コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2020年春夏コレクションが、2019年9月28日(土)、フランス・パリで発表された。今季はコム デ ギャルソン・オム プリュス 2020年春夏コレクションから続く、イギリスの小説家、ヴァージニア・ウルフの小説『オーランドー』をテーマとした物語の第2幕。『オーランドー』は、男性として生まれた青年が女性に変身し、女性として生きる歓びに目覚めていくという物語だ。なお、コム デ ギャルソンは、ウイーンの国立オペラ座150周年記念に上演されるオペラ『オーランドー』の衣装を担当。このオペラ座での上演の“第3幕”で完結する3部作のコレクションとなっている。ボリューミーなシルエット2019年春夏コレクションから、ブランドとしては比較的“静かな”コレクションを展開してきた川久保玲だが、今シーズンは巨大なシルエットや豪華絢爛なファブリックなど、ここ2シーズンとは全く異なる雰囲気が感じられる。アウター、ドレス、トップス、スカートなどあらゆるコレクションピースが、ランウェイ上でモデルが避け合うのも難しいほどボリューミーなものだ。たとえばファーストルックとして現れた西洋画のように優美な花柄のドレスには、ショルダーから肘に向かって緩やかな弧を描くふっくらとしたフォルムのパフスリーブを採用している。光沢感のあるストライプを走らせたスカートには、パニエのようなパーツを配して立体感を出した。パフスリーブやパニエ、裾に向かって広がっていくフレアシルエットのスカートなどは、中世ヨーロッパの貴族が纏うドレスを彷彿とさせる。コム デ ギャルソン・オム プリュスでは物語の鍵を握るジェンダーにフォーカスした川久保だが、今シーズンはヴァージニア・ウルフが生涯モットーとした“変革”と“開放”の精神をベースに、エレガンスを再解釈したもののように感じた。豪華絢爛な装飾やファブリックふんだんに散りばめた装飾や、華やかなファブリックも、今季の世界観を作り上げているものの1つ。ピンクのボトムスにはロマンティックなフラワーモチーフや立体的なフリルを贅沢にあしらっている。ジャケットは、ボディにプリントした“COMME des GARÇONS”のブランドロゴから、無数のフリンジを垂らした。きらきらと輝く糸を織り込んだオリエンタルな花柄ジャカードや、クラシカルな花柄を描いたキルトなどもコレクションに奥行きを生む。ボトムス&シューズにも存在感ボトムスに目をやると、ぽっこりとした立体パーツを配したり、太いロープを足に巻きつけたりしたかのようなパンツが顔を出している。かと思えば、太ももをくり抜いたハーフパンツやひざ部分にカッティングを施したボトムスも姿を現わした。ナイキ&レペットとコラボレーション足元にはナイキ(NIKE)とのコラボレーションスニーカーの他にも、写実的な絵画のようなグラフィックを全面にプリントしたレペット(Repetto)のショートブーツなどが登場した。
2019年10月02日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)の2020年春夏コレクションが、2019年9月28日(土)、フランス・パリで発表された。トレンチコートを再構築今シーズン、ブランドがフォーカスしたのは「トレンチコート」。誰もがその形を知るベーシックアウターをブランドが誇るパターンの技術を駆使して、様々なアプローチで再構築し、予定調和的なデザインを覆していく。たとえば光沢感のあるテキスタイルを起用したロングコートは、アウターとしての形状は保っているものの、ショルダーを通常の位置よりもぐっと下げ、胸元には襟を二枚重ねるようなディテールを採用している。アウターがドレスやスカートにスカートやドレスなど、アウターではない別のアイテムへと姿を変えたものもある。ふんわりとしたシルエットのロングスカートは、腰回りにトレンチコートをぐるりと巻きつきたような仕立て。ストラップ付きのミニドレスは、ポケットやベルトループといったパーツを、ボディにぺたぺたと貼り付けたようなデザインになっている。異素材をミックス普通はベージュカラーのギャバジンが用いられることの多いトレンチコートだが、ランウェイにはさまざまなテキスタイルを組み込んだ異素材ミックスのピースも散見された。バックスタイルにイエローの細やかなプリーツをあしらったもの、ホワイトシャツを重ねたようなものなどその表現方法は多岐にわたる。繊細なレースを組み合わせたロングドレスは、胸元にこそデイリーウェアであるトレンチコートの面影を感じるが、優美でエレガントなムードへと舵をきっている。グラフィックやネオンカラーを効かせて主役のピースがベーシックカラーのため、中に差し込むインナーは鮮やかなパレットでアクセントを効かせている。たとえばジャケット&ミニスカートのセットアップにはグラフィカルなプリントのレギンスを、アウターやドレスのインナーには、ピンク、オレンジ、イエローなどのネオンカラーをレイヤードし、コレクション全体にリズムをもたらした。コラボレーションスニーカーも足元を彩るのはネオンカラーのスニーカーがメイン。継続してリリースしているバッファローや、ハイテックといったブランドとコラボレーションしている。
2019年10月01日10月4日から「DSMG E-SHOP」()にて、プレイ コム デ ギャルソン(PLAY COMME des GARÇONS)の取り扱いがスタートする。公式のEC販売としては国内初。ベーシックなTシャツ、ポロシャツ、ニットなどのアイテムに、アイコニックなハートマークのワンポイントが入った、買いやすい価格帯で国内外問わず絶大な人気を誇るプレイ コム デ ギャルソン。DSMG E-SHOPは、2014年11月にドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVERSTREETMARKET GINZA)オフィシャルウェブサイト内にスタートしたECサイト。今後もプレイ コム デ ギャルソンの商品ラインアップを増やしていく予定。DSMG E-SHOP URL:
2019年09月27日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とグッチ(GUCCI)のコラボレーションバッグ第2弾が登場。2019年9月7日(土)より、ドーバー ストリート マーケット ギンザにて販売される。2018年に初登場した際には、瞬く間に完売したコム デ ギャルソンとグッチのコラボレーションバッグ。ファン待望の第2弾となる今回も、前回同様、クラフト紙をビニールで覆ったコム デ ギャルソンのショッパーバッグをベースに採用。またコム デ ギャルソンのロゴに、グッチを象徴するグリーン・レッド・グリーンのウェブ ストライプを配したフロントデザインを再び踏襲すると共に、ビニールにはフローラルプリント柄を新たに取り入れてアップデートした。【詳細】コム デ ギャルソン×グッチのコラボバッグ第2弾 63,000円+税発売日:2019年9月7日(土)展開場所:ドーバー ストリート マーケット ギンザ※グッチ公式オンラインショップでは、エディションナンバーラベル付きのスペシャルエディションを数量限定で発売。【問い合わせ先】ドーバー ストリート マーケット ギンザTEL:03-6228-5080
2019年09月05日グッチ(GUCCI)とコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)のコラボレーション第2弾となる新作バッグが登場。9月初旬にグッチ公式オンラインショップ(Gucci.com)とドーバー ストリート マーケットで展開される。グッチとコム デ ギャルソンのコラボレーション第2弾となる新作バッグは、コム デ ギャルソンのショッパー型バッグをベースに、ブラウンのクラフト紙の「インナー」にトランスペアレントの「殻」をまとわせたスタイル。インナーにはコム デ ギャルソンのロゴ、殻にはグッチのウェブ ストライプに加え、ブラック ローズ プリントがあしらわれている。グッチならではの装飾的なフラワープリントと、乗馬の世界とのつながりやアルチザンの歴史を物語るウェブ ストライプに、トランスペアレントな殻を組み合わせることによって、コンテンポラリーでインダストリアルな表情が際立ち、その結果、2つのブランドを代表するコードが融合したユニークなMade in Japanのアイテムが完成した。バッグには専用のパッケージを用意。ブラウンの薄紙で包まれ、バッグと同じブラック ローズ プリントが施されたスペシャルボックスに収められる。このバッグは、9月初旬、ドーバー ストリート マーケットで展開。また、エディションナンバー ラベル付きのスペシャルエディションが、グッチ公式オンラインショップ (Gucci.com)のみで数量限定発売される。
2019年09月04日京都国立美術館で、「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」展が、8月9日に開幕。10月14日まで開催される。© 京都服飾文化研究財団ファッションは「着る」だけでなく、「視るあるいは視られる」ものである。特定の文化や社会、グループで通用するコードがあり、そこから駆け引きあるいはゲームにも似た自己と他者とのコミュニケーションが生まれている。インターネットとSNSの普及によって、誰もが自らの装いを自由に発信できるようになった現在、個人とファッションの関わり方も新しい局面を迎えている。本展では、18世紀の男女の宮廷服や20世紀初頭の紳士服など歴史的な衣装類から現代の衣服まで、京都服飾文化研究財団(KCI)が収蔵する衣装コレクションから精選した約90点を中心に紹介。またファッションやアートの他、映画やマンガなどに描かれたファッションも視野に入れながら、現代社会における新たなドレス・コード、そしてその装いの実践(=ゲーム)を見つめ直す。「ドレス・コード?——着る人たちのゲーム」 展示風景© 京都服飾文化研究財団、福永一夫撮影「ドレス・コード?——着る人たちのゲーム」 展示風景© 京都服飾文化研究財団、福永一夫撮影会場は、「裸で外を歩いてはいけない? 」「組織のルールを守らなければならない? 」「服は意志を持って選ばなければならない? 」といった、13のキーワードに基づいて構成される。例えば、学校や職場で制服やスーツを着る。最も身近で分かりやすい服装のコードだが、一方でこのドレス・コードは時に破られたり、置き換えられたり、別のコードが生まれることもある。この「組織のルールを守らなければならない? 」のセクションでは、ロジャース・ピート・カンパニー(Rogers Peet Company)の男性用スーツや「セーラー服と機関銃」の映画ポスターなどから、ファッション、あるいは装いの普遍性や現代的な意味についてを問う。COMME des GARÇONS HOMME PLUS(川久保玲) 2009年秋冬京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影ジェフ・クーンズ×LOUIS VUITTON 2017年京都服飾文化研究財団所蔵、畠山崇撮影時に、ファッションのみならず、様々な分野と広く関わり合いを持っている服は、文学や演劇、映画、マンガなどにおいてキャラクターの性格や行動、感情を表す重要な要素となる。会場では、演劇カンパニーのマームとジプシー、チェルフッチュによるインスタレーション、歴史マンガ『イノサン』『イノサン Rouge ルージュ』とのコラボレーションなどを通して服とキャラクターについてを考察する。都築響一(選)《ニッポンの洋服》2019年より 《異色肌》2017年© Lamaski森村泰昌 《セルフポートレイト 駒場のマリリン》 1995/2008年 ゼラチン・シルバー・プリント 豊田市美術館蔵出展ブランドは、アライア(ALAÏA)、アシードンクラウド(ASEEDONCLÖUD)、バーバリー(BURBERRY)、ビューティフルピープル(beautiful people)、シャネル(CHANEL)、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)、ディオール(DIOR)、フェンディ(FENDI)、ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)、グッチ(GUCCI)、ヘルムート ラング(HELMUT LANG)、ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)、イッセ イミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)、コーシェ(KOCHÉ)、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)、モスキーノ(MOSCHINO)、ポール・スミス(Paul Smith)、トム ブラウン(Thom Browne)、ユニクロ(UNIQLO)、ヴァレンティノ(VALENTINO)、ヴェトモン(VETEMENTS)、ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)、ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)など。衣装以外では、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)、ミケランジェロ・ピストレット(Michelangelo Pistoletto)、ハンス・エイケルブーム(Hans Eijkelboom)、都築響一、青山悟、チェルフィッチュ、坂本眞一、マームとジプシーといった作家たちの作品が出展される。【イベント情報】「ドレス・コード?――着る人たちのゲーム」会期:8月9日~10月14日会場:京都国立近代美術館住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26−1時間:9:30~17:00(毎週金・土曜日は21:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,300円(1,100円)、大学・専門学生900円(700円)、高校生500円(300円)※( )内は20名以上の前売り、団体料金休館日:月曜日(8月12日、9月16日、23日、10月14日は開館、翌日火曜日が休館)会期:12月8日〜2020年2月23日会場:熊本市現代美術館住所:熊本県熊本市中央区上通町2-3 ぴぷれす熊日会館3階時間:10:00〜20:00(入館は19:30まで)料金:詳細未定休館日:火曜日(年末年始は休館)※ただし2月11日は開館、翌日水曜日が休館
2019年08月20日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とバカラ(Baccarat)は、コム デ ギャルソン 青山店にてイベント「クリスタリゼーション バカラ アット コム デ ギャルソン(CRYSTALLIZATION Baccarat at Comme des Garçons)」を2019年5月31日(金)から6月28日(金)まで開催する。「クリスタリゼーション バカラ アット コム デ ギャルソン」では、バカラのアイコニックなアイテムである「アルクール」グラスを、川久保玲が特別に手掛けたデザインで販売。1841年の発表以来、世界中の人々に愛用されてきたバカラのシンボルが、ドット柄を纏うことで、エレガントかつアヴァンギャルドな装いとなって店頭に並ぶ。また、ロゴ入りのスペシャルTシャツのほか、選りすぐりのビジューも展開。会場は、バカラのシャンデリアやビジューを飾ったゴージャスなインスタレーションで飾られる。クリスタリゼーション=“結晶”が煌めくような幻想的な空間で、ショッピングを楽しんでみては。【詳細】クリスタリゼーション バカラ アット コム デ ギャルソン期間:2019年5月31日(金)~6月28日(金)会場:コム デ ギャルソン 青山店住所:東京都港区南青山5-2-1・イベント内販売商品アルクール グラス(H9.4cm) 46,000円+税Tシャツ レディス S/M/L 10,000円+税、メンズ S/M/L/XL 11,000円+税
2019年05月24日CDG(シーディージー)初の単独路面店が、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS) 丸の内店跡地に、2019年4月3日(水)オープンする。コム デ ギャルソン・オム(COMME des GARÇONS HOMME)やトリコ・コム デ ギャルソン(tricot COMME des GARÇONS)などコム デ ギャルソンの8ブランドを取り扱っていた丸の内店が、2018年に誕生した新ブランド「CDG」の単独店として生まれ変わる。「CDG(シーディージー)」は、これまでのコム デ ギャルソンのクリエーションを意味する「CDGシンボルロゴ」をつけたブランド。これまで2018年7月にオープンした表参道GYREと大阪店の旗艦店に加え、ブランド初となるオンラインショップで展開してきた。丸の内店では、オープンを記念して先行発売アイテムをラインナップ。ステューシー(STÜSSY)とのコラボレーションによる、ロゴを配置したTシャツ2種に加えて、ブラックとホワイトの2色が揃うフーディーポンチョ、シャツとカットソーをハイブリットしたドッキングシャツを用意した。【詳細】CDG丸の内店オープン日:2019年4月3日(水)住所:東京都千代田区丸の内3-4-1 1階■先行販売アイテム・STUSSY × C’D’G’ 11,880円(税込)・フーディーポンチョ 24,840円(税込)・ドッキングシャツ 25,920円(税込)※いずれもCDG各店並びにe-shopでの発売日、点数は未定。※ノベルティ(CDGロゴネックレスとCDGロゴ入りペットボトルウォーター)も用意。店舗面積:約50坪
2019年04月05日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)の2019-20年秋冬コレクションが、フランス・パリで2019年3月2日(土)に発表された。お人形モデルがペアで登場今季は”双子ルック”のモデル2名が同時に登場し、2つのデザインを一緒に見せる演出を実施。モデルたちは”ぐりんぐりん”の巻き髪をツインテールにして、まるでお人形のようだ。花柄ワンピースをどう着る?キーピースとなるのは、色とりどりの花々をのせたロング丈のワンピース。軽やかな風を運ぶフレアシルエットのもの、クラシックな印象のプリーツタイプなど、様々なスタイルで提案されているのだが、”何か”が変わっている。どのワンピースも2つのワンピースがドッキングされていて、前後でまたは左右で違う柄、形のワンピースが顔を出している。正面から見ると2枚のワンピースを重ね着しているようだが、バックスタイルをみると、1枚のワンピースになっていたり、見る角度によって驚きがある。中盤からは、ワンピースだけでなく、アウターやニット、スウェットトップスなど、様々な種類のファッションアイテムと花柄ワンピースが交わる。前からから見るとレイヤードしているのに、後ろではセパレートしていたり、やはり見る角度によって表情が違うのが特徴だ。共通しているのは、いずれも洋服をリメイクしたような温かみがあること。MA-1やダブルのコートなどは、2人のモデルが表と裏、リバーシブルで着用。表では、ワンピースの上にアウターを重ねているのに、裏を返すとアウターがワンピースのインナーになっていたりと、洋服をひっくり返すことで、アイテムそのものの役割も変わっている。足元はウエスタンブーツで統一。柔らかさのあるウェアが続いた今季、フットウェアで統一。スタッズをたくさん取り付けられていたり、ブランドらしいパンクな雰囲気を感じられた。
2019年03月06日伊勢丹新宿店メンズ館2階にアートスペース「ART UP」が2月27日オープン。記念すべき第1回目の展覧会には、アーティストbaanai(バーナイ)を迎え、作品展 「inaiinaibaanai」を開催する。3月に控える伊勢丹新宿店メンズ館リモデルオープンに先駆け、先行オープンする伊勢丹新宿店メンズ館2階=メンズクリエーターズ。先進先鋭のファッションをこれまで発信し続けてきた同フロアに、アートを中心とした、作品の展示・販売を行う新たなスペース「ART UP」が誕生する。担当バイヤーが独自の視点でキュレーションしたさまざまなアーティストとその作品を紹介していくスペースとなっている。©Hideyuki Seta記念すべき初回のアーティストには、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)のアートワークで知られ、RVCA、audio technica、MINE DENIM、CONVERSE SKATEBOARDINGなどとのコラボレーションでも話題となったペイントアーティストbaanaiを招致。描き下ろしの新作から未発表のアーカイブ作品まで、 合計100点以上を展示・販売する。近年、「『ARIGATOUGOZAIMASU』をアートとして1日も休まず描き続けたらどのような事が起こるのか?」という実験芸術を行っているbaanai。ISETAN MEN’S netでは、baanaiがこれまでたどった道のりと絵に対する想いを語ったインタビューも読むことが出来る。【展覧会情報】Baanai 作品展「inaiinaibaanai」会期:2月27日~3月26日会場:伊勢丹新宿店メンズ館2階 メンズクリエーターズ内「ART UP」住所:東京都新宿区新宿3-14-1時間:10:30〜20:00
2019年02月22日機能とモードと時間。一部でアスレジャー離れの声が聞こえ始めた今シーズンのミラノ、パリと続いたメンズファッションウィークで、コム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN)は、自らのブランドのステータスを明快に示した。1月19日、パリで行われた2019-20年秋冬メンズコレクションは、同ブランドのアイデンティティーとも言えるミックスチャーを、「シルバー・スワッガー(Silver Swagger)」テーマとしたコレクションで発表した。シルバー世代とも言えるモデルたちをイギー・ポップ(Iggy Pop)、トム・ウェイツ(Tom Waits)などの音楽と共に登場させ、ユース、ストリート、アスレジャーなど、この数年続いたメンズのトレンドを、ジュンヤらしいリアルクローズに落とし込んだ世界観で提案した。ジャケットはメンズファッションのヴィンテージを思わせるさまざまなアイテムのパーツから出来上がっている。例えば、袖は小紋とトライバルモチーフのジャカードニット。その小紋はよく見るとハート柄だ。グレーのウーステッドのストライプ地やチェック地の前身頃。裏地はナイロンやキルティング。背中はワーキングジャケット、ナイロンのキルティング、ハンティングジャケットなどアウトドアのアイテムモチーフからの引用。MA-1の袖や衿部分だけ洗い加工したグレンチェック。同ブランドの得意とするパッチワークの手法は今シーズン、柄だけではなく部品のパッチワークに及んだ。サイズはジャストからタイト。洗いがかかり、経年加工が新たな価値感を産み出す。オーセンティックなルールを逸脱せず、スタイルは自由に。他に類のない顔を持つ男たちが楽しそうにランウェイを歩いた。ターンブル & アッサー(Turnbull & Asser)をはじめ、リーバイス(Levi’s)、カナダグース(CANADA GOODE)、ニューバランス(New Balance)など、今シーズンもコラボレーションは充実している。Text by Tatsuya Noda
2019年02月13日コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)の2019-20年秋冬コレクションが1月18日、パリで発表された。コレクションの全体のテーマは「Finding Beauty in the Dark」。暗闇を通らなければ新しいことはない、という意味合い。暗闇の中、大音量なノイズでスタートしたコレクションは、黒のロングジャケットにインナーはメッシュの黒のワンピース。首から下げられた悪役プロレスラーを思わせる棘棘モチーフのロングネックレス・スタイルが続く。レーザーカットの人工スウェード、ベロア、スパンコールをはじめ、箔押し、グリッター、ウレタンなどのオーバープリントで表現される光沢感が、暗いランウェイと中指を突き立てたモデルによって妖しく動く。鎧のようにカットされたビニールが重ねられたドレス。ネックラインはレース。そのドレスから素足を出した男たちを覆うロングコート。内側がカットされたショートパンツ(チャンプ)はこのブランドらしい新しいアイテム提案だ。左半身だけにベロアのジャケットが重ねられ、ロングジャケットには錦繍のスペンサーが重ねられる。ツイードのジャケットは裾がバイアスにカットされ、前後、左右が違う表情。ウィメンズとメンズの境界線を探るかのようなすべてがソリッドで、ハンドメイドの重みが際立ったコレクション。Text by Tatsuya Noda
2019年02月08日川久保玲によるコム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARÇONS SHIRT)が2019-20年秋冬コレクションを発表。
2019年02月07日コム デ ギャルソン・オム(COMME des GARÇONS HOMME)が、2019-20年秋冬コレクションを発表。
2019年02月07日グッチ(GUCCI)が、コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)とのコラボレーションバッグを発表した。コム デ ギャルソンはファッションに対するデザイン主導のミニマルなアプローチで、グッチはその折衷的でデコラティブなスタイルで知られており、共通点はないように見える2つのブランド。しかし今回、クリエイションの新しい可能性を探るという欲望に突き動かされている点で重なるものがあり、グッチのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)とコム デ ギャルソンの創始者、川久保玲はともに挑戦することを決めた。コム デ ギャルソンのバッグをベースに、グッチのグリーン・レッド・グリーンのウェブ ストライプを縦に配してカスタマイズ。ブラウンのクラフト紙に独特なビニールの「殻」をまとわせることによって、コンテンポラリーでインダストリアルな要素をたずさえたショッパー型バッグに、乗馬の世界とのゆかりとアルチザンの歴史を物語るグッチのウェブ ストライプがあしらわれている。結果、2つのブランドを代表するコードが組み合わさった、ユニークなメイド イン ジャパンのバッグが完成した。このバッグは、11月23日にホリデーコレクションのひとつとして日本のコム デ ギャルソンとドーバー ストリート マーケットギンザで先行販売され、すでに完売。12月6日からは、各国のコム デ ギャルソンでも展開され、グッチはフィレンツェのグッチ ガーデン(Gucci Garden)でのみ取り扱う予定。
2018年12月05日ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。ファーストルックは、満開の花のようなドレス。ふわっと360度広がったスカート部分は、中に白いチュチュを仕込むことでドラマティックな表情になっている。エレガントで女性らしい、しかし素材はフェミニニティとは遠い存在のデニム。裂かれ継ぎはぎされ、華やかな世界に強いインパクトを投じる。ロックの中で見つけるロマンチシズム今シーズンは、本来出会うはずのないロックとロマンティックという2つの要素が、運命的に出会い、恋に落ちるように溶け合っていく。ロマンティックを表現するのは、ウエディングドレスの技術を使って作り上げたドレスで、そこにデニム生地やワークウェア、デイウエアをミックスすることで、ロックな精神を表現する。ヴィンテージ風に仕上げたオリジナルデニムデニムは全てオリジナルで仕上げた。ヴィンテージ風にみえるものも、全てストーンウォッシュ、ケミカルウォッシュなど洗いの方法を変えて作り上げている。パッチワークした端のほつれも一つひとつ細かく作り出し、横糸だけを残して内側にレースやチェック柄のテキスタイルを差し込んだパーツなどもある。ワークウェアとドレスの出会いオーバーオールは、シルクプリントのプリーツスカートやレースのスリップドレスとドッキングされた。サイドから見ると男性的なワークウェアであるのに、逆サイドから見るとフェミニンなスタイルだ。フレアシルエットのドレスは解体され、スカートの後ろ部分をカットオフ。トップスは白T、中にはデニムパンツを仕込んで、前からみるとドレス後ろから見るとラフなスタイルと意外性のある表情をつくっている。曖昧な境目デニムワンピースとボーダーのTシャツワンピースは、両者の境目が曖昧だ。テキスタイルが前に後ろに右に左に、複雑に交差してそのシルエットを作り上げている。また、シューズは今季もバッファローボブズ(BUFFALO BOBS)とリーボック(Reebok)とコラボレーション。バッファローとのシューズは“超厚底”になっていてボリューム満点だ。
2018年10月06日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の2019年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。変化し続けるコム デ ギャルソンコム デ ギャルソンは、10シーズンに渡ってランウェイで芸術作品のようなショーピースを発表し、そのエッセンスを落とし込んだコマーシャルピースを展開する、という方法を行ってきた。しかし、今季からはよりシンプルな考え方に回帰した。ポイントは「ハサミを入れること」川久保玲が「静かなコレクション」と表現する今季の特徴は、カッティング。彼女が考える上質なもの、仕立てのよいクラシックなものにハサミを入れ、新しいものを作り上げる。そこには、今までのものを捨て、新境地へ臨む意気込みのようなものが感じられる。多くはテーラードがベースとなっていて、上質な素材のジャケットやジャンプスーツが並ぶ。中には総刺繍を施した生地も。カットされた位置はピースによって異なり、ウエストを真っ二つに切ったもの、ジグザグにカッティングしたもの、サイドにスリットのように入れたものなどがある。新しい肌に直接纏う隙間からのぞいているのは、タトゥのようなボディスーツ。ブランドのロゴや数字、ローズなどが薄手の素材に描かれている。まるで新しい肌に服を直接纏っているようだ。トレンチコートのアシンメトリーに長くなった身頃は、ロール状にまとめたり、蛇腹に畳んだりして、ベルトで留めるなど、様々な“纏い方”をアレンジできる。ハサミを入れた、ナイキコラボシューズシューズは、ナイキ(NIKE)とのコラボレーションによるもの。NIKE SHOXの凹凸ヒールにチェーンを通して、ブランドロゴのゴールドチェーンをあしらった。ナイキのロゴマーク周りやタンの部分が切りっぱなしになっている点からも、ハサミのエッセンスが感じられた。
2018年10月06日パリと郊外の境界線に程近い、エスパス・ルフェーヴルでショーを開催したジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)。特にテーマを設定してはいないが、「ロックの中のロマンティック」というイメージをコレクションに投影している。特筆すべきはデニムのアイテム。全てオリジナルで、一から作り上げ、ヴィンテージ素材は一切用いていない。無数のパーツで構成されているドレスやコートについては、非常に複雑な工程を経ている。布の横糸だけを残したデニム地の裏からレースやチェック地を貼り、ミシンでステッチをかけて固定し、ローエッジの風合いを出すために洗いをかけ、その工程を経たパーツ同士を縫合している。ジャカードでモチーフを表現したデニムのアイテムも登場。それぞれにTシャツがコーディネートされ、ドレスのような、キャミソールのような、ビスチェのようなアイテムを組み合わせてアシメトリーのルックを提案。バンドTシャツをイメージさせるプリントTシャツや、パンキッシュな有刺鉄線のプリントTシャツ、あるいは刺々しいチェーンネックレスなど、ロック的なディテールと、クチュール的なロングシルエットのドレスの組み合わせは、そのまま「ロックの中のロマンティック」を体現していた。
2018年10月04日パリのボ・ザール(国立高等美術学校)ホール内に会場を設営して2019年春夏コレクションショーを行ったコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)。今季も川久保玲は独自の手法を用いて強烈な世界観を描いて見せた。コレクションは、上質な素材と高いカッティング技術によって作り上げられたテーラードに、あえてハサミを入れ、ジグザグの切り込みから下の地が覗き、肌に直接服をまとっているかのような効果を出したルックで構成。一見妊婦のようにも見えるが、あくまでも肌を強調するための造形だったよう。それらのプロテーゼのようなボディは、樹脂を含ませた布を固めて作り上げられ、タトゥのようなバラのモチーフのプリントを施したポリエステル素材や、ブランド名をグラフィカルにあしらったプリント、新聞記事のプリントで覆われている。冒頭に登場したテーラードはジャンプスーツ仕立てで、リボン刺繍を施したレースや妖しい光を放つリュレックスの起毛素材をあしらったり、羽を全面に刺繍するなどし、クチュールの世界を想起させた。オーバーサイズのコートジャケットは、横に広がった身頃を巻き付けるシステムで、様々な着こなしが可能。袖とヒップからヘムにかけてカットされているコートドレスなどには、ヒップを強調するかのようなボディが合わせられ、不思議なシルエットを見せる。美しいテーラードと肉感的なボディとの組み合わせに始終違和感を覚えながらも、ファッションの中でも前人未踏のクリエーションを垣間見る喜びがあり、それが毎シーズンのことであるのだから感服せずにはいられないのだった。
2018年10月03日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週土曜日は、洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Purple #30』2018-19年秋冬号にあたるPurpleの今号は、この10年間でロサンゼルスへの関心が高まり、クリエイティブな人々が街に集まる中、この街の特有の神話、伝説、価値観、イメージ、夢、古今をテーマとする。エディ・スリマン(Hedi Slimane)のお気に入りモデルとして知られるグレース・ハーツェル(Grace Hartzel)を淡いシャーベットカラーで包んだコム デ ギャルソン(COMME des GARÇON)のエディトリアルページ他、ファッションページも充実。ボリュームあるハードカバーのスタイルがすっかり定着し、今回は白いクロス装に14種類の表紙ジャケットが制作された。【書籍情報】『Purple #30』出版社:Purple Institute言語:英語ハードカバー/492ページ/330×240mm発刊:2018年価格:5,800円(為替により変動)■Shelfオフィシャルサイトで『Purple #30』を購入する
2018年09月29日この連載でも幾度となく書いていますが、数年来コム・デ・ギャルソンのシャツのファンです。美しいVゾーンと、シャキッとハリのあるメンズライクな素材が、丸顔でシャープさに欠ける私の顔立ちを多少スッキリ見せてくれる気がするからです。秋にたくさん着たいと思っているのが、コム・デ・ギャルソンの新ブランド「CDG」のドット柄シャツ。ドット柄は、丸の大きさと丸の間の空間の大きさでかなり印象が違うもの。下手をすると子どもっぽくなりますが、クールに大人っぽいテキスタイルデザインはさすがです。GUのハイウエストデニムと、ゴツめのバイカーブーツを合わせてカジュアルに着てみました。柄オン柄というと難易度が高いように感じますが、チェック×ドットは意外になじみます。ダブルのジャケットを軽くはおって、メンズライクな着こなしをするときは、シャツを第二ボタンまで開けて、女性らしさを少しだけ加えることを忘れずに。シャツ:コム・デ・ギャルソンCDGデニム:guバイカーブーツ:バーニーズ・ニューヨークジャケット:ステラ・マッカートニー
2018年09月10日マインデニム(MINEDENIM)とペイントアーティスト・baanai(バーナイ)によるコラボレーションアイテムが、2018年9月8日(土)よりマインド(MINED)などで発売される。2015年にコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の川久保玲に作品ファイルを送り、アパレルをはじめDMやショッピングバッグなどにアートワークが起用され、話題となったbaanai。マインデニムとのコラボレーションでは、ブルゾンやパーカー、シャツ、Tシャツなどを用意。各アイテムには、baanaiのグラフィックが施されている。また、9月8日(土)から9月17日(月)までの期間、マインドにてエキシビジョンを開催。コラボレーションアイテムの他、今回のエキシビジョンの為に新たに描き下ろされたグラフィック作品も展示販売される。【詳細】baanai×マインデニム発売日:2018年9月8日(土)価格例:・ROWYCO Loose T-SHIRT 22,000円・ROWYCO Rib Zip BLOUSON 48,000円・ROWYCO Loose SHIRT 32,000円・ROWYCO Hooded Parka 38,000円【baanai×マインデニム エキシビジョン】開催期間:2018年9月8日(土)~9月17日(月)開催場所:マインド住所:東京都渋谷区神宮前2-5-8【問い合わせ先】マインドTEL:03-6721-0757
2018年09月06日白シャツというのは、どんなに大切に着ても黄ばんでしまうので、基本消耗品。私は普段、スタンダードな作りでどんなボトムスとも相性のいい、「PLAY コム・デ・ギャルソン」の白シャツを定番にしています。今年の夏に一目惚れした「コム・デ・ギャルソンジュンヤワタナベ(JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS)」の白シャツは、定番のPLAYとは真逆のデザイン白シャツ。私にとっては贅沢なシャツですが、いつもの白シャツとはまた違った満足感が味わえる、大切な一着となりました。このシャツの特徴は、身ごろと袖にたっぷりと施されたプリーツ加工。程よく空気をはらんだように上半身を包み込んでくれます。構築的に計算されたパターンの素晴らしさ、作り手の技術力の高さを感じて、思わず背筋が伸びる気がしました。このシャツ1枚で、ドレスを着たような十分な存在感がありますから、色は抑えてモードなモノトーンコーデに。バッグも靴も白×黒のバイカラーになっていて、シックな配色ながら、ただの地味に終わらないアクセントになってくれます。白シャツ:コム・デ・ギャルソンジュンヤワタナベパンツ:AP STUDIOシューズ:ジミーチュウバッグ:コム・デ・ギャルソン
2018年08月27日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)出身のデザイナー・橋爪大輔のブランド「ビスケットヘッド(biscuithead)」のトランクショーが、8月4日から9月3日まで、ポータースタンド(PORTER STAND)品川駅店にて開催。コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARCONS HOMME PLUS)でチーフパタンナーとして活躍してきた橋爪大輔が、2015年秋冬にスタートした同ブランドは、“ポップで楽しい”“コンセプチュアルな”服と、そのまわりのものを作ることをコンセプトに、毎シーズン、ユニークかつユーモラスでありながら、パターン技術に優れた着心地の良いアイテムを提案し続けている。「biscuithead 蚊取線香シャツ」(3万3,000円)期間中には、本イベントのために製作したポーター(PORTER)とのコラボレショーンによるオリジナルアイテム「biscuithead×PORTER ホルスター 」(1万2,000円)が、水鉄砲付き数量限定で登場。また、いずれもポータースタンド限定販売で、「biscuithead 蚊取線香シャツ」(3万3,000円)をピンクとブラックの2色、「biscuithead カットソー」(1万2,000円)をレッド・ブルー・イエロー・ホワイト・ブラックの5色など、ブランドで人気のインラインアイテムもバリエーション豊富に展開する。店内は「夏祭り」をテーマに、同ブランドの色鮮やかなアイテムとともにポップで楽しい装いとなる。【イベント情報】「biscuithead TRUNK SHOW」by PORTER STAND会期:8月4日~9月3日会場:PORTER STAND SHINAGAWA STATION住所:東京都港区高輪3-26-27 JR品川駅 エキュート品川 サウス内時間:8:00~22:00※日曜・祝日は8:00~21:00
2018年08月06日コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)の新ブランド「CDG(シーディージー)」が、2018年7月20日(金)に東京・表参道GYREと大阪店にフラグシップショップをオープン。コム デ ギャルソンの「CDG(シーディージー)」は、これまでのコム デ ギャルソンのクリエーションを意味する「CDGシンボルロゴ」をつけた新しいブランド。展開は表参道GYREと大阪店の実店舗に加え、ブランド初となるオンラインショップでも展開。定番商品を始め、コラボレーションによるデザインやコム デ ギャルソンを象徴するアイコニックなデザインのアイテムを展開予定だ。新店オープン時には、Tシャツ、パーカー、ブルゾン、スニーカーなどの定番アイテムが登場。いずれもブランド名の「CDG」ロゴが力強く刻まれている。【詳細】「CDG(シーディージー)」・ポンチョ 15,000円・パーカー 15,000円・スニーカー 14,000円・ショルダーバッグ 16,000円・ジャケット 18,000円・Tシャツ 9,500円取り扱い店舗:・CDG住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 2F・CDG 大阪住所:大阪府大阪市中央区南船場3-12-22 心斎橋フジビル2F・オンラインショップ
2018年07月23日軽快なマーチ(行進曲)に乗せて、登場するモデルたちはどこに向かうのだろうか? 武器は勿論、バッグは持たず、両手は常に手ブラ。必要なガジェットは身の回りにすべて携行し、午前中の明るい日差しの中、軽快に歩を進める。『サンダーバード』のテーマに始まり、『戦場にかける橋』の『クワイ川マーチ』、『史上最大の作戦』と、夢見る男たちの郷愁をくすぐるサウンドをバックにコム デ ギャルソン・ジュンヤ ワタナベ マン(COMME des GARÇONS JUNYA WATANABE MAN)の2019年春夏コレクションが6月22日、パリファッションウィークで発表された。フロントに大きな立体ポケットの付いたサバイバルベストにボーダーT、イエローのダブルポケットのサコッシュと合わせられた同色のブルゾンに、ポップなカモフラージュパンツ。ブルゾンは漁師たちが海に落ちたときに視認性が良いように着た「ソーウエスターコート(Souwester Coat)」を連想させる。シャツやテーラードジャケットに合わせられたホルスターバッグやウエストバッグは、ウエアと同素材のセットアップ、もしくは軽量ナイロンでボディにフィットしたときのバランスが計算されている。前後で表情を変えるライフベストや防弾チョッキを思わせるさまざまなギアベストと、フルーツ柄のプリントシャツ、ギンガムチェックといったドリーミーなアイテムとの相性が意外性を生む。ミリタリー、ワークウエア、アウトドアなどのユニフォームから機能性やディテールを巧みに取り入れるアイデアやテクニックが先駆的であった同ブランドにとって、それが今やメインストリームになりつつあるメンズファッションの状況のなか、今シーズンはそのディテールの背景をコンサバティブに消化して見せることが目的だったようにも取れる。ジェンダーやシーズン性がどんどん曖昧になっていくメンズモードのなかで、ウエアのユーティリティーを高めることで活動性をフォローしながら、ネイチャー指向へは矛先を向けない。さまざまなスポーツブランドとコラボを重ねながら、そのインディペンデントな視点に救われる。Text: Tatsuya Noda
2018年07月17日川久保玲によるコム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME des GARÇONS HOMME PLUS)が2019年春夏コレクションを6月23日、パリファッションウィークで発表した。残念ながら、今回シートは得られずショーはスタンディング。2重のスタンディングの後ろから最初に見えたのは、モデルの髪型。黒のジャケットにモデルの頭頂部はグレイス・ジョーンズ(Grace Jones)のようなフラットのリーゼント。白人なら80年代キース・ヘリング(Keith Haring)やケニー・シャーフ(Kenny Scharf)と良くつるんでいた、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)回りで良く紹介されていたパフォーマーのジョン・セックス。懐かしい80年代のNYアートシーンを回想していると、ショーが進むうちにそれがソフビ人形のようなウィッグ、かぶりものであることに気付かされる。マルチカラーのボーダーのスーツはシャーリングが施され、サテンのピンクシャツ、グリーンのタイ、フラットヘッドではないが、ポマードで固めたウェービーなヘア。まるでダギー・フィールズ(DUGGIE FIELDS)、日本では資生堂のパーキージーンで覚えている方もいるかもしれない英国のイラストレーターだ。花柄やカラフルなボーダーにボウタイ、ショートパンツのルックはピーウィー・ハーマン(Pee-Wee Herman)でお馴染みのポール・ルーベンス(Paul Reubens)まで思い浮かべてしまう。日本の証券会社のCMにも起用されていた彼がセクシャルな話題で公から姿を消したことが、昨今の「me too」の問題提起につながるのか考えさせてしまうのが、コム デ ギャルソンというブランドの面白いところ。ここまで挙げたさまざまな人物の共通点は、彼らがアバンギャルド。ヒップなアウトサイダーな表情をしていながら、パブリックイメージはスーツで登場していたことだ。今シーズンのテーマは「クレージースーツ」。カモフラ柄シフォンのパーツを重ねたスーツや。身頃、袖にシャーリングを施したエドワーディアンスタイルのロングジャケットや、メッシュのアスレチックシャツを解体し、ハイテク素材で再構築したアスレジャーへの解答とも取れるデザインなど、スーツという枠に固定しながら、現在のあらゆるファッションの要素をコラージュしている。首にチェーンを巻き、ケージを背景にしたモデルたちがケージの中から出てきたのか。入ってきたのかは想像次第だ。Text: Tatsuya Noda
2018年07月10日コム デ ギャルソン・シャツ ボーイ(COMME des GARÇON SHIRT BOY)が、2019年春夏コレクションを発表した。
2018年07月05日川久保玲によるコム デ ギャルソン・シャツ(COMME des GARÇON SHIRT)が2019年春夏コレクションを発表した。
2018年07月04日オフィス北野に所属していたマキタスポーツ(48)、米粒写経のサンキュータツオ(41)・居島一平(43)、プチ鹿島(48)が、ワタナベエンターテインメントに所属することが決まった。18日深夜に放送されたレギュラー出演するTBSラジオの番組『東京ポッド許可局』(毎週月曜24:00~)内で発表した。マキタスポーツは「名前や伝統じゃなく、一番熱のあるところと結ばせていただきました。渡辺ミキ社長は『私たちが持っていないカラーを持っている、しかもそれを全部自分たちで作ってきた、ぜひご一緒させていただきたい』とおっしゃられた。歴史ある芸能のど真ん中で、僕のような異端がどうコラボしていくか楽しみにしていてください」とコメント。サンキュータツオは「吉田正樹会長はじめスタッフの皆さんが『米粒写経』を知ってくれていることに感激しました。 自分たちがやっていることは、時間をかけて着実に広げていくものだと信じていますので、一過性のものではない『文化』を作り上げてほしいとお申し出いただき、感謝しています。自分は笑いや言葉といった面、学術的な面、司会などの面で少しでもお力になれたらと思っています」、相方の居島は「ワタナベさんといえば天下の大ポップ帝国。私のようなアパッチ芸人は完全に珍獣扱いでしょうがこうして声をかけていただけたのも何かのご縁。だいぶとうのたった新参者にはなりますがよろしくお願いします。浮きまくるのは覚悟の上で」と話す。そして、プチ鹿島は「心機一転、いい転機、いい天気になるよう邁進します」とメッセージを寄せた。3組は、4月23日放送の同番組で、オフィス北野からFA(フリーエージェント)宣言して話題となっていた。
2018年06月19日