フードエッセイストの平野紗季子を始め、様々なアーティストによる“食”をモチーフにした作品やグッズを展開する「平野紗季子の(食べれない)フード天国」が、三越伊勢丹で9月29日より順次開催される。食べものを“食べて楽しむ”だけでなく、むしろ“食べられない”からこそ広がる“新しい食欲”に目を向けた同イベント。会場では、フードエッセイストの平野紗季子を中心に、ファッションデザイナーやアーティスト、ミュージシャン、ジュエリー作家などによる“食”をモチーフにした作品を展開する。期間中は、平野紗季子がこよなく愛する洋菓子店「ローザー洋菓子店」の包み紙をモチーフにしたスカーフやハンカチ、白子や天むすなどをモチーフにしたユニークなフードブローチを制作するブローチ作家・Crepe.、本物のフードを樹脂加工してアクセサリーを作るROTARI PARKER、お菓子の包み紙やおかきなどをジュエリーに昇華させるコンテンポラリーアクセサリーブランドのCHIMASKIらによる“身につけられるフード”が販売される。その他、平野紗季子が愛読する“食”にまつわる個性的な古本を揃えた小さな書店もオープン。平野紗季子の旧友であるモデルの小谷実由とのコラボレーションにより、2人が惚れ込んだ東銀座の喫茶店「喫茶 YOU」の店頭のネオンサインや名物のオムライスをモチーフにしたグッズなども発売する。また、食パンを愛する4人組・チーム未完成も登場する予定だ。同イベントに際し、平野紗季子とDJみそしるとMCごはんが、伊勢丹新宿店本館地下1階の食品フロアをテーマにした新曲とメインPVを制作。伊勢丹マクミラン柄の特製デザイントートをセットにした新曲CDを伊勢丹限定で販売する。なお、開催期間は、伊勢丹新宿本館2階のセンターパーク/TOKYO解放区、及びイセタン羽田ストア(レディス)ターミナル1が、9月29日から10月13日まで、伊勢丹オンラインストアが9月29日から11月3日まで、ジェイアール京都伊勢丹5階の特設会場が10月28日から11月2日まで。なお、会期中10月3日17時半から19時には、平野紗季子とDJみそしるとMCごはんの2人によるトークセッションや、DJみそしるとMCごはんのライブパフォーマンスイベントが伊勢丹新宿店本館2階=TOKYO解放区で開催される。
2015年09月25日ユニットコムは25日、CPUに第6世代Intel Coreプロセッサを採用した、「パソコン工房」ブランドのミドルタワーデスクトップPCを2モデル販売開始した。BTOに対応し、税込価格は91,779円から。CPUにCore i7-6700(3.40GHz)を搭載した「MD7500-i7-HF」の標準構成価格は、111,219円(税込)。CPU以外の仕様は、チップセットがIntel Z170 Express、メモリがDDR4-2133 8GB(4GB×2)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が80PLUS BRONZE認証取得の350W電源、OSがWindows 10 Home 64bitなど。CPUにIntel Core i5-6400(2.70GHz)を搭載した「MD7500-i5-HF」の標準構成価格は、91,779円(税込)。CPU以外の仕様は、チップセットがIntel Z170 Express、メモリがDDR4-2133 8GB(4GB×2)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が80PLUS BRONZE認証取得の350W電源、OSがWindows 10 Home 64bitなど。
2015年09月25日米Qualcommは9月15日(香港時間)、ミッドレンジ端末向けのプロセッサ「Snapdragon 430」「Snapdragon 617」を発表した。Snapdragon 430はX6 LTEモデムを搭載。LTE Cat.4の最大150Mbpsの転送速度に対応し、CPUには最大1.2GHzのオクタコアCortex A53、GPUにはAdreno 505を搭載した。メモリはLPDDR3 800MHzとなっている。採用端末製品は2016年第二四半期に発売される見込み。Snapdragon 617はX8 LTEモデムを搭載し、LTE Cat.7の最大300Mbpsの転送速度に対応。CPUには最大1.5GHzのオクタコアCortex A53を、GPUにはAdreno 405を搭載した。メモリはLPDDR3 933MHzで、採用端末製品は2015年中に発売される見込みだ。どちらも28nmプロセスで製造され、IEEE802.11n/ac(2ストリーム&MU-MIMO)のWi-Fiや、高速充電規格「Quick Charge 3.0」に対応している。
2015年09月15日ユニットコムは3日、「パソコン工房」ブランドとして、第6世代Intel Coreプロセッサ搭載のデスクトップPCを3モデル発売した。BTOに対応し、価格は79,899円(税込)から。今回発売されるモデルは、開発コード名「Skylake」で知られる第6世代Intel Coreプロセッサの新モデルを搭載。前世代のCPUと比較して、グラフィックス性能が向上したほか、消費電力が低減している。MD7500-i7-TMの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700(3.40GHz)、チップセットがIntel Z170 Express、メモリがDDR4-2133 8GB(4GB×2)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970 4GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチ、80PLUS SILVER認証取得の500W電源 、OSがWindows 10 Home 64bit。標準構成価格は159,819円(税込)。MN7150-i5-RMの主な仕様は、CPUがIntel Core i5-6400(2.70GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがDDR3L-1600 8GB(4GB×2)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960 2GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチ、80PLUS SILVER認証取得の500W電源、OSがWindows 10 Home 64bit。標準構成価格は109,059円(税込)。MN7150-i5-HFの主な仕様は、CPUがIntel Core i5-6400(2.70GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがDDR3L-1600 8GB(4GB×2)、ストレージが1TB SATA HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)、光学ドライブはDVDスーパーマルチ、80PLUS BRONZE認証取得の350W電源、OSがWindows 10 Home 64bit。標準構成価格は79,899円(税込)。
2015年09月03日Intelは9月1日(米国時間)、14nmプロセスを採用したSkylake(開発コード名)ベースの第6世代Coreプロセッサファミリとして46製品を発表した。今回発表されたのは、モバイル向けにTDP45W/35WのHシリーズ、同28W/15WのUシリーズ、従来Core Mの名前が付けられていたが、今回、新たにCore m3/m5/m7/Pentium(第6世代Core m)へと呼び名が変更となったYシリーズ、そして45Wながら、モバイルワークステーションやCADなどへの用途を想定したXeon、デスクトップ向けのSシリーズとそれぞれ同一アーキテクチャながら、それぞれの用途別に分けられている。また、モバイル向け初となる倍率ロックフリーのK型番や、クワッドコアCore i5などもラインアップされている。なおIntelでは、2015年末から2016年春にかけて、Iris/Iris Proグラフィックスを搭載した第6世代Coreプロセッサや、企業向け第6世代vProプロセッサなどを提供するとしているほか、IoT向けに、複数のTDPレベルで最大7年間の長期供給とECCに対応した25以上の製品を提供していく予定としている。
2015年09月02日マウスコンピューターは2日、同社のゲーミングブランド「G-Tune」から、最新の第6世代Intel Coreプロセッサを搭載したデスクトップPCを6モデル発売した。BTOに対応し、税別価格は99,800円から。今回発売されるモデルは、開発コード名「Skylake」で知られる第6世代Intel Coreプロセッサを採用したゲーミングPC。前世代プロセッサを搭載したPCと比較して、処理能力が約16%向上しているという。マザーボードはIntel H170 Expressチップセットを搭載。PCI Express 3.0 x4接続のM.2規格にも対応している。○NEXTGEAR-MICRO im580SA1NEXTGEAR-MICRO im580SA1の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-6400(2.70GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがPC3-12800 8GB(8GB×1)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960 2GB、ストレージが500GB SATA HDD、電源が500W 80PLUS SILVER。OSはWindows 10 Home 64bit。本体サイズはW196×D430×H417mm。光学式USBマウス、日本語USBキーボードが付属する。本構成の価格は99,800円(税別)。○NEXTGEAR-MICRO im580SA1-SPNEXTGEAR-MICRO im580SA1-SPの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700(3.40GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがPC3-12800 8GB(8GB×1)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 960 2GB、ストレージが500GB SATA HDD、電源が500W 80PLUS SILVER。OSはWindows 10 Home 64bit。本体サイズはW196×D430×H417mm。光学式USBマウス、日本語USBキーボードが付属する。本構成の価格は119,800円(税別)。○NEXTGEAR-MICRO im580GA1NEXTGEAR-MICRO im580GA1の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700(3.40GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがPC3-12800 8GB(8GB×1)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970 4GB、ストレージが1TB SATA HDD、電源が500W 80PLUS SILVER。OSはWindows 10 Home 64bit。本体サイズはW196×D430×H417mm。光学式USBマウス、日本語USBキーボードが付属する。本構成の価格は129,800円(税別)。○NEXTGEAR-MICRO im580GA1-SPNEXTGEAR-MICRO im580GA1-SPの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700K(4.00GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがPC3-12800 16GB(8GB×2)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970 4GB、ストレージが1TB SATA HDD、電源が500W 80PLUS SILVER。OSはWindows 10 Home 64bit。本体サイズはW196×D430×H417mm。光学式USBマウス、日本語USBキーボードが付属する。本構成の価格は149,800円(税別)。○NEXTGEAR-MICRO im580PA1NEXTGEAR-MICRO im580PA1の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700K(4.00GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがPC3-12800 16GB(8GB×2)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 980 4GB、ストレージが1TB SATA HDD、電源が700W 80PLUS BRONZE。OSはWindows 10 Home 64bit。本体サイズはW196×D430×H417mm。光学式USBマウス、日本語USBキーボードが付属する。本構成の価格は179,800円(税別)。○NEXTGEAR-MICRO im580PA1-SPNEXTGEAR-MICRO im580PA1-SP1の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-6700K(4.00GHz)、チップセットがIntel H170 Express、メモリがPC3-12800 32GB(8GB×4)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 980 4GB、ストレージが256GB M.2 SSDと2TB SATA HDD、電源が700W 80PLUS BRONZE。OSはWindows 10 Home 64bit。本体サイズはW196×D430×H417mm。光学式USBマウス、日本語USBキーボードが付属する。本構成の価格は219,800円(税別)。
2015年09月02日Intelは、PCゲーマーやオーバークロッカー向けに設計された次世代デスクトップPC用プロセッサ「Intel Core i7-6700K」と「Intel Core i5-6600K」、ならびに対応チップセット「Intel Z170」を発表した。これらのプロセッサは、「Skylake」(開発コード名)として開発が進められてきたデスクトップPC向け第6世代Coreプロセッサの第一弾製品。メインストリームのデスクトップ向けプロセッサとして初めてDDR4メモリを完全サポートしたほか、最大4コアで4GHzの周波数などの特長を備えている。なお、希望小売価格はCore i7-6700Kが350ドル~、Core i5-6600Kが243ドル~となっている。
2015年08月07日米Intelは5日(現地時間)、"Skylake"の開発コード名で知られていた第6世代Intel Coreプロセッサを発表した。型番にKが付いた倍率アンロックモデル「Intel Core i7-6700K」と「Intel Core i5-6600K」の2モデルから市場に投入する。米国での価格は前者が350ドル、後者が243ドル。"Skylake"は、前世代の第5世代Coreプロセッサ(開発コード名:Broadwell)と同じ14nmプロセスで製造されるCPUだが、より高速で動作するとされている。上位のCore i7-6700Kではベースの動作周波数が4.0GHz、ブースト時が4.2GHzで駆動し、従来世代と比べて10~30%の性能向上を実現したという。ソケットがLGA1151に変更となったほか、プラットフォームがIntel Z170 chipsetに刷新されたことにより、メモリはDDR4-2133/DDR3L-1600に対応する。Z170 chipsetではDMIが8GT/s×4のDMI 3.0に高速化し、チップセットから最大20レーンのPCI Express 3.0をサポートする。また、オーバークロック関連の新機能として、従来はBCLKを100/125/166MHzで調整できたが、Skylakeでは1MHz刻みで殉難に変更できるようになった。内蔵グラフィックスの命名規則が変更となり、Intel HD Graphics xxxx(4桁の数字)からIntel HD Graphics xxx(3桁の数字)との表記となった。Core i7-6700Kでは1150MHz駆動のIntel HD Graphics 530を統合する。グラフィックス関連ではこのほかにも、H.265のハードウェアエンコーダ/デコーダを新たに搭載した。Skylakeは、「Intel Core i7-6700K」と「Intel Core i5-6600K」の発売を皮切りに、8月18日のIDF(Intel Developer Forum) 2015で、アーキテクチャの詳細について解説が行われる予定で、2015年第3四半期にはハイエンドノートPC向けなど、さらに多くのラインナップが登場するとしている。
2015年08月05日シー・シー・ピーは7月22日、調理家電ブランド「BONABONA(ボナボナ)」から、2つのアタッチメントが付属するフードプロセッサー「BZ-FP77」を発表した。発売は7月27日。価格はオープンで、推定市場価格は税別5,980円前後だ。BZ-FP77は、スープやパスタソース作りに役立つ「みじん切りカッター」と、大根おろしや粉チーズ作りに役立つ「すりおろしプレート」が付属するフードプロセッサー。一度に調理できる容量は最大520mlだ。間欠カット機能を持ち、食材の刻み具合などの微調整が可能だとする。サイズはW186×D155×H255mm、みじん切りカッターとカップ、ふた装着時の重量は1.2kg。回転数は1分間に3,500回。
2015年07月22日Freescale Semiconductorは、ARM Cortex-A7およびCortex-M4コアを搭載したアプリケーションプロセッサ「i.MX 7シリーズ」を発表した。同シリーズは、i.MX 7Soloファミリとi.MX 7Dualファミリの2ファミリが第一弾製品としてラインアップされており、いずれも最大1GHz動作のCortex-A7と、最大266MHz動作のCortex-M4コアを搭載。コア電力効率は最大15.7DMIPS/mWとするほか、LPSR(低消費電力状態保持)モード時の消費電力250μWを提供するとしている。また2種類のコアは、必要に応じて個別に電源投入が可能。第4世代EPDコントローラも統合しており、これまで継続して行ってきた電子書籍端末市場向けサポートも継続されている。さらに同社では、コンパニオン・チップであるパワーマネジメントIC(PMIC)「PF3000」を組み合わせることで、ウェアラブル・コンピューティングやIoTに向けたセキュアかつ高い電力効率の製品を実現できるようになるとしている。すでにi.MX 7はサンプル出荷を、PF3000は量産出荷をそれぞれ開始しており、評価ボードなども利用可能となっている。
2015年07月10日ドクターシーラボ株式会社ドクターシーラボでは、「スーパーフード」に関するアンケートを実施。結果を公開している。最近の一番の注目ワード「スーパーフード」。モデルや女優が愛用することもあり、その注目度はさらに上昇中だ。スーパーフード「スーパーフード」とは、「健康にいい栄養素を含み、かつ『低カロリー』な自然由来の食品」のこと。アンケート結果では、2人に1人が耳にしたことがあることがわかった。しかし、「実際に食生活に取り入れている」は、未だ8.5%と少数。一方で「これから取り入れる予定」は45.1%と、今後ますます注目度が上がることを予想させる結果となった。スーパーフードに求めるもの求める効果については「腸内環境を整える」が51.3%で1位。次いで「足りない栄養素の補給(46.5%)」「ダイエット効果(39.4%)」となった。注目度ナンバーワンのスーパーフードは気になる注目度ナンバーワンのスーパーフードは「アサイー(64.8%)」。2位以降は「ココナッツ(50.0%)」「チアシード(37.5%)」。アサイーボウルなどでスーパーフード人気の火付け役となった「アサイー」がナンバーワン。また、取り入れ方は「ヨーグルトに加える」が人気だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・2人に1人の女性が“整腸”の為に取り入れたいと回答!“スーパーフード”でインナービューティーを目指したい女性が急増中「腸活」に取り入れたい、注目度NO.1の食材とは?
2015年07月02日○LGAパッケージとしては初となるIres Pro Graphics統合モデルインテル24日、都内で第5世代Coreプロセッサの新モデルに関する説明会を開催した。第5世代Coreプロセッサそのものは2015年1月に発表済みだが、その時点では2in1 PCや薄型ノートPCに向けた低電圧モデルのみの投入だった。今回は2015年6月に発表されたデスクトップPCやゲーミングノートPCに向けたモデルについての説明となる。主な説明を行ったチャネル戦略企画室の小澤 剛氏は、Iris Pro Graphicsが初めてデスクトップ用のLGAパッケージに搭載され、またCore i5プロセッサにも搭載されたと説明。すべてのユーザーを対象としていないもの(外付けグラフィックスチップを使うことなく)80%程度のユーザーをカバーできるという。新たに追加されたデスクトップPC向けCPUは、型番に"C"または"R"が付いた準ハイエンドという位置付けのモデル。このうち、"C"型番の製品はLGAパッケージで、"R"型番の製品はBGAパッケージだ。いずれもTDPは65Wで、グラフィックスにIntel Iris Pro Graphics 6200を統合する。さらに"C"型番の2モデルは倍率アンロック仕様となっている。"Haswell"こと第4世代Coreプロセッサから、CPUアーキテクチャにはそれほど大幅な変化がなく、プロセス技術が変更されたのみではあるが、それをIris Pro Graphicsで補った形となる。Iris Graphicsは、Intelの内蔵GPUとしては高性能なもので、中でもIris Pro Graphicsは描画などに使われているバッファメモリをパッケージ内に用意し、性能向上につなげている。小澤氏はCPUのダイ写真を見せ、第5世代のCoreプロセッサでは、プロセス技術の更新によるトランジスタ数増大をグラフィックスに割り振り、ダイ面積のほぼ半分を占めていることと、(Iris Pro Graphicsに必要な)eDRAMコントローラーが含まれていると説明した。今回紹介されたデスクトップ向けの第5世代Coreプロセッサは、すべてTDPを65Wに抑えた製品だ。このため小型のSFF筐体やAIO製品といったフォームファクタへの搭載が可能で、Iris Pro Graphicsの内蔵と合わせて高い効率性・拡張性を持つという。○Iris Pro 6200によって2006年比100倍の3D性能を実現続いて、パフォーマンスについても紹介があった。Iris Pro Graphics搭載の第5世代Coreプロセッサの場合、2006年に発表されたプロセッサと比較して、グラフィックスの性能が100倍に向上したという。デモとして、キヤノンの現像ソフトウェア「Canon Cinema RAW Development 1.3」を使ったパフォーマンス比較を紹介。「Canon Cinema RAW Development」は4Kシネマカメラで撮影したRAW動画を現場でプレビューチェックするために開発されたものだ。RAW動画はストレージだけでなく、表示するためにも重い負荷がかかり、従来はワークステーションクラスの能力が必要であったが、後述するインテルのSDKとIris Pro Graphicsによって現場でプレビューできるようになったという。比較対象として"Devil’s Canyon"ことIntel Core i7 4790Kを用意。同じマザーボード、メモリ、ストレージで比較再生した。「Canon Cinema RAW Development 1.3」は、Iris Pro Graphicsを前提にしたソフトウェアということもあり、およそ2倍のフレームレート差となった。「Canon Cinema RAW Development」を支えているのがインテルのソフトウェアツール「インテル Integrated Native Developer Experience(Intel INDE)」だ。「Canon Cinema RAW Development」では、静止画・動画のRAWの処理について、Intel HD/Iris/Iris Pro Graphicsでハードウェアアクセラレーションを行う「INDE Media RAW Accelerator」を活用し、従来の圧縮静止画/動画に加え、非圧縮静止画/動画でもプロセッサの機能を発揮することできるようになっているという。
2015年06月26日インテルは21日、秋葉原にて"Broadwell-K"の開発コードで知られるデスクトップ向け第5世代Intel Core i7プロセッサの発売記念イベントを開催した。デスクトップ向け第5世代Intel Coreプロセッサは、Intelが6月2日に発表した最新CPU。14nm製造プロセスを採用したBroadwellアーキテクチャベースで、内蔵グラフィックスにIntel Iris Pro graphics 6200を統合する。Core i7は、Intel Core i7-5775CとIntel Core i7-5775Rの2モデルをラインナップするが、このうちIntel Core i7-5775Rは組み込み向けのBGAパッケージで、LGA1150に対応するのはIntel Core i7-5775Cのみとなる。Core i5も含めた主なスペックは以下の通り。会場では、Intel Core i7-5775CとIntel Core i7-4790K(開発コード名:Devil’s Canyon)を使った性能比較を行っていた。3DMarkでは高速なeDRAMを搭載するIntel Iris Pro graphicsを内蔵する分、Intel Core i7-5775Cのパフォーマンスが大きく上回った。これはゲーム系ベンチマークテストでも同様で、ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマークでは、ほぼ2倍のスコアを記録した。一方で、CINEBENCH R15によるテストでは、動作周波数の差からIntel Core i7-4790Kのパフォーマンスが上回った。また、Intel Core i7-5775CはIntel Core i7-4790Kに比べて、消費電力が約10%削減されたという。このほか、イベントではIntel NUCやIntel Compute Stickの展示に加えて、秋葉原のPCパーツショップを巡るスタンプラリーやトークセッションが行われた。○インテルのファンクラブ「Intel Club Extreme」でポイントプログラムが開始会場では、インテルが運営するファンクラブ「Intel Club Extreme」で、ポイントプログラムが開始されたとの告知があった。「Intel Club Extreme」は、インテルが映像制作やCGデザインに携わるクリエイターやPCゲーマーといった、ハイスペックなデスクトップPCを利用するユーザーを対象に立ち上げたサイトで、Intel製品の紹介や製品購入でオンラインゲームのアイテムがもらえるといったキャンペーンを実施している。新たに開始したポイントプログラムは、「Intel Club Extreme」で特定の行動をすることでポイントがたまるという。ポイントの単位は「Hz」。具体的にどういう行動でポイントが取得できるかは明かされていないが、筆者が試した限りでは、「Intel Club Extreme」内の特定コンテンツを閲覧する、あるいはプロフィールの内容を登録するといった行動でポイントが付与されるようだ。また、現在どの程度ポイントがたまっているかも具体的には分からず、グラフで示される。一定以上のポイントがたまると、「ウエハー」に変換され、その「ウエハー」を賞品と交換することができる。
2015年06月22日Texas Instruments(TI)は6月22日、ARM Cortex-A9コアを搭載しながら、量産数量時の参考価格7ドルを実現したSitaraプロセッサ「AM4376」を発表した。同製品は、300MHz/800MHz/1000MHzのクロック周波数ならびに0~+90℃の商業用、-40~+90℃の産業用、-40℃~+105℃の温度拡張用の各種グレード品が提供され、同じくCortex-A9プロセッサコアを搭載し、クロック周波数が800MHz/1000MHzの「AM4377」、「AM4378」、「AM4379」とピン互換性とソフトウェア互換性を提供するほか、ユーザー・インタフェース向け3Dグラフィクス・アクセラレーションのオプションも提供される。また、ARMプロセッサのタスク処理負荷を軽減するプログラマブル・リアルタイム・ユニット(PRU)および産業用通信サブシステム(PRU-ICSS)を統合しているため、従来、制御システム内でFPGAが実行してきた時間制約のあるリアルタイム演算処理が可能となりFPGAを不要にできるほか、PRUにより産業用オートメーション向けの各種通信プロトコルや、モーターの位置フィードバック制御を実現できるため、モーター、アクチュエータやセンサなどのリアルタイム制御を必要とする各種アプリケーションを構築することを可能とする。すでに同社の販売特約店にて注文を受け付けており、汎用の評価キット(EVM)や産業機器向け開発キットなども入手可能だという。
2015年06月22日タイガー魔法瓶は6月2日、ステンレス製カップを採用したマイコンフードプロセッサー「SKF-G100」を発表した。発売は6月21日。価格はオープンで、推定市場価格は13,000円前後だ(税別)。SKF-G100は、新たに生クリームの泡立てなどに適した「ホイップ」コースを搭載したフードプロセッサー。ホイップのほか、「みじん・ミンチ」「おろし・スープ」「パンこね」の計4コースを用意する。カップは軽量で丈夫なステンレス製。カップ内側には、食材の張り付きを抑えるためにディンプル加工が施されている。容量は600mlで、ハンバーグのたねの場合、4人分(650g)を一度に調理可能だ。消費電力は150Wで、定格時間は30分。本体サイズはW287×D179×H210mm、質量は約2.6kgだ。カラーはボルドーとブラウン。おろしカッター、ホイップブレード、パンこねブレードといったアタッチメントを本体に収納するための収納プレートが付属する。
2015年06月02日台湾Acerはこのほど、CPUに第5世代Intel Coreプロセッサ(開発コード名:Broadwell)を搭載した14型ビジネスノートPC「TravelMate P645-S」を発表した。米国で販売を開始し、価格は949.99ドルから。天板に高強度のカーボン素材、パームレストと本体の底面部分にマグネシウムとアルミニウムの合金を採用する。企業のIT管理者向けツール「Acer ProShield Manager」を備え、デバイスの保護や管理が行える。上位モデルの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5500U(2.4GHz)、メモリがDDR3L 8GB、ストレージが256GB SSD、グラフィックスがNVIDIA GeForce 840M 2GB、ディスプレイが14型フルHD(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 7 Professional 64bit(Windows 8.1 Proのダウングレード権行使)。本構成での価格が1299.99ドル。下位モデルの主な仕様は、CPUがIntel Core i5-5200U(2.2GHz)、メモリがDDR3L 8GB、ストレージが256GB SSD、グラフィックスがIntel HD Graphics 5500(CPU内蔵)、ディスプレイが14型HD(1,366×768ドット)、OSがWindows 7 Professional 64bit(Windows 8.1 Proのダウングレード権行使)。本構成での価格が949.99ドル。インタフェースは共通で、USB 3.0×3、HDMI×1、D-sub×1、ギガビット対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、指紋センサ、Webカメラ、マイクなど。オプションでNFCの搭載もサポートする。本体サイズは約W327.66×D236,22×H20.83mm、重量は約1.5kg。
2015年05月11日●組み込み向けのハイエンドプロセッサ「Cortex-M7」英ARMは、Cortex-A72の詳細情報などと合わせて、組み込み系プロセッサやmbed OSなどについても情報のアップデートを行った。ここでは、それらをいくつかまとめて紹介する。○組み込み向けのハイエンドプロセッサ「Cortex-M7」ARM系のプロセッサは、大きくアプリケーションプロセッサ、組み込み系、リアルタイム系と分かれていて、前回紹介したCortex-A72は、アプリケーションプロセッサの1つ。このクラスは仮想記憶や仮想マシン、情報保護といった機能を備え、高度な機能を持つOSと組み合わせてスマートフォンやタブレットなどに使われる。これに対して組み込み向けはCortex-M系列のプロセッサが対応する。このクラスは仮想記憶などを行うMMU(メモリ管理ユニット)がなく、命令体系もシンプルものになっている(Thumb-2 短縮命令セット)。わずか0.08ミリ角になるCortex-M0から、スーパースケーラー構造で浮動小数点演算も可能なCortex-M7まで5種のプロセッサをそろえる。このうち、Cortex-M7は、組み込み向けの「ハイエンド」プロセッサ。プロセッサのおおまかな構造は(図2)のようになる。PC用などの一般的なプロセッサで見慣れないのが「TCM:Tightly Coupled Memory」だ。これは、プロセッサ外部に置くスタティックメモリ(同期SRAMを最大16メガバイトまでサポート)で、命令コード用(64bit幅)とデータ用(32bit幅×2、アドレスの下位3ビット目で切り替え)がある。組み込み系では、プログラムの格納にフラッシュメモリを使うことが多いが、その読み書きの速度に対して、組み込み系のプロセッサは高速になりつつある。以前は、プログラムはNOR型フラッシュ、データストレージはNAND型といった使い分けもあったが、速度が出ないNAND型のみが大容量化したためにコストが下がったという状況もある。高速なプロセッサであるCortex-M7ともなれば、そのメモリとの速度差はかなり大きくなる。そこで、割り込みなど高速に対応するプログラムや必要なデータなどをTCMに置いておき、必要に応じて利用するわけだ。また、TCMは設定でメモリ空間に割り当てることができるため、見かけ上はプログラムやデータへのアクセスが高速化したようになり、アクセスに専用の命令を使う必要もない。ただし、事前にプログラムやデータをTCMに入れておくという処理は必要となる。また、TCMに使うSRAMが不揮発性の場合、ここから起動する機能もあるようだ。TCMはオプションの機能ではあるが、Cortex-M7を高いクロックで実行させる場合には重要となるだろう。一般に組み込み系では、フラッシュメモリなどに書き込まれた命令やデータをメインメモリに展開して実行する(アプリケーションプロセッサなどはこのようにして高速なメインメモリをアクセスする)ことはあまり行われない。その理由としては、電源オンやリセット後のシステム起動の仕組みが複雑になり時間がかかること、メインメモリ量が増えコストが上がることに加えて、用途によってはノイズによる影響の可能性や、メモリが書き換えられてしまうというセキュリティ的なリスクなども挙げられる。ただし、Cortex-M7はTCMのほか、オプションで命令用やデータ用のキャッシュを装備することも可能だ。キャッシュの場合、初回にメモリからキャッシュに取り込む時間はかかるが、1回キャッシュに入ってしまうと、高速化が期待できる。組み込み系では、あまり大きなプログラムを使うことはないため、使い方に対して適切なキャッシュを装備することで、フラッシュメモリとの速度差の問題はある程度防ぐことができる。また、キャッシュの場合、TCMのように事前にプログラムやデータをロードしておく必要はない。○Cortex-M7のさらなる詳細さて、肝心のCortex-M7のパイプラインだが、(図4)のようになる。フェッチされた命令はInstraction Buffer(写真左端のグレーのボックス)、Instruction Decorder、Intenger Register Fileを経て、9つの実行ポートへと発行される。実行ポートは、2つの32bitロードパイプ2つの整数演算ALUパイプ積和パイプストアパイプブランチ浮動小数点用演算パイプ浮動小数点、乗算、除算、ルートパイプとなっている。2つの32bitロードパイプは、組み合わせて使うことで64bitデータのロードに対応できる。また、2つの整数演算パイプは、それぞれ構造が異なり、シフトと演算が別ステージになっているものと、1ステージ分処理を遅らせてシフトまたは演算のどちらかを行うものになっている。これはロード命令と組み合わされる演算命令の処理を考慮したものだ。メモリからロードされたデータは、レジスタファイルへの書き込みとは別のパスを使って整数演算パイプに渡すことができ、このとき、1ステージずらした演算パイプだと、パイプラインをストールせずに演算に入ることができる。また、浮動小数点命令も開始を1ステージずらしてあり、ロードして演算という命令の組み合わせに対応できる。浮動小数点演算は、加算などの単純演算用と乗算、除算、ルート演算用の2つに分かれており、浮動小数点の積和演算の場合には2つのパイプをつなげて演算を行う。倍精度浮動小数点演算も可能だが、Cortex-M7は、単精度浮動小数点演算に最適化されている。なお、Cortex-M7は、スーパースケーラー構造だが、実行はインオーダーで、特定の条件(整数演算と浮動小数点演算など)でのみ2命令を同時に発行できる。整数演算などは4ステージ、ストアや浮動小数点パイプは5ステージとなっている。Cortex-M7は、組み込み系にしては「リッチ」な内部構造を持つも、回路構成からするとかなり高速で、逆にフラッシュメモリとの速度差が大きく、この点ではTCMなどを使わないと高速化できないことがある。用途としては、ディスプレイを備え、タッチ操作や音声操作などが可能なものや、通信機能を持つもの、多数のモーターなどを同時制御する組み込み機器などが想定されている。家庭内でいえば、高性能な白物家電などが相当する。また、映像関連の組み込み機器(テレビやレコーダー)は、もはやCortex-Aの領域だが、オーディオ機器などのほか、工作機械や自動車の機能モジュール、ドローンといった、ある程度の性能が要求されるが高性能なOSを動かさない組み込み機器もCortex-M7の対象となる。組み込み機器でも年々、プロセッサに求められる性能は上がっており、IoTではさらに多数の組み込み機器が登場することを考えると、高性能なものはM7が使われることになると想定されている。●mbed OSのセキュリティ○mbed OSのセキュリティ続いてはmbed OSのセキュリティについて。ARMは、2014年11月に米国で開催したTechConで、IoTデバイスのための組み込みOSであるmbed OSを発表した。これは現在開発中で、特定開発者向けのプレビューが行われているところだが、2015年11月のTechConのタイミングで、Ver.3.0として正式公開される予定だ。mbed OSはイベント駆動型のOSで、基本はオープンソース(一部、外部ライセンスなどの関係でバイナリ提供のみになる部分を含む)だ。また、IoT向けの通信スタックを持ち、さまざまな物理層の上で複数のIoT向けのプロトコルが利用できる。インターネット接続が可能な機器と通信可能な無線LANといったの汎用的な物理層を持つ機器や、BluetoothなどでスマートフォンやPCを中継に利用できる機器が構築可能だ。こうしたIoT機器の管理用にARMは、mbed Device Serverを用意している。こちらは、Linuxなどの汎用OSの上で動作する。今回のアップデートでは、これらに対して、Linuxなどの上で動作し、mbed OSアプリケーションを実行可能なmbed Clientが加わった。これは、LinuxやリアルタイムOSなどの上でmbedアプリケーションを実行可能なライブラリ、ランタイムのようなもの。これを使うことで、既存のLinuxなどを使った組み込み機器をmbed対応とすることも可能になる。また、mbed Device Serverと接続が可能であり、mbed OS機器と合わせて同じように管理が可能だ。ARMは、IoTの時代では、組み込み系のセキュリティが重要であるとし、mbed OSに組み込まれたセキュリティ機能の説明を行った。簡易なリアルタイムOSなどを使ったこれまでの組み込み系アプリケーションは、通信関連の機能をアプリケーション内に含んでいるため、開発者のノウハウや技量がセキュリティ強度に大きく関係しており、一部の開発者だけが高度なセキュリティを実現できていたという。これに対してmbed OSは、通信部分をOS内に持つだけでなく、暗号化や暗号化通信などの機能を持つ。これにより、アプリケーション側は、セキュリティ関連のコードを開発したり、他社から購入して組み込む必要がなくなったという。mbed OSを使った機器のセキュリティは、 「デバイス」自体のセキュリティ、「通信」のセキュリティ、そして、ファームウェアアップデートなどの「ライフサイクル」のセキュリティに分類できる。「通信」に関するセキュリティは、mbed OSが備える通信機能と、TLS(Transport Layer Security。SSLをベースに定義されたプロトコル)のmbd TLSライブラリによって保たれる。デバイスに関するセキュリティだが、mbed OSでは、「パブリック」部分と、外部からはアクセスできない「プライベート」部分が分離されているため、従来の組み込み系デバイスに比べると攻撃に対する耐性が高い。mbed OSでのセキュリティは、内部にある「μvisor」が制御を行う。ハードウェアには、「特権アクセス制御」(特権を持つコードのみがアクセスできる)、メモリ分割(他のプログラムからアクセスできないメモリ領域を作る。ただし、メモリ保護ユニットはハードウェアオプションであるため、これを持たないプロセッサもある)、暗号化ハードウェア(構成による)などがあり、μvisorがこれを利用してプライベート領域を保護する。μvisorは、割り込みの応答速度などを考慮し、低遅延でシステム負荷が高くならないように作られている。また、mbed OSは、このμvisorを利用して、安全な「鍵」保管領域や暗号化機能、乱数発生などの機能を提供している。これにより、デバイス自体のデッドコピーを防ぎ、サーバーなどから受け取るセキュリティ関連の情報(アクセストークンなど)を保護する。また、通信に利用するTLS関連の機能もμvisorにより保護される。さらに、IoTではソフトウェアの複雑化から、ユーザーによるファームウェアアップデートが不可避だとして、フラッシュメモリのアップデートに対するセキュリティ機能を持つ。これは、mbed Device Serverと組み合わせて行われる「ライフサイクル」のセキュリティだ。mbed OS側には、フラッシュアップデートセキュリティレイヤーがあり、電子署名のあるコードのみを受け付ける。また、こうしたアップデート作業は、mbed device Serverが管理を行う。mbed Device Serverは、デバイス制御のアプリケーションとIoTデバイスの間に入ることで、セキュリティを確保する。mbed Device Serverには、webインターフェース(HTTPSサーバー機能)があり、エンドユーザーアプリ、JavaSDKにより開発されたアプリやユーティリティなどは、ここに接続してmbed Device Server経由でデバイスを管理する。高性能なシステムで実行されるmbed Device Serverであれば、セキュリティの負荷は問題にならない。mbed Device Serverは、mbed OS搭載デバイス(IoTデバイス)とは、データグラムTLS(UDPなどのデータグラム型プロトコル上のTLS)を使うCoAPトランスポート(Constrained Application Protocol:機械同士の通信を想定したHTTPを簡易化したプロトコル)を利用する。mbed OSは、2015年11月に正式出荷予定だが、すでに特定開発者向けのプレビューは開始されている。いまのところ、まだmbed OSを搭載したIoTデバイスは登場していおらず、当初は開発ボードのみだろうが、2016年ぐらいからは、搭載製品が登場するのではないかと考えられる。ただ、mbed OSの対応範囲は多岐にわたるため、必ずしもコンスーマー製品とは限らず、目にする機会も少ないかもしれない。
2015年05月07日Intelは5月5日(米国時間)、ミッションクリティカルな基幹業務やビジネスインテリジェンス/分析、仮想化などの分野向けXeonプロセッサの新ファミリ「Xeon E7 v3ファミリ」を発表した。同ファミリは22nmプロセスの「Haswell-EX(開発コード名)」として開発されてきたもので、最大18コア/36スレッドに対応し、ラストレベルキャッシュは前世代の37.5MBから45MBへと増量(1スライスあたり2.5MB)。メモリもDDR3とDDR4の両方に対応しており(DDR4の動作速度はパフォーマンスモードで1333MHz/1600MHz、ロックステップモードで1333/1600/1866MHzに対応)、インメモリコンピューティングや高度な分析などのワークロード向けに8ソケット構成で最大12TBまで搭載が可能。また、Integrated Voltage Regulator(IVR)にも対応している。Haswellコアは、前世代のIvy Brigde(開発コード名)に比べ、新命令を用いずとも、分岐予測の改良やバッファ容量の増加、TLB容量の増加、実行ユニットの増加、フロントエンドの改良などを施したことで10%のIPC向上を果たしたほか、L1およびL2キャッシュBWの倍増、および亜ラインしていないメモリ操作の改良による演算性能(Flops)の増加を実現している。Xeon E7 v3は、E7-8800/4800ファミリとしてコア数と動作周波数、対応ソケット数の違いにより12製品がラインアップ。動作周波数は最大3.2GHzをサポートし、8ソケットまで対応。それ以上のソケット数も、サードパーティ製のノードコントローラを用いることで対応することが可能となっている。Run Sureテクノロジーの拡張を実施することで、さらなるシステムアップタイムとデータ整合性を担保することが可能となったほか、DDR4に対応したことで、将来のワークロードにも対応できるようになった。また、QPIの帯域幅も1スレッドあたり9.6GT/sとなり、前世代から20%の性能向上を達成した。性能面では新たにTSXとAVX 2.0をサポートしたほか、仮想化性能の向上に向けVMCSもサポート。各種の機能追加により、運用効率の向上としては、4世代前のXeon 7400ファミリ(開発コード名:Dunnington)比で9:1のサーバ統合を可能としたほか、信頼性としてはRunSureの拡張などが施されており、性能比較としては、前世代品と比べてLINPACKで1.68倍、SAS Mixed Analyticsで1.58倍、SAP HANA 1.0と最適化したIntel TSXの組み合わせでは5.9倍の性能向上を達成したという。なお、12製品のコア数/動作周波数および参考価格は以下のとおり。
2015年05月07日COOL Chips XVIIIにおいて、東芝の宮森高氏が同社の画像認識プロセッサ「Visconti」について発表を行った。東芝は2004年のCICCにおいて第1世代の画像認識LSIを発表して以来、10年以上にわたって画像認識SoCを開発してきている。今回の発表は最新の第4世代の「TMPV7608XBG」というチップについてである。このチップは8個のプロセサコアと14個のハードウェアアクセラレータを集積し、1900GigaOps/sの性能を持っている。この第4世代チップは次の図に示すように、車、歩行者、車線、交通標識などを認識できる。これらの機能は、前の世代でも存在したが、第4世代では車だけでなくオートバイの認識や、車いすの歩行者、交通信号、一般障害物の認識機能が加わった。東芝の画像認識の流れは次の図のようになっている。前処理で歪補正やノイズの低減を行い、特徴点を抽出し、それを追跡するという基本的な流れはルネサスのSoCと同じである。また、前段の処理は比較的単純であるがデータ量が多いので、ハードウェアアクセラレータで処理し、アルゴリズムが複雑な後段の処理はマルチコアのプロセサを使うというのも同じであるが、目的が違うので処理の中身はかなり異なっている。特徴点の抽出には、「Histogram of Oriented Gradients(HOG)」という、どちら向きの線分があるかのヒストグラムを作る。次の図の右の2つの写真は人間と道路に立っている丸い看板であるが、輪郭線の傾きのヒストグラムは似ているので、HOGでは区別が難しい。これに対して、東芝は「Co-occurrence HOG(CoHOG)」という改良アルゴリズムを使っている。CoHOGは小領域の中で、2つの線分のペアの傾きがどうなっているのかのヒストグラムを作る。この方法を使うと、対象物のローカルな形が判別できるという。しかし、CoHOGの場合は、次の図のように着目しているピクセルを含む30通りのペアの傾きのヒストグラムを作るので、HOGと比べると計算処理量が大きくなり、3GHz以上のプロセサが必要であるという。なお、このアルゴリズムは第2世代から使っているという。そのため、30通りのヒストグラムをアップデートし、それぞれのヒストグラムが何を意味しているのかの辞書を格納するDictionary Bufferを読み出して並列に比較する機能などを備えたCoHOGアクセラレータを作っている。ヨーロッパの規制では、2018年から夜間でも歩行者や自転車を検知して非常ブレーキをかけることが求められるようになる。このため、第4世代のチップでは、CoHOGに色を加えたColor CoHOGという方式を開発した。次の図のグラフは、横軸が不一致のものを一致と誤認する率で、縦軸は一致すべきものを不一致とする率であり、左下に近い方が性能が高い。昼間の明るいときと比べると、夜間の暗い時には、誤認の率が高まるのはやむを得ないが、第4世代に搭載された4色を使うColor CoHOGの性能は、色を使わない昼間のCoHOGとほぼ同等の性能を示している。なお、ヒストグラムのマッチングを使う処理はCoHOG以外にもあり、これらの処理にも使えるように汎用化したアクセラレータを作っており、これをHOXアクセラレータと称している。このチップの処理速度であるが、次の図に示すように、歩行者、自転車、車、オートバイと4種の辞書とのマッチングを行う場合は3.4GHzクロックの「Core i7-2600k(1スレッド)」では2.4秒かかる。これをNVIDIAの「GTX550Ti GPU」で行うと300msとなるが、汎用アクセラレータであるHOXを使うと8msで実行でき、GPUと比べても38倍高速である。次の図は、第2世代と今回の第4世代のチップのチップ写真と諸元を示したものである。使用しているプロセスは、どちらも40nm LPであるが、第4世代チップは105.6mm2と第2世代の2倍強の面積となっている。しかし、トータルの演算性能は第2世代が464GOPSであるのに対して、第4世代は1900GOPSと4倍以上に向上している。性能/Wは数字だけを見ると、多少下がっているが、実際の動作では、第2世代が歩行者検出だけで0.87Wであったのに対して、第4世代は歩行者、車、レーンの検出を行って0.9Wと改善しているという。
2015年05月01日ラフォーレ原宿が4月29日(水)、ラフォーレ原宿2Fにフードエリア「GOOD MEAL MARKET」を新たにオープンし、話題のフードショップ3店舗を開店する。ラフォーレ原宿の新しいフードエリアでは「ヘルシー」・「トレンド」をキーワードに、日本初上陸のメキシカン・プレミアムファストフード「Guzman y Gomez(グズマン イー ゴメズ)」、韓国やマレーシアなどで人気沸騰中の「MILKCOW(ミルクカウ)」、昨年広尾に1号店し、行列が絶えない人気店として話題になったフレンチフライ専門店「AND THE FRIET(アンド ザ フリット)」の計3店舗を展開する。最近、ブリトーやタコスなどメキシカンファストフード店がぞくぞくと新店をオープンし、にわかにメキシカンフードブームが到来している。今回ラフォーレ原宿にオープンするオーストラリア発のメキシカン・プレミアムファストフード「Guzman y Gomez(グズマン イー ゴメズ)」は、フレッシュな食材とハンドメイドにこだわっており、従来のファストフードとは一線を画し、“本場のメキシカンのおいしさとラテンカルチャー体験を広める”をコンセプトにしている。ソースやトッピングが自由に選べてオリジナルにカスタマイズできるので、注文の度に違う味わいを楽しむこともできる。オープン初日は、「Guzman y Gomez」で来店した人にブリトーを無料で提供する「FREE BURITTO DAY」が開催されるのでこの機会にぜひ味わってみたい。「MILKCOW(ミルクカウ)」は、韓国やマレーシアなどで人気のカップスイーツのショップで、天然の蜂の巣(コムハニー)やオーガニックミルク、有機農素材を使用したプレミアムなカップスイーツが楽しめる。トッピングのチョコレートやコーヒーや紅茶、シロップにいたるまで厳選した素材にこだわっている。GW中の5月2日(土)には、「MILKCOW(ミルクカウ)」にてプレミアムソフトクリームをミニコーン「MINIMINI」で無料提供する「MINIMINIフリーデー」を開催するので、そのオーガニックな味わいを試してみてはいかが。フレンチフライ専門店「AND THE FRIET(アンド ザ フリット)」は、2013年12月にオープン以来、来店者数が述べ15万人を超える広尾店に続く、初のインショップとなる2号店がオープン。こちらはイートインスペースがより充実する。原宿店限定のメニューとして、フリットをたっぷりのシュガーでコートし、バターシロップとホイップクリームをかけた初のスイーツフリット「シュガーバターフリット」(税込630円)を発売。また全店共通の新メニューに、オリジナルのホームメイドソーダを新たに5種類ラインナップする。ちなみに、「AND THE FRIET(アンド ザ フリット)」は4月27日(月)にルミネ立川にも新店舗をオープンとなる。ラフォーレ原宿では、フードエリアオープンに先立ち、館内では4月25日(土)~6月7日(日)の期間、フードイベントや飲食店対象の特典プレゼントがもらえるキャンペーンも実施される予定。さらにGW中の5月2日(土)~6日(水・祝)は、「アイスクリーム博覧会(あいばく)2015」をラフォーレミュージアム原宿にて開催。今後もトレンドの発信地でもあるラフォーレ原宿発の最旬フード情報に注目が集まりそうだ。(text:Miwa Ogata)
2015年04月28日ARMは、2015年2月に発表した2世代目の64bitプロセッサ、Cortex-A72の内部アーキテクチャなどを公開した。Cortex-A72は、ARMv8と呼ばれる64bitプロセッサで、従来の32bit CPUであるARMv7アーキテクチャを含み、さらにモード切替で64bit CPUとして動作する。Intel系のx86/x64と違い、64bitモードの命令セットは、新たに設計されており完全に32bitとは別になっている。ARM系のプロセッサは、大きく3系統あり、スマートフォンやサーバーなど、仮想記憶を持つコンピュータシステムとして使うことを想定したのが「A」系列(製品名としてはCortex-A)で、そのほかにリアルタイム処理向けの「R」や組み込み向けの「M」などがある。Cortex-A系列には、大きくエネルギー効率を重視したCorex-A5/A7/A53と、性能を重視したCortex-A72/A57/A17/A15がある。なお、性能重視した製品でも、製造プロセスを変えることでモバイル向けとサーバー向けを作り分ける。また、ARM系のプロセッサは、シングルコア、マルチコアといった構成に加え、さまざまな周辺回路などを統合した「SoC」(System On a Chip)として作られ、そのために、メモリコントローラーやGPU、周辺回路と接続するための内部接続技術として「CORELINK」がある。このCORELINKにもプロセッサコア数などに応じていくつかの種類があり、一般的にはこれらを組み合わせてSoCを構成する。Cortex-A系列のプロセッサは、このCORELINKとの組み合わせにより、L3キャッシュやメモリコントローラー数、最大マルチコア数などが変わってくる。現在のCORELINKは、小規模な用途からサーバー向けSoCまで対応が可能なラインアップになっている。Cortex-A72は現在、プロセッサの基本的な設計が完了し、半導体製造を請け負うファウンドリ各社や自社で製造ラインを持つ半導体メーカーが自社の製造プロセスに適合させるべく、最適化などの作業を行っている最中だ。実際の製品は、ファウンドリーや半導体メーカーが自社プロセスへの適合を行い、そのうえでSoCとして製造を行う。セットメーカーは、これを利用して製品を作るという流れになり、現時点では、2016年頃には製品が登場するのではないかと思われる。設計したARMによれば、Cortex-A72は、14または16nmプロセスでの製造が想定されており、モバイル向けに製造した場合、最大クロック周波数は2.5GHz程度で、現在市場に出ているCortex-A15の3.5倍程度の性能を持つことになるという。なお、第一世代の64bitプロセッサであるCortex-A57では、現在の20nmメートルで製造された製品はA15の2倍程度とされている。また、Cortex-A15は28nmでの製造であり、これとA72を同じ処理負荷で比較すると、28nmプロセスで製造した場合でも50%の消費電力であり、16nmプロセスでの製造であれば75%も消費電力を減らすことが可能だという。また、低消費電力のプロセッサと組み合わせ、処理負荷により、プロセッサを切り替える「big.LITTLE」技術を使うと、さらに40~60%消費電力を下げることが可能になるとしている。Cortex-A72は、消費電力の削減についてはもちろんだが、シングルスレッド性能を重視して設計されたという。モバイル向けのアプリケーションプロセッサでは、ユーザーが利用するアプリケーションで見た場合、やはりシングルスレッド性能が大きく影響する。また、サーバー用途でもシングルスレッド性能は重要になる。Cortex-A72は、コア間で共有するL2キャッシュ(512KBから4MBまでの構成が選択できる)と、命令用、データ用に分離されたL1キャッシュ(命令用48KB、データ用32KB)がある。パイプラインは、以下の図ようになっていて、命令フェッチ、デコーダー/リネーム、命令ディスパッチ/リタイアと実行ユニットとなっている。また、命令フェッチユニットには、分岐予測機構が付随しており、ここで分岐命令の予測を行う。なお、A72ではプログラム内部のループなどに使われる分岐先が比較的近くにある分岐命令の予測に対して最適化が図られている。次のデコーダ/リネームでは、32bitのAArch32命令(ARMv7命令)や64bitのAArch64命令を内部的に利用するμOPSに変換する。以後の処理は、動作モードがどちらでもμOPSを実行することになる。リネームとは、命令で指定されているレジスタ番号を物理レジスタ番号(アウトオブオーダー機構を持つCPUで、アーキテクチャ上のレジスタよりも多くの物理レジスタを持つ)に変換する機構。これにより、データに関連性はないが、同じレジスタを使う2つの命令を順番に関係なく実行させることが可能になる。ディスパッチ、リタイアは、後続の実行ユニットに対して命令を発行し、その終了処理を行う部分。ここは、同時5命令の発行が可能になっている。従来のA57では3命令だけだった。実行ユニットは、「シングルサイクル命令用」、「分岐処理」、「複数サイクル命令用」、「浮動小数点/SIMD演算」、「ロードストア」の5種類あるが、このうち、「シングルサイクル」、「浮動小数点/SIMD」、「ロードストア」のユニットは、命令を受け入れるポート数が2つがあり、同時に2命令を処理できる。各実行ユニットの性能も向上しており、たとえば整数命令では、CRC演算命令が1サイクルで実行可能(従来は3サイクル)になっていたり、割り算命令の実行サイクルが半分になっている。浮動小数点演算でもサイクル数が削減されているなど、実行性能が向上している。ロードストアユニットは、メモリの読み書きを行う場合のアドレスを計算するなどの処理を行うが、こちらはロード用が1ポート、ストア用が1ポートで、最大2つの演算を並列に行える。また、L1、L2キャッシュのデータのプリフェッチ(命令の実行前にキャッシュをアクセスしてデータ読み込み処理を行うこと)機能もある。L2キャッシュがメモリにアクセスする場合、命令コードで指定されている仮想メモリアドレスを物理メモリアドレスに変換する必要があるが、そのためのMMU(メモリ管理ユニット)のアドレス変換機構が高速化されていたり、TLB(Translation Look-ahead Buffer)仮想アドレスの変換結果を保持しておいて、アドレス変換を繰り返し行うことを避けて高速アクセスを可能にする)の読み出しサイクルを短縮している。マルチプロセッサの場合、他のプロセッサによるメモリへの書き込みなどで、それぞれが持つキャッシュ情報を常に一貫性(Coherence)のある状態へ保つ必要がある。このための機構としてCortex-A72はACP(Accelerator coherence port)を持つ。A72では、より高速なCORELINKに対応するため、この部分にも強化が行われている。ARMによるパフォーマンス予測では、Cortex-A72は、A57に比べて、1.16~1.5倍程度の性能向上があるという。Cortex-A57は、最初の64bit実装でもあり、実際には、それほど性能が高くないといわれている。Cortex-A72は、全般的に性能を向上させており、メモリ空間の増大などとあわせ、これを利用したシステムは高い性能が出せるようだ。
2015年04月27日富士通は4月7日、UNIXサーバ「SPARC M10-1」、「SPARC M10-4」に動作周波数3.7GHz、8コアの新プロセッサ「SPARC64 X+」を搭載し、全世界で提供を開始した。今回、同社のUNIXサーバのハイエンドモデル「SPARC M10-4S」と同水準の動作周波数のプロセッサをエントリーモデル「SPARC M10-1」とミッドレンジモデル「SPARC M10-4」向けに、同社が新たに開発して、CPUコア当たりの処理性能を強化した。新プロセッサの搭載により、CPUコア当たりの処理性能は従来に比べ約30%向上しているという。「SPARC M10」は、富士通とオラクルとの協業の下、2013年から市場に投入しているモデルで、両社は今回性能を強化したモデルを含む全機種について、Oracle Solarisと組み合わせて販売する。両社は、販売面に加え開発面でも連携しており、「Oracle Database」のオプション機能として、データ処理をメモリ内で行う「Oracle Database In-Memory」は、富士通製プロセッサ「SPARC64 X+」に実装した「ソフトウェア・オン・チップ」と連携し、高速な分析処理を実現する。
2015年04月07日ロームは4月2日、Intelのタブレット用次世代Intel Atom プロセッサ向けとして開発されたパワーマネジメントIC(PMIC)「BD2613GW」の量産出荷を開始したと発表した。同製品は、現行のIntel Atom プロセッサ「Z3700シリーズ」のタブレット用プラットフォーム必須のパワーレイルだけでなく、プロセッサとの連携に必要なシステムの制御とモニタリング機能を集積化し、従来品と同じWLCSPパッケージに封止することで、実装面積の小型化とコスト最適化の両立を実現している。なお、同社では垂直統合型企業として、民生機器、自動車、産業機器分野のカスタマに向け、迅速かつ効率的にコスト効果の高い方法で、高度にカスタマイズされた製品を開発していくとしている。
2015年04月03日Intelの日本法人であるインテルは4月2日、同社第5世代となる「Broadwell(開発コード名)」ベースの「Intel Core vProプロセッサ」製品ファミリを発表した。同ファミリである「Core i5-5300U」を用いたノートPCは、4年前の製品である「Core i5-520UM」を搭載したノートPCに比べて、最大2倍のバッテリー駆動時間や2倍以上の性能を実現しているほか、最大3分の1の薄さ、50%軽量な2 in 1、Ultrabook、超薄型クラムシェル、ミニPCなどのクライアント端末を選択することを可能としている。また、「インテル Pro ワイヤレス・ディスプレイ(インテル Pro WiDi)」と「インテル ワイヤレス・ドッキング」のオプションの組み合わせを活用することで、クライアント端末がモニター、キーボード、マウス、USB機器に自動的に接続されるようになるため、従来のようなドッキングステーションを不要にすることができるようになる。なお、インテルでは、このインテル Pro WiDiに対応製品を自社の会議室に2015年代2四半期に導入し、先進の仕事術を実践していくとしている。
2015年04月02日手作りのおやつの良いところは、原材料がわかるから安全で安心なところ。そして、砂糖の量などを自分で調節できるところです。でも、材料を揃えるところから作る工程までを考えると、子供の世話や家事に追われる日々の中では、つい市販のおやつに頼りがちになってしまいます。今回ご紹介するスコーンのレシピは、特別な材料をほとんど使わず、気軽に作ることができるので、気分転換も兼ねてパパッと作れてしまうので、「おやつを手作りしたい。でも面倒くさい…」という気分の時でもおすすめです。生地を寝かせる必要がないので、混ぜてから焼きあげるまでがあっという間です! ジャムを添えれば、ちょっとした朝食代わりや、来客時のおもてなしスイーツとして大活躍してくれますよ。■フードプロセッサーを使って作る、簡単スコーンのレシピ(対象年齢:2歳~)<材料>☆薄力粉 250g☆ベーキングパウダー(できればアルミニウムフリーのもの) 大さじ1☆砂糖 20g☆塩 小さじ1/4☆バター 80g・卵1個+牛乳 合計で120gになる分量・打ち粉用の薄力粉・生地に塗る牛乳<作り方>1.フードプロセッサーに☆の材料を上から順に入れていく。バターは大きく数等分にカットし、全体にバランスよく並べると混ざりやすい。2.フードプロセッサーのスイッチを入れ、バターのダマ(小さな塊)がある程度残る状態で止める。3.2をボウルに移し、卵+牛乳を加え、生地全体がまとまるように手で混ぜていく。混ぜすぎ(こねすぎ)には要注意。写真のようにまとまったらOKです。4.台に打ち粉(分量外)をして、ひとまとまりにした生地の周りにも薄く粉をまぶす。5.めん棒で2cm程度に伸ばし、直径5~7cmの丸型で型を抜く。型で抜いた後はなるべく生地に触れないように(特に側面)。6.生地の表面に刷毛で薄く牛乳(分量外)を塗る7.180度に余熱したオーブンで18~20分焼くこのレシピでは砂糖の量を控えめにしてあります。もう少し甘くしたい場合は、砂糖のみ10g前後増やしても仕上がりに支障はありません。アレンジとしてレーズンやオレンジピールといったドライフルーツやチョコチップなどを加えてもよいでしょう。冷めたスコーンを温める場合は、焦げないようにスコーンをアルミホイルで包んで、トースターやオーブンなどで温め直してください。
2015年03月27日Intelは、「Xeonプロセッサ」製品ファミリとして初めてのSoC製品となる14nmプロセス技術を採用した「Xeon プロセッサ D」製品ファミリを発表した。14nmプロセスにより小型化と省電力を同時に可能にし、クラウド/通信サービス・プロバイダやウェブ・ホスティング事業者向けに、サーバ使用に最適化された高密度かつ低消費電力を実現する。同製品は、Xeon製品ファミリとして初めてとなるSoC製品で、マイクロサーバ、ストレージ、ネットワーク、IoT(Internet of Things)向けとしては第3世代となる64ビット対応のSoC製品。第2世代64ビット対応SoC製品「Atomプロセッサ C2750」と比較して、ノード当たりの性能が最大3.4倍、1W当たりの性能を最大1.7倍に向上している。マイクロサーバに最適化された4/8コアのSoC製品を提供開始。4コア品「D-1520」は動作周波数2.20GHzで価格は199ドル、8コア品「D-1540」は動作周波数2GHzで価格は581ドルとなっている。なお、2015年後半にはネットワーク、ストレージ、IoT向けに最適化された包括的な製品ポートフォリオを提供開始予定。
2015年03月12日株式会社ファイン株式会社ファインでは、「ファインスーパーフードシリーズ」から新商品6種類を発売開始する。「ファインスーパーフードシリーズ」は高栄養として知られるスーパーフードを使用したブランド。美容・健康のサポートにうってつけだ。新発売の6種類最近話題のスーパーフード。新発売となったのは、「チアシート」「アサイー&マキベリー」「はとむぎ美人粉」「根昆布」「SUPER FOOD『SMOO-C』」「ライス×酵素」の6種類。全国のドラッグストアやオンラインショップで販売する。「チアシード」「アサイー」「はとむぎ美人粉」「根昆布」の4つは、「種」や「粉末タイプ」のため、料理にも利用可能。幅広い使い方ができる。また、「SUPER FOOD『SMOO-C』」はスーパーフードを使用したスムージー。「ライスミルク×酵素」は玄米をアルファ化した粉末タイプだ。スーパーフード「アサイー」はブラジルが原産のヤシ科の果実。アントシアニン、鉄分、食物繊維などが豊富、「奇跡のフルーツ」の異名をもつもの。「チアシード」は「オメガ3脂肪酸」「食物繊維」が多く含まれてダイエットに最適。アサイー、チアシード、カカオなどは、スーパーフードの中でも特に、栄養価が高く、「プライマリースーパーフード」に認定されている。(画像はプレスリリースより)【参考】・注目の植物性ミルクを使用した『ライスミルク×酵素』をはじめ、高栄養のスーパーフードを使用した新しいブランド「ファインスーパーフード」から、新商品6種を新発売!
2015年03月06日Freescale Semiconductorは2月24日、マルチマーケット向け高集積アプリケーションプロセッサ「i.MX 6SoloX」の量産出荷を開始したことを発表した。同製品により、コネクテッド・ホームやモノのインターネット(IoT)、コネクテッド・カーといったアプリケーションにおけるセキュリティを高める。同製品は、ARM Cortex-M4コアとARM Cortex-A9コアが同一チップ上に統合されているため、Cortex-M4コアの優れたリアルタイム応答性というメリットを享受しつつCortex-A9コア上でリッチなユーザーインタフェースのOSを実行する。CPUコアは電力ドメインが複数に区分されており独立した電力状態制御が可能で、低消費電流を実現しつつスリープ・モードから高速でウェイクアップできる。また、SoCのシステムアウェアアーキテクチャによりCortex-M4コアがローレベルのシステムモニタリングタスクを継続している最中でもCortex-A9コアの完全シャットダウンが可能なため、電力効率がさらに高まる。また、SoCには暗号化エンジンのほか設定可能なリソース・ドメイン・コントローラが組み込まれており、各ペリフェラルをCPUコアに対してロックするのか共有するのかを選択できる。ドメインコントローラはセキュアなメッセージセマフォユニットによって補強されており、協調的なマルチOSソフトウェアが安全に共有ペリフェラルにアクセスできるようになっている。また、プロセッサには先進的なセキュア・ブートやデータ・ストレージ保護機能など、堅牢な物理的セキュリティ機能も搭載されている。これらの先進的なハードウェア機能により個々の市場要件に応じたカスタム・セキュリティ・ソリューションを設計することができる。なお、i.MX 6SoloXアプリケーションプロセッサは、現在量産出荷中。包括的な開発ツール/ソフトウェアサポートセットも用意されており、Cortex-A9コア向けAndroid/Linux OSやCortex-M4コア向け「MQX」リアルタイムOSなど、幅広いARMコミュニティのサポートを利用できる。また、i.MX 6SoloXをベースにMMPF0200 PMICを搭載したスマート・デバイス向けSABRE開発ボードも用意されている。
2015年03月02日インテルは4日、都内で記者説明会を開催し、同社が2015年1月に発表した第5世代Intel Coreプロセッサ(開発コード名:Broadwell)の概要を紹介した。製品の発表時には公開されていない技術情報もいくつか解説されたので、説明会の内容と合わせてお届けしたい。第5世代Intel Coreプロセッサは、最新の14nm製造プロセスを採用したCPU。2015年1月のCES 2015に合わせて発表された14製品は、型番に"U"が付いたTDPが15Wもしくは28Wに設定されたモデル(開発コード名:Broadwell-U)で、クラムシェルの薄型ノートPCや大型ディスプレイを備えた2in1デバイス、オールインワンデスクトップPCをターゲットとしている。SKUや詳細なスペックに関しては発表時の記事を参照してほしい。製品概要の説明を担当したIntel クライアント事業開発部マーケティングマネージャー 小澤剛氏によるとBroadwell-Uは、前世代の低電圧版第4世代Intel Coreプロセッサ(開発コード名:Haswell-U)と比較して、性能やバッテリ持続時間が向上しているという。パフォーマンス面では、内蔵グラフィックス(iGPU)の強化やV8/V9、HEVCといったデコーダのサポートが大きく寄与し、3Dグラフィックスの性能で最大22%、動画変換で最大50%の性能向上をはじめとして、オフィスにおける生産性でも最大4%のパフォーマンス向上が得られるとしている。一方で、バッテリ駆動時間はSoCそのものの消費電力削減に加えて、PCH(Platform Controller Hub)でも省電力化を進めることで、最大で1.5時間のバッテリ駆動時間延長を実現したとのことだ。○Haswellからさらに進化した省電力技術さて、今回の説明会ではBroadwell-Uに搭載されたテクノロジー関して、Intel 技術本部技術部長 竹内健氏からいくつか解説が行われた。1つ目がIntelターボ・ブースト・テクノロジーについてだ。ターボ・ブースト・テクノロジー自体、何回かバージョンアップされ、より効果的にクロックを上げられるようになっているが、BroadwellではノートPCに内蔵されるバッテリへの負担を軽減する仕組みが取り入れられている。従来のターボ・ブースト・テクノロジーでは、定格時の電力を「PL1」、ターボブーストによって上昇する電力のしきい値を「PL2」(バーストリミット)と設定している。ターボ・ブースト・テクノロジーによってクロックと消費電力が上昇していくわけだが、しきい値である「PL2」を超えると、「PL2」に近づけようとして消費電力が急激に増減するという現象が起こっていた。バッテリからすると短い時間に大量の電流が何回も流れる。竹内氏によるとこの動きは内蔵バッテリに対してよくない状態だという。このため、場合によっては「PL2」の値を引き下げて対応しているそうだが、これではCPUが持つ力をスポイルしてしまうことになる。Broadwellでは、新たにバッテリ保護のために「PL3」(バッテリ・プロテクション)というパラメータを用意した。電力が上昇し「PL3」に達すると、PL2付近に電力を抑えるように動作を調整する。これにより急激な消費電力の上昇、それに伴うバッテリへの急激な電流の流れを抑制してバッテリの負荷を減らすことができるようになった。竹内氏は続けて、Broadwellでの省電力技術についても解説。Broadwellでは、内部に実装された統合電圧レギュレータFiVR(Fully Integrated Voltage Regulator)も第2世代となり、低電圧動作時の効率性を改善しているが、システム全体で省電力化を推し進めているという。CPUがSoCの電力消費を監視して、あらかじめ設定された電力の上限に基づき、PCHのスロットリングを行う。SATAやPCI Express、USBといったインフェースでは、スロットリングによってスループットは落ちるが、消費電力は削減できる。ただ、通常のノートPCで、頻繁にPCHのスロットリングが起こることはなく、竹内氏も「2in1デバイスにおけるタブレット形状のように、USBなど接続するものがないときに駆動時間を延ばすという使い方を想定している」という。また、Broadwellでは、Bay Trail(開発コード名)世代のIntel Atomで採用された熱制御技術「Intel Dynamic Platform & Theram Framework」(Intel DPTF)も、より機能が拡充された形で利用できるという。Intel DPTFは、パフォーマンスを発揮しつつ、PCやタブレットの筐体温度を低く維持するための技術で、筐体内に用意された複数の温度・電力センサーを使ってソフトウェアで温度管理を行う。Intel DPTFでは優先事項を決めて、CPUやPCHだけでなく、メモリやワイヤレスLANモジュール、システムファンといった各種パーツを細かく制御できる。例えば、利用している電源がACなのか内蔵バッテリなのかというPCの状態だけでなく、動作しているアプリケーションによっても、動的に挙動を変更することができるという。
2015年02月09日ニューヨークで流行のヴィーガン、ローフードがブームの火付け役とも言われるスーパーフードは、いまや美容業界を席巻するトレンドキーワード。ハワイアンスイーツとともに人気が高まったスーパーフルーツ「アサイー」や、他のオイルと置き換えることでからだの巡りを促す「ココナッツオイル」などを筆頭に、「アーモンドミルク」や「マカ」、「マキベリー」など続々登場しています。その言葉の定義はいろいろあるのですが、一般的には、「ある特定の有効成分の含有量が飛び抜けて高い食品」や、「(多種の栄養・健康成分を含むため)ごく少量で栄養・健康成分を効率的に摂れる食品」の総称として、おなじみの美のキーワードになっています。今回は2014年秋以降に登場した、新たなスーパーフードやスーパーフードブランド、毎日の生活に簡単に取り入れられるホットなトピックスを一挙ご紹介しましょう。野生の花からミツバチが採取するパーフェクトフード「ビーポレン」まずは、オーガニックフードブームを引き起こしたとも言われるカリフォルニア発、スーパーフードのパイオニアブランド「Sunfood SUPERFODDS」から間もなく発売される『wildcrafted BEE POLLEN(ワイルドクラフト ビーポレン)』です。ビーポーレンとは、ミツバチが花から花粉を採取する際に、体内から酵素を分泌させて花粉に絡め、後ろ足でお団子状に丸めたもの。女王蜂や、自分たちの越冬に備えて巣に持ち帰る、ビタミンA・B・C、マグネシウム、鉄、亜鉛、酵素などを豊富に含む大変貴重な栄養素です。ミツバチにとって完全なタンパク資源でもあるビーポーレンは、その栄養素の高さから「パーフェクトフード」「ミラクルフード」などとも呼ばれているほど。見た目はまさに花の“花粉”を集めて丸めた小さなキューブ状で、香りや風味からも花粉そのもののニュアンスが伝わってきます。なかでも「Sunfood SUPERFODDS」のビーポーレンは、スペインのカントリーサイドに住む養蜂家が、ミツバチが多種の野生花から採取したものを丁寧に収穫・低温乾燥した無添加・ワイルドクラフトであるため、さらに複雑なフィトケミカルを含んでいることが特徴です。ヨーグルトにかけたり、サラダにさっと和えたり、スムージーにブレンドするなど、摂り入れ方は簡単。花のハチミツと相性が良いので、朝食はハチミツを塗ったトーストのトッピングにもおすすめです。“自然治癒力”を高めるスーパーフルーツ「マキベリー」ビーポーレンと同様に話題のスーパーフードが、抗酸化パワーで注目されるマキベリーです。同じく「Sunfood SUPERFODDS」から昨秋発売された『オーガニック マキベリー パウダー』は、チリ南部に自生するマキベリーのフリーズドライパウダー。マキベリーは “癒しの力” がある神聖な植物として何世紀にもわたりインディアンに食されてきたフルーツです。アントシアニンによる深紫色が美しく、ブルーベリーの酸味を強くしたような味わいは、ヨーグルトやスムージーなどと相性がぴったり。小腹が空いた時の軽食などに摂り入れると、心身ともにパワーチャージできます。また、免疫をサポートし自然治癒力を高めてくれるので、風邪の引きはじめなど、なんとなく体調がすぐれない感覚を感じた朝などにおすすめです。からだの巡りを促し自然治癒力を高めて、毎日をいきいきと過ごしたいですね。中国の秘境が育む神秘のスーパーフード「火麻の実」100歳以上の長寿の人々が暮らす村として知られる広西チワン族自治区の巴馬で、その “不老神泉” のパワーの源として注目されているのが火麻の実です。その火麻の実を毎日の食生活に摂り入れやすく加工したのが『オメガポイント 巴馬火麻ナッツ』。グローリー・インターナショナルから2014年末に新発売された、アラフォー世代にぜひおすすめしたいスーパーフードのひとつです。見た目はピスタチオのような色合いで食べやすく、どんな料理にも合わせやすいのが特長です。芳ばしい香りや旨みが料理にコクや深みを与えてくれます。厳選したワイルドクラフト(完全自生)の火麻の実を乾燥後、脱穀・(程良い大きさに)粉砕、日本で真空パックした『オメガポイント 巴馬火麻ナッツ』は、20種類のアミノ酸をすべて含み、食物繊維、亜鉛・銅・鉄・マグネシウムなど現代人に不足しがちな栄養素がすべて含まれている、まさに神秘のスーパーフード。火麻の実が細かく砕かれているので、サラダや玄米、お豆腐やピザ、パスタ料理などのトッピングにも。さまざまな料理に調味料のような感覚で気軽に摂り入れてみてください。コスメブランド発自然のパワーが育む日本古来のスーパーフード日本が誇るスーパーフードといえば、味噌、醤油、醸造酢など、微生物や自然の恵みをたっぷり摂り込みながら時間をかけて作られる調味料や伝統食材の数々です。コスメブランドとして知られる「アムリターラ」が昨秋立ち上げた食品ブランド「アムリターラフーズ」では、こうした伝統食材を中心に、太陽・土・水・微生物、ありとあらゆる自然界のパワーを活かしながら作る “食べる人が健康になり、美しくなれると考えた食品” を約30アイテムをラインナップ。天然の麹菌や酵母菌、乳酸菌がびっしり棲みついているもろみ蔵や杉樽の中で長期熟成させた生醤油や、クエン酸やミネラル、酵素をたっぷり含んだ熟成梅酢など、いずれも日々の食卓にすぐにでも取り入れたくなる魅力的なアイテムばかり。もはやサプリメントと言えるほどの栄養価を秘めた食品の数々は、どれも旨みあふれる豊かな味わいが特徴的です。「健康のためなら少しくらいまずくてもがんばらなきゃ!」という引き算のアプローチではなく、「美味しくてきれいになれるって本当にお得!」という足し算のアプローチで、嬉しい驚きを毎日の食卓で実感させてくれる「アムリターラフーズ」。まずは手始めに、超日常的な食品ともいえる調味料各種から取り入れてみては?▼アムリターラ農園 自然栽培味噌 蔵付き麹菌仕込み福岡県うきは市のアムリターラ農園で、大切に育てた自然栽培の玄米と大豆を、福井県の創業100年の味噌蔵で、蔵にすむ4種の天然麹菌の力で天然醸造した極上味噌。大豆の甘みと米の旨みがしっかりと感じられ、香りが高く、まろやかでフルーティな味わいが特徴です。イソフラボンと乳酸菌、抗酸化力が注目される発酵の力を、毎日の料理に美味しく摂り込んで。▼生搾り 杉樽仕込み醤油香川県小豆島の蔵で、農薬や化学肥料不使用の国産原料を天然醸造した醤油。杉の大樽で琴の音色を聴かせながらじっくり1年以上発酵させたもろみを搾り、火入れせず酵素が活きたまま瓶詰めした生醤油。コクととろみ、旨みや香りが素晴らしく印象的です。▼薩摩かめ壷仕込み 玄米黒酢 2年熟成農薬不使用の玄米を精米せずに蒸して、かめ壷で2年間熟成させた玄米黒酢。アミノ酸、酢酸、クエン酸、コハク酸、ビタミン、ミネラルもたっぷり。長期熟成の黒酢は味がまろやかで酸味がやさしいクセのない味わいなので、生使いだけでなく煮込みの隠し味など、様々な料理に役立ちます。▼鹿北製油 × ameitara foods 九州産なたね油 PREMIUMビタミンEやオレイン酸が豊富なことで知られるなたね油。農薬・化学肥料不使用の九州産のなたねを使用したアムリターラのなたね油は、昔ながらの低温圧搾法を採用。九州産の材料で作った手漉き和紙と綿の布でろ過するだけ、なたねが持つ香ばしさや苦み・まろやかさが活きたプレミアムななたね油。▼アムリターラ厳選 美膳雑穀熊本県で農薬や除草剤、化学肥料を使用せずに栽培されたあわ・きび・ひえ・押し麦・丸麦・はと麦・たかきび・緑米・赤米・もち玄米の十穀をベースに、北米のネイティブアメリカンが収穫した野生の草の実「ワイルドライス」をブレンド。お米に少し混ぜて炊くだけ栄養満点のスーパーフードにパワーアップしてくれるアムリターラの雑穀は、炊きあがりの美しさや豊かな食感も特徴的。他にも無酸処理の風味・食感豊かな鹿児島産の焼き海苔や、滋養深く栄養価に優れた宮崎県産在来種梅干しなどなど、美しさをコツコツ築き上げるため、毎日の食生活に欠かせない日本の伝統食材に今こそ注目です。やせる、若返る、美肌になる話題の「アーモンドミルク」を攻略最後にご紹介したいのが、“アー乳”とも呼ばれ話題のアーモンドミルク。アーモンドミルクとは、アーモンドと水で作るシンプルな飲み物で、アンチエイジング、美肌、ダイエットなどの美容面や、食物繊維、ミネラルなど栄養面でもいま脚光を浴びている食材です。SOY MILK(豆乳)好きの米国では、すでに豆乳より市場規模が拡大しているというのだから相当なものですよね。昨年末、料理研究家・長谷川智永子さんが上梓した『アーモンドミルク 完全レシピ』(世界文化社)には、アーモンドミルクの選び方・作り方をはじめ、スムージーや鍋、洋食、デザートまで、家庭で作りやすく美味しく楽しめるアーモンドミルクのレシピが紹介されています。スーパーフードに夢中!という方はこちらもぜひご一読あれ。お問い合わせ先/■Sunfood SUPERFODDS総販売代理店/株式会社アリエルトレーディングTEL 0120-201-790(月~金 10:00~17:00)公式サイト: ■火麻の実株式会社グローリーインターナショナルTEL 0120-195-878公式サイト: ■アムリターラフーズ株式会社AMRITARATEL 0120-980-092(土日祝・社指定休暇日を除く10:00〜17:00)公式サイト:
2015年02月02日