新商品先行発売イベントでバーチャルメイクを美容に関連したモバイルアプリを運営するパーフェクト株式会社は、バーチャルメイクアプリ『YouCam メイク』による来場者限定のバーチャルメイク体験を提供することを発表した。メイクブランドの「NARS(ナーズ)」は、ファッションブランドの「ERDEM(アーデム)」とコラボしたコレクション『ERDEM FOR NARS STRANGE FLOWERS COLLECTION』の数量限定発売に先がけて、阪急うめだ本店で特設イベントを5月9日から開催する。イベントの来場者は、撮影した自分の顔でバーチャルメイク体験を楽しめる。自分に似合う新商品を探そう!『YouCam メイク』 は、自撮りした自分の顔でバーチャルメイクができるカメラアプリである。リップ、アイライン、マスカラ、チーク、ヘアカラーなど、3D AR(拡張現実)技術を使用したリアルなメイクを試すことができる。同アプリは、App Store、Google Play ストアからダウンロード可能で、価格は無料となっている。店頭に設置するカスタマイズ版の『YouCamメイク』では、リップスティック、アイシャドーパレットなど全7アイテム・14種のうち、12種をバーチャル体験することが可能となっている。また、デザイナー(Erdem Moralioglu)へのインタビューなど、限定コンテンツを閲覧することもできる。(画像はプレスリリースより)【参考】※YouCam メイク&YouCam Perfectのアプリ制作会社Perfect Corp.※プレスリリースパーフェクト株式会社
2018年04月30日24時間、買って、作って、身に付けられる指輪 『JAM HOME MADE(ジャムホームメイド)』のベストセラー商品「名もなき指輪」。今回、リニューアルオープンした店舗では、オンラインで24時間気軽に購入できる環境を、24時間販売可能な自動販売機に置き換え、“いつでも買える”のネットの良点をリアルに置き換えています。その場で購入した「名もなき指輪」のキッドから、楕円に歪んだリングを芯棒に通し、木槌で叩いて真円に仕上げる…その作り上げる制作過程を夢中になって楽しめるだけでなく、一緒に作り合う相手との思い出にも特別な意味が生まれてきます。また、ただその場で作り合うことだけでなく、付属している南京錠を店頭のファサードに記憶として残せ、美しい思い出として存在させる仕掛けもあります。南京錠には、恋人同士、友達同士、指輪を作り合った者同士の名前だけでなく…「1人でNYに行く!」など、願掛けのような個人の想いを込めたものまで、幅広い用途で利用されていることが分かりました。 ヒトとアバターが共存する面白いショップ 店舗内に足を踏み入れると、一面白い壁に覆われており、棚にはユニセックスの財布や、自身のハンドクリームをつけるキャップアクセサリー、鯛焼きのペアアクセサリーなど、実用的なものから思わずクスッと笑ってしまうものまで、持ってて嬉しいアクセサリーなどが展示されていました。そして、リニューアルオープンした旗艦店の魅力は、「名もなき指輪」や商品だけではありません。『JAM HOME MADE(ジャムホームメイド)』のネットショップにアクセスしている人も、実店舗内にあるプロジェクターから白い壁に映され、アバターとなって立ち現れるのです。その様子は仮想現実にも関わらず、現実世界においてヒトのように存在し、実店舗にて商品を物色している姿を目にすることができます。アバターが商品を手にして悩んでいる姿や、商品をカートに入れる様子だけでなく、滞在時間なども表示されており…バーチャルにも関わらずリアルの垣根を超え、その場所で実際に存在しているかのように思えました。 バーチャルとリアルが溶け合う これまで現実世界と仮想空間の間には境界線が設けられていたように感じます。しかし、生まれた時からインターネットが普及しているミレニアム世代を中心として、バーチャルとリアルの境界線が曖昧になってきているそうです。ネットを利用して商品を購入することが増えているからこそ…その傾向を汲み取ってバーチャルを視覚的に捉え、同等のサービスを提供している『JAM HOME MADE(ジャムホームメイド)』。所在地やVMDなど“お店の概念”に囚われることなく、“リアルのヒト”と“バーチャルのアバター”を分け隔てなく、同じ空間や時間を共有して新しいコミュニケーションを生み出しました。 実店舗では、Tシャツにシルクスクリーンプリントを行うワークショップがいつでも体験できるだけでなく、その他ワークショップも公式サイト内のNEWSにて情報が発信されるのでチェックしてみてください。何でもバーチャルでまかなえてしまう便利な昨今だからこそ、リアルに行ってみることで特別な記憶に変わっていく…そんな素敵な体験を与えてくれる店舗に足を運んでみてはいかがでしょうか? 【情報】JAM HOME MADE(ジャムホームメイド)東京店 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-38-2tel:03-3478-7113open:12:00-19:30不定休
2018年03月16日イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)のヴィンテージ品を所有する日本服飾文化振興財団は、12月10日から25日まで、バーチャルファッションショー「Mon YVES SAINT LAURENT」を東京・銀座にあるポーラ銀座ビル3階のポーラ ミュージアムアネックスで開催する。日本服飾文化振興財団は、1970年代初旬から1980年代初旬のイヴ・サンローランのヴィンテージアイテム約180着を中心に、スモーキングスーツやサファリルックなどの代表作を含めた作品を所有、それらを一般公開している。今回は、ユナイテッドアローズ社協力の元、その貴重なピースを現代のリアルクローズ(UA社アイテム)とミックスし、時代の気分を感じられるスタイリングに仕上げた。スタイリストは、亘つぐみが担当する。バーチャルファッションショーとして、そのショーの様子を収めた映像を紹介する他、ショーのスタイリングから厳選した20体の展示も行われる予定だ。【イベント情報】「Mon YVES SAINT LAURENT」会場:ポーラ ミュージアムアネックス住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階会期:12月10日~25日入場無料
2016年11月21日ジェイアイエヌは9日、同社ECサイト「JINSオンラインショップ」にて、メガネの3Dバーチャル試着サービス「JINS VIRTUAL-FIT」(ジンズ バーチャル フィット)を開始した。利用にはiPhoneアプリ「JINS VIRTUAL-FIT CAMERA」が必要。「JINS VIRTUAL-FIT CAMERA」アプリで新たに顔動画(正面、右、左)を撮影するか、カメラロール内の既存動画を使い、自分の顔をアプリ内で解析。顔動画が解析されるとIDが発行され、Webサービス「JINS VIRTUAL-FIT」にて、IDと任意に設定できるパスワードを入力すると、自分の顔をWeb上で動かしながらメガネのバーチャル試着が可能となる。レンズへの光の反射や、メガネが肌に落とす影も再現し、高精度の3Dバーチャル試着が実現されているとする。試着できるメガネの種類は2,000種類以上で、Web上での店頭在庫確認や購入も可能。アプリの対応OSはiOS 8以降、デバイスはiPhone 5以降のiPhone。Androidアプリは2016年4月提供予定。
2016年03月09日アイ・ラーニングは1月27日、業務提携しているITオンライントレーニング企業であるPluralsightが、プログラム開発関連におけるバーチャル・ハッカソン「hack.summit()」を開催すると発表した。期間は2月20日から21日まで(米国時間)。このイベントは、インターネット上で開催されるため、世界中のどこからでも参加でき、個人またはチームで参加可能。開発テーマは「Data Visualization」「Productivity」「Gaming」の3つから選択する。優勝者の賞金は10万ドル、準優勝は3万ドル、3位は1万ドルとなっている。メインスポンサーとしてIBMが参加しており、Pluralsightや起業投資家とともに、世界中の優秀なエンジニアのイノベーションを支援する。また、Google GlassやRuby on Railsの開発者、Oracle、Microsoft、Facebookのエグゼクティブから開発に関するアドバイスを受けることも可能だ。さらに、シリコンバレーの著名なインベスターも参加するため、海外で起業できる可能性もあるという。大会参加には、2月12日(米国時間)までに公式Webページより事前エントリーが必要。
2016年01月28日楽天は、楽天市場において、子会社である英Fits.me Holdingsの技術を活用した、バーチャル試着サービス「バーチャル・フィッティングルーム」と最適な衣服サイズを提案するサービス「フィット・アドバイザー」の試験提供を開始したと発表した。「バーチャル・フィッティングルーム」は、ユーザーがシャツなどの衣服の購入前に、いろいろなサイズを試着した際のイメージを、商品ページ上でバーチャルに確認できるようにするサービス。身長や体重など体型に関する情報や、好みのフィット感(ゆったりめ、ぴったりめ)を入力することで、どの衣服やサイズが体型に合うのかを確認することができる。一方「フィット・アドバイザー」は、ユーザーが身長や体重など体型に関する情報を入力すると、おすすめのサイズ(S、M、Lなど)を表示するサービス。今回の試験運用では、「楽天市場」に出店する「紳士服はるやま」のメンズ用ワイシャツ約60点において「バーチャル・フィッティングルーム」を利用することが可能で、また、「フィット・アドバイザー」は、「楽天市場」のファッションブランド公式ECサイト「スタイライフ」における約8,000点の商品を対象にサービスを展開する。
2016年01月26日楽天は1月7日、結婚式場探し・結婚式準備の総合情報サイト「楽天ウェディング」にて、結婚式場の下見を疑似体験できる「バーチャルウェディングシステム」を、結婚式の企画・運営を行う企業向けに提供開始した。導入第一段として、テイクアンドギヴ・ニーズが、同システムを利用した式場案内サービスを1月10日より展開する。同システムは、結婚式場やチャペルの実写の静止画像を組み合わせ、楽天ウェディングが制作する三次元のバーチャルリアリティ(以下、VR)映像を、米Oculus VRが開発したVR用ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)の「Oculus Rift(オキュラスリフト)」に投影するもの。VR映像は、楽天技術研究所が開発した技術を活用して制作され、HMD装着者の頭の動きに応じて360度全方位を見渡せるだけでなく、ゲームパッド(コントローラー)を使って空間内の移動もできるため、実際に会場を下見しているような体験を提供することができる。今後、式場が利用中で希望者への見学案内ができない場合や、式場を離れたイベントなどでの案内の際に、会場の魅力を臨場感のあるかたちで伝えるための営業ツールとして、システムとHMDなどの必要機器を1カ月単位で提供していく。基本料金は、1カ月の利用で120万円(税別)で、「映像の企画・撮影」や「VR画像への変換などのシステム構築」「機器一式(Oculus Rift、ノートパソコン、ゲームパッド)の貸出」が含まれる。利用期間を延長する場合は、追加で1カ月30万円(税別)が必要。また、撮影場所を追加するには、東京会場の場合に1会場30万円(税別)を負担する必要がある。
2016年01月08日都内スタジオに鋭い声が響く。舞台『カードファイト!!ヴァンガード』~バーチャル・ステージ~ チケット情報行われているのは舞台「カードファイト!! ヴァンガード」~バーチャル・ステージ~の稽古。それは、“PSYクオリア”の力に溺れ、豹変した大平峻也演じる先導アイチが健人演じる櫂トシキにファイトを挑み、彼らのヴァンガード、ブラスター・ダークとブラスター・ブレードが対峙する場面。熱のこもったアイチのセリフにあわせて、それぞれのユニットを演じる役者達が剣を激しく交える──ステージ手前にいるふたりと仮組みされたセットの上で戦う2体のユニット、その4人の息がぴったりあってこそ完成する場面。それだけに殺陣の演出は厳しい。アイチの放つ声、櫂の命令をキッカケとした動きが次々と付けられていき、あわせていく。一方、テーブルをはさみ向き合うアイチと櫂は動きを確認しながら互いの位置を確認して調整する。それはとても地道な作業だ。ひと通りの流れを決めたあと、一度、通してやってみることに。殺陣を手がける清水大輔の掛け声に合わせて、一斉に4人が動き出す……が、初めて通して動くため、殺陣が遅れセリフとずれてしまう瞬間も。「すみません!」「もう一度、お願いします」と声がかかる。そのたびに「大丈夫?よし、行くよ」と応えるアイチ。そこには座長としての気配りがうかがえる。やがて「……僕が持っていた……強さ?」と自らに問うアイチは、櫂とのファイトによってブラスター・ブレードを取り戻す。二度、三度と動きや立ち位置を確認して、休憩へ。緊張した空気が一気にゆるむ。セリフを読み合う者、鏡の前で動きを確かめる者、談笑する者、思い思いの時間を過ごす、和やかなひとときだ。続いての稽古はダンス。全員で『ヴァンガードのテーマ』を歌いながら、振付を決めていく。その内容はとてもていねいで繊細。振付を手がける當間里美から「今、ふたりはどんな関係?」と聞かれて「この時点では、まだお互いのことを知らないから……」と答えて、考えるアイチ。そんなふうに流れを作り、話しかけたり、くるくると回ったりとキャストの性格や距離を織り込み個別に決めていく。やがて、アカペラで歌いながら一斉に全員が動き出す……と、景色は一転。バラバラの動きがつながり、互いの関係性が浮かび上がる。すごい。たくさんのセリフ、いくつもの動き、そこに込められる心。気が遠くなるほど繰り返される、その積み重ねを経て、世界でたったひとつの舞台が完成する。彼らの公演は、2016年1月5日(火)から11日(月・祝)まで、AiiA 2.5 Theater Tokyoにて。取材・文/おーちようこ※TVアニメやコミックスでも人気を博している最新カードゲーム「カードファイト!! ヴァンガード」が初の舞台化。主人公の先導アイチ役を大平峻也が務める。またアニメ版で声優を務める、三森すずこと森嶋秀太がアニメと同じキャラクターでミュージカルに挑戦。
2015年12月25日DMRは、ヘッドホンのバーチャル試着サイト「VirTry」のオープンを記念し、プレゼントキャンペーンを実施している。VirTryは、ヘッドホンの写真とユーザーの写真を組み合わせ、ヘッドホンを付けたイメージを確認できるバーチャル試着サイトだ。今回のキャンペーンは、ヘッドホンのバーチャル試着サイト「VirTry」が11月20日にオープンしたことを記念したもの。ヘッドホンのバーチャル試着画像をVirTryのギャラリーページに投稿し、優秀作品に選ばれると、ヘッドホンが進呈される。実施期間は12月13日まで。プレゼント賞品は、AIAIAI「TMA-2 DJプリセット」、デノン「AH-MM300」、ULTRASONE「DJ1 Pro」、EOps「Noisezero O2+」から選べる。詳細は同社のWebサイトを参照いただきたい。
2015年12月04日ドスパラは27日、机の上に投影したマウスのフレーム内を指で触れることでPCを操作できるバーチャルマウス「プロジェクションマウス」の新色シルバーを、同社直営の「上海問屋」にて発売した。価格は9,999円(税込)。机上などにマウスの映像を投影し、PCを操作できるバーチャルマウス。ブラックモデルがすでに発売されており、新色としてシルバーが追加された。PCとUSBで接続すると操作エリアが投影され、それに触れることでタッチパッドのように使用できる。操作エリアは80mm×80mm。可能な操作は、左クリック / 右クリック / ローラー操作 / 前後ページへの移動 / 拡大 / 縮小 / ドラッグ&ドロップなど。インタフェースはUSB、電源はUSBバスパワー。本体サイズはW43.5×D52.4×H24mm、重量は40g。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X。
2015年11月30日●今年が初開催となる「ジャパン・バーチャル・ロボティクス・チャレンジ」シミュレータ上の仮想空間で災害対応ロボットが技術を競い合う……それが「ジャパン・バーチャル・ロボティクス・チャレンジ」(JVRC)である。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催するこの競技会は、今年が初開催。10月7日~10日、CEATEC JAPAN 2015の会場内で実施され、国内の10チームが出場した。災害対応ロボットの競技会というと、今年6月に米国で開催された「DARPA Robotics Challenge」(DRC)を思い出す人も多いだろうが、JVRCはその"日本版"と言えるかもしれない。ただ大きく異なるのは、完全にバーチャルな競技であるということだ。実機のロボットが動くことは無く、PCの画面内で静かに競技が進んでいく。○なぜバーチャル?ロボットは、メカ、エレキ、ソフトウェアなど、様々な分野の技術が必要になる総合的なシステムだ。そのため災害対応ロボットのように、ミッション内容が高度で機体サイズが大きいものになると、予算的にも人員的にも、開発できる組織は限定されがちだ。しかしJVRCであれば、ロボットのハードウェア開発は不要。PCと開発環境を用意すれば良いだけなので、出場への敷居はかなり下がる。今回、JVRCには12チームがエントリーし、当日の競技にはそのうちの10チームが出場したが、中には個人での参加もあった。DRCでは、Atlasのような標準プラットフォームを用意することで、ソフトウェア開発に専念することもできたが、シミュレータならばロボットを動かすための広い部屋も要らない。シミュレータとしては、産業技術総合研究所(産総研)の中岡慎一郎氏が中心となって開発しているロボット用統合GUIソフトウェア「Choreonoid」(コレオノイド)を使用。Choreonoidは多機能なソフトウェアで、JVRC専用というわけではないのだが、動力学シミュレーション機能を持っており、これに競技タスクのモデルをインストールして、今回のシナリオであるトンネル災害を模擬する。このほか動かすロボットのモデルデータも必要となるが、JVRC用に開発された「JVRC-1」のデータが配布されており、無償で利用できる。JVRC-1は仮想のヒューマノイドロボットなのだが、実機が開発されている「JAXON」「Hydra」「HRP-2改」のモデルも用意されており、たとえ実機を持っていなくても、これらのデータでJVRCに参加することが可能だ。もちろん、完全にオリジナルのロボットを作っても構わない。DRCでは、高価なヒューマノイドロボットがあちこちで転倒するのが衝撃的であったが、シミュレーションであれば、転倒による故障の心配は無い。シミュレータ上とは言え、ヒューマノイドの転倒は心が痛むものではあるが、リスクが高いミッションにも気軽に何度でも試すことができるのは大きなメリットだろう。実際に産総研では、Choreonoidを日常的に研究開発に利用しているそうだ。筆者は日頃からロボット業界を取材しているが、日本はハードウェアなどモノづくりは得意なものの、ソフトウェアや、社会への適用などの部分が、少し後手に回っているような印象を受ける。競技をソフト部分に特化することで、より人口が多いIT業界など、異業種からの人材やアイデアの流入も期待できるだろう。●競技内容はロボットの本質にフォーカス○トンネル災害に挑め!では次に、競技の内容について説明しよう。今回の競技のテーマはトンネル災害である。「地震によりトンネル壁面が崩落し、走行中の車両に落下。後続車を巻き込んでの多重衝突事故が発生した」と想定し、以下の5つのタスクを用意した(R1~R5)。R1:車両調査R2:障害走破R3:道具を使用した車両調査R4:経路確保R5:消火活動の補助また昨今、日本では高度成長期に建設されたトンネルや橋など、社会インフラの老朽化が大きな社会問題になりつつある。放置すれば、中央自動車道・笹子トンネルの天井板落下事故のような大惨事を引き起こしかねない。そのため、災害対応ロボットの平時での活用方法として、インフラ点検が考えられており、これを反映させたタスクも2つ用意された(O1~O2)。O1:目視検査O2:打音検査各タスクの詳細な内容については、公式WEBサイトでの説明を参照して欲しいのだが、JVRCでは打音検査など、シミュレータで模擬するのが難しい作業などは、ロボットのカメラでQRコードを読み取ることで代用している。打音検査すべき場所にQRコードが貼られているので、そこまでロボットを移動させ、アームを動かして内容を読み取ることができれば、打音検査ができたと見なすわけだ。QRコードの幅は最小7mm。これを読み取れる技術があれば、あとは打音検査用の装置など、個別要素の開発で対応できる。JVRCではそうした枝葉の部分は省略し、「ロボットを移動させる」「状況を確認する」「モノを動かす」という、より本質的な部分にフォーカスしていると言えるだろう。なお、ロボットの制御は、自律でも操縦でも構わない。完全自律のチームは無いように見えたが、自律の度合いはチームによって様々。ただDRCと違い、「通信環境の悪さ」までは模擬されていないので、純粋に「競技」としてみれば、遠隔操縦の方が有利なルールだったかもしれない。○ガンタンク風のロボットが優勝競技の結果は以下の通り。2日間の合計点で順位が決定され、「MID」(MIDアカデミックプロモーションズ)が優勝。続いて「TEAMNADO」(大阪府立大学工業高等専門学校)が2位、「ODENS-B」(大阪電気通信大学)が3位となった。なお「AIST-NEDO」(産総研)、「NEDO-JSK」(東京大学)、「NEDO-Hydra」(東京大学、千葉工大、大阪大学、神戸大学)の3チームは、プロジェクトの当事者でもあることから、順位付けの対象からは除外されている。優勝したMIDは企業チームという体裁になってはいるものの、事実上、元産総研で同社役員である松坂要佐氏ただ一人による個人チームだという。使用したロボット「MIDJAXON」は、上半身がヒューマノイド、下半身がクローラというオリジナル仕様で、上半身にはJAXONのモデルを利用。得点は270.6と、2位以下を大きく離した圧勝だった。5つの災害時タスクのうち、最後のR5は「消火設備の扉を開ける」「ホースを引き出す」「ノズルを取り出す」「ノズルとホースを接続する」「バルブを開ける」という難易度の高い作業。難しすぎるということで評価対象からは外され、エキシビション的な「チャレンジ」として別の時間枠で実施されていたのだが、ここでも「あと一歩でクリア」というところまで到達するほどの活躍だった。このロボットの形態は、「クローラの安定性」と「ヒューマノイドの自由度の高さ」の"いいとこ取り"を狙ったものだ。ただ、松坂氏は「普通のクローラ型ロボットに比べると重心が高いので、不整地では面白いように転ぶ」「JAXONの体重を支えるため長いクローラにしたが、旋回しにくい」とも述べ、「2足歩行vsクローラの論争が起きるかもしれないが、安直にクローラを選ぶと痛い目を見る」と注意を促した。ちなみに上半身にJAXONモデルを選択したのは、元々は「クリエイティブ・コモンズで公開されていて安心して使えるから」というだけの動機だったが、実際に扱いだしてみると、「ものすごいポテンシャルがある」ことに気付いたという。「自由度の配置が絶妙」とのことで、これも好成績に繋がった大きな要因と言えそうだ。一方、順位対象外ではあるが、得点の上で2番目だったのはAIST-NEDOチーム。このチームはDRC出場チームであり、ロボットはもちろん、DRCでも利用したHRP-2改だ。ほとんど実機通りのモデルとのことだが、JVRC用に2mくらい伸びる装置(通称「如意棒」)を腕先に追加した。これは、横転したトラックにかけられたハシゴを上り、車内を確認するR3タスクなどでどうしても必要であったため、追加したものだという。JVRCの競技の様子は、YouTubeで動画が公開されている。ちょっと時間は長いが、興味があればそちらも参照して欲しい。○次回以降の予定は…このJVRC、名称に「第1回」とか「2015」とかの数字が入っていないのだが、気になるのは次回があるのかどうかだ。今後の予定について、JVRCのプロジェクトマネージャであるNEDOの河内山聡氏に聞いたところ、「続けるように議論はしているが、具体的な時期については未定」とのこと。参加者からは継続を期待する声も多かったので、ぜひロボカップのように根付いて欲しいところだ。ロボカップは1997年の第1回大会以来、20年近い開催のノウハウを持つ。ロボカップには、実機のほかシミュレーションによる競技もあるのだが、閉会式で挨拶したロボカップ国際委員会会長の野田五十樹氏は、「最初はロボットが全く動いていなかった。フィールドにいるロボットの半分くらいが動いていなくて、たまにボールに触っただけでみんなが大騒ぎしていた」というエピソードを披露。ところが、ソースコードを公開して共有することで、年々技術が向上。「すごい速度で進化していった」という。「こういう大会は続けることが重要。単独での継続が難しいようなら、ロボカップに提案してもらえれば、共同で実施するという選択もある。一発モノで終わっては残念。各チームとも得た物が多かったと思うので、来年、再来年と、どんどん発展していって欲しい」とエールを送った。JVRCは海外チームの参加も可能。今回、英語サイトも用意していたのだが、国内チームのみの参加だったのはやや残念である。もし次回があるようなら、海外チームとの熱戦や技術交流も期待したいところだ。なお今年12月に開催される「国際ロボット展」では、JVRCの一部をリアル化したデモンストレーションを実施する予定とのこと。バーチャルなJVRCの成果が実機にどう反映されたのか、こちらにも注目してみたい。
2015年10月24日ドスパラは23日、机上に投影した映像で操作するバーチャルマウス「プロジェクションマウス」(DN-13293)を、同社直営の「上海問屋」にて発売した。価格は9,999円。机上などに映像を投影し、バーチャルマウスとして操作可能な製品。USBでPCと接続して操作エリアを投影し、指で触れることでマウス操作を行う。投影される映像はマウスの形をしており、タッチパッドのように使える。左クリックと右クリックのほか、ホイール操作、W前後ページへの移動、拡大・縮小といった操作に対応。インタフェースはUSBで、電源はUSBバスパワー。本体サイズはW43.5×D52.4×H24mm、重量は40g。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X。
2015年10月23日楽天は7月13日、バーチャル試着サービスを提供する英Fits.me Holdings Limited(以下、Fits.me)の発行済み全株式を取得し、完全子会社化したことを発表した。Fits.meは、アパレルを中心とする小売業者を対象に、オンラインでのバーチャル・フィッティングルーム(試着室)を可能にするSaaS型サービスを提供する事業者。2010年の創業以来、トーマスピンクやQVC、プリティーグリーンなどといったアパレルブランドによるオンラインでの販売手法として採用された実績をもつ。同サービスによりユーザーは、自分の体形やサイズを入力することで、気になる商品を試着した際のイメージ画像を見れるほか、画面上でさまざまなサイズの商品を比較検討するなど、購入前にどの服が自分に合うのかを確認することが可能だ。同社が楽天グループに加わったことで、今後、Eコマースやマーケティング支援のサービス拡充が更に期待される。
2015年07月14日楽天グループの楽天生命保険(以下楽天生命)は18日、加入前の顧客から相談を受けるバーチャル窓口「ネット保険デスク」の好評を受けて、サービス・機能を拡充したと発表した。多忙な人でも帰宅後や休日に利用できるよう平日の対応時間を20時までに延長し、土日祝日の受付も開始する。さらに、アドバイザーとのビデオ通話は面倒なソフトウェアのインストールを不要にし、ブラウザだけで利用できるようになったとしている。利用には楽天会員IDでのログインが必要。ビデオ通話は、パソコンのほか、スマートフォン(Android OS)にも対応する。「ネット保険デスク」は、インターネット上でも対面販売と変わらない丁寧なおもてなしをするために楽天生命がバーチャル空間に開設した、保険相談の窓口だという。専任のアドバイザーが常駐し、ビデオ通話・テキストチャット・画面共有などの機能を通じて、顧客が最適の保険を選ぶ手伝いをするとしている。アドバイザーは顔写真やプロフィールから選択でき、指名も可能だという。顧客は、時間や場所に縛られないインターネット上のやりとりでありながらも、対面の代理店や街角の保険ショップに何度も足を運んで相談するのと同じように「なじみ」のアドバイザーのサポートを受けながらじっくり保険選びができるとしている。パソコンやスマートフォンがあれば、場所を問わずに相談できる。○「ネット保険デスク」の概要サービス日および時間帯/月~金曜日10:00~20:00、土・日・祝日10:00~18:00。いずれも、同社指定の休業日を除く。平日18:00~20:00と、土日祝の終日は、ボイス通話とテキストチャットのみのサービスとなる対象/楽天会員の顧客(同サービスの利用には、楽天会員IDによるログインが必要)機能/ビデオチャット機能アドバイザーと、対面に近い雰囲気で相談ができる。画面共有機能アドバイザーは、保険料の試算画面を顧客と共有し、話を聞きながら最適な保障内容を伝える(パソコン、タブレットのみ)。顧客の希望に応じて映像をオフにしたり、テキストチャットのみでの利用も可能推奨環境/OS:パソコンWindows、MacOS。タブレット:Android OS、スマートフォン:Android OS、iOS(iPhone、iPadなど)はサービス対象外。ブラウザ:Google Chrome、Mozilla Firefox。顧客側の音声や映像をアドバイザーに届けるためには、パソコンに接続されたカメラとマイクが必要楽天生命は、納得・信頼を届ける生命保険会社としてさまざまな取り組みを行っていくとしている。
2015年06月22日inMusic Japanは、バーチャル・インストゥルメントとハードウエアの境目をなくした先進的なAKAI Professionalのセミウェイト・キーボード「ADVANCE KEYBOARDS」を発表した。発売日は6月12日。価格はオープンプライスで、市場予想価格は49鍵モデルが5万9,800円、61鍵モデルが6万9,800円。同製品は、ベロシティ&アフタータッチ対応セミウェイト・キーボード(25/49/61鍵)をはじめ、プラグイン・パラメータをリアルタイムで表示可能な4.3インチ高解像度フルカラーディスプレイ、8つの大型コントロール・ノブ、マルチカラーLEDバックライトを内蔵した8つのMPCパッドなどを搭載している。また、専用のパッド・バンク、トランスポート・コントロール、オクターブ、パフォーマンス・ボタン、ノート・リピート、パターン・アルペジエータ、タップテンポ・ボタン、ゴム製ピッチベンド&モジュレーション・ホイールなども装備しており、明解かつ直感的な操作が行える。さらに、バーチャル・インストゥルメントのプリセット管理やマッピングコントロール、マルチパッチ作成などが可能なVIP(Virtual Instrument Player)ソフトウェア、多彩なバーチャル・インストゥルメントやライブラリ(Vacuum Pro、Loom、Hybrid 3、Xpand!2、AIR Music Tech Velvet and Transfuser、SONiVOX Eighty Eight Ensemble、exclusive artist launch packs from TOOLROOM RECORDS)も付属するということだ。
2015年05月21日マイルストーンは15日、ゲーミングデバイスブランド「EpicGear」から、7.1chバーチャルサラウンド対応ヘッドセット「SonorouZ SE」を発表した。5月29日から発売する。価格は11,980円(税別)。ゲーム用に開発された7.1ch対応バーチャルサラウンドヘッドセット。かすかな音も聞き逃さないように、イヤーカップは完全密閉型を採用した。耐久性にも優れ、ケーブルは繊維を二重に編み込んだものを使用。基部にはハーネスとストレインリリーフを標準で備える。多機能インラインコントローラによるボリューム調整が行えるほか、マイク部はデジタルノイズキャンセリングによってクリアな音声を発信可能。イヤーカップ上部は水平回転軸と折り畳み関節を持ち、コンパクトに折り畳んで持ち運べる。ヘッドホン周波数は20Hz~20KHz、マイク周波数は100Hz~10KHz、インタフェースはUSBでケーブル長は3m。純量は410g。
2015年05月16日ジャガー・ランドローバー・ジャパンは5月13日、バーチャル試乗体験システム「ジャガー・バーチャル・ドライブ」および「ランドローバー・バーチャル・ドライブ」を全国のジャガー・ランドローバー正規ディーラーへ6月6日より順次導入すると発表した。このバーチャル試乗体験システムは、ヘッドマウントディスプレイを装着すると360度全方位の走行映像が映し出され、顔の向きや傾きを感知し映像の視点を追従するヘッドトラッキング機能により、実際の車に試乗しているような感覚を提供する。世界各地のレーストラックやオンロード、オフロードでの走行模様を6台のカメラで撮影した映像が用いられるという。車種は「ジャガー・バーチャル・ドライブ」では「XE」を、「ランドローバー・バーチャル・ドライブ」では「ディスカバリー・スポーツ」が用いたコンテンツが先行導入されるが、今後対応車種やコンテンツを拡充していく予定だ。
2015年05月13日バーチャルコミュニケーションズは4月22日、スマホアプリを利用するユーザの状況や動きをリアル・タイムで分析できる、米Crittercismのモバイル・アプリケーション用ツール「Crittercism(クリタシズム)」を販売開始したと発表した。Crittercismは、YahooやLinkedInなど北米の大手インターネット企業に導入されているツールで、「クラッシュ」「エラー」「遅延」などといったアプリユーザの状況をリアルタイムにモニタリングすることで、売上を増加させるための施策を講じたり、問題が拡大して炎上しブランドイメージを損なうといったリスクを事前に防ぐことができる。同ツールはUnityなどの各種開発プラットフォームに対応している。
2015年04月22日最先端技術のバーチャルリアリティを使用した「初音ミク」のライブが、4月25日、26日に千葉県・幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議」内で行われることが明らかになった。今回のライブは、ロート製薬が発売する目薬『ロート デジアイ』と「初音ミク」のコラボレーションとして実現。2014年の夏にスマホ上でのARライブでコラボレーションを果たしている両者だが、第2弾プロジェクトとして実施される。今回は、未来の映像体験として注目を集めている「Oculus Rift」ヘッドセットを使用し、さらに10名が同じ空間を体験できるという最先端技術を採用した本格的なVRライブ。目の前にいるかのような不思議な感覚を覚える「初音ミク」は、それぞれの視点から多角的に楽しむことができ、LIVE中には、「初音ミク」と目が合うこともあるという。なお、ライブに先がけて、プロジェクトムービーが現在公開中。さらに、イベントに参加できないファン向けに「ニコニコ超会議」の翌日27日からハコスコを利用した動画の一般公開も予定。また『ロート デジアイ』を購入すると抽選で、WEBで公開されるVRライブがスマホでさらに楽しめる、「デジアイ×初音ミクのオリジナルハコスコ」がプレゼントされる。特製ハコスコを使うことで、ブースさながらの臨場感が味わえるという。(C)Crypton Future Media, INC.
2015年04月20日凸版印刷は3月27日、デジタルサイネージを活用し、バーチャル試着の体験や同データ・写真の提供が可能なパッケージサービスを、4月から本格的に開始すると発表した。第1弾として、日本初のファッションをテーマにした美術館となる「神戸ファッション美術館(兵庫県神戸市)」の常設展示として、4月18日(土)から導入される予定だ。同サービスは、専用のiPadアプリを用いて自分の写真を撮影し、着てみたい衣装を選ぶことにより、簡単に試着体験ができる「着せかえサイネージシステム」と、その体験画像をポストカードなどに出力できる「着せかえポストカードシステム」から構成する。今回採用された神戸ファッション美術館では、同館が所蔵する18世紀の宮廷衣装や現代ファッション、諸地域の民族衣装などから、凸版印刷が10点の衣装の撮影画像を制作。「着せかえサイネージシステム」を用いて、館内設置のデジタルサイネージで試着体験を行う。試着した画像は、画面に表示される二次元バーコードを読み取ることで、生活者自身の携帯電話やスマートフォンにデータとして保管できるだけでなく、「着せかえポストカードシステム」を用いて印刷し、持ち帰ることも可能だ。サービスの価格は250万円(税別)で、iPad用アプリ開発とサイネージ機器・PC・プリンターなどの基本機材が提供される。同社は今後、服飾業界のほか、博物館や美術館、イベント会場などに向け拡販し、2016年に約1億円の売上を目指す。
2015年03月30日amadanaは3月20日、同社の「imp.」ブランドから、Bluetooth接続の投影型バーチャルキーボード「R2-Q5 バーチャルキーボード LIMITED EDITION」を発表した。全世界500個限定で5月4日に発売する。価格は税込33,480円。なお、ラナが運営するWebサイト「ラナタウン」にて、3月20日から先行予約を受付開始している。2015年12月18日に公開される映画「STAR WARS -フォースの覚醒-」に登場するキャラクター(ドロイド)「R2-Q5」をモチーフにしたバーチャルキーボード。2014年に発売された「R2-D2 バーチャルキーボード」のスピンオフアイテムで、5月4日の「スター・ウォーズの日」に限定発売される。キーボードとしての機能はR2-D2 バーチャルキーボードとほぼ共通だ。R2-Q5のフィギュアがキーボードのグラフィックを設置面に向けて投影。映し出されたキーボード面を指で触れることで、入力を行う。入力を検知すると、オリジナル音声を発する仕様だ。投影キーボードサイズは99mm×238mm、キー配列は英語68キー、光源は赤色LED。電源は充電式リチウムイオン電池(本体内蔵)で、電池容量は660mAh、動作時間は約2時間、充電時間は約3時間、最大充電回数は約300回。対応プロファイルはHID、対応OSはWindows 7/8、Mac OS X以上、Android 4.0以上、iOS。本体サイズは約W70×D51×H98mm。(C)&TM Lucasfilm Ltd.
2015年03月20日楽天トラベルは2月6日、東京ドームシティ・プリズムホールで石川県協力のもと「バーチャルリアリティ(VR)観光体験」を開催した。石川県が「いしかわ伝統工芸フェア」を行っており、会場にはヘッドマウントディスプレー(HMD)の「Oculus Rift」が用意されていた。これを用いて日本三名園のひとつである石川県の代表的な観光地「兼六園」を360度写真で楽しめるというわけだ。閲覧用のソフトは、楽天技術研究所が開発したオリジナルのシステムを使用。単純に360度写真をOculus Riftへ出力するだけではなく、ゲーム用のUSBコントローラーを使って、実際に兼六園のなかを歩いているかのような気分が味わえるようになっている。360度写真撮影には、複数のカメラを組み合わせることなくカンタンに360度の写真が撮影できるリコーのTHETAを使用。システム開発を担当している楽天技術研究所の千葉直樹氏によると、撮影時にはスタッフが映り込まないよう、三脚にTHETAをセットしてスマホから遠隔操作で撮影したという。兼六園は観光客も多く、一般の人が映り込まないようタイミングをはかりながら撮影するのに苦労したとのこと。今回のシステムで使用している360度写真は全部で100枚ほど。一般の人の歩幅が平均0.8メートルなので、最短で0.8メートル、最長でも3.2メートルと、なるべく距離を空けずに撮影することで、実際に歩いて移動している感覚を再現しているのこと。筆者も実際に装着してみたが、コントローラーで入力した時の反応も良く、没入感も抜群。画面スクロールの感じは、Gooleマップのストリートビューに近いが、撮影間隔がストリートビューよりも短いため、より現地を歩いている感じが強い。今回の「バーチャルリアリティ(VR)観光体験」は、2014年12月に長野県と組んで行なわれたイベントに続き2回目となる。今後も同じように全国の自治体とタッグを組んで、訪日外国人や若者に向けて旅行需要喚起を促し、観光スポットの魅力発信として協力していきたいとのこと。また、全国のホテルや旅館などにもサービスを導入して、部屋の状況などがチェックイン前にもわかるようなシステムを導入していく予定だ。Oculus Riftがまだ市販されていないので、一般向けの公開は現時点では考えていないとのこと。とはいえ、サムスンのGear VRのように、スマホを使ったHMDも登場してきており、今後の展開にも期待したいところだ。
2015年02月09日9月に公開されたヤフーのSNS連動型バーチャルジェットコースター「ヤフー トレンドコースター」。東京レジャーランドやアドテック東京での展示を経て、現在はヤフー社内にコースターが設置されている。今回、試遊体験をさせてもらったので、その感想をお伝えしたい。まずは筆者が試遊した映像を見てもらうと一番わかりやすいだろう。トレンドコースターの試遊映像は、サービス紹介サイトで一般公開されており、多くのユーザーが楽しんでいる様子を確認できる。この映像は、ヤフーが提供するショートムービーサービス「Yahoo! Chocotle(チョコトル)」を利用して配信されており、ヤフーのサービスを随所に生かして"トレンドコースター"の魅力を打ち出している。このコースターを体験すると「無条件に晒されるの?」と心配するかもしれないが、バーチャル体験の"キモ"である、ヘッドマウントディスプレイの「Oculus Rift」を頭に被るため、誰であるかは特定しづらく、心配はない。現在は社内に設置されているコースターだが、今後一般にも公開される予定があるとのことで、サービス紹介サイトで日程を確認できる。直近ではアドテック関西(11月26、27日)で公開される予定だ。なお、ヤフーと取引のある企業の社員であれば社内設置時に体験申込みができるほか、イベントの運営者が希望することで「運搬費を負担していただける場合」には、イベントへの出展を行うという。もし、「コースターを我が町に!!」という気概がある方は、同社までお問い合わせを。話は脱線してしまったが、コースターの感想に戻ろう。詳しいコースターの仕様は9月の記事をお読みいただきたい。一つ言えるのは、筆者が初体験となる「Oculus Rift」自体の製品完成度の高さだ。頭の向きを変えた時の映像の傾き具合に違和感がなく、左右に激しく動かしても、遅延なく映像が付いてきた。一つ難点があるとすれば、コースターの激しい動きで頭がシェイクされると、「Oculus Rift」がズレてしまうこと。こればかりは、装着感など個人差があるので試す時は「バンドをキツくお締めください」と言うほかない。コースター全体の造りについても、上手く作り込まれており、サーキュレーターから来る風の向きや風量とコースター実機の角度が見事にマッチし、なおかつ視界が完全に遮られているため、本物にかなり近い感覚でコースターを体験できる。コースをすべて回った後の"脱力感"も筆者は味わったため、からだ自体が「コースターに乗ったんだ」と騙されていることを実感した。なお、検索したワードは「巨人」。筆者が大の読売ジャイアンツファンであり、体験した前週にクライマックスシリーズで阪神タイガースに惨敗するなど、直近で散々な思いをしたため、敢えて検索ワードに選んだ。だが、コースに現れた画像やニュースは30日前まで遡って取得するため、巨人がペナントレースを優勝した際の原監督胴上げ写真が多く見られて幸せであった。ちなみに"巨人"に関連するキーワードと言えば、読売ジャイアンツ以外にも「進撃の巨人」が存在する。そのため、原監督や坂本選手の画像以外にも、エレンやアルミンの写真が多く表示されていたことを付け加えておきたい。こうした影響か、かなり高所まで上るコース設定がなされており、東京スカイツリーの634mを超える地点までバーチャルで上り詰めていた。○ヤフーが面白いと思ってもらえるようになお、コースターの体験と同時に、機材の開発にあたったヤフー MSC マーケティングイノベーション室 コミュニケーションプランニング部 マネージャーを務める那須 岳志氏と同部の峯浦 望氏にも開発の裏側を伺った。那須氏をリーダーとして6月から製作に取りかかり、発表までわずか3カ月半で乗り切った。時間的な制約がかなりキツかったとのことで「さまざまなAPIをうまく連携させましたが、ハードウェアとの連携も難しかったです」と那須氏は振り返る。「リアルタイム検索やニューストピックス、チョコトルなどの社内APIを持ってきてデータ連係を行い、筐体を動かす加速度の計算や、(サーキュレーターによる)風の送り込み方など、複雑な連携が大変でした」(那須氏)前回の記事でも触れているが、この取り組みは広告が主眼に置かれている。「オフィシャルスポンサーとして日産さまとアディダスさま、カップヌードル(日清)さまが付いています。トップブランド3社と組むことで、未来の広告の形とはなんぞや、ブランドの形とはなんぞやという視点で考え、それをしっかりセールスできたと思います」(那須氏)ただ、消費者に対しての視点もなくしては広告は成り立たない。「その視点では、ヤフーが面白い、ワクワクする会社だと思ってもらえるように、ファンになっていただけるように考えました。コースターによって、ネットは使い方が定まっているものではないということを伝えたく、また、新しいネットの使い方だよということを見せられたと思っています」(那須氏)「私の一番印象に残っていることは、試乗した方々から『想像以上にリアルだ』という反応をもらったことです。遊び心溢れるものを、好意的に受けてもらえたこと、それが良かったなと思います」(峯原氏)今後、この取り組みはどのように発展していくのだろうか?「このプロジェクトはプロトタイプです。中短期的な視点で、ビジネスにしたいというのは少し違いますが、ネットサービス、ウェブというものは閉じこもるのものではなく、今や普段の生活の一部として存在するものになりました。必要であれば、ほかのサービスとも連動させていきたいですし、こうした取り組みを通してファンになってもらえるよう、『ヤフーって楽しいよね』と思ってもらえるようにしていくことが大事だと考えています」(那須氏)
2014年10月27日白装束を身に着け旅をする姿が印象的な、四国にある88ヵ所のお寺を巡る「お遍路」。 前回 は、これまでのイメージを覆し、自分探しや恋愛の成就などを胸に、「巡礼の旅」の地を訪れる若者が今増えているということ紹介した。今回は、その旅の途中で出会った人と恋に落ち、現在順調にお付き合いをしている30歳の女性にお話を伺うことができた。■休憩所での会話がきっかけに5年近く恋人がいなかった彼女、お遍路への参加は、ちょうど30歳を迎える頃に友人から誘われたことがきっかけ。「最初は旅行感覚というか、ちょっと興味もあるし体にも良さそうかなと思って」と気軽に始めたそうだが、日常と離れ無心になれる気持ち良さに、2回目以降からはひとりでも訪れるほど「ハマって」しまった。お遍路の道中にはいくつもの休憩所や仮眠所があるそうで、最近は有志の建築家と地元の方によって作られた、綺麗でデザイン性の高い小屋も多い。たまたま居合わせた人と情報交換をするなど話をする機会も多く、「基本的にはお互い立ち入らないが、旅先ということや、同じお遍路を歩く連帯感もあり、ふと人に言えなかった本音が出るなど話し込んでしまうこともある」らしい。彼女の場合は、女友達と訪れた数回目の旅の時に、同じくふたり連れの同年代の男性たちと休憩所で話が弾み、たまたまその日の宿も一緒で相手と地元が近いこともわかったことから、別れ際にみんなで連絡先を交換したことがはじまりだった。■恋愛に消極的だった自分の変化いつもつい相手の顔色を伺ってしまい、他人と壁を作るから恋愛もうまくいかないことが多かったという彼女だが、大自然の中で歩き続ける非日常感と解放感、そして旅先ということも手伝い、特にお遍路の最中は伸び伸びとふる舞えることが多かったそう。それが、自然と相手と近づいた大きな理由だったのではないかと振り返る。良い部分も悪い部分も含め、これまでお付き合いした誰よりも、ありのままの自分を見せられている気がするという言葉が印象的だった。もちろん、素性のわからない相手とあまり気軽に親しくなるのは考えもの。彼女も「何度も訪れた中の“奇跡の1回”」と笑いながら話していたし、基本的には緊張感を忘れずに、あくまでも「自己責任」で行動することが大切だ。ただ、同じ時に同じ神聖な場を訪れたという偶然、そしてその相手が、もっと知りたい近づきたいと思える人だった場合、やはり何か「縁」を感じるのではないだろうか。今は旅行会社などで様々なツアーも組まれているし、短期間で気軽に参加できるものも多数あるそう。「恋愛問題だけに限らず、何か行き詰まっていたり、自分の殻を破るきっかけが欲しいような時に、日常から離れるひとつの手段としてもオススメ。私の周りでは、行って後悔した人はいない」…としめくくった彼女の話を聞くと、今まで自分とは無縁だと思っていた「お遍路」に俄然興味が湧いてきた。気候も良くなるこれからの季節、今年の秋は思い切って「巡礼の旅」に挑戦してみてもいいかも知れない。
2014年10月20日四国にある88ヵ所のお寺を巡る「お遍路」。今年は開創1200年という節目の年でもあるそうで、白装束を身に着け旅をする姿をTVなどで目にしたことがある人は多いだろう。今、そんな「巡礼の旅」の地を訪れる若者が増えているという。以前は60~70代が中心だったが、近年10~30代が増えて今では全体の1割にまでのぼるそう。伝統的な白装束ではなく、カラフルな登山スタイルでお寺を巡る女性たちがメディアで取り上げられるなど、話題を集める事も多い。■「恋愛」だって大きなきっかけ? お遍路に集まる人々とは「お遍路」と「恋愛」。並べてみると結びつきそうもないが、自分自身を見つめ直したいという類のきっかけの他に、「出会いや結婚などでご利益を」という動機で参加する人も少なくないようだ。お遍路では、険しい山道や海沿いなど豊かな自然の中、全長が1400kmという道のりを歩くが、普段仕事をしていることの多い若い世代のほとんどは、連休などを利用して一部だけ歩いたり、数泊ずつ何度も訪れ、数年かけて巡ったりと旅のスタイルも様々。今回、20代後半~30代中頃でお遍路経験者の女性4名にお話を伺うことができたが、共通して語っていた魅力のひとつが、非日常感。「普段出会わないような人や文化と触れ合える」「大自然に囲まれながら体力的に自分の限界と向き合う中で、いつもは見えなくなっている本当の自分になれた気がする」…。ただやはり、様々な想いを持って様々な人が集まる神聖な場なので、もちろん、冷やかし半分ではいけないし、山道などを歩くことから、下調べや事前準備もしっかりするべきだという。「若い女性のブーム、みたいに批判的に扱われることもあるけれど、それぞれの願いを胸に、周りに感謝しながら真剣に歩いている人がほとんどだと思う」と話していた。またそのうちの1人、30歳を迎えたことを機にお遍路を始めた会社員の女性は、現在、お遍路で出会った同世代の男性とおつきあいしているという。「旅先で出会った人と…なんて、恋愛に積極的になれなかった自分の身に起こるとは思わなかった」そう語る彼女は、20代半ばで学生時代から付き合っていた恋人と別れて以来、ずっと彼がいないことが大きな悩みだったそう。いったい、どんな出会いがあったのだろうか? 【後編】にて詳しい経緯を説明する。
2014年10月19日ラナは4日、映画「スター・ウォーズ」に登場するキャラクター(ドロイド)をモチーフにした、Bluetooth接続の投影型バーチャルキーボード「R2-D2 バーチャルキーボード」を発表した。同日より直販サイト「ラナタウン」で予約受付を開始する。価格は33,480円。本体はR2-D2のフィギュアになっており、キーボードのグラフィックを設置面に向けて投影。映し出されたキーボード面を指で触れることで、入力を行う。入力を検知すると、R2-D2の「あの効果音」が鳴る仕様となっている。そのほか、パワーオン/オフ、Bluetoothペアリング、投影パターン輝度調整/キー音ボリューム調整/マウスモード切替/文字入力モード切替、省電力モード切替といった動作時も、効果音が鳴る。投影キーボードサイズは99mm×238mm、キー配列は英語68キー、光源は赤色LED。電源は充電式リチウムイオン電池(本体内蔵)で、電池容量は660mAh、動作時間は約2時間、充電時間は約3時間、最大充電回数は約300回。対応プロファイルはHID、対応OSはWindows 7 / 8、Mac OS X以降、Android 4.0以降。本体サイズは約W70×D51×H98mm。同時に、「ディズニー」「ピクサー」「マーベル」「スター・ウォーズ」の保有するキャラクターをモチーフにしたデジタルガジェットを展開する新ブランド『imp.(インプ)』を発表。今回のR2-D2 バーチャルキーボードは、impブランドの第1弾となる。(C)&TM Lucasfilm Ltd.
2014年05月07日秋田大学と凸版印刷は3月27日、鉱山開発の現場を仮想体験できる「バーチャル鉱山実習システム」を共同で開発したと発表した。通常入ることが難しい、鉱山開発の現場を作業者視点で疑似体験できるVR(バーチャルリアリティシステム)として、秋田大学が4月より開設する国際資源学部の講義などで活用する。なお鉱山をVRシステムとして再現し、大学の講義での活用は国内初となる。今回、現在開発をされている3つの鉱山で高精細画像の撮影や、高品位な3次元形状計測を実施。秋田大学の監修のもと、それぞれの鉱山における採掘法の3次元モデルや坑道屈進、採掘、運搬などの各工程、各種重機類の外観などを3次元CGで再現した。さらに同システムでは、コントローラーで仮想の鉱山内を自由に移動し、作業者の視点で鉱山開発の現場を見ることができる。臨場感あふれる映像とインタラクティブな操作により、学生に対し、通常入ることが難しい、鉱山開発の現場を疑似体験させ、その後の資源に対する興味と学習意欲の向上を目指す。
2014年03月28日「四国」と聞いて「お遍路」をイメージする人も多いのではないだろうか。白装束に身を包んで、四国にある八十八カ所のお寺巡りをする人たちの姿は有名だが、どうして八十八カ所もの寺を巡るのかということはあまり知られていない。しかも、実は多くの寺をまわる理由は諸説あり、どれが正解かは分かっていないのだ。四国ではその昔、海の向こうの浄土を目指す修行者が海辺で鍛錬を積み、その周辺を巡っていたことから、”土地やその道”を指す「辺地」・「辺路」が元になって「お遍路」という言葉が使われるようになったと考えられている。さらに、人間には八十八の煩悩があるとされるが、霊場を八十八カ所巡ることによってその煩悩がひとつずつ消えていき、ついには願いがかなうといわれていることから、多くの人がお遍路を巡るようになったとのいわれもある。ちなみに四国では、今でも弘法大師が札所を巡っているとされていて、お遍路で札所を巡ることで弘法大師の功徳を得られるといわれている。そして、こうしたいわれから、四国に残されている弘法大師ゆかりの地や社寺は「番外札所」とも呼ばれている。いずれにしても、今は「お遍路」というと、”四国のお寺を巡礼すること”を指すことになっているのは確かだろう。ところで、お遍路の全行程は約1,400kmに及び、また宗教的な意味合いも深いことから、巡礼に当たって身支度することが決まりとされている。どのような支度が必要なのか、お遍路の旅を専門に扱っている旅ネット四国の代表取締役である秋山忠さんに話を聞いた。「お遍路は、光に満ちた四国の大自然の中、お大師様(弘法大師)とともに心と身と体をみがき、八十八の煩悩を一つひとつ取り除き、大自然の中で生かされている喜びにひたると同時に、自分自身を見つめ直す修行の旅ですから、身を清める装束が必要です」。具体的には、まず、外を歩くのに欠かせない「菅笠(すげがさ)」が必要だ。その傘にきちんと”同行二人(どうぎょうににん=弘法大師とともに歩いていますよ、という意味)”などの決まり文句が記されていれば、お堂の中でも笠(かさ)を取らずにそのまま礼拝していいとされている。そして、忘れてはならないのが、「白衣(はくえ・はくい)」。上下白づくめが基本で、道中着と判衣の2着用意することが必須である。「ご宝印をいただくため、洗えないので注意してください。また、すべてのご宝印が高野山奥の院でそろった判衣は、自分が死んだあと、家宝としてのこすこともできますが、冥土へ旅立つ晴れ着にもできます」と秋山さんは説明する。それから、杖(つえ)は遍路を導く弘法大師の化身とされる「金剛杖(こんごうづえ)」。こちらは、取り扱いにも注意して、丁寧に扱うことが大切だ。「宿に着いたら、まず杖の先を洗い、隅々まできれいにふき、合掌しましょう。それから、橋の上では杖をついてはいけません」と秋山さん。さらに、「輪袈娑(わげさ)」も必要だ。これは礼拝の正装具であるが、遍路の道中修行の身支度段階ですでに身に付けることになっている。秋山さんは、「お手洗いなどの不浄な所に立ち入る際は取り外してください。また、輪袈娑はよくずれるので輪袈娑止めを購入するのがおすすめです」と言う。「山谷袋(さんやぶくろ・ずだぶくろ)」も持ち物を納めて持ち歩くのに便利なため、必需品といえるだろう。そのほか、「札入れ巡礼セット」や「念珠(ねんじゅ)」、そしてお遍路さんの特徴ともいえる仏様をもてなす「持鈴(じれい)」をそろえれば、もう一人前のお遍路さんにみえる。ちなみに、旅ネット四国では、金剛杖を除くすべての必需品を、1万~1万5千円ほどでそろえられるそう。「金剛杖は、仏様の代わりですから2万円ほどします」とのこと。最後に、1,400キロの道のりを巡る本来の方法は、自らの足で歩くことだが、タクシーやレンタカー、バスを利用する人もいるのだそうだ。距離があるだけでなく高低差も大きいことに加え、整備されている道ばかりとは限らないため、高齢者などにとっては大きな負担がかかることが間違いない。事実、約70%の人が途中でギブアップするというから、若者であっても相当な覚悟が必要かもしれない。しかし、自分で歩けないことを恥じる必要はない。大切なのは、お参りしようという心なのだから。交通手段を使う場合、イチオシはタクシーだという。秋山さんによると、四国霊場公認の「先達(道先案内人)」資格を持ったタクシー運転手なら、お参りの作法やお寺のいわれを教えてくれるばかりか、一緒に般若心境を唱(とな)えてくれるのだとか。いずれにしても、身支度にとりかかる際から、雑念を取り払い、神聖な気持ちで臨んでほしい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月13日ライフカードは26日から、ネット専用バーチャル型プリペイド『Vプリカ』の1周年記念キャンペーンを実施している。キャンペーン期間は30日23:59まで。インターネット専用バーチャル型プリペイド「Visaバーチャルプレイペイドカード(「Vプリカ」)」は、前払い方式の国際ブランド付きプリペイド。Visaインターネット加盟店であれば、月額課金のサイトなどを除き利用できる。Vプリカを購入するには、会員登録し、アカウントを開設。オンライン上でのバーチャル発行のみで、利用明細や残高は会員専用画面「Myページ」で確認できる。Vプリカ利用時には利用確認メールを送信する。1周年記念キャンペーンでは、期間中にVプリカを購入した人の中から、抽選で500人にVプリカギフト500円分をプレゼントする。当選者にはVプリカギフトの発送をもってかえる。発送は2012年7月中に、Vプリカアカウント登録のメールアドレスに送付する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月28日コスモウェブはこのほど、カラコンをバーチャル試着できるサイトカラコンME!をオープンした。同サイトでは、WEB上に自分の顔写真をアップロードすることで、簡単にカラコンの試着をすることができる。自動的に目の部分にカラコンを装着したイメージが見られ、微調整も可能。無料で利用できる。さらに、試着したカラコンを扱っているサイトのリンクも表示されるため、気に入ったカラコンが見つかれば、その場で購入を検討できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日