東京・西荻窪の路地裏にある、オーダーメイドの小さな帽子工房『シャポーヌ』。そのショーウィンドーを覗くと、サビ猫のクマーヌさんがひょっこり。シャポーヌの看板にゃんこ:クマーヌ(11歳)人間大好き!帽子工房のおしゃれな看板娘。「気が向くとここで外を眺めています。子供好きで、近所の子が窓をコンコンとすると寄っていくんですよ」と、店主の下重恭子さん。そんなクマーヌさんが下重さんのもとに来たのは、11年前のこと。若い時は工房内を縦横無尽に走り回って、すごくおてんばだったそうだけど、現在は落ち着いたレディへと成長。来客中の振る舞いは堂々たるもの。帽子の制作で余ったレースで作ったという首輪も、とてもお似合い。「首輪はいろいろあるんですが、クマーヌもまんざらでもない様子で。かわいいでしょ?(笑)」工房をのしのしと闊歩。お気に入りの場所を転々としながら、マイペースに過ごしている。すっかり大人になったとはいえ、「空腹時の圧がすごく強めで。仕事の邪魔をするそのアピールぶりに、いつも笑わされます」。「最初は熊っぽい感じだったので“クマ”と呼んでいたけれど、女の子だとわかって“ーヌ”を付け足しました(笑)」。ぽっちゃりボディがかわいすぎる!クラシカルでエレガントなものから、カジュアルやマニッシュ系まで。舞台やテーマパークのキャスト用を中心に、一般客向けにもオーダーメイドで帽子やヘッドドレスを制作する工房。お気に入りの帽子のお直しも受けている。東京都杉並区西荻北3‐8‐8TEL:03・6312・6184営業時間、休みは不定。訪問前には電話で連絡を。※『anan』2023年3月1日号より。写真・清水奈緒構成、文・野尻和代(by anan編集部)
2023年02月28日少しずつ春めいてきて、日頃インドアな猫好きさんも遠出したくなっていませんか?そんな人におすすめなのが、猫島への旅。「猫同士がじゃれあっていたり、何かに必死になる自然な姿を波の音をBGMに撮影し、観察していると幸せな気持ちになります」。そう語る猫写真家・沖昌之さんがお気に入りの4島を紹介。「島のルールやマナーを守りながら、楽しんでくださいね」春の気配に誘われて、猫の島へ。宮城県/田代島まずは猫神社を参拝してから!にゃんこLOVERのユートピア。コバルトブルーの海に囲まれ、風光明媚な自然が広がる島。「猫を大漁の守り神として祀った猫神社があるほど、島民は猫のことを大切にしています。早朝の仁斗田港では、漁師さんにもらった魚をくわえた猫が駆け足で走り抜けていく光景も。旅行者が気軽に立ち寄り、休むことのできる『島の駅』には、人懐っこい猫がたくさん住み着いているのでぜひお立ち寄りを。猫がずらっと並び昼ごはんを食べる光景は圧巻です。季節によっては、田代島で獲れたウニを使った塩うにおむすびや牡蠣の潮汁を味わうことができ、人間もグルメが楽しめますよ」。【ACCESS】石巻港の中央発着所から大泊港、または仁斗田港まで船で約40分。石巻門脇発着所から2つの港へは約30分。香川県/佐柳島(さなぎじま)ホステルに宿泊しながらのどかな島時間を満喫!南の本浦、北の長崎という2つの集落からなる、瀬戸内海に浮かぶ小さな島。お願いするとなくしものを見つけてくれるという言い伝えが残る天狗様を祀る大天狗神社と、近年は人懐っこい猫が多い島としても人気。「猫を撮影するなら、佐柳島の代名詞・三角の形をした小島をバックにすると映えます。宿泊するなら、廃校をリノベーションしたノスタルジックな佇まいのネコノシマホステルで。オーナーが作るお昼ごはんのカレーライスが絶品です。本浦集落からネコノシマホステルまで案内をしてくれる猫がいて、一緒に波の音を聞きながら歩く時間はたまらないです」。【ACCESS】多度津港から高見島経由、佐柳島本浦港まで船で約50分、長崎港まで約1時間。大分県/深島美しく豊かな自然の中で人と猫が仲良く暮らす。大分県の最南端に位置し、住民10数人と数十匹の猫が家族のように暮らす小さな離島。珊瑚礁に囲まれ、ムラサキオカヤドカリなど国の天然記念物も生息する、美しく自然豊かな島は、全体が国定公園に指定されている。「懐っこい茶トラ率が高く、茶トラ好きにはたまらない島。みんな避妊・去勢をされているので穏やかな性格のコが多く、島で飼われているニワトリとのレアショットが撮れることもあります。現在はリニューアルしていて休業中ですが、『でぃーぷまりん深島』の食堂や1日1組限定の宿泊施設では、地の魚を使った和洋折衷の料理がいただけます。ごはんが楽しみで何泊しても飽きません」。【ACCESS】蒲江港から深島まで船で約30分。熊本県/湯島島グルメも楽しみの一つ!ひとクセにゃんこと出会える島。天草と島原の真ん中くらいに位置し、島民より多いという猫たちがのんびり暮らす。1637年の「島原・天草一揆」の際、住民たちが戦略会議をしたことから「談合島」とも呼ばれる。「ほっぺぷっくりな大きな顔に細い目の、男らしい顔つきのオス猫がたくさんいる島です。みんなひとクセあって、性格もたまらなくかわいいコが多いんです。猫と出会えるスポットがあちらこちらに点在しているので、のんびりと島の景色を楽しみながらの猫探しが楽しめますよ。あとはおいしいものも充実していて、旅館・日の出荘の鯛づくしの晩ごはんはぜひ食べてほしい。冬の名物、湯島大根のステーキも絶品です」。【ACCESS】江樋戸港から湯島まで船で約25分。沖 昌之さん1978年、兵庫県生まれ。写真集『必死すぎるネコ』は多くのテレビ番組で紹介され話題に。シリーズ3作で累計8万部突破。18作目の写真集『日常にゃ飯事』が3月3日発売予定。Instagram&Twitter:@okirakuoki※『anan』2023年3月1日号より。写真・沖 昌之構成、文・野尻和代(by anan編集部)
2023年02月28日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第110回目は黒猫のカーリー(Kali)さま。いたずらが大好きな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.110猫さまの話をもっと聞かせて!カーリーさまはもうすぐ1歳になる女性猫さまです。カーリーさまが語ります。私のお気に入りのおもちゃは、靴下や紙のボール、ロープの先に魚がいる棒の切れ端です。飼い主は私にリードをつけて、森の中へ散歩に連れて行ってくれます。1日の多くの時間を寝て、起きている時は好きなことをして過ごします。 家の中の植物の土を掘り、ハエを追いかけてジャンプし、紙やカーテンを引っ掻くなど…。それでカーリーという名前が付けられました(カーリーとは、ヒンズー教の主神シヴァ(Shiva)の妃の邪悪な分身で、破壊と死の黒い女神です)。私は魚が泳ぐのを見るのが大好きなので、小さな水槽も持っています。いつもはカリカリと時々少しのパテを食べますが、カリカリのほうが好みです。おやつに関してはあまり貪欲ではありません。飼い主が何度かおやつを私の鼻先まで持って来てくれたのですが興味がありませんでした。いつもはキャットタワーかソファで寝ていますが、起きている時は窓の近くで、外で何が起こっているのかをよく観察します。飼い主は私のことを小さなコウモリのようだ、時には小さな愛の女神だとも言っています。飼い主から見たカーリーさま私は両親と一緒に住んでいた子どもの頃、猫を飼っていました。この小さなカーリーはここの家で生まれました。2021年10月にカーリーのお母さんを見つけました。その時は生後4か月くらいだったはずです。恋人に完全に捨てられた彼女を引き取ることになり、不妊手術をしていなかったので間もなく妊娠し自宅で出産することになりました。彼女は非常に若く、経験が浅く、最初に産まれた子猫の出産はスムーズにできましたが、次の子猫はそうではありませんでした。私と私の娘がそれぞれの子猫の胎嚢を開け、拭き、へその緒を切って、彼女が出産するのを手伝いました。彼女は母乳も出なかったので、私たちは子猫たちに哺乳瓶でミルクを与えました。母親にミルクを与えることによって、母親が授乳するように刺激したりもしました。私たちは、娘が飼いたいと思っていたカーリーのほか4匹の子猫を、手分けして家族それぞれで世話をしました。カーリーが私たちの生活に入ってきたのはこんな経緯があったのです。世話をしている間に非常に強い絆が生まれたので、カーリーを手放すことはできませんでした。カーリーは何事にも好奇心旺盛で、ハグも大好きです。彼女は私たちが行うすべてのことにとても興味を示し、私たちのすべての活動に参加するのが大好きです。彼女はとてもインタラクティブな関係(一方的ではない相互関係)を結んでいるのです。私たちのカーリーとの毎日は楽しいひと時であり、彼女が何かいたずらをすることは少なくなってきましたが、もしいたずらをしてもすぐに私たちは許します。カーリーは私の人生と意識にたくさんの愛、気配り、配慮、存在感、快適さ(ソファのスペースが少なくなりますが)を与えてくれています。――とにかくヤンチャなカーリーさまは隙があれば悪さをしているようです。もうすぐ1歳になるので少し落ち着いたとは聞いていますが、お茶目な表情を見るとなんでも許してあげたくなりますね。カーリーさま、今日は何を企んでいるのでしょうか?取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年02月25日飼い猫との日常をTikTokに投稿している、マーリー(marleymalin)さん。マーリーさんと猫による攻防の一部始終を収めた動画が、680万人の関心を集めました。ある朝、ぐっすりと眠るマーリーさんを、猫が起こしにきました。猫が鳴き声で呼びかけても、肩をゆすっても、眠ったままのマーリーさん。しびれを切らした猫は、とうとう…!@marleymalin Nothing like waking up to cat fur in your nose #catsoftiktok #FastTwitchContest ♬ original sound - Marleyマーリーさんの顔の上にライドオン!猫は最終手段に出ますが、やっぱり起きる気配がない、マーリーさん。猫はあきらめてしまったのか、眠り続けるマーリーさんの顔の上に、どっしりと座り込んでしまいました。【ネットの声】・「動け、動け、動いてよ!」と、猫の声が聞こえてきた気がする。・勝ち誇ったかのような、たたずまい…。「起きて、ご飯をちょうだい」ということなのかな。・当たり前のように、飼い主の顔の上に座るの、かわいすぎる。それでも起きない飼い主さんも強い!このほか、「うちの猫も毎朝同じことをしてくる」「うちでは一晩中、部屋のドアの前で仕掛けてくるよ」など、猫と人間の『戦い』で盛り上がるコメントも。人間の立場からすると、「もう少し寝かせてよ…」という気持ちも分かります。今朝も、あるいは今夜もどこかで、睡眠をめぐる対決がおこなわれているのでしょうか…![文・構成/grape編集部]
2023年02月23日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第109回目は白茶トラのトム(Tom)さま。半野良からイエ猫になった猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.109猫さまの話をもっと聞かせて!トムさまは5歳の男性猫さまです。トムさまが語ります。朝、飼い主達が起きるまでじっと待っています。飼い主が起きたらご飯を食べ、二度寝して、窓辺で鳩を観察します。それから、遊んで寝て、毎日毎日飼い主とこの家の息子に撫でられまくり、幸せに暮らしています。1日2回くらいは家中を暴走します。寝る時は、飼い主か息子のベッドの足元が居心地良いので、気分に合わせて選んでいます。飼い主はもっと上まで来てほしいと言っていますが…。食事は『ロイヤルカナン』のドライフードと、朝晩『Almo Nature』のウェットフード(マグロ)です。このマグロはとても美味しく、これが出てくる時は飼い主の言うことをなんでも聞きます。犬みたいに、おすわり・お手・おかわり・立ち・クルクルを毎回披露します。芸達者でしょう。でも、体重が6キロあって体格がいいので、食事には気を付けています。チャームポイントは、むっちりプリプリのお尻です~(洋ナシ体型)!大好きな居場所はベッドの上、キャットタワー最上階です。冬は暖房の前の猫用ベッドの中に陣取ります。大好きなおもちゃは“カシャカシャブンブン”。ぬいぐるみなどは全く興味がありません。猫じゃらし系でよく遊びますが、少しすると飽きてしまうので、次のおもちゃをいつも要求しています。知らない人でも駆け寄ってゴロゴロすりすり。誰が来てもピンポンが鳴れば玄関にお出迎えに行きます。郵便配達や電気工事のおじさんにも愛嬌を振りまいています。本当に人間が大好きで、他の犬も猫も好きです。友達のトラーは今までにお試し期間の1泊を入れて3回、バカンス時に一緒に生活しました。僕は優しい性格なので、すぐにトラーを受け入れました。でも、ここのテリトリーは僕のもの。「親分顔」になりトラーが少しでも僕のお気に入りの場所に入ったりすると、仁義なき戦いのテーマと共に現れ、首根っこを咥えて教育的指導をしました…。猫界の掟も守らなきゃいけません。年齢的にも体重的にも僕が上なので、トラーは大人しくしています。僕がトラーの毛づくろいをずっとしたり、世話役になっているので、お互いの飼い主は安心しているでしょう。オス同士は関係性が難しいとみんな言っていますが、トラーが素直な性格をしているからだと思います!また遊びに来てほしいと、バカンス時が待ち遠しいのです。飼い主から見たトムさま猫を飼うのはトムが初めてです。先代犬が亡くなって、私も当時11歳の息子も無類の動物好きのため、寂しくて保護猫のアノンス(掲示板)でトムを見つけました。2019年に亡くなった先代犬がジェリーだったので『トムとジェリー』から名付けました。飼う条件は、アパート暮らしが苦ではない、子どもが苦手ではない、犬に対して恐怖心を持たない(犬の匂いが家にまだ残っていると思ったため)等でした。すぐにトムが見つかり、アソシエーションまで会いに行き、あれよあれよという間に即決でした。ご縁ですね。トムが1歳2か月の時でした。トムは飼い猫として生まれたはずなのに、何らかの理由でお家に入れてもらえず半野良となり、寂しくて道端で通りがかりの人に愛情を求めてずっと鳴いていたのを保護されました。私が引き取る5か月ほど前のことだそうです。当時のトムの写真を持っていますが、今と全く違って本当に寂しそうに見えます。その写真を見るたびに、胸が締め付けられます。身勝手な人間のせいで辛いめにあったのに、人間を嫌いにならないでいてくれて感謝の気持ちしかありません。忘れられないのが、我が家に来て一晩経った翌朝、私のベッドに来て顔中ずっと舐めてくれたこと。まぶたあたりは痛かったのですが、まるで「ありがとう」と言ってくれているようでした。しかし外での生活がトラウマになったようで、今でも外が怖いようです。アパート暮らしなのでその点は不幸中の幸いとなっています。トムと私は脳天気なところが似ていると思います。トムが私のことをどう思っているかは、いつも話しかけると目を細めてうっとりしてくれるので少しは愛されていると信じています。一緒にいるともう毎日が楽しくて…、つい一緒にダラダラしてしまいます。犬のほうが感情表現が豊かだと思っていたのですが、猫もこんなに表情が豊かだとは思っていませんでした。時々しきりに「ニャーニャー」何かを訴えてくるのですが、私が分からないと「だめだこりゃ」という感じですごすごと去っていくのが面白いです。あと写真にもありますが、おじさんみたいに座っているポーズが得意で笑えます。ジャンプに失敗したときなど、まるでなにもなかったかのように「いや、別にジャンプしたかった訳じゃないし」とでも言いたそうに毛づくろいしているときなど、息子と笑いをこらえています。17歳半まで生きた愛犬を看取った時のように、もちろんトムも最後まで責任を持って1日でも長く一緒に暮らしていきたいと思います。家族でもある動物の死はとても辛いものです。しかし、同時に命とは何かを考えさせてくれ、そして彼らが生前に人間に与えてくれたことの大きさに気づきます。そういった経験をさせてくれる動物達に感謝したいと思います。この先トムが老いて、介護が必要であろうとオムツ生活になろうと、傍にいて彼の猫生を最後まで見届けたいと思っています。―――前回この連載#106に登場したトラーさまもスポット参加です。バカンス中にお互いの猫さまを預かりっこの良い関係を築いています。もともと犬派だった飼い主もトムさまの魅力にメロメロですね。半野良を体験したトムさまはここに来たお陰で、毎日がイキイキとしていて満足そうでした。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年02月22日2月22日は猫の日です。フランス在住のカメラマン松永学さんによるananwebの人気連載『フレンチ猫さま』で特に人気のあった5名の猫さまを紹介します。あどけない子猫さま、イケメン猫さま、お利口猫さま、後ろ姿がすごい猫さま、芸術的な猫さま…個性豊かでモフモフな猫さまたちに癒されましょう。7か月のおてんば子猫さまアルバは7か月の女性猫さま。家に戻るのは気が向いた昼間だけのようです。私は5人きょうだいで、ある家の庭で生まれ、そこではアルバと呼ばれていました。2か月の時、今の飼い主が小さなメス猫がほしいと、私が家族に選ばれました。他にもふたり女の子がいたのですがなぜ私を選んだのかはわかりません。飼い主の仕事は獣医なので何か考えがあったのでしょう。まだここにきて5か月ですが、ここの住人たちは会えば必ず相手をしてくれます。でも私は毎日ほとんど外で生活しています。ここは南仏なのですが周りに外で遊ぶ猫が多いんですよ。気候は冬でもそんなに寒くならないし、遊び場所もたくさんあります。たまに生まれた実家に帰って、きょうだいにも挨拶します。夜はきょうだいと一緒に狩りに出かけます。明るくなってから、ネズミや小鳥をくわえて自分たちの家に戻ります。収穫は飼い主へのプレゼントです。驚かれたり褒められたりします。※ 取材・文Manabu Matsunaga※ 2022年2月22日配信生後7か月のイケメン猫さま飼い主の母の友人のところで、この夏たくさんの子猫が生まれました。ひとりの子猫がメインクーンの多指症であることがわかったときに、生物学の学生だった飼い主はこのチャンスに飛びつきました。いま、セスは生後7か月の男の子です。初めて飼い主に会った時、彼女は僕の兄のほうに興味がありました。そんなことがわかりながらも、美人さんだったので僕のほうからアタックしました。膝の上に飛び乗り甘えたのです。まだ小さなゴロゴロ音しか出せませんでしたが、アピールするのに十分だったのでしょう。それに僕のゴールデンアイは、愛情光線がたくさん発射できるのです。僕は外の世界にとても興味があり、外出することや人と会うのが好きで、とても活発なんです。飼い主はどっちかというと僕とは真逆な性格で、僕が来てからは彼女の人生は以前よりずっと活動的になったようです。※ 取材・文Manabu Matsunaga※ 2022年2月23日配信リードなしでお散歩できる男性猫さまタマさまは14歳の男性猫さまです。1年前にパリ郊外の小さな家に引っ越してきました。2階建てで、リビング、キッチンのあるベランダが地下にあり、大きな寝室が上の階にあります。小さいけど庭もついています。僕はテニスコートの近くに捨てられてからすぐに発見され、飼い主が私を引き取りました。僕の得意技はリードなしで田舎道を散歩できることです。道行く人がみんなビックリしますよ。狩りが上手で、野ネズミや小鳥を捕まえて持ち帰ります。社交的で近所で工事があると見に行くので、みんなからは現場監督と呼ばれてます。※ 取材・文Manabu Matsunaga※ 2022年9月10日配信後ろ姿は黒猫なハチワレ猫さま黒が多めなカチュスさまは5歳の女性猫さまです。私は、1906年に建てられた元漁師の家に住んでいます。U字型の中庭と、裏庭があります。私の柄は、白よりも黒が多いので真後ろから見ると黒猫に間違われがちです。家の中で誰かが起きると私も起きて、1日が始まります。決まって毎朝6時から、暗くなるまで1日中起きています。朝、まずは外出をするように頼み、飼い主に「安全な首輪」を付けられ散歩に出ます。私がいじめられたり道に迷ったりするリスクを避け、自分のテリトリーに留まりながら散歩できます。時間が来たら定期的に食事をしに戻り、家を一周し、愛撫され、家の中に誰かがいる時は、遊んでと催促します。外で1日を過ごすことができるように、食べ物と水を外に用意してくれる時もあります。昆虫、クモ、鳥、などを狩るのが大好きです。夜になると寝るために家に帰ります。高いところにバスケットがあるキャットツリーで夜10時まで眠り、それから降りて場所を移動、2階の廊下にある小さなバスケットで一晩中眠ります。冬には、薪ストーブの前にあるコンバーチブルアームチェアに座り、飼い主と一緒にテレビを見てくつろぎます。※ 取材・文Manabu Matsunaga※ 2022年11月6日配信お目目がまあるい猫さまローリーさまは、もうすぐ3歳になる男性猫さまです。僕は、ワインで有名なボルドーで、大きなテラスが2つあるメゾンで暮らしています。朝は飼い主を起こして、それからテラスに出て、鳥を追いかけながら日光浴をします。そして、飼い主が家で仕事や勉強をしている間は静かに眠ります。起き出すと、基本的にどこでも飼い主につきまとい、1日中彼女を追いかけます。夜は飼い主と一緒に食事をし、少し遊んでから眠りにつきます。獣医の診断では、少しスリムになったほうがいいそうです。心臓に問題を抱えていて、太りやすい体質らしいのです。食事は、蒸しズッキーニのみじん切りと缶詰を合わせたものが中心ですが、満足しています。太陽が大好きなので、テラスのソファで寛ぐのは最高の時間です。見晴らしがよく、家の中を見渡せる場所です。料理をしている飼い主を見ることができるキッチンテーブルもお気に入りです。僕専用の昼寝をすることもできるバランスの悪い吊り橋も大好きです。得意なことは、人とのコミュニケーション。よく喋り、何百万もの異なる声のトーンを使い分け、何を望んでいるのかを伝えることができます。俳優のようだとも言われています。本物のようなネズミのおもちゃで遊ぶことがよくあります。 多分、このことが僕が「芸術的」と言われる理由です。たくさんのおもちゃのネズミを持っていて、飼い主の寝室の前に並べておきます。ボールだけでなく、小さな枝、ゴミ…、投げてもらえる全てのものをキャッチして飼い主のところまで持って行くのです。※ 取材・文Manabu Matsunaga※ 2022年12月18日配信猫さまは世界を救う猫さまの姿に癒されましたか?心を落ち着かせてくれた猫さまに感謝しながら、猫の日を過ごしましょう!まとめ構成・小田原みみ
2023年02月22日猫のサンちゃんとジョナくんと暮らす、長谷川ろく(hasegawa_roku)さん。掃除中、長谷川さんは見つけるとテンションがあがる、猫の『落とし物』があるといいます。「みなさんもそうでしょう?」と、自分と同じく猫と暮らす人に同意を求めたその落とし物とは一体…。猫の爪の抜け殻はすぐに捨ててしまいますが、ヒゲは特別!日本では、猫のヒゲはご利益があるといわれており、お守りとして取っておいたり、持ち歩いている人もいるでしょう。長谷川さんも例にもれず、掃除中にヒゲを見つけるとテンションが急上昇。愛猫に「ありがとう」と感謝するほどだといいます。猫を飼っている人ならではの『あるある』に、「我が家もです」と多くの共感の声が寄せられました。・私もヒゲを拾ったら毛玉ボールに刺して、コレクションしてます。・分かります!ヒゲを吸ってしまわないように、目を配りながら掃除機をかけます。・ヒゲはなんであんなに宝物なんでしょうね。掃除は定期的に行わなければいけないものの、やる気がでない日もあるでしょう。しかし、猫のヒゲを探すという目的があれば、がぜんやる気がでそうですね![文・構成/grape編集部]
2023年02月20日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第107回目はサイベリアンの茶トラ、クリームコートのプウシ(Poushi)さまとレッドコートのアキ(Aki)さまです。同時に引き取られた双子の猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.106猫さまの話をもっと聞かせて!プウシさまとアキさまは1歳半の双子の姉妹です。プウシさまとアキさまが語る自分たちのこと。私たちはパリ市内の7平米のバルコニーを備えた35平米のオスマン様式のアパートメントに住んでいます。平均的な1日は6時30分に起きて遊び、8時に朝ごはん食べます。その後、ひと眠りして身だしなみを整え、天気が良ければバルコニーを少し散歩します。12時にお昼ご飯を食べて、14時~18時はシエスタ、そしてバルコニーを散歩、18時に夕食を食べて、23時30分に就寝前の抱っこをリクエストして1日が終わります。主食はカリカリとパテですが、おやつは食欲をそそるチキンとチーズが入ったドライフードです。お気に入りの場所はそれぞれですが、アキは机で仕事をしている飼い主(パパ)の膝の上。プウシは旅行かばんの上、キャットツリーにあるバスケット、そして床の角度のあるコーナーです。大好きなおもちゃは、アキは装飾品(羽、糸)の付いた糸と玉。プウシはボール、箱の中で遊ぶのが大好きです。性格は、アキは怠惰で貪欲で食べることしか考えていません。プウシはおしゃべりで独占欲が強く嫉妬深いです。双子ですが、あまり似たところはないかもしれませんね。でも、毎日仲良く暮らしているのです。いつもお互い求め合っているので離れ離れにならなくてよかったねとよく話しています。飼い主から見たプウシさまとアキさま私は小さい頃からいつも動物に囲まれていました。私の夫は、アレルギーのため家族と一緒に動物を飼う機会がありませんでした。私の家族のヨーロッパ種の猫であるコスタ(2023年で13歳の女性猫)に会い、彼の願いはいつか生姜猫(茶トラ)を飼うことになりました。そこで2年前、私は夫に内緒で低刺激性のサイベリアン種のリサーチを始めました。課題はコートの色が赤であることでした。しかし、そのような猫がいるパリの近郊のブリーダーをなかなか見つけることができませんでした。12月の最後の週、夕方に映画館に行く前に、生姜猫のサイベリアン種の子猫5匹 (オス2匹とメス3匹)の養子縁組の紹介を見つけました。私はすぐに、赤ではありませんでしたがクリーム色の毛並みの女性猫に気づきました。子猫の管理者からは、予約はできないと言われましたが、私の熱意を知って翌日の朝一番であれば、連れて帰ることができると約束してくれました。閉店まであと30分しか残っておらず、この機会を逃すわけにはいかないと思い、夫に連絡を取り、早急に写真を送って、状況を把握してもらいました。夫はすぐに小さなプウシに恋をしてしまった様子でした。その夜は猫の事で頭がいっぱいで、映画のあらすじはほとんど覚えていませんでした。翌朝一番に夫と2人でブリーダーを訪れ、小さなクリーム色の女性の子猫を迎え入れることが決まりました。夫がもう1匹飼ったらどうか?と言った時は驚きでした。その結果、30分ほど様子を観察し、どのきょうだい猫がプウシと一番楽しそうに遊んでいるかを確認しました。それは赤毛の女性猫で、すぐにアキと名付けました。アキ(日本語で秋)は、赤毛の色と生年月日を考慮してつけました。長い毛のプウシの由来は、ほこりを集める長い毛があるため、ホコリ取りというアクションにちなんだ、かわいい名前をつけました。2匹は私達に、責任、楽しみ、融和、愛を全て同時に持ち込んでくれたました。プウシはお腹にカールがあり、ふわふわの長い絹のような毛並みです。アキは小さな顔で、ピンク色の足をしていて、満足するととても愛情深くなる性格です。どれをとっても世界最高の2匹と一緒になれたのです。彼女たちにとって私たちは「食品の流通業者」で、「できれば私たちをかわいがってください」、「今すぐハグしてください」という要求程度なのかもしれませんが、これからも2匹同時に溺愛したいと思っています。――猫アレルギーのある猫さま好きカップルが、ついに猫さまとの生活を手に入れた幸せなお話が聞けました。いつも猫さまのことを考えていたので、ラッキーにもプウシとアキに出会えたのです。彼女の夫の満足顔が想像できますね。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年02月18日猫の体に顔をうずめ、思いっきり息を吸うことを指す言葉、『猫吸い』。猫好きが行う愛情表現の1つとして、知られています。Twitterユーザーの、ちとせ(@inunonekochan)さんが飼う、ボンちゃんという名の犬は大の猫好き。特に一緒に暮らす、ねこちゃんという名の猫のことが、好きで好きでたまらないようです。ある日、「好き」という気持ちを抑えきれなくなったのか、ぼんちゃんは『猫吸い』をするために、ねこちゃんに近づきます。ボンちゃんは、強い愛を伝えたくて、ねこちゃんの頭をパクっ!大胆にも、口の中に入れようとします。しかし、ねこちゃんはボンちゃんに対して、こんな行動に出ました。ねこちゃんが好きすぎるあまり口に含もうとして怒られた pic.twitter.com/mHNWgF2irv — ちとせ (@inunonekochan) February 3, 2023 ボンちゃんの頭をパンチ!ねこちゃんは、ボンちゃんの『猫吸い』が許せなかったのか、怒ってしまったようです。Twitterには「私も、猫にスリスリしていたら、鼻を噛まれたことがありますよ」と、ボンちゃんに同情する声もありました。ねこちゃんに叱られてしまった、ボンちゃんですが、険悪な関係にならず、今も仲よく遊んでいます。確かに、かわいい猫になら、何をされても嫌いにはなれないですよね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月16日写真から、インタビューから、あふれる猫愛無料で読める電子雑誌を発行する株式会社ブランジスタメディアは、表紙・巻頭にトリンドル玲奈さんを迎え、電子雑誌「マドリーム」Vol.48を公開いたしました。「マドリーム」Vol.48表紙:トリンドル玲奈さん■ 「マドリーム」Vol.48トリンドル玲奈さん「毎日、しあわせ。猫との暮らし」 「マドリーム」は、日本最大級の不動産情報サイト「LIFULL HOME’S」と共同で発行する、20代後半~40代の男女に向けて自分らしさを大切にしたライフスタイルを指南するウェブマガジンです。おうち時間を充実させたい方や、住む街を探したい方に役立つヒントが満載です。「猫との暮らし」がテーマの最新号には、幼い頃からいつも猫がそばにいたというトリンドル玲奈さんが登場。猫と自然に寄り添ってきた暮らしについてお話を聞きました。撮影は、モデル猫の「うにこ」と一緒に。最初は緊張気味だったうにこが、だんだんとトリンドルさんと仲良くなり、最後にはぴったりと寄り添っていました。■ 表紙・巻頭グラビア・インタビュー/トリンドル玲奈さん NHK総合1で放送した痛快共感型コメディー「ワタシってサバサバしてるから」にて主人公のライバル役を演じたり、多くの雑誌の表紙を務めたりするなど、多方面で活躍中のトリンドル玲奈さん。ペットショップではなく知り合いから譲り受けるなど、自然な形で猫と出会い、暮らしてきたそうです。トリンドルさんが思う猫と犬の違いや猫のデレデレ行動など、猫愛あふれるインタビューをぜひ本誌にてご覧ください。「マドリーム」Vol.48インタビュー:トリンドル玲奈さん「マドリーム」Vol.48インタビュー:トリンドル玲奈さん■ 第一特集:“猫派”の私の住まい方暮らしの実例で見る「猫も人も幸せな2つの部屋」 「マドリーム」Vol.48:“猫派”の私の住まい方そばにいるだけで幸せをくれる猫。猫と人が心地よく住むにはどうしたらいいのでしょう。3匹の猫と外猫4匹と暮らすひ~こさんのお部屋には暖かそうな暖炉が。猫が自由に行動できるよう考え、整えられているのはhihaさんのお部屋。猫と暮らすヒントが詰まったお部屋実例をご紹介します。■ 第二特集:いま住みたい街「猫のように路地裏散策を楽しめる街西荻窪・常滑・尾道編」 街に住む人のインタビューやスポット紹介を通して、街の魅力を切り取る特集。今回は猫のように散策できる街がテーマです。路地の魅力的なショップ巡りが楽しい西荻窪(東京)、招き猫の生産量日本一の常滑(愛知)、漁港や路地で猫との出会いが待つ尾道(広島)の3つの街をご紹介。「マドリーム」Vol.48:いま住みたい街■ プロに聞く:猫と人との快適空間づくり&トレンドアイテム3 猫と人は、そもそも別の生き物。お互いがストレスなく暮らすヒントはあるでしょうか。住宅用建材でいち早く「ペットとの共生」を考え、商品化してきた大建工業のショールームへ伺い、快適な空間づくりのヒントと人気のアイテムを教えてもらいました。「マドリーム」Vol.48:猫と人との快適空間づくり&トレンドアイテム3<株式会社ブランジスタメディア会社概要>URL : 本社所在地:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20-4 ネクシィーズスクエアビル代表者:代表取締役社長井上秀嗣株式会社ブランジスタメディアは、株式会社ブランジスタ(東証上場6176)のグループ企業です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月14日この度、株式会社アトリエミラネーゼが運営する猫好きさんの為の宝石店[猫の宝物](福岡県久留米市、代表:石井)は、猫好きさん達へいつでもどこでも猫を感じられる、とにかく可愛すぎる猫モチーフのペンダント、婚約指輪と結婚指輪の新作を猫の日(※)2月22日に発表。予約受付を開始いたします。(※)猫の日、2月22日水曜日:猫の鳴き声「ニャン ニャン ニャン」となる日本の「猫の日」は、16年目になっております。一般社団法人ペットフード協会が制定。このペンダントで、カップル~結婚へ(晩婚化、少子化)の一助になれば幸いです。エンゲージリングはもちろんの事、ご夫婦には、周年記念でお揃いに。猫の日 猫好きさんの為の宝石店[猫の宝物] 外観■記念イベント令和5年2月22日(水)午後2:22 ご予約受付開始営業時間:10:00~17:00★水曜日、定休日ですが営業致します。【店舗概要】店舗名 : 猫の宝物所在地 : 福岡県久留米市東町1-41アクセス: 西鉄久留米駅徒歩3分営業時間: 10:00~17:00 予約制URL : 猫の日 ニュースリリース ペンダント オープンニャンコ猫の日 ニュースリリース ペンダント オープンニャンコmini猫の日 ニュースリリース ペンダント オープニャンコW■新ラインナップ・ペンダント価格は上から264,000円 198,000円 440,000円※リング類は、画像データ、PDFデータ ご参照 2月22日(ニャーニャーニャー)猫の日に向けて、動きまわっております。2月22日がなぜ猫の日と呼ばれているのか…みなさまはご存じでしょうか?Wikipediaより1987年に愛猫家たちが集った「猫の日実行委員会」と一般社団法人ペットフード協会が制定した日であり、2月22日である理由は「222」が猫の鳴き声に近いことから、語呂合わせで決められたといいます。語呂合わせということは、なんとなく分かりますが、そのような実行委員会があるとは存じ上げませんでした…お恥ずかしい。この猫の日に多くの企業が猫に関するイベントやキャンペーンをやっておりますが、当店でももちろん便乗しちゃっています。■HISTORYこの街と同じように、流行を発信する存在でありたい 世界にひとつだのお洒落なリングをつくりたいこうして[アトリエミラネーゼ]はスタートしたのです。それからずっと、ご注文をお受けしてから全てを制作するオーダーメイドのジュエリーを作り続けてきました。決して楽な道のりではありませんでしたが、私の想いにたくさんのお客様が共感してくださいました。2004年オープンで創業21年目を迎え、10,000組以上のジュエリーを手掛けさせて頂きました。お客様の一人ひとりに接していく中で、その方の個性や感性、夢や希望を共有し“イメージ以上のものを形にする”のが私の使命だと信じ、そのための努力は惜しまず続けてきました。そして一生大切にしてほしいから…20、30年後を見据えたジュエリー作りを心がけているのです。私にできるのはお客様の想いをカタチとして残すこと。私にとって、お客様の喜ぶ笑顔が見られる時が一番幸せな瞬間です。また新しいお客様との出会いを楽しみにしています。取締役社長 藤本 十萌猫好きさんの為の宝石店[猫の宝物] 公式サイト 公式Instagram 公式Twitter 公式Facebook 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月13日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第106回目は茶トラのトラー(Tolah)さま。長時間のお留守番を頑張っている猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.106猫さまの話をもっと聞かせて!トラーさまは1歳半の男性猫さま。トラーさまが語ります僕はパリ市内のピガール地区のアパルトマンに住んでいます。周りは繁華街で、賑やかな界隈です。僕の平均的な1日を紹介します。朝飼い主と一緒に起きて、朝ご飯にカリカリをちょっと食べた後、ボール投げや玩具で遊んでもらいます。飼い主が仕事に行くので、19時くらいまで家で一人で留守番をします。飼い主が帰ってきたら、夕飯はパテとカリカリを半分ずついただきます。留守中は時々イタズラしたり、窓辺にあるキャットツリーの上や籠の中のフワフワな毛布に乗って庭に来る小鳥や鳩を観察します。そして昼寝をします。たくさんのおもちゃがあるので、留守番&ひとり遊びもへっちゃらです。キツネの小さな人形がついたもの、生まれた時から一緒の小さなハリネズミのぬいぐるみ、段ボールで作ってもらったモグラたたきなどが相棒です。でもでもやっぱり飼い主にオモチャを投げてもらって、くわえて持ち帰って誉められるのが一番嬉しいかも。飼い主から見たトラーさまとは私の家には、私が生まれた時から猫が2匹いました。母が飼っていた女性猫のチャッピーと捨て猫だったちびこです。ちびこは14歳、チャッピーは20歳で亡くなりました。トラーは初めての男性猫で、遊ぶときの攻撃が女性猫より強いようです。うちにやってきた経緯は、友人の実家の飼い猫ライチが子猫を産み、引き取り手が3か月経っても見つからず引き取ることになったからです。私の母は大学生の時にトラーと全く同じ柄の茶トラ猫を飼っていました。階段からボールを落として、ダダッと階段を駆け下りてボールを取りに行くなど、今のトラーと同じように賢い猫だったそうです。女性猫はクールなところもありますが、男性猫は単純な感じです。そこが可愛いポイントでしょうか。一番楽しかったのは、生後3か月ちょっとで我が家に来て、子猫から子ども猫へ成長していく過程を見れたことです。ジャンプ力がついたり、知恵がついたり、植木をほじくってみたり、好奇心のかたまりで、どんな出来事も楽しく、これが一番楽しいということが決められません。ちょっとつり上がったアーモンド型の目と、のっしのっしと歩いてくる時の前脚、しっぽの下からのぞくドーナッツみたいなふぐり(いまはもうないのですが)、ちょっと四角い後ろ頭、キレイなシマシマ模様の入った背中から続く尻尾…かわいいなぁ、と感じるチャームポイントがたくさんあります。夏休みの間などにお互いの家を行き来する友達猫トムとも相性が良く、トラーはお兄ちゃんができた感じでまとわりついたりしています。性格は人懐っこく、イタズラ好き。賢くて甘えん坊で、かまってもらいたがり。私にとって最高の相棒です!――フランスでは長いバカンス中にお互いの猫さまを預かり合いするケースが多いです。でも絶対相性は必要!トラーさまの友達のトムさまは、おっとり構えた歌舞伎役者風の面立ちが可愛い猫さまです。人懐っこくて、例えば工事現場のおじさんとかにもバリアーを作ったり隠れたりせずに、スーッと寄って撫ぜてもらったりしています。懐が深い猫さまです!トムさまは今後この連載にも登場してくれる予定です。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年02月12日3匹の猫と暮らす、ネコランド(@NEKOLAND13)さん。人間と同じように、猫もそれぞれ性格も好みも違うものです。3匹ともなれば、日々、さまざまな発見や楽しさがあるでしょう。ある日、猫のエマちゃんが見せた行動にネコランドさんは驚いてしまったといいます。本当に目の前にいるのは猫なのかを疑ってしまうほど、これまで見たことがない、猫らしからぬ動きだったのですから…。猫ってこんなだっけ??笑 pic.twitter.com/ZwJZY5vYzV — ネコランド (@NEKOLAND13) February 11, 2023 この時、飼い主さんは何かおもちゃを持っていたわけでもなく、エマちゃんを驚かすようなこともしていなかったといいます。それにもかかわらず、急に不思議な姿勢でジャンプしてきたため、飼い主さんは、驚きと笑いが同時にこみ上げてきたとのこと。動画は反響を呼び「ムササビみたい」「一体なんだこれは」と多くのコメントが寄せられました。・必殺技の練習中だったのかもしれない。・すごいジャンプ力だ…!・何、今の!?中に人間でも入っているのかな…。本当に猫?長く一緒に暮らしていても、まだまだ知らない面が出てくるもの。これまで見たことのないジャンプをしてみせたエマちゃんの謎もまた、深まるばかりです…!また、ネコランドさんは愛猫たちの様子をYouTubeで公開しています。気になった人は、こちらもご覧ください。ねこらんどch[文・構成/grape編集部]
2023年02月12日こんなに不器用な猫は、見たことない…。愛猫の、ある行動を見て、そんなつっこみを禁じ得なかったという、飼い主(@wannyan_jp)さん。体のかゆいところを後ろ脚でかこうとしていた猫ですが、その行動は違和感しかないものでした…。こんなに不器用な猫は、見たことない… pic.twitter.com/eFznaGZ0bX — わんにゃんハウス (@wannyan_jp) February 9, 2023 かけてないし…届いてすらいないよ…!お腹のお肉か、それともモフモフとした豊かな毛が邪魔をしているのでしょうか。まったく脚が頭にとどいておらず、かすってすらいません!あまりにも不器用すぎる飼い主さんの愛猫は、多くの人の笑いを誘っています。・なんで?どーして!?笑いが止まらない!・うちの子も同じです。「あれ?」って不思議そうな感じで、結局私がやってあげます。・あとちょっとで届くのに!気付いてー!ただ空振りをするだけの後ろ脚が、見ていて切ない動画。飼い主さんいわく、ほかの猫よりも体がかたいというわけではないそうなので、かなりの不器用さんなのでしょう。この後、見かねた飼い主さんが代わりに体をかいてあげている姿が目に浮かびますね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月10日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第104回目は茶トラのクルミ(Kouloumi)さま。抱き心地が最高な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.104猫さまの話をもっと聞かせて!クルミさまは2歳半の男性猫さまです。クルミさまが語ります僕は2020年の夏の暑い日に生まれました。僕のお母さんは黒猫と僕のような模様の猫を産んだらしいですが、小さい頃だったので兄弟か姉妹かはわかりません。飼い主はパリの広い地上階のアパルトマンに住むようになって、僕を受け入れるようにしたそうです。生後3か月の時にここにやってきました。その時はコロナのロックダウン中で、朝から晩まで飼い主とべったり過ごしました。この家の寝室や書斎が中庭に面していて、それらの部屋の窓をしばらく開けて、中庭をお散歩することがあります。木もあってパトロールができるのです。たまに爪を磨いてみたりしています。外出時間は10分ぐらい。長い時でも1時間以内に家に戻ります。食事は無駄に太らないよう飼い主が勝手に気にして、グルテンフリーのカリカリを選んでいます。1日に3回と決まっていますが、いつも少しだけ残してしまいます。おかげさまでガリガリでも太っちょでもなく、ちょうどいい肉付き(抱いて柔らかくて気持ちいい程度 )に育っています。甘えん坊で、リモートで仕事している飼い主のそばにいつもいて、パソコン近くで暖をとります。ここが一番暖かいんです。それと飼い主の息子がスマホで動画を見る時はベッドでスマホホルダー的な役目もしています。飼い主から見たクルミさまとは私が小さい時、家には犬がいました。母は猫が苦手だったのですが、私はその時から猫を飼ってみたいと思っていました。6~7年前からは猫好きが高じて猫カフェ通いもしていました。ロックダウン前に今までの小さいアパルトマンから今の所に引っ越して、そろそろ猫を飼いたいと強く思い始めたのです。そんな時、知り合いのfacebookで猫を差し上げますという投稿を見て、これは今しかないと決心しました。クルミは、夜はベットルームに入ることを禁じられているのですが、日中はベッドルームに入ることができます。日中ベッドの上で相方がくつろいだり仕事したりしていると、よく一緒にごろんとくつろいでます。就寝の時だけですね、締め出されちゃうのは。朝は扉の前で私が起きてくるのを待っているようです。息子の部屋には出入り自由らしく、夜な夜な一緒に遊んでいるのかもしれません。息子も就寝時は部屋の扉を閉めて寝るようですが(つまりクルミは入れてもらえない)。クルミが来てからは、癒しと幸せがいっぺんにやってきて人生が変わりました。クルミは私の世界一可愛い猫!毛が柔らかくて抱き心地も良くて暖かい。こんな生活ができたことに感謝します。――コロナのロックダウン中に猫を飼う人が増えたと聞きます。家に監禁状態になった時、猫さまが癒しになったのは間違いないでしょうね。子どもの頃からの猫を飼う夢が叶って、飼い主は本当に目をキラキラさせて幸せオーラ全開でした。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年02月05日ユニコーンコンサルティング株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役:小林 玲王奈)はこの度、猫に関連する情報だけを発信するブログ型Webメディアの『猫の柄ブログ(R)』を開設しました。猫の柄ブログ(R)今後も、当メディアを含めた他のWebメディアも含めて、PWA化及び、各モバイルOS向けのネイティブアプリをリリースしていき、ライフスタイルに合わせて手軽に楽しむことができるコンテンツ作りを進めていきます。■会社概要所在地 : 東京都世田谷区等々力3-9-1 増澤ビル2F代表者名 : 代表取締役 小林 玲王奈資本金 : 9,500,000円事業内容 : Webサービス及びアプリ開発と運営、SNSライブスタジオの運営、2D及び3DCGコンテンツ制作Webサイト : Mail : atpress.press@unicorn-corp.co.jp ユニコブログ(R)【公式ブログ】 毎日が記念日ブログ(R) ユニコスタンプ(R) リンクリングミー(R)【アイコンメーカーWebアプリ】 ※「猫の柄ブログ」、「ユニコブログ」、「毎日が記念日ブログ」、「ユニコスタンプ」、「リンクリングミー」は、ユニコーンコンサルティング株式会社の登録商標です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月01日猫は、飼い主が発する単語をある程度理解しているといわれています。秀(@hide_pau)さんと暮らす猫のレオくんも、単語を聞き分けている様子。秀さんいわく、「ご飯」や「お水」などが含まれる言葉に反応を示すそうです。レオくんが反応する言葉の中でも、秀さんが特にキュンとしているであろう言葉は…。ゲームに限らず通話が終わるとだいたいこれ pic.twitter.com/sf7NnVHkad — 秀連載中 (@hide_pau) January 30, 2023 通話しながら、オンラインゲームをしていた秀さん。電話を切る時の言葉なのか、声のテンションなのかは分かりませんが、レオくんは通話が終わるタイミングで秀さんに甘えに来るのです!「待ってました!」といわんばかりに、一目散に秀さんのもとへ駆け寄るレオくん。きっと、電話の後なら、たくさんかまってもらえることを熟知しているのでしょう。健気なレオくんの姿に、心が和みますね。[文・構成/grape編集部]
2023年01月31日「どうしてそうなった!?」@rinmugi03030901さんがTwitterに投稿した写真を見れば、みなさんもこんな声を上げてしまうかもしれません。投稿者さんいわく「じわじわくる」という1枚の写真。思わず笑いがこみ上げてくる、こちらの写真をご覧ください!ちょっとwwwwその格好じわじわくるからwww pic.twitter.com/Pg18zVMfTX — りん麦豆豆 (@rinmugi03030901) January 25, 2023 写っているのは、投稿者さんの家で暮らす、猫の黒豆ちゃん。秒針の動きが気になり、壁掛け時計に向かってジャンプしてしまったようです。黒豆ちゃんは、予想以上に足場が悪くて焦ったのかもしれません。バランスを取るために必死になっているような表情と体勢に、ついつい笑ってしまいますね!その後、黒豆ちゃんは無事にソファに着地したのだとか。投稿には、さまざまなコメントが寄せられていました。・じわじわどころじゃない!声を出して笑ってしまった。・忍者みたい。・表情から必死さが伝わってくる!運動神経抜群ですね。・めちゃくちゃウケました。壁掛け時計までジャンプできるなんて、猫の身体能力の高さには、改めて驚かされますね。ベストショットともいえる黒豆ちゃんの写真に、多くの人が笑顔になったことでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年01月30日現在放送中のアニメ『久保さんは僕(モブ)を許さない』は、存在感ゼロのモブ男子・白石純太とクラスメイトの“ヒロイン級”美少女・久保渚咲が織りなす、思春期スイートコメディ。久保を演じる花澤香菜さんは二人の関係がなんとも愛らしいと話す。自分たちの気持ちにまだ気づいていない、二人の青春に自分自身を重ねていた。「白石くんはクラスで目立たない上に、その場にいるのに先生から点呼の際に名前を呼ばれなかったり、コンビニのドアが反応しなかったり(笑)。傍から見れば可哀想なんですけど“僕はそういうタイプだから”と受け入れている。そんな白石くんが気になる久保さんは、いろんなことを仕掛けるんです。ある時は膝に乗って、またある時は恥ずかしい言葉を浴びせて。そんな久保さんに翻弄されつつ、次第に人生を楽しむようになる白石くんが見どころです」この作品は単なるラブコメではない、と言う。それは二人が、まだ自分の気持ちに気づいていないから。「久保さんは白石くんに対する感情が恋愛なのかどうか、よく分かってなくて。白石くんの何気ない言葉に赤くなっちゃうんです。客観的に見れば“それは恋愛でしょ?”と思うけど、本人は全然気づいていない。そこが可愛いですよね」オープニングテーマ「ドラマチックじゃなくても」は、今作のために書き下ろされた楽曲。ウェットで瑞々しい歌声に、フルートやストリングスが優しい雰囲気を増幅する。「白石くんと久保さんのやり取りがすごく尊くて。こんな高校生活があったらなとか、いや忘れているだけで自分にもこういうことあったのかもなとか。学生ならではの時間が詰まっている作品なので、それを思い起こさせるような歌詞と、ちょっとノスタルジックなメロディが作品にピッタリだなと思っています」MVの監督を務めたのは山岸聖太さん。花澤さんの希望で決まった。「2019年に乃木坂46さんのMV『路面電車の街』でご一緒したことがあって。映画のような映像がとても素敵だったんです。絶対、山岸さんにお願いしたいと決めていました。今回のMVは思い出の場所を巡る内容。大切な時間・場所・人に思いを馳せて、なんでもないことが一番幸せなんだと感じてもらえるはずです」楽曲にかけて最近のドラマチックな出来事を聞くと、意外なエピソードが飛び出した。なんと自宅でトカゲを見つけたことだそうだ。「え?ドラマチックですよね?(笑)小さい頃から爬虫類が好きなので、テンション上がりました」少女のように無邪気に話す花澤さんだが、今年は仕事と私生活のバランスを上手くとれるようになりたいと語る。「不器用なタイプなので、毎日が全力投球だったんです(笑)。でも、最近は緩急が大事だと思うようになりました。アクセルを踏む時は思いっきり踏むけど、たまには休むことも大切。無理せず邁進したいです!」シングル『ドラマチックじゃなくても』。2月1日発売。表題曲は放送中のTV アニメ『久保さんは僕を許さない』オープニングテーマ。【初回限定盤(CD+BD)】¥2,200【通常盤(CD)】¥1,500(PONY CANYON)はなざわ・かな東京都出身。声優、歌手として活躍。『久保さんは僕を許さない』にはヒロインの久保渚咲役で出演。今年2月に東京、3月には大阪にて「HANAZAWA KANA Billboard Live 2023」が決定している。※『anan』2023年2月1日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・森 俊輔ヘア&メイク・宇賀理絵取材、文・真貝 聡(by anan編集部)
2023年01月29日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第102回目はキジトラのティーモ(Teemo)さま。飼い主との旅行が大好きな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.102猫さまの話をもっと聞かせて!ティーモさまは2歳半の男性猫さまです。僕は公共交通機関で働いている飼い主と一緒にパリで生活しています。一番の楽しみは飼い主の休暇に旅行をすること。飼い主の仕事上、交通機関は無料なんですよ。どうやら僕は家の中より外が好きなようです。飼い主は、僕のことを誰にでも優しくどこに連れて行っても楽しいと言ってくれています。家の中にいるときはキャットツリーで遊ぶことが多いです。ここに住み始めた時に記念で買ってもらった色とりどりのネズミで遊んでいます。食事は『PURINA ONE』のカリカリとズッキーニを混ぜたものが主食です。食後に水道から直接水をいただくと満足感に満たされます。自慢はお腹のヒョウのような柄模様!毛繕いも欠かせません。飼い主は僕のことをカワウソみたいだねというのですが、ヒョウと呼ばれたほうがかっこいいと思います。飼い主が語るティーモさまティーモ はパリ郊外で生まれました。彼が生まれたとき、彼と彼の兄弟はゴミ袋に捨てられていました。 その後、動物愛護協会に引き取られ、私たちはそれを協会のサイトで知り、彼を迎えることにしました。私たちは、毎日心から愛情を注ぎ込みましたが、彼が心を許してくれるのに1年ちょっとかかりました。ティーモとの一番の幸せの時間は休暇に一緒に旅に行くことです。ティーモは私たちにたくさんの愛と優しさを与えてくれるのです。―――ティーモさまのお腹の毛は立派ですね。フランスではヴァカンスの時期は多くの人が猫を連れて公共交通機関で移動しています。写真にあるバスケットを見かけたら中にティーモさまが入っているかもしれませんね。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年01月29日いろいろな性格の人がいるように、猫の性格もさまざま。いつも上機嫌で甘え上手な猫もいれば、その逆で素直に甘えられない猫もいるようです。カナダにある動物保護施設『Oromocto and Area SPCA』にオスの高齢猫が保護されました。ウェブメディア『The Dodo』によると、マックスという名前の猫はまるで、気難しいおじいさんのような性格なのだとか。マックスが何を要求しているのかを正確に当てられないと、スタッフたちはもれなくマックスの猫パンチをくらうことになるのです!そんなマックスの愛らしさも知っているスタッフたちは、「早く里親が決まってほしい」と願い、あるアイディアを思い付きます。それは…『マックスが誰かを叩かなかった日数』を表示すること。ケージに『俺が理由もなく誰かを叩いた日から2日が経った』という貼り紙を付けて紹介したのです!この貼り紙の日付の部分は常に書き換えられるので、マックスが誰かを叩いたらカウントはゼロに戻ります。『Oromocto and Area SPCA』はFacebookで、そんなマックスの写真を連日投稿しました。すると見た人たちが大笑い!マックスは一躍、人気者になったのです。投稿には「こういう猫が大好きだ!」「貼り紙に爆笑した」「こんなかわいい猫になら、喜んで猫パンチをもらうわ」「彼はただ叩きたいんだよ。それが理由だ」などマックスを擁護する声があふれています。スタッフの目論見どおり、これらの写真が注目を集めたおかげでマックスの里親希望者から続々と問い合わせが寄せられたとのこと。その結果、マックスにぴったりの里親が決まりました!猫が大好きなラリーサさんはマックスのことを知り、はるばるアメリカのケンタッキー州から迎えに来たそうです。ラリーサさんの家には4匹の先住猫がいて、現在マックスはにぎやかな家で暮らしています。「いつも不機嫌で気難しい性格の猫」と紹介されたら、家族に迎えたいと思う人はなかなか現れなかったかもしれません。マックスの個性的な性格をユーモアたっぷりにアピールする作戦は大成功でしたね![文・構成/grape編集部]
2023年01月26日幼い子供たちと複数の猫たちと暮らす、なみそ(@omochi_nam01)さん。ある日、小学生の娘さんが、次のようにぼやいていました。「猫たちが宿題の上に乗るから進められない」テーブルで宿題を進めていた娘さんですが、どうやら猫たちに邪魔されてしまったよう。宿題の上に乗られたら、進めることは難しいでしょう。その後、やけに静かになった娘さんの様子を、なみそさんが見に行くと…。「お母さ~ん、ネコ達が宿題の上にいるから宿題が出来ない~」とボヤいていた娘。 その後なんかやけに静かやな、と思ったらずっと吸い続けてて動かない。 pic.twitter.com/EjJGVzhO2T — なみそ (@omochi_nam01) January 20, 2023 娘さんは猫を退かすことなく、体に顔を埋めて呼吸をする『猫吸い』を堪能していたのです!目の前に寝転がる猫の誘惑に我慢できなかったのか、静かに愛猫の体のにおいを吸う娘さん。逃げることなく、娘さんを受け入れる猫にも、頬がゆるみますね。なみそさんが写真をTwitterに投稿すると、「うらやましい」「教科書に載っているような見事な猫吸い」「幸せしかない空間」などの声が寄せられています。宿題の合間、猫にリラックスできる時間をもらった娘さんは、より一層集中して宿題を進められた…かもしれません![文・構成/grape編集部]
2023年01月21日猫が室内を自由に移動できるよう、飼い主の中には猫用の小さなドアを設置している人も珍しくありません。人間を対象にした大きなドアや引き戸は、体が小さな猫が開けるには難しいもの。猫用のドアであれば、猫がストレスを感じることなく、室内を行き来させられるメリットがあります。ぬこー様ちゃん(@nukosama)さんもまた、愛猫のため、猫用のドアを設置しました。しかし、猫が猫用のドアを使って移動していたのは最初だけ。いつしか使わなくなってしまったといいます。そこで、飼い主さんは改めて猫用のドアの使い方を教えることに。果たして、猫はドアの使い方をマスターできたのか、それとも…ラストまで、動画でご確認ください。猫扉の使い方を教えてます。。。。 pic.twitter.com/21FVbGn06s — ぬこー様ちゃん@絵日記毎日18時更新 (@nukosama) January 20, 2023 まさかの、力技~!覚えることを放棄するのでもなく、猫用のドアを壊そうとするでもなく、猫は前脚を器用に使って、人間用のドアをこじあけます。最後はメリッと顔をねじこませ、無事、飼い主さんのもとに移動することができたのでした。人間用のドアを開ける愛猫に「なんでだよ」とツッコミを禁じ得ない、飼い主さん。動画を見た人からも、ツッコミのコメントが相次いで寄せられています!・もしかしたら、猫用のドアは、飼い主さんが使うものと勘違いしているのかも?・見知らぬ猫用のドアより、いつもの開け方のほうが楽だな…と、お猫様。・お茶、吹き出した!「なぜ」と思わずにはいられない行動ですが、その理由は、猫のみぞ知ること…。猫自身があえて人間用のドアを使っているのであれば、飼い主は見守ることしかできないのです![文・構成/grape編集部]
2023年01月20日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第98回目は白黒猫のタオ(Tao)さま。とにかく食いしん坊な猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.98猫さまの話をもっと聞かせて!タオは7歳の男性猫さまです。僕はパリ市内の狭いアパートに住んでいます。飼い主の趣味でレコード、本、DVDやBlu-rayで埋め尽くされています。僕の1日の生活を紹介します。朝、6時半頃ニャアニャア鳴いて家族を起こします(朝ごはんの催促)。その後、お腹が満たされたら二度寝。昼前11時頃にまたご飯の催促をし、昼~夕方まではノンストップでお昼寝。飼い主が家で仕事をしている場合は、パソコンの前に陣取ります。夕飯後は飼い主と一緒にソファーでくつろぎタイムです。もともと骨格の大きく、しっかりとした体型なのですが、食べる事が大好きで少々太り気味でした。数年前にアパート6階の窓から落ちて、腰を骨折し、お腹の皮膚が裂けるという重症を負いました。3度の手術を経て、現在は事故前よりも元気なくらいに回復しました。獣医さんから「歳をとった時に、この腰の傷がまた問題となるかもしれない。そのためにも体重を減らしたほうが良い」と言われ、食生活を変えました。以前はカリカリオンリーだったのを、魚もしくは鶏肉+野菜(キャベツ、ズッキーニ、ブロッコリーなどを細かく刻んで茹でたもの)をいただきます。獣医さんによると市販のカリカリやウェットは太るし添加物も入っているとのことなので最小限にとどめています。基本的にものすごく食いしん坊で好き嫌いもないので、野菜だけでも喜んでいただきますよ。ご飯の用意をしている飼い主がキッチンにいるときは、足もとにまとわりついておねだりをします。冷蔵庫を開けると、必ず頭を突っ込んで中を覗くので、いつか首を挟むのではと飼い主はヒヤヒヤしているようですが…。食事する際は、飼い主と同じテーブル上に座って、何かくれないかとじっと待ちます。朝ごはんに出るプレーンヨーグルトを少しもらいます。とにかく頭の中が食べる事でいっぱいの食いしん坊です。配達の人が来たりするとすぐに隠れる臆病者ですが、慣れると甘えるために出ていきます。お腹から下を触ると噛みつく凶暴さも持ち合わせていますが…。キャットタワーの最上階から外を眺めるのが好きです。冬になると飼い主の膝の上でずっと寝ています。ブランケットの中に入っている姿は、この家では冬の風物詩となりました。ファラフェルのもじりで「シャラフェル」と呼ばれています。飼い主から見たタオさまとは?父が大の動物好きで、実家で初めて猫を飼いました(父の愛猫)。今は東京に住んでいる姉も大の猫好きで、多い時には3、4匹飼っていたので、私が姉の家に滞在する時は猫天国でした。パリに来て、初めて自分の猫を飼いましたが、病気で1歳半の若さで旅立ってしまい、何年も新しい子を迎えることを躊躇していました。それでもやはり猫と暮らしたいと思い、パリ在住日本人コミュニティのアノンス(掲示板)で「子猫さし上げます」の書き込みを見て連絡しました。たくさんの白黒子猫の中から、夫がタオを見てピン!ときたらしく、すぐに決めました。なので、今のタオが自分の猫の二代目です。アノンスを出した日本人のかたは、日本に帰国されましたが、今でも連絡を取り合っています。エピソードというか毎日笑わせてくれるのが、夕食時に我々のテーブルに居座って何ももらえないと諦めてキッチンから出て行き、デザート時になると必ずまた戻って来ることです。キッチンのドアが軋んでキーキーと音がするのですが、タオが入って来る時に「キィ~」っと鳴るのが面白くてそのままにしてあります。ドリフのコント並みに毎回同じで笑えます。食事を終えてデザートに移行するタイミンをどうやってわかるのかが本当に謎です。日本語で「ごはん」という単語を完全に理解しています!聞こえるか聞こえないかぐらいのささやきでも、聞きつけて走って来るので、我が家では使用注意単語になってしまいました。夫(日本語を少しだけ話す仏人)とは、「GOHAN(ジェーオーアッシュアエヌ)」と発音してタオに悟られないようにしています。私たちのことを美味しいご飯を用意してくれる仲間と思っているに違いありません。あと、掃除機をかける時は家中の窓を開けるので、また転落事故が起こらないように部屋の中にいつも置いているケージに入れていたのですが、いつからか掃除機を出しただけで自ら入るようになりました。まぁ、どちらも特技と言えるほどでもありませんが…。疲れた時、落ち込んでいる時、タオの事を考えたり、帰ってふわふわの毛を撫でていると本当に癒されます。常に面白い行動を取るので(99%食べ物がらみですが)、いつも笑わせてくれる可愛い存在です。ーー瀕死の重症の後3回の手術をして、事故前よりも元気になったと飼い主は言います。食いしん坊のタオさまなので栄養のバランスも良く回復も早かったのでしょうね。今日もタオさまにはどんなご馳走が出てくるのでしょうか?取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年01月15日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第96回目は黒猫のブレイズ・エベーヌ(Breiz-Ebène)さまとぶち猫ミックスのトーキョー(Tokyo)さま。ヒトと幸せに生活する猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.96猫さまの話をもっと聞かせて!ブレイズ・エベーヌさまは13歳、トーキョーさまは2歳。共に女性猫さまです。ブレイズ・エベーヌさまインタビューブルターニュで生まれ、いつも住んでいるパリと定期的に行くブルターニュで飼い主と一緒に暮らしています。私は、一緒に育ってきたこの家の3人の子どもたちに囲まれ、子猫のころから美しい人生を歩んできました。今までいろんなことを経験してきました。生後6か月のときに3週間迷子になりました。飼い主は家の周りの通りに広告を出し、悲みにあけ暮れた毎日だったようです。ある日、私を見つけた人が小さな黒猫ではないかと飼い主に尋ねてきました。はい、私も飼い主もこの瞬間は最高の幸せでした。今は家族に囲まれて、シンプルで落ち着いた生活を過ごせています。可能な限り庭で日光浴をするのが好きで、季節によっては飼い主が植物に水をやるときホースの水が噴き出したところで涼むのが好きです。水が流れている音を聞くと、すぐに現場に向かって走っていきます。飲むか、水の流れの下に立つ。水がかかってもへっちゃらなんです。トーキョーさま私は、ブレイズ・エベーヌとは違ってここの家に仮住まい中です。路上で4名の赤ちゃんを産んで弱っていたところを今の家の人に保護されました。子ども達はすでに里子に出てしまいましたが、私も恋をした誰かに養子縁組されるのです。元々、人間から離れて生まれ育ったので、人と接する方法がいまひとつわかっていませんでした。いつも自分自身を隠したいと思っていたのです。しかし、日が経つにつれ、自分の幸福のためにこそここにいることを理解でき始めました。最近はここの家の人にも少し慣れてきて温かい生活を発見しました。飼い主から見たブレイズ・エベーヌさまとトーキョーさまは?私たちは、すでに彼女らの前に生姜猫(茶トラ)2匹を飼っていました。私の両親の家で生まれたきょうだい猫です。この2匹の猫は私の最初の「赤ちゃん」で、たくさん抱きしめました。その後、私の夫との間に子どもが3人生まれました。私たちの2匹の生姜猫は、私たちの家族の真のメンバーでした。私たちには3人の子どもと2匹の猫がいて、すべてが私たちにとって完璧でした。時を経て2匹の猫は1年おきに老衰で亡くなり、とても悲しかったです。私の悲しみが大きすぎて猫を「置き換える」ことができなかったので、猫がいない生活が始まりました。再び猫を愛することができると自分に言い聞かせるのに4年間かかりました。それからブレイズ・エベーヌがやってきました。成長期に重度の喘息発作を起こした彼女は、小柄で軽いままでした。彼女がぜんそくの発作を起こさないように、優しくしなければならないし、彼女が眠っているとき、呼吸が良いかどうかも聞く必要があります。彼女は私たち全員に、優しさをもって人生に取り組むことを教えてくれました。トーキョーは、野良猫として生活していたので、非常に警戒心が強い猫です。外で生き残ることを可能にしたのは、確かにこの警戒心です。彼女は今、家族として私たちと一緒に暮らし、私たちを信頼しています。外の様子のすべてが順調であることを理解すると、すぐに彼女は戻ってきます。それ以外は、家で一日中遊びたがる幸せな猫です。彼女はよく私たちの足元に来て、遊ぶことができるようになるまで私たちを見守っています。彼女の視線は私たちを愛で溶かします。最初、彼女は私たちをとても怖がっていました。彼女は子どもたちの世話をしなければなりませんでした。子どもたちはとても遊び好きで、臆することなく私たちのところに来ましたが、反対にトーキョーは、私たちの目や手から遠く離れて自分自身を隠したいと思っていたようでした。冬の真っただなかに屋根を与え、豊かな食事を与えて安心させ、彼女が疲れることなく4名の小さな子どもたちを育てることができるようにしました。それがあって彼女は私たちを信頼してくれました。今彼女は確かに、私たちが信頼できる家族であり、ここがリラックスできる場所だと考え始めているようです。いつの日か養子縁組に選んでくれる人たちと一緒に幸せになることを願っています。――飼い主はパリ北部と郊外で苦しんでいる動物の世話をしているアニメゴー協会の里親ボランティアをしています。猫、犬、うさぎ、鳥…すべての動物は平等だと言います。絶えず里親を見つけるまでいろいろな動物に愛情を込めて接する素敵な女性でした。ここから旅立っていく猫さま達はきっと幸せが待っていることでしょう。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年01月09日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第95回目は長毛赤茶のトラ(tola)さま。グルメなおじいちゃん猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.95猫さまの話をもっと聞かせて!トラさまは14歳の男性猫さまです。パリ郊外の小さな庭付き一軒家で、日本語の国語教師をしている飼い主とその家族と一緒に生活をしています。僕は今年15歳になります。巷ではもうおじいちゃん世代と言われています。ほぼほぼ一日中いびきをかいて寝ていると飼い主は言っていますが、それも健康の秘訣かもしれません。老体のうえ肥満気味なのでRoyal Canin Veterinaryの「Satiety Weight Management」と「Urinary S/O Moderate Calorie」をミックスしたものを食べています。お留守番のお礼には美味しい「almo nature」のチキンやツナ缶をもらうことがあるのですがこれはまた食欲をそそります。飼い主家族は長期間留守にする際、猫シッターさんに「ちゅーる」を預けます。それを知っている僕は、シッターさんにとことん甘えて隙を狙っています。おもちゃにはもう興味を示さなくなってしまいました。飼い主が心配して運動不足を解消するため、Amazonで高評価の猫じゃらしを買いましたが、「疲れるのでもう止めてくれ!」と言っています。人懐っこくて犬っぽいところもあります。何かお願いするときは「ウゥ~ワフッ!」と吠えて主張します。意外に臆病なところや、自立しているけど甘えん坊なところが、飼い主の息子と似ていると言われます。また、名前を呼ばれると飼い主のところまで行きます。まだ耳は遠くないですよ。そして、体を撫でられると喜んでお腹を出して「もっと撫でろ!」とねだります。昔から自分のことを猫ではなく人間だと思っていて、毎晩飼い主の隣で寝るときは、人間のように真っ直ぐに身体を伸ばして寝転がります。飼い主から見たトラさまとは?日本で子どもの頃飼っていたのは、ミミーとその子どものミーコ。その後が今我が家にいるトラです。フランスに来て間もなく、友達もいなくて仕事も始めていなかった頃、ご近所さんの知人宅に猫ちゃんがたくさん生まれて引き取り手を探していると聞き、ぜひに!と立候補しました。その後、生後1か月を待って我が家にやってきてくれました!2年前の夏に日本に帰省した時には、実家付近でまだ目も開いていない生まれたての子猫を保護して夏の間育てました。今はその子は実家の両親宅にいます。トラとのいちばん楽しかったエピソードを選ぶのは難しいですが…。たまに外でどうしようもなく汚くなって帰ってきたとき、お風呂に入れてあげるのは、疲れるけど楽しいイベントでもあります。すごく彼は嫌がりますけど。また、これは我が家のよくある光景ですが、猫が「トラ」で息子が「ソラ」なので、私がよく名前を呼び間違えます。または、トラを呼んでいるのに息子が「何ー?」と言ってやってきたりします。トラと一緒にいると生きる活力が湧いてきます。「この子がいる間は、私もここで頑張ろう」という気持ちにさせてくれるのです。私がフランスに来たばかりの頃は、何のために自分がこの国のこの街にいるのか、それは自分にとって意味のあることなのかよくわかりませんでした。でもこの子が我が家に来てくれたお陰で「ああ、そうだ、私はトラのためにここにいるのだ!」と彼の存在に心が救われました。この子は私にとって「フランス生活」そのものなのです。なので、この子との別れが来るときは私のフランス生活の終わりなのかな…と漠然と考えたりもしています。私がフランスで生きた証として、彼と共に過ごした時間をしっかりと心に刻みたいと思っています。小学一年生の国語の教科書に『ずーっとずっとだいすきだよ』という、男の子と飼い犬の友情と別れの物語があり、言葉にして「好きだ」という気持ちを伝えることの大切さが描かれています。私も、この物語の主人公の少年にならって、できる限り悔いのない別れが迎えられるよう、必ず毎日トラに「大好きだよ」「いつもありがとう」と愛情と感謝の気持ちを伝えています。――お話を聞いていると飼い主が大の猫好きなのが滲み出てきますね。トラさまはお年でも、食欲はあるしまだまだ元気な毎日を送って欲しいです。そして飼い主を勇気づける存在としてこれからも家族を見守っていてください。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年01月08日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第94回目はシャルトリュー種のナムール(Namour)さま。夏が楽しみな猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.94猫さまの話をもっと聞かせて!ナムールさまは5歳の男性猫さまです。僕は40㎡のアパートに飼い主と一緒に住んでいます。すべての部屋に自由に出入りすることができます。天井までの高さがあるキャットタワーがあり、そこはお気に入りの場所で爪研ぎもできます。窓の隣に設置されているので、リビングルームと外の両方を見ることができます。目覚まし時計が午前5時に鳴ったら、朝の抱擁のために飼い主に飛びつきます (飼い主の首に銃口を置くように、トップタイムで5分間喉を鳴らし続けます!)。ベッドでさらに5分間、叱りながらニャーと鳴き、起きない飼い主を刺激します。忍耐力がないので、朝食をもらうまでしつこいんです。穀物を含まないカリカリを毎日食べています。その後、飼い主からたくさんのキスをしてもらい、キャットツリーに落ち着きます。窓からは駐車場と隣人の庭を見守ります。屋根の上に巣を作るのが好きな鳥の訪問を楽しみにしています。夏はハエハンターになるのですが、残念ながら冬はハエがいません。飼い主が仕事から戻るときは、すでにドアの後ろで待っていることも多いのですが、時には素晴らしい形状で眠ってしまって帰宅に気づかない時もあります。飼い主が帰ってくると、まずは抱きしめてもらい、数日会わなかったかのような濃厚なキスが降り注ぎます。飼い主がソファに腰を下ろすまでそれが続くのです。それからは釣り竿とボールで飼い主と遊びます。その後、疲れ果ててハンモックで少し眠りにつきます。飼い主がシャワーを浴びた後、カーテンの後ろで出てくるのを待ちます。それからは僕の仕事、髪の毛のブラッシングをします!それは僕の役目です。夕食は飼い主と一緒に準備をします。夜は食べて遊んで、真夜中には飼い主をめがけてジャンプするのが大好きです。寝る時間になると、飼い主の足元に座って、ライトが消えるのを待ちます。朝と同じように飼い主の首元で喉を鳴らして、お互い安心して眠りにつくのです。飼い主から見たナムールさまとは?私はブリーダー経由でナムールに出会いました。彼が生後1か月のときに初めて会いましたが、その日のうちに契約をしました。そして、離乳した2か月後に迎えに行きました。最も楽しい思い出は最初の抱擁。彼の到着の翌日、私はソファに座っていたのですが、彼は私の首に落ち着き、眠りに落ちてしまいました。今まで、私は数匹の猫を飼ったことがありました。最初の猫は父から譲り受けた白色の小さなボール…私は彼をChatdouxと呼びました。私が5歳の時です。その後、5匹の猫を飼いました。Mémère、Prinsous、Ninie、Félix、Caffee。私たちが大切に世話をして、愛してきた路地猫たちです。私はいつも犬と猫のいる家に住んでいました。親と離れてアパートに引っ越すとき、アパートで飼える猫の情報をネットで探しました。アパートで暮らすには適さない猫を連れて、不幸にするなんて考えられなかったから。私はすぐにシャルトリュー種に魅了されました。 1年間ずっと検索をして、ある日、生まれたばかりのシャルトリュー種専用のブリーダーの広告をみつけました。すぐにメッセージを送信して所有者に連絡し、1か月以内に訪問する約束をしました。まず、ブリーダーは私に女性の子猫を抱かせてくれましたが、震えて動揺していました。次に小さな男性の子猫を抱かせてくれて、それがナムールでした!彼と愛情を育むのがふさわしいと感じました、彼はとても甘くてかわいく、私の手の平で眠りに落ちました。彼も私を選んだのだと思います。他にも6匹いたのですが、ナムール以外考えられなくなりました。そう!私たちはお互いを選んだのです!すぐに手続きをし、契約を締結しました。それから彼の母猫が教育し離乳させたのち、生後3か月のときに彼を迎えに行きました。私が初めて彼に会ったとき、私の髪に触れた印象があったのかもしれません。家での最初の夜から私の髪の毛のそばで寝たり、私の髪の毛のブラッシングが好きなのは、第一印象を今でも覚えているからではないかと思っています。ナムールは私の人生最高の愛です。そして彼もそれを知っています。彼が水を飲んだ後、あごに小さな水滴がついているのを見るだけで私は幸せになります。私の人生の最適なときに、彼がここにいてくれるのは、大きな意味があります。両親の死後、私は大きな空白を抱えていました。私には私の愛を与えられる小さな存在が必要でした。そんな時にナムールに出会ったのです。それまでの不安はこの小さな幸せで消え、人生が新たなものになったのです。――お互いを選んだ愛の物語を飼い主はたくさん語ってくれました。この飼い主とナムールさまの関係は美しすぎます。猫さまとの生活は、人間にとってかけがえのないものと納得しました。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年01月07日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第93回目は黒白ぶちのオリンぺ(Olympe)さまとキジトラのラクレット(Raclette )さま。旅好きな猫さまたちの物語【フレンチ猫さま】vol.93猫さまの話をもっと聞かせて!オリンペさまは5歳、ラクレットさまは1歳半、共に女性猫さまです。黒白ぶちのオリンペ姉さんが語ります私たちはバルコニーのないアパートに住んでいますが、リードをつけて共有の庭に散歩に出かけることができます。動物保護協会からの養子縁組でここにきた時は、まだほんの子どもでした。私は生後6か月、ラクレットは生後2か月半だった記憶があります。私たちが旅行に行くときは、一日中ずっと一緒に過ごします。一緒に歩き、旅行にピッタリなバックパックで休憩します。旅行中は周りで起こっていることすべてを見て、風景を楽しむことができます。家にいるときはラクレットと一緒に遊んだり、寝たり、食べたり、時には庭でリードをつけて歩けるように飼い主に頼んだりします。その役目は、姉である私の担当です。私の好物は粉チーズ、ラクレットはハムの脂肪と好みは違います。二人が好きなおやつはチーズや肉を詰めた肉ベースの無糖のスナック、これはとてもおいしいのです。家にいる時は、私たち専用の柔らかいバスケットにいることが多いです。小さな青いゴム製のおもちゃが私専用で、ラクレットは先端に羽が付いたスティックでよく遊びます。季節を通して飼い主達と一緒に旅をするのが楽しみで、冬は防寒しながら雪の日の旅行も楽しんでいます。飼い主から見たオリンペさまとラクレットさまとは?わたしたちの最初の猫がオリンペです。オリンペとの印象深い思い出は、彼女との最初の旅行です。バックパックでアルプスに行き、オリンペと会えて幸せだと感じました。ラクレットとの思い出に残る瞬間は、初めての長い旅行で、1時間半の車での移動でした。素晴らしい冒険の旅でした。アヌシー湖の近くで雪の中をハイキングしたのはいい思い出となりました。二人の性格は?オリンペは冒険好きな猫で、かなり静かですが、狩猟本能を維持しています。物事がうまくいかないとき、そばに来て寄り添い抱きしめてくれる彼女の能力は素晴らしいです。ラクレットはとても活気があり、遊び心のある探検家の猫です。私たちがそばにいるだけで安堵の表情をします。甘えっ子です。二人の特徴は?オリンペは黒白で、顎の下に白い斑点があります。靴下のような白い1本の足、マニキュアのように白い斑点がある1本の足をもっています。ラクレットはキジトラです。二人は私たちの子どもたちのようでもあり、完全に私たちの家族の一員です。子どものように接して私たちは楽しい時間を過ごしますが、二人の気まぐれも管理しなくてはなりません。複数の猫と一緒に暮らすということは、猫のニーズや欲求に応じてこちらも日々進化するので、私たちに新たな幸せ、愛、発見を次々と与えてくれるのです。――オリンペさまとラクレットさまはこの冬休みはどこで過ごすのでしょうか?二人とも小さい頃から旅好きなのは飼い主を信頼して築いた関係があるからなのでしょうね。また旅の報告を教えてほしいです。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2023年01月01日・見事な困り顔に、めちゃ笑った。おいしそうなチキン。・我が家の猫はローストビーフに引いています!・「えぇ…」って声が聞こえてきそうな表情。・自分と同じサイズだからね。ビックリしちゃうね。猫の、もなちゃんを飼い主(@monamofumofu)さんがTwitterに投稿した写真に、そんな声が続出しています。クリスマスのために、鶏1匹を使ったロティサリーチキンを購入してきた、飼い主さん。立派でおいしそうなロティサリーチキンを目の前にしたら、もなちゃんも目が輝きそうなものですが…実際の反応をご覧ください!ノリと勢いでコストコででっかいチキン買ってしまった…もなちが引いてる…☺️笑 pic.twitter.com/r3tNzfzQzI — もな (@monamofumofu) December 25, 2022 もなちゃんは、クリスマスのお祝いムードを飼い主と分かち合うどころか、引いた表情で、ロティサリーチキンから完全に目をそらしています!飼い主さんによると、このあと、もなちゃんは後ずさりをしていたとのこと。もなちゃんからすると、巨大な鶏肉は見慣れないもののため、警戒していたのかもしれません。こんな表情を見せられたら、クリスマスでどんなに気分が高揚していても「ごめん…」と謝りたくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2022年12月31日フランス在住のカメラマン、松永学さんによる、フランスの猫さま紹介!第89回目は、ローリー(Rory)さま。お目目がまあるい猫さまの物語【フレンチ猫さま】vol.89猫さまの話をもっと聞かせて!ローリーさまは、もうすぐ3歳になる男性猫さまです。僕は、ワインで有名なボルドーで、大きなテラスが2つあるメゾンで暮らしています。朝は飼い主を起こして、それからテラスに出て、鳥を追いかけながら日光浴をします。そして、飼い主が家で仕事や勉強をしている間は静かに眠ります。起き出すと、基本的にどこでも飼い主につきまとい、1日中彼女を追いかけます。夜は飼い主と一緒に食事をし、少し遊んでから眠りにつきます。獣医の診断では、少しスリムになったほうがいいそうです。心臓に問題を抱えていて、太りやすい体質らしいのです。食事は、蒸しズッキーニのみじん切りと缶詰を合わせたものが中心ですが、満足しています。太陽が大好きなので、テラスのソファで寛ぐのは最高の時間です。見晴らしがよく、家の中を見渡せる場所です。料理をしている飼い主を見ることができるキッチンテーブルもお気に入りです。僕専用の昼寝をすることもできるバランスの悪い吊り橋も大好きです。得意なことは、人とのコミュニケーション。よく喋り、何百万もの異なる声のトーンを使い分け、何を望んでいるのかを伝えることができます。俳優のようだとも言われています。本物のようなネズミのおもちゃで遊ぶことがよくあります。 多分、このことが僕が「芸術的」と言われる理由です。たくさんのおもちゃのネズミを持っていて、飼い主の寝室の前に並べておきます。ボールだけでなく、小さな枝、ゴミ…、投げてもらえる全てのものをキャッチして飼い主のところまで持って行くのです。飼い主から見たローリーさまとは?2回目のロックダウンの後、私は猫を飼う決心がつきました。まずはSPA(動物保護協会)に電話しましたが、その時点では引き取れる猫はいませんでした。それで、私は地元のブリーダーを訪ね、5匹の子猫と出会いました。ローリーは、私の周りを観察して、不思議そうにしていました。彼が私の猫になることは最初からわかっていました。すでに恋に落ちていたのです。私が最初にブリーダーを訪ねた時、ローリーは彼の兄弟とは違い、芸術的だと思いました。奇妙に聞こえますが、今はその理由がわかります。彼は非常に表現力が豊かで、多くの意見や要求を伝えられます。猫を飼っている私の友達は皆、人生でこのような猫を見たことがないと言っています。また、ローリーはとても勇敢な猫です。彼は室内猫です。とても高い場所にジャンプしたり、鳥を捕まえたりすることはできないと思いますが、自分自身の能力を信じていると思います。ブルターニュで森の中を歩いていた時、私たちの前に大きな犬が来ました。しかし、彼は決してうろたえることはなく、できる限りの怒った顔をして、犬に近づきました。私はびっくりしました。こういった場合、ほとんどの猫は恐れることが多いのですが、ローリーは犬や他の猫に会った時に後ずさりするのを見たことがありません。彼は人間に少し依存していますが、同時に独立しています。――怖いもの知らずのローリーさまは表情が豊かです。普段はまあるいお目目ですが、怒った顔もたくましくて愛らしいです。取材、文・松永学取材、文・Manabu Matsunaga
2022年12月18日