国際女性デーの8日(現地時間)、フローレンス・ピュー、ジェニファー・アニストン、リリー・コリンズらが自身の思いをインスタグラムにつづった。「エミリー、パリへ行く」のリリー・コリンズは、「スクリーン上(映画)で初めてインスピレーションを与えてくれた女性」を挙げるキャンペーンに参加し、自身のデビュー作『しあわせの隠れ場所』で共演したサンドラ・ブロックを挙げた。「サンドラは映画の中で初めて私のお母さんになってくれた人で、スクリーン上のお手本の人です。『しあわせの隠れ場所』で温かく、優しく色々と教えてくれました。それは私のキャリア全体にわたって続いています」「女性同士が対抗しがちなこの業界で、女性が女性をサポートしてくれた。永遠の感謝を伝えたいです」とサンドラを称えた。「フレンズ」のジェニファー・アニストンは、国と人々のために戦うウクライナの女性たちを称賛し、「世界はあなたたちの味方」とエールを送った。寄付&支援をしたいという人々に対し、複数の機関を挙げ、それぞれの役割を紹介して寄付を募った。『ミッドサマー』のフローレンス・ピューは、収益の20%が「#ChangeAGirlsLife」キャンペーンに寄付される「Bella Freud」のTシャツの購入を呼びかけた。「#ChangeAGirlsLife」キャンペーンのミッションは、雇用、自営、教育、訓練を通して若い女性や少女を育成、力づけ、応援し、未来を築くための正しい支援を行うことだという。(Hiromi Kaku)
2022年03月09日映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』が、2022年11月11日(金)より公開される。オリビア・ワイルド監督の長編2作目となる。主演はフローレンス・ピュー。オリヴィア・ワイルド最新作は“ユートピアスリラー”映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』は、完璧な生活が保証された街に住み、平穏な日々を送っていた主人公・アリスの周りで頻繁に起きる“不気味な現象”を描くスリラー作品。予想不可能なストーリー展開で観るものを惹きつける、恐怖と欲望が入り乱れた“ユートピアスリラー”だ。フローレンス・ピュー×ハリー・スタイルズが出演■アリス...フローレンス・ピュー完璧な生活が保証された街で、愛する夫ジャックと平穏な日々を送っている主人公。ある日を境に、不気味な出来事が次々と起きるようになり...。主演を務めるのは、『ミッドサマー』で観客の心を掴み、『ブラック・ウィドウ』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』でも存在感を発揮してきたフローレンス・ピュー。■ジャック...ハリー・スタイルズアリスの夫。イギリスのボーイズグループ「ワン・ダイレクション」のメンバーにして、『ダンケルク』で俳優としても高評価を得たハリー・スタイルズが演じる。その他、『エターナルズ』のジェンマ・チャン、『ビール・ストリートの恋人たち』のキキ・レイン、『ワンダーウーマン』のクリス・パインら、豪華な顔ぶれが揃った。オリヴィア・ワイルドの長編2作目メガホンを取るのは、俳優として『her/世界でひとつの彼女』をはじめとする作品に出演し、監督デビュー作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で数々の映画賞を席巻したオリビア・ワイルド。前作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』が、エネルギーに満ち溢れた少女2人の友情をパワフルに描いた青春コメディ映画だったのに対し、『ドント・ウォーリー・ダーリン』では、新たな世界観の“ユートピアスリラー”を描く。ハリウッドで映像化の争奪戦が繰り広げられた『ドント・ウォーリー・ダーリン』について、オリビア・ワイルドは「想像力の限界を押し広げる映画へのラブレター」だとコメント。フィルムメーカーとしての映画愛が溢れる作品に仕上げているようだ。映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』あらすじ完璧な生活が保証された街で、アリスは愛する夫ジャックと平穏な日々を送っていた。そんなある日、隣人が赤い服の男達に連れ去られるのを目撃する。それ以降、彼女の周りで頻繁に不気味な出来事が起きるようになる。次第に精神が乱れ、周囲からもおかしくなったと心配されるアリスだったが、あることをきっかけにこの街に疑問を持ち始めるー。【街のルール】●夫は働き、妻は専業主婦でなければならない●パーティーには夫婦で参加しなければならない●夫の仕事内容を聞いてはいけない●街から勝手に出てはいけない【詳細】映画『ドント・ウォーリー・ダーリン』公開日:2022年11月11日(金)監督:オリビア・ワイルド原案:キャリー・バン・ダイク&シェーン・バン・ダイク、ケイティ・シルバーマン脚本:ケイティ・シルバーマン出演:フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、オリビア・ワイルド、ジェンマ・チャン、キキ・レイン、ニック・ロール、クリス・パイン原題:Don’t Worry Darlingレイティング:PG12配給:ワーナー・ブラザース映画
2022年02月03日“アベンジャーズ”のオリジナルメンバー、ホークアイが新ヒーロー候補のケイト・ビショップと共に戦いへと挑む、マーベル・スタジオドラマシリーズ最新作「ホークアイ」がDisney+(ディズニープラス)で独占配信中。この度、第4話に登場したブラック・ウィドウの“妹”エレーナの新場面写真と、ホークアイ&ケイトがエレーナと対峙し、これまで以上にピンチが加速する新映像が解禁となった。愛する家族と共にクリスマスを過ごしたいと願う〈アベンジャーズを辞めたい〉ホークアイ=クリント・バートンと、彼に憧れる弓の名手で〈アベンジャーズになりたい〉ケイト・ビショップの物語が描かれる本作。配信が開始されると世界各国でファンが熱狂、日本のTwitterでも頻繁にトレンド入りし話題沸騰中だ。※第4話までのネタバレを一部含みます。ご注意ください。『アベンジャーズ/エンドゲーム』でサノスの“指パッチン”により、愛する家族が消失したショックで闇落ちし、“ローニン”として悪党を抹殺していた過去を持つホークアイ=クリント・バートン(ジェレミー・レナー)。本作では、そんなローニン時代の“闇”が次々と襲い掛かり、ホークアイは過去の過ちへの責任感から、家族の元を離れてケイト・ビショップ(ヘイリー・スタインフェルド)とともに戦いに挑んでいく。そして第4話では、ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフの“妹”エレーナ(フローレンス・ピュー)がついに現れる。映画『ブラック・ウィドウ』で初登場したエレーナは、ナターシャにも引けを取らない華麗な戦闘や強気の作戦、時折見せるお茶目な姿ですぐに人気キャラクターの仲間入りを果たした。だが、“姉”ナターシャの死はホークアイのせいだと思っており、ターゲットとして彼を狙う。映像では、「俺には敵が多い」と語るホークアイの言葉通り、ローニン時代と深い因縁のある敵たちに加え、圧倒的な戦闘スキルを誇るエレーナの登場により、これまで以上に窮地に陥っていくホークアイ、そしてケイトの姿が描かれる。『ブラック・ウィドウ』でも着用していたと思われる“ホワイトスーツ”に身を包み、本気モード全開なエレーナに対し、テクニカルな弓技を駆使して果敢に立ち向かっていく2人だが…。エピソードを重ねるごとに、少しずつ相棒としての絆を深め、MCUの新たな名コンビ誕生を予感させているホークアイとケイトだが、絶体絶命のピンチを切り抜けることはできるのか!?そして、ナターシャの死についてエレーナの“誤解”は解けるのか!?これまで約10年にわたりホークアイ=クリント・バートンを演じてきたジェレミーは、本作について「今回は、また新たなホークアイと出会えます。これまでの作品で僕が気に入っていた要素もすべて盛り込まれているし、(これまでの中でも今作は)一番好きと言えますね」と自信をのぞかせている。「ホークアイ」は毎週水曜日17時よりディズニープラスにて独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2021年12月15日クリストファー・ノーラン監督×ユニバーサル・ピクチャーズの『Oppenheimer』(原題)に、フローレンス・ピュー(『ミッドサマー』)、ラミ・マレック(「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」)、『グッド・タイム』で兄と監督を務め、俳優としても活躍するベニー・サフディの出演が決まったという。「The Hollywood Reporter」が報じた。同作にはすでにキリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニー・Jr.の出演が報じられており、フローレンスら3人が加わったことで、さらに豪華な顔ぶれに。『Oppenheimer』はカイ・バード&マーティン・シャーウィン著「オッペンハイマー 『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を基とした映画。キリアンは第二次世界大戦中に原爆開発のための「マンハッタン計画」科学部門を率いたロバート・オッペンハイマー、エミリーはその妻、フローレンスはオッペンハイマーの愛人で共産党員のジーン・タトロック、ラミは科学者、ベニーは「マンハッタン計画」に携わる物理学者のエドワード・テラーを演じるという。マットは「マンハッタン計画」を指揮したレズリー・グローヴス、ロバートはアメリカ原子力委員会の委員長ルイス・ストロースを演じる。(Hiromi Kaku)
2021年12月10日やの店舗情報や求人情報を掲載するWEBサイト「駅近ドットコム」にて、都営浅草線 東銀座駅から徒歩3分の『【アロマ・タイ古式・フェイシャルサロン】ミラ・フローレンス』の情報を2021年9月30日に掲載開始いたしました。駅近ドットコム: 以下『【アロマ・タイ古式・フェイシャルサロン】ミラ・フローレンス』の店舗および提供サービスの情報です。『【アロマ・タイ古式・フェイシャルサロン】ミラ・フローレンス』は、都営浅草線と東京メトロ日比谷線「東銀座駅」、東京メトロ日比谷線「築地駅」の各駅から徒歩3分のところにあります。おすすめメニューは、エナジーテラピーとヘッドスパです。どちらも、身体のお悩み改善の手助けとなりますよ。身体の深層部まで行き届く施術を受けて、心身をすっきりさせてみませんか。エナジーテラピーとストレッチで身体の不調を改善『【アロマ・タイ古式・フェイシャルサロン】ミラ・フローレンス』のおすすめメニューは「エナジーテラピー」です。施術には、アロマトリートメントを使います。手の施術だけでアロマトリートリートメントを塗布しても、身体の深層部まで行き届きません。そこで利用するのが、微弱電流が流れる機械です。微弱電流は、セラピストの手を通してあなたの身体の奥深くに届き振動させます。それにより、身体の深層部までアプローチできます。また、アロマトリートメント以外にもお試しいただきたいのが、タイ古式の指圧とストレッチです。自分では伸ばしきれない部分、いつもの生活の中で伸ばしていない箇所に迫っていきます。指圧とストレッチは、身体をほぐしたり伸ばしたりするだけではありません。心地よいリラクゼーション効果で、日々のストレスも軽減してくれますよ。心地よいヘッドスパで毛根を刺激『【アロマ・タイ古式・フェイシャルサロン】ミラ・フローレンス』では、ヘッドスパもおこなっています。使っている薬剤は「間葉系肝細胞培養清(肝細胞順化培養液エキス)を配合したスカルプケアエキスです。毛根を刺激することで毛髪環境を整える作用があり、施術後は視界もクリアになります。眠ってしまうほどの心地よさとリラックス効果を味わいにぜひ、足を運んでみてください◎個室完備でリラックスしながらの施術『【アロマ・タイ古式・フェイシャルサロン】ミラ・フローレンス』のサロン内は、白基調で落ち着いた雰囲気が漂っています。2室ある施術室は完全個室で、周りを気にせずリラックスしながら施術が受けられますよ。そして施術はもちろんのこと、日頃感じている身体の悩みに加え食生活や生活習慣、自宅でも簡単にできるストレッチ・体操など、幅広い相談にのってくれますので、気軽に尋ねてみてくださいね。【アロマ・タイ古式・フェイシャルサロン】ミラ・フローレンス の店舗情報店名:【アロマ・タイ古式・フェイシャルサロン】ミラ・フローレンス電話番号:05052682108住所:〒1040045 東京都中央区築地1-12-16 プレミアム銀座イースト602地図 : ※店舗情報詳細は下記リンクページよりご確認ください。【アロマ・タイ古式・フェイシャルサロン】ミラ・フローレンス : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月01日シェイクスピアの四大悲劇の1つ「リア王」に、『ファーザー』で2度目のアカデミー賞に輝いたアンソニー・ホプキンスをはじめ豪華俳優陣が挑んだ、2018年の映画『アンソニー・ホプキンスのリア王』がデジタル配信開始されることになった。とある架空の王国で、80歳のリア王が王位を退こうとしていた。そこでリア王は、3人の娘たちに自分への愛情に応じて領土を分け与えると約束。長女ゴリネル、次女レーガンが父への忠誠を伝える一方で、最愛の末娘コーディリアの素直な発言にリア王は激怒。コーディリアを領土から追い出してしまう。しかし、信じた長女と次女に裏切られたリア王が狂気にとりつかれる中、コーディリアの真心を知るも、王国と家族は共に戦争状態へと陥ってゆく...。イギリスの名優アンソニー・ホプキンスが、家族の裏切りにより狂乱するリア王を怪演。さらに、最近では『クルエラ』で存在感を放ち、『ハワーズ・エンド』など数々の名作で知られるエマ・トンプソン、「チェルノブイリ」への出演でも知られ、オスカーノミネート経験のあるエミリー・ワトソン、そして『ミッドサマー』『ブラック・ウィドウ』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などで人気急上昇中のフローレンス・ピューがリア王の娘役を演じ、名優ジム・ブロードベントや『『1917命をかけた伝令』アンドリュー・スコットも共演している。『アンソニー・ホプキンスのリア王』はデジタル配信中。提供:セテラ・インターナショナル配信:ポニーキャニオン(text:cinemacafe.net)
2021年09月04日「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のホッパー署長としてお馴染みの俳優デヴィッド・ハーバーも出演する、マーベル・スタジオの最新映画『ブラック・ウィドウ』。本作ではブラック・ウィドウの“父”として登場するレッド・ガーディアン=アレクセイを演じる彼が、アドリブやジョークでキャスト陣を笑わせる愛されキャラで、ブラック・ウィドウの“妹”役フローレンス・ピューとは友情を築いていたことが分かった。アレクセイ=レッド・ガーディアンは、ロシアが生み出したスーパーソルジャーで、キャプテン・アメリカの宿敵を自称する。かつてアメリカが“スーパーソルジャー計画”によって生み出したキャプテン・アメリカに対抗し、熱いライバル心を抱いているのだが、ナターシャ=ブラック・ウィドウら“偽りの家族”と再会を果たしたときは、ぽっちゃり体型でコスチュームを着るのもひと苦労な、何とも愛おしいキャラクターとして登場する。そんなアレクセイを演じるデヴィッドは、役柄と同じく、ジョークやアドリブを繰り出して共演者を笑わせるなどユーモアに溢れた性格。ケイト・ショートランド監督が「デヴィッドはいたずらっ子でアレクセイそのもの」と明かすように、まさにアレクセイ役にドはまりする俳優なのだ。特にブラック・ウィドウの“妹”エレーナ役を演じたフローレンス・ピューとは撮影を通じてとくに仲良くなったそうで、撮影の合間にはモノマネをしたりふざけ合ったりしていたそう。フローレンスは「デヴィッドと私には特別な友情があって、バカなことをし合える関係なんです。しかも、デヴィッドが可笑しいことをアドリブでやるから、私たちみんなが笑ってしまって何度か撮影を止めてしまいました。彼は本当に漫画から出てきたアレクセイみたいで、一緒に仕事をするのがとても楽しかった」と明かしている。そんなデヴィッドの面白いアドリブは現場を和ませ、キャストたちはまるで本物の家族のような関係を築いていったそう。彼が演じているアレクセイは、ブラック・ウィドウの過去を知る重要なキャラクター。アベンジャーズを家族と呼んだブラック・ウィドウがかつて大切にしていた“偽りの家族”の真相とは?ブラック・ウィドウが過去を知る彼らと共に成し遂げようとすることは一体何なのか?本作にますます期待が高まっている。『ブラック・ウィドウ』は7月8日(木)映画館 and 7月9日(金)ディズニープラス プレミアアクセス公開。※プレミアアクセスは追加支払いが必要(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年06月29日マーベル・スタジオの映画最新作『ブラック・ウィドウ』から、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウを筆頭に、謎に包まれたブラック・ウィドウの過去と秘密を知る重要人物たちの日本版キャラクターポスターが解禁となった。これまで謎に包まれていたブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフの“過去”と、アベンジャーズとは別の“偽りの家族”の存在、そして彼女が背負い続けてきた、暗殺者としての自分と決別するために挑む壮絶な戦いが描かれる本作。不穏な空気を漂わせながらも運命的に再会した“偽りの家族”。その再会の裏には、彼女の過去を知る何者かによって仕組まれた真実があった――。解禁された日本版キャラクターポスターには、高度な格闘技や狙撃の技術を誇り、ずば抜けた身体能力による戦闘やスパイ活動でアベンジャーズに貢献してきた最強のスパイブラック・ウィドウ(上段左)を中心に、彼女の“過去”と“秘密”に関わる重要な人物である5名の姿が写し出されている。ブラック・ウィドウの自由奔放な“妹”であり、ブラック・ウィドウと同等の戦闘能力を持つロシアのスパイ組織の暗殺者エレーナ(上段中央/フローレンス・ピュー)と、ブラック・ウィドウの“母”であり、冷静沈着、なぜかブラック・ウィドウとエレーナも知らない極秘の研究に携わっているロシアのスパイ組織の天才科学者メリーナ(上段右/レイチェル・ワイズ)、ブラック・ウィドウの自信過剰な“父”であり、ロシアのキャプテン・アメリカと呼ばれるアレクセイ(下段左/デヴィッド・ハーバー)はいままで明かされることのなかったブラック・ウィドウの過去を知る“家族”として、ブラック・ウィドウになる以前の彼女を知る重要なキャラクター。さらに、ブラック・ウィドウを支える“古き友人”であり、自ら危険を冒してまで彼女の望む物全てを用意する調達屋メイソン(下段中央/O.T. ファグベンル)も登場。最後は、驚異のコピー能力でアベンジャーズの技を駆使する正体不明の敵タスクマスター(下段右/?)の姿も…。タスクマスターは“レッドルーム”のために任務を実行する覆面の暗殺者で、キャプテン・アメリカのように攻守自在に盾を操り、ホークアイのように正確な弓を放ち、ブラックパンサーの爪を備え、スパイダーマンのように空を舞う技すら完璧にコピーしてしまう。ブラック・ウィドウとはどんな関係にあるのかはまだ不明だが、ブラック・ウィドウが葛藤する暗殺者としての過酷な“過去”と“秘密”を知る上で重要な存在であることは間違いない。ヨハンソンが演じる“最強のスパイ”ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフは、アイアンマンやキャプテン・アメリカらアベンジャーズを“家族”と呼ぶほど大切にし、その一員として戦ってきた。『アイアンマン2』から約10年間、ブラック・ウィドウを演じてきたヨハンソンは、彼女の集大成作品となる本作で重要となるのが“偽りの家族”の存在だと断言し、「ナターシャ(ブラック・ウィドウ)にはアベンジャーズではなく、家族の存在がありました。彼らはナターシャにとってどういう人々だったのか?彼らは、私たちが“ブラック・ウィドウ”として知っている彼女にどんな影響を与えたのかを知ることになります」と明かしている。『ブラック・ウィドウ』は7月8日(木)映画館 and 7月9日(金)ディズニープラス プレミアアクセス公開。※プレミアアクセスは追加支払いが必要(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年06月08日フローレンス・ピューが『The Maid』に主演することになった。原作は2022年に出版予定の小説。ピューが演じる主人公はホテルに勤務するメイドで、客室を掃除する間に、いろいろなゲストの秘密を知っていく。そんな設定の中、アガサ・クリスティ風の「この中の誰がやったのか」という殺人ミステリーが展開するようだ。原作者のニタ・プロウズはカナダの出版社のバイス・プレジデント。ピューはプロデューサーも兼任する。監督は未定。ピューは『ストーリー・オブ・マイ・ライフ / わたしの若草物語』で今年のオスカーにノミネートされている。文=猿渡由紀
2020年12月18日『ミッドサマー』『ブラック・ウィドウ』などの話題作に出演し、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』ではアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたフローレンス・ピューの主演作が決定した。水曜日(現地時間)、ユニバーサル・ピクチャーズがニタ・プローズのデビュー小説「The Maid」の映画化権を獲得したことを発表。同作はまだ出版されておらず、2022年に北米では「ペンギン・ランダムハウス」、UKでは「ハーパーフィクション」から発売予定だという。同スタジオによると、内容はゲイル・ハニーマンのベストセラー小説「エレノア・オリファントは今日も元気です」とアガサ・クリスティ風の殺人ミステリーを合わせたような話だといい、同じタイトルで映画化する。フローレンスが演じるのは、ホテルで働くモリーという名のメイド。モリーは全ての客室をピカピカに磨き上げながらそれぞれの客の暗い秘密を知るようになり、殺人につながる状況に巻き込まれることに…。原作者のプローズは製作総指揮、フローレンスはジョシュ・マクラフリン(『12ラウンド』)、クリス・ゴールドバーグ(『Sandman Slim』)と製作も務める。フローレンスは現在オリヴィア・ワイルド監督作『Don’t Worry Darling』(原題)の撮影に参加中。(Hiromi Kaku)
2020年12月17日「Disney+」が制作しているジェレミー・レナー主演の「ホークアイ」の単独ドラマに、フローレンス・ピューが出演することが明らかになった。「Variety」誌などが報じた。フローレンスは『ブラック・ウィドウ』でスカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフの妹エレーナを演じており、「ホークアイ」の単独ドラマでも同役を再演するという。フローレンスは今年、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のエイミー・マーチ役でアカデミー賞助演女優賞にノミネート。私生活では21歳年上の俳優ザック・ブラフと交際しており、その年齢差に批判が出たものの「私がだれを愛するべきか、愛するべきでないか、あなたに指摘される筋合いはない」と突っぱねたことでも話題になった。また、『エスター』「ベイツ・モーテル」のヴェラ・ファーミガも出演交渉中であることが明らかに。ヴェラはヘイリー・スタインフェルド演じるケイト・ビショップの母エレノア・ビショップ役を演じることになるかもしれない。なぜかディズニーもマーベルも、ヘイリーが今作に出演することを公には認めていないのだが、水曜日(現地時間)にブルックリンの地下鉄のホームでヘイリーとジェレミーが撮影している写真がSNSで拡散されている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2021年4月29日より全国にて公開© Marvel Studios 2020
2020年12月04日1990年代中盤以降に生まれた世代の総称“Z世代”(ジェネレーションZ)。シネマカフェでも幾度となく紹介してきたティモシー・シャラメやフローレンス・ピューもその一人で、環境問題やフェミニズムなど社会課題への意識・関心も高い若者が多く、SNSなどを通して自身の言葉で発信している姿を目にしたことがある人も多いはず。シネマカフェではZ世代を含む1990年以降生まれの俳優に注目し、映画ライターのSYOさん、映画とファンをつなぐメディア「uni」を運営しているDIZさんをお招きして、気になっている俳優について、そしてその俳優の情報をどのように得ているかについて、とことん語っていただきました。Z世代とは?アメリカで名づけられたジェネレーションZ:Z世代と呼ばれる1990年代後半~2000年生まれの若者たち。生まれたときからインターネットが存在していたデジタルネイティブであり、SNSや音楽・動画配信などは物心ついたときから身近な存在で、その影響力も承知している。個性を磨きつつお互いを尊重し合い、環境問題やフェミニズム、BLM運動などへの意識・関心も高い傾向があるという。注目しているZ世代の俳優は?SYO:『マローボーン家の掟』っていう映画があって、作品としてもすごく面白いんですけど、その映画がいわゆるZ世代の面白い役者がガッと集結した作品なんですね。それに出てるのが、『1917』主演のジョージ・マッケイ、リメイク版『サスペリア』とかに出てるミア・ゴス。『ウィッチ』とか『ミスター・ガラス』に出てるアニャ・テイラー=ジョイ、あと「ストレンジャー・シングス」のチャーリー・ヒートンが出てるんです。この4人でしょうか。そういう意味では映画が好きな人であれば、見たことあるっていう人たちなんじゃないかなと思います。あとZ世代の代表的なところで言うとエル・ファニングもいますよね。あとバリー・コーガンが最近面白いなと思っています。『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』とか『ダンケルク』とか『アメリカン・アニマルズ』に出演していました。今、マーベルの『エターナルズ』とロバート・パティンソン版の『バットマン』の出演が決まっているんですよね。なので、彼は注目株かなと思っています。編集部:ちなみにDIZさんは『マローボーン家の掟』は観たことありますか?DIZ:観たことないんですけど、アニャ・テイラー=ジョイをおすすめしようかと思っていました!編集部:私はアニャ・テイラー=ジョイは『サラブレッド』の印象がすごく強いです。個人的には次回作の『Emma.(原題)』がいつ日本に来るのかなと楽しみにしています。SYO:そうそう、『Emma.』にミア・ゴスも出るんですよ。共演も結構被っていたりするのでいまZ世代の子たちが来てるなと感じますね。DIZ:あとアニャさんはNetflixで10月23日から配信される「クイーンズ・ギャンビット」というドラマにも出演しますよね。天才チェスプレイヤーの役で、とても楽しみです。SYO:DIZさんはアニャのどういうところに魅力を感じたんですか?DIZ:もともとモデルから俳優になられたというところで、レッドカーペットとかに出てきた時から華やかさが全然違うなと思って、映画との印象と全然違うのも魅力的に感じました。メットガラに出てきたときは本当に別人みたいでした。SYO:メットガラ、面白いですよね。ゼンデイヤがジャンヌダルクのような恰好で登場したり、シンデレラ風のドレスも印象的だったな。DIZ:あと私が注目しているのはエミリー・アリン・リンドという方。『ドクター・スリープ』のスネークバイトという女の子を演じた俳優さんなんですけど、次の「ゴシップガール」スピンオフ作品で主役を演じるらしくて、これからどんどん伸びていくと思うんですよね。6歳から俳優活動していて、今ハリウッドで活躍しているのでこれから頑張ってほしいなと思っています。最近だと『ザ・ベビーシッター キラークイーン』という作品に出演していますね。あと日本も好きみたいでよくインスタにジブリとか上げていてすごく可愛いし…日本人のファンが増えてくれたら嬉しいなと思っています。あと個人的に好きなのがジョーイ・キング。「キスから始まるものがたり」がシーズン3まで決まっていて、日本でもブレイクすると思います。『ダークナイト ライジング』とか『死霊館』とかにも出演していたので日本でも見たことある人、多いんじゃないかな。SYO:確かに。ジョーイ・キングだとApple TV+で観られる「見せかけの日々」という作品がとてもよかった。スキンヘッドで演じたんですよね。実際に起きた事件を基にしていて結構衝撃的な作品ですけど、あれでエミー賞にノミネートされていましたね。編集部で注目している方はいますか?編集部:私は「好きだった君へのラブレター」のノア・センティネオが好きで、最近だと『チャーリーズ・エンジェル』にも少し出ていました。共演者のラナ・コンドルとチャリティー活動をしたり、携帯の番号を開放してファンと連絡できるようにしたりコロナ禍でもファンを楽しませようとしている姿を見て、今っぽいなと思って注目しています。それから『チャーリーズ・エンジェル』を観て以来、エラ・バリンズカも気になっています。いまは日本語を勉強しているみたいで、最近SNSにも「おやすみなさい」「お元気ですか?」と投稿していて、早く来日してほしいなと!あと個人的にダニエル・ラドクリフが主演の『ガンズ・アキンボ』に出演しているナターシャ・リューが気になっています。この作品は来年2月に日本公開が決定したので今から楽しみです。SYO:アジア系の俳優だと「梨泰院クラス」のキャストの今後も注目ですよね。『パラサイト』に出演しているパク・ソダムとかも。編集部:パク・ソダムはNetflixドラマシリーズ「青春の記録」で『パラサイト』とは違った役柄を見せていますよね。「愛の不時着」のソン・イェジンと『パラサイト』のイ・ソンギュンはハリウッド作品でオファーも受けているそうですし、アジアから世界に羽ばたいていってほしいなーという気持ちです。DIZ:ちなみに日本の俳優さんだといかがですか?編集部:すでに色々な作品に出演していますが、清原果耶さんは役によって見せる表情がガラッと変わるので注目しています。SYO:清原さん朝ドラもありますもんね。清原さんが演じる役の妹役に抜擢された蒔田彩珠さん、気になりますね。是枝裕和監督の作品に多数出演しているし、最近では『朝が来る』とか『星の子』にも出演していて、結構シリアスで演技力が必要な役どころが多いんですよね。それで言うと横浜流星さんとかも今映画やドラマで主役を務めるのって結構Z世代の俳優さんが多いんだなと思いますよね。編集部:そうですよね。最近は志尊淳さんや、川口春奈さんのようにインスタやYouTubeで発信している方も多いですよね。俳優さんって距離感があるイメージだったのが今、このようなサービスを通して身近に感じたり、共感できたり…というのが増えてきているなと感じます。気になっている俳優さんをどうやって深堀りしている?編集部:話が少し戻りますが海外の俳優さんで気になる方を見つけたら、どのように情報を得ていますか?SYO:僕は、ベースは映画なので何本かに同じ方が出てきたら「おや?」と思ってIMDb()とかを見てその人の次回作をチェックする。なので、ファッションの部分とかプライベートに関しては、僕はまだ全然追いついてないところがあります。編集部:なるほど。IMDb、参考になりますよね!DIZさんはいつも情報収集が早いイメージがあります。DIZ:結構インスタとか、私生活見るのが好きなんですよね。作品を観るのも好きなんですけど、その人自身がどのような人なのかを知りたいタイプなので海外のインタビュー記事とか読むかな。こういう考えで作品に出演しているんだな、とかそういうことを知るのが楽しい時間ですね。編集部:どんな海外メディアが好きですか?SYO:「Vanity Fair」とか「Entertainment Weekly」とかは有名ですよね。DIZ:私はパパラッチのサイトとかも見ます。編集部&SYO:パパラッチのサイトがあるんですか!DIZ:「Just Jared」というサイトなんですけど結構私生活を覗いているような感じ(笑)。わりと昔からあるんですよね。ゴシップ系なので苦手な方もいるかもしれないけど。SYO:僕「Indiewire」というサイトが好きで、インディーズ映画の情報がたくさん載ってるんです。情報が早いわけではないんですが、結構切り口が面白くてよく見てます。編集部:私はTwitterとかで国内外問わず映画好きの人たちの個人アカウントをフォローして、ミームとか見るのが好きですね。DIZ:あれ、面白いですよね~。編集部:そうなんですよね。ファンの盛り上がりとかを見るのも好きです。DIZ:最近はNetflixとか世界同時に作品が観れることが増えているので、世界中の映画ファンと一緒に盛り上がれるのが楽しいんですよね。SYO:それも新しい映画の楽しみ方ですよね。SYO1987年福井県生。東京学芸大学卒業後、映画雑誌の編集プロダクション、映画WEBメディアでの勤務を経て、独立。映画・アニメ・ドラマを中心に、エンタメ系全般のインタビュー、レビュー、コラム等を各メディアにて執筆。映画作品の推薦コメント・劇場パンフレットの寄稿や、トークイベント・映画情報番組への出演も行う。カフェ巡りと猫をこよなく愛する。DIZ『映画とファンを繋ぐ、新しい出会い』を作り出すuniのクリエイティブディレクターを務める。映画ファンによる映画ファンのためのイベント企画やレコメンドコメント寄稿、テーマに合わせた映画セレクト記事などの執筆を中心に、一人でも多くの人に映画の魅力を伝えるため、日々SNSを中心に活動をしている。(text:cinemacafe.net)
2020年10月23日ティモシー・シャラメやゼンデイヤ、フローレンス・ピュー、ルーカス・ヘッジズら、いまハリウッドを席巻する【Z世代:ジェネレーションZ】の俳優たち。ティモシーはゼンデイヤと共演する『DUNE/デューン 砂の惑星』や豪華キャストが大集結するウェス・アンダーソンの『The French Dispatch』(原題)が2021年に公開を控え、フローレンス・ピューの活躍が楽しみな『ブラック・ウィドウ』は約1年の延期を経て2021年4月29日公開が決まったばかり。ルーカス・ヘッジズはミシェル・ファイファーと親子役を演じる『French Exit』(原題)の演技が絶賛されており、再び賞レースを賑わせることになるかもしれない。先行き不透明なコロナ禍ながら、彼らの輝きをスクリーンで目にすることは映画ファンにとって希望そのもの。今回は、そんな彼ら以外にも注目の待機作品が控える、いまからチェックしておきたいZ世代のネクストスター候補にフォーカスした。エマ・マッキー『ナイル殺人事件』で重要キャラクターに12月18日(金)全国にて公開ガル・ガドットにアーミー・ハマーらが豪華共演、ケネス・ブラナーの名探偵ポアロが帰ってくる『ナイル殺人事件』。ナイル川をめぐる豪華客船で大富豪の娘が殺害され、彼女の結婚を祝うために集まった乗客全員に疑いがかかる。本作でガル演じるリネットの親友ジャクリーンに大抜擢されたのが、Netflixのヒットシリーズ「セックス・エデュケーション」で一躍ブレイクしたエマ・マッキー(1996年生まれ)。また、『ブラックパンサー』のレティーシャ・ライト(1993年生まれ)も乗客のひとり、ロザリー役で出演している。マーゴット・ロビーに似ている!?カリスマ的な演技力やセクシーさが魅力「セックス・エデュケーション」で“マーゴット・ロビーに似ている”と話題となったエマ・マッキーは、まさにトリッキーな色気と悲哀を漂わせる演技力を持ち合わせる若き逸材。1989年のパリ博覧会を舞台にした『Eiffel』ほか、キリアン・マーフィー共演『The Winter Lake』、作家エミリー・ブロンテを演じる『Emily』、イングランド王チャールズ2世の寵姫ネル・グウィンを演じる「ワーキング・タイトル」製作作品など主演作が続々と決まっている(英題はいずれも原題)。チャーリー・プラマー『WORDS ON BATHROOM WALLS』に主演『荒野にて』のチャーリー・プラマー(1999年生まれ)が統合失調症を患う青年アダムを演じるヒューマン・ドラマ『WORDS ON BATHROOM WALLS』(8月21日全米公開)。同じ学校に通うマヤとの出会いをきっかけに自分を受け入れられるようになったアダムは、マヤとの恋や家族のサポートのもと料理人になる夢を目指して様々な困難と奮闘していく。EDMのDJデュオ「ザ・チェインスモーカーズ」が初めて映画音楽を監修したことでも話題で、オリジナル・サウンドトラックはすでに日本でもリリースされている。マヤ役を演じるのは、『WAVES/ウェイブス』でケルヴィン・ハリソン・Jrの妹を演じたテイラー・ラッセル(1994年生まれ)。ヴェネチア国際映画祭で新人賞を受賞した期待の新星『荒野にて』『ゲティ家の身代金』で注目を集め、Z世代の性的暴行を描いたA24×HBO『シェア~私に何が起こったか~』に出演。「ゴシップガール」製作陣による新作「Looking For Alaska」、「13の理由」キャサリン・ラングフォード(1996年生まれ)と共演するSFラブコメディ『Spontaneous』などの日本上陸も待たれ、Z世代の青春映画にも欠かせない存在となっている(英題はいずれも原題)。ノア・センティネオ、『Black Adam』でロック様と共演ドウェイン・ジョンソン主演のDC映画『Black Adam』(原題)はコロナの影響により2021年12月の全米公開から公開未定となってしまったが、ドウェイン演じるアンチヒーロー、ブラックアダムを中心に新たなDCのスーパーヒーローチームが結成されるという。そこに加わるのが、Netflix映画『好きだった君へのラブレター』や新『チャーリーズ・エンジェル』に出演したノア・センティネオ(1996年生まれ)だ。ブラックアダムの“親友”で、身体の耐久性を増強させたり、サイズを自在に変えたりできる能力を持つアトムスラッシャーを演じる。思わず笑みがこぼれるポジティブなエネルギーが魅力ラナ・コンドル(1997年生まれ)共演『好きだった君へのラブレター』シリーズや、『シエラ・バージェスはルーザー』『パーフェクト・デート』などで、すっかりNetflix青春映画の顔となったノア。ジャッキー・チェン監督&脚本の『Diary』、1987年の『マスターズ/超空の覇者』のリメイクなどが控えているが、ティモシーやルーカスらの憂い系とはまた異なる“陽”のエネルギーが溢れるキャラクターが人気となっている。マヤ・ホーク、ジア・コッポラ監督『Mainstream』出演フランシス・フォード・コッポラの孫で、ソフィア・コッポラの姪であるジア・コッポラ監督&脚本のコメディドラマ『Mainstream』が先日のヴェネチア国際映画祭でプレミア上映され、話題となった。「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン3でブレイクしたマヤ・ホーク(1998年生まれ)はアンドリュー・ガーフィールドやジェイソン・シュワルツマン、ナット・ウルフらと同作で共演。Z年代にとっては空気のようなインターネット文化に切り込み、三角関係の男女が自らのアイデンティティーのために奮闘する。なお、ジア監督が「ユーフォリア/EUPHORIA」を見てオファーしたという『mid90s ミッドナインティーズ』『WAVES/ウェイブス』のアレクサ・デミー(1994年生まれ)も出演している。両親の魅力と多才ぶりを受け継ぐサラブレッドユマ・サーマンを母に、イーサン・ホークを父に持つマヤは「ストレンジャー・シングス」シーズン4でもロビン役を続投するほか、イタリア映画『人間の値打ち』 のリメイク『Human Capital』、チャーリー・プラマー共演『Please Baby Please』でも主要キャラクターに起用されている。俳優業のみならず、シンガーやモデルとしての才能も注目されているところだ(英題はいずれも原題)。キキ・レイン『Don’t Worry, Darling』オリヴィア・ワイルドの監督2作目、フローレンス・ピュー主演の『Don’t Worry, Darling』(原題)にはクリス・パイン、ハリー・スタイルズ、ジェンマ・チャンらとともにキキ・レイン(1991年生まれ)が名を連ねている。1950年代のカリフォルニア、砂漠地帯にある孤立した理想郷を舞台にした夫婦のサイコスリラーになるという本作。キキはスケジュールの都合で降板したダコタ・ジョンソンに代わって抜擢された。『オールド・ガード』で新境地に挑戦!『ビール・ストリートの恋人』のヒロイン役で注目を浴びると、Netflix映画『オールドガード』では一転、シャーリーズ・セロンを相手にアクションまで披露したキキ。エディ・マーフィ主演『星の王子 ニューヨークへ行く』の32年ぶりの続編『Coming 2 America』(原題)にも参加しており、次なる世代を担う黒人女優のひとりとなるはず。同作は劇場公開が断念され、12月18日よりAmazon Prime Videoで配信される予定となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2020年12月18日より全国にて公開
2020年10月16日映画『レディ・マクベス』が、2020年10月23日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋にて順次公開される。大注目の女優フローレンス・ピューの"原点"主演を務めるのは、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた実力派女優フローレンス・ピュー。彼女は、スウェーデン奥地で行われる90年に一度の祝祭で起きる惨劇を描く、アリ・アスター監督のスリラー映画『ミッドサマー』で主演を務めて大ブレイクを果たした後、不朽の名作『若草物語』を次女のジョーにフォーカスして映画化したグレタ・ガーウィグ監督の映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で4姉妹の末っ子エイミー役を演じ、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。さらには、マーベルシリーズの最新作『ブラック・ウィドウ』でスカーレット・ヨハンソンと共演し、彼女の後継とも噂される注目の女優だ。気鋭監督たちを虜にし、自分の映画に起用したいと思わせたきっかけが、『レディ・マクベス』で見せた圧巻の演技だった。世界の映画祭・映画賞で大絶賛された衝撃作映画『レディ・マクベス』は、英国インディペンデント映画賞で5部門受賞、10部門ノミネートされるなど多くの映画ファンを魅了した作品だ。原作は、オペラとしても有名なニコライ・レスコフの小説『ムツェンスク郡のマクベス夫人』、監督は英国の演劇界で活躍する演出家ウィリアム・オルドロイドが務める。欲望を満たすため、少女は残酷な怪物へと変貌する物語の舞台は19世紀後半の英国。主人公・キャサリンは17歳で裕福な商家に嫁ぐが、27歳年の離れた気難しい夫は彼女に興味がなく、意地悪な義親からは外出を禁じられ、人里離れた屋敷で退屈な生活を送っていた。夫が留守中のある日、若い使用人から誘惑されたことをきっかけに、キャサリンは不倫をしてしまう。その日から彼女の中で抑え込まれていたものが解き放たれ、別人へと変貌を遂げていく…。【詳細】映画『レディ・マクベス』公開日:・2020年10月23日(金)よりシネマート新宿にて公開・2020年10月30日(金)よりシネマート心斎橋にて公開監督:ウィリアム・オルドロイド脚本:アリス・バーチ原作:ニコライ・レスコフ『ムツェンスク郡のマクベス夫人』製作:フォーラ・クローニン・オライリー製作総指揮:リジー・フランク音楽:ダン・ジョーンズ撮影:アリ・ウェグナー編集:ニック・エマーソン出演:フローレンス・ピュー/コズモ・ジャーヴィス/ポール・ヒルトン/ナオミ・アッキー/クリストファー・フェアバンク配給:アット エンタテインメント<ストーリー>少女は、純粋で残酷な怪物になるー19世紀後半の英国。裕福な商家に嫁いだ17歳のキャサリン。気難しい40歳の夫は彼女に興味がなく、体の関係を持たない。意地悪な舅からは外出を禁じられ、人里離れた屋敷で退屈な生活を送っていた。ある日、夫の留守中に若い使用人に誘惑され不倫関係となったキャサリン。抑え込まれていたものが解き放たれ、少女は欲望を満たすため、邪魔者を許さない純粋で残酷な怪物へと変貌していく。
2020年10月09日フローレンス・ピューが『ミッドサマー』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』以前に出演し、プロデューサーや監督から注目されるきっかけとなった衝撃作『レディ・マクベス』が、“のむコレ2020”にて10月23日(金)より公開されることが決定した。「A24」製作のアリ・アスター監督作『ミッドサマー』主演で大ブレイクした後、グレタ・ガーウィグ監督作『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』で4姉妹の末っ子エイミー役を演じてアカデミー賞助演女優賞にノミネート。さらにマーベル・スタジオの最新作『ブラック・ウィドウ』ではスカーレット・ヨハンソンと共演、彼女の後継とうわさされるフローレンス・ピュー。気鋭監督たちに次々と起用され、新たな才能を開花させる大注目の女優フローレンスを、前出の監督たちが自分の映画に起用したいと考えたきっかけが、本作『レディ・マクベス』で見せた圧巻の演技。フローレンスは英国インディペンデント映画賞の最優秀主演女優賞を受賞、さらに世界中の映画祭で大絶賛され、スターダムへとのし上がっていった。気鋭の実力派女優の“原点”ともいうべき必見の衝撃作が、劇場公開される。予告編では、19世紀後半の英国。裕福な商家に嫁いだ17歳のキャサリンが、気難しい40歳の夫と意地悪な舅に自由を制限され、人里離れた屋敷で退屈な生活を送る様子が描かれる。ある日、夫の留守中に若い使用人と不倫関係となったキャサリン。抑え込まれていたものが解き放たれた少女は欲望を満たすため、邪魔者を許さない純粋で残酷な怪物へと変貌していく。原作は、オペラとして知られるロシア小説「ムツェンスク郡のマクベス夫人」。英国の舞台演出家ウィリアム・オルドロイドが長編映画を初めて手掛け、共演には、英国の人気シリーズ「ピーキー・ブラインダーズ」のコズモ・ジャーヴィスに、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』や「このサイテーな世界の終わり」のナオミ・アッキー、『クリムト』のポール・ヒルトンなど。『レディ・マクベス』は“のむコレ2020”にて10月23日(金)よりシネマート新宿、10月30日(金)よりシネマート心斎橋にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年10月02日2017年にクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』で俳優デビューを飾ったハリー・スタイルズが、再び俳優業に挑戦する。オリヴィア・ワイルドが監督&製作する『Don’t Worry Darling』(原題)への出演が決定。ハリーが演じる役は、当初はシャイア・ラブーフに決まっていたが、シャイアがスケジュールの都合で降板したのだという。同作の関係者が「The Wrap」に語った。共演はクリス・パイン、オリヴィア、フローレンス・ピューに加え、ダコタ・ジョンソンも出演交渉中であることが5月に伝えられている。『Don’t Worry Darling』は、1950年代のカリフォルニアの砂漠地帯にある孤立した理想郷を舞台としたサイコスリラー。オリヴィアにとって大好評だった長編監督デビュー作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』の次に監督する作品とあって、注目を集めている。脚本は『ブックスマート』でオリヴィアとタッグを組んだケイティ・シルバーマン。ハリーは3年ぶりの映画出演となるが、昨年はディズニー実写版『人魚姫』のエリック王子役を辞退したことや、エルヴィス・プレスリーの伝記映画のオーディションに参加した(エルヴィス役はオースティン・バトラーに決定)などの情報が報じられていた。(Hiromi Kaku)
2020年09月14日シアーシャ・ローナン主演、エマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、ティモシー・シャラメなど豪華キャスト共演による『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が6月12日(金)に公開され、全国劇場再開後の新作として堂々の洋画第1位を獲得した。待望のハリウッド新作映画として、全国300館にて拡大公開された本作(最終的には全国340館での公開を予定)。各劇場とも、新型コロナウイルス感染拡大を考慮し座席数を減らしての興行となったが、女性を中心に20~50代まで幅広い年齢層の観客が駆けつけ、動員、興行収入ともに全国劇場再開後の新作で初登場1位に。6月13日(金)~14日(日)の土日2日間で動員30,464人、興行収入41,215,140円、公開初日の6月12日(金)を含めた3日間で動員40,210人、興行収入54,151,340円のヒットとなった。SNS上には早速「最初から最後まで泣きました。まさに『わたし』自身の物語」「主人公ジョーに共感や憧れを感じた!」「今年観た中で一番自分に刺さって、余韻が凄い。生きるエネルギーに溢れた大傑作」「4姉妹がずっとキラキラしていて本当に可愛かった」「様々な経験をへて成長する彼女達に感動」「最高が詰まっていた」「誰もが“わたしの”若草物語だと胸を張れる、言える作品。間違いなく今年ベストの傑作」など、現代を生きる女性から共感を寄せる声が続々。「シアーシャ・ローナン様のくるくる変わる豊かな表情(マジで天才)見てるだけで泣けるし、ティモシー・シャラメという美しき才能の塊」「美術と衣装が抜群に素晴らしくて、終始あの世界観にどっぷり浸かり続けた」など、豪華キャストが魅せる名演技やロマンチックで華やかな音楽や衣装にも感嘆の声が多数。4姉妹それぞれが自分らしく生きようとする姿が、多くの女性や映画ファンの心を掴んでおり、今後も息の長い興行が期待できそうだ。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年06月15日『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督がベストセラー小説「若草物語」を現代にアップデートさせた『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。この度、フローレンス・ピュー演じるエイミーが、“結婚観”についてティモシー・シャラメ演じるローリーに語る本編映像が解禁、演じたエイミーのキャラクターについて語った。今回解禁されたのは、画家になる夢を諦めたマーチ家の末っ子・エイミー(フローレンス・ピュー)が、再会したローリー(ティモシー・シャラメ)にその苦しい胸のうちを告白するシーンの映像。家族のもとを離れ、裕福なマーチ伯母(メリル・ストリープ)に連れられて芸術の都・パリに滞在していたエイミー。表向きは幼い頃からの彼女の夢であった“画家”になるための勉強のためだったが、本当の目的は“マーチ家を養えるくらいの裕福な夫を探す”こと。もちろん、最初は本当に自分の夢を叶えようと努力していたエイミーだったが、画家を目指して勉強を進めるほど、小説家を目指す姉・ジョー(シアーシャ・ローナン)との才能の違いを目の当たりにし、落ち込む日々を過ごしていた。そんなある日、パリに長期旅行に来ていたローリーと偶然再会。画家を諦め、家族を養うための夫探しに本腰を入れるようになっていた彼女は、ローリーに「お金持ちとの結婚はやましい動機だっていうの?」「女には他に道がないの」「女の稼ぎで家族を養うなんて無理」「女にとって結婚は経済問題なのよ」…と、まるで自分に言い聞かせるように繰り返す。そして「愛があるなら問題ない」と理想をロマンチックに述べるローリーに対し、「あなたと私の現実は違うの」と本音を告白する――。多くの「若草物語」ファンにとって、マーチ家の末っ子エイミーは昔から常に議論の的だった。頑固でいたずら好き、マーチ姉妹の中でジョー以上に色々なことをやらかす。しかし、本作の製作プロデューサーであるエイミー・パスカルは言う。「この作品のエイミーの肖像は、今までとはかなり違うもの。自分の欲しいものがしっかりわかっていて、芸術家になりたいけれど、自分は素晴らしい芸術家ではないと納得している。このエイミーは、もちろん頑固だけど、とても賢くて立派なんです」と言い、このいままでとは違う“エイミー像”を見事に演じ、アカデミー賞助演女優賞に初ノミネートされたフローレンスも「エイミーはいつも、いたずらっ子で恋愛やお金持ちを夢見る、甘やかされた子として知られていた」と述べる。「だけど、私が興味を持った(本作の)エイミーは、いつも最高の自分でいるために情熱を燃やしています。彼女はそれができないくらいなら、何もしない。グレタ・ガーウィグ監督の脚本に私がすぐに恋に落ちたのは、エイミーの自分の輝きのための探求や、失敗した時の彼女の人間らしさが描かれていたから。もしかしたら、私たちはみんなジョーよりエイミーに近いのかも」とその想いを明かしている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は6月12日(金)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年06月09日シアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、フローレンス・ピューらの豪華競演で描く『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。今回は、シアーシャ演じる小説家を目指す4姉妹の次女・ジョーをめぐる魅力的な2人の男性、ティモシー・シャラメとルイ・ガレルのキャラクターに迫った。分かり合える“双子”のような幼なじみ:ティモシー・シャラメまずは、4姉妹の隣に偶然引っ越してきた資産家の少年・ローリー。『君の名前で僕を呼んで』でオスカーにノミネートされ、グレタ・ガーウィグ監督『レディ・バード』にも出演したティモシー・シャラメが演じている。「ジョーは男の子の名前を持つ女の子で、ローリーは女の子の名前を持つ男の子」と語るガーウィグ監督にとって、まるでこの2人は男女の双子のように“鏡写し”の存在となった。そして、ローリーはジョーのことを疑いなくソウルメイトだと思っていたが、彼らの友情は世間一般のルールには収まらない、結婚という形式に囚われてしまうと壊れてしまう“何か”でもあった。ティモシーは「より“完全な世界”でなら、ジョーとローリーはもしかしたらうまくいったのでは?」と考えている。「彼らの友情が、素晴らしい結婚生活を導いたケースも考えられる」と。「でも、彼らは本当に似ているから、喧嘩もするだろうから、同じくらいの可能性でお互いを傷つけ合ってしまったかも」と自身の見解を語る。謙虚さを与える文学の師:ルイ・ガレル一方、ジョーをめぐるもう1人の男性は、教師のフレデリック・ベア。ジョーが小説家になる夢を叶えるため、そして自身の力でお金を稼ぐために渡ったN.Y.で出会う、文学についての広い知識を持つ落ち着いた大人の男性だ。だが、彼はジョーの作品に痛烈な批評をし、彼女を困惑させることにもなる。この役を演じたのはベルナルド・ベルトルッチ監督『ドリーマーズ』で脚光を浴び、『サンローラン』『グッバイ・ゴダール!』『パリの恋人たち』などに出演、同時にフィルムメーカーでもあるフランス俳優ルイ・ガレル。「彼はジョーが熱望する世界、夢見る世界の代表なんです。文学やインテリの世界。でも、二人の人間が出会って、突然何かが起きる時っていうのは、理由や説明なんてないこともあります」と、彼はジョーとフレデリック・ベアとの関係を考察する。ジョーがフレデリックからパンチのような批評を受けるシーンは、シアーシャもお気に入りだ。「ジョーが部屋から飛び出して行くシーンは、私が今まで演じてきた中で一番爽快でした」と彼女は言う。「彼(ルイ・ガレル)は“フレデリック”に謙虚さを与えたのです。とても残酷で冷たいセリフも、とても“正直”にしてくれました」と明かし、「そのことでジョーは彼の正直さに恋に落ちるのです。誰もジョーに与えてくれなかった正直さ。ジョーは今まで誰にもその高慢な鼻をへし折られたことがないのですが、彼女は彼によって謙虚になって、それは彼女に大きな影響を与えました」と語っている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は6月12日(金)より全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年6月12日より全国順次公開
2020年06月06日新型コロナウイルスの影響で全世界的に停滞ムードが漂う映画界。日本でも話題作が軒並み公開延期、あるいは公開未定となり、先行きが不透明な中、R18+指定ディレクターズカット版も公開されたフェスティバルスリラー『ミッドサマー』が大ヒット、ひと際気を吐いている。その主人公ダニーとして、大雪を背にした慟哭のオープニングから夏至の山村での思いがけなく爽快な(⁉︎)ラストシーンまで演じきっているのがフローレンス・ピューだ。彼女の次回作は、公開延期となってしまった『ブラック・ウィドウ』と『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』というタイプの異なる2本の期待作。そんな彼女を筆頭に、スクリーンに映れば片時も目を離すことができなくなる、その名を記憶に刻んでおきたくなる新鋭女優たちが続々と現れている。フローレンス・ピュー:『ミッドサマー』『ブラック・ウィドウ』『若草物語』1996年、英・オックスフォード生まれ。現在24歳のフローレンス・ピュー。すでに日本のSNSでは「ピュー子」という愛称で呼ばれている。学園ホラー映画『The Falling』(原題)でデビュー後、2016年に公開された主演作『Lady Macbeth』(原題)が高い評価を得て各賞を受賞。『ミッドサマー』のアリ・アスター監督は同作での演技を観て、フローレンスをダニー役に抜擢したという。2018年には、リーアム・ニーソンと偶然同じ電車に乗り合わせてトラブルに巻き込まれる『トレイン・ミッション』ほか、Netflix映画『アウトロー・キング~スコットランドの英雄~』や『呪われた死霊館』に出演。また、『裏切りのサーカス』「ナイト・マネジャー」のジョン・ル・カレが原作、ポン・ジュノとともに国際的に知られる韓国の鬼才パク・チャヌク監督による初のTVシリーズ「リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ」(U-NEXT配信中)ではマイケル・シャノン、アレクサンダー・スカルスガルドと共演した。フローレンス演じる主人公は、小さな劇団の“女優”。ギリシャで出会った長身で魅力的な男性にナンパされたのかと思いきや、実はイスラエル情報機関からのスカウト、演技力を買われた彼女はパレスチナ側のスパイ組織に潜入捜査することになる。重くなりがちな展開の中、フローレンスのバイタリティー溢れる存在感が『お嬢さん』など独特の映像美を生み出すパク・チャヌクの世界で光る。この年、ティモシー・シャラメらとともに英国アカデミー(BAFTA)賞のEEライジングスター賞にノミネートされた。さらに、ドウェイン・ジョンソン製作の実話を基にした胸アツなヒューマンドラマ『ファイティング・ファミリー』では、プロレス一家の娘として育った女性が世界有数のWWEの大舞台に挑戦していく姿を熱演。そして主演作『ミッドサマー』に続いて、マーベル・シネマティック・ユニバースの『ブラック・ウィドウ』に、ブラック・ウィドウの“妹”エレーナ役として登場。予告編でのキレキレアクションや姉妹の関係性に胸躍らせている人は多いだろう。シアーシャ・ローナン主演、エマ・ワトソンやティモシーらが出演するグレタ・ガーウィグ監督『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』では、次女ジョー(シアーシャ)と何かと衝突する四姉妹の四女エイミー役に。過去にはエリザベス・テイラーも演じた重要な役であり、1994年版ではキルスティン・ダンストとサマンサ・マシスが二人一役で演じたが、フローレンスはエイミーの成長ぶりを繊細に演じ分け、アカデミー賞助演女優賞に初ノミネート。ジェシー・バックレイ:『ジュディ 虹の彼方に』『ワイルド・ローズ』「チェルノブイリ」1989年生まれ、アイルランド出身のシンガーソングライターで女優のジェシー・バックレイ(バックリー)は、レネー・ゼルウィガーが本年度アカデミー賞主演女優賞に輝いた『ジュディ 虹の彼方に』(現在公開中)に出演。ジュディのロンドン公演初日、「歌えない」とバスルームに閉じ籠もる彼女をステージ上まで引っ張りあげる、世話係ロザリン・ワイルダーを好演している。2017年の『Beast』(原題)で英国インディペンデント映画賞最優秀新人賞を受賞。その演技力はリリー・ジェームズ主演のBBCドラマ「戦争と平和」でも発揮され、同作を手がけたトム・ハーパー監督に見込まれて今年6月26日公開の最新作『ワイルド・ローズ』では主演として再タッグを組んだ。「戦争と平和」の地味系女子からは想像もつかないほど、『ワイルド・ローズ』ではスコットランドのグラスゴーに暮らす刑務所帰りのシングルマザーで、カントリー歌手として“聖地”アメリカ・ナッシュビルで歌うことを夢見る主人公ローズ・リンを演じており、自慢の歌声も披露。『ジュディ』のレネーと共に英国アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、クライマックスで歌い上げた主題歌「Glasgow」はアカデミー賞主題歌賞のショートリストに選出された。トム・ハーディが自ら主演・原案・製作総指揮を務め、リドリー・スコットとドラマ化した「TABOO タブー」ほか、未曾有の原発事故を描き、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞など数多くの賞に輝いた「チェルノブイリ ーCHERNOBYLー」では事故発生直後に現地で消火活動を行った消防士(アダム・ナガイティス)の妻リュドミラ・イグナテンコ役に。チェルノブイリで何が起きたのか、夫の身に何が起きているのかも分からないまま、妊娠中のリュドミラが見舞いに訪れるシーンがあり、事故に直面した一市民の代表として観る者に衝撃を与える。さらに、ロバート・ダウニー・Jr.主演『ドクター・ドリトル』(近日公開)では、ドリトル先生の冒険のきっかけとなる若きヴィクトリア女王に扮しており、彼女もまた髪の色や雰囲気から何から、作品によってガラリと印象が変わる変幻自在系女優といえそう。シンシア・エリヴォ:『ハリエット』「アウトサイダー」映画出演3作目にして初の主演作『ハリエット』でアカデミー賞に初ノミネート、そしてテーマ曲「スタンド・アップ」が同主題歌賞にノミネートされ、授賞式の歌唱でも観る者を釘付けにしたシンシア・エリヴォ。ハリエット同様に小柄ではあるが、「あなたがそう言うのなら」とその後をついていきたくなる、カリスマ性に溢れた奴隷解放活動家がハマり役となっており、絶賛を受けている。1987年、英・ロンドン生まれ。2010年に王立演劇学校(RADA)を卒業し、「シェルブールの雨傘」や「天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~」など舞台に出演、ミュージカル「カラー・パープル」の主演でブロードウェイ・デビューを果たすと、2016年のトニー賞主演女優賞、グラミー賞、エミー賞ほか数々の賞を総なめに。この1月には来日して「glee/グリー」のマシュー・モリソン、三浦春馬と共演するミュージカルコンサートが実現。「カラー・パープル」の「アイム・ヒア」から『ライオン・キング』の「愛を感じて」、アレサ・フランクリンの「ナチュラル・ウーマン」に 、もちろん「スタンド・アップ」も歌い上げ、力強い高音域で日本の観客を魅了したばかり。なんと、アレサ本人に扮する伝記ドラマ『Genius: Aretha』(原題)も控えている。映画デビューは2018年の『ホテル・エルロワイヤル』。続いて、スティーヴ・マックイーン監督の『ロスト・マネー 偽りの報酬』(原題:WIDOWS)では、死んだ夫に代わって現金強奪計画を立てるヴィオラ・デイヴィスら未亡人たちに手を貸すシングルマザーを演じた。スパーリングをするシーンもあり、こちらでもカッコいいシンシアに出会える。2019年、上記のジェシーと共に英国アカデミー賞EEライジング・ スター賞にノミネートされた。また、スティーヴン・キングの原作小説を「HBO」が初めてドラマ化、シンシアがキーパーソンを演じる「アウトサイダー」が4月23日より日本に上陸する。メアリー・エリザベス・ウィンステッド&ジャーニー・スモレット=ベル:『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが再び活躍する本作で、いま熱い視線を集めているのが、カッコ可愛いハントレス/ヘレナ・ベルティネリを演じるメアリー・エリザベス・ウィンステッドと、優しくてカッコいいブラックキャナリー/ダイナ・ランスを演じるジャーニー・スモレット=ベル。いずれも長いキャリアのある2人が、今作を機に日本でもグッと知名度が上がりそう。クロスボウを駆使するハントレス役のメアリー・エリザベスは、1984年、米・ノースカロライナ州生まれ。元バレリーナというキャリアと173cmの長身を生かしたアクション、そして世間擦れしていない“天然ぶり”で話題沸騰中。『ジェニミマン』ではウィル・スミスの相棒を好演したばかり。ホラー映画『ファイナル・デッドコースター』や『デス・プルーフ in グラインドハウス』、J.J.エイブラムス製作の『10 クローバーフィールド・レーン』などの恐怖演技から、新たな“スクリーム・クイーン”と呼ばれることも。次回作は浅野忠信や國村隼、MIYAVIが出演するNetflix主演映画『Kate』(原題)が予定されている。1986年、米・ニューヨーク生まれのジャーニー。子役から活躍してきた彼女は、本作では圧巻の(!)歌声と鮮やかな蹴りも披露、ハーレイやカサンドラ(エラ・ジェイ・バスコ)に対する面倒見のよさでファンの心をくすぐっている。実兄は「Empire 成功の代償」の俳優ジャシー・スモレット。名作「フルハウス」のデニース役といえばピンと来る人はいるかも。『プレイヤー/死の祈り』(日本未公開)や人気ドラマ「トゥルーブラッド」ほか、『ハリエット』のごとく、奴隷を解放する秘密組織“地下鉄道”の女性を力強く演じた「Underground」(原題)などに出演。次回作は、J.J.×ジョーダン・ピール製作総指揮のHBOドラマ「Lovecraft Country」(原題)。エミリー・ビーチャム:『リトル・ジョー』1984年、英・マンチェスター出身のエミリー・ビーチャムは、『リトル・ジョー』(6月19日公開)で第72回カンヌ国際映画祭女優賞を受賞した注目株。先日、予告編が公開されると「観たい」「絶対面白い」「期待値が上がる」など反響の声が続々、『ミッドサマー』の次はこれか!? ともいえるボタニカルスリラーとなっている。エマ・ストーン主演『Cruella』(原題)にも出演が決まっているエミリーは、“感染”ホラー『28日後…』の続編『28週後…』で映画デビューし、主にTVシリーズで活躍。海外ドラマファンには「ウォーキング・デッド」のAMCが贈るバイオレンスアクション満載の「バッドランド~最強の戦士~」のウィドウ役で知られ、超絶カッコいいアクションの見せ場も。残念ながらシーズン3で打ち切りとなった本作は、日本ではAmazonPrimeVideoで配信中。トーマシン・マッケンジー:『ジョジョ・ラビット』『ロストガールズ』2000年生まれ、ニュージーランド出身のトーマシン・マッケンジーといえば、『ジョジョ・ラビット』で壁の中のユダヤ人少女・エルサを演じ、抜群の透明感を見せつけた。ラストのダンスシーンも最高にキュートだ。第25回放送映画批評家協会賞(クリティック・チョイス・アワード)では新人俳優賞にジョジョ役のローマン・グリフィン・デイビス、ヨーキー役のアーチー・イェーツと3人でノミネートされた。Netflix作品『キング』ではティモシー・シャラメの妹役に。日本上陸の最新作は、未解決の連続少女殺害事件を題材にしたNetflix配信中の『ロストガールズ』。売春をしていた長姉が行方不明になり、警察は当てにならないと暴走気味になる母親と、事実を知る度に傷ついていく末妹の狭間で孤独を抱える次女シェリー役を持ち前の表現力で体現。今後も、『True History of the Kelly Gang』(原題)などが多数待機する。そのほか、世界中にファンがいるクリステン・スチュワート、『アラジン』で大ブレイクしたナオミ・スコットとともに新生『チャーリーズ・エンジェル』の一角を担ったエラ・バリンスカは、10等身はあろうかというスタイルから繰り出される、しなやかなアクションとキュートな素顔のギャップに日本でもファン急増。ギルフォードの演劇スクールで学び、アカデミー・オブ・パフォーマンス・コンバットで演技に生かせる戦闘スキルをみっちりたたき込まれた。次回作のホラー『Run Sweetheart Run』(原題)が2020年サンダンス映画祭で上映された。また、『パラサイト 半地下の家族』で世界的に脚光を浴びたのが、“ジェシカ”ことパク・ソダム。彼女の次回作は、なんと日本の福岡を舞台にしたその名も『福岡/Fukuoka』。昨年9月のアジアフォーカス・福岡国際映画祭で好評を呼び、第69回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に公式招待され、3月12日から韓国公開されるはずだったが、公開延期が発表されている。ぜひ彼女たちを参考に、“今年の推し”を見つけてみてほしい。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY 2020年3月20日より全国にて公開©2019 WBEI and c&TM DC Comicsミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.ジュディ 虹の彼方に 2020年3月6日より全国にて公開© Pathé Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019ブラック・ウィドウ 2020年、日米同時公開©2019 MARVELストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年初夏、全国にて公開ワイルド・ローズ 2020年6月26日より全国にて公開© Three Chords Production Ltd/The British Film Institute 2018リトル・ジョー 2020年6月19日よりアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開© COOP99 FILMPRODUKTION GMBH / LITTLE JOE PRODUCTIONS LTD / ESSENTIAL FILMPRODUKTION GMBH / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / THE BRITISH FILM INSTITUTE 2019
2020年04月01日スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフの過去と秘密が描かれるマーベル最新作『ブラック・ウィドウ』から、意味深な台詞やド派手なアクション、新たな家族との関係性も伺える本予告と本ポスターが世界同時に解禁された。解禁となった本予告では、ブラック・ウィドウの過去や本作で描かれる物語の一端が窺える意味深な台詞が語られる。「アベンジャーズになる前は、間違ってばかり。敵も多かった」と、彼女は語る。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初登場以来、S.H.I.E.L.D.のエージェントやアベンジ ャーズの一員として戦っていた彼女が、以前はロシアのスパイであり暗殺者であったことはアベンジャーズのメンバーや多くの観客にも周知の情報だ。その上で本映像で語られる「いつか決断の時が来る。自分が何をすべきか。どう在りたいか。決めたの もう逃げない」という台詞からは、アベンジャーズに加わってなお、暗い過去からは逃げ切れず葛藤していた彼女がついに何かの決意を固めたことが分かる。そして彼女は、“妹”エレーナ(フローレンス・ピュー)との会話から、かつて彼女たち自身も厳しい訓練を受けた“レッドルーム”がいまだ多くの女性を鍛錬し、洗脳状態に置いていることを知る。妹をそこに残したままヒーローになった自分を後悔するブラック・ウィドウだが、“母”メリーナ(レイチェル・ワイズ)、そして“父”アレクセイ(デヴィッド・ハーバー)ら“家族”との再会によって、ついにその過去と正面から対峙することに。そんな“家族”を執拗に追うのは、“レッドルーム”が生み出した女性暗殺者集団“ウィドウズ”と、その支配者で、どんな能力でも一瞬にしてコピーしてしまう、“最強の敵”タスクマスターだ。黒いマスクとスーツを身にまとった正体不明、性別すら謎のこの刺客は、キャプテン・アメリカの盾を操る能力や、ホークアイの百発百中の弓の技、ブラックパンサーの爪を使った戦闘スキルを完全コピーし、ブラック・ウィドウに容赦なく襲いかかる。まさにブラック・ウィドウ VS アベンジャーズとの戦いともいえるこの戦い、自身の能力までもコピーされたブラック・ウィドウはどう立ち向かうのか?超人的なパワーや超強力な武器を持たないブラック・ウィドウは、頭脳を使った地上戦を得意としてきたが、本作ではタスクマスターを相手にド派手な空中戦も繰り広げている。自らの過去と直結する“レッドルーム”の“ウィドウズ”たちとの肉弾戦に加えて、 アベンジャーズに引けを取らない迫力満載のアクションに、期待が高まる予告編となっている。また、併せて解禁となった本ポスターには、トレードマークの黒いスーツに身を包み、両手に武器を携えたブラック・ウィドウの姿が描かれている。背景には、ブラック・ウィドウの“家族”が集結。アベンジャーズ以前の、もう一つの“家族”である妹エレーナ、母メリーナ、父アレクセイ=レッド・ガーディアン。さらにはブラック・ウィドウと同じコスチュームに身を包んだウィドウズたちや、多くの謎を残すタスクマスターの顔も…。彼女の過去を知る“家族”と共に成し遂げようとすることは何なのか?ブラック・ウィドウが背負い続けてきた過去は見逃せない。『ブラック・ウィドウ』は5月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2020年11月6日より全国にて公開© Marvel Studios 2020
2020年03月10日グレタ・ガーウィグ監督のもと、シアーシャ・ローナン、フローレンス・ピュー、エマ・ワトソンら豪華キャストが集った『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。この度、1800年代のアメリカ・ヨーロッパの社交界を舞台に、浮世離れした麗しい姿を披露するティモシー・シャラメのシーン写真6点が到着した。『君の名前で僕を呼んで』でオスカーに初ノミネート、ガーウィグ監督の『レディ・バード』にも出演し、世界的にスポットライトを浴びるティモシー・シャラメ。本作ではマーチ家の4姉妹の近所に住み、最終的には姉妹のうちの2人と恋に落ちることになる資産家の孫・ローリーを演じている。4姉妹の次女ジョーを演じたシアーシャ・ローナンは、彼について「『レディ・バード』でお互いをすでに知っていたことは、すぐに兄弟姉妹のような関係になるのに本当に役に立った」と言い、「同じ俳優とまた一緒に仕事することで得られる安心がある。彼は俳優としてとても勇気がある。彼の何度でもリスクを負うところは、本当にローリーを演じるにぴったりだった」と、『レディ・バード』とはまったく違う場所と時代でティモシーと再会できたことが嬉しかったと撮影後の印象を語っている。ティモシーが身に纏うクラシックな衣装は全て、第92回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞したジャクリーン・デュランが本作の世界観に合わせて手掛けたオリジナル衣装。なかでも要注目なのは、彼女が「フランスの画家ジェームズ・ティソが1868年に描いたパリの男たちの絵を参考にした」と解説するクラシックなスーツ姿。少年時代のローリーが着用する、遊び心のあるはみだし者のような服装と違い、大人になってヨーロッパで過ごすようになってから着用するようになったヨーロッパ・シックな装いをベースに、ローリー独特のちょっとしたひねりを加えて、流行のファッションとは一味違うスーツを着こなすティモシー。まるで絵画の中から現れたような美麗なショットとなっている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は3月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年3月27(金)より全国にて公開
2020年02月28日アリ・アスター監督、フローレンス・ピュー主演の映画『ミッドサマー』が2月21日(金)より公開され、全国で満席続出、リピーター鑑賞者も現れる大ヒットスタート。「考察しがいのある映画」「気づいた時に鳥肌が立った」など、緻密な脚本と完璧なクオリティに「もう一度観たい」という声が相次いでいる。公開前からマスコミ試写や先行上映会で「完璧」「クオリティが高すぎる」と絶賛され、映画ファンの注目を受けていた本作。初日を迎えると、早朝の回から10代~20代の女性グループやカップルを中心に動員。2月21日(金)から2月24日(月)までの4日間で動員7万7,125人、興行収入1億1545万400円(全国106スクリーン)を記録。同日公開の大作『チャーリーズ・エンジェル』(全国306スクリーン)や、本年度アカデミー賞受賞作『スキャンダル』(全国200スクリーン)を超える興行成績を達成した。本作の魅力は、“明るいのにおそろしい”白夜のスウェーデンが舞台のスリラーでありながら、劇中に散りばめられた様々な伏線や謎についての考察も楽しめることだろう。2月11日(火)に先行上映として行われたトークショー付き上映会では、映画評論家の町山智浩氏がアリ・アスターとのインタビューも元に、「今村昌平の『楢山節考』や『神々の深き欲望』に影響を受けている」とストーリーの基本にあるのが日本映画であったことや、「劇中に登場する絵画に(謎を解く)意味が込められている」と語っていた。そして初日を迎えると、SNS上では細かい伏線の回収や、絵画に込められた意味、劇中の登場人物たちの衣服や屋敷に記されたルーン文字の意味の考察、北欧神話との関連、画面に隠された謎のシルエットについて、さらに「ハッピーエンドでもある」とアスター監督が来日舞台挨拶で語った結末の解釈についてなど、様々な議論が巻き起こり、同日夜にはtwitterの“日本のトレンド”に「ミッドサマー」がランクイン。一度だけでは見逃しているものも多いかもしれない本作。散りばめられた数々の伏線を見つけたり、どのシーンでどの作品がどう影響を与えているのかを確認したり、何度見ても発見があると、リピート鑑賞をするファンも続出中。なお、映画公式サイトには、鑑賞後専用の隠された謎や伏線を徹底解析する「観た人限定 完全解析ページ」が設置されている。『ミッドサマー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2020年02月27日『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『ブラック・ウィドウ』など出演作が続く注目の女優フローレンス・ピューが主演を務める衝撃作『ミッドサマー』が本日から公開になる。本作はすでに公開された国と地域で大きな反響があり、衝撃的なのにラストは爽快感、恋人と一緒に観ると別れるかも、アッと驚く展開の連続……など様々な感想があがっている。本作でピューが演じたダニーは、恋人のクリスチャンとの関係がうまくいっていない精神的に少し不安定な女性。彼女は恋人やその友人たちとスウェーデンの田舎の村ホルガを訪れる。花が咲き乱れ、穏やかな笑顔をたたえた人たちが暮らす村で彼女たちは“90年に1度の祝祭”に参加するが、次第に村のもうひとつの顔があらわになっていく。人里離れた村で主人公たちが壮絶な体験をする……と聞くと定番ホラーや民間伝承ものを思い浮かべるが、本作はそんな予想をことごとく裏切りながら進んでいく。舞台は夏至の祭りの最中で、太陽は沈むことなく、主人公ダニーのいる場所はつねに明るくて美しい。彼女は身の危険を感じることなく、祝祭を楽しんでいるはずなのに、観客は少しずつ違和感を感じ、矛盾を感じ、明るい場所で気持ち的に追い詰められていく。この圧倒的に奇妙で考え抜かれた映画を創作したのは、『ヘレディタリー/継承』で注目を集めた新鋭アリ・アスター。彼はホルガの造形やそこで行われた祝祭を入念な調査を下敷きにしながらゼロから生み出し、そこに自身の失恋の経験やそこでおぼえた感情を脚本に盛り込んだ。本作はホラー映画ではないため、わかりやすい恐怖描写はないが、観客は終始、居心地が悪いような、矛盾した感情を味わうことになる。アスター監督は「この祝祭が入り組んだ複雑なものを描いていると受け止めてほしいし、ひとつひとつはシンプルなんだけど、どこかで矛盾した感情が観客の中に喚起されるといいなと思って創作した」と説明する。監督の想いは衝撃的な結末にも貫かれている。その結末に“爽快感”を感じる人もいるだろう。しかし、カタルシスでは済まない気持ちを抱く人もいるはずだ。結末を目撃するだけでは終わらない。上映が終わって明るい場所に出ても、そのモヤモヤがまだまだ続くとしたら……すでに公開されたエリア同様、日本でも『ミッドサマー』をめぐる感想戦や議論が巻き起こりそうだ。『ミッドサマー』2月21日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
2020年02月21日19世紀を代表する作家ルイーザ・メイ・オルコットの「若草物語」を、『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督が映画化した『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』。この度、四女のエイミーを演じ、アカデミー賞にノミネートされたフローレンス・ピューのインタビュー映像が到着した。本作で描かれるのは、世界中で愛され続ける大ベストセラー作家、ルイーザ・メイ・オルコットが自らの生き方を重ねて書き上げたジョー・マーチの物語。本年度のアカデミー賞では作品賞、主演女優賞など合計6部門でのノミネートを果たしているが、今回注目なのが助演女優賞にノミネーションされた24歳の新星フローレンス・ピュー。プロレスシーンを自ら体当たりで演じて昨年の公開時に話題を読んだ『ファイティング・ファミリー』のほか、今年は『ヘレディタリー/継承』アリ・アスター監督が手掛け、スウェーデンの奥地で開かれる「90年に一度の祝祭」を舞台としたスリラー『ミッドサマー』、スカーレット・ヨハンソンの“妹分”を演じる『ブラック・ウィドウ』など話題作が次々と控える注目株として熱い視線を集めている。今回公開されたインタビューでは、劇中のエイミーが纏うクラシックな衣装で登場。まず「若草物語は女性を一人の人間として描いた最初の物語」であり、「小説に書かれてる女性の生きづらさは、現代の私たちも直面している問題」「あらゆる女性が読むべき重要な本」と、その普遍的な魅力を放ち続ける本作の理由について語る。そして、わがままな末っ子と思われがちな、これまでのエイミー像とは違い、本作では「彼女の才気が良くわかるように書かれてる」「観る人 皆がジョーに憧れるのではなく、エイミーにも親近感が持てる」とグレタによる脚色の魅力を冷静に分析、劇中のエイミーさながら強い意志を感じさせる彼女なりの言葉で、今回新たに生まれ変わった「若草物語」の楽しみ方を語っている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は3月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年3月より全国にて公開
2020年02月05日アリ・アスター監督、フローレンス・ピュー主演の最新作『ミッドサマー』。この度、本作の公開を記念して日本限定のアートポスター2種類が解禁された。恐怖の歴史を覆す、暗闇とは真逆の明るい祝祭。天才的な発想と演出、全シーンが伏線となる緻密な脚本、観る者を魅惑する極彩色の映像美が一体となり、永遠に忘れられない結末に到達する――。そこに待つのは究極の恐怖と、未体験の解放感。体験した者は二度と元には戻れない、“フェスティバル・スリラー”がついに公開。今回解禁となったポスターの1点は、画家のヒグチユウコ氏が描き下ろした絵画のポスター。カラフルな花に囲まれたヒロインのダニーが逆さまに配置されているのが衝撃的。もう1点は、本作のアートワークを手掛けているデザイナー・大島依提亜氏によるポスター。メイポールの周りで踊る女性たちと、視線を向ける村人たちを、墨とゴールドで表現している。この2種類のアートポスターは、上映劇場やタイアップ店舗などで掲出される予定。『ミッドサマー』は2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2020年01月29日『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスター監督と『ブラック・ウィドウ』『ファイティング・ファミリー』のフローレンス・ピューら若手俳優たちのタッグで贈る『ミッドサマー』。この度、“明るいことが、おそろしい”悪夢のような祝祭と不可思議な壁画をとらえた場面写真が解禁となった。『ムーンライト』や『レディ・バード』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』など注目作を次々に手掛けるスタジオ「A24」が『ヘレディタリー』に続いて製作を担当。すでに公開された国々では高評価レビューが続出しており、日本でも今秋に先行上映されると、「美しいのに恐ろしい」「とんでもない映画」「すべてにおいて『ヘレディタリー』を超えている」「精神的な気持ち悪さが段違い」などの感想がSNS上を飛び交う状態となった本作。そんな中、今回解禁されたのは、周囲から閉ざされたスウェーデンの村を訪れたダニー(フローレンス・ピュー)ら大学生5人組と、純白の民族衣装に身を包み、優しい微笑みで招き入れる村人たちをとらえた場面写真。そして白夜に照らされた悪夢へと足を踏み入れた彼女たちが、驚愕し、悲痛の表情を見せる姿を切り取った場面写真の数々!さらに併せて解禁されたのは不可思議な壁画の画像。果たして、これらの壁画が何を意味するのか。“90年に一度の祝祭”では、一体何が繰り広げられるのか…衝撃の展開を予感させるカットばかりとなっている。『ミッドサマー』は2020年2月21日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2019年12月09日スカーレット・ヨハンソン主演のマーベル映画最新作『ブラック・ウィドウ』から、待望の初映像となる特報映像が世界同時解禁された。世界最高のエージェントにして超一流の暗殺者、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフの謎に包まれた過去と秘密を描く本作。アベンジャーズが分裂した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の直後が舞台となる。今回解禁となった映像は、ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)の「私には何もなかった」という印象的な台詞で始まり、これまでの『アベンジャーズ』や『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で描かれてきたナターシャの過去のシーンが盛り込まれている。孤独な暗殺者だったブラック・ウィドウがアベンジャーズとしての使命にたどり着き、「もう過去から逃げない」と大きな争いの裏で自分自身と向き合う覚悟をしている様子が伺える。そして、ナターシャとそっくり同じ動きをしながら互角に張り合う“妹”と呼ばれる女性エレーナ(フローレンス・ピュー)が登場。赤いスーツに身を包んだ、原作コミックでは“ロシアのキャプテン・アメリカ”と呼ばれる父アレクセイ/レッド・ガーディアン(デヴィッド・ハーバー)や母メリーナ(レイチェル・ワイズ)と食卓を囲む場面もあり、弓矢を操る仮面の戦士も登場している。これまで過去が語られることがなかったブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ。謎が多い本作についてスカーレットは、「この作品は私に“終わり”をもたらすために必要だった」と語っており、「私のキャラクターにはベールに包まれたところがありますが、(『ブラック・ウィドウ』で)彼女は過去と向き合い“自分を許し、自分を愛する”こと、そして家族を描いています。彼女は本当に重大な局面で自分自身と向き合っている。その全てを乗り越えて(観客が知っている)あのキャラクターになっていくの」と、描かれる物語に言及。彼女に秘められた謎、そして彼女が『アベンジャーズ/エンドゲーム』で下した衝撃の決断に至る背景がついに明らかになる!『ブラック・ウィドウ』は2020年5月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2020年5月1日より日米同時公開©2019 MARVEL
2019年12月03日一夜にしてスーパースターの座を掴み取った女性ファイター・ペイジことサラヤ・ジェイド・ベヴィスの驚きの実話を描く『ファイティング・ファミリー』。本作の主人公ペイジを演じるのは、イギリス出身の女優フローレンス・ピューだ。日本ではまだまだ馴染みは薄いが、いまから注目しておかなければならない最旬若手女優であることは確実。今後、あれよあれよという間に活躍していくに違いないフローレンス・ピューに迫った。まず、まもなく日本公開を迎える主演映画『ファイティング・ファミリー』は、イギリス東部でレスリング・ジムを営む一家の娘として育った少女が、家族一丸となり世界有数のWWEの大舞台に挑戦していく姿を描く、胸アツなヒューマンドラマ。実話に基づいており、2014年のWWEの舞台で一夜にしてスーパースターとなった女性ファイター・ペイジ役で熱演を見せる。幼い頃から女優を志していたというフローレンスは、2014年、「ゲーム・オブ・スローンズ」のメイジー・ウィリアムズと共演した学園ホラー映画『The Falling』(原題)でデビュー。その後、本国イギリスでは2016年に公開された『Lady Macbeth』(原題)で高い評価を得てブレイク。日本では第9回京都ヒストリカ国際映画祭にて『マクベス夫人』というタイトルにて初上映している。同作に出演した後、順調にキャリアを積み、Netflix映画『アウトロー・キング~スコットランドの英雄~』や、『呪われた死霊館』『トレイン・ミッション』(いずれも’18)と出演する。そして、この度の『ファイティング・ファミリー』が主演作として日本初公開となった。また、2020年2月に同じく主演作『ミッドサマー』が日本公開。『ヘレディタリー/継承』のアリ・アスターがメガホンを取るスリラーで、ペイジと同じく黒髪で出演していた『ファイティング・ファミリー』とは打って変わり、ブロンドのピューはその印象がガラっと変わっている。加えて、2020年5月にはマーベル・シネマティック・ユニバースのブラック・ウィドウ単独映画『ブラック・ウィドウ』にエレーナ役として、さらにエマ・ワトソン、シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメらが出演する「若草物語」を映画化したグレタ・ガーウィグ監督作『Little Women』(原題)に四姉妹の四女エイミー役で出演。まさに話題作が続くネクストブレイク女優フローレンス・ピューを、まずは『ファイティング・ファミリー』からチェックしてみてほしい。『ファイティング・ファミリー』は11月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファイティング・ファミリー 2019年11月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC., WWE STUDIOS FINANCE CORP. AND FILM4, A DIVISION OF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年11月15日3度のアカデミー賞に輝くメリル・ストリープが主演を務め、ヒュー・グラントと“夫婦”として初共演する『マダム・フローレンス!夢見るふたり』。このほど、歌ウマ女優として知られるメリルが、夫役のヒューと、ピアニスト役のサイモン・ヘルバーグらが見守る中、驚異のオンチっぷりを披露する本編映像がシネマカフェに到着した。N.Y.で“伝説”といわれた歌姫の実話を基にした物語を、『クィーン』『あなたを抱きしめる日まで』の名匠スティーヴン・フリアーズがメガホンをとり映画化した本作。現代最高峰の名女優メリルと、“ラブコメの帝王”ともいわれるヒューの初共演でも話題となっている。今回到着したのは、メリルが演じた実在した伝説の歌姫マダム・フローレンスの衝撃的なオンチ映像だ。これまで、アカデミー賞に歴代最多19回のノミネートを誇り、うち3度もオスカー像を手にしたことがあるメリルは、ミュージカル映画『マンマ・ミーア!』(’08)や『イントゥ・ザ・ウッズ』(’14)、ロックシンガーに扮した『幸せをつかむ歌』(’15)など多数の出演作で歌声を披露し、その歌唱力も高く評価されている“歌ウマ女優”。そんな彼女が、本作では自身のキャリアのなかでも初となるオンチ役に挑戦!メリルは「下手に歌うのは簡単だと思ったの。でも、想像したよりもずっと大変だったわ」と、その苦労を吐露。オンチを忠実に演じるため、歌の指導を受け、まずうまく歌うことから始めたと言い、「そこからちょっとずつ、オンチになるように“崩して”いったわ。本物のフローレンスならどう歌ったかは考えず、自分の中のフローレンスならどんな風にアプローチするかを考えたの。息を吸い込むタイミングが遅すぎて音程を外してしまうのだけれど、彼女の音楽に対する強い想いと愛情が感じられるはずよ」と、丁寧に歩み寄った“歌姫”への役作りについて明かしている。映像は、マダム・フローレンス(メリル)が、夫が手配した心優しいピアノ伴奏者のコズメ・マクムーン(サイモン)とメトロポリタン・オペラで歌手を指導しているカルロ・エドワーズ(デヴィット・ヘイグ)とともに、記念すべき第1回目のレッスンがスタート。「朝から歌劇“ラクメ”に挑戦するの?」と笑いながらおどけるフローレンスに対し、エドワーズは「実力があるから大丈夫!」と力強く励ましの言葉をかける。そのやりとりを目の前にし、フローレンスの歌唱力に期待するコズメ。しかし、フローレンスから発せられたのは、まさかの調子っぱずれな歌声…。エドワーズに「いいぞ!」「その調子!」と合いの手を入られ、満足そうに笑うフローレンス、そして、その傍らではシンクレア(ヒュー)が満面の笑みで見守っている光景に、コズメはあ然とするばかり…。果たして、こんなレッスンで、フローレンスの夢のステージは成功するのか!?物語の行方に波乱が待ち受けていることを予感させる映像に仕上がっている。『マダム・フローレンス!夢見るふたり』は12月1日(木)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月16日