ハンガリー映画『心と体と』が、2018年4月14日(土)より新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサほか全国にて順次公開される。“同じ夢”を見た男女、幻想的な愛と孤独の物語物語の舞台は、ハンガリー・ブダペスト郊外の食肉処理場。主人公は、コミュニケーションが苦手で職場になじめない代理職員のマーリア。もう一人の主人公であり、片手が不自由な上司のエンドレは、彼女を気に掛けるが、二人はうまく噛み合わない。そんな不器用な二人が急接近するきっかけは「同じ夢を見た」ことだった。情緒漂う雪山で神々しさすら放つ「鹿」の夢。なぜ二人は同じ夢を見たのか?現実と夢が混じり合う幻想的なタッチで描く、孤独な男女の少し不思議で刺激的なラブストーリー。ハンガリーの鬼才、イルディコー・エニェディが監督監督を務めたのは、長編デビュー作『私の20世紀』(89)がカンヌ国際映画祭でカメラドール(最優秀新人賞)を受賞した、ハンガリーの鬼才イルディコー・エニェディ。彼女が長いブランクを経て製作した18年間ぶりの長編映画となる本作は、ベルリン国際映画祭において最高賞の金熊賞を含む4冠を達成。さらに、本年度アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされているほか、ヨーロッパ映画賞で主演のアレクサンドラ・ボルベーイが最優秀女優賞を獲得するなど、賞レースで快進撃を続けている。作品情報映画『心と体と』原題:Testről és lélekről/英題:On Body and Soul公開日:2018年4月14日(土) 新宿シネマカリテ、池袋シネマ・ロサほか全国にて順次公開監督・脚本:イルディコー・エニェディ出演:アレクサンドラ・ボルベーイ、ゲーザ・モルチャーニ、レーカ・テンキ、エルヴィン・ナジ2017© INFORG - M&M FILM
2017年12月28日世界屈指の文化都市・京都を舞台に開催される、日本でも数少ない国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」が、2018年4月14日から5月13日まで開催される。Jean-Paul Goude, Grace revised and updated, painted photo, New York, 1978 © Jean-Paul Goude第6回目となる今回は、国内外の気鋭のアーティストが「UP」をテーマに寺社や京都市内の趣きあふれる歴史的建造物や、モダンな近現代建築の空間で新作や貴重なコレクションを発表する。写真家、デザイナーなど多岐にわたり活躍しイメージメーカーとして名を博すジャン=ポール・グード(Jean-Paul Goude)は、現在も人々を魅了する稀代のアーティストの写真作品やインスタレーションを展示。近年国際的に再注目されている写真家の深瀬昌久は、ポートレート作品などに加え、ひび割れの写真に深瀬自身がペイントを施した『HIBI』や『BEROBERO』シリーズなど、抽象的な作品群も展示予定。フランク・ホーヴァット(Frank Horvat)は、後世に多大な影響を及ぼしてきた代表作や、ジャーナリスティックな初期作、私的なプロジェクトによる作品などを出展予定。なお、本展はシャネル・ネクサス・ホールからの巡回展となる。中川幸夫は、流派という垣根を飛び越え、「いけ花」という概念を凌駕するような独創的かつ前衛的な作品を発表し、2012年に他界するまで精力的に創作を続けた。本展では、両足院(建仁寺内)にて、中川自身が撮影した写真作品や書を展示すると共に、中川作のガラスのオブジェにキュレーターである片桐功敦が花をいけるインスタレーションを発表予定。宮崎いず美『riceball mountain』2016年 © 2016 IzumiMiyazakiセルフポートレートがタンブラー(Tumblr)を通じて世界中で注目を集めた1994年生まれの新星・宮崎いず美や、アフリカを代表する現代美術家の一人であり、国際的に第一線で活躍するロミュアルド・アゾゥメ(Romuald Hazoumè)、地理上の境界線や文化の壁を越えて発生する洪水災害に直面した人々の局面を捉えた作品群『Drowning World』を発表したギデオン・メンデル(Gideon Mendel)、政治組織・ブラックパンサーの全てを収め、ドキュメンタリーという枠を超えた本作『Power to the People』を生み出したステファン・シェイムス(Stephen Shames)などの作品も展示される。その他、来場者向けイベントとして、アーティストトークや展覧会を廻る週末ガイドツアー、コンサートなどスペシャルイベントや、キッズワークショップなど様々なプログラムを開催。キュレーターなど各国の写真界の第一人者に、希望者がポートフォリオを見てもらう若手育成プログラムや、参加作家による学生・アマチュア・プロ向けの授業なども行われる。【展覧会情報】KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2018会期:2018年4月14日~5月13日公式サイト:
2017年12月27日桜庭ななみ女優の桜庭ななみ(25)が14日(現地時間)、マカオ国際映画祭にクロージングセレモニーの特別ゲストとして招待され、流暢な北京語を披露した。桜庭は、2年前から上海と台湾に何度も留学して北京語を学び、2016年には台湾ドラマで世界デビューを果たし、全編北京語で演じてみせた。11月に北京と台湾で行われた映画『マンハント』のプレミアにも参加し、日本語、韓国語、中国語の3カ国語で演じることができる女優として話題になっていた。その語学力を買われて2年連続でマカオ国際映画祭に招待され、現地マスコミとの質疑応答やインタビューでも通訳を介さず、流暢な北京語で応対。「海外の映画祭で、あなたの映画を観ましたと言われたことが初めてだったので。インドやタイの方たちからも、そう言って頂いたことに感激しました」と語る桜庭には、中国映画界からのオファーが相次いでいるという。
2017年12月15日女優の内山理名(36)が14日(現地時間)、マカオ国際映画祭のレッドカーペットを歩いて国際映画祭デビューを果たし、現地マスコミから絶賛された。内山理名今年で2回目を迎えるマカオ国際映画祭。中国、香港、台湾、韓国、日本のみならず、インド、タイなど、アジア全域から映画人が集結する。胸元の大きく開いたロングドレスに身を包んだ内山は大人の色香をただよわせ、現地マスコミからは「なんて美しい!」「オーラがすごい!」など声が上がっていたという。中国語のあいさつでもきれいな発音で会場を沸かせた内山。初の国際映画祭を終え、「大規模な映画祭の世界観が刺激になりました。いい刺激をたくさんいただけて、素晴らしい体験となりました」と興奮を伝え、「この高まっている気持ちを、次の仕事につなげ、近い将来に、自分の作品でまた国際映画祭に参加させていただきたいです。各国の映画関係者の方々にお会いできて、本当に光栄です。たくさんの国の監督、俳優、スタッフのみなさんといろいろなお話ができました」と語り、決意を新たにしていた。内山は今年でデビュー20年目を迎え、約10年ぶりの連ドラ主演となるNHKドラマ10『マチ工場のオンナ』(毎週金曜22:00~22:49/NHK総合・全国放送・全7回)が放送中。来年は主演映画『single mom 優しい家族。』の公開を控えている。
2017年12月15日「水辺の映画祭」が、2017年12月8日(金)から12月23日(土・祝)まで、天王洲キャナルイーストにて開催される。本イベントは、会場となる天王洲キャナルイーストの天王洲運河沿いのビル壁面を利用した野外映画上映会。澄んだ空気に包まれた夜の水辺の空間で、イルミネーションとともに映画を鑑賞するという贅沢なひと時が体験できる。上映作品は、『ノッティングヒルの恋人』、『ローマの休日』、『シェフ三つ星フードトラック始めました』、『パディントン』など。期間中は各日1本ずつ、日替わりで上映される。また、12月15日(金)・16日(土)の2日間は、オーガニックマルシェやライブ、ワークショップ、クルーズなど、多彩なプログラムが楽しめる「天王洲キャナルフェス2017冬」も同地で開催。「水辺の映画祭」と合わせて、恒例のイルミネーションに彩られた華やかな天王洲の雰囲気を楽しんでみては。【開催概要】■「水辺の映画祭」開催期間:2017年12月8日(金)〜12月23日(土・祝)上映時間:平日 18:00〜/土日祝 17:00〜上映作品:12/8(金):ノッティングヒルの恋人(1999年)12/9(土):Charade(1964年)12/10(日):スティング(1973年)12/11(月):ローマの休日(1953年)12/12(火):大統領の料理人(2013年)12/13(水):シェフ三つ星フードトラック始めました(2014年)12/14(木):アース(2008年)12/15(金):マンマミーア(2009年)12/16(土):ANNIE/アニー(2015年)12/17(日):パディントン(2015年)12/18(月):ローマの休日(1953年)12/19(火):アース(2008年)12/20(水):大統領の料理人(2013年)12/21(木):パディントン(2015年)12/22(金):ANNIE/アニー(2015年)12/23(土祝):ノッティングヒルの恋人(1999年)■「天王洲キャナルフェス2017冬」開催日:12月15日(金) 17:00〜21:00、12月16日(土) 11:00〜19:00場所:天王洲キャナルイースト(天王洲アイル第三水辺広場など)f
2017年12月11日アカデミー賞最多9部門ノミネート、最多4部門受賞の『グランド・ブダペスト・ホテル』の製作陣が再結集するウェス・アンダーソン監督最新作『犬ヶ島』。このたび、本作が2018年2月15日(現地時間)より開催される第68回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品、オープニング作品として上映されることが決定した。本作は、全編にわたり日本を舞台に、失踪した愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険をストップモーション・アニメーションで描き出す。声優陣には、ビル・マーレイ、ジェフ・ゴールドブラム、エドワード・ノートン、ハーヴェイ・カイテル、ティルダ・スウィントン、F・マーレイ・エイブラハム、ボブ・バラバン、フランシス・マクドーマンド、野村訓市といった、アンダーソン監督作品常連の豪華俳優陣に加え、新たにスカーレット・ヨハンソン、グレタ・ガーウィグ、ブライアン・クランストン、リーブ・シュレイバー、ランキン・こうゆう、ヨーコ・オノら多彩な才能が集結。さらには、日本人ボイスキャストとして「RADWIMPS」野田洋次郎、夏木マリ、村上虹郎、渡辺謙ら、日本を代表する異色キャスト陣の参加も決定している。独特な世界観で数多くの映画ファンを魅了してきたアンダーソン監督は、これまで第52回(2002年)『ザ・ロイヤルテネンバウムズ』、第55回(2005年)『ライフ・アクアティック』がコンペティション部門に出品されており、今回で4度目。オープニング作品としては審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞した『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)以来、約4年ぶり、2度目の選出となっている。現在、映画祭での上映日に合わせキャスト、スタッフの渡航は調整中。単に日本を舞台としているだけでなく、天才監督ウェス・アンダーソンの視点を通じた日本のカルチャーを世界へ発信する一大プロジェクトとなっており、世界の観客がどのように受けとめるのか、早くも注目を浴びている。『犬ヶ島』は2018年春、日本を含む全世界にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月05日2017年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞したフィンランド映画『希望のかなた』が2日から日本で公開され、映画レビューサービス・Filmarks(フィルマークス)の「12月第1週上映スタート映画の初日満足度ランキング」で1位になった。今回の調査は2017年12月第1週に上映が開始された映画を対象に実施され、4日時点での平均★スコア(5.0点満点)とレビュー数(Mark!数)を集計。★スコアが高い作品から順に「Filmarks映画初日満足度ランキング」として算出した(レビュー投稿は、1作品につき1人1件まで)。『希望のかなた』のレビュー数は63と他と比べて少ないものの、4.18点と高い数値を記録。2位は大泉洋と松田龍平の人気シリーズ最新作『探偵はBARにいる3』(スコア3.78点・レビュー数230)、3位はエル・ファニング出演『パーティで女の子に話しかけるには』(スコア3.68・レビュー数277)。フィンランドのアキ・カウリスマキ監督がメガホンを取った『希望のかなた』は、内戦が激化する故郷シリアを逃れた青年カーリドが主人公。"いい人々の国"だと聞いていたフィンランドで無情にも難民申請を却下され、いわれのない暴力にさらされる。そんな悲惨な現実に直面したカーリドに、市井の人々が救いの手を差し伸べる。同作の公式サイトでは加瀬亮、石橋凌、尾崎世界観(クリープハイプ)、サヘル・ローズら各界の著名人からのコメントが掲載されている。
2017年12月04日映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』が、2018年3月30日(金)に全国で公開。トロント国際映画祭で絶賛を集め、アカデミー賞では主演男優賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。名優ゲイリー・オールドマンがチャーチルに主演は、クリストファー・ノーランによるバットマンシリーズでもお馴染みの、名優ゲイリー・オールドマンだ。ストーリーは、実話を元にしており、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる4週間を描いていく。ノーラン監督の映画『ダンケルク』とセットで見るとより楽しめるかもしれない。ゲイリー・オールドマンは、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』での演技が認められ、ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門の主演男優賞を受賞し、次のようにコメントした。「ウィンストン・チャーチルは"自分の好みはとても簡単だ。最高のものさえあててくれれば満足する"と言いましたが、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、ベン・メンデルソーンをはじめ、私は最高な人々に囲まれました。素晴らしいメイクアップチームにも感謝します。あなたの芸術は誰にも真似するができません」なお、ゲイリー・オールドマンは、アカデミーで主演男優賞を受賞した。30年以上にわたってハリウッドの一線で活躍し名優と言われてきたが、アカデミー賞の受賞は初めてとなった。アカデミー賞では6部門にノミネート第90回アカデミー賞では、ゲーリー・オールドマンの主演男優賞、メイクアップ賞、作品賞、美術賞、撮影賞と計6部門にノミネートされ、主演男優賞、メイクアップ賞を受賞した。チャーチルそっくりの特殊メイク - 立役者は辻一弘『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』では、ゲーリー・オールドマンが、特殊メイクでチャーチル首相に変身。本人そっくりに見えると話題になっている。特殊メイクでチャーチル首相に変身させたのは辻一弘だ。彼は、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』『メン・イン・ブラック』などの人気作品のメイクを手掛けてきたほか、アダム・サンドラーの『もしも昨日が選べたら』、エディ・マーフィーの『マッド・ファット・ワイフ』ではアカデミー賞にノミネートされている特殊メイクの実力者。なお、本作では、3度目のノミネートにして初めて、アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。メイクアップ賞を受賞したのは日本人初のこと。脇を固める豪華キャストチャーチルを支える妻クレメンティーンはクリスティン・スコット・トーマス。『イングリッシュ・ペイシェント』『フォー・ウェディング』が代表作で、演技派女優だ。秘書エリザベス役は、『ベイビー・ドライバー』『シンデレラ』と話題作に出続けるリリー・ジェームズ。国王ジョージ6世にベン・メンデルスゾーン(『名もなき塀の中の王』)を配役。監督はジョー・ライト監督は、若くして手掛けたした『プライドと偏見』で一躍脚光を浴びその後、『つぐない』『アンナ・カレーニナ』などでメガホンをとったイギリスの秀才ジョー・ライト。脚本は、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞候補となったアンソニー・マクカーテンが担当した。あらすじ第二次世界大戦の初期。ナチスドイツの勢力は拡大し、フランスは陥落するのではないかという状況になっていた。イギリスにも侵略の脅威が徐々に迫る。連合軍がダンケルクの海岸で窮地に追い込まれる中、ヨーロッパの運命は新たに就任したばかりのイギリス首相のウィンストン・チャーチルの手にゆだねられた。ヒトラーとの和平交渉か、あるいは徹底抗戦か?この時、チャーチルは究極の選択を迫られる。議会の嫌われものだったチャーチルは、どう選択したのか?いかに世界の歴史を変えたのか?作品詳細『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』公開日:2018年3月30日(金)原題:Darkest Hour監督:ジョー・ライト出演:ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、リリー・ジェームズ、スティーヴン・ディレイン、ロナルド・ピックアップ、ベン・メンデルソーン2017年/イギリス/125分配給:ビターズ・エンド/パルコ(C)2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
2017年12月03日俳優の大泉洋が11月22日(水)、丸の内TOEIにて開催された「大泉洋映画祭」の初日に、女優の前田敦子と共に登壇。最初の挨拶で「栄えある第1回大泉洋国際映画祭にご来場いただき…」と自ら“第1回”と“国際”をつけ足して映画祭の壮大さをアピールしていたが、主催の東映の関係者が、大泉さんが聞こえるところで前田さんとイベント進行の打ち合わせをしたり、大泉さんをかたどったトロフィーを受賞の前に大泉さんに見せるなど、“やや軽い”対応に「茶番感がひどいというか、もうちょっと重々しくやってほしかったな」とお得意のぼやき節も披露していた。■俳優界で自分の映画祭をやるなんて僕しかいない!「大泉洋映画祭」は、自身が主演を務める映画『探偵はBARにいる3』の公開を記念して、俳優の大泉洋をより楽しんでもらうために、11月22日より、厳選された主演映画7作品を集めて上映するというもの。期間中に『探偵はBARにいる』、『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』、『しあわせのパン』、『グッモーエビアン!』、『青天の霹靂』、『駈込み女と駆出し男』、『アイアムアヒーロー』が日替わりで上映される。大泉さんは、「おそらく日本の俳優界でこんなイベントをやるのは僕だけかなと。まあ真似する俳優さんはいないでしょうね」と自嘲気味に語っていたが「すでに公開が終わった自分の作品が、また映画館で上映されるというのは嬉しいことです。自分もまた大きなスクリーンで観たい」と笑顔をみせる。この日は、上映7作品の中から、最優秀主演男優賞が発表されることに。プレゼンターを務めた前田さんが、渡された封筒をから受賞者が書かれた紙を出す姿を、舞台中央で祈りを込めながら見つめていた大泉さんは、自身の名前がコールされると感極まった表情を浮かべる。「まさか取れると思っていなかったので正直驚いています」と大泉さんは感情を込めて語ると、いつもの大泉ワールドに場内は大爆笑に包まれた。■大泉洋&前田敦子が互いに俳優としての魅力を語る!大泉さんの大ファンだと公言している前田さんは「“みんなの友達、大泉さん”みたいな感じで、誰にでも明るく楽しく接してくれる人柄も素敵です」と大泉愛を爆発させると「いろいろな役柄を演じていて、普通にファンです。現場でも格好いいですし、演技についてちゃんと相談にも乗ってくれて、自身の悩みとかも隠さず見せてくれるので、とても救われます」と俳優の先輩として、尊敬する存在であることを明かしていた。そんな前田さんに「忙しいなか、遅い時間に(『探偵はBARにいる3』のロケ地である)北海道に来てフラフラになりながら撮影しているのが印象に残っています。お芝居が好きで、本作でも馬鹿っぽいけどずるがしこい役をうまく演じていていました。あっちゃんが出演してくれたおかげで作品に厚みがでました」と大泉さんも絶賛していた。■大泉洋が語る映画とテレビドラマの違いさらに大泉さんは「映画もテレビも映像であることは変わらないのですが、映画は時間の掛け方が違う。とことんこだわることにより、絵に奥行きや広がりがあると思うんです」と映画とテレビドラマの違いを語ると、「『探偵はBARにいる3』もみんなで一生懸命作った映画です。この映画祭でパート1と2が観られるので、続けて観ていただいてもいいですし、パート3だけ観ても十分楽しめる作品になっています」と映画をアピールしていた。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月22日政治、社会、哲学、生と死、消費文化、人間の不条理、遊び、時代と娯楽、映像美といったテーマごとにセレクトした作品の上映を行う企画「映画の極意」が11月17日から19日までの3日間、金沢21世紀美術館シアター21にて開催される。今年第18回目となる同イベントは、今回「バイオ・バロック(生命の過剰さと歪み)」をテーマに、現代アートで国際的に活躍する3作家の映像表現に焦点を当てる。美術館所蔵作家で世界的な評価を得るマシュー・バーニーの、国内では近年公開されていない『クレマスター』全5作と『拘束のドローイング9』の一挙上映を行なう他、緻密に練り上げられたSF的な物語と、実写とは思えないまでの映像表現でカルト的な人気を誇るサスキア・オルドウォーバースの日本初の全作品を上映、国際的な評価が高まるピエール・ユイグの実験的な映像作品などをまとめて紹介。また、金沢21世紀美術館で開催中の「コレクション展2『死なない命』」と関連させて、福島の問題を取り上げて国際的な物議を醸したキム・ギドクの『STOP』、同展でDNA音楽「わたしは人類」を出品中のやくしまるえつこの映像作品の特別上映も実施。この貴重な機会をお見逃しなく。会期中の上映スケジュールは、11月17日の19時から21時までサスキア・オルドウォーバースの最新作と、日本未公開作を含む全9作品(1999-2017/120分)。11月18日の10時から10時40分までマシュー・バーニーの『クレマスター1』(40分)、10時55分から12時14分まで『クレマスター2』(79分)、13時15分から16時32分まで『クレマスター3』(182分)、16時50分から17時32分まで『クレマスター4』(42分)、17時50分から18時44分まで『クレマスター5』(54分)、19時10分から21時25分まで『拘束のドローイング9』(135分)。11月19日の10時から11時15分までピエール・ユイグの『短編作品選』全5作品(1999-2014/75分)、12時45分から14時47分までピエール・ユイグの『The Host and The Cloud』(2009-2010/122分)、15時5分から16時27分までキム・ギドクの『STOP』(2015/82分)、17時から19時までやくしまるえつこのライブ映像を含む『映像作品選』(2008-2017/120分)。なお、チケットは現在発売中で、セット券とフリーパスは前売りのみの販売、前売券で定員110席に達した場合は当日券の販売なし。【イベント情報】映画の極意 vol.18 バイオ・バロック:「生命の変容」をめぐる映画祭会期:11月17日〜11月19日会場:金沢21世紀美術館シアター21住所:石川県金沢市広坂1-2-1料金:3日間フリーパス 一般8,000円 友の会7,200円(限定20枚)セット券(マシュー・バーニー全作品鑑賞券)一般6,000円 友の会5,400円(限定30枚)1回鑑賞券A(マシュー・バーニー『クレマスター1』、『クレマスター4』、『クレマスター5』、ピエール・ユイグ『短編作品選』、キム・ギドク『STOP』)各回一般1,000円 友の会900円1回鑑賞券B(サスキア・オルドウォーバース『全作品上映』、マシュー・バーニー『クレマスター2』、『拘束のドローイング9』、ピエール・ユイグ『The Host and The Cloud』、やくしまるえつこ『映像作品選』)各回一般1,500円 友の会1,350円1回鑑賞券C(マシュー・バーニー『クレマスター3』)一般1,900円 友の会1,700円
2017年11月15日映画館にライブ・コンサート向けの大規模かつ高品質な音響機器をセッティングし、作品の持つ“音”の世界や可能性を極限まで探求、高品質な“音”を大音量で表現する映画祭「爆音映画祭 in ユナイテッド・シネマアクアシティお台場」が、12月9日(土)・10日(日)の2日間で開催されることが決定した。これまで、日本各地で行われたきた爆音映画祭。丸の内ピカデリー3では、つい先日まで『ブレードランナー 2049』『ダンケルク』『インターステラー』『インセプション』などが上映されていた。そして今回、この爆音映画祭がユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて初開催が決定。総合的にプロデュースするのは、2004年から東京・吉祥寺バウスシアター、そして日本全国各地にて、音楽用のライヴ音響システムを使用しての数々の爆音上映を企画・上映し、まさに“爆音”という「新しい映画の楽しみ方」を創出した樋口泰人(株式会社 boid代表)。樋口氏がこれぞ“爆音”で堪能してほしいと考える7本の名作を、今回新作・旧作織り交ぜ選出し上映。迫力のあるシーンはよりダイナミックに、緊張感のあるシーンはよりきめ細やかになるよう、作品・シーンそれぞれに合わせ、繊細に音量・音圧を調整していくことで、これまでには決して体験することのできなかった新たな感動を創造する。上映されるのは、まずエドガー・ライト監督が本格的ハリウッド長編映画デビューを果たした最新作『ベイビー・ドライバー』。アクションをガンガン引っ張る最高にクールなサウンドトラックを、爆音で存分に堪能できる。また、数々の賞を受賞し話題となった、極上ミュージカル・エンターテインメント『ラ・ラ・ランド』。そして、『セッション』『キングスマン』『ワイルド・スピード SKY MISSION』も上映。さらに、今年4月に亡くなったジョナサン・デミ(享年73)追悼上映も実施。2015年公開のメリル・ストリープ出演作『幸せをつかむ歌』、1984公開の『ストップ・メイキング・センス』の2本が上映される。なお、チケットの販売は11月18日(土)0時より公式Webサイトにて、同日劇場営業開始時間よりユナイテッド・シネマアクアシティお台場劇場窓口にて販売(各回残席がある場合のみ)。「爆音映画祭 in ユナイテッド・シネマアクアシティお台場」は12月9日(土)・10日(日)ユナイテッド・シネマアクアシティお台場にて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:ワイルド・スピードSKY MISSION 2015年4月17日より全国にて公開(C) 2014 Universal Picturesセッション 2015年4月17日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2013 WHIPLASH, LLC. ALL RIGHTS RESERVEDキングスマン 2015年9月11日より全国にて公開(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporationラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年11月15日「満島さんのワガママには本当に困りました。映画祭事務局、テレビ局、そして共演女優の事務所まで終始振り回され、中には『二度と一緒に仕事をしない!』と怒る関係者もいましたよ」(映画関係者) 10月25日から11月3日まで、東京・六本木ヒルズで開催された『第30回東京国際映画祭』。その“目玉”だったのが、日本映画界を引っ張る4人の女優を集めた特別企画『Japan Now 銀幕のミューズたち』だ。全員が同学年でもある満島ひかり(31)、宮崎あおい(31)、蒼井優(32)、安藤サクラ(31)の出演作が集められ、写真家・蜷川実花(45)が撮影した映画祭のポスターには、黒で統一した衣裳を着た4人が並んだ。だが、その撮影の際に“第1の事件”が起きたという。 「4人の撮影は同じ日に時間をずらして別々に行われたのですが、撮影終了後に満島さんサイドから“撮り直し”のお願いがあったんです。なんでも満島さんが納得のいく撮影ではなかったようで、蜷川さんにも事情をお話しして、彼女だけあらためて撮り直しました。ただ、その話を伝え聞いた他の女優さんたちの事務所からは“どうして満島さんだけ?”と呆れた声が挙がりましたね」(前出・映画関係者) じつはこのポスター撮り、当初は女優4人が勢揃いして撮影する予定だったという。 「それも満島さんサイドが断ってきたため、4人別々の撮影になったんです。映画祭の目玉企画として、ぜひ4人がそろったポスターをと事務局側は熱望していたんですが……」(前出・映画関係者) そして、満島のわがままはこれだけで終わらなかった。映画祭のオープニングセレモニーといえば、豪華な出演者たちが次々に登場するレッドカーペット。その裏で“第2の事件”が起きていたのだ。映画祭が開幕した10月25日。用意されたレッドカーペットに、豪華な衣装をまとった“ミューズ”4人は嵐のようなフラッシュを浴びて登場したのだが――。 「じつは、レッドカーペットを歩いた後に、本来はテレビ局による4人のインタビュー取材が予定されていたんです。それも直前になって、満島さんの“ドタキャン”でなくなってしまったんですよ」(プロダクション関係者) そもそもテレビ取材が決まった際に、1人だけ“条件”をつけてきたのが満島サイドだったという。 「4人そろっての取材が決まると、満島さんサイドは『レッドカーペットとは別の衣裳で取材を受けたい』と事務局にお願いしてきました。しかも満島さんは“4人全員が衣装を着替える”ことを条件にしてきたため、事務局はオブラートに包みながら他の3人の事務所サイドにそのことを伝えたそうです。他の女優さんサイドからは『なぜ同じ衣装ではダメなんですか?』という不満の声も上がりましたが、“映画祭を盛り上げるため”と言われ、みなさん急遽インタビュー用の別衣装を手配しました」(前出・プロダクション関係者) ところが、映画祭開幕の2日前に事態は急変――。 「直前になって、また満島さんサイドから『本人がレッドカーペットに集中したいと言っている』と取材中止を求めてきたんです。番組に穴が空いてしまいますからテレビ局も大慌て。事務局サイドから満島さんサイドに“さすがに直前での中止は難しい”と伝えると、“わかりました。それならば取材を受けます”と要望を撤回したそうです」(前出・プロダクション関係者) だが、満島サイドの“ドタキャン要求”はすでに他の3人の事務所の知るところとなっていた。 「中には、着替える予定だった別衣裳の手配をキャンセルした女優さんもいて、結局、収拾がつかなくなって、取材自体がなくなりました。振り回されたテレビ局や事務局関係者らは、さすがに“もう勘弁してよ”といった様子でしたよ」(前出・プロダクション関係者) テレビ局関係者が話す。 「彼女は基本的に演技以外の仕事はやらないスタンスで、舞台に主演してもPRにはほとんど協力しません。俳優は作品だけ見て評価されればいいと思っている。だから今回のトラブルも、彼女にとっては他人からどう思われるかなんて最初から考えてもなくて、自分のわがままとも思っていないと思いますよ」 現在、ドラマ『監獄のお姫さま』(TBS系)に出演中の満島。天才的な演技力に、来年以後もオファーが殺到している彼女だが、“お姫さま気分”はほどほどに――。
2017年11月14日アカデミー賞作品賞に最も近い賞として近年注目されるトロント国際映画祭・観客賞を受賞した『スリー・ビルボード』(原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri)が、2018年2月1日(木)より全国公開。このほど、スリリングなストーリー展開で話題を呼ぶ本作から、“嵐の前触れ”を予感させるポスターが解禁となった。本作は、『ファーゴ』(’96)でアカデミー賞主演女優賞を獲得した、ハリウッドが誇る演技派女優フランシス・マクドーマンドが主演するクライム・ドラマ。舞台はアメリカ、ミズーリ州の片田舎の町、7か月前に何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドは、さびれた道路の3枚の広告看板にメッセージを出す。犯人は一向に捕まらず、何の進展もない捜査状況に腹を立て、警察署長にケンカを売ったのだ。署長を敬愛する部下や町の人々に脅されても、一歩も引かないミルドレッド。その日を境に、次々と不穏な事件が起こり始め、やがて思いもかけない、誰もが想像できないドラマが始まる――。ヴェネチア国際映画祭では脚本賞に輝き、トロント国際映画祭では観客賞を受賞した本作。トロントの観客賞といえば、オスカーに最も近い賞といわれ、近年は作品賞に『スラムドッグ$ミリオネア』『英国王のスピーチ』『それでも夜は明ける』、主演女優賞に『世界にひとつのプレイブック』『ルーム』『ラ・ラ・ランド』などが選ばれており、本作も本年度賞レースの大本命との呼び声も高い。主人公の主婦ミルドレッドを演じる名女優フランシスは、2度目のオスカーもささやかれており、警察署長にはアカデミー賞2度ノミネートを誇る『猿の惑星:聖戦記』のウディ・ハレルソン、彼の部下には『コンフェッション』でベルリン国際映画祭男優賞を受賞したサム・ロックウェルと実力派がずらり。『ゲット・アウト』のケイレブ・ランドリー・ジョーンズや『ジオストーム』の注目女優アビー・コーニッシュ、先の賞レースを沸かせた『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のルーカス・ヘッジズ、「ゲーム・オブ・スローンズ」で“TV界のアカデミー賞”エミー賞を受賞したピーター・ディンクレイジなども名を連ねている。監督は、26歳で劇作家として衝撃のデビュー以来、世界の演劇界を震撼し続ける鬼才マーティン・マクドナー。映画界でも、デビュー作でいきなりアカデミー賞短編賞を獲得。長編3作目となる本作でついに映画界でも頂点を極めようとしている。『スリー・ビルボード』は2018年2月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月08日第30回東京国際映画祭が11月3日(祝・金)に最終日を迎え、トルコ人のセミフ・カプランオール監督による近未来SF映画『グレイン』が最高賞の東京グランプリを獲得。日本映画『勝手にふるえてろ』が観客賞を受賞した。クロージングセレモニーはまず、今年から新設された、全出品作品を対象に新進の若手俳優に贈られる「東京ジェムストーン賞」からスタート。『勝手にふるえてろ』主演の松岡茉優、『夜空はいつでも最高密度の青空だ』の石橋静河、『マリリンヌ』のアデリーヌ・デルミー、『アケラット-ロヒンギャの祈り』のダフネ・ローの4人が受賞した。日本映画を対象にした「日本映画スプラッシュ部門」の作品賞には、同部門で唯一のドキュメンタリー作品であり、大阪の下町で弁護士事務所を営むゲイカップル、彼らの元に社会での生きづらさを感じてやってくる依頼者たちの姿を描いた『Of Love & Law』(戸田ひかる監督)が受賞した。アジア映画を対象にした「アジアの未来」部門では、まるでドキュメンタリー映画のようなリアルなタッチで祖国を離れて日本で暮らすミャンマー人一家の姿を描いた『僕の帰る場所』(藤元明緒監督)が国際交流基金アジアセンター特別賞」と作品賞を受賞。同作と共に高い評価を得た中国映画で、内モンゴルを舞台にした家族映画『老いた野獣』にスペシャルメンション(審査員特別賞)が贈られた。俳優部門では、東京ジェムストーン賞に輝いたアデリーヌ・デルミーが最優秀女優賞との2冠を獲得! 本人はパリで舞台に出演中で来日はかなわなかったが、喜びのビデオメッセージが寄せられた。最優秀男優賞には中国映画『迫り来る嵐』のドアン・イーホンが輝いた。『迫り来る嵐』は芸術貢献賞も受賞しており、こちらも2冠を達成!最優秀監督賞は、『アケラット-ロヒンギャの祈り』のエドモンド・ヨウ監督が受賞。ヨウ監督は壇上で涙ながらに関係者、俳優陣への感謝の言葉を述べると共に、映画でも描いており、国際的な人権問題となっているミャンマーの少数民族であるロヒンギャ族への虐殺に触れ「彼らは過酷な運命を送っています。正解はありませんが、私も大きな疑問を抱えています。映画を通じて感じていただければと思いますし、世界は平和であらねばと思っております」と呼びかけた。そして最優秀作品賞にあたる「東京グランプリ東京都知事賞」に輝いたのは、トルコ、独、仏、スウェーデン、カタールの合作による近未来SF『グレイン』。現代社会が抱える移民問題や食糧危機をモチーフに、白黒の映像で描き出す。審査委委員長を務めたトミー・リー・ジョーンズは、本作について「美しい撮影、神話を現実としたような部分に感銘を受けました」と称賛し、全会一致でグランプリ受賞が決まったと明かす。カプランオール監督は「ドウモアリガトウ」と日本語で喜びを口にし、5年の歳月をかけて本作が完成したと明かし「これが世界へと羽ばたく出発点になることと信じています」と語る。そして、映画のテーマに触れ過剰な消費や資本主義社会への警鐘を口にし「私はこの映画を種子、大地、創造への敬意を持って作りました。我々は自分たちがどこから来て、どこに向かうのか把握し、理解しなくてはいけません」と呼びかけた。授賞式後にはクロージング作品として、10年前に世界的な話題を呼んだ環境映画『不都合な真実』の続編となる『不都合な真実2 放置された地球』が上映。映画に出演している、アル・ゴア元アメリカ副大統領が来場した。ちなみにゴア氏とトミー・リー・ジョーンズは50年来の友人であり、壇上でガッチリと抱擁を交わした。また、セレモニーと舞台挨拶には、かつて環境大臣を務め、日本におけるクールビズの仕掛け人としても知られる小池百合子東京都知事も来場。2020年の東京五輪に向け、環境問題に関しても積極的に取り込んでいく所存であると語った。<第30回東京国際映画祭受賞一覧>【コンペティション部門】東京グランプリ/東京都知事賞:『グレイン』審査員特別賞:『ナポリ、輝きの陰で』最優秀監督賞:エドモンド・ヨウ(『アケラット―ロヒンギャの祈り』)最優秀女優賞:アデリーヌ・デルミー(『マリリンヌ』)最優秀男優賞:ドアン・イーホン(『迫り来る嵐』)最優秀芸術貢献賞:『迫り来る嵐』最優秀脚本賞 Presented by WOWOW:『ペット安楽死請負人』観客賞:『勝手にふるえてろ』【アジアの未来部門】作品賞:『僕の帰る場所』スペシャル・メンション:『老いた野獣』国際交流基金アジアセンター特別賞:藤元明緒監督(『僕の帰る場所』)【日本映画スプラッシュ部門】作品賞:『Of Love & Law』SAMURAI賞:坂本龍一東京ジェムストーン賞:石橋静河、松岡茉優、アデリーヌ・デルミー、ダフネ・ロー劇場動員数:63,679人/上映作品数:231本(text:cinemacafe.net)
2017年11月03日「舟を編む」で知られる三浦しをんの小説を映画化した『光』が、現在開催中の「第12回ローマ国際映画祭」のオフィシャル・セレクションに公式招待。10月31日(現地時間)に公式上映が行われ、現地には主演の井浦新と大森立嗣監督が参加した。10月25日(現地時間)から開催中の「第12回ローマ国際映画祭」。本作は、25年前、消滅したはずの「罪」を携えて男がやってきた。果たして、その男の目的とは…。心に潜む闇を徹底的に描いた苛烈なる人間ドラマだ。今回、公式上映前には記者会見が行われ、そこでは25年前に14歳で人を殺してしまった主人公がその怪物性から抜け出せないという、“日常に潜む暴力”というテーマが中心となっていた。大森監督は、「理性的に生きていることが当たり前な世の中で、生物的な強さや生命力を失われているような気がしています。それをおざなりにして生き続けることの息苦しさを誰もが感じているのではないでしょうか。豊かになったことによって、もしかしたら失ってしまったかもしれない人間の、本能的な部分を出したいと思いました」と映画に込めた思いをコメント。また、井浦さんへは“演じていて難しいと感じた部分が多かったのでは”という質問がとび、「暴力を描いてはいますが、演じている中で暴力を通して共演者と近づいていく感覚もありました」と明かし、「共演者とも本能的にお芝居をしたということが新しい発見でした。ですので、演じていて難しいとは感じたことはありませんでした」と語っていた。その後行われた公式上映では、主人公演じる井浦さんが狂気を見せるラストでの暴力シーンで、その突然さと暴力性に観客は驚きの声を上げる場面も。また、上映後はエンドロールも座席を立つこともなく、拍手喝采を浴びた。そして上映後、観客へのインタビューでは「とにかく力強い作品。俳優たちの演技がとにかく素晴らしい」との声が寄せられていた。『光』は11月25日(土)より新宿武蔵野館、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年11月01日みなさま、こんにちは!海外生活25年続行中、国際結婚、国際子育て真っ只中のバイリンガル教育パパ、Golden Beanです。国際バカロレア認定校が、日本で、そして世界中でその存在感を強めてきています。**********「我が国では、『日本再興戦略-JAPAN is BACK-』(平成25年6月閣議決定)に基づき、国内における国際バカロレア認定校等(ディプロマプログラム)を2018年までに200校に大幅に増加させることを目標としている」(文部科学省ホームページより抜粋)**********『日本再興戦略』の一環として、教育の国際化を目指し、文部科学省がその導入・普及に力を入れる国際バカロレア認定校とはどのような学校なのでしょうか。国際バカロレア認定校は、どのような人間を作ろうとしているのでしょうか。上海にあるインターナショナルスクールで、国際バカロレアプログラムと日々取り組む16歳の娘を持つGolden Beanが、体験を交えつつ「国際バカロレア」プログラムの理念、理想について、詳しく説明をさせていただきます。●国際バカロレアの理念国際バカロレアの理念は、『IB(International Baccalaureate,国際バカロレア)の使命』及び『IBの学習者像』として示されています。『国際的視野を持ち、より良い、平和な世界を構築することに貢献する人間の育成』が、そのテーマとして貫かれています。●IB(International Baccalaureate,国際バカロレア)の使命(The IB mission)「世界の多様な文化に対して理解と尊敬を持ち、より平和かつ、より良い世界の構築に貢献することのできる、①探求心、 ②知識、 ③思いやりを豊富に持つ、人間の育成 を国際バカロレアは目指します。各国政府や学校、様々な国際機関と力を合わせ、より良い国際的な教育プログラムと公正かつ適切な評価方法の開発に、国際バカロレアは尽力します。人は皆違うということを理解し、たとえ自分と違う意見、文化を持つ人であっても、それぞれの理由、正しさがあることを受け入れ、他人に共感できる暖かいハートを持って、一生涯を通して積極的に学び続ける人間 であることを、国際バカロレアは、世界各国各地で学ぶ学生たちに要求します」これからの国際化時代に生きる若い人々には、自国だけではなく、世界中を視野に入れて物事に取り組んでほしい。そして、そのためには、他の人々と同じである必要はなく、むしろ他と違うことは当たり前のことである と理解し、それをお互いに受け入れ合う姿勢を持つことが重要であるという強い願いが、このミッションには込められているのです。先日、仕事から帰ってきたばかりのことです。国際バカロレアプログラムで学ぶ娘が、パソコンを使ったテレビ電話で友人と英語で激論を交わしています。何事かと尋ねてみると、和歌山県太地町のイルカ漁についてパワーポイントで資料を作り、学校で討論することになったと言います。外国の反捕鯨団体から強い非難を受けている太地町のイルカ漁についての、外国人の友人との議論は、日本人を父に持つ16歳の女の子の立場からすれば、複雑な思いがあったと思います。私も意見を求められました。いつもはほとんど冗談しか言わない私ですが、今回は真剣に娘と話し合いました。このような課題を通して、国際バカロレアプログラムで学ぶ若者たちは、その理念を学び取っていくのだな、と思いました。●IB(International Baccalaureate,国際バカロレア)の10の学習者像(The IB Learner Profile)「IBの学習者像」では、「IBの使命」を具体的に実現するにはどうすればいいかを、10の学習者像として表しています。学生たちが国際的に活躍できる人材となるために、どのような姿勢で学ぶべきかをわかりやすく10に分けて表現したものです。●①探求する人であれ!何事にも好奇心を持ち、探求、調査研究するためのスキルを磨きましょう。個人としても、また他の人々とも協力しても探求できる人になりましょう。学ぶことを生涯に渡って積極的に楽しみ続けることができる人になりましょう。●②知識のある人であれ!地域社会や、世界規模の重大な課題に取り組む人になりましょう。そのために、幅広い分野でバランスの取れた知識と理解を深めましょう。●③考える人であれ!複雑な問題に立ち向かい、分析し、責任ある行動ができる人になりましょう。そのために、批判的かつ創造的思考法を身につけましょう。その上で、理性的かつ倫理的な決断を下せる人になりましょう。●④コミュニケーションができる人であれ!複数の言語や、様々なコミュニケーション手段を駆使し、自信を持って自分の考えや情報を創造的に表現できる人になりましょう。他の人々や集団の意見にも積極的に耳を傾け、協力し合あうことができる人になりましょう。●⑤信念を持つ人であれ!誠実、正直で、公正な考えと正義感を持つ人になりましょう。全ての人や社会が持っている尊厳と権利を尊重して行動する人になりましょう。自分の行動と、それによって生じる結果に責任を持つ人になりましょう。●⑥心を開く人であれ!自分自身の歴史や文化、個人的な経験の価値を正しく理解、尊重し、なおかつ他の人々や地域社会の持つ価値観や、文化、伝統、考え方にも心を開く人になりましょう。常に他の人の多様な視点や意見に耳を傾け、価値を認め、その経験から成長できる人になりましょう。●⑦思いやりのある人であれ!他の人の気持ちを思いやり、共感を持ち、尊重できる人になりましょう。他の人の生活や取り巻く環境を良くするために役立つため、積極的に行動、奉仕し続けることのできる人になりましょう。●⑧挑戦する人であれ!今まで経験のなかったことや、答えの見えない不確実な状況に対しても、勇気を持って挑戦する人になりましょう。今まで誰も思いつかなかった方法や考え方を編み出し、失敗を恐れず、快活に難題に取り組める人になりましょう。●⑨バランスの取れた人であれ!自分と、周囲の人々が幸せであるためには、知性、体の健康、そして心がいずれも大切であり、それらをバランスよく保ち続けることが重要であることを理解し、実行できる人になりましょう。自分が、他の人々や世界と相互に依存し合って生きていることを理解できる人になりましょう。●⑩振り返りができる人であれ!自分自身の学びや、経験を思慮深く見つめ直し、反省できる人になりましょう。自分の長所や短所をよく理解し、今後の学習や成長に役立てることができる人になりましょう。●成長の過程によって変わるテーマ国際バカロレアプログラム、10の学習者像は、学校現場で実際にどのように子どもたちに伝えられていくのでしょうか。国際バカロレアプログラムでは、テーマは子どもたちの年齢や成長過程によって適切にアレンジが行われます。例として、①の「探求する人であれ!」という学習者像のケースを見てみましょう。「何事にも好奇心を持ち、探求、調査研究するためのスキルを磨き、学ぶことを生涯に渡って積極的に楽しみ続けることができる人になる」ことが、目標になります。達成すべきテーマは、子どもたちの年齢や成長過程に合わせ、子どもたちが無理なく成長できるよう、段階的に高度になるように設計されているのです。まず、3~12歳までを対象としたプライマリー・イヤーズ・プログラム(PYP)でその実例を見てみましょう。●4~5歳の幼児のテーマこの段階での「探求する人であれ!」のテーマは、「いろいろなことに興味を持ちましょう。学ぶことを大好きになりましょう。新しいことを見つける人になりましょう」という形で表現されます。●7~8歳の小学校低学年でのテーマこの段階では、テーマは次のように変わります。「いろいろなことを知りたいと思って生まれてきたと考えましょう。学ぶことが大好きになりましょう。世界中のことについて、もっともっと知りたいと思いましょう。自分自身で様々なことについて調べ、新しいことを学ぶのが大好きな人になりましょう」レベルアップを示すキーワードとして、「世界中」や「調べる」が含まれています。●11~12歳の小学校高学年でのテーマテーマは次のようにさらに高度化します。「学ぶことが大好きになりましょう。学習を楽しんで、私たちが生まれつき持っているもっと知りたいという好奇心をさらに育てましょう。不思議に感じたことを自分自身で探求できる能力を身に付けましょう。一生涯に渡って、学習を続けましょう」レベルアップキーワードの「もっと知りたいという気持ち」「不思議に思ったことを探求する」に加え、国際バカロレアプログラムの最重要テーマの一つである、「一生涯に渡って学習を続ける」も組み込まれて、より高度の成長が促されていくのです。●振り返り国際バカロレアプログラムの特徴の一つに「振り返り」があります。それぞれの段階のテーマに対して、毎日の終業時、プロジェクト完了時、学期末、年度末に必ず「振り返り」が行われるのです。「学習は楽しめたか?おもしろいと思えたか?新しいことを見つけることができたか?努力できたか?」と自分自身に問いかけるのです。その問いかけの結果、例えば「おもしろかったけど、新しいことを見つけることはできなかった。自分は本当に努力したのだろうか。もっと頑張れたのではないだろうか」といった感じで、”内省”が生まれるのです。この「振り返り」では、自分がどれくらいテーマを実現できたかどうかを理解し、次の方向、ステップを自分自身で確認することが重視されます。10の学習者像の最後に、『振り返りができる人であれ!』が来ているのは、『内省なくして成長なし』という国際バカロレアの教育思想に基づいているのです。“振り返り””内省”は自分自身の強み、弱みを理解し、成長を続けるために必須のスキルなのです。----------いかがでしたでしょうか。国際バカロレア・プログラムがどのような人間を育てようとしているかについて、その理念と理想の学習者像について、ご理解いただけましたでしょうか。国際化社会に生きるために必須のスキルがバランスよく組み込まれている素晴らしいプログラムだと思います。ひとりでも多くのお子様が、国際バカロレア・プログラムで学び、世界中の人々とお互いを理解尊重し合い、戦争のない平和な地球を作り上げてくれることを願って止みません。参考文献世界で生きるチカラ国際バカロレアが子どもたちを強くする坪谷ニュウエル郁子著ダイヤモンド社文部科学省ホームページ
2017年10月31日第30回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品されている松岡茉優主演『勝手にふるえてろ』が10月30日(月)に公式上映され、松岡さんをはじめ、渡辺大知、石橋杏奈、北村匠海、大九明子監督が来場。各国のメディアで会場は大きな盛り上がりを見せた。芥川賞作家・綿矢りさの同名小説を実写化した本作。中学の同級生で10年間、片想い中の「イチ」と会社の同期「ニ」の間で恋に揺れる妄想OL・ヨシカの姿を描き出す。本作で映画初主演を果たした松岡さん。ファンから「カワイイ!」と声援を浴びて「ありがとう!」と満面の笑みを浮かべ「素晴らしい、世界的な映画祭で、こんなにたくさんの方に来ていただいて嬉しいです」と挨拶。映画について「いろんな人の戦いをほめたたえる、忘れらない想いを抱えたり、忘れられない人がいる人にとって、“お葬式”の場になる映画だと思います。忘れられない想いや人を、この場で葬っていただければと思います」と語る。北村さんは自身が演じた「ニ」という役を「残酷な役」を説明した上で「その残酷さに共感した自分がいました。ここに出てくるキャラクターたちはみんな濃いけどリアリティを感じました。この映画は、日常的に感じてるけど、表に出せない感情の象徴のような気がしています。例えば『このご飯会、早く終わんねーかな…」とか、普段なら思っても口にしないものを、この役で前面に押し出して、なんて自分は残酷なんだろうって気付きがありました」とふり返った。松岡さんは主演として、様々な妄想シーンを表現し、ほぼ全編に出ずっぱりの大活躍を見せているが「ほぼ全シーンにわたって出ていますが、私にとっては子役からやってきて、それは憧れの時間で、演じている時はギュッと殻に閉じこもっていましたが、終わってみるとなんて贅沢な時間だったんだろうと思います」と充実感を漂わせる。大九監督は「多くの人に広く届けるのは捨てて、ヨシカ的な人に真っすぐ届けばいいや!という思いで、20代に閉じ込めてきたあらゆる罵詈雑言を盛り込んだシナリオを松岡茉優に託しました」と語る。松岡さんも監督の言葉に頷き「たくさんの女の子に届いてほしいってよりは、報われてほしい人たちがたくさんいる。ヨシカ的な女の子は世界中にいると思いますが、そういう人たちに届くことを願っています!」と呼びかける。大九監督が「観終わったみなさんに『私こそヨシカだ!』と言ってもらえたら嬉しい」と言うと、松岡さんが即座に「私がヨシカです!」と力強く語り、会場は温かい拍手に包まれた。『勝手にふるえてろ』は12月23日(土・祝)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月30日女優の松岡茉優が30日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた第30回東京国際映画祭「コンペティション部門」出品作品『勝手にふるえてろ』(12月23日公開)の舞台挨拶に、共演の渡辺大知(黒猫チェルシー)、石橋杏奈、北村匠海(DISH//)、大九明子監督とともに出席した。芥川賞作家・綿矢りさの同名小説を原作とする同作は、24歳のOL・ヨシカ(松岡茉優)が、"脳内片思い"と"リアル恋愛"の2つの恋に揺れ暴走するラブコメディ。ヨシカが10年間片思いしている中学の同級生"イチ"を北村匠海、会社の同期でヨシカのことを熱烈に愛する"ニ"を渡辺大知が演じる。映画初主演を務めた松岡は「忘れられない思い、気持ち、人がいる人のお葬式場になるような映画。忘れられない記憶をきょうこの場で葬っていただけたら」と紹介。「演じているときも、たくさんの女の子に届いてほしいという気持ちより、報われてほしい人がたくさんいるなと思っていた」と話した。また、「映画を見て下さった関係者から『笑った』『おもしろかった』と言っていただいた。ポスターにも"ラブコメ"と書いてあるけど、ラブコメだと思って撮ってない」と主張。監督が「私もなの」と打ち明けると、松岡は「でしょ!? 誰が書いたんですか!?」と疑問を口にした。その上で、「どうやら笑えるらしいんですね。生きていて一生懸命な人っておかしかったりする」と周囲の声を冷静に受け止める松岡。「演じている上では、ヨシカ一人のシーンもたくさんあるので、自分一人で感情を上げたり下げたりするのが、楽しかったけど、なかなか舵切り……運転が難しかった」と打ち明け、「一生懸命、ヨシカと一緒に戦った記憶です」と話した。なお、「コンペティション部門」は、国内外から集まった1538本の応募から15本を選出。日本からは、『勝手にふるえてろ』のほか、瀬々敬久監督の『最低。』が選出されている。
2017年10月30日女優の常盤貴子が28日、東京・六本木で開催中の第30回東京国際映画祭で行われた映画『花筐』(12月16日公開)の舞台挨拶に、大林宣彦監督、主演の窪塚俊介らと出席した。大林宣彦監督がデビュー作『HOUSE/ハウス』(77)より以前に書き上げていた幻の脚本を40年の時を経て映画化した『花筐』。檀一雄の純文学『花筐』を原作に、戦争の足音が迫る時代を懸命に生きる若者たちの友情や恋を赤裸々に描き出す。窪塚演じる主人公・榊山俊彦の叔母役を演じる常盤は、「大林宣彦監督の脳内のフィルターを通ると純文学ってここまで行間が広がるんだ、純文学って幅広いなと思った」と、原作と撮影台本を読んだときの驚きを告白。「さらに完成した映画を見たときに、なんてやんちゃな監督なんだと。こんなに自由に広げてくる監督って世界に今までいたのかなと思うくらい」と続け、「映画を知り尽くしているからだと思うんですけど、それにしてもまあ、自由にやんちゃに好き放題。すごく感激しました。映画の可能性を広げていただけた気がする」と感動したという。また、自身が出演した大林監督作品『野のなななのか』(2014年)を最近見た際に、「当時は何も考えなかった部分が、時間がたって今、すごく涙が出たシーンがあった」と言い、「この映画もきっと、来年、5年後10年後とどんどん変わってくると思うので、その都度その都度、みなさんの人生の中で見ていただけたらと思います」と観客に呼びかけた。舞台挨拶には、常盤、大林監督、窪塚のほか、長塚圭史、矢作穂香、山崎紘菜、村田雄浩、岡本太陽が出席した。
2017年10月28日増田セバスチャンによる新ブランド「シックスディー セバスチャンマスダ(6-D Sebastian Masuda)」のファーストコレクションが東京・表参道で発表された。「原宿kawaii文化」の第一人者である増田セバスチャンといえば、カラフル・ポップ・デコラティブといった言葉が浮かんでくる。しかし今回彼が生み出したコレクションは、そんなイメージを覆すものだ。「Noise it Colorful.」をテーマに掲げ、表面的なカラフルさではなく、様々なものを削ぎ落とし、色合い抑えて、そうして見えてくる本当の個性=カラフルな精神性を持ち続ける大切さを服を通して表現した。コレクションはブラックがベースだ。色味を抑えながらもデザインには、増田セバスチャンらしさが絶妙に光っている。シックなジャケットにはラペル部分にカラフルなビジューを、リトルブラックドレスやスカートには優美に揺れるラッフルや七色に光るスパンコールをデザインし、彼らしい要素が取り込まれた。着こなしにアクセントを加えた、色鮮やかなハーネス使いもミックスカルチャーの姿勢を持つ「原宿ファッション」を感じさせる。さらに目に留まるのは、工業製品をイメージしたと言うPVC(ビニール素材)を使用したウェアだ。身頃が透けたライダースジャケットからコート、ミニスカート、キャミソールに加え、ショートブーツまでこのビニール素材が使用され、着こなしに意外性と近未来的な魅力を与えた。これまで手掛けたブランドとは一線を画す「ハイファッション」へ挑戦したというデザイナーの増田セバスチャン。1年間もの準備を経て発表されたウェアは、これまでのポップな世界観から打って変わる新境地であった。
2017年10月27日「ポーランド映画祭2017」が、2017年11月25日(土)から12月15日(金)まで東京都写真美術館にて開催される。今回の開催で6年目を迎える「ポーランド映画祭」。今年は、ポーランドを代表する映画監督の一人であるイエジー・カヴァレロヴィッチ監督の没後10年に際し、カヴァレロヴィッチ監督作品にフォーカスを当てる。『影』『尼僧ヨアンナ』『夜行列車』『太陽の王子ファラオ』 の4作品を、デジタル・リマスター版にて上映する。さらに、新しい映画に注目する「ポーリッシュ・シネマ・ナウ!」では、山形国際ドキュメンタリー映画祭大賞の『オラとニコデムの家』、子供と大人の狭間の時期をリアルに描いた『プレイ・グラウンド』、社会主義政権下において700万部の売上を記録した書籍の著者ミハリナ・ヴィスウォツカについての映画『アート・オブ・ラビング』の3作品を上映。加えて、2017年12月に劇場公開される『ユダヤ人を救った動物園 〜アントニーナが愛した命〜』もプレミア上映される。第二次世界大戦中のポーランドでの出来事を描いた、感動のノンフィクションだ。また、これまで日本で見られる機会がほとんどなかった、イエジー・スコリモフスキ監督の幻の作品『早春』や、世界中で絶大な人気を誇る作家スタニスワフ・レム特集として、レムの伝記映画『ソラリスの著者』、ボグダン・ジヴォルスキの傑作ドキュメンタリー5作品など、見逃せない作品が目白押しになっている。予告映像も公開されているので、イベントに足を運ぶ前に是非チェックしてみて。【詳細】ポーランド映画祭2017会期:2017年11月25日(土)~12月15日(金)※11月27日(月)、12月3日(日)、12月4日(月)、12月11日(月)は休館につき上映なし。場所:東京都写真美術館ホール住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内TEL:03-3280-0099上映作品:・ポーリッシュ・シネマ・ナウ!『プレイグラウンド』、『アート・オブ・ラビング』、『オラとニコデムの家』、『二つの冠』、『ゆれる人魚』、『ユダヤ人が救った動物園アントニーナが愛した命』・スタニスワフ・レム特集『ソラリスの著者』『寄せ集め』(2作品同時上映)・イエジー・スコリモフスキ!『早春』デジタル・リマスター版(2018年1月 YEBISU GARDEN CINEMA にて公開)、『イレブン・ミニッツ』・ボクダン・ジヴォルスキの傑作ドキュメンタリー『アイスホッケー』、『クラシック・バイアスロン』、『人生の舞台』、『フェンシング選手』、『フランツ・クラマーとスキーの風景』(5作品同時上映)・アンジェイ・ワイダ監督追悼『コルチャック先生』、『カティンの森』、『残像』・イエジー・カヴァレロヴィッチ監督特集『影』、『夜行列車』、『尼僧ヨアンナ』、『太陽の王子ファラオ』・画家ベクシンスキー特集『最後の家族』、『ベクシンスキー家の人々 映像と音声のアルバム』・ポーランド俳優ツィブルスキ没後50年『灰とダイヤモンド』『ズビシェク』・ポーランド・アニメーション70周年企画『ツィーゲノルト』『黒』『魔法のえんぴつ』『ボレック&ロレック』(4作品同時上映)・アンコール上映『イマジン』『イーダ』『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ラブ』
2017年10月26日第30回東京国際映画祭(TIFF)が25日に開幕。東京・六本木ヒルズアリーナで行われたレッドカーペットには、映画祭のアンバサダーを務める橋本環奈や、上映作品に出演する常盤貴子、本田翼、満島ひかりらが登場し、華やかな幕開けを飾った。先陣を切ったのは、アンバサダーを務める女優の橋本環奈。黒いエレガントなドレス姿で登場し、フェスティバルディレクターに就任した久松猛朗氏にエスコートされてカーペットを歩いた。「Japan Now銀幕のミューズたち」企画で特集される安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮崎あおいは4人そろって登場。安藤は個性的な黒いドレス、蒼井は白い着物、満島は華やかな赤いドレス、宮崎はオリエンタルなドレスでオーラを放った。オープニング作品に選出された実写映画『鋼の錬金術師』に出演する本田翼は、セクシーなシースルードレスで、胸元と美脚をあらわにし、背中も大胆に露出して観客の視線を釘付けに。『花筐』からは山崎紘菜、門脇麦、常盤貴子らが参加し、常盤は胸元が開いたエスニック柄のドレスで魅了した。『勝手にふるえてろ』出演の松岡茉優は花柄のワンピース、石橋杏奈はデコルテをあらわにしたワンピースで登場。『パンとバスと2度目のハツコイ』主演の乃木坂46の元メンバー・深川麻衣は胸元の開いたグリーンのロングドレス、『二十六夜待ち』出演の黒川芽以は着物姿を披露した。また、『巫女っちゃけん。』主演の広瀬アリスは劇中の巫女姿で美貌を放ち、共演の飯島直子とMEGUMIもセクシーなドレスで魅了。『ミッドナイト・バス』出演の小西真奈美は、シースルー素材を用いたドレスで美脚をのぞかせた。第30回東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。上映本数は231本。「コンペティション部門」では、国内外から集まった1538本の応募から15本を選出し、日本からは瀬々敬久監督の『最低。』と大九明子監督の『勝手にふるえてろ』が出品される。
2017年10月26日ゆうばり国際ファンタスティック映画祭を皮切りに、世界各国の映画祭を席巻中の齊藤工監督・高橋一生主演『blank13』。このたび、待望の予告編が解禁。また、多くのファンの声を受け、当初の東京・シネマート新宿1館での限定公開から全国順次公開も決定した。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭・ゆうばりファンタランド大賞の受賞を皮切りに、第20回上海国際映画祭「アジア新人賞部門」では、齊藤監督が日本人俳優として初となる最優秀監督賞受賞、第15回ウラジオストク国際映画祭「長編コンペティション部門」では高橋さん&リリー・フランキー&斎藤工の3人が最優秀男優賞トリプル受賞(日本人初&映画祭史上初)を果たすなど、各国を席巻中だ。このたびお披露目された予告編の前半では、齋藤監督とも親交の深い女優・板谷由夏のナレーションから始まり、笹川美和による主題歌「家族の風景」が流れる中、家族の不遇の歴史が紐解かれ、高橋さん演じるコウジが13年ぶりにリリーさん演じる父と病院で対峙するシーンが描かれる。空白の時間を埋めるかのような、親子にしか出せない空気感と心の機微を、2人が見事に演じている様子が見てとれる。しかし映像後半、これからしめやかに営まれるであろう感動的な葬儀のシーン…と思いきや、葬儀には父と親交のあった超個性的な面々が登場し、アドリブ全開の予測不能な展開に。そして、「父のことは大嫌いです」と語り始めたコウジは、最後に何を言おうとしたのか…。映像には、高橋さん、リリーさん、斎藤さんほか、母親役の神野三鈴をはじめ、松岡茉優、伊藤沙莉、村上淳、織本順吉、さらに佐藤二朗と多彩な豪華俳優陣がずらり。葬儀の日に参列者たちが語る父のエピソードは、「これ、実話!?」と思わずにはいられない。『blank13』は2月3日(土)よりシネマート新宿にて公開、2月24日(土)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月26日第30回東京国際映画祭のオープニングセレモニーが10月25日(水)に開催。オープニングを飾る『鋼の錬金術師』主演の山田涼介、ヒロインの本田翼、「Japan Now」部門で特集される安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮崎あおいら豪華ゲストが一堂に会した。「銀幕のミューズ特集」と銘打って開催される「Japan Now」部門では、安藤さん、蒼井さん、満島さん、宮崎さんの過去の作品が特集上映されるが、この4人は実は同学年。この4人が国際映画祭の舞台に並び立つということに、安藤さんは「いままでそろうこともなかったし、これからもなかなかない機会」と語り、3人を見渡し「私自身、この方々を見て育ったし、同世代の中でも映画の世界に出ていく開拓者のような存在」と嬉しそう。宮崎さんは「このお祭りに参加できていることが幸せ。これを機にもっとみなさんにとって映画が身近になれば」と笑顔で呼びかける。「ここにいるみんなの芝居が大好き」と語る満島さん。「日本の女優は小さいし、体も薄いけど、小動物が持っているような中に秘めたわき上がるような狂気や、形容できない愛情の塊をスクリーンから感じます」と胸を張る。蒼井さんは「あおいとはデビューした頃にお仕事して、20代はしばらくバラバラでお仕事してて、30歳近くになってひかりちゃんやサクラちゃんとも出会ってお仕事ができて…。ここにいない人たちも含めて(同学年の)85年組が好きです!地道に一本、一本やっていったら、こういう場で再会できるんだなと嬉しいです」と喜びを口にし「機会があれば、この4人で(映画を)監督しようって方がいればいいな…」と語り、会場は期待を込めた大きな拍手に包まれた。オープニングを飾る『鋼の錬金術師』からは、山田さん、本田さんに、曽利文彦監督が登壇。劇中で演じたエド同様の金髪に“映画祭仕様”のスーツで決めた山田さんは「節目の30回目の映画祭のオープニングということで光栄に思っています」と挨拶。作品について「原作が世界中のみなさんに愛されている作品ですが、その理由は日本の魂がぶれずにそこにあるかあらじゃないかと思っています。この実写版も、世界中のみなさんに愛される作品になっています!」と力強く語る。本田さんは、一昨年の第28回の映画祭のクロージングでヒロインを務めた『起終点駅 ターミナル』が上映されており「ここにまた立てて嬉しいです」と満面の笑み。映画の見どころとして「愛…家族愛は世界共通の普遍的なものだと思いますが、特に兄弟愛をみなさんに見てもらいたいです」とアピールした。そして曽利監督は、20年前の第10回のオープニングを飾った『タイタニック』にスタッフとして参加しており「(主演のレオナルド・)ディカプリオとジェームズ・キャメロン監督が舞台挨拶に立っていたのが懐かしいです」としみじみ。「20年経って、ここに立つことになるなんて夢にも思っていなかったです。感無量です」と喜びをかみしめていた。このほかセレモニーには映画祭アンバサダーを務める橋本環奈、審査員の永瀬正敏、審査委員長を務めるトミー・リー・ジョーンズ、さらに、日中合作映画で名匠チェン・カイコーがメガホンを握り、映画祭オープニングスペシャル作品として約9分の特別映像が上映された『空海-KU-KAI-』から染谷将太、阿部寛、松坂慶子らが登壇し、記念すべき30回目の映画祭の開幕を彩った。第30回東京国際映画祭は11月3日(金・祝)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2017年10月25日10月25日(水)、東京・六本木ヒルズアリーナにて、第30回東京国際映画祭のレッドカーペットイベントが開催され、豪華女優&俳優陣が同映画祭の開幕を祝った。1985年5月に日本で初めての大規模な国際映画祭としてスタートした東京国際映画祭。世界の映画・映画人にスポットを当て、世界に広く紹介するという使命のもと、これまでに5,000以上にものぼる作品を紹介してきた。2度の隔年開催をへて、30回という節目の年を迎えた今回は、六本木ヒルズに加え、EXシアター六本木を最大キャパのメイン会場として、10月25日(水)から11月3日(金・祝)までの10日間、開催される。雨がぱらつく天候だったが、同イベントのスタートとなる15時ごろにはちょうど雨も収まり、1人目として、今年の「東京国際映画祭アンバサダー」に就任した女優の橋本環奈が登場。橋本さんは「東京国際映画祭のアンバサダーに就任させて頂きました。橋本環奈です。今日はありがとうございます」とあいさつし、大声援を受けながらレッドカーペットの上を歩いた。3時間に渡り行われたイベントの中で、ひと際、声援が上がったのは、Japan Now部門の「Japan Now 銀幕のミューズたち」で特集される安藤サクラ、蒼井優、満島ひかり、宮崎あおいの4人が揃って登場したとき。まず、4人が会場に到着した様子が大スクリーンに映し出されると、豪華女優陣の揃い踏みに会場から歓声が上がった。メインステージでマイクを持った宮崎さんは「みなさん楽しんで帰ってください!」と声を弾ませた。満島さんは「私も初めての東京国際映画祭への参加です」といい、「自分も楽しみにしています。楽しんで帰ってください」と呼びかけた。蒼井さんは「85年組がこうやって4人揃ってとてもうれしいです。みなさん一緒に楽しみましょう」とにっこり。安藤さんは「みんな厄年なのですが、今日はお祭り騒ぎをワイワイと楽しんで、厄なんて吹っ飛ばしてやろうと思っています」と笑顔を弾けさせた。4人がメインステージを降りて、レッドカーペットの上に姿を現すと、さらに大きな声援が沸き起こった。オープニング作品の『鋼の錬金術師』からは、「Hey! Say! JUMP」の山田涼介と女優の本田翼が登場。山田さんがレッドカーペットに姿を現すと沿道に詰め掛けた女性ファンから大歓声が沸き起こった。本田さんはエレガントなドレス姿で会場を魅了。ほか、来日ゲストを含めて、豪華映画人たちがレッドカーペットを彩り、同映画祭の開幕を盛大に祝った。(竹内みちまろ)
2017年10月25日10月25日(水)~11月3日(金・祝)に開催される「第30回東京国際映画祭」では、会場のひとつとなる六本木ヒルズアリーナにて、映画祭開催中ここでしか味わうことの出来ない美味しい秋のグルメや、無料の野外上映を楽しめる「Tokyo FILM ARENA」を実施!映画とともに美味しいフードもいただける、映画好き、グルメ好き必見のイベントだ。イベントに出店するのは6店舗。予約と取れない人気店の絶品フードから、限定メニューまで、映画のお供にぴったりな、美味しい秋の味覚が味わえる。全長25cmある、インパクト抜群な「25センチスーパーホットドッグ」はソーセージもケチャップソースもマスタードも、全て自家製。パンも天然酵母の高級パンを使用し、上にはたっぷりのチェダーチーズをオン。味はもちろん見た目もおしゃれな一品。世界初の移動販売サラダカー「WISH FRESH SALAD」では、20種類以上ある中から4種類のトッピングをチョイスし、自家製ドレッシングと和えたボリューミーなミックスグリーンベースのサラダがいただける、女性に嬉しいヘルシーなフードも用意。高級料亭並みの料理を提供し、連日満席状態が続く久我山「器楽亭」の新店「水炊き鼓次郎」からは、名物の「鳥の唐揚げ」が登場。思わずお酒が進む、至福のおつまみもラインナップ。ほかにも、肉好きの間で全国的な知名度を得つつある吉祥寺「肉山」の「肉山カレー」や、愛知県産鴨肉に特化したワイン酒場「鴨一ワイン酒場SUN」の「鴨ロースのグリル わさび添え」など、バラエティ豊かなグルメが集結する(※メニューは一部抜粋)。さらに、10月18日(水)~11月3日(金・祝)の期間、六本木ヒルズ ウェストウォーク4Fにある、NY・ブルックリン発のコーヒーショップ「GORILLA COFFE(ゴリラコーヒー)」では、東京国際映画祭の映画の半券またはチケット購入が確認できるメール(QRコード付き)を提示すると、無料でドリンクのサイズアップができるサービスを実施中。上映前・上映後のブレイクタイムに是非立ち寄りたい。10月26日~11月3日の期間は、同会場にて野外上映「Cinema Arena 30」も開催されるので、映画を鑑賞しながら美味しいグルメを味わって、映画祭をさらに楽しんでみてはいかがだろうか。■「Tokyo FILM ARENA」フードエリア概要期間:10月25日(水)~11月3日(金・祝)場所:六本木ヒルズアリーナ時間:11時~21時(L.O.20:30)予定店舗:吉祥寺「肉山」、田町「水炊き鼓次郎」、上野「鴨一ワイン酒場SUN」、「スーパーホットドック」、目黒「WISH FRESH SALAD」※「Cinema Arena 30」(Tokyo FILM ARENA野外上映イベント・無料)を同時開催(text:cinemacafe.net)
2017年10月25日チリを舞台にトランスジェンダーの女性シンガー、ダニエラ・ヴェガが主演を務め、ベルリン国際映画祭で話題を呼んだ映画『A Fantastic Woman』(原題)が、『ナチュラルウーマン』として2018年2月より日本公開されることが決定した。物語の舞台はチリ、サンティアゴ。ウェイトレスをしながらナイトクラブで歌っているトランスジェンダーの女性マリーナは、年の離れた恋人オルランドと暮らしていた。マリーナの誕生日を祝った夜、自宅のベッドでオルランドが亡くなったことで、彼女は思いもかけないトラブルに巻き込まれることに。最愛の人を失った悲しみの最中に浴びせられる、不躾で容赦のない差別や偏見。それでもマリーナは、愛する人に最後のお別れを告げるため、前を向いて歩き始める――。前作『グロリアの青春』で、主演パウリーナ・ガルシアにベルリン国際映画祭女優賞(銀熊賞)をもたらしたセバスティアン・レリオが共同脚本と監督を務めた本作。レリオ監督は『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』のパブロ・ララインをはじめ、躍進目覚ましいチリ映画界の俊英として知られる。逆境に負けず、まっすぐに生きる美しきヒロイン・マリーナを演じるのは、自身もトランスジェンダーの女性歌手であるダニエラ・ヴェガ。本作では、自分らしさを守るための闘いに挑んでいくヒロインとして圧倒的な美貌と唯一無二の存在感を放ち、驚くべき才能を開花!トランスジェンダー女優として初のオスカーノミネートもささやかれている。プロデューサー陣には、『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』『ありがとう、トニ・エルドマン』を手がけた実力派がずらり。来たる第90回米アカデミー賞外国語映画賞のチリ代表作品に選出されたほか、ベルリン国際映画祭では脚本賞やエキュメニカル審査員、さらに優れたLGBT映画に贈られるテディ賞も受賞。米映画批評サイト「ロッテントマト」でも100%フレッシュと高く評価されている。『ナチュラルウーマン』は2018年2月よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月25日第30回東京国際映画祭(TIFF)が25日に開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナで15時よりオープニングレッドカーペットがスタート。アンバサダーを務める橋本環奈がトップバッターで登場した。橋本は、黒いエレガントなドレス姿で登場。「第30回という節目の年に東京国際映画祭のアンバサダーとして務めさせていただきます、橋本環奈です。今日はよろしくお願いいたします」とあいさつし、フェスティバルディレクターに就任した久松猛朗氏にエスコートされてカーペットを歩いた。第30回の節目を迎えた同映画祭では、大きなビジョンの一つとして「映画の未来の開拓」を掲げている。橋本はアンバサダーとして、同ビジョンのに向けた取り組みを世界に広く発信する。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。30回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほかで開催される。最高賞であるグランプリを競う「コンペティション部門」では、国内外から集まった1538本の応募から15本を選出。日本からは、瀬々敬久監督の『最低。』と、大九明子監督の『勝手にふるえてろ』が出品される。日本公開前の最新作をプレミア上映する「特別招待作品部門」では、オープニング作品として、荒川弘氏の人気漫画をHey! Say! JUMP・山田涼介主演で実写映画化した『鋼の錬金術師』を上映。クロージング作品は、元アメリカ副大統領アル・ゴア氏が地球温暖化問題に警鐘を鳴らすドキュメンタリー映画『不都合な真実 2:放置された地球』となっている。
2017年10月25日いま注目の若手女優・橋本環奈が、10月25日(水)より開催される「第30回東京国際映画祭」のアンバサダーに就任したことが明らかになった。大きなビジョンの一つとして「映画の未来の開拓」を掲げている今年の東京国際映画祭。そんな中、同世代の若い人々に映画の魅力を伝えていく大使として、今年の邦画興行収入ナンバーワン映画の『銀魂』のヒロイン・神楽役を演じ、同じくヒロインを演じる『斉木楠雄のΨ難』が公開を間近に控える橋本さんが本映画祭のアンバサダーに就任。「1000年に一人のアイドル」と注目を集め、『暗殺教室』シリーズや『セーラー服と機関銃-卒業-』『ハルチカ』などに出演、さらに多彩なジャンルの企業CMに抜擢され活動の幅を広げる橋本さん。今回彼女は、初日のレッド・カーペットやオープニングセレモニーに参加。映画祭の「映画の未来の開拓」に向けた取り組みを世界に広く紹介していくという役目を担う。「第30回東京国際映画祭」は10月25日(水)~11月3日(金・祝)六本木ヒルズ(港区)、EXシアター六本木ほかにて開催。(cinemacafe.net)
2017年10月20日女優の橋本環奈が、10月25日~11月3日に東京・六本木ヒルズを中心に開催される第30回東京国際映画祭(TIFF)のアンバサダーを務めることが20日、明らかになった。今年、第30回記念開催を迎える同映画祭は、大きなビジョンの一つとして「映画の未来の開拓」を掲げている。このたび、同世代の若者たちに映画の魅力を伝えていく大使として、橋本が「第30回東京国際映画祭アンバサダー」に抜てき。初日に行われるレッド・カーペットやオープニングセレモニーに参加し、映画祭の「映画の未来の開拓」に向けた取り組みを世界に広く発信する予定となっている。橋本は、映画『セーラー服と機関銃 -卒業-』(16)では初主演に加え、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。また、今年の邦画興行収入No.1映画の『銀魂』のヒロインの神楽役を演じ、同じくヒロインを演じる『斉木楠雄のΨ難』が公開を間近に控える。
2017年10月20日