1996年にNYの小劇場でオープン後、わずか2ヶ月でブロードウェイに進出。ピューリッツァー賞、トニー賞、オビー賞など各賞を総なめにし、世界中にレントヘッズと呼ばれる熱狂的ファンを生み、社会現象を起こしたミュージカル『レント』。オペラ『ラ・ボエーム』を下敷きに、孤独やAIDS危機に翻弄されつつも、情熱や友情を糧として「大切なのは今、この瞬間なんだ(NO DAY BUT TODAY)」と懸命に生きる若者たちを等身大に描いたストーリー。 「シーズンズ・オブ・ラブ(Seasons of Love)」をはじめとする胸を熱く焦がす名曲の数々は長年観客を魅了する要素の一つになっています。日本でも過去7回の来日公演では完売が相次ぎ、日本版の『レント』も多数上演、2006年に公開された映画『レント』も大きな反響を呼びました。そして今年5月、オリジナル演出版の再来日公演が実現します!2020年3月の上演が決定していた本公演は新型コロナウィルスの影響により2度の中止を余儀なくされましたが、多くのレントファンからの再来日を望む声は絶えず、待望の来日公演が決定いたしました。公演は2022年5月18日(水)〜5月29日(日)まで渋谷・東急シアターオーブにて上演。チケットの最速先行販売は3月19日(土)12:00からスタート。詳細は公式ホームページにてご確認ください。ミュージカルの歴史を変えた『レント』が紡ぐ「今、この瞬間」をぜひ体感してください!ストーリー舞台は20世紀末のNYイースト・ヴィレッジ。荒廃したアパートに住み、家賃(レント)も払えない貧しい生活を送るマークとロジャー。映像作家を目指すマークは女性弁護士ジョアンと付き合い始めた元恋人のパフォーミング•アーティスト、モーリーンに今も振り回されている。シンガーソングライターを目指すロジャーは、曲が書けず悶々とした日々を過ごしているが、ナイトクラブダンサーのミミと出会い、互いに愛し合うものの、心はすれ違う。共にHIVポジティブのエンジェルとコリンズは永遠の別れを迎える。ある日、行方不明になっていたミミが手遅れの状態で発見される。真っ直ぐな気持ちでミミに向き合うロジャーがやっと書き上げたラブソングを捧げると・・・公演概要【公演タイトル】ブロードウェイミュージカル「レント」25周年記念Farewellツアー来日公演【脚本・作曲】作詞:ジョナサン・ラーソン【初演版演出】マイケル・グライフ【出演】アメリカカンパニー ※生演奏・英語上演・日本語字幕あり【公演日時】2022年5月18日(水)〜29日(日)全16回【会場】東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)【チケット料金】(全席指定・税込):S席14,000円A席11,000円 B席9,000円エンジェルシート 7,000円(※販売方法につきましては後日公式HPにて発表致します。)【チケット発売】3月19日(土)12:00よりキョードー東京、イープラスにて最速先行販売開始!◆キョードー東京 0570-550-799 (平日11:00-18:00/土日祝 10:00-18:00)◆イープラス *未就学児入場不可チケットはお一人様1枚必要*上演時間:約2時間30分予定(休憩20分含む)開場は各開演時間の45分前お問合せ:キョードー東京0570-550-799(平日11:00-18:00/土日祝 10:00-18:00)主催・企画・招聘:キョードー東京 後援:J-WAVEThe Company of the RENT 25th Anniversary Farewell Tour©️ Carol Roseggブロードウェイミュージカル『RENT(レント)』25周年記念Farewellツアー来日公演 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月17日2019年、本場スタッフが結集し、城田優主演で初演されたトニー賞4部門受賞の傑作ブロードウェイミュージカル『ピピン』日本版。主演ピピン役に新たに森崎ウィンを迎え、今夏上演を予定している本作より、森崎のコメント映像が到着。あわせて公演スケジュール、チケット販売情報など詳細が発表された。1972年にボブ・フォッシーの演出で誕生した『ピピン』は、紀元8世紀後半のローマ帝国を舞台に若き王子ピピンが「特別な何か」を探し求めて旅に出る物語。その後、長い年月を経て、2013年にはシルク・ドゥ・ソレイユ出身のアーティストが手を加えた息をのむほどのエキサイティングな新演出でブロードウェイに帰還。同年のトニー賞でミュージカル部門・最優秀リバイバル作品賞を含む4部門を受賞した。ピピン2019 年 ©GEKKO今回公開された映像で森崎ウィンは、初演時の『ピピン』を自らチケットを購入し観劇しており、「こんなエンターテインメントが日本にあるんだ!」と興奮、感動したと話し、その後、ピピン役のオファーが来たときの喜びや、2代目ピピンとしての意気込みを熱く語っている。ピピン2019 年 ©GEKKO出演は主演森崎のほか、物語のキーを握るリーディングプレイヤー役を本作で読売演劇大賞優秀女優賞を受賞したCrystal Kay(クリスタル ケイ)が初演から続投、ヒロインのキャサリン役には元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛加あゆが決定。そして今井清隆、霧矢大夢、岡田亮輔、中尾ミエ、前田美波里ら実力派俳優が揃った。華やかでアクロバティックなステージに期待が高まる。ピピン2019 年 ©GEKKO公演は2022年8月30日(火)~9月19日(月・祝)まで渋谷・東急シアターオーブにて上演。その後、9月23日(金・祝)~9月27日(火)まで大阪・オリックス劇場にて上演する。チケットは3月31日から先行販売がスタート。ここでしか体験することのできない、観たら一生忘れられないクライマックスを是非お見逃しなく!<ミュージカル「ピピン」森崎ウィン コメント映像>公演概要ブロードウェイミュージカル『ピピン』【東京公演】2022年8月30 日(火)~9月19日(月・祝) 全25公演会場:東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)【大阪公演】2022年9月23日(金・祝)~9月27日(火)全6公演会場:オリックス劇場脚本: ロジャー・O・ハーソン作詞・作曲:スティーヴン・シュワルツ演出:ダイアン・パウルス振付:チェット・ウォーカー (in the style of Bob Fosse)サーカス・クリエーション:ジプシー・シュナイダー(Les 7 doigts de la main)出演:ピピン:森崎ウィンリーディングプレイヤー:Crystal Kay(クリスタル ケイ)チャールズ:今井清隆ファストラーダ:霧矢大夢キャサリン:愛加あゆルイス:岡田亮輔バーサ(W キャスト) :中尾ミエバーサ(W キャスト) :前田美波里テオ(W キャスト):高畑遼大テオ(W キャスト):生出真太郎神谷直樹、坂元宏旬、茶谷健太、常住富大、石井亜早実、永石千尋、伯鞘麗名、妃白ゆあ<アクロバットプレイヤー>長谷川愛実増井紬ローマン・ハイルディンジョエル・ハーツフェルドデミトリアス・ビストレフスキーモハメド・ブエスタ エイミー・ナイチンゲール※やむを得ない事情により、出演者が変更になる可能性あり。チケット情報3/31(木)~プレイガイド最速先行販売開始※詳細、各地の料金は公式ホームページをご参照ください。公式HP: お問い合わせ:キョードー東京 0570-550-799(平日11:00-18:00/土日祝10:00-18:00)
2022年03月08日ここが新たなスタートライン!ブロードウェイの歴史を次々と塗り替えた、メガヒットミュージカル2022年夏再来!この夏、東京渋谷のBunkamuraオーチャードホールで上演されるブロードウェイミュージカル「コーラスライン」の公演情報が発表された。実に4年ぶりの来日公演となる。「コーラスライン」は、ブロードウェイでの成功を夢見る名もなきダンサーたちの光と影を真正面から描いた、ブロードウェイミュージカルの金字塔的傑作。1975年に初演され、翌1976年のトニー賞で最優秀ミュージカル賞・演出賞・振付賞・脚本賞・楽曲賞など計9部門を制覇。初演版は約15年の大ロングラン上演し、2006年、初演版の演出・振付を踏襲したリバイバル版が開幕。トニー賞最優秀ミュージカルリバイバル賞にノミネート。同公演のキャスティング模様を綴った2008年のドキュメンタリー映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」も、大きな話題を集めた。「コーラスライン」とは、舞台に引かれた、1本の白いライン。役名もないキャストたちが、このラインより前に出ないようにと引かれたメインキャストとコーラスの境界線。<STORY>ニューヨーク・ブロードウェイ。ある劇場で、新作のためのオーディションが行われている。新進気鋭の演出家ザックの元に大勢のダンサーが集まった。わずか8つの枠を目指し、ニューヨーク中のダンサーたちが成功を求めて。その中には、かつてスポットライトを浴び、ハリウッドに進出したが、挫折しやり直すために、ブロードウェイに戻ったキャシーもいた。彼女は、ザックの元恋人。キャシーとザックの揺れ動く感情をよそに、オーディションは進んでいく。最終選考に残った17人のダンサーたちに、演出家ザックは、「君たち自身を知りたい。君たちはどんな人間なのか?」と問う。ダンサーたちは、戸惑いながらも「自分」について話していく。彼らが背負ってきた辛い過去、歌やダンスへの情熱、悩みや経験、そして人生までも・・・。厳しいオーディションに合格したとしてもなれるのは名も無い「コーラス」。それでもダンサーたちはたった8人の枠に残るため、自分のすべてを賭ける。そして、合格した者たちは、同じ衣装でコーラスの一員として一つの舞台に立つ。公演概要ブロードウェイミュージカル「コーラスライン」※生演奏/英語上演/日本語字幕あり日程:2022年8月11日(木・祝)~28日(日)詳細はホームページをご確認ください。会場:BunkamuraオーチャードホールTICKETSチケット一般発売3月26日(土)AM10:00より発売開始S席:14,000円、A席:12,000円、B席:10,000円(全席指定・税込)U-25席:6,000円(25歳以下当日引換券・税込)※未就学児童入場不可※U-25席は一般発売3/26(土)より発売いたします。(前売り販売のみ・数量限定)<チケットに関するお問合せ>Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999(10:00~17:00)<公演に関するお問合せ>Bunkamura03-3477-3244(10:00~18:00)主催:TBS/Bunkamura/ローソンエンタテインメント/VIS A VISION/ディスクガレージ/BS-TBS後援:TBSラジオ企画:TBS/John Gore Organization招聘:TBS/VIS A VISION公式ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月07日城田優が演出とシングルキャストでの主演の二役に挑むことで話題のミュージカル、『カーテンズ』が東京国際フォーラムで上演されている。2007年にブロードウェイで初演されてトニー賞8部門にノミネートされたヒット作で、日本での上演は2010年の東山紀之主演版以来。ブロードウェイを目指してボストンでトライアウト中のミュージカルの舞台裏で起こる殺人事件を描く、バックステージもののサスペンスコメディミュージカルだ。城田の離れ業に加え、櫻坂46の菅井友香と三浦翔平の初ミュージカルとしても注目を集める本作。客席にもまたミュージカル初心者が多いことと思うが、この舞台ならば抵抗なく観られるに違いない。初めて観るブロードウェイ・ミュージカルで感じがちな二大抵抗の素と言えば、台詞が突然歌になることと、日本人には面白さが分からないアメリカンジョークが連発されること。だが本作では、まずミュージカルそのものが題材となっているため、歌やダンスが差し挟まれることに不自然さがさほどない。そして城田演出のもと、“ネタ”がある程度ローカライズされている上に、演者がことさらに西洋人になり切ろうとせず自分らしさを交えて演じているため、日本人から観ても血の通った舞台なのだ。最大の見どころはやはり、演出家として目指す方向性を自ら指し示すかのように、“ミューオタ”な主人公をまさに「自分らしさを交えて」演じた城田優その人。殺人事件を捜査しに来た警部補でありながら、あふれるミュージカル愛を止められず創作にまで口出しし始めるチョフィを生き生きと、愛らしく演じて実に魅力的だった。そしてそんな演出家/主演俳優を脇から支えた、ベテラン陣のパフォーマンスにも大きな拍手を。作詞家として参加したはずが事件の影響で主演女優になってしまうジョージア役の瀬奈じゅん、その元パートナーで作曲家アーロン役の岸祐二、敏腕プロデューサーで出演女優の母でもあるカルメン役の原田薫の、繊細な演技とコミカルな演技の間を自在に行き来する巧みさ、またもちろん歌とダンスの抜群の安定感が、城田版『カーテンズ』をいっそう豊かなものにしていた。城田のこだわりは、開演前や幕間のアナウンス、またカーテンコールの趣向など細部にまで及ぶ。劇場にいる間は外のことは忘れて楽しんで欲しい、ミュージカルにはそれを可能にする力がある――。随所からそんな信念が垣間見え、そのあふれるミュージカル愛に、ますます城田とチョフィ警部補が重なった。取材・文:町田麻子撮影:伊藤智美ミュージカル『カーテンズ』チケット情報
2022年03月03日ブロードウェイ・ミュージカル『DREAMGIRLS』日本版プロダクション公演が、来年2月から3月にかけて東京国際フォーラム ホールC、梅田芸術劇場 メインホールで上演されることが決定した。主演は元宝塚歌劇団雪組トップスターの望海風斗が務める。『DREAMGIRLS』は、脚本・作詞をトム・アイン、音楽をヘンリー・クリーガー、『コーラスライン』で知られるマイケル・ベネットが生前最後に演出と振付を手掛け、1981年にブロードウェイで初演、翌年のトニー賞では、ミュージカル脚本賞や振付賞を始めとする6部門受賞の快挙を成し遂げた、大ヒットブロードウェイ・ミュージカル。2006年(日本公開2007年)には、ビヨンセ・ノウルズ、ジェニファー・ハドソン、ジェイミー・フォックス、エディ・マーフィ等の豪華競演で映画化もされ、世界的に大ヒットした。舞台は1960年代のアメリカ。黒人女性ボーカルグループが歩んだ栄光と挫折、再生を中心に、煌びやかなショービジネスの世界の裏にあった、人種の壁、確執、葛藤、友情、家族愛…様々な感情と思いが交錯するヒューマンドラマが、珠玉の名曲と共に描かれる。今回上演する日本版は、1988年の台本にて上演される。演出を手がけるのは劇団俳優座の眞鍋卓嗣。そして映画版ではビヨンセが演じ大きな話題となった、主役のディーナ・ジョーンズを、元宝塚歌劇団雪組トップスターで、圧倒的な歌唱力を誇る望海風斗が務める。眞鍋は「いまを生きる私たちのドリームガールズを目指して、できる限り挑戦していきたいと思います。」と意気込みを語り、望海も「私自身大好きな作品で、映画はもちろん舞台も拝見していたので、あの世界にディーナ役で入り込めるのかと思うと感謝と喜びで一杯です!」と喜びを表した。演出:眞鍋卓嗣・コメント全文このお話をいただいた時、正直驚きました。え?あのドリームガールズ!?多くの人に愛されている作品なのでその分ハードルの高さも感じていますが、何より素晴らしい音楽に私のイメージを重ねることができる喜び、そして望海風斗さんという素敵な方とご一緒出来る喜びが勝り、期待で胸がいっぱいです。いまを生きる私たちのドリームガールズを目指して、できる限り挑戦していきたいと思います。ディーナ・ジョーンズ役: 望海風斗・コメント全文私自身大好きな作品で、映画はもちろん舞台も拝見していたので、あの世界にディーナ役で入り込めるのかと思うと感謝と喜びで一杯です!日本初演。沢山の壁や不安はあると思いますが、ワクワクする音楽、素敵なストーリーに助けてもらいながら、演出の眞鍋卓嗣さん、カンパニーの皆さんと力を合わせて一つ一つ乗り越えていきたいです。2023年『ドリームガールズ』、劇場で皆様とお会いできる日を楽しみにしております!【公演概要】ブロードウェイ・ミュージカル『DREAMGIRLS』脚本・作詞:トム・アイン音楽:ヘンリー・クリーガーオリジナル・ブロードウェイ版演出・振付:マイケル・ベネットブロードウェイ版制作:マイケル・ベネット、ロバート・アビアン、ゲフィン・レコーズ、シュバート・オーガニゼーション演出:眞鍋卓嗣出演:望海風斗 ほか日程:東京/2023年2月東京国際フォーラム ホール C大阪/2023年2~3月梅田芸術劇場メインホール ※ほか地方公演も調整中公式サイト:
2022年02月14日丸山隆平(関ジャニ∞)が2月3日、東京・EX THEATER ROPPONGIで開幕するブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の取材会及びゲネプロに出席した。丸山は主人公のヘドウィグ役でミュージカル初挑戦。華麗なドラァグクイーンの衣装に身を包み、「あら、ご機嫌、麗しゅう。皆さん、大変な世の中ですけど、負けないで一緒に戦いましょう」とヘドウィグになりきり挨拶していた。カメラマンに対しては「あら、たくさん撮ってくれるのね」と喜びの声をあげ、「手応え?お客さんが入ってからじゃないと分からないけど、でもなんか楽しそうだってことだけは分かってるわ」と“ヘドウィグ節”で挨拶を続けたが、共演するさとうほなみ(イツハク役)から「ずっとその感じで?」とツッコミが入ると、「ちょっと、やばいな(笑)」と軌道修正。素の丸山に戻り、「ミュージカル初挑戦なんで、どういう自分が湧き上がるのか、お客様の反応も含めて楽しみ。こういう状況で、いろんな制約がありますが、生の臨場感を楽しんでいただければ」と期待を寄せていた。ヘドウィグに変身した自身の姿については「プロの技術ってすごいなと実感」と語り、「このメイクと衣装が気持ちを持ち上げてくれる。助けられ、支えられています」と感謝の意。先日ファイナルを迎えた全国ツアー「KANJANI’S Re:LIVE 8BEAT」と並行し、本公演の稽古に臨んだといい「自然と体づくりができた」。それでも、不慣れなハイヒールには苦戦したそうで「思ったより高くて、動きも制限される。女性の気持ちが分かった」と話していた。また、役作りのため「これから脇と脛の断髪式をする」とも明かし、報道陣に“断髪”前の脇を披露するサービスも。メンバーからもさまざまな形でエールが届いているといい「村上くん(村上信五)は、北京から『応援してるぜ』ってメールが来ました。横さん(横山裕)は寡黙なんで、終わってから『お疲れ』って連絡が入るはず」と笑顔を見せた。コロナ禍での上演となるが「感染対策もしていますし、こういう世の中だからこそ、こういう劇が届くんじゃないかなと。無理のない範囲で来ていただき、お客様の中にたまっているものを発散させて帰すんで、お楽しみに」とアピールした。1997年にオフ・ブロードウェイで誕生し、その後映画化もされたミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』。少年ハンセルがアングリーインチという悲しみを抱え、性別を超えたドラッグクイーン・ヘドウィグとしてロックバンドのライブステージに降臨。物語は、そのヘドウィグによって、これまでの生い立ちと現在の心情を表す歌ととともに、一人語りで進行していく。2年ぶりとなる日本での上演では、生みの親であるジョン・キャメロン・ミッチェルがリモートで演出を手掛けた。取材・文・写真=内田涼【公演概要】ブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』作・演出:ジョン・キャメロン・ミッチェル / 作詞・作曲:スティーヴン・トラスクアドバイザー:鈴木勝秀出演:丸山隆平さとうほなみBAND:GUITAR / 山岸竜之介GUITAR / イイダケイスケBASS / FIREDRUMS / ナガシマタカトKEYBOARD / Robin■東京公演公演期間・会場:2022年2月3日(木)~13日(日) 全14回公演・EX THEATER ROPPONGI■大阪公演公演期間・会場:2022年2月16日(水)〜19日(土) 全7回公演・Zepp Osaka Bayside■福岡公演公演期間・会場:2022年2月23日(水・祝) 13:00 / 17:00 全2回公演・Zepp Fukuoka■名古屋公演公演期間・会場:2022年2月25日(金)~27日(日) 全4回公演・Zepp Nagoya■札幌公演公演期間・会場:2022年3月2日(水) 14:00 / 18:00 全2回公演・Zepp Sapporo■東京凱旋公演公演期間・会場:2022年3月4日(金)~6日(日) 全4回公演・Zepp DiverCity
2022年02月03日ブロードウェイ・ミュージカルの名作『INTO THE WOODS-イントゥ・ザ・ウッズ-』が、新春の日生劇場で幕を開けた。このミュージカルは、昨年11月に91歳で惜しまれつつ世を去ったブロードウェイのレジェンド、スティーブン・ソンドハイムが1986年に発表した作品。彼の生涯を飾る傑作のひとつで、作詞・作曲を兼ねるソンドハイムの、ツイストの効いた題材選びが光る。「昔むかし」で始まる有名なおとぎ話の登場人物たちが、暗い森で体験する、ホロ苦い人生模様。甘さが、苦さが、喜びや哀しみが、恋、そして死が、さながらプリズムの七色の分光のように映し出される。演出を手がけるのは、熊林弘高。徹底した戯曲の読み込みとするどい人間観察で、家族劇を中心に成果を上げてきた人だ。これまでストレートプレイのスペシャリストだった彼にとって、これが初めてのミュージカル演出、しかもソンドハイム作品で、どのような演出の冴えを見せるのか。きらびやかなキャストチームへの期待とともに、どきどきを隠せず客席に座った。まず一番最初に、この作品のHPで熊林弘高が宣言している「普通のミュージカルではありません!」という、その言葉通りの舞台だったと言っておきたい。通常、ミュージカルという言葉からは、多くの人が、ピンスポット独占のうっとりソロナンバーや、ショーアップされたダンスシーンなどを思い浮かべるだろう。だが、この森のミュージカルには、それがない。もちろん、美しいソンドハイムの歌曲は、原作通り、あちこちに散りばめられている。だが、この作品の登場人物たちは、うずくまり、しゃがみ込み、引っ張り合い、だまし合い、ぶつかり合って、身体いっぱいの泥くさい自己主張を、最初から最後まで止めない。例えば、羽野晶紀の赤ずきん。物語の進行役・パン屋の夫(渡辺大知)が彼女の赤い頭巾をだまし取ろうとしたとき、彼女のキックはパン屋の急所を直撃する。また、例えば、パン屋の妻(瀧内公美)とシンデレラ(古川琴音)は、金の靴の奪い合いで格闘技そのままのバトルになる。さらにまた、例えば魔女役の望海風斗。パフォーマーたちに抱え上げられ、リフト状態のまま空中でぐるぐる回転を強いられてもなお、バシッと関西弁のタンカを切る。言いたいことは言わせてもらう、の勢いで。この国の王子たち(渡辺大輔、廣瀬友祐)は、シンデレラやラプンツェル(鈴木玲奈)の恋心をちゃっかり食い逃げしようとするが、結局逃げられたのは、男か女か…?森の中にさまよい込んだ登場人物たちは、それぞれにままならない人生の悩みや憂いを抱え、それでもなお、自分たちの欲望を貫こう、それぞれのわがままを通そうと戦う。1幕は、奇跡的に、それぞれがそれぞれの欲望を手に入れた。だが、続く2幕、運命は反転して、全員のかりそめの幸福は危機に陥る。2幕では、背景の森以外、ほとんど何も置かれていない、がらんと広い舞台がある。その上に登場人物たちがペタンと座り込んで、もう一度、自分たちの生き方を見つめ直す。「もうたくさんだ!!!」。ソンドハイムの歌詞(翻訳・訳詞は早船歌江子)とメロディは、慰撫するように、優しく切なく、折れてしまいそうな彼らの真情を紡ぎ出す。しかし、その足は、歌詞とは裏腹に、もう一度、逆境に向かって一歩を踏み出す。まるでストレートプレイのように、人間のドラマが刻印されたミュージカル。そんな形容がぴったり。普通のミュージカルではないミュージカルが、あなたの人生を、静かに問い直す。ミュージカル『INTO THE WOODS-イントゥ・ザ・ウッズ-』【東京公演】2022年1月11日(火)~2022年1月31日(月)会場:日生劇場【大阪公演】2022年2月6日(日)~2022年2月13日(日)会場:梅田芸術劇場メインホールチケット情報
2022年01月13日2022年秋、米倉涼子がミュージカル『CHICAGO』のロキシー・ハート役で、ブロードウェイの舞台に出演することが決定した。米倉がブロードウェイで、同作の主演のひとりであるロキシー・ハートを演じるのは今回が4回目。2012年にブロードウェイデビューを飾り、2017年の『CHICAGO』20周年アニバーサリーイヤーで2度目の出演、2019年の3回目のブロードウェイ出演は自身の女優生活20周年の節目となった。そして、2022年に挑戦する4度目のブロードウェイは、『CHICAGO』の25周年アニバーサリーにあたる。日本人俳優の4度目のブロードウェイ主演は、過去に例がない。『CHICAGO』は、禁酒法時代1920年代のアメリカ・シカゴを舞台に女性殺人犯の裁判とメディアの扱いを巡り、コミカルかつドラマチックに描いたメガヒット・ミュージカルだ。「オール・ザット・ジャズ」など、名曲揃いのミュージカル・ナンバーと、鬼才ボブ・フォッシーの振付を体現するセクシーな衣装に身を包んだ超一流のダンサーたちは、世界中の観客を魅了している。ブロードウェイ初演は1975年。1977年まで、936公演が上演された。その後、1996年にブロードウェイで再演(リバイバル)の幕が上がり、現在に至るまで、リバイバル公演として史上最長記録を更新中で、正にブロードウェイを代表する作品である。「初めて観たときにすぐに恋に落ちた作品」と語る『CHICAGO』、そしてロキシー役で、4度目のブロードウェイの舞台に立つ米倉にその意気込みを聞いた。──4度目のブロードウェイ出演が決まっての率直な思いは?まず、「本当にやれるのか」と自分に問いかけをしました。ドラマに打ち込んでいるときは運動らしい運動ができません。ダンサーとしてのスキルを整えられる環境にいないので、普段からブロードウェイに立っているみなさんと同じようにできるのか、と。30代のときは体も動いたし、やりたい、やってやるという熱意で乗り越えてきました。でも改めて今回やれるのならやりたいと、出演を決めました。何より、私のなかで、好奇心が消えたら終わりだと思っています。挑戦しないわけにはいきません。──米倉さんにとって、作品『CHICAGO』とは?私の理想に近いミュージカル。人間にはいろいろな部分があります。かわいらしさ、悲しさ、憂い、鋭さ──、そんな相反するキャラクターがひとりの人間に同居していますが、この作品はそんな部分が描かれていて、そこにとても魅かれます。また、ロキシーの、もっと上に立ちたい、どうにかして生きてやるという思いは、私ともリンクします。隣の芝が青く見えるところも似ているかな(笑)。見かけは(もうひとりの主人公の)ヴェルマのほうがかっこいいし、私も最初に観たときにいちばん目を奪われたのは彼女の登場シーンでした。でもロキシーは途中から出てきて、奪っていくから楽しいんです(笑)。私とは切っても切り離せない、いちばん誇りに思っている役かもしれません。ロキシーを演じ始めた頃は、チャーミング、チャーミングと言い聞かせながら作っていきましたが、もうだいぶ時間も経っているので、そういうところを少しそぎ落とし、大人のロキシーを作っていきたいです。—2022年はビッグイヤーになりそうですね?好奇心が消えたら終わりだと思っています。個人事務所「Desafio(デサフィオ)」の名のとおり「挑戦する」ということを大事にしたいです。2022年1月13日から全世界同時配信で、Netflixオリジナルシリーズ『新聞記者』に初めて主演します。2022年も新しい挑戦をしたいと思っています。ミュージカル『CHICAGO』ニューヨーク公演:2022年11月アンバサダー劇場(ブロードウェイ)日本凱旋公演:2022年12月東京国際フォーラム ホールC(有楽町)※日本凱旋公演は来日キャストによる英語上演(字幕付)※公演の詳細情報は後日発表ミュージカルCHICAGO日本公式ホームページ CHICAGO on Broadway公式ホームページ 写真=(公演キービジュアル=Junji Ishiguro、舞台写真撮影=Masahiro Noguchi、ポートレート=GEKKO) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月01日オフ・ブロードウェイ・ミュージカル『Forever Plaid』が上演されることが19日、明らかになった。同作はスチュワート・ロス脚本によるオフ・ブロードウェイのミュージカルコメディで、1990年の初演以来、アメリカ各地で上演された。1964年のアメリカでフランシス(川平慈英)、ジンクス(長野博)、スパーキー(松岡充)、スマッジ(鈴木壮麻)の4人は男性4声によるコーラススタイルのグループを結成するが、ビッグショーに出演できるというチャンスを前に事故で全員即死してしまう。しかし果たせなかった想いと様々な天空の条件が奇跡を起こし、実現できなかった自分達のライブステージを成功させるべく、再び4人が地上に舞い戻ってくる。日本では2013年に翻訳版初演、2016年に再演、2020年に通算100ステージを目指してファイナル公演へと準備を進めていたものの、コロナ禍により全公演の中止を余儀なくされた。丸2年の時を経て、2022年春に上演されることに。生バンドの演奏をバックに、美しいハーモニーと、楽しくやんちゃな会話、ちょっぴりおかしい振付、そして音楽への情熱が生き生きとにぎやかに描かれ、劇場は一瞬にして“Forever Plaid”が夢見たライブステージに変わる。出演者は初演から変わらぬ4人がそろい、演出も初演から引き続き板垣恭一が務める。東京公演はよみうり大手町ホールにて2022年5月14日~31日、神奈川公演はやまと芸術文化ホール メインホールにて6月2日、宮城公演は名取市文化会館 大ホールにて6月5日、山形公演はやまぎん県民ホール 大ホールにて6月7日、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて6月11日〜13日、広島公演はJMSアステールプラザ 大ホールにて6月16日、久留米公演は久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて6月18日~19日、金沢公演は本多の森ホールにて6月23日、愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて6月25日~26日、東京凱旋公演は有楽町よみうりホールにて6月30日。○川平慈英 コメントまたあの仲間達と会える! そう思うだけで小躍りしちゃうんです!昨年は初日間近で中止を余儀なくされましたが、ついに!『Forever Plaid』is back!!僕にとってあの舞台に舞い降りる事が出来るのは何ものにも替えがたい幸せであり、喜びです。人と人との関係が冷たくなりがちな昨今、この作品には大切な人を素直に大切にするという、愛と情熱が込められています。それを皆さんと共有出来る日をどれほど待ち望んだことか!こんなご時世だからこそ、ステージから客席に届けられるエネルギーがきっとあるはずです。どうか僕たちからのハピネスを受け取ってください。5人目の仲間はあなたです!!○長野博 コメント6年ぶり3回目のForever Plaid2013年2016年と上演してきましたが再々演が決定しました!メンバーも変わること無くファイナルの公演を迎えます。僕自身、再々演は初めてなのですが気心知れた心強い仲間と奏でるハーモニーと共に楽しく、ちょっぴり切ないストーリーの世界を覗きに是非お越し下さい。2020年には公演が中止になってしまいましたが、2年越しでようやく皆さんの前で演じられることを幸せに思います。そして、一緒に楽しい時間を過ごせたらうれしいです。○松岡充 コメントコロナ禍を経て、6年振りに再々演が決定となり大変嬉しく思っております。まだまだ予断を許さないコロナ禍ではありますが、エンターテイメントの灯火を消さないよう、同時に、作品を通して表現者としての自分の存在意義を感じる為に挑み続けたいと思っております。観た人 誰もが幸せになれるこの『Forever Plaid』という作品をできる限り多くの方に手渡しでお届けしたい。観た回数、いやそれ以上の幸せをお届けしたい、そう思うだけで今も胸が高鳴っています。どうか皆様、今後のコロナの状況もあると思いますが、2022年5月から始まる今作にご期待下さい。○鈴木壮麻 コメント2013年の鮮烈な初演、そして再演を経て、この度こうしてファイナル公演の機会に恵まれたことに心より感謝申し上げます。昨年4月9日、稽古場撤収に伴いガランとした稽古場へ自分の荷物を取りに行った時の無念は、今思い出しても胸が痛くなります。一日だけ地上に戻ることを許されたフランシス、ジンクス、スパーキー、スマッジ、4人のプラッズのありったけの想いを込めて、一回一回の舞台に臨ませて頂きます。そして、僕たちのハーモニーとパフォーマンスを通して皆さまにとびっきりの笑顔をお届けします!楽しみにしていらして下さい!!
2021年12月19日ミュージカル『カーテンズ』が2022年2月、城田優の演出・主演で上演される。2007年3月にブロードウェイで開幕し、同年のトニー賞では主演男優賞受賞したほか、作品賞、脚本賞など計8部門でノミネートされるという高評価を得た作品だ。1959年のボストン・コロニアル劇場が舞台。新作ミュージカルのトライアウト公演中に、主演女優が何者かに殺害されるという事件が発生するという“サスペンスコメディ”。今回、本作が初めてのミュージカル出演となる三浦翔平に意気込みを聞いた。初めてなことだらけのミュージカル出演ーー三浦さんにとって、初めてのミュージカルです。なぜミュージカルの出演を決められたのですか?今回、演出をする城田優さんが個人的に仲が良いんです。三浦春馬さんと3人でよくミュージカルや演劇の話をしていたんですよね。僕自身、ミュージカルを見ることが好きで、彼らが出る作品を見に行って、そのままご飯を食べたりする中で「やってみれば?」なんて話になって。それで城田さんから「いつか俺が演出することになったら声をかけるよ」と言ってくれたんですよね。諸々のタイミングが重なって、今回の『カーテンズ』出演が決まりました。僕はミュージカルの出演が初めてなので、ノウハウ的なものも知らないですし、自分の力量すらも知らない状態です。ストレートプレイと違って、どうやって作っていくのかも分からないし、初めてなことだらけ。「これからどうなっていくんだろう?」と思っているところです。ーー城田さんが演出されることについて、どのようにお考えですか?純粋に楽しみです。城田さんは非常にクリエイティブな人間なので、信頼しています。ミュージカルに関しては、僕は新人で、彼はベテラン。思ったことは言いますけど、言われた通りにやっておけば間違いないかなと思いますね。リスペクトの心をもって、一緒にやっていくことが大事だと思っています。ーー城田さんと作品については何かお話されましたか?僕の役が振付師の役なんですね。そもそもダンスをやったことがないので、できるのか?という話になって(笑)。とりあえず城田さんと一緒にダンスレッスンに行きまして、まぁ大丈夫だね、ソロパートを増やしておくねと言われました。「まぁ、行けるっしょ」「そりゃ話違うよ(笑)」っていうみたいなノリです。ーーということは、ダンスの方は踊れるのですね?合間を見つけてレッスンには行っているんですけど、今踊っている振付が本編で使うかは分からないんです(笑)。ダンスの先生によると、ダンスも種類があると。ジャズなのか、ヒップホップなのか、どれを使うのか分からないので、とりあえず使えそうなものは練習していこうという感じでやっています。ーー淡々とレッスンをやられている印象ですが、焦りや緊張に押し潰されそう......というよりは「プロとしてやってやるぞ」というお気持ちなんですね?やってやりますよ!(笑)。ただ、まぁ焦りももちろんあります。ドラマの撮影の関係もあって、準備期間が1ヶ月半ぐらいしかないんですよね。できるのかな。芝居部分はなんとか形にはできると思うんですけど、歌やダンスができなかったら......これは歌とダンスができない役に変えてもらうしかないですね(笑)。その点、演出家の了解はとってあります(笑)。コメディを主題とした台本と、演じる役柄についてーー台本を読んでみた感想は?基本的にはコメディなんですけど、サスペンスの要素もあるサスペンスコメディです。初めてみた人でも十分楽しめるんじゃないかな。そして、もし2回目を見る機会があったら、もっと物語の深い部分を見れることができると思います。ーー演じるのは看板俳優のボビー。ボビーについては、どんな印象ですか?そんなにボビーのバックボーンが描かれていないので、そこは作っていかないといけないなと思っています。城田さんいわく「とにかくキザにクールにやってくれ」と言われているのであまりふざけられないみたい。ちょっとそこは残念ではありますね(笑)役づくりに関しては、まだ全然できていないです。まずは楽曲を聞いて慣れるしかないなと思っています。とにかく曲を流し聞いて、そこから湧いてくるボビーらしさを考えていければと思っています。ーーコメディ作品に出演することについてはどうでしょう?ボビーはコメディの役どころではないので。城田さんのコメディ力にかかってくるんじゃないですか?彼のコメディセンス次第です(笑)。コメディって、難しいじゃないですか。特に本作品はブロードウェイ作品なので、海外の笑いを翻訳したときに、ちゃんと日本のお客さんが笑えるかどうか。笑いのツボが違うから。その地ならしが課題になると思います。でも心配なのはそれぐらい。基本的には楽しいエンタメ作品にはなると思っています。ーーちなみに、城田さんが演じるミュージカルオタクの警部補、フランク・チョーフィーは 事件の解決を急ぎながらも、作品が気になって、舞台の内容に首を突っ込み始める役どころ。三浦さんは、本当はやらなくてはいけないのに、ついつい手を出してしまうことはありますか?今、連続ドラマの撮影の他、やらなくてはいけない仕事がいっぱいあるんです。しかも、年末だし。今まさに、何から手をつけていいか分からない状況なんですよ。台本もしっかり読まなくてはいけないし、ダンスや歌の練習もしなくてはいけないし、小パニック状態。現実逃避したくなるので、趣味のサーフィンに逃げがちです。心が暗くなりやすい時期だからこそ、ミュージカルやエンタメの力が必要!ーー共演者のみなさまの印象を教えてください。全員、初めましてなんですよ。多分、他の作品で観ているはずなんですけどね......あ、菅井(友香)さんは『飛龍伝』に出られていましたよね?観ました。『カーテンズ』とは全然違うテイストの作品だったので、どうなるのか、楽しみですね。ーーミュージカルに数多く出演されている共演者ですよね。はい。僕にとっては安心でしかないです。ーー舞台の面白さはどこにあると感じますか?映像作品の批判をするわけでは無いですけど、映像は編集の力で、尖っていたものを綺麗なまるにして世に出す。けど、舞台は、綺麗に研げていないところが面白いし、そこが味だと思うんです。完璧に編集されていない素材というのが舞台の面白さですね。実際にハプニングも起きるし、セリフが飛んでしまう時もある。そこをどうリカバリーして、閉幕までつなげるか。映像は撮り切ったら監督のものだけれど、舞台は幕が開いたら、演者のもの。全く勝手が違うし、別物だと思っています。ーーミュージカルを見るのは好きだということですが、改めてミュージカルの魅力とは?ミュージカルだけではなく、舞台が好きなんですよね。ついつい「あの人上手いな」とか「ああいう役もできるのか」とか勉強目線で見てしまいます。ミュージカルはやっぱりSHOWですよね。最後にパーンと終わるのが楽しい。演劇だと、ずんと暗転して終わるパターンも多い気がするんですけど、ミュージカルの終わり方は気持ちが晴れやかになる。楽しかったなと思いながら劇場を後にするのがいいところですよね。ーー2021年、三浦さんにとってどんな一年でしたか?もし漢字一文字で表せたら......!(コロナ禍の状況は)光が差し始めて、少しずつ前に進んでいる気はしますけどね。......あれ、今年、何したかな?振り返ってもあまり記憶ないんですよね。忙しくはしているはずなんですけど。30代はとにかく仕事をしようと決めていて。来るものに追われている日々なんです。こんな状態でミュージカルをやったら、どうなるのか分からないですけど、楽しみではあります。今年一年振り返って、忙しくはあったけど、楽しかったから、希望の「希」で。そろそろコロナも落ち着くんじゃないかなという希望もあるし、希望を持たないと、何事もよくないと思うので。ーー作品を楽しみにされている方へ、最後に一言お願いします!この間、城田さんと米倉(涼子)さんがやっていた『SHOWTIME』を観たときに感じたことでもあるんですけど、世界中がいろいろと悲しい時期で、心が暗くなりやすい時期だからこそ、ミュージカルやエンタメの力が必要だと思うんですよね。Show must go onの精神で、どんなときも諦めず、楽しい心を持って進んでいってくださいという願いを込めて、この作品を作ります。観に来てくれたお客さんの心を潤し、元気になってもらえるような作品になると思いますので、楽しみにしている方はもちろん、疲れている方や元気がない方も大歓迎!劇場でお待ちしております!取材・文:五月女菜穂ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント三浦翔平さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!ミュージカル 『カーテンズ』日程・会場:・東京公演2022年2月26日(土)〜 3月13日(日)東京国際フォーラム ホールC・大阪公演2022年3月18日(金)〜 3月22日(火)新歌舞伎座・愛知公演2022年3月26日(土)〜 3月27日(日)愛知県芸術劇場 大ホールチケット情報:
2021年12月18日誘拐事件の被害者の「その後」を描いたオフ・ブロードウェイ ミュージカル『キッド・ヴィクトリー』が2021年12月15日から浅草九劇(東京都台東区)で開幕する。2019年に加藤清史郎主演で日本初演された本作。今回は、本格的なミュージカルを小劇場の距離感で楽しめる「浅草九劇ミュージカル企画」第一弾として、全役Wキャストで上演される。主人公のルーカス役を演じる、坂口湧久と碧直生のふたりに作品の見どころなどを聞いた。同じ脚本なのに、全然違う作品が出来上がっていくような感覚ーーお稽古の最中だと思いますが、順調でしょうか?坂口順調だと思います!(坂口が出演する)WESTチームと(碧が出演する)EASTチームはそれぞれ別日に稽古をしているのですが、なんかすごく新鮮ですね。同じ作品をやっているはずなのに、全然違う作品が出来上がっているような気がします。碧僕はミュージカル初出演なので、正直、周りの皆さんについていくのに必死です。主人公のルーカスは歌わないんですけど、周りの皆さんの歌声には普通に感動してしまいます......(笑)。毎日たくさん刺激を受けながら稽古しています!ーーWESTチーム、EASTチームはそれぞれ稽古の動画を見せ合っているそうですね?碧はい。たくさん動画を見て、参考にしています。先日は、WESTチームの方が先に稽古が進んでいたので、動画を見て「ダンスがたくさんありそうだな」とか思いながら、稽古の予習をしていました。坂口動画の冒頭「明日、大変だから頑張ってね!」とメッセージ入れたんですけど、気づきました?カットされちゃったかな?(笑)碧え!気づかなかった......!今度はしっかり見てみます(笑)主人公・ルーク役を演じることについてーー動画を通じてコミュニケーションを取っているのですね。今回のルーク役に関してはどんな役だと思っていますか?坂口僕は前回(2019年)、アンドリュー役として出演していたのですが、その時とは何もかも違うなと思って。アンドリューはいかにもミュージカルらしく、歌とダンスがあって、ルークを楽しませる役割だったのですが、今回のルーク役は、彼の心情の変化が物語の軸になってくる。お芝居が見せどころなんですよね。舞台上のルークは基本受け身なんです。周りの皆さんが歌ってくれて、そこから何か感じて、刺激を受けていく役どころなので。時系列がばらばらになっている点が少し難しいんですけど、皆さんに助けられながら、ルークを深めているところです。坂口湧久ーーひとつの作品で別役をやるのは初めてですよね?坂口はい。初めてです。先日、アンドリューとルークのシーンを稽古したんですが、いまだにアンドリューと呼ばれると、返事をしそうになりました(笑)。不思議な感覚なんですけど、作品をいろいろな役を通して見られるのは楽しいです。ーー碧さんはルーク役についてはどうでしょう?何か感じていることがあれば教えてください。碧初めて台本読んだときは、ちょっと正直ルークの気持ちが分からなかったんです。けど、読み込んでいくうちに、「ルークはこう思ったんだ」とかどんどんルークが分かって、今は一緒に生きているみたいな感じです。ルークはすごく感受性が豊かな子。言われたことをすごく真に受けたりとか、吸収したり。そこは自分と似ている気がして、どんどん愛おしい存在になっています。碧直生ーー全役がWキャストということで、EASTチームもWESTチームも全然違う作品に感じられそうですね。坂口全然違うと思います!演出の奥山(寛)さんが「自分に寄せた役作りをしてほしい」と仰っていることもあって、皆さんの素敵な個性が出てくると思うんですよね。僕も舞台稽古で早くEASTチームの全貌を観たいです。すごく楽しみです。碧そうですね、僕も劇場に入ってからWESTチームを観ることがすごく楽しみ。負けないようにしないと!ーー碧さんはミュージカル出演は今回が初めてですが、ミュージカルの魅力はどんなところに感じていますか?ご覧になられたりもします?碧はい。最近だと、劇団四季の『アラジン』と、草彅剛さんが主演されている音楽劇『アルトゥロ・ウイの興隆』を観たんです。全然作品のテイストは違いますけど、お芝居の中に歌やダンスが入っているという点では同じじゃないですか。どちらも本当にすごかった。自分はまだまだミュージカル初心者ですが、楽しんでもらえる作品を作りたいなと改めて思いましたね。ーー坂口さんは数々のミュージカル出られていますが、魅力は何だと思いますか?坂口『キッド・ヴィクトリー』もそうですけど、音楽がすごく素敵なんですよ。音楽があることで、物語が心の深いところまで届く気がするんですよね、ミュージカルって。出演するのも、観るのも、大好きです。20代になっても、10代の時に負けないくらいキラキラしたいーーさて、おふたりは同い年ですよね。別々にお稽古していることもあって、なかなか聞けないこともあると思うので、これを機にぜひ質問があれば!坂口もう20歳になられたんですよね?碧はい!坂口お酒とか飲んでます?碧そうですね、弱いですけど。飲みますか?坂口そうですね。あんまりまだ慣れていないから、僕も弱いんです。「飲みたい」と思う瞬間はまだないです(笑)碧確かに、ビールの美味しさはまだ分からないです(笑)坂口僕も!いろいろな人から話を聞くと、「ビールを飲みたくなる瞬間」があるらしくて。その瞬間が訪れたら、飲みたいと思います(笑)碧ひとつ聞きたいことがあるんですけど、僕たち20歳じゃないですか。20歳になってどう思っていますか?20歳って、社会的に見たら大人ということは分かっているんですけど、自分の感覚としては、小さい頃に想像していた20歳とかけ離れているんですよね。坂口今まで年齢を聞かれて「18歳です!」と言うと「まだ10代か、若い」みたいに言われたんですけど、いざ20歳になって、10の位が変わると自分で「やべぇ」って思いました(笑)。別に若さを武器にしていたわけではないんですけど、ちゃんとした大人にならないとな、頑張らないとなと思います。ーーどんな20代を過ごしたいですか?碧10代はキラキラしているとよく言うと思うんですけど、20代もそれに負けないぐらいキラキラした時間を過ごしていきたいですね。もっと自分のいろいろな一面を引き出していきたいと思うので、いろいろな作品に出会いたいですし、そのひとつひとつのことを一生懸命に、丁寧にやって、着実に力をつけていきたいです。ーーそういう意味だと『キッド・ヴィクトリー』は20代最初の作品としては良い挑戦ですね!碧はい。とってもすごくいいチャンスだなと思います。ーー坂口さんはどうですか?坂口プライベート面では、大人っぽい趣味を見つけたいです。今は学生だから勉強もしなきゃいけないんですけど、自分の時間を有意義に使える大人に憧れているので。お仕事の面では、俳優って、いろいろな職業になれるじゃないですか。警察官になったり、今回のように事件に巻き込まれる苦しい少年になったり。そこがすごく魅力だと思っています。年を重ねると、演じられる役幅も増えると思いますし、これからもいろいろな役に挑戦したいと思っています。ーー今趣味の話が出ましたが、最近ハマっていることなどあればぜひ教えて下さい。碧最近、ラジオを聴くようになりました。深夜ラジオとか聴きますか?坂口あんまり聴かないんですけど、めっちゃ面白いんですよね?碧Creepy Nutsさんとかオードリーさんとか面白いです。深夜ラジオって、悪いことをしているわけではないんですけど、何かこそこそやっている感が楽しいんですよね。坂口僕はもともとピアノを弾くことがすごく好き。弾き始めたらずっと弾いていられます。あとこのコロナ禍でよくやっているのは、友達と電話をしながらゲームをやること!実際には会えていないんですけど、リモートでゲームをやって一緒に遊んでいました。ーー最後に、楽しみにされているお客様とファンの皆様に一言お願いします!碧僕が演じるルークという主人公は、本当の自分を見失ってしまって、自分が別人になったような感じになってしまうんですね。それって、誰にでも起こりうることだなと思っていて。「本当の自分ってなんだろう?」と僕も今ルークと一緒で探してる最中なんですけど、この作品を通じて、「本当の自分とは何か」を改めて考え直すきっかけになったら。僕は全力でこの『キッド・ヴィクトリー』を一生懸命やって、見てくださった人に何かを届けられたら幸せです。頑張ります!坂口見どころは音楽です。メロディも美しいですし、そこに皆さんの歌が加わって、本当に見どころ満載なナンバーが多いです。ストーリー自体は、ルークの視点で見ていただいてもいいですし、ルークと向き合う親の視点で観てもらってもいいと思うんです。いろいろなメッセージが隠されている作品で、男性女性、全ての年代の方に何かしらが刺さると思います。お客様に何か感じていただければいいなと思っています。頑張ります!取材・文:五月女菜穂撮影:源賀津己ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント坂口湧久さん、碧直生さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!オフ・ブロードウェイ ミュージカル 『キッド・ヴィクトリー』Music&BookJohn KanderLyrics&BookGreg Pierce2021年12月15日(水) ~12月26日(日)会場:東京・浅草九劇チケット情報
2021年12月09日ミュージカル『ガイズ&ドールズ』が、2022年6月に帝国劇場、7月に博多座で上演されることが決定した。本作は1950年にブロードウェイで初演されると同時に大評判となり1200回のロングラン公演を記録した人気ミュージカル。これまでトニー賞作品賞、主演男優賞、主演女優賞、助演女優賞など8部門受賞の栄誉に輝いている。育ちも環境も性格も正反対のギャンブラー・スカイと女軍曹・サラ。ギャンブラーたちの仕切り役・ネイサンと人気ショーダンサー・アデレイド。2組のカップルが物語の中心となる。天才ギャンブラーのスカイを演じるのは、ミュージカル界で名実共にトップランナーの井上芳雄。お堅い救世軍軍曹サラは、元宝塚歌劇団花組トップで舞台・映像と話題作に次々と出演し目覚ましい活躍を続ける明日海りおが演じる。スカイのギャンブル仲間ネイサンは、読売演劇賞最優秀男優賞受賞をはじめ確かな実力が評価され難役に次々と挑む浦井健治が、ネイサンの婚約者である踊り子のアデレイドは元宝塚歌劇団雪組トップで華のあるビジュアルと歌唱力を誇る望海風斗が演じる。演出は、『春のめざめ』、『アイランド』のリバイバル公演でトニー賞候補に挙がり、ブロードウェイ史上初めて35歳以下で2度のノミネートを果たした、ブロードウェイで今最も注目を集める若手演出家であるマイケル・アーデンが担う。アーデンは『メリリー・ウィー・ロール・アロング』『メイビー・ハッピー・エンディング』などを手掛けるほか、ブロードウェイで俳優としても活躍しており、最新演出作である本作への期待が高まる。情報発表に合わせて、井上、明日海、浦井、望海、アーデンより、コメントが寄せられている。【井上芳雄】中学生の時に初めてブロードウェイに行って見たミュージカルの一つが、『ガイズ&ドールズ』でした。本当に楽しくて、“これがミュージカル・コメディなんだ!”という醍醐味を味わえる名作です。スカイは二枚目であると同時に、時折り垣間見せるユーモラスな部分とのギャップが面白い役。いろんな面が見せられるスカイになればいいなと思います。浦井(健治)くんの事はよく知っていますが、帝劇で共演するのは『二都物語』以来です。普段やっている役とはまた違ったコミカルな役柄なので新しい浦井くんを見られるのではないでしょうか。明日海りおさんと望海風斗さんは素晴らしい女優さんであることは勿論ですが、実はお2人とも僕の妹と宝塚歌劇団の同期です。“89期の兄”と自分で言っていて(笑)身内みたいな感覚でいるので、ちょっと照れるような気持ちもあります。まさかこうやって共演出来るとは思わなかったので、とても楽しみです。コロナ禍の中でどういう作品をお届けするのが良いのかと考えている中で、明るく笑える作品が求められているなと感じています。クラシックな名作がマイケル・アーデンの新しい演出でどう生まれ 変わるか、僕自身楽しみにしていますし、今までにない『ガイズ&ドールズ』になるだろうと、期待でいっぱいです!【明日海りお】宝塚歌劇の再演時に観劇して、胸躍るオーバーチュア、そしてスカイとギャンブラー達の最高にカ ッコいいナンバーに、釘付けになっていました。他にもハバナやナイトクラブなど、どのシーンも華やかで、これぞミュージカル!!を堪能していただける作品だと思います。私の演じるサラのキャラクターは、とにかく「はちゃめちゃに可愛い」です。初演の黒木瞳さんや、映美くららさんなど、演じられる女優さんが本当にチャーミングで。以前は男役という立場から見ていたということもあり、なおのことそう感じていたのだと思いますが、自身が演ずる役として、シンプルに台本や共演者の方々と向き合った時に、どのように印象が変わっていくのか、どういったアプローチをしていくのか……怖くもあり、楽しみでもあります。井上(芳雄)さんも浦井(健治)さんも今回初めてご一緒させていただきます。お二人とも、私がまだ新人だったころから、日本ミュージカル界のスターでいらっしゃいましたし、客席や映像で観させていただくのが主なので、今はまだ本当に実在されてるのかな?という気持ちです。一方、望海とはもう出会ってから20年の付き合いになります。舞台上でまた巡り会えることに感謝しつつ、どんどん頼っていこうと思います!新たな作品、役との出会いは、わたしにとっては「生きる場所」を与えてもらった様な、特別な喜びがあります。加えて、帝国劇場の舞台に立たせていただけるというのもとても楽しみです。はじめて挑戦する分野の割合が多い役ではありますが、私なりのサラを、心を込めて創っていけたらと思っております。【浦井健治】ネイサンは小悪党でギャンブル好きで騙されやすく、どうしようもない奴。でもどこか憎めない男。男性のずるさも含めて、あり得ないくらいカッコ良さを追及するスカイと、人間らしさのネイサン。その対比を出せたらと思います。(井上)芳雄さんとのミュージカル作品での共演は『二都物語』以来なのですが、ずっと先輩の背 中を見て、憧れながら、歩んできました。兄であり、同志であり、なかなか追いつけない背中。心から信頼しています。明日海りおさんとはまだ直接お会い出来ていないのですが、美しく整ったビジ ュアルと、その華やかさ、オーラ、カリスマ性に、トップスターであることの意味を、そのお姿から学ばせていただいています。芳雄さんとの化学反応を、僕も間近で魅せていただけるのかと、ワクワクしています!望海風斗さんは『ファントム』を観劇させていただいたことがあり、その歌声とお芝居にただただ圧倒され、感動し、自然と涙を流したのを覚えています。こうしてネイサン&アデレイ ドで組ませていただけること。大切に臨みます。ネイサンとアデレイドは長年連れ添った間柄ですので、自然と阿吽の呼吸のようなものを醸し出せるよう、努めます。このような素晴らしい名作に、まさか自分が参加させていただけることになるとは。本当に光栄に感じています。個人的には、『マイ・フェア・レディ』でお世話になった大地真央さんが大切にされていた作品であり、由緒ある作品。今、役者として、この作品に関わらさせていただくこと自体に、様々な巡り合せを感じます。ネイサン、大事に演じます!!【望海風斗】この『ガイズ&ドールズ』は宝塚で観て、作品の大ファンになりました。陽気でワクワクするナンバ ーと、スカイとサラ、ネイサンとアデレイドのそれぞれの恋の駆け引きや行方、そしてブロードウェイミュージカルならではの華やかさが大好きです。アデレイドは、見た目は派手ですが、一途で、家庭というものに憧れるチャーミングな女性なんです。今回一緒に出演させていただく井上(芳雄)さんは、宝塚在団中や卒業後の最初のコンサートでも、大変お世話になりました。大尊敬するお兄さんのような方です。明日海(りお)もとても頼りになる同期です。また同じ舞台に立てることが楽しみでなりません!浦井(健治)さんは舞台を拝見していて、とても人間味があって魅力的な方だと感じてます。素敵なキャストの皆様と、どのような化学反応を起こしていくのか、今からとても楽しみです。大好きな作品に出演させていただけること、心から嬉しく思っています。ブロードウェイの名作。そして個人的には久しぶりの陽気なミュージカル!そして何と言っても、初めての帝国劇場!!楽しみな事づくしです。この気持ちを大切に、作品と役に向き合っていきたいです。【演出:マイケル・アーデン】アメリカの傑作ミュージカル『ガイズ&ドールズ』の新たなプロダクションを東京の観客の皆様にお届けできることは光栄であり、このうえない喜びでもあります。新型コロナ禍の下、舞台内外のあらゆる人々の安全と健康を守るため、通常よりはるかに重い負担を抱えながらもエンターテインメントを提供し続けている東宝演劇部に心からの謝意を表します。このミュージカルの日本上演に向けて、私は最高のキャスト陣とともに、そして長年共同作業を行ってきた舞台美術デザイナーのデイン・ラフリー、振付家のエイマン・フォーリーとともに魅力的なプロダクションを新たにつくりあげることを楽しみにしております。『ガイズ&ドールズ』は完璧なミュージカルと長年呼ばれてきました。ご覧になった皆様は口ずさみやすく美しいナンバーの虜となり、二組の恋人たちを応援したくなるに違いありません。この作品は観客の皆様をニューヨークの街角へ、そして地下のサイコロ賭博場へ、さらにはキューバのハバナへのつかの間の旅へとお連れします。陽気で楽しくハッピーな舞台をお届けできることを楽しみにしております。■公演情報ミュージカル『ガイズ&ドールズ』演出:マイケル・アーデン出演:井上芳雄、明日海りお、浦井健治、望海風斗2022年6月帝国劇場 / 7月博多座製作:東宝2022年春チケット一般前売予定
2021年12月07日岡幸二郎ミュージカル・コンサート2021『ベスト・オブ・ミュージカル』が2021年12月10日(金) に大田区民ホール・アプリコ大ホール(東京都大田区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて11月24日(水)より発売開始です。カンフェティで11月24日(水)19:00よりチケット発売開始 公式ホームページ ■曲目《オペラ座の怪人》より「All I Ask of You(A.L ウェバー)」《ウエスト・サイド物語》より「Tonight(L.バーンスタイン)」他※曲目は変更になる場合もございます。予め、ご了承ください。■ 出演者岡幸二郎ゲスト:幸田浩子OKA Special Ensemble岡幸二郎(ミュージカル俳優、プロデューサー)福岡県出身。大学では中国語を専攻。後に劇団四季にシーズンメンバーとして参加。1994年『レ・ミゼラブル』のアンジョルラス役をオーディションで射止め、その華やかな風貌と圧倒的な歌唱力で一躍ミュージカルスターへと躍進した。2003年からは同作品でジャベール役を演じ、17年にわたり『レ・ミゼラブル』に参加した。ミュージカルの他、ストレイトプレイやTV(NHK大河ドラマ『義経』他)、ラジオ、フルオーケストラからライブハウスまでのコンサート、トークショーなども精力的に行う。CDはソロアルバムとして、『Love Collection』『The Prayer』『Best of Musical』をリリース。また、ミス・サイゴンを機に『ミス・サイゴン基金』を立ち上げ、ボランティア活動にも熱を注ぐ。九州大谷短期大学客員教授。幸田 浩子(ソプラノ)東京藝術大学首席卒業。同大学院、文化庁オペラ研修所を経て渡伊。数々の国際コンクールで上位入賞後、ローマ歌劇場、シュトゥットガルト州立劇場等で活躍し、名門ウィーン・フォルクスオーパーと専属契約。帰国後は、新国立劇場『ホフマン物語』『鹿鳴館』、びわ湖ホール『リゴレット』、二期会『魔笛』『ばらの騎士』『清教徒』等多数出演。全国各地でのリサイタル、オーケストラコンサートに加え、NHK-FM「気ままにクラシック」のパーソナリティや、BSフジ「レシピ・アン」でのMC等多彩な活動を展開。2018年にはCDデビュー10周年を記念し「ARIA花から花へ~オペラ・アリア名曲集」を、2020年には「このみち~日本のうたⅡ~」をリリース。第14回五島記念文化賞オペラ新人賞、第38回エクソンモービル音楽賞洋楽部門奨励賞受賞。第3代クルーズアンバサダー(クルーズ振興大使)。2021年11月二期会『こうもり』ロザリンデ、2022年1月びわ湖ホール『竹取物語』かぐや姫で主演予定。二期会会員。■ タイムテーブル2021年12月10日(金)17:30開場18:30開演■ チケット料金全席指定SS席8,500円S席7,500円A席6,000円B席4,500円C席3,000円※未就学児入場不可 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月24日1963年に、日本で初めて翻訳上演されたブロードウェイ・ミュージカルとして知られる『マイ・フェア・レディ』。1990年より長らく主人公イライザ役を当たり役とした大地真央が卒業後の2013年、G2翻訳・訳詞・演出による新演出版が誕生し、2018年公演では当時宝塚歌劇団を卒業したばかりだった朝夏まなと、大地イライザの大ファンだったという神田沙也加の二人がイライザ役を務めた。3年後の今年、同じ朝夏&神田のWキャストにより、2009年以来となる帝国劇場公演が実現。初日を控えて行われたゲネプロのうち、朝夏・別所哲也(ヒギンズ教授役)・寺西拓人(フレディ役)出演回を取材した。物語の舞台は20世紀初頭のロンドン。言語学者のヒギンズは、紳士淑女に花を売っている貧しい下町娘のイライザを見かけ、その激しい訛りに興味を持つ。自分なら、6か月以内にイライザを宮殿の舞踏会で踊る貴婦人に仕立てて見せる、と豪語するヒギンズ。その場の思い付きだったが、花屋の店員になりたいイライザが翌日ヒギンズの家を訪れたことにより、猛特訓の日々が幕を開ける。奮闘の末、ついに正しい発音をマスターしたイライザを、ヒギンズは上流社会の社交場であるアスコット競馬場へ連れて行くのだが――。イギリスの階級社会を皮肉ったところのある原作戯曲(バーナード・ショー『ピグマリオン』)とは、結末が違うこともあって元々味わいの異なるミュージカル版だが、日本で、しかも今上演されるとあって、見どころは物語よりも音楽やステージング、何よりキャストのパフォーマンス。生のオーケストラや大がかりなセットがクラシカルな雰囲気を盛り上げる演出には、“ミュージカルの殿堂”たる帝国劇場がやはり良く似合い、タイムスリップしたような古き良き薫りが味わえる。朝夏と別所の生き生きとした演技が、瑞々しいラブストーリーとしても、イライザとヒギンズそれぞれの成長物語としても楽しめる舞台を生んでいた。また、浦井健治や平方元基らが演じたことで若手ミュージカル俳優の登龍門的な役となった、フレディに初めて挑んだ寺西も好演。シルクハットを爽やかに被りこなし、イライザへの一途な想いを楽しそうに表現して魅力的だった。それにしても、本作と言いシアタークリエで公演中の『グリース』と言い、どちらも映画版が広く知られる作品だが、東宝はなんと映画化に先駆けて翻訳上演を実現している。また間もなく大阪公演が始まる『オリバー!』も、日本初上陸は東宝が1968年に招聘したブロードウェイ・キャスト版であり、その慧眼と行動力には驚かされるばかり。日本ミュージカルの礎を作った東宝の功績に思いを馳せながら観劇する、というのも一興かもしれない。取材・文:町田麻子写真提供/東宝演劇部ミュージカル『マイ・フェア・レディ』2021年11月14日(日)~2021年11月28日(日)会場:東京・帝国劇場ほか、地方公演あり
2021年11月15日ブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が、2022年2月3日(木)から13日(日)まで東京・EX シアター 六本木で、その後、大阪・福岡・名古屋・札幌にて上演される。主演は、関ジャニ∞の丸山隆平が務める。チケット発売日は2022年1月8日(土)。ブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』とは?『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、ジョン・キャメロン・ミッチェル作・主演で1997年にオフ・ブロードウェイで初演されたミュージカル。性転換手術を受けた際にミスで“怒りの1インチ(アングリーインチ)”が残ってしまった主人公・ハンセルが、ドラッグクイーン・ヘドウィグとしてライブステージに立つ姿を描いた作品だ。日本では2004年に三上博史を主演に迎えて初演され、その後も山本耕史、森山未來、浦井健治がヘドウィグ役を務めた。ヘドウィグ役に関ジャニ∞の丸山隆平今回上演される『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』では、関ジャニ∞の丸山隆平をヘドウィグ役に起用。俳優としても舞台・映画・ドラマで活躍し、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のファンだったという丸山が、初めてミュージカルに挑む。イツハク役に「ゲスの極み乙女。」のさとうほなみまた、恋人でありバンドメンバーとしてヘドウィグを陰ながら見守るイツハク役は、バンド“ゲスの極み乙女。”でドラマーほな・いこかとして活躍するさとうほなみが担当。演出は舞台版の演出を初めて手掛けるジョン・キャメロン・ミッチェルが、脚本とアドバイザーは山本耕史版ヘドウィグの演出を担当した鈴木勝秀が務める。『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』あらすじ少年ハンセルは、自由の国アメリカに渡りロックスターになるのが夢だった。彼は幼少時に母親からプラトンの魅惑的な「愛の起源」の物語を聞かされる。以来、彼は自分の“カタワレ”を見つけようと心に決める。ある日、彼は偶然一人の男と出逢う。その男に見初められ、彼との結婚の道を選んだハンセルに待ち構えていたのは、アメリカへ渡るための“性転換手術”だった。しかし、手術を受けたハンセルの股間には手術ミスで「怒りの1インチ(アングリーインチ)」が残ってしまう。その後、ヘドウィグを名乗り渡米を果すも離婚、ベビーシッターなどをして日々の糧を得つつロックバンドを組むも、なかなか成功への道が見えず生活に追われていた毎日だった。やがて17歳の少年トミーに出逢い、愛情を注ぐようになるヘドウィグだったが、トミーはヘドウィグの曲を盗んでビルボードNo.1のロックスターに上り詰める。最愛の人に裏切られたヘドウィグは自らのバンド「アングリーインチ」を率いて、ストーカーのようにトミーの全米コンサート会場を追い、スタジアム脇の冴えない会場で巡業する。果たして、自分の魂である歌を取り戻し、捜し求めていた“カタワレ(=愛)”を見つけることができるのか…?公演概要ブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』作・演出:ジョン・キャメロン・ミッチェル作詞・作曲:スティーヴン・トラスクアドバイザー:鈴木勝秀出演:丸山隆平、さとうほなみバンド:GUITAR/山岸竜之介、GUITAR/イイダケイスケ、BASS/FIRE DRUMS/ナガシマタカト、KEYBOARD/Robinチケット一斉発売日:2022年1月8日(土)10:00~チケット料金:全席指定11,000円※未就学児童入場不可プレイガイド:・チケットぴあ:公式サイト(東京・福岡・名古屋・札幌・東京凱旋公演)・イープラス:公式サイト(大阪公演)<東京公演>公演期間:2022年2月3日(木)~13日(日)全14回公演会場:EX シアター 六本木住所:東京都港区西麻布1-2-9問い合わせ先:サンライズプロモーション東京TEL:0570-00-3337(平日12:00~15:00)<大阪公演>公演期間:2022年2月16日(水)~19日(土)全7回公演会場:Zepp 大阪ベイサイド住所:大阪府大阪市此花区桜島1-1-61問い合わせ先:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~16:00/日・祝休業)<福岡公演>公演日時:2022年2月23日(水・祝) 13:00/17:00全2回公演会場:Zepp 福岡住所:福岡県福岡市中央区地行浜2-2-1問い合わせ先:キョードー西日本TEL:0570-09-242411:00~17:00(日曜日/祝日休)<名古屋公演>公演期間:2022年2月25日(金)~27日(日)全4回公演会場:Zepp 名古屋住所:愛知県名古屋市中村区平池町4-60-7問い合わせ先:サンライズプロモーション東京TEL:0570-00-3337(平日12:00~15:00)<札幌公演>公演日時:2022年3月2日(水)14:00/18:00全2回公演会場:Zepp 札幌住所:北海道札幌市中央区南9条西4-4問い合わせ先:道新文化事業社TEL:011-241-5161(平日9:30~17:30)<東京凱旋公演>公演期間:2022年3月4日(金)~6日(日)全4回公演会場:Zepp ダイバーシティ東京住所:東京都江東区青海 1-1-10 ダイバーシティ東京プラザ問い合わせ先:サンライズプロモーション東京TEL:0570-00-3337(平日12:00~15:00)
2021年11月11日関ジャニ∞の丸山隆平主演によるブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が、2022年2月3日(木)のEX THEATER ROPPONGIでの公演を皮切りに、全国5都市にて上演されることが決定した。1997年にオフ・ブロードウェイで誕生したミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』。少年ハンセルがアングリーインチという悲しみを抱え、性別を超えたドラッグクイーン・ヘドウィグとしてロックバンドのライブステージに降臨。物語は、そのヘドウィグによって、これまでの生い立ちと現在の心情を表す歌ととともに、一人語りで進行していく。舞台上で、演技・歌・そしてライブパフォーマンスという様々な要素を持つこの作品でヘドウィグを演じるのは丸山隆平。関ジャニ∞として常に音楽界の第一線を走り続け、俳優としても舞台・映画・ドラマで活躍し、作品のファンだったという丸山が、本作で初めてミュージカルに挑む。そして恋人でありバンドメンバーとしてヘドウィグを陰ながら見守るイツハクは、さとうほなみ。バンド“ゲスの極み乙女。”で、ドラマーほな・いこかとしてもバンドを支え、現実と作品がリンクするような存在のさとう自身、本作で新たな魅力を発揮することだろう。ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』は、ジョン・キャメロン・ミッチェル作・主演で1997年にオフ・ブロードウェイで初演され、マドンナやデヴィッド・ボウイなど数々のセレブリティたちも熱狂しロングランを記録。2001年には同じくミッチェルによって映画化され、サンダンス映画祭観客賞、監督賞など数々の賞を受賞するなど、舞台・映画共に世界中に一大ブームを巻き起こした。さらにに、14年にはリバイバル作品としてブロードウェイに進出し、トニー賞4部門という快挙を遂げ、15年公演では、ミッチェルが本作においてトニー賞名誉賞も受賞。日本では、2004年、05年に三上博史で初演、07年、08年、09年には山本耕史により全編英語詞の歌唱で、12年は森山未來により日本を舞台としたオリジナル解釈で、そして19年には浦井健治で原点回帰ともいえる形式で上演。また、17年には生みの親であるミッチェル本人による「SPECIAL SHOW」が開催され、本作の底知れぬ魅力と音楽の力で観客を魅了した。2年ぶりとなる日本での上演において、ミッチェル自らが舞台版の演出を初めて手掛け、山本版ヘドウィグの演出を手掛けた鈴木勝秀が脚本とアドバイザーを担当し、よりディープにヘドウィグの世界を創り上げる。<コメント>■ジョン・キャメロン・ミッチェル丸山隆平さんが主演を務める新公演の演出を手掛けることになりました。丸山さんとは既に話し合いを進めていてご一緒出来ることを今からとてもワクワクしています。実は舞台版のヘドウィグは今まで一度も演出したことがなく、今回の公演用に新しいアイデアも用意しており、長年信頼してきた日本の制作チームとのコラボレーションも楽しみ。コロナの問題もありますが、私も初日には来日できることを願っています。いい公演になるように、そして皆さんに新しいヘドウィグを楽しんでいただけるように力を注ぎます!■丸山隆平僕にとって新しい愛の起源とカタチを提示してくれた、厳しくも温かい大好きな作品です。いつか演じることができたらと、思っていたことが叶うに至り、言葉に表せない喜びと、怖さが同時に押し寄せてきました。さとうさんは、女優さんとしてどの作品を観ても素敵です。そして、彼女はドラマー!僕は、ベーシストでもあるので、いいバディーになるのではないかしら、と思いますし、とてもワクワクしてます。今回のビジュアル撮影前はとても不安でしたが、皆様にヘドウィグを彩っていただけたおかげで、堂々と一瞬で入り込むことができました。この感触をヒントにさらにヘドウィグの世界にdiveしたいです。リモートですが、ジョン・キャメロン・ミッチェルさんと顔合せが出来て、感激でクラッときました。ほんものやぁーーっ!って。「ヘドウィグの世界へようこそ!」と、歓迎していただけて、より気が引き締まりました!作品のことから他愛もないお話もして、今後さらにコミュニケーションを取っていけたらと思います。1ヶ月先のことさえ霧の中の話の様で、来年の2月のことなんて想像出来ないですよね。世界中のみんながそうである様に、僕もそうです。公演が叶った時は、このミュージカルで皆様の心に彩をそっと贈らせてください。健康な身体でお逢い出来ることを心待ちにしております。■さとうほなみ最初にお話を頂いた時は、バンドメンバーでお誘いいただいているのだと勘違いしていて、イツハクでと聞いたときは正直とても驚きました。この作品はとても魅力的で、イツハクという複雑だけど人間味の溢れる人物で出演させていただけること、心より嬉しく思います。ビジュアル撮影で丸山さんにお会いした時には「目の前にヘドウィグがいる…」と見惚れてしまいました。とてもお綺麗です。そしてライブを模して撮影をしたときに、胸が高鳴り、私自身本番がとても楽しみになりました。ヘドウィグの人生と、イツハクとの関係。切なく儚く美しい。そんな物語をイツハクとしてパワフルにお届けできればと思います。お楽しみにお待ちいただければ幸いです。【公演概要】ブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』作・演出:ジョン・キャメロン・ミッチェル / 作詞・作曲:スティーヴン・トラスクアドバイザー:鈴木勝秀出演:丸山隆平さとうほなみBAND:GUITAR/山岸竜之介GUITAR/イイダケイスケBASS/FIREDRUMS/ナガシマタカトKEYBOARD/Robin企画・製作:テレビ朝日 / ニッポン放送 / 東京グローブ座公式サイト: www.hedwig2022.jpチケット一斉発売日:2022年1月8日(土) 10:00~チケット料金:全席指定 11,000円(全席指定・税込)※未就学児童入場不可・チケットぴあ " (東京・福岡・名古屋・札幌・東京凱旋公演)・イープラス (大阪公演)■東京公演公演期間・会場:2022年2月3日(木)~13日(日) 全14回公演 / EX THEATER ROPPONGI主催:テレビ朝日 / ニッポン放送 / 東京グローブ座お問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)■大阪公演公演期間・会場:2022年2月16日(水)〜19日(土) 全7回公演 / Zepp Osaka Bayside主催:サンライズプロモーション大阪お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00 / 日・祝休業)■福岡公演公演期間・会場:2022年2月23日(水・祝) 13:00 / 17:00 全2回公演 / Zepp Fukuokaお問合せ:キョードー西日本0570-09-2424(11:00〜17:00 / 日曜日・祝日休)■名古屋公演公演期間・会場:2022年2月25日(金)~27日(日) 全4回公演 / Zepp Nagoyaお問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)■札幌公演公演期間・会場:2022年3月2日(水) 14:00 / 18:00 全2回公演 / Zepp Sapporoお問合せ:道新文化事業社 011-241-5161(平日9:30〜17:30)■東京凱旋公演公演期間・会場:2022年3月4日(金)~6日(日) 全4回公演 / Zepp DiverCity主催:テレビ朝日 / ニッポン放送 / 東京グローブ座お問合せ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)
2021年11月08日ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』日本版が、2022年10月1日(土)から11月3日(木・祝)まで東京・東急シアターオーブで、11月10日(木)から20日(日)まで大阪・オリックス劇場で上演される。小池徹平、城田優らが出演する。東京公演は9月3日(土)、大阪公演は10月1日(土)よりチケット一般発売を開始。ブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』日本版、3度目の上演へ『キンキーブーツ』は、イギリスの同名映画が原作のブロードウェイミュージカル。2013年に、トニー賞で最多となる13部門にノミネートされ、作品賞・主演男優賞・オリジナル楽曲賞・振付賞・編曲賞・衣裳デザイン賞の計6部門を受賞。日本では2016年に初演、2019年に再演され、チケットは全公演即日完売となるなど好評を博した。そんな『キンキーブーツ』で描かれているのは、経営不振に陥った老舗の靴工場が、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生するまでの過程。物語は、靴工場の跡取り息子・チャーリーが、ドラァグクイーンのローラに出会うところから始まる。登場人物新ローラ役に城田優、チャーリー役の小池徹平は続投2度目の再演となる今回の『キンキーブーツ』では、初演から出演している小池徹平がチャーリー役を担当。前二作で三浦春馬が演じていたローラ役は、城田優が演じる。■チャーリー・プライス(小池徹平)イギリスの田舎町・ノーサンプトンの靴工場「プライス&サン」の4代目として産まれた跡取り息子。父親の意向に反して恋人のニコラとロンドンで生活する道を選ぶが、その矢先に父親が急死。突如跡を継ぐことになる。働き始めると、実は工場が経営難に陥って倒産寸前であることを知る。■ローラ(城田優)チャーリーがロンドンで出会ったドラァグクイーン。経営難に陥っている靴工場を救うべく奮闘するチャーリーに、“ドラァグクイーンのためのブーツ「キンキーブーツ」をつくる”というヒントを与えるキーパーソン。後に、専属デザイナーとして靴工場に迎えられることに。ソニン、玉置成実、勝矢、ひのあらた他、実力派キャストもさらに、ソニン、玉置成実、勝矢、ひのあらた、飯野めぐみ、多岐川装子、施鐘泰といった実力派キャストも出演し、パワフルでハッピーなミュージカルを盛り上げる。■ローレン(ソニン)…靴工場の従業員。チャーリーに、“倒産を待つだけでなく、新しい市場を開発するべきだ”と助言する。■ニコラ(玉置成実)…チャーリーのフィアンセ。■ドン(勝矢)…靴工場の現場主任。■ジョージ(ひのあらた)…工場長。■パット(飯野めぐみ)■トリッシュ(多岐川装子)■ハリー(施鐘泰)公演概要脚本:ハーヴェイ・ファイアスタイン音楽・作詞:シンディ・ローパー演出・振付:ジェリー・ミッチェル日本版演出協力/上演台本:岸谷五朗訳詞:森雪之丞出演:小池徹平、城田優、ソニン、玉置成実、勝矢、ひのあらた他■東京公演上演期間:2022年10月1日(土)~11月3日(木・祝)※10月1日(土)~2日(日)はプレビュー公演会場:東急シアターオーブ住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ11階チケット一般発売日:2022年9月3日(土)10:00~チケット料金:S席 14,000円/A席 12,000円/B席 8,000円(全席指定、プレビュー公演&本公演ともに同金額)※チケットの取り扱いについては公式サイトを要確認。※ロビー開場は開演の60分前、客席開場は開演の45分前。※未就学児童は入場不可。※車椅子での来場予定者は、S席チケット購入後、サンライズプロモーション東京まで要問合せ。■大阪公演上演期間:2022年11月10日(木)~11月20日(日)会場:オリックス劇場住所:大阪府大阪市西区新町1-14-15チケット一般発売日:2022年10月1日(土)10:00~チケット料金:S席 14,000円/A席 12,000円/B席 10,000円/C席 8,000円/D席 6,000円(全席指定)※チケットの取り扱いについては公式サイトを要確認。※ロビー開場は開演の60分前、客席開場は開演の45分前。※未就学児童は入場不可。※車椅子での来場予定者はチケット購入後、キョードーインフォメーションまで要問合せ。【問い合わせ先】■東京公演:アミューズチアリングハウス公式サイト※問い合わせ内容によって確認に時間が掛かる場合がある。1週間経過しても連絡がない場合は、再度要問合せ。■東京公演チケット:サンライズプロモーション東京TEL:0570-00-3337(平日12:00~18:00)※当面の間は月~金12:00~15:00までの営業。■大阪公演:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~16:00 日祝休)
2021年11月07日現在、東京日比谷の日生劇場にて、SixTONESの京本大我さん主演で絶賛上演中のブロードウェイミュージカル『ニュージーズ』。その観劇レポートをお届けします!下町に生きる少年のしたたかな強さを見事に体現。繊細で傷つきやすい蒼白のプリンスが、たくましさやしぶとさを手にし、グランドミュージカルを背負う頼もしいプリンシパルへと成長した――。日生劇場で幕が上がった日本初演となるミュージカル『ニュージーズ』に、まさにそんな確信と手応えを得た。主演を務めたのが京本大我さん。昨年春、本稽古目前にインタビューしたときには、自身初のグランドミュージカルへの単独主演とあって、冒頭から不安と焦りを口にしていたのが思い出される。思えば、あの頃すでにさまざまな公演が延期や中止を余儀なくされ、今作もまた開幕を危ぶまれている状況にあった。その心配は現実となり、結果的に1年半というブランクを経て、今回ようやく開幕にこぎつけたわけだ。今年、稽古前におこなったインタビューでは、この空白の期間を「長かった」と振り返った京本さん。しかし、その口調には以前のようなプレッシャーに怯むようなニュアンスはなく、感じたのは、大きな一歩を踏み出そうとする強い決意のようなものだった。今思えば、このときに向け、それだけの準備を整えてきていたのに違いない。オーバーチュアが流れ、哀切なトランペットの音色がやがてオーケストラとなり、待ちに待った幕が上がる。京本さんが演じるジャックは、「ニュージーズ」と呼ばれる新聞売りの少年たちのリーダー格。彼らは、ほとんどが孤児やホームレスで、わずかな稼ぎのその日暮らし。そんななか、戦争が終結して以来、販売部数の低迷に頭を悩ませる「ワールド」紙のオーナー・ピュリツァー(松平健)が、利益を上げるために、一方的に卸値価格の値上げをニュージーズたちに通達。弱い者たちから搾取しようとする新聞社のやり方に怒りをおぼえたジャックは、仲間たちに声をかけ一斉ストライキを画策する。ジャックは周りから慕われる存在とはいえ、貧しく粗野な一面を持ったキャラクター。最初に京本さんが演じると聞いたときには、正直、その美しい顔立ちや、彼自身の生まれ育ちが、ジャックに邪魔になるのではないかと懸念した。なにせ同じ小池修一郎さん演出のミュージカル『エリザベート』では、皇太子・ルドルフを演じていたくらいだ。しかし冒頭から、それがまったくの杞憂だったと思わされるどころか、舞台に立つ京本さんは堂々として頼もしく、荒っぽい口調には、ニューヨークの街で生き延びてきたジャックのしたたかさや自負のようなものも滲み出ていた。そして何より目を見張ったのが歌だ。今作の作曲を手がけたのは、『アラジン』をはじめ『美女と野獣』や『リトル・マーメイド』などで知られるアラン・メンケンによるもの。もともと澄んだ歌声の持ち主ではあるが、メンケンの美しい旋律を確かなピッチで力強く歌い上げる。新聞社の一方的なやり方に怒りの声を上げる「The World Will Know」、仲間たちを集めストライキを蜂起する「Seize the Day」。自身の不甲斐なさに咆哮するような「Santa Fe」。セリフがきちんと届いてくる澄んだ明快な声と、感情がストレートに伝わる歌の表現力。かつて、「ミュージカルで活躍されている同世代の方々と比べて、出演作品の数が少ないし、舞台自体も年に1本やれているかどうか。それで、ミュージカルをやっていますって言うのもおこがましくて…」(anan2197号)と話していたが、何をか言わんや。紛れもなく、グランドミュージカルを背負って立つプリンシパルのひとりであることを証明してみせた。それだけではなく、ニュージーズたちが集結し踊る場面では、躍動感のあるエネルギッシュなダンスも披露し、役柄の人間としての強さや、主演たる存在感の大きさを感じさせた。しかしジャックは、けっして正義一辺倒のスーパーヒーローではなく、自らの生活と、仲間との友情、夢、信念…さまざまな葛藤の中で揺れ動き、苦悩しながら、少しずつ自分なりの正解を導き出してゆく。そんな泥臭い姿を真正面からまっすぐに、熱く演じ、胸を打つ。その他のキャストも素晴らしい。ニュージーズたちのストライキを取材する若き記者・キャサリンを演じているのは、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の咲妃みゆさん。本人の持つキュートさはそのままに、取材のためにニュージーズたちの中に果敢に入っていく度胸や、意思を貫いていく強さを丁寧に表現。それでもただの〝強い女〟にならず、そこに可憐さを感じさせるのは、咲妃さん自身の持つヒロイン力の高さゆえ。何事にも一生懸命で嘘がなく、一直線な彼女の姿は、職を手にする女性であれば、誰もが応援したくなるはずだ。加藤清史郎さん演じるデイヴィは、家計を支えるために弟と共に新聞売りに加わる少年で、聡明さや冷静さでジャックの参謀的な役割を担うキャラクター。子役時代からのキャリアに裏打ちされた確かな演技力と歌の実力で、説得力を高めてくれていた。そしてもうひとりのジャックの相棒であり、親友でもある足の悪いクラッチーには、松岡広大さんが扮している。松岡さん自身の持つストレートな明るさが役柄に重なり、骨太な物語にピュアな光をもたらしてくれる。片足を引きずりながら歩く役柄だけに、ダンス巧者である松岡さんのキレの良い踊りは封印されていたが、ニュージーズたちに混じり杖をつきながらも踊る場面などでも、動きにまるで違和感がないのは、彼の身体能力の高さあってのものだろう。そして、権力で少年たちを制圧しようとするピュリツァー役の松平健さんは、どこまでも大きく憎々しく。ジャックの絵の才能に気づきサポートしようとする劇場支配人のメッダを演じる霧矢大夢さんは、気風の良さと包容力を表現。すべての登場人物たちのピースがきれいにハマり、見事な調和が生み出されていた。演出は、『エリザベート』や『モーツァルト!』をはじめ、数々の人気ミュージカルを手がけてきた、日本を代表するミュージカル演出家である小池修一郎さん。演出自体は、ほぼブロードウェイの舞台を踏襲する形ではあるが、オーケストラピットを使い、そこからニュージーズたちが飛び出してくる演出は、都会の片隅で逞しく生きる彼らの境遇を的確に表現。舞台を立体的に使うことで作品に立体感と躍動感が生まれ、より見応えのあるものになっていた。これまでさまざまな大作を手がけてきた演出家らしく、大きな劇場を使いこなすテクニックはさすがの手腕。そしてこれまでにも、自身の作品で、何人もの若い役者たちを大きく飛躍させてきた演出家でもある。一体どんな手を使っているのかはわからないが、今回の京本さんもまさにだ。開幕時に、「人生最大のチャレンジと言っても過言ではない程、高く大きな壁を目の前に感じながら日々稽古してきました」とコメントしているが、その大きな壁を見事に越えて見せた。間違いなく今作は京本さんの今後の名刺がわりになる一作だ。ここに新たなミュージカルのプリンシパルが誕生した。すでにこの先、どんな作品に挑戦してくれるのか期待に胸を膨らませている。Information10月30日(土)まで東京の日生劇場で上演中。11月11日(木)~17日(水)には大阪の梅田芸術劇場メインホールでも公演あり。詳細は公式サイトにて。文・望月リサ 写真提供・東宝演劇部
2021年10月21日傑作ブロードウェイ・ミュージカルの映画化『ディア・エヴァン・ハンセン』で主演に起用されたのは、ミュージカル版でも主演を務め、最年少でトニー賞主演男優賞を受賞したベン・プラット。この度、彼を中心にした豪華俳優陣が本作の主人公エヴァン・ハンセンについて語る特別映像が到着した。日常に不安や孤独感を抱える高校生が、1通の手紙と“思いやりの嘘”をきっかけに、人とのつながりや“本当の自分”に気づくまでの過程を描く、希望に満ちたミュージカルである本作。ミュージカル公演時にはヒラリー・クリントンやマーク・ジェイコブスなど多くの著名人を魅了し、その初演で主役のエヴァン・ハンセンを演じて大絶賛を受けたのがベンだ。当時最年少で第71回トニー賞ミュージカル主演男優賞を受賞するほど、多くの人々を虜にした。今回の映画化で“エヴァン・ハンセン”を演じるなら彼しかいない、とスティーヴン・チョボスキー監督の熱望を受けて「エヴァン役はこれが最後」と出演を決意。圧巻のパフォーマンスを見せるベンが、今度はスクリーンを通して観客を魅了する。今回解禁となったのは、ベンがこの作品と初めて出会った時に感じたことや、本作への想いを語る特別映像。また、本作で共演したジュリアン・ムーアやエイミー・アダムスといった豪華俳優陣たちがベンへの印象を明かしており、本作への期待が高まる映像となっている。3年半もの間、ミュージカル版でエヴァンを演じたベンは、「何年にもわたって彼を理解し、彼と一体化し、身体的、感情的、音声的に彼を表現することができたから、エヴァンは僕にとってすごく特別な存在だったし、第二の人格のようだった」と語っており、「舞台よりオープンにするというよりは調整し直すという感じだった。心と体の動きを表現しつつ、内面の不安をしっかりと伝えていく必要がある」と、ミュージカル版より自然に内面を表現するよう意識したと、映画版とミュージカル版との表現の違いを明かす。彼の胸に迫る歌声のみならず、主人公エヴァン・ハンセンの一挙手一投足に注目してみてほしい。『ディア・エヴァン・ハンセン』は11月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ディア・エヴァン・ハンセン 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
2021年10月15日オフ・ブロードウェイ ミュージカル『キッド・ヴィクトリー』が、2021年12月15日(水)から26日(日)まで東京・浅草九劇にて上演される。オフ・ブロードウェイ ミュージカル『キッド・ヴィクトリー』オフ・ブロードウェイ ミュージカル『キッド・ヴィクトリー』は、『シカゴ』や『キャバレー』で知られる作曲家 ジョン・カンダーと脚本家 グレッグ・ピアースがタッグを組み、執筆した作品。1年間行方不明になっていた高校生・ルーカスとその両親、そして彼らを取り巻く人々の物語が描かれている。今回は、2019年の日本初演に続き奥山寛の演出で上演。主人公のルーカス役を和田庵と坂口湧久が務めるなど、全役ダブルキャストで繊細なストーリーを紡ぎ出す。『キッド・ヴィクトリー』あらすじアメリカのカンザス州の小さな町に両親と暮らす、高校生のルーカス。1年間行方不明となっていた彼が家に戻って来て、行方不明中の自身に降りかかった出来事のフラッシュバックに苦しみ、日常生活に戻れずにいた。忘れることのできない体験をし、心に深い傷を負って、彼はどう日常を取り戻していくのか。彼はどう生きていくのか。ルーカスと両親、そして彼をとりまく人々の物語。公演概要オフ・ブロードウェイ ミュージカル『キッド・ヴィクトリー』公演日:2021年12月15日(水)~26(日)会場:浅草九劇住所:東京都台東区浅草2-16-2 浅草九倶楽部 2階作詞・脚本:グレッグ・ピアース作曲・脚本:ジョン・カンダ―演出:奥山寛<EAST>出演:和田庵、森田浩平、木村花代、上野聖太、塚本直、遠藤瑠美子、丹宗立峰、田中なずな、小原汰武<WEST>出演:坂口湧久、ひのあらた、尹嬉淑、港幸樹、吉沢梨絵、真記子、小林タカ鹿、井上花菜、岡施孜■チケット料金:8,000円(全席指定)<一般発売>発売日:2021年10月16日(土)11:00~チケット取扱:チケットぴあ TEL 0570-02-999、Pコード 508-295<先行発売>・浅草九劇先行<抽選>期間:2021年10月2日(土)11:00~10月5日(火)23:59・ぴあプリセール<先行先着>期間:10月9日(土)11:00~10月14日(木)23:59
2021年10月07日アンドリュー・ガーフィールド主演、ブロードウェイ・ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」「ハミルトン」や『モアナと伝説の海』などを手がけたリン=マニュエル・ミランダの初監督映画『tick, tick...BOOM!:チック、チック...ブーン!』が、Netflixにて11月19日(金)より独占配信。予告編とキービジュアルが到着した。本作は、傑作ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」や「ハミルトン」の原作者として作曲、作詞なども手掛け、『モアナと伝説の海』の音楽も担当したリン=マニュエル・ミランダによる極上ミュージカル映画。ジア・コッポラ監督『メインストリーム』や『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ、『ハクソー・リッジ』のアンドリュー・ガーフィールドが、現実に押しつぶされそうになりながらも、決して夢を諦めない実在の作曲家ジョナサン・ラーソンを演じ、“夢”と “希望”を歌い描く。物語の主人公ジョナサン・ラーソンは、数々の賞に輝き、いまなお世界中で愛され続ける名作ミュージカル「RENT/レント」を生み出した実在の作曲家。本作は、彼が夢追う姿を描いた自伝ミュージカルの映画化作品。舞台は、1990年のニューヨーク――。食堂のウェイターとして働きながら、ミュージカル作曲家としての成功を夢見るジョナサン(アンドリュー・ガーフィールド)は、オリジナルのロック・ミュージカルの楽曲を、書いては直し、書いては直し...を数年間繰り返し、まもなく30歳を迎えようとしていた。恋人のスーザン(アレクサンドラ・シップ)は新たな夢に向かうために都会を離れることを願い、親友のマイケル(ロビン・デ・ヘスス)は夢を諦めて安定した仕事に就くことに。これまで共に夢を追いかけた仲間たちさえも、現実に目を向け変わっていく姿に焦りを覚えるジョナサン。「自分の夢に価値はあるのか?時間を無駄にしているのでは?」と自身に問いかけながらも、“チック、チック”と時間だけが過ぎていく毎日...。苦悩と葛藤の先に、“最高のロック・ミュージカルを作る”という夢を掴むことが出来るのか…。解禁となった映像では、美しいピアノの旋律に乗せて、ジョナサンが作り上げた楽曲が、観る者の心を奮い立たせるようにパワフルに鳴り響いていく。ニューヨークの煌びやかな夜景をバックに歌い踊る夢のようなシーンや、ジョナサンが飛び込んだプールの底から現れた音符たちが楽譜となって浮かび上がるファンタジックなひと幕も。他人に否定されようとも、深い悲しみに襲われようとも、彼を突き動かす夢への情熱が魂が込められたロック・ミュージカルに乗せ、歌い紡がれていく。監督を務めるリン=マニュエル・ミランダは、今年映画化もされたミュージカル「イン・ザ・ハイツ」によってトニー賞で作品賞・楽曲賞・振付賞・編曲賞を受賞、そして脚本・作曲・作詞・主演を務めたミュージカル「ハミルトン」ではピューリッツァー賞、グラミー賞のほか、トミー賞11部門を受賞した経歴を持ち、本作で初めて長編映画のメガホンを取る。Netflix映画『tick, tick...BOOM!:チック、チック...ブーン!』は11月19日(金)より独占配信開始。11月より一部劇場にて公開予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年10月05日10月1日に日本公開される『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』でジェームズ・ボンド役を卒業するダニエル・クレイグが、ブロードウェイに復帰することになった。シェイクスピアの『マクベス』で、『007』のバーバラ・ブロッコリーがプロデュースする。クレイグの役は、主人公マクベス。レディ・マクベス役はルース・ネッガが演じる。演出はトニー賞を受賞したサム・ゴールド。上演は来年3月29日にスタートし、4月28日に正式初演。上演期間は15週間。『ノー・タイム・トゥ・ダイ』の後、クレイグには『ナイヴス・アウト』の続編が控える。ネッガの次回作は、今年のサンダンス映画祭でお披露目された『Passing』。いずれの作品もNetflixが世界配信権を獲得している。文=猿渡由紀
2021年09月30日「トーキングヘッズ」のデイヴィッド・バーンによる伝説のブロードウェイショーをスパイク・リー監督が映画化した『アメリカン・ユートピア』のセルブルーレイ/DVD、レンタルDVDが12月8日(水)にリリースされることが決定した。「トーキング・ヘッズ」のフロントマンでグラミー賞受賞のアーティスト、デイヴィッド・バーンと、『ブラック・クランズマン』でアカ デミー賞を受賞したスパイク・リー。同じ時代にニューヨークで活動を始めたふたりが、初めて手を組み、“最高のコンビ”として時代を映し出す数々の問題(BLM、ダイバーシティ、政治など)を背景に、デイヴィッドの発想とスパイクの視点が融合、その絶賛されたパフォーマンスを余すところなく映像作品として再現、コロナ禍の今でもしっかりと体感できるライヴエンターテイメントとして完成させた。ピーター・バラカン監修の日本語字幕により、デイヴィッドやその楽曲を知らなくても、十二分にパフォーマンスを楽しめる本作。一方、「トーキング・ヘッズ」時代を知る世代にとっては、レイトショーながら1億円を超える興収を上げた最高傑作『ストップ・メイキング・センス』の進化系としての新たな必携盤の登場した。全21曲、ロックスペクタクルな107分となる本作は、デイヴィッドと11人の選りすぐられたプロたちのパフォーマンスをさらに堪能するために音楽作品には欠かせないリニアPCM24bit音源も採用。また、日本盤では楽曲をさらに楽しめる英語歌詞字幕機能やアメリカ公演でのPLAYBILL(作品ごとに、ブロードウェイの劇場で手渡される冊子)複製版を封入、ボックス仕様など、海外盤にはない特典も追加される。『アメリカン・ユートピア』ブルーレイ/DVDは12月8日(水)より発売。『アメリカン・ユートピア』ブルーレイ/DVD【BD】6,600円(税抜6,000円)【DVD】5,500円(税抜5,000円)※DVD同日レンタル開始発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメントアメリカン・ユートピア【Blu-ray】 [ デイヴィッド・バーン ]楽天で購入※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がcinemacafe.netに還元されることがあります。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・ユートピア 2021年5月28日より全国にて公開©2020 PM AU FILM, LLC AND RIVER ROAD ENTERTAINMENT, LLC ALL RIGHTS RESERVED
2021年09月21日Netflixが10月1日に配信を開始する、ブロードウェイ・ミュージカル『ダイアナ:ザ・ミュージカル』の予告編を公開した。実際のミュージカルは2020年3月にブロードウェイのロングエーカー劇場でプレビュー公演が行われていたが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響により中断。11月2日にプレビュー公演を再開する。「People」誌によると、撮影されたミュージカル作品が開幕前に配信されるのは、ブロードウェイ史上初めてだという。今作は、亡きダイアナ妃の人生に焦点を当てたミュージカルで、チャールズ皇太子との結婚式、チャールズ皇太子がカミラ夫人との不倫を公にした日に、のちに伝説となる「リベンジドレス」を着用して出席したガラなど、記憶に残るダイアナ妃のライフイベントが描かれる。ダイアナ妃を演じるのは舞台女優のジーナ・デ・ヴァール。ダイアナ妃が亡くなったとき、まだ小さかったというジーナは、役作りのためにYouTubeに投稿されているダイアナ妃の動画を食い入るように観て研究を重ねたという。「観客は、演じる人を見て2秒以内に受け入れるか受け入れないかを決めます。受け入れないと決めた人にとって、物語を楽しむのは難しくなってしまうし、話の展開にもついていけなくなってしまう」という思いからだ。ダイアナ妃を演じるジーナ・デ・ヴァール Photo by Bruce Glikas/WireImage(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年09月10日紅ゆずるが主演するブロードウェイ・ミュージカル「エニシング・ゴーズ」が8月11日、東京・明治座にて開幕した。豪華客船を舞台に、様々な立場の人々がそれぞれの思惑があるがゆえにトラブルを引き起こし、巻き込まれていく、トニー賞3部門を獲得したミュージカル・コメディの傑作。明治座では劇場創立以来初のブロードウェイ・ミュージカル作品の上演となる。舞台は1930年代半ばのニューヨーク。ナイトクラブの大スター、リノ・スウィーニー。そして一筋縄ではいかない登場人物たちが、偶然か必然か、ロンドン行きの豪華客船S・S・アメリカ号に乗り合わせたことから物語が進んでいく。ナイトクラブの大スター・リノを演じるのは、元宝塚歌劇団・星組トップスターで、退団後初のミュージカル出演となる紅ゆずる。豪華客船でトラブルや思惑に巻き込まれながら、それすらも笑い飛ばすパワフルなリノを、軽快に演じている。リノに猛アタックされながらも、自身は社交界の華・ホープが愛しているビリー役には大野拓朗、エリートのはずなのになんだか情けないビリーだが、愛嬌たっぷりなのは大野ならでは。そして陣内孝則演じるギャング・ムーンフェイスと、平野綾演じるその情婦・アーマ。ふたりが乗船したことで、またトラブルに繋がっていくわけだが、ヒールのはずがどこか憎めないキャラクターの二人が引き起こすドタバタが、タイトルでもある「エニシング・ゴーズ」=なんでもあり!な本作をより一層盛り上げている。演出・原田諒(宝塚歌劇団)の手腕で、歌・ダンスはもちろん、各場面が一層ショーアップされた本作。主題歌「エニシング・ゴーズ」では、キャストが集合。タップダンスで盛り上がる大ナンバーは圧巻だ。さらに松井るみが手掛けた、舞台美術は、盆が回るごとに船室、デッキ、さらには客室と、まるで乗船したような気持ちで楽しむことができる。舞台となった1930年頃は大恐慌からようやく落ち着きを取り戻した時期。当時の時代も求めた明るいミュージカル・コメディをぜひ劇場で体感してほしい。公演は8月29日まで、東京・明治座にて。その後は、愛知・御園座、大阪・新歌舞伎座、福岡・博多座を回る。チケットぴあでは東京公演は公演前日17時まで購入できる当日引換券を発売中。愛知、大阪、福岡公演はチケット一般発売中。
2021年08月17日ブロードウェイ・ミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン(Dear Evan Hansen)」がスクリーンに。ミュージカル映画『ディア・エヴァン・ハンセン』として、2021年11月26日(金)より公開される。心震わす傑作ミュージカルを映画化第71回トニー賞6部門(主演男優賞、作品賞、脚本賞、楽曲賞、助演女優賞、編曲賞)、第60回グラミー賞(最優秀ミュージカルアルバム賞)、第45回エミー賞(デイタイム・クリエイティブ・アーツ・エミー賞)を受賞した傑作ブロードウェイ・ミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」が映画化。“1通の手紙”と“思いやりからついた嘘”をきっかけに、主人公が人とのつながりや<本当の自分>に気づく過程を描く。映画『ディア・エヴァン・ハンセン』あらすじエヴァン・ハンセンは学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる。ある日、自分宛に書いた“Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)”から始まる手紙を、図らずも同級生のコナーに持ち去られてしまう。後日、校長から呼び出されたエヴァンは、コナーが自ら命を絶った事を知らされる。悲しみに暮れるコナーの両親は、手紙を見つけ息子とエヴァンが親友だったと思い込む。彼らをこれ以上苦しめたくないエヴァンは思わず話を合わせてしまう。そして促されるままに語った“ありもしないコナーとの思い出”は人々の心を打ち、SNSを通じて世界中に広がり、彼の人生は大きく動き出すー。『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』の製作陣が集結監督は、『ワンダー 君は太陽』や『ウォールフラワー』のスティーヴン・チョボスキー。製作には『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』のベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが参加している。舞台版「ディア・エヴァン・ハンセン」の作曲も担当しており、オビー賞及びドラマ・デスク・アワードのほか、トニー賞楽曲賞も獲得。また、ブロードウェイ公演のオリジナル・キャストが収録したアルバムは2018年度のグラミー賞で最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞、ゴールド・ディスクにも認定された。名曲が聴ける!予告映像予告映像では、音楽チームが手がけた劇中楽曲の一部を聴くことが可能。ベン・プラットが歌う「Waving Through a Window」は舞台版の隠れた名曲として人気が高く、米ダンスクラブソング・チャートで1位を獲得。世界の歌姫・ケイティ・ペリーなど多くのアーティストもカバーするなど、全世界で愛されている。『ディア・エヴァン・ハンセン』の代表曲「You Will Be Found」も、<君はひとりじゃない>という強いメッセージと共に物語を彩る。主演はミュージカル版から続投主演は、ミュージカル版でも主役を演じたベン・プラット。その他、『ブックスマート卒業前夜のパーティーデビュー』のケイトリン・デヴァー、ジュリアン・ムーア、エイミー・アダムスらが脇を固める。<主な登場人物とキャスト>主人公エヴァン・ハンセン(ベン・プラット)...学校に友達もなく、家族にも心を開けずにいる主人公。ハイディ・ハンセン(ジュリアン・ムーア)...エヴァンを支え、励ますシングルマザー。コナー(コルトン・ライアン)...エヴァンの同級生。エヴァンが描いた手紙を持ち去った後、自ら命を絶つ。ゾーイ(ケイトリン・デヴァー)...コナーの妹。エヴァンが想いを寄せる。シンシア・マーフィー(エイミー・アダムス)...コナーとゾーイの母親。エヴァンをコナーの親友だと思い込む。ラリー(ダニー・ピノ)...コナーの父親。アラナ(アマンドラ・ステンバーグ)...エヴァンの同級生。ジャレッド(ニック・ドダニ)...エヴァンの同級生。【詳細】映画『ディア・エヴァン・ハンセン』公開日:2021年11月26日(金)出演:ベン・プラット/エイミー・アダムス/ジュリアン・ムーア/ケイトリン・デヴァー/アマンドラ・ステンバーグ/ニック・ドダニ/ダニー・ピノ/コルトン・ライアン監督:スティーヴン・チョボスキー脚本:スティーヴン・レヴェンソン楽曲:ベンジ・パセック&ジャスティン・ポール製作:マーク・プラット/アダム・シーゲル製作総指揮:マイケル・ベダーマン/スティーヴン・レヴェンソン/ベンジ・パセック/ジャスティン・ポール原題:DEAR EVAN HANSEN配給:東宝東和
2021年08月02日日本公演40周年を迎える、ブロードウェイミュージカル『ピーターパン』が2021年7月22日よりめぐろパーシモンホール 大ホールで開幕した。今回、フック船長/ダーリング氏役で出演する小西遼生と、ダーリング夫人役の瀬戸カトリーヌに、作品の見どころはもちろん、互いの印象などを仲睦まじく語ってもらった。――現在のお稽古の状況を教えていただけますか。小西:稽古は順調です!毎日、笑い声が響き渡っています。(演出の)森さんを中心に、この作品を良くしようと奮闘しております。――瀬戸さんは製作発表のときに「本役よりも力を入れてらっしゃる役がある」というお話をされていました。瀬戸:そうなんです。「ダチョーン」!小西:(昭和のギャグの)「ガチョーン」みたいに言わないで(笑)。瀬戸:はい、ダチョウの役もやることになっていまして。先週も今週も、ダーリング夫人よりもダチョウの役の方に時間を割いています(笑)。どんなダチョウになるのか、期待していてください。小西:そうですね。夫のダーリング氏役である私から見ても、今の瀬戸さんは完全にダチョウの方に力を割いています(笑)――瀬戸さんのダチョウ役、とても楽しみです(笑)。改めてこの『ピーターパン』という作品の見どころや、なぜ愛され続けているのかを教えてください。小西:芝居としても、まずすごく良い戯曲ですよね。演出家によって、色を変えることができて、幅広い人に楽しんでもらえるから。森さんも稽古初めに言っていましたけど、全シーンが見どころなんです。これはもう原作者のバリさんが、子どもの頭の中でしか発想しえないような世界観を描きつつ、それを客観的に見ているバリさん自身の大人の観点も入っていて。それが、大人が見ても子どもが見ても、しかも何回見ても楽しめる理由なのかなと思います。瀬戸:やっぱり音楽が素晴らしいなと思って。ミュージカルは見終わった後に、何か口ずさめるものが名作と言われると思うんですけど、『ピーターパン』は、「クックゥー!ククー!」とか言いたくなりますよね。小西:びっくりした、突然大きな声出したから(笑)。瀬戸:ごめんなさい(笑)。そういう、ついつい口ずさみたくなるような名曲がそろっていることが魅力の一つだと思います。私は過去に2回出演させていただいていますが、演出家が変わる度に、同じ作品とはいえ、セットから何から違うものになりますよね。ピーターパンのイメージ像も演出家によって各々違うので、その違いが面白いなと思います。今回の森さんの演出は、すごくその想像力をかきたてる演出。映像技術などに頼らず、人間が作る舞台だからこそできる表現が多いと思うので、最終的にどんな出来上がりになるのか。私自身も楽しみですね。――何かまた「新作」に取り組んでるような感覚なのでしょうか。瀬戸:そうですね。だって過去にダチョウが出てきたことありました?小西:いや、世界初でしょうね。お母さんのダチョウは(笑)瀬戸:あ、それからピーターパンとフック船長の歌が初演ぶりに復活するんですよね。すごくチャーミングな曲で、面白い仕上がりになってます。お母さんとお父さんがうるさくなる可能性があります・・・――それぞれが演じられる役の見どころを教えてください。小西:僕は最近、原作者のバリさんのことをいろいろ調べているんですけど、フック船長は初演が明けて、しばらく経ってから、関係者みんなが「これはもうけ役なんだ」と気づいたらしいんです。フック船長という役は、もちろん映画によっては主役になるような有名なキャラクターですけど、ピーターパンという絶対的な存在のキャラクターがいて、その、ある意味兄弟のような部分もあり、でもやっぱり敵同士であり、もっというと、子どもが想像で作ったという抽象的な部分もあり。かなりポテンシャルが高い役なんです。なので、役者自身としても、やりどころが多いです。ピーターパンと表裏一体の部分が、とても魅力的ですね。瀬戸:光と影みたいですね。私もやってみたいです、フック船長(笑)小西:あはは、確かにちょっと見てみたい(笑)――瀬戸さんはダーリング夫人役についてはいかがですか?瀬戸:ウェンディを演じた経験もありますが、改めて母親としてのダーリング夫人を演じて感じるのは、帰ってくる場所がある、帰ってくるのを待つ人がいるというのは、すごく素敵だなということ。母としてこの作品を見ると、子どもが行方不明になって、もしかしたら戻ってこないかもしれないという状況ですから、非常に切ない気持ちになるわけです。なので、お客様が親子で見に来られたときは、親子で感じることが全然違うでしょうね。それも面白いポイントです。英国のキャサリン妃をイメージしながら、大地のように温かいお母さんを演じられたらいいなと思っています。――取材の段階からおふたりのコンビネーションの良さが伝わるのですが、お互いの俳優としての印象を教えてください。小西:僕はひと言で言えます。ひょうきんです(笑)。ムードメーカーですし、今回に関して言うと、『ピーターパン』という作品をよく知っている頼もしい方でもあって。いるだけで、ちょっと安心感がある存在です。瀬戸:そんな! すごく嬉しいです、頼ってます!小西:……ただ、お母さんとお父さんがちょっとうるさくなる可能性があります(笑)瀬戸:確かに。お父さんの蝶ネクタイがなかなか結べないのが、今、一番心配です(笑)小西:そうそう、そういう感じで、笑いどころではないシーンで笑いが起きる可能性を秘めています(笑)――瀬戸さんは小西さんに対してどのような印象をお持ちですか?瀬戸:とにかく優しんですよね。大きい器で私を受け止めてくれています。それに、小西さんはお芝居から歌への入り方がとても自然で、上手な俳優さんだと思います。歌になると急に変わる人がいるけれど、小西さんは、喋る声と歌の声が同じ。簡単に出来そうで、出来ないことだと思います。他にもいろいろ魅力はあるのですが、とにかく器用で頭がいい役者さんだと思います。吉柳咲良は本物のピーターパンに会わせてくれる稀有な役者――ピーターパン役の吉柳咲良さんについてはどうでしょう?小西:めちゃくちゃかわいい!初めて彼女と共演するので、今回の姿しか知らないですけど、今の咲良は多分、人生で一番かわいいと思う。僕が一番最初に彼女に会ったのは、扮装での撮影のとき。なので、最初からピーターパンの格好をしていたのですが、そのとき僕は「本物のピーターパンに会えた」という気持ちになって。ピーターパンをやるには、いろいろな要素が必要で、テクニカルなことも求められるのですが、まずピーターパンになれる素質があるかどうかがすごく大事じゃないですか。咲良にはその素質があると思います。森さんの演出はすごく細かいので、今役者全員で戦っていますけど、毎日、咲良は進化している。吉柳咲良ではなくて、ピーターパンとして存在していると思える瞬間が今回たくさんあります。本物のピーターパンに会わせてくれる稀有な役者ですよ。瀬戸:会ったときから、何か出来上がってる感じでしたね(笑)。年齢を聞いたら、なんと17歳!17歳なのに、本当にしっかり歌えるし、頼れる座長ですよ。咲良ちゃんが森さんと出会ったことで、より女優としてステップアップしていく様子が稽古を見ていると分かります。きっと今までのピーターパンとはまた違う、無邪気だけれども残酷さも持ち合わせたピーターパンを細かく作れていると思います。稽古場以外のところでは、かわいらしい17歳の女の子。K-POPが好きで、よくダンスを踊っています。小西:それから、何より声がいいですよね。本当に鐘がなるような歌声で、澄んでいる。あの声は持とうと持っても、なかなか持てるものではないです。――改めて観劇を楽しみにされてるお客様に一言お願いします!小西:今とにかく僕らが皆さんに伝えたいのは、皆さんに観てほしいということです。この作品は、特に子どもはもちろん、幅広い世代に見ていただけると思います。東京公演のみですが21年ぶりに生のオーケストラで上演されるので、その点も注目ポイントです。毎回違う演出で、新しいものが見られるという魅力もありますが、一方でやっぱり40年間に渡って育ててきた作品でもあると思うんですよね。どんどん作品は深まっていくものだと思うし、特に4度目の出演となる咲良が過去最高のピーターパンを見せてくれると思うので、ぜひたくさんの方に来ていただきたいです。瀬戸:このご時世、舞台に出させていただけることがまず、すごく幸せです。この『ピーターパン』という作品は本当に想像力をかきたてる作品。想像力って、ダチョウなどの動物にはなくて、人間だけが持ってる宝だと思うんです。想像力や夢がたくさん詰まった世界をぜひこの夏、楽しんでください。劇場で待ってるよー!取材・文・撮影:五月女菜穂
2021年07月26日昨年に日本での全公演が中止となったブロードウェイのミュージカル『ニュージーズ』の公演が改めて決定し、東京と大阪でそれぞれ10月、11月に開幕することが分かった。この度、演出の小池修一郎、主演の京本大我のコメントが公開された。1899年のニューヨークを舞台に、新聞販売の少年たち“ニュージーズ”の奮闘を描くミュージカル『ニュージーズ』は、2012年にトニー賞を席捲。ボブ・ツディカーとノニ・ホワイトが脚本を手掛けた同名映画を原作に、ブロードウェイでディズニー・シアトリカル・プロダクションズ製作により初演された。数々の賞を受賞し、2年間で通算1,004回公演を達成している。『美女と野獣』、『アラジン』など数々のヒット作を生み出し、アカデミー賞8度の受賞を誇るアラン・メンケンが音楽を、ジャック・フェルドマンが作詞を担当、そして『ラ・カージュ・オ・フォール』、『トーチソング・トリロジー』で知られ、トニー賞4度受賞のハーヴェイ・ファイアスタインが脚本を手掛けたミュージカル。また、演出は『エリザベート』、『モーツァルト!』、『レディ・ベス』、『ロミオ&ジュリエット』など、本ミュージカル界で多くの舞台を生み続ける小池(宝塚歌劇団)を迎え、この度日本版として生まれ変わる。“ニュージーズ”のリーダー的存在であるジャック役には、ミュージカル『エリザベート』のルドルフ役ほか、SixTONESとしてCDデビューした京本が演じる。小池、京本のコメントは、以下の通り。■演出/日本語訳/訳詞:小池修一郎(宝塚歌劇団)コメントいよいよ『ニュージーズ』が再始動いたします!昨年3月、1幕をザッと通した段階で稽古は止まり、数日後に公演中止が決定しました。感染防止のため、全員揃うこと無く解散となりました。集まったら、悔し涙の洪水以外無かったでしょう。その涙をエネルギーに変え再会を期した出演者たちは、1年半スキルを研いて来ました。彼らの熱い『Never Give Up!』のガッツが炸裂する舞台を、観客の皆さまと共有出できる日を心から楽しみにしています。今度こそ、劇場でお会いしましょう!!■主演(ジャック役):京本大我(SixTONES) コメントSixTONESの京本大我です。昨年、コロナ禍の影響により中止となってしまった『ニュージーズ』ともう一度向き合えること、ついに皆様のもとへお届けできることを心から幸せに思います。この1年、ただただ悔しく複雑な想いを抱えていましたが、この作品と奇跡の再会を果たせたことに感謝をし、今はただそれだけを噛み締めたいと思います。最高のキャスト、スタッフの皆さんと共に万全を期して挑みます。皆様のご来場を心からお待ちしております。【公演日程&チケット情報】東京公演日生劇場2021年10月9日(土)初日~10月30日(土) 千穐楽料金(全席指定・税込):S席¥14,000A席¥9,000B席¥4,500一般前売日:2021年9月4日(土)大阪公演梅田芸術劇場メインホール2021年11月11日(木)初日~11月17日(水) 千穐楽料金(全席指定・税込):S席¥14,000A席¥9,500B席¥5,000一般前売日:2021年9月4日(土)
2021年07月25日名門進学校を舞台に、ミュージカル部の設立を目指す生徒と教師の奮闘を描いたミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』が、7月2日(金)より東京・日本青年館ホールで上演となる。本作は、劇団四季出身でミュージカル「魔女の宅急便」などを手掛けたことでも知られる岸本功喜が脚本・演出・振付を担当する完全オリジナル作で、同演目を〈team Blue〉〈team Red〉の2チームがそれぞれ上演するというこれまでにない取り組みも話題だ。横山だいすけ、三倉佳奈、福井貴一、野々村真、湖月わたるが演じる個性豊かな教師陣は共通で登場し、〈team Blue〉は、ダンス・ボーカル・グループの『原因は自分にある。』から、武藤潤、杢代和人、大倉空人の3人と、瑛、中谷優心、村上貴亮が出演、〈team Red〉は、私立恵比寿中学の星名美怜、超ときめき♡宣伝部の小泉遥香と杏ジュリア、透明感のある雰囲気で現在売り出し中の河村花、NHK『おとうさんといっしょ』の竹内夢に加えて、前田悠雅が名を連ねる。ミュージカル俳優を夢見る主人公と、ひょんなことから顧問を引き受けることになった熱血教師を軸に、癖のある生徒たちと、創部を反対する校長との対立を経て、ミュージカル部は舞台初日=オープニングナイトを迎えることが出来るのか…。今回は、稽古が佳境に入る前の6月中旬の稽古場を取材した。ミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』稽古より、ミオ先生役の三倉佳奈取材はそれぞれ別の日に行われたが、取り組んでいるシーンはほぼ同じ。生徒6人とアンサンブル・キャストによる歌の稽古がメインで、主人公のマイト/マイを中心に、ミュージカルの上演に向けて、それぞれの生徒の個性を生かして役割を分担し、学校全体を巻き込んでいくという重要なパートだ。■team Blue〈team Blue〉の稽古は、今回ミュージカル初挑戦となる『原因は自分にある。』武藤・杢代・大倉が瑛、中谷、村上の3人と共に、いろいろと試しながら演出の岸本が肉付けをしていく。主人公のマイトをきっかけに進んでいく物語だけに、彼を演じる武藤はマイトをムードメーカーでみんなから愛されるキャラクターへと作り上げている印象だ。一方、マイトを支えるしっかり者の親友・ヒロキを演じる杢代は、自身の役割を理解しながら動きを何度も確認、自分の夢を打ち明けられないオウタ役の大倉は、全体の流れを見ながら的確に意見を出す。妹を溺愛する不良学生のユージに扮する瑛は、場面によりコミカルさを加え、ダンス力抜群という役どころの村上は、劇中で見せるキレのある動きが華やか、計算高い食いしん坊のタロウを演じる中谷は具体的な提案をしながら進めていく。6人のわちゃわちゃした感じを活かしつつ、役者の動きを見ながら振付をしていく岸本は、この稽古を通じて演出の方向性を定めつつあるようだ。また、この日の〈team Blue〉は、校長(湖月わたる)が創部を反対していた理由を語り、熱血教師のテッペイ先生(横山だいすけ)と生徒たちのいる前でとある先生の過去が明かされるという、芝居パートの稽古もあり、シリアスとコミカルを見事に演じ分ける校長役の湖月、横山扮するテッペイ先生の慕う生徒たちとのやりとりも楽しく、全体を通じてどのようなものになるのか、期待が高まる1日となった。ミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』稽古より、テッペイ先生役の横山だいすけ■team Red前述のとおり、場面やキャラクターの設定は同じながら、〈team Red〉の稽古は〈team Blue〉とは異なる輝きを放っていた。主人公のマイを演じる星名が持つ華やかでカリスマ性のある魅力と、まるでライブを行っているかのような力強いパフォーマンスは見る者の視線を釘付けにする。彼女を支える親友のヒロミ役の河村は、ニコニコとしながら場の雰囲気を作り上げ、思いを告げることができないレイコに扮する小泉は、クールで内なるものを秘めているという役どころをとらえつつ、しっかりとリアクションもしていく。妹を溺愛する不良学生ランを演じる前田は、誰よりもパワフルで粋なランを常に意識しながら稽古に挑んでおり、ダンスが上手なエリカ役の杏はしなやかに両手を広げながら、軽快に踊る姿が美しい。それぞれの個性が随所に溢れ、生き生きとしたカンパニーとなっているのだろう。岸本から「6人はクリエイトするほうなので、他の生徒や先生を巻き込んでいく役柄だから」という言葉で、アンサンブルとは異なる動きで引っ張っていこうとそれぞれの表情が変わったのもまた印象的な一幕だった。役者から湧き出るものを演出に落とし込んでいくという岸本が、彼女たちからどんな刺激を受けてこのシーンを仕上げていくのかも注目したい。同じ脚本であっても、キャストが異なれば別のものになる。〈team Blue〉〈team Red〉の違いを楽しむのもこの『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』の魅力の一つだ。ミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』稽古より、校長役の湖月わたる〈オープニングナイト〉に向けて駆け抜けていく大切な場面の稽古で、アンサンブルも含めて登場人物が多いため、実際に出演者の動きを見ながら、岸本が演出と振付のイメージを膨らませていく。目標に向かって一致団結していく生徒役メイン・キャストの6人の姿と、最高の〈オープニングナイト〉を迎えるために奮闘する劇中のキャラクターたちの思いが重なり、圧倒的な熱量を持って取り組んでいる。教師のキャストやアンサンブルは同じながらも、〈team Blue〉〈team Red〉で演出やとらえ方は異なるだろうし、互いに切磋琢磨しながら、素晴らしい〈オープニングナイト〉をそれぞれが迎えることだろう。キャストコメント■横山だいすけコメント日々の稽古の中で沢山の発見があります。生徒役、先生役みんなとにかくアツい! それぞれの想いが交錯する中でオープニングナイトらしい最後を迎える時、全てが繋がる んです!!…と、ついネタバレしそうになるのですが、色んな伏線があるので、どのシーンも見逃さ ないように観てほしいです!先日稽古を観ながら涙してしまうことがありました。それくらい温かくハッピーになれる 舞台です!ぜひ会場でこの温かさに触れてみてください!■三倉佳奈コメント数日遅れで稽古に参加しましたが、初日に見た皆さんの歌とダンスが圧巻で!気合いスイッチが入りました。カンパニー全員でシーンを積み重ね作り上げていく面白さを噛み締め日々稽古しています。ミオ先生はだいすけさん演じるテッペイ先生とのシーンが多いのですが、キュンとしていただけたら。笑2人の空気感や関係性の変化を是非楽しみに観ていただきたいです。ミュージカルの魅力が120%詰まった作品。沢山の皆さんに届きますように!■湖月わたるコメント今、稽古場で何度も目の当たりにしているのが、眩しすぎる瞬間です。生徒も教師も青春ど真ん中!爆発するエネルギー、葛藤、気づき。ミュージカルだからこそ、劇場という特別な空間だからこそ、伝えられるものがあると確信しています!私は厳格な校長として、彼らの前に大きく立ちはだかりたいと思います!私達の熱い思いを込めたメッセージ、是非受け取ってください。劇場で心よりお待ちしております!!公演概要ミュージカル「オープニングナイト」〜桜咲高校ミュージカル部〜●出演者横山 だいすけ三倉 佳奈福井 貴一野々村 真<team Blue>武藤潤(原因は自分にある。)、杢代 和人(原因は自分にある。)、大倉 空人(原因は自分にある。)瑛(あきら)、中谷 優心、村上 貴亮<team Red>星名 美怜(私立恵比寿中学)、河村 花、小泉 遥香(超ときめき♡宣伝部)前田 悠雅(劇団4ドル50セント)、竹内 夢、杏 ジュリア(超ときめき♡宣伝部)渡邉 心結湖月 わたる 他●スタッフ脚本・演出・振付:岸本功喜作曲・音楽監督:小島良太●公式HP: ●公式Twitter: @OpeningNight_m()●日程<teamBlue>2021年7月2日(金)~7月5日(月)全6公演<teamRed>2021年7月8日(木)~7月11日(日)全6公演※未就学児入場不可●会場:日本青年館ホール●主催:ABCテレビ/アークスインターナショナル/ABCフロンティア/サンライズプロモーション東京●お問い合わせ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)●チケット一般発売:6月19日(土)10:00~チケット料金:特典付きチケット 12,000円、一般チケット 9,000円(全席指定)<特典内容>・公式パンフレット・オリジナルトートバッグ・特製クリアファイル・ブロマイドセット(3枚1セット:キャスト衣装グループショット)企画制作:アークスインターナショナル/ABCテレビ本公演は、政府および上演地の都道府県が定める新型コロナウイルス感染対策の方針に従って、公演の準備を行っております。最新の情報は公式サイト にてご確認ください。
2021年06月28日トニー賞4冠のブロードウェイ・ミュージカルをフレッシュなキャストで映画化した『イン・ザ・ハイツ』。この度、日本でも大ヒットした「RENT/レント」から影響を受けたという、ラップバトルを繰り広げる本編映像が解禁となった。今回解禁となったのは、劇中の男性陣がラップ合戦を繰り広げる本編映像。皆の居場所である街ワシントン・ハイツがなくなってしまうかもしれない危機を迎え、厳しい現実にあっても夢を語りあう主人公たちが描かれている。それは、主人公ウスナビ(アンソニー・ラモス)が営むコンビニで売った宝くじの中に、9万6,000ドルの当たりくじがあったことが発覚するシーン。慎ましく暮らすワシントンハイツの住民にとってはとんでもない大金だ。このうわさは街中に広まり大騒ぎになるが、ウスナビたちも「もし9万6,000ドルを手にしたら?」と色めき立つ。まずタクシー会社に勤めるベニー(コーリー・ホーキンズ)のラップからスタート。「ハデに使わずクールにビジネス・スクールへ」と堅実な性格を見せたと思いきや「俺はリッチな実業家。タイガー・ウッズが俺のキャディ」と野心むき出しなリリックを次々と披露する。対するウスナビも「やめな。ホラ吹き男。お前のウソはピノキオ」と応酬。そこに割って入るのはペインターのピート(ノア・カターラ)だ。しかし「やめろ。下手なラップ。“よう”しか言えねえ?」とすぐに一蹴され撃沈。3人のラップバトルのような舌戦はさらに白熱していく――。本作はサルサやメレンゲ、R&Bやポップなど様々な音楽で彩られているが、中でもこのシーンに見られるようなラップミュージックは“ミュージカル映画”の従来のイメージとのギャップもあり新鮮に映る。本作の原作ミュージカル初演当時も、クラシックやポップが主流だったブロードウェイに本格的にラップを持ち込んだことが大きなインパクトを与えた。原作者であり、作詞・作曲を務めたリン=マニュエル・ミランダは、この斬新なミュージカルを作った時の心境を、「僕は昔からミュージカルが大好きなのですが、既存のミュージカルには、自分の居場所がないと感じていたんです。だから、大好きな『RENT/レント』のジョナサン・ラーソンが友達の話を作品の題材にしたように、僕も『イン・ザ・ハイツ』を独自に書き始めました。僕が舞台にふさわしいと感じた、大好きなラテン音楽やヒップホップを取り込んだ作品をね」と語る。「RENT/レント」はロックミュージカルと謳われているように、伝統的なブロードウェイミュージカルにロックの融合を試みた作品。「RENT/レント」がロックでブロードウェイを変革したように、「イン・ザ・ハイツ」はラップでブロードウェイの歴史を変えた作品といえるだろう。6月11日(金)に全米3,456スクリーンで公開された本作は、13日(日)までの公開3日間で1,140万5,000ドルのオープニング成績(BOX OFFICE MOJO調べ)を叩き出し、『グレイテスト・ショーマン』(オープニング成績880万5,843ドル)を超える大ヒットを記録。米・映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では驚異の96%フレッシュとなっている(6月14日時点)。『イン・ザ・ハイツ』は7月30日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:イン・ザ・ハイツ 2021年7月30日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年06月25日