東邦大学はこのほど、2011年3月の東北地方太平洋沖地震に伴う巨大津波によって、大規模な撹乱を受けた仙台湾沿岸の海岸林において、「津波によって生み出された多様性」があると発表した。これは同大学理学部生命環境科学科を2014年3月に卒業した遠座なつみ氏および同 西廣淳 准教授らの論文で報告されたもので、2014年11月発行の日本生態学会の研究誌「保全生態学研究」に掲載された。遠座氏、西廣准教授らは、2013年7月および10月に津波による撹乱を受けた海岸林の管理方針の検討に資することを目的として、津波の影響を受けた海岸林の植生調査を実施した。その結果、調査対象となった地域では、津波により「倒木した場所」と倒木せずに「残存した場所」が50m程度の幅で交互に成立しており、「倒木した場所」では草原の植物が、「残存した場所」では撹乱以前と共通した植物が生育していた。また、津波以前より存在した湿地はほとんどダメージを受けていなかった。このように、海岸林として環境が均質であった場所が、撹乱によって環境の異なる場ができたことで、全体として多様な種の育成が可能となったことがわかった。さらに、海岸林を構成していたクロマツが津波により倒れたことで生じた窪地が、イヌセンブリなど絶滅危惧種の生育場所になっていた。現在、このような海岸林では、2-3m程度の盛土をし、新たにクロマツを植林する事業が進められている。同研究の結果は、生物多様性保全の観点からは植林事業が問題が大きいことを示している。
2015年01月07日ライカカメラジャパンは12日、特別モデル「ライカM モノクローム シルバー Engrave」を発表した。12月20日に国内限定で30台を発売する。価格は税込972,000円だ(ボディのみ)。「ライカM モノクローム」は、35mmフルサイズセンサーを搭載したモノクロ撮影専用デジタルカメラ。通常モデルはボディに「Leica」ロゴがなく、ホットシューに製品名だけが刻印されているが、このたびの特別限定モデルではトップカバーにクラシックロゴを刻印した。また、ライカカメラジャパンは「ライカM モノクローム/ライカM-E カスタムエングレーブサービス」の受け付けを、2015年3月1日から開始する。こちらは、すでに所有している「ライカM モノクローム」および「ライカM-E」のトップカバー上部に、クラシックロゴを刻印できるというサービスだ。
2014年12月15日コウォンジャパンは12日、ハイレゾ音源に対応したオーディオプレーヤー「PLENUE 1 ゴールド/シルバーエディション」を発表した。発売は12月19日。同社の直販サイト「BUYCOWON.com」での直販価格は税込128,000円だ。「PLENUE 1」は、最高水準の性能を持つBurr-Brown製DACチップ「PCM1792A DAC」を搭載したハイレゾ音源対応ポータブルオーディオプレーヤー。9月にはすでにブラックモデル(P1-128G-BK)が発売されている。このたびのゴールド/シルバーエディションは、限定生産モデル。装飾を必要最小限にしたゴールド、あるいはシルバーのフルメタルユニボディで、高級感を演出している。24bit/192kHzのPCMや352.8/384kHzのDXD、5.64MHzのDSD128などハイレゾ音源の再生に対応する。ただし、DXDファイルは1/2にダウンサンプリング、DSDファイルは24bit/192kHzのPCMに変換しての再生となる。SN比が120dB、THD+Nが0.0006%、Crosstalkが-134dB。出力は2Vrmsで、ヘッドホンアンプを別途用意せずに高インピーダンスのヘッドホンを使用することが可能だ。ディスプレイはタッチ操作対応の3.7型AMOLED(有機EL)で、表示色数は1,600万色。128GBのメモリを内蔵するほか、最大128GB対応のmicroSDカードスロットを備える。対応するファイルはDXD、DSD、FLAC、WAV、AIFF、ALAC、APE、MP3、WMA、OGGだ。サイズはW64.5×D13.4×H116.4mm、重量は173g。電源は内蔵バッテリーで、最大約8時間30分の使用が可能だ。充電時間は約4時間。出力インタフェースは3.5mmステレオミニジャック×2(うち、1基は光デジタル)、入力インタフェースはUSB×1。
2014年12月12日オリンパスイメージングは11月14日、ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS PEN Lite E-PL6」の新パッケージとして、ボディーカラーがシルバーとレッドの「14-42mm EZ レンズキット」および「EZ ダブルズームキット」を発表した。発売は11月21日で、価格はオープン。推定市場価格は、14-42mm EZ レンズキットが54,000円前後、EZ ダブルズームキットが69,000円前後(ともに税別)。E-PL6は、2013年6月に発売されたマイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ。約0.044秒のレリーズタイムラグなど高速なレスポンスを特徴としている。14-42mm EZ レンズキットに付属する「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」は電動式の標準ズームレンズ。パンケーキ型のスタイルで薄さは22.5mm、標準ズームレンズとして世界最薄を実現した。EZ ダブルズームキットには「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」と望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」が付属する。E-PL6 14-42mm EZ レンズキット、EZ ダブルズームキットとも、2014年5月に本体色ホワイトとブラックのモデルを発売しており、今回シルバーとレッドを追加したことで4色のカラーバリエーション展開となる。なお、同社は2014年9月にOLYMPUS PEN Liteシリーズの新製品「E-PL7」を発売している。
2014年11月14日ヤマハは10月15日、デジタル・サウンド・プロジェクター「YSP-2500」のカラーバリエーションとしてシルバーモデルを発表した。発売は10月下旬で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は93,000円前後(税別)。関連記事ヤマハ、4K/60Pパススルー対応で4Kテレビに最適なサウンドバー「YSP-2500」(2014年7月8日)2014年7月にブラックモデルが発表されたYSP-2500のカラーバリエーションモデル。YSP-2500は、16基のビームスピーカーを搭載するバースピーカーと2基の10cmコーン型ウーファーを搭載するサブウーファーユニットで構成される7.1chサラウンドスピーカーだ。バースピーカーでは、16基のビームスピーカーとヤマハ独自の「デジタル・サウンド・プロジェクター技術」により音のビームを壁に反射。左右や後方にスピーカーを置かなくても、リアルな7.1chサラウンドを実現する。「インテリビーム」機能により、ビームスピーカーによる音の反射を最適な状態で行える。4K/60Pでのパススルーに対応した最新規格のHDMI端子を搭載。レコーダーなどから4K/60Pの映像信号を入力して、テレビに伝送することができる。また、Bluetooth機能搭載により、スマートフォンやタブレット端末などからワイヤレスで音楽を再生することができる。Bluetoothのバージョンは2.1+EDR、対応プロファイルはA2DPおよびSPP、対応コーデックはSBCおよびaptXだ。SCMS-T方式のコンテンツ保護にも対応している。主な仕様は次の通り。スピーカーユニットはビームスピーカーが2.8cmコーン型×16基、サブウーファーが10cmコーン型×2基、実用最大出力はバースピーカー部が32W、サブウーファー部が75Wとなっている。バースピーカー部に搭載されている接続インタフェースはHDMI入力×3系統、光デジタル入力×2系統、同軸デジタル入力×1系統、アナログ入力×1系統、HDMI出力×1系統(ARC)、ヘッドホン出力×1系統、サブウーファー出力×1系統。消費電力はバースピーカー部が24W、サブウーファー部が45W。サイズはバースピーカー部がW944×D144×H51mm(レッグ非装着時)、サブウーファー部がW434×D353×H129mm、質量はバースピーカー部が4kg、サブウーファー部が7.9kgだ。
2014年10月15日オリンパスイメージングは、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M1(シルバー)」の発売日を10月10日に決定した。ボディキャップレンズ「BCL-1580」が標準で付属する。価格はオープンで、推定市場価格は税別140,000前後。「OM-D E-M1」は、2013年9月に発表された、同社ミラーレス一眼カメラのフラッグシップ機。有効1,628万画素Live MOSセンサーと画像処理エンジン「TruePicVII」、倍率0.74倍・約236万画素のEVF(電子ビューファインダー)を搭載し、防塵・防滴・耐低温性能を備えている。シルバーモデルではファームウェア ver.2.0により、プロのスタジオ撮影に欠かせないパソコンからの「カメラコントロール機能」、レンズ補正効果を確認しながら撮影できる「デジタルシフト機能」、星の光跡をライブビューを見ながら撮影できる「ライブコンポジット機能」、新アートフィルター「ヴィンテージ」と「パートカラー」などが追加される。仕様の詳細は関連記事を参照。
2014年10月01日暑い季節になってくると、気になってくるのが夏休み。今年のプランはもう決めましたか。夏休みやシルバーウィークは、いつもより長くゆったりと旅行に行けるチャンス。ぜひ有効活用してステキな思い出を作っては? そこでオススメのプランを紹介!■ ワイキキビーチに面して建つ、ワイキキ最大のデラックスクラスリゾートに泊まる ハワイ5日間 やっぱりリゾートと言えばハワイ。広い空の下、青い海から吹く風を感じながらゆったりと過ごせば、忙しい毎日でたまったストレスなんて吹き飛んでしまいそうです。ワイキキ最大のデラックスリゾートで、思い切りリゾート気分を味わって。ワイキキ最大のデラックスリゾートである「ヒルトンハワイアンビレッジ(レインボータワーオーシャンビュー)」の敷地内には、6つのプール、90以上のショップ、またフラミンゴやペンギンなどさまざまな動物達が暮らすトロピカルガーデン、バラエティ溢れるレストラン、カフェなどの設備も充実で、ハワイを思い切り満喫できそう。オプショナルで天国の海への貸切クルーズとレストラン『サレントス』での食事付きを選べば、とっておきの「わすれない体験」を満喫できるはず! ■ トラック5台分 100トン以上のトマト・トマト・トマト! トマト祭り(トマティーナ)参加とサグラダ・ファミリア貸切入場 バルセロナ6日間 モデルプラン ただ観光するだけではつまらない、そんな人にはこのプランがオススメ。世界中から4万人もの人が集まるという「トマト祭り」に参加。体中をトマトの匂いに包まれれば、忘れられない思い出ができることは間違いないかも。「トマト祭り」が行われるのは8月27日、地中海沿岸の都市バレンシア近くの小さな町ブニョールにて。トラックに山積みにされた約120トンのトマトが投げ合われる壮観な眺めを見るもよし、参加するもよし。現地に行かなければ味わえない貴重な経験を楽しんで。もちろん「トマト祭り」以外にも、サグラダ・ファミリア観光やフラメンコショーなどのオプショナルツアーもあるので、スペインを満喫できますね。■ 北海道周遊とサハリン10日間 日本の技術が光る大型外国客船「ダイヤモンド・プリンセス」でクルーズ旅行というのも新鮮。横浜港から、釧路~知床半島~コルサコフ(ロシア)~小樽~函館~青森と移動しながら、それぞれの土地をたっぷり楽しめます。移動中も船内のエンタテインメントなどを楽しめるのがクルーズ旅行の魅力。クルーズ中は全食事付きで、豊富な日本食メニューを選べるのもうれしいですね。もちろん日本語スタッフも乗船しているので安心です。これまでとはちょっと違う旅行を楽しみたい人や、移動も含めゆったりと過ごしてリフレッシュしたい人は、ぜひクルーズ旅行を選んでみては?リゾートを満喫するのも、日本では味わえない未知の体験を楽しむのも、ゆったりとリフレッシュするのも、旅行ならではの楽しみ。せっかくの夏休みやシルバーウィークだから、旅行に出かけて、普段できないステキな時間の過ごし方をしてみては?・H.I.S. 公式サイト
2014年07月23日大阪府はこのほど、マグニチュード(M)9.1規模の南海トラフ地震が発生した場合の津波浸水想定を設定し、ホームページに公表した。想定では、JR大阪駅周辺の梅田(大阪市北区)で最大2メートル、関西空港(泉佐野市)で最大3メートル、内陸部のJR京橋駅(大阪市城東区)周辺でも最大2メートル浸水すると予測している。府は、大阪府沿岸に最大クラスの津波をもたらすと想定される津波断層モデルとして、内閣府の「南海トラフの巨大地震モデル検討会」が公表した11のモデルのうち、大坂府域に最も大きな影響を与えると考えられる4ケースのモデルを選定。これら4ケースごとに、防潮堤の沈下を考慮し、防潮施設の開閉状況に応じた3つのシミュレーション結果を重ね合わせた。それによると、浸水面積は計1万1,072ヘクタールとなり、2012年8月に内閣府が公表した被害想定3,050ヘクタールと比べて約3.6倍に拡大。市区町村別に見ると、最も浸水面積が広かったのは大阪市住之江区で1,174ヘクタール。次いで、堺市西区の928ヘクタール、大阪市西淀川区の840ヘクタール、同此花区の816ヘクタール、同淀川区の756ヘクタールとなった。このほか、JR大阪駅のある大阪市北区は322ヘクタール、内陸部の同城東区でも259ヘクタール、同都島区でも101ヘクタール浸水すると見込んでいる。最大津波高について市区町村別に見た場合、最も高かったのは大阪市住之江区で5.1メートル。以下、堺市西区の4.9メートル、高石市の4.8メートル、大阪市大正区の4.6メートル、大阪市港区の4.5メートルと続いた。津波の最短到達時間については、岬町(最大津波高3.8メートル)が最も早く54分。次いで、阪南市(同3.6メートル)の1時間8分、泉南市(同3.2メートル)の1時間15分、田尻町(同3.3メートル)の1時間20分、関西空港のある泉佐野市(同3.8メートル)の1時間21分となった。なお、今回の想定では、地下街や地下鉄などの地下空間、および管渠等への流水の浸入やその影響は考慮していない。また、地面の凹凸や建築物の影響、地震による地殻変動などにより、浸水域外で浸水が発生したり、浸水深がさらに拡大する場合があるとしている。津波浸水想定の詳細は、大阪府のWebサイトにて閲覧することができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年08月21日東海旅客鉄道(JR東海)は12日、5月30日に公表された南海トラフ巨大地震に伴う津波浸水想定域図(愛知県)を踏まえ、同社の「津波危険予想地域」を7月末に見直すと発表した。新たに愛知県内の東海道線および武豊線の4区間約5キロメートルを追加する。今回追加される区間は、東海道線が逢妻~大府、大高~熱田の2区間約3キロメートル、武豊線が尾張森岡~緒川、乙川~半田の2区間約2キロメートル。これらの区間には「津波警標」を設置するとともに、「津波避難地図」を作成して乗務員に常時携帯させる。なお、東海道新幹線に対する津波危険予想地域の指定はない。同社はこれまで、自治体によるハザードマップを基に津波到達が予想される地域を津波危険予想地域に指定。現在の津波危険予想地域は、静岡県内の東海道本線が吉原付近や由比付近など約23キロメートル、三重県内の関西本線が弥富~河原田約17キロメートル、参宮線が宮川~鳥羽約15キロメートル、紀勢本線が下庄~徳和、梅ケ谷~新宮約91キロメートル、名松線が松阪~伊勢八太約5キロメートルの合計約151キロメートルとなっている。津波警報発令時には、同地域内に新たに列車を侵入させないようにするほか、指令による指示または乗務員の自主判断により乗客を誘導するよう指導。また、地震等により停車した際には、運転士の安全確認により、津波の恐れのないところまで迅速に列車を移動させることを明確にしている。同地域内の線路には、約100メートルごとに避難場所までの方向を示した「津波警標」を設置。地域内を乗務する全ての乗務員に避難場所やルートを示した「津波避難地図」を常時持たせているほか、全編成に「発電機能付き携帯ラジオ」を搭載している。現在は全編成に「避難橋子」の備え付けを進めている途中で、津波避難に対応した「避難場所案内図」も地域内の全駅に掲示する予定だという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年06月13日ナオミ・ワッツが、2004年のスマトラ沖地震を描いた新作『The Impossible』(原題)で津波の深刻さを実感したようだ。2004年のスマトラ沖地震と津波に翻弄される家族の姿を実話に基づいて描いた同作で、ナオミはユアン・マクレガーと共にタイで3人の子供たちと一緒に休暇中の夫婦、マリアとヘンリーを演じている。感情面でチャレンジの連続だったという難役をこなしたナオミは、「この実話は私たちに津波がどれほど深刻なものであったかを痛感させるものだったの。これほど深刻なことがなかったとしても、人々に色々な考えや問題を提起する上でとても教訓となる話だわ」と語っている。またナオミは、劇中で自身のキャラクターを公平に演じきって、作品をより真実に近づけることに“プレッシャー”を感じたとも明かしている。「この映画に関わって、『被災者の方々はこんな経験をしたんだ。当時その方々が感じていたことに忠実であるように、その経験を尊重しなければいけない』って感じたの。それに私がこの映画でやったことは被災者の方々が経験したものとは決して同じではないけれど、できるだけ再現したいと感じたわ」。ユアンとナオミは2005年のサイコスリラー作品『ステイ』でも共演しており、もう一度ユアンと共演できたことにナオミは「幸せだった」ともコメントしている。
2012年09月24日全国有料老人ホーム協会は、「敬老の日」に向け公募していた「シルバー川柳」の入選作品についての変更を発表。このほど新たな入選作1句を発表した。シルバー川柳とは、同協会が設立20周年記念事業のひとつとして、2001年に公募を開始した川柳コンテスト。同協会によると、今年の「シルバー川柳」の応募総数は9,353句。そのうちの20作品を入選作として発表したが、そのうちの1句「湯加減を しょっちゅう聞くな わしゃ無事だ」が、過去、別の川柳コンテストで入選した作品と同一句であることが分かったという。そこで同作品の入選を取り消し、次点の句を入選作として、このほど新たに表彰した。新たな入選作は「アイドルの 還暦を見て 老いを知る」(二瓶 博美/54歳/男性)」。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月14日老人ホーム利用者の保護と運営者の健全な発展を図る「全国有料老人ホーム協会」は、毎年「敬老の日」に向け公募している「シルバー川柳」の今年の入選作品を決定。応募総数9,353句のうち20作品が入選となった。選考は、当協会加盟ホーム入居者のうち1,237名による候補作品への投票および、シルバー川柳実行委員会で行われた。今年は高齢者の応募割合が増加していることもあり、シルバー世代が共感を覚える作品や、「ガガよりもハデだぞウチのレディーババ」(葵春樹(ペンネーム)/31歳/男性)や、「女子会と言って出掛けるデイケアー」(中原 政人/74歳/男性)、「指一本スマホとオレをつかう妻」(髙橋 多美子/51歳/女性)など、今の時世を髣髴(ほうふつ)とさせるテーマを取り入れた作品が選ばれたのが、特徴となっている。「体力・気力・健康」を詠んだ句が最も多く、中でも「病院」を題材にしたものが目立った。病気自慢、病院のはしご、病院の待合室での情報交換など、「病院」がシルバー層の大切な社交場であることがうかがえる。また、からだの衰えのもどかしさを自虐的に嘆く句も多数ある反面、ボケ防止・健康のためとして、「脳トレ」、「ウオーキング」などの言葉を詠み込んだ句も多く見受けられた。次いで多かった、「容姿・しぐさ」を詠んだ句では、衰えていく様子を揶揄(やゆ)する傾向にあり、「どっこいしょ」、「よっこいしょ」など、年齢とともについ口に出てしまう言葉の引用や、年寄扱いされたショック、シルバーデビューをした嘆きなどがみられる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日JR西日本はこのほど、東海・東南海・南海地震に備えた地震・津波対策について発表した。対策費用の概算は総額1,000億円。耐震補強対策を進めるとともに津波対策も行う。とくに紀勢本線(きのくに線)の津波対策に力を入れ、迅速な避難が可能な環境を充実させるとのこと。同社は阪神淡路大震災(1995年)以降、高架橋柱や橋脚、トンネル、鉄道駅の耐震補強対策、列車の線路からの逸脱防止対策、地震計の観測体制強化などを進めてきた。しかし東日本大震災で鉄道構造物などに被害が生じ、津波発生時の早期避難も必要なことから、現在施工中の対策の継続に加え、今後発生が予想される三連動地震に備えた耐震補強対策と津波対策に取り組むことに。新幹線においては、曲げ破壊先行型の高架橋柱約2,500本、盛土約1km、鋼製橋脚約20基、駅舎など約20カ所において耐震補強対策を実施。在来線(アーバンエリア)でも、曲げ破壊先行型の高架橋柱約4,600本、駅舎など約150カ所、その他にも鉄筋コンクリート造の橋脚、無筋コンクリート・レンガ積・石積造の橋脚、鋼製橋脚で耐震補強対策を行う。対策実施期間は自社で整備できるところで5年程度、高架下を利用する関係者との協議が必要な場所ではおおむね10年を見込んでいる。紀勢本線は三連動地震が発生した場合など、非常に短い時間での津波の進来が予想されることから、迅速に避難できる環境を整える。駅への緊急地震速報および津波警報の自動放送、指令からの遠隔自動放送、地域の防災無線の整備のほか、階段や昇降設備などの避難誘導設備も整備。これらの津波対策をおおむね2年で完了したいとしている。同路線ではせん断破壊先行型の高架橋柱約420本、橋脚約150基、駅舎など約10カ所の耐震補強対策にも取り組む。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月25日COBS ONLONEの会員1,157名に、2009年9月19~23日の大型連休中(シルバーウィーク)をどのように過ごしたかについてアンケートを行った。「シルバーウィークはどのように過ごしたか(図1)」を複数回答にて聞いたところ、「食事、飲み」29.6%、「ショッピング」26.4%が上位であったが、3位は「特に出かけなかった」23.6%となった。また、円高の影響で安いツアーも販売されていた「海外旅行」は2.6%と低く、一方で「宿泊をともなう旅行(国内)」は18.5%と大きく差が出た。男女別で見ると、男性は「特に出かけなかった」が31.8%と最も多く、女性では「食事、飲み」31.8%、「ショッピング」31.1%が多かった。「シルバーウィークの過ごし方は以前から計画をしていたか(図2)」を聞いたところ、事前に「計画していた」人は30.8%だった。また、「直前で決めた」人は25.9%、「何も決めていなかった」人は43.3%となった。男女の比較で見ると、男性の方が「何も決めていなかった」人の割合が高かった。「普段の休日と比べて、使った金額は変わったか(図3)」を聞いたところ、「変わらない」という回答が過半数だった。男女別では、女性の方が「大幅に増えた」13.2%、「増えた」27.3%となり、男性と数ポイント差だが高くなった。「シルバーウィークでいくらくらい出費したか(図4)」を聞いた。「1万円未満」が最も多く40.9%、次いで「1万~3万円未満」31.0%、「3万~6万円未満」18.5%となり、男女別では数ポイントの差しか無かった。シルバーウィーク中に使った金額で一番高額だった回答は、「350万円」の結婚費用としてというもので、その他多かった出費内容は「海外旅行」、「ショッピング」、「国内旅行」だった。図1~4より、大型連休であったが消費に関しては、通常の休日と同じか少しだけ消費が多くなったことが伺え、大きく消費したのは少数だった。「次のシルバーウィークは2015年の見込みだが、今後も継続した方がいいか(図5)」を聞いたところ、「毎年あった方がいい」54.8%となり、ゴールデンウィーク以外の大型連休を望む声が多かった。一方で、「他の月がいい」17.7%、「特に必要ない」24.5%という人もおり、理由としては、「期末の時期と重なり休日出勤をした」、「お盆休みがあったばかりなので、お金に余裕がない」、「他の月にして、通年で平均的に連休があるといい」などという声が多かった。最後に、シルバーウイークを過ごしての感想を聞いた。一部抜粋して掲載する。お盆の込み合う時期を避けて帰省することができたのでよかった。(女性/23才/年収200~300万円未満)家でゆっくりでき、いつもしないことができたのでよかった。(女性/25才/年収500万円以上)すごくよかった!!その分連休前の仕事が超大変でした。(女性/24才/年収200万円未満)実家でのんびりできたが、帰るまでの高速道路が混みすぎていた。普段は全く渋滞しない道路なのに。(女性/27才/年収300~400万円未満)友人と韓国旅行に行ったのですが、空港の人の多さに驚きました。(女性/22才以下/年収200万円未満)連休明けに、会社に行くのが嫌になって、季節はずれの五月病になってしまった。(女性/26才/年収200万円未満)普段、大型連休がそんなにないので、家族と過ごせる時間が増えることはうれしい。(女性/25才/年収200~300万円未満)給料日前だったので、金銭的にきつかった。(女性/25才/年収200~300万円未満)インフルエンザが流行っていたので、あまり外出したいという気分にならなかった。(女性/27才/年収200~300万円未満)シルバーウィークそのものはゆっくりできてよかったが、その直前の仕事の調整が海外との兼ね合いもあり、凄く大変だった。(女性/29才以上/年収300~400万円未満)ゴールデンウィークやお盆休みと同じような感じだったが、もう少し後の月の方が良いと感じた。(男性/25才/年収200万円未満)夏休みから間もないため、少し時間が空いた10月中旬にあればと思った。(男性/29才以上/年収500万円以上)お盆休みが8月だったので、大型連休があるなら別の月がいいと思った。10月とか。(女性/23才/年収200~300万円未満)9月は会社の期末でとても忙しいので、結局休日出勤をした。(女性/23才/年収200~300万円未満)COBS ONLINE会員アンケート「シルバーウィーク(秋の大型連休)に関してのアンケート」より抜粋(期間:2009年9月19~23日、集計人数:1,157名)完全版(画像などあり)を見る
2009年10月07日