コロプラは6月8日、位置情報ビッグデータ分析レポート「Location Trends」を活用し、スマートフォンの位置情報ビッグデータを活用した高梁川流域圏域の観光動態、商業動態・診療圏の調査レポートを岡山県倉敷市に提供したと発表した。同社が自治体に対し商業動態・診療圏動態調査レポートを提供するのは、今回が初めての取り組みだという。Location Trendsは、KDDIがauスマートフォンユーザーから同意の上取得し、誰の情報であるかわからない形式へ加工した位置情報データおよび属性情報(性別・年齢層)などのデータを用いて、コロプラへ分析を委託し作成した「位置情報ビッグデータ分析レポート」サービスの総称。今回、倉敷市に提供した位置情報ビッグデータ分析レポートは、江戸時代の街並みが残る美観地区などの観光地や広域において、拠点の役割を果たす主要医療機関、主要商業施設エリア周辺に訪れた人々の移動傾向を調査・分析したもので、倉敷市が高梁川流域圏域の経済成長を目的として総務省から受託した平成26年度「新たな広域連携モデル事業」の一部を構成する。倉敷市は同調査結果を受けて、今後「高梁川流域経済成長戦略会議」を設立し、高梁川流域7市3町における経済分野(商工、観光、農林分野)の成長戦略を策定、推進する考えだ。
2015年06月08日俳優の江口洋介と本木雅弘が初共演する映画『天空の蜂』(9月12日公開)で、劇中に登場する超巨大ヘリコプター"ビッグB"の画像が5日に初公開され、原作者の作家・東野圭吾氏が絶賛のコメントを寄せた。本作は、東野氏が1995年に発表した同名小説(講談社)を原作に、「20世紀少年」シリーズなどで知られる堤幸彦監督が手掛ける映画。自衛隊の"ビッグB"が何者かに奪取され、テロ事件へと発展する国家の危機を描く。江口が"ビッグB"の開発に取り組んできたヘリコプター設計士・湯原、本木が湯原と同期入社で原子力発電所の設計に携わってきた原発設計士・三島を演じる。"ビッグB"は最新鋭にして日本最大のヘリコプターという設定で、全長34メートル、総重量25トン。ヘリの内部のシーンは30メートル級の巨大セットを組んで撮影された。すでに公開された予告編でその姿は確認できていたものの、細部がクリアな画像が公開されるのは初めて。画像では、手前に映り込んだ航空自衛隊ヘリとの大きさの違いが分かる。物語のスケールの大きさから"映像化不可能"と言われていた本作。それは誰よりも原作の東野氏が「映画化など絶対に不可能だと思っておりました」と実感していたが、「執筆中に思い描いた以上の映像に圧倒されました」と出来栄えに驚く。「監督や俳優の皆さん、そのほか多くの方々の熱い想いが伝わってくる、骨太の素晴らしい映画だと思います」と称賛し、「私自身の血も、この小説に取り組んでいた二十年前のように騒ぎました。きっと多くの人々の心を揺さぶることだと思います」と"ビッグB"の迫力も確信の後押しとなった。(C)2015「天空の蜂」製作委員会
2015年06月05日小学館は5月29日、ビッグコミックオリジナルの阪神タイガース創設80周年記念増刊号を刊行した。記念増刊号の内容は、タイガースファンの漫画家の書き下ろし作品が中心となる。高橋留美子さんや高橋のぼるさん、コージィ城倉さん、さそうあきらさん、高橋ツトムさん、つの丸さん、林田球さんなど、20人を超える豪華執筆陣の作品が収録されている。他にも虎党を喜ばせるための企画が充実。NMB48などで活躍する山本彩さんの撮り下ろしピンナップ「さや姉 in 阪神ユニホーム・ポスター」や巻頭カラー企画の「タイガースのこと教えて!! 川藤さん!! 山本彩も訊いちゃうよ! 」、阪神の特集記事「愛しの阪神タイガース猛虎80年史」なども楽しめる。価格は税込450円。
2015年05月29日NECは5月27日、企業の基幹システムやビッグデータ活用における高信頼基盤向けに、最大18コアのCPU「インテル Xeon プロセッサー E7 v3 ファミリー」を採用し、Windows/Linuxに対応したエンタープライズサーバ「NX7700xシリーズ」の新製品4機種を販売開始した。新製品は、メインメモリ領域の可用性を向上させる、コントローラ強化やスペアリング方法の拡充を実施するとともに、メインメモリ領域の効率的な利用が可能となる「Address Based Memory Mirroring機能」に対応することで、拡大するビッグデータ活用へのニーズとシステムの安定稼働に対する信頼性にこたえ、基幹システムの高度化を支援する。「Address Based Memory Mirroring機能」は重要領域のみを2重化することでき、これにより、限られたメモリ領域を、ビッグデータの収集・分析のためのインメモリDBとして有効に利用することが可能となる。また、物理障害に対応するメインメモリのスペア領域設定範囲を拡大することで、メインメモリ領域が複数回の障害にあった時もシステムを継続して稼働させることが可能になった。さらに、データ活用を行ううえで重要な、外部ストレージやネットワークと接続するI/Oカードの障害時に、無停止で予備カードへ切り替える「Mission Critical I/O Failover機能」も搭載した。内蔵ディスクは12Gbpsの高速SASインタフェースや、従来機比で容量2倍の高速ストレージに対応し、大容量データを持つ基幹システムと連携したビッグデータ活用基盤や、プラント故障予兆監視やITシステムの異常検知などで有効なインバリアント分析等の高速集計・検索を実現するリアルタイム分析基盤を構築可能にする。最小構成価格は、「NX7700x/A3012M-4」が327万5000円から、「NX7700x/A3012L-2」が358円9000円から、「NX7700x/A3012L-1」が301万7000円から、「NX7700x/A3010M-4」が168万4000円からとなっている。
2015年05月27日ガートナー ジャパンは5月25日、日本企業のビッグ・データへの取り組みに関する調査結果を発表した。これによると、ビッグ・データに対する認知度は約9割で、そのうち約3割の企業が関心を示している一方、実際に活用を進めている企業は6%という結果となり、ほとんど取り組みが進んでいないことが判明したという。同調査は2014年11月、同社が日本企業のIT部門マネージャを対象に実施したもので、有効回答企業数は703件。対象企業の業種は全般にわたる。なお、同社による「ビッグ・データに関する調査」は2011年より行われているという。これによると、2011年~2013年にかけて、ビッグ・データを「よく知っている」「ある程度知っている」「多少知っている」と回答した企業の割合が毎年大幅に増えていたが、2014年の結果では、2013年と比較して、認知度・関心度ともに大きな変化は見られなかった。また、ビッグ・データへの取り組みを進める上での阻害要因と状況に関しては、48%の企業が「ビッグ・データから価値を得る方法が分からない」ことが最大の阻害要因であると回答する。
2015年05月26日調査会社のIDC Japanが5月21日発表した調査結果によると、2014年の国内ビッグデータ・テクノロジー市場の規模は444億円で、前年比成長率は39.7%と拡大を継続しているという。同社は同市場を、インフラストラクチャ/ソフトウェア/サービスの3つのセグメントに分類し、市場規模調査を行った。それによると、2014年の同市場規模は前年同期比39.7%増の444億700万円になったという。ビッグデータ・テクノロジーに取り組む企業はテクノロジーに明るいSIやネット系企業などから一般企業に拡大しているとのこと。これは単純なユーザー層や個々の事例の規模の拡大だけでなく、プロプライエタリ・ソフトウェアやアウトソーシングの利用を促進し、今後も市場は高い成長が続くと期待される。同社の予測によると、2019年の市場規模は1,469億400万円となり、2014年~2019年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は27.0%になるとのことだ。また同社は国内企業を対象に、ビッグデータ・テクノロジーへの取り組み状況について調査した。2014年の前回調査と比較すると、ビッグデータ・テクノロジーについて「何らかの取り組みを行っている」とする企業が28.6%から32.0%と増加した一方で、「わからない」とする企業が31.6%から12.1%に大きく減少し、「当面取り組み予定が無い」とする企業が39.8%から55.9%へ増加した。この結果から、ビッグデータ・テクノロジーの取り組み意向がユーザー企業で二極化しているという。同調査では予算や人材面などのリソース面の課題も明らかになっているとし、企業の中で自社のリソースなどを考慮して取り組みの姿勢を明らかにする企業が増加していると、同社は見ている。「国内ビッグデータ・テクノロジー/サービス市場は先行ユーザーの成功事例を受けたマーケット側の需要の盛り上がりと、2012年前後からの供給者サイドの積極的な投資により急速な成長を遂げている。一方で、中期的にアーリー・アダプターからマジョリティ層へ利用を拡大していくためには人材不足やセキュリティ、コストといった阻害要因を抱えている。ITベンダーやSI事業者はクラウドの活用やビジネスモデルの転換を通じて、ユーザー企業がビッグデータ・アナリティクスを積極的に利用できる環境を作ることが必要になる」と、同社ソフトウェア&セキュリティ マーケット・アナリストの草地慎太郎氏は分析している。
2015年05月22日サイオステクノロジーは、すでに5月26日と6月4日に、クラウド型データマネジメントサービス「Treasure Data」及び人気のデータビジュアライゼーションツール「Tableau」を中心に、ユーザーが利用体験できる、無料ハンズオンセミナーを実施すると発表したが、好評につき、6月16日と6月24日にも追加で実施すると発表した。○セミナー概要日時:5月26日(火)、6月4日(木)、6月16日(火)、6月23日(火)時間はいずれも 15:00~17:30(受付14:30~)会場:サイオステクノロジー本社 3F 「SIOS Learning」ルーム[Map]東京都港区南麻布2-12-3サイオスビル定員:各回10名まで講演内容:・ビッグデータサービスの紹介・Treasure Dataのクライアントを使った基本操作・Tableau Desktop を使ったデータの基本操作(バージョンは9.0を使用)参加費:無料締切:開催日の2営業日前まで注意事項:参加に際して、自身のノートパソコンを持参する申込/詳細:こちら
2015年05月21日Talendとデータキュレーションは5月19日、オープンソースソフトウェア版である Talend Open Studio(TOS)の普及と技術支援、および共同マーケティングに関する協業を開始したと発表した。データおよびビッグデータ統合ツールを提供するTalendと、社内外の多様なデータを、最適なタイミングで、必要な人やシステムにデータキュレーション(データ選別)して提供できるデータキュレーションが連携することで、さまざまな課題がある企業を支援していく考えだ。両社はTOSの普及と商用版の拡販を目的とした共同マーケティングを展開していく予定。
2015年05月20日サイオステクノロジーは、5月26日と6月4日に、クラウド型データマネジメントサービス「Treasure Data」及び人気のデータビジュアライゼーションツール「Tableau」を中心に、ユーザーが利用体験できる、無料ハンズオンセミナーを実施すると発表した。○セミナー概要日時:5月26日(火)および6月04日(木) 15:00~17:30(受付14:30~)会場:サイオステクノロジー本社 3F 「SIOS Learning」ルーム[Map]東京都港区南麻布2-12-3サイオスビル定員:各回10名まで講演内容:・ビッグデータサービスの紹介・Treasure Dataのクライアントを使った基本操作・Tableau Desktop を使ったデータの基本操作(バージョンは9.0を使用)参加費:無料締切:開催日の2営業日前まで注意事項:参加に際して、自身のノートパソコンを持参する申込/詳細:こちら
2015年05月18日『スターウォーズ』『アベンジャーズ』シリーズで圧倒的な存在感を発揮するサミュエル・L・ジャクソン主演のアクション超大作『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』の予告編が、このほど公開となった。ヘルシンキに向けて飛行中のアメリカ大統領専用機エアフォース・ワンが、テロリストの地対空ミサイル攻撃を浴び、フィンランド北部の人里離れた山岳地帯に墜落した。緊急脱出ポッドに避難したアメリカ大統領は、森の奥深くに着地して一命を取り留めるが、ポッドの位置を見失ったワシントンD.C.の国防総省は救助隊を送り込むことができない。山に身を潜めていた武装テロ・グループは、すかさず孤立無援の大統領を捕獲しようと“地上最大の狩り”を開始。もはや絶体絶命と思われた大統領に救いの手を差しのべたのは、シカ狩りをしていた狩人の血を引く13歳の少年ハンターだった…。全てを失った大統領と少年ハンターの究極のサバイバルがいま始まる…。メガホンを握るのは、ブラックユーモアに溢れたダーク・ファンタジー『レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース』を監督したフィンランドのヤルマリ・ヘランダー。大統領があどけない13歳の少年と偶然めぐり合い、年の差と身分の違いを超えて結束するバディムービーの本作。アメリカ大統領役を演じるのは、『ダイ・ハード3』『アベンジャーズ』シリーズの個性派俳優サミュエル・L・ジャクソン。持ち前のユーモアと味わい深い存在感を発揮し、体当たりのアクション・シーンも披露している。少年ハンター役には、監督の前作『レアエクスポーツ 囚われのサンタクロース』で主演を果たした子役オンニ・トンミラを起用。サミュエル・L・ジャクソンという世界的スターを相手に堂々たる掛け合いをやってのけた彼の大物ぶりも見逃せない。今回公開となった予告編では、“空飛ぶホワイトハウス” と呼ばれるエアフォース・ワンが無残に撃墜される冒頭から、大統領と少年ハンターが出会うシーン、サプライズに満ちたアクションシーンなど見ごたえのある映像が満載。“大統領狩り=ビッグゲーム”を開始するテロリストたちの脅威から、13歳の未熟なハンターであるオスカリが「(大統領を)僕が守る!」と叫ぶシーンがとても印象的だ。フィンランドの雄大かつ美しい絶景の真っただ中で繰り広げられる前代未聞の“大統領狩り”を描く本作。まずはこの映像から、“大統領&少年”コンビの活躍を目撃してみて。『ビッグゲーム 大統領と少年ハンター』は、8月15日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月14日ラナは5月11日、「ドラえもん ジャイアントスピーカー」の予約受付を開始した。8月中旬から順次発送する。「ラナタウン」での直販価格は18,144円(税込)。ドラえもん ジャイアントスピーカーは、サイズが約W290×D268×H405mmのスピーカー。ドラえもんの足部分にスピーカーが組み込まれている。手や顔は角度を変えることができ、好みのポーズに設定可能だ。スピーカーユニットはφ77mmで、最大出力は3W。胸元の鈴に内蔵されたライトが音楽に合わせて点灯する。入力はφ3.5mmステレオミニプラグ。電源はUSBバスパワーを使用する。(C)Fujiko-Pro,Shogakukan,TV-Asahi,Shin-ei,and ADK
2015年05月11日観光庁は5月1日、訪日外国人旅行者数2,000万人の達成に向け、ビッグデータを活用した訪日外国人観光客の行動・ニーズ調査を開始すると発表した。同調査では、訪日外国人旅行者のTwitterやWeiboなどのSNSにおける投稿(英語、中国語、韓国語)から、興味・関心や満足度、今後改善すべき受入体制などについて情報を抽出。対象地域は、韓国、中国、台湾、香港、アメリカで、10万人/月を目標数としてデータを分析するという。また、GPS地図アプリ「NAVITIME for Japan Travel」を使って、訪日外国人旅行者の位置情報を5月中旬(予定)以降に収集し、日本全体のマクロな動態や、大都市・地方におけるミクロな動態などについて調査する。調査分析結果は、地方公共団体や観光関係者に公表される予定だ。
2015年05月01日日本マイクロソフトは4月24日、これまでExcelで提供してきたPower BIの無償版「Power BI Designer」の提供をPowerBI.comで開始した。現在はプレビュー版の提供で、一部に英語のインタフェースが残る。正式版の提供は現時点で未定。月額9.99ドルの有償版「Power BI Pro」も今後は日本で提供する予定だという。ただ、Power BIの無償版でも、1ユーザーあたりのデータ使用量が1GB分確保されているなど、ある程度余裕を持って利用できるようだ。○ビッグデータ活用、課題は「経済」「技術」日本マイクロソフト サーバープラットフォームビジネス本部 クラウドアプリケーションビジネス部 部長の斎藤 泰行氏によると、今回の無償化は「ビッグデータの民主化」だという。2013年に総務省が行った調査では、企業に眠る様々なログ、いわゆる"ビッグデータ"を活用することで、日本国内の経済効果が7.7兆円にのぼることが明らかになったという。この7.7兆円という数字は、東京オリンピックの経済効果試算が3兆円と一部で言われている中で、それを大きく超える波及効果となる。しかし、2014年に同様に行われた総務省の調査では、ビッグデータを実際に活用できた割合がわずか4.6%に過ぎず、大きな潜在需要とは対照的にビッグデータ活用が遅れている現状を映し出していた。実際の現場の声はどうか?「なぜ遅れているか」との問に「データが散在している」「どう利用すれば良いかわからない」「分析手法がわからない」といった技術的な問題や、「データ利用による費用対効果がわかりにくい」「データの分析・利用に費用がかかる」といった経済的問題に対する声が上位に並んでいる。これらの問題を解決する施策が、日本マイクロソフトのPower BI無償化施策というわけだ。○Power BIのフリーミアムモデルとは?Excel Power BIはかねてより定評のあるツールで、誰もが一度は触れたことのあるExcelをベースに情報分析のBIツールを使えることから、敷居の低さを売りとしていた。ただ、BIツールは一般的にウォーターフォール開発によって導入する企業が多く、高い費用をかけて特定のユーザーしか使えない状況にあった。「ビッグデータの活用は、データを集めて実際に事業に活かすことを現場で考えることが一番。部門ごとに使えることが最大の利点なのに、経営管理といった分野でしか利用されないことが多かった。そこだけでなく、使う範囲を、裾野を広げていかなければならない」(斎藤氏)使える裾野を広げる、そういった側面でもExcelをベースにしたBIツールは心強い存在だ。技術的障壁は、Excelの利用法をある程度理解していれば超えられる上に、残る経済的障壁も無償化によって崩す。中央集権的な存在を、みんなの物にする取り組みだからこそ、日本マイクロソフトは「ビッグデータの民主化」と呼ぶわけだ。同時に斎藤氏は「Power BIのフリーミアムモデル」と、今回の無償化施策を説明する。ただ、ここで指す「フリーミアムモデル」は、Power BI DesignerからPower BI Proへの移行をマイクロソフトとして目指すものではない。短期的、近視眼的なものではなく、将来的なAzureの利用を念頭に置いた「フリーミアムモデル」なのだ。「モバイルの世界でもビッグデータを活用できるように、DATAZWNというモバイルBIベンダーをこの4月に買収した。2月には、Azure Machine Learning(Azure ML)の一般提供も開始しており、統計解析言語RのベンダーRevolution Analyticsの買収と合わせ、統合的なソリューション提供の下地ができている。Power BIの何がフリーミアムモデルの"プレミアム"に相当するのかというと、こうした機能提供を通してビッグデータ分析人口が増えることで、ますますIoTデバイスやWindows Embeddedの需要、サプライチェーン基盤が必要となってくる。これらデータベース基盤の部分はすべてAzureで提供できるわけで、そこでマネタイズをさせていただくことになる。データレイク(データの湖)という言葉が出てきているが、Azureというデータの倉庫にすべてを物流させ、誰でも簡単にセンスできる(取り扱える)ようにすることで、大きな価値が生まれる」(斎藤氏)○実際の操作感は?この無償版の「Power BI Designer」は、ブラウザからアクセスするが、Excel上でできることのほとんどを再現している。ブラウザによるアクセスのため、Mac上のChromeといった環境でもいじれるほか、iOS端末ではアプリからデータを閲覧できる。ファイルはWebページに直接ドラッグ&ドロップで取り扱えるのでハンドリングも容易だ。データソースは、MicrosoftやOracle、IBMのデータベースから取得できるだけでなく、Google Analyticsなどからも取得できる。記者説明会には、Power BIを4月1日より導入した良品計画 Web事業部 部長 奥谷 孝司氏も登壇。同社は、Azure ML活用も同時に行う予定で、これまでビッグデータ処理に5分かかっていたものが、わずか10秒でレポートを表示できるようになるという。良品計画は「MUJI DIGITAL Marketing 3.0」と呼ばれるマーケティング施策を推進しているが、その最たる例が2013年5月より提供を開始したスマートフォンアプリ「MUJI Passport」だ。すでに370万ダウンロードを突破する同アプリだが、アプリの利用者傾向の分析でも、そのマーケティング効果が目に見えてわかるという。売上構成比では、会員ではない売上が7割を占めているが、アプリを利用しているユーザー層の客単価は全体平均の1.7倍となる3829円だ。「リピーターだから数字が高くなるのは当然ではないか」と思われるかもしれないが、客単価が高いだけでなく、1年に足を運ぶ回数が半期ごとに上昇しており、総購入額が1万6000円近くに達するなど、長期的視野で見れば大きな"プラス"となる。「マーケティングとITはセットで活用しなければならない」とは奥谷氏の弁だが、実際のマーケティング担当者の"勘"だけでなく、データ分析を組み合わせることで、確かな実績が積み上げられるようになる。「人をダメにするソファ」こと「体にフィットするソファ」の売上レポートのデモンストレーションでは、購買者の年齢が全体の平均に比べて若くなった結果が出た。「このデータベースでは(ネットで愛称として親しまれている)『ダメにするソファ』『堕落させるソファ』と検索をかけても引っかからないのが残念だが(笑)、キーワードを選択するだけでこうした購買客データがすぐに出てくる。ほかの分析結果でも同様の結果が出ているが、これはTwitterなどでこのソファが話題になったため、購買客の多くが20代となっている。今までは店長の直感でやっていたものが、全てExcelで簡単に出てくる」(奥谷氏)奥谷氏はバックエンドにSQLサーバーなどがあっても、実際に利用する店舗スタッフなどにはそこを意識させないことが重要であるとし、Excelというインタフェースの優位性についてメリットを挙げていた。情報システム部門は社内利用者が戸惑わないインタフェースの取捨選択が求められる時代となりつつある。これは、BIツールに限らず、FacebookやTwitter、LINEライクな情報共有基盤などにも言えることであり、コンシューマーに親しまれているインタフェースやデバイスの活用は、今後も続いていきそうだ。
2015年04月29日カスペルスキーは4月24日、警察の犯罪捜査にビッグデータが活用された事例を同社のブログ「Kaspersky Daily」で解説している。代表的な活用例として、都市の中で最も危険なエリアがわかるようになった。下の地図では、ロンドンの「犯罪多発地域」が赤色で示されている。シアトルやニューヨーク、ロサンゼルスの警察でも同様の治安対策がすでに実施されている。特にロサンゼルスではめざましい改善効果が得られ、強盗が33%、暴力犯罪が21%、窃盗が12%減少した。捜査を進める上でもビッグ―データが活用されている。具体的には、写真、FacebookなどのSNSの更新やチェックインの状況、不登校の状況、医学的所見、購買データ、街頭の防犯カメラの記録など、どんな小さなデータにも価値があるという。データ分析がさまざまな傾向の解明にも役立っている。例えば、銃や弾丸が犯罪者の通貨代わりに使用されることが明らかになっているほか、SNS(特にFacebookとInstagram)には犯罪者自身の重要なデータがアップロードされており、貴重な情報源となっている。○分析システムで犯罪を予測路上犯罪は分析システムで予測可能で、街頭での暴動やテロ行為の予測にも分析システムが能力を発揮するという。Forensic Logicは、逃亡中の犯罪者を分析システムを活用して発見した。分析は、ロサンゼルス郡にある約80の都市のデータベースからデータを集め、ある警察管区から次の管区へと犯罪者が潜行していることを突き止めたという。ペンシルベニア大学犯罪学部の専門家チームは、地元の警察管区の報告など、さまざまなデータを基に犯罪を予測するアルゴリズムを開発した。このアルゴリズムは、殺人事件の被害者となる可能性のある人が洗い出され、警察がそのデータに基づいて、危険にさらされている人物に注意を呼びかけいる。犯罪予測ソリューションを開発した企業で最も有名なのは、Palantirだという。Palantirは先ごろ、行政サービスから民間市場へ参入した。Palantirの製品は、整理されていない大量の情報を処理するもので、DNAデータ、さまざまな情報源(街頭の防犯カメラの録画など)から記録した音声や動画、車の横転を監視するためのナンバープレートなど、世界各地のニーズに合ったオプションを多数展開している。この製品はすでに数カ国でテロ防止に使用された実績を持ち、アフガニスタンで反政府組織による攻撃の予測にも使われた。また、米国の税関職員を殺害したメキシコ人の麻薬カルテルメンバーの所在も見事突き止めたほか、ダライ・ラマのPCにスパイウェアをインストールしたハッカーの追跡に成功した。さらに、児童性的虐待者の逮捕に一役買ったという重要な事例もある。ニューヨーク市で起きたケースでは、街頭防犯カメラの動画に犯人が映っており、虐待から1時間と経たないうちに犯人が見つかったという。
2015年04月27日ソフトウェア開発事業を行うアクロクエストテクノロジーは4月27日、同社の「ミャンマー消費者の動向」ビッグデータ分析ツールを用いたミャンマー事業展開支援サービス「ミャンマーマーケティングサービス」の提供を開始したと発表した。同サービスは、7,000人以上のスマホユーザーの協力を得て、通信端末からリアルタイムに人の動きや嗜好アンケート、通信品質などのビッグデータを収集・分析・可視化することにより、現地のマーケティング戦略立案、意思決定の際に有用な情報を提供するもの。現地での出店計画やインフラ整備計画などに必要な「流動性人口サービス」、マーケティング戦略策定のための「アンケートサービス・テスト販売サービス」、携帯電話通信事業者の通信品質改善活動に必要となる「通信品質実況調査サービス」がある。サービス価格は50万円からとなっており、詳細については要問合せ。また同社は、ヤンゴンでリアルタイムに収集したビッグデータの分析結果サンプルを、同サービスWebサイトにて無料で公開している。サンプルの閲覧には無料会員登録が必要となる。
2015年04月27日明治はこのほど、「富士山アポロビッグ」を全国お土産店、鉄道・道路・空港売店などで発売した。○頂点部にホワイトチョコレートをかけ、"赤富士"風の姿に同商品は、2層のチョコレートが特徴のロングセラーブランド「アポロ」から発売する、大粒で富士山風に摸した商品。日本の象徴であり、世界遺産でもある「富士山」にあやかったデザインになっている。上部がストロベリーチョコレート、下部がミルクチョコレートのドッキングスタイルに、ホワイトチョコレートをかけ、縁起のよい"赤富士"風の姿に仕上げた。1粒6gのビッグサイズで、上部のいちごチョコレートは通常のアポロの3倍量のいちごを使用、濃厚な味わいを楽しめるという。海外でも有名な葛飾北斎の「凱風快晴」をデザインしたパッケージは、日本人観光客のおみやげのみならず、外国人観光客の来日記念のお土産としてもおススメだという。内容量120g(標準20粒入り)で、参考小売価格は800円(税別)。
2015年04月26日EMCジャパンは4月21日、EMC II(EMC情報インフラストラクチャ)、Pivotal、VMwareのストレージや仮想化技術、ビッグデータ分析技術をワンストップで提供する「フェデレーション ビジネス データレイク ソリューション」と、ビッグデータ分析技術にサードパーティのテクノロジーを追加することを発表した。同ソリューションは、同社のコンサルティング・サービスを通じて推進していく。新ソリューションは、自動的にプロビジョニングができ、IT部門が業務部門のニーズに応えることが可能になるとのこと。分析レイヤーは、「Vblock(ヴイブロック)」を基盤にVMwareで仮想化するとともに、事前定義済みのユースケースおよび自動化したプロビジョニングと設定機能を提供する。また、スケールアウトNAS「EMC Isilon」が、「データレイク ストレージ基盤」を提供する。この分析レイヤーは、「Pivotal HD」やSQL-on-Hadoopエンジンを特長とする「HAWQ(ホーク)」を含む「Pivotal Big Data Suite」で構成。Pivotal Big Data Suiteはエンタープライズ・クラスのSQLを提供し、Hadoopに格納されているデータを通じて、SASやTableauを始めとする各種分析プラットフォームとのシームレスな統合と相互運用をサポートするという。また、ClouderaやHortonworksを始め、今後登場するOpen Data PlatformベースのHadoopディストリビューションとの連携をサポートするビジネス・データレイクも提供するとのこと。また同ソリューションでは、データレイクを最大限に活用するためにコンサルティング・サービスとトレーニングを提供する。「ビッグデータ ワークショップ」は、ビッグデータに何から手をつければよいのかをまだ明確にできていないユーザー企業向けのサービス。「データ活用構想立案サービス」は、ビッグデータにどのくらいの規模感(予算感やチーム構成、中長期的な計画)で取り組めばよいのかを決めかねているユーザー企業向けのサービス。「データ分析POCサービス」は、自社の持つデータをどのように使えるか、またどの程度の効果が出せそうかについて、実際にビッグデータへの取り組み効果を実感し予算化を進めたいユーザー企業向けのサービス。「分析チーム立ち上げサービス」は、ビッグデータへの取り組みを開始するために必要なスキルやプロセスを身に付けたいユーザー企業向けのサービス。「データ分析高度化サービス」は、既にビッグデータへの取り組みを開始しており、難易度の高い分析課題を持っていたり、分析業務のスピードアップを図りたいユーザー企業向けのサービス。「システム構築・運用サービス」は、同ソリューションの導入と展開をサポートするサービス。これらのサービスにより、データ活用の様々な段階にいるユーザー企業が同ソリューションによりその価値を引き出し、短時間でビッグデータの戦略的ユースケースを創り出すことが可能になるという。また、ビジネスリーダーや分析担当者向けに、ビッグデータとデータ・サイエンスへの理解を深めスキルを高めるための教育トレーニングと認定サービスも提供するとのことだ。
2015年04月22日ZMPとテクノスデータサイエンス・マーケティング(TDSM)は4月21日、資本提携を行い、自動車・物流機器・ヘルスケア機器のセンサーデータをクラウドに収集し、ビッグデータを解析するサービスの共同開発を開始すると発表した。具体的には、自動運転技術の開発用車両プラットフォームRoboCarなどのセンサーデータをクラウドに収集し、ビッグデータ解析まで一貫して行うソリューションや、物流支援ロボットCarriRoやAGV、フォークリフトなどの物流機器のセンサーデータをクラウドに収集し、ビッグデータ解析をすることによって生産性向上を図るソリューション、24時間心臓見守りサービスheartomoの心拍データをクラウドに収集し、ビッグデータ解析によって心疾患を予防するアプリケーションの開発などを行う。両社は「ZMP のミッションである『Robot of Everything』によってロボット化されたさまざまなモノから得られるビッグデータを、TDSM のデータ解析技術によって活用し、未来の社会基盤となる人工知能プラットフォームの提供を目指してまいります」とコメントしている。
2015年04月21日ヤフーは4月9日、「Yahoo!地図」の「ルート探索」機能を活用し、日本全国のルートと到達所要時間の可視化に取り組んだ「Yahoo! JAPANビッグデータレポート‐リニアは日本をどれだけ狭くするのか? 到達所要時間ビジュアライゼーションマップに挑戦」を公開した。Yahoo!地図のルート探索機能は、出発地点と目的地点を指定すると、最適なルートや所要時間、運賃などを案内してくれる機能。「徒歩」「車」「鉄道」「バス」「飛行機」などの複数の交通機関を組み合わせて最適ルートを提示する。今回のレポートは「会社から通勤1時間以内ってどこだろう?」「家から車で2時間ドライブするとどこまでいけるのだろう?」といった疑問を解消するための取り組み。その方法は、出発地点から日本全国のあらゆる地点までの時間を総当りで計算した「到達所要時間マップ」で可視化するというもの。到達所要時間マップ、(1)任意の出発地点から日本全国のルートを調べるために、日本全国をなるべく細かい単位で分割してそれぞれに目的地を設定した。市町村レベルでの分割は単位が大きすぎるため、日本全国の住所を「○町○丁目」まで細分化して、それぞれを到達エリアとした。実際に抽出すると約19万エリアだったという。出発地点を定めたら、(2)出発地点からすべての到達エリアの目的地点に到達するまでの所要時間を計算する。最後に、(3)これまでの工程で得られたデータを地図上で可視化。これで到達所要時間マップが完成する。○12時間あれば東京駅から国内のどこへも行ける到達時間マップを活用して、出発地点を「東京駅」に設定して調査を実施した。条件は以下の通り。「東京駅」を出発地とする出発時間を「平日午前7時」として計算する交通手段は「徒歩」「車」「電車」「新幹線」「バス」「フェリー」「飛行機」とする到達地点は、日本全国の町丁目エリア約19万件の代表点を設定する(例:○町○丁目)到着時間の最大値は出発から12時間後までとするこの条件をもとに、「東京駅」から日本全国約19万到達エリアに対してすべての所要時間を計算し、画像と動画にてデータビジュアル化した。結果を見ると、北は北海道から南は沖縄まですべての都道府県に到達している。例えば、日本最北端の宗谷岬までが4時間56分、最西端の納沙布岬までは6時間56分となった。つまり、都内在住者であれば、半日もあれば国内のどこへでも行ける。続いて、北陸新幹線の開業前と開業後で、東京駅から北陸地方の各地点まで5時間でどこまで行けるか計測した。条件は次の2つ。基本的な条件は「到達所用時間マップ」全国版に準ずる「ルート」探索」の利用交通手段に飛行機を含めない結果は開通後のほうが到達地点が多いのが一目瞭然。開通前は、石川県はほとんど入っていなかったが、開通後は和倉温泉の近辺まで到達している。日本有数の旅館と謳われる加賀屋まで、北陸新幹線に乗れば東京から約5時間で到着できる。○リニア開通後は関西へのアクセスが大幅に向上最後に、「もしもリニア中央新幹線が開通した場合」の計測を実施した。リニア中央新幹線は、東京都から大阪府まで結ぶ新幹線の整備計画で、2027年に開業を予定している。多くが山間部を走る直線のルートのため、新幹線の最大速度は時速505kmに到達すると言われている。条件は以下の通り。リニア中央新幹線は、品川駅を出発して名古屋駅に到達するまでの所要時間を40分とするリニア中央新幹線の途中駅は、駅建設予定地となっている地点の主要最寄駅とする「ルート探索」の利用交通手段に飛行機を含めないリニア中央新幹線以外の交通網は、2015年3月時点のものを使用する到着時間の最大値は出発から3時間後までとする開通後は、大阪駅まで1時間51分で到着できることもあり、従来の東海道新幹線を使った場合よりも、近畿地方の到達地点が大幅に広がっている。関西へのアクセスが大幅に楽になることがよくわかる。○今後はさまざまなシュミレーションに活用今回ヤフーは、出発地からの到達地点を計測したが、処理方法を変更したりさまざまなオープンデータ、公共交通機関などのデータと組み合わせてさまざまな調査に活用できるとしている。事故や工事による不通区間の影響調査地震や台風などの自然災害時における交通変化シミュレーション公共交通のダイヤ変更や車線量変更による影響シミュレーション観光ルートの最適化やアシスト条件にあった不動産、商圏、新規商業施設の開拓や候補場所などの抽出今回の大きな目的として、これら大規模な抽出データをどう視覚的にわかりやすく把握できるようにするか、という「データビジュアライゼーション」の取り組みもあわせて行っている。「大量の到達時間情報を時間推移や到達点情報などと組み合わせつつ、伝えたいことの意図を失うことなくどのように表現する」というデータビジュアライゼーションにも引き続き取り組むとしている。
2015年04月10日富士通北陸システムズ(FJH)は4月7日、「FUJITSUインフラ構築サービス ビッグデータ分析ソリューション for Oracle Endeca Information Discovery」の提供開始を発表した。同ソリューションは、構造化/非構造化データを含むあらゆるデータを直感的な操作で容易に分析でき、価値ある情報の「発見」を可能とする情報系基盤を提供するソリューション。「Oracle Endeca Information Discovery」の本格導入前のトライアル検証(Proof of Concept)から導入・運用までをカバーし、ワンストップソリューションとして提供する。「Oracle Endeca Information Discovery 導入サービス」と「Oracle Endeca Information Discovery 運用支援サービス」の2つを提供し、前者はOracle Endeca Information Discovery用の設計項目・カスタマイズ作業により短納期で要件に適合した環境の稼働・活用を可能にするもの、後者は導入後環境でアプリケーション・カスタマイズ開発支援などを実施するものとなる。両サービスとも、販売価格は100万円(税別)~。同社は今後、1年間で1億円の売上を目指す。
2015年04月08日MVNOサービスを提供するビッグローブやソネット、U-NEXTは、4月1日(4月利用分)より通信容量の増量を実施する。DMM.comでは利用料金を値下げし、新たに「2GBプラン」を新設。OCNやハイホー、ニフティなどはすでに料金据え置きで増量を発表しており、それに追随する形となる。なお、いずれのサービスにおいても既存のユーザーは自動適用される。本稿では4月1日(4月利用分)からの各社の料金やプランについて、まとめて紹介する。○IIJmio高速モバイル/Dサービスインターネットイニシアティブが提供するMVNOサービス「IIJmio高速モバイル/Dサービス」では、月間2GBまでの高速通信が利用できる「ミニマムスタートプラン」など、全3コースで増量される。増量後は、「ミニマムスタートプラン」では3GBまで(従来は2GB)、「ライトスタートプラン」では5GBまで(従来は4GB)、「ファミリーシェアプラン」では10GBまで(従来は7GB)の高速通信が利用可能となる。○楽天モバイルフュージョン・コミュニケーションズが提供するMVNOサービス「楽天モバイル」では、月間2.1GBまでの高速通信が利用できる「2.1GBパック」など全3コースが増量される。「2.1GBパック」では3.1GB、「4GBパック」では5GB、「7GBパック」では10GBまでの高速通信が利用可能となる。これに伴い、プランの名称も「3.1GBパック」、「5GBパック」、「10GBパック」に変更する。なお、「ベーシック」プランについては変更がない。○hi-ho LTE typeDシリーズハイホーが提供するMVNOサービス「hi-ho LTE typeDシリーズ」では、月間2GBまでの高速通信が利用できる「hi-ho LTE typeD ミニマムスタート」など全4コースが増量される。増量後は、「hi-ho LTE typeD ミニマムスタート」では3GBまで(従来は2GB)、「hi-ho LTE typeD ミニマムスタート 1年パック割」では3GBまで(従来は2GB)、「hi-ho LTE typeD アソート」では3GBまで(従来は2GB)、「hi-ho LTE typeD ファミリーシェア」では10GBまで(従来は7GB)の高速通信が利用可能となる。○OCN モバイル ONENTTコミュニケーションズが提供するMVNOサービス「OCN モバイル ONE」では、、月間2GBまでの高速通信が利用できる「2GB/月コース」など全5コースが増量される。増量後は、「70MB/日コース」では1日あたり110MBまで(従来は70MB)、「100MB/日コース」では1日あたり170MBまで(従来は100MB)、「2GB/月コース」では1月あたり3GBまで(従来は2GB)、「4GB/月コース」では1月あたり5GBまで(従来は4GB)、「500kbpsコース」では1月あたり15GBまで(従来は7GB)の高速通信が利用可能となる。これに伴い、プランの名称も「110MB/日コース」、「170MB/日コース」、「3GB/月コース」、「5GB/月コース」に変更する。○NifMoニフティが提供するMVNOサービス「NifMo」では、月間2GBまでの高速通信が利用できる「2GBプラン」など全3コースで増量される。増量後は、「2GBプラン」では3GBまで(従来は2GB)、「4GBプラン」では5GBまで(従来は4GB)、「7GBプラン」では10GBまで(従来は7GB)の高速通信が利用可能となる。これに伴い、プランの名称も「3GBプラン」、「5GBプラン」、「10GBプラン」に変更する。○U-mobileU-NEXTが提供する「U-mobile」では、4月1日から利用料金の値下げや新たなプランの新設、通信容量の増量を行う。通信容量が増量されるのは、データ専用SIMの場合「3GBプラン」で月間5GBまでの高速通信が可能となる。音声通話付きSIMの場合は、「3GBプラン」と「1GBプラン」で通信容量が増量され、「3GBプラン」では月間5GBまで、「1GBプラン」では月間3GBまでの高速通信が可能になる。なお、いずれも月額利用料金は変わらない。利用料金を値下げするのは、データ専用SIM、音声通話付きSIMともに「ダブルフィックスプラン」。通信量が1GBを超過した際の値段が、データ専用SIMでは、月額1,680円から900円に、音声通話付きSIMでは、月額2,480円から1,780円に下げられる。新設されるプランは、音声通話付きで通信容量無制限の「LTE使い放題2」。U-mobileではすでに、通信容量無制限の「LTE使い放題」が用意されているが、こちらは6カ月契約で月額2,980円(音声通話付き)なのに対し、「LTE使い放題2」は1年契約で月額2,730円と月額利用料金と契約年数が異なっている。○PLAY SIMソネットが提供する「PLAY SIM」では、4月1日より通信容量が増量される。増量されるのは、データ専用SIMのほか、Androidスマートフォン「Xperia J1 Compact」とセット販売される音声通話付きSIMも対象となる。なお、利用料金は変わらない。増量後のデータ専用SIMは、「プラン80M/day」では1日あたり140MBまで(従来は80MB)、「プラン135MB/day」では1日あたり200MBまで(従来は135MB)、Amazon.co.jp限定販売の「プラン2GB/month」では1付きあたり4GBまで(従来は2GB)の高速通信が可能となる。音声通話付きSIMは、ソネットのWebサイトで販売されている「プラン80M/day」では1日あたり140MBまで(従来は80MB)、ソニーストアで販売されている「プラン2G/month」では1月あたり4GBまで(従来は2GB)、イオンで販売されている「プラン70M/day」では1日あたり100MBまで(従来は70MB)、「プラン120M/day」では1日あたり150MBまで(従来は120MB)、「プラン200M/day」では1日あたり320MBまで(従来は200MB)の高速通信が可能となる。○BIGLOBE LTE・3Gビッグローブが提供する「BIGLOBE LTE・3G」では4月利用分から月間通信容量を増量する。増量の対象となるのは「エントリープラン」と「ライトSプラン」で、利用料金については変更がない。また、それぞれデータ専用SIM、音声通話SIMともに対象となる。「エントリープラン」では、1月あたり3GBまで(従来は2GB)、「ライトSプラン」では1月あたり6GB(従来は5GB)までの高速通信が可能となる。なお、既存のユーザーも4月利用分より自動的に増量されるが、増量が実施されるのは4月17日以降となるため、それまでに現行の通信容量を超えてしまうと、4月17日までは通信速度が制限される。○DMM mobileDMM.comが提供する「DMM mobile」では、全14プランの月額利用料金を値下げするとともに、「2GBプラン」を新設する。新料金や新プランは3月27日より適用されている。改定後の月額料金は、データ専用SIMの場合「3GBプラン」が850円(旧料金1,280円)に、「5GBプラン」が1,270円(旧料金1,780円)、「7GBプラン」が2,040円(旧料金2,280円)などに値下げされる。音声通話付きSIMも同様で、「3GBプラン」が1,550円(旧料金1,980円)に、「5GBプラン」が1,970円(旧料金2,380円)に、「7GBプラン」が2,740円(旧料金2,880円)などに値下げする。新設される「2GBプラン」の月額利用料金は、データ専用SIMが770円、音声通話付きSIMが1,470円となっている(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月31日日本IBMは3月25日、オートバックスセブンが、個々の顧客に適したマーケティングを迅速かつ効果的に進めるため、IBM製品群を採用した新しいマーケティング基盤を構築したと発表した。オートバックスセブンは、複数の部署で顧客の購買データを収集・利用してきたが、2013年から、各種購買データの一層の活用とオムニチャネルでのキャンペーンを迅速に展開するため、組織を再編成し、データ分析の一元化に取り組み、2014年1月に新たなマーケティング基盤を導入した。新たなマーケティング基盤により、購買データなどのビックデータ分析、個人の行動や嗜好にあわせてパーソナライズしたキャンペーンの設計、的確なタイミングと場所での配信、そしてキャンペーン成果の評価に至る、一連のPDCAサイクルを社内で迅速に推進することが可能。日本IBMの製品としては、膨大な顧客データを蓄積する「PureData System for Analytics」、高度な分析により的確なセグメンテーションを可能にする「IBM SPSS Modeler」「IBM SPSS Statistics」を採用し、さらに、個々の顧客にパーソナライズ化した情報を提供する基盤として、「IBM Campaign」と「IBM Mobile Push Notification」が採用された。新基盤によって高度で高速なデータ分析が可能となり、セグメンテーションの精度を向上させ、顧客に身近なスマートフォンに的確な情報提供することにより、あるキャンペーンでは、開封率が25%、コンバージョン率が55%向上したという。
2015年03月26日ビッグローブは、モバイル通信サービス「BIGLOBE LTE・3G」の4月利用分より、使い切れなかったデータ容量の翌月への繰り越しに対応する。申込み手続きは不要で、余ったデータ容量は自動的に繰り越せる。利用プランの高速データ通信容量と同量まで翌月に繰り越すことが可能。月間2GBのエントリープランでは2GBまで繰り越すことができ、翌月は最大4GBまで利用できる。繰り越しの有無や現在利用可能なデータ容量は「My Biglobe」で確認が行える。
2015年03月24日ビートコミュニケーションは3月17日、社内SNS「Beat Shuffle(ビートシャッフル)」のiOS、Androidアプリを3月23日より提供開始すると発表した。対応OSはiOS7.x以降、Androidは4.0x以降(720×1280以上の解像度)。Beat Shuffleは、組織内のあらゆる情報を管理・共有する仕組みを備える法人用のSNSサービス。Twitterのような近況をリアルタイムに伝えるつぶやき機能のほか、スケジュール機能、Q&A機能、コミュニティ機能、キーワード検索機能をなどを搭載している。これまでは主にPCのWebブラウザーなどに対応していた。アプリ版では、スマートフォンに特化した使い勝手を実現した。プッシュ通知機能を搭載し、自分に関わる情報が投稿された際にスマートフォン上にプッシュ通知を受け取ることができる。また、一回ログインするとIDやパスワードが保存され、次回以降は起動するだけで自動的にログインできる。iOS版のアプリは、Appleの「iOS Developer Enterprise Program(以下エンタープライズプログラム)」を利用した配布方法を採用しており、App Storeを介すことなく、社員へ直接アプリケーションを配布することが可能となっている。なお、アプリの提供は第1フェーズと第2フェーズに分かれており、Q&A、メッセージ、スケジュールなどの機能を7月上旬に実装する予定としている。
2015年03月18日Pivotalジャパンは3月12日、同社のビッグデータ・ソリューションである「Pivotal Big Data Suite」の最新版を発表した。サブスクリプション形式で提供し、価格は個別見積。「Pivotal Big Data Suite」は、次世代ビッグデータソリューションで、コアコンポーネントのオープンソース化を実現した製品。新バージョンでは、分析MPP(大規模並列処理)データ・ウェアハウスの「Pivotal Greenplum Database」、エンタープライズSQL on Hadoop分析エンジンである「Pivotal HAWQ」、NoSQLインメモリ・データベースの「Pivotal GemFire」など、Pivotal Big Data Suiteのコアコンポーネントを、同社としては初めてオープンソースで提供する。併せて、クラウド・テクノロジーにより柔軟な展開が可能なオープンソース・ソフトウェアをベースとするアジャイル・データソリューションも提供する。新たに、パブリック・クラウドやプライベート・クラウド、ハイブリッド・クラウドをサポートする。また、新バージョンで実装した「Pivotal Cloud Foundry Operations Manager」は、「Pivotal Cloud Foundry」アプリケーションにPivotal Big Data Suiteの機能をサービスとして提供する。同社は併せて、エンタープライズ市場におけるスケーラブルな最新のデータアーキテクチャの普及を促進する業界団体とするOpen Data Platform(ODP)への参加を表明するとともに、エンタープライズ市場におけるApache Hadoop導入の簡素化を目指して米Hortonworksとの協業を発表した。
2015年03月13日テクマトリックスが主催するビッグデータ事例セミナー「ビッグデータはもう特別じゃない!? Pentaho で実現するビッグデータ分析」が、来週3月18日に開催される。同社が提供するビジネスアナリティクス「Pentaho」を使ったビッグデータ分析の活用方法、構築事例など、実際にビジネスに活かせる内容を中心に展開するセミナーだ。会場はテクマトリックス東京本社、参加受付は先着順で、参加費は無料。Pentahoは、ルフトハンザ、NASDAQ OMX、EMCなど海外の先進企業の導入実績が豊富なビッグデータ分析ツールで、その特徴は高いコストパフォーマンスや導入スピード。さまざまな異なるデータを組み合わせて分析できる「データブレンディング」も強みで、Pentahoでは単一データに他のデータを組み合わせて、関連性を分析できる機能が充実しており、これにより、他の製品では及ばない深い分析を行うことができる。今回のセミナーでは、Pentahoの豊富な導入実績の中から厳選したビッグデータ活用事例を紹介。そして、Pentahoを使ったビッグデータ分析の課題解決法、ビッグデータ分析術・活用手法を解説。ビックデータを活用したい企業に向けて、最初の導入のヒントから、その後のビジネスへの適用のイメージまで、順を追って知ることができる。セミナー開催概要は以下のとおり。・日程 3月18日 (水)・時間 15:30~17:00 (15:00受付開始)・場所 テクマトリックス株式会社 東京本社3階セミナールーム・定員 30名(先着順、1社につき2名まで)・対象 システム担当者、経営企画担当者、システムインテグレータ、ITソリューション企業・費用 無料・セミナー内容の詳細はこちら・申込はこちら
2015年03月11日ビートコミュニケーションは、同社の企業向けSNSシステム「Beat Shuffle」のオンプレミス版を9日より提供開始した。「Beat Shuffle」は、2004年という早い時期に企業向けのSNSとして同社より提供されてきたシステム。エンタープライズソーシャルを用いてナレッジやノウハウを共有し、部署を超えたコラボレーションや業務の効率化を実現する。これまでのクラウド版(SaaS)での提供に加えて、9日からは自社サーバ内で構築できるオンプレミスでの提供が開始された。オンプレミス版では、自社のセキュリティルール下での運用が可能になる。同社では、ソーシャルをオンプレミスで提供している企業はまだ少ないが、独自のセキュリティルールの適用など、情報の機密性が求められる業界を中心に強いニーズがあったとしている。また、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)やSAML(Security Assertion Markup Language)への対応も発表されている。これによりWindows Serverなどで既に構築されている大規模なディレクトリデータベースとの連携や、一度の認証で複数のサービスを利用できるSSO(シングルサインオン)が実現できるなど、従来はカスタマイズで対応していた機能が標準で利用できるようになっている。
2015年03月11日東京メトロ新宿三丁目駅から徒歩1分。ビルの地下1階にカフェ&バー「モンスターカフェ」はある。店の入り口にはアメリカンな雰囲気の看板やポスター、オブジェの数々……。階段を降りてロカビリーの流れる店内に入れば、チェッカー柄の床やネオンサインなど、50年代のアメリカをイメージした空間が広がる。○見た目と演出でダブルのインパクト同店の看板メニューはハンバーガーだ。フレンチフライとセットになった「ハンバーガー&フレンチフライ プレート」(970円~1,440円)を種類豊富に取りそろえており、バンズは「ゴマたっぷりパン」と「天然酵母パン」の2種類から選べる。そんな同店で最もボリュームのあるメニューが、「モンスタービッグバーガー」(5,200円)だ。同メニューを食べるには前日(土・日曜日および祝日は2日前)までの予約が必要で、その大きさと重さは直径25cm・高さ20cm・重さ3.5kg……。数字だけ聞いてもいまいちピンとこないかもしれないが、何か途方もない代物であることは伝わるのではないだろうか。百聞は一見にしかず。早速オーダーしてみた。ちなみに、同メニューに関しては、バンズは「ゴマたっぷりパン」に限られる。また、その大きさのため提供には20~30分ほどの時間がかかるそうだ。店内のモニターに流れる映画を眺めながら待っていると、「モンスター」が運ばれてきた。でかい……。いや、それ以前に、この量はまず1人では食べきれない……。両手で持つことすらもままならない大きさで、そのままかぶりつくのも常人にはまず無理! バンズの中心には花火が刺さっており、テーブルには点火した状態で運ばれてくる。複数人でオーダーすれば、見た目のインパクトと花火の演出できっと盛り上がることだろう。そう、「モンスタービッグバーガー」はパーティーに最適なメガ盛りメニューなのだ。同メニューをオーダーすると、切り分け用のナイフや具を固定するための串も一緒にもらえる。筆者は4等分し、皿に取り分けてナイフとフォークで食べることにした。ええ、1人で。バンズに挟まる具はレタスにトマト、目玉焼き、ベーコン、チーズにパティと至ってオーソドックスだが、当然ボリュームは桁違い。2枚入りのパティは国産牛肉を使用したこだわりの品で、スパイスの効いたジューシーな味わいを楽しめる。ちなみに、パティの重さは1枚につき1kgとのこと。「2kgのハンバーグが具材のハンバーガー」と言えばそのスゴさが伝わるだろうか……。石窯で焼き上げたバンズはサクサクとした食感で、ボリュームたっぷりの具とのバランスも良い。しかし最初に取り分けた分を食べ終えるころには、筆者は満腹になり始めていた……。○思わぬ助っ人が登場「モンスタービッグバーガー」のテイクアウトは受け付けていないため、残さずいただくには店内で食べ切るしかない。大皿の上にそびえるハンバーガーを前に途方に暮れていると、近くのテーブルにいた男性3人組が声をかけてきた。「食べきれないなら、手伝いますよ」……驚いたが、お言葉に甘えることにした! 3人は都内の大学に通う学生で、同店の「モンスタービッグバーガー」は以前から気になっていたという。ちょうど3つに分けられたハンバーガーを前に筆者が悲しげな表情をしていたので、声をかけてくれたそうだ。1人で食べているときはただその量に驚くばかりだったが、4人で1つの大きなハンバーガーを囲むのはなんとも楽しい。あれこれと話しながら食べているうちに、気づけば大皿の上の「モンスタービッグバーガー」は残らず全員の胃袋の中に収まっていた。○食べるなら1人より皆で!「モンスターカフェ」店長の井原理沙さんによると、同メニューをオーダーするのは5~6人のグループが多いとのこと。1人で食べきる人はもちろん、筆者のように1人で挑戦する人もほとんどいないという。「お店の名物を作ろう」と開発された同メニューには、週に1回は必ずオーダーが入り、名実共に同店の"名物"となっているようだ。友人や知人と同メニューを囲めば、その圧倒的ボリュームとおいしさで盛り上がること間違いなし。ぜひ挑戦していただきたい。なお、同店の営業時間は18:00~翌5:00(土曜日は12:00~)、日曜日および祝日は12:00~24:00となる。不定休。※価格は全て税込。記事中の価格・情報は2015年2月取材時のもの
2015年03月10日トレジャーデータとアットマークテクノは3月5日、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)事業における協業を開始したと発表した。トレジャーデータのクラウド型データマネージメントサービス(DMS)「トレジャーデータサービス」が、アットマークテクノのIoTゲートウェイプラットフォーム「Armadillo-IoT」のビッグデータ分析ツール基盤として採用されることになり、センサーの接続からクラウド上でのビッグデータ解析までを実現するIoT環境が提供される。アットマークテクノのArmadillo-IoTは、各種機器・センサーとインターネットの接続を仲介するゲートウェイを中心に、IoTシステムの構築を支える組み込みプラットフォーム。これにトレジャーデータサービスを組み合わせることで、導入企業は工作機械や事務機器、各種ビーコンなどのセンサーデータをクラウド上で収集・保管し、各種のデータから短期間かつ経済的に新しい価値を生み出すことが可能となる。両者を組み合わせたIoTプラットフォームは、JBアドバンスト・テクノロジー(JBAT)にてすでに先行的に採用されている。JBATは、グループ企業のJBサービス(JBS)と連携して、3Dプリンターの稼働状況をモニタリングし、故障の予兆を分析してメンテナンスのタイミングを計るサービスを提供。JBSは、IoTプラットフォームを用いたモニタリングを行うことで、稼働状況のログを可視化し、これまで現場に到着してから確認していた情報を訪問前に把握できるようになった。将来的には、障害予兆を検知し、造形不良や機器故障が起こる前に予防保守が実現されることが期待されている。また、Armadillo-IoTはセールスフォース・ドットコムの「Salesforce 1 Platform」にも対応。セールスフォース・ドットコムは、トレジャーデータとアットマークテクノの協業により、Salesforce 1 Platformの顧客においても、センサーから生成されるビッグデータの分析を行う先進的な事例が拡大するものとみている。
2015年03月06日米テラデータは2月11日(現地時間)、企業がビッグデータを活用しビジネス上の課題解決を実現する、Teradata Aster AppCenterとビッグデータ・アプリを発表した。新アプリは、顧客獲得およびリテンション、金融詐欺、購入経路、マーケティング最適化など、ビッグデータ分析による解決が必要な課題に取り組む全てのビジネスユーザーを支援するように設計し、個人向け金融、エンターテインメントおよびゲーム、ヘルスケア、小売、通信などのビヘイビア・アナリティクス(行動分析)が有効に作用する業界向けに開発したという。同アプリはAppCenter上で稼働し、AppCenterはWebインタフェースによる対話型のアプリケーションを構築・導入・活用するための共通のフレームワークを提供する。また同アプリはユーザーにとっての価値を実現するまでの時間を短縮するよう設計しており、分析ロジック、データ・スキーマ、対話型可視化機能、使いやすいインタフェースなどが含む事前構築済みのテンプレートを活用し、分析を反復可能なものにするという。同社の分析コンサルティング・サービスの様々な導入実績から得たベスト・プラクティスが反映しているとし、同社の分析コンサルティング・サービスが個々の企業の課題解決を支援するビッグデータ・アプリを構成することも可能という。AppCenterは2015年第2四半期までに提供開始を予定しており、オンプレミス環境またはクラウド環境で実装したTeradata Aster Database 6.0との互換性を確保するとのことだ。
2015年03月06日