東京・清澄白河のタカ・イシイギャラリー東京が5月下旬、北参道に移転した。新ギャラリースペースのオープニング展として、6月27日までトーマス・デマンドの個展「Model Studies(Koto-ku)」を開催中だ。新しいギャラリーは、北参道駅から徒歩3分ほどに位置。二つに分けたスペースの一方には、清澄白河で同じビルに入居していた小山登美夫ギャラリーが引き続いて同居する。トーマス・デマンドは、主要メディアから引用した歴史的、社会的事件の記録写真や映像をもとに、その現場を着色紙や段ボールによって実物大の模型で再現。出来上がった模型を再び撮影することで、まるで本物の事件現場を写したような大判の写真や映像作品を生み出してきた。また、11年には米国人建築家のジョン・ロートナーによる建築模型に出会ったことを機に制作された、トーマス・デマンドが自分以外の人間の模型を初めて撮影した作品「Model Studies」を発表している。トーマス・デマンドは13年に入ると、東京・江東区にある日本人建築家ユニットSANAAの事務所を訪れるようになる。トーマス・デマンドはそこで、いつどこで芽を出して大樹に育つかわからないアイデアの生きた種として、オフィスに散在するSANAAの模型をいくつも撮影した。同展では、「Model Studies」シリーズから、最新写真作品約8点を展示。建築模型をアイデアを具現化させた彫刻と捉え、生じては破棄されるアイデアの束の間の美質にフォーカスし、模型が持つ豊かな可能性を探っている。また、今回の個展に際し、トーマス・デマンドによるエッセイを収録した書籍『Model Studies: Koto-ku』(8,000円)も発行されている。さらに、イギリスの出版社「MACK」から発行された最新作品集 『Blossom』の国内先行発売も本展に合わせて代官山蔦屋書店にてスタート。紙で作られた“Blossom=桜”は、13年5月4日にニューヨークタイムズ紙に掲載された、同年4月に起こったボストンマラソン爆弾テロ事件のタメル ラン・ツァルナエフ容疑者の妻、 キャサリン・ラッセルの写真にまつわるもの。デマンドの作品は撮影され、壊され、見る人を目の前にある現実とは違った、仮想現実の世界 へと引き込み、そこへアメリカ人小説家・詩人 のベン・ラーナーの文章を添えることで新たな解釈が提案されている。【イベント情報】「Model Studies(Koto-ku)」会場:タカ・イシイギャラリー東京住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-10-11 地下1階会期:6月27日まで
2015年05月24日●クラウドアプリ化、スマホの普及…Photoshopの父が語る近年の時勢「Adobe Photoshop」が産声を上げて以来、今年で25周年を迎えた。バージョン1.0の登場から着実にバージョンアップを重ね、現在は「Photoshop CC 2014年リリース」へと進化を遂げている。そんなPhotoshopの"生みの親"であるソフトウェアエンジニア Thomas Knoll(トーマス・ノール)氏に、ここ数年のPhotoshopを取り巻く環境の変化やLightroomとの差別化、次期バージョンに搭載予定の新機能などについてお話を伺った。Photoshopがリリースされたのは、今から25年前の1990年のこと。米国ミシガン州アナーバー出身のソフトウェアエンジニア Thomas Knoll(トーマス・ノール)氏が"趣味のために開発した"、さまざまなフォーマットの画像を表示する「Display」というアプリケーションを、1990年にAdobeが買収したことから始まる。アプリケーションの名称を「Photoshop」に改めたバージョン1.0が発売されたことを起点に、その後は25年間にわたり、画像編集ツールのディファクトスタンダードとしての地位を揺るぎないものにしている。マイナビニュースでは、5年前の「Photoshop 20周年」の折に来日されたトーマス・ノール氏へのインタビューを敢行した。当時から数えればたった5年ではあるが、Photoshopを取り巻く環境はめまぐるしく変化した。その最も大きな変化と言えるのが、提供スタイルが「Creative Cloud」への移行だろう。今でこそ他社や他業種でもクラウド経由のアプリケーションの提供は普及してきたが、アドビの発表当時はまだ普及期とはいえず、かなり早い段階での決断であったといえる。こうした点についてノール氏は、「サブスクリプション制を採用したことにより、われわれの開発サイクルも変化しました。従来のように1年半~2年というアップグレードのサイクルを待つことなく、新機能をコンスタントに追加できるようになったことは、われわれにとってもユーザーにとっても大きな進歩です」と語った。また、ユーザーを取り巻く状況としても、この5年間でスマートフォンやタブレットといったモバイル端末が急速に普及した。特に2014年ごろから「Lightroom mobile」に代表されるように「モバイルとPCとの連携」を前提として、創作活動をサポートするモバイルアプリ(など)が多く登場している印象を受ける。これについてノール氏は「クラウドを活用できるようになったことで、デバイス間でデータの橋渡しがスマートに行えるようになりました。それがLightroom mobileです」と、クラウドの恩恵を強く示した。話は変わるが、昨年6月に行われたアップデートで3Dプリンタへの対応が行われたように「Photoshopでできること」は拡張の一途をたどっている。こうした進化について、写真編集ツールとしてのPhotoshopを育ててきたノール氏はどのような想いを抱いているかを尋ねたところ、「Photoshopの開発チームが色んな機能を出してくることに、私自身が驚いています。残念ながら私がそうした機能を使う機会は、今の所まだないのですが(笑)」と明かした。●ノール氏が最も"驚いた"写真補正機能は?ちなみに、ここ最近搭載された機能のなかでノール氏が最も驚いたのが「コンテンツに応じた塗り」だという。「同機能が搭載されたことで、多くのフォトグラファーがこれまで直面していた問題を解決することができました」と開発チームをたたえるとともに、フォトグラファーとしてのユーザー目線からも喜んでいる様子が窺えた。また、「コンテンツに応じた塗り」以外にここ5年間で大きく進化した部分として、Camera Raw 9.0の新機能である「写真を結合」機能(パノラマ、HDR)と「ブレの軽減」を挙げた。特に「写真を結合」では、RAWファイルを合成した後も、RAWファイルのままで保持している点を強調した。こうした機能のなかで特に開発に苦労した部分を尋ねたところ、「写真を結合」に関しては「RAWイメージにおけるパノラマ統合のワークフローでは、まず補正をしたあとで写真を合成すると考えるのが一般的でしたが、私としては先に合成を行ったのちに補正したいという考えがありました」とし、「そのためには、パノラマやHDR、透明度をサポートした新しいバージョンのDNGファイルフォーマットを作り出す必要があるうえに、Camera Rawの加工処理のアップデートも必要であり、さらにRAWデータを合成する必要もありました。その結果、最終的なリリースまでに長い期間が必要でした」と、開発における苦労を語ってくれた。○次期搭載予定の新機能を解説Photoshop 1.0の登場当時からこの25年間で、コンピューター性能も飛躍的に向上し、デジタルカメラも年々高画質化が進むなど、ユーザーをとりまく環境は年々変わってきている。これにともない、Photoshopもバージョンアップごとに便利な機能が次々に搭載され続け、いまや成熟期に達している感もある。では、Photoshopは今後、どういった機能が追加されていくのだろうか。ノール氏は「既に発表したもの以外についてはお話しできませんが……」と前置きした上で、積極的に開発を進められてリリース間近となっている新機能として、去年同社が展開したイベント「Adobe MAX」で披露された「DeHaze(デヘイズ)」(MAXでは「デフォグ」と呼ばれていた)機能を挙げ、われわれにデモを見せてくれた。「デヘイズ」は、風景写真の"かすみ(haze)"を除去してクリアにしたり、反対に"かすみ"を追加したりする機能で、スライダーを右にドラッグすると"もや"が消えて風景がクッキリし、逆にスライダーを左にドラッグすると"もや"が追加されて濃い霧の中のように仕上げる様子を紹介した。ちなみに、"かすみ"を追加したい場合は、最初から少し"かすみ"が含まれている必要があるということだ。同機能は現バージョンのLightroomやCamera Rawにも搭載されている「黒レベル」スライダーに似た効果であるものの、「デヘイズ」は「黒レベル」スライダーではたどり着けない領域まで調整できるという。既存の「黒レベル」スライダーでコントラストを上げようとすると、画像全体に適用されるため、暗い部分が黒くつぶれるケースがあったが、「デヘイズ」機能を使えば全体のディテールを保持したままコントラストを改善することが可能ということだ。ノール氏が現在開発に携わっている「Camera Rawプラグイン」は、PhotoshopでRAW現像を行うためのもの。そのCamera Rawの最新バージョン(9.0)とLightroomの最新バージョン(6/CC)の新機能は、"現像"に関する部分だけをピックアップすれば、写真を結合(HDRおよびパノラマ)やフィルターブラシなど両者は完全に一致している。これについてノール氏は、「Camera RawとLightroomでは共通の処理エンジンを利用しており、現像処理に限って言えば、LightroomでできることすべてはCamera Rawでも可能です。Camera Rawは"エンジン"と"ユーザーインタフェース"のふたつで構成されており、そのエンジンはLightroomに移植され、特有のインタフェースが割り当てられています。元来コードは同じですので、機能も完全に同一です」と解説した。なお、LightroomとCamera Rawは、今後のアップデートも現像に関しての新機能は同期されるとのことだ。○Photoshopを生んだノール氏がよく使う機能ここで、フォトグラファーとしても活動するノール氏に、自身がRAW現像を行う際によく使うお気に入りの機能はどんなものかを質問したところ、前回のアップデートで搭載されたばかりの新機能「写真を結合(パノラマ)」という回答が返ってきた。「写真を結合する前に、個々の写真に対して補正しなくても済む」というのが理由のようだ。同氏はこの機能が搭載されて以来、パノラマ写真を撮る機会が増えたということだ。さらに、将来的に搭載されるかどうかは別として、ひとりのフォトグラファーとしてLightroomに搭載してほしいと思う機能は何か?という問いに対しては、「現在のLightroomでは弱みとなっている"ぶれの軽減"です。それもRAWレベルで行えるのならば非常に興味深いです」と語った。すかさず「もちろん、"デヘイズ"もとても楽しみですよ」と次期バージョンに搭載予定の「デヘイズ」機能についてもアピールした。最後に、PhotoshopおよびLightroomユーザーに対してのメッセージとして、「私たちがこれまで開発してきた機能を十分に楽しんでいただきたいと思います。これからも、もっと素敵な機能を開発していきたいと思います」と挨拶したのち、「ここにいる開発メンバー全員がフォトグラファーでもあるため、自分たちが欲しいと思う機能を盛り込んで行きたいと思っています」と述べ、25年前にPhotoshopを"自分の趣味のため"に生み出したという開発スタンスが今もなお、Adobeの開発チームに継承されていることをうかがわせる言葉で締めくくった。
2015年05月22日ヤフーは5月21日、ニケシュ・アローラ氏を取締役会長とする役員人事を発表した。現在、同職を務める孫正義氏は取締役として引き続きヤフーに携わる。ニケシュ・アローラ氏は、米Googleで最高事業責任者を務め、昨年7月にソフトバンクのバイスチェアマンと米SoftBank Internet and Media(SIMI)のCEOに就任することを発表。その後、ゴジラなど制作の米レジェンダリー・エンターテインメントへの出資や東南アジア諸国のスタートアップ企業への出資・買収を手がけるなど、ソフトバンクでの実績を積み重ねてきた。そして5月11日に行われた2014年度の決算会見で、ソフトバンク創業者 孫正義氏がニケシュ・アローラ氏を後継者に指名した。決算会見では、ネット事業の海外投資を進める"第2のソフトバンク"の牽引役としても、元Googleの人脈や知見から大きな期待を孫氏が語っていた。なお、一時ヤフー株の売却が報道されていたYahoo! Inc.からは新たにロナルド・ベル氏を社外取締役として招へい。「Yahoo! Inc.とはネット上のサービスや技術など、今後さらに連携を高めていきたい」としている。なお、この人事は6月の株主総会で正式決定となる。
2015年05月22日画像編集ソフトウェアの先駆け製品であり、主流製品でもある「Adobe Photoshop」。1990年に発売されてから、今年25周年を迎えた。日本で開催される記念イベント「INSIDE PHOTOSHOP Photoshop 25th Anniversary Exhibition」に合わせて、生みの親の1人であるトーマス・ノール氏が来日し、Photoshopを生み育ててきた思いと、次の新バージョンに加えられる新機能について、豊富なデモを駆使して熱く語った。○「開発する人」が「使う人」印刷用DTPから、ファッション写真、映画制作、Webデザイン、モバイルアプリ制作、そして3Dプリントと、クリエイティブの世界を大きく広げてきたPhotoshop。その魅力のひとつは、クリエイターを感覚的に刺激する高度で革新的な機能が、誰でも気軽に使いこなせることだ。トーマス・ノール氏が語るPhotoshopの歴史を聞いていると、画像編集をする人が自分でほしいツールを開発し、さらに、自分が開発したツールをずっと楽しく使い続けてきた25年間(前身を含めると27年間)であることに気づく。トーマス・ノール氏は、11歳のクリスマスに、ARGUSの本格的なカメラをお父さんからプレゼントされ、写真の現像も自分でやるようになった。これが出発点だ。長じて、ミシガン大学時代には、コンピュータビジョンの学問領域を専攻。重なったり、向きが異なったりする画像をいかにしてコンピュータに正確に認識させるかというアルゴリズムを研究した。また、画像から輪郭を抽出してコンピュータに認識させるツールも、博士課程の学生時代に自分で開発した。一方、弟のジョン・ノール氏は、映画制作会社でカメラオペレータとして働くなかで、やはり画像をコンピュータ処理することの重要性に気づき、さまざまなトライを重ねていた。トーマス氏が開発したツールをジョン氏へ提供し、ジョン氏がリクエストをフィードバックすることを繰り返すうちに生まれた1本のアプリケーションが、Photoshopの初期バージョンだ。1989年にアドビがPhotoshopに関する権利を買い取り、1990年、Photoshop Version1.0が発売された。その後もトーマス氏は、Photoshopとその関連製品の開発に従事して、Photoshopを使い続けてきた。トーマス氏は"自称"「アマチュア写真家」であり、アフリカ、ヨーロッパ、中国、日本、イースター島、インド、南極など、地球上のあらゆる場所を回り、人や風景や文化や空気を撮影してきた。デモで次々に映し出されたトーマス氏の作品は、いずれもコントラストが明確で、輪郭がくっきりと印象的だ。○25年も生き続けている多くの機能Photoshopには、初期バージョンから生き続けている機能がたくさんある。たとえば、レベル補正ダイヤルは、トーマス氏が子どもの頃に暗室での現像で苦労してきた経験がダイレクトに反映されているという。「黒を黒に、白を白に表現するのは非常に難しい。露出を変えたり、コントラストを修正したりするが、なかなかうまくいかない。そこで、発明したのがレベル補正ダイヤル。ひとつのダイヤルで白、別のダイヤルで黒、それぞれ独立して調整できるようにしたんだ」とトーマス氏は紹介した。このほか、コピーペーストした画像部分を元画像の背景に置くこともできるフローティング機能、RGBチャンネルの個別調整機能、ぼかし(ガウス)、そして、トーマス氏が学術論文のために開発した輪郭を認識する機能も、初期バージョンから現在に至るまで搭載され続けている。もちろん、25年間で大きく変わったものもある。最大の変化は、Photoshopを使うためのハードウェア環境だろう。1990年当時は、画像を取り込むスキャナも、Photoshopが稼働できるスペックのMacintoshも高価だった。印刷のための画像出力にも、1枚ごとに1,000ドル単位の料金がかかった。そのため、当時はPhotoshopという名前でありながら、「写真家のためのツールとは、とても言えなかった」とトーマス氏は肩をすくめる。現在では、iPhone、iPad、Android搭載端末など、小型の携帯端末でもPhotoshopの機能を搭載したモバイルアプリを使うことができる。しかも、Adobe Photoshop CC、Adobe Camera Raw、Adobe Lightroomという3種類のクリエイティブツールをすべて使えるクラウドサービス「Adobe Creative Cloud」が、月10ドル(日本円980円)だ。トーマス氏は、初期のPhotoshop1.0が単製品で795ドルだったことを引き合いに出し、その状況の変化を強調した。プロフェッショナルでなくとも、学生でも子どもでも、画像を編集して自己表現できる環境を、Photoshopは先駆者として切り拓いてきたのだ。○将来搭載される新機能は「霧、カスミ」を除去するマジックそして、サプライズとして、次期バージョンで搭載される新機能を、搭載に先駆けていち早く紹介する時間が設けられた。今回の25周年記念イベントには、Adobe Camera Rawのエンジニアリングチーム―トーマス氏に加えて、マックス・ウェンデト氏、ジョシュア・バリー氏、エリック・チャン氏の合計4人―が来日したのだ。その中でエリック・チャン氏が前に進み出て、新機能を紹介した。新機能は、DeHaze、つまり、霧除去技術である。Photoshop製品のDeHaze(デヘイズ)は、スライダーを動かしていくだけで霧を除去して画像をくっきりと際立たせることができるし、逆に、霧を付加していくこともできる。新機能の日本語名はまだ決まっていない。機能は、霧・カスミを除去するだけでなく、追加もできるというもの。正式発表はまだこれからということだが、次期バージョンのAdobe Camera Rawと、Adobe Lightroomに搭載される見込みである。
2015年05月22日ヤフーは21日、ソフトバンクのバイスチェアマンを務めるニケシュ・アローラ氏を新取締役会長とする役員人事を発表した。現取締役会長の孫正義氏は取締役に退く。ニケシュ・アローラ氏はソフトバンクの孫正義代表の後継者として、孫代表に指名された人物。もともとは米Googleの経営陣の一人として活躍し、2014年にソフトバンクに参画、ソフトバンクのバイスチェアマン、米国で設立されたSoftBank Internet and Media,Inc(以下、SIMI)のCEOとして活動してきた。ソフトバンクでは7月11日に、グローバル企業への変革を進めるために「ソフトバンクグループ株式会社」に称号変更し、新会社のなかで同氏は孫氏につぐナンバー2の位置につく。そして、ヤフーのなかでも要職を務めることになる。今回の新人事の狙いについて、同社では、「ニケシュ・アローラはグローバルな広い知見とともに、インターネット事業への深い知識を有しております。インターネット企業としての企業価値最大化のために招聘いたします」としている。なお、今回発表の人事は、6月18日開催予定の定時株主総会で承認されることを前提としたものとなる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月21日シスコシステムズは5月18日、 同日付けで、鈴木みゆき氏が同社の代表執行役員社長に就任したことを発表した。鈴木氏は、2015年5月に同社に入社する前は、格安航空会社(LCC)であるジェットスター ジャパンの代表取締役社長を務めていた。それ以前は、鈴木氏は日本の通信およびITサービス事業者であるKVHの代表取締役社長兼CEO、レクシスネクシス アジアパシフィック代表取締役兼CEO、日本テレコム(現ソフトバンクモバイル)専務執行役員兼コンシューマ―事業本部長、ロイター東南アジア代表取締役など、アジア太平洋地域ならびに日本においてリーダー職を歴任してきた。前任のアーヴィン・タン氏は引き続き、アジア太平洋地域ならびに日本地域のプレジデントとして、アジア地域での事業強化、アジア地域と日本市場との連携を強化していく。鈴木氏はタン氏に業務報告を行う。
2015年05月19日●FileMaker 14プラットフォームの登場初代Macが登場したのが1984年。そしてFileMakerの登場はその翌年の1985年。今年でちょうど30周年だ。その記念すべき節目の年の5月13日、FileMaker 14プラットフォームが発売された。この発売にあたって、ファイルメーカー社社長のビル・エプリング氏と、米国FileMaker, Inc. エンジニアリング担当副社長のフランク・ルー氏に話を聞いた。○成功を収めたバージョン13、そして14へ--- 4月22日に、FileMaker Goのダウンロード数が150万本を突破したとの発表がありました。このペースをどのように評価していますか?エプリング ビジネスソフトウェアとして大きな数字を達成することができました。FileMaker Goは安定的に成長し続けており、このペースは決して驚きではなく予想通りといえます。ルー iOSデバイス上でシンプルに使えるという点が多くのユーザーに受け入れられているものと考えています。--- そして、FileMaker 14プラットフォームの登場となりました。このタイミングで、バージョン13の総括を聞かせてください。エプリング 大きな成功を収めました。特に直前の四半期では、売上、ユーザー数ともに、過去最高の業績を達成しています。--- 昨年11月に、販売数の比率としては年間ライセンスが7割、パッケージ購入が3割とのお話がありました。この比率は、その後変化していますか?エプリング 年間ライセンスの比率が増加しています。大まかな数字ですが、75%が年間ライセンス、25%がパッケージ購入といったあたりです。年間ライセンスやメンテナンスプログラムのお客様は増え続けています。これはFileMakerを継続して使ってくださるお客様が多いということであり、また常に最新のテクノロジーを使っていただけるということなので、うれしく思っています。○FileMaker 14プラットフォームのポイントは?--- その最新テクノロジーであるFileMaker 14プラットフォームについて、おすすめのポイントを教えてください。エプリング 特におすすめなのは、スクリプトワークスペースですね。スクリプト作成の生産性が大きく向上します。事前にこれを見た開発者からは、これまでのバージョンのスクリプト作成にはもう戻れないという声をたくさんいただいています。ルー 私からおすすめしたいポイントは5つあります。1つは今の話の通り、スクリプトワークスペース。あと4つは、WebDirect、起動センター、iOS 8のユーザーインターフェイスとの整合性、そしてセキュリティやWebDirectのパフォーマンスなど開発や管理に関わる機能の向上です。エプリング 最近、ヨーロッパで新バージョンを紹介するツアーを実施したのですが、人によって反応が違うんですね。FileMaker Serverの再接続やスタンバイサーバーを高く評価する開発者もいました。ルー スタンバイサーバーの機能は、実は日本から要望が上がってきたものなんです。管理者にとっては重要な機能ですね。今回を出発点として、ますます向上させていきたいと考えています。--- WebDirectがAndroidタブレットのモバイルブラウザに対応しましたね。エプリング モバイルでの使用は伸び続けており、私たちにとっては成長機会です。モバイルの最適なソリューションはiOSとFileMaker Goですが、今後はAndroidタブレットのユーザーにもFileMakerを使っていただけます。FileMakerがさらに多くの方へと広がっていくことを期待しています。ルー FileMaker Goにはデータベースエンジンがあり、ユーザーエクスペリエンスに優れています。また、データベースファイルをiPadのローカルにコピーして使うこともできます。WebDirectは、ブラウザの機能に左右される部分があります。またローカルにファイルを格納することはできません。●スピーディーなアップデートに強固なセキュリティ○最新のテクノロジーやセキュリティを重視--- ここ数年、メジャーバージョンアップの間隔が短くなっています。バージョン13から今回の14までの間隔は17カ月でした。エプリング ユーザーの皆さんに、多くの機能を早く提供したいということです。もちろん早さだけではなく、質やセキュリティも重視しています。ルー Appleからリリースされる新機能など、テクノロジーの変化はめざましいものです。また、FileMakerはビジネスソリューションですから、ビジネスシステムとの統合が重要です。そう考えると、2年に1回ほどでは遅すぎます。できれば1年に1回、メジャーバージョンをリリースできるぐらいの体制を整えたいと思っています。とは言え、もちろん長い目で見て考えている部分もあり、2年ほど先を見据えてのプロジェクトも同時進行しています。--- Androidのブラウザ対応に関して、ハードウェアの必要条件が画面サイズ10.1インチ以上となっています。Androidのスマートフォンは対象外なのですね。ルー CPUとメモリの制約、さまざまなブラウザの存在など、難しい点が多々あります。Androidのバージョンもまちまちで、対応が難しくセキュリティ面での懸念もあります。--- FileMaker ServerのWindows版は、バージョン13ではWindows 8 Pro(64ビット)とWindows 7 Professional Edition SP1(64ビット)がシステム条件に含まれていましたが、バージョン14ではWindows Serverのみに変更されました。ルー サーバーのセキュリティを重視しているということです。特にクライアントからサーバーへ接続する際の認証のプロセスが重要と考えています。--- 7月にはFileMaker Developer Conference 2015(開発者会議)も控えていますね。ルー 現在、早期登録を受け付けています。バージョン14の正式発表前だったのでこれまでは情報を公開していませんでしたが、今回のカンファレンスではバージョン14に特化したセッションも、もちろん実施します。なおファイルメーカー社は5月13日(水)~15日(金)に東京ビックサイトで開催されている「スマートフォン&モバイル EXPO」に出展しており、ブースではFileMaker 14も紹介している。最新の情報に実際に接する絶好のタイミングだ。
2015年05月13日東京ディズニーリゾートの“新たな魅力”を、三好和義氏、本城直季氏、ハービー・山口氏など、ゲストフォトグラファーの撮り下ろし作品を通じて紹介する東京ディズニーリゾート・フォトグラフィープロジェクト「イマジニング・ザ・マジック」。このほど同プロジェクトと連動した新しいアイテムの数々がパークの「ディズニーギャラリー」に登場した。この「イマジニング・ザ・マジック(Imagining the Magic)」とは、“魔法を想像する”という意味。“Imagining”の“in”を取ると「イメージング(Imaging)」になり、“魔法を画像化する”という意味にも。そして、このフォトグラフィープロジェクトは2014年4月以降、「東京ディズニーリゾート・ブログ」において、毎月肉眼では想像できないさまざまな“魔法の瞬間”を紹介してきたが、このほど新しいオリジナルグッズの数々が登場した。新グッズはプリント写真 各\500、ミニポスター(H400mm×W500mm) \4,800、フレーム別売:\1,944、トートバッグ \3,000、クリアファイル 各\450。東京ディズニーランドの「ディズニーギャラリー」にて販売中で、今後も作品発表と連動して新商品が出るという。また、6月23日(火)には、月刊「ディズニーファン」誌(講談社)との共同企画によるシンデレラ城をテーマとした写真集「東京ディズニーリゾート シンデレラ城 夢と魔法の100」を、この夏と秋には「イマジニング・ザ・マジック」の作品をまとめた写真集も連続で発売予定。「イマジニング・ザ・マジック」を通じて、パークの魅力を再発見してみて!※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2015年05月12日現在MBS/TBS系にて毎週日曜17:00より放送中のTVアニメ『アルスラーン戦記』に新たに登場する、荒川弘氏描き下ろしによるキャラクター第2弾のデザインが発表された。5月9日に販売された漫画誌『別冊少年マガジン 6月号』(講談社)にて公開されたのは、戦乱の世の裏側で暗躍する魔道士たち7人で、第3話にも登場。怪しげな存在感を放っていたこの7人はアルザング、グンディー、ガズダハム、ビード、サンジェ、グルガーン、プーラードと名付けられている。アルスラーンたちと敵対するルシタニアと行動を共にしている、銀仮面卿ともなにやら関係があるという。本作は、『銀河英雄伝説』『創竜伝』『タイタニア』などで知られる小説家・田中芳樹氏の原作を、"ハガレン"こと『鋼の錬金術師』で人気を博した荒川氏が漫画化。現在、漫画雑誌『別冊少年マガジン』(講談社)で連載されており、単行本は1~3巻ですでに累計200万部を突破している。物語は、"気弱な"王太子・アルスラーンが、異教徒の国・ルシタニアの侵攻をきっかけに、激闘と謀略のなかで、仲間たちとともに成長していく姿を描いている。(c)2015 荒川弘・田中芳樹・講談社/「アルスラーン戦記」製作委員会・MBS
2015年05月11日レベルファイブの代表取締役社長/CEO・日野晃博氏が、2日にNHK Eテレで放送された『SWITCHインタビュー 達人達』に出演し、現在、小学生を中心に爆発的な人気を誇る『妖怪ウォッチ』のヒットの理由について語った。『SWITCHインタビュー 達人達』は、異なる分野の二人が互いの仕事の極意について語る対談番組で、この日の相手は、同社が展開する人気ゲーム『レイトン教授』の声優を務めた縁もある俳優の大泉洋。ゲーム、玩具、アニメ、漫画などクロスメディアで展開され、そのどれもが爆発的なヒットを記録している『妖怪ウォッチ』だが、日野氏は対談の中で「クロスメディアは、まず子供たちに敷居が低いところから好きになってもらうこと」を挙げている。その敷居の低さ、一番わかりやすい入り口として見据えたのが、2014年からスタートしたTVアニメだったという。日野氏は「テレビをつけるだけで観られるアニメの効果は(子供たちに)絶大」としながら、一方でゲームは「4,800円とか5,000円するゲームソフトをなかなか買うまでいかない。誕生日やクリスマスなど、1年に1回クラスのイベントじゃないと」とハードルの高さを説明。「まず、アニメや漫画など、とっつきやすい部分から好きになってもらい、その先にゲームがある」と自身の戦略を明かした。その狙い通り、『妖怪ウォッチ』はTVアニメの放送をきっかけに、玩具、ゲーム、漫画、グッズ、映画と加速度的にヒット街道を突き進んでいく。その中でもアニメは特に力を入れており、シナリオ会議にすべて出席し、実際にシナリオを書く回もあるという日野氏。アニメの中では、ドラえもんの名前が挙がり、実際にくまモンが登場するなど、人気キャラクターやヒーロー、ドラマのパロディがふんだんに盛り込まれていることでも大きな話題となった。日野氏は、この意図について「テレビも含めパロディもいっぱい入っていますが、あれは、子供たちと一緒に親にも観て欲しいし、そこに会話を作りたい。子供たちにわからないネタをわざと入れている」という。一見かたやぶりとも言える手法だが、日野氏は「(子供がわからないネタで)お父さんだけが笑うとする、そうすると子供は『今なんで笑ったの?』と聞くでしょう。それを作り出すためにあえて入れている。『妖怪ウォッチ』には、子供に向けた動きのあるギャグと、大人にしかわからないギャグの両方があるんです」と、単なるパロディやお遊びではないと強調。また、そうしたパロディやギャグ、シナリオのシュールさなどから苦情もあるというが、日野氏は「苦情は皆で受け止めて、反省しています。でも反省はするけど、次のチャレンジはやめない。二度と同じ失敗はしませんし、それを恐れて縮こまることはないんです」と語っている。アニメ化で最も大切にしていることは「子供たちの等身大の悩み」。それを物語の中に散りばめることで、「子供たちが、自分たちに繋がったものすごいリアルな世界だと思うかもしれない」と日野氏は話す。そしてアニメ化にあたり、今の子供たちが置かれている状況、どんなことに悩んでいるのか、学校にはどんな楽しみや辛いことがあるのか――スタッフの家族、親戚、広告代理店のリサーチなど、あらゆるものを駆使して「お悩みリスト」を作り上げていく。日野氏はそれを踏まえ、子供たちにとっての小さな社会=学校を挙げる。「子供たちのとっての"小さい社会"が学校の中にあります。その小さい社会の中には、真剣な悩みがあり、その悩みが『妖怪ウォッチ』の中にちょいちょい出てくる。小学校の子供たちは、それを『ああ、これリアルだわ』と感じてくれる。妖怪が出てくるから、突飛なファンタジーではあるけれど、それを本当に自分たちに近い世界で起こっていることだと思えるはず」終盤には「子供たちをちゃんと見ているプロデューサーだと自負しています」と語る日野氏。今年3月には、TVアニメのセカンドシーズンやゲーム『妖怪ウォッチ3』、そして海外展開と続々と新たな試みが発表されている。この海外展開についても日野氏は「日本で作ったイメージが、海外の人からはファンタジックなものだって捉えられるようで、あまり海外のことを意識しなくても売れると思うんです。むしろ、海外のことを意識して作ったタイトルほど結果が小さい。なので、日本流、自分たち流に普通に作るのが一番。変に海外のセンスを真似ようとしてもうさんくさいものになるだけです」と持論を語っている。
2015年05月03日米F5ネットワークスは5月1日、同日付けで、F5ネットワークスジャパンの代表取締役社長に、古舘正清氏が就任したと発表した。古舘氏は、日本IBM、日本マイクロソフト、レッドハットにおいて、ハードウェア、ソフトウェア、サービスの分野でリーダーシップを発揮してきた。レッドハットにおいては、常務執行役員パートナー・アライアンス営業統括本部長として、クラウドおよびインフラストラクチャーの分野を担当した。古舘の代表取締役社長就任について、米F5ネットワークス ワールドワイドセールス担当エグゼクティブ・バイスレジデント デーブ・フェリンガ氏は、「古舘氏の広範なビジネス実績と人脈、 強力なリーダーシップが、 F5の変革を牽引し、 日本におけるマーケットでの地位をさらに強固なものとし、 ビジネス領域をさらに広げると確信しています 」と述べている。
2015年05月01日エルメス(HERMES)から、新オードトワレ「李氏の庭」(100ml/1万5,000円)が登場。エルメスブティックとエルメス香水コーナーにて展開されている。2015年のテーマ「フラヌールーいつでも、そぞろ歩き」をもとに、エルメスの専属調香師ジャン=クロード・エレナが手掛けたオードトワレ。 「人生は、庭づくりを始めたその日から始まる」という古くから伝わる言葉もある中国に魅了された彼は、中国にある数々の庭園を訪れ、それぞれに共通する象徴的な力に着想を得た。池の匂い、湿った小石の匂い、ジャスミン、スモモや金柑の木、そして巨大な竹林の香りを思い浮かべながら作られた、新しい庭園のフレグランス「李氏の庭」。つけた瞬間、凛としたレモンような爽やかな香りが漂い、雄大な地を思わせる素朴で心地よいノートが続く。パッケージには、中国の現代アート作家リ・シンが描いたイラストが採用された。繊細なグレーの濃淡で薄紙の上に描かれた、秘境の風景。威厳にあふれたジョーヌ・アンペリアル(皇帝の黄色)と、鮮やかで刺激的なアニスグリーンが混ざりあったカラーがパッケージを彩り、ボトルを美しく引き立てている。
2015年04月30日PFUのイメージビジネスグループ 統括部長の松本秀樹氏と、プロトラブズ合同会社社長兼米Proto Labs, Inc.役員のトーマス・パン氏による対談。後編となる今回は、世界最軽量・最小※のモバイルスキャナ「ScanSnap iX100」のソフト面での活用法や、PFUのコミュニケーション戦略についてお届けする。※ バッテリー・Wi-Fi搭載A4シートフィードスキャナにおいて、PFU調べ(2014年4月1日現在)○スキャナの"生態系"をつくる松本秀樹氏(以下松本氏):PCで使う場合、iX100でスキャンした後にクイックメニューが開くのですが、ここからMicrosoft OfficeやEvernote、Dropboxといったアプリケーションやサービスと簡単に連携することができます。また、名刺管理ソフトも同梱されていますので、名刺に書かれている名前や役職といった情報をテキスト化して整理することもできます。トーマス・パン氏(以下パン氏):自動化によって、ビジネスシーンではもちろん、そうでないユーザーにも使いやすくなっていると思います。スキャナ単体ではなく、どんなアプリケーションとつなげるかで、便利さがまったく変わりますね。松本氏:はい。ですから、スマートデバイスのアプリケーションベンダーさんには、カメラ機能と同じように連携してもらうことに注力してもらっています。さまざまなパートナーシップを組んでいくことで、ScanSnapを取り巻く「エコシステム(生態系)」を形にすることが狙いです。パン氏:そういった戦略は以前からおありだったのでしょうか?松本氏:一つ前のモデルからありましたが、iX100からスマートフォンやタブレットのアプリを意識するようになりました。パン氏:しかし、アプリと連携と言っても、スマホの使い方そのものがめまぐるしく変化している昨今です。例えば、開発期間のうちにポピュラーなアプリの使い方が変わっていることもあると思うのですが、どうされているのでしょうか?松本氏:われわれは独自規格のインターフェースを使っていますので、開発の段階から、アプリケーションベンダーさんに、SDK(ソフトウェア開発キット)を提供しております。開発キットを設計思想に含みつつ、サードパーティに働きかけをしているというわけです。○時間を縮めるスキャナパン氏:iX100の機能についてご説明いただきましたが、仕事で頻繁にスキャンの必要があり、かつ移動が多いようなビジネスユースを想定されているのでしょうか。松本氏:フリーランスや個人事業主の方に、積極的に導入していただいていますね。赤入れをしてすぐにデータを送って確認を取るといったことが容易にできますから。昔はFAXを使っていたと思いますが、より鮮明に、瞬時にデータをやり取りすることができるので、非常に重宝がられています。パン氏:そう考えると、このスキャナは「時間を売っている」とも言えますよね。自分の時間の節約と考えると、その対価は十分に感じるのでしょう。松本氏:マスコミの記者さんやヘビーブロガーといった、自分のワークスタイルを進化させるという考えをお持ちの方に利用していただき、その方々に口コミで広げていただいています。パン氏:事前にユーザーさんのブログなどを拝見したのですが、コメントが非常にポジティブなんですよね。プロダクトの力とそういったプロモーション戦略が合わさって、追随を許さないマーケットを構築されたのだと思いました。松本氏:平成27年度の税制改正大綱により、3万円以上の領収書でもデジタル化できるなど国税関係書類のスキャナ保存制度が規制緩和される見通しとなっています。今後は、会計ベンダーさんとともにスキャナを使った業務効率化を提案していこうと動いております。パン氏:ぜひ次回の確定申告で使わせていただきたいと思っています(笑)○アナログとデジタルのコミュニティパン氏:これだけ長くデジタル化が続いた世の中でも、紙が減るどころか増え続けている状況です。セキュリティを考えると紙の方が流出しにくいとも言われていますし、まだまだ紙が消えることはないのでしょう。松本氏:学校でも生徒は学習の基礎として、まず手書きから教わりますよね。アナログな紙とペンはまだまだ残る。だからこそ、それをどこかでデジタルと融合させることが求められると思っています。パン氏:そうすると、スキャナの活用はまだまだ増えていくということでしょうか。松本氏:例えば、シニアの方が自分の思い出の写真をデジタル化して自分史を作ったり、自治体が昔の紙データをデジタル化して機関誌を発行するなど、さまざまな場面で活用されています。われわれとしては、単に装置を提供して終わるのではなく、ユーザーがどんな使い方をしているのかを意識して、ScanSnapを使ったパソコン教室を開催したり、子どもが描いた絵をスキャンして遊べるイベントを行ったりしています。パン氏:まさに「スキャナを取り巻くコミュニティ作り」ですね。聞いていて感動を覚える戦略です。優れた製品を提供し、その製品を巡る環境から次々と新たなビジネスを生んでいく。非常に素晴らしいビジネスモデルだと感じました。
2015年04月30日BookLiveが運営する総合電子書籍ストア「BookLive!」で17日、漫画家・田中圭一氏が人気漫画家の"渾身の一コマ"を聞くインタビューコーナー「わが生涯に一片のコマあり」にて、『パタリロ!』作者・魔夜峰央氏のインタビューが掲載された。手塚治虫タッチのパロディー漫画『神罰』で知られ、著名作家の絵柄をとのまねたシモネタギャグを得意とする漫画家・田中圭一氏。彼がインタビュアーを務める「わが生涯に一片のコマあり」は、これまでも『宇宙兄弟』の小山宙哉氏や『快感フレーズ』の新條まゆ氏など話題の人を取り上げてきたが、第9回では『パタリロ!』の魔夜峰央氏の"渾身の一コマ"に迫った。そして、スランプを乗り越えてギャグ漫画を描き始めた経緯や、自然に動き出す『パタリロ!』のキャラクター、ギャグ漫画では珍しい"読者を泣かせるストーリー"についてなど、知られざるエピソードを田中圭一の独自の視点で聞き出している。また、「BookLive!」では、『パタリロ!』を10巻以上まとめて購入すると最大でTポイント2,800ポイントがもらえるキャンペーンを開催するほか、「BookLive!」会員を対象に、抽選で魔夜氏の直筆の名前入りサイン色紙が当たるプレゼント企画も実施している(応募締切は4月30日)。
2015年04月17日LINE 代表取締役社長 CEOを3月末に退任した森川 亮氏。4月10日にファッションやヘアメイク、フード、トラベルなどの情報を動画で紹介する動画ファッション雑誌「C Channel」の代表取締役社長に就任したほか、13日にはマネーフォワードなどの社外取締役に就任するなど、活発な動きを見せている。「C Channel」は世界各国で拡大しつつある動画市場に向け、日本の強みであるファッションやフード、トラベル情報などを動画で制作し配信するもので、「テレビ業界とインターネット業界のメンバーが集まり、クオリティの高い縦長の動画を制作・配信する」としている。当初はWeb版からスタートし、今夏までにスマートフォンアプリの提供、年内に英語版の制作・配信を予定している。サービス立ち上げに伴い、グリーやGMO VenturePartners、楽天などを主な引受先とする総額約5億円の第三者割当増資を4月下旬に実施する予定だという。13日には、自動家計・資産管理サービスなどを提供するマネーフォワードが社外取締役への就任を発表。ほかにも、ネオキャリアやヴォラーレ、トークノートなどでも社外取締役を務めるとしている。
2015年04月13日GoogleのシニアフェローのJeff Dean氏が、GTC 2015においてGoogleのDeep Learningについて基調講演を行った。Jeff Dean氏はMapReduce、BigTable、Spannerなどを開発してきたエンジニアで、最近ではGoogle TranslateやGoogle Brainなどを開発している。テキスト、画像、オーディオ、ユーザのアクティビティ、知識を関連付けるグラフなど大量のデータがあるが、それらを理解する手続き的なプログラムを作ることは困難である。そこでDeep Learningが必要となるという。Deep Learningでは、脳に関する我々のもっているわずかな知識にヒントを得て作られた神経(ニューロン)のネットワークを使う。このネットワークは多層の構造を持っており、右側の層になるほど高次の抽象化が行われる。人工のニューロンは、ニューロンへの入力Xiに重みWiを掛けて、全入力の総和を求め、その値が負ならゼロ、正なら総和の値を出力する。なお、この図では3つの入力しかないが、実用的なニューラルネットワークでは数100、数1000の入力をもつニューロンが使われる。このようなニューロンを相互接続してネットワークを作る。最下層が入力層で、最上層が出力層であり、中間の層は、外部から直接は見えないのでHidden Layer(隠れ層)と呼ばれる。なお、ニューロンはどのように接続しても良いのであるが、学習のやり易さの点で、一般的には同一層内のニューロン同士には接続が無い構造が用いられる。このニューラルネットワークに学習をさせるには入力画像と正解のペアであるトレーニングサンプルが必要である。トレーニングサンプルの入力画像をニューラルネットワークに入力し、出力を観測して、出力が正解に使づくように重みを調整するという操作を繰り返す。重みを調整するには、重みを変えるとどれだけ近づくかの傾き(偏微分)をそれぞれの重みWiについて計算して、その結果を使ってそれぞれの重みを調整する。このように書くと簡単であるが、1つのニューロンに数100、数1000の重みがあり、ネットワークにはニューロンが何万個もあるので最適値を求めるのは容易ではない。最適値に近づけるためには、多数回の微調整の繰り返しが必要であり、それを多数のトレーニングサンプルに対して行うので、学習には非常に時間が掛かる。Jen-Hsun Huang CEOの基調講演では、AlexNetの学習には、16コアのXeonでは43日かかるが、Titan Xを使うと2~3日でできると述べられていた。Googleでの実用的システムの学習ではGPUカードを使っても6週間かかり、モデルの並列性やデータの並列性を使って、これを1日でできるようにしているとのことであった。次のグラフはトレーニングのサイクル(Epochと呼ぶ)の繰り返しでどのように誤差が減っていくかを示したものであるが、32ビットのFloatで計算した場合の黒線と8ビット、10ビット、14ビットの精度の浮動小数点数を使った場合をプロットしている。この図に見られるように、誤差の減り方は殆ど同じであり、数値に高い精度は必要ないことがわかる。このため、Titan XでサポートされたFP16などを使って演算速度を倍増し、学習時間を短縮することができる。Googleでは数十人年の工数を人工知能の開発につぎ込んでおり、何千個ものCPUやGPUを使って大量のサンプルデータを処理している。そして、Googleは、画像認識、ビデオのカテゴリ認識、スピーチ認識、画像の説明文の作成、OCR、自然言語の理解、翻訳、オンライン広告に関して、研究論文を発表しており、AIは広い適用範囲がある。成果の一例を示すと、次のスライドは、正解が付いていない生画像から(教師なしのUnsupervisedな学習)人間の顔を学習した結果である。左の写真が顔と判定されたスコアの高い48枚の画像で、右の図が最適化された顔で、ネットワークはこの顔に最も強く反応するようにチューニングされている。また、次の図は猫を学習した結果である。ただし、人間の顔の左端の列の3段目や、猫の左端の列の5段目、3列目の3段目、右から3列目の最下端の段の写真は間違っているようである。また、昔懐かしいスペースインベーダなどの「Atari 2600」のゲームを、画面のピクセルデータとスコアだけを与え、ゲームのルールなどは教えないでプレイさせた結果、最初は、すぐにインベーダにやられてしまっていたが、経験を重ねると、トーチカの陰に隠れて敵弾をやり過ごしてからインベーダを攻撃するテクニックを発見してスコアをあげたという。また、上部にあるブロックの壁を崩すBreakoutでは、300ゲーム程度プレイすると、端に穴を開けて天井とブロックの間でパドルを反射させてポイントを稼ぐテクニックを発見したという。このように、ディープニューラルネットワークは広範囲の用途に使え、知的なシステムを作っていく上で重要なツールである。学習時間の問題も、Googleでは、いろいろな並列処理を使って高速化することができ、大規模なネットワークを短い時間で学習させることができるようになっているという。
2015年04月08日ドトールコーヒーは2日、「エクセルシオール カフェ」(52店舗限定)にて、パティシエ・吉田守秀氏のブランド「MORI YOSHDIA」とのコラボスイーツを発売した。○新進気鋭のパティシエ・吉田守秀氏が「五感で楽しむ」をテーマにプロデュース今回は、パリで活躍中の新進気鋭のパティシエ・吉田守秀(MORIHIDE YOSHIDA)氏との初のコラボレーションが実現。吉田氏が「五感で楽しむ」をテーマに、フランス本場の味を再現しながらも、日本人の口にも合うようプロデュースを行った。「エクセルシオール カフェ」の限定店舗でのみ味わえるスイーツとなる。吉田守秀氏は1977年、静岡県生まれ。2013年4月、パティスリーの首都とされるフランス・パリに「MORI YOSHIDA」を開店。2014年「サロン・デュ・ショコラ」では、「Award du Chocolatier Étranger en France」(フランス国内部門の外国人ショコラティエ賞)を受賞するなど、高い評価を得ている。パリの人々がこよなく愛するスイーツの定番「タルトシトロン」は、アーモンド・ヘーゼルナッツパウダーの入ったタルト生地に、イタリア産レモン果汁を使用したレモンクリームを使用し、仕上げにイタリアンメレンゲをトッピングしている。価格は、単品560円(税込)。「ガトーショコラ」は、プラリネでグラサージュした、オレンジの香りが楽しめるガトーショコラ。手間のかかる湯せん焼きを選択することで、今までにない口どけのよいガトーショコラに仕上げているという。価格は、単品570円(税込)。「ベージュ」は、アールグレイ(紅茶)と、ライム・オレンジ2種の香りを楽しめるムースタルト。アーモンド・ヘーゼルナッツパウダーの入ったタルト生地、アールグレイムースでオレンジの香りのミルクチョコガナッシュとフォユティーヌプラリネをサンドし、フォユティーヌのサクサク感も食感のアクセントになっている。紅茶と柑橘系が絶妙なバランスで香り立つ仕上がりになっているという。価格は、単品580円(税込)。
2015年04月05日セイコーネクステージは6月下旬に、同社の「ISSEY MIYAKEWATCH プロジェクト」から、吉岡徳仁氏デザインの新シリーズ腕時計「V(ヴィ)」を発売する。3モデルを用意し、税別価格は40,000円または43,000円。ISSEY MIYAKEWATCH プロジェクトは、ISSEY MIYAKEプロデュースのもと、デザイン界を代表するデザイナー達が参画しているウオッチ・プロジェクト。今回の新作「V(ヴィ)」は14作目の新シリーズで、吉岡徳仁氏とのコラボレーションとなる。「V(ヴィ)」は、時計のバンドからデザインを発想したブレスレット・ウオッチ。ランダムな模様を形作る金属の筒から断ち切られた、美しいリングのイメージから生まれた。女性でも男性でもアクセサリーとして使えるモデルに仕上がっている。ランナップと税別価格は、グレーカラーの「NYAC001」とシルバーカラーの「NYAC002」が40,000円、ブラックカラーの「NYAC003」が43,000円。いずれも、ケースとバンド素材はステンレススチール、ガラス素材は無機ガラス、ケース外径は16.2mm、厚さは6.3mm、重さは73g、防水性能は3気圧となっている。
2015年04月02日Microsoft MVP受賞者でフリープログラマーのIchiGeki氏が、Windows用リモートデスクトップソフト「Siegfried」(ジークフリード)の正式版となるバージョン「1.0.0」を公開した。対応OSはWindows 2000 / XP / Vista / 7 / 8、Windows Server 2003 / 2008 / 2012となっている。Siegfriedは、個人や法人、営利や非営利を問わず、無償で利用できるフリーソフトウェア。画面転送、音声伝送、暗号化通信、クリップボード転送(テキスト)、ファイル転送、マルチモニターなどに対応している。また、iOSからWindowsマシンを遠隔操作できるリモートデスクトップアプリ「KeroRemote」(同じくIchiGeki氏がリリースしているソフトウェア)からの接続もサポートしており、iPhoneやiPadからWindowsマシンをリモート操作できる。特徴としては、VP8をベースとした映像圧縮コーデック「KUGA」を実装していること。高画質と高圧縮を自動的に判断して切り替える。YUV444の色空間に対応しており、リモート環境でもほぼ無劣化の状態まで画質を高めることが可能だ。自動判定や色空間変換はアセンブラで開発され、同種のコーデックと比較しても処理が高速という。音声圧縮は、高音質で低レンテンシのCELTを採用している。
2015年04月02日ルネサス エレクトロニクスは4月1日、同社の代表取締役会長兼CEOである作田久男氏が、同日開催の取締役会において、2015年6月の定時株主および取締役会の終了後に退任し、新たに現在CEO付となっている遠藤隆雄氏を代表取締役会長兼CEOに任命する予定であることを発表した。遠藤氏は1977年に日本アイ・ビー・エムに入社後、2004年には同社の執行役員を務めたほか、2008年には日本オラクルの社長執行役員 兼 最高経営責任者(CEO)に就任し、その後、同社取締役 代表執行役社長 兼 最高経営責任者(CEO)、同社 取締役会長 執行役などを務めてきた経緯を持つ人物。2015年4月にルネサスのCEO付に就任した。同社では今回の異動の理由について、現在取り組んでいる「変革プラン」において、財務基盤の安定に向けた構造改革に一定のめどがついたことを挙げており、今後、さらにこの取り組みを加速させるために、当該分野において豊富な知見・経験と実績を持った新しいリーダーシップが必要であると判断し、新しい代表取締役会長兼CEOの選任を決定したと説明している。なお、遠藤氏の就任後は、新しいリーダーシップの下、成長へのギアチェンジを行い、さらなる企業価値の向上を目指していくとしている。
2015年04月02日データ・アプリケーション(DAL)は4月1日、同日付けで武田好修氏が代表取締役社長に就任したと発表した。1999年4月から代表取締役社長を務めた橋本 慶太氏は代表取締役会長に就任する。武田氏は、兵庫県出身で1952年生まれの62歳。1976年に同志社大学 工学部を卒業し、ディジタルコンピュータ(現・ワイ・ディ・シー)に入社。1988年よりデータ・アプリケーションに入社し、2005年より同社専務、2010年より同社取締役常務執行役員を務め上げた。DALは、1982年にディジタルコンピュータ(現 ワイ・ディ・シー株式会社)の100%出資子会社として設立。1992年よりUNIX向けソフトウェアパッケージを販売し、以後EDI(電子データ交換)を中心としたデータ交換、システム連携分野のパッケージソフトウェアの開発に取り組んでいる。2007年4月にJASDAQ市場に上場した。主力製品は「ACMS(Advanced Communication Management System)シリーズ」で、基幹システムと連携したB2B環境を構築できるB2Bサーバー「ACMS B2B」や企業内外のデータ連携を行うB2Bインテグレーション・サーバ「ACMS E2X」などをラインアップ。シリーズ累計で1600社/7000サイトで運用されているという。また、システム連携で不可欠なデータのフォーマットや文字コードの変換・加工を行うデータ・ハンドリング・プラットフォーム「RACCOON」を2014年から提供している。次の構想として、EDI、EAI、ETLのニーズを一元的に担うことのできるデータインテグレーション製品の提供を計画しているという。
2015年04月02日東宝制作による特撮怪獣映画『ゴジラ』シリーズ最新作の公開が2016年夏に決定し、脚本・総監督を庵野秀明氏、監督・特技監督(兼任)を樋口真嗣氏が務めることが発表された。今回の発表とともに、庵野氏、樋口氏はそれぞれにコメントを発表。庵野氏は、2012年に公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』以降、精神的な葛藤から約1年のあいだ自身のスタジオに近づくこともできなくなってしまったという。今回のコメントでは、再びアニメの制作現場に戻り、『ゴジラ』という作品の重さとオファーの経緯と、そして自身が愛してやまない"特撮"への想いを綴っている。○庵野秀明氏コメント全文我々は、何を作ろうとしているのか。そして何故、空想特撮映画を作る事を決めたのか。2012年12月。エヴァ:Qの公開後、僕は壊れました。所謂、鬱状態となりました。6年間、自分の魂を削って再びエヴァを作っていた事への、当然の報いでした。明けた2013年。その一年間は精神的な負の波が何度も揺れ戻してくる年でした。自分が代表を務め、自分が作品を背負っているスタジオにただの1度も近づく事が出来ませんでした。2014年初頭。ようやくスタジオに戻る事が出来ました。それから、1年以上かけた心のリハビリにより徐々にアニメの仕事に戻っています。そして、2015年。旧エヴァの放送から20年後の今、すでに2年以上もお待たせしている、シン・エヴァンゲリオン劇場版の完成への実現に向けた作業も、なんとか進められています。僕の周囲の方々、そしてアニメファンの皆様が、再び完結に向かうというモチベーションを支えてくれているからです。本当に、感謝します。と、同時に今は、空想特撮映画を形にする作業も行っています。始まりは、2013年1月末でした。東宝の方から直接「ゴジラの新作映画の監督をお願いしたい」と、依頼を受けました。精神的にも不安定でしたし、「無理です。エヴァもあるし、出来ませんよ」と、その場は固辞しました。が、東宝の誠意と盟友樋口真嗣監督の熱意に心が動かされ、同年3月、監督を引き受ける事にしました。過去の継続等だけでなく空想科学映像再生の祈り、特撮博物館に込めた願い、思想を具現化してこそ先達の制作者や過去作品への恩返しであり、その意思と責任の完結である、という想いに至り、引き受ける事にしました。今しか出来ない、今だから出来る、新たな、一度きりの挑戦と思い、引き受ける事にしました。<エヴァではない、新たな作品を自分に取り入れないと先に続かない状態を実感し、引き受ける事にしました。同年5月、作品として描きたい、描くべき主題を決めました。そして同年6月、G作品メモという企画書を東宝に提出、プロット等の作成を開始。ゴジラが存在する空想科学の世界は、夢や願望だけでなく現実のカリカチュア、風刺や鏡像でもあります。現在の日本でそれを描くという無謀な試みでもあります。正直、世界資本に比べると制作費も制作時間も極端に少ない日本の現場で、様々な内容面に関する制約の中で、果たしてどこまで描けるのかはわかりません。ただ、映画としてのプライドを持ち、少しでも面白い映像作品となる様に、本作もシン・エヴァも全力で作っていく事が、今の僕に出来る事だと思って作業を進め、映画の方向性や脚本内容等で紆余曲折あり、現在に至っています。制作者が何を書いても言い訳にしか過ぎず、善意と悪意の前に晒される事態を重々承知の上で、こんな時代のこの国で日本を代表する空想特撮作品を背負って作る、という事を少しでも理解していただけたらという願いから、拙文を寄せています。最後に、自分を支えてくれる周囲の人々と、作品を支えてくれているファン・観客の皆様の御蔭で再び、映像が作れる、という事に改めて感謝します。ありがとうございます。脚本・総監督 庵野秀明そして、庵野氏の盟友であり、 『ガメラ 大怪獣空中決戦』の特技監督を務め、2015年8月~9月には実写版『進撃の巨人』前編、後編の公開を控えている樋口氏。同氏も同じく特撮を愛しており、今回庵野氏とともに日本が生んだ偉大なる特撮作品に関わる喜びとその想いを伝えている。○樋口真嗣氏コメント全文その復活に胸躍らせて映画制作の現場に忍び込んで三十年が経ち、その現場で目の当たりにした理想と現実の差を自由なアマチュア映画の世界の第一線を走っていたヒーローにブチまけてからも三十年。ついに時がきました。向こう見ずな高校生も大学生のヒーローも今やアラフィフ。夢のようなことですが、これからこれを現実に落とし込まなければならないのです。寝言を並べる余裕はありません。どうしてもやりたいこと、やらなきゃいけないこと、絶対にやってはいけないこと、できることならやりたくないことが、四竦みになって私の頭の中で闘っています。さながら脳内チャンピオンまつりです。さて。遊びの時間は終わったのです。それでも、最高の仲間と立ち向かえることが逃げ出したくなるようなプレッシャーに打ち克つ唯一の方法なのです。この偉大なる神を生んだこの国に生まれたこと、特撮という仕事に巡り合え、続けてこれたこと、そしてこの機会が巡ってきた運命に感謝しつつ、来年、最高で最悪の悪夢を皆様にお届けします。監督/特技監督(兼任) 樋口真嗣(c)TOHO CO.,LTD.
2015年04月01日「マネーゲームではない資産運用としてのFX(外国為替証拠金取引)」を提案するマネースクウェア・ジャパン(M2J)は30日、「「お金」の先生になってほしい人は誰?アンケート調査」の結果を発表した。それによると、お金の先生になってほしい著名人は同率1位でウォーレン・バフェット氏と堀江貴文氏、経済の専門家1位は森永卓郎氏となった。同調査は、2月17~3月11日に企業メッセージである"Harmoney"をコンセプトに運営する、人とお金が響きあう資産運用ポータル「Harmoney.jp」の会員を対象にインターネットリサーチで行われ、349の有効回答を得た。お金の先生になってほしい著名人・経済の専門家を調査したところ、著名人部門では同率1位でウォーレン・バフェット氏と堀江貴文氏が22票を獲得。2位はわかりやすい解説で定評がある池上彰氏(20票)、3位には節約術でお馴染みの森永卓郎氏(11票)がランクインをした。また、経済の専門家部門では1位に森永卓郎氏(24票)、2位は池上彰氏(13票)と2部門でのランクインとなり、3位は元経済財政政策担当大臣、元金融担当大臣の竹中平蔵氏(10票)というランキング結果になった。お金について教えてもらいたいことを調査したところ、「年金問題」「老後資金」など将来への対策について教えてもらいたいと答えた人は27.8%、約3割の人が将来に対し不安を感じていることがわかった。その理由としては「将来の世界の情勢や日本の経済状況が不透明過ぎるため(30代・女性)」、「少子高齢化で年金制度の崩壊が見込まれるから(30代・男性)」など将来への不安要素を挙げる人が多い一方、「将来必要なお金とライフプランの建て方について(30代・男性)」、「必要な対策としてどんなことがあるのかを教えていただきたい(40代・男性)」というポジティブな意見も目立った。お金に関することで関心があることを調査したところ、最も獲得票数が多かったのは「株や債券などへの投資(199pt)」、次いで「将来の生活資金(160pt)」、「節約(157pt)」という結果になった。約3割の人が将来への対策について教えてもらいたい中、年金や貯蓄だけではなく、資産運用に関心を持っている人が多いことがわかった。
2015年03月31日今年で放送開始から35周年を迎えた第1作『機動戦士ガンダム』において中核を担ったアニメーターであり、漫画家の安彦良和氏が、ジュンク堂書店・池袋本店とのコラボレーション企画として「安彦良和書店」を4月11日から開店することが明らかになった。当日13:00からは、オープニングセレモニーが行われる。ジュンク堂書店が実施している本企画は、作家本人が店長となり、自身が影響を受けた本などを漫画、絵本、文学書までジャンルを問わず販売。過去には詩人の谷川俊太郎や小説家の柴田元幸らが店長を務め、今回で二十一代目。会場となる7階特設会場では、現在新刊書店で流通している安彦氏の書籍をすべてそろえ、多岐にわたる選書と合わせて合計700冊ほどが並ぶという。さらに、会場には4月11日14:00~17日の期間に、描き下ろしの自画像の原画を展示するほか、アニメ化も果たした、"赤い彗星"と呼ばれるシャア・アズナブルと妹のセイラ・マスの過去を描いた漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(KADOKAWA)や、現在『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載中の『天の血脈』の複製原画を常時展示する予定。また、本とともに飾られる描き下ろしの手書きPOPは現在50枚以上を予定しており、こちらも大きな見どころとなっている。このイベントの様子は漫画誌『月刊ガンダムエース』(KADOKAWA)でも随時特集されるという。安彦氏は今回のイベントに当って、「こんにちは、安彦です。読書人でもなんでもない僕が、今回、何故か本屋さんをやることになりました。お店は七階の特設会場にあります。漫画本や絵本、ちょっと堅苦しい本、問題な本等、いろいろそろえました。それらは僕がものを考えたり、仕事をしたりするのを助けてくれた本達です。その他に『これから読もう』と思っている本なんかもあります。皆さんに手をとっていただくと本達も喜ぶと思います。どうぞ、よろしく」と直筆のコメントを寄せている。なお、開店当日には14:00から4階喫茶にて安彦氏によるトークイベントも予定。参加は要予約で定員は40名。参加費は1,000円。電話もしくはジュンク堂 池袋本店1階サービスカウンターで受け付けるという。
2015年03月18日3月19日22:00より放送されるFM西東京のラジオ番組『漫学~Nちゃんねる(仮)』に、漫画家・のむらしんぼ氏と、漫画誌『コロコロアニキ』(小学館)編集部の石井宏一氏がゲスト出演する。『コロコロアニキ』は子供の頃に漫画雑誌『月刊コロコロコミック』を楽しんでいた大人のために企画された新雑誌で、第一号が昨年10月に発売。売り切れ続出となり、急きょ重版が決定するなど大きな話題を呼んだ。そして、ラジオ番組『漫学~Nちゃんねる(仮)』は、漫画家や編集者、書店員など漫画に携わる人物をゲストに迎え、ディープなトークを繰り広げる"漫画探求番組"。FM西東京で昨年12月まで放送され、一旦終了していたが、今回スペシャル番組として復活する。パーソナリティーは疋田しおりが務める。番組では、14日に発売となった『コロコロアニキ』第2号を記念して、「第2号発売記念!! コロコロアニキにおける特別漫学!」と題した番組を1時間にわたって放送。ゲストに『月刊コロコロコミック』創刊当時から活躍する漫画家・のむらしんぼ氏と、コロコロアニキ編集部の石井宏一氏を迎えて、『コロコロアニキ』創刊秘話などを披露する。番組はラジオのほか、インターネットやスマートフォンでも視聴することができる。のむらしんぼ氏が出演する第一部では、昨年の『コロコロアニキ』創刊時のエピソードのほか、大反響となった第一号の反響などについてトーク。第二部には『コロコロアニキ』編集部の石井宏一氏が出演。自らもコロコロを読んで育ったという石井氏の熱い思いや、「小学生お断り!」というキャッチコピーに込められた意味、第二号の見どころなどが語られる。ゲストの二人がそろう第三部では、のむらしんぼ氏とその担当編集である石井氏が『コロコロ創刊伝説』を毎回どのように作り上げているのかという創作裏話も。さらに、のむらしんぼ氏からは『月刊コロコロコミック』が創刊された当時の話も披露される。『コロコロアニキ』第2号は現在好評発売中。徳田ザウルス氏の『ダッシュ!四駆郎』を、『シャーマンキング』の武井宏之氏が描くほか、こしたてつひろ氏の『爆走兄弟レッツ&ゴー!!Return Racers!!』も掲載。2大ミニ四駆漫画の共演が実現している。さらに天樹征丸原作・石蕗永地作画の「Yの箱船」を始めとする豪華連載作品がずらり。付録として「ダッシュ!四駆郎」に登場するミニ四駆「ダッシュ3号・流星」のゴールドメッキボディが用意されている。『漫学~Nちゃんねる(仮)~』はラジオでの視聴のほか、放送エリア外であってもインターネットやスマートフォンで視聴が可能。FM西東京市の公式サイト(にアクセスすると自動的に再生開始。スマートフォンでは、アプリ「TuneIn Radio」から「FM西東京」を選ぶことで聴くことができる。『第2号発売記念!! コロコロアニキにおける特別漫学!』は、3月19日22:00より放送スタート。
2015年03月18日朝日新聞社と朝日新聞出版は3月17日、第40回(2014年度)「木村伊兵衛写真賞」の受賞者に、石川竜一氏と川島小鳥氏の2名が選ばれたことを発表した。木村伊兵衛写真賞は1975年に創設され、各年ごとにすぐれた新人写真家を表彰する写真賞だ。石川竜一氏は「絶景のポリフォニー」「okinawan portraits 2010-2012」(赤々舎刊)が評価されての受賞となった。石川氏は1984年沖縄県生まれ。沖縄国際大学社会文化学科卒業。2010年、写真家 勇崎哲史に師事。2011年、東松照明デジタル写真ワークショップに参加。2012年『okinawan portraits』で第35回写真新世紀佳作受賞。川島小鳥氏は「明星」(ナナロク社刊)が評価されての受賞となった。川島氏は1980年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部仏文科卒業後、沼田元氣氏に師事。2006年、ひとりの少女を4年間撮り続けた作品で第10回新風舎平間至写真賞大賞受賞、2007年写真集『BABYBABY』を発売。11年『未来ちゃん』(ナナロク社)で第42回講談社出版文化賞写真賞を受賞。木村伊兵衛写真賞は、写真関係者へのアンケートにより候補者が推薦され、選考委員会で受賞者が決定される。今回の選考委員は写真家の岩合光昭氏、瀬戸正人氏、鷹野隆大氏、長島有里枝氏、アサヒカメラ編集長の佐々木広人が務めた。受賞賞金は50万円。また、受賞作品展が4月11日~20日、東京・新宿のコニカミノルタプラザ(ギャラリーC)で開催される。
2015年03月17日ライカカメラジャパンは、世界的なロックミュージシャンで俳優やデザイナー業もこなすレニー・クラヴィッツ氏とのコラボレーション特別限定モデル「ライカM-P "CORRESPONDENT" By Lenny Kravitz」を3月23日に発売する。世界限定125セットで、販売価格は税込3,510,000円。ライカM-P "CORRESPONDENT" By Lenny Kravitzは、2月28日に発表された製品で、当初は3月に発売するとされていた。このたび、3月23日に発売することが正式に決定。ベースとなったモデルは、フルサイズセンサーを搭載したレンジファインダー式デジタルカメラ「ライカM-P (Typ240)」。ボディはブラックで、高い耐摩耗性を持つ最高品質の蛇革を使用している。職人が手作業で仕上げ、長年使い込まれたかのような独特の「オールド感」を持たせた。レンズはボディにマッチするデザインの特別仕様モデル2本をセット。レンズの内訳は「ライカ ズミクロンM f2/35 mm ASPH.」と「ライカ ズミルックスM f1.4/50 mm ASPH.」だ。ボディと同素材のレザーストラップおよびリストストラップが付属。「Made in Germany」のオリジナルケースもセットになっている。
2015年03月16日「第8回WOWOWシナリオ大賞授賞式」が5日、東京・赤坂の同局で行われ、川崎クニハル氏の『双葉荘』が大賞に選ばれた。2007年に創設された同アワードは、プロ・アマ問わず優れたシナリオ作品を発掘し、脚本家の育成を通じて広く映像文化の発展に寄与するというもの。第8回目を数える今年は、応募総数482編の中から大賞に川崎クニハル氏の『双葉荘』、優秀賞に大谷洋介氏の『タクハイ・ドライバー』、ネオ・ポフスキー氏の『駱駝色の女』、堀脇れいく氏の『姐さん』がそれぞれ選ばれた。『双葉荘』で見事大賞を射止めた川崎氏は「30年以上商業映像の演出の仕事をやっておりますが、実は50歳を過ぎた頃から自分でもストーリーを作りたいという欲が出てきて、今回の『双葉荘』は8作目ぐらいです。この話は私が若いころに体験した実話をベースにしており、そこから自分なりに脚色を加えていきました」と受賞作について説明し、「60歳を越えてますので、これから私はどうなるんだろうかと大変興奮しております。こういう機会を与えていただいて本当にありがたいです」と感謝の言葉。川崎氏の作品は年内にWOWOWで映像化されるが「非常にエキサイティングですね。ただ、私は普段自分でも演出するので、生まれて初めて他の方に演出されるということで、どう受け止めていいのか分かりません。これもまた面白い次の人生の第一歩かなと皆さんに感謝しております」と話していた。また、選考委員長を務めた映画監督の崔洋一は「WOWOWシナリオ大賞はオールジャンルでオリジナルが大前提。応募した方たちの野心といいますか希望というものが映像化されることで結実されます。非常に高い評価をいただけるようになりましたが、それと同時に権威にはしたくありません。いずれは世界性を持って受賞作品が国境を越え、受け入れてもらえるように今後とも選考にあたってきたいと思います」と講評した。なお、昨年大賞に選ばれた栄弥生氏の『十月十日の進化論』(尾野真千子主演)が、3月26日(22:00~)にWOWOWでドラマWとして放送される。
2015年03月06日昨年、“現代のベートーベン”と言われた作曲家の佐村河内守氏の“嘘”を告発し、自らが彼のゴーストライターであると名乗り出た音楽家で、最近はバラエティ番組にも引っ張りだこの新垣隆が、“嘘”が重要な要素となる映画『ソロモンの偽証』の応援大使に就任し、3月5日(木)に会見に出席した。本作は宮部みゆきのベストセラーの映画化。ある男子中学生の死に伴い、クラスメイトたちが真犯人を探すべく、校内裁判を行なう様を「前篇 事件」「後篇 裁判」の二部作で描いており、「嘘つきは、大人のはじまり。」というセンセーショナルなコピーが、ポスターなどにも踊っている。新垣さんは配給会社である「松竹」の宣伝部長から応援大使就任の任命状を受け取ったが、そこには“嘘から逃げない男”といった文言が並ぶ。続いて新垣さんは大使のたすきを肩にかけ、応援大使の名刺を集まった報道陣に配布したが「実は、名刺を初めて持ちました」と明かす。今回、“嘘”や“偽証”という昨年の事件を踏まえての応援大使就任のオファーとなったが「仕事を選ばないのか?」という司会者の遠慮のない問いかけに、新垣さんは「そうですね。『頂いた仕事こそが仕事である』と思ってます」となんとも深~い言葉を口にする。さらに、「ここ数年でついた嘘は?」というミエミエの質問にも「…はい。みなさんご存知の通り、非常に大きな嘘をつきまして…。そういう人間がこのような役割を務めることができるのか?といった(自問をしている)ところですが、それを含めてみなさんに(映画を)知っていただき、役目を務めたい」と意気込みを口にした。また、この“ゴースト問題”以外での最近ついた嘘を尋ねると「今年は婚活すると宣言したんですが、いまだに全くしてません」と告白。結婚願望は「ないと言えば嘘になる。ですが、いまはお仕事をいただいて一生懸命頑張ってます」と語り、好きな女性のタイプについては「この映画に出ている女優さんはみなさん素敵な方で。校長先生役の余貴美子さんが素敵ですね」と映画に出ている女優の中でも尾野真千子でも夏川結衣でも、黒木華でもなく、余貴美子が一番好きだという嘘偽りのない思いを吐露した。この日は会見に現役の中学生も出席し、新垣大使に質問をぶつけた。「友達に嘘がばれました。謝罪会見を開くべきでしょうか?」という相談には「会見は開かなくていいと思います(笑)。謝って『ごめんなさい』と言ってください。そのひと言が大事です」とアドバイス。「今日1日を漢字一字で表すなら?」という質問には「『ソロモン偽証』から“偽”をとって“証”。応援大使に就任して、その証としてみなさんの前に立っています」と語っていた。最近、バラエティ番組にも引っ張りだこで、ドラマにも出演するなど多方面での活躍が目立ち、ゴースト騒動のケガの功名とも言えるが、本人はあくまでも「音楽家で作曲家でピアニスト」と語り、「(ゴースト告白により)音楽家として活動できるようになったので、それを続けていきたいです」といま現在の“夢”を明かした。『ソロモンの偽証』【前篇・事件】3月7日(土)より【後篇・裁判】4月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ソロモンの偽証前篇・事件 2015年3月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015「ソロモンの偽証」製作委員会ソロモンの偽証後篇・裁判 2015年4月11日より全国にて公開(C) 2015「ソロモンの偽証」製作委員会
2015年03月05日セイコーウオッチの限定コレクションとして、1990年代にイタリア・デザイン界のエットレ・ソットサス氏とのコラボレーションで生まれた腕時計「Sottsass Limited Edition」が、デザイン復刻する。全5モデルを用意し、税別価格はそれぞれ32,000円、3月発売予定。シンプルなケースに2枚のガラスを重ね合わせたシャープなフォルムは、ガラスの裏面に数字や目盛りを印刷することによって、表示が立体的に浮かんで見えるデザイン。最上層のガラスにはサファイアガラスを使用している。ケースはステンレススチール、ケースサイズは外径40.6mm×厚さ10.7mm、防水性能は日常生活用防水(3気圧)。裏ぶたにはシリアルナンバーが入っている。
2015年03月05日