り口で “二極化”と“不平等”を活写した本作。激しくもつれあう悲喜劇がもたらす衝撃にご注意あれ!岩井ワールド全開の初恋と成長の物語『ラストレター』『ラストレター』(1月17日公開)は、『Love Letter』『スワロウテイル』の岩井俊二監督が、松たか子、広瀬すず、庵野秀明、森七菜、神木隆之介、福山雅治ら超豪華キャストの共演でつむぐ珠玉のラブストーリーだ。亡くなった姉の訃報を知らせるために出かけた同窓会で、姉と勘違いされてしまう妹・裕里(松たか子)。そこでかつての初恋の相手・鏡史郎(福山雅治)と再会した裕里は、姉のふりをして鏡史郎と文通を始める。やがて鏡史郎の手紙は亡き姉の娘・鮎美(広瀬すず)の手に渡り、行き交う手紙を媒介に青春時代の淡い恋の思い出が鮮やかに甦ってくるのだが、その回想シーンの姉妹役を現代パートの姉妹それぞれの娘役である広瀬すずと森七菜が演じることで、ある種の非現実感が生まれ、作品にファンタジックな趣を与えている。「手紙」「初恋」「成長」をテーマとする本作は、同じく「手紙」がキーアイテムとなる中山美穂が2役にふんした1995年公開の名作『Love Letter』をほうふつとさせる。その作品で主要人物を演じた中山さん、豊川悦司も今回意外な役柄で登場。強烈なインパクトを放っているのでこちらもお楽しみに!ワイティティ監督が空想のヒトラーに『ジョジョ・ラビット』第二次世界大戦下のドイツを舞台に、10歳の少年ジョジョの奮闘をコミカルに描く社会派ドラマ『ジョジョ・ラビット』(1月17日公開)。GG賞(作品賞&主演男優賞)2部門にノミネート、近年、アカデミー賞に最も近いと言われているトロント国際映画祭(観客賞)を受賞した注目作だ。空想上の友人“アドルフ”に励まされながら、立派な兵士になることを夢見るジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)。しかし素顔は命令されてもウサギを殺すことができない心優しき少年だ。本作は第二次世界大戦下においてナチス政権が青少年集団「ヒトラーユーゲント」で子どもを教化し、戦場へと送り込んだ史実を、戦争の悲惨さと共にジョジョの視点からシニカルな笑いで描いている。そんなジョジョが、自宅の屋根裏に潜んでいたユダヤ人少女と出会い、ほのかな恋心とともに成長していく姿は爽やかな感動を呼ぶだろう。メガホンをとったのは『マイティ・ソーバトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ。監督のみならず、ジョジョのイマジナリーフレンドであるヒトラーをコミカルかつ過激に演じているのでご注目あれ!田中圭がおしゃれな花屋さんに!『mellow』そして最後は田中圭主演、『愛がなんだ』の今泉力哉監督による恋愛群像エンターテインメント『mellow』(1月17日公開)。街で一番おしゃれな花屋と昔ながらのラーメン店を舞台に、少しだけ不器用な人々の様々な片想いが今泉監督のオリジナルストーリーで描かれる。お客様の“相手を想う心”も込めて花束を作る花屋「mellow」の夏目誠一(田中さん)。その店の常連客は近所に住む中学生や人妻などで、夏目の周辺で繰り広げられる、まっすぐでちょっとヘンテコな恋模様にホッコリとさせられる。田中さんは、独身・彼女ナシ「花が恋人」の夏目を好演。その陽だまりのような穏やかなほほ笑みには、登場人物ならずともキュンキュンさせられる。そして夏目が毎日のように通うラーメン屋の先代&二代目店主・木帆(岡崎紗絵)との思いやりにあふれる関係は観る者の胸に温かい燈を灯すことだろう。タイトルになった“mellow”とは、芳醇な果物や円熟した人柄など、物事がまろやかになっている状態のこと。その言葉通り、愛と優しさに満ちた味わい深い本作が物語る、夏目の想いを見届けよう。今回紹介した作品は、熱き友情、社会風刺、恋愛などテイストは異なれど、それぞれのフィールドでひたむきに生きる人々を活写した作品ばかり。そんな登場人物たちの一生懸命な姿を観れば、2020年を充実した年にするヒントが見つかるかもしれません。《text:足立美由紀》(text:Miyuki Adachi)■関連作品:ラストレター 2020年1月17日より全国東宝系にて公開ⓒ2020「ラストレター」製作委員会フォードvsフェラーリ 2020年1月10日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporationパラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVEDジョジョ・ラビット 2020年1月17日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox&TSG Entertainmentmellow 2020年1月17日より新宿バルト9、イオンシネマ シアタス調布ほか全国にて公開©2020「mellow」製作委員会
2020年01月03日2020年1月6日(現地時間1月5日)に発表される第77回ゴールデン・グローブ賞にて監督賞、脚本賞、外国語映画賞の3部門にノミネートされている『パラサイト 半地下の家族』。いま、世界中を熱狂させている本作について、黒澤明監督が三船敏郎を主演にした名作『天国と地獄』にインスパイアされているとポン・ジュノ監督が明かした。黒澤明をリスペクトするポン・ジュノ監督かねてから、オールタイムベストを問われる度に『天国と地獄』(’63)や『乱』(’85)を挙げ、黒澤監督へのリスペクトを表してきたポン・ジュノ監督。自身も“韓国の黒澤明”と呼ばれ、黒澤作品のリメイクの話を持ちかけられたこともあるのだとか。先日アメリカで取材を受けた際に、「もしあなたが映画学校の先生になったとして、まず五本の映画を生徒に観せるとしたら何を選ぶ?」との質問に対し、キム・ギヨン『下女』(’60)、アルフレッド・ヒッチコック『フレンジー』(’72)、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー『恐怖の報酬』(’53)、ジョン・フォード『わが谷は緑なりき』(’41)と共に、黒澤監督の『天国と地獄』を挙げ、自身にとっても大きな影響を与えた作品だと語っている。『パラサイト』の半地下と高台の家は『天国と地獄』にインスパイアされていた『パラサイト 半地下の家族』には貧しい家族キム家と裕福な家族パク家が登場する。キム家は半地下に暮らし、パク家は高台の豪邸に住む――その着想源を問われ、「黒澤明『天国と地獄』にインスパイアされています」とポン監督は明かす。「(『天国と地獄』の)構造はよりシンプルで力強い。丘の上に金持ちがいて、底辺には犯罪者がいる、といった構造。基本的には『パラサイト』も同じですが、『パラサイト』の方がより多層的ではあります。物語は裕福な者と貧しい者についてなので、それを明確に意識して、音響や照明をデザインしていきました」とポン監督。「貧しければ貧しいほど陽を浴びることができない。それは現実でも同じです。例えば『スノーピアサー』では、最後尾の車両には窓がなく、(本作の)半地下の家では日中浴びることのできる日の光が限られています。おそらく日照時間は15分から30分ぐらいでしょうか。そういった描写から、『パラサイト 半地下の家族』は始まるのです」と語り、『天国と地獄』の構造から物語を作り上げていったことに触れている。『パラサイト 半地下の家族』は2020年1月10日(金)より全国にて公開。12月27日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 梅田にて先行公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラサイト 半地下の家族 2020年1月10日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 CJ ENM CORPORATION, BARUNSON E&A ALL RIGHTS RESERVED
2019年12月31日先日、第77回ゴールデン・グローブ賞にてミュージカル/コメディ部門作品賞など3つのノミネートの快挙となったミステリー『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』。この度、同主演女優賞にノミネートされた注目のイットガール、アナ・デ・アルマスが演じる“看護師”の場面写真を入手した。N.Y.の豪邸で世界的ミステリー作家ハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)の85歳の誕生日パーティーが開かれた翌朝、遺体で発見される。殺人事件と見た名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は、屋敷にいた全員が第一容疑者として捜査を開始するのだが…。今回解禁されたのは、アナが演じる、資産家ハーランの専属看護師マルタの場面写真。マルタは数年前から彼の専属看護師となり、親密な友情をはぐくんできた。今回解禁された場面写真でも、彼の書斎で親しげに談笑する姿から「最も近い存在」であることが分かる。謎の死を遂げたハーランの、その真相に最も近い女性として、事件のカギを握る存在なのだ。当然、そのパーティーの夜に屋敷にいた彼女も、家族と同じく第一容疑者とされてしまう。場面写真ではひとり屋敷の外に立つ姿や、名探偵ブランに疑われているような1枚も見られるが、彼女は事件にどのように関わっているのか?マルタを演じたアナといえば、SF大作『ブレードランナー 2049』(2017)でブレイクし、最新作には同じくGG賞初ノミネートのダニエル・クレイグと2度目の共演となる『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2020)、マリリン・モンローを演じるNetFlixオリジナル映画『Blonde』(原題)も控える、世界が最も注目する女優のひとり。資産家に最も近い存在のマルタは、彼が謎の死を遂げた夜、いったい、どこで何をしていたのか?事件のカギを握る彼女は要チェックだ。『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』は2020年1月31日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 2020年1月31日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開Motion Picture Artwork © 2019 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2019年12月29日ジェニファー・ロペスがゴールデングローブ賞助演女優賞ノミネートなど、続々と賞レースにノミネートしている『ハスラーズ』。この度、本作からキービジュアルと本予告映像が公開された。リーマンショックで打撃を受け、差し迫った事情でお金が必要だったストリッパーたちが、裕福な男たちから大金を騙し取りまくった実際の事件をまとめた取材記事を基に映画化した本作。到着したタイトルがネオンのように光るキービジュアルでは、W主演のジェニファー・ロペスとコンスタンス・ウーや、本作でスクリーンデビューとなった大人気女性ラッパーのカーディ・Bとリゾらの姿が。そして併せて公開された映像では、お金が舞う“最高の年”の様子からスタート。しかし、リーマンショックが起こり、「奴らから金を奪い返そう」と、男たちを泥酔させる様子が確認できる。世界中の観客に本作が支持された理由に挙げられる“シスターフッド=女同士の絆の深さ”や、きらびやかなショービジネスの裏で葛藤する女性の強さなどが映し出されている。『ハスラーズ』は2020年2月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年12月20日第77回ゴールデン・グローブ賞で外国語映画賞にノミネートされ、先日、第92回アカデミー賞国際長編映画賞のフランス代表作品としてショートリスト入りを果たした『レ・ミゼラブル』。この度、圧倒的な緊張感と共に悲劇と怒りの連鎖が描かれていく日本版予告編が解禁された。先月公開された本国フランスでは、公開からわずか17日で観客動員数100万人を突破し、大きな関心を集めている本作。第92回アカデミー賞国際長編映画賞(旧名称:外国語映画賞)のショートリスト(ノミネート前の最終候補リスト)入りを果たし、来月のノミネーションへの期待も高まっている。予告編映像では、犯罪多発地区となっているパリ郊外のモンフェルメイユ警察署の犯罪防止班に、地方出身のステファン(ダミアン・ボナール)が配属される。彼はこの街が「レ・ミゼラブル」の舞台であることを知り、同僚の行き過ぎた捜査を制止するなど自制心を持っているのに対し、コンビを組むことになったのは、未成年に度々粗暴な言動をとる気性の荒いクリス(アレクシス・マネンティ)、「尊敬されているのは俺たちだけだ」と警官である自分の“力”を信じて疑わないグワダ(ジェブリル・ゾンガ)。やがて、ひとりの少年が街に滞在するサーカス団のライオンの子どもを盗むという“些細ないたずら”が発端となり、それまで均衡を保っていた街のグループ同士が対立、次第にステファンたちが窮地に追い込まれていく。“何か”を撮影していたドローンの存在、少年を追って街じゅうを激走するステファンたち、3人を待ち受ける少年たちの反撃が徐々に過激化していく様子、「怒ることでしか表現する方法がない」という警官に向けられるショッキングなセリフなど、この街の“ミゼラブル(悲惨)”な現実が、圧倒的な緊迫感と躍動感をもって捉えられている。併せて解禁となったビジュアルでは、凱旋門の前に集った大勢の市民がサッカーワールドカップでのフランス代表の優勝に歓喜する、映画のオープニングにして群衆のパワーを感じさせる印象的なシーンを切り取ったものとなっている。『レ・ミゼラブル』は2020年2月28日(金)より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年12月19日