ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERMÉ PARIS)より、イースターに向けたショコラコレクション「パック(PÂQUES)」が登場。2019年3月20日(水)から4月23日(火)までの期間、ピエール・エルメ・パリ 直営ブティックとオンラインにて販売される。英語では「イースター」、フランス語で「パック」と呼ばれるキリスト教最大のお祭り「復活祭」。ピエール・エルメ・パリでは、そんな「復活祭」のモチーフであるウサギや卵の形のショコラを用意する。「ウフ」は、生命の源を表現する“卵”を模ったショコラ。日本限定で発売される「ウフ ショコラ ブロン」は、滑らかで濃厚なキャラメルの様な味わいが特徴だ。また、周りにオレンジピールやレーズンといったドライフルーツとヘーゼルナッツなどのナッツ類を散りばめた「マンディヤン」、繊細なレースで卵を模った「ダンテル」もラインナップ。「マンディヤン」と「ダンテル」は、それぞれ14cmと20cmの2つのサイズで展開される。生命の躍動を表現した“ウサギ”や卵を産む“ニワトリ”をモチーフにしたショコラも登場。約27センチの大きなウサギのショコラ「グラン ラパン レ」は、入園や入学のお祝いとしてもぴったり。その他、「ラパン ア ラ ブルーエット ノワール」「プール ドゥ パック ノワール」といった4種類のショコラがラインナップ。それぞれショコラ ノワール、ショコラ オ レの2種類の味を用意する。【詳細】パック 2019販売期間:2019年3月20日(水)~4月23日(火)販売店舗:ピエール・エルメ・パリ 直営ブティック、オンラインブティック価格例:・ウフ ショコラ ブロン 4,860円(税込)・ウフ ダンテル ノワール(Sサイズ)3,456円(税込)、レ(Mサイズ)4,320円(税込)・ウフ マンディヤン ノワール(Mサイズ)6,480円(税込)、レ(Sサイズ)4,320円(税込)・プティ ウフ(12個入) 1,620円(税込)・グラン ラパン レ 6,480円(税込)・ラパン ア ラ ブルーエット ノワール / レ 3,024円(税込)・ラパン ア ラ オット ノワール / レ 4,320円(税込)・プール ドゥ パック ノワール / レ 2,700円(税込)
2019年02月07日アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)は、2019-20年秋冬メンズコレクションを、フランス・パリにて発表した。様々な反骨的表現今シーズンのイメージソースになったのは、様々な時代に沸き起こったカウンターカルチャー。ヒッピーやボヘミアンなど、時代ごとに異なる反骨的な表現をミックスしている。ノイジーなイメージや、思わず目を留めるようなスペクタクルなテキスタイルパターン、ダイナミックな素材使いがコレクションの随所に見て取れる。コンテンポラリーで洗練された空気感ただ、モチーフそのものは喧騒の中にあるような、大胆でアイキャッチなものであっても、アクネ ストゥディオズのフィルターを通すことで、1歩俯瞰したようなコンテンポラリーなミニマリズムが漂う。たとえば、極端に長く設定された、ニットやストールのフリンジは、ともすればルーズな印象になるものだが、優しく印象的な色彩感覚によって洗練された空気感を放っている。起毛感のあるアニマル柄のレザーコートやパンツ、抽象的な模様をプリントしたツヤ感のあるセットアップも同じく、モチーフだけ切り取ってみるとアグレッシブだが、着用感や全体にまとう雰囲気は、クリーンでアーティスティックだ。それは、服を形作る仕立てやディテール、素材の発色、質感全てを鑑みたバランスが絶妙に計算された上で成り立っているからだろう。色や柄のミックスまた、円の上にグラフィカルな転写を重ねたプリントや、ラメで彩られた幾何学模様、波形のようにも木目のようにも見えるサイケデリックなカットソーなど、色や柄を織り交ぜた表現も散見された。ピンク、ライムグリーン、ブラウン、イエローなど様々な糸で波打つように編まれたニットには、上からオーガンザをかぶせて幻想的に。ふわりとしたニットの質感は、組み合わせた無骨なレザーパンツやハードなブーツによってより一層際立っている。オーバーシルエットのアウターアウターは、肩を大きくとったりドロップさせたりと、前を開けてラフに羽織れるようなオーバーシルエットがメイン。ブラウンベースのガンクラブチェックを施したステンカラーコートは、丸みを帯びた肩のフォルムや襟の造形、大き目のボタンが相互に作用して穏やかな雰囲気を描き出す。胸元には、貼り付けるようにして花を装飾。自然体ながらも凛とした、独自のスタイルを見せる。
2019年01月31日バリから電車で5時間45分、5日間のバカンスにニースに行ってきました。 着いた日は気温16℃、夏のような太陽の日差しで泳いでいる人もちらほら。 南仏は1年で300日くらい晴れというのを聞いたことがあります。冬のパリの天気とは大違いです。 海辺に行き、波が小石をさらう音を聞きながらお散歩したり、きれいな石を集めたり、デッサンしたり...南仏は魅力的な村が本当に沢山あるので、1日、旦那さんがバイクをレンタルしてエズ、モナコ、サンジャンカップフェラに行くことに急遽決めました。 海沿いの景色が本当に素晴らしいんです。 15年前に一人旅をしたときはナビがなかったので地図を買い、何回も迷子になりながらレンタカーを運転したのはいい思い出。 エズ村は地中海を一望できる眺め、ミシュラン星付きのレストランもいくつかあるのでとても人気の村です。 今回一番行きたかった場所が、サンジャンカップフェラにあるロスチャイルド邸。 今までフランスとイタリアで沢山の庭園を見てきましたが、こちらも負けず劣らず素晴らしかったです。 趣向を凝らした庭園は手入れが行き届いていて楽しめました。大きなサボテンなどのトロピカルガーデン、石庭のある日本庭園もありました。 ローズガーデンは薔薇の咲く季節に来れたら最高だと思います! この近くには最初のベルギー王が住んでいたヴィラもあります。 ロスチャイルドの娘エフルッシとベルギー王2人とも土地が欲しかったため喧嘩になったそうですが、最終的にはエフルッシが広い土地を買い占めたそうです。 でも毎日パーティを開いていたエフルッシは長生きせず、このヴィラにも長く住むことはできなかったようです。 南仏の空の表情は毎日違い、毎日がスペクタクルでした。
2019年01月31日ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)によるヴァレンティノ(VALENTINO)が、パリで2019年春夏オートクチュールコレクションショーを開催した。
2019年01月26日サルバム(sulvam)は、2019-20年秋冬コレクションを、2019年1月17日(木)に、フランス・パリのパレ・ド・トーキョーにて発表した。イメージや色彩の抽象性抽象的でアーティスティックなプリント柄は、絵の具で色を乗せたように優しくドリーミーな発色が魅力。コーチジャケットやフード付きコードには、柄に同化するようにパールが並べられており、みずみずしい神秘性を高めている。また、ボンデージパンツにも同じプリントを採用。意外性のあるアイテムに落とし込まれることで、プリントのイメージが錯綜し、意味合いが変化する。穏やかな色彩また、ソフトな起毛感の素材に乗せた色彩も、穏やかな表情を見せている。縁取るようにテープのラインを施し、メタルのボタンをあしらったパープルのジャケットや、青みが強いネイビーのウール地で仕立てたオーバーシルエットのコートは、柔和な色味が上品さを演出するとともに、ほのかなダークさも感じさせる。前衛的な造形その一方で、造形はアヴァンギャルド。脇に切れ込みを入れ、ショルダーをなだらかにドロップさせたジャケットや、ボタンを斜めに配し、アシンメトリーなドレープと垂れ下がるような袖が特徴的なニット、袖と肩を覆うパーツを繋ぎ合わせたファー素材のケープといったウェアは、その構築的なフォルムがユニークな存在感を放つ。金属の装飾を施したファーのレギンスは、地下足袋のような仕様になっており、身体に同化するように服地が寄り添っている。断ち切りの裾また、散見されたディテールは、“断ち切り”。ジャケットやロングスカート、ブラウスの裾から、糸がほつれているのが見える。あえて歪に裁断された布地の端からは、服作りの痕跡を実感させる無骨なクラフト感が感じられる。
2019年01月25日ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)が、1月17日に、パリで2019-20年秋冬メンズコレクションを発表。
2019年01月23日シャネル(CHANEL)が1月22日、2019年春夏 オートクチュール コレクションをパリのグラン パレで発表した。
2019年01月23日三原康裕によるメゾン ミハラヤスヒロ(Maison MIHARA YASUHIRO)が1月18日、パリで2019-20年秋冬メンズコレクションを発表。
2019年01月22日ユン(YOON)とバーバル(VERBAL)によるアンブッシュ®(AMBUSH®)が2019-20年秋冬コレクションをパリで発表。
2019年01月21日イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)がパリで2019-20年秋冬コレクションを発表。
2019年01月20日ルーク・メイヤー(Luke Meier)によるオーエーエムシー(OAMC)がパリで2019-20年秋冬メンズコレクションを発表。
2019年01月20日アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)がパリで2019-20年秋冬メンズコレクションを発表。
2019年01月20日ヘロン プレストン(HERON PRESTON) 2019年秋冬コレクションがパリで発表された。空港の“セキュリティゲート”をイメージした会場を舞台に倹約探知犬を従えた警備員に囲まれ、厳戒態勢で開催された今季のヘロン プレストン。しかしこれは全て演出なのだ。メンズ・ウィメンズの合同ショーとなる今季、ショー会場は空港のセキュリティゲートをイメージ。会場に設置された監視カメラを映す画面には、会場の観客の様子の他に、アニメーションのようなユニークな映像も時折映し出されている。そんな会場を舞台とするコレクションは、アメリカ合衆国運輸保安庁(TSA)やセキュリティガードなどへの憧れを形にしたもの。国の安全のために働く彼らのユニフォームをベースにしたワードローブが展開される。ワークジャケットを主役に散見されたワークジャケットは、ブランドロゴやブランドカラーのオレンジをアクセントにしたミニマルなデザイン。セットアップで取り入れられたジャケットは、膝下よりも丈を長く設定したビッグサイズが特徴。首元にはチェーンのネックレス、ジャケットの下にはドクロをモチーフにしたグラフィックシャツを取り入れた、ストリートスタイルを完成させている。女性らしさを強調したウィメンズライン今季本格展開となるウィメンズコレクションは、メンズと連動したデザインながらも、女性らしいエッセンスを詰めこんだ。セキュリティガードのユニフォームを基にしたであろうベストは、へそ上まで大胆に丈をカット。グレーのワークシャツに合わせたボトムスは、ぴったりとしたミニスカートで、女性らしいフォルムを強調している。ユニークなグラフィックで彩りを“輸入禁止グッズ”や“立入禁止区域”を現わすマークをモチーフにした、グラフィックTシャツも登場。“ペットとしての孔雀の持ち込みに関して”について、注意喚起を行うユニークなグラフィックは、ミニマルなデザインが特徴の今季のワードローブで、ひと際存在感を放っていた。UGGと初のコラボレーション!UGG(アグ)と初のコラボレーションを遂げた今季、ジップフロントのブーツとローカットスリップオンが登場。また厚いソールで、足に吸い付くような履き心地が特徴のナイキ(NIKE)の人気モデル・ハラチは、蛍光イエローのカラーに彩られ、モデルたちの足元を飾る。モデル達が去った後、ランウェイに現れたのは、ブランドデザイナーのヘロン・プレストン。メンズモデルが纏っていたクリーム色のワークシャツを着用した彼は、観客の大喝采の中、ショーが成功した歓喜を身体全体で味わうかのように、両手を掲げて会場を駆け巡る。空気を孕んだシャツは、ふわりと宙を舞うほど軽やかで、再び観客の視線がワードローブへと注がれる。機能的美学を追求した、彼の拘りを最後まで感じられるショーとなった。
2019年01月19日ヴァレンティノ(VALENTINO)2019-20年秋冬メンズコレクションが、日本時間2019年1月17日(木)午前01:30よりフランス・パリで発表される。ファッションプレスは、その模様をライブ配信。昨シーズンの2019年春夏コレクションでは、ストリートなスタイルを提案したヴァレンティノ。バケットハットやワイドデニム、パジャマルックなどで構成されたカジュアルな着こなしに、メゾンの歴史を感じさせるロゴや、まるでオートクチュールのように精緻な刺繍などを取り入れ、ラグジュアリーなストリートルックを展開した。【詳細】ヴァレンティノ 2019-20年秋冬メンズコレクション日本時間:2019年1月17日(木)午前01:30パリ現地時間:2019年1月16日(水)17:30
2019年01月19日落合宏理によるファセッタズム(FACETASM)がパリで、2019-20年秋冬メンズ&ウィメンズコレクションを発表。
2019年01月19日ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)の2019-20年秋冬メンズコレクションが、日本時間2019年1月18日(金)午前 1:30よりフランス・パリで発表される。ファッションプレスは、その模様をライブ配信。昨シーズンの2019年春夏コレクションでは、ミュージシャンのMIYAVIがランウェイに登場。漆黒の服が続く中。鮮やかな色彩で描かれた女性たちのグラフィックがプリントされ、「迷惑ですか 生きてるだけで」など、刺激的なメッセージが込められた。【詳細】ヨウジヤマモト 2019-20年秋冬メンズコレクション ライブ配信日本時間:2019年1月18日(金)午前 1:30パリ現地時間:1月17日(木)17:30※リアルタイム配信に際し、会場の状況により、配信スタートが遅れる場合有り。※現地でのランウェイショウスタートそのものの遅延により、配信が開始されてからランウェイショウのスタートまで30分以上時間がかかる場合あり。【問い合わせ先】ヨウジヤマモト プレスルームTEL:03-5463-1500
2019年01月19日宮下貴裕によるタカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.)がパリで2019-20年秋冬メンズコレクションを発表。
2019年01月19日アミ アレクサンドル マテュッシ(ami alexandre mattiussi)の2019-20年秋冬コレクションが1月17日、パリのシャイヨー宮で発表された。前シーズンにオフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™が使用したこの場所を「僕ならこう使う」と言わんばかりの演出。カーテンで仕切れたオートクチュール風の会場をモデルがウォーキングし、フィナーレにそのカーテンが開くと、ゲストの前にはエッフェル塔が広がるという仕掛け。当然ゲストは全員エッフェル塔の方向を向いている。海外からのブランドやデザイナーがパリで作品を発表し、ダイバーシティーがテーマの中、パリで育ったアレクサンドルらしい返答。フィナーレは大きな拍手に包まれた。今シーズンは、オーセンティックなクラシカルなコートを基本にパリ男のカラーのバランスを見せた。全身ホワイトの縮重ウールのコーディネートがファーストルック。ウィメンズを挟みつつスタートしたコレクションは黒、ベージュを基本にネイビー、ブラウン、カーキに、サックスのシャツ、ミントグリーンのウールコート、千鳥格子のジャケット、ヘリンボーンのツイードコート、チェックのタイロッケンなど、コンテンツは控えめにシンプルに力強いアイテムを中心にフレンチスタイルを提案。多様化の流れの中でルーツの明確化は今シーズンのメンズファッションの大きなテーマ。その背景のなかでパリをホームにするブランドであることを明確に示した同ブランドを代表するコレクションとなった。Text: Tatsuya Noda
2019年01月19日フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)は、2019-20年秋冬ウィメンズ&メンズコレクションを、フランス・パリで2019年1月15日(火)に発表した。服と身体の境目、服と服の境目目を引いたのは、服と身体の境目、服と服の境目を曖昧にするようなフォルム。黒やグレー、ベージュといったベーシックな色彩に彩られたダッフルコートは、未来的なシェルターを思わせる、身体を丸ごと包み込むようなシルエットを描く。立体的なパターンメイキングと、ハリのある素材で、服と身体の間に空間を創出。ミニマルな美しさを見せる。エレガントな分量感のワイドパンツワイドパンツは、布の分量をたっぷりと使った幾重にも折り重なるドレープが印象的。ボリュームがありながらも、流れるように美しいフォルムを描き、洗練された雰囲気を纏っているのは、端正なカッティングあってこそのものだろう。しなやかなデニムで形づくられたサルエルパンツも、品のある雰囲気を放っている。相反する身体と服地の流れ身体のラインをあえて無視することで生まれる曲線のエレガンスは、前を閉めることで布地が引っ張られ、波打つようなギャザー、ドレープが刻まれるプルオーバーや、アシンメトリーのブルゾンに見て取れる。ウール地のショールジャケットは、ピンを留める位置によって表情を変える偶然的な造形。都度変わる襟元の開き具合や布地の流れは、身体を無視しているようで、逆説的に身体の存在を浮き彫りにする。服と服の繋ぎ目を曖昧に変わった形のストールかと思えば、服が無造作に首に巻き付けられたもので、顔をホールドするフードかと思えば、何かの袖をぐるりと被ったもの。ニットカーディガンのポケットから伸びるストールや、ブラウスの前後に平面的なジャケットを取り付けたような遊び心のあるデザインは、服と服の繋ぎ目を不明瞭にする。和服のようなシルエットキルティングのケープには袖を通す穴が施されており、下に重ねた同素材のジャケットの袖が見える。Aラインシルエットのケープは裾に向けて広がり、まるで羽織りのよう。一見ロングスカートのようにも見える縦長のシルエットのワイドパンツに組み合わせると、より一層日本的なシルエットを描き出す。スイコックとのコラボシューズまた、シューズはスイコック(SUICOKE)とのコラボレーション。ランニングシューズとデザートブーツをハイブリッドさせたようなデザインに仕立てられている。アクティブなソールが特徴的だ。
2019年01月19日ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)がパリで2019-20年秋冬コレクションを発表。
2019年01月18日昨年6月に行われたピッティ・ウオモのゲストデザイナーとして初の海外でのコレクションショーを行ったフミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)が、1月15日パリファッションウィーク・メンズで2019-20秋冬コレクションを発表した。前シーズン同様に青を貴重としたLEDライトに白というミニマムな会場セッティングでメンズ、ウィメンズの両ラインが発表された。Text: Tatsuya Noda
2019年01月17日コモンスウェーデン(CMMN SWDN)がパリで2019-20年秋冬コレクションを発表した。
2019年01月16日日本文化が織り込まれた和菓子が、いま欧米諸国でも注目されている。美食大国であり、お菓子の国であるフランス・パリで、人々に愛される和菓子店や和菓子職人など、パリの和菓子を訪ねてみた。在仏10年の和菓子職人が語る映画と“どら焼き”の関係とは? 和菓子の名店、新店を訪ねた後は、パリで活躍する和菓子職人・村田崇徳さんのもとへ。村田さんは、製菓学校で和菓子を学び、京都の老舗和菓子舗で修業。その後、洋菓子職人の兄が修業するパリへ。ミシュラン一つ星の高級日本料理店「あい田」で和菓子職人として働き、ロマン・ガイヤさんと「パティスリー朋」を立ち上げた。パリの和菓子職人、村田崇徳さん©️KOJIMA銅鍋で餡を練る村田さん。十数年にわたり使い続ける大切な仕事道具。「ちょっとのつもりで来てからもう10年に」と笑う村田さん。パリで和菓子、いや餡に注目が集まったきっかけを「ここ数年、世界的な健康ブームで和菓子が注目されていることもあります。ただ「パティスリー朋 TOMO」のどら焼きに大きく影響したのは、河瀬直美さんの映画『あん』でした。映画のおかげで、餡やどら焼きに興味や関心をもつひとが増えた」と話す。また和菓子が大好きなフランス人のロマンさんが、店を開くことで「フランスのひとたちに、より和菓子を身近に感じてもらえた」と村田さん。「どら焼きはおまかせ」と、ジャポニスム2018の和菓子ライブパフォーマンスもお手伝いフランス人も満足させる、本格的な和菓子を提案したい現在は、来年開店予定である自身の和菓子屋「TAKANORI MURATA PARIS」の出店準備中だ。「パリでは、餡のおいしさがわかるひと、またアレルゲンの少ない米粉でつくる和菓子を好むひとが増えてきました。もちもちした食感の餅菓子は、フランス人も好きな人が多い。長くパリで仕事をしてきて、フランス人の好みもわかってきました。それをふまえ、より本格的な和菓子を提案する店にしたい」。村田さんが手掛けるシャンパーニュの葛まんじゅう、どら焼き、フランス産栗の焼き栗、芥子の実大福など©️KOJIMA『TAKANORI MURATA PARIS』でも提供したいと話す、美しい和菓子「氷菓」©️KOJIMAパリの和菓子屋「TAKANORI MURATA PARIS」が話題となる日は、そう遠くないはずだ。取材・文/森 有貴子<プロフィール>江戸の老舗や職人などの取材が多く、相撲、歌舞伎、落語と江戸文化好き。オンラインマガジン「暮らしとおしゃれの編集室」(主婦と生活社)にて「大人の江戸あるき」というコラムを連載中。2019年から和菓子連載を予定。
2018年11月24日ジャポニズム2018! 日仏友好160年を記念し、今年の7月からフランスではたくさんの日本文化を大規模かつ総合的に紹介するイベントが開催されています。この記念すべき年に日本人の一人としてパリに居ることがなんだかとても嬉しく、喜びを実感しています。 先日、その公式企画のひとつ、松竹大歌舞伎を鑑賞してきました。日本に居た頃は、観に行きたいなあと思いながらも忙しさを口実に一度も観に行ったことがなかった歌舞伎。パリに来て、大学の授業の一環でオペラやバレエを鑑賞する機会が多々あり、クラシックの魅力を再確認しました。この地で歌舞伎が観れたらいいなあと長年心の片隅で思っていたこと本当に叶ったので、私としては喜びもひとしおでした! 由緒ある劇場で14年ぶりの公演 公演会場に選ばれたのは、Théâtre National de Chaillot(国立シャイヨー劇場)。場所はトロカデロのすぐ近くで、劇場のカフェから見える夜のエッフェル塔は格別なんです! シャイヨー劇場は、ダンス、またはダンスにまつわる公演をメインにプログラムしている国立の劇場で、現在の施設は1937年のパリ万博に合わせて建設されました。そして約10年後には、劇場の大ホールにて世界人権宣言が発表されるなど、歴史にも名を残す劇場なのです。そんな由緒ある地で、日本の歌舞伎が上演されるのは、14年ぶり2度目! 今回松竹大歌舞伎の主演を務めたのは、中村獅童さんと中村七之助さん。上演された演目は「色彩間苅豆 かさね」そして歌舞伎の十八番「鳴神」。 前者の「かさね」は、男女のすれ違いに深い因果関係が絡んだ物語。台詞ではなくて三味線と唄がメインで進行していくもの。非常にゆったりとしたテンポで、間合いの美学と言いますか、多くを語らず、空気で魅せると言った感じでした。日本人の私でも唄のことばが難しかったので、ストーリーを感じながら、主演のお二人の世界に身を委ねながら鑑賞しました。 もう一方の「鳴神」は、台詞で進行していくので、分かりやすく、またちょっと喜劇の要素もあり楽しめました。後半は特にダイナミックな演出と共に見せ場が続いて、初心者の私にも理解しすくとても面白かったです。フランス人には翻訳のオーディオガイドが提供されており、コミカルな場面では皆さん結構笑われていて、この作品はフランス人にも受けが良かったように見えました。 獅童さんのよくとおる声と立ち回りの美しさ、そして力強い演技。それから、七之助さんの女方の所作は、女性の私から見てもうっとりするほど綺麗で品があって奥ゆかしくて、日頃の自分の動作を恥じたくなるような瞬間が幾度とあり、見ていて勉強になりました。ジェンダーレスと言われる現代に生きていて、性別を超えて人間としての魅力を問う良さがありますが、古典を見ながら、男らしさ女らしさというものもあって良いのだなと思いました。芸に身を一心に捧げてきたお二人の姿は舞台の上でとても輝いていて、多くのフランス人の観客を魅了したことと思います。 日本を離れて生活するようになってから、日本の文化、特に伝統芸能に興味を抱くようになりました。ジャポニスムは約8ヶ月間に渡って行われ、期間中はたくさんの日本文化がパリで紹介されるので、思う存分楽しみたいと思います!
2018年10月20日ノワール ケイ ニノミヤ(noir kei ninomiya)の2019年春夏コレクションが、フランス・パリで発表された。ショーでしか体験できないこと「ファッションショーでしか体験できないことを届けたい。」デザイナーの二宮啓の願いは、ドラマティックな演出で実現される。モデルがランウェイに降りた瞬間“たんぽぽになった”。真っ白なふわふわヘアーから、一つまた一つと綿毛が舞い、ふわふわと会場を漂っている。“花と人が一つになる”夢のような物語からショーはスタートした。テーマは「フュージョン」テーマは「フュージョン」。AとBが一つになって新しいものを作る。目指したのは、相反するものを融合させるのではなく、交わるはずのない異なる性質のコンバイン。軽い素材と重量感のある素材のミックスはありきたりだから…と、シルクとPVC、合皮とオーガンジーといった不協和音のようなマッチングにトライした。小さなパーツを繋いで服を作る小さなパーツやリボン状の長いパーツを繰り返し、繰り返し、繋げて出来上がるウェア。薄いPVCが波のように重なったジャケットやコート。断層のようにレザーを重ねたライダースジャケット。小さなピースを繋ぐのは光沢のあるメタルで、マテリアルの隙間からほっこり顔を出して輝きを届ける。コーディネートはレイヤードをポイントに。ライダースジャケットの上にはベストを、スカートの上にはさらにスカートを、斬新なミックススタイルが提案される。花のようなドレスなどもありながらも、新しさを感じたのはマニッシュなスタイル。テーラードコートやブルゾン、パンツスタイルなどが登場している。
2018年10月07日ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)の2019年夏コレクションが、フランス・パリで発表された。ガルニエ宮を選ぶ意味会場は“オペラ座”でおなじみの歌劇場・ガルニエ宮。華やかなゴールドの壁面と優美な所蔵品、“宝物がたくさん詰まった”パリ人気のスポットが今季もショー会場である。ステラ・マッカートニーがこの場所にこだわっているのは、ブランドが“リアルクローズであること”を訴えかけるため。女性たちの日常になじむピースだからこそ、歴史あるこの豪華絢爛な会場とのコントラストがユニークに映るのだ。エシカルであることは当たり前これまでの中でも一番サスティナブルであったという今季。リサイクルナイロンを含め、素材、そして製法にはとことんこだわり、エシカルであることは当然だ、とファッションを通して世界に発信している。リラックスムードとリズミカルなテキスタイル男性性と女性性の融合、この根っこの部分は変わらないが、今季は尖った部分が抑えてマイルドになり、全体に流れるのはリラックスしたムード。ぽわんぽわんと歩みに合わせて揺れるフリルのミニワンピース、ふわふわと舞い踊るエアリーなドレスといった、リズミカルな動きもまた、穏やかな気持ちにさせてくれるのだ。うねり動くディテール豊かな表情を生み出す“動き”はディテールにも反映させた。ブルゾンやパンツの上には、波のようにうねるジップを配した。開閉できるこのディテールは全開にして、生地の広がりを楽しむのが気分だ。夏に着るリネンスーツマスキュリンなスーツは、暑い夏を乗り越えてほしいと願いを込めて、リネンで仕立てた。夏にぴったりなこの素材は、快適な着心地だけでなく、肌にも優しく、すっと馴染んでボディにあったショルダーラインを作り出してくれる。ラペルの横には異素材のリボンを添えて。クロスしてボタンに引っ掛ければアクセサリーとなる、遊び心のあるディテールだ。ステラお気に入りのタイダイハッピーな気分は、ステラお気に入りのタイダイで視覚的に表現。ピンクやグリーンなど、少し褪せたパステルカラーを選んで、大人の女性も気楽に着れるミニワンピースを作り出している。
2018年10月07日ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)が10月1日、パリで2019年サマーコレクションを発表した。
2018年10月06日ビューティフルピープル(beautiful people)の2019年春夏コレクションが、フランス・パリで2018年10月2日(火)に発表された。テーマは「サイド C」。ワイン染め、自然由来のマテリアル“タタン、タタン、タタン…”リズミカルな音とともに幕を開けた、今季のランウェイショー。足早なスピード感のある音色が響くが、装いはナチュラルで優しい印象。オーガニックにこだわったというマテリアルには、ホワイトやサンド、淡いブルーやピンクなど柔らかな色を染めて。染色はワインで行い、塩を縮ませた自然由来の素材。そのナチュラルな風合いをいかしたワンピースが並んでいる。違和感のあるディテール目を凝らしてみると、どのピースも少し違和感がある。解体と再構築を繰り返して作られているため、ワンピースでありながらジャケットやフーディコート、ブラウスのようにも見え、そして一部分が切れていたり、脇下や腰のラインにスリットが入っていたり、リボンが長くのびていたり…“無意味な”ディテールがあるように見える。ランウェイ中に始まる着付けショーこの謎は、全ルックの公開後に解決される。ランウェイに出たピースが4体再登場すると、グレーの羽織りを纏った職人たちが。モデルの前に立つと、ジップを開閉したり、布を織り込んだり、巻き付けたりして、まるで全く違うピースへと変幻させる。そう、今シーズンの新作は自由自在に変幻するワードローブなのだ。「サイド C」というテーマには、AからCへ、CからBへ…と変換する終わらない可能性の意味を込めたもの。布を内から外へ、前から後ろへ、その反対も…とパズルのように組み合わせていけば、想像以上の新シルエットがそこには出来上がる。自由自在に変幻する新しいワードローブ巻き付けていたマテリアルに腕を通すとコートに変幻するドレス。トレンチコートは、腕を通さず腰巻きすることで、反対にドレスへと変化。いくつものステップを踏むことで、何通りもの着こなしができる洋服には、“前に進み新しいものを生み出したい”という強い想いが込められている。
2018年10月06日