セイコーエプソンは2月18日、1.2Vで動作する低消費電力16ビットフラッシュメモリ内蔵マイコン「S1C17W00」シリーズに小型パッケージの「S1C17W03/04」2品種を追加したと発表した。同シリーズは消費電力が特徴で、小型・小容量のコイン型電池などで駆動する携帯電子機器への組み込みに最適な製品であり、幅広いセンサへの対応も可能である。また、従来はデジタルウォッチやプライスタグ(電子棚札)などを主要ターゲットとし、その表示用途のために液晶ドライバ回路を内蔵していた。しかし近年では、産業分野や住宅設備に使われるガス警報機、人感センサ、電子鍵などのセンサ端末や、スマートフォンとの連携を前提としたウェアラブル機器向けに、表示機能を持たないシンプルで小型化された低消費電力マイコンのニーズが高まってきている。そこで今回、表示機能を割愛することで、従来品に比べ、表面積を削減した小型パッケージ品を同シリーズに追加した。具体的には、電源電圧1.2V~3.6Vの広範囲駆動で、ボタン型の酸化銀電池からリチウムイオンコイン電池まで、多種多様な電池に対応できるだけでなく、独自の低リークプロセスと電源回路技術により、待機時消費電流を電圧に関わりなく0.15μAに抑えている。さらに、12ビットA/D変換器と温湿度計測に最適化されたR/F変換器やUART、SPI、I2Cの各種シリアルインタフェースを内蔵しており、さまざまなセンサとの接続が可能であるため、センサノードコントローラとして幅広い分野に応用することができる。なお、パッケージは「S1C17W03」が32ピンSQFN5。また、パッケージだけでなくベアチップでの出荷も可能となっている。サンプル価格は「S1C17W03」が160円(税抜き)。両品種とも月産20万個を予定している。
2015年02月19日SanDiskは2月18日、次世代のコネクテッドカーや車載インフォテインメントシステムを対象とする車載向けに堅牢なNANDフラッシュソリューションを発表した。今回発表の車載用ストレージソリューションのポートフォリオには、車載使用に耐えうるSDカードと、iNAND組み込みフラッシュドライブ(EFD)があり、最大容量64GBまでラインアップされている。独自のフラッシュストレージアーキテクチャにより、これらのソリューションはデータインテンシブな車内インフォテインメントやコネクテッドカーアプリケーションの優れた体験を可能にし、地図の読み込みの高速化、タッチスクリーンの応答性の向上、起伏のある道を運転する際の干渉の軽減などが図れる。また、自動車市場の厳しい信頼性、耐久性、品質、温度要件に対応しており、AEC-Q100認証を取得している。動作温度範囲は-40℃~85℃である。さらに、徹底した垂直統合により、フラッシュメモリウェハの製造から製品の組み立て、試験、分析、顧客への提供まで品質管理を強化している。そして、主な車載向けチップセットベンダーと緊密に連携し、新たな車載向けストレージソリューションを最新アプリケーションプロセッサ向けに最適化し、自動車メーカーによる導入プロセスをさらに簡素化している。この他、車載用iNAND EFDのみ、eMMC 4.51 HS200規格に準拠し、最大30MB/秒のシーケンシャル書き込み、最大120MB/秒のシーケンシャル読み込みを実現している。なお、車載用ストレージソリューションは、ティア1サプライヤーを通じて世界中の主な自動車メーカー向けにサンプル出荷を開始している。
2015年02月18日サンディスクは18日、次世代の「コネクテッドカー」や車載インフォテインメントシステムを対象とした、車載用のフラッシュストレージソリューションを発表した。サプライヤー向けのラインナップとしては、車載使用に耐えうるSanDisk SDカード、iNAND組み込みフラッシュドライブ(EFD)を用意。容量は最大64GBとなる。信頼性を重視して開発、製造されており、AEC-Q100認証を取得。今回のソリューションによって、カーナビ地図の読み込みを高速化したり、タッチパネル応答性を向上したりといった効果を実現できるとしている。
2015年02月18日リコーイメージングは10日、PENTAXブランドのデジタル一眼カメラ用コンパクトオートフラッシュ「AF201FG」を発表した。近日発売予定としており、価格はオープン、推定市場価格は1万円台の半ば。防塵・防滴構造のオートフラッシュで、ホットシューを含む18カ所をシーリングしている。小型軽量の本体は、PENTAX「Q」シリーズで使用するのに適したデザインだ。ガイドナンバーは「20」。上下方向への角度調節が可能で、調整角度は-10度 / 0度 / 30度 / 45度 / 60度 / 75度 / 90度 / 105度 / 120度 / 130度となっており、バウンス撮影にも対応する。発光モードはP-TTL調光(先幕シンクロ・後幕シンクロ)、マニュアル発光(FULL・1/4)の4種類。スライド式ワイドパネルを内蔵し、使用時には20mm相当の画角(35mm換算)をカバーする。主な仕様は、照射角度が水平70度/垂直53度、ワイドパネル使用時が水平98度/垂直53度、感度連動範囲がISO25~1600、発光間隔が7秒、発光回数が約80回(単4形乾電池使用時)。電源には単4形乾電池型×2本を用いる。本体サイズはW約65×D31×H72.5mm、重量は約141g(電池のぞく)。
2015年02月10日TDKは11月18日、約30mm×50mmと小型サイズのSSDでありながら、128GBまで対応可能なシリアルATA II対応の産業用NAND型フラッシュメモリモジュール「SMG4A」シリーズを発表した。2015年1月より販売を開始する。近年、産業用PCボードでは、mSATAインタフェースを設ける例が増えてきている。そのため、同社も独自のコントローラを搭載した同シリーズをラインナップし、従来品の「SMG3B」シリーズに加えて、mSATAタイプのNAND型モジュールの対応領域を強化した。その中でも、MLC NAND型フラッシュメモリ搭載品のニーズが増えているため、今回標準対応した。一方で、MLC NAND型フラッシュメモリは突然の電源遮断が発生した際に書き込み対象データ以外のデータを破壊するといった影響をおよぼすことがあるため、産業用途で使用するためには、その対策が必須となる。同シリーズでは、独自のコントローラIC「GBDriver RS4」の電源遮断耐性アルゴリズムに加え、内部電源バックアップ回路を合わせて使用することで、突然の電源遮断時の書き込み対象データ以外のデータを破壊するといった影響をおよぼすことを完全に阻止した。また、「GBDriver RS4」を搭載することで、Enhanced ECC機能、リードリトライ機能、オートリカバリ機能、データランダマイズ機能、オートリフレッシュ機能といったデータ信頼性を高めるための機能を有することはもちろんのこと、寿命診断ソフト「TDK SMART」を用いることで定量的な寿命管理も容易であるという。さらに、データセキュリティ機能も充実しており、ATAのセキュリティ機能、AES 128ビット暗号化機能だけでなく、TDK独自のセキュリティ機能も実装している。これらにより、データを暗号化して記録することができるため、データ改ざん、漏洩など万が一の場合においても、強固なセキュリティを提供するとしている。
2014年11月20日Spansionは、車載グレードのシリアルNORフラッシュメモリ「Spansion FL-S」ファミリの新製品として、動作温度範囲を125℃まで拡張した「S25FL128S/256S」2品種を発表した。128MBの「S25FL128S」と256MBの「S25FL256S」は、-40℃~+125℃の幅広い温度範囲での動作が保証されている。同社では、今回の2品種が動作温度を拡張しながら、AEC-Q100に準拠するなど、車載品質と性能基準を満たしており、4MB~1GBの既存のシリアルフラッシュメモリポートフォリオが強化されたとしている。なお、パッケージはSOIC、WSONもしくはBGA。すでにサンプル出荷を開始している。
2014年11月14日ジョセフ・ゴードン=レヴィットがオリヴァー・ストーン監督の新作で、アメリカ政府の情報収集活動について告発した元CIA局員のエドワード・スノーデン氏を演じることが決まった。ジョセフの元には9月頃にオファーがあり、まだ正式な契約は交わしていないが、映画サイト「Deadline.com」によると、10日(現地時間)に『The Snowden Files』(原題)のプロデューサーがジョセフの出演を認めたという。スノーデン氏は2013年6月、香港でメディアを通じてアメリカ国家安全保障局(NSA)による個人情報収集について告発し、同年8月から期限付きの滞在許可を得てロシアに滞在している。『The Snowden Files』はスノーデンのロシア人弁護士、アナトリー・クチュレナが執筆した小説「Time Of The Octopus」(原題)を脚色するもので、来年1月からドイツのミュンヘンで撮影開始を予定している。スノーデン氏に関する映画の企画はもう1本あり、『007』シリーズで知られるプロデューサー、バーバラ・ブロッコリは、2012年12月からスノーデン氏と接触し、翌年6月に香港でインタビューを行なったジャーナリストのグレン・グリーンウォルドのノンフィクション作「No Place to Hide: Edward Snowden, the NSA, and the U.S. Surveillance State」(原題)の映画化企画を勧めている。(text:Yuki Tominaga)
2014年11月13日Spansionは11月11日、民生/通信/産業機器向けe.MMC NAND型フラッシュメモリ製品ファミリ「S4041-1B1」を発表した。同ファミリは8GBならびに16GBの2種類の容量ならびに153 BGA(0.5mmボールピッチ)および100 BGA(1.0mmボールピッチ)と、-25~+85℃および-45~+85℃の動作温度範囲で分けられた合計8製品がラインアップされている。プロセスは19nmを採用しており、1ダイ当たり8GBのMLC品を採用。今後のロードマップとして4GB品と32GB品も提供する予定だとしている。いずれの製品もJEDEC e.MMC 4.51コマンドセットをサポートしているほか、フィールドファームウェアのアップデート、健全性診断レポート、自動バックグランド処理などのe.MMC 5.0で選定された機能サポートも含んでいる。またe.MMCモジュールにはPHISON Electronicsのコントローラを搭載することで、パフォーマンス管理やバッドブロック管理、ウェアレベリングなども可能となっており、組込機器など長期間での使用時に求められる品質の要件に対応を可能としたとする。さらに同社では、組み込み市場向けにメモリソリューションの検証作業を支援する「Memory Diagnostics Toolkit(メモリ診断ツールキット)」も提供しており、これによりエンジニアリング診断、解析、構成、書き込みを可能とし、メモリの検証・品質認定プロセスを迅速化することを可能にしたとする。なお、同ファミリはすでに量産出荷を開始しており、主に産業機器や医療機器、通信機器などに向けて提供を行っていく予定とするほか、2015年には自動車分野の要求に対応した製品の提供も行っていく計画としている。
2014年11月11日サイオステクノロジーは、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズと共同で、SQL Serverとフラッシュ・ストレージを用いた低コスト・高速・高可用性サーバの構築に関するセミナーを11月14日に開催する。セミナーでは、「フラッシュ・ストレージの動向とioMemory製品」「Haswellプロセッサ搭載のSystem x製品の最新情報と、フラッシュ・ストレージの実機による効果」「フラッシュ・ストレージを使用した高速データベースサーバの可用性を向上する方法」について講演が行われる。具体的には、「IBM System x3650」+「 ioDriveによる高速データベースサーバ」のHAクラスターシステムを、「Windows Server フェールオーバー クラスタリング」+「DataKeeper」によって、非共有ディスク構成の高速HAクラスターシステムとして構築する方法が紹介される。加えて、Windows 2012からサポートされたSQL Server Always On可用性グループ機能を用いたクラスターシステムとの性能比較を行った実測データに関する解説も行われる。概要は以下のとおり。開催日時: 2014年11月14日(金)14:30-17:20(受付開始 14:00)開催場所:レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ 秋葉原本社セミナールーム定員:35名受講対象:System xを取り扱っているビジネス・パートナーのエンジニア申し込みはWebサイトから行うことができ、参加者はサイオスの 「LifeKeeper/DataKeeper 有償テクニカルトレーニング」(5万円相当)を無償で受講可能なクーポンがもらえる。
2014年11月06日日本オラクルは10月23日、Oracle DBに特化し、フラッシュ・メモリーを最大912TB搭載可能なフラッシュ・ストレージ「Oracle FS1 Flash Storage System」(以下、「Oracle FS1」)の国内販売開始を発表した。出荷開始は2014年11月を予定している。「Oracle FS1」は、エンタープライズSAN向けフラッシュ・HDDも搭載できる点が特徴だという。「Oracle FS1」はデータ圧縮のHybrid Columnar Compression(HCC)や圧縮データの最適配置を行うAutomatic Deta Optimization(ADO)など、Oracle DBに特化した機能を搭載。また、「QoS Plus」という、優先度に応じた自動階層化機能を搭載する。米Oracle プロダクト・マネジメント担当バイスプレジデント ボブ・マネス氏は、「他社製品は優先順付けなしでFirst In First Outで処理しており、ビジネスの優先度にI/O性能が不一致となるが、Oracle FS1はビジネス優先度に即してI/O管理ができる」とした。「QoS Plus」は、5つの優先度を設定することができ、優先度に応じて、パフォーマンス重視のフラッシュストレージ、容量重視のフラッシュストレージ、パフォーマンス重視のHDD、容量重視のHDDという、4つのストレージ層に分けて格納できる。最大16HAリードまでスケールアウトでき、フラッシュは数ペタバイトまで拡張できる(ノードあたりでは最大容量:912TB(フラッシュ構成)/ 2.88PB(ディスク・ドライブ構成))。スループットは、最大200万の読み込み・書き込み性能(IOPS)、毎秒80GBのスループットを実現。ボブ・マネス氏は「Oracle FS1は最大5.8PBまで増設可能なSANストレージだ。他社はWriteとReadの比率を20:80でIOPSを計算しているが、Oracleは50:50で計算しており、パフォーマンスは最大8.7倍良い」とアピールした。日本オラクル 常務執行役員 システム事業統括 飯尾光國氏は、国内の販売戦略に関して「Oracle FS1は、Oracle DBに特化したストレージで、Oracle DBの高速化ニーズへの対応していく。QoS Plusによって独自価値を提供し、フラッシュ・ストレージ市場でリーダーシップを確立したい」と述べた。価格(予価)は、9,379,559円(税別。オールフラッシュによる最小構成)。ボブ・マネス氏は、同等の競合ソフトウェアでいえば、22万5000ドル相当のソフトウェア込みの価格で、コストパフォーマンスは高いとアピールした。
2014年10月24日サンディスクは16日、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットと32GBの内蔵フラッシュメモリを搭載した、Wi-Fi対応のストレージデバイス「サンディスク・コネクト・ワイヤレス・メディアドライブ」を発表した。10月下旬より発売し、店頭予想価格は17,000円前後(税別)。スマートフォンやタブレット、PCからWi-Fi(無線LAN)でワイヤレス接続し、データを保存したり参照したりできるストレージデバイス。iOS用とAndroid用のアクセスアプリも提供しており、iOS 6.0以降とAndroid 2.3以降に対応。アクセスアプリは、スマートフォンの電話帳をバックアップ/リストアする機能も持っている(スマートフォンを機種変更するときに電話帳をスムーズに引き継げる)。Wi-Fiの暗号化はWPA2に対応し、最大で8台のデバイスから接続できる。保存してあるHD映像を再生する場合、同時に再生できるHD映像は最大5つとなる。電源は内蔵バッテリで、駆動時間は約8時間。充電用のACアダプタが付属する。USB 2.0インタフェースを備え、Wi-Fi接続のほか、USB有線接続も可能だ。本体サイズはW65×D65×H13.5mm。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Mac OS X 10.6以降。
2014年10月16日東芝は10月2日、スマートフォンやタブレット、ウェアラブル端末向けに、最先端の15nmプロセスを用いたNAND型フラッシュメモリチップを採用した、世界最小クラスの組み込み式NAND型フラッシュメモリ(eMMC)を発表した。同製品は、15nmプロセスを用いたNAND型フラッシュメモリチップとコントローラチップを一体化し、書き込みブロック管理、エラー訂正、ドライバーソフトウェアなどといった制御機能を搭載した組み込み式NAND型フラッシュメモリである。最先端プロセスを採用したNAND型フラッシュメモリチップを使用することにより、従来製品に比べてパッケージサイズ面積を約26%小型化した。また、NAND型フラッシュメモリチップの基本性能の向上やコントローラ処理の最適化などにより、読み出し・書き込み性能の向上を図っており、従来製品に比べて読み出し速度が最大約8%、書き込み速度が最大約20%高速化している。なお、11mm×10mmサイズのFBGAパッケージを8~64GBの製品に採用している。すでに、16GB品のサンプル出荷を開始しており、8/32/64/128GB品も順次開始していく予定。
2014年10月03日東芝は2日、15nmプロセスのNAND型フラッシュメモリチップを採用した、組み込み式NAND型フラッシュメモリを発表。同日より、16GBモデルのサンプル出荷を開始した。8GB / 32GB / 64GB / 128GBモデルについても順次サンプル出荷を始める。15nmプロセスで製造されたNAND型フラッシュメモリチップと、コントローラチップを一体化した組み込み式のNAND型フラッシュメモリ。従来製品に比べてパッケージ面積が約26%小型化しており、スマートフォンやタブレット端末などへの組み込みに最適としている。各容量とも、東芝の製品カテゴリとして、ハイエンドクラスの「Supreme」と、ミドルからローエンドクラスの「Premium」をラインナップ。量産時期は、8GBモデルと128GBモデル(Supreme)が2015年4月~6月、それ以外は2015年1月~3月となっている。基本性能の向上やコントローラ処理の最適化も行われており、リードで最大8%、ライトで最大2%速度が向上している。インタフェースはeMMC Version 5.0規格準拠のHS-MMC、バス幅はx1 / x4 / x8。本体サイズはW11~11.5×D10~13×H0.8~1.4mm。
2014年10月02日東芝は23日、世界初(2014年4月23日現在、東芝調べ)となる15nmプロセスのNANDフラッシュメモリを開発し、量産開始することを発表した。三重県の四日市工場にて4月末から順次、現行の19nm第二世代から切り替えていく。今回のNANDフラッシュメモリは、2bit/セルの128Gbit(16GB)製品となる。現行世代の製品と比較して、書き込み速度はほぼ同等だが、高速インタフェース仕様を採用することによって、データ転送速度が1.3倍に向上したという(533Mbit/秒)。さらに東芝では、15nmプロセスを用いた3bit/セルのNANDフラッシュメモリについても、2014年の第1四半期中の量産開始を計画している。同時に開発している高性能NANDコントローラを組み合わせることで、スマートフォンやタブレットPCなどへの搭載、そしてSSDの開発によるノートPCなどへの搭載を展開する考え。
2014年04月23日マーベル・スタジオの新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(原題)』の主演候補に、ジョセフ・ゴードン=レヴィットが挙がっている。ほかにも数名の俳優の名前が挙がっており、彼がオファーを受けるかどうかはまだわからない。『アイアンマン』『マイティ・ソー』『アベンジャーズ』など立て続けにヒットを飛ばしているマーベル・スタジオが現在企画中の新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(原題)』は、1969年に初めてコミック界にデビューしたが、独立したコミックシリーズとなったのは90年代になってから。主人公のスターロード・ピーター・クウィルは、人間の母とエイリアンのハーフで、ほかのエイリアンたちを率いて悪いエイリアンたちと戦う。原作コミックでは、クウィルたちが率いるエイリアンは、アベンジャーズたちと協力しあうことになっており、将来、『アベンジャーズ』の続編に出してくる上でも無理がない。ゴードン=レヴィットのほかにクウィル役の候補に挙がっているのは、『クラウド アトラス』のジム・スタージェス、『ホビット 思いがけない冒険』のリー・ペイス、『レ・ミゼラブル』のエディ・レッドメイン、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジョエル・エドガートンなど。監督はジェームズ・ガン氏に決定している。文:猿渡由紀
2013年01月04日ブルース・ウィリスとジョセフ・ゴードン=レヴィットの初競演で贈る、SFアクション・エンタテインメント『LOOPER/ルーパー』。本作でベテラン俳優ブルースと同一人物を演じているジョセフだが、ブルースに似せるためメイクに3時間もかけたという彼の新ビジュアルがひと足早くシネマカフェに到着した。舞台は近未来。タイムマシンの使用が禁じられた社会で、犯罪組織は法の目をかいくぐり、消したい標的を“ルーパー”と呼ばれる30年前に暗躍する暗殺者の元に送り、始末させていた。ある日、凄腕ルーパーのジョーの元に、ある男が送られてくるのだが、何とその男は“30年後の自分”だった…。『(500日)のサマー』では、運命の恋を夢見るロマンチストな草食系男子を演じて女子の心を掴み、『インセプション』では切れ者の犯罪者、打って変わって『ダークナイト ライジング』では悪と戦う正義感溢れる若手警官を演じ、女子だけでなく男子のハートまで掴んだ(?)彼が次に挑む役柄は、凄腕ルーパーのジョー。ジョセフ演じるジョーの30年後を演じるのが、名優・ブルースなのだが、彼に印象を似せるためにジョセフは相当な苦労をしたようで「彼のことを研究しまくったよ。彼の映画をたくさん観たし、彼の映画から音声だけを録音してiPodで彼の声を何度も何度も聞いたんだよね」と当時をふり返る。さらに「一番大事だったのは、ただ彼と一緒に過ごすことだったんだ。夕食を食べたり、会話したりね。彼のことを人として知ることが一番参考になったんだ」と意外な役作りの秘訣を明かしてくれた。本作は、監督が10年ほど前から構想していた作品で監督デビュー作、ジョセフ主演作の『BRICKブリック』の撮影後、監督がジョセフに基本的なアイデアを語ったことからこのプロジェクトが始まったそう。その後、監督は脚本を本格的に書くにあたり、ジョセフのために“現代”のジョーを書き上げたのだとか。「誰かが自分のために主人公を書いてくれたなんて、僕にとって初めてのこと。そんなキャラクターを演じるのはとても光栄なことだと興奮したよ」とジョセフ自身も喜びを語っている。本作では主演だけでなく、エグゼクティブ・プロデューサーも兼任するジョセフ。今回、公開となった新ビジュアルを見る限りでも、確かに目元のあたりがブルースにそっくり!ハリウッドでいま一番熱い男、ジョセフ・ゴードン=レヴィットがブルース・ウィリスにどこまで似せることができたのか?その真相はぜひ劇場で確かめてみて。『LOOPER/ルーパー』は2013年1月12日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:LOOPER/ルーパー 2013年1月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011, Looper, LLC
2012年11月21日ジョセフ・ゴードン=レヴィットが、アメリカの老舗コミックレーベル・DCコミックのヒーローたちが集結する一大プロジェクト『Justice League』(原題)に出演する可能性が出てきた。DCコミックが製作を進めている同作の中で、バットマンの新シリーズをスタートさせる可能性があるという報道を受け、『ダークナイト ライジング』で新米警官ジョン・ブレイク役を演じていたジョセフは、同映画化作品に出演するという選択肢を排除することはないとMTVに語った。「内容によりけりだよ。僕はいつも自分が出演したい作品に自分の条件が一致したときに出るようにしているんだ。脚本がとてもいいのか、自分にインスピレーションを与えてくれて通じるものがある映画監督なのか、それが僕がいつも気にかけていることなんだ」。同作品にはジョセフだけでなく、ドウェイン・ジョンソンも興味を示しており、ドウェインは最近同作でスーパーヒーローのロボを演じるための交渉中だとツイッターで明かしている。「オレがロボを演じるといううわさが流れているけど、それは本当だ。ジョエル・シルバーとブラッド・ペイトンのプロデューサー陣がいま動いているところだ。楽しみだよ!」一方、ベン・アフレックが同作の監督候補に挙がっていると報道されていたが、最近になってそのようなオファーはもらっていなかったとベン自身が否定している。『Justice League』(原題)は2015年に公開予定だ。■関連作品:LOOPER/ルーパー 2013年1月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011, Looper, LLC
2012年09月18日トロント映画祭が、現地時間6日に開幕した。今年の開幕作品は、『LOOPER/ルーパー』。ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ブルース・ウィリス、ライアン・ジョンソン監督が、会見で映画への思いを語った。その他の情報本作の舞台となる近未来では、30年後の世界から送り込まれる人間を殺す通称“ルーパー”たちがいた。だが、ある時、すご腕“ルーパー”のジョーが直面した男は、30年後から送られてきた自分だった―。“今”のジョーを演じるのはゴードン=レヴィット。彼の30年後を演じるのはウィリス。ジョンソン監督は、『BRICK〈ブリック〉』に出演したゴードン=レヴィットに早くからこの構想を話しており、彼をイメージしてジョーというキャラクターを書いたと会見で明らかにした。「当時、僕は、フィリップ・K・ディックにはまっていて、彼の作品を連続して読んでいたんだ。短編として書き始めたけど、次第にアイデアが広がっていったのさ」。未来のジョー役をオファーされたウィリスは、「脚本があまりに賢くて、読み終えた直後に、僕はこれに出ると宣言していたよ」とコメント。もし、実際に過去の自分に直面することができたらどんなアドバイスをするかと聞かれると、人生というものはほんの先のことすらわからないものだと指摘した上で、「何事も真剣に取りすぎるなと言うね」と語った。トロント映画祭は現地時間16日まで。『LOOPER/ルーパー』は1月12日(土)日本公開予定。『LOOPER/ルーパー』2013年1月12日(土)日本公開予定取材・文・写真:猿渡由紀
2012年09月07日沖縄を舞台に人生の歯車が狂い始めた男たちの運命を描く、豊田利晃監督の最新作『アイム・フラッシュ!』。本作で初共演を果たした藤原竜也と松田龍平が、豊田組の現場と作品を回想するとともに、本作を観ることで豊田監督が込めたメッセージと挑戦の真意をすくい取ってほしいと口を揃えて語った。その他の写真藤原と松田が演じたキャラクターは、新興宗教のカリスマ教祖ルイと、彼を護るボディガードの新野。ルイはある晩出会った謎の美女、流美(水原希子)が事故で瀕死の重傷を負ったことを契機に教団を辞める決意をするが、それを認めない教団は新野に新たな指令を下す。生と死の狭間で奔走するルイを演じた藤原は、「ルイは孤独を抱え、ひとりで戦っている男。大変な人生を味わいますが、それに立ち向かう姿勢が好きでした」と魅力を説明。ルイと対峙する新野役の松田は「新野は感情を出す男ではないので、脚本の段階ではよく分からなかった」と戸惑ったものの、「現場に入って藤原君と一緒に演じて、新野とルイとの関係性がよく分かった。上手く出来ましたね」と現場でのシナジーに救われたことを明かした。また、数々の名匠と仕事を重ねた藤原だが、豊田組は初参戦。その体験を以前「憎悪と尊敬」と表現したが、「役者を追い込み、余計なモノをそぎ落とす斬新な演出をする監督は多くないので、貴重な出会いでした。自分の中で新しい発見もありましたね」と今では感謝の想いが勝っているという。一方、豊田監督とは旧知の仲である松田は久々の豊田組は「エンターテインメントを作ろうという豊田監督の挑戦を感じた」と言い、「視界を広げていいものを作りたいという想いを感じたから、自分でも意識しました。新野役を演じることでお手伝いになれば、いろいろな人が観て楽しめる作品になると思いました」と豊田監督の想いを感じ取ったことを告白。「映画を観れば分かると思います(笑)」と藤原も同調した。藤原と松田の会話を聞けば、国内外の映画ファンだけでなく「センスがよくて、鋭く物事を考えている人」(藤原)と映画人たちも強烈にリスペクトする豊田監督に対して、猛烈に興味が沸く。最後に人となりについて尋ねてみると「言葉にすることがちょっと難しくて」(松田)と返ってきた。「たとえば不器用な人って言ってしまうと、そういうイメージになってしまいますよね。本人としては違うかも知れないのに。自分を知ってもらうために映画を作っていることもあると思うから、そのためにも今回の映画を観てほしいですね(笑)」。『アイム・フラッシュ!』9月1日(土)より、テアトル新宿ほか全国ロードショー取材・文・写真:鴇田 崇
2012年08月30日『ダークナイト ライジング』のプロモーションで来週に来日予定のジョゼフ・ゴードン=レヴィットが自身のTumblr(タンブラー)上で、男性誌のアメリカ版「GQ」の記事内容について抗議した。同誌8月号の記事で、一昨年亡くなった兄・ダンの死因について、憶測に基づいた記述がされているとジョゼフは記している。ジョゼフは8月号の表紙を飾り、そのカバーストーリーの記述が問題になっている。「まず、僕を今月号の表紙に載せてくれたGQ誌には感謝します。こうした露出は僕のやりたい仕事の大きな助けになるので、深く感謝しています」と始まる文章は以下のように続く。「僕がこれを書いているのは、兄について書かれた記事が気になったからです。正直言って、非常に気分を害する記事です。引用します、『ゴードン=レヴィットの兄は2010年に亡くなった。ドラッグ過剰摂取が原因と言われている。ジョーは“事故だった”としか語らない』。“言われている”という表現を使えば、記者は何でも好きなことが書けます。記者はいくつかのゴシップサイトから情報を得たのでしょうが、検死官や警察署によれば、それは間違った情報です。兄の死について公に語りたくはありませんが、この無責任な主張については例外です」。「兄の死について長々と書かないでほしいと記者に頼んだとき、僕は兄がどんな人生を送ったか、僕にとってどれだけ大切な存在だったかを話しました。ダンはとてもポジティブで、本当に優しくて、活気あふれる人でした。読者に、そういう兄について知ってほしかった。両親も僕も、記事の焦点が(兄の死という)とてもデリケートな出来事に当てられたことに失望しています」。(text:Yuki Tominaga)© Press Association/AFLO■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年07月19日人気俳優のジョセフ・ゴードン=レヴィットの監督デビュー作が着々と進行している。ジョセフの監督デビュー作となる『Don Jon’s Addiction』(原題)に今回、チャニング・テイタム&ジョナ・ヒル主演の『21 Jump Street』(原題)にも参加しているブリー・ラーソンが出演することになった。本作は、ジョセフ演じる現代版ドン・ファンが、未亡人になったばかりのジュリアン・ムーア扮する年上女性に出会ったことで、「自己中で最悪な男」から抜け出そうと奔走するドラマだ。ジョセフが主演、脚本、監督の3役を務める同作には、このほかスカーレット・ヨハンソン、ロブ・ブラウン、トニー・ダンザらが共演予定で、ニコラス・シャルティエのボルテージ・ピクチャーズが出資し、『ハングリー・ラビット』のラム・バーグマンが製作を務める。また今回出演が決まったブリーも、ピーター・ボグダノヴィッチ監督作『Squirrel to the Nuts』(原題)のほか、『Relanxious』(原題)、『The Spectacular Now』(原題)など新作コメディー作品への出演を多く控えており、チャニング・テイタム&ジョナ・ヒル主演の『21 Jump Street』(原題)の続編にも出演予定だ。そんなジョセフは、最新作出演作『ダークナイト ライジング』(7月28日公開)のPRのため7月25日(水)に来日、東京国際フォーラムで開催されるジャパン・プレミアに出席する予定だ。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年07月10日キャンプ場や犬の散歩など暗い夜道の日常使い、また、非常時など様々なシーンで活躍する「新LED フラッシュライトシリーズ」が、アウトドアグッズでおなじみのコールマンジャパンから新登場。コールマンのLED フラッシュライトは、丈夫なアルミニウムボディに加えシンプルな構造で点灯しやすい。また、好みや用途に合わせて選べるモデルとカラーを取り揃えられているのもうれしい。アウトドアのみならず、非常時の“いざ”というときのためにも持っていると安心。是非、この機会にコールマンの「新LED フラッシュライトシリーズ」を揃えてみない?お問い合わせ: 公式サイト
2012年03月05日ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが、クリストファー・ノーラン監督の『バットマン』シリーズ最新作『The Dark Knight Rises』(原題)で悪役を演じると業界誌「Variety」が報じている。ジョゼフが演じるのは“ホリデー・キラー”と呼ばれる連続殺人鬼のアルベルト・ファルコーニ。1996年にコミックに登場したキャラクターで、祝日のたびに殺人を犯すという設定。また、ノーラン監督によるシリーズの第1作『バットマン ビギンズ』でトム・ウィルキンソンが演じたカーマイン・ファルコーネの息子でもある。ジョゼフが『インセプション』に続いてノーラン監督と組むといううわさは以前から流れており、95年の『バットマン フォーエヴァー』でジム・キャリーが演じたリドラー役を務めるのでは、と言われていた。バットマン/ブルース・ウェイン役はもちろんクリスチャン・ベイルが続投。アン・ハサウェイがキャットウーマン役で新たに加わるほか、『インセプション』のトム・ハーディも出演。ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマン、マイケル・ケインといったシリーズ常連のキャストも揃う。5月にクランクインし、2012年7月に公開を予定している。(text:Yuki Tominaga)写真は第68回ゴールデングローブ賞に出席したときのジョゼフ・ゴードン=レヴィット。© Reuters/AFLO■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:全国のビデオショップ店員が選ぶ「ビデオ屋さん大賞」創設1位は『サマーウォーズ』テキサス州で開催のメディア見本市にE・ペイジらが出席。震災への義援金募集も実施大震災に見舞われた日本に、セレブたちが続々とメッセージを送信【オスカー総括】『英国王…』が横綱相撲30〜40代監督席巻で世代交代の波?【アカデミー賞】オリジナル脚本賞は『英国王』『インセプション』は受賞ならず
2011年03月22日話題の海外ドラマ「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」のDVDリリースに合わせて、2月7日(月)に全国9都市10会場での特別上映会が開催。東京会場ではこれを記念して、上映前に俳優の城田優、タレントの椿姫彩菜、そして手相占いで人気のお笑い芸人の島田秀平によるトークイベントが行われた。2009年9月、全米で第1話放送された際に1,200万人が視聴したという本作。ある日、世界70億人が一斉に2分17秒にわたって意識を失うという怪現象が発生し、その間、人々は半年後の未来のビジョンを見ていた――。明るい未来を見た人、良くない未来を見た人、そして何も見えなかった人など、それぞれの登場人物が己の未来に向き合うさま、そしてこの怪現象の秘密が描かれていく。興奮気味に登場した島田さんは「見終わったら居酒屋でいろいろ話がしたくなる作品」とこれから第1話と第2話を鑑賞する観客を煽り、椿姫さんもひとりひとりの人物が魅力的で、それぞれにストーリーがある!」とハイテンションで作品の魅力を語った。そして、2人以上に熱かったのが、城田さん。3人の中で城田さんだけが全22話を鑑賞済みということで、島田さん曰く「楽屋でずっと喋ってて、さっきからオチを言おうとするんですよ!」というほど。城田さんは「これまで僕が見た海外ドラマの中で、一番早く見終わった作品。続きが気になってしょうがなくなるんですよ」と熱烈におススメ。本作には日本から、竹内結子が出演しているが、城田さんは「すごく素敵な役で出演されています。何で恋人役が僕じゃないのか…」と不満そうな顔を見せていた。ちなみに、城田さんと島田さんは以前から面識があるそうだが、城田さんは島田さんがお笑い芸人であることを知らなかったとか。そのことを島田さんに突っこまれてしどろもどろに。「芸人に見えなかった」と言い訳する城田さんに「俺と一緒にいて笑ったことがなかったということね?いい加減にしろよ!」とブチ切れる島田さん。2人のやり取りに客席から笑いが起きたが、島田さんが報道陣に対し「ここのやり取りはメモらないでいいですから!」と懇願する一幕も。気を取り直して島田さんが、椿姫さんと城田さんの手相を占う“手相フラッシュフォワード”のコーナーでは、島田さんは城田さんに対し「仕事のラッキーサインが出てる」、椿姫さんに「運気上昇のサインがある」と太鼓判を押していた。「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」DVD BOXは3月2日(水)より発売開始。<レンタル>vol.1〜113月2日(水)一挙レンタル開始<セル>「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」vol.1価格:1,500円(税込)「FLASHFORWARD/フラッシュフォワード」DVD BOX価格:18,900円(税込)発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン発売日:3月2日(水)公式サイト:■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:世界規模の圧倒的超大作「フラッシュフォワード」試写会に10組20名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.180「クリミナル・マインド」マシューに直撃!竹内結子は日本のヘップバーン!?「フラッシュフォワード」特別映像が到着!マツコプレゼンター役にゴキゲン斜め?AKB、渡部陽一ら今年ブレイクの面々が一堂にシネマカフェ的海外ドラマvol.162ザカリーが語る「とても美しい」竹内結子
2011年02月07日前回に続き、ブライス役のザカリー・ナイトンと一緒に「フラッシュフォワード」をお勉強。今回は主要登場人物のひとりである外科研修医・ブライスを演じるザカリー自身に迫っていきます。最近ではマイケル・ベイ製作のホラー映画『ヒッチャー』への出演も記憶に新しいザカリーですが、放送開始当時の「フラッシュフォワード」に対する注目度を思えば、俳優としての知名度も一層上がったはず。街で声をかけられる機会も増えたのでは?「確かに街で気づかれることは多くなったけど、僕が住んでいるカリフォルニアのベニスはクールな人たちが住んでいる町なんだ。たとえ気づいても、わりと知らんぷりしてくれることが多いかな(笑)」。1978年10月25日生まれ、現在31歳のザカリーは、子供の頃からずっと俳優になりたかったのだそう。「それで大学に入る前、演技学校に通い始めたのだけど、学生時代はいつもバカなことをやって、みんなを笑わせるのが好きだった。いまは子供の頃に夢見ていた未来を歩めていると思う。作品にも共演者にも恵まれているしね。あとは、マーティン・スコセッシやスティーヴン・スピルバーグの映画に出られたら最高なんだけどな」。「自分で観るのは『フラッシュフォワード』や『LOST』みたいなSF系が好き。でも、ヒューマンドラマやコメディもよく観るよ。嫌いなジャンルは…ないなあ(笑)」というザカリーですが、「フラッシュフォワード」のオンエアは友人たちと一緒に観ることが多かったのだとか。「友人たちがハラハラしながら観ているのを見るのが好きなんだ(笑)。僕自身は先の展開を知っているんだけどね。どうも友人たちは僕が医者を演じていることに納得がいかないみたいだ。でも、有名な病院で本物の医者につき、外科医の仕事を学ばせてもらったんだよ。“見なきゃよかったな”と思う場面にも遭遇したけど、すごく楽しい経験だった。それに、アメリカでは『フラッシュフォワード』の後に『グレイズ・アナトミー』を放送していたから、続けて観ることもあったね。医者の役をやるようになってから医療ドラマもよく観るようになったよ。気づけば、医療ドラマってたくさんあるんだなって」。昨年のほとんどを『フラッシュフォワード』の撮影に費やしたザカリー。現在は新ドラマへの出演も予定されていますが、多忙な俳優生活の息抜きはもっぱらサーフィンを楽しむことだそう。「12歳からずっとサーフィンに夢中で、L.A.やマリブ、メキシコまでサーフィンをしに足を延ばすこともあるよ。撮影中は週末しかできなかったけど、オフのときはサーフィン三昧なんだ」。インタビュー中も終始ニコニコ。何だか毎日が楽しそうなザカリーですが、未来に悩む『フラッシュフォワード』の登場人物たちとは違い、「僕は今を生きるタイプ!」とのこと。「俳優にとってはその瞬間ごとを生きることが大切だと思うし、こうして君にインタビューを受けているいまだって僕は今を生きている。あまり先のことは考えないんだ」。次回はそんなザカリーが竹内結子さんと共演した第9話「ケイコ」をフィーチャーします。(text:Hikaru Watanabe)「フラッシュフォワード」海外ドラマ専門チャンネルAXNにて日本独占放送7月25日(日)より毎週日曜21:55〜22:50ほか[字幕版]7月29日(木)より毎週木曜23:00〜23:55ほか[吹替版(二か国語)]公式サイト:© ABC Studios■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.160奇想天外「フラッシュフォワード」を予習!竹内結子、海外ドラマ初挑戦作試写会でネタばれトーク寸止め竹内結子初海外ドラマの共演米俳優のベタ褒めに「大丈夫?何てこと」遂に上陸!「LOST」ファイナル・シーズン&「FLASHFORWARD」ジャパンプレミアに5組10名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.1332010年の注目ドラマをチェック!
2010年07月22日全人類が2分17秒間、一斉に意識を失う事態が発生。その間、人々は自分の半年後の姿を目撃していた…。奇想天外な展開から始まる衝撃サスペンス「フラッシュフォワード」がついに日本放送開始!そこで、今回から3回にわたり、日本放送に先駆けて来日した出演俳優ザカリー・ナイトン共々「フラッシュフォワード」の魅力に迫っていきましょう。まず、ストーリーの軸となるのは、全世界が意識を喪失した怪現象の謎に迫るFBI捜査官マーク(上写真/ジョセフ・ファインズ)と仲間たちの捜査。意識喪失中のヴィジョンで事件の捜査を続ける半年後の自分を見たマークは、その残像などを頼りに捜査を進めていきます。そんな中、マークを含め、意識喪失を体験した人々の日常には様々な変化が。現在は医師の妻と仲睦まじい夫婦生活を送っているのに、半年後の自分は孤独に苦しんでいたマーク、夫を愛しているはずが、半年後は見知らぬ男性と過ごしていたマークの妻・オリヴィア、さらには意識を喪失したもののヴィジョンが見られず、半年後に自分は死んでいるのではないかと疑うマークの同僚・ディミトリなど、ヴィジョンの思わぬ内容が現在を生きる彼らの心に影響を及ぼしていきます。主要登場人物約10名ほどの人間ドラマがマークの捜査と並行して展開していきますが、ザカリーが演じるブライスもそのひとり。意識喪失の寸前、まさに自殺をしようとしていた外科研修医のブライスは、ヴィジョンで明るい半年後の自分を目撃し、自殺を思い留まります。ザカリー曰く、「キャスティングされたときはブライスがなぜ自殺しようとしていたのか、彼がどんな半年後を目撃したのか、何も教えてもらえなかったんだ。放送開始後、家族や友達、街の人から“ブライスはどうなるんだい?”とよく尋ねられたけど、僕自身も最初は本当に答えようがなかったんだよ。僕が聞いていたのは、“現在は暗い所にいるけど、徐々に明るい方に向かっていく役”ということだけ。でも、他の登場人物たちは未来に絶望したり、恐怖を覚えたりしているから、まあよかったかなって(笑)」だそう。そんなブライスにまつわるミステリーも「フラッシュフォワード」の見どころのひとつです。ちなみに、「僕の家族も『フラッシュフォワード』を見ていて、先の展開を予想してくれるんだけど、父の予想はたいてい外れているんだ。“うーん、違うんだけどな”と思うことがほとんどだね」とのこと。次回は、未来に希望を抱く男・ブライスを演じるザカリー自身のことを教えてもらいましょう。(text:Hikaru Watanabe)「フラッシュフォワード」海外ドラマ専門チャンネルAXNにて日本独占放送7月25日(日)より毎週日曜21:55〜22:50ほか[字幕版]7月29日(木)より毎週木曜23:00〜23:55ほか[吹替版(二か国語)]公式サイト:© ABC Studios■関連作品:FLASHFORWARD/フラッシュフォワード [海外TVドラマ]© ABC Studios■関連記事:竹内結子、海外ドラマ初挑戦作試写会でネタばれトーク寸止め竹内結子初海外ドラマの共演米俳優のベタ褒めに「大丈夫?何てこと」遂に上陸!「LOST」ファイナル・シーズン&「FLASHFORWARD」ジャパンプレミアに5組10名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.1332010年の注目ドラマをチェック!
2010年07月14日