コンピューターを発明した男アラン・チューリングの半生を、彼と関わりのある人物たちの視点を通し描き出す舞台『ブレイキング・ザ・コード』。本作の出演者で、共に劇団四季出身の保坂知寿、加藤敬二に話を訊いた。本作が日本で上演されるのは実に33年ぶり。そしてその初演の幕を開けたのが、ふたりが在籍していた当時の劇団四季だ。保坂は、「難しくて理解は出来なかったのですが、誰もこの人の頭の中をわかってあげられない、その悲しさはすごくよく伝わってきて。でも今脚本を読んでみると、決して特別な人の話ではないなと。年月を経たことで、彼が抱えていた問題がグッと身近なものになった気がして。今のほうがこの作品は伝わりやすいだろうと思います」と語る。加藤が演じるのは、政府暗号学校(GCCS)で、チューリングと共にドイツの暗号「エニグマ」を解読することになったディルウィン・ノックス。「ノックスはチューリングよりずっと年上ですが、非常に破天荒で自分の世界観を持っている、変人であり天才のチューリングに対して憧れもあったんでしょうね。この天才の登場によって国が動いたわけですから。仲間というよりも、愛情すら抱いていたのかもしれない。保坂はそんな天才チューリングの母サラを演じる。「彼女自身は普通のお母さんだし、子供にも普通を求めていたのだと思います。それなら理解もしてあげられるけれど、やっぱりわからない。でもなんとかそれを修正したい気持ちもあって…。こういう偉大な子を持ってしまった親は大変だったでしょうね」劇構造としてはチューリングとサラ、チューリングとノックス、といったように基本的には一対一や一対二の会話劇のため、保坂と加藤が直接絡むシーンはない。しかし劇団時代の先輩後輩ということで、久々の共演に声を弾ませる。「敬二さんは振付や演出もされるので、常に客観的な目を持っている。だからブレないし自分に厳しい。そしてそれがちゃんと結果に出ているのが素晴らしいなと思います」と保坂が語ると、「演出家によく『役が生きて自分が消えろ』と言われましたが、まさに保坂さんは透明感があって、どんな役をやっても全部ストンとハマる。本当にすごい人です」と加藤。信頼を寄せ合う実力派同士が、脇をしっかりと固める本作。33年ぶりの上演から、今を生きる観客がなにを受け取るのか。期待で胸が膨らむ。取材・文:野上瑠美子
2023年02月27日1987年に公開された『ダーティ・ダンシング』の続編が製作されることがわかった。舞台はオリジナル版の1960年代から、続編は1990年代になる模様。「Variety」誌が報じた。監督は『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』のジョナサン・レヴィン。監督に起用される前に、すでにプロデューサーとして今作に関わっており、また、『ディア・ファミリー ~あなたを忘れない~』で監督・脚本家を務めたエリザベス・チョムコと脚本も手掛けたという。主人公の「ベイビー」を演じたジェニファー・グレイが同役を再演し、製作総指揮も務める。ジェニファー・グレイ Photo by Cindy Ord/Getty Images先日、報道番組「グッド・モーニング・アメリカ」に出演したジェニファーは、「現在、これまで以上に(実現に)近づいているんです。『ダーティ・ダンシング』の続編製作が、今年できると思います」と発表した。レヴィン監督は「『ダーティ・ダンシング』は常に私の好きな映画のうちの一本です。まさか続編を監督することになるとは思いもよりませんでした。脚本の共同執筆を通して、新旧の登場人物たち、1990年代のニューヨーク・キャッツキルの世界、オリジナル版の曲から90年代のヒップホップまで、登場する音楽が大好きになりました」と語っている。また、ジェニファーとのコラボや新しい世代のファンに映画を届けるのが楽しみだと期待を寄せた。同作は2024年に公開を目指し、今年末に製作に入る予定。(Hiromi Kaku)
2022年05月10日編集部:学研キッズネット編集部さる2020年1月21日、NECパーソナルコンピュータ株式会社(以下NEC)による新製品発表会が東京・虎ノ門で開催され、個人向けパソコンやタブレットなど、2020年春にリリースを予定しているニューモデルが報道関係者にお披露目されました。ウィンドウズ7のサポート終了に伴い、好調な販売を記録しているという同社のパソコン。当日壇上に上がったNEC執行役員・河島良輔氏が「これからも攻めダルマでいく」と語ったとおり、フォトグラファーをはじめとするクリエイター向けのフラッグシップモデル「LAVIE VEGA(ラビィ ベガ)」を筆頭に、新規9タイプ、53モデルもの製品が発表されました。そんなバラエティに富んだラインナップのなか注目を集めたのが、2020年度から必修化されるプログラミング教育を視野に入れた小・中学生向けモデル「LAVIE First Mobile(ラビィ ファースト モバイル)」です。本体は262(W)×186(D)×17.2〜20.2(H)mm、重量約1,189g(いずれもキーボード装着時)というコンパクトサイズ。カラーは小学生に人気というブルー系を採用している学校用パソコンがベースとなっている安心感LAVIE First Mobileは、文科省が推進する「教室用パソコン1人1台」という政策に合わせて、全国の小中学校で幅広く導入されているというNEC提供の教室用パソコンをベースに、家庭用にデザインし直されたモデル。無線LAN接続や内蔵型のカメラ、ハードウェアキーボードの搭載、1.5Kg未満の重量など、文科省が定める推奨スペックももちろんクリアしており、普段学校で使っているPC環境をそのまま家庭で使えるという安心感も魅力となっています。デタッチャブルタイプのキーボードは磁石で簡単に着脱が可能。自宅ではノートPC、外出時はタブレットとしてなど、シーンに合わせて使い分けができる充電式のデジタイザーペン(タッチペン)も付属。エンピツやクレヨンで文字や絵を描くのと同じ感覚で入力や操作ができ、パソコンを使うは初めてという子どもでも安心教科書サイズの10.1型ワイドサイズのディスプレイを持つ本体は、ワンタッチでキーボードを着脱することができ、タッチパネルを使ったタブレットにも早変わり。タッチペンも付属しており、本格的なキーボードと合わせて、使用するシーンや子どもの成長に合わせた操作を選ぶことができます。本体前面と背面にはカメラ(前面192万画素/背面500万画素)も搭載。屋外での観察などに活用できるほか、テレビ電話なども楽しめる約12.9時間もの駆動時間を誇るバッテリーを搭載。ダイニングテーブルやリビングのソファーなど、自由な場所に持ち運ぶことができるまた、持ち運びの際にカバンの中などで圧迫されても安心な耐150kgクラスの頑強設計や、76cmの落下テストをクリアしたストレージ、高強度ガラスを採用した液晶パネルといった堅牢な作りも魅力。落下にや水こぼしによる故障もカバーする「安心保証サービス月額版」も最大1年間無料で付帯しており、子どもがうっかりぶつけたり落としたりした場合でも安心です。学習をサポートする多彩なアプリをプリインストールLAVIE First Mobileには、パズルや迷路な遊びながら思考力を育てるアプリ「シンクシンク」をウィンドウズパソコンとしては初めて搭載しているほか、プログラミング教育の現場で広く活用されている「スクラッチ」の解説書である「スクラッチでプログラミングをはじめよう」、子どもが安心して利用できるWebサイトがあらかじめ登録された「キッズメニュー」、有害サイトのブロックやパソコンの使用時間を設定できる「あんしん設定ガイド」も搭載。近年、自由研究用のツールとしても利用されているという「Microsoft Office Home & Business 2019」もインストールされています。AndroidやiOSで人気だった知育教材アプリ「シンクシンク」をウィンドウズパソコンでは初めて標準で搭載。ゲーム感覚で楽しみながら思考力を育む今後一般化することが予想される、家庭内でのパソコンを使った勉強スタイルをいち早く先取りできるLAVIE First Mobile。小・中学生が最初に触れる自分用パソコンとしても最適な一台といえるでしょう。【SPECIFICATION】●型式:FM150/PAL ●基本OS:Windows 10 Pro ●プロセッサー:Celeron N4100 (1.10GHz/最大2.4GHz) ●ディスプレイ:10.1型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶 (タッチパネル)(WUXGA) ●メモリ:4GB ●内蔵ストレージ:eMMC約128GB ●無線通信機能:Wi-Fi 5(867Mbps)対応(IEEE802.11ac/a/b/g/n)Bluetooth ●セキュリティ:指紋センサ (Windows Hello 対応) ●オフィスアプリ:Microsoft Office Home & Business 2019商品の詳細はメーカーのホームページでご確認ください。学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年02月03日プーマ(PUMA)が、初めてコンピューター機能を搭載した1980年代のランニングシューズ「RS コンピューター」を復刻。2018年12月13日(木)より、プーマストア 原宿、プーマ オンライン ストアにて発売される。ランナーのパフォーマンスを分析するために、1986年に誕生した「RS コンピューター」。かかとに内蔵されたコンピューターチップは、ランナーのタイム・距離・消費カロリーを自動的に記録。さらにピンコードを使用して、パソコンにデータ転送も可能という革新的な技術で、当時話題を呼んだ。またシューズは、レザーをアッパーに採用した高級感溢れる佇まいも魅力。パッド付きの履き口、弾力性に富んだアウトソールによって、足に負担をかけにくい履き心地の良さも兼ね揃えている。今回復刻される「RS コンピューター」では、そのデザインをそのままに、新しい機能を追加。接続には、ケーブルを必要としない Bluetoothを採用。またパソコンの代わりに、スマートフォンのアプリで気軽にパフォーマンスをチェックすることもできる。なお復刻シューズは、全世界で86足の限定生産。シュータンの裏側には、シリアルナンバーが刻印される。【詳細】「RS コンピューター」復刻発売日:2018年12月13日(木)取扱店舗:プーマストア 原宿、プーマ オンライン ストア価格:75,000円+税<全世界86足限定>【問い合わせ先】プーマ お客様サービスTEL:0120-125-150
2018年12月14日コンピューターのプリント基盤が綺麗に整頓され並ぶ、本作品。よく見てみると、電子部品がどこかで見たことのあるような並び方や形をしていることに気付くかもしれないが、それもそのはず。この作品はコンピューターの電子部品でニューヨーク・マンハッタンの街を再現した作品なのだ。制作したのは、ゼイド・メンク(Zayd Menk)。メンクは南アフリカ・ジンバブエの首都、ハラレにあるセントジョンズ・カレッジに通う17歳の高校生だ。本作品は0.0635:100のスケールで制作された。プロジェクトは、まず初めに比率の綿密な計算からスタートした。インターネット上の様々なデータベースでマンハッタンに立ち並ぶ建物の大きさや角度などの情報をひたすら収集し、設定した比率へ当てはめ計算を繰り返した。計算のあとは、かき集めた電子部品を切り崩し実際の建物の形へ似させていく。形を整えたらホットグルーを使い土台へのり付けして少しずつ完成させていったそうだ。「電子部品を切る道具が弓のこしかなかったのが大変だったポイントだよ」と明るく語ってくれたコメントがなんとも可愛らしい。実は、本プロジェクトは学校のコースの一環で立ち上げられた。コースのトピックは「マンメイド」、人工物だったという。街について以前勉強をしていたのと、電子部品の廃棄についても最近学び始めたため、彼はそれらを一つにまとめてみたらどうかと思いついた。彼は以前からプリント基盤の見た目が小さな街並みみたいだと思っていたそうだ。制作期間は2017年6月末から9月末までの約3ヶ月。作品を学校で発表し、SNSにアップするとあっという間に話題となった。今後このような作品を作る予定はあるだろうかとメンクに聞いてみると、プランはあるとのこと。次はどんな都市か、はたまた全く違うものが電子部品でかたどられるのか、期待して待とう。※本記事は (引用元: 、に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。
2018年03月21日米歌手オースティン・マホーンの楽曲「ダーティ・ワーク」が、Billboard Japanの総合洋楽チャート(Hot Overseas)で通算14週目の1位に輝き、歴代記録を更新したことが14日、明らかになった。「ダーティ・ワーク」は、お笑い芸人・ブルゾンちえみが、キャリアウーマンネタを披露する際に使用されている楽曲。2015年7月にリリースされたが、ブルゾンのブレイクとともに、楽曲にも人気が集まり、今年に入って日本でのチャートが急上昇している。iTunesソング・チャートを含む主要音楽配信サイトで9冠を獲得。Billboard Japanの洋楽チャートでは、2月27日付で初めて1位を獲得してから、8週連続1位で新記録を達成している。今回、Billboard Japanの総合洋楽チャートで通算14週目の1位を達成し、これまでテイラー・スウィフト「シェイク・イット・オフ~気にしてなんかいられないっ!!」と、ブルーノ・マーズ「24K・マジック」が持っていた13週の記録を更新。来月には、ジャパンツアーで来日することが決まっており、さらなる記録の更新に期待がかかる。
2017年06月14日レディオヘッドの代表作であり、90年代の音楽シーンを象徴する『OK コンピューター(OK COMPUTER)』。1997年の発売から20年の時を経て、記念盤『OKNOTOK』を発表する。2017年6月23日 (金) 世界同時リリースで、8曲のB面音源、そして20年の時を経て発掘された未発表曲3曲を収録する。未発で待望の音源化が決まった3曲は「I Promise」「Lift」「Man Of War」。ライブなどでは演奏されたことはあったが、20年前のオリジナル・レコーディングで『OKNOTOK』に初めて公式収録される。また収録曲は、全て当時のオリジナルのアナログ・テープよりリマスターしたもの。さらに国内盤CDは、高音質UHQCD(Ultimate High Quality CD)仕様で、歌詞対訳と解説書が封入される。レディオヘッドとナイジェル・ゴッドリッチによってプロデュースされた『OK コンピューター』は、1997年5月に発表。言わずと知れた名曲「パラノイド・アンドロイド」「ノー・サプライゼズ」、バンドのベスト曲と上げる人も多い「カーマ・ポリス」、バズ・ラーマンの映画「ロミオ+ジュリエット」のために書き下ろした「イグジット・ミュージック」などを収録。またレディオヘッドが初めてイギリスのチャート1位を獲得し、グラミー賞でも最優秀アルバム賞にノミネートされた。作品の文化的、歴史的、芸術的重要性が評価され、アメリカの国家保存重要録音登録制度(National Recording Registry)にもその名が刻まれた音楽史に輝く傑作と言われている。【詳細】OK COMPUTER OKNOTOK 1997 2017国内盤2CD XLCDJP868 定価 ¥2,200(+税)リマスター音源国内盤のみ高音質UHQCD仕様歌詞対訳+解説書付■収録曲Disc 11. Airbag2. Paranoid Android3. Subterranean Homesick Alien4. Exit Music (For A Film)5. Let Down6. Karma Police7. Fitter Happier8. Electioneering9. Climbing Up The Walls10. No Surprises11. Lucky12. The TouristDisc 21. I Promise2. Man Of War3. Lift4. Lull5. Meeting In The Aisle6. Melatonin7. A Reminder8. Polyethylene (Parts 1 & 2)9. Pearly*10. Palo Alto11. How I Made My Millions
2017年05月06日ザック・エフロンとロバート・デ・ニーロが、性格も何もかも正反対の孫とおじいちゃんを演じ、全世界で大ヒットとなった『ダーティ・グランパ』。2017年1月6日(金)の公開に先駆け、ザックとデ・ニーロの衝撃“ベッドシーン”の本編映像がシネマカフェに到着した。1週間後に結婚を控えた生真面目な弁護士ジェイソン。突然の祖母の訃報を受け、葬式に駆け付けると、そこには妻に先立たれて意気消沈した祖父ディックの姿が。そして、祖母との思い出の地フロリダへ傷心旅行に行きたい、と願うディックのお供をするハメに。ところが、40年ぶりの独身生活を謳歌し始めたディックは、朝から酒をがぶ飲み、葉巻を吹かし、ゴルフ場でナンパ。挙句の果てには、“スプリングブレイク”(春休み)真っ盛りのデイトナビーチで大暴れ。年齢も性格も全く違う2人の珍道中の行く末は…?本作は、妻を亡くしたばかりの自由過ぎる祖父と、結婚を間近に控えた真面目すぎる孫の珍道中を描いたバディ・コメディ。世界37か国以上で初登場トップ10を果たす、大ヒットとなった。そんな本作からこのたび到着したのは、デ・ニーロとザックのまさかのベッドシーン!?ナンパしたギャルたちとクラブで遊んだその夜、2人はホテルに泊まることに。同じベッドに寝ころび、眠りにつこうとする。下品な話をしながらも、クラブでケンカに巻き込まれても相手に殴り返さなかった孫ジェイソンを称賛し、人生の教訓めいたものを語り、珍しく(?)祖父らしい一面を見せるディック。しかし、狭いベッドでディックが寝返りを打ち体が密着すると、ディックが全裸であることに気づいてジェイソンは大慌て!まさかのコメディ映画で初共演、W主演を果たした名優デ・ニーロと、若手人気俳優の筆頭のザック。「ザックとデ・ニーロが笑いあって、ときにはテイクの間じゅう笑いっぱなしってこともあった。そんな2人を見るのは楽しかったな。温かさと友情がみなぎっていたし、お互いをリスペクトしながら共演しているのがわかったよ」と、プロデューサーのビル・ブロックが語るように、2人の楽しみながらの演技が見事な化学反応をみせた本作。まさかのバディが繰り出すコメディに、“初笑い”してみて。『ダーティ・グランパ』は2017年1月6日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月22日全世界で大ヒットを記録した、ロバート・デ・ニーロ&ザック・エフロンという豪華W主演で贈るバディ・コメディ『ダーティ・グランパ』。このほど、デ・ニーロ演じる祖父とザック演じる孫がハチャメチャな2人旅に出る本作が、実はひと筋縄ではいかない“家族”をテーマを描き、意外とグッとくる一面があることが判明。新たな場面写真も到着した。妻を亡くしたばかりの祖父ディックと結婚を間近に控えた孫ジェイソンの珍道中を描いたバディ・コメディとなる本作。2人は連れ立ってフロリダまで傷心旅行に出かけるが、40年ぶりの独身生活を満喫し始めたディックは、朝から酒をがぶ飲み、葉巻を吹かし、ゴルフ場でのナンパに、挙句の果てにはデイトナビーチで大暴れ…。自由過ぎる祖父ディックを演じるのは、徹底した役作りで知られる名優デ・ニーロ。『マイ・インターン』でのキュートな紳士ぶりが注目を集めたが、本作では一転、ハチャメチャな役柄を嬉々として演じ、“体を張ったギャグ”にも果敢に挑戦。また、真面目過ぎる孫ジェイソンには、ハリウッドで最も将来を期待される若手俳優の1人のザック。おじいちゃんにふり回されるコミカルな役柄に徹するとともに、十八番ともいえる得意の歌とダンスも披露する。そんな本作だが、その本質には意外にも心温まるテーマがあるという。妻に先立たれた祖父、そして結婚を目前に控えた孫。人生の岐路に立つ2人が旅に出て、最後にはお互いを理解し合い、自分自身とも向きあう様子がユーモア(と下ネタ)たっぷりに描かれている。ザックは「要するに、これは家族の再生と呪縛からの解放を描く映画だよね。つまり、成長と幸せの物語なんだ。その過程の旅がとんでもなく可笑しくて、グダグダなだけで」と笑い満載の根底に、家族の絆や自分探しというテーマがあることを語る。また、『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』の脚本家でもあるダン・メイザー監督も、「表面的にはお下劣でも、エッジのきいたユーモアは琴線に触れるドラマとしっかり結びついている」と、コメディでありながらも人々の心を動かすヒューマンドラマであることをコメント。最後には、そんな2人に思わず泣かされてしまうことになるのか、公開を期待して待っていて。『ダーティ・グランパ』は2017年1月6日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月12日ロバート・デ・ニーロとザック・エフロンがW主演を果たし、自由すぎる祖父と真面目すぎる孫を演じるバディ・コメディ『ダーティ・グランパ』。37か国以上で初登場トップ10入りを果たし、全世界で大ヒットを記録した本作が、2017年1月6日(金)より日本公開されることが決定、ティーザービジュアルが解禁となった。1週間後に結婚を控えた真面目過ぎる弁護士ジェイソンは、突然の祖母の訃報を受け、葬儀に駆けつける。妻に先立たれ意気消沈した祖父ディックから半ば強引に誘われ、祖母の思い出の地であるフロリダへ、傷心旅行のお供をすることに。ところが、40年ぶりの独身生活を満喫するディックは、朝から酒をがぶ飲みしながら、葉巻を吹かし、ゴルフ場でのナンパに始まり、挙句の果てにはデイトナビーチで完全に羽目を外して大暴れ。年齢も性格も全く違う、2人の珍道中の行く末は…?世代を超えた2人の人気俳優が共演を果たした、抱腹絶倒のバディ・ロードムービーとなる本作。妻に先立たれた自由過ぎるおじいちゃん、ディックを演じるのは、『マイ・インターン』での紳士なインターンも記憶に新しい名優ロバート・デ・ニーロ。本作では、ハチャメチャな役柄を嬉々として演じ、“スプリングブレイク”(春休み)真っ最中のビーチで大暴れするなど、新境地ともいえる“体を張った”演技にも挑戦する。一方、結婚を控えた真面目過ぎる孫ジェイソンには、ハリウッドで最も将来を期待される若手俳優の1人ザック・エフロン。本作では、コミカルな役柄を振り切って演じ、十八番ともいえる得意の歌とダンス、そして自慢の肉体美を惜しげなく披露!監督を、『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』の製作総指揮・脚本を手掛けるなど、サシャ・バロン・コーエン作品には欠かせないコメディ界の気鋭ダン・メイザーが務めている。同じ血が流れているとは思えない、何もかも正反対のバディの珍道中が、日本を新春から笑わせてくれそうだ。『ダーティ・グランパ』は2017年1月6日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月16日コンピュータビジョン分野で活躍中の企業、フリーランサーへのインタビュー記事 第二弾です。IT技術の発達に伴い、働き方が多様化してきています。コンピュータビジョン分野も例外ではありません。そこで今回は、コンピュータビジョン分野におけるフリーランサーの働き方、業務内容、さらにメリットやデメリットについて、東京近郊でフリーランサーとしてご活躍中の皆川卓也さんに伺いました。○皆川卓也氏プロフィール2009年にビジョン & ITラボを設立し、コンピュータビジョンおよびITシステムに関するコンサルティングやソフトウェア開発にフリーランサーとして従事。2014年に慶應義塾大学情報工学科にて博士(工学)の学位を取得。・ビジョン & ITラボ・「コンピュータビジョン勉強会@関東」主催○フリーランサーとしての働き方を教えてくださいフリーランサー歴は約7年になります。コンピュータビジョンのフリーランサーがすごく少ないこともあり、間を開けることなく仕事はあります。業務を請け負って開発しているため、職場は自宅です。気分を変えるために図書館・喫茶店に行くこともあります。下記のようなコンピュータビジョンに関する案件ならなんでも請け負っています。成熟した画像処理技術の実装最新技術の検証コンピュータビジョンに関するコンサルティングプロジェクトマネジメント○フリーランサーを選んだ理由を教えてください前職をやめたのが博士課程在籍中で、就職は難しかろうと思い独立しました。あと、サラリーマン時代にリストラ2回、ブラック企業勤務などを経験し、サラリーマンを続けることに危機感を感じたのも理由です。自分の名前で仕事をとれたほうが長い目で見ると安定していると思いました。転職が厳しくなるといわれている35歳までに自分の名前で仕事を取れるようにと思っていました。○再就職や起業を考えたことはないのですか?条件によっては就職の可能性もありますが、就職すると今までのお客様を手放すことになるので、また会社をリストラされたときのことを考えると厳しいですね。起業することは、今の方向性でならありえます。今後は、海外の仕事も機会があれば取りたいと考えています。日本の国力が落ちてきたときに備えて、海外の仕事もできるようになっておく必要があると思います。○フリーランサーのメリットとデメリットは何ですか?【メリット】時間が自由に使える自分の名前で仕事を取って来られるいろいろな案件を受けられるためスキルアップになるサラリーマンは上司を選べないが、フリーランサーは取引先を選べる働いただけお金が入って来る早めに新しい技術を使える実際に開発した技術が使われるのが早いいろいろな業界が見られるのが楽しいいろいろな人と知り合えるいろいろな仕事をしている間に、新しいマーケット、アイデアを見つけられるかもしれない映画のエンドロールに出たことがある(笑)【デメリット】収入が安定しないトラブル案件などを取っちゃうと大変なことになる。サラリーマンと違いトラブル対応の時間に対してお金が出ないのがほとんどなので会社員は同僚などから自然と自分の知らない情報などが入ってくることがあるが、一人でやっていると自分が注目していない領域の知識はあまり入ってこない○世の中のサラリーマンについて思うことは?いつでも転職できるようにしておいたほうが良いと思います。自分の市場価値を意識しておく必要があります。いつでも転職できる状態であれば、会社や組織の影響で人生がおかしな方向に進んで行くことはないのではないでしょうか。○ビジョンを教えてください「アカデミックとビジネスを繋ぐ」「技術の町医者」(お客様が気軽に相談に訪れ、抱える問題に対して診断を行って技術的な問題に落とし込み、技術開発や大学との共同研究、コンサルティングなどの適切な治療を行う)です。○皆川さんのコア技術は何ですか博士課程では一般物体認識や物体検出などを研究していましたが、今はコンピュータビジョンと名の付く仕事はなんでもやっています。最近ではPoint Cloud(図1)やDeep Learningなどの話が多いです。ほかにも拡張現実感「AR」(図2)や顔認識・顔追跡(図3)、ナンバープレート認識、トラッキング、カメラキャリブレーションの話なんかもあります。○将来、コンピュータビジョン分野のフリーランサーはどうなっていると思いますか?未来は読めません。GoogleとかMicrosoftからするとコンピュータビジョンは自分たちのプラットフォームを便利にしてユーザを呼び込むためのツールでしかありませんから、今後どんどん無料で使えるようにしていくと思います。そういったツールに負けないようにしないといけないと考えています。アカデミックなことをキャッチアップしながら、ツールではできないところを身に付けていきたいと考えています。それができないとおもしろい仕事を継続的に取ることはできません。* * *私、樋口も「自分の名前で仕事を取って来られる」、「いろいろな案件を受けられるためスキルアップになる」「いろいろな人と知り合える」「サラリーマンは上司を選べないが、フリーランサーは取引先を選べる」ということが大きなメリットだと思います。業務内容、取引先などは上司の意向が良くも悪くも強く反映されてしまいます。運が良ければやりがいのある大きなプロジェクトに携われますが、運が悪いと得られるスキルもなく、取引先のわがままに大半の時間を割く仕事を延々とやらなければならない、ということもあり得ます。サラリーマンはメリットも多いので、退職、転職することを強くお勧めする訳ではありませんが、「自分の名前で仕事を取る」ということを選択肢に入れてみてください。著者プロフィール樋口未来(ひぐち・みらい)日立製作所 日立研究所に入社後、自動車向けステレオカメラ、監視カメラの研究開発に従事。2011年から1年間、米国カーネギーメロン大学にて客員研究員としてカメラキャリブレーション技術の研究に携わる。現在は、日立製作所を退職し、東京大学大学院博士課程に在学中。一人称視点映像(First-person vision, Egocentric vision)の解析に関する研究を行っている。具体的には、頭部に装着したカメラで撮影した一人称視点映像を用いて、人と人のインタラクション時の非言語コミュニケーション(うなずき等)を観測し、機械学習の枠組みでカメラ装着者がどのような人物かを推定する技術の研究に取り組んでいる。また、大学院での研究の傍ら、フリーランスとしてコンピュータビジョン技術の研究開発に従事している。専門:コンピュータビジョン、機械学習
2016年03月29日マウスコンピューターは18日、クリエイター向けPCブランド「DAIV」の立ち上げを発表した。2015年2月25日から28日にパシフィコ横浜で開催する国内最大級のカメラ展示会「CP+2016」で製品を先行展示する。「DAIV」は「Dynamic Approach Imagery of Visual」の頭文字を取って名づけられたブランドで、プロのグラフィックスクリエイターやセミプロユーザーが画づくりに没頭できるほどパワーのある機能性を表現したという。具体的な製品は後日発表の予定だが、フォトグラファーをはじめとしたプロのクリエイターの意見を反映した筐体デザインを採用。高い処理能力に加えて、豊富なカスタマイズパーツ、移動やハードな使用に耐えうる機能性などを備えるという。「CP+2016」のmouseブースで、8K映像によるVR向け全天周動画のデモなど、製品の先行展示を実施する。
2016年02月18日米国政府は2016年1月30日(現地時間)、幼稚園児から高校生まですべての米国に住む学生に対し、コンピューターサイエンスを学ぶ機会を増やすため、40億ドルを拠出する計画を発表した。さらにMicrosoftも同政策についてサポートすることを同日発表している。「Computer Science for All」と題した発表内容によれば、日本の幼稚園年長組から高校までの13年間を指す米国の「K-12教育」で、コンピューターサイエンスを学ぶ学生はわずか4分の1。22の州は科目を単位として認めていない。米国政府は2018年までにSTEM教育を受けた51パーセントの生徒が、コンピューターサイエンスに分野で働き、今後の米国産業を支えるために重要だと考えていることから今回の計画に至った。Microsoftは自社の企業市民活動である「YouthSpark」を通じて、7,500万ドルの支援を行い、コンピューターサイエンスの活動を支援する。同社プレジデント兼CLOのBrad Smith氏は「他国ではコンピューターサイエンス分野に注力しているが、米国内の高校でも(STEM教育を実施しているのは)12パーセントに達していない」と、政府よりも厳しい視点で支援すべき背景を説明した。本施策に協力する企業はMicrosoft以外にも、AppleやFacebook、Salesforce.org、QualcommといったIT業界ではなじみ深い社名が並ぶ。CTO of U.S.のMegan Smith氏は、Barack Obama大統領が2016 State of the Union Addressで発言した「今後数年間、すべての学生が実践的な仕事に就けるため、コンピューターサイエンスと数学の授業を提供し、進捗状況を構築する必要がある」を引き合いに出しながら、「コンピューターサイエンスは、経済的機会や社会的流動性のために必要な『新たな基本スキル』であると認識している」と説明している。阿久津良和(Cactus)
2016年02月01日マウスコンピューターは21日、同社の代表的ブランド「マウスコンピューター」の名称を「mouse」に変更すると発表した。これに合わせてロゴも刷新。従来よりも幅広い人々に対する製品の提供を目指して、ブランドイメージの向上を図る。なお、変更となるのはブランド名で社名は「マウスコンピューター」から変更はないという。同社は1993年にPC事業を立ち上げ、長年にわたりBTO PCを中心としたビジネスを展開してきた。しかし、これまでよりも幅広い人々に製品を提供するには、「BTO PCは一部の人のものである」というイメージを変える必要があると判断し、ブランド名やロゴの変更を決めたとしている。新ブランド名「mouse」はもともと同社の愛称として使われていたものだが、変更によってより親しみやすく、覚えてもらいやすい存在を目指す。一方、新ロゴは「mouse」の上にチーズをモチーフとした三角形を配置し、上昇への願いがこめられているという。また、コーポレートメッセージも「期待を超えるコンピューター。」に変更。新ブランドや新ロゴと合わせて、企業理念を社内外に広く発信する。○国産ならではの信頼感を表す「飯山 TRUST」マウスコンピューターは、長野県飯山市に拠点を構え、一部特殊な製品を除いた同社製品の開発から製造までを一貫して行っている。国内生産ならではの安心感や信頼感を「飯山 TRUST」という言葉で表現し、訴求につなげる。今後飯山工場および関連工場で生産されたモデルに関して、店頭のPOPや製品パッケージに「飯山 TRUST」のロゴを用いてアピールする。
2016年01月21日NECは12月14日、24時間連続稼働が求められる工場やビル管理での利用に適したファクトリコンピュータ「FC98-NXシリーズ」の新製品3機種を発売することを発表した。新製品は、24時間連続稼働、5年間の長期供給、製造終了後最大10年間(標準の保守期間は製造中止後7年間、オプションで保守期間を3年延長可能)の長期保守の実現に加え、省スペースモデルの最上位機「FC-E23W」は、高速・高性能CPUであるインテル Xeon E3-1268L v3プロセッサー(2.30GHz)の搭載により、同社によると処理性能を従来比約1.3倍に向上させたとしている。また、「FC-E27B」はCPUにインテルCore i5-4570TEプロセッサー(2.70GHz)を、「FC-E22U」はインテルCeleron G1820TEプロセッサー(2.20GHz)を搭載することで、処理性能を従来比でそれぞれ約1.2倍、約1.4倍向上させているという。各製品の価格は、「FC-E23W」が59万8000円~、「FC-E27B」が54万円~、「FC-E22U」が40万3000円~(いずれも税別)。出荷開始は12月21日となっている。
2015年12月14日日本電気(NEC)は12月14日、24時間連続稼働が求められる工場やビル管理に向けたファクトリコンピュータ「FC98-NXシリーズ」の新製品3機種を発売すると発表した。同製品では、冷却空気の風量および風向を詳細に解析することで実現した空冷効果の高い筐体構造や部材の長寿命化、高品質化により24時間の連続稼働が可能となっている。また、データのバックアップをリアルタイムで行うミラーリング機能や、本体電源をONにしたまま故障したディスクを交換できるホットスワップ機能を搭載。さらに5年間の長期供給、製造終了後最大10年間の長期保守に対応している。省スペースモデルの最上位機「FC-E23W」では、CPUにインテル Xeon E3-1268L v3プロセッサ(2.30GHz)を搭載し、チップセットにインテル C226処理を採用したことで、処理性能を従来比で約1.3倍に向上。「FC-E27B」はCPUにインテルCore i5-4570TEプロセッサ(2.70GHz)、「FC-E22U」はインテルCeleron G1820TEプロセッサ(2.20GHz)を搭載することで、処理性能を従来比でそれぞれ約1.2倍、約1.4倍向上させたという。標準構成の価格は、FC-E23Wが59万8000円、FC-E27Bが54万円、FC-E22Uが40万3000円(いずれも税別)となっている。出荷開始日は12月21日を予定。同社では、今後5年間で3万2000台の販売を目指すとしている。
2015年12月14日第4回目からは技術的な内容です。まずは、ハードウェアの構成について紹介します。「早く本題のコンピュータビジョンについて解説してくれよ!」という方、もう少しお付き合いください。○概要下図にカメラとコンピュータの概略を示します(赤字は必須)。まず、入射光中から不要な反射光(水溜まりや窓ガラスなどによる反射)を偏光フィルタ(PLフィルタ)によりカットします。そして、レンズを通って来た光を、撮像素子上のマイクロレンズで各画素ごとに集光し、撮像素子上のカラーフィルタを通って撮像素子で電荷に変換します。電荷は、デジタルデータに変換された後、コンピュータに入力されます。その後、メモリ上のデジタル画像データをCPU、必要に応じて専用プロセッシングユニット(GPUなど)を用いて処理します。○コンピュータの構成PCPCで処理する場合は、デスクトップPC、あるいはノートPCが図1のコンピュータに該当します。専用プロセッシングユニットは、NVIDIA社製のGPU(Graphics Processing Units)が有名で、CUDAと呼ばれるGPU向けの開発環境が提供されています。オープンソース画像処理ライブラリのOpenCVでは、一部ではありますがCUDAに対応した処理が用意されています。近年、機械学習の分野で注目を集めているDeep Learning(深層学習)のフレームワーク(CaffeやChainerなど)でもGPUを用いることで高速処理が可能になっています。スマートフォン、タブレット、組込み機器スマートフォン・タブレットや、自動車やドローンなどの組み込み機器では、計算リソースがPCと大きく異なります。モバイル機器では、消費電力、発熱、コストに対してシビアなため、一般的にPCやスマートフォンより非力なCPU、容量の小さなメモリを使うことになります。そこで専用プロセッシングユニットがリアルタイム処理で重要となります。モバイル機器では、画像処理専用のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、モバイル向けのGPU(NVIDIA社のTegraや、ARM社のMali)を使うことになります。それらを1チップにまとめたSoC(System on Chip)を用いることもできます。製品の販売台数が多く、かつ独自の処理をハード化したい場合は、ASIC、SoCを開発するという手もあります。しかし開発コストが高額であるため、販売台数が少ない場合には既製品のSoC、あるいはプログラマブルなFPGAを用いたほうが良いでしょう。○撮像素子撮像素子には、CCDセンサーとCMOSセンサーがあります。どちらもフォトダイオードで入射光を電荷に変換する点では同じです。光を集光するためのマイクロレンズ、カラー画像を撮像するためのカラーフィルタが各画素上に組み込まれていることも同じです(マイクロレンズ、カラーフィルタは、撮像素子製造時に撮像素子上に実装されますので、ユーザーはあまり意識する必要はないのですが、撮像素子の仕組みを理解することを目的に本連載では触れています)。CCDセンサーCCDセンサーは、各画素で電荷をバケツリレーで伝送し、別チップのA/Dコンバーターでデジタルデータに変換します。CCDセンサーは、ノイズが少ないのですが、構造が複雑であるためCMOSセンサーに比べて一般的に高価です。また、バケツリレーで電荷を伝送するため、撮像素子の解像度が高すぎると、バケツリレーが間に合わなくなってしまうという問題や、電荷が飽和してしまうと周囲の画素にその電荷が漏れ出してしまうスミアという現象が発生してしまいます。CMOSセンサー一方、CMOSセンサーは、各ピクセルが独立して電荷を増幅したり、A/D変換回路を持ち、デジタル信号を出力します。構造がシンプルで汎用的な半導体製造技術を用いることができるため、CCDに比べ安価なセンサーです。ノイズ除去回路などさまざまな機能を撮像素子に組み込むことができることも大きなメリットです。昔は、CMOSはノイズが多いと言われていましたが、近年では実用的にまったく問題ないレベルの画質で撮像することができます。単板式図1のカラーフィルタとして、図2に示すベイヤーパターンと呼ばれる赤、緑、青を交互に各ピクセル上に配置したフィルタを用いる方式です。この方式では、近傍の画素の情報を用いて補間演算によりベイヤーパターンから色を復元するデモザイキングという処理が必要になります。USBカメラなどでは、CMOS撮像素子内またはカメラモジュール内でデモザイキングを施し、カラー画像が出力されるので、ユーザーはあまり気にすることはないでしょう。きれいなカラー写真を撮るという以外の特定の用途向けに、ベイヤーパターン以外のカラーフィルタを用いることもあります。たとえば、自動車向けのカメラセンサメーカーとして有名なMobileye社は赤(R)とクリアー(C)を組み合わせたフィルタ(RCCC、RCC)を採用しています。潤沢な資金が用意できる場合は、特注のフィルタを組み込んだ撮像素子を、撮像素子メーカーに作ってもらうこともできるでしょう。また、カラー情報が一切必要なくモノクロで良いのであれば、モノクロの撮像素子を選択することをお勧めします。カラーフィルタは抽出したい色の周波数帯以外の光をカットしてしまいます。つまり、カラーフィルタにより撮像素子に届く光量が減ってしまいます。モノクロ撮像素子は、カラーフィルタによる光の減衰が無いため、暗い環境でノイズの小さい画像を撮ることができます。3板式ベイヤーパターンでは、赤、青、緑を交互に各ピクセル上に配置するため、デモザイキング処理が必要でした。デモザイキング処理は、近傍の画素の情報を用いて補間演算が必要です。この「補間演算」が原因で、画像にボケが発生してしまいます。この問題を解決するのが3板式です。名前のとおり、撮像素子を3枚用います。プリズムで色を三原色(RGB)に分解し、それぞれの色を各撮像素子で撮像します。この方式では、よりリアルで高精細な画像を撮影することができますが、サイズが大きく、高価であることから放送局向けなどのプロ用機材に限られています。○撮像素子のサイズデジタルカメラでは、フルサイズ(35mm)、APS-H、APS-C、フォーサーズ、CXフォーマット、2/3インチ、1.7/3、1/1.7、1/2.33などさまざまなサイズがあります。スマートフォンでは、1/2や1/2.6などの撮像素子が用いられ、自動車用途では1/3といったより小さい撮像素子が用いられます。画質的には、撮像素子が大きい方が有利です。撮像素子が大きいということは、各画素のサイズも大きくなるため、その分各画素が受ける光量が多くなる訳です(画素数が同じという条件で)。しかし、撮像素子が大きくなると、レンズも大きくなり、価格も高くなってしまいますので、大きさ、価格、必要な解像度などを考慮して撮像素子を選定すると良いでしょう。コンピュータビジョンに必須なカメラ、コンピュータの構成を理解していただけたでしょうか? 普段はあまり意識する必要のない内容ですが、カメラやレンズ、プロセッサーを選定する際に必要になることもありますので、頭の片隅に留めておいてください。著者プロフィール樋口未来(ひぐち・みらい)日立製作所 日立研究所に入社後、自動車向けステレオカメラ、監視カメラの研究開発に従事。2011年から1年間、米国カーネギーメロン大学にて客員研究員としてカメラキャリブレーション技術の研究に携わる。現在は、日立製作所を退職し、東京大学大学院博士課程に在学中。一人称視点映像(First-person vision, Egocentric vision)の解析に関する研究を行っている。具体的には、頭部に装着したカメラで撮影した一人称視点映像を用いて、人と人のインタラクション時の非言語コミュニケーション(うなずき等)を観測し、機械学習の枠組みでカメラ装着者がどのような人物かを推定する技術の研究に取り組んでいる。また、大学院での研究の傍ら、フリーランスとしてコンピュータビジョン技術の研究開発に従事している。専門:コンピュータビジョン、機械学習
2015年12月01日英Raspberry Pi Foundationは11月26日、シングルボードコンピュータ「Raspberry Pi Zero」を発表、同日より販売を開始した。より多くの人がプログラミングに挑戦できるように低価格化に焦点を絞って開発された製品で、価格は5米ドル/4英ポンド。また雑誌「The MagPi」の12月号に付録として付けられる。Raspberry Pi ZeroはボードサイズがModel A+の半分の65×30ミリで、高さは5ミリ。Raspberry Piシリーズでは最小の製品になる。SoCはBroadcom BCM2835。ARM11コアで1GHz動作のCPUを備え、メモリは512MBのLPDDR2。オリジナルRaspberry Piよりも40%高速になっており、「Raspbianで動作し、Scratch、Minecraft、Sonic Piといった人気アプリケーションを全て使用できる」としている。インターフェイスは、micro-SDカードスロット、mini-HDMIソケット、micro-USBソケット、40ピンGPIOヘッダなど。
2015年11月27日マウスコンピューターは11日、Intel Core i3-6100搭載のミニタワー型デスクトップPC「LUV MACHINES」シリーズ、スリム型デスクトップPC「LUV MACHINES Slim」シリーズを販売開始した。直販サイトなどで取り扱い、価格は税別54,800円から。○「LUV MACHINES」シリーズミニタワー型デスクトップPC「LUV MACHINES」シリーズのIntel Core i3-6100搭載モデル。OSやストレージ種類の違いで、計4モデルを用意する。標準構成となる「LM-iH410E」の主な仕様は、CPUがIntel Core i3-6100(3.70GHz)、チップセットがIntel H110 Express、メモリが4GB、ストレージが500GB SATA3 HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)、光学ドライブが非搭載、電源が80PLUS BRONZE認証の350W電源。OSがWindows 10 64bitなど。主なインタフェースはPS/2×1、Gigabit対応有線LAN、DisplayPort×1、USB 3.0×2、USB 2.0×4、D-Sub×1、DVI×1など。本体サイズはW170×D403×H360mm。この構成で価格は税別54,800円。○「LUV MACHINES Slim」シリーズスリム型デスクトップPC「LUV MACHINES Slim」シリーズのIntel Core i3-6100搭載モデル。こちらも、OSやストレージ種類の違いで、計4モデルを用意する。標準構成となる「LM-iHS300E」の主な仕様は、CPUがIntel Core i3-6100(3.70GHz)、チップセットがIntel H110 Express、メモリが4GB、ストレージが500GB SATA3 HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が80PLUS BRONZE認証の300W電源。OSがWindows 10 64bitなど。主なインタフェースはPS/2×1、Gigabit対応有線LAN、DisplayPort×1、USB 3.0×2、USB 2.0×4、D-Sub×1、DVI×1など。本体サイズはW100×D393×H364mm。この構成で価格は税別56,800円。
2015年11月11日PFUは11月11日、第5世代Intel Coreプロセッサ(開発コード名:Broadwell)を搭載した産業用途向け組み込みコンピュータ3製品10モデルをラインアップに追加したと発表した。今回発表されたのは、PCI Express(PCIe) 3.0(×16)スロットを1つ備えた小型組み込みコンピュータ「AR2100 モデル120K」およびPCIe 3.0(×8)スロットを2つ備えた小型組み込みコンピュータ「AR2200 モデル120K」、そしてシステム オン モジュールの最上位モデルとなる「AM120 モデル215K」の3製品で、AR2100 モデル120KならびにAR2200 モデル120Kは、それぞれ「Core i7-5850EQ」「Core i7-5700EQ」「Core i5-4400E」「Celeron 2000E」の4モデルが提供される。また、AM120 モデル215Kは「Core i7-5850EQ」ならびに「Core i7-5700EQ」の2モデルが提供される。これまで同社は、組み込みコンピュータの高性能化を実現する「EtherCATカード」や「高速メモリ共有カード」といったPCIe対応インタフェースカードを、「AR8300シリーズ」や「AR4400シリーズ」といった比較的大型な筐体向けに提供してきたが、より小型な筐体でもこうしたカードを搭載したいというニーズが高かったことから、AR2100 モデル120KならびにAR2200 モデル120Kを開発したとする。筐体サイズはAR2100 モデル120Kが「Atom E3800ファミリ(Bay Trail-I)」を搭載した「AR2100モデル100J」とほぼ同じで、奥行きが40mm伸びただけとするほか、AR2200 モデル120Kは電源を筐体内に収めた関係から、それよりも横幅と高さが若干高くなっているとする。このほか2製品ともに、USB 3.0は6ポート、LANは標準で3ポート搭載、RS-232Cを2ポート搭載し、映像出力もDVIとアナログVGAの2系統を搭載している。また、OSとしては従来のWindows 7 Professionalに加え、Windows 10 IoT Enterpriseにも対応するとしており、IoTゲートウェイやセンサからの情報収集コントローラとしても活用可能だとする。一方のAM120 モデル215Kは、COM Express Type6に対応したモジュールで、ECCメモリやUSB 3.0、DDR3L-1600へのサポートが施されているほか、Iris Proグラフィックス(Core i7-5850EQモデル)を活用することで、高速なグラフィック機能を利用することも可能となっている。なお、AR2100 モデル120KおよびAR2200 モデル120Kは2016年3月より出荷が開始される予定としているほか、AM120 モデル215Kは2015年12月より出荷が開始される予定としている。主な適用分野としては、いずれも工作機械や医療機器、半導体製造装置、半導体試験装置などとしており、同社ではAR2000シリーズ全体で今後3年間で5万台の販売を目指すとするほか、AM100シリーズも今後3年間で10万台の販売を目指すとしている。
2015年11月11日マウスコンピューターは9日、Windows 10 Mobile搭載スマートフォン「MADOSMA Q501A」を正式発表した。2015年内に出荷予定で、価格はオープン。予想価格は現行機種に準じる予定。なお、現行の「MADOSMA Q501」は税込33,800円で直販されている。現行機となるWindows Phone 8.1 Update搭載スマートフォン「MADOSMA Q501」とハードウェアは同等ながら、搭載OSをWindows 10 Mobileとした製品。また、現行機「MADOSMA Q501」のOSアップグレードサービス(有償)も年内に受付開始し、アップグレードの適用完了後順次返却する。アップグレード料金は税別3,000円で、これに加え片道送料が必要。なお、ユーザー自身によるOTA経由でのOSアップグレードでは、料金は発生しない。こちらは準備ができ次第、同社サポートページで告知される予定だ。本体の主な仕様はCPUがクアッドコアのMSM8916(1.20GHz)、メモリが1GB、ストレージが8GB、ディスプレイが約5インチのIPS液晶で、解像度が1,280×720ドットなど。内部にMicroSIMスロットを備え、Band 1(2,100MHz)、Band 3(1,800MHz)、Band 19(800MHz)の3バンドによるLTEネットワークのほか、3GネットワークとしてBAND 1(2,100MHz)、8(900MHz)、19(800MHz、Band 6を含む)をサポートする。無線LANはIEEE802.11b/g/nに準拠し、Bluetooth 4.0にも対応。本体サイズはW142.8×D8.4×H70.4mm、重量は約125gとなる。
2015年11月09日マウスコンピューターは9日、Web通販サイト限定で展開する「冬のボーナスセール」を開始した。240GB SSDとHDDを標準搭載したデスクトップPCなどを特別価格で販売するほか、旧モデルのPCを値引きして提供する。現在時点で終了日時は未定となっている。セールで販売するモデルの一例として、デスクトップPC「LM-iG460S-SH2」は、CPUがIntel Core i5-6500(3.20GHz)、メモリがPC3-12800 8GB、ストレージが240GB SSDと1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 950、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が500W 80PLUS SILVER認証。OSはWindows 10 Home 64bitの構成で99,800円(税別)から。同じくデスクトップPC「MDV-GZ7700B-SH2」は、CPUがIntel Core i5-6700(3.4GHz)、メモリがPC3-12800 16GB、ストレージが240GB SSDと2TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が500W 80PLUS SILVER認証。OSはWindows 10 Home 64bitの構成で129,800円(税別)から。さらに15.6型ノートPC「MB-T720S-SH2」は、CPUがIntel Core i7-4710MQ(2.5GHz)、メモリがPC3-12800 8GB、ストレージが256GB SSDと1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960M、ディスプレイが15.6型の非光沢(ノングレア)、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。OSはWindows 10 Home 64bitの構成で139,800円(税別)から。17.3型ノートPC「MB-W830S-SH2」は、CPUがIntel Core i7-6700HQ(2.6GHz)、メモリがPC3-12800 16GB、ストレージが240GB SSD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960M、ディスプレイが17.3型の非光沢(ノングレア)、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。OSはWindows 10 Home 64bitの構成で149,800円(税別)から。15.6型ノートPC「LB-F551X-SSD2」は、CPUがIntel Core i5-6200U(2.3GHz)、メモリがPC3-12800 8GB、ストレージが240GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 520、ディスプレイが15.6型の非光沢(ノングレア)、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)。OSはWindows 10 Home 64bitの構成で89,800円(税別)から。13.3型ノートPC「LB-J761S-SSD」は、CPUがIntel Core i7-5500U(2.4GHz)、メモリがPC3-12800 8GB、ストレージが240GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが15.6型の非光沢(ノングレア)、解像度が2,560×1,440ドット、OSはWindows 10 Home 64bitの構成で99,800円(税別)から。
2015年11月09日マウスコンピューターは22日、Windows Phone「MADOSMA Q501」用のクリアケースを発表した。同日より販売開始し、直販価格は税込1,980円。「MADOSMA Q501」の背面に取り付けられるクリアケース。本体カラーを活かせるポリカーボネート素材の軽量ケースで、滑りにくい加工が施されている。背面下部にはスピーカー用のホールを設置する。「MADOSMA Q501」は、Windows Phone 8.1 Updateを搭載したSIMフリースマートフォン。6月18日に発売しており、主な仕様はCPUがクアッドコアのMSM8916(1.20GHz)、メモリが1GB、ストレージが8GB、ディスプレイが約5インチのIPS液晶(1,280×720ドット)など。
2015年10月22日マウスコンピューターは5日、Web通販サイト限定で展開する「秋の大感謝祭!!」セールの第2弾を開始した。第1弾に続いて、240GB SSDとHDDを標準搭載したデスクトップPCなどを台数限定で販売するほか、BTOメニューで選べるパーツ類も2,000円~10,000円の割引価格となっている。現在時点で終了日時は未定となっている。台数限定セールモデルの一例として、デスクトップPC「LM-iH410B-SH2」は、CPUがIntel Core i5-6500(3.20GHz)、チップセットがIntel H110、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが240GB SSDと1TB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が350W 80PLUS BRONZE認証。OSはWindows 10 Home 64bitの構成で79,800円(税別)から。同じくデスクトップPC「LM-iG460X2-SH22」は、CPUがIntel Core i7-6700(3.40GHz)、チップセットがIntel H110、メモリがPC3-12800 16GB(8GB×2)、ストレージが240GB SSDと2TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が500W 80PLUS SILVER認証。OSはWindows 10 Home 64bitの構成で129,800円(税別)から。さらに「MDV-GZ7700B-SH2」は、CPUがIntel Core i7-6700(3.40GHz)、チップセットがInte Z170、メモリがPC4-17000 16GB(8GB×2)、ストレージが240GB SSDと2TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が500W 80PLUS SILVER認証。OSはWindows 10 Home 64bitの構成で139,800円(税別)から。11.6型ノートPC「LB-C240B-SSD2」は、CPUがIntel Celeron N3150(1.60GHz)、メモリがPC3-12800 4GB(4GB×1)、ストレージが240GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが11.6型HD(1,366×768ドット)。OSはWindows 10 Home 64bitの構成で49,800円(税別)から。14型ノートPC「LB-B420BN-SSD2」は、CPUがIntel Celeron N3150(1.60GHz)、メモリがPC3-12800 4GB(4GB×1)、ストレージが240GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイが14型HD(1,366×768ドット)。OSはWindows 10 Home 64bitの構成で同じく49,800円(税別)から。
2015年10月05日マウスコンピューターは、クイズに答えると同社製11.6型モバイルノートPC「LuvBook C」シリーズが当たる「モデルリニューアル記念!クイズに答えて モバイルノートパソコンを当てよう!」キャンペーンを開始した。応募期間は10月1日16時から11月1日23時59分まで。応募者の中から抽選で1名に、240GB SSD搭載の11.6型モバイルノートPC「LuvBook Cシリーズ」をプレゼントするキャンペーン。当選発表は11月10日で、当選者のみ応募時に記載したメールアドレスに通知される。賞品発送は11月下旬から12月上旬を予定。キャンペーン期間中、Webサイト「マウスコンピューターファンサイト」内のキャンペーンページにて、クイズとアンケートに答えることで応募できる。詳しくは、キャンペーンページを参照のこと。
2015年10月02日いいよねっとは17日、トレーニングのデータ収集に的を絞った米GARMIN製のサイクルコンピュータ「Edge 520J」を発表した。10月15日から発売し、価格は36,000円(税別)。プレミアムハートレートセンサーやバイクスピードセンサーなどが付属するセットモデルも用意し、こちらの価格は49,800円(税別)。トレーニングなどのデータ収集を目的としたサイクルコンピュータ。新機能として、走行履歴管理サイト「STRAVA」に対応。ここで管理公開されている仮想レースコース「セグメント」を本体に転送しておくことで、コースでのトップ走者や過去の自分と仮想のレースが行える。走行後にデータをアップロードすることで、全体走者の中での自分の順位も確認できる。これまで計測が困難だったFTP値(機能的作業閾値)も、日頃の走行から算出可能だ。IPX7の防水性能を持ち、2.4GHz帯の無線LANに対応。屋内トレーニングをより効率的にするため、「FE-C(Fitness Equipment Control)」に対応した。FE-C対応のローラー台とはANT+接続が可能で、ワイヤレスで負荷の調整が行えるようになっている。GPS機能は3測位対応の高感度タイプを内蔵し、GPS、GLONASS、みちびきという衛星をサポート。電源は内蔵の充電式リチウムイオンバッテリで、最長駆動時間は約15時間、履歴や記録の確認時間は約180時間。インタフェースはANT+Sports、2.4GHz帯無線LAN、Bluetooth、microUSB。本体サイズはW49×D73×H21mm、重量は60g。
2015年09月18日マウスコンピューターは6日、"Skylake"こと第6世代Coreプロセッサと、DDR4メモリを搭載したデスクトップPCの販売を開始した。直販サイトなどで取り扱い、価格は税別149,800円から。Skylakeは、14nmプロセスの第6世代Intel Coreプロセッサ。Broadwellと同じ14nmプロセスを使いつつも、より高速に動作する。今回発売するのは、Core i7-6700KとZ170 Expressチップセット、GeForce GTX 960グラフィックス搭載のタワー型PC「MDV ADVANCE」シリーズ2モデル。いずれもOSにはWindows 10 Home 64bitを採用する。○MDV-GZ7700B「MDV-GZ7700B」は、16GBメモリ、1TB HDD搭載のモデル。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700K(4.00GHz)、チップセットがIntel Z170 Express、メモリが16GB PC4-17000、ストレージが1TB SATA3 HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブなど。電源は80PLUS BRONZE認証の700W電源。この構成で、価格は税別149,800円。○MDV-GZ7700X-SH「MDV-GZ7700X-SH」は、32GBメモリ、M.2規格の512GB SSD+2TB HDD搭載のモデル。主な仕様は、メモリが32GB PC4-17000、ストレージが512GB SSD(M.2、PCIe x4)+2TB SATA3 HDDとなる以外は、上記の「MDV-GZ7700B」と同等。この構成で、価格は税別229,800円。
2015年08月06日マウスコンピューターは22日、1年間のデータ復旧サービスを付帯したHDDをPC注文時のBTOオプションとして販売開始した。PC1台につき最大2台までデータ復旧サービス付きHDDを選択できる。価格は、1TBが5,900円、4TBが15,900円、6TBが28,900円(いずれも税別)。データ復旧サービス付きHDDは、HDDのデータトラブルが起きた際に、購入から1年間/1回限りで、データ復旧サービスを受けられるHDD。マウスコンピューターブランド、G-TuneブランドのデスクトップPCが対象となる。PC購入時に、BTOオプションとしてデータ復旧サービスが付いたHDDを選ぶ。一般的なデータ復旧サービスの場合、HDDの調査と確認で基本診断料が発生する。さらに、データ復旧料金として、容量に比例した追加費用がかかることが多い。しかし、データ復旧サービス付きHDDに入っているデータであれば、追加料金不要で、データ復旧を行い、対象HDDを代替品に交換した上で、ユーザーに返却してくれる。HDDのデータ喪失トラブルの原因として、ウイルス感染やOSの不具合、論理構造障害で読み取りができなくなる「論理障害」と、HDD自体に故障が生じる「物理障害」があるが、どちらの障害もデータ復旧サービスの対象となる。詳しくは同社Webサイトを参照のこと。
2015年07月22日英BBCは7月7日(現地時間)、2015 Make it Digitalイニシアチブの一環としてコーディング教育向けボードコンピュータ「BBC micro:bit」を提供するプロジェクトの詳細を明らかにした。英国ではプログラマー不足が深刻化しており、若い世代にデジタルスキルを身につけさせ、テクノロジ分野における次世代のパイオニアを育成するためにBBCはmicro:bitの提供に乗り出した。まずは最大100万台を英国内のYear 7(中学1年)の11歳~12歳に無償配布し、2015年後半には販売も開始する。micro:bitの開発・提供は以下の11組織を含む29のパートナーシップによって実現した。ARM: mbedハードウエア、SDK、コンパイラサービスBarclays: 製品流通elements14: 部品調達、製造管理Freescale: センサ、USBコントローラLancaster University: ランタイムMicrosoft: TouchDevelopツール、サービスホスティングNordic Semiconductor: プロセッサSamsung: AndroidアプリScienceScope: iOSアプリTechnology Will Save Us: デザインThe Wellcome Trust: 教育関係者向けサポートmicro:bitは5×4センチ (重さ:8グラム) のコンパクトなボードに、ARM Cortex M0 CPU (32-bit)、3軸の加速度センサ、デジタルコンパス、Bluetooth Smart、Micro-USBコントローラ、Five Ring I/O、5×5に配列された赤色LED、プログラマブル・ボタン×2などを備える。JavaScript、Python、C++、MicrosoftのTouchDevelop言語、ビジュアル言語BlocksなどをサポートするWebベースのエディタを使ってプログラミングし、クラウドでコンパイルしたプログラムをmicro:bitにダウンロードする。Webベースの開発環境はスマートフォンやタブレットでも使用でき、Bluetooth Smart Technologyに対応しているモバイルデバイスからはBluetooth経由で直接micro:bitにフラッシュできる。プログラムされたmicro:bitは単4型電池×2を電源に単独で動作するほか、USBやBluetoothでノートPCやRaspberry Pi、スマートフォン、タブレットなどに接続して外部デバイスとして機能させられる(Tetheredモード)。たとえばセンサーデバイスとして使用したり、音楽やビデオの操作デバイス(再生/一時停止/停止など)として使用できる。Tetheredモードではインターネットに接続できるため、IoT(Internet of Things)オブジェクトのように使うことも可能だ。
2015年07月08日6月18日に発売するマウスコンピューターの「MADOSMA」(MADOSMA Q501)は、Windows Phone 8.1 Updateを搭載した、日本国内用のSIMフリー端末だ。6月2日から、各量販店や直販サイトなどで販売予約を受け付けていたが、直販サイトでは初日に完売。その4日後に追加入荷分を販売した際も、すぐに完売となった。製品は量販店を優先に調整しつつ提供するため、18日に発売する量販店の在庫は「潤沢にあると言っていい」とのこと。価格はオープンで、本体のみの予想価格は税込33,800円となる。今回、発売に先駆け、同社代表取締役社長の小松永門氏が、「MADOSMA Q501」の開発経緯やこだわり、Windows 10も絡めた今後の展開などを紹介した。○MADOSMAはなぜ生まれたのか「MADOSMA」は、「人とPCは、もっと近づける」という、同社のPCメーカーとしての思想の延長線上から生まれたという。同社は2014年9月に発表した8型Windows 8.1 with Bingタブレット「WN801-BK」や、11月に発表した11.6型フルHDWindowsタブレット「MT-iPE1100WN」、スティック型PC「m-Stick MS-NH1」など、ここ1年でモバイル・小型系のPCの商品化を進めてきた。日本国内のスマートフォン市場の中でWindows OSの存在感は薄い。また、海外ではWindows Phone搭載スマートフォンやアプリが出回っている一方、日本のマーケット市場の進みは遅く、マーケットを創出するには「Windows Phoneが動く何らかのデバイスがあったほうが市場も広がる」と判断した。最もパーソナルな端末であるスマートフォンの開発で、Windowsをスマートフォンという大きな市場にも広げ、窓(Windows)を通じて、「もっとPCを身近にする」「PCの利用が広がっていく」ことを期待するという。○MADOSMAが目指したものWindows Phone 8.1 Updateを載せる「MADOSMA」の特徴は、「一言で言うと、PC・タブレットとの親和性が高いことに尽きる」。スタート画面のカスタムやSNSの一元管理が行えるなど「最もパーソナルな端末である」こと、Office系アプリと特に高い親和性がありサポートも充実する「ビジネスで使える」こと、共通のUIや設定が利用できる「複数デバイスで統一された環境を実現できる」こと、この3点が大きなポイントとなる。この中で、特に「複数デバイスでの統一された環境を実現できる」という点については、同社が最も重視した点であるという。実際の画面に現れるインタフェースが、PCやタブレット、スマートフォンで共通となるほか、同一Microsoftアカウントによるデータや一部アプリの共有、設定の共有は、PCを使うユーザーにとっても高い親和性があり、「PCをもっと身近なものにする有効なデバイス」だと判断して開発を進めたとする。開発においては、ストアアプリの細かい文字化けやフォントの問題が苦労したポイントとなった。製品を出していく上で改善を重ね、アプリ提供者とも協力してスムーズな表示を進めている。また、戦略的な価格設定については、「この価格だと買えないよね、とならないよう、できる限り手に入れやすい価格とした」という。Windows Phoneは、2011年8月に、富士通がau向けに「IS12T」を発売して以来、国内では新製品が発売されていない。馴染みの薄いWindows Phone 8.1 OSなだけに、ハードウェア面では意図しない動作が発生しないことを目指した。Windows 10も視野にいれ、動かないことがない、ということに主眼をおいて開発が進められた。○商品・仕様面のこだわり仕様面では、保護フィルムや16GB容量のmicroSDカードが付属する点がポイント。バッテリは着脱可能で、バッテリパックもオプションで用意した。他社との差別化として、「PCメーカーならではのサポート」を提供する。PCと近い動作をするWindows Phoneのサポートを、PCに詳しい自社スタッフがサポートすることで、早期の問題解決を図る。また、ユーザーサポートを担当する同社の「埼玉サービスセンター」では、「MADOSMA」の即日修理も実行するほか、保証の延長や壊した時の保証など、複数のサポートをまとめた「安心パック」も、今後展開する予定だ。本体の主な仕様はCPUがクアッドコアのMSM8916(1.20GHz)、メモリが1GB、ストレージが8GB、ディスプレイが約5インチのIPS液晶で、解像度が1,280×720ドット。OSはWindows Phone 8.1 Update。本体にはMicroSIMスロットを備え、Band 1(2,100MHz)、Band 3(1,800MHz)、Band 19(800MHz)の3バンドによるLTEネットワークのほか、3GネットワークとしてBAND 1(2,100MHz)、8(900MHz)、19(800MHz、Band 6を含む)をサポートする。無線LANはIEEE802.11b/g/nに準拠し、Bluetooth 4.0にも対応。センサー類およびインタフェース類は、GPS/A-GPS、近接、光、加速度、電子コンパス、背面800万画素・正面200万画素のカメラなど。バッテリ容量は2,300mAh(取り外し可能)で、連続通話時間は約9時間、充電時間は3時間。本体サイズはW142.8×D8.4×H70.4mm、重量は約125gとなる。○Windows 10 Mobile搭載モデルも?「MADOSMA」シリーズの今後のラインナップとして、Windows 10 Mobileをプリインストールする5-7型の端末や、音声通話も視野に入れた4-5型のファブレットといった商品展開を予定する。説明会の会場では、Windows 10 Mobileを搭載した「MADOSMA Q501」も参考展示されていた。小松氏は「PCに軸足をおいてきたが、今後はWindows Phoneという新しいセグメントも含め、すべてのセグメントで商品を展開していきたい。PCからWindows Phoneまでシームレスにサポートし、今回発売する『MADOSMA』でもっとPCを身近に、PCが広がっていくことを期待している」と改めて強調した。
2015年06月17日