ジル・サンダー(JIL SANDER)は、2019年リゾートコレクションより表参道店限定ユニセックスTシャツを発売。限定Tシャツは、2018年春夏プレシーズンに登場し人気を博したナイロンロゴTシリーズのデザイン。春夏らしい爽やかなシースルー素材で仕立てた、クリーンな雰囲気にミニマルなブランドロゴが映える。カラーは、2019年リゾートコレクションのバッグとリンクしたブルー、ピンク、グリーンの3色を展開。いずれも清涼感に溢れた上品な仕上がりとなっている。【詳細】ジル・サンダー 表参道店限定Tシャツ※発売中取扱場所:ジルサンダー ブティック 表参道店住所:東京都渋谷区神宮前5-7-4 穏田今泉ビル1階価格:35,000円+税カラー:ブルー、ピンク、グリーンサイズ:S~XL【問い合わせ先】オンワードグローバルファッションTEL:0120-919-256
2018年10月27日ジル・サンダー(JIL SANDER)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、ミラノ・ファッションウィーク初日の2018年9月19日(水)に発表された。夏のように陽気な気候のミラノで新作ランウェイショー9月下旬に差し掛かったとは思えないほど、陽気な気候のイタリア・ミラノ。ジル・サンダーのランウェイショー当日は、少し歩くと汗ばむほど温暖で、まばゆい陽射しが降り注いでいた。ショー会場は、この朗らかな天候を予測していたかのような特別な空間。イタリアの伝統的な菓子パン・パネットーネの工場だという建物は、天井が抜かれ、上から明るい陽射しが差し込んでいる。ランウェイの至るところには植物が飾られ、開放的な雰囲気が広がっていた。会場を包み込むムードとリンクするように、ジル・サンダーの新作はのびのびとした印象。風にのって流れるように動き回るロングドレス、ふわりと広がったミニ丈のワンピース、ボクシーシルエットのシャツなど、シルエットの緩急が激しく、各々がそのテキスタイルの長所を楽しむようにデザインされた個性的なピースが揃っている。女性の服はいまどうあるべきか?今季の一つのテーマとなったのは、女性服の根本的な見直しだ。現代女性に必要なものは何か、立ち止まって考えなおすことで生まれたのは、相反するものの融合。フレアなミニスカートとワークシャツのコンビ、スキューバ着想のスポーティーなファブリックで仕立てたセットアップ。一見交わることのないものたちが、そのアンバランスさを楽しむようにミックスされている。こだわりのテキスタイルはどれも個性的ファブリックは、ルーシー&ルーク・メイヤーの勤勉さが垣間見える、厳選素材を使用。過去には、新作を作るため約200通りの生地を作って試すほど、テキスタイルにこだわりを持つ彼らは、今回イタリアと日本の工場でテキスタイルを作り出した。ボックスシルエットを容易に描き出すハリ感のある素材や、ボディにそっと寄り添うニット地、製品が出来上がった後に染めるガーメントダイを繰り返したオーガンザなどを用意している。キーワードはデフォルメ一方で、彼らのポップなアイデアは、各ピースのディテールに反映。特に、ルーシーがお気に入りだという拡大された袖口が印象的、シャツやワンピースなど繰り返し登場している。また、前と後ろを逆転させたアンバランスなデザインも起用。前から見るとプレーンなデザインなのに、後ろをみるとボタンが並んでいたり、大きくVの字にカッティングされていたり、肩甲骨手前くらいまでジップが配されていたり…と、バッグスタイルに意外性を持たせたデザインも多く取り入れられていた。女性のドローイングモチーフをアイコンに今シーズンのアイコンとなるのは、女性を描いたドローイングのモチーフ。「女性服の見直し」を一つの起点とした今季らしいアイコンは、女性のヌードをあらゆる角度から捉えたものだという。彼らの遊び心によって、ビックサイズのニットにパッチのように張られたり、前身頃に大きくあしらわれたり、シャツの上に刺繍で装飾されていたりと、様々な形で表現されていた。“厚底下駄”でオリジナルコーデしかし、最もパンチが効いていたのは“厚底下駄”の登場だ。日本からインスピレーションを受けて、太い鼻緒に分厚いソールを組み合わせた下駄は、プラットフォームサンダル風に変身している。オープントゥのレッグカバーとミックスされ、新しいフットウェアのコーディネートを提案していた。
2018年09月23日ジル・サンダー(JIL SANDER)が、映画監督ヴィム・ヴェンダースとコラボレーションした、2018年秋冬コレクションのシーズンムービー「TimePassing」を発表。ルーシー&ルーク・メイヤー夫妻による初めてのジル・サンダー秋冬。そのシーズンムービーを手掛けるのは、2018年春夏コレクションのキャンペーンビジュアルに引き続き、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』や『アランフエスの麗しき日々』などを世に送り出してきた巨匠ヴィム・ヴェンダースだ。また今回は、彼の妻であるドナータ・ヴェンダースも制作に関わっている。3分間のショートフィルムとして完成したシーズンムービー「TimePassing」では、キャストたちが時間を行ったり来たり"タイムループ"するシナリオが展開される。2018年秋冬コレクションのキールックを纏った登場人物たちは、どこか非現実的なロケーションの中で、朝食を作ったり、身支度をしたり...とそれぞれの日常を過ごしている。同じ日常を繰り返しているだけのように見える人物たちだが、身に纏うピースは、彼らの感情を反映するかのように次々と変化していく。やがて、いままで交じり合うことの無かった2人が出会い...そこに何が生まれるのか?鑑賞者の想像力を掻き立て、物語に引き込む、印象的な仕上がりとなっている。なお、このシーズンムービーは、2018年9月10日(月)から9月17日(月)まで、東京・表参道駅構内で放映される。【問い合わせ先】オンワードグローバルファッションTEL:0120-919-256
2018年09月08日ジル・サンダー(JIL SANDER)の2018年秋冬コレクションから、ジルサンダー ブティック 表参道店限定デザインのユニセックスバッグ「タングル スモール(TANGLE SM)」が登場。2018年9月8日(土)より販売される。9月8日(土)にジル・サンダーの新店舗としてオープンするジルサンダー ブティック 表参道店。オープンを祝して、ルーシー&ルーク・メイヤー夫妻が初めて手掛けた2018年リゾートコレクションにて誕生した「タングル(TANGLE)」シリーズに、オリジナルデザインを加えた限定バッグを発売する。限定バッグは、ショルダーの結び目が印象的な「タングル スモール」に、オリジナルデザインとして「JIL SANDER」のロゴを大きくプリント。小さなサイズながらも存在感溢れる仕上がりだ。カラーは、ホワイトのカーフレザーにブラックのロゴを施した1色のみで展開される。なお、ジルサンダー ブティック 表参道店では、「タングル」シリーズのその他のバッグも多数展開。また、9月10日(月)から9月17日(月)まで、表参道駅構内では『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス』や『アランフエスの麗しき日々』などを手掛ける映画監督ヴィム・ヴェンダースとコラボレーションした、ジル・サンダー2018年秋冬コレクションキャンペーンムービーが放映される。【アイテム詳細】ジルサンダー ブティック 表参道店限定「タングル スモール(TANGLE SM)」84,000円+税発売日:2018年9月8日(土)サイズ:W14cm H19cm D5cm【店舗詳細】ジルサンダー ブティック 表参道店オープン日:2018年9月8日(土)住所:東京都渋谷区神宮前5-7-4 隠田今泉ビル1階取り扱い:ジル・サンダー メンズ/ウィメンズ【問い合わせ先】オンワードグローバルファッションTEL:0120-919-256
2018年09月07日ジル・サンダー(JIL SANDER)から、大阪・阪急うめだ本店限定「シースルー ショッパー」が登場。2018年8月22日(水)から28日(火)まで、阪急うめだ本店 3階 コトコトステージ31にオープンする限定ストアで販売される。展開されるのは、PVC素材に幻想的なアーカイブフラワープリントをのせた「シースルー ショッパー」。ブラックのハンドルや縁取り、ブランドロゴが、全体の印象を引き締めている。阪急うめだ本店の限定ストアではその他にも、“HUMAN FUTURE”をテーマに、デザイン性と機能性を持ち合わせたジル・サンダー2018年プレフォールコレクションのアイテムが並べられる。【アイテム詳細】ジル・サンダー阪急うめだ本店限定「シースルー ショッパー」88,000円+税素材:PVCサイズ:W42cm H30cm D23cm【限定ストア詳細】期間:2018年8月22日(水)~28日(火)場所:阪急うめだ本店 3階 コトコトステージ31住所:大阪府大阪市北区角田町8−7
2018年08月20日ジル・サンダー(JIL SANDER)の2018-19年秋冬コレクションが、イタリア・ミラノで2018年2月24日(土)に発表された。ルーシー&ルーク・メイヤーの2度目となるランウェイショーは、人類の未来を示す「ヒューマン ヒューチャー」がテーマだ。彼らが示す未来は、ほっこりと安心感に溢れている世界のようだ。ルレックスのニットオールインワンや、アームカバーのついたジャケットなど神秘性をははらんだウェアを揃えフューチャリスティックな部分を魅せつつも、身体を保護してくれる暖かみをもたらすアクセサリーたちが主役となっている。ロングな丈感がポイントのコートやジャケット。その小脇には、ふわふわとソフトな質感の中綿入り枕風のアクセサリーを抱えている。また、クロスボディバッグのように取り付けられた幅広のアクセサリーは、ブランケットのようにボディを包み込んでいる。ファブリックは、コレクション発表に向け約200通り試した中からこだわりのものを厳選。長いものをコンパクトに凝縮する、この作業がルーシー&ルークの心を掴んだようで、たっぷりと取った生地をぐっと圧縮させたニット地をワンピースなどに変換させ、ストレッチ性の高いドレスを提案している。また、シルクを編みこんで麻のような質感に仕上げたストライプ模様のファブリック。さらに糸を色付けしてチェック模様を作り、さらにその上からプリントを施して和風の格子柄をあしらったテキスタイル、アーカイブのキャンペーンビジュアルから着想したジャカードなど、こだわりの素材が縦長なフォルムの中に落とし込まれている。
2018年02月28日ジル・サンダー(JIL SANDER)2018年リゾートコレクションの新作シャツが、2017年12月より順次発売される。テーラードやシャツを得意とするジル・サンダー。2018年リゾートシーズンよりルーシーとルーク・メイヤー夫妻をクリエイティブ・ディレクターに迎え、シャツラインがよりバリエーション豊かに進化。シルエットを遊んだり、アクセサリーとのコーディネートを考えたり…ファッションが楽しくなる様々な仕掛けを施した新デザインが提案されている。白シャツ×カラフルスパンコールネックレスフォーマルな印象の強い白シャツを、フォルムで遊んでプレイフルに仕上げた一着。たっぷりと取った身幅はボックス型風のシルエット。さらに太く長く取ったアームを組み合わせて、ポンチョのような形に仕上げた。胸元には、カラフルスパンコールをつなぎ合わせた、取り外し可能なボリュームネックレスを合わせて。ネックレスは別売りでも登場。また新作コレクションからは、ネックレスと一体となったシャツやTシャツタイプも発売される。長く伸びたリボンがポイントのミドル丈シャツウエスト~ヒップを半分覆い隠すようなミドル丈の白シャツ。こちらはサイドに別布をかませて、立体的なデコレーションを施した。サイドから流れるように長くのびたリボンも、同じシャツ地仕立て。ジャケットやコートをレイヤードして、内側からリボンを覗かせれば、複雑なシルエットが完成する。ウエストベルトで遊ぶ白シャツドレス今シーズンのジル・サンダーはシャツだけでなく、シャツドレスも豊富。メンズシャツのようなゆったりとしたシルエットの白シャツドレスは、裾のスリットがポイントだ。一枚でさらりと纏えば、ゆったりとしたシルエットでリラックス風スタイルに。2018年リゾートコレクションから登場する、布地のコルセット風ベルトと合わせれば、シルエットにメリハリが出て“こなれた印象”に仕上がる。【アイテム詳細】ジル・サンダー 2018年リゾートコレクション発売時期:2017年12月より順次発売取扱店舗:全国のジル・サンダーショップ(一部店舗を除く)【問い合わせ先】オンワードグローバルファッションTEL:0120-919-256
2017年12月16日ジル・サンダー(JIL SANDER)とフォトグラファーのマリオ・ソレンティによるコラボレーションTシャツが登場する。今回のコラボレーションは、ジル・サンダーのクリエイティブ・ディレクターであるルーシー・メイヤーとルーク・メイヤーによる「Interpretation Project」の一環。著名なアーティストとタッグを組む、このプロジェクトの第1弾となる今回は、フォトグラファーであるマリオ・ソレンティの作品をユニセックスのアイテムに落とし込んだ。コラボレ―ションアイテムのTシャツには、ユネスコの世界遺産に登録されているスペインのマヨルカ島でマリオ・ソレンティによって撮影された写真をプリント。真っ白なTシャツのボディに大胆に一枚絵で配置される10種類の写真からは、それぞれブランドのメッセージを感じることができる。なお、ラインナップされる10種類のうちの7種類が、2018年1月17日(水)から1月23日(火)の期間、伊勢丹新宿店メンズ館にて開催される期間限定ストアにて先行発売される。一足先に店頭でアイテムが手に入る貴重な機会となる。【詳細】■ジル・サンダー「INTERPRETATION PROJECT 001: MARIO SORRENTI」コラボレーションTシャツ価格:49,000円+税素材:100%コットン■ジル・サンダー 期間限定ストア開催期間:2018年1月17日(水)~1月23日(火)会場:伊勢丹新宿店メンズ館 1階 プロモーションスペース住所:東京都新宿区新宿3丁目14-1※No.1、2、3、7、8、9、10を先行発売。
2017年12月10日ジル・サンダー(JIL SANDER)は、映画監督ヴィム・ヴェンダースを迎え、2018年春夏コレクションのビジュアルを発表。2018年春夏、ルーシーとルーク・メイヤー夫妻を新クリエイティブ・ディレクターに迎え、新しいスタートダッシュをきった新生ジル・サンダー。会場を変え、メンズ・ウィメンズ合同で新作を披露するなど、従来のショー形式と変えた新しい形を模索する彼らが作り出すキャンペーンビジュアルは、コレクション同様に斬新さに満ちている。コレクション発表から数か月が経ち、公開となった2018年春夏コレクションのキャンペーンビジュアル。手掛けたのは、2017年12月に新作映画『アランフエスの麗しき日々』の公開を控える、ドイツ人映画監督ヴィム・ヴェンダースだ。ブランドにとって初めての映画監督とのコラボレーションである。撮影はヴィム・ヴェンダースの母国であるドイツで実施。首都ベルリンで収められたキャンペーンビジュアルには、湖の中から出てくるシュノーケルを付けた男性の姿と、それを遠くから見守る女性の姿を捉えられている。中央には、ジル・サンダーのロゴ、それと同様に大きな存在感を放つのが、右上に添えられた「一時停止」の記号だ。張り詰めた瞬間、その止まった時間と空間に置き去りにされて次に何が起こるのか?見ている人の好奇心を搔き立てる、印象的な仕上がりとなっている。12月には、ムービー全編が公開予定。公式サイトにて紹介される予定だ。
2017年12月01日ジル・サンダー(JIL SANDER)は、新クリエイティブディレクターにルーシー&ルーク・メイヤーを迎えて初となるランウェイショーをイタリア・ミラノで開催。ミラノ・ファッション・ウィーク4日目の2017年9月23日(土)に行われたこのショーは、これまでのショー会場とは異なる、青空の見える解放的な空間であった。彼らのクリエーションに影響を与えるものはシンプル、精神ただ一つであるという。ジル・サンダーの真髄である、感性、人間性、そして精神というキーワードを掲げ、完全と不完全の間の絶妙なバランスを追い求めることが今季の目的だ。デビューショーの幕開けは、白シャツがアイコンだ。ウィメンズは、白いシャツをドレスに仕立て、アシンメトリーなプリーツ、胸元のギャザー、ブラックレザーリボンのアクセントなどで遊ぶ。シャツ単体で登場させるときには、思い切り太くしたり、二枚の布をかませたり、ギャザーを寄せたり…アームで個性を出す。メンズの白シャツは、一見フェミニンにも感じるプリーツのアレンジ。右腕から左腕にかけて覆うように、首下まで細かなプリーツを配した。合わせるのはネイビーのコートまたはジャケット。制服のように登場するこれらの2ピースだが、やはりアウターもスタンダードとは一味違う。特にバックスタイルに表情を出すのが得意なようで、プリーツにしたり、中央でカットオフしたりする。ネイビー&ホワイトが規律正しく並んだ中で、掟を破るように登場するのはブランドコードであるブラックだ。艶のあるテキスタイルを黒色に染めてプリーツスカート、ドレスを作成。裾にはレースを。続くようにして、胸、足、腰、ランダムにフリルをあしらったドレスが現れる。時間の経過と共に崩れていく完全さ。メンズはオーガンザのシャーリングシャツ、フィッシュネットのニット。ウィメンズは自由気まままに動き廻るシースル素材を含んだ、異素材パッチワークドレスを展開する。さらには色の爆弾も投下。ブルーの幾何学的模様ドレスを紹介して、スタンダードカラーでまとめ上げたムードを崩壊する。かと思えば、途端に白一色の世界に。パンツスーツ、シャツ、ドレスの馴染みのアイテムをホワイトで統一して展開。ただし、序盤と異なるのは豊かなアレンジ。ピンストライプを前面にあしらったり、マクラメで部分的にデコレーションしたり、シルエットをビックサイズに変形させてみたり。しかし、今季のジル・サンダーが追い求めているのは完全と不完全の間だ。先に述べたホワイトワールドは一瞬で消え去り、キャメル、ブルー、グリーンが顔を出す。と思えば、テーラードと並んで、ポンチョ型のウィンドブレーカー、ゲージの荒いニットドレスまで。とことんごちゃ混ぜなのに、全て同じ精神に沿って仕立てられているため違和感がなく共存する。
2017年09月27日ジル・サンダー(JIL SANDER)の2017-18年秋冬ウィメンズコレクションが、ミラノ・ファッションウィーク4日目の2017年2月25日(土)に発表された。昨シーズンに引き続き、ジル・サンダーのアイコンとなっているのはビッグショルダーの存在である。しかし、以前とは代わりラインはなだらかに、川のようにボリュームを流し肩の位置を大きく落としたドロップスタイルへと進化。この特徴的なディテールは、マスキュリニティを代表するテーラードジャケットとコートの上から顔を出している。胸上は男性的な印象が強いが、ウエストラインなどはきゅっと絞られ、ダーツ・タックなどの手法を取り入れ、胸下はフェミニンさも宿している。そんなデザインとシンクロするかのように、静かなブラックが、レモンイエロー、ライトブルー、パウダーピンクなどの淡い色彩と出会い溶け合っている。素材は、ダブルフェイスのカシミヤやウールフェルトなど、温かみのあるものを基軸に、ツヤ・光沢感、キルティングによる凹凸感などで遊びを加えた。ドレスラインは、ウエスト下に配した帯のようなリボンや、膝上まで入ったスリットなど、重心を下げた位置にデザイン性を持たせたものが多く揃っている。シューズは頑丈なラバーをつま先に添えて。ブーティとパンプスの狭間のような、愛らしいシルエットで登場だ。シルクスカーフをストラップに見立てたかのようなショルダーバッグも効果的にコーディネートされている。
2017年03月01日ジル・サンダー(JIL SANDER)は、2017年春夏コレクションを2016年9月24日(土)イタリア・ミラノで発表した。インスピレーションを与えたのは、80年代の強い女性たちだ。今シーズンのジル・サンダーは、とにかくビッグだ。肩パットをいれたかのような真四角なシルエットがシーズンスタイルのようで、ジャケットにもドレスにもコートにも採り入れられている。テロンとしたソフト&スムーズな素材さえも、この‟ロボットフォルム”に調理。また、力こぶのような丸みのあるアームラインも特徴的で、フェミニンなプリーツ地で構成されている。装飾は、無機質なまでにそぎ落とされていて、ぱっと見メンズがウィメンズかもわからないほど。ポケットも非常に大きいし、ボトムスからは股上の深いボクシングパンツのようなものが提案されている。それらのビックアイテムに、袖口にカッティングを入れたり、バックスタイルにフリルをあしらったりするのだが、そのアクションがウィメンズコレクションであることを再認識させてくれ、安心材料を担っている。特に、スリットの採り入れ方はユニークで、メゾンの中心の担うマニッシュなシャツやミドル丈のドレス、レザーブルゾンなどに思いがけない動きを与え、エレガンスを添えている。装いはパワーウーマンそのもの。しかし、アクセサリーやシューズは華奢でエレガントである。足元はどれもミュール型のサンダルで、耳元には揺れ動くほど大きなピアスをセット。ラストに向けては、装いにもキラキラとしたラメコーティングを採り入れて、花を持たせている。
2016年09月23日ジル・サンダー(JIL SANDER)が、伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージに日本限定2016春夏カプセルコレクションを扱う「『FIRE』made in Japan」と題したポップアップショップを、12日までオープンしている。ショップ名にもある「FIRE」は、ジル・サンダーのデザインチームがデニムの産地である岡山県を視察した際に見つけたという、伝統的かつ質実剛健な建材技法の「焼杉」に由来している。この焼杉からインスピレーションを得た同コレクションのアイテムには、焼杉の独特の風合いがジャパンメイドデニムで現代的に表現されている。また会場の装飾は、岡山にある旧家の外壁がイメージされ、そこに映る“炎” の画像を用いることで、焼杉の世界が演出される。会場で発売されるアイテムは、全て先行販売品。三越伊勢丹限定のデニムシリーズ「Yakisugi」のベスト、スカート、ボトムスのほか、色落ち具合やシルエットを美しく見せるブルーデニムのアウターやボトムス、グラフィカルなプリントのカットソーなど、ウィメンズとメンズの両アイテムがラインアップする。
2016年04月06日ジル・サンダー(JIL SANDER)は、デニムとジャージにフィーチャーしたカプセルコレクション『「FIRE」made in Japan』を展開する。キー素材となったのは、日本製のプレミアムデニム。伝統的な建造資材“焼杉”の風合いからインスピレーションを得て、エレガントなひび割れ、耐久性のあるテクスチャー、炭のような光沢を実現した。デザインは、男女の境をなくて、ジェンダーレスに仕上げた。ロックなのにラグジュアリー、ダークなのにソフト、ストロングなのに脆く…、相反するものを融合させ、自由でクールな雰囲気を漂わせる。シンプルなアイテムには、絵柄やカラーでアクセントをプラス。Tシャツには、ダークローズのモチーフを添えて生命感を与えて。チャコール、ダークピンク、 ブラックといったダークなパレットが、クリーンなシルエットにエッジを効かせる。メンズ・ウィメンズともに、2016年4月6日(水)から12日(火)までの間、伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージにて先行販売され、その後4月13日(水)より、ジル・サンダー ブティック 青山店で発売する。2016年4月6日(水)開催の「JIL SANDER FIRE made in Japan」では、商品を購入すると、モデル・水原祐果との記念撮影会への参加券を先着で5名に配布される。【アイテム詳細】「FIRE」made in Japan発売日:2016年4月13日(水)取扱店舗:ジル・サンダー ブティック 青山店※4月6日(水)から12日(火)までの間、伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージにて先行販売。アイテム例■ウィメンズ・ジャケット 68,040円・スカート 51,840円■メンズ・Tシャツ 27,000円・パンツ 62,640円・ジャケット 70,200円■水原祐果 記念撮影会開催日時:2016年4月6日(水)11:30~場所:伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージ#1※イベント参加には、参加券必須。※参加券は一人一枚。※スケジュールは、都合により中止または変更となる場合有。【問い合わせ先】オンワードグローバルファッションTEL:0120-919-256
2016年04月01日ロドルフォ・パリアルンガ2シーズン目となるジル・サンダー(JIL SANDER)2015-16秋冬コレクションはシャープな中に柔らかい温かみがある。張り感のあるドライな質感のカシミア×ウール素材のテーラードジャケット、ミニマムなコート、ワンピースなどアウター類は細く縦長なシルエット。ひざ下まで覆うコートとワンピースは脇や前後にスリットが入り、動き安さに配慮されている。シャープな印象だが、素材のダブルフェイスカシミアが温かみを醸す。ベルトのみで留めるコートはローブのようで、リラックス感に溢れる。この柔らかい印象はホームカーペットやラグのようなテクスチャーと柄でデザインされたファーコートも同様。パッチワークやジャカードで作られた手の込んだアイテムだ。インナーに合わせられるのはタートルネックニットやジル・サンダーには珍しいフリルのシャツ。付け襟タイプもあり、二重にしたり、襟のみ着用と様々なルックでスタイリングされている。カラーは深いグリーンとネイビーに明度の高いオレンジ、ピンク、イエローなどをミックス。このミニマルな色合わせに斜線やチェックが挿入され、よりグラフィカルな印象が増す。チョークストライプのようなラインの大判チェック、レザーテープをミシンで叩いて作り出したストライプ、レザーをボンティングしたジオメトリック模様などスパイスの利いた柄パターンだ。新バッグはフラップの中央部にスリットが開いたデザインのショルダーとフラップにハンドルが穿たれた2タイプが登場。様々な色とレザーで展開されている。
2015年03月04日「ジル・サンダー(JIL SANDER)」は、新クリエーティブディレクター、ロドルフォ・パリアルンガによる、初キャンペーンビジュアルを公開した。モデルのアンリー・バウマ、ロジール・ボスハールトが彼の15SSコレクションをまとう。ピュアでライトな雰囲気で、マスキュリンとフェミニンの間のバランスを表現。ウィメンズは左右非対称な巻きスカートに様々なシャツのバリエーションとレイヤリングが特徴。撮影はコーリアー・ショアが担当した。
2014年12月20日「ジル・サンダー(JIL SANDER)」は、新作コートを販売するポップアップストアを伊勢丹新宿店にオープン。更に、ジル・サンダー阪急梅田店にも、コート専用のスペースを設置する。期間は伊勢丹新宿店が11月12日から18日まで、阪急梅田店が19日から25日まで。14AWシーズンのコートでジル・サンダーは、特にプロポーションにフォーカス。コントロールされながらもたっぷりとしており、フルイド感のあるシルエットを目指している。また、メランジ、ダブルフェイス、ボンディングなどの加工を施した、3Dテクスチャのファブリックも特徴。ペールトーンのカラーパレットに、スペアミント、ローズ、青磁など、これまた淡い差し色を施した。伊勢丹新宿店のポップアップストアは本館3階のザ・ステージ#3にオープン。各店舗では限定コートの販売も行われる。
2014年11月04日創業デザイナーが去るデザインチームが手掛けた「ジル・サンダー(JIL SANDER)」の14-15AWメンズコレクションが発表された。ニットと布帛のミニマルなスタイルを見せた。トップは少しゆとりがあるシルエット。アウター類は肩が落ち気味で親指の付け根が隠れる位の袖丈。張りのある素材でボディが立体的に作られる。素材は凹凸やメランジ風で表情が付けられたもの。それらがダークトーンのブルー、グリーン、レッドとグレー・ブラックの無彩色のバリエーションを見せる。パンツは膝下から急速にテーパードし、足元のポインテッドシューズにつながる。小物は折りたたんだクラッチをメインに携える。ウエアと共布で作られたバッグも登場した。
2014年01月16日今秋ブランド創立40周年を迎える「ジル・サンダー(JIL SANDER)」が、ポップアップストアを伊勢丹新宿店本館3階にオープンする。10月1日から8日まで。同ブランドの13-14AWコレクションショー会場と同様に多面体のオブジェを配した店内では、秋冬の新作に加え、アニバーサリーを記念した「ジル・サンダー・アニバーサリーエディション」のアイテムを発売する。鹿革の限定トートバッグ(14万4,900円)は、ブラックとホワイトの2色展開で、「JIL SANDER ANNIVERSARY EDITION」と記されたレザータグ付き。ジル・サンダーは、1973年にデザイナーのジル・サンダーが設立。2005年よりラフ・シモンズ(Raf Simons)がクリエーティブディレクターを務めていたが、13SSシーズンよりジル自身がクリエーティブディレクターとして復帰した。今秋冬は、数学者ブノワ・マンテンブロのフラクタル理論や建築家オスカー・ニーマイヤーの曲線美などをアイデアソースに、造形的でミニマルなスタイルを提案している。
2013年09月20日