地球ゴージャス初のブロードウェイミュージカル「The PROM」の特別番組が、2月27日(土)にWOWOWで放送されることが発表された。ブロードウェイミュージカル「The PROM」は、 2019年トニー賞で7部門にノミネートされ、 2020年12月にはメリル・ストリープやニコール・キッドマンなど豪華な顔合わせで映画化もされた世界的に注目されている作品。物語の舞台はアメリカで高校の卒業を祝うダンスパーティー“プロム”。 レズビアンの主人公エマ(葵わかな)が様々な人たちとの触れ合いを通して“自分らしく生きる”ことを貫き奮闘する姿が描かれる。特別番組では、葵わかな、 三吉彩花、 岸谷五朗、 寺脇康文など豪華キャスト陣が、作品の見どころのひとつである、 華やかなダンスシーンの稽古場の様子や地球ゴージャスとして初のブロードウェイミュージカルとなる本作にかける想いを語る予定だ。【番組情報】「待望の日本初演!ブロードウェイミュージカル「The PROM」の魅力」・放送日:2月27日(土)午後0:50(再放送2月28日(日)午前11:50)・出演:葵わかな、 三吉彩花、 岸谷五朗、 寺脇康文ほか【公演情報】Daiwa House Special Broadway Musical「The PROM」 Produced by 地球ゴージャス・公演期間 / 会場:3月10日(水)~4月13日(火) / TBS 赤坂ACTシアター・出演:葵わかな、 三吉彩花、 大黒摩季 / 草刈民代 / 保坂知寿<トリプルキャスト>、 霧矢大夢、 佐賀龍彦(LE VELVETS) / TAKE(Skoop On Somebody)<ダブルキャスト>、 岸谷五朗、寺脇康文ほか
2021年01月18日20世紀初頭のアメリカで実際に起こった冤罪事件を題材に、夫婦愛を主軸にさまざまな人々の思いが交錯する様を描いたブロードウェイ発のミュージカル『パレード』。2017年、石丸幹二主演、森新太郎演出で開幕した日本版初演は、多くの観客の心に深い余韻と問いを刻み込んで話題となった。その究極の人間ドラマが、2021年の幕開けに再登場する。実在した人物レオ・フランク役に再び挑む石丸に、作品への思いを聞いた。日本では馴染みのなかった社会派ミュージカル――3年前の初演では、終演後の客席がとてもミュージカルを観た後とは思えない、深い衝撃に包まれていたことを思い出します。そうですね。森さんの演出があったからこそ、ああいう衝撃が起きたのだと思います。照明が落ちて真っ暗になった時に、お客さんがシーンとしていて……。これはいったい何だと最初は思いましたが、何かがお客さんの心に刺さったんでしょうね、どう反応していいのかわからないほどに。あの時は、私自身が社会派ミュージカルに挑戦したいと思い始めた頃でした。ミュージカルといっても歌って踊って、華やかなものや、文芸作品の舞台化ばかりじゃない。実話をもとにしたシリアスなものも作られているのに、日本にはあまり入って来ていなかった。だからこの作品は、挑戦しがいがあるなと思ったんです。結果、ああいった衝撃を生み出せたことは成功だと思いますし、だからこそ再演も強く望みました。今回もまた、その波動をより多くの方にお届けしたいと思っています。――“レオ・フランク事件”と名を残す、実在したレオという人物を演じるには非常に精神的な重圧があったのではと推察します。まあ、これまでもミュージカルの中で劇的な人生は歩んで来ていますので、ハムレットも然りで(笑)。確かに重いですよね。でも重いだけに、その役を演じる意義はすごく大きいなと思いました。自分の信念を揺るがさずに貫くというのはとても辛いことなんだと学びましたね。レオを演じるにあたって、歴史を色々と調べ、考えました。彼の生い立ちから、なぜこういう事件に巻き込まれたのか……とか。今回の稽古が始まってから気づいたこともあります。やはりなるべくして彼はこうなったのだな……という結論にたどり着きもしたんですけどね。当時のアメリカの、白人の非白人に対する差別意識、とくにその意識が根強い地域だからこそ起こった悲劇なのだなと。そうした問題が描かれている映画や本、ミュージカルに至るまで、片っ端から探して、観たりしていましたね。――そのような探究から、レオをどういう人物として立ち上げようと?すごく人間臭くて、頑固で、揺るがない信念を持っている、そんな人物として演じようとしました。頑なな部分も含めて、武士のような志を持った人という感じでしょうか。ただ、けっして人格者ではないと思うんです。その時代において、自分の置かれている環境を他と比較して、自分の人生を責めたりもしていますからね。とくに劇の冒頭、出社時に雑踏の中を歩きながらつぶやく言葉なんて、「お前、だから皆に睨まれるんだよ!」と思うようなことを言うわけですよ(笑)。でもあれは、彼が本当に心に思っていることなんです。レオはちょっと面倒な人間 「僕に気持ちをのせないでくれ」と思いながら演じた――冤罪事件を題材にしていると知りながらも、観客は、そんなレオの姿を見て惑わされますよね。本当のこと、事件の真実とは何なのだろうか……と。観客は普通、登場人物の誰かに感情移入して舞台を観るじゃないですか。僕に気持ちを乗せないでくれ、乗せるならレオの妻、ルシール(堀内敬子)にと思ってました。それくらい嫌な、ちょっと面倒くさいヤツだなと感じさせる人間でいようとしました。共感を得ないような人として。そうしながらも最終的には皆がレオに思いを寄せて、「彼は間違っていなかったんだ」と思ってもらい、最後の最後にドンと落とす(笑)。おそらく作家のアルフレッド・ウーリーが、そのように考えて書かれたのだと思います。斬新な森演出、“エンドレス稽古”が有名だが・・・――今回の再演について、演出の森新太郎さんはどのようにおっしゃっていますか?森さんって本当にいろんなパターンを試して、どんどん変えていく方なんですけど、やはりこのコロナ禍での稽古、公演なので「今回は時間がないから変えないかも」なんておっしゃっていました。つまり、森さんの稽古場の特徴である“エンドレス稽古”が出来ないと(笑)。だから限られた、短い時間の中で森さんから何を吸収できるか。時間を大事にしたいなと思いましたね。でも実際、本稽古が始まると、制約の中でありながら、どんどん変えていらっしゃってます!――おっしゃったように、森さんの時間をかけた、しぶとい稽古は有名です(笑)。初演の時は驚かれたのでは?面食らいました(笑)。噂には聞いていたんですけどね。森さんは誰よりも早く稽古場にいらして、稽古が終わるまでず〜っと、休みも取らずに……。僕らはご飯を食べたりしていますよ。でも森さんは、夜10時くらいの僕らが帰る時になって、やっとお弁当箱を開けて食べている……、そういう人なんです。エネルギーがあふれている演出家ですね。そこから出てくる指示は本当に的確で、研ぎ澄まされていて。この初演が森さんにとって初めてのミュージカル演出だったんですが、苦手なんて意識は乗り越えてやる! というすごいパワーが彼から感じられたので、僕らも彼のミュージカル初演出に対して、何ら不安はありませんでした。ミュージカルだからこそ世に出た作品――ミュージカルといっても本当に奥深いドラマが描かれているので、ストレートプレイを観るような感覚でもありました。そうですね。でも僕は思ったんですけど、もしこれを音楽抜きでやったら相当に重い作品になる。リンチの描写もありますからね。音楽というオブラートにくるんだことによってここまで表現できた、それもあの短い時間の中でね。ミュージカルだからこそ、世に出た舞台作品なんじゃないかな。確か、この事件が冤罪という判決が出たすぐ後に、ジャック・レモンで映像作品(編集部注:1988年のテレビミニシリーズ『七十年目の審判』)が作られているけれど、映画にはなっていない。胸がかきむしられるようなテーマだけど、ミュージカルだからこそ世界に投げかけることが出来たと、僕は思いましたね。これは余談ですが、アメリカ人の仕事仲間と話をしていて、彼は南部のジョージア州の出身なんですけど、「幹二は『パレード』をやったんでしょう?どう思った?」って聞かれて。「僕はアトランタ出身だから、ブロードウェイでやっている人たちの感覚とは未だに違うんだ」と。未だに違うって何だろう?つまり彼の生まれ育った地域には、冤罪とされた判決を間違いだと思っている人が今もたくさんいるんだと。だからこのミュージカルがアメリカでやっていた時は、ものすごく衝撃だったと。この作品、アトランタでも4ヶ月、公演しているんですよね。「そういう作品なんだよ、幹二」と言われて、僕は「君はどう思っているの?」と聞き返せなかった、怖くて。――その土地によって、観客の受け止め方が真逆だったりするわけですね。そう、違うんですよね。アメリカはそういう国なんだと。それを聞いた時、再演をやる時には、そんなふうに思っている人が世の中にはいることも考えてやらなければ……と思いましたね。他国の話ではあるけれど、100年前と今と、社会の状況は何ら変わっていないということをこの『パレード』で感じ取って、また自分たちの社会にも向き合い、自分自身は何を思うかを皆さんに問いたいなと思います。――差別や保身、集団の持つ力など、作品の根底にある問題は日本人の観客の心にも引っ掻き傷を残したと思います。初演では公演の後半、多くの方が劇場に駆けつけていました。来られていましたね。噂が広がり、自分も体感したいと思われたのか。この作品を観ることによって、自分の中の何かが変わる。そんなミラクルが起こるミュージカルだと思うんですよね。だからこそ、やり続ける意味があるなと思います。堀内敬子との再共演――ルシール役の堀内敬子さんとの、息の合った再共演も楽しみです。劇団四季を離れて17年ぶりに、初めてミュージカルの現場で彼女と一緒にやったのがこの初演だったんですよ。彼女がパワーアップしていたことが嬉しかったし、もともと妖精的な人なので(笑)、だからこそ若い役があんなに自然に出来るんですよね。また今回も磨きをかけてますから、どんなふうにチャーミングにルシールを演じるのか、すごく楽しみです。先日、初めて初演の映像を見たんですよ。それで「堀内さんはこんな表情をしていたんだ!」ってことを知りました。舞台上にいたらわからなかったので、それは再演に向けての収穫のひとつでしたね(笑)。――また、このコロナ禍において、初演とは違う感触を得るような気もします。そうですね、世界ではますます分断が深まっていますから。でも一方で絆も強まっている。そんなコロナ禍にあって、障壁を乗り越えてでも観たいという方が劇場にいらっしゃるだろうと。だからこそ、観て良かったと必ず思っていただけるものを届けねばと思います。許されるなら、いろんな方を誘って観に来てほしいですね。ここに描かれていることは人ごとではない、自分たちの周りでも同じようなことが起こっている……というふうに思いを向けてもらえたら、この作品を日本でやる意味が出てくると思います。取材・文:上野紀子撮影:源賀津己衣装協力=ジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパンTel.03-6274-7070)ヘアメイク中島康平スタイリスト土田拓郎ミュージカル『パレード』作:アルフレッド・ウーリー作詞・作曲:ジェイソン・ロバート・ブラウン演出:ハロルド・プリンス(共同構想及びブロードウェイ版演出) / 森新太郎出演:石丸幹二 / 堀内敬子 / 武田真治 / 坂元健児 / 福井貴一 / 今井清隆 / 石川禅 / 岡本健一安崎求 / 未来優希 / 内藤大希 / 宮川浩 / 秋園美緒 / 飯野めぐみ / 熊谷彩春石井雅登 / 白石拓也 / 渡辺崇人 / 森山大輔 / 水野貴以 / 横岡沙季 / 吉田萌美※東京公演一部キャスト変更あり。詳細は公演公式サイトにてご確認ください【東京公演】2021年1月17日(日)~31日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス※開幕日が変更になりました【大阪公演】2021年2月4日(木)~8日(月)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ【愛知公演】2021年2月13日(土)・14日(日)会場:愛知県芸術劇場大ホール【富山公演】2021年2月20(土)・21日(日)会場:オーバードホール
2021年01月17日宝塚歌劇団 花組が2021年2月6日(土)、大阪・梅田芸術劇場にて上演する、ブロードウェイ・ミュージカル『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』の模様を全国各地の映画館でライブ・ビューイングする。この舞台はブロードウェイの名作ミュージカル。アメリカ音楽界の至宝とも呼ばれる、ジョージとアイラのガーシュウィン兄弟の名曲たちで彩られることでも人気のこの作品が、宝塚歌劇版として新たな演出とともに上演となった。舞台は禁酒法時代のニューヨーク、ロングアイランド。贅沢三昧、苦労知らずのプレイボーイであるジミーは、四度目の結婚を明日に控えて独身最後の夜を楽しんでいたところ、一見ボーイッシュな風体ながらも実にチャーミングな女性ビリーに出会う。ところが彼女の正体は酒の密輸を企てるギャングの一味。そうとも知らずビリーに惹かれてゆくジミー。そんな二人が巻き起こす愉快な大騒動の行方とは。個性豊かな登場人物が織り成すロマンティックコメディ。2012年のブロードウェイ初演時には、マシュー・ブロデリック、ケリー・オハラら豪華キャストによる出演でも話題を呼び、その年のトニー賞10部門にノミネートされた。柚香光率いる新生花組が挑むブロードウェイの名作ミュージカル。宝塚歌劇バージョンとして新たな演出でお贈りする、その軽快でハートウォーミングな舞台を映画館でも楽しんでほしい。■公演情報ブロードウェイ・ミュージカル『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』2021年2月6日(土)16:30開演出演:宝塚歌劇団(花組)柚香 光、華 優希 ほか宝塚歌劇公式ホームページ ■配信情報宝塚歌劇 花組梅田芸術劇場公演『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』ライブ中継2021年2月6日(土)16:30開演会場:全国各地の映画館公開館はライブ中継情報サイトにて後日発表。※開場時間は映画館によって異なります。※青少年保護育成条例により、16歳未満の方は入場制限がある地域がございます。料金:4,400円(全席指定 / 税込)※3歳以上有料 / 3歳未満で座席をご使用の場合は有料となります。<チケット>【先行抽選販売】2021年1月20日(水)11:00 ~ 1月27日(水)12:00チケットぴあ: (PC、モバイル共通)◎特別電話予約:0570-02-9532特別電話予約はPコードが必要になります。Pコードは各映画館により異なります。各映画館のPコードはこちら:※先行抽選販売お申込みは、おひとり様につき1枚まで。【一般発売】2021年1月31日(日)11:00 ~ 2月5日(金)12:00チケットぴあ: (PC、モバイル共通)◎全国のセブン-イレブン、チケットぴあの店舗にて販売※一般発売お申込みは、おひとり様につき2枚まで。※一般発売は先着順での受付となりますので、予定枚数に達し次第受付終了となります。<プレイガイドチケットに関するお問い合わせ>■チケットに関するお問合せ◎チケットぴあヘルプ: ◎チケットぴあインフォメーション:0570-02-9111(営業時間: 自動音声による受付は24時間対応、オペレーター対応は10:00~18:00※毎週(火)・(水)2:30~5:30はシステムメンテナンスのため受付休止。※購入方法の詳細、会員登録の方法、当選メール紛失、発券方法に関してなどチケットに関するお問い合わせは、お手数をおかけいたしますが、上記プレイガイドのお問い合わせ番号へご連絡ください。※インターネットでのチケットお申込みには、事前にチケットぴあの会員登録(無料)が必要となります。◎ぴあ新規会員登録はこちら: ◎申込みの流れについての詳細はこちら: ◎チケット発券方法について・ぴあ店舗: ・セブンイレブン: ・ファミリーマート: ※上記チケット代以外にプレイガイド手数料がかかります。宝塚歌劇 花組梅田芸術劇場公演『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』ライブ中継情報サイト:■注意事項※チケットご購入後お客様のご都合による変更、及び払い戻しはいかなる場合におきましても行っておりません。予めご了承の上お申込みください。※公演内容及び配役等に変更が生じた場合はご了承ください。※著作権上の都合により、一部割愛となる可能性がございます。※営利を目的としたチケットの購入、譲渡・転売行為(ネットオークション・チケット売買サイト・金券ショップ等)は、いかなる場合も固くお断りしております。※チケットはいかなる場合(紛失・盗難・破損・持ち忘れ等)でも再発行いたしません。管理・保管には十分にご注意ください。※公演が予定終了時間を大幅に超える場合、公演途中でも上映を終了する場合がございます。※配信中継イベントの為、映像・音声の乱れが生じる場合がございます。※カメラや携帯などのいかなる機器においてもスクリーンの録音 / 録画 / 撮影を禁止しております。また、インターネット上などに無断転載・共有を行った場合、法的責任に問われる場合がございます。なお、映画館でこのような行為が行われた場合は、記録された内容を削除の上ご退場いただきます。その際のチケット代金などの払い戻しは一切いたしません。※ライブ・ビューイング会場に、記録や取材のための撮影が入る場合がございます。※映画館により、場内飲食に制限がかかる場合がございます。※映画館にご来場予定の方は、HP記載の<映画館ご来場のお客様へのご協力とお願い><鑑賞マナーのお願い>を必ずご確認の上、ご参加をお願いいたします
2021年01月05日19世紀半ばにアメリカで大きな成功を収めた興行師、P.T. バーナムの半生を描いたブロードウェイ・オリジナルミュージカル『BARNUM』が、2021年3月より東京・兵庫・神奈川で上演されることが決定した。本作はブロードウェイでの上演後にロンドンでも上演された人気作で、日本で上演されるのは今回が初となる。伝統的なミュージカル劇場の雰囲気に、サーカスの光景が重なるゴージャスな作品となっており、劇中では 感染症対策を考慮しサーカスシーンを映像を駆使して展開。主人公フィニアス・テイラー・バーナム役に加藤和樹、バーナムを妻として支えるチャイリー・バーナム役に元宝塚歌劇団宙組トップスターの朝夏まなとを迎え、華やかなやダンスや歌唱シーンも見所となるエンタテインメントを届ける。そのほか、矢田悠祐、フランク莉奈・綿引さやか(ダブルキャスト)、藤岡正明、中尾ミエなど豪華キャストが出演。追加キャストも近日発表予定とのことなので、期待してほしい。また日本版演出を荻田浩一が担当する。チケット発売日などの詳細は公式HPにて随時解禁となるので、続報を待とう。<加藤和樹コメント>映画 『グレイテスト・ショーマン』と同じく、P.T. バーナムの半生を元にした、1980年初演のミュージカル『バーナム』。台本を読み、彼の半生に触れることで“サーカスこそ人生だ”この言葉がぐっと胸に響きました。サイ・コールマンの楽曲は胸が高鳴り、ワクワクを抑えきれなくなる曲ばかりで、誰もがその魅力に引き込まれることでしょう。史上最高のグレイテスト・ ショーであるミュージカル『バーナム』...ご期待ください。<朝夏まなとコメント>台本を読むだけで、どんな舞台になるのかいろんな想像が膨らんでとても楽しみです。バーナムの妻チャイリーは夫を深く愛している女性なので、陰で支える女性を魅力的に演じたいです。素晴らしい共演者、スタッフの皆さまと作り上げるイカサマと夢の世界をお楽しみに!【公演概要】ミュージカル『BARNUM』Music by CY COLEMAN / Lyrics by MICHAEL STEWART / Book by MARK BRAMBLE公式HP: <会場 / 日程>・東京:東京芸術劇場 プレイハウス / 2021年3月6日(土)〜3月23日(火) ※20ステージ・兵庫:兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール / 2021年3月26日(金)〜3月28日(日) ※4ステージ・神奈川:相模女子大学グリーンホール / 2021年4月2日(金) ※1ステージ<チケット料金>・東京・神奈川:S席 10,500円(税込)/ A席 7,000円(税込)全席指定・兵庫: 10,500円(税込)全席指定
2020年12月18日平方元基、 ウエンツ瑛士、 笹本玲奈らが出演する、スティーブン・ソンドハイム作曲ブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』が2021年5月に東京・新国立劇場・中劇場で上演される(大阪、 名古屋公演あり)。この度、キャストの写真、コメントが公開された。ウエストエンドを代表する女優マリア・フリードマンが、 2014年に初演出として手がけ、 ローレンス・オリビエ賞リバイバル作品賞をはじめ数々の賞を受賞し、 そのキャリアに新たな一頁を刻んだ本作品を日本人キャストで上演が決定した。作詞・作曲を手掛けるのは、 現代ミュージカル界の巨星・スティーブン・ソンドハイム。同い年の平方、ウエンツ、笹本が、かつて親友だった3人を演じる。東京公演は来年2021年5月17日(月)~5月31日(月)まで新国立劇場・中劇場にて上演、 その後大阪・名古屋公演あり。東京公演チケット発売は3月上旬に予定されており、詳細は追って公式HPにて発表される。出演者コメントは、以下の通り。■平方元基(作曲家・プロデューサー フランク)「沢山の素晴らしい役者さんと一緒にミュージカルがつくれることを嬉しく思っています。特に今回、ウエンツ瑛士さんと笹本玲奈さんは同い年なので、劇中の3人と通じるところもあり、 作品にいい影響を与えてくれる予感がしています。きっと素敵なミュージカルを皆様にお届けします!」■ウエンツ瑛士(脚本家 チャーリー)「日本全国で危機的状況の中、来年の5月ですが、希望をいただけた事をとても感謝しています。その頃にエンターテイメントを楽しめる状況である事を願うとともに、全力フルパワーでキャスト・スタッフ一同お出迎えする事を誓います。劇場で皆様に会えますように」■笹本玲奈(小説家・演劇評論家 メアリー)「平方さんとウエンツさんは今回初めてご一緒させていただくのですが、平方さんはとても存在感のある俳優さんでようやく共演できる事を嬉しく思っています。ウエンツさんは演劇を学ぶためにロンドンに留学されていたとの事で、現地での体験や学んだ事を教えて頂くのが楽しみです。また、今回私が演じるメアリーという役は、演出のマリア・フリードマンさんが実際に演じていた役です。本場ロンドンで活躍されている大女優ということもあり、演出家としてだけでなく、一女優の先輩としても沢山のことを勉強させて頂きたいと思っています」■昆夏美(女優・フランクの前妻 ベス)「この作品は現在から過去に逆再生で物語が進んでいくというテイストですので、どう演じるか、お客様にどう見て頂けるのか、今からワクワクしています。自分が演じるベスは1幕と2幕で同じ曲を違う環境で歌い分けるので、表現の変化も研究し、皆様にお届けしたいです」■今井清隆(BWプロデューサー ジョー)「スティーヴン・ソンドハイムが作曲した作品というのは、長年俳優をやっておりますが初めてで、非常に難解ですが味のある、彼の曲を歌えることを幸せに思います。今勢いに乗っている若手俳優の方々が沢山出演されます。私もそこにいていいんでしょうかと不安になりますが、迷惑かけないように稽古していきたいと思います(笑)。皆様と劇場でお会いできるのを楽しみにしています」■朝夏まなと(女優・フランクの妻 ガッシー)「今回私が演じるのは、 初挑戦といってもいいぐらい大人の女性です。女優の役も初めてとなりますので ワクワクドキドキしております。素晴らしいキャスト、スタッフの皆様と、 素晴らしい舞台を作りたいです。いろんな初めてとの出会いで、また新しい魅力を出せるように頑張ります。元気にお会いできるの楽しみにしております!」ブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』<キャスト>平方元基ウエンツ瑛士笹本玲奈岸祐二上口耕平渚あき中別府葵宮原浩暢中井智彦井阪郁巳家塚敦子三木麻衣子森 加織昆 夏美今井清隆朝夏まなと<スタッフ>作曲・作詞:スティーブン・ソンドハイム脚本:ジョージ・ファース演出:マリア・フリードマン振付:ティム・ジャクソン翻訳:常田景子訳詞:中條純子美術・衣裳:スートラ・ギルモア照明:フィリップ・ローゼンバーグ照明補:柏倉淳一音響:大野美由紀ヘアメイク:馮 啓孝音楽監督:竹内 聡歌唱指導:安崎 求、 高野絹也演出助手:陶山浩乃舞台監督:瀧原寿子<東京公演>※名古屋・大阪公演あり期間:2021年5月17日(月)~5月31日(月)会場:新国立劇場中劇場主催・企画制作:ホリプロ
2020年12月16日ブロードウェイミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』が2021年春に再演決定、第1弾となるキャストも発表された。それに伴い、出演するMicro(Def Tech)や平間壮一、林翔太、東啓介、田村芽実、石田ニコル、阪本奨悟らのビジュアルとコメントも到着している。2008年の「トニー賞」で最優秀ミュージカル作品賞を含む4部門に輝き、2014年の日本初演では心打つストーリーとグラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞した楽曲で多くの観客を魅了。さらに来夏ハリウッド映画化も予定されている本作が満を持して戻って来る。作詞作曲・原案はトニー賞、ピューリッツァー賞、グラミー賞、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星を受賞するなど今やミュージカル界のみならずエンタテインメント界の最重要人物と言える『Hamilton』を産み出した天才リン=マニュエル・ミランダ。主人公ウスナビ役は初演に引き続き、卓越したラップスキルと温かな演技で観客を魅了したDef TechのMicroと、新たに「RENT」のマーク役での好演が記憶に新しい注目の平間壮一が抜擢された。そして物語のもうひとりの主人公である、ウスナビの親友・ベニー役には幅広い舞台での活躍が目覚ましい林翔太と舞台だけでなくドラマ、映画へも活躍の場を広げる東啓介が決定。さらに名門大学に進学するもある秘密を抱えてハイツに帰ってきたニーナ役として田村芽実、ヘアサロンで働きながらハイツの外の世界へ憧れているヴァネッサ役には石田ニコル、ウスナビの弟の様な存在のソニー役には舞台でも存在感をみせるシンガーソングライターの阪本奨悟。新たなメンバーが作品に加わり、物語にフレッシュな風を送り込む。また演出・振付を努めるのは初演に引き続き、安室奈美恵やSMAP、AKB48などの振付師として知られ、ミュージカル『刀剣乱舞』の振付、オリジナル・ミュージカル『THE CIRCUS!』シリーズの企画・構成・演出・振付と幅広く舞台でも活躍するTETSUHARU。作品中全編に散りばめられたRAPを中心とした歌詞を日本ヒップホップ界のレジェンド・KREVAが担当した。グラミー賞を受賞したヒップホップ、サルサ、メレンゲなどの心躍る音楽とパワー溢れるダンス、観た者の心に優しく染み渡り、明日を生きる力をくれる物語に期待したい。<ウスナビ役・Micro コメント>初ミュージカルでウスナビという大役を頂いた2014年の初公演から7年。待望の来春再公演。音楽家として、デフテックとして20年の歩みを進めてきた先にこれほどの素晴らしい舞台に立たせてもらうことができた経験を活かし、さらなる高みを目指しながら、今回最高のウスナビを演じ切り、完全燃焼していきます!<ウスナビ役・平間壮一コメント>やっとお知らせ出来る事が嬉しいです!とても好きな作品なんです。だから、自分が関われるとなって、めちゃくちゃ大切にしていきたいとも思いましたし、出演できるというだけで浮かれないように向き合っていきたいなと思っています。心からぶつかっていくキャストと心地よいリズム、心あったまるラブストーリーを感じに、ぜひ観に来てください!<ベニー役・林翔太コメント>ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」初出演、すごく嬉しいです!今までミュージカルには何度か出演させていただきましたが、今回はまた新たな挑戦がたくさんありそうな予感がしています!新しい林翔太を見せられるよう頑張ります!<ベニー役・東啓介コメント>ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」初出演とても嬉しいです。素敵な楽曲とストーリーで、これからキャスト・スタッフ全員で、この作品を作り上げていくのが楽しみでなりません。精一杯努力し、見にいらしてくださるお客様の心に残るものを届けたいと思います!<ニーナ役・田村芽実コメント>今回、「イン・ザ・ハイツ」にニーナ役として参加させていただけること、嬉しくて仕方ありません。ミュージカルには珍しい、力強く魅力的なラテン調の音楽で歌い、踊ることを今から夢想して、胸をときめかせています。今、この作品に参加できる喜びと共に、責任も感じています。観劇に来て下さるお客様ひとりひとりにしっかりと作品をお届けできるよう精?杯努めたいと思います。<ヴァネッサ役・石田ニコルコメント>今回ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」に出演することができ、とてもとても嬉しく思います。この状況下ですが、舞台の上で皆様に会えることを願って、また新しい挑戦にチャレンジしつつ、全力で挑みたいと思っています。<ソニー役・阪本奨悟コメント>この度、ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」にソニー役で出演させて頂くことになりました。2014年、日本人キャストでの公演でも話題となったブロードウェイミュージカルの傑作と言われるこの作品に出演できること、とても光栄です。今まで自分が経験したことがない要素が沢山ある作品かと思いますが、この作品から新しいことを学んで成長できるように精一杯頑張ります。皆さん、どうぞよろしくお願いします!■公演情報ブロードウェイミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』2021年3~4月上演<会場>プレビュー公演:鎌倉芸術館大ホール大阪公演:オリックス劇場名古屋公演:日本特殊陶業市民会館ビレッジホール東京公演:TBS赤坂ACTシアター公演HP: 公式Twitter: @intheheightsjp()
2020年12月11日ディズニープラスオリジナル作品「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」より、ホリデーシーズンに向けた特別編となる「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル ホリデー・スペシャル」を独占配信する。本作では、「ディス・クリスマス」「フェリス・ナビダ」や、特別版の「ハヌカ・メドレー」、リッキー役ジョシュア・バセットが作曲し、演奏するオリジナルのホリデーソング「パーフェクト・ギフト」など、イースト高校演劇部の部員たちが新旧織り交じったクリスマスソングを披露。オリジナル同様に、いまや全米を魅了するトップアイドルに成長したキャストたち。書き下ろし楽曲「All I Want」がTikTokで大きな話題となっているオリビア・ロドリゴ(ニニ役)、アーティストとしても活躍する実力派ジョシュア・バセット(リッキー役)、EJ役のマット・コーネット、ジーナ役のソフィア・ワイリーら注目キャストたちが、クリスマスプレゼントや、家族との写真など、子どもの頃のホリデーシーズンにまつわるとっておきのエピソードを語っていく。さらに、ドラマの撮影秘話も…ここでしか観られないスペシャルな映像となっている。「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」は、オリジナル作品と同じく、イースト高校を舞台に、演劇部のメンバーがあの「ハイスクール・ミュージカル」を新作ミュージカルとして企画していく様子を描くドラマシリーズだ。「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル ホリデー・スペシャル」は12月18日(金)よりDisney+にて独占配信。(cinemacafe.net)
2020年12月04日トニー賞にもノミネートされたブロードウェイの大ヒットミュージカル[title of show]のクリエイター陣が手掛ける「Now. Here. This.」が11/28(土)博品館で幕を開けた。物語の主人公は自然史博物館のツアーに参加した4人の男女。おちゃらけた若者、真面目な青年、ワーカホリックの女性実業家、表現者を目指す女性。友人同士だが、タイプはバラバラの彼らが、地球の起源から生物の誕生や進化、ヒトが誕生するまで…という「生命の神秘と歴史」に触れ、そこから自分自身のアイデンティティにも思いをはせる。今まで経験した偶然や必然、迷い悩み選択した結果、今の自分は生きている――。小さな舞台の上から、生命と人間にまつわる大きな世界を発信するユニークなミュージカル。頑張るすべての人類へのエールが詰まっている作品だ。ミュージカル「Now. Here. This.」の公演情報はこちら主演を務めるのは、演技力や歌唱・ダンスのスキルに高い評価があり、ミュージカルからストレートプレイまで精力的に活躍する浜中文一。浜中以外のキャストは、[earth][water]の2パターンで入れ替わる。[earth]には元宝塚歌劇団トップスターで、退団後も女優として多彩なジャンルの舞台で活躍を続ける壮一帆、数多くのミュージカル作品に奥行きと深みをもたらす演技巧者・鈴木壮麻ら、[water]には得意のダンスを武器に多数の舞台に出演し、注目を集める寺西拓人(ジャニーズJr.)ら、実力派が顔を揃える。同じ戯曲でも組み合わせが変わることで起こる化学反応に、注目したい。【浜中文一コメント】お客様がどういう風な気持ちでどんなことを感じてくださるのか、また、僕たちがどんな風にこの作品を伝えられるか、それが今、不安でもあり、楽しみでもあります。この作品は、ストーリーが起承転結で進んでいく、というより、シーンごとにその場その場で出てくる感情や、描かれる情景を表現しています。『ああ、自分にもこういうことあったなぁ』と思い出すところも。時系列が行ったり来たりするので、なるべくわかりやすく、演出や舞台セットの力を借りながら、お客様に伝えられればと思います。人は、それぞれに色々なストーリーや経験があって、本当に様々、あると思うんです。それでも、自由に自分に自信を持って、生きることが大事と思わせてくれる作品だと思います。今回2チームでの上演で、初めての形式でしたが、楽しんでやらせていただきました。皆様も、楽しみにいらしていただければと思います。<ミュージカル「Now. Here. This.」(フレキシブルバージョン) 上演日程>■東京公演上演中~12/13(日) 博品館劇場■埼玉公演12/16(水) 東松山市民文化センター■大阪公演12/19(土) COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール■名古屋公演12/27(日) 愛知県産業労働センターウインクあいち
2020年12月02日先日上演決定が発表された地球ゴージャスプロデュースによるブロードウェイミュージカル『The PROM』の公演ビジュアルが公開された。本作はアメリカの高校を舞台に、レズビアンのカップルが様々な人たちとの関わりの中で、自分らしい生き方を貫こうと奮闘する姿を描いたミュージカル。2018年にブロードウェイで開幕、2019年にはトニー賞7部門にノミネートされ、2020年12月にはNetflixでメリル・ストリープ、ニコール・キッドマンという豪華な顔合わせで映像化されることが決定している話題作だ。そんな『The PROM』が早くも日本版として初上演。主人公エマを葵わかな、エマの恋人・アリエッサを三吉彩花が演じる。さらに、エマの元に現れる落ちぶれたブロードウェイスター4人やその他の配役にも豪華なキャストが集結。ブロードウェイスターのD.D.アレンを、大黒摩季、草刈民代、保坂知寿がトリプルキャストで、夢をあきらめたばかりのミュージカル女優アンジー・ディクソンを霧矢大夢が担当。また、エマとアリッサの通う高校のホーキンス校長をLE VELVETSの佐賀龍彦、Skoop on SomebodyのTAKEがダブルキャストで、自身もプロムに行けなかった過去をもつブロードウェイの俳優バリー・グリックマンを岸谷五朗が、鳴かず飛ばずのミュージカル役者トレント・オリバーを寺脇康文が演じる。今回公開されたビジュアルは、アメリカの高校で卒業生のために開かれるダンスパーティ“プロム”を意識した、本場ブロードウェイの空気感も感じる賑やかで華やかな仕上がりとなっている。今年結成25周年を迎えた地球ゴージャスが初の海外作品に挑戦した『The PROM』。ステージで繰り広げられるきらびやかな音楽とダンスシーンに合わせて、手拍子をしたくなるようなハッピーなミュージカルに注目してほしい。【公演情報】Broadway Musical『The PROM』Produced by 地球ゴージャス◆東京公演開催日:2021年3月10日(水)~4月13日(火) 36ステージ会場:TBS赤坂ACTシアターチケット料金:S席 13,500円 / A席 9,000円 / PROMシート5,000円(20歳以下対象当日引換券・要証明書)※全席指定・税込<チケット一般発売日>・2021年3月10日(水)~3月31日(水)公演分 / 2021年1月23日(土)10:00~・2021年4月1日(木)~4月13日(火)公演分 / 2021年2月20日(土)10:00~<東京公演・チケット取扱いプレイガイド(両発売日共通)>・チケットぴあ(Pコード:504-064): セブンイレブン店内マルチコピー機で直接販売・イープラス: ファミリーマート店内Famiポートで直接販売・ローソンチケット(Lコード:35213): ローソン・ミニストップ店頭Loppiで直接販売・LINEチケット: ・ACTオンラインチケット: ・チケットスペース:03-3234-9999(オペレーター対応)/ ◆大阪公演開催日:2021年5月9日(日)~5月16日(日)会場:フェスティバルホール
2020年11月27日ハリウッドでコメディの巨匠といわれる映画監督、メル・ブルックス。彼が手がけた『プロデューサーズ』は、ブロードウェイの落ち目のプロデューサー・マックスが、金目的で失敗確実な最低ミュージカル制作に奔走するコメディ。なんとそのミュージカルに、このたび井上芳雄さんが初挑戦。ミュージカル界のプリンスといわれたその人が、下世話なミュージカルで詐欺まがいの金儲けを企むプロデューサー役とは驚きだ。馬鹿馬鹿しい笑いに本気で取り組む、僕らのエネルギーを感じてほしい。「役って巡り合わせだと思うんです。確かにこれまでやってこなかったタイプの役で、勝算はとくにない。でも、チャンスがあるならどんな役でもやってみたいし、この役を自分にと思ってくれた人がいるならば挑戦したい。そもそも自分に合うと言われた役でも楽ではなかったですし」演出は、今や日本を代表するコメディ監督・福田雄一さん。ふたりは、3年前からミュージカルを題材にしたコメディ番組『グリーン&ブラックス』(以下、グリブラ)でタッグを組んできている間柄だ。「グリブラは、最初の台本の読み合わせの段階から、キャストが思いついた面白いことをどんどん足していく現場なんです。面白いことを思い切りやったものからつまんで一本のコントに仕上げる。福田さんは、その面白いことが出てくる空気を作るのがうまい演出家なんです。大胆さと繊細さを持ち合わせている感じ」翻訳もののコメディの難しさは、日本とは国民性や文化はもとより、笑いの質自体が違うこと。福田さんが手がけてきた海外コメディは、単なる翻訳ではなく、笑いの部分を日本向けのものへ転換したものが多い。「福田さんのやり方も、海外コメディを上演する上での可能性のひとつだと思います。でも、以前にケラリーノ・サンドロヴィッチさんの舞台に出たとき、セリフのテンポや抑揚でこんなに面白くできるんだってことを知って。かなり馬鹿馬鹿しい話ですし、作品自体の面白さと福田さんの笑いとのバランスを、いい感じに探れればと思っています」じつは井上さん、20代の頃から「笑いがどうやって生み出されるのかをずっと考えてきた」という。「いろんな場でしゃべる機会をいただいてきて、トークで笑いを起こす法則みたいなものは、なんとなくわかってきた気がするんですよ。でも、役を演じるなかで、小手先じゃ到底到達できない笑いが生まれることがあって、それは確実にホンの力なんですよね。もちろん役者の技術も空気感も大事ですから、今回そこに到達できたらなと思っているんです」今回、マックスの相棒・気弱な会計士のレオを、吉沢亮さんと大野拓朗さんがWキャストで演じることに。「吉沢さんはこれがミュージカル初挑戦だそうですが、素敵な声をしてますし、歌にもダンスにもストイックで熱意を感じます。大野くんは、演技を学びにNYに行ったり、広い視野で物事を見ている。持ち味が全然違う、いいWキャストですよね」今年、コロナ禍で出演を予定していた公演が次々と中止になった。これまでは数年前から決まっている仕事で予定が埋まっていたが、目の前の予定が空白に。そこで「初めて自分に何ができるかを考えた」そう。「これまでは受け身のなかでどう頑張るかだったのが、いろんな可能性が生まれてきて、思いもよらないことに挑戦できました。ただそれを見てくださる方々がいるのも、この世界で20年やってきたこのタイミングだからこそ。そういう意味で僕はラッキーなのかもしれません」大声で笑うことが憚られるこの時期に上演される爆笑コメディだ。「刺激の強い笑いですが、だからこそ触発される感情もあるはず。馬鹿馬鹿しい笑いに出演者全員が本気で取り組んでいる、そのエネルギーを感じていただければと思います」ミュージカル『プロデューサーズ』破産寸前のブロードウェイのプロデューサー・マックス(井上)は、会計士・レオ(吉沢・大野)から、成功した公演より失敗した公演のほうが利益を生んでいると聞き、故意に失敗作を作ろうと画策する。11月9日(月)~12月6日(日)渋谷・東急シアターオーブ脚本/メル・ブルックス、トーマス・ミーハン音楽・歌詞/メル・ブルックスオリジナル振付/スーザン・ストローマン演出/福田雄一出演/井上芳雄、吉沢亮・大野拓朗(Wキャスト)、木下晴香、吉野圭吾、木村達成、春風ひとみ、佐藤二朗ほかS席1万3500円、A席9000円、B席4500円(すべて税込み)東宝テレザーブ TEL:03・3201・7777いのうえ・よしお1979年7月6日生まれ。福岡県出身。福田雄一監督とのミュージカルコメディ番組『グリーン&ブラックス』は、現在WOWOWにて放送中。来年3・4月には舞台『日本人のへそ』への出演も控える。ジャケット¥48,000パンツ¥23,000(共にLANVIN en Bleu/ジョイックスコーポレーション TEL:03・5213・2532)その他はスタイリスト私物※『anan』2020年11月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・吉田ナオキヘア&メイク・川端富生インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年11月10日1968年公開の同名映画を、監督のメル・ブルックス自身が脚本・作詞・作曲を手がけてミュージカル化した『プロデューサーズ』。2001年にブロードウェイで開幕すると、その年のトニー賞で史上最多の12部門を制するという、今なお破られていない大記録を打ち立てた。2005年にはブロードウェイのオリジナルキャスト主演で再映画化され、また日本でも2005年と08年に井ノ原快彦と長野博の主演で翻訳上演された人気コメディを、このたび東宝が井上芳雄と吉沢亮/大野拓朗を迎えて新たに製作。井上が厚い信頼を寄せる福田雄一が演出を手がける舞台が、本日11月9日(月)に東急シアターオーブで開幕する。井上が演じるのは、かつてはヒット作を生んだブロードウェイのプロデューサーでありながら、今は落ちぶれて破産寸前のマックス。そんな彼の事務所を訪れて帳簿を調べるなかで、舞台は成功するよりも失敗したほうが利益を生むと気付く気の弱い会計士レオ役を、吉沢と大野がWキャストで務める。わざと失敗作を作り、出資者のホールドミー・タッチミー(春風ひとみ)らから資金を騙し取る計画を立てた彼らが声をかけるのが、脚本家のフランツ(佐藤二朗)、演出家のロジャー(吉野圭吾)とその助手カルメン(木村達成)、女優志望のウーラ(木下晴香)ら、“最悪”のスタッフ・キャスト陣。マックス&レオ共同プロデュースによる舞台、『ヒトラーの春』は大コケ間違いなしと思われたが……!?そんなハチャメチャなストーリーに加え、ブロードウェイらしい華やかな音楽と、にぎやかでクリエイティビティに満ちたダンスも本作の大きな魅力。今回の演出は前述の通り福田が担うが、ブロードウェイ版で演出と振付を務め、その両方でトニー賞に輝いたスーザン・ストローマンも「オリジナル振付」として名を連ねている。ブロードウェイと日本のミュージカルとコメディの才能が融合した、なんとも豪華で楽しい『プロデューサーズ』が誕生することになりそうだ。文:町田麻子ミュージカル『プロデューサーズ』脚本:メル・ブルックス/トーマス・ミーハン音楽/歌詞:メル・ブルックスオリジナル振付:スーザン・ストローマン日本版振付:ジェームス・グレイ演出:福田雄一出演マックス:井上芳雄レオ:吉沢亮/大野拓朗(Wキャスト)ウーラ:木下晴香ロジャー・デ・ブリ:吉野圭吾カルメン・ギア:木村達成ホールドミー・タッチミー:春風ひとみフランツ・リープキン:佐藤二朗2020年11月9日(月)~12月6日(日)会場:東急シアターオーブ(東京)
2020年11月09日俳優の三浦春馬さんと、小池徹平さんが主演を務めたミュージカル『キンキーブーツ』。2016年と2019年の2度にわたって公演されるほど、人気のあるミュージカルでした。それだけに映像化を求める声が多く寄せられていましたが、元がブロードウェイミュージカルのため、権利の問題上、映像化には大きな壁があったようです。約22分の映像に涙が止まらない2020年7月18日に三浦さんが亡くなってから、映像化を求める声は日に日に増えて、署名活動が行われるほどとなりました。すると、所属事務所は全編映像化はできないものの、多数寄せられた声に少しでもこたえるため、特別映像を作成すると発表。同年10月26日に、ミュージカル『キンキーブーツ』のTwitterで、ブロードウェイチームから許諾された上限12分のパフォーマンス映像と未公開映像を含めた特別映像が完成したことが報告されました。「Kinky Boots Haruma Miura Tribute movie」が完成致しました。 皆さまの心に、三浦春馬さんのローラの輝きがいつまでも残りますように #kinkyboots #キンキーブーツ pic.twitter.com/PMlkNdUacb — BWミュージカル「キンキーブーツ」 (@kinkybootsjp) October 27, 2020 約22分の動画の中には、三浦さんがキラキラした笑顔でニューヨークのアル・ヒルシュフェルト劇場を訪れる姿や、舞台上で輝く姿が映し出されています。三浦さんに追悼の言葉を送ったブロードウェイの関係者たち。その思いはきっと三浦さんにも届いていることでしょう。映像を見た人たちからは、涙の声が寄せられていました。・ありがとうございます。涙が止まらない。・関係者のメッセージに愛を感じました。・愛が詰まった22分間だった。ずっと忘れません。・涙なしでは見られなかった。感謝しかありません。異例の対応となった、『キンキーブーツ』の特別映像。三浦さんの遺した作品は、いつまでも見た人の心に響くことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年10月27日2019年のブロードウェイで話題となった新作ミュージカル『The PROM』が、2021年に東京と大阪の二拠点で日本初上演されることが決定した。本作は、2018年にブロードウェイで開幕し、2019年にトニー賞にノミネートされた新作ミュージカル。今年12月には、メリル・ストリープ、ニコール・キッドマンによってNetflixで映像化されることも決定している。日本初上演にあたり、演出を手がけるのは今年結成25周年を迎えた地球ゴージャス主宰の岸谷五朗。アメリカではブロードウェイキャスターたちの傍若無人が行動で劇場を大爆笑に巻き込んだ本作を、日本公演では作品のテーマを大切に、地球ゴージャスが得意とする華やかなエンタテイメントやコメディを盛り込んでいく。物語は、LGBTQの高校生エマが同性のパートナーとプロムに参加することを表明したことから、そのことに反対したPTAによりプロム自体が中止となる場面から始まる。インディアナの小さな町は大騒ぎとなり、メディアによって報道された結果エマはアメリカ中の注目を集めることに。そんなエマと彼女を応援するという名目で、イメージアップを図ろうと集まったのがブロードウェイで落ち目の俳優たち。彼らが乗り込んできたことで、さらに街は大混乱。一方エマも俳優たちに振り回されながら自分のアイデンティティを見つけていく。現代社会が抱える問題をテーマにしながら、LGBTQのティーンエイジャーが自分らしい生き方を貫く姿を描いた本作。ニューヨークの独りよがりなブロードウェイスタたちの物語でもあり、他人を受け入れることや、寛容であることの大切さハッピーな興奮とともに感じることができる。主人公エマを演じるのは、NHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインを務め、近年はミュージカル『ロミオとジュリエット』や『アナスタシア』などで主演に抜擢されたミュージカル界期待の新人、葵わかな。その恋人アリッサを、モデルとして活躍する一方、ミュージカル映画での主演も記憶に新しい三吉彩花が演じる。さらに今回が初舞台であり演技初挑戦となるトップアーティスト大黒摩季、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数々の受賞歴を持つ女優・草刈民代、元劇団四季看板女優で退団後もミュージカル界で活躍する保坂知寿がブロードウェイスターのD.Dアレンをトリプルキャストで務める。また、元宝塚劇団月組トップスター霧矢大夢、LE VELVETSの佐賀龍彦、Skoop On SomebodyのボーカリストTAKEなど、葵と三好を支える豪華キャストが集結した。2019年のブロードウェイで観劇した岸谷が惚れ込んだブロードウェイミュージカル『The PROM』の日本初上演に期待したい。【出演者コメント】<葵わかな>今回初めて地球ゴージャスに参加させていただけること、このお話に関われること、とても光栄に思います。演出の岸谷さんはじめとする共演者のみなさんとお稽古させていただく中で、どんなエネルギーが生まれるのか、今からとてもワクワクしています。私が演じるエマは、同性愛者の自分自身や恋人の幸せな時間を願って、行動を起こします。うまくいかずに傷つくこともあるけれど、それでも応援してくれる仲間と出会えたことで、希望を持つ事ができます。この作品を通してエマの中で一貫していると感じたのは、いつでも自分を誇りに思っているという事です。そんな風に、かっこいいくらいに優しいエマの思いに寄り添いながら、精一杯務めていきたいです。公演は来年になりますが、ぜひ観に来ていただけたら嬉しいです。<三吉彩花>お話を伺った時、口が開いたまま暫く瞬きが出来ないくらい嬉しかった事を覚えています。それも「The PROM」という性の多様性を題材にしたブロードウェイ作品。プレッシャーを感じておりますが、生き生きとした三吉彩花を皆様にお見せできるように。そして男女という壁にとらわれず、ありのままの自分でいることの素晴らしさを皆様に伝えられるように、チームの力をお借りしながら精進して参ります!是非、楽しみにして頂けたら嬉しいです。<岸谷五朗>今年、10万人のお客様に観劇いただけなかった25周年祝祭公演。あの無念を心に、地球ゴージャスが満身創痍の中お贈りする新作は初のBroadway Musical!しかも!2019年度のトニー賞候補作品。しかも!世界初の海外プロダクション公演。しかも!Netflix版が完成した直後に日本での舞台公演!2019年、実際にBroadwayで観劇してから日本で絶対に公演をしたいと思った作品です。コロナを吹き飛ばすには最高の演目、骨太なテーマに巧みな登場人物。Broadwayならではのコメディーセンスと最上級のダンス・ナンバー!ゴージャスがゴージャスにBroadwayを料理する、大ミュージカルになるでしょう!乞うご期待下さい。<寺脇康文>今回のキーワードは、「リベンジ&チャレンジ!」そう、リベンジ。悔しかった。25周年祝祭公演が8公演しか出来ず、皆さんとの貴重な共有時間が奪われてしまった!その想いを胸に、皆さんでリベンジしましょう!そして、チャレンジ。地球ゴージャス初のブロードウェイ作品への挑戦!ゴージャスパワーとの化学反応へチャレンジします!そして今回も、豪華キャストが集ってくれました。劇場でお待ちしております。皆さんと共に前へ!【公演概要】Broadway Musical『The PROM』(Produced by 地球ゴージャス)東京公演:2021年3~4月/TBS赤坂ACTシアター大阪公演:2021年5月/フェスティバルホール公式サイト:
2020年10月12日『ジャンプSQ.』(集英社刊)にて連載中のコミック『新テニスの王子様』のミュージカル化が決定。さらに、ミュージカル『テニスの王子様』は4thシーズンに突入することが発表された。1999年から2008年3月まで『週刊少年ジャンプ』(集英社刊)で連載されていた大ヒット漫画『テニスの王子様』通称「テニプリ」)を舞台化したミュージカル『テニスの王子様』。今年で18年目を迎え、通算公演数は1800回超え、累計動員数290万人を突破し、2.5次元ミュージカルの先駆け的存在となっている。舞台化不可能と思われたテニスの試合をピンスポット照明と打球音の融合、プロジェクションマッピングなどの巧みな映像を用いて表現し、完成度の高い斬新な振付、セリフを基に作られたシンプルで心に刺さる歌詞、キャッチーでつい口ずさみたくなる楽曲、それぞれが絶妙に組み合わさることによって、多くのファンを魅了してきた。出演キャストは舞台経験の有無に関わらず「原作のキャラクターに近いかどうか」を第一とし、オーディションによって選出され、公演を重ねるごとに成長していく姿は、試合を重ねて成長していく登場人物そのもの。彼らによって繰り広げられる迫力満点の試合や演技は、テニミュならではの“熱”として大きな魅力となっている。本作がデビュー作となる新人も多く、「若手俳優の登竜門」とも呼ばれ、1stシーズン~3rdシーズンの17年間で300名を超えるキャストを輩出。テニミュを卒業したキャストたちは、ミュージカルのみならず、ストレートプレイや映像作品など、多岐にわたって活躍を続けている。そして、新たに4thシーズンへと突入する。ミュージカル化が決定した『新テニスの王子様』では、全国中学生テニストーナメント全国大会を終え、秋に始まったU-17(アンダーセブンティーン)日本代表合宿に特別参加を許された青学の仲間たちやかつてのライバルたち、そして強者揃いの高校生たちと競い合う姿が描れている。テニプリ以上に舞台化が困難と思われるより迫力を増すテニスのプレーがどのように舞台上で再現されるのか。テニミュはますます進化を続けていく。
2020年09月04日ジュリアン・ムーアとエイミー・アダムスが『Dear Evan Hansen』に出演することになった。ブロードウェイミュージカルを映画化するもので、主演は舞台版でトニー賞を受賞したベン・プラット。プラットが演じるティーンエイジャーのエヴァン・ハンセンは、自殺した生徒と親友だったと嘘をつくことからトラブルに巻き込まれる。ムーアの役はプラットの母。アダムスは別の生徒の母を演じる。監督は『ワンダー 君は太陽』のスティーブン・チョボスキー。舞台版同様、作詞作曲は『ラ・ラ・ランド』のベン・パセックとジャスティン・ポールのコンビが手がける。製作、配給はユニバーサル。文=猿渡由紀
2020年09月02日ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー Season3』の特別動画が、15日より公開された。同作は1957年に初演を迎えて以来世界中で再演を重ねているミュージカルの金字塔。1950年代のアメリカを舞台に、人種問題や移民同士の対立など社会問題を盛り込んだ同時代版「ロミオとジュリエット」となっている。360°回転するエンターテインメント施設「IHIステージアラウンド東京」にて、11月から2020年5月まで7カ月にわたるロングラン公演を3シーズンに分け、異なる日本キャストで上演していたが、新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、やむを得ずSeason3は全公演中止となった。この度、幻となってしまったSeason3のキャスト陣が集結し、名曲揃いの「ウエスト・サイド・ストーリー」のなかから「Quintet(Tonight)」をYouTubeでスペシャル披露することが決定。総勢44名が各自リモートで収録を行い、中止となった全78公演分の想いが詰まった1曲を仕上げた。この動画は7月15日から1週間限定・日本限定で公開される。主役のトニー役は浦井健治と柿澤勇人、ヒロインのマリア役は元乃木坂46の桜井玲香と登美丘高等学校時代「バブリーダンス」で注目を集めた伊原六花。またアニータ役はソニンと夢咲ねね、リフ役は加藤和樹と木村達成が、ベルナルド役はダンスパフォーマンスグループs**tkingzののOguriと有澤樟太郎が集う。さらに脇を固めるキャストも、ドク役にモロ師岡、シュランク役に中村まこと、クラプキ役にコング桑田、そしてグラッドハンド役にWキャストでやついいちろうと槙尾ユウスケ(かもめんたる)と注目キャストが揃った。期間は15日4時から22日4時まで。同作の公式サイトにて公開される。○浦井健治 コメント公演延期が決まり、そんな中で行った通し稽古でこの曲が歌われた時、僕は涙がこぼれました。全員が、その瞬間を、その時間を、歌を通して繋がりながら、溢れる気持ちが伝わってきたから。そして、その後公演は中止となってしまいました。この映像を見て、全員の顔を見て、あれから僕たちは会えていないのだな、「ありがとう」が伝えられてないと、改めて思いました。Season3のカンパニーが、このメンバーで最高に良かったし、誇りです。これから先、まだまだ本来の演劇スタイルに戻るには時間がかかるかもしれません。それでも、願いを込めて、演劇というものの豊かさを信じて、その大切さを噛み締めながら、歌わせて頂きました。○柿澤勇人 コメントみんなとの再会が出来て嬉しいです。クインテットという曲は一幕後半、若者全員がそれぞれの想いを熱く歌います。そのエネルギーは凄まじかったことを鮮明に覚えています。当然僕はマリアのことしか頭に無いのですが、このシーンばかりはカンパニーの一体感を肌で感じ、武者震いしながらやっていました。我々の想いが僅かでも伝われば、幸いです。
2020年07月15日ディズニー公式動画配信サービス「Disney+」のサービス開始と同日に独占配信される、実写ドラマシリーズ「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」の最新プロモーション映像が公開された。本作は、2006年にディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーとして放送され、日本でも一大ムーブメントを巻き起こした「ハイスクール・ミュージカル」の最新ドラマシリーズ。オリジナル作品と同じく、イースト高校を舞台に、演劇部のメンバーが、あの「ハイスクール・ミュージカル」を新作ミュージカルとして企画していく熱いドラマが描かれる。また、フレッシュなキャストたちだけでなく、オリジナル版のキャスト、オリジナル版の楽曲も再登場と、往年のファンも必見。到着した最新映像では、見どころのミュージカルシーンを少し覗くことができる。また、一緒に歌おうバージョン「みんなで歌おう/『ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル』」も同時配信開始。本作では、歌唱シーンになると歌詞字幕が付き、映像に合わせて歌えるようになっている。さらにキャストたちの本作に賭ける想いや、オリジナル版への敬意、そして憧れなどについてをインタビュー形式で配信する「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル 特別編」も要チェック。オリジナル版のキャストが特別編にも登場し、過去作の映像をふり返りながら、当時の貴重な思い出を語っていく。そのほか、ザック・エフロン主演『ハイスクール・ミュージカル』3部作も見放題配信される。「ハイスクール・ミュージカル:ザ・ミュージカル」は6月11日(木)よりDisney+にて第1話配信開始。6月19日(金)第2話配信開始、以降毎週金曜日に新エピソードが配信(全10話)。(cinemacafe.net)
2020年06月05日ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』の公演の中止決定が、27日に発表された。 同作はジェームズ・マシュー・バリによる世界的な名作をミュージカル化。日本では1981年に榊原郁恵主演で上演されてから、毎年上演されている。これまでに笹本玲奈、高畑充希、唯月ふうかなどが主演し、2020年は10代目ピーターパンの吉柳咲良(2017年〜)、松平健らの出演を予定していた。しかし、新型コロナウイルス感染症に関わる政府および地方自治体の方針を踏まえた上で、東京および地方で予定していました全公演を中止に。主催は「スタッフ・キャスト、そして何よりも劇場に来てくださるお子様、保護者の皆様の安全を最優先し、総合的に状況を検討した結果」と説明している。さらに、「ピーターパンは、客席の頭上を飛んでいく演出があり、毎年多くのお客様に喜んで頂いております。来年には、元気よく、ピーターパンが客席に飛んでいき、皆様とお会いできることを信じております」とコメントを寄せた。○中止公演ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』・2020年8月2日~8月12日東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場) 全14公演ほか、大阪・静岡・愛知・岩手・神奈川公演
2020年05月27日「おうちブロードウェイ」特集と題して、WOWOWでは7月からブロードウェイミュージカル4作品を放送することが決定した。7月に放送されるのは、映画『ユー・ガット・メール』(’98)の原点ともなった、第70回トニー賞受賞ミュージカル「シー・ラヴズ・ミー」の劇場上映版を放送。『マイティ・ソー』シリーズや『シャザム!』のザッカリー・リーヴァイや、ローラ・ベナンティ、ジェーン・クラコウスキーらが出演している。また8月には、「松竹ブロードウェイシネマ」の第2弾として昨年夏に劇場公開もされた、オーランド・ブルームがブロードウェイデビューにして主演を務めた「ロミオとジュリエット」を放送。ほかにも、名曲「ホワイト・クリスマス」がオリジナル曲として登場した1942年のミュージカル映画を舞台化した「ホリデイ・イン」(9月放送予定)。そして、名作ミュージカル映画『四十二番街』(’33)を舞台化した「42ndストリート」の劇場上映版(10月放送予定)という、4作品がラインアップされている。(cinemacafe.net)
2020年05月25日ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3でベルナルドを演じるOguriと有澤樟太郎が登場。共にグランドミュージカルのイメージがないふたりだが、新境地へ挑む気合いはすでに十分。実力派揃いのSeason3の台風の目となってくれそうだ。※このインタビューは2月に行われました。いつかグランドミュージカルに出たかったお申込みはこちら(dpia-app://marupi?isLocked=0&marupiId=9790ecdd-9047-410f-a245-f456cb88609b)撮影/岩田えり、取材・文/横川良明ヘアメイク/(Oguriさん)NORITAKE(KIDMAN)、(有澤さん)中元美佳(EKAmake)スタイリング/(Oguriさん)岡本健太郎、(有澤さん)喜多優介衣装協力/(有澤さん)衣装協力:ジャケット¥82,000(meagratia / Sian PR 03-6662-5525)、シャツ¥24,000、パンツ¥33,000(ato/Sian PR 03-6662-5525)
2020年03月26日ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3にリフ役で出演する加藤和樹&木村達成がぴあに登場!共にミュージカル『テニスの王子様』のOBであり、今やミュージカル界に欠かせない存在に成長したふたり。互いへの友情と信頼がにじみ出る先輩後輩トークを楽しんでほしい。※このインタビューは2月に行われました。ダンスでどれだけリーダー感を見せられるかお申込みはこちら(dpia-app://marupi?isLocked=0&marupiId=122e0970-5917-47d3-aabd-e33bde859cec)(撮影/岩田えり、取材・文/横川良明、ヘアメイク/(加藤さん)江夏智也(raftel)(木村さん)馬場麻子、スタイリング/(加藤さん)立山功 (木村さん)部坂尚吾(江東衣裳)衣装協力/(加藤さん)ジャケット、パンツ/The Viridi-anne(The Viridi-annetel 03-5447-2100)、カットソー、靴/CHORD NUMBER EIGHT(GARDEN TOKYO & THE OPEN ATELIER tel 03-3405-5075 )(木村さん)ニット¥20,000(BATONER / BATONER 03-6434-7007)、パンツ¥36,000(T-MICHAEL / UNIT&GUEST 03-5725-1160)※価格はすべて税抜き表示)
2020年03月25日大人から子供まで幅広い世代に愛されてきたブロードウェイミュージカル『ピーターパン』が、今年40年目を迎える。その記念すべき年に大胆なリニューアルを敢行。新たに森新太郎が演出を担う。そこで、ピーターパン役は今回で4度目となる吉柳咲良と、森のラブコールで出演が実現したフック船長&ダーリング氏役の松平健、さらに森を加えた3人に話を聞いた。【チケット情報はこちら】「ワクワクする構想はいろいろあるんです」と切り出した森。「僕がつくりたい『ピーターパン』の世界は、粗っぽいところがたくさんある、子供のごっこ遊びの延長。つまりこちらが全部しつらえてしまうのではなく、半分以上は劇場にいる子供たちの想像力で補えるようなものにしたくて」と目を輝かせる。そこに欠かせなかったと言うのが、松平の存在。森は「フック船長ってものすごく愛嬌のある人。で、1度松平さんだって思っちゃったら、もう松平さん以外考えられなくなって。直談判した結果、無事出てもらえることが決まって嬉しい限りです」と満面の笑みを浮かべる。衣裳をまとった松平は、すでにフック船長そのもの。「森さんがおっしゃったように、みんなから愛される、本人は真面目にやっていることが笑われるような、そういう愛嬌のある人物になればいいですね」と語る松平の目元には、印象的なブルーのアイシャドウが。実はこれ、松平本人からの提案だそうで、森も「大賛成!」と絶賛。その仕上がり具合に松平も、「ばっちり」と満足そうに微笑んだ。13歳から4年連続でピーターパン役を任された吉柳に森は、「実は大人になってからの方が、少年役ってうまく演じられるんですよね。実年齢に近いと、どうしても拒否感が出てしまうから。つまり今の方が客観的に幼い者を演じられると思いますし、今回はとにかく激しく動いてもらって、こんなパワフルな子供はいない!ってくらいの演技を見せて欲しいですね」と期待を寄せる。その言葉に吉柳は、「覚悟は出来ています。これまでは実年齢に近いからありのままでぶつかっていけば大丈夫だろうと、自分で自分に保険をかけていたところもあって。でもそういうことはすべて忘れて、新しく一から役をつくっていきたいです!」と意気込む。さらに歌に関して、「今年『デスノート』で弥海砂(あまねみさ)を演じたことで、声の幅や自分が出せる音域が広がったので、是非そこはピーターパンに活かしたいです」と自信も覗かせた。最後に森は、「今までに観たことのない『ピーターパン』になることは間違いありません」とニヤリ。このカンパニーは、果たしてどんなネバーランドへと観客を誘ってくれるのだろうか。公演は8月2日(日)~8月12日(水)まで東京建物Brillia HALLにて。その後、大阪・静岡・愛知・岩手・神奈川と全国を回る。ぴあでは3月20日まで妖精の粉付きのチケットを先行発売中。取材・文:野上瑠美子
2020年03月19日ブロードウェイミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」が、NEWSの増田貴久主演で上演される。東京公演は、2020年9月4日(金)から20日(日)まで東急シアターオーブで、大阪公演は、2020年10月3日(土)から9日(金)までオリックス劇場で開催される。出世街道をひた走る若者を描くコメディミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」は、1961年にブロードウェイで初演されて以来、1417回のロングランヒットという記録を打ち立てたウェルメイド・コメディのミュージカル。出世街道をひた走る若者の物語を、ポップで力強い楽曲と、洗練された笑いがふんだんに盛り込まれたテンポ良いセリフ回しとともに描く。スタイリッシュなダンスにも注目だ。過去にはダニエル・ラドクリフも出演初演の翌年である1962年には、トニー賞最優秀ミュージカル作品賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、製作者賞、演出賞、指揮・音楽監督賞の7冠を達成。さらに、2011年には映画『ハリー・ポッター』シリーズで活躍したダニエル・ラドクリフが主演を務めてリバイバル上演し、トニー賞8部門にノミネートされた。NEWS増田貴久が海外ミュージカル初挑戦2020年、新演出で蘇る「ハウ・トゥー・サクシード」の主人公・フィンチを演じるのは、アイドルグループ・NEWSのメンバーの増田貴久。音楽活動に加え、舞台、バラエティ番組などに出演し、2020年4月にはドラマ「レンタルなんもしない人」で初主演を務めるなど、幅広い活動をこなす増田が、海外ミュージカルに初挑戦する。増田は主演を務めるにあたり、「ミュージカルをやりたいという想いは以前からずっと心にあり、夢の一つでもあったので、このお話を聞いた時は飛び上がって喜びました。夢に一歩近づいたようで、嬉しく思います。ダンスも素晴らしいですし、面白いシーンがテンポ良くどんどん出てくるので、一瞬も目の離せない作品になると思います」と語った。ヒロイン・ローズマリー役には、「ピーターパン」で主演デビューを果たした笹本玲奈を起用。また、歌手、ドラマ、舞台と幅広く活躍する松下優也、抜群の歌唱力を持つ鈴木壮麻、注目のミュージカル女優・林愛夏など、実力派キャストが脇を固める。さらに、ミュージカル初挑戦の雛形あきこ、音楽デュオ「バブルガム・ブラザーズ」のブラザートムも揃い、作品に華やかな彩りを添える。演出・振付はクリス・ベイリー今回の公演の演出・振付を手がけるのは、2011年上演時に振付補として参加していたクリス・ベイリー。「これまでに演じてきたロバート・モースやマシュー・ブロデリック、最近ではダニエル・ラドクリフなどの名だたる役者に続きこの役を演じる増田くんには、自分なりのユニークな役作りをしてもらえると期待しています」とコメントしている。「ハウ・トゥー・サクシード」あらすじビルの窓ふき清掃員フィンチは、ある日「努力しないで出世する方法」という本を読んで感化され、出世を強く意識するようになる。“入るべきは大きい会社”という本の教えに沿って、ワールドワイド・ウィケット社に首尾よく入社したフィンチは、郵便係に配属され、懸命に働くうちに郵便室長に昇進するチャンスがやってきた。しかし、フィンチはあっさり辞退する。実はこれも、“郵便室は長くいる場所ではない”という本の教えに沿った行動だったのだが、思慮深さゆえ、と捉えた人事部は、なんとフィンチを若手幹部に登用。持ち前の明るさと話術で人脈を築き、出世はトントン拍子、恋も上手く運んで全てが順調…だったある日、重大なアクシデントが発生。フィンチの責任が問われてしまい、クビを覚悟しなければいけない事態に!果たして、フィンチの幸運もこれまでなのか…!?【詳細】ブロードウェイミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」出演:増田貴久、笹本玲奈、松下優也、雛形あきこ、鈴木壮麻、林愛夏、ブラザートム、春野寿美礼、今井清隆ほか脚本:エイブ・バローズ、ジャック・ウェインストック、ウィリー・ギルバート作詞・作曲:フランク・レッサー原作:シェパード・ミード演出・振付:クリス・ベイリー翻訳・訳詞:高橋亜子音楽監督:荻野清子<日程・会場・チケット料金>チケット発売日:2020年7月19日(日)■東京公演会期:2020年9月4日(金)~20日(日)会場:東急シアターオーブ(東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ11階)チケット料金: S席 14,000円(税込)、A 席 10,000円(税込)※全席指定問い合わせ先:ぴあ公演事務局 TEL:0570-550-252 (平日 12:00~17:00)■大阪公演会期:2020年10月3日(土)~10月9日(金)会場:オリックス劇場(大阪府大阪市西区新町1-14-15)チケット料金: S席 14,000円(税込)、A 席 10,000円(税込)、B席 5,000円(税込)※全席指定問い合わせ先:キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888(10:00~18:00)
2020年03月19日過去にダニエル・ラドクリフが主演を務めたブロードウェイ・ミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」が、増田貴久主演で東京、大阪にて上演されることが決定、増田さんからコメントが到着した。ミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」は、1961年にブロードウェイで初演され、以降1,417回のロングランヒットという記録を打ち立てたウェルメイド・コメディのミュージカル。翌1962年のトニー賞最優秀ミュージカル作品賞など7冠を達成し、大きな注目を集めた。2011年には「ハリー・ポッター」シリーズでお馴染みのダニエル・ラドクリフ主演でリバイバル上演され、トニー賞8部門にノミネート。今回の日本上演では、この2011年版に振付補として参加していたクリス・ベイリー氏が振付、さらに2020年版の新バージョンとして同氏が演出も手掛ける。増田貴久、念願の初の海外ミュージカル!「飛び上がって喜びました」主演を務めるのは、音楽活動をはじめ、舞台・バラエティ番組、そして今年4月から放送されるドラマ「レンタルなんもしない人」(テレビ東京系列)でドラマ初主演を務めるなど、幅広く活躍している増田貴久。これまでミュージカル作品への出演を熱望していたという増田さん。初の海外ミュージカルへの挑戦となる本作は、抜群の歌唱力と表現力豊かなダンスを存分に堪能できる作品となるはず。「ミュージカルをやりたいという想いは以前からずっと心にあり、夢の一つでもあったので、このお話を聞いた時は飛び上がって喜びました。夢に一歩近づいたようで、嬉しく思います」と喜びを溢れさせる増田さん。「演出家のクリス・ベイリーさんにもお会いして、実際に僕がダンスを踊っているところを見ていただいたのですが、人生で一番汗をかいた瞬間だったかもしれません(笑)。とても緊張しましたが、優しい印象の方で、『一緒に作品作りできるのが嬉しい』と言ってくださいました。楽しい現場になると思います。準備を整えて万全な状態で挑みたい、と思っています」と意気込みを語る。また、ベイリー氏も「これまでに演じてきたロバート・モースやマシュー・ブロデリック、最近ではダニエル・ラドクリフなどの名だたる役者に続きこの役を演じる増田くんには、自分なりのユニークな役作りをしてもらえると期待しています」と、こちらも増田さんの歌やダンスの才能に期待を寄せている。あらすじビルの窓ふき清掃員フィンチ(増田さん)は、ある日「努力しないで出世する方法」という本を読んで感化され、出世を強く意識するようになる。“入るべきは大きい会社”という本の教えに沿って、ワールドワイド・ウィケット社に首尾よく入社した彼は、郵便係に配属される。懸命に働くうちに郵便室長に昇進するチャンスを手に入れるが、これをあっさり辞退。実はこれも、“郵便室は長くいる場所ではない”という本の教えに沿った行動だったのだが、思慮深さゆえ、と前向きに捉えた人事部は、なんとフィンチを若手幹部に登用。持ち前の明るさと話術で人脈を築き、出世はトントン拍子、恋も上手く運んで全てが順調…だったある日、重大なアクシデントが発生。フィンチの責任が問われてしまい、クビを覚悟しなければいけない事態に!果たして、フィンチの幸運もこれまでなのか…!?ミュージカル「ハウ・トゥー・サクシード」は9月、東京・東急シアターオーブ、10月、大阪・オリックス劇場にて上演予定。(text:cinemacafe.net)
2020年03月16日同名のアニメ映画に着想を得た大ヒットブロードウェイ・ミュージカル『アナスタシア』。国内では6月の宝塚歌劇団宙組公演に先駆け、3月に日本初演オリジナル版が開幕する。本作で木下晴香とダブルキャストで主演に挑むのが“朝ドラ女優”の葵わかな。昨年『ロミオ&ジュリエット』で華々しくミュージカルデビューを飾った期待の若手女優だ。ミュージカル「アナスタシア」チケット情報本作は、20世紀初頭のロシアを舞台に、記憶喪失の娘アーニャと、殺害された皇帝ロマノフ2世一族の生き残りとして噂される末娘アナスタシアを巡る物語。孫娘の生存を信じパリに住むマリア皇太后、アーニャと懸賞金を狙う詐欺師ディミトリ、アナスタシアの暗殺を企む将校クレブなどの思惑が交錯し、スリリングな愛の冒険譚が始まる。アニメ映画と海外公演を観たという葵。「ミュージカル化するにあたって追加された楽曲も全部素敵で。アーニャのソロ曲『Journey to the Past』『In My Dreams』はともに“ザ・見せ場”という雰囲気に圧倒されました」。アーニャは現代に通じる“強い女性の象徴”と捉える。「でも台本を読むほどに、普通の女の子という印象がすごくあります。彼女だけが特別だったわけじゃない。普通の女の子が夢や信念を持ち続けた結果、あのような結末になったのだと思います。演じるにあたって、誰もが主人公になれるという風に描いた方が、魅力的に映るのかなと今は感じています」。昨年の『ロミオ&ジュリエット』に続き大役を射止めたが、そもそもミュージカルへの出演は想定外だった。可能性を広げるため「やりたい役」を決めない主義。でも、舞台で観たジュリエット役に一目惚れ。初めて「絶対に演じたい」役と出会い、当時朝ドラ『わろてんか』出演中だったにも関わらず、撮影の合間を縫いながら、自主的に歌のレッスンに通い始めた。その後、『ロミオ&ジュリエット』オーディションのチャンスが巡ってきた。「全然何も決まってなかったのに、ずっとジュリエットの歌を練習していたので、私の執念がオーディションを呼んだ!と思うくらいでした(笑)」。初舞台では実際に涙する観客を目の当たりにした。「千人分の涙の気持ちを吸収して演じると、自分でも今まで出せなかったほどの悲しみが表現できて。そこに魅力や不思議さを感じました」。本作でも会場との一体感を楽しみにしている。「耳に残る楽曲、装置や衣裳、お話の広がりかたも日本で上演されている作品にはないと感じるほどのスケール感なので、すごく新しいものになると思います。繊細な心の機微や日本人らしいカラーも含めて描ければ。日本のお客様が感情移入できる作品に創り上げていきたいです」。公演は3月9日(月)から28日(土)まで東京・東急シアターオーブにて、4月6日(月)から18日(土)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。チケット発売中。取材・文:石橋法子
2020年03月09日ミュージカル『アナスタシア』でミュージカル初主演を果たした木下晴香さんに、作品や役への思いを聞きました。ミュージカル界が注目する逸材。念願の主演舞台は、あの話題作。昨年公開のディズニー実写映画『アラジン』で、ヒロイン・ジャスミンの吹き替えを担当したことで木下晴香さんを知った人も多いはず。じつは‘17年に『ロミオ&ジュリエット』のジュリエットに大抜擢されて以降、ミュージカル界を担う新しいヒロインとして注目を集める存在。「地元佐賀から上京して、ちょうど3年になるんですけれど、ここまで濃い時間を過ごさせてもらっていると思います。やりたいことをやらせていただけている今の状況に感謝もありますが、幸せすぎてときどき不安になることも…。その不安を拭うためにも、自分でこれだけ頑張っているんだからと思えるくらいの努力をしないとなって思っています」と、ピュアすぎるほどの真面目ぶり。その木下さんがついにミュージカル初主演を果たす。実在した帝政ロシアの皇女アナスタシアを題材にした『アナスタシア』だ。「この世界に入った時から憧れていた作品です。しかも、同時に日本初演の作品に携わってみたいという願いも叶えられ、今は覚悟と緊張で身の引き締まる思いでいっぱいです」今作は、幼い頃に過去の記憶を失った皇女アナスタシアが、孤児のアーニャとして成長し、自らの過去を求めて旅に出る物語。「壮大なスケールで展開される物語に素敵な衣装と映像。物語もロマンティックで、この物語の世界で生きるのがすごく楽しみなんです」そう言った後、「とくに自分を探す旅というところが、私の中ですごく響くんですよね」とも。「私はわりと受け身で、人の意見に左右されやすいタイプ。それゆえに自分ってどこにあるんだろうって悩むことが結構あるんです。アーニャは、過去の記憶を一切なくしたうえで生き抜いてきたからか、チャーミングだけど強くてとてもたくましい。そんな彼女の姿に勇気をもらいますし、彼女を演じることで私自身も強くなれたらいいなと思っています」小学校3年生から地元のキッズミュージカル団体に所属、16歳の時に全国規模の大型作品のオーディションに受かり、全国ツアーを体験。公演をしながら、「自分の実力がどこまでなのか挑戦してみたいという気持ちが湧き上がって」、各県の代表が競うテレビの歌番組に出場。そしてそこで上位に残ったことをきっかけに、現在の事務所に所属することに。おとなしい印象だけれど、夢に向かう意志の強さと熱量、そして行動に移すアグレッシブさは、アーニャ並みでは?「普段はフワフワしているってよく言われます。はっきりとした意見もなくてブレブレだし、自分に自信がないタイプ。でもそのぶん、気持ちが整理できて“私はこれをやりたいんだ”って意志が定まったら絶対に曲げない(笑)。そこはアーニャに負けないくらいの強さがあるかもしれません。ただアーニャは、穏やかなところで生きてきた私のような人間には簡単に想像できないくらい過酷な状況を生き抜いてきた人。そのたくましさや人としての厚みみたいなものを、本番までに自分の中に築いていかなくちゃと思っています」誰かの力に頼るのではなく、自らの力で運命を引き寄せていく。そんな木下さん=アーニャの姿に、勇気づけられる女性も多いはず。「女性も働いて自分の人生を掴み取っていく現代に、共感したり、心に響くものがきっとあるはず。とくに今、何かに挑戦しようと頑張る女性に観ていただけたらと思います」ミュージカル『アナスタシア』革命から逃れフランスに亡命した皇太后(麻実れい)は、行方不明の孫娘のアナスタシアを捜すため多額の賞金を懸ける。その皇女によく似たアーニャ(葵・木下/Wキャスト)を利用しようとした詐欺師が…。3月1日(日)~28日(土)/渋谷・東急シアターオーブ4月6日(月)~18日(土)/大阪・梅田芸術劇場メインホール出演/葵わかな・木下晴香(Wキャスト)ほかS席1万3500円A席9500円B席5500円*すべて税込み梅田芸術劇場(東京) TEL:0570・077・039(大阪) TEL:06・6377・3800きのした・はるか1999年2月5日生まれ。佐賀県出身。‘17年にオーディションでミュージカル『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役に抜擢。その後、『モーツァルト!』『ファントム』などの大作ミュージカルのヒロインも演じた。※『anan』2020年3月4日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・岡本純子(afelia)ヘア&メイク・Nicoインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2020年02月26日人気コメディ『ミーン・ガールズ』が再びスクリーンに。オリジナル映画をもとにした、ブロードウェイ・ミュージカル版が映画化される。青春コメディ映画の金字塔『ミーン・ガールズ』『ミーン・ガールズ』は、2004年公開のマーク・ウォーターズ監督による青春コメディ映画。リンジー・ローハンを主演に、女子高生の“スクールカースト”の実態をユーモラスに描いた物語は、世界中で大ヒットを記録。そのファッショナブルな世界観でも話題を集めた。18年にブロードウェイミュージカル開幕その後、オリジナル映画も担当したティナ・フェイを再び脚本に迎え、ケイシー・ニコロウ演出のブロードウェイ・ミュージカル版が2018年に開幕。トニー賞ミュージカル部門の作品賞を含む全12部門にノミネートされる快挙となり、再びその作品の世界に視線が注がれることとなった。ミュージカル制作スタッフが再集結?世代を超えて、多方面で注目を集めている『ミーン・ガールズ』。今回そんなミュージカル版の再映画化に関しては、オリジナル映画を送り出したパラマウント・ピクチャーズが再び担当。2020年1月現在、監督やキャストなどの詳細は明かされていないものの、フェイを含むミュージカル製作チームが再集結すると噂されている。作品詳細映画『ミーン・ガールズ』公開時期:未定
2020年02月03日3月12日(木)~29日(日) 東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)のこけら落としシリーズとして上演されるオリジナル演出版ブロードウェイミュージカル「レント」来日公演。このたび、20周年記念ツアーとしての本作の来日公演は、今年が最後になることが発表された。【チケット情報はこちら】2016年に「レント」生誕20周年を記念して立ち上げられた20周年記念ツアー(以下本ツアー)は、アメリカ国内各地をはじめ、カナダや中国などで上演。日本での本ツアーの来日公演は、2016年、2018年に行われ、今年3月の公演で3度目となる。2016年以前には2009年を最後に来日公演が実現しなかったため、2016年時は7年ぶりの来日公演となり多くの反響を呼んだ。本ツアーのアメリカ国内ツアーは2021年まで行われる予定(開催地などの詳細はツアー公式HPで随時発表される)だが、日本での上演は2020年3月に行われる来日公演が最後となる。また、2021年以降のツアー公演の立ち上げは現状発表されていない。「レント」のブロードウェイでの上演は12年に及ぶロングランを経て2008年に閉幕しているため、ニューヨークへ渡航しても観劇することはできない。「レント」を観ることができる貴重な今回の来日公演。ラストチャンスをお見逃しなく。チケットはぴあで販売中。<ブロードウェイミュージカル「レント」来日公演の歴史>2000年「レント」初来日公演が実現(会場:文京シビックホール)2004年「レント」来日公演(会場:東京厚生年金会館/フェスティバルホール)2006年「レント」来日公演(会場:東京厚生年金会館/愛知県勤労会館/大阪厚生年金会館大ホール)2007年「レント」来日公演(会場:東京国際フォーラムホールC/大阪厚生年金会館 芸術ホール)2009年「レント」来日公演(会場:赤坂ACTシアター)2016年「レント」来日公演(会場:東京国際フォーラムホールC)※20周年記念ツアー2018年「レント」来日公演(会場:東急シアターオーブ)※20周年記念ツアー2020年3月「レント」来日公演(会場:東京建物BRILLIA HALL)※20周年記念ツアー※ブロードウェイでは2008年9月に12年のロングラン公演を経て閉幕
2020年01月31日『ウィキッド』『ピピン』などの人気ミュージカル作品を世に送り出してきた偉大な音楽家 “スティーブン・シュワルツ”。彼の多彩な世界観を、米ブロードウェイ、英ウエストエンドなどで活躍する世界的なミュージカルスターと日本の実力派が、圧倒的な歌唱力でお届けするミュージカルコンサート「ディファイング・グラビティ・コンサート in TOKYO」が、ついに日本に初上陸。6月3日(水)、4日(木)に東京・Bunkamuraオーチャードホールで開催。【チケット情報はこちら】キャストはいずれも、人気、実力共に世界で第一線級のスターたち。『ミス・サイゴン』でキム役を熱演したフィリピン出身の歌姫ジョアンナ・アンピル、同作の25周年記念公演にクリス役で出演して注目を集めたアリスター・ブラマー、『ウィキッド』10周年記念公演でグリンダ役を演じたスージー・メイザース、ウエストエンド、ブロードウェイなど数多くの舞台で“緑の魔女”エルファバ役を演じてきたレイチェル・タッカー、多くの海外スターとも共演経験のある実力派の海宝直人、そしてスペシャルゲストには、ローレンス・オリヴィエ賞受賞女優のルーシー・ヘンシャルが出演。さらにはシークレットゲストも予定している。2016年にシュワルツ氏本人も出演して豪シドニーで開催されて以来、再演が望まれていた公演が装いも新たに、東京で実現する。本日1月30日(木)昼12:00からスタートしたチケットぴあ独占先行は2月10日(月)23:59まで先着受付中。■ディファイング・グラビティ・コンサート in TOKYO~ピピンからウィキッドまで スティーブン・シュワルツの世界~日時:6月3日(水)19:00開演/6月4日(木)13:00開演※開場は各公演1時間前を予定会場:Bunkamuraオーチャードホール(東京都)出演:ジョアンナ・アンピル、アリスター・ブラマー、海宝直人、スージー・メイザース、レイチェル・タッカー、ルーシー・ヘンシャル(スペシャルゲスト) and シークレットゲスト予定作品:『ウィキッド』『ピピン』『ノートルダムの鐘』『ポカホンタス』『プリンス・オブ・エジプト』『魔法にかけられて』『ベイカーズ・ワイフ』『ゴッドスペル』…and more
2020年01月30日『美女と野獣』『ライオンキング』『アイーダ』『ターザン』『メリー・ポピンズ』『リトルマーメイド』『アラジン』『アナと雪の女王』……。ディズニーがブロードウェイに送り込んできたヒットミュージカルの名曲たちを、豪華キャストの歌声とオーケストラの生演奏で届けるコンサートが、1月30日(木)と31日(金)に東京国際フォーラム ホールAで開催される。ブロードウェイ進出第1弾となった『美女と野獣』の初演から25周年を迎えることを記念し、2019年に開催された『ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ』の、好評を受けての再演だ。出演は、『ライオンキング』ブロードウェイ公演にムファサ役としてたびたび出演しているアルトン・フィッツジェラルト・ホワイト、同じくナラ役を長らく務めた経験を持つキシー・シモンズ、『メリー・ポピンズ』メリー役オリジナルキャストにして『美女と野獣』ベル役も当たり役とするアシュリー・ブラウン、そして『ターザン』ターザン役オリジナルキャストのジョシュ・ストリックランド。またゲストシンガーとして、子役時代に『美女と野獣』と『ライオンキング』、大人になってから『アラジン』『ライオンキング』『ノートルダムの鐘』の日本公演に出演し、2018年にはウエストエンドデビューも果たした日本が誇るミュージカルスター、海宝直人も参加する。それまではどこか猥雑なイメージも付きまとっていたブロードウェイを、ファミリーで楽しめる健全な劇場街へと変えた功績も持つディズニーミュージカル。日本を含む、世界のミュージカルシーンに与えた影響も計り知れない。敬意と感謝を込めて、ぜひ家族連れで足を運びたいコンサートだ。文:町田麻子
2020年01月29日