“移動可能な小さなお家”としてアメリカを中心に海外で流行し、日本でも注目されつつあるタイニーハウス。今回は、2019年2月にオープンしたばかり、伊豆の自然や景観を活かしたタイニーハウスに宿泊できる施設「Tiny Base(タイニーベース)」をご紹介します。「Tiny Base」についてこれまで数々のログハウスやタイニーハウスを造ってきた天城カントリー工房ブランド「amagear」のタイニーハウスを利用した宿泊施設です。木の温もりあるデザインに、ホテル並みのアメニティを揃えた快適空間。また、屋根付きのウッドデッキではBBQを楽しめます。伊豆の自然に佇む秘密基地のような小さなお家で、日常から隔離された寛ぎのひとときを満喫しませんか。「Tiny Base」の宿泊施設プライベート感重視の方におすすめ「THE ROCK」ハウスの目の前には広大な森と大きな一枚岩。鳥のさえずりや風の音など、心地良い自然と一体なれる落ち着いた雰囲気が魅力です。家族や恋人と過ごすプライベートな時間を大切にしたい方におすすめです。■施設設備タイニーハウス+バルコニー/ミニトレーラーハウス(大人5名以上の場合のみ利用可)/庭/ハンモック/BBQグリル(ウェイバー)/プロジェクター/ベッド/ソファ/エアコン/ストーブ(冬場)/シャワー/ウォシュレットトイレ/アメニティ類各種/キッチン用品(皿・各種料理器具)/調味料(塩・砂糖・醤油・油)■定員:1人~6人大人数でワイワイ過ごすのにぴったり「THE SEA」最大8名まで宿泊可能。大人数でワイワイ過ごしたい方にぴったりです。バスケットコート並に広い庭のデッキからは海を望む絶景を楽しめます。■施設設備タイニーハウス+バルコニー/ミニログハウス(大人5名以上の場合のみ利用可)/庭/ハンモック/BBQグリル(チャーブロイル)/プロジェクター/ベッド/ソファ/エアコン/ストーブ(冬場)/シャワー/ウォシュレットトイレ/アメニティ類各種/キッチン用品(皿・各種料理器具)/調味料(塩・砂糖・醤油・油)■定員:1人~8人タイニーハウスでの過ごし方大画面で映画鑑賞AmazonPrime,Netfrixが楽しめるプロジェクターを完備。バルコニーの大画面で映画鑑賞なんていかがでしょう。みんなでBBQを楽しむバルコニー脇のBBQグリルは、分厚いステーキやピザ、パンも焼けるハイグレード仕様。好きな食材を持ち寄って、楽しい食事を満喫してくださいね。伊豆の自然を堪能できるロケーション磯遊びや釣りを楽しめるダイビングの有名スポット菖蒲沢海岸まで徒歩5分、日本屈指のビーチ・白浜海岸まで車で10分の好立地。ハウスの周りも伊豆の自然たっぷりで、晴れた夜には満点の星空が広がります。「Tiny Base」を伊豆旅行の拠点にいかが?「Tiny Base」の施設はそれぞれ貸切タイプなので、周りの目を気にしなくていいのも嬉しいポイント。伊豆の自然や海、そして自分たちの時間を満喫できるタイニーハウスを、伊豆旅行の拠点にいかがですか。家族や恋人、友人たちとぜひお泊りしてみてください。スポット情報スポット名:Tiny Base The Rock/The Sea住所:静岡県賀茂郡河津町浜390-1電話番号:0558-36-4417
2019年05月31日今春オープン! 日本初の高架下タイニーハウス複合施設「Tinys Yokohama Hinodecho」神奈川県・日ノ出町に日本初・高架下タイニーハウス複合施設「Tinys Yokohama Hinodecho(タイニーズヨコハマヒノデチョウ)」が、2018年4月28日(土)オープン!宿泊施設「Tinys Hostel(タイニーズホステル)」、飲食・イベントスペース「Tinys Living Hub(タイニーズリビングハブ)」、水上アクティビティの拠点「Paddlers+(パドラーズプラス)」から構成されています。“Tinys Yokohama Hinodecho 公式HP”出典:日本初! 高架下タイニーハウスホステル「Tinys Hostel」世界中のタイニーハウス・モバイルハウスのメディア運営や、遊休地・暫定地の企画開発を手がける「YADOKARI」株式会社が京急電鉄と組み、横浜市日ノ出町・黄金町エリア活性化の一環として、日本初となる高架下のタイニーハウスホステルを手がけました。3つのコンセプト「DISCOVERY(発見)・WONDER(驚き)・SILENCE(静寂)」に合わせたインテリアがセンスよく配置されています。1棟貸し切りにできるタイプと男女別のドミトリータイプがあり、シーンに合わせて選んで下さい。“人が集まる”カフェ&スペース「Tinys Living Hub」建物の中心にあるカフェ&バーラウンジ「Tinys Living Hub」。オリジナルのラクレットチーズを使ったハンバーガーやクラフトビールをいただけます。飲食スペースとしてだけではなく、コミュニケーションスペースとして近所の人や観光客が気軽に立ち寄れる場所として提供しています。水上アクティビティのNewスポット「Paddlers+」大岡川で行われる水上アクティビティの拠点となるスポット「Paddlers+」が登場! 大岡川桜桟橋スタートでSUPを体験できる「横浜SUP倶楽部」と「水辺荘」が運営を行います。着替えやシャワーを利用できるので、アクティビティ後に予定があっても安心です。年間200本のイベントを計画中!「YADOKARI」が企画・運営を行ったタイニーハウス施設「BETTARA STAND 日本橋(ベッタラスタンド)」では、450本を超えるイベントを開催し3万人以上が来場! 2018年3月に暫定利用期間を終え閉店しましたが、培ったノウハウを神奈川・日ノ出町でも活かすそう。映画祭・マルシェ・トークショー・ワークショップなど、年間で200本以上のイベントを計画しているとのこと。横浜の新しいカルチャースポットになること間違いなしです。気になる人はHPをチェックしてみてはいかがでしょうか?スポット情報スポット名:Tinys Yokohama Hinodecho住所:神奈川県横浜市中区日ノ出町2-166先 線路高架下
2018年05月15日私筆者土居彩はアンアン編集者時代に14年間勤めたマガジンハウスを3年前に辞め、まずは幸福心理学を学ぶためにアメリカへとやってきました。奇跡が重なりバークレー大の研究室で学ばせてもらったり、街で暮らすさまざまな人々に助けてもらいながら"幸せ”について教わり続けています。さてアフルエンザとは、豊かさ(affluence)とインフルエンザのかばん語(混成語)で、”もっともっと欲しい病” のこと。私も心の穴を埋めるために物を買い続けていました。この病を癒やした結果、しだいにホンモノの喜びや本当の願いが見えてくるとか。その方法と私の体験をお伝えします。写真/文・土居彩【土居彩の会社を辞めて、サンフランシスコに住んだら、こうなった。】vol. 70“40歳独女”という言葉には、一定のイメージがあると思います。おそらくポジティブな印象よりも、同情を誘ったり、「痛いんだろうな……」と感じさせたりとネガティブなもののほうが多いんじゃないでしょうか。実際に私もそうでしたし、今でもまだこの言葉がタイトルに使われると正直少し嫌な気分になってしまいます。私がそうだったのは “こうあるべきだ” という世間一般の既成概念からズレているとダメだ、という考え方が自分のなかにあったからで。つまり「40歳の独身女性だったら、もっとちゃんと稼がなくちゃ」「パートナーがいないのは偏屈だから?」「親になったことの無い自分は未熟だ」など、人との比較のなかでしか自分という人間が誰なのか、何が自分にとって大事なことで、何が自分の幸せなのかがわからなかったからです。世間が考える幸せが自分の幸せのはずだと、そう信じ続けていたんです。アフルエンザ(Affluenza)という言葉があります。それは、豊かさ(affluence)とインフルエンザのかばん語で、”もっともっと“ と物質的な豊かさを執拗に追い求めて、使いすぎや負債、不安、無駄遣いに陥ってしまう社会的感染症のこと。ひらたく言えば、”もっともっと欲しい病” です。このアフルエンザには、物質的な豊かさが幸せの中心にあるいう考えが根底にあります。私は洋服やアクセサリーが好きです。といっても今持っている全ての衣服は10着ほどで、スタメンはこの布バッグとポシェット。スウェードのミニポシェットはBAGGUというカリフォルニア発のブランドのもので、どんな洋服ともよく合うのでとても気に入っていて、持つとハッピーな気分になります。日本で編集者をしていた頃は今とは全く違って、月に10着ぐらいは新しいものを買っていたのではないかと思います。装いに気を遣っていたのは服が単純に好きだったり、会社や雑誌のイメージを損なわないようにというプロ意識ももちろんありました。けれども、クローゼット一杯の高級衣服やバッグのなかにはタグがついたままで一度も着ていないものもあって、自分の心の底にある穴を埋めるためにオンラインショッピングで流行のものを買い続けていたというのも事実。お金を稼いで物を持つという成功概念に完全に囚われていたんです。振り返ってみれば、当時の私もアフルエンザにかかっていたのだなと思います。心理学者によると私たちがアフルエンザにかかってしまうのは快楽順応(hedonic adaptation)のせいだとか。つまり私たちは感覚的・生理的変化に適応するようにできているので、結婚、転職、異動、またはショッピングなどでいっときの幸せを感じたとしても、しだいにそれに慣れて幸福感も薄れ、気づけば当たり前になってしまうというのです。その結果、“もっと、もっと” と新しい刺激(快楽)を求め、永遠に幸せに到達できないゴールのないトレッドミルを漕ぎ続けることに。幸福心理学の権威である社会心理学者ソニア・リュボミアスキー教授は、この快楽順応には二人の犯人がいると考えています。ひとり目は上昇願望。ファストファッションの世界では一年は4シーズンではなく、52シーズンもあるのだといいます。つまり新しいアイテムを買っても1週間もすれば流行に遅れている気分にさせられてしまう仕組みになっていて、「もっともっと欲しい」気分に拍車がかかります。ガジェットなんかもそうですね。新しいバージョンがでると古いものはとたんに値段が下がって、やがて見向きもされなくなります。私の例を出すと、学生生活を送っていた昨年は認知症の女性の家に朝食のお世話と交換で居候させてもらっていました。庭への通路も兼ねた部屋だったので、プライバシーはほぼゼロ。いっぽうで今は家賃を払いながら7人のハウスメイトと一軒家で暮らしています。この部屋は、個室に鍵があるので入ってしまえば自分ひとりの世界。写真の家具はすべてスリフト・ストアという古着や家具を寄付で集めて再販し、収益を慈善事業にあてるという小売店で買いました。あやうくホームレス寸前だったので、部屋が見つかったときは天にも昇る気持ちでした。ところがバスルームに隣接しているために深夜、早朝に関わらず誰かがシャワーに入るたびに部屋が揺れるほどの騒音が。共同のバスルームは大惨事で、ハウスメイトのクマ柄のトランクスが脱ぎ捨てられていることもしばしばです(笑)。「あぁ、自分の清潔なバスルームがある、静かに集中して資料を読んだり文章が書ける部屋に越したい!」と切望しながらも、そういう場所に引っ越せたらまた何か新しい欲求が出てくるのだろうなと。「足るを知りなさい」と自喝しつつも、以前東京で暮らしていた頃の生活を懐かしんだりして。でも洋服の例で考えてみると、実際は多くのものがなくても案外平気なものです。そもそも洋服を減らすつもりは無かったのですが、部屋にあるのは80cmの収納スペースのみ。必要に迫られて減らし続けていくと、結果本当に着たいものがわかってきたり、朝の準備も格段にスピードアップ。今もこの部屋で暮らしながら、自分が譲れないポイントが何かを見つめ直しています。ちなみに家の話で言えば、家賃が恐ろしく高い私が住むベイエリアでは、こんな組み立て式の移動ハウス・Tiny House(タイニー・ハウス。小さな家)で暮らすミレニアル世代(1980〜2000年頃に生まれた人々)が現れ始めました。家賃のために働くばかりの生活から、少し働いて楽しめる人生を送ろうという新しい価値観の人たちが登場してきたのです。アフルエンザの二人目の犯人は、人と自分を比べること。このところ瞑想合宿で一緒になった女性からしばしば電話がかかってきて、“40歳を目前にした漠然とした不安”について延々と語られ、毎日の不満をぶちまけられるようになりました。このあいだも「就職先が決まったけど、最高とはいえない」という話だったので、「ひとまずおめでとう! 希望して転職したということだけど、前に働いていた場所と比べたらどうなの?」と聞くと、前よりは好条件だけど、歯科衛生士の自分は歯科医と比べるとみじめな状態だと。話題は変わって彼女のフィアンセのことになり、花束が家に飾ってあったのでサプライズ的な贈り物かと思って感激したら、「それは隣人のお葬式のために用意したものだよ」と言われ、「1か月ぶりの再会で、それって、酷くない? 別に何かギフトが欲しかったってワケじゃないけど」と、彼への不満が延々と……。30分以上愚痴を聞き続けた後、「まず仕事のことだけど。私は働くためのビザが無いから、アメリカでは就職できないの。だからアメリカで働けるあなたが羨ましいわ。私の今の生活費は貯金を崩しながら、あとはたまに書く原稿料でまかなっている。それから、お隣のお悔やみ用に花を用意する彼って素敵じゃない。というワケであなたの論理でいうと、私って最高にみじめってことになるって気づいていた? あなたよりも年上で、稼げず、パートナーもいない。確かに8人暮らしで、ヒドイ状態で暮らしている。ところがどっこい、今の私は幸せなの。これは自分でも予想外だったんだけど。伝えたいことを書いて、それを誰かが読んでくれるって素晴らしいことだから。あなたは何を一番大事にしているの?」とストレートに聞いたんです。彼女はしばらく無言になったあとに、「彼と旅行に行きたい」と一言。「だったら旅のプランを立てなきゃね!」と言って電話を切りました。実体験から「もっと〜でなくちゃ」という思考がなくなると、自分にとって本当に大事なものに段々と気づけるようになってくると感じます。でもそれは周りの人から見ると、うまくいっていない状態だったり、変わり者に見えるかもしれない。だから、そこは踏ん張りが必要です。なぜなら私の場合「でなくちゃ」が叶った先にあったのは、案外ホンモノの願いや本当にやるべきことじゃなかったりしたので、これからは自分の人生にしたいなと思うからです。「でなくちゃみこし」をワッショイ!ワッショイ!と担いでいた私にとってある意味、40歳になったことは緊張が解けるターニングポイントになりました。というのも昨年から今年にかけてでしょうか。ちょうど周囲の友人たちがラストスパートの出産ラッシュを迎えたんです。彼女たちを祝福し続けるうちに「もう子どもを持つ人生は私には無いかもな。親に孫の顔を見せてあげたかったし、私も欲しかったけど……。ま、それもアリかな」と自分なりの生き方を受け容れられるようになってきたのです。バークレーのスピリチュアルセンターでスワミ(インド哲学の先生)が「私たちの本質は、肉体でもなく思考でもなく感情でもない」と無償で教えてくれたり、サンフランシスコのコーヒーショップで作家のジェイに突然話しかけられて「本当の答えは外側ではなく、あなたの内側にある」と言われたときは、わかったようなわからないような状態でしたが、今はなるほどなと思います。とはいえ、心はどうしても揺れ動くものなので、頭ではわかっていても「今のままの自分でOK」といつも行動できるかどうかはまた別の話。だから今でもかなりバカな考えにトラップされることもあるけど、前よりはだいぶマシになったように感じます。だから、今実際になってみれば40歳独女っていうのも、そんなに悪いものじゃないですよ、フフフ。スワミのお話記事はこちらをどうぞ。作家ジェイのお話記事はこちらをどうぞ。アフルエンザ予防のためにと極端に走って消費活動全般がいけないこと、と一切のショッピングを断っていた時期もありましたが、それも自然な私じゃない。なにごともやりすぎは禁物です。だから今は本当に必要で、着ていて自分らしく幸せな気持ちでいられるものを少しずつ買い足しています。物を増やしすぎて身動きが取れなくならないように、ひとつ増やしたらひとつ手放すという作業を繰り返しながら。先日はもはや継ぎはぎだらけになるまで愛用していたYAECAのオックスフォードシャツが着るたびビリビリに破れてしまうので、ついにXiRENAというLAをベースにしたブランドのシャツと世代交代。日本の桜を思って、淡いピンク色を選びました。もうしばらくすれば、日本はいよいよ満開の桜でしょうか。みなさん、私のぶんまで楽しんでくださいね!SEE YOU!
2018年03月16日タイニーハウスを活用した日本初の「高架下タイニーハウスホステル」が、横浜市の日ノ出町駅から黄金町駅の高架下の一部にオープンする。開業は2018年春頃を予定している。沿線高架下を利用した新たな複合施設日ノ出町駅から黄金町駅の沿線高架下の敷地約495平米にオープンする「高架下タイニーハウスホステル」は、移動可能な動産・タイ二ーハウスを活用したホステル宿泊をメインとする複合施設。タイ二ーハウスとは?そもそもタイ二ーハウスとは、自動車で牽引することができる動産(トレーラータイプ)をベースとした、文字通り“小さな住宅”。その発展は、2008年のリーマンショックを機にアメリカで広まった「タイニーハウスムーブメント」に端を発したもので、必要最低限のモノのみを所有し、ローンを抱えず小さな家でミニマルに住むという考えに基づいたものだ。「高架下タイニーハウスホステル」では、遊休地や空き地などを利用するのにも最適なこのタイ二ーハウスを活用した日本初のホステルとして、日ノ出町・黄金町エリアの沿線高架下の活性化を目指す。カフェラウンジ&水上アクティビティー拠点を併設同施設には、カフェラウンジと水上アクティビティー拠点を併設。カフェラウンジでは、ホステル宿泊者だけではなく街に開かれたパブリックなコミュニティスペースとしても解放し、各種イベントやマルシェ、ワークショップなどを定期的に開催予定。また、水上アクティビティー拠点では、桜の名所でもある大岡川に面した立地を生かし、ボードに立ってバランスを取りながらパドルで水を漕ぐ「スタンドアップパドルボード(SUP)」などの水上アクティビティーを楽しめる。施設概要「高架下タイニーハウスホステル」オープン時期:2018年春場所:横浜市・日ノ出町駅〜黄金町駅の沿線高架下の一部
2018年02月09日こんにちは、齋藤惠です。みなさんは『タイニーハウス』をご存じですか?「ミニマリストとして生活したい」「シンプルライフを究める」という人におすすめしたい、斬新で新しい住居スタイルです。 欧米ではすでにタイニーハウスで暮らしている人が数多くいますが、今、日本でも少しずつブームの兆しがあります。●タイニーハウスって?トレーラーハウスにも似ているタイニーハウス。最大の特徴は、その小ささです。家全体がワンルームアパートほどのスペース で大変コンパクトな作りになっています。一見すると、「狭くて不便なのでは?」と思いがちですが意外や意外、とってもおしゃれで快適に暮らせるようです。車で牽引することによって移動ができ、さらに自分好みに家具や装備をカスタマイズできるとあって、本場北米でもトレーラーハウスに負けない人気なのだとか。●タイニーハウスのメリット5つ(1)低価格(ローンなしで買える可能性も!)(2)内装を自由に作れる(3)外装もおしゃれに作れる(森の隠れ家のような、自然と調和したデザインが人気)(4)製作期間が短い(5)狭いので最小限の物とエネルギーで生活できる本体価格はだいたい100~300万円 。製作期間も2,3か月あればできてしまうそうなので、一般の住宅と比べると圧倒的にエコでスピーディーです。また、すでに内外装が決まっているトレーラーハウスなどとは違って、オーナーがいちから自分の理想を形づくることができる点も魅力的ですね。DIYもはかどりそうです。タイニーハウスなら、世界に2つとない個性的な住まいを気軽に手に入れることができます。●タイニーハウスのデメリット5つ(1)狭い(2)物を多く所有できない(3)木材やコンテナが劣化する(4)友人をたくさん呼べない(5)室内の温度調節には工夫が必要タイニーハウスの“狭さ”は、最小限の物で暮らしたいミニマム思考の人にとっては魅力的ですが、そうでない人にとっては逆に不便な点となってしまいます。また、物だけではなく許容人数にも限りがあるので、大家族や大勢の客をもてなしたい人にとっては不向き です。もしもタイニーハウスで多くの人を呼ぶのであれば、野外でバーベキューをするなどアウトドアな楽しみ方がよいでしょう。建物の劣化や室内温度については、一般の住宅と比べてどうしても簡素な作りとなるため、それなりの手間と工夫が必要になってきます。●不安定な現代だからこそ、タイニーハウスという選択肢“もたない暮らし”の需要が高まっている現代で、タイニーハウスのブームは自然な流れと言えます。2011年のリーマンショック以来、ローンを組んで住宅を購入する予定だった人も慎重になってきたといいます。2016年になりマイナス金利政策も打ち出されましたが、今後も続くという保証はありません。住宅は一生に一度の大きな買い物と言われていますが、もっとシンプルで手軽に手に入るタイニーハウスを選択する のも賢い方法なのかも知れません。【参考リンク】・タイニーハウス | ミニハウス屋()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年06月13日