永野芽郁、田中圭、石原さとみが出演する映画『そして、バトンは渡された』が10月29日(金)より公開される。この度、本予告とポスタービジュアル、そしてインスパイアソングが明らかとなった。本作は、累計発行部数は90万部を突破している本屋大賞受賞の同名小説を映画化したヒューマンドラマ。主演の永野芽郁は、原作の大ファンでもあり「この役は絶対に自分が演じたい!」と熱い想いを実現させた。苗字が4回も変わる数奇な人生をポジティブに捉えながらも、人知れず不安や葛藤を持ち合わせている主人公・優子を繊細に演じている。優子の血の繋がらない父親・森宮さんを、2021年「父親にしたい俳優No.1」に選ばれ幅広い世代に支持のある田中圭が演じる。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女性・梨花に石原さとみ。物語のキーパーソンとなるシングルマザーで初の母親役を演じる。また、優子の同級生で淡い恋心を抱く存在で、天才ピアニストとして周囲から大きな期待をされている早瀬賢人には岡田健史、梨花の血の繋がらない娘・みぃたん役に『漁港の肉子ちゃん』の出演が話題となった稲垣来泉、さらには梨花に翻弄される役を演じ、梨花とみぃたんの物語に深く関わっていく役柄に大森南朋と市村正親も出演するなど、各世代の実力派俳優陣が出演している。そして『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲が監督を務めた。公開された映像は、森宮さんと優子が親子でキッチンに立ち味見をする姿や、楽しそうに買い物に出かける様子、梨花とみぃたんが結婚式で笑顔で見つめ合う姿、遊園地で仲良く遊ぶ姿からはじまる。血の繋がらない〈父と娘〉と〈母と娘〉のふたつの家族の、親子の愛情にあふれた幸せな日常が描かれるが、早瀬くんから発せられる「お互いを尊重出来て、実の親子より余程いいよ」という言葉と裏腹に、実の親子ではないふたつの家族には、命を懸けた嘘と秘密があったことが明かされる。梨花は「ごめんね、みぃたん。私は最低の母親でした」という言葉を置いて、みぃたんの前から消えてしまう。そして森宮さんが「実はさ…」と神妙な面持ちで話し始める衝撃の告白に、「え…」と驚きを隠せない表情をみせる優子。クライマックスには、「大体なんで気づいてあげられなかったの」と感情を押さえられず森宮さんに叫ぶ優子に、大粒の涙をこぼすみぃたん。父・森宮さんの隠していたこととは一体何なのか…?そして母・梨花が消えた理由とは…?そして本作のインスパイアソングとして、注目のピアノロックバンド・SHE’Sが決定。本作にインスパイアされ制作されたという楽曲「Chained」が本予告映像の中盤で流れると、ふたつの家族の物語をさらにエモーショナルに引き立てている。今回は、映画の世界観に寄り添った楽曲にしたいというプロデューサーの思いで、インスパイアソングのアーティストを募集したところ、映画の話題もあって、約200組のアーティストから名乗りがあがり、その中から抜擢された。選定理由についてプロデューサーの田口生己は「最初にSHE’Sの楽曲を聞いたときに、まるで一本の映画を見終わったようなスケールと余韻に圧倒されました。繊細な歌詞で表現された、人それぞれにある人生という物語をエモーショナルに歌い上げていただいた『Chained』はまさに、この映画の表現したいすべてが詰まっていました。SHE’Sとこの映画の中で重要な意味を持つピアノという共通点を持ったこの楽曲が、多くの方の心に届くことを願っています」とコメントを寄せた。SHE’Sのボーカル・井上竜馬は以前より本作の原作を読んでいたそうで、「人と人で、人が人を繋いできた。何千年も、何万年も。次から次へと繋がれる愛の物語はきっと、今の時代を生きる人々の心を潤してくれる。澄んだ水が渇いた紙にじわりと溶け込むように。2年前に読了して心に残っていた本作品とまた出逢えた。バトンは繋がれた。愛おしい登場人物達から貰った沢山の言葉を胸に、映画の世界に寄り添い景色を増幅させるように、そして共に音楽人生を歩んでくれている温かいファンに愛が届くように作曲しました。とても素敵な作品になっているので是非映画館でご覧になってください。そして観終われば、あなたがまた誰かにバトンを渡す時です」とその喜びを語っている。また予告と共に公開となったポスタービジュアルでは、森宮さんと優子は何かを考えている表情で、梨花は笑顔でこちらを向いて立っている姿が。一見幸せそうなふたつの家族に見えるが、後ろを向いて立つみぃたんの姿、そして「あなたに、伝えておかなければいけないことがー」の意味とは?■コメント●前田哲監督映画を見終わったあと、自分の身近にいる大切な人を見つめて、受け入れて、甘えさせる余裕を持ってもらえたら嬉しいです。本来みんな持っていると思うんですけど、厳しい毎日を過ごしていると、つい忘れてしまう。忘れてしまっている大切な気持ちをこの映画で思い出して、幸せな気持ちで映画館を出てほしいです。この映画は大切な人へのラブレターでもあります。真摯にひとりに向けた言葉じゃないと、多くの人にも伝わらない。身近なひとりに向けて言った言葉というのは、みんなにも伝わっていくと思っています。●井上竜馬(SHE’S・ボーカル)人と人で、人が人を繋いできた。何千年も、何万年も。次から次へと繋がれる愛の物語はきっと、今の時代を生きる人々の心を潤してくれる。澄んだ水が渇いた紙にじわりと溶け込むように。二年前に読了して心に残っていた本作品とまた出逢えた。バトンは繋がれた。愛おしい登場人物達から貰った沢山の言葉を胸に、映画の世界に寄り添い景色を増幅させるように、そして共に音楽人生を歩んでくれている温かいファンに愛が届くように作曲しました。とても素敵な作品になっているので是非映画館でご覧になってください。そして観終われば、あなたがまた誰かにバトンを渡す時です。『そして、バトンは渡された』10月29日(金)公開
2021年07月29日鈴木梨央、倉科カナが出演するドキュメンタリードラマ「命のバトン~赤ちゃん縁組がつなぐ絆~」の制作が決定した。高校2年生の結は妊娠に気づくが、誰にも相談できず絶望していた。偶然知り合った児童相談所の児童福祉司・千春に促され産婦人科を受診するが、すでに「妊娠22週目」を過ぎており中絶は難しい。シングルマザーで介護士として働きながら結を育ててきた早苗は茫然自失。千春は、結の気持ちに寄り添いながら様々な選択肢を提示していく。その一つが、生みの親が育てられない赤ちゃんと育ての親を縁組し、裁判所の審判が下りれば戸籍上も実の親子になる 赤ちゃん縁組(新生児特別養子縁組)。早苗は妊娠の経緯について頑なに口を閉ざす結に業を煮やすが、結は交際相手の翔太が退学になるのを恐れてのことだった。だが、翔太からの連絡は途絶えたまま、出産の日は刻一刻と近づいてくる――。子どもの虐待死・遺棄死を防ぐ切り札のひとつとして“赤ちゃん縁組 (新生児特別養子縁組)”がある。愛知県の児童相談所が全国に先駆けて30年以上前から取り組んできた赤ちゃん縁組は、“愛知方式”と呼ばれている。本番組は、予期せぬ妊娠に直面したひとりの女子高校生が、児童相談所の職員をはじめ様々な人たちとの出会いを通して、悩み抜いた末、赤ちゃん縁組を選ぶまでの心の変遷を描くドラマと、本物の養子縁組家族のかけがえのない瞬間を捉えたドキュメント映像を組み合わせ、命の尊さと多様な家族の形を伝えていく。桜田結役には、子役として活躍し、今回NHKドラマ初主演となる鈴木梨央。「今回初めて、子どもを出産する“結”という役を演じさせていただくにあたって、私たちの命は1人だけでなく、たくさんの人たちの愛によって育まれているんだと、深く感じました。この番組を見て下さった方が、助けられる命についてや、いろいろな人たちとのつながりを、そしてその奇跡を考えたり、感じたりしていただけたら嬉しいです」とコメント。児童相談所の児童福祉司・成瀬千春役には、倉科カナ。「私は児童相談所に勤める千春を演じさせていただきますが、当事者の方が思い詰めてしまったとき、母子共に色んな選択肢があるという事を知りました。だから、児童相談所の方に気負うことなく相談して欲しい。少しでもこの作品を通して、救われる命がありますように」と話している。ほかにも、結の母・早苗役を田中美里、結の交際相手・翔太を鈴木宗太郎、大学の准教授・和泉泰三役を中村靖日、児童相談所に配属される斉藤信彦役を平野宏周、翔太の父・勝也役をみのすけ、出産の準備をする結をホームステイで受入れる山口美鈴役を伊藤友乃が演じることも決定した。ドキュメンタリードラマ「命のバトン~赤ちゃん縁組がつなぐ絆~」は秋、BS1にて放送予定(100分単発)。(cinemacafe.net)
2021年04月26日永野芽郁と田中圭が血の繋がらない親子を演じる映画『そして、バトンは渡された』に、新たに岡田健史、大森南朋、市村正親、稲垣来泉の出演が決定。本作初映像となる特報も公開された。血の繋がらない親に育てられ、4回も苗字が変わった高校生・森宮優子(永野さん)の同級生で淡い恋心を抱く存在、天才ピアニストとして周囲から大きな期待をされている早瀬賢人を、「MIU404」『新解釈・三國志』など次々と話題作に出演する岡田さん。「私の家政夫ナギサさん」の出演が記憶に新しい大森さん、舞台や数々の映画で独特の存在感を放つ市村さんは、魔性の女性・梨花(石原さとみ)に翻弄される役を演じ、梨花とみぃたんの物語に深く関わっていく。そして、梨花の娘で泣き虫・みぃたん役には、「砂の塔~知りすぎた隣人」「TWO WEEKS」の稲垣さんに決定。合わせて到着した本作初となる映像では、森宮さん(田中さん)と優子が料理をしたり、優子のピアノの伴奏に合わせて森宮さんが歌ったりするシーンから始まり、もうひとつの物語である、梨花とみぃたんのシーンも登場。いずれも血の繋がらない父と娘、血の繋がらない母と娘ながらも、血の繋がりを超えた親子の姿が描かれるが、後半、「実はあなたに伝えておかなければいけない事があります」という梨花の言葉で一気に物語が動き出す。ほかにも、梨花と夫婦を演じる市村さんをはじめ、今回発表されたキャストたちの姿も映し出されている。また映画は、原作とは違ったオリジナルの展開も予定されており、原作ファンもそうでない人も楽しめる作品になっている。そして永野さんは、本作で初めてピアノを弾きながらの演技に挑戦。「次いつ練習に行けるかな、という前向きな気持ちでピアノと接することができたので、この作品でピアノと出会えて良かったです」と感想を語り、そんな永野さんのピアノ演奏を見ていた田中さんは、「ピアノを弾いている永野芽郁はオーラを発していました」と明かしている。キャストコメント岡田健史天才ピアニスト役ということで、彼にしかわからない欲望や悩みがあり、映画のなかではその悩みを解消していくことが描かれています。実は早瀬の要素の中に自分と近いものが発見できたのですが、それは“浮遊している”所です。少し変わったキャラクターですが、早瀬から生きる手がかりを得ることができました。永野さんとは同い年で初めての共演でしたが、彼女が先をいってくれればいってくれるほど、必死に追いかけながら芝居をするのが刺激的でした。同い年の方との共演は少ないので、とても恵まれた現場でした。ピアノも今回初めて挑戦しまして、クランクイン前から約4か月間ピアノの先生に習い、おかげでピアノはとても好きになりましたが、圧倒的に難しかったです。仕上がりがどのようになっているのか僕自身も楽しみです。大森南朋前田哲監督の作品に久しぶりに参加出来て嬉しかったです。脚本を読んだ時に、僕も騙されたので、そういう面白みが映像に出てくると思うと、一映画ファンとしても楽しみです。色々なエピソードが綴られているので、テンポの良い作品になるなと思うのですが、現場ではじっくりと芝居をしていたので、どういう仕上がりになるか。監督の手腕がすごく楽しみです。石原さとみさんは素敵な方です。あの石原さとみさん、に翻弄される役どころでしたので、光栄です。また、来泉ちゃんは本当にいい子でした。監督の演出で、急にさっきと違う演技を本番でやってきて、監督から『大森さん、大丈夫でしょ?』と言われて『大丈夫ですよ』と返していましたが、内心はドキドキしていました。市村正親非常に穏やかで落ち着いた日々の中、泉ヶ原を演じさせて頂きました。私が演じた泉ヶ原は、非常に紳士でね、早くに妻を亡くし、子供は外国に行ったっきり、大きな家で家政婦と2人で暮らしている中、梨花さんやみぃたんに出会い、彼の人生にも変化が訪れます。石原さとみちゃんは以前から面識があり、色んな作品で見ていて、いい女優さんだなと。初めて会った時とは違って、年齢を重ねられて、目の奥にある深みというかな、悲しみ、温かさ、色んな物を表現出来る女優さんに成長されたんだなと感じました。『そして、バトンは渡された』は10月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年04月16日映画『そして、バトンは渡された』が、2021年10月29日(金)全国ロードショー。永野芽郁×田中圭×石原さとみが共演する。ふたつの家族を軸にした、感動小説が映画化原作は、瀬尾まいこ作の令和のベストセラーであり、本屋大賞を受賞した同名小説。血のつながらない父娘と、自由奔放に生きるシングルマザーという異なる家庭を軸に、ふたつの家族の人生が交差していく様を描いた感動ストーリーだ。登場人物/キャスト映画化に至っては、『地獄の花園』で主演を務める永野芽郁×『哀愁しんでれら』で怪奇的な父親役に挑んだ田中圭×『シン・ゴジラ』の石原さとみという豪華キャストメンバーが集結。各キャストとも‟自ら望んで”出演を決めたという、ひと際熱の入った役作りにも期待することが出来そうだ。森宮優子役(永野芽郁)…血のつながらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった主人公の女子高生。義理の父親と二人暮らしする複雑な家庭環境に置かれている。演じる永野は、実母から‟実写化したら芽郁に演じて欲しい”と言われていた特別な思入れのある小説だったと告白。役柄を通して、「感じたことのない愛の種類や温かさを知って、人との繋がりは強くなるんだと気づかされました」と思いの丈を語っている。森宮さん(田中圭)…優子の義理の父親。分け合って料理がうまい。父親役を何度も演じてきた田中だが、歳の差がない永野芽郁との親子関係をどのように描くのか?田中が挑む新たな父親像に注目だ。梨花(石原さとみ)…小さな娘を抱えながら、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女。物語のキーパーソンでもある。「赤も青も、両極端な色を演じられるのは石原さとみ以外いない」と監督・前田哲監が確信を持ってオファーし、石原さとみが自ら選んだというキャリア初となる母親役に期待が募る。また、“ママ”で“悪女”という一見両極端なキャラクターを演じる石原が、自身のアイデアを反映させながら選んだという衣装やヘアメイクも注目したいポイント。解禁された場面写真では、鮮やかな赤色のコートをシックに着こなす姿や、黒スキニーに白ニットを組み合わせたカジュアルなスタイリングでジェットコースターではしゃぐ姿など、シーンに準じた“華麗な七変化”を披露している。<その他の登場人物>早瀬賢人(岡田健史)...優子が淡い恋心を抱く同級生。天才ピアニストとして周囲から大きな期待をされている。みぃたん(稲垣来泉)...梨花の血の繋がらない娘。また、梨花に翻弄される役を演じ、梨花とみぃたんの物語に深く関わっていく役柄として、大森南朋と市村正親も参加する。監督に前田哲監なお監督を務めるのは、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』を代表作に、その確かな演出力に定評のある実力派・前田哲監。血も時間も関係がなく、お互いが家族でありたいと強く願うことが、本当の意味の家族なのか?映画のラスト、<命をかけた嘘>と<知ってはいけない秘密>の本当の理由を知った時、タイトルの‟本当の意味”に気付かされるという。インスパイアソングをSHE’Sが書き下ろし映画『そして、バトンは渡された』のインスパイアソングを、ピアノロックバンド・SHE’S(シーズ)が、新曲「Chained」を書き下ろし。楽曲は予告映像で聞くことができる。SHE’S・ボーカルの井上竜馬は、「愛おしい登場人物達から貰った沢山の言葉を胸に、映画の世界に寄り添い景色を増幅させるように、そして共に音楽人生を歩んでくれている温かいファンに愛が届くように作曲しました」とコメントを寄せた。【詳細】映画『そして、バトンは渡された』公開日:2021年10月29日(金)原作:瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』(文春文庫刊)監督:前田哲脚本:橋本裕志出演:永野芽郁、田中圭、岡田健史、稲垣来泉、朝比奈彩、安藤裕子、戸田菜穂、木野花、石原さとみ、大森南朋、市村正親インスパイアソング:SHE‘S「Chained」(ユニバーサル ミュージック)■映画『そして、バトンは渡された』あらすじ4回苗字が変わった優子(永野芽郁)と義理の父森宮さん(田中圭)。自由奔放な魔性の女・梨花(石原さとみ)と義理の娘。優子の元に届いた手紙をきっかけに、繋がりのなかった2つの家族の物語が交差し、優子ははじめて家族の《嘘》を知っていく。そして命をかけたその《嘘》が紐解かれるとき、幸せな涙があふれ出す。
2021年04月11日女優の永野芽郁が、映画『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)の主演を務めることが8日、明らかになった。同作は瀬尾まいこによる同名小説の実写化作。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子(永野)は、わけあって料理上手な義理の父親・森宮さん(田中)と2人暮らし。卒業式でピアノを弾く『旅立ちの日に』を猛特訓中で、将来のこと恋のこと友達のことなど悩みを抱える。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然娘を残して姿を消してしまう。全く違う2つの物語が繋がったとき、驚きとともに、感動が訪れる。原作は、2018年2月発売直後より、感動傑作との多数の反響が大きな話題を集め、累計発行部数は77万部を突破している、令和最大のベストセラー。本屋大賞も受賞している。主人公・優子を永野が、また血の繋がらない父親・森宮さんを田中が演じるが、年の差がない2人の親子関係にも注目だ。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女性・梨花を演じる石原は、キャリア初の母親役となり、物語の鍵を握る。令和の時代を生きる人々に希望を与える同作は、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』で演出力に定評のある前田哲監督がメガホンを取った。撮影は2020年10月下旬~11月下旬に行われ、現在は編集中となっている。○永野芽郁 コメント自分のお母さんが原作を読んでいて「実写化したら芽郁に演じて欲しい」と言われていた小説だったので、嬉しくなってすぐに脚本を読ませていただきました。今まで挑戦したことのない役どころでしたが、お母さんのためにも自分のためにも絶対にやりたい作品だと思いました。血の繋がりのない親子でも愛の深さを持てるんだ、そして感じたことのない愛の種類や温かさを知って、人との繋がりは強くなるんだと気づかされました。撮影現場でお会いした田中さんは「森宮さんがいる!」と思わず口に出てしまうほど、原作のイメージ通りの森宮さんでした。撮影中も、とても優しい方でずっと頼りにしてましたので、森宮さんと優子の親子関係をぜひ楽しみにしていただければと思います。○田中圭 コメント脚本を読んだときは、変わった親子関係が描かれているので難しい役だなと思いましたね。娘のいる父親の役でしたので、実生活が武器になるかなと思い現場に入ったのですが、芽郁ちゃんとは年齢が全く違ったので残念ながら参考にならなかったですね(笑)。血の繋がらない親子の関係性を作るのが難しいなと思っていて実際に一筋縄ではいかなかったですが、芽郁ちゃん演じる優子ちゃんとは素敵な距離感になれたらいいなと思って演じました。いままで見たことのない親子像を作りたいと思って演じました。○石原さとみ コメント私が演じる梨花はとても大胆不敵でちょっと理解しがたく謎の多いキャラクターですので、演じるのは難しいなと思いながら脚本を読みました。優しくて温かくて、でも切なくて愛があふれていて、原作と同じ読後感がありました。初めての母親役でしたが、私の周りにもお友達の子供も多いですし、気負わずに演じることができたと思います。撮影の合間も(娘役の)くるみちゃんとずっと一緒にいましたし、肌と肌が触れている時間を多くしようと心がけていました。触れていると心地よくなって、とても愛おしく楽しい時間をすごさせていただきました。○前田哲監督 コメント本来、子どもは宝であり、周りの人たちから慈しまれ、護られ、無条件に親から愛される存在のはずです。本作は、人が人と生きることの本質と、親であること、子であることの核心を突いていて、暗澹たる子どもの事件が多発する現在、そして、未来に向けて、必要とされている物語であります。希望を物語るのではなく、この風変わりな「家族の物語」そのものが、希望であると信じています。観客の心に深く、さらに深く、涙と共に大きな幸せを届けたいと思っています。(C)2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年04月08日永野芽郁、田中圭、石原さとみが共演する映画『そして、バトンは渡された』の公開が決定した。血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子は、わけあって料理上手な義父・森宮さんと二人暮らし。いまは卒業式で弾くピアノを猛特訓中。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花。泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ、共に暮らしていたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。そんな全く違う2つの物語が繋がったとき、驚きとともに、今年最大の感動が訪れる――。本作は、2018年2月の発売直後より感動傑作と大きな話題を集め、累計発行部数は77万部を突破、本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名小説が原作。主人公・優子役には、「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」「親バカ青春白書」など近年出演作が大きな注目を集める永野さん。血の繋がらない父親・森宮さん役を、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』『総理の夫』『あなたの番です 劇場版』と、今後も主演作の公開が控える田中さん。そして、夫を何度も変え生きる魔性の女性・梨花役を、主演ドラマ「恋はDeepに」の放送を来週に控える石原さんが演じる。永野さんは「自分のお母さんが原作を読んでいて『実写化したら芽郁に演じて欲しい』と言われていた小説だったので、嬉しくなってすぐに脚本を読ませていただきました。今まで挑戦したことのない役どころでしたが、お母さんのためにも自分のためにも絶対にやりたい作品だと思いました」と出演へ思いを明かし、「撮影現場でお会いした田中さんは『森宮さんがいる!』と思わず口に出てしまうほど、原作のイメージ通りの森宮さんでした。撮影中も、とても優しい方でずっと頼りにしてましたので、森宮さんと優子の親子関係をぜひ楽しみにしていただければと思います」と初共演となる田中さんについてコメント。一方の田中さんは「脚本を読んだときは、変わった親子関係が描かれているので難しい役だなと思いましたね。娘のいる父親の役でしたので、実生活が武器になるかなと思い現場に入ったのですが、芽郁ちゃんとは年齢が全く違ったので残念ながら参考にならなかったですね(笑)」とふり返り、「血の繋がらない親子の関係性を作るのが難しいなと思っていて実際に一筋縄ではいかなかったですが、芽郁ちゃん演じる優子ちゃんとは素敵な距離感になれたらいいなと思って演じました。いままで見たことのない親子像を作りたいと思って演じました」と話している。そして母親役はキャリア初となり、物語の鍵を握る役どころの石原さんは「初めての母親役でしたが、私の周りにもお友達の子供も多いですし、気負わずに演じることができたと思います。撮影の合間も(娘役の)くるみちゃんとずっと一緒にいましたし、肌と肌が触れている時間を多くしようと心がけていました。触れていると心地よくなって、とても愛おしく楽しい時間をすごさせていただきました」と語っている。監督は『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲。「希望を物語るのではなく、この風変わりな『家族の物語』そのものが、希望であると信じています。観客の心に深く、さらに深く、涙と共に大きな幸せを届けたい」と思いを明かした。なお、本作の撮影は昨年10月下旬~11月下旬に行われており、現在は編集中。特報映像は4月16日(金)に公開される予定だ。『そして、バトンは渡された』は10月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会
2021年04月08日永野芽郁、田中圭、石原さとみが出演する映画『そして、バトンは渡された』が、10月29日(金)に全国公開されることが決定した。本映画の原作は2018年2月発売直後より、感動傑作との多数の反響が大きな話題を集め、累計発行部数は77万部を突破したベストセラー。主人公は血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子。訳あって料理上手な義理の父親・森宮さんと2人暮らしの彼女は卒業式で弾く『旅立ちの日に』をピアノで猛特訓中だ。将来のことや恋のこと、友達のこと、上手くいかないことばかり。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花は泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。全く違う2つの物語が繋がったとき、驚きとともに、今年最大の感動が訪れる。主人公・優子を演じるのは人気と実力を兼ねそろえる永野芽郁。血の繋がらない父親・森宮さんは幅広い世代に支持される田中圭が演じる。父親役はこれまでも演じているが、年の差がない永野との親子関係がどのように描かれるのだろうか。夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女性・梨花に石原さとみ。小さな娘のいるシングルマザーを演じるが、母親役はキャリア初となる。物語の鍵を握る役を石原はどう演じるかにも注目したい。そしてメガホンを取るのは『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』で、その確かな演出力に定評のある実力派・前田哲監督。血も時間も関係がなく、お互いが家族でありたいと強く願うことが、本当の意味の家族なのか。驚きのラストはぜひ劇場で見届けてほしい。なお、特報映像は、4月16日(金)に解禁予定となっている。キャストと監督のコメントは以下の通り。永野芽郁自分のお母さんが原作を読んでいて「実写化したら芽郁に演じて欲しい」と言われていた小説だったので、嬉しくなってすぐに脚本を読ませていただきました。今まで挑戦したことのない役どころでしたが、お母さんのためにも自分のためにも絶対にやりたい作品だと思いました。血の繋がりのない親子でも愛の深さを持てるんだ、そして感じたことのない愛の種類や温かさを知って、人との繋がりは強くなるんだと気付かされました。撮影現場でお会いした田中さんは「森宮さんがいる!」と思わず口に出てしまうほど、原作のイメージ通りの森宮さんでした。撮影中も、とても優しい方でずっと頼りにしてましたので、森宮さんと優子の親子関係をぜひ楽しみにしていただければと思います。田中圭脚本を読んだときは、変わった親子関係が描かれているので難しい役だなと思いましたね。娘のいる父親の役でしたので、実生活が武器になるかなと思い現場に入ったのですが、芽郁ちゃんとは年齢が全く違ったので残念ながら参考にならなかったですね(笑)。血の繋がらない親子の関係性を作るのが難しいなと思っていて実際に一筋縄ではいかなかったですが、芽郁ちゃん演じる優子ちゃんとは素敵な距離感になれたらいいなと思って演じました。いままで見たことのない親子像を作りたいと思って演じました。石原さとみ私が演じる梨花は大胆不敵で理解しがたく謎の多いキャラクターですので、演じるのは難しいなと思いながら脚本を読みました。優しくて温かくて、でも切なくて愛があふれていて、原作と同じ読後感がありました。初めての母親役でしたが、私の周りにもお友達の子供も多いですし、気負わずに演じることができたと思います。撮影の合間も(娘役の)くるみちゃんとずっと一緒にいましたし、肌と肌が触れている時間を多くしようと心がけていました。触れていると心地よくなって、とても愛おしく楽しい時間をすごさせていただきました。監督:前田哲本来、子どもは宝であり、周りの人たちから慈しまれ、護られ、無条件に親から愛される存在のはずです。本作は、人が人と生きることの本質と、親であること、子であることの核心を突いていて、暗澹たる子どもの事件が多発する現在、そして、未来に向けて、必要とされている物語であります。希望を物語るのではなく、この風変わりな「家族の物語」そのものが、希望であると信じています。観客の心に深く、さらに深く、涙と共に大きな幸せを届けたいと思っています。『そして、バトンは渡された』10月29日(金)全国公開
2021年04月08日お笑いコンビ・かまいたちの山内健司が、公式YouTubeチャンネル「かまいたちチャンネル」を通じ、お笑いコンビ・千鳥のノブから回ってきた「祈るおむすびバトン」を無視している理由を語った。山内が真相を明かしたのは、5日に投稿した動画「【初告白】かまいたち山内が千鳥ノブおむすびリレーを無視した理由を語ります」。「祈るおむすびバトン」とは、新型コロナウイルスの終息を願いながら人と人との縁をむすんでいくSNSリレー企画。ノブは歌手・藤あや子からのバトンを受け、インスタグラムを通じて山内を指名したものの無視され、『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)の公式Twitter動画で「山内に止められてしまいました。本当に今までの方、すみませんでした」と謝罪。改めておむすびを握り、「次のチャレンジャーは、かまいたちの山内です」と再指名していた。ノブからの執拗なラブコールに、「無視した件について、真相をお話したいと思います」と沈黙を破る決心がついた様子の山内。相方・濱家隆一とのリモートのやりとりで、「昨今流行っているリレー形式のバトン。まず、リレーというものを、よく思ってないです」「最初に始めることに対しては、すごいなというリスペクトはあります」「おむすびリレー全体を否定するものではなく……」とした上で、正直な思いを神妙な面持ちで打ち明けた。身も蓋もない主張に思わず吹き出してしまった濱家だが、「でも、握ればいいだけの話やんか」「一致団結して同じ目的をもって、みんなでおむすびを握る」と切り出し、神田うのやデヴィ夫人、美川憲一らから繋がってきたバトンであることを伝えながら、「それを止めたのが、いち三流芸人のかまいたち山内というのは、ちゃんとわかってほしい」「握ると何かなったかもしれへん。何にもやってないのに何にもならへんっていうのは違うと思う」と語りかけた。果たしてこの説得に山内は応じるのか。約10分にわたる動画では事の真相を赤裸々に告白したほか、おむすびを握って改めてバトンを回すか回さないかの決断を下す。
2020年06月06日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)が流行り始めた頃から、SNSで目立ち始めた『〇〇バトン』や『〇〇繋ぎ』、はたまた『〇〇チャレンジ』などの名前がついた企画。お題に沿った投稿をし、次の人にバトンをリレーしていくという流れで、主に芸能人の間で流行していたものですが、一般人の間にも広まりつつあります。しかし、こうしたバトンリレー企画に積極的な人ばかりではない様子。元AKB48の秋元才加さんは、2020年4月19日、自身のTwitterで「本当ごめんなさい」とバトンリレー企画への思いをつづりました。本当ごめんなさい♀️毎日一生懸命生きているだけでも結構なカロリーを消費しているので、最近よく見かけるリレーとかバトンを私に回すのを遠慮して頂けると有り難いです♀️私は隅っこで誰にも関わらず一人で踊っていたいのです。無視した感じになってしまうのもちょっと心苦しかったので— 秋元才加 SAYAKA AKIMOTO (@akimotooo726) April 19, 2020 秋元さん以外にも、お笑いトリオ『安田大サーカス』のクロちゃんや、お笑いコンビ『霜降り明星』の粗品さん、モデルでタレントのみちょぱさんなどが、同様に「苦手」と思っていることを明かしています。もちろんバトンリレー企画への参加は強制ではなく、本人の意志次第。しかし、自分が止めてしまうことで「無視しているように思われてしまうのでは」「ノリが悪いやつと思われるのでは」と、周囲に合わせなければいけないプレッシャーが苦手意識につながっているのではないでしょうか。秋元さんの投稿は反響を呼び、さまざまな意見が寄せられています。・相手の気持ちを理解して次につなげなければ、ただの『不幸の手紙』にしかならない。・その気持ち、すごい分かる。断る勇気も必要ですよね。・別に強制ではないのだから、わざわざ「無理」とかアピールしなくてもいいのでは?・同調圧力だよね、こういうの。強制じゃなくても、「やらなきゃ」と思わせる時点でどうかと思う。人と人とのつながりを感じさせるバトンリレー企画ではあるものの、逆に企画への参加を負担に感じさせてしまっては元も子もありません。参加しないことでバッシングを受けることがないように、ネット上のモラルも大切にしたいもの。企画の意義は尊重するものの、最終的な判断は相手にゆだねられる…誰もがその意識を持てるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月06日もうすぐハロウィン。お菓子や仮装の準備はできましたか?今回は〔セリア〕で購入した光るバトンをご紹介します。夜にパーティーをする方や、お菓子をもらいに巡るお子さんにオススメですよ♪ぜひチェックしてくださいね。ハロウィンの夜を照らす《光るバトン》●価格各100円(税別)●カラーパープル/ピンク/ホワイト今回ご紹介するのは〔セリア〕で購入した《光るバトン》。3種類あったので購入してきましたよ!デザインはネコ、トライデント、おばけです。中には本体とケミカルライトが入っていました。ケミカルライトはパキッと折って、ブンブンと振って内部の駅がよく混ざるようにしましょう。あとは本体に差し込み、キャップを閉めれば完成です!中は普通のケミカルライトなので、購入すれば何度でも使うことができます。そう考えるとコスパがとてもいいですよね♪発光時間は約4〜6時間とかなり長め。ただしスイッチでオフにすることはできないのでご注意を……!trick or treat!今回は〔セリア〕で購入したハロウィンにぴったりな《光るバトン》をご紹介いたしました。「子どもに仮装グッズやアイテムを買ってあげたいけど、年に1回のイベントだから高いものはちょっと……」という方は100均ショップをチェックしてみてはいかがでしょうか♪▼〔セリア〕のハロウィンアイテムをもっと見たい方はこちら!【セリア】1つ飾れば一気にハロウィンモード♪《ハロウィンガーランド》は〇〇な使い方もできる!
2019年10月09日「死なないで…」子どもの自殺がもっとも多いといわれる9月1日に、祈るようにこの言葉をつぶやいていた樹木希林さん。樹木さんの娘の内田也哉子さんが母の言葉を残そうと、 『9月1日 母からのバトン』 という書籍が生まれました。1回目では樹木さんの言葉の意味するところ、伝えたかったメッセージについて考えてきました。今回は、「学校に行くのってあたり前なの?」というテーマで、学校以外の選択肢や具体的に親子が救われる方法について、前回に引き続き不登校新聞の石井志昂(いしい しこう)編集長といっしょに考えていきたいと思います。 「『学校に行けない子どもたち』に最後まで想いを寄せ続けたワケ」 の続きです。 ■「学校に行くのがあたり前」の日本で苦しむ親子小学1年生になると、日本では義務教育が始まり、社会のあたり前のこととして、子どもたちは学校に通います。石井さんは、「不登校っていまの学歴社会のなかでは一大事なわけです。だから、将来を考えたときに、親は心配で学校に行かせたいと思うのは当然ですよね。ただ、『学校がすべて』だと親が思っていると、子どもは“学校に行ける子”だけが存在価値があると思って苦しんでしまいます」と話します。そんな「あたり前」という風潮がある学校との付き合い方において、樹木さんは彼女ならではの考え方を発揮し、まだ小学生だった頃の内田さんにこんな言葉をかけたといいます。東京の公立だったんですけど、そのときはすごく合わなかったですねえ。私という“異物”が突然入ってきたことで、そのクラスにあったコミュニティがざわざわしてしまって。今思えば“いじめ”だったと思うんですけど、お友達ができないまま数か月を過ごして、毎日泣いて家に帰っていました。(中略)ある日、私があんまりつらそうだったからか、「やめれば?」と言ってきたんですよね。「そんなにつらいのに、何をガマンしてるの。やめればいいじゃない」って。私まだ、「やめる」の「や」の字も言ってないのに(笑)。出典: 『9月1日 母からのバトン』 この樹木さんの言葉について石井さんは、「大事なのは、学校が主なのではなくて、『子どもが主』だという軸をしっかりとしておくことです。樹木さんのように、大事なのはあくまでも“あなた”なんだということを、子どもに伝えてあげることが大切です」と考察します。ただ、「やめればいいじゃない」と娘に伝えた母親としての樹木さんの対応は、常識にとらわれていては、なかなかできるものではありません。子どもが主であるという軸がしっかりあったからこそ、こうした発言ができたのだろうと思うと、「肝が据わっているな」と石井さんは感心していました。■不登校だからって将来は決まらないそれでは、「学校には行かない」と決めたとして、その後どうすればいいのか。樹木さんは書籍のなかで、このように語っています。不登校でも、ある日ふっと何かのきっかけで、学校はやめるかもしれないけど、もっと自分に合った、っていうと自分中心だけどそうじゃなくて、自分がいることによって、人が、世の中が、ちょっとウキウキするようなものに出会うということが、絶対にあると思うの。出典: 『9月1日 母からのバトン』 子どもたちにとって、自分がワクワクできるようなものを見つけるまでは、おそらく紆余曲折あることでしょう。不登校になった子どもたちは、どのように成長していくのでしょうか。文部科学省では、15歳で不登校だった子どもたちに、5年後「自分の不登校を振り返ってどう思うか」という調査を行っていて、「行けばよかった」が38.9%、「仕方がなかった」が31.7%、「何とも思わない」と「行かなくてよかった」が29.3%と、「否定」、「肯定」、「どちらとも言えない」という回答が、それぞれ大体3分の1ずつに分かれています(※)。この結果から、「不登校については、肯定と否定のどちらかはっきり答えられない実情が見えます。ただ、みんなそれなりに山あり谷ありの人生を送り、大人になっていく。不登校だから将来こうなるということは言えないのです」と石井さんは分析します。■子どもにとっての「居場所」は外にあるとは限らない書籍では、ロバート・キャンベルさんが「学校以外にも魅力的なハッチ(非常口)が必要だ」と語られています。子どもたちにとってどんな場所が非常口となるのでしょうか。義務教育期間の子どもたちにとって、学校以外の選択肢を石井さんに教えてもらいました。【学校以外の主な選択肢(小中学生)】●教育支援センター(適応指導教室)小中学校の不登校児童や生徒を指導、支援するため、全国の市町村の教育委員会が設置している。学校以外の場所や学校の余裕教室を使って開催されていて、無料で利用できる●フリースクール民間の教育機関で、利用料金の月額平均は33000円。全国に約500か所あり、その目的はそれぞれ異なっていて、内容もさまざま●ホームエデュケーション家庭をベースに学び育っていく教育方法のこと「魅力的なハッチ(非常口)」となる子どもたちに合った居場所の見つけ方については、石井さんは次のようにアドバイスします。「子どものために開かれている場所には必ず人が集まってきます。その場所の人の集まり具合を見ること、そしてその場にいる子どもたちの表情を確認してください。子どもって、心から楽しければ笑顔が出ますから」(石井さん)さらに石井さんは、「子どもにとって必ずしも居場所は外にあるわけではない」と言います。「子どもにとっての居場所が、“自分の部屋”ということも大いにありえます。本人が『いま、そこにいたい』と思える場所を尊重してあげてほしいですね」と話します。■子どもが心を閉ざす前に、親ができること書籍の中で、内田さんが母として不登校への向きあい方について、悩み、答えを探る様子がつづられています。不登校経験者との対談のなかで、内田さんは次のように問いかけます。私も、息子や娘が心を閉ざす瞬間に「もうちょっとヒントちょうだい!」って思っちゃう。「間違えたことを言っちゃってるんだったら、どの部分がダメだったのかを教えて」って。出典: 『9月1日 母からのバトン』 この内田さんの切実な想いの根底にあるのは、「親が子どもとどのように関わるのが正解なのかわからない」という想いなのかもしれません。この問いかけに対して不登校経験者は、「親との距離が近すぎたこと」と回答しています。石井さんも「私自身もそうだったのですが、親との距離が近すぎて、その期待に答えられず悩んでいる子どもは多くいます。毎日顔を突き合わせるなかで、煮詰まってきてお互いに苦しくなり、いがみあってしまう親子もこれまで目にしてきました」と語ります。お互いの幸せを願っているはずの親子間で、そうした悲しいすれ違いを起こさないためには、どのようにすればいいのでしょうか。石井さんは取材をするなかで、親子の分離がまったくできていない人と出会ったそうです。「幼児期は親のケアを必要としますが、子どもはどんどん自立しはじめますよね。親として戸惑いがあるのは当然だと思います。それでもやはり、親と子は別人で、親は他人として子どもを支えるんだという距離感は必要です」と石井さんはアドバイスします。親にとっては、失敗が許されないと思える子育ての現状。しかし石井さんによると、不登校をきっかけに、親子関係を再構築する人も多いといいます。親子の「距離感」はとても難しい問題で、簡単に正解は見つかりません。でも、親は子どもの意志を支えるということを意識しておくことが大切なのかもしれません。■「この子があぶない!」親だけができることとは?樹木さんが亡くなる直前に思いをはせていた9月1日、今年もまもなくその日が訪れます。実際に親たちは、夏休み中の子どもたちのどんな様子に気をつければいいのでしょうか。石井さんによると、注意するのは次の4つのポイントです。【夏休み中の子どもに注意すべきポイント4つ】・食欲がわかない・眠れない・イライラして情緒不安・勉強が手につかないもし子どもたちにこのような様子があれば、「すぐにでも学校から距離を取らせてあげた方がいい」と石井さんは言います。「親が『この子は危ない』と感じる勘を信じてください。それが一番間違いないからです。『学校に無理して行かなくてもいいんだよ』という最初の“ドクターストップ”をかけてあげられるのは、専門家ではなく一番身近な親だけなんです。その後、医師などの専門家に相談してください」と石井さんは語気を強めました。「死なないで、ね……どうか、生きてください……」という樹木さんから届けられたメッセージ。親自身が一人ひとりしっかりと受け止め、子どもたちの様子を見て、最初に対応してあげる必要性を強く感じます。■樹木希林流「親がつらいときの対処法」最後に、樹木希林流のしんどい時の対処法について、考えてみたいと思います。樹木さんは、「しんどいときにどうやり過ごすか」という質問に対して、「笑う」と答えています。私にもしんどいときはもちろんあります。(中略)しんどいんだけど、そのときにしんどいって顔をしないで、こうやって笑うの。笑うのよ。ね? あんた頑張ったわよって、頭をなでて、笑う。ほかの人がいるときにそうやってたら馬鹿みたいだけど(笑)、そうやって笑って、「いいなあ、いいなあ」って言ってるうちに忘れちゃうの。出典: 『9月1日 母からのバトン』 内田さんも樹木さんから生前にこのアドバイスを教わり、実際にやってみたそうです。「本当に無気力になって、もうこれは笑えないないと思った時にそれをやってみたら、心なしか気持ちが軽くなっていって、バカバカしいことをしている自分に対してクスッと笑えた」と書籍で打ち明けています。“しんどいときに笑う”。なかなか難しいとは思えますが、不登校の子どもに対しても、親はできれば笑顔でいてほしいと石井さんも話します。「子どもが不登校になると、どうしても思いつめてしまうとは思いますが、できれば悲しむ様子や涙は外で出して、子どもの前では見せないであげてほしい。親の楽しそうな様子や笑顔は、理屈ではなく子どもを勇気づけますよ」(石井さん)ここまで樹木さんの言葉をもとに、石井さんと学校に行きづらいと悩んでいる子ども、そして親との関わりについて考えてきました。いま学校に行くことがつらい人、「学校に行けない」ということを言えない人、“みんな”と同じようにできなくて苦しんでいる人がいるかもしれません。そして子どもの想いと将来を思いやって、どうすることが正解なのか苦悩している親御さんもいるでしょう。樹木さんの人生を通じて語られた言葉は、大きな学びとなったように思います。樹木さんと内田さん母娘の思いに触れて、あらためて自分自身は親として子どもに何ができるのか、考えるきっかけにしてはいかがでしょうか?樹木さんは、次のようなメッセージを贈っています。この子の苦しみに寄り添うしかないのよね。だから、ああしろ、こうしろとは、もちろん言わない。言って治るようならとっくに治ってるでしょう?出典: 『9月1日 母からのバトン』 「9月1日」子どもたちみんなに居場所がありますように。■樹木 希林さん、内田 也哉子さんの著書 『9月1日 母からのバトン』 (ポプラ社 ¥1,620(税込み))女優・樹木希林さんが生前、不登校の子どもたちへの思いを語った言葉などをもとに、娘の内田也哉子さんがさまざまな立場の人たちと対談しながら、その考えをたどる様子を記録した書籍。今回取材した不登校新聞の石井編集長が樹木さんを取材した記録や内田さんと対談した様子も収録されています。●不登校新聞とは1998年に創刊された不登校に関する専門誌。当事者の視点を大切に、不登校についての情報を発信し続けている。●石井志昂(いしい・しこう)さんプロフィール1982年東京都生まれ。中学校受験を機に学校生活が徐々にあわなくなり、教員、校則、いじめなどにより、中学2年生から不登校。同年、フリースクール「東京シューレ」へ入会。19歳からは創刊号から関わってきた『不登校新聞』のスタッフ。2006年から『不登校新聞』編集長。これまで、不登校の子どもや若者、親など300名以上に取材を行ってきた。<参考サイト>※文部科学省: 「不登校に関する実態調査」
2019年08月26日パスザバトン(PASS THE BATON)から、シンボルロゴ「バトンを手渡す手と手」をデザインしたギミックリングが登場。2018年8月1日(水)から、パスザバトン全店にて販売される。ギミックリングは、「今着けて美しく、100 年後にはアンティークジュエリーとして残るようなアクセサリー創り」を信念とするジュエリーブランド「ROKUZAN」とのコラボレーションにより、パスザバトン京都祇園店2周年を記念して2017年に誕生。今回は新しい天然石を使用したリングも発売される。デザインは、18世紀後期から19世紀初期の"フェデ・リング"に着想。組み合わされる2つの手は、愛やマリアージュを象徴し、"フェデ"とはラテン語源で誠実・信頼を意味している。シンボルロゴ「バトンを手渡す手と手」を、この"フェデ・リング"の形に落とし込み、ユニークなリングに仕上げた。また、「ROKUZAN」の倉庫に眠っていた美しい天然石を真ん中に飾っている。展開されるのは、3つのリングを重ねたようなデザインのフェデリングと、3本を別々に楽しむこともできるスタックリングの2種類。いずれも巧妙なギミックで、3つのリングが指に綺麗に収まるように作られている。リング部分はシルバー925、天然石はルビー、オニキス、ペリドット、ローズクオーツに加え、新たにブルーアゲート、ブルー、ムーンストーン、スイスブルー、グリーントルマリン、ロードライトを使用したタイプが用意されている。【詳細】パスザバトン オリジナル ギミックリング発売日:2018年8月1日(水)販売店舗:パスザバトン全店(丸の内店 TEL:03-6269-9555、表参道店 TEL:03-6447-0707、京都祇園店 TEL:075-708-3668、オンラインショップ)・フェデリング 18,000円+税・スタックリンク 16,000円+税
2018年07月28日今回は、さすだけ簡単なヘアアクセ「 #ヘアバトン 」を使った簡単なアレンジをご紹介します。いつものアレンジよりがよりお洒落に♪ 一気にこなれたヘアスタイルに仕上がります。このメイク動画の詳しい情報と使用コスメ詳細を見る
2017年08月24日