三菱自動車はこのほど、「第86回ジュネーブ国際自動車ショー」(一般公開は3月3~13日)にて、次世代EVシステムを採用したコンパクトSUVのコンセプトカー「eX Concept」を欧州初披露するほか、「L200 GEOSEEK Concept」「ASX GEOSEEK Concept」を世界初披露すると発表した。「eX Concept」はエネルギー密度を大幅に向上させた第二世代バッテリーと、前後それぞれに配した小型・高出力モーターなどで構成される次世代EVシステムを搭載したコンパクトSUVのコンセプトカー。ツインモーター4WDをベースに、フロントはブレーキ制御、リヤは左右のトルク移動を行う機構AYC(Active Yaw Control)を設けた車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を採用したほか、先進の予防安全技術とコネクティッドカー技術の連携による高速道路での準自動運転と駐車場での自動運転も実現している。「L200 GEOSEEK Concept」「ASX GEOSEEK Concept」は、ピックアップトラック「L200」とコンパクトSUV「ASX」(日本名「RVR」)のSUVらしさをいっそう強調し、アウトドア用品のギア感(道具感)を表現したコンセプトカーとなる。「GEOSEEK」とは「GEO(地球)」「SEEK(探求)」の造語であり、どちらのモデルもアウトドアレジャーシーンに映えるドレスアップが施されている。その他、フェイスリフトした2017年モデル「ASX」など計13台(プレスデーは10台)を出品。プラグインハイブリッドEV「アウトランダーPHEV」のPHEVシステムとツインモーター4WDの技術特徴を紹介するシャシーモデルや、駆動用バッテリーから住宅などへの電力供給をイメージした展示、同社の電気自動車研究・開発の50周年を記念し、これまでの研究・開発の歴史や普及に向けての取組みについても紹介する。
2016年02月25日日本マイクロソフトは2日、Mac向けOfficeの現行版「Office for Mac 2011」の出荷終了を発表した。最新製品「Office 2016 for Mac」の提供開始に伴う措置。年内に新バージョンを発売予定のWindows向けOfficeについても、「Office 2013」単体製品のみ出荷を終了し、在庫限りの販売となる。今回の出荷終了は、米Microsoftが現地時間7月9日に公開した、Mac向けOffice「Office 2016 for Mac」の正式版提供を受けたもの。なお、「Office 2016 for Mac」は当面Office 365ユーザー向けの提供となっており、一般提供は2015年9月の予定となる。あわせて、2015年内の発売が予定されているWindows向けOfficeについても、WordやExcelなど現行版「Office 2013」単体製品の出荷終了と在庫限りの販売が発表された。「Office 2013」統合製品は継続して販売される。メーカー出荷が終了し、在庫限りの販売となるのは、下記のOffice製品。Office for Mac Home & Student 2011Office for Mac Home & Business 2011Office for Mac Academic 2011Office for Mac 2011 単体製品 (Word, Excel など)Office 2013 単体製品 (Word, Excel など)継続販売するのは、下記のOffice製品。Office Personal 2013Office Home & Business 2013Office Professional Academic 2013Office Professinal 2013 (ダウンロード版のみ)
2015年08月03日アウディ ジャパンは5月12日、3月スイスで開催のジュネーブモーターショー2015で発表された全世界限定50台生産の超軽量レーシングバイク「Audi Sport Racing Bike」を日本で初めて公開した。日本国内では近日販売を予定している。「Audi Sport Racing Bike」はアウディの軽量技術コンセプト"Audi ultra"の思想とスポーティネスを表現するカーボンファイバーフレームを搭載したレーシングバイク。フレーム重量790g、コンポーネンツを含めたバイク総重量5.8kgと超軽量モデルに仕上げた。フレームにはミュンヘンにあるアウディ コンセプト デザイン スタジオによるカラーコンセプトを採用。また、アウディのフラッグシップスポーツカーAudi R8のファインナッパレザーをサドルに使用し、シリアルナンバー入り専用バッジを施している「Audi Sport Racing Bike」は、カーボンファイバー製の軽量バイク用コンポーネンツ製造で20年の実績を持つドイツCarbon Sports GmbH協力のもと、アウディのスポーツカーからインスピレーションを得て制作された。フレームにはFIA世界耐久選手権(WEC)ならびにルマンで活躍するレーシングカー「Audi R18 e-tron quattro」のコックピットにも採用されたCarbon Sports製 東レT1000カーボンを使用している。また、ホイールには前後合計重量1,180gを誇る同じくCarbon Sports製Lightweightブランドの「MEILESTEIN Cモデル」を採用し、サドルはsella ITALIA製Audi R8ファインナッパレザー仕様となっている。さらに変速システムには、デジタル変速システム「Shimano Dura Ace Di2 9070シリーズ」を装着している。フレームサイズは48、51、54、56、58。全世界限定50台生産で、ドイツ本国参考価格は1万7,500ユーロ(日本円換算約237万円)。
2015年05月14日アウディ ジャパンは12日、「ジュネーブモーターショー2015」で発表された超軽量レーシングバイク「Sport Racing Bike」を日本初公開した。常識を打ち破る軽量な車重と自動車並みの価格の自転車で、日本でも近日販売予定とのこと。「Sport Racing Bike」は、アウディの軽量技術コンセプト「Audi ultra」の思想とスポーティネスを表現するモデルとして開発された自転車。カーボンファイバー製の軽量バイク用コンポーネンツ製造で20年の実績を持つドイツのCarbon Sports GmbH協力のもと、アウディのスポーツカーからインスピレーションを得たハイパフォーマンスバイクとして制作された。重量はカーボンファイバーフレームがわずか790g、コンポーネンツを含めた総重量は5.8kg。フレームには、FIA世界耐久選手権やルマンで活躍するレーシングカー「R18 e-tron quattro」のコックピットにも採用された、Carbon Sports製「東レT1000カーボン」が使用され、ミュンヘンにあるアウディ コンセプト デザイン スタジオによるカラーコンセプトを採用。また、アウディのフラッグシップスポーツカー「R8」のファインナッパレザーをサドルに使用し、シリアルナンバー入り専用バッジを施している。同モデルは50台のみの限定生産で、ドイツ本国参考価格は1万7,500ユーロ(日本円換算約237万円)となっている。
2015年05月13日トレンドマイクロは4月8日、Adobeが2011年に更新プログラムを公開して修正済とされた脆弱性「CVE-2011-2461」が、依然として影響を及ぼしていると公式ブログで説明している。セキュリティリサーチャーのLuca Carettoni氏とMauro Gentile氏が調査を行った。Flash基盤のインターネットアプリケーション作成の際に利用されるソフトウェア開発キット「Adobe Flex SDK」に、この脆弱性は存在する。この脆弱性は「修正プログラムをAdobe Flex SDKに適用するだけ」で解決すると思われる可能性があるが、実際は修正プログラムの適用は解決策の一部に過ぎず、Flex SDKの更新と同時に使用するアプリケーション内のSWFファイルの脆弱性も確認する必要があり、その上で修正を施す必要がある。脆弱性を抱えたSWFファイルは、他のWebサイト上で同一生成元のクロスサイトリクエストフォージェリ(Cross Site Request Forgeries、CSRF)を用いた攻撃に利用される可能性がある。この攻撃で攻撃者は不正なWebサイトへ対象者を誘導する。不正なWebサイト上でFlashのオブジェクトを読み込ませた後、脆弱性を抱えたSWFファイルがホストされた正規のWebサイトから、脆弱性を抱えたFlashファイルを読みこませる。これにより、正規のWebサイト上から、Cookieとして保存された認証情報やその他の情報が窃取されてしまうという。サイトユーザーはこれにより、個人情報を盗み取られるだけでなく、攻撃者らがユーザーになりすまし、Web上でCookie情報を利用して何らかの取引を実行する可能性もあるとしている。この脆弱性は、ユーザーが利用しているAdobe Flash Playerのバージョンによらず、脆弱性を抱えたFlashファイルが存在するかぎり、被害が発生するとしている。Webサイト管理者側の対策としては、テストツール「ParrotNG」を使用してWebサーバのFlashファイルをスキャンし、もし脆弱性を抱えたファイルが確認された場合は、「修正されたバージョンの Adobe Flexを使用してFlashファイルを再コンパイルする」か、再コンパイルを避けたい場合は「Adobe提供のツールを使用して脆弱性を抱えたSWFファイルを修正する」のいずれかを行うよう呼びかけている。Adobe提供ツールの具体的な使用法については、Adobeのヘルプサイトを参照のこと。エンドユーザー側の対処法としては、リンク、とりわけソーシャルメディアやチャット経由で受信したリンクをクリックする際に細心の注意を払うこと、また、Flashを無効にすることも有効な対策になる。
2015年04月13日三菱自動車は、3月3日に開催する『第85回ジュネーブ国際自動車ショー』(一般公開は3月5日~15日)にて、新たなプラグインハイブリッドEVシステムを搭載する小型SUVのコンセプトカー「MITSUBISHI Concept XR-PHEV II」を世界初披露するほか、2015年夏より欧州で販売予定の新型ピックアップトラック「L200」を欧州初披露すると発表した。MITSUBISHI Concept XR-PHEV II(ミツビシ・コンセプト・エックスアール・ピーエイチイーブイ・ツー)は、「アウトランダーPHEV」に次ぐプラグインハイブリッド車(PHEV)の第2弾を想定した小型SUVのコンセプトカー。同車で提案する新たなPHEVシステムは、都市型クロスオーバーに最適な小型・軽量・高効率なFFタイプとしており、プラグインハイブリッドでトップレベルの低CO2排出量40g/km以下に抑えるとともに、レスポンスよく滑らかで力強い走りを実現する。L200は、2014年11月にタイで発売した新型ピックアップトラック「トライトン」の欧州仕様車。働くクルマとしての機能性・信頼性を向上しながら、乗用車のように快適な移動空間を提供する「究極のスポーツ・ユーティリティ・トラック」を目指して開発されている。2.4L MIVECディーゼルターボエンジンは、欧州規制に合わせて仕様の最適化を図り、クラストップレベルの低CO2排出量169g/kmを実現しながら、力強く扱いやすい出力特性とした。また、4つの走行モードを備え、あらゆる路面で最適な走りを提供する「スーパーセレクト4WD-II」を搭載して優れた走破性を実現。トライトンとL200は順次グローバル展開を進めており、最終的には約150カ国での販売を計画している。
2015年02月27日スズキはこのほど、スイスで3月3日から開催される『第85回ジュネーブ国際モーターショー』(一般公開は3月5日~15日)に、理想のコンパクトカー「iK-2(アイケイ ツー)」と小型4WD「iM-4(アイエム フォー)」という2台のコンセプトカーを世界初出品すると発表した。iK-2は、「Harmonised Force(調和した力)」をコンセプトに、コンパクトカーに必要とされる全ての要素を高次元で融合させることで、コンパクトカーの価値を極限まで高めたというコンセプトカー。iM-4は、「Shape the Inspiration(インスピレーションを形にする)」をコンセプトに開発された象徴的な小型4WD。同社のコンパクト4WDのDNAと最新技術を個性的なデザインにパッケージすることで、乗り手にインスピレーションを与える新提案モデルとなっている。
2015年02月09日富士重工業は6日、スイスで3月3日から開催される『第85回ジュネーブ国際モーターショー』(一般公開は3月5日~15日)に、運転支援システム「アイサイト」を搭載した新型「アウトバック」のほか、欧州仕様の「レヴォーグ」と「フォレスター」を出展すると発表した。アウトバックは、乗用車の快適性、SUVの走破性、ステーションワゴンの積載性を併せ持つ、スバルクロスオーバーモデルの最上級車種。今回出展される新型アウトバックは、その独自の価値に磨きをかけたほか、運転支援システム「アイサイト」の搭載を含めた様々な進化が盛り込まれ、欧州の安全性能評価「ユーロNCAP」の2014年安全性能総合評価で最高評価を獲得している。レヴォーグは、ユーザーが求めるクルマの本質を追求し、スバルが長年培ってきた「安心で愉しい」クルマづくりのノウハウと最新技術を注ぎ込むことで、新世代のスバルを具現化した新型スポーツツアラー。2015年中の欧州市場での導入に先駆けて、ジュネーブ国際モーターショーにて欧州仕様車が初公開される。今回出展される欧州仕様のフォレスターには、スバルボクサーディーゼル(水平対向ディーゼルエンジン)にリニアトロニック(CVT)を組み合わせて搭載。リニアトロニック車ならではの快適性に加え、アダプティブ制御によりマニュアルシフト感覚の走りの愉しさを実現し、スバルボクサーディーゼルエンジンが持つスポーティな魅力を高めている。
2015年02月06日本田技研工業の英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは現地時間の28日、スイスで3月3日から開催される『ジュネーブモーターショー』(一般公開は3月5日~15日)にて、欧州向け新型「シビック TYPE R」を世界初公開すると発表した。新型シビック TYPE Rは、欧州向け「シビック(5ドア)」をベースに、「歴代最高のシビック TYPE R」を目指して開発されたスポーツモデル。新世代パワートレイン「VTEC TURBO」シリーズの「2.0L 4気筒直噴ガソリンターボエンジン」を初搭載すると共に、走るための機能を追求したエクステリアデザインやシャシーにより、加速性能やハンドリングなどにおいて高い走行性能を実現している。このほか同モーターショーには、欧州で初出展となる新しい価値を提案するスーパースポーツモデル新型「NSX」、新型の燃料電池自動車のコンセプトモデル「Honda FCV CONCEPT」をはじめ、新型「HR-V(日本名 : ヴェゼル)」、新型「ジャズ(日本名 : フィット)」などの欧州市場向け新型車を出展する。また、2015年からFIAフォーミュラ・ワン世界選手権に参戦するマクラーレン・ホンダの新型マシン「MP4-30」の出展も予定されている。
2015年01月29日三菱自動車は、3月3日~15日の期間にスイスで開催される『第85回ジュネーブ国際自動車ショー』において、同社独自の次世代先進技術「@earth TECHNOLOGY(アット・アース・テクノロジー)」を搭載したコンパクトSUVのコンセプトカーを世界初披露すると発表した。同コンセプトカーは、プラグインハイブリッドでトップクラスの低CO2排出量を実現する、軽量・小型・高効率のPHEVシステムを採用したコンパクトSUV。エクステリアは、ハイパワーモーターによるパワフルな走りがもたらすアーバンクロスオーバーの躍動感を、洗練されたアスリートフォルムのシルエットやエッジを効かせたボディサイドのキャラクターラインで表現しているとのこと。また、同社はジュネーブモーターショーに関する様々な情報を発信していくスペシャルサイトも開設している。
2015年01月28日ドイツのフォルクスワーゲンAGはジュネーブ国際モーターショー(3月6日から一般公開)にて、まったく新しいコンパクトSUVモデル「T-ROC」を世界初公開した。SUVでありながら、ルーフを取り外してオープンスタイルにすることもできる。「T-ROC」は、「ゴルフ」をベースにしたコンパクトSUVで、同じ「ゴルフ」ベースの「ティグアン」よりもひと回り小さく、2ドアボディとなっている。エンジンは184PSの直噴ターボディーゼルを搭載し、7速DSGと組み合わせる。4輪駆動システム「4MOTION」を採用しており、「ストリート」「オフロード」「スノー」に走行モードを切り替えられる。全長4,179mmのボディは、MQBプラットフォームをベースに開発されており、車両重量はわずか1,420kg。コンパクトなボディながら、前後のトレッドは広く取られており、前後オーバーハングも短く、ダイナミックな印象を与えるプロポーションだ。マルチピースの19インチホイールも、この印象をさらに際立たせる。エクステリアデザインはフォルクスワーゲンの新しい方向性を示すもので、曲面を多用した躍動感のあるものに。ルーフは2分割して取り外し、荷室に収納することができ、気軽にオープンエアモータリングを楽しめる。インテリアデザインも革新的で、エクステリアとは対照的に直線を多用した未来的な雰囲気だ。センターコンソールのタッチスクリーンや、リアビューミラーの位置にあるHDカメラは取り外して車外で使えるなど、装備面でも新たな提案を行っている。
2014年03月06日人事院は12日、「2011年度国家公務員長期病休者実態調査」の結果を発表した。それによると、2011年度における一般職の非現業国家公務員の長期病休者は5,370人で、前回調査の2006年度と比べて735人減少したことがわかった。長期病休者とは、調査年度において引き続いて1月以上の期間、負傷または疾病(以下、傷病)が原因の病気休暇、病気休職等で勤務していない者のこと。男女別に見ると、男性は4,186人(全男性職員のうち1.82%)、女性は1,184人(全女性職員のうち2.61%)。長期病休者率(全職員に占める長期病休者の割合)は1.95%となり、前回調査の2.04%から0.09ポイント減少(男性0.06ポイント減、女性0.21ポイント減)した。傷病別に見た場合、最も多かったのは「精神および行動の障害」で3,468人(64.6%)。以下、「新生物(腫瘍・癌など)」が495人(9.2%)、「循環器系の疾患」が307人(5.7%)、「損傷、中毒およびその他外因の影響」が238人(4.4%)、「筋骨格系および結合組織の疾患」が226人(4.2%)と続き、前回と比べると全ての傷病で減少した。傷病別長期病休者率については、前々回調査の2001年以降、「精神および行動の障害」が1位、「新生物」が2位との順で変わらず。1位の「精神および行動の障害」の割合は、前々回が0.46%、前回が1.28%と急増していたが、今回は1.26%と前回より0.02ポイント減少し、増加傾向が若干治まった。2位の「新生物」は、前々回が0.22%、前回が0.20%、今回が0.18%とわずかながら減少が続いている。年齢階層別(19歳以下除く)に見ると、全ての年代で「精神および行動の障害」が最多となり、特に20歳代では80.2%に上った。次いで、30歳代の75.4%、40歳代の69.4%、50歳代の47.8%、60歳以上の26.0%となった。このほかの順位については、20歳代では「妊娠、分娩および産褥」、「損傷、中毒及びその他外因の影響」の順、30歳代では「妊娠、分娩および産褥」、「新生物」の順、40歳代以上では「新生物」、「循環器系の疾患」の順となった。病休期間別の状況を調べたところ、「1月以上3月未満」が最も多く2,518人(46.9%)。以下、「3月以上6月未満」が898人(16.7%)、「6月以上1年未満」が895人(16.7%)、「1年以上2年未満」が657人(12.2%)、「2年以上3年未満」が280人(5.2%)、「3年以上」が122人(2.3%)と続いた。6月未満の割合は63.6%と過半数となったが、前回比では7.1ポイント減少。一方、1年以上の割合は19.7%と同6.3ポイント増加しており「全体として病休期間の長期化が認められる」(人事院)。特に、「精神および行動の障害」では、6月未満が55.5%と同8.5ポイント減ったのに対し、1年以上は24.4%と同8.1ポイント増えており、長期化が顕著となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月13日日本通信販売協会(JADMA)は27日、「2011年度通信販売売上高調査(速報値)」の結果を発表した。それによると、2011年度の通信販売の売上高は、前年度比9%増の5兆900億円となり、1982年度の調査開始以来、初の5兆円台を突破したことが分かった。金額ベースでは、前年度の4兆6,700億円から4,200億円増加。流通全般では、デフレなどの影響で消費低迷が指摘されているが、通販市場はネット通販の成長を追い風に、2002年度の2兆6,300億円からこの10年間で約2倍に増えた。一方、協会会員社の売上高の合計は、前年度の3兆800億円から4.9%増加した3兆2,300億円。大手総合通販、テレビ通販、およびメーカー系健康食品・化粧品通販企業が好調だったという。通販市場の売上高は、会員情報に加えて、同協会会員のディノスや千趣会など508社(調査時点)を対象に実施した「第30回通信販売企業実態調査」から得た回答の売上部分を先行集計した結果、および各種調査から推計できるAmazonなど有力非会員約160社の売上を加えて算出している。今回の調査期間は、6月11日~7月13日。なお、推計値は、衣料品や雑貨、化粧品、健康食品などの物販が中心となるほか、保険・デジタルコンテンツは、会員売上高に一部含まれている。同協会は、11月に商品別や媒体別などを分析したレポートを「第30回通信販売企業実態調報告書」として刊行する予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日株式会社リクルートのエイビーロード・リサーチ・センターは、2011年に海外旅行をした18歳以上の男女を対象に、渡航者の実態を把握することを目的として2012年3月に「エイビーロード海外旅行調査2012」を実施。その結果について発表した。調査は、株式会社インテージのネットモニター(関東・関西・東海の3地域)より抽出した「2011年の海外旅行経験者(出発月が2011年である海外旅行)」を対象に3月21日~3月23日まで実施。調査集計数は5,077人だった。まず、2011年の渡航先についての調査では「韓国」が2010年より2.8ポイント上昇し23.6%と最多となった。過去4年間で最高の渡航率となっている。また、前回調査より渡航率が高い国として「シンガポール」(+1.1ポイント)もあり、全体的に東南アジア各国への渡航が増えている様子がうかがえる。一方、総合満足度(複数回渡航者は一番最後の渡航)では渡航率の上がった「韓国」「東南アジア」は伸び悩んだ。総合満足度1位は「東ヨーロッパ諸国」、続いて「その他西ヨーロッパ諸国」「アメリカ東部」と欧米諸国が上位にランクイン。「ブルガリアやルーマニアは治安も悪くなく、物価が安く買い物が楽しかった」「コンパクトな国(西ヨーロッパ諸国)ながら公共の交通機関などが非常に整っていて、人々の雰囲気にもゆとりが感じられ、快適に過ごすことができた」などの声があげられた。また、円高の影響についても調査。64%の海外旅行者が「買い物」「食事代」などで円高の恩恵を実感していると回答した。円高によるお得感を感じた人が多かった国としては、ハワイ(オアフ島)、アメリカ東部、韓国をあげる人が多数。さらに1ドルいくらくらいで「円高」と感じ始めるかを聴取したところ、平均は85.7円。1ドル80円で「円高」を理由に海外旅行を検討する人が激増することがわかった。羽田空港の国際化に伴い、その利用率についても調査。関東居住者のうち79%が「成田空港」から、35%が「羽田空港」から海外へ出発していることがわかった。関東居住者では半数以上が他の条件が同じなら成田空港よりも羽田空港出発を希望。羽田空港出発に伴う料金アップの許容額としては、70%が「5000円アップまで」という結果となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月20日食の安全・安心財団は4日、統計資料「2011年(平成23年)外食産業市場規模推計値について」を発表した。それによると、2011年の外食産業市場規模は、前年比1.7%減の23兆475億円だった。2011年の外食産業市場規模は、東日本大震災の影響などを受け、世帯1人当たりの外食支出額や法人交際費などが縮小。2010年の23兆4,405億円と比べると1.7%減少し、23兆475億円となった。部門別に見た場合、飲食店、宿泊施設、社員食堂、病院給食などを含む「給食主体部門」の市場規模は、前年比2.0%減の18兆3,404億円で、外食産業市場規模全体の79.6%を占めた。「給食主体部門」のうち、「営業給食」の市場規模は15兆640億円で、前年より2.3%減少。このうち、「飲食店」は前年比2.1%減の12兆2,282億円となり、その内訳は、「食堂・レストラン」が同2.6%減の8兆5,501億円、「すし店」が前年並みの1兆2,857億円、「そば・うどん店」が同1.3%減の1兆640億円、「その他の飲食店(ファストフードのハンバーガー店など含む)」が同1.8%減の1兆3,284億円だった。「集団給食」の市場規模は、前年比0.1%減の3兆2,764億円。このうち、「病院給食」は前年比0.5%減の7,980億円、「学校給食」は前年並みの4,967億円、「保育所給食」は同0.1%減の2,678億円で、「事業所給食」については、「社員食堂など給食」が同0.1%減の1兆1,950億円、「弁当給食」が同0.1%増の5,189億円となった。ホテル、旅館での食事・宴会などの「宿泊施設」の市場規模は、前年比3.1%減の2兆6,035億円。これは、震災の影響で稼働率が悪化したことが影響していると考えられる。一方、「料飲主体部門」の市場規模は、前年比0.6%減の4兆7,071億円で、外食産業市場規模全体の20.4%を占めた。内訳は、「バー・キャバレー・ナイトクラブ」が同0.6%減の2兆3,731億円、「喫茶店」が同0.1%減の1兆182億円、「居酒屋・ビヤホールなど」が同0.9%減の9,936億円、「料亭」が同0.6%減の3,222億円となっている。このほか、持ち帰り弁当店や惣菜店、テイクアウト主体のファストフードなどの「料理品小売業(「弁当給食」売上含む)」の市場規模は、6兆2,979億円で、前年と比べて1.4%増加した。なお、外食産業市場規模に「料理品小売業(重複する弁当給食を除く)」の市場規模を加えた「広義の外食産業市場規模」は、前年から1.0%減少し、28兆8,265億円だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月05日中小企業庁はこのほど、2011年度(平成23年度)の下請代金支払遅延等防止法に基づく取締状況について、取りまとめたものを発表した。それによると、2011年度は親事業者305社に対し、減額した下請代金など総額約7億円の返還を指導したという。同庁は、約25万社に対して書類調査を実施。その結果、禁止行為違反の恐れのある1,319社に立入検査などを行い、このうち1,190社、3,091件の違反行為について、書面による改善指導などを実施した。なお、2010年度は、改善指導を行った企業が1,139社、違反行為が3,219件で、ほぼ横ばいとなっている。禁止行為違反(4条違反)の内訳を見ると、「支払遅延」(39.8%)「減額」(35.7%)の2種類が多く、両社が全体の約75%を占めた。このほか、「困難手形」が11.5%、「買いたたき」が3.6%、「早期決済」が2.6%などとなっている。同庁は、改善指導を行った企業のうち、下請代金を減額するなどした親事業者305社に対し、合計約6億9,900万円を返還するよう指導。さらに、重大な違反行為のあった4社について、公正取引委員会へ措置請求を行っている。併せて、「下請かけこみ寺」事業の実施状況を発表。同事業は、都道府県の協力の下、全国48カ所に「下請かけこみ寺」を設置し、取引などに係る各種相談に対応するというもの。それによると、2011年度は、「相談員による相談の受付」4,179件(2010年度4,468件)、「弁護士による無料相談の受付」610件(同646件)、「裁判外紛争解決手続(ADR)の調停申立」25件(同26件)を受理したという。2011年4月には、親事業者約2.2万社および都道府県下請企業振興協会に対し、東日本大震災の影響を被っている下請中小企業について、「できる限り取引関係を継続すること」「優先的に取引あっせんを行うこと」「風評被害を防止すること」などを、経済産業大臣名で要請している。また、下請取引の適正化の推進施策として、下請代金法にかかる講習会を136回開催し、1万1,371名が参加したほか、11月を「下請取引適正化推進月間」とし、全都道府県で60回の講習会を実施し、8,280名が参加している。このほか、下請代金法のWebセミナーを全国中小企業取引振興協会のWebサイトにて配信するなど、様々な施策を実施している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月05日2011年の実写映画ナンバー1ヒットを記録した映画『ステキな金縛り』のブルーレイ&DVDが25日(金)にリリースされる前に、三谷幸喜監督が取材に応じた。その他の写真本作は、三流弁護士のエミ(深津絵里)が、殺人容疑をかけられた男の上にのしかかっていた落ち武者(西田敏行)の幽霊を証人に招きいれ、被告が事件の夜“金縛り”にあっていたというアリバイを証明し無罪を立証するべく奔走する法廷コメディだ。映画でも次々とヒット飛ばしている三谷監督だが、本作は監督が10年前から温め続けるも、なかなか実現しなかったという企画だ。「当時は、映画でコメディはあたらない、法廷ものは難しい、幽霊ものもそれほどヒットしないと言われて、『その3つを全部やって、当たる映画を作ります!』って宣言しちゃった手前、これが当たらなかったら次はないな、と。だから公開前は不安でしたね」。しかし、映画は大ヒット。興行収入42.8億円を記録した。もちろん、企画を温め続けた10年の間に大きな出来事もあった。主演女優・深津絵里との出会いだ。「前作(『ザ・マジックアワー』)で初めて深津さんと御一緒して、今回は“深津さんありき”で始まったんです。まず『深津さん主演でコメディをやりたい』と思いましたし、深津さんの魅力をどれだけ映像で残せるかが僕の使命だと思っていました。彼女はお芝居も上手なんだけど、動きが面白いし、動きのキレがいいんですよね。深津さんはそれに加えてどこか“哀感”がある。この人はコメディエンヌに必要なものをすべて持っている人だと思います」。ちなみに三谷監督は続く舞台『ベッジ・パードン』、スペシャルドラマ『ステキな隠し撮り 完全無欠のコンシェルジュ』でも深津に出演を依頼している。自作がヒットし、高評価を集めていることについて「もっと褒めてもらってもいい!」とジョークを飛ばす三谷監督だが、本作ではこれまで多様してきた“長回し”をあえて封印して、短いカットを積み重ねる作劇に挑戦するなど、1作ごとに自らにハードルを設定し、映画を撮り続けている。「映画に関しては明確な目標があって、それは『お熱いのがお好き』(ビリー・ワイルダー監督の傑作コメディ)なんです。あの映画のいいところは“観終わった後に感動が残らないのに満足は残る”こと。そんな映画がつくりたいし、それが僕の映像としてのコメディの目標なんですね。だからそのために今なにをすればいいのか逆算しながら作っています。そこに向けて着実に進んでいる感じです」。『ステキな金縛り』スペシャル・エディション3枚組7140円(税込)発売元:アミューズソフト販売元:東宝『ステキな隠し撮り 完全無欠のコンシェルジュ』3990円(税込)発売元:フジテレビジョン販売元:ポニーキャニオン『 三谷幸喜「short cut」』3990円(税込)発売元:株式会社WOWOW販売元:東宝株式会社すべて発売中
2012年05月25日日本チェーンストア協会は23日、2011年度のチェーンストア販売概況(会員企業57社、7,742店)を発表した。それによると、2011年度の全国スーパー売上高は、既存店ベースで前年度比(店舗調整後、以下同)1.1%減と、1996年度から15年連続の減少となった。前年割れとなった要因については、景気が低迷し、可処分所得が減少する中、東日本大震災およびそれに伴う原発事故の影響による節電対応、さらに台風の被害なども重なり、マイナスとなったと考えられる。2011年度の全国スーパー販売総額は12兆7,784億円。部門別の売り上げを見ると、食料品は前年度比4.3%減の7兆9,241億円。惣菜は好調だったが、畜産品は放射性セシウムの暫定規制値を超える稲ワラを与えられた牛肉の流通問題の発生以降、不調となった。衣料品は前年度比5.9%増の1兆3,780億円。紳士衣料、婦人衣料が健闘し、大きく売り上げを伸ばした。特に夏の節電・暑さ対策としてクールビズ関連の売れ行きが良かったほか、機能性肌着は年間を通じて好調だった。一方、そのほかの衣料・洋品は不調で前年水準を上回ることが出来なかった。住関品は前年度比2.5%減の2兆6,291億円。家具インテリア、そのほかの商品は好調だったものの、家電製品、医薬・化粧品、日用雑貨品が不調で、前年水準を下回った。詳細を見ると、家電製品では、地上デジタル放送の完全移行に伴う駆け込み需要で液晶テレビに動きが見られた。日用雑貨品に関してはTVゲーム・玩具は不調、家具・インテリアでは夏場にはクール関連寝装品が好調だったという。同協会は併せて2012年3月度のチェーンストア販売概況を発表。それによると、3月の全国のスーパー売上高は1兆56億円で、既存店ベースで前年同月比2.4%減となり2カ月ぶりに前年を下回った。主力の食料品は、昨年の震災特需の反動で水や缶詰など備蓄型食品が苦戦し、前年同月比4.3%減の6,305億円。一方、衣料品は震災の影響で落ち込んだ反動で5.9%増の1,022億円となった。住関品は前年同月比2.5%減の2,005億円。日用雑貨品では、昨年の震災後の需要増の反動で乾電池など防災関連品が苦戦。医薬・化粧品では、鼻炎薬、目薬、マスクなどの花粉対策商品が花粉の飛散が少なく不調だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月24日ネットリサーチ会社の株式会社マーシュは、1都3県の20歳~69歳男女1,000名をを対象に、昨年(2011年)と今年(2012年)のお花見についてインターネット調査を行ったと発表した。お花見シーズンが東日本大震災の直後となったことで自粛ムードが広がった昨年は、全体の50%の人が自粛ムードを意識しており、例年と異なった心持ちでお花見をしていたことがわかった。お花見は好きですかという問いに対し、全体の6割弱が「好き」と回答。男女別に見ると女性の方がお花見が好きであり、男性49.4%に対し女性は65.2%だった。既にお花見の予定があると答えた4割の人に対し、一緒にお花見をする人について尋ねたところ、「家族・親戚」(62.3%)、「友人・知人」(53.7%)、「職場や仕事関係の人」(15.3%)と続いた。2011年の東日本大震災により、被災地の配慮として外食やレジャーを控える「自粛ムード」が拡がったが、この影響はお花見に対しても顕著であり、自粛ムードを意識した人は半数にのぼっていたことがわかった。自粛ムードに関わらず、お花見をしたかどうかという問いに対しては、47%の人が「お花見をした」と回答。お花見をした人に対し、ほかの年と比べて違った点について尋ねたところ、以下のような結果となった。「特に違いはなかった/わからない」(36.0%)が最も多い結果となったが、何らかの違いや変わった点があったという人は64.0%にものぼった。例年、首都圏の桜は3月下旬~4月上旬にかけて見頃を迎えるが、震災発生と原発事故という未曾有の災害からわずか数週間後にお花見シーズンを迎えるとあって、国民がナーバスになっていたことがうかがえる。また、お花見の時期は放射性物質の人体への影響について特に騒がれていた時期とも重なっており、外出そのものを避けていた人も多かったため「人出が少なかった」という見方もあるだろう。さらに、「騒がないようにした」という回答については、「どんちゃん騒ぎが出来るような心境ではなかっただけ」といった意味合いの回答も含まれているだろう。関東地方の今年のお花見シーズン到来まであと僅かだ。東北に桜を見に行くことで東北の復興を応援するプロジェクトなども発足しており、自粛ムードとは異なる積極的な復興支援の傾向が見受けられるが、これも1年という月日を経てほんの少しだけ平静を取り戻した人々の心の顕れでもあるのだろう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月16日ランボルギーニジャパンは12日、イタリアの本社であるアウトモビリ・ランボルギーニの2011年度の会計について発表した。販売台数、売上高ともに2桁成長を記録し、とくに販売台数は前年の1,302台から1,602台へと、23%増加した。2011年は世界的な経済危機が回復傾向となり、スーパースポーツカーを製造するランボルギーニにも追い風に。売り上げは前年の2億7,100万ユーロから3億2,200万ユーロへと19%増加。ガヤルドの販売が伸び、フラッグシップ・モデルのアヴェンタドールも投入されたため販売が急増した。同社は最大の市場としてアメリカ、中国を挙げ、以下イギリス、ドイツ、イタリア、中東が続く。日本市場については、ランボルギーニ ジャパン代表のエジナルド・ベルトーリ氏が、「2011年のガヤルドの販売台数は前年比60%増加しました。アヴェンタドールの受注は現在80台を超えています。今後もランボルギーニにとって日本が重要なマーケットのひとつであることは間違いありません」と述べた。こうした好調な業績について、アウトモビリ・ランボルギーニ 社長兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏はアヴェンタドールの成功を要因のひとつに挙げ、「その性能と効率の高さ、未来的なデザインにより、知名度においても商業的にも大きな成功を収めた。それはまた、業界の最先端をゆくランボルギーニの新たな技術力を明確に示すものです」としている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月13日ランボルギーニジャパンは8日より開催中のジュネーブ・モーターショーにて、同社のフラッグシップモデル「アヴァンタドール」のオープンモデル「アヴェンタドール J」を世界初公開したと発表した。ウインドシールドまで取り去ったランボルギーニ史上究極のオープン・スポーツカーだ。公開された「アヴァンタドール J」は、単にベースモデルをオープン化したバリエーションモデルではなく、極めて特殊なワンオフモデル。カーボンファイバー強化ポリマーのモノコックは、オープン化にともなって大部分が新しくデザインされている。エクステリアはまったく新しいデザインに見えるほど細部にわたって変更が施され、とくにキャビンからエンジン・カバーにかけての造形はこれまでの市販車になかったものといえる。エンジンは「アヴェンタドールLP700-4」の6.5リットル12気筒で700PSを発生。最高速度は時速300kmを超える。専用開発された塗料による鮮烈なボディカラー、特許技術によるカーボンファイバー製ファブリックのシート、潜望鏡のようなリアビュー・ミラー、冷却ファンを備えたフロント20インチ、リア21インチのホイールなど、特筆すべき装備は非常に多い。その一方で、走行に不要なオーディオやカーナビ、エアコンなどはいっさい装備されていない。同モデルはプロトタイプやランボルギーニ・ミュージアム用車両もなく、世界に1台しか存在しない。ショーが閉幕すれば、同モデルを見られるのは「幸運なオーナーのみ」(ランボルギーニ)だという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月10日ジャガー・ランドローバー・ジャパンはこのほど、2012年ジュネーブ・モーターショーでの展示車両と、プレスデーに行われたデモンストレーションについて発表した。注目を集めたのはコンセプトモデルだけでなく、水陸両用「ランドローバー・ディスカバリー」も文字通りの「波紋」を起こした。展示のメインとなるのは「レンジローバー イヴォーク コンバーチブル コンセプト」。SUVのコンバーチブル仕様という斬新なコンセプトで、ショー全体でも屈指の注目モデルとなっている。今回の発表によれば生産する予定はないが、デザイン面などで今後のニューモデルに影響を与えると見られる。展示車両はほかにワールドプレミアとなる「ランドローバー DC100」の寒冷地(Ice&Snow)仕様がある。もう1台のユニークな展示車両が、生産100万台目の「ランドローバー・ディスカバリー」だ。この車両は50日で8,000マイルもの悪路を走破する「ジャーニー・オブ・ディスカバリー」を敢行中。ウガンダで切望されている水と衛生プロジェクトの資金100万ポンドを集めるための冒険で、ショーの期間中は走行を中断して展示される。ジュネーブ湖畔には特設会場が設けられ、1990年のカウズ・ウィークレガッタのために製作された水陸両用「ランドローバー・ディスカバリー」による水中走行も。「どこにでも行けるランドローバー」をアピールするこのデモンストレーションで、湖面に文字通りの大きな「波紋」を巻き起こしたという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月09日フォルクスワーゲンはこのほど、8日から開催されているジュネーブモーターショーの展示概要を発表した。同社初の気筒休止技術を採用した新型「ポロ ブルーGT」を世界初公開するなど、多彩な展示車が用意されている。最も注目を集める「ポロ ブルーGT」は圧倒的な燃費性能を誇る。1.4リットルTSIエンジンは140PSとハイパワーでありながら、欧州複合モード燃費で4.7リットル / 100kmを達成。7速DSG仕様では4.5リットル / 100kmとさらに向上する。この低燃費はアイドリングストップ及びブレーキエネルギー回生システム、同社初となる気筒休止システムム「ACT(アクティブシリンダーマネジメント)」によるもの。「クロスクーペ」は昨年の東京モーターショーに続いての展示となる。エンジンを変更し、欧州複合モード燃費は1.8リットル / 100kmと驚異的だ。新世代コンパクトカー「up!」はショーの開催国にちなんだ「スイスup!」などのバリエーションモデルと、商用向けの「カーゴup!」が登場する。「ゴルフGTIカブリオレ」はフォルクスワーゲン史上最強のカブリオレで、最高出力210PS、最高速度は時速237kmに達する。「ザ・ビートル」と「パサート」のRラインは専用デザインパーツを採用したスペシャルモデルで、「ザ・ビートル Rライン」は今年の夏から販売開始。「パサート Rライン」も独立したモデルとして登場する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月09日日産自動車は、スイスにて6日から18日の日程で開催中の『第82回 ジュネーブ国際モーターショー』で、コンパクトカー「INVITATION」、次世代クロスオーバー「ハイクロスコンセプト」、ミッドシップスポーツカー「インフィニティ エマージコンセプト」を公開した。INVITATION(インビテーション)は、先進的なエンジン技術、評価の高い同社の軽量プラットフォーム、空力に優れたボディを組み合わせることで、クラストップレベルの燃費・低排出ガスの水準を達成するという次世代コンパクトカーのコンセプトモデル。今回のジュネーブ国際モーターショーで初公開され、2013年に同車をベースとする量販車が欧州で発売予定となっている。ハイクロスコンセプトは、同社の新たなデザインの方向性を示すコンセプトカーで、エレガントな外観ながら3列シート7人乗りの室内空間を確保。また、コンパクトなリチウムイオンバッテリーを搭載したモーターと、2.0Lの直噴ガソリンエンジンを組み合わせることで、2.5L相当のパフォーマンスを実現するハイブリッドエンジンを搭載。インフィニティ エマージは、同ブランド初のミッドシップのスポーツカーコンセプト。出力402bhp(300kW)のツインモーター搭載スポーツEVを採用し、停止状態から4秒で時速60マイル/h(約96km)まで加速、30秒で130マイル/h(約209km)へ加速するという。レンジエクステンダー付きのガソリンエンジンがツインモーターと連動した場合、CO2排出量は55g/kmになるとこのと。またインフィニティブランドは、2011年のフランクフルトモーターショーでコンセプトモデルを公開したFXセバスチャン・ベッテルバージョンを、欧州および中東地域向けに限定200台で生産することも発表している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月07日トヨタ自動車は、スイスにて6日から18日の日程で開催中の『第82回 ジュネーブ国際モーターショー』に、軽量・低燃費の次世代スモールハイブリッドコンセプト「FT-Bh」を出展したと発表した。同車は、ハイブリッドカーのさらなる普及が予想される2010年代後半を想定し、「ECOMOTION(Eco+Emotion)」をテーマとして企画された、Bセグメントのスモールハイブリッドコンセプトカー。高い環境性能に加えて、優れたレスポンスと軽快な操作性によるドライビングの楽しさも提供するという。高張力鋼板(ハイテン材)の使用拡大などによるボディ構造軽量化や、新開発エンジンがもたらすパワートレーンの効率向上、ボディ全体が大きな砲弾型となるフォルム採用で走行抵抗低減などを追求した結果、欧州の新燃費測定方法(NEDC)で2.1L/100km、CO2排出量は現在のBセグメントカー平均の半分以下である49g/kmを達成している。さらに、小型燃料タンクとハイブリッド用リチウムイオン電池をリヤシート下に配置することで低重心を実現し、走行性能も高まっているという。ハイブリッド仕様の他に、天然ガス(CNG)仕様とPHV仕様も想定されており、CO2排出量は天然ガス仕様が38g/km、PHV仕様が19g/kmとなっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月07日ジャガー・ランドローバー・ジャパンは27日、2012年ジュネーブ モーターショー(3月8~18日にスイス・ジュネーブで開催)にて、ランドローバーのコンセプトモデル「レンジローバー イヴォーク コンバーチブル コンセプト」を発表することを明らかにした。同モデルは「レンジローバー イヴォーク クーペ」がベースのソフトトップ コンバーチブル。完全に格納可能なプレミアム・ルーフシステムとロールオーバー プロテクション システム(ROPS)を装備し、下開きのテールゲートと快適な4座のパッケージングで機能性と多様性を実現した。エクステリアはメタリックカラーのコーズウェイ グレーでペイントされ、インテリアはルナーとアイボリー仕上げに。レザーシートはスポーティなパーフォレイテッド・レザーとアイボリーのコントラスト・ステッチが施された。同モデルを設計したのはランドローバー社のデザインディレクター、ジェリー・マクガバン氏率いるチーム。「『レンジローバー イヴォーク』の持つ美しさはコンバーチブルという概念に適しています。このコンセプトは伝統的なコンバーチブルではなく、バランスを尊重し、その独特の造形を保ちつつ、ユニークで魅力的なデザインとすることに成功したと自負しています」とマクガバン氏は述べている。「レンジローバー イヴォーク コンバーチブル コンセプト」は、ジュネーブ モーターショーにてデザイン&エンジニアリング スタディとして発表される。同モデルの生産予定は未定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月27日日興アセットマネジメント(以下、日興アセット)は24日、「日興AM 従業員チャリティプログラム」2011 年寄付実績について発表した。日興アセットでは、同社の従業員有志の手によって、よりよい社会づくりに貢献することを目的とした共同寄付制度「日興AM 従業員チャリティプログラム」を2011年1月にスタート。同プログラムによる初年度(2011年1月~12月)は、寄付実績が総額3,426万6,040円となった。同プログラムは、従業員が月々の給与などから寄付金を拠出し、これに日興アセットおよび2名の代表取締役がそれぞれ同額のマッチング拠出を行ない、その合計額を社会貢献活動に取り組む非営利団体などに寄付するもの。マッチングにより従業員の寄付金が4倍になって非営利団体の活動支援に送られる。プログラムの運営は従業員の有志による運営委員会が行ない、寄付先団体や寄付金額の配分などを決定している。2011年は「福祉・ダイバーシティ活動」や「環境保全活動」、「子ども・教育活動」、「海外での活動」などの分野から運営委員会が公募によって7団体を選定し、助成金を寄付した。また大規模な災害が発生した際には、同プログラムの基金の一部を、被災した人々の救援や復興支援などに役立ててもらうための災害救援金として寄付している。2011年は東日本大震災の義援金として、自治体や非営利団体を通じて総額2,713万8,297円の寄付を実施したほか、ニュージーランド地震の災害救援のための寄付も行なった。寄付先の詳細は下表のとおり。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月24日本田技研工業は6日、3月8日から一般公開が行われる「ジュネーブモーターショー」にて、次世代のスーパースポーツ「NSXコンセプト」や欧州向け「CR-Vプロトタイプ」などを出展すると発表した。NSXコンセプトは、軽量なボディに次世代V型6気筒VTEC直噴エンジンをミッドシップにレイアウトし、高効率・高出力のハイブリッドシステム「Sport Hybrid SH-AWD」(Super Handling All Wheel Drive)を搭載したスーパースポーツモデル。今回のショーが欧州での初出展となる。そのほか、次世代電動スモールスポーツコンセプトモデル「EV-STER」(イーブイスター)や、初出展となるCR-Vのエクステリアデザインの方向性を示した「CR-Vプロトタイプ」も公開。次世代革新技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY」(アース・ドリームス・テクノロジー)の第一弾となる、世界最軽量という1.6Lディーゼルエンジンなども出展される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月07日日産自動車は7日、3月8日から一般公開が行われる「ジュネーブモーターショー」にて、「INVITATION」などのワールドプレミア2車種を含むコンセプトカー4車種を公開すると発表した。今回公開予定のワールドプレミア(世界初公開)2車種のうち、1車種は2013年中に欧州で発売を予定している新型車のコンセプトモデル「INVITATION」。2車種目の詳細についてはショーの初日に発表されるとのこと。INVITAIONは、「マイクラ」や「ジューク」と同じセグメントのクルマ。これにより同社は、同セグメントにおいてより幅広いラインアップを持つ自動車メーカーになるとしている。残り2車種のコンセプトカーは、NV200バネットをベースとしたファミリー向けモデル「e-NV200」と、本格的なスポーツカーの性能を持たせたクロスオーバー「ジュークニスモコンセプト」で、これらは欧州において初公開となる。そのほか同社ブースでは、2012年モデルイヤーの車両や特別バージョンモデルなど、多くの車両を展示する予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月07日2011年、完全復活を果たした桑田佳祐。およそ9年ぶりとなるオリジナル・ソロ・アルバム『MUSICMAN』を2月にリリース。そして、9月には歴史的ともいえる「宮城ライブ ~明日へのマーチ!!~」で“音楽の力”を感じさせる圧倒的なパフォーマンスで感動のライブを届け、その余韻も醒めないまま12月に神戸・横浜で年越しライブを行った。桑田佳祐の情報を見る「いろいろあった」1年、桑田佳祐はエンタテインメントの力で、日本中を光で照らした。そんな桑田佳祐がアルバム『MUSICMAN』収録楽曲の中から11曲を熱唱したスペシャルパフォーマンス「桑田佳祐『MUSICMAN』スペシャル」、感動の「宮城ライブ ~明日へのマーチ!!~」(総集編)、横浜アリーナで行われた4年ぶりの年越しライブの模様が、3月9日(金)~11日(日)WOWOWにて3夜連続でオンエアされる。特に「宮城ライブ ~明日へのマーチ!!~」は、東日本大震災からちょうど1年の節目の日である3月11日(日)の放送となる。桑田佳祐のエンタテインメントを通じて表現する真摯な想いは、観る者に2012年を強く生きていく力を与えてくれるに違いない。■放送ラインナップ3月9日(金)22時~「桑田佳祐『MUSICMAN』スペシャル」3月10日(土)18時~「桑田佳祐 ライブ in 神戸&横浜 2011~年忘れ!! みんなで元気になろうぜ!!の会~」3月11日(日)21時~「桑田佳祐スペシャル総集編『宮城ライブ ~明日へのマーチ!!~』」
2012年01月31日