日本で上演されるたびに、ミュージカルファンを熱狂の渦に巻き込んだ不朽の名作『CHICAGO』。しかし今回のブロードウェイ・キャストの来日公演は、飛び抜けてスペシャルだ。TVドラマ『glee/グリー』のシュースター先生ことマシュー・モリソンが、弁護士のビリー・フリンを演じる姿を、世界に先駆けて目撃できるのだから!舞台は1920年代のシカゴ。不倫相手を射殺した人妻・ロキシーは、やはり妹と夫を殺害したダンサー・ヴェルマがいる監房に収監される。ここでヴェルマを中心とした女性たちが、それぞれの犯した罪を自己正当化たっぷりに歌う『監獄タンゴ』は、この舞台を象徴するような一曲だ。無罪を狙うロキシーが弁護士を雇ったところで、お待ちかねのビリー・フリンが登場! 大きな羽を持ったダンサーたちに囲まれて「愛こそがすべて」みたいに歌い上げたその口で、法外なギャラを請求したり、メディアや法廷にバンバン嘘をつくなど、見事な悪徳ぶりを発揮する。従来のフリンが、いかにも胡散臭い雰囲気なのが多かったのに対し、マシュー版フリンは実にさわやかでエレガント。しかし言ってることはダーティ極まりないという、このギャップにしびれてしまう。ジャズを多用した名曲の数々、かすかな肩の動きすらドキッとするほど官能的な「フォッシー・スタイル」が随所で炸裂する振付は「これぞミュージカル!」 と言いたくなるほど楽しさの塊だ。その一方で、あらゆる犯罪を娯楽に変え、正義よりも金や名声を優先する登場人物たちのふるまいは、思わず眉をひそめるものばかり。でもそれをブラックユーモアあふれるセリフと歌詞、人の死すらとことんショーアップする突き抜けた演出で見せ切ってしまうのが、『CHICAGO』の唯一無二な点なのだ。日本公演に向けて、マシューは「日本はコンサートで何回も来ていますが、初めてキャラクターを演じる姿をお見せすることができます。しかもそれが大好きな『CHICAGO』なのは夢のようです。自分にとって近い存在であり、長年支えてもらった日本で演じられることをすごく特別に感じています。ドウモアリガトウ!」とメッセージを送ってくれた。劇中では「50年も経てばすべてが変わる」という歌詞が出てくるのに反して、初演から50年近くを経てもなお、変わらず刺激と興奮を与え続ける『CHICAGO』。一生の記念になるのは確実な舞台を、どうかお見逃しなく!大阪公演は4/21(日)までオリックス劇場にて上演中。東京公演は4/25(木)〜5/5(日)まで東急シアターオーブ (渋谷ヒカリエ11階)にて上演。前売りチケット絶好調販売中。早めのご予約がお勧めです!ブロードウェイミュージカルCHICAGO来日公演2024出演:マシュー・モリソン他来日カンパニー※生演奏、英語上演、日本語字幕あり大阪公演:4月18日(木)〜21日(日)オリックス劇場料金 (税込・全席指定):S席 15,000円/A席 10,000円/B席 7,000円※平日公演は1,000円引き:S席 14,000円/A席 9,000円/B席 6,000円キョードーインフォメーション0570-200-888(月〜土11:00〜18:00/日祝休み)主催:関西テレビ/キョードー大阪後援:FM COCOLO/FM802東京公演:4月25日(木)〜5月5日(日)東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)料金 (税込・全席指定):S席 16,500円/A席 12,500円/B席 9,500円キョードー東京0570-550-799(オペレータ対応 平日11:00〜18:00/土日祝10:00〜18:00)主催:TBS / キョードー東京後援: J-WAVE企画制作:TBS/キョードー東京招聘:キョードー東京 文:吉永 美和子写真:宮川舞子 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月21日ブロードウェイミュージカルの金字塔であり、心弾むナンバー「Shall We Dance?」でも知られる『王様と私』が、4月9日、東京・日生劇場で幕を開けた。東宝制作のプロダクションとしては、実に約24年ぶりという新演出版。『サウンド・オブ・ミュージック』などを世に送り出したリチャード・ロジャース(音楽)&オスカー・ハマースタイン二世(脚本・歌詞)コンビの名曲の数々に乗せて、北村一輝と明日海りおをはじめとした実力派役者陣が、華やかでロマンティックな王道ミュージカルを展開している。舞台は1860年代のシャム(現タイ)。英国人将校の未亡人で家庭教師として働くアンナ(明日海)は、息子のルイス(木村亜有夢/田中誠人のWキャスト)と共に王都バンコクに到着する。王様(北村)の子息の授業に張り切るアンナだったが、クララホム首相(小西遼生)ら王宮内の旧弊なしきたりには困惑を隠せない。一夫多妻制で王にかしづく王妃チャン夫人(木村花代)、隣国から献上された踊り子タプティム(朝月希和)らの境遇にも違和感を覚えるアンナ。専制君主としてすべてを采配する王様にとっても、アンナの主張は理解できないものだった。頑固者同士のふたりはぶつかり合うが、子どもたちを熱心に導くアンナの姿に、王様は次第に信頼を深めてゆく。一方、多くの書籍を読み込み確かな知識で議論する王様に、アンナも国籍や性別を超えて友愛の情を育むように。そんな中、イギリスから特使がやってくるとの報がもたらされる。隣国のように植民地にされてしまうのではと恐れる王様に、アンナは西洋式の晩さん会を提案するが……。物語はほとんどが、中央に高い階段が設えられた、壮麗な金色の王宮を模した舞台セットで展開。北村は少しエキセントリックな声音に“遠い国の王様”の雰囲気を漂わせながら、王ならではの豪華な衣裳を着こなしさすがの存在感だ。国を統べる王としてアンナとしばしば対立するものの、彼女の存在によって自らの心の声を聞き、変わっていく様子を丁寧に表現。初のミュージカル出演だが、安定感のある声質が役どころに重なり、ソロでもしっかりと聴かせる。明日海は映画版でもおなじみのたっぷりと裾が広がったドレス姿が美しく、バラ色の頬に生き生きとした表情を浮かべてアンナを好演。知性と優しさ、そして王様相手でも一歩も引かない芯の強さを表してハマり役だ。授業の場面で「Getting to Know You」を歌いながら子どもたちに見せる笑顔など、明日海アンナならではの魅力も随所に。家庭教師らしいシンプルなドレスから晩餐会での豪華なドレスまで、品のあるニュアンスカラーの衣裳が次々と登場するのも楽しい(衣裳:有村淳〈宝塚歌劇団〉)。そんなふたりが「Shall We Dance?」に乗せて踊る有名なシーンは、そびえる舞台セットに繊細な照明が映え、まさに夢のようなひととき(美術:松井るみ、照明:髙見和義)。オーケストラの生演奏もあいまって、王道ミュージカルの華やかさを存分に堪能できる。次第に絆を深めてゆく王様とアンナに対して、旧態依然としたしがらみから逃れられないのが、踊り子タプティム(朝月)と恋人ルンタ(竹内將人)だ。悲しい恋に身を投じるふたりのナンバー「We Kiss in a Shadow」が胸に迫る。同じく旧弊な世界にとらわれているチャン王妃役・木村の美しく伸びる歌声や、クララホム首相役・小西の悲哀の表情も印象的。王様の態度にアンナが「ハラスメントよ!」と悔しがるひと幕も含めて、時代の過渡期を生きる人々の戸惑いがうかがえる(演出・翻訳・訳詞:小林香)。その他、彼なりの誠実さでアンナに好意を寄せる特使ラムゼイ卿(中河内雅貴)、アンナを温かく見送るオルトン船長(今拓哉)にも注目だ。囲み会見では北村と明日海が早くも名コンビぶりを発揮ゲネプロの前には、衣裳を身に着けたキャストによる囲み会見が行われた。“シャムの王様”らしい独特のヘアスタイルで現れた北村は、「(ブロードウェイで当たり役をとった)ユル・ブリンナーのスキンヘッドが有名ですが、今回は新演出ということで、歴史上の王様などを参考にしました」と解説。さらに「(初ミュージカルということで)不安はありますが、それも全部含めて、まずは楽しもうと思っています」と抱負を語った。明日海も、「お客様に、この素晴らしい音楽や舞台を楽しんでいただけるように努めたい」と緊張の面持ちで作品へのリスペクトを口にする。「タプティムとルンタの愛の大きさ、強さをしっかりと伝えたい」(朝月)、「不朽の名作に参加できて嬉しい。2幕ではあの名曲も歌わせていただきます」(竹内)、「(役どころの)テーマとしては“大きな海”。王様を支える王妃を演じたい」(木村)とそれぞれが興奮気味に語った。キャスト同士でツッコミを入れたりと、和気あいあいとした空気の中、「登場時間は少ないんですけど……」とさらに笑わせたのは中河内だ。続く「(この大作に)出られるだけで幸せだなと感じています」との言葉に、隣の今も「それを言ったら僕も同じだけれど」と笑いながら、「北村さんは不安と言いましたが大丈夫、(船長役にかけて)視界良好です!」とベテランならではの頼もしい発言が。小西も「王様の右腕……だけでなく右足にもなって支えるつもりです」と意気込んだ。「明日海さんはカフェオレのような、“ミルク多め”のまろやかさのある方。右も左も分からない中、とても助けていただきました」と言う北村に、「お客様を前にして北村さんがどうなっていくのかが楽しみです! 私もまだまだ不安がありますが…」と返す明日海。すかさず「できるよ!」と言う北村と、「できますね、できる!」と一緒に握りこぶしを作る明日海の姿は、劇中の王様とアンナそのもの。取材陣から改めて笑いが漏れた。最後に北村から「実際に参加してみて、本当にミュージカル俳優の方の歌ってすごいんだなと感動しています」と、心からの言葉が。「ミュージカルを観たことがない方やお子さんにも面白さが伝わる作品だと思いますので、ぜひ楽しみにしていただけたら」と作品への想いを伝えてしめくくった。取材・文:藤野さくら撮影:岩村美佳<公演情報>ミュージカル『王様と私』2024年4月9日(火)~4月30日(火)会場:東京・日生劇場チケット情報()公演情報:
2024年04月11日ブロードウェイミュージカル『RENT』が、2024年8月から9月にかけて東京・大阪にて日米合同キャストで上演されることが決定した。本作は、プッチーニのオペラ『ラ・ボエーム』をもとに、NYイースト・ヴィレッジに生きる若者たちの姿をビビッドに描き、ピュリツァー賞やトニー賞などに輝いたロックミュージカルの金字塔。ブロードウェイでは2008年9月まで12年にわたってロングラン上演が行われ、計5,124公演を記録。日本では1998年に初めて日本語上演版が行われて以降、来日公演も幾度となく開催されている。今回上演されるのは、1996年に作者ジョナサン・ラーソンとともに『RENT』を生み出したマイケル・グライフによるオリジナル演出版。出演者は、1998年の日本語版初演時にマーク・コーエンを演じた山本耕史が再び同役を演じるほか、ロジャー・デイビス役でAlex Boniello、ミミ役でChabely Ponce、エンジェル役でJordan Dabson、モーリーン役でCrystal Kay、コリンズ役でAaron A. Harringtonが名を連ねた。演出は、ブロードウェイ版でマーク役を演じたこともあるトレイ・エレットが担当する。なお本公演は全編英語での上演となる。<公演情報>日米合作 ブロードウェイミュージカル『RENT』脚本・作曲・作詞:ジョナサン・ラーソン演出:トレイ・エレット初演版演出:マイケル・グライフ振付:ミリ・パーク初演版振付:マーリス・ヤービィ出演:山本耕史、Alex Boniello、Crystal Kay、Chabely Ponce、Jordan Dobson、Aaron A. Harrington ほか※全編英語上演(日本語字幕あり)【東京公演】日程:2024年8月21日(水)〜9月8日(日)会場:東急シアターオーブ【大阪公演】日程:2024年9月11日(水)〜9月15日(日)会場:SkyシアターMBS公式サイト:
2024年04月11日『シュレック・ザ・ミュージカル』や『ファン・ホーム』、そして昨年のトニー賞でミュージカル作品賞やオリジナル楽曲賞などに輝いた『キンバリー・アキンボ』でも知られる作曲家ジニーン・テソーリが音楽を手掛け、1997年にオフ・ブロードウェイで初演された『VIOLET』 。2014年には別演出によりブロードウェイでも上演されたミュージカルを、藤田俊太郎が演出したのは2019年、梅田芸術劇場が英国チャリングクロス劇場と共同で企画・製作・上演するプロジェクトでのことだった。藤田が単身渡英して作り上げた「英国キャスト版」はオフ・ウエストエンドで好評を博し、翌年4月には同じ演出コンセプトによる「日本キャスト版」が日本で上演される予定となっていたが、コロナ禍により全公演中止に。一部内容を変更して9月に上演を果たしたものの、3日間限定の公演だったため“幻の作品”となっていた。その待望の再演が、本日4月7日(日)に東京芸術劇場プレイハウスで開幕。主人公ヴァイオレット役に、ミュージカル初挑戦の三浦透子と進境著しい屋比久知奈(Wキャスト)を新たに迎えての上演だ。左から)黒人兵士フリック役:東啓介、白人兵士モンティ役:立石俊樹舞台は1964年のアメリカ南部。幼い頃に父親(spi)による不慮の事故で顔に大きな傷を負い、25歳の今まで人目を避けて暮らしていたヴァイオレット(三浦/屋比久)は、決意の表情でノースカロライナのバス停にいる。「あらゆる傷を癒やす」と噂の“奇跡の伝道師”(原田優一)に会うため、1500キロ西のオクラホマ州タルサまで、人生初の旅に出ようとしているのだ。乗り込んだ長距離バスの中で黒人兵士フリック(東啓介)、白人兵士モンティ(立石俊樹)、老婦人(樹里咲穂)ら、さまざまな価値観をもつ人々に出会い、少しずつ変化していくヴァイオレット。長い旅の先に、彼女が辿り着く境地とは――。今回は、2019年の英国公演にはあったものの、2020年の日本公演ではコロナ禍により叶わなかった、「オンステージシート」が登場することも話題のひとつ。休憩なし130分の公演を舞台上で体験したら、ヴァイオレットと一緒に旅をしているような気分になれそうだ。ミュージカル『VIOLET』 制作発表記者会見より取材・文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『VIOLET』音楽:ジニーン・テソーリ脚本・歌詞:ブライアン・クロウリー原作:ドリス・ベッツ『The Ugliest Pilgrim』演出:藤田俊太郎出演:三浦透子/屋比久知奈(Wキャスト)東啓介 立石俊樹sara 若林星弥 森山大輔 谷口ゆうな 樹里咲穂 原田優一 spi【東京公演】2024年4月7日(日)~4月21日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス【大阪公演】2024年4月27日(土)~4月29日(月・祝)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティチケット情報:()公式サイト:
2024年04月07日1990年に日本で公開された映画『プリティ・ウーマン』。2024年9月〜10月に、そのミュージカル版が日本に初上陸します!今回、初来日公演、立川公演に加え、大阪でも上演されることが決定。ロサンゼルスを舞台に、敏腕ビジネスマンと無邪気な娼婦が織り成す恋物語である「プリティ・ウーマン」のミュージカル版は2018年にシカゴで初演され、その後ニューヨーク・ブロードウェイとロンドン・ウエストエンドで上演、現在アメリカ全55ヶ所でのツアー中のカンパニーが9月に日本に来日します。大阪公演は10月4日(金)〜6日(日)、東大阪市文化創造館 DreamHouse大ホールにて。観るもの全ての心弾むハッピー・ポジティブ・ミュージカルに乞うご期待!<STORY>舞台は1990年代、ロサンゼルス。ニューヨークから出張中の敏腕実業家エドワードは、ひょんなことから娼婦のヴィヴィアンとハリウッドの街角で出会い、彼女と一夜を共にする。離婚歴あり、恋人とも別れたばかりのエドワードは金銭が行動原理の主軸にある男。大きな企業買収を前にビジネス・ディナーに同伴する女性が必要となり、ヴィヴィアンと一週間の契約を結ぶ。だが、男性に金で買われる生活に自尊心をすり減らしてはいるものの、知性の片鱗と無邪気で屈託のない魅力を見せるヴィヴィアンに、エドワードは次第に心ひかれる。ヴィヴィアンも、紳士的で自分の知らない世界を教えてくれるエドワードに心を寄せていき――。二人の恋の行方は?立飛グループ創立100周年記念事業PRESENTSブロードウェイ・ミュージカル プリティ・ウーマン※生演奏/英語上演/日本語字幕あり<初来日公演>日程:2024年9月11日(水)〜9月16日(月)8回公演会場:新国立劇場 オペラパレス料金(税込):S席 16,000円A席 12,000円B席 9,000円主催:TBS、VIS A VISION、ぴあ企画・制作:TBS/Vis A Vision/ぴあ特別協賛:立飛ホールディングス特別協力:アミューズ招聘: ビザビジョン後援:TBSラジオ<立川公演>日程:2024年9月18日(水)〜9月23日(月)8回公演会場:TACHIKAWA STAGE GARDEN(立川ステージガーデン)料金:S席 16,000円A席 12,000円B席 9,000円主催:立飛ホールディングス、TBS、VIS A VISION、ぴあ企画・制作:TBS/Vis A Vision/ぴあ特別協力:アミューズ招聘:ビザビジョン後援:TBSラジオ/エフエムたちかわ/立川商工会議所/立川市商店街振興組合連合会/たちきたエリアマネジメント/一般社団法人立川観光コンベンション協会協力:株式会社立飛ストラテジーラボ/一般社団法人立飛教育文化振興会/株式会社立飛ホスピタリティマネジメント/公益財団法人立川市地域文化振興財団/学校法人国立音楽大学/株式会社三越伊勢丹 伊勢丹立川店<初来日公演&立川公演>一般発売:2024年5月18日(土)<大阪公演>日程:2024年10月4日(金)〜10月6日(日)5回公演会場:東大阪市文化創造館 DreamHouse大ホール料金:S席 14,000円A席 9,800円主催:サンライズプロモーション大阪共催: PFI東大阪文化創造館株式会社企画・制作:TBS/Vis A Vision/ぴあ特別協賛:立飛ホールディングス特別協力:アミューズ招聘: ビザビジョン<大阪公演>一般発売:2024年5月26日(日)AM10:00〜公式ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年04月03日2024年12月、上海で世界初演されるミュージカル『インファナル・アフェア』の演出・振付を、長谷川寧(ミュージカル『ピーター・パン』、ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』ほか演出・振付担当)が手掛けることが発表された。長谷川は、2018年から中国全土で上演している『白夜行』『人間失格』の演出・振付を手掛け、2023年11月15日に開催された2023北京・天橋ミュージカル年間式典では、影響力のあるミュージカル作品賞・年間優秀ミュージカル演出家賞・年間優秀ミュージカル振付家賞などを受賞した。新作ミュージカル『インファナル・アフェア』は、2002年にアンディ・ラウとトニー・レオンが主演した香港の映画作品で、香港ノワールの代表的作品。映画は第一部公開後、全3部作となり大反響を巻き起こし、2006年にはマーティン・スコセッシ監督によるハリウッドリメイク作品『ディパーテッド』がアカデミー賞作品賞を受賞。日本でも本作をモチーフにしたテレビドラマ『ダブルフェイス』(香川照之・西島秀俊W主演)が製作された。世界中で愛された本作のミュージカル化プロジェクトには、国際的な布陣が集結。脚本には、韓国ミュージカル『フランケンシュタイン』『ベン・ハー』『ベルサイユのばら』などのワン・ヨンボム、音楽にはフレンチミュージカル『赤と黒』『ロックオペラ モーツァルト』『1789:バスティーユの恋人』などのウィリアム・ルソー、作詞にはGMAゴールデンメロディアワードにて第28回「年間最優秀アルバム賞」にノミネートされるなど注目の歌手・音楽プロデューサー・ソングライターの許鈞がそれぞれ参加する。長谷川は「中国で3度目のミュージカルを作ることになりました。今回は香港ノワールの名作映画の舞台化になりますが、これまで小説や漫画原作の作品はやってきましたが、原作が映画スタートの作品は初めてで、これもまた新たな挑戦となります。映画は素晴らしい作品であることは間違いないので、銀幕上に映る彼らを新たにどう舞台上に甦らせるか、ご期待いただきたい」とコメントしている。<長谷川寧 プロフィール>Photo by Marc Doradzilo作家・演出家・振付家・パフォーマー。2003年冨士山アネット(フジヤマアネット)設立。異ジャンルとのコラボレーションを通じ本質を見詰め直す「疑·ジャンル」をテーマに国内外にて活動中。17年ベルリン・Theatertreffen International Forumに招聘、19年台北國際藝術村でのレジデンス制作、20年國家兩廳院(National Theater and Concert Hal,Taipei)IDEA’s LAB.参加、21年KYOTO CHOREOGRAPHY AWARDファイナリスト、22年ELECTRICJAPAN2022(The Coronet Theatre/LONDON)招聘、23年『白夜行』『人間失格』にて北京・天橋音楽劇年度盛典にて優秀演出賞・優秀振付賞他、作品が多数受賞。近年の演出·振付作品として『死刑執行中脱獄進行中』、『歌劇BLACKJACK』の他、国内でのミュージカル演出·振付作品として『ピーター・パン』、『ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド』。中国では染空間ミュージカル『白夜行』『人間失格』が現在も全国ツアー継続中。振付家としてフジファブリック、bonobos、EGO-WRAPPIN’等ミュージシャンへの振付の他、Disney+スターオリジナル『ガンニバル』、映画『イチケイのカラス』、SoftBankのCM等映像作品にも多数参加。国内外の活動を軸に新たなアジアのヴィジョンを更新すべく精力的に活動中。<公演情報>ミュージカル『インファナル・アフェア』演出・振付:長谷川寧脚本:ワン・ヨンボム音楽:ウィリアム・ルソー歌詞:許鈞2024年12月 上海にて世界初演
2024年03月22日2021年に日本初演され、第29回「読売演劇大賞作品賞」にも輝いた、ブロードウェイミュージカル『ニュージーズ』の再演が決定。2024年10月から11月にかけて東京・兵庫・福岡で上演される。『ニュージーズ』はボブ・ツディカーとノニ・ホワイトが脚本を手がけた同名映画が原作で、1899年のニューヨークを舞台に新聞販売の少年たち“ニュージーズ”の奮闘が描かれる。ブロードウェイではディズニー・シアトリカル・グループ製作により初演され、トニー賞8部門ノミネート、2部門受賞/ドラマ・デスク・アワード6部門ノミネート、2部門受賞を果たし、ブロードウェイで2年間にわたって通算1,004回公演を達成した人気作だ。『美女と野獣』、『アラジン』、『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』など数々のヒット作を生み出し、アカデミー賞8度の受賞を誇るアラン・メンケンが音楽を、ジャック・フェルドマンが作詞を、そして『ラ・カージュ・オ・フォール』『トーチソング・トリロジー』で知られ、トニー賞を4度受賞しているハーヴェイ・ファイアスタインが脚本を手がけた、美しいメロディーと躍動感あふれるダンスナンバーが盛りだくさんのミュージカルとなっている。“ニュージーズ”のリーダー的存在であるジャック役を演じるのは、今回がグランドミュージカル初主演となる岩﨑大昇(美 少年)。また、『エリザベート』『モーツァルト!』『レディ・ベス』『1789 -バスティーユの恋人たち-』『ロミオ&ジュリエット』『LUPIN~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』などで知られる小池修一郎(宝塚歌劇団)が、日本初演に続いて再び演出を務める。■岩﨑大昇 コメントジャック役の岩﨑大昇です。以前、先輩である京本くんが演じられていたこの作品を任せていただけることになり、とても光栄に思います。観劇させていただいた当時、まさか自分がジャックを演じる日が来るとは思ってもいませんでした。それが現実となった今、心から嬉しい気持ちと主演を担う緊張感でいっぱいです。皆様に素晴らしい舞台をお届けできるよう、僕の持てる力の全てをかけて臨みます。<公演情報>日生劇場10月公演 ディズニーミュージカル『ニュージーズ』作曲:アラン・メンケン作詞:ジャック・フェルドマン脚本:ハーヴェイ・ファイアスタイン演出/日本語訳/訳詞:小池修一郎(宝塚歌劇団)【東京公演】2024年10月 日生劇場【兵庫公演】2024年11月 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール【福岡公演】2024年11月 福岡サンパレス ホテル&ホール公式サイト:
2024年03月21日2024年7月から8月に東京・愛知・広島・富山・大阪で上演されるブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』のメインビジュアルとプロモーションビデオが公開された。1981年に榊原郁恵の初代ピーター・パンが新宿コマ劇場に舞い降りて以来、44年目となる歴史あるミュージカル『ピーター・パン』。今回のメインビジュアルには、ピーター・パンを中心としたキャラクターたちが、ロンドンの空からネバーランドへ飛び出してくるような夢の冒険に誘うメッセージが込められている。11代目ピーター・パンを演じる山﨑玲奈は、ボタニカルな葉っぱがあしらわれた衣裳に身を包み、昨年よりもより一層凛々しいピーター・パンの姿をみせた。ピーター・パンと敵対するフック船長を演じる小野田龍之介は、歴代フック船長を演じた俳優が使用してきたフックを身に着け、今年もチャーミングでカッコいいフック船長を彷彿とさせた。また、今回2年ぶりにダーリング夫人役を演じる壮一帆は、新たな衣裳に身を包み、前回とはまた違ったダーリング夫人をみせてくれそうだ。併せて、タイガー・リリー役、パイレーツ役、ロストボーイズ役、モリビト役のキャストとクリエイティブスタッフが発表された。ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』PV<公演情報>青山メインランドファンタジースペシャル ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』原作:サー・J・M・バリによる作品を元にしたミュージカル作詞:キャロリン・リー作曲:モリス(ムース)・チャーラップ翻訳・訳詞:福田響志演出・振付:長谷川寧【キャスト】ピーター・パン:山﨑玲奈フック船長:小野田龍之介ウェンディ:鈴木梨央ダーリング夫人:壮一帆タイガー・リリー:住玲衣奈パイレーツ:荒川湧太、今村洋一、加瀬友音、鈴木真之介、鳥居留圭、渡部又吁ロストボーイズ:小熊 綸、梶 みなみ、田代 明、德岡 明、松尾音音モリビト:ASUKA、石原詩月、伊藤 奨、児玉彩愛、小宮海里、七理ひなの、古澤美樹、森田駿介【東京公演】日程:2024年7月24日(水)~8月2日(金)会場:東京国際フォーラム ホールC【愛知公演】日程:2024年8月11日(日・祝)・12日(月・休)会場:御園座【広島公演】日程:2024年8月17日(土)・18日(日)会場:広島文化学園HBGホール【魚津公演】日程:2024年8月24日(土)・25日(日)会場:新川文化ホール 大ホール【大阪公演】日程:2024年8月31日(土)会場:梅田芸術劇場メインホール公式サイト:
2024年03月18日ブロードウェイ・ミュージカル『プリティウーマン』の初来日公演が、東京・新国立劇場 オペラパレスとTACHIKAWA STAGE GARDEN (立川ステージガーデン)にて9月に上演されることが決定した。1990年、バブル景気に沸く日本で公開され、大人気を博した映画『プリティ・ウーマン』。そのミュージカル版が日本に初めてやってくる!ロサンゼルスを舞台に、敏腕ビジネスマン(リチャード・ギア)と無邪気な娼婦(ジュリア・ロバーツ)が織り成す恋物語は世界中で大ヒット、ジュリア・ロバーツにとって出世作となった。2018年に初演され、ニューヨーク・ブロードウェイとロンドン・ウエストエンドで上演されたミュージカル版は、日本でも人気を誇るシンガーソングライター、ブライアン・アダムスが、長年自曲を共に作ってきたジム・ヴァランスと共同で作詞・作曲を担当。「(Everything I Do) I Do It for You」「Have You Ever Really Loved a Woman?」といった大ヒット曲を生んだアダムス・サウンドが楽しめる、物語の時代を伝えるナンバー揃いだ。ミュージカル初演版の演出と振付を手がけたのは、ミュージカル『キンキーブーツ』の演出と振付でも名高いジェリー・ミッチェル。──愛で、人は変わることができる。心弾むサウンドあふれるハッピー・ポジティブ・ミュージカルに乞うご期待!文=藤本真由(舞台評論家)<公演情報>立飛グループ創立100周年記念事業PRESENTSブロードウェイ・ミュージカル『プリティ・ウーマン』【初来日公演】9月11日(水)〜9月16日(月) 8回公演会場:新国立劇場 オペラパレス料金(税込):S席 16,000円A席 12,000円B席 9,000円【立川公演】9月18日(水)〜9月23日(月) 8回公演会場:TACHIKAWA STAGE GARDEN (立川ステージガーデン)料金:S席 16,000円A席 12,000円B席 9,000円一般発売:2024年5月18日(土)公式ホームページ:
2024年03月09日豪華ミュージカル俳優陣(安蘭けい、石川禅、浦井健治、加藤和樹、咲妃みゆ、シルビア・グラブ、田代万里生、橋本さとし、濱田めぐみ、森公美子、柚希礼音、吉原光夫)が集結することでも話題となっている、ミュージカル『カム フロム アウェイ』(東京公演:日生劇場3月7日~29日、大阪公演:SkyシアターMBS 4月4日~14日、 愛知公演:愛知県芸術劇場 大ホールにて4月19日~21日、福岡公演:久留米シティプラザ ザ・グランドホール 4月26日~28日、熊本公演:熊本城ホール メインホール 5月3日~4日、群馬公演は高崎芸術劇場 大劇場にて5月11日~12日)。同作は、2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件(9.11)で行き場を失った飛行機のうち38機が、カナダのニューファンドランド島にある小さな町・ガンダーに不時着した実話から、人種、国、宗教、すべてを越えて繋がる人と人との心の物語をミュージカル化した。トニー賞、ローレンス・オリヴィエ賞、ニューヨーク・タイムズ紙の批評家賞をはじめ、数々の演劇賞を受賞し、この度日本初演を迎える。今回は、ホリプロ 井川荃芬プロデューサーにインタビュー。ミュージカル上演のプロセス、またキャスト選出についても話を聞いた。○■ミュージカル『カム フロム アウェイ』プロデューサーにインタビュー――まずはこの作品との出会いについて教えてください。どうして日本で上演しようと思ったんですか?私はホリプロに入社してまずはマネージメントの部署に配属されたのですが、その時から舞台が好きで、夏期休暇を使って毎年ブロードウェイに舞台を観に行っていたんです。観劇スケジュールから旅行を組み立てて、マチソワマチソワで「滞在中に12本観ます!」みたいな(笑)。周囲も「井川の夏休みはどうせNYだろう」という感じでした。なので演劇の部署に異動になってからもルーティンとしてブロードウェイに行っていました。『カム フロム アウェイ』も2017年のトニー賞で話題になり前評判の高さも知っていたので、2018年に観に行きましたが、観劇前は「9.11の話」ぐらいの知識で。それなのに、観終わった瞬間に「絶対に日本で上演したい」と思ったんです。やっと取れたチケットが1階席の最後列だったのですが、とにかく舞台上から伝わってきた人のパワーがすごくて。「9.11」という状況の中で、人と人が繋がり、国境も全てを越えてみんなが一緒になって今を生きるということをエネルギーにしていて、しかもたった5日間の中で生まれた絆が10年、20年経ってもつながっている物語に圧倒されました。あとは作品の作りの素晴らしさ。ノンレプリカで上演している国もあるのですが、今回日本ではブロードウェイ版の演出で上演します。キャストの方からも「どうしてレプリカにしたの?」と聞かれたのですが、やっぱり最初に観た演出が何よりも秀逸だったんです。12人で100分を上演する中で100名近くを演じ分け、物語をシンプルに真っすぐ語って伝えてくれている。長年かけて創り上げられ、削ぎ落とされて完成された作品を、ぜひ日本でも上演できたらと思いました。これをそのまま日本語で届けられたら、同じパワーを届けられるんじゃないかなと思って、劇場を出てそのまま上司に「絶対やりたい」とメールしました(笑)。滞在期間中に関係者の方に繋いでもらい、アプローチをスタートしました。リードプロデューサーにすぐアプローチができたのは、本当に運が良かったと思います。いろんなパターンがあるんですけど、やっぱり根幹となる方々とお話をスタートさせていただけたというのはすごく大きくて。当時はこれから世界中に進出していく、というくらいの時期だったので、「ぜひ日本でやりましょう」ということで交渉がスタートしました。○■それぞれ誰が出るかわからない中で集まったキャストたち――その情熱がキャストを集めるに至ったのでしょうか? どういう経緯で集まったんですか?NYで観劇した際に、「もし日本で上演できることになった時にこの役はこの方に演じていただいたらピッタリなのではないか」など妄想キャスティングをしており、それぞれの方に精一杯の思いを伝えました。結果として、この物語を伝える素晴らしいパワーある方々が集まってくださったので本当に感謝しています。そして、日本側のスタッフさん、スタンバイを務める方々(上條駿、栗山絵美、湊陽奈、安福毅)も素晴らしい方に入っていただけることになりました。舞台上で放つ個性が素晴らしいですし、さらには、キャストの方々がただそこで生きてくださっていることで、単純に「いい作品だったね」で終わらない日本版になっていると思っています。――普通は集まることのない方達が集まっているのでは…という印象もあります。先日スタッフさんに「これ、新春コンサートじゃないですよね?」と言われて(笑)。出演する皆さんもお話をさせていただいた時は、誰が出るかわからない中で聞いてくださっていたので、出演を決めてくださったことが本当にありがたいです。――これだけ削ぎ落とされた作品ということで、ミュージカルに“ド派手エンターテインメント”を求める観客からは驚かれるかもしれないと思いますが、いかがですか?削ぎ落とされた演出で伝える本作品をきっと楽しんでいただけると思っています。役者さんがシンプルに舞台上で生きています。ただそれは役者さんにとってはとても怖いことだとも思います。今回は開演したら舞台上ではスタッフが一切手を出せなくて、転換も全て役者自身がやるんですよね。本当に人の力で助け合い、100分間を劇場で一緒に共有する。「こういうミュージカルもあるんだ」ということも感じて頂けると思うので、期待して足を運んでいただけたらすごく嬉しいです。お客様は貴重な時間と費用を使って観に来てくだるので、皆様に満足していただけるものをお届けできるように頑張ります。お一人で来ていただいてもパワーをもらえると思いますし、誰かと一緒に観に来ていただいても観劇後に色んな会話をして頂けると思います。若い世代の方にも、人と繋がることの面白さや楽しさなどを感じてもらえると思います。キャストの方々も「今までで1番大変」と言いながら稽古を毎日行ってくださっています。本当に素晴らしいので、ぜひ一人でも多くの方にこの物語が持つ魅力を届けたいですし、パワーをもらいに来ていただけたらと思います。■井川荃芬プロデューサー2008年、ホリプロ入社。関わった作品に『スクールオブロック』『キングアーサー』『COLOR』『ジェイミー』『メリー・ポピンズ』『ビリー・エリオット』『デスノート THE MUSICAL』『スリル・ミー』など。)
2024年03月07日ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』が、2024年3月7日(木) に東京・日生劇場で開幕。それに先立ち行われた会見時のコメントが到着した。トニー賞、ローレンス・オリヴィエ賞、ニューヨーク・タイムズ紙の批評家賞をはじめ、数々の演劇賞を受賞した本作は、2001年9月11日の同時多発テロの裏で、カナダにある小さな町・ニューファンドランドで起きた実話をもとにしたミュージカル。12人の出演者のみで100人近くの役を次々に演じドラマが交錯する。東京公演は2024年3月29日(金) まで同所で上演。その後、4月4日(木) から14日(日) に大阪・SkyシアターMBS、4月19日(金) から21日(日) に愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、4月26日(金) から28日(日) に福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、5月3日(金・祝)・4日(土) に熊本・熊本城ホール メインホール、5月11日(土)・12日(日) に群馬・高崎芸術劇場 大劇場で上演される。上演時間は100分間(休憩なし)を予定している。初日前会見時コメント■演出:クリストファー・アシュリーこの9年間、この作品を作ってから世界では大きな分断やたくさんの紛争が起こっています。その中で、優しさであったり他人に対して寛容な思いを持つ作品を手がけることができて本当に幸せな思いです。僕はこの作品については何もかも知り尽くしたつもりでいましたが、ここにいる素晴らしいキャストの皆さんから、この作品そして登場人物たちについてたくさんのことを学んでいます。ここにいる皆さんが好きすぎて、今後のキャリアではこの人たち以外とお仕事したくないと心に決めたところです(笑)。ぜひこの美しい劇場で、この素晴らしいキャストをご覧にいらしてください。この作品は優しさ、そして寛大さについての物語です。日本の皆さんに穏やかな風をお届けできれば幸いに感じます。■安蘭けい足掛け約6カ月準備してきたのですが、今振り返ってもあっという間すぎて明日が初日なんて信じられないです。でも、すごく密度の高いお稽古をさせてもらってきたのできっと素晴らしい初日になるだろうなと思っています。日本キャストにしかできない味を皆様にお届けできたらなと思っています。■石川禅半年間、私たちは本当に高いハードルをみんなでいくつも一緒に乗り越えてやってきました。私たちは実在していた人物を演じることはたくさんありますが今現在も実在していらっしゃる方たちを演じることはほとんどないので、嘘をつかないで、その方たちの気持ちに成り代わって演技をするということが私たちの最後の高いハードルだと思っています。そのハードルをなんとか飛び越えていこうと思っているのですが、あまりにも楽しいキャストの皆さんが揃っていて、毎日毎日爆笑しながらやっています。どうぞ劇場までお越しください。楽しいです!■浦井健治昨日稽古中に舞台袖で安蘭さんが「始まるってことは終わっちゃうんだよね、寂しいね」とお話されていたのですが、そのぐらい6カ月間ずっと皆一緒に毎日8時間くらいいたんです。舞台稽古に入ると4人のスタンバイキャストの皆さんも舞台上を見守ってくれているんですけれども、その4人も少し寂しい表情をしていて、改めてこの16人で千穐楽の5月まで完走出来ることを目標にやっていくんだなと思うと同時に、これまでやってこれたことも幸せなんだなと感じました。この作品の現場から、人と人って温かいんだな、というものを感じさせていただいているので大切にやっていきたいと思います。ぜひお越しください。■加藤和樹稽古が始まる前からミュージカル界のアベンジャーズたちと共演するということで結構ドキドキしていましたが、稽古を重ねていく中で本当にみんなが同じ時間を共有して失敗も笑いに変えながら前に進んでいく感覚が、一つのカンパニーというよりファミリーな感じがしています。もちろん不安もありますが、長い稽古期間で自分たちが培ってきたものを舞台上で発揮して、日比谷界隈で一番エネルギーのある作品に仕上がったと感じています。ぜひ劇場に観に来ていただければと思います。■咲妃みゆ稽古場を振り返ると本当に壮絶だったんですが、本当に愛おしい日々でした。ひとりの人間として今後の人生で心にずっと持っておきたい大切な考え方などを私自身この作品からたくさん学ばせて頂いていることにとても感謝しています。早くお客様にお届けしたいですし、モデルとなった方々への敬意を胸に一回一回大切にお届けしたいと思いますのでよろしくお願いします。そして見所は美しい舞台セット!必見です!■シルビア・グラブ先ほど初めて舞台上で照明やセットを全部合わせて通させていただきました。最後のナンバーで飛行機の乗客みんなで一列になって上を向いて窓の外を見るシーンがあるんですが、その瞬間にすごく涙が出てきました。あのセットの中でやるのがとても感動して、最後のピースとして客席にお客様が入った時にどれだけ冷静にいられるか分からないぐらい最高でした。劇場へぜひお越しください。■田代万里生今回衣裳はご覧の通り普段着なのか衣裳なのか分からないくらい自然ですし、男性キャストはほぼメイクをしていません。僕も帽子をかぶるので整髪料すらつけていません。9.11のガンダーで起きた突然の出来事の中なので、こんなに日常と非日常というカテゴライズがない作品は初めてです。この素敵な日生劇場で開幕いたしますが、千秋楽まで50公演以上あります。全一幕約100分ですので、100分×50公演、約5000分をこれからこのキャストと一緒に歩んでいくということで、ぜひ沢山の方に届けていきたいなと思っております。劇場でお待ちしております。■橋本さとし僕の役者キャリアの中で最も過酷な稽古だったような気がします。普段はそんなにミスしませんが、めちゃくちゃミスしました。(一同笑い)ミスしてもみんなが笑い飛ばしながらやってくれるので、稽古は恥のかき捨てと言いますか、いっぱい稽古でミスしながらやっとここにたどり着いたなという思いです。もうすっかり北米の北東の果てのニューファンドランド人になりました。なってますよね(笑)?皆さんと一緒に稽古を経て劇場に入り、明日初日を迎えられるというのは本当に嬉しい限りです。観に来てください、お待ちしています。■濱田めぐみ稽古場にいる時からこのメンバーみんなと1m以上は離れずにピタッと1日8時間ずっと一緒にいたので、本当に他人じゃなくファミリーというか、親族の寄り集まりのような感じです。舞台上でちょっと不安かなと思って見回すと、家族がいるような感覚の中、我々が稽古場で過ごしてきた半年間、その長さの中で積み上げてきたチームワークというのが垣間見れると思いますし、そのチームワークの中に来てくださった観客の皆様も毎回毎回一員になってくださるんだと思うとすごく楽しみで仕方ないです。明日から開幕しますが、最後まで怪我なく全員で走り抜けたいと思います。よろしくお願いします。■森公美子メガネをかけているときはハンナ、取った時は島民ということで、これで皆さん今私が誰なのかがわかると思います。本当に楽しい稽古場なんですが同時にもうすごいハードで、なんと7キロ痩せました。『カム フロム アウェイ』ダイエットです!本当にたくさんの幸せをこのファミリーから頂き、私たちも色々と勉強もさせていただきました。ドキュメントや資料を見ている中で、私が一番ニューファンドランド島にいる方に近い体型だということもよくわかりました(笑)。ハンナの役の方にも体型だけは似ております。というわけで私、頑張ってますので、ぜひ観に来てください。■柚希礼音このミュージカルは「全く演じずにやる」ということがテーマで、稽古中から何度も何度もそれをご指摘いただき、それが本当に難しかったです。ですが、その度にこのすごいキャストの皆さんが本当に家族のように、「こうしたらいいんじゃない?ああたらいいんじゃない?」と自分のように教えてくれました。『カム フロム アウェイ』の作品自体はもちろん、このキャストの皆さんがなにより温かくて、温かさでどうにかなるんじゃないかというくらい心がポカポカとしております。お客様にこの温かい物語を、心から届けたいと思っております。ぜひ5月の千秋楽まで沢山の方に観ていただきたいです。■吉原光夫僕は人の言うことを聞きたくなくて役者になったのですが、この稽古期間中は番号とか位置とか、なんでも言うことを聞かなくちゃいけなかったので、地獄すぎて稽古が早く終わればいいのにと思いました(笑)。でもこのすごく穏やかで誇り高い作品をどう日本のお客さんに届けるのか、そしてこの作品をこのミュージカル界のポンコツスターたちがどう穏やかに優しく、人に対して思いを寄せて、手と手を取ってこの作品をお客さんに届けるかっていうのは、まだ始まってないのでその日までは緊張を緩めずに、人の言うことを聞いて頑張りたいなと思っています。日本でもまだ地震が起きたりとか不安な状態だったり、そして人が人を傷つけ合う時代に、この作品というのは穏やかな風を吹かせてくれると思いますので、心して劇場に来て、楽しんでください。撮影:田中亜紀<公演情報>ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』脚本・音楽・歌詞:アイリーン・サンコフデイビット・ハイン演出:クリストファー・アシュリーミュージカルステージング:ケリー・ディヴァイン【キャスト】(五十音順)安蘭けい石川禅浦井健治加藤和樹咲妃みゆシルビア・グラブ田代万里生橋本さとし濱田めぐみ森公美子柚希礼音吉原光夫スタンバイ:上條駿栗山絵美湊陽奈安福毅【東京公演】2024年3月7日(木)~3月29日(金)会場:日生劇場【ツアー公演】大阪公演:4月4日(木)~4月14日(日) SkyシアターMBS愛知公演:4月19日(金)~4月21日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール福岡公演:4月26日(金)~4月28日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール熊本公演:5月3日(金・祝)・4日(土) 熊本城ホール メインホール群馬公演:5月11日(土)・12日(日) 高崎芸術劇場 大劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年03月07日ブロードウェイミュージカル『クラスアクト』の全国ツアー日程が発表された。『クラスアクト』は、「コーラスライン」の作詞家であるエド・クレバンの成功と挫折、そして取り巻く登場人物たちの実話を描いたブロードウェイミュージカル。主人公エド役で筧利夫、エドのよき理解者ソフィ役で紫吹淳、ミュージカルワークショップの同級生ルーシー役で高橋由美子、「コーラスライン」の作曲家マーヴィン役で吉田要士、エドがエンターテインメントを学んだミュージカルワークショップの教師リーマン先生役でブラザートムが出演する。本作は2024年5月30日(木) から6月2日(日) にかけて東京・サンシャイン劇場で上演後、宮崎・熊本・鹿児島・愛知・岡山・青森・静岡・香川・愛媛・沖縄・福井・北海道・兵庫・大阪・長崎で上演される(一部後日発表)。併せて出演者からのコメントが到着した。■筧利夫 コメントコーラスラインの作詞をしたエド・クレバンが創った名曲の数々で贈る最高級ミュージカル。何と美男美女しか出てきません。至極のルックスと歌声に果たして貴殿の体力は何曲目まで持ち堪えられるのか?トータル何ステージ観れば気が済むのか?もしかすると最後の方は新たな出演者になってしまっているのか?あらゆる可能性を秘めたあなぶきエンタテインメント/ナッポス・ユナイテッド超特大スペシャル!2024、語りたい話題は「A CLASS ACT」で決定です。■紫吹淳 コメント筧さんの演じるエドを支える一番の良き理解者であるソフィとしてどう息づかせる事が出来るのか……私にとってこれからの課題でもあります。あのコーラスラインを手掛けたエドの実話なのでリアル感も大切にしながらエドの気持ちになってハラハラ・ドキドキ楽しんで頂きたいと思います。私自身もとても楽しくもあり又とても難しいお役なのでご観劇下さる皆様のお力をお借りして素敵な作品になります事を願っております。皆様にお目にかかれます日を楽しみに劇場でお待ちしております。■高橋由美子 コメント「コーラスライン」のアナザーストーリーが、この『クラスアクト』。ミュージカル好きなら一度は耳にしたことがある、有名なナンバーを歌って踊るらしく(ちょっとビビってますが)、今からワクワクしています!全国の皆さまにお会いできるのも楽しみです!エドに負けないくらいの情熱で、素敵なミュージカルになるように全身全霊で臨みます。ぜひ劇場に遊びに来てください。■吉田要士 コメント二幕の中盤、まさに皆さんがよくご存知のミュージカル「コーラスライン」を創作するシーンで、作曲家マーヴィン・ハムリッシュとして登場いたします。聴き馴染みのあるミュージカルナンバーをお楽しみください。素敵なキャストの皆さまと一緒に『クラスアクト』に出演させていただけること、そして全国の皆様にご覧いただけますこと、今からとっても楽しみです。ブロードウェイ らしい ミュージカルを体験しに、ぜひとも劇場へお越しください!■ブラザートム コメント何が楽しみって色んなところに行けるのよ こんなミュージカル初めてどうしても東名阪になりがちな エンタメ業界だけど今回は違うのよ たくさんの場所に行って 「A CLASS ACT」たのしんでもらえるのよそれだけで ワクワク夜の街で僕に会ったら 是非 感想聞かせてくださいさて 台本 音楽 覚えないとブロードウェイミュージカル『クラスアクト』オリジナル動画<公演情報>ブロードウェイミュージカル『クラスアクト』作曲・作詞:エドワード・クレバン脚本:リンダ・クライン、ロニー・プライスオリジナル・ブロードウェイ版演出:ロニー・プライス【日本版スタッフ】日本語台本(訳詞含)・演出:西田直木振付:川崎悦子音楽監督:宮崎誠【キャスト】エド:筧利夫ソフィ:紫吹淳ルーシー:高橋由美子マーヴィン:吉田要士リーマン先生:ブラザートムフェリシア:松岡美桔モナ:星野真衣ボビー:広田勇二チャーリー:平山トオルマイケル:吉田潔ダンサー:市川由希【東京公演】日程:2024年5月30日(木)~6月2日(日) 5公演会場:サンシャイン劇場【宮崎公演】日程:2024年6月6日(木)会場:宮崎市民文化ホール【熊本公演】日程:2024年6月8日(土)会場:熊本城ホール【鹿児島公演】日程:2024年6月9日(日)会場:鹿屋市文化会館【愛知公演】日程:2024年6月13日(木)会場:愛知県芸術劇場【岡山公演】日程:2024年6月16日(日)会場:倉敷市芸文館【青森公演】日程:2024年6月20日(木)会場:リンクステーションホール青森【静岡公演】日程:2024年6月22日(土)会場:沼津市民文化センター【香川公演】日程:2024年6月29日(土)会場:ハイスタッフホール(観音寺市民会館)【愛媛公演】日程:2024年6月30日(日)会場:愛媛県民文化会館【沖縄公演】日程:2024年7月6日(土)・7日(日)会場:那覇文化芸術劇場【福井公演】日程:2024年7月13日(土)会場:フェニックス・プラザ【北海道公演】日程:2024年7月18日(木)会場:カナモトホール(札幌市民ホール)【兵庫公演】日程:2024年7月26日(金)会場:神戸国際会館【大阪公演】日程:2024年7月27日(土)会場:南海浪切ホール【長崎公演】日程:2024年8月3日(土)会場:長崎ブリックホールチケット情報:()公式サイト:
2024年03月07日アメリカ同時多発テロ事件「9.11」を題材とする傑作ブロードウェイミュージカル、『カム フロム アウェイ』の日本初演が本日3月7日(木)、東京・日生劇場で開幕する。――と聞くと、おそらく多くがアメリカの大都会を舞台とした物語を思い浮かべることだろう。だが本作の舞台は、カナダのニューファンドランド島にある小さな町ガンダー。人口わずか1万人のこの町に、テロの影響でアメリカに着陸できなくなった飛行機の乗員・乗客計7000人が急きょ降り立ち、住民たちと共に5日間を過ごす様子が描かれる。実話を元に、脚本と音楽のコンビが、この5日間を実際に体験した人々を丹念に取材して書き上げた作品だ。また本作は、おそらく多くが「ブロードウェイミュージカル」と聞いて思い浮かべるものとも一線を画す。スペクタクルな装置や華やかな衣裳は一切登場せず、椅子や帽子などわずかな小道具のみを使って、たった12人のキャストが100近い役を演じ分ける趣向。幕間もなく、いくつもの人間模様がスピーディーに次々と、まさに100分間“ノンストップ”で畳み掛けられていく。意表を突く物語と斬新な演出、そしてエネルギーに満ちあふれた音楽が評判に評判を呼び、ブロードウェイでは5年にわたってロングランされたほか、世界各地でも上演されてきた。そんな傑作の待望の日本初演にあたり、日本ミュージカル界オールスターと言っても過言ではないほど豪華なキャストが揃った。主に“遠くから来た人たち(Come From Away)”を演じるのは、安蘭けい、濱田めぐみ、森公美子、石川禅、浦井健治、田代万里生、加藤和樹。そして島の人たちには、橋本さとし、柚希礼音、吉原光夫、シルビア・グラブ、咲妃みゆという顔ぶれ。あくまで「主に」であって、それぞれがほかにもいくつもの役を演じるため、人気俳優同士の“絡み”も無数に生まれることになる。一瞬たりとも目が離せないどころか、もう二つ三つ目が欲しくなる、濃密な100分間となりそうだ。◎ブロードウェイミュージカル『カムフロムアウェイ』スポット映像文:熊田音子★キャストインタビュー掲載中!加藤和樹×田代万里生 「みんながお互いに支え合わないと成り立たない」稽古場から見えてきた『カム フロム アウェイ』の魅力()<公演情報>ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』脚本・音楽・歌詞:アイリーン・サンコフデイヴィッド・ヘイン演出:クリストファー・アシュリーミュージカルステージング:ケリー・ディヴァイン【キャスト】(50音順)安蘭けい石川禅浦井健治加藤和樹咲妃みゆシルビア・グラブ田代万里生橋本さとし濱田めぐみ森公美子柚希礼音吉原光夫(スタンバイ)上條駿栗山絵美湊陽奈安福毅【東京公演】2024年3月7日(木)~3月29日(金)会場:日生劇場<ツアー公演>【大阪公演】4月4日(木)~4月14日(日) SkyシアターMBS【愛知公演】4月19日(金)~4月21日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール【福岡公演】4月26日(金)~4月28日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール【熊本公演】5月3日(金・祝)・4日(土) 熊本城ホール メインホール【群馬公演】5月11日(土)・12日(日) 高崎芸術劇場 大劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年03月07日ブロードウェイ・ミュージカル『天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)』の詳細が発表された。原作は、1992年にウーピー・ゴールドバーグ主演で公開されたコメディ映画『天使にラブ・ソングを…』。3度目の来日となる今回の公演は、過去2回の来日公演とは異なる新演出と、豪華にグレードアップした新しい舞台美術が特徴で、おなじみのストーリーと音楽はそのままに、新たにバージョンアップしたブロードウェイ・ミュージカルとして届けられる。『天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)』は、2024年7月3日(水) から21日(日) に東京・東急シアターオーブ、2024年7月24日(水) から28日(日) に大阪・オリックス劇場で上演される。<公演情報>ブロードウェイ・ミュージカル『天使にラブ・ソングを…(シスター・アクト)』オリジナルプロデュース:ウーピー・ゴールドバーグ作曲:アラン・メンケン演出:ロバート・ヨハンソン東京公演:2024年7月3日(水)~21日(日) 東急シアターオーブ大阪公演:2024年7月24日(水)~28日(日) オリックス劇場公式サイト:
2024年02月29日3月7日(木) に開幕するブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』より、メイキング動画「COME FROM AWAY ~Behind the scenes~名作は1日にしてならず!稽古場潜入」が公開された。トニー賞、ローレンス・オリヴィエ賞など数々の演劇賞を受賞した本作は、2001年9月11日の同時多発テロの裏で、カナダにある小さな町・ニューファンドランドで起きた驚くべき実話を基にしたブロードウェイミュージカル。日本初演となる今回は、安蘭けい、石川禅、浦井健治、加藤和樹、咲妃みゆ、シルビア・グラブ、田代万里生、橋本さとし、濱田めぐみ、森公美子、柚希礼音、吉原光夫が出演。この12名が100人近くの役を次々に演じる。動画は第3弾まで公開される予定で、第1弾となる今回は「こんなの初めて」篇として、複雑で緻密な演出に奮闘するキャスト陣のコメントを紹介する。稽古場潜入Vol.1 異例発言 続出!「こんなの初めて」篇<公演情報>ブロードウェイミュージカル『カム フロム アウェイ』『カム フロム アウェイ』ビジュアル【スタッフ】脚本・音楽・歌詞:アイリーン・サンコフデイヴィッド・ヘイン演出:クリストファー・アシュリーミュージカルステージング:ケリー・ディヴァイン【キャスト】(50音順)安蘭けい石川禅浦井健治加藤和樹咲妃みゆシルビア・グラブ田代万里生橋本さとし濱田めぐみ森公美子柚希礼音吉原光夫■スタンバイ上條駿栗山絵美湊陽奈安福毅【東京公演】期間:3月7日(木)~29日(金)会場:日生劇場■チケット料金S席:平日 15,000円/土日祝 16,000円A席:平日 10,000円/土日祝 11,000円U-25(25歳以下限定チケット):7,500円<ツアー公演>【大阪公演】4月4日(木)~14日(日) SkyシアターMBS【愛知公演】4月19日(金)~21日(日) 愛知県芸術劇場 大ホール【福岡公演】4月26日(金)~28日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール【熊本公演】5月3日(金・祝)~4日(土) 熊本城ホール メインホール【群馬公演】5月11日(土)~12日(日) 高崎芸術劇場 大劇場公式HP:
2024年02月18日ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』のメインビジュアルが公開された。本公演は、1992年にアンドリュー・バーグマンが監督・脚本を担当し、ニコラス・ケイジとサラ・ジェシカ・パーカーの出演で公開された同名映画をミュージカル化した作品。ラスベガスとハワイを舞台に、主人公・ジャックとジャックの彼女・ベッツィの結婚までのドタバタな恋愛騒動が描かれる。日本公演の演出には、小山ゆうなを迎え、キャストには伊野尾慧、松田るか、岸祐二、上口耕平、小柳友、青野紗穂、霧矢大夢が名を連ねる。公開されたビジュアルは、ラスベガスやカジノをイメージしたストーリーの世界に飛び込んだようなワクワク感あふれるアートワークとなっている。<公演情報>ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』脚本:アンドリュー・バーグマン演出:小山ゆうな【出演】伊野尾慧松田るか岸祐二上口耕平小柳 友青野紗穂霧矢大夢佐々木誠堀部佑介福永悠二堀江慎也柴原直樹中桐聖弥天野朋子鈴木昌実三浦優水香石井千賀中嶋紗希酒井比那【スウィング】横田剛基ルイス魅麗セーラ【公演日程】東京公演:2024年4月9日(火)~29日(月・祝) 東京建物 Brillia HALL大阪公演:2024年5月6日(月・休)~19日(日) SkyシアターMBS【チケット料金】(全席指定・税込)S席:14,000円A席:11,500円※未就学児入場不可発売日 : 2月25日(日)公式サイト:
2024年02月16日オリジナルミュージカル『のだめカンタービレ』の脚本・演出、翻訳ミュージカル『ファースト・デート』『High Fidelity』の訳詞・翻訳・演出、翻訳ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』の演出スーパーバイザー、『トッツィー』の演出補、『エブリ・ブリリアント・シング』の翻訳・演出、『カウントダウンミュージカルコンサート2023-2024』の構成・演出……。ここ1年の活動を取り出しただけでも目覚ましい活躍ぶりが分かる演出家、上田一豪が作・演出を務めるオリジナルミュージカル『Play a Life』が、本日2月7日(水)に東京・博品館劇場で幕を開ける。上田の主宰する劇団「Tip Tap」にて、2015年の初演以来繰り返し再演され、2023年にはテレビドラマ化もされた、劇団の代表作とも言える作品だ。上田一豪登場人物は、高校で非常勤講師を務める夫、元小学校教師の妻、夫が指導することになる教育実習生の3人だけ。夫婦はロビン・ウィリアムズ主演の映画『今を生きる』をきっかけに出会って結婚し、彼女は映画に憧れて教師となり、彼は俳優を志していた。だがいつの間にか妻は教師をやめ、夫は非常勤講師となり、二人の生活の間には一匹の猫。何が夫婦の生活を変えたのか? やはり『今を生きる』が好きだという実習生との関わりのなかで、その理由が少しずつ明かされていく――。出演は、佐藤隆紀(LE VELVETS)・平川めぐみ・屋比久知奈の「白猫チーム」と、相葉裕樹・松原凜子・豊原江理佳の「黒猫チーム」の2チーム制。平川は初演の実習生役から妻役への転身、ほかのメンバーは今回が初参加となる。1月に行われた稽古場取材会では、「黒猫チーム」が小澤時史作曲による美しいナンバーを披露した上で、「『生きる』というテーマは日常の中で考えることが少なくなっていると思いますが、この作品を観てそれを感じてもらえたら」(相葉)、「夫役の相葉さんと長年連れ添った夫婦の落ち着いた空気を出すことが重要」(松原)、「この作品との出会いが生きることに向き合うきっかけになれば」(豊原)とそれぞれにコメント。歌唱力にも演技力にも定評のある面々が織りなすドラマに期待が高まる。文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『Play a Life』作・演出:上田一豪作曲:小澤時史【キャスト】白猫=佐藤隆紀(LE VELVETS)、平川めぐみ、屋比久知奈黒猫=相葉裕樹、松原凜子、豊原江理佳2024年2月7日(水)~2月12日(月・休)会場:東京・博品館劇場チケット情報:()公式サイト:
2024年02月07日撮影:鈴木健太 (C)プロジェクトラブライブ!スクールアイドルミュージカルラブライブ!シリーズのミュージカル作品『スクールアイドルミュージカル』の2024年公演が、2024年1月11日(木) に東京・THEATER MILANO-Zaで開幕した。本作は対立するふたつの伝統校を舞台に、アイドル活動を通して出会う10人の少女たちの夢への想いと変化を30曲以上の書き下ろし楽曲とともに描く、完全オリジナルストーリーの青春学園ミュージカル。2022年12月に東京、2023年1月に大阪で初演され、その後2023年8月に東京で上演された追加公演でも多くの評価を得て、今回の再演が決定した。さらなる可能性を広げるため、新たにWキャスト制度を採用した本公演の魅力を、公演前に行われたゲネプロの模様と合わせてレポートする。物語は、兵庫の進学校・椿咲花女子高校の理事長の娘で母親の期待に応えるために勉強を頑張りつつも密かにアイドルを応援している椿ルリカ(堀内まり菜)と、大阪の人気校・滝桜女学院の理事長の娘であり、芸能コース選抜アイドル部でセンターを務めながらも、まわりのプレッシャーから自分のやりたいことがわからなくなった滝沢アンズ(関根優那)の出会いが最初の大きな鍵となる。今回で3度目の公演ということもあり、初演から出演するオリジナルキャストたちの役への理解度がより深まったのか、芝居もさらなる進化が感じられた。特に本公演初日の出演キャストで行ったゲネプロでは、ルリカの椿咲花の仲良しメンバーたち、皇ユズハ(浅井七海)、北条ユキノ(杏ジュリア)、天草ヒカル(小山璃奈)、三笠マーヤ(佐藤美波)の4人も全員オリジナルキャストだからか、仲間同士でシンクロするような動きが見られたりと、これまで以上に仲の良い女子高生の雰囲気が見て取れた。ルリカがやりたいことを見つけ、みんなで夢中になっていくシーンでは、よりダイレクトに5人の楽しさが伝わってくる。コミカルなシーンもさらにのびのびとした表現になったことで、それぞれが演じるメンバーの愛らしさや魅力がアップしていた。新キャストが多い滝桜女学院メンバーのシーンでは、新キャストによる芝居のアプローチの変化を受けてオリジナルキャストの芝居も変化したのか、新たな発見があったシーンがいくつもあった。11日出演キャストのゲネプロのなかでは、新キャストの西田有愛が演じる来栖トアは、これまで以上にアンズへの憧れを感じさせ、第一幕序盤のアンズとのかけあいも先輩・後輩の絆が増しているように思えた。西田ひらりが演じるサヤカは爽やかな笑顔が印象的で、第二幕序盤の若槻ミスズ(西葉瑞希)や鈴賀レナ(三田美吹)と話すシーンでは、同級生同士ならではの気さくさが過去の公演よりも感じ取れた。その一方で、演者が変わっても、同じ人物を演じているからこそ変わらない魅力が見つけられることも。異なるキャストが演じることで、ルリカたち登場人物の個性がより浮き彫りになる印象を受けた。また、1月19日(金) までの本公演では、ペンライトやうちわを持ってメンバーたちのライブが楽しめる、恒例のカーテンコールスペシャルステージを実施。さらに公演最後の2日間、1月20日(土) と21日(日) は、スペシャルステージを拡大し、新規書き下ろし楽曲も披露される特別公演『文化祭&後夜祭スペシャル公演』の上演も行われる。■椿ルリカ役:堀内まり菜 コメントいよいよ初日を迎えます!一人ひとりのキャスト、関わってくださっている全員の力が合わさって、スクールアイドルミュージカルの世界がより鮮やかに進化したのを実感しています。初日から千秋楽まで、様々な組み合わせによる公演で、まさに一期一会の空間が生まれると思います。観に来てくださる皆様に、最高に幸せな時間をお届けできますように。観に行こうか迷っているという方も、ぜひ会いに来てください!“いま”の瞬間を一緒に過ごしましょう!■滝沢アンズ役:関根優那 コメント皆さんからの熱い応援をいただき、またスクミュの世界をお届けすることができて、感謝の気持ちでいっぱいです。そして、キラキラした夢のつまった特別な時間を皆さんともう一度過ごせることが本当に嬉しいです!さらにパワーアップした姿と、よりスクミュの世界を好きになっていただけるよう、みんなと、アンズちゃんと共に精一杯頑張ります。私たちの想いを、劇場で直接受け取ってください!撮影:鈴木健太<公演情報>THEATERMILANO-Zaオープニングシリーズ『スクールアイドルミュージカル』原作:矢立肇原案:公野櫻子脚本 / 演出 / 振付:岸本功喜作曲 / 編曲 / 音楽監督 / 歌唱指導:小島良太【出演】椿ルリカ:堀内まり菜皇ユズハ:浅井七海 / 鈴木まゆり(Wキャスト)北条ユキノ:杏ジュリア / 寺田光(Wキャスト)天草ヒカル:小山璃奈 / 春名真依(Wキャスト)三笠マーヤ:佐藤美波 / 松澤可苑(Wキャスト)滝沢アンズ:関根優那若槻ミスズ:西葉瑞希 / 南野巴那(Wキャスト)来栖トア:黒木美佑 / 西田有愛(Wキャスト)鈴賀レナ:三田美吹 / 加藤夕夏(Wキャスト)晴風サヤカ:西田ひらり / 山本愛梨(Wキャスト)椿 マドカ:蒼乃夕妃滝沢キョウカ:岡村さやか金子楓 / 藤本くるみ / 古沢朋恵 / 森田佳花 / 森本さくら / 森本めい / 渡辺七海 / 渡来美友【公演日程】2024年1月11日(木)~21日(日) 東京・THEATER MILANO-Zaチケット情報:()公式サイト:プロジェクトラブライブ!スクールアイドルミュージカル
2024年01月11日ダスティン・ホフマン主演の同名ヒット映画(1982)を原作としてミュージカル化され、2019年のブロードウェイに華々しく登場、同年のトニー賞で脚本賞と主演男優賞に輝いた『トッツィー』。音楽と歌詞をデヴィッド・ヤズベック(『ペテン師と詐欺師』『バンズ・ヴィジット』)が、脚本をロバート・ホーン(『13』『シャックド』)が手掛け、そして代表作が無数にあるブロードウェイのベテラン、スコット・エリスが演出を担った傑作ミュージカルコメディが、山崎育三郎を主演に迎えていよいよ日本初上陸を果たす。原作映画の舞台は公開当時のハリウッドだが、こちらは現代のブロードウェイ。演技への熱意は人一倍だが性格に難アリの舞台俳優マイケル・ドーシー(山崎)は、元カノのサンディ(昆夏美)がブロードウェイミュージカルのオーディションを受けることを知り、仕事が欲しい一心で女優ドロシー・マイケルズと名乗って自分も受けに行く。するとなんと合格してしまい、さらには敏腕プロデューサー・リタ(キムラ緑子)の目に留まって主役に引き上げられ、なぜか共演者やスタッフから人望まで得ていくドロシー。ヒロイン役のジュリー(愛希れいか)とも女性同士として友情を深めていくのだが、素のマイケルはジュリーに恋をしてしまい……というストーリーが、歌と踊りと笑いが満載のなかで描かれていく。脚本と音楽はもちろん、ブロードウェイ版の演出補と振付家が来日するとあって、演出のクオリティも既に折り紙付き。あとは日本版キャストがどこまで自分のものにできるかだが、上述したほかに金井勇太、岡田亮輔・おばたのお兄さん(Wキャスト)、エハラマサヒロ、羽場裕一らが名を連ねるこの布陣なら心配ないだろう。なかでも注目は、やはり主演の山崎育三郎。ドロシーとしては優しく頼りがいがあり、マイケルとしては面倒くさいがどこか憎めなくもあるという多面的な役を、果たしてどうチャーミングに演じて見せるのか!? 期待高まる公演は、本日1月10日(水)に日生劇場で開幕し、その後全国各地を巡演する。◎山崎育三郎コメント&撮影メイキング映像◎製作発表記者会見より、“Unstoppable”止められない 歌唱披露文:熊田音子<公演情報>ミュージカル『トッツィー』音楽・歌詞:デヴィッド・ヤズベック脚本:ロバート・ホーン演出:スコット・エリス振付:デニス・ジョーンズ演出補:デイヴ・ソロモン出演:山崎育三郎、愛希れいか、昆夏美、金井勇太、岡田亮輔 /おばたのお兄さん(Wキャスト)、エハラマサヒロ、羽場裕一、キムラ緑子 ほか2024年1月10日(水)~1月30日(火)会場:東京・日生劇場【大阪公演】2024年2月5日(月)~2月19日(月)会場:梅田芸術劇場メインホール【名古屋公演】2024年2月24日(土)~3月3日(日)会場:御園座【福岡公演】2024年3月8日(金)~3月24日(日)会場:博多座【岡山公演】2024年3月29日(金)・30日(土)会場:岡山芸術創造劇場公式サイト:
2024年01月10日『カウントダウン ミュージカルコンサート 2023-2024』が、2023年12月31日、東京国際フォーラム ホールAにて開催された。甲斐翔真、木下晴香、sara、東啓介、平間壮一、三浦宏規、森崎ウィン、屋比久知奈、そして海宝直人の9名の次世代を担うミュージカルスターが、ともに年越しを過ごそうと集まった5000人の観客を魅了。新しい年の幕開けを、華やかに盛り上げた。最初のオーバーチュアで演奏されたのは耳馴染みのある楽曲ばかり。早速心が弾んでくる。続いて聴こえてきたのは、『レ・ミゼラブル』の「One Day More」だ。ひとりずつ登場しながら歌い、どんどん声を重ねていく様がワクワクさせる。楽曲の力強さも相まって、一気に会場の熱が上がった。今回の構成・演出を担ったのは、『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』『グリース』『ネクスト・トゥ・ノーマル』など、数多くの作品を手掛けている上田一豪。音楽監督を、井上芳雄などのアーティストに支持されている大貫祐一郎が務め、クリエイティブ陣も冒頭から手腕を見せた。全員がステージに揃ったところで、海宝がMCの口火を切る。「唯一の昭和生まれの自分が最初にしゃべるというお達しがあったので」と笑わせながらしっかり挨拶するも、「次の時代を担う若手スターというのがこのコンサートの主旨なので宏規くんに回していただこうと思います」とすぐに三浦にバトンタッチ。三浦が仕切って思い思いの自己紹介が始まった。しかし、カウントダウンに合わせなければならないためにタイムキープが厳しく、しゃべりすぎると大貫がピアノで合図。平間が「(0時を)超えちゃってもいいよね〜」と呟くなど、和気あいあいの空気が伝わってくる。このあとも曲の合間にMCが入り、今回が初共演の二人組でのトークもあったが、甲斐が木下に「どういう人なんですか」と聞いたり、森崎がsaraの苗字を聞き出してしまったり、笑いが絶えなかった。なかでも三浦の、「小学生のときに毎朝、『さぁ今日も俺の輝かしい人生が始まる』と言って学校へ行っていた」というエピソードには会場中が爆笑。歌はもちろんだが、MCから透けて見えるそれぞれの素顔も、観客は大いに楽しんだ。さて、MCのあとは、デュエットやソロで様々な楽曲を披露し、8名のダンサーたちが各曲の世界観を創り上げていく。それぞれが出演した作品からの楽曲では、東が『ジャージー・ボーイズ』の「Oh What a Night」を、甲斐が『デスノート THE MUSICAL』の「デスノート」を、三浦が屋比久とともに『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』の「Suddenly Seymour」を、『ピピン』の「Corner of the Sky」を森崎が歌い、『ロミオ&ジュリエット』の「Aimer」を、21年に出演した甲斐と17年・19年に出演した木下が、主演作『赤と黒』より「赤と黒」を三浦が熱唱。『RENT』の「I’ll Cover You」では、平間が演じたエンジェル役を彷彿とさせるパフォーマンスを東と見せた。『モーツァルト!』の「ダンスはやめられない」を歌った木下、『ミス・サイゴン』の「命をあげよう」を歌った屋比久、『In the Heights』の「In the Heights」を歌った平間も役を思い起こさせる。海宝と木下の『アナスタシア』「In a Crowd of Thousands」はセリフもあり。『ネクスト・トゥ・ノーマル』の「I’m Alive」はダブルキャストだった海宝と甲斐で。『ヘアスプレー』の「You Can’t Stop the Beat」を三浦と平間が踊りまくり、海宝が『ノートルダムの鐘』の「Out There」をたっぷり聴かせた。本公演だけのスペシャルコラボとなったのは、saraの『CHICAGO』(All That Jazz)、森崎とsaraの『塔の上のラプンツェル』(輝く未来)、木下と屋比久の『Wicked』(あなたを忘れない)。そして、全員で歌った『RENT』の名曲「Seasons of Love」は、その歌声の豊かさが沁み入った。圧巻は2023年に上演された作品のメドレーだ。甲斐・木下・sara・屋比久による「Lady Marmalade」を皮切りに、『SPY×FAMILY』(森崎)『キングアーサー』(平間・屋比久)『エリザベート』(甲斐)『ザ・ビューティフル・ゲーム』(木下・東)『ドリームガールズ』(木下・sara・屋比久)『ジェーン・エア』(屋比久)『ザ・ミュージック・マン』(東)『ファインディング・ネバーランド』(森崎)『ラグタイム』(東・屋比久)『スクール・オブ・ロック』(甲斐)『のだめカンタービレ』(三浦)『クレイジー・フォー・ユー』(sara・平間)まで走り抜け、全員揃ったところでカウントダウンが始まり、0時とともに「ハッピーニューイヤー」の声が響く。まさしく2023年に楽しんだミュージカルを振り返りながら新しい年を迎えることができるとは。出演者にも観客にも、貴重な機会となったに違いない。フィナーレで『Rock of Ages』から「Don’t Stop Believin’」が歌われてさらに盛り上がったあと、アンコールで『コーラスライン』の「愛した日々に悔いはない」が披露された。その歌詞が、ここに集った、ミュージカルを、舞台を愛する者たちの思いに重なっていく。この次世代のスターたちがいれば、これからもきっと良き作品に出会えるはず。そんな期待を募らせながら幕は閉じた。レポート=大内弓子写真=福岡諒祠(株式会社 GEKKO)
2024年01月09日当媒体「水先案内人」コーナーでもお馴染みのミュージカル文筆家・町田麻子さんが現地で観劇した公演のレポートと共に、最新のブロードウェイ情報をお届けするコラム。2024年冬号が到着!毎年開幕ラッシュとなる春を控え、今年も旧作のクローズと新作のオープンの情報が入り乱れている冬のブロードウェイ。今シーズンは特にミュージカルが豊作で、1回の渡航ではとても押さえきれない数の開幕が予定されている。そんななかで今号は本連載の初心に立ち返り、現在上演中&間もなく開幕予定の全ミュージカルを後半でリストアップ、そして前半では、リストにある作品のうち私が直近の渡航で観てきたものを少し詳しめにご紹介。とはいえ前号で白状した通り、「直近」=昨年4月に観てきた作品は既にほとんどが取り上げ済みまたはクローズ済みなので、ちょっとしたズルを交えてお届けしよう。■間もなくクローズ! 抱腹絶倒コメディ『シャックド』『シャックド』が上演されているネダーランダー シアター。1月14日でクローズを発表(筆者撮影)残念ながら今月半ばでのクローズが発表されてしまった、昨年のトニー賞作品賞ノミネート作。とうもろこし畑が広がる田舎町で結婚を控えていた主人公カップルが、とうもろこしが急に腐るという謎現象に直面してひとまず結婚を取りやめ、ヒロインが問題解決のために向かったフロリダで出会った詐欺師をとうもろこしの専門家と勘違いし、町に連れて帰ってきて婚約者よりもそっちを好きになってしまう……というぶっ飛んだ粗筋から分かる通り、それはもう抱腹絶倒コメディとしか言い表しようのない作品で、コメディの英語は難しいので正直、観光客向きではないかもしれない。だが、何でもかんでもミュージカルのネタにしてしまう凄さ、そして日本では考えられない観客の大大大爆笑ぶり、というブロードウェイの二大特徴(?)を肌で味わうには最適につき、味わいたければ急ぎ渡航されたし!■読み飛ばし推奨!? ネタバレ回避が正解の『&ジュリエット』『&ジュリエット』が上演されていたロンドンのシャフツベリー・シアター(筆者撮影)実はまだウエストエンドでしか観ていないのだが、きっと大きくは変わっていないと思うので、ネタ少なめの今紹介してしまおう(ちょっとしたズル)。バックストリート・ボーイズやブリトニー・スピアーズらの楽曲を手掛けてきたプロデューサー、マックス・マーティンのヒット曲をちりばめたジュークボックスミュージカルで、音楽が耳馴染み良く楽しいのもさることながら、とにかくストーリーが衝撃的に面白い! 知らずに観たほうがより楽しめること間違いなしなので観劇予定のある方は読み飛ばしていただきたいのだが、「ロミオとジュリエット」の結末に納得のいかないシェイクスピアの妻アンが夫(=沙翁本人)を巻き込み、ジュリエットは実は生きていたとの設定で続きを書いていくという展開だ。死ななかったジュリエットはパリへと旅立ち、利害関係が一致した貴族と結婚しようとするものの、実はまだロミオのことが好きで、貴族はジュリエットのノンバイナリーな友達のことが気になっていて……と色々あった一幕の最後、実はロミオも生きていた!となった時にはあまりの面白さに開いた口が本当に塞がらないという初めての経験をした。そして二幕、アンに鼓舞されて自分の意志に目覚めたジュリエットがケイティ・ペリーの《Roar》を力強く歌い踊るクライマックスは、音楽、装置、衣裳、照明、振付、紙吹雪などひっくるめてミュージカル史に残る名シーン。ぜひともいつかブロードウェイで再見したい。■番外編:ミュージアム・オブ・ブロードウェイオープンした演劇の博物館(筆者撮影)ズルをした分、オマケにもう一本。といっても作品ではないのだが、2022年末に開館した新観光スポット、ミュージアム・オブ・ブロードウェイに行ってきたので軽くレポートを。ブロードウェイの歴史が学べる映像や解説パネルはもちろん、有名作品のセット模型や実際の衣裳と小道具、そして自分もその一部となって出演者気分が味わえる上に撮影まで可能な名作の名場面の再現セットなど、ビルの3フロア分にオタク心をくすぐる展示物が詰まった体験型ミュージアムだ。さらには劇作家や作曲家のインタビュー映像ゾーンまであって、オタクのみならずクリエイター志望者も楽しめそう。劇場街にあるため、観劇の合間に訪れるスポットとしてはかなりオススメなのだが……入場料が50ドル前後というのは、ちょっと割高かもしれない。『ライオンキング』の再現セットも!(筆者撮影)ブロードウェイで上演中&開幕予定の全ミュージカルをチェック【2023-24シーズンの新作】*情報は2023年12月21日時点のもの■既に始まっている作品『バック・トゥ・ザ・フューチャー』言わずと知れた大ヒット映画の舞台化。ロンドンでオリヴィエ賞を受賞してのBW入り。『グーテンバーグ!ザ・ミュージカル!』1月28日まで日本でも上演歴のあるオフのコメディが『モルモン』の初代主演コンビを得てオン進出。『Harmony』ドイツの6人組エンターティナーの実話をB・マニロウの音楽で綴る。S・ボーゲスも出演。『How to Dance in Ohio』自閉症の若者たちを追ったドキュメンタリーに着想を得た新作。自閉症俳優たちが出演。『メリリー・ウィー・ロール・アロング』D・ラドクリフらが出演し、オフでチケットがプラチナ化したリバイバル版がオンへ。『スパマロット』福田雄一による日本版もお馴染み、2005年トニー賞受賞作が超豪華キャストでリバイバル。■これから始まる作品『酒とバラの日々』1月6日プレビュー開始予定1962年の同名映画を『RENT』のM・グライフ演出で舞台化。ケリー・オハラら主演。『きみに読む物語』2月10日プレビュー開始予定映画版も大ヒットしたベストセラー小説を『RENT』のM・グライフ演出でミュージカル化。『Water For Elephants』2月24日プレビュー開始予定同名ベストセラー小説をスペクタクルにミュージカル化。『アキンボ』のJ・ストーン演出。『The Who’s Tommy』3月8日プレビュー開始予定日本でも上演歴のあるロックオペラのリバイバル。演出はオリジナル版と同じD・マカナフ。『アウトサイダー』3月16日プレビュー開始予定原作は同名小説および巨匠コッポラ監督による映画版。「持つ者と持たざる者」の物語。『レンピッカ』3月19日プレビュー開始予定『ヘイディズタウン』の演出家の最新作。アールデコの画家レンピッカの半生を描く。『Suffs』3月26日プレビュー開始予定参政権を求め闘った女性たちの物語。ヒラリー・クリントンがプロデューサーに名を連ねる。『Hell’s Kitchen』3月28日プレビュー開始予定アリシア・キーズのジュークボックスがオフからオンへ。こちらも演出はM・グライフ。『The Heart of Rock and Roll』3月29日プレビュー開始予定米のロックバンド、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのヒット曲に着想を得た新作コメディ。『ウィズ』3月29日プレビュー開始予定1975年トニー賞受賞作のリバイバル。ブラックミュージックが炸裂する「オズの魔法使い」。『キャバレー』4月1日プレビュー開始予定カンダー&エッブの名作のリバイバル。英国で好評を博したエディ・レッドメイン主演版。【2022-23シーズンの準新作】『&ジュリエット』M・マーティンのヒット曲で綴るロミジュリの後日譚。トニー賞無冠を疑いたくなる傑作。『ビューティフル・ノイズ』ニール・ダイアモンドの伝記系ジュークボックス。こちらもトニー賞無冠ながら意外と長寿。『キンバリー・アキンボ』早老症の女子高生の物語をJ・テソーリの音楽で。トニー賞で作品賞含む5冠を達成。『シャックト』1月14日までとうもろこしが題材の抱腹絶倒コメディ。ノンバイナリー俳優がトニー賞助演男優賞。『スウィーニー・トッド』J・グローバンらの登板は1月14日まで。2月9日に新たな豪華キャストが投入される。【ロングラン作品】■日本で既に上演された/されている作品『アラジン』ディズニーアニメが舞台ならではの手法で表現された秀作。魔法の絨毯は本当に魔法。『シカゴ』『オペラ座の怪人』の閉幕を受け、上演中の作品としては最長ロングランとなった名物作。『ライオンキング』『シカゴ』に次ぐロングラン第2位を安定飛行中の大名作。相変わらず満席を誇る。『ムーラン・ルージュ!』2021年のトニー賞受賞作。原作はB・ラーマン監督の映画。さあ日本版と観比べよう。『ウィキッド』定期的に観たい傑作。昨10月に開幕20周年を迎えた。今秋には待望の映画版も公開予定。■日本未上演の作品『ブック・オブ・モルモン』2011年のトニー賞を制した、もはや古典の領域の傑作。1周回って日本語版を妄想中。『ヘイディズタウン』『グレコメ』の演出家が現代的に描くギリシャ神話。2019年のトニー賞で8冠を達成。『ハミルトン』近年最大のモンスター級ヒット作。リン=マニュエル・ミランダの才能にひれ伏そう。『MJ The Musical』M・ジャクソンの伝記系ジュークボックス。トニー賞受賞の主演俳優は降板しロンドンへ。『SIX: The Musical』ヘンリー8世の6人の妻がガールズパワーを炸裂させる痛快作!バンドまで全員女性。プロフィール町田麻子(まちだ・あさこ)1980年ロンドン生まれ、横浜育ちのミュージカル文筆家。2002年早大一文演劇専修、2022年東京藝大楽理科卒。公演パンフレット、演劇誌、WEB等で主にミュージカルの解説文、インタビューやレポート記事を執筆。10代からブロードウェイ観劇旅行を毎年続けるミュージカルおたく。趣味は翻訳版の妄想キャスティング。町田麻子ウェブサイト:
2024年01月01日ブロードウェイミュージカル『シカゴ』来日公演2024が、2024年4月から5月にかけて大阪・東京で上演される。このたび、敏腕弁護士ビリー・フリン役として出演するマシュー・モリソンによる動画コメントが公開された。マシューは海外ドラマ『glee/グリー』のシュースター先生役で人気を博したほか、ブロードウェイミュージカル『ヘアスプレー』『ファインディング・ネバーランド』のオリジナルキャストでも知られるブロードウェイのトップスター。動画は全編日本語で撮影され、日本でミュージカル『シカゴ』デビューを果たす彼が意気込みを語っている。マシュー・モリソン コメント動画<公演情報>ブロードウェイミュージカル『シカゴ』来日公演2024出演:マシュー・モリソン他、来日カンパニー作詞:フレッド・エッブ作曲:ジョン・カンダー脚本:フレッド・エッブ&ボブ・フォッシー【公演日程】大阪公演:2024年4月18日(木)〜4月21日(日) オリックス劇場東京公演:2024年4月25日(木)〜5月5日(日) 東急シアターオーブチケット情報:()公式サイト:
2023年12月26日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの伊野尾慧が、ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』の主演を務めることが23日、明らかになった。同作は1992年にアンドリュー・バーグマンが監督・脚本を担当し、ニコラス・ケイジとサラ・ジェシカ・パーカーの出演で公開された映画『ハネムーン・イン・ベガス』のミュージカル化作。脚本は映画版の同作を監督したアンドリュー・バーグマンが担当し、2015年にはロブ・マクルーア主演で ブロードウェイでも上演された。ラスベガスとハワイを舞台に、主人公・ジャックとジャックの彼女・ベッツィの結婚までのドタバタな恋愛騒動を描くコメディミュージカル 作品となる。 演出は、第25回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した今最も注目を集める演出家、小山ゆうなが手掛ける。主演の伊野尾が演じるのは、結婚に対して極度の恐怖心を抱く平凡な男ジャック・シンガー。2015年に上演された舞台『カラフト伯父さん』以来、9年ぶりの舞台出演で、初めてのミュージカルに挑む。ジャックの恋人 ベッツィ・ノーラン役に松田るか、ラスベガスの富豪トミー・コーマン役に岸 祐二が決定。ジャックの味方となるバディ・ロッキーとロイ・ベーコンの2役を上口耕平、トミーの部下 ジョニー・サンドイッチを小柳友、ジャックを誘惑するハワイの女マヒを青野紗穂、ジャックの母ビー・シンガーを霧矢大夢が演じる。東京公演は東京建物 Brillia HALLにて2024年4月9日~29日、大阪公演SkyシアターMBSにて2024年5月6日〜19日(日)○■演出:小山ゆうな コメント『ハネムーン・イン・ベガス』の楽曲を最初に聞いた時に ワクワクして、このミュージカルを観たい!と思いました。90年代アメリカのコメディ映画の世界とミュージカルコメディが絶妙にマッチした作品。楽しいことが沢山起こる中、実は一人一人の人物には深い痛みや葛藤が隠されていて笑いと痛みと温かさを豊かに孕んだ素敵な作品です。伊野尾さんと、先日写真撮影でお会いしましたが、撮影時も、ご自分から楽しいアイディアを沢山出され、とてもクリエイティブでユーモア溢れ、稽古が益々楽しみになりました。個性豊かなキャスト陣も、訳詞・翻訳の高橋知伽江さん、振付・ステージングのTETSUHARUさん、音楽監督の清水恵介さんを始めとするクリエイティブチームも超強力なメンバーが揃いました。皆で力を合わせて、お客様に楽しんでいただける作品にできるようベストを尽くします。○■伊野尾 慧 プロフィール&コメ前回の舞台出演から9年振りになるのですが、せっかくのチャンスなのでチャレンジしてみようと思いました。久しぶりに舞台のお仕事をいただけて嬉しいです。前回舞台に出演した際は、本当に大事なことをたくさん教えていただきました。その経験が、ドラマや他のお芝居の現場でも活きていて、お芝居だけでなく心の持ち方などたくさんの事を学べたと思っています。応援してくださっている皆さんの中には「伊野尾がミュージカル?!」と思っている方もたくさんいると思いますが、僕自身が 一番驚いています(笑)。それだけ驚きがある新しいチャレンジだと思うので、本番までにボイトレや歌の稽古などたくさんトレーニングをして本番に挑みたいです! 僕を応援してくださっている方でも9年前の『カラフト伯父さん』という舞台を観てファンになったよ、応援してるよと言ってくれる方もいらっしゃいます。この9年の間で新たに僕を応援してくださるようになった方もたくさんいらっしゃるので、また新しい自分を見せられるようにチャレンジ出来たらいいなと思います。そして、この『ハネムーン・イン・ベガス』を観て僕を好きになったよ、と言っていただけるように頑張りたいと思います。【編集部MEMO】ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』あらすじ…ジャック(伊野尾 慧)は5年越しの恋人ベッツィ(松田るか)との結婚を夢見ているが、死んだ母親ビー(霧矢大夢)から言われた「誰とも結婚しないで!」という言葉に縛られ、結婚指輪を買うことさえできずにいた。そんな母の呪いから逃れ、結婚式を挙げようと訪れたのはラスベガス。滞在先のホテル・ミラノでは、ロック歌手のバディ・ロッキー(上口耕平)がカジノでショーを披露し大盛り上がり。そこに居合わせたギャンブラーのトミー・コーマン(岸 祐二)は、死んだ妻に瓜二つのベッツィを見つけると、ジャックからベッツィを奪うため、子分のジョニー・サンドイッチ(小柳 友)とともにジャックを陥れ、ベッツィを 連れてハワイ旅行に出かけてしまう。ジャックも二人を追ってハワイへ向かうが、そこにマヒ(青野紗穂)という名の女性が 現れ……。果たしてジャックは彼女を取り戻し、無事に結婚することができるのか!?
2023年12月23日ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』が、2024年4月9日(火) から29日(月・祝) に東京・東京建物 Brillia HALL、5月6日(月・休) から19日(日) に大阪・SkyシアターMBSで上演されることが決定した。『ハネムーン・イン・ベガス』は、1992年にアンドリュー・バーグマンが監督・脚本を担当し、ニコラス・ケイジとサラ・ジェシカ・パーカーの出演で公開された同名映画をミュージカル化した作品。ラスベガスとハワイを舞台に、主人公・ジャックとジャックの彼女・ベッツィの結婚までのドタバタな恋愛騒動が描かれる。脚本は、映画版の同作やデミ・ムーア主演の『素顔のままで』などで監督を務めたアンドリュー・バーグマンが手がけた。日本公演の演出は、第25回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した小山ゆうなが担当する。主人公のジャックを演じるのは、9年ぶりの舞台出演にして本作がミュージカル作品初挑戦となる伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)。また、ジャックの恋人ベッツィ・ノーラン役で松田るか、ラスベガスの富豪トミー・コーマン役で岸祐二、ジャックの味方となるバディ・ロッキーとロイ・ベーコンの2役で上口耕平、トミーの部下ジョニー・サンドイッチ役で小柳友、ジャックを誘惑するハワイの女マヒ役で青野紗穂、ジャックの母ビー・シンガー役で霧矢大夢が出演する。■演出:小山ゆうな コメント『ハネムーン・イン・ベガス』の楽曲を最初に聞いた時にワクワクして、このミュージカルを観たい!と思いました。90年代アメリカのコメディ映画の世界とミュージカルコメディが絶妙にマッチした作品。楽しいことが沢山起こる中、実は一人一人の人物には深い痛みや葛藤が隠されていて笑いと痛みと温かさを豊かに孕んだ素敵な作品です。伊野尾さんと、先日写真撮影でお会いしましたが、撮影時も、ご自分から楽しいアイディアを沢山出され、とてもクリエイティブでユーモアあふれ、稽古がますます楽しみになりました。個性豊かなキャスト陣も、訳詞・翻訳の高橋知伽江さん、振付・ステージングのTETSUHARUさん、音楽監督の清水恵介さんを始めとするクリエイティブチームも超強力なメンバーが揃いました。皆で力を合わせて、お客様に楽しんでいただける作品にできるようベストを尽くします。■伊野尾慧 コメント前回の舞台出演から9年振りになるのですが、せっかくのチャンスなのでチャレンジしてみようと思いました。久しぶりに舞台のお仕事をいただけて嬉しいです。前回舞台に出演した際は、本当に大事なことをたくさん教えていただきました。その経験が、ドラマや他のお芝居の現場でも活きていて、お芝居だけでなく心の持ち方などたくさんの事を学べたと思っています。応援してくださっている皆さんの中には「伊野尾がミュージカル?!」と思っている方もたくさんいると思いますが、僕自身が一番驚いています(笑)。それだけ驚きがある新しいチャレンジだと思うので、本番までにボイトレや歌の稽古などたくさんトレーニングをして本番に挑みたいです!僕を応援してくださっている方でも9年前の『カラフト伯父さん』という舞台を観てファンになったよ、応援してるよと言ってくれる方もいらっしゃいます。この9年の間で新たに僕を応援してくださるようになった方もたくさんいらっしゃるので、また新しい自分を見せられるようにチャレンジ出来たらいいなと思います。そして、この『ハネムーン・イン・ベガス』を観て僕を好きになったよ、と言っていただけるように頑張りたいと思います。<公演情報>ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』ブロードウェイミュージカル『ハネムーン・イン・ベガス』ロゴビジュアル脚本:アンドリュー・バーグマン演出:小山ゆうな【出演】伊野尾慧松田るか岸祐二上口耕平小柳 友青野紗穂霧矢大夢佐々木誠堀部佑介福永悠二堀江慎也柴原直樹中桐聖弥天野朋子鈴木昌実三浦優水香石井千賀中嶋紗希【スウィング】横田剛基ルイス魅麗セーラ【公演日程】東京公演:2024年4月9日(火)~29日(月・祝) 東京建物 Brillia HALL大阪公演:2024年5月6日(月・休)~19日(日) SkyシアターMBS公式サイト:
2023年12月23日ブロードウェイミュージカル『RENT』のマーク役オリジナルキャストで、映画版でも同役を務めたアンソニー・ラップによる自伝を舞台化したワンマンミュージカル『WITHOUT YOU』が2024年3月に東京と大阪で開催することが決定しました。1996年にNYの小劇場でオープン後、わずか2ヶ月でブロードウェイに進出し、ピューリッツァー賞、トニー賞、オビー賞など各賞を総なめにして世界中にレントヘッズと呼ばれる熱狂的ファンを生み、社会現象を起こしたミュージカル『RENT』。そのオリジナルキャストで同作の映画版でもマーク役を務めたアンソニー・ラップが、自伝『WITHOUT YOU』で描いた『RENT』の作者ジョナサン・ラーソンとの出会いから『RENT』が大成功を収めるまでの道のり、また大切な家族との別れと愛を描いた感動の物語を、「Seasons of Love」をはじめとする『RENT』の名曲の数々とオリジナルの楽曲にのせてノンストップでお届けします。ミュージカル『WITHOUT YOU』はこれまでアメリカ各地、ロンドン、カナダ、韓国で公演を重ね、2023年1月25日に満を持して物語誕生の地であるオフ・ブロードウェイで開幕。4月30日までの期間限定公演でスタートした後、6月11日までの延⻑が発表された話題作です。観る人の心を震わせる感動のミュージカル、待望の日本公演にどうぞご期待ください!チケットの先行販売は、12月23日(土) 午前10時から販売開始。詳細は公式HP でご確認ください。<<公演概要>>【公演名】ミュージカル「WITHOUT YOU」来日公演<東京公演>【公演日程】2024年3月3日(日)〜3月10日(日)合計11公演【会場】IMM THEATER (東京都文京区後楽1丁目3-53 )<大阪公演>【公演日程】2024年3月16日(土)〜3月17日(日)【会場】後日発表いたします【脚本・出演】アンソニー・ラップ【演出】スティーヴン・マーラーEric Southern (Lighting and Scene Design)Angela Vesco (Costume Design)Elisabeth Weidner (Sound Design)David Bengali (Projection Design)Lisa Dozier Shacket (US Producer)【チケット料金(税込・全席指定)】<東京公演> VIP席:18,000円 ※各公演50席限定、S席:14,500円<大阪公演> 後日発表いたします※未就学児のご入場はご遠慮願います。※チケットはお一人様1枚必要です。【VIP席とは】前方3列以内のお席にてご覧いただけ、さらに終演後アンソニーとのMeet&Greetに参加できるお席となります。Meet&Greetでは、アンソニーとのお写真撮影の実施を予定しております。※内容は予告なく変更となる可能性がございます。※お写真撮影の方法など、注意事項は公演前に本ページにてご案内いたします。必ず事前にご確認の上、ご来場いただけますようお願いいたします。★チケット先行販売、12月23日(土)10 :00開始!販売先:<東京公演>キョードー東京 0570-550-799(オペレーター対応平日11:00-18:00/土日祝10:00-18:00)【チケット一般発売日】2024年1月26日(金)10:00AM<東京公演>【主催】S-SIZEネルケプランニングキョードー東京【後援】テレビ朝日【宣伝】キョードーメディアス【お問い合わせ】<東京公演>キョードー東京 0570-550-799(平日11:00-18:00/土日祝10:00-18:00)アンソニー・ラップ Anthony Rappアメリカ・イリノイ州出身。 9歳から俳優としてのキャリアをスタート。ジョナサン・ラーソンのトニー賞、ピューリッツァー賞を受賞したミュージカル『RENT』のマーク・コーエン役で知られる。また、クリス・コロンバス監督による映画版でも同役を演じた。ブロードウェイにはPrecious Sonsでデビューし、ドラマデスク賞にノミネート。アウター・クリティクス・サークル賞を受賞。You’re a Good Man, Charlie Brownのリバイバル、ジョン・グィア演出の「私に近い6人 の他人If/Then等に出演。映画界でも活躍。出演にベビーシッター・アドベンチャー⻘春の輝きバッド・チューニング私に近い6人の他人Man of the CenturyRoad TripA Beautiful MindbwoyScrapなど。2000年にはデビューアルバム『Look Around』を、2006年にはニューヨークタイムズでベストセラーとなった『Without You A Memoir of Love, Loss, and the Musical Rent - which this show was based on -』がサイモン&シュスター社から出版された。ミュージカル『RENT』オリジナル・キャストとして舞台・映画版に出演し、作者ジョナサンとの絆、自分自身について、大切な人との別れなどを自伝にした『W』のワンマンミュージカルが高く評価されている。Photo by Russ Rowland 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月22日『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド2023』が2023年12月16日 (土) ~2023年12月25日 (月)に東急シアターオーブ(東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ11階)にて上演されます。前日・当日のチケット販売を行う「TKTS」渋谷店(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)では、同公演のチケット提示でオリジナルステッカーがもらえるキャンペーンを開催します。TKTS全国9店舗でチケット発売 TKTS渋谷 TKTSで「ブロードウェイクリスマス・ワンダーランド2023」のオリジナルステッカーが“もれなくもらえる”キャンペーンを開催!2016年の日本初演から “劇場で楽しむクリスマス”として、新たな渋谷の冬の風物詩となった「ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド」。NY屈指の劇場「ラジオシティ・ミュージックホール」で、80年以上にわたり親しまれているNYの冬の定番ショー「ラジオシティー・クリスマス・スペクタキュラ―」に続く、スペシャルなクリスマスショーが今年も開催!TKTS 渋谷では、期間中「ブロードウェイクリスマス・ワンダーランド2023」のチケットをご提示いただいた方に、オリジナルステッカーをもれなく2枚プレゼントいたします!TKTS・カンフェティ以外の窓口でお買い求めいただいたチケットや、入場済みのチケットなど、どんなチケットでもプレゼントします。ぜひこの機会にTKTS渋谷に足をお運びください。キャンペーン詳細TKTS 渋谷で「ブロードウェイクリスマス・ワンダーランド2023」のチケットを提示すると...オリジナルステッカーをもれなく2枚プレゼント!プレゼント配布期間:2023年12月15日(金)14:00~2023年12月25日(月)19:00▼TKTS 渋谷 ▼TKTSでの取り扱い状況を見る 【注意事項・備考】・TKTS 渋谷の営業時間は14時~19時です。営業時間外にお越しいただいても対応致しかねます。・TKTS 渋谷以外の店舗では配布しておりませんのでご注意ください。・TKTS、カンフェティ以外でお買い求めいただいたチケットでもお受け取りいただけます。・入場済みのチケットでもお受け取りいただけます。・ステッカーは、チケット1枚につき2つお渡し致します。・重複配布防止の為、ステッカーのお渡し後、チケット本券の裏面にスタンプを押印いたします。・ステッカーの再配布はいかなる理由でも承ることができません。予めご了承ください。・ステッカーの第三者への転売は禁止致します。【キャンペーンに関するお問い合わせ】TKTS(運営:ロングランプランニング株式会社) tkts@confetti-web.com (平日10時~18時)公演情報『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド2023』日程:2023年12月16日 (土) ~2023年12月25日 (月)会場:東急シアターオーブ(東京都渋谷区渋谷2-21-1渋谷ヒカリエ11階)▼公式ホームページ <アメリカ・カンパニー来日公演 / 英語上演>※上演時間:約2時間(休憩含む)※開場は各開演の30分前【公演内容】今年も開催決定!あのクリスマスショーがやってくる!最高に楽しくてハッピーな劇場でのクリスマス体験を!2016年の日本初演から続く演出バージョンでの上演は、今年で見納めとなります。7年間の集大成となる今年、是非お見逃しなく!巨大ツリーやステンドグラスが輝くクリスマスタウン、氷の世界やクマのぬいぐるみが動き出すサンタのおもちゃ工場など、夢のようなクリスマスの光景がステージいっぱいに。そして世界で活躍するシンガーたちの歌う、心躍るクリスマスソングの数々。ゴスペルからポップスまで、誰もが一度は耳にしたことがあり、一緒に口ずさんで楽しめるようなクリスマスソングのオンパレード!さらにはダンサーたちによる華麗なラインダンスやタップに、舞台上に現れるスケートリンクでのスケートショーなど、息つく間もない圧巻のステージ演出は見どころ満載!クリスマスプレゼントを開けるときのようにワクワクドキドキ、大人から子どもまで、日常を忘れ心から楽しめて笑顔になれる、特別なクリスマスのひとときをお届けします。TKTSについて1973 年に NY タイムズスクエアにオープンした、ミュージカルや演劇の公演チケットを当日・翌日分限定で割引販売するチケット販売ブースです。当社はニューヨークで「TKTS」を運営する「Theatre Development Fund」から 2019 年に公認を受け、同年 8月29日(木)に日本版「TKTS」の運営を開始しました。現在は渋谷駅ハチ公前広場など全国に8店舗(東京7店舗・福岡1店舗)を展開しています。当社はこの「開演直前までの販売」「割引価格」という特長を通して、どんな方にもライブエンタテインメントをもっと気軽に楽しんでいただける世の中を作り、「今日観劇しよう」を当たり前にすることをミッションとしています。URL: 会社概要ロングランプランニング株式会社2004年の創業以来「エンタテインメントを、もっと身近なものに。」という理念のもとに、日本のエンタテインメント産業の市場規模拡大を目指して日々取り組み、イベント主催者への興行支援を行っています。所在地:〒162-0828東京都新宿区袋町25番地代表者:代表取締役榑松 大剛(くれまつ ひろたか)設立年:2004年2月資本金:3千万円主な事業:劇場フリーペーパー「カンフェティ」の発行チケット販売サイト「カンフェティ」の運営その他興行支援、イベント主催者のサポート業務旅行業ディスカウントチケットストア「TKTS」の運営URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月14日12月16日(土) に東急シアターオーブで開幕する『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド2023』の特別番組が、12月16日(土) 午後4時55分からテレビ東京で放送される。特別番組には、本公演の応援サポーターの本田望結が出演。本田は、2016年の日本初演から2019年までの4年間にわたって本公演の応援サポーターを務め、またゲストスケーターとしても出演した経験がある。番組では誰よりも『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』を知る彼女が、本公演の“推しポイント”をたっぷりと紹介する。さらに、番組を見た人限定のお得な情報も届けられる予定だ。<番組情報>★テレ東エンタメ情報★本田望結がナビする『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド』!『シルク・ドゥラ・シンフォニー』も紹介!2023年12月16日(土) 16:55~17:15 テレビ東京で放送<公演情報>『ブロードウェイ クリスマス・ワンダーランド2023』出演:アメリカカンパニー英語上演2023年12月16日(土)〜12月25日(月)会場:東京・東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)チケット情報:公式サイト:
2023年12月12日2006年にブロードウェイ初演、第61回トニー賞では全11部門でノミネートされ、うち8部門で受賞した傑作ミュージカル『春のめざめ』が東京・浅草九劇で12月3日(日)よりプレビュー公演、12月5日(火)より本公演が上演される。フランク・ヴェデキントの同名小説を原作にしたロックミュージカルで、日本では2009年に劇団四季が初演したが、今回は昨年上演され好評を博した奥山寛演出版。昨年同様、一般オーディションで選ばれたフレッシュな実力者たちをWEST/EASTの2チームに分け上演する。主人公メルヒオールを演じる有馬爽人(WEST)と東島京(EAST)に話を聞いた。現在有馬は23歳、東島は18歳。歌手に俳優にモデルにと多彩に活躍している有馬は今回が初ミュージカル。「自分にとっては新しいことを知るということが活力になっています。初ミュージカル、そして14歳の役ということで、どういう有馬爽人が出てくるのか。新しい自分に出会いたい」と意気込む。一方東島は、今年3月にはロンドンでミュージカルの舞台にも立った注目株。「ブロードウェイ版の音源を聴くと、とにかく曲がキャッチ―で耳に残り、どうしても出演したいと思いました」とオーディションに挑んだ理由を語った。物語は19世紀末のドイツを舞台に、性に対しての無知と大人たちの無理解が悲劇を引き起こしていく、思春期の少年少女たちの群像劇。「本当に繊細で美しいミュージカルです。登場人物一人一人に濃い人生があり、悩みが葛藤がある。生バンドが奏でる音楽の表現や照明、すべてが繊細です」と有馬。演じる上で大切にしているポイントは「メルヒオールはみんなから頼りにされている少年で、同性からも異性からも人気がある。僕は人見知りするタイプなのですが、この稽古場ではメルヒオールとして生きようと思い、一人一人とコミュニケーションをとることを大切にしています」(有馬)、「僕もこれまで辛いこともあったし、楽しいこともあった。そういった葛藤、目の奥にある叫びのようなパッションは大事にしたいです」(東島)とそれぞれ話した。「子どもたちの葛藤も生々しいのですが、そこにどう大人が関わってきているのかを見ていただけたら、原作である小説の出版から100年以上経っている今の時代に上演する意味も見えてくる。観て終わりではなく、4日くらい余韻に浸っていただけたら嬉しいです」と東島。公演は12月23日(土)まで同劇場にて。チケットは発売中。取材・文:平野祥恵
2023年12月04日ブロードウェイミュージカル『シカゴ』の来日公演が、2024年4月18日(木)から4月21日(日)まで大阪・オリックス劇場、4月25日(木)から5月5日(日・祝)まで東京・東急シアターオーブにて行われる。最速先行チケット販売は2023年11月25日(土)から。ブロードウェイミュージカル『シカゴ』来日公演ニューヨーク・ブロードウェイのリバイバル版初演から27年を迎え、世界38か国・500都市以上・13言語で上演されているミュージカル『シカゴ』。『オペラ座の怪人』を抜き、ブロードウェイのロングラン記録第1位に輝いたヒット作だ。魅力的なストーリー・音楽・一流のダンサー『シカゴ』の魅力は、多くの人々の共感を呼んだ、実話に基づいた2人の悪女によるスキャンダラスなシンデレラ・ストーリー。加えて、「オール・ザット・ジャズ」といった名曲揃いのミュージカル・ナンバー、さらにはボブ・フォッシーによる振付を体現する、セクシーな衣装に身を包んだ超一流のダンサーなど、世界中の人々を魅了する要素に溢れている。甘くてクールな敏腕弁護士役にマシュー・モリソン2024年4月、大阪にて幕を開ける来日公演では、敏腕弁護士ビリー・フリン役をマシュー・モリソンが演じる。マシュー・モリソンは、ドラマ『Glee/グリー』のシュースター先生や、ブロードウェイミュージカル『ヘアスプレー』、『ファインディング・ネバーランド』のオリジナルキャストでもある人気ブロードウェイミュージカル俳優だ。そんなマシューによる、史上最高に甘くてクールなビリー・フリンを目の当たりにできる。圧巻の歌声にも注目だ。ミュージカル『シカゴ』あらすじ1920年代のジャズ全盛時代、イリノイ州シカゴ。不倫を重ねていた夫と妹を殺した元ナイトクラブ・ダンサー、ヴェルマ・ケリーが収監されている監獄に、新顔の女性ロキシー・ハートがやってくる。冴えない夫エイモスに飽き飽きしている⼥優志願の⼈妻ロキシーは、⾃分を捨てようとした愛⼈フレッド・ケイスリーを殺害したのだ。悪徳敏腕弁護⼠ビリー・フリンの⼒でメディアの注⽬を⼀⾝に集め、スターとなっていたヴェルマに負けじと、ロキシーもビリーを雇ってマスコミを利⽤し、正当防衛の“悲劇のヒロイン”として⼀躍メディアの寵児になっていく。スポットライトを求めるロキシーの快進撃はどこまで続くのか? 彼⼥と反⽬するヴェルマのリベンジは?2⼈の⼥と⼀⼈の男の名声を賭けた争いが今、幕を開ける──。【詳細】ブロードウェイミュージカル『シカゴ』来日公演2024出演:マシュー・モリソン、来日カンパニー脚本:フレッド・エッブ、ボブ・フォッシー作詞:フレッド・エッブ作曲:ジョン・カンダー初演版演出・振付:ボブ・フォッシーオリジナルNYプロダクション演出:ウォルター・ボビーオリジナルNYプロダクション振付:アン・ラインキング※生演奏 / 英語上演 / 日本語字幕あり。<大阪公演>期間:2024年4月18日(木)~4月21日(日)全6公演会場:オリックス劇場住所:大阪府大阪市西区新町1-14-15料金:S席 15,000円、A席 10,000円、B席 7,000円※平日は1,000円引き:S席 14,000円、A席 9,000円、B席 6,000円<東京公演>期間:2024年4月25日(木)~5月5日(日・祝)全16公演会場:東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1料金:S席 16,500円、A席 12,500円、B席 9,500円■チケット最速先行発売日:2023年11月25日(土)10:00~受付先:CNプレイガイド(大阪公演)、キョードー東京(東京公演)■チケット一般発売日:2024年1月27日(土)10:00~※未就学児入場不可。※チケットは1人1枚必要。※公演中止の場合を除き、払い戻しはしない。※車椅子利用者は、S席を購入後、大阪公演はキョードーインフォメーション、東京公演はキョードー東京まで電話にて要問合せ。【問い合わせ先】<大阪公演>キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(月~土 11:00~18:00 日祝休み)<東京公演>キョードー東京TEL:0570-550-799(平日 11:00~18:00 / 土日祝 10:00〜18:00)
2023年11月27日2024年の4月から5月にかけてミュージカル『シカゴ』来日公演が行われることが決定し、ブロードウェイスターのマシュー・モリソンが『シカゴ』デビューを果たすことが発表された。ミュージカル『シカゴ』は、禁酒法時代のシカゴで実際に起こった事件から着想を得た作品で、殺人の罪で投獄されながら悪徳弁護士ビリーの力を借りてスターダムにのし上がろうとするロキシーとヴェルマの姿を描く。海外ドラマ『glee/グリー』のシュースター先生や、ブロードウェイミュージカル『ヘアスプレー』『ファインディング・ネバーランド』のオリジナルキャストであるモリソン。2017年にケリー・オハラ、2020年にはシンシア・エリヴォと共に来日し、コンサートで多くのファンを魅了したモリソンが敏腕弁護士ビリー・フリン役を演じる。来日公演は、2024年4月18日(木) から21日(日) まで大阪・オリックス劇場、2024年4月25日(木) から5月5日(日) まで東京・東急シアターオーブにて上演される。<公演情報>ブロードウェイミュージカル『シカゴ』来日公演 2024出演:マシュー・モリソン 他 、来日カンパニー作詞:フレッド・エッブ作曲:ジョン・カンダー脚本:フレッド・エッブ&ボブ・フォッシー初演版演出・振付:ボブ・フォッシーオリジナル NY プロダクション演出:ウォルター・ボビーオリジナル NY プロダクション振付:アン・ラインキング■大阪公演2024年4月18日(木)~4月21日(日) 合計6公演会場:オリックス劇場■東京公演2024年4月25日(木)~5月5日(日) 合計16公演会場:東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11階)【チケット料金】(税込・全席指定)■大阪公演S席:15,000円A席:10,000円B席:7,000円※平日は1,000円引き■東京公演S席:16,500円A席:12,500円B席:9,500円公式ホームページ:
2023年11月24日