ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)のブライダルコレクションが、7月18日より「ロンハーマン(Ron Herman)」逗子マリーナ店で発売されている。ロンドン、アメリカ以外では、ヴィヴィアン・ウエストウッドのブライダルコレクションを本格展開する初の店舗となるロンハーマン逗子マリーナ店。併設するカフェでは、リビエラ東京とコラボレートした「リビエラウェディング ロンハーマン」を展開し、コレクションの中から厳選したアイコニックなブライダルドレス6型を始め、ヴェール、ペチコートなどを取り揃える。ドレスのラインアップは、ウエストにボウをあしらったノンコルセットのストラップレスドレス「Long Cappon」や、18世紀の衣装にインスパイアされた実験的なパターンカッティングを表現した「Bird of Paradise」、特有のドレープと大きく開いた背中、スリットが特徴的な「Long Delicate Drape」、スイートハートネックラインをヴィヴィアン・ウエストウッドらしい解釈で仕上げたミカドシルク素材の「Trinket Corset」など。さらにキャップスリーブ、ストラップレス、アシンメトリー、ホルターネックなど一日を通してシーンごとに様々な着方が出来る「Long Ball Tie」や、ヴィヴィアン・ウエストウッドを象徴する「Long Cocotte」、繊細なアイボリーのチュール製ヴェール「Illusion veil」も揃えられている。
2015年07月21日インターネットを利用した多言語翻訳サービスを開発するミニマル・テクノロジーズは7月21日、リクルートコミュニケーションズと業務提携を行ったと発表した。今回の業務提携により、ミニマル・テクノロジーズが運営する1行のスクリプトでWebサイトを多言語化できるサービス「WOVN.io」が、リクルートグループ向けに展開予定の多言語化プラットフォームに採用されることとなる。同多言語化プラットフォームは、すでに一部のリクルートグループ内のメディアやサービスにおいて導入検討が開始されているという。また、ミニマル・テクノロジーズは、完全SEOに対応した多言語化ライブラリ「WOVN++」をリリース。検索エンジンの種類を問わずほぼすべての世界中の検索エンジンの検索結果に表示させることが可能になり、中国・韓国からの検索流入も期待できるようになる。さらに、各種検索エンジン向けに独自に検索結果上位表示のサポートを行う機能も実装する予定だ。
2015年07月21日●東海・関西は増税の影響で国公立志向高まるリクルートマーケティングパートナーズは16日、「進学ブランド力調査」の記者発表会を行った。リクルート進学総研所長の小林浩氏が登壇し、本年度の「大学ブランドランキング」の結果を発表した。同調査は、4月6日~30日の期間に、関東エリア、東海エリア、関西エリアの高校に通う2016年3月卒業予定者7万4,000名を対象に行なわれた。○なぜ「大学ブランド」調査をやっているのか「進学ブランド力調査」は、リクルート進学総研が行なっており、今年で8年目を迎えた。所長の小林氏は「大学は学生募集活動するにあたり、様々なメッセージを社会に送っています。こういう学校であると伝えたい、こういう風に見られたいと。しかし、高校生からみると、それが伝わっているとは限りません。そういった、大学側の『メッセージ』に対する高校生の『認識』のギャップだったり、募集課題の抽出や競合と差別化が図れているのかなどを、明らかにするために行っています」と語った。同調査の調査基準は3点ある。学校側がこういう学校であると知って欲しいという「認知度」、志願したいと思われているかの「態度(興味・志願)」、大学に対する「イメージ」これらを機能価値・感性価値に分類し50項目で調査しているという。○「志願したい大学」ランキング、7年連続で1位は「明治大学」に調査の結果、関東エリアの1位は7年連続で「明治大学」となり、志望度は12.2%だった。続く2位は「早稲田大学」(11.3%)、3位は「青山学院大学」(9.6%)となった。一方、東海エリアの1位は2年連続で「名城大学」(9.4%)だった。2位の「名古屋大学」(8.9%)と3位の「中京大学」(7.2%)は、昨年と変化がなかった。また、関西エリアでは8年連続で、1位は「関西大学」(11.9%)。次いで、2位は「近畿大学」(11.1%)、3位は「神戸大学」(9.6%)となった。●景気の変動が進路選択に大きく影響!?○関東で私学志向が強まる一方、関西・国公立志向が高まる小林氏によれば、近年関東エリアでは私立大学志向、東海エリアでは国公立大学志向が強まっており、関西エリアは、景気動向によって変動する傾向にあるという。小林氏「昨年4月の消費増税の影響もあり、関西・東海では再び国公立が高まった。学生の7割以上が私立大学に進学している現状では、景気の状況が特に家計へ影響し、進路選択にも大きな影響を与えていることが改めてわかる結果となった」関東エリアでは、8年間を通じて私立大学が過半数を占め、私立志向が顕著となった。また、東海エリアでは、昨年から今年にかけて国公立志向が高まり、最高値の2012年とほぼ同水準となった。さらに、関西エリアは、2013年から私立志向が国公立志向を上回ったが、 昨年から今年にかけて国公立志向が高まり、調査開始以来最高値となった。○2018年問題、気にしているのは大学側だけ?グローバル化が進展する一方で、日本では18歳人口が全国的に減少し始める「2018年問題」が目前に控えている。各大学は、いかに高校生から選ばれる存在になるかという、大学においてもブランディグが問われる時代を迎えているという。しかし、「今年度の結果において直接的な予兆は見られていない」と小林氏。2018年問題を気にしているのは大学側のほうであって、高校生・保護者は目の前の高校に行ってどのような未来何が待っているのか、社会環境がどうなっているのかを気にして大学を選ぶ傾向が強くなってきている。「例えば、景気が悪い時は、工学部系とか資格取得系の人気が出て、景気が良い時がいわゆるサラリーマン予備軍的な経済学部・法学部とかの人気が良くなる傾向にあります」と語った。
2015年07月18日リクルートホールディングス(以下、リクルート)の人工知能(AI)の研究機関であるRecruit Institute of Technology(RIT)は7月16日、世界最大のデータサイエンティストコミュニティである「Kaggle」において、日本企業として初の共催となるデータ予測コンペティション「RECRUIT Challenge Coupon Purchase Prediction」を開催すると発表した。Kaggleは世界で最も大きなデータサイエンティストのコミュニティで、企業や研究者がデータを提供し、Kaggleコミュニティに所属する世界194カ国、30万人以上のデータサイエンティストや研究者が最適モデルを競い合うコンペティションの運営を行っている。コミュニティには、物理/生物/化学/経済/金融/数学/統計/コンピュータ科学などの幅広い領域の研究者が所属しており、Kaggle上で実施されるコンペに毎日2,500人以上が参加している。また、コミュニティのフォーラムでは新しい解析手法やアルゴリズム、分析のTipsなど毎日200以上の投稿がされており、データサイエンティストがスキルやナレッジを身につける学習の場にもなっている。リクルートは、2015年4月1日よりAI分野の研究所として新生RITをスタート。その取組みの一環として今回、Kaggleコミュニティに所属するグローバルのデータサイエンティストおよそ30万人と協働し、データ予測によるマッチングサービスの提供に挑戦していくという。その第一弾となる取組みとして、リクルートライフスタイルの運営する割引チケット共同購入サイト「ポンパレ」における購買データ(約1年分)をもとにした特定期間(1週間)におけるクーポン購買予測をテーマ に、9月末までの約2カ月半の間コンペを開催する。RECRUIT ChallengeのWebサイトより参加申込みが可能。対象者は、原則的に誰でも参加可能(※詳細の参加資格はkaggleの参加ページの要項に記載有)。7月16日 10:00~10月1日 8:59(日本時間)の期間開催される。賞金として、1位に3万ドル、2位に1万5,000ドル、3位に5,000ドルがKaggleより支払われる予定。
2015年07月17日産業技術総合研究所(産総研)は、光によって発熱できるカーボンナノチューブ(CNT)と特定の温度で内包分子を放出する温度感受性リポソームを組み合わせて、線虫Caenorhabditis elegans体内の細胞機能を制御できる分子複合体(ナノロボット)を開発したと発表した。同成果は、産総研 ナノ材料研究部門の都英次郎 主任研究員らと、バイオメディカル研究部門の戸井基道 研究グループ長、大阪府立大学 大学院工学研究科の河野健司 教授らによるもの。詳細はドイツの化学誌「Angewandte Chemie International Edition」に掲載された。カーボンナノチューブ(CNT)は、そのまま水中に分散させようとすると、強い分子間の相互作用により束状や粒状に凝集してしまうが、今回の研究では、CNTの光発熱特性を最大限に利用し、かつ、リポソームと組み合わせて分子複合体を作製することを目的に、アビジンやポリエチレングリコール(PEG)、リン脂質(PL)から構成される分子(アビジン-PEG-PL)を単層CNTの表面にコーティングし、水中へ分散させ、温度感受性を与えたリポソームの自己組織化を利用しCNTとリポソームからなる分子複合体を作製したという。この分子複合体はナノスケールのロボットに例えられる「ナノロボット」に相当し、近赤外領域の光エネルギーを与えると内包している分子(薬物など)を放出し、この薬物により細胞機能を制御できることから、およそ1000個の細胞からなる線虫を対象にナノロボットの運動抑制効果の検証を行った結果、近赤外レーザー光を照射すると、線虫の動きが鈍化していき、最終的には停止することを確認したという。また、細胞毒性と生体適合性を調べたところ、問題ないことが判明したほか、CNTの表面に結合したリポゾームが生体適合性を向上させることも明らかになったとする。なお研究グループでは今後、今回の技術の応用として、生体組織のごく限られた領域だけに存在する細胞機能を個々に調べることで、がんや免疫疾患などの分子・細胞レベルでの病態解明につながる研究用ツールの開発を目指したいとするほか、生体内におけるナノ物質の健康面への影響は不明瞭な点もあるため、CNTを用いて作製するさまざまな物質の細胞毒性評価や生体適合性評価を進め、生体内で安心・安全に利用できる材料やシステムの開発を目指すとしている。
2015年07月10日リクルートテクノロジーズは7月9日、ITエンジニア527名を対象に実施した「情報収集」に関するアンケートの結果を発表した。同調査は、2015年6月6日~6月15日に全国20~40代のITエンジニアを対象にインターネットリサーチで行われたもの。同調査によると、「積極的に情報収集しているか」という質問に対しては45.6%が「積極的に行っている」と回答。年代ごとに「積極的に行っている」と回答した割合を比較したところ、20代が36.7%、30代が45.5%、40代が56.0%となり、40代が最も高い結果となっている。「情報収集を行う頻度」については、「1日に3回以上」または「1日に1~2回程度」と回答した割合が全体の30.4%で、年齢ごとに比較すると、40代が42.7%で最も多く、最も少なかった20代の 20.9%と比較すると、2倍以上の結果となっている。年代が上がるほど、積極的かつ頻繁に、情報収集を行うITエンジニアが増えることがうかがえる。さらに「週一回以上」情報収集を行っているITエンジニア404 名に対し、「情報収集を行うタイミング」を聞いたところ、「業務時間中」が1位で50.5%という結果。特に40代では65.5%が「業務時間中」と回答し、全体平均を15ポイント以上、上回っている。一方、20代は「帰宅後」と回答した割合が41.6%で1位、「昼休み」が38.7%で2位、「通勤中」が38.0%で3位と、オフの時間帯が上位を占める結果となっている。また、「情報の入手経路」の1位は「専門ニュースメディア」で57.9%、2位は「専門書」で40.8%という結果になった。年代ごとの特徴を見ると、40代のうち67.6%が「専門ニュースメディア」と回答しており、専門ニュースメディアのほかにも、「メールマガジン」や「勉強会への参加」など、専門性が高いと思われる情報ソースを多く活用する傾向が見られた。
2015年07月09日オージス総研は7月7日、これまで提供してきたアジャイル開発トレーニングコースに「Discover To Deliverに基づくアジャイル要求トレーニング」を追加し、7月23日から提供を開始すると発表した。「Discover To Deliver」は、米EBG Consultingが提唱している手法で、プロダクトに対するニーズとその実現スケジュールを3つの時間軸と7つの側面から分析し、利害関係者間ですばやく合意を得るための枠組み。同トレーニングは、米EBG Consultingの日本語版教材をもとに、同社認定講師からDiscover To Deliverを日本語で学び、納得感のある要求(ユーザーストーリー)を検討、合意する方法をグループワークで体験することができるもの。7月23日~24日の2日間にわたって、東京/品川インターシティ(オージス総研東京本社)にて開催される。受講料は10万円(税別)。
2015年07月07日シャネル(CHANEL)は、ブライダルコレクションを紹介するイベント「ブライダルロマンス シャネル ファイン ジュエリー(Bridal Romance CHANEL FINE JEWELRY)」を伊勢丹新宿店本館4階センターパークで開催している。7月14日まで。同会場では、6月12日に発売された「カメリア コレクション(CAMELIA COLLECTION)」より、新作のマリッジリング(PT、ダイヤモンド 30万1,000円)と、ペア用としてプレーンなタイプのリング(PT 14万5,000円)を展開。このほか、カメリアの花が台座にかたどられたリング(PT、ダイヤモンド0.25ct~ 41万6,000円~)なども紹介している。同ブランドによれば、カメリアはガブリエル シャネル(Gabrielle Chanel)が最も愛した花であり、彼女の思い描く女性らしさを最も本質的に表現したものだという。彼女自身も1920年代からカメリアの花をブローチのように肩や髪に飾りアクセサリーとして愛用、自身のシンボルとした。彼女にとってカメリアの花は、“永遠に色褪せることのない想いの象徴”であり、「シャネルのカメリア コレクションのアイテムを贈ることは、世界にただ一つの愛のメッセージを伝えること」だという。このほか同会場では、「リュバン コレクション(RUBAN COLLECTION)」の新作も披露されている。流麗なラインのハーフエタニティリング(PT 30万1,000円)、ペア用としてのマリッジリング(PT 18万4,000円)ほか、リボンモチーフのエンゲージメントリング(PT、ダイヤモンド0.25ct~ 55万5,000円~)などを提案する。アトリエの美への飽くなき探求によって制作されたリュバン(リボン)コレクションは、女性が束縛されず、自由に身に着けられるフォルム。“二人の変わることのない結びつき”を象徴する同コレクションのリングは、女性の指に柔らかなリボンが結ばれるようなデザインとなっている。
2015年06月23日ICT総研は6月22日、2014年度のスマートデバイスの市場動向調査の結果を発表した。調査結果によると、2014年度のスマートデバイス出荷台数は、前年の3679万台から微増の3683万台にとどまった。出荷台数規模としては過去最多だが、急激な勢いで拡大していた2013年度までと比べると、市場規模の拡大ペースは鈍化する結果となった。同社は、鈍化の原因について、格安SIMカード市場が伸びたことでスマートフォンの販売台数が減少したことと分析している。スマートフォンの販売台数は前年比で93%、7%の減少となった。ただ、今後もスマートデバイスの出荷台数の増加は確実視しており、2018年度には2014年度比21%増の4470万台となる見込みだという。スマートデバイス以外の端末であるフィーチャーフォンとノートPCは依然として減少傾向が続いている。その理由としては、スマートデバイスへの乗り換えが挙げられている。タブレット端末は堅調な伸びを示していいる。スマートデバイスに占めるタブレット端末の割合は、2013年度が19.4%であったの対し、2014年度は24.9%となった。2015年度のタブレット端末の年間出荷台数は1054万台となる見込みで、同年のノートPCの出荷台数見込み(793万台)を逆転すると推測している。タブレット端末は、マイクロソフトの「Surface 3」など法人市場へのラインアップも充実し、セキュリティや運用コストに対する不安も徐々に解消されつつあるなど、法人向け市場も拡大傾向が続いている。2014年度はスマートデバイス全体の10.4%(383万台)が法人向け出荷となった。法人市場は、新規需要、ノートPCの代替需要ともに今後さらに増加していく見込みで、個人市場よりも伸び率が高いと見られる。そのため、法人市場への浸透が、今後のスマートデバイス市場拡大のカギになるという。○腕時計型端末を欲しい人が多い今回、ユーザーが現在所有している端末および1年後にどんな端末を所有したいのかについても調査を実施。インターネットユーザー1102人対し、Webアンケートの形式で質問した。その結果、現在1人当たり平均1.6台のモバイル端末を所有していることがわかった。端末は、スマートフォンが59.9%で最多となり、フィーチャーフォンが44.7%、タブレット端末(Wi-Fiモデル)が21.9%で続いた。タブレット端末の合計(回線付きモデルとWi-Fiモデルの合計)は29.7%で、モバイルノートPC(15.8%)の2倍近い割合となった。。1年後に所有していたい端末では、フィーチャーフォンが27.6%と大きく割合を落としているが、一方で「腕時計型端末」が7.4%と、現在所有から4.6倍のポイントを記録した。Apple Watchが4月に発売されたことで、腕時計型端末の市場は今後大きく成長していくことが期待されており、このアンケートでもその傾向が現れる結果となった。
2015年06月23日ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インクは6月13日~28日、「ティファニー ブライダル フェア "SOMETHING BLUE"」全国の「ティファニー」ブティックでを開催する。ヴィクトリア時代から続くウェディングのポピュラーな習慣「Something Four」-Something Old(古いもの)、Something New(新しいもの)、Something Borrowed(借りたもの)、Something Blue(ブルーのもの)。ニューヨークのブライズたちは、この4つをそろえると幸せになれるというジンクスを大切にしているという。同フェアでは、この4つをすべてそろえているという。ブライダルリングの購入者には二人の写真を収めたフォトフレームを、そしてエンゲージメントリングとマリッジリング(ペア)購入者にはオリジナル婚姻届を用意。リングは、幸せや信頼を表す色であるブルーのボックスにおさめて渡される。また、ティファニーは新しいブライダルのキャンペーン「Will You? ―気もちを、聞かせて。」をスタート。「現代における愛とは決して直線的なものではなく、真実の愛は年齢、人種、性別、そして時間さえも超え、多種多彩な形が存在する」というコンセプトを表現した新しいキャンペーンとのこと。
2015年06月10日ハイジュエラー「グラフ(GRAFF)」が5月より順次、全国7店舗のグラフサロンにて「ロイヤルブライドティアラ」キャンペーンを実施している。ブライダルコレクションでは、様々なシェイプのセンターストーンに、優美なラインのサイドストーンや華やかなモチーフが組み合わされたエンゲージメントリングを豊富なバリエーションで展開。世界有数のダイヤモンド鉱山との強力なネットーワークにより確保した高品質の原石と、クラフツマンの精巧極める手作業によって生み出されたコレクションとなっている。同キャンペーンは、ブランドのエンゲージメントリングを購入した人の中から抽選で毎月1名の花嫁に、挙式またはグラフ東京サロンでの撮影で「ロイヤルブライドティアラ」、またはブライダルコレクションの「ダイヤモンドティアラ」を特別に貸出すというもの。1億円のダイヤモンドティアラ「ロイヤルブライドティアラ」は、グラフの中でも極上のダイヤモンドをふんだんに使用したもので、「グラフ」の各サロンで開催するブライダルフェアにて特別展示される。キャンペーン実施店舗はグラフ東京サロン、及び伊勢丹新宿店、高島屋日本橋店、高島屋大阪店、阪急うめだ店、福岡三越店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店の7店舗。エンゲージメントリングを購入した際に渡される応募用紙で参加することが出来る。
2015年06月04日リクルートライフスタイルは6月3日、順番待ち管理アプリ「Airウェイト」に、KDDIウェブコミュニケーションズが提供するクラウド電話API「twilio」を利用した「電話呼び出し機能」を追加した。「Airウェイト」は、iPadにアプリをインストールしプリンターと接続することで、顧客の来店受付から番号券の発券、入店までの案内をデジタル管理できるサービス。Airウェイトを導入する店舗を訪れた顧客は、まず、設置してあるiPadに人数や希望の席タイプ、電話呼び出しを希望する場合は電話番号も入力し、番号券を受け取る。番号券に記載されたQRコードは、読み込むと現状の待ち人数がわかり、自分の順番が近づくと、メールや電話で連絡が届くため、店頭で長時間並ばずに入店が可能だ。今回の機能追加により、店舗側の操作は増やさずに電話での呼出しが可能に。「twilio」を活用した自動案内により、顧客のWeb画面やメール、電話を用いる呼出操作に1タップで対応する。同社によると、新機能はまず、全国のイオンショッピングセンターにてファミリー向け遊戯施設を展開するイオンファンタジーの3店舗 (モーリーファンタジーイオンレイクタウン店/同大高店/イオンファンタジーキッズーナ大宮店) へ導入したという。
2015年06月04日産業技術総合研究所(産総研)は5月18日、肉用牛の僧帽筋の霜降り度合いを牛が生きたままの状態で計測できる装置のプロトタイプを開発したと発表した。同成果は産総研地圏資源環境研究部門の中島善人 上級主任研究員によるもので、3月18日付(現地時間)の学術誌「Applied Magnetic Resonacne」に掲載された。飼料の種類や量が牛肉の霜降り具合にどう影響しているかを調べるには、牧場で牛の霜降り度合いの経年変化を追う必要がある。また、競り市に出た肉用牛の適正な価格を正確に把握するには屠畜前に計測しなければならず、霜降り具合を牛を傷つけずに短時間で計測できる装置が必要とされている。現状では、超音波画像診断装置でスキャンする手法が主流だが、脂肪と筋肉の混合比率を定量的に計測することは難しく、新しい原理による計測法が望まれていた。今回開発された装置は産総研が資源開発・地盤工学への応用を目的に研究を進めていた片側開放型という特殊な形状の磁石を採用したプロトン核磁気共鳴スキャナーに着想を得たもの。この技術を使用することで、脂肪組織中の脂肪分子と筋肉組織中の水分子を定量的に識別することができる。霜降り具合は体表から10cm以上の深さにあるロース芯の霜降り状態で決まるが、片側開放型のプロトン核磁気共鳴スキャナーで計測するのは困難なため、今回は代替案としてより体表に近い筋肉である僧帽筋を対象に開発を行った。装置は片側開放型用の希土類永久磁石や高周波コイルなどで構成されており、高周波ノイズ対策を施されている。感度領域のサイズは、1.9×1.9×1.6cm3の直方体で、探査深度は3cmとなっている。研究では僧帽筋の試料を約10秒で計測することができた。短時間で計測が可能なため、牛を静止させるための鎮痛剤や麻酔剤が不要と考えられるという。今後、生きた肉用牛の計測を検討していく予定となっているほか、肉用牛の霜降り計測専用ではなく、牛の筋炎といった大型家畜の病気の非侵襲診断にも使える可能性もある。また、霜降り具合が重要視されているブランド豚やマグロなどへの適用、さらに、高級食材だけではなく、水と油を含む大きな物体をその場で非破壊計測できる特性を活用して、老朽化したインフラのメンテナンスや油汚染土壌試料の計測など土木方面への応用も目指すという。
2015年05月19日みずほ情報総研は5月7日、生体親和材料である「ハイドロキシアパタイト」と「微小タンパク質(人造ペプチド)」の相互作用の系統的な大規模計算解析に成功したと発表した。同成果は、東京大学の加藤千幸教授、立教大学の望月祐志教授、日本大学の福澤薫助教、みずほ情報総研の加藤幸一郎コンサルタントらの研究グループによるもので、文部科学省が推進するプロジェクトとして独自開発を進めてきたフラグメント分子軌道(FMO)計算プログラム「ABINIT-MP」とその可視化インタフェース「BioStationViewer」を用いて実現されたという。今回の成果について研究グループでは、ナノバイオテクノロジー分野におけるFMO4法の適用性・有効性の実証とABINIT-MP/BioStationViewerのシミュレーションシステムとしての価値を高めるものであり、シリコンとシリカ、あるいはハイドロキシアパタイトとクォーツの混在するような複合固体もモデリングすることが可能であることが示されたことから、インプラントやデバイスの分子設計で求められる相互作用情報を導出することが可能となるとする。そのため、今後の応用の1つとして、歯表面と歯科材料との結合を誘導するプライマーとしてのペプチドの機能デザインなどへの展開が考えられるとするほか、日本のスーパーコンピュータ「京」に代表される高性能計算機資源(HPCI)を活かし、アルブミンやコラーゲンなどの実タンパク質がハイドロキシアパタイト表面に吸着する様子をシミュレーションすることも考えられ、骨形成メカニズムの解明や高品質なインプラント、高感度のバイオセンサ、あるいは薬品輸送用のナノ粒子の表面設計への貢献が期待されるとしている。また、アミノ酸置換による「人工変異」を与えた一連のタンパク質を計算機の中で「生成」し、それらと表面との相互作用を系統的にシミュレーションし、吸着能の高い人造タンパク質を選択することも可能となるとしている。
2015年05月08日つくば市と産業技術総合研究所(産総研)は4月27日、産総研が開発したモビリティロボットシェアリングシステムを利用したセグウェイによる移動支援サービス試験のエリアを研究学園エリアにも拡大すると発表し、同日より共同実証試験を開始した。同市は2013年9月より、産総研の職員がつくばエリア(TXつくば駅-産総研間)を移動する際にモビリティロボットシェアリングシステムを用いることで、出張などの利便性を向上させる実証試験を行っている。今回、充電ステーションをこれまでの2地点から4地点(TX研究学園駅と市庁舎に増設)へ増やし、多点間の運用となることで、システムの動作検証や実用可能性の検討をさらに進めることができるようになる。また、規制の緩和により、一定の要件を満たしたモビリティロボットに関しては、搭乗したまま保安要員として業務を行えることができるようになった。つくば市と産総研は「セグウェイだけの移動が可能となることで、シェアリング活用時の利便性が向上し、実社会での利用に一歩近づいた形となった」とコメントしている。同じく27日、東京急行電鉄(東急電鉄)とセグウェイジャパンが公道走行に関する特例措置を受けたことを発表した。これは産業競争力強化法に基づく「企業実証特例制度」を活用したもの。民間が主体となって受ける規制緩和としては全国初の事例で、つくば市が行っている実験の規制緩和の条件に比べて新たに歩道幅員に関する追加の規制緩和を受けた内容だという。両社は今回の特例措置を受けたことで、2015年度上期にセグウェイを活用した二子玉川駅周辺エリアのシティガイドツアーを開始する予定。セグウェイジャパンは同ツアーの実現を通じて「歩行者と共存する空間での高い親和性」を示した実績を基に、今後全国規模の規制緩和を推進していく考えだ。
2015年04月28日ショーメ(CHAUMET)が4月25日から5月10日まで全国のショーメブティックでブライダルフェアを行う。1780年の創業以来、ナポレオン皇帝などヨーロッパ王室御用達ジュエラーであるショーメ。今回のフェアでは同メゾンの人気コレクションであり、ナポレオンの妻・ジョゼフィーヌの名を冠した「ジョゼフィーヌ エグレット」から新作エンゲージ&マリッジリングを用意。エグレットはヘッドジュエリーのこと。このコレクションはジョゼフィーヌのエグレットをモチーフにしたデザインで、リングが緩やかなV字を描く。エンゲージリング(1カラット/180万9,000円から)は大振りのダイヤがアイキャッチなフェミニン&エレガントなアイテム。2点の新マリッジリング(35万円、24万5,000円)はV字の曲線が指元を美しく見せてくれる。注目なのはエンゲージとマリッジで重ね付け可能なデザインであること。まるで薬指に王冠をかぶっているかのようだ。ブライダルリングながらスタイリッシュに楽しめる。マテリアルはすべてプラチナ&ダイヤモンド。また期間中、対象のエンゲージリング、マリッジリング購入でオリジナルギフトがプレゼントされる。
2015年04月20日ICT総研が16日に公開した「公衆無線LANサービス(Wi-Fiサービス)市場に関する調査結果」によると、スマートフォンユーザーのうち56%が公衆無線LANサービスを利用しているという。同社が2015年3月に4,412人を対象として実施したアンケート調査では、スマートフォンユーザー2,159人のうち、56.1%にあたる1,212人が公衆無線LANサービスを利用していると回答した。同社は、スマートフォンユーザーの多くが契約時にキャリアの公衆無線LANサービスに加入することもあり、契約者数は今後も増え続ける見通しだと分析している。しかし、屋外でのWi-Fi利用設定をオフにするユーザーも多いため、契約数と利用者数は乖離しているという。また、公衆無線LANサービスの2014年度末(2015年3月末)利用者数は2,278万人で、そのうち個人利用者は1,987万人、ビジネス利用者は291万人だった。同社は、今後も利用者数は増加し、2015年度末には22%増の2,779万人、2016年度には3,000万人、2018年度には4,000万人を超えると予想している。そのほか、公衆無線LANサービスのユーザー満足度も調査。キャリア系事業者の公衆無線LANサービスでは、「OCN ホットスポット」(NTTコミュニケーションズ)が59.5ポイントで1位、「フレッツスポット」(NTT東西)が57.3ポイントで2位、「ソフトバンクWi-Fiスポット」が57.1ポイントで3位となった。施設運営事業者では、「atSTARBUCKSWi2」(スターバックスコーヒージャパン)が65.8ポイントで1位だった。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月17日鉄道総合技術研究所(鉄道総研)は4月15日、クボテック、古河電気工業、ミラプロおよび山梨県企業局と開発を進めてきた次世代の大容量蓄電システムとして期待される「超電導フライホイール蓄電システム」の実証機を完成させ、試運転を開始したと発表した。フライホイール蓄電システムは、装置内部の円盤(フライホイール)を回転させることで電力を運動エネルギーとして蓄え、必要に応じて回転力を再び電力に変換するシステム。今回開発された実証機は鉄道総研が考案した高温超電導コイルと高温超電導バルク体で構成される「超電導磁気軸受」を用いることで、フライホイールを非接触で浮上させることで、大型のフライホイールを用いても損失が少なく、長期間の安定した運用を可能にしたものとなっている。実証機の性能としては、出力300kW、蓄電容量100kWhで、内蔵したCFRP製フライホイール(直径2m、重量4t)を最高6000回展/分で超電導磁気軸受により回転支持する仕組みを採用している。この超電導磁気軸受は、回転軸側、軸受け側の両方に超電導材を用いており、これによりコンパクトながら大荷重を支えることを可能としたという。なお鉄道総研では、今回の開発にかかる成果の詳細について、5月27日より開催される予定の「第91回 低温工学・超電導学会研究発表会」にて発表を行う予定だとしている。
2015年04月16日リクルートホールディングスは4月15日、「Recruit Institute of Technology」を人工知能(AI)の研究所として再編し、AI分野の世界的権威を新たにアドバイザーとして迎え、リクルートグループ各社と連携したグローバル規模のAI研究を開始したと発表した。同社は「2020年に総合人材サービス領域でグローバルNo.1、2030年に人材領域・販売促進支援領域でグローバルNo.1」という中長期な戦略ビジョンの実現に向け、破壊的技術(Disruptive Technology)としてのAI研究に着目し、2015年4月1日より、AI分野の研究所として新生RITをスタートさせたという。今回、同研究所のアドバイザーとして就任したのは、Tom M. Mitchell氏(米カーネギーメロン大学教授)、Oren Etzioni氏(Allen Institute for Artificial Intelligence CEO/元・米ワシントン大学教授)、David M. Blei氏(米コロンビア大学教授)の3名。米カーネギーメロン大学のMitchell教授は、黎明期から機械学習の基礎・応用に幅広く取り組んできた代表的な研究者で、機械学習の代表的な教科書『Machine Learning』の著者でもある。あわせて、同社は米マサチューセッツ工科大学メディアラボのコンソーシアム研究所のメンバーになっており、Alex ’Sandy’ Pentland教授のもとに客員研究員を派遣してビッグデータ分析の新しい取り組みの研究を開始している。同社はすでに米国やイスラエルのAI関連企業と協業を開始しており、これらの結果も順次報告していく予定だ。
2015年04月16日リクルートホールディングスは4月15日、「Recruit Institute of Technology(RIT)」を人工知能(AI)の研究所として再編し、グループ各社と連携したグローバル規模のAI研究を開始することを発表した。RITでのAI研究は2015年4月1日付で開始。アドバイザーには、AI分野の世界的権威で機械学習の代表的な教科書である「Machine Learning」の著者でもある米カーネギーメロン大学のTom M. Mitchell教授、ならびに米国人工知能学会(Association for the Advancement of Artificial Intelligence:AAAI)フェローで元 米ワシントン大学教授のOren Etzioni氏、膨大なデータの中からパターンを見つけるための代表的な機械学習手法であるトピックモデルの第一人者である米コロンビア大学のDavid M. Blei教授らが就任。すでに米マサチューセッツ工科大学メディアラボのコンソーシアム研究所メンバーとして、客員研究員を派遣してビッグデータ分析の研究を進めているほか、米スタンフォード大学にもコンピュータフォーラムメンバーとして、客員研究員を派遣して自然言語処理研究を行う予定だとしている。なお今後は、世界のAI研究人材の採用を積極的に行いながら、各有識者の指導のもとAI研究を推進していく予定だとしている。
2015年04月15日全国のティファニーブティックにて「ティファニー ブライダルフェア "SOMETHING BLUE"」が2015年4月11日(土)から4月26日(日)まで開催される。今回のブライダルフェアでは、ヴィクトリア時代より続くNYスタイルウェディングのポピュラーな習慣「サムシング・フォー(Something Four)」をテーマとし、幅広いセレクションのリングを取り揃える。「サムシング・フォー(Something Four)」は、・SOMETHING OLD(何かひとつ古いもの)・SOMETHING NEW(何かひとつ新しいもの)・SOMETHING BORROWED(何かひとつ借りたもの)・SOMETHING BLUE(何かひとつ青いもの)この4つを揃えるとブライズが幸せになるというジンクス。期間中、ブライダルリングの購入者には二人の写真を収めたフォトフレームを、そしてエンゲージメントリングとマリッジリング(ペア)購入者にはオリジナル婚姻届を用意。購入者2人のリングは、幸せや信頼を表す色であるブルーのボックスに収められる。また、ティファニーは新しいブライダルのキャンペーン『Will You? ―気もちを、聞かせて。』もスタート。「現代における愛とは決して直線的なものではなく、真実の愛は年齢、人種、性別、そして時間さえも超え、多種多彩な形が存在する」というコンセプトを表現した新しいキャンペーン。いずれのカップルの関係も唯一無二なものであるのと同様に、ティファニーの多様なエンゲージメント リングやウェディング バンドリングもまた、他にはないオリジナリティ溢れるデザインが特徴。どのアイテムも、並外れた美しさと時代を超えたタイムレスなデザインで、一生涯大切にしたいと思えるようなリングを展開する。【フェア概要】ティファニー ブライダルフェア "SOMETHING BLUE" 開催期間:2015年4月11日(土)~4月26日(日)開催場所:全国のティファニーブティック【問合せ先】▼ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク電話番号:0120-488-712元の記事を読む
2015年04月08日○アンケート調査では導き出せないユーザーの本音リクルートホールディングス傘下の企業として、技術やソリューションの開拓・実装・展開などITの側面からグループのサービスを支えるリクルートテクノロジーズ。その中でもUXデザイングループは、サイトの画面設計支援、ユーザビリティテスト、ユーザ調査支援などWebマーケティングの機能を担っている部署だ。このUXデザイングループ内のマーケティングリサーチチームが積極的に採用している新たなリサーチ手法「MROC(Marketing Research Online Community)」について、導入背景やメリットなどを見ていきたい。リクルートテクノロジーズ ITマネジメント統括部 サイトプランニング部 UXデザイングループの坂本千映子氏は「UXデザイングループの役割は、“ユーザーにとっての体験価値をデザインする”ことにあります」と語る。たとえば、クーポンサービス1つをとっても、ユーザーの属性や利用シーンによって、発生する課題やニーズが異なってくる。こうしたサービスをより良いものへと改善する場合、ターゲットとなるユーザー層の中から一定のニーズの塊を見出し、カスタマージャーニーを可視化・分析してから、各種機能や表示情報などを盛り込んでいく必要があるわけだ。マーケティングリサーチチームが手掛けているのは、こうしたユーザーを深く理解する取り組みの中でも、リサーチの部分に相当する。今までは先進的な機能を出せばヒットしたり、流行のサービスを模倣することでもある程度のユーザーを獲得できる時代だった。しかし現在は、機能的な価値だけではなくて、心を動かされるサービスがユーザーに選ばれていく、といった考え方が主流である。つまり、ユーザーの本当に求めるモノや心のカラクリを深く理解しなければサービスを流行させることはできないため、リサーチは必要不可欠となっているのだ。リクルートグループではこれまで、必要に応じてリサーチを社外に依頼していた。リサーチ手法の中心はアンケート調査だったが、アンケートでは決まった設問の中から選択する方式になるため、どうしても設問自体がサービス企画者の仮説の範囲内にとどまってしまいがちになる。これではユーザーの本音を導き出すことには限界があると感じていたという。また、アンケートの企画から実施まで1ヶ月程度かかり、サービス展開スピードに追いつけないという実情もあった。「リクルートグループでは、新しい価値やユーザーの声から必要とされている機能を見つけてすぐに反映するなど、ここ数年でサービスのPDCAを回すサイクルが加速しています。週次単位でリリースする場合もあるため、リサーチにもスピードとクオリティの両方が求められるようになりました」と、坂本氏は従来のリサーチ業務の課題を語る。ユーザーの本音を深く探るリサーチがサービスのスタート部分に必要不可欠という考え方は、リクルートグループ全体でも理解が深まってきている。そして2014年10月から組織的に取り組むべく、UXデザイングループ内に「マーケティングリサーチチーム」が発足したのである。○スピードとクオリティを両立する理想的なリサーチ手法「MROC」マーケティングリサーチチームでは、リクルートグループのサービス展開に最適なリサーチ手法の選択・評価を開始した。深いユーザー理解を迅速かつ低コストで集めるには、オンラインコミュニティで常時意見を聞けるような仕組みが必要になる。そこで注目したのが「MROC(Marketing Research Online Community)」だった。MROCとは、ある特定のテーマに関心のあるユーザーを集めたオンラインコミュニティを形成し、双方向コミュニケーションで意見を収集する手法だ。スピードの面では、オンライン上にユーザーがいるのでリアルタイムに意見を聞くことができる。またクオリティについても、対話型のメリットを活かした柔軟な対応が可能。数ヶ月間にわたり継続してユーザーと向き合えるため、信頼関係の高まりから本音も聞き出しやすい。さらに同じような立場、話しやすい人同士が自然に集まるので、コミュニティ内で本音が出やすいという利点もある。「ユーザーニーズの理解も期間限定ではなく、常時行っていかなければ日々変化するニーズに応えられません。そうした点でMROCは、スピードとクオリティを両立する理想的なリサーチ手法といえます。コストもアンケート調査と同程度なので、企業としても使いやすいですね」と、MROCのメリットを語る坂本氏。○オリジナルカレーで“ゲレ食”の満足度が4倍まで改善MROCを用いたリサーチは、マーケティングリサーチチームが発足する以前から坂本氏によって開始されていた。まずは、マタニティ・ベビー・キッズ用品の通販サイト「赤すぐ」に初期導入し、その後、iOS/Android向けアプリ「マジ☆部」を用いた全国170以上のゲレンデでリフト券が無料になる19歳限定キャンペーン「雪マジ!19~SNOW MAGIC~」で活用。その後も、無料POSレジアプリ「Airレジ」、求人情報サイト「タウンワーク」、各種新規サービスなどで幅広く利用されている。たとえば赤すぐでは、219名の母親と一緒に10種類ほどの新製品開発を実施。一部の製品は売上が140%にまで達したという。また「雪マジ!19では300人のユーザーコミュニティを形成し、約6ヶ月間にわたりさまざまな意見を聞いてきました。その中でゲレンデの食事、通称“ゲレ食”は高いわりにあまり美味しくないというイメージがあり、若者が満足できるようなゲレ食を開発できないかという実証実験を行ったんです」と語る坂本氏。この実証実験には、舞子スノーリゾートとじゃらんリサーチセンターが協力。特に興味度が高かったカレーについて、MROCで味/ボリューム/価格/盛り付けなど様々な観点で調査し、約200を越えるアイディアから厳選して3種類のオリジナルカレーを開発した。実際に一般のスキーヤー・スノーボーダーを含めて試食会を行った結果、食事の満足度は現地アンケートで4倍まで改善したという。「人の気持ちが入った製品開発は限られたコミュニティだけでなく、一般の方々にも受け入れられることが分かりました」と坂本氏。3種類の中でも圧倒的な支持を得た「ホワイトマジック☆カレー~白い魔法で甘くなっちゃいました~」は、舞子スノーリゾートで昨シーズンのメニューに実際に並んだ。単なる調査で終わるのではなく、製品やサービスへの反映を前提として取り組む姿勢は、リクルートグループならではの大きな強みだ。また、サービスへの反映を約束した上でのリサーチとなるため、ユーザー側から本音が出やすくなるというメリットもある。○新たな課題解決に向けたソリューション開発にも着手MROCはユーザーの意見をリアルタイムかつ幅広く集められる反面、そのテキストは膨大な量になる。そこで「マーケティングリサーチチームでは、ユーザーの皆さまから寄せられたすべての意見をチェックしています。しかし今後さらに大規模な活用を目指すには、大切な意見を漏らさず、バイアスをかけずに見られるような状態にするソリューションが必要です」と、新たな課題について語る坂本氏。こうした背景から、リクルートテクノロジーズではビッグデータ活用を含む自動集計のソリューションなど、さらなる活用方法を常に模索しているという。ユーザーに最良のサービスを提供するため、日々先進的な取り組みを続けているリクルートテクノロジーズ。その中でもMROCによるリサーチは、ユーザーとリクルートグループのサービスをつなぐ架け橋として、今後も重要な役割を担っていくだろう。
2015年03月23日タサキ(TASAKI)は3月20日から31日までの期間、「TASAKIブライダルフェア」を全国の対象店舗にて開催。フェア期間中には、同ブランドの3大エンゲージメントリングである「ピアチェーレ 」や「ブリッランテ」、「バウンド」をはじめ、エンゲージメントリングやマリッジリングを豊富なバリエーションでラインアップする。また銀座本店では、結婚式のティアラレンタルの内容が更に充実。フェア期間中のみ、ブランドのクリエーティブディレクター、タクーン・パクニガルがデザインを手掛けた「ベルブーケ リボン ローズ」ティアラが、レンタルの対象アイテムに加わる。その他、対象店舗にてブライダルジュエリーを購入、またはタサキ公式サイトや銀座本店ブライダルサイトの専用ページにて来店予約をすると特典あり。
2015年03月20日リクルートホールディングスの実証研究機関となるメディアテクノロジーラボは3月17日、スケジュール調整サービス「調整さん」のビジネスユース向けサービス「調整さんカレンダー」の提供を開始した。同ツールは、簡単な操作でアポイントの予約受付ページを作成・管理することができるサービス。これにより、多数の出席者を必要とする会議やイベントなどのスケジュール調整を、容易に行うことができる。なお、同ツールにてアポイント受付カレンダーを作成する際は「Googleアカウント」が必要。出席者は、共有されたURLからサービスにログインすることなく利用することが可能だ。
2015年03月17日ブルガリが、ブライダル事業のパートナー「ハツコ エンドウ ウエディングス」と共同でFacebookの公式サイトをオープンした。ブルガリのエンゲージリングにはじまり、ミシュランで星を持つルカ・ファンティンのイタリア料理、ハンドメイドによるチョコレートギフトなど。「BVLGARI Restaurant Tokyo Wedding」では、ブルガリ銀座タワーで提供されるウエディングスタイルを紹介。更に、「ハツコ エンドウ ウエディングス」が手掛ける装花やドレス、ヘアメイクなどに関する情報も公開される。その他、“最も記憶に残る”一日を演出するアイディア、ウエディングレポート、イベント案内などのコンテンツも用意。今後も定期的に情報をアップデートしていく予定だ。
2015年03月13日○どれだけワクワクした世界を実現できるかを考えているATLリクルートグループ各社の現在・将来のニーズを見据えて、競合優位性の高いIT・ネットマーケティング基盤を開拓、ビジネス実装しているリクルートテクノロジーズ。彼らは「リクナビ」や「SUUMO」といったウェブサービスの開発やインフラの構築、運用、そして様々なカスタマーの行動履歴といったビッグデータのデータサイエンスなどを手がけている。その中でも、先進技術のR&D(Research and development)を行っている研究開発機関がATL(Advanced Technology Lab)だ。グループ全体で次世代をリードするための、という目的だけではなく、「どれだけワクワクした世界を実現できるか」も視野に入れているのが特徴だ。他の事業会社もそれぞれR&Dを行っているが、ATLが手がけている分野は脳波インターフェースなど、すぐには実用化できるか分からないが、将来的に事業化できるかもしれないといった技術を追いかけている。中にはものにならない技術もあるかもしれない。しかし先乗りすることで、いざそれが流行った時に一歩も二歩も先んじられることを目的としている。研究開発テーマはメンバーが自ら見つけてきた課題が中心だ。これは面白そうだとか、これを研究してみたいといった情報が起点となり、将来性やビジネスとの相性が加味され、実施するかどうかの判断が下される。研究開発中のテーマに関しても、定期的に続行するか停止するかのスクリーニングを行っている。オフィス外のネットワーク、コミュニティや勉強会で得た最新テーマに可能性があるならばR&Dをサポートするという、エンジニアファーストな企業文化が見えてくる。○現在注力している自然言語処理人間が日常的に使っている言語をコンピュータで処理、解析するのが、ATLが注目する「自然言語処理」と呼ばれる技術だ。これまでにリクルートテクノロジーズにおいては、自動で文書を校正してくれるツール『RedPen』や、会話を投げかけると様々な会話が返ってくるLINEのBOT『パン田一郎』の“裏側”のロジックなど、様々なサービスを開発・提供してきた。元々ビッグデータ関連の部署では、レコメンドのために何かできないかという視点で研究を行っていたものの、ATLにおいて本格的な研究が始まったのは、2013年の秋にデータマイニング系を研究していた伊藤氏が入社した頃だという。伊藤氏は語る。「自然言語処理はすでに色々なサービスとして使われています。一番有名なのは検索エンジンの検索候補表示機能とか、Google IMEですね」しかしGoogle IMEのような一部の例外を除くと、自然言語処理やデータマイニングの技術は各種サービスのバックエンドに採用されることが多く、エンジニア以外の人が利用するようなアプリケーションがなかなか存在しなかった。「現在私が開発している自動文書検査ツールRedPenは非エンジニアも対象としたサービスで、誰でも利用することができます。また、オープンソースプロジェクトなので、自然言語処理を研究している人が簡単に機能追加できるような設定になっています。もともと何かのサービスの内部アルゴリズムを作るだけではなくて、非エンジニアの人までワンアプリケーションとして届けることを1回やってみたいな、と思っていましたし、自然言語処理研究者が社会にアウトプットしやすいようなプラットフォームがあったら嬉しいのかな、という考えがあったんですよ」リクルートが自然言語処理を研究する意義について、広報の櫻井氏は以下のように語った「ロジックやアルゴリズムを研究するだけで世の中をあっと驚かせることができるかどうかは、まだわかりません。しかしリクルートには様々な事業というアセットがあるので、ベーシックな技術を蓄え、ビジネスと組み合わせて実用化することで、サービスとして化ける可能性はあると思っています」○効率よくフォーマッティブなテキストを作る技術日記や文学作品とは異なり、誰が読んでも同じ情報が得られるように構築すべき技術書や仕様書といった文書の自動検査ツールがRedPenだ。一般的な文書はプログラミングに比べ、自動校正ツールが用意されていない上、題材に応じて適切な表記方法が視覚化されていないためにスキル取得が難しい。「研究論文を書いているときやベンダで働いている時に中々文章の精度が上がらないというのが悩みでした。あたりまえのフォーマットレベルの問題に対して体力が削られてしまい、内容の構成とか段落構成なんかに手が回らないという課題があって、フォーマット異常をチェックしてくれるツールがあったらいいな、自然言語で書いたら面白いかな、というか、僕が使いたいなと思っていたんですね」(伊藤氏)そして伊藤氏が作り上げたのがRedPenだ。「完全に趣味のプロダクト」とはいうが、雑誌の記事や書籍においても長い文章を書いてくると句読点のズレや、表記ブレが発生しやすい。これらの校正ポイントを自動判別して「どの文章作成者が書いても同じ規約の元に書けるようになったらいいなと思って作っている」そうだ。「自然言語処理のところでいくと、プリミティブな開発であっても実際のプロダクトを作る中で気づくポイントが出てきます。そういった要素技術のロジックを理解することで、他の分析のツールを作る時などに伊藤の知見が生きてきます。ATLの目的には大きく2つあります。1つは先端技術を研究・開発して事業に実装していく、先んじて実装していくということ。もう1つは「リクルート×IT」としてのプレゼンスを上げるというところ。リクルートが「ITで勝つ」ということを標榜しているいま、テクノロジーで勝つためには、こういった尖がった人間も含めて、優秀なエンジニアさんがいっぱい欲しいんですね」(櫻井氏)実際にエンジニアのメンバーが自然言語処理学会のイベントなどに出席して、自分たちの自然言語処理技術周りの開発結果を発表してくると、「リクルートって、こんな実直な開発をしているんだ」ということが伝わる。「エンジニアがエンジニアを呼ぶ」(櫻井氏)のも彼らのミッションであるという。○膨大な会話データベースを生み出すユーザー参加型人工無能開発フロム・エー(リクルートジョブズ)のイメージキャラクター「パン田一郎」がLINEでアカウントを開設してからというもの、送ったメッセージに対するレスポンスが秀逸、あまりにもボキャブラリーが多すぎるということで大人気に。今や1,200万人がパン田一郎を友達として登録している。「既存のLINEビジネスコネクト(公式アカウント)って話しかけても、あまり面白くないものが多かったんですね。一部の言葉には反応するんですけど、それ以外には『おはよう』『こんにちは』『さよなら』くらいしか辞書に入っていないみたいな。だからせっかくLINEビジネスコネクトでやるんだったら、もう話題になるものに仕立てようという話になって、すごい量のテキストを用意するっていう方向から始まり、今なお増え続けてます」(大杉氏)ただし、ユーザーがどういう言葉を入力することが多いかはエンジニアリングでわかるものの、面白いレスポンスの内容に関しては作家性が必要になってくる。そこで大杉氏が現在開発している『脳内カレシ具現化計画(脳カレ)』は、テキストの作成を大学生や主婦など、一般参加の方に依頼している。「面白い文章というデータがあった時に、それを面白い見せ方にしたりとか、面白いコンテンツに押し込んだりするところがエンジニアの仕事」という大杉氏は、「パン田一郎のロジック開発を通じて色々なファインディングがありまして。この知見をパン田一郎以外のキャラクターにも応用できるかもしれないと考えました。例えばテンプレートさえ用意すれば、誰でもキャラクターを作れるのではないかと。しかも、返答パターンのアルゴリズムを複雑にすることで、パン田一郎を超えた応答が可能になるかもしれないと。そんなコンテンツを生成するためのツール群を考案し、ある意味実証実験的に開発しています。」と語る。例えば奥さんに何か食べたいっていったら気の利いたものを作ってくれるとか、今日の夕飯5人予約したいんだけど、適当に店選んでおいてといったら予約完了といったことが可能になるかもしれない。その取組みには「新しい技術が必要になってくるかもしれませんが、そういった点を狙っていきたいですね」と大杉氏は実現に向けた意欲を見せる。自然言語処理技術が作り出す未来はホスピタリティ重視の空気を読む新たなIT社会なのかもしれない。ATL::ビジネスコネクト「パン田一郎」:
2015年03月11日●全国50カ所の速度計測、ワイモバイルがUQ WiMAXに勝利ICT総研は3月4日、全国50カ所で実施したモバイルWi-Fiルーター(モバイルルーター)の通信速度、およびモバイルルーターの購入検討者を対象とした意識調査の結果を公表した。同調査では、モバイルルーターの主要2キャリアであるワイモバイルとUQコミュニケーションズ(UQ WiMAX)の最新機種を用いて、全国50カ所で通信速度を計測。さらに、利用検討者に対し、料金プランを提示のうえ、利用したいプランを選んでもらうWebアンケートも並行して実施した。結果をまとめると、通信速度ではワイモバイルが下り平均25.22Mbps、上り平均7.93Mbpsを記録し、UQ WiMAXの下り平均22.37Mbps、上り平均4.48Mbpsを上回り、上り・下り速度ともに優勢だった。また、利用検討者の意識調査でも、ワイモバイルの料金プランが魅力的とする意見が多い結果となった。本稿では、当調査結果について詳しく紹介するとともに、ワイモバイルが通信速度・意識調査ともに優勢となった理由を考察していきたい。○全国50カ所の速度調査では、ワイモバイルがUQ WiMAXに勝利ICT総研が実施した今回の通信速度調査では、ワイモバイルとUQ WiMAXの最新機種のモバイルルーターを使用して、全国7都市50地点で通信速度を計測した。50カ所の測定地点は、4月からの新生活で重要となる、各エリア拠点都市の主要駅、ビジネス街、大学などを選定。計測方法は、モバイルルーターとAndroidタブレット「Nexus 7」をWi-Fi接続し、「RBB TODAY スピードテスト」アプリで下り速度、上り速度を各3回ずつ測定する方式を採用した。結果を見てみると、全国50カ所の平均速度では、ワイモバイルが下り25.22Mbps、上り7.93Mbpsとなり、UQ WiMAXは下り22.37Mbps、上り4.48Mbpsで、上り・下り速度ともにワイモバイルがUQ WiMAXを上回った。とりわけ、UQ WiMAXが上り速度で苦戦する結果となった。また、各計測地点の通信速度では、ワイモバイルはすべての地点で下り10Mbps以上となり、下り10Mbps台が8地点、20Mbps台が35地点、30Mbps台が7地点と、全体的に安定した速度を記録した。一方、UQ WiMAXは、下り20Mbps以上を記録した地点が34カ所あったものの、下り10Mbps未満となる地点が3カ所あり、全体の平均を押し下げている。なお、ワイモバイルは全国50地点すべてで高速通信「AXGP」または「LTE」の電波を受信でき、UQ WiMAXも全国50地点すべてで高速通信「WiMAX 2+」の電波を受信できたという。ここで、両社のモバイルルーターの通信方式をおさらいしておくと、ワイモバイルのモバイルルーターでは、ワイモバイル(旧イー・モバイル)の1.7GHz帯LTE、ソフトバンクの2.1GHz帯LTEに加えて、ソフトバンクグループのWireless City Planningが提供するAXGPを利用でき、通信速度は理論値で下り最大165Mbpsとなっている。一方、UQ WiMAXのモバイルルーターでは、WiMAX 2+およびWiMAXを利用でき、オプション料金を支払うことで、KDDIのau 4G LTEも利用可能。WiMAX 2+の通信速度は理論値で下り最大220Mbpsとなる。下り速度の理論値では、UQ WiMAXがワイモバイルを上回るが、今回の通信速度調査では、ワイモバイルが優勢という逆の結果になった。これは、ワイモバイルとソフトバンクのLTE、さらにAXGPという3つの高速通信ネットワークに対応するワイモバイルのモバイルルーターが、カバーエリアの面で優位であったことが要因と考えられる。対するUQ WiMAXのWiMAX 2+は、東名阪エリアからスタートし、全国主要都市へと拡大中だが、カバーエリアの面ではまだ十分とは言い難い。ワイモバイルのカバーエリアの広さが、UQ WiMAXの理論値のアドバンテージを打ち破り、実測の通信速度では上り・下り速度ともに上回る結果につながったと言えるだろう。●意識調査でも支持を集めるワイモバイル○利用検討者は、使い放題で割安のワイモバイル「Pocket WiFiプラン+」を支持Webアンケートで実施された意識調査では、まず、現在モバイルルーターを利用していない1,000人に対して、「月額料金が安かったら、モバイルルーターを利用する可能性はあるか?」を質問。その結果、40.7%が「利用を検討したい」と回答した。利用用途としては、「固定インターネットの代わり」とする回答が約3分の1となり、自宅の固定回線の代替としてモバイルルーターを検討する人が多いことがわかる。次に、モバイルルーターの利用を検討したいと回答した407人に対し、ワイモバイルとUQ WiMAXそれぞれの新料金プランを提示し、どちらが魅力的に見えるかを質問した。なお、対象の料金プランは、ワイモバイルが「Pocket WiFiプラン+」、UQ WiMAXが「UQ Flat ツープラス ギガ放題」。その結果、ワイモバイルを利用したいという回答が45.7%となり、UQ WiMAXの11.8%を大きく上回った。また、「どちらも利用したいと思わない」という回答は42.5%だった。前述の通り、両社のモバイルルーターの通信速度は、理論値でワイモバイルが下り最大165Mbps、UQ WiMAXが下り最大220Mbpsとなっているが、これらはいずれもキャリアアグリゲーション(CA)という技術により実現している。CAとは、周波数帯の異なる複数の電波を束ねることで、通信速度を高速化する最新技術。ワイモバイルのPocket WiFiプラン+は、CAに対応する端末の専用プランとなり、2年契約で「おトク割」を適用することで、2年間の月額料金が3,696円となるのが特長だ。一方、UQ WiMAXのUQ Flat ツープラス ギガ放題は、下り最大220MbpsのWiMAX 2+が使い放題で利用できることが特長のプランで、月額料金は4,380円。なお、キャンペーンにより、最大3カ月は月額3,696円で利用できる。当初の3カ月の料金はワイモバイルとUQ WiMAXともに月額3,696円で同様だが、4カ月目以降はワイモバイルのほうが約700円割安になるため、この料金の差が、ワイモバイルが支持を集めた一因だと考えられる。また、UQ WiMAXの場合、KDDIのau 4G LTEを利用するには、LTEオプション料金として、月額1,005円が追加で必要となる。対するワイモバイルは、最初からLTEとAXGPを利用可能であり、追加料金を支払うことなくLTEを利用できることもメリットとなっている。なお、ワイモバイルの場合、月間の通信量が7GBを超過した場合、通信速度制限が行われるが、速度制限が行われたときに通常の速度に戻す追加料金(500円/500MB)がキャンペーンにより最大2年間無料となるため、2年間は実質使い放題で利用可能となっている。そのため、使い放題が特長のUQ WiMAXのプランと比べても遜色ない内容と言える。ただし、月間の総量制限とは別に、ワイモバイルでは前日までの3日間の通信量が1GBを超えた場合に、当日6時から翌日6時まで速度制限が行われる場合がある。一方、UQ WiMAXでは3日間の通信量制限がないため、この点ではUQ WiMAXが優位と言える。一般的な使い方では3日間の通信量が1GBを超えることはないと思われるが、ヘビーユーザーであれば留意しておくとよいかもしれない。***ICT総研が実施した全国50カ所におけるモバイルルーターの通信速度調査では、ワイモバイルが上り・下り速度ともにUQ WiMAXを上回る結果となった。理論上の最高速度ではUQ WiMAXが優位であることを踏まえると、モバイルルーターを選ぶ際には、ネットワークや機種のスペックだけで判断するのではなく、通信速度調査などの実測値を参考にするのが賢明と言えそうだ。また、料金プランについても、利用できるネットワークの種類やカバーエリア、キャンペーンなどを考慮し、よく比較検討したうえで、もっともお得なモバイルルーターを選択するとよいだろう。
2015年03月06日リクルートマーケティングパートナーズは2日、小中学生向けのオンライン教育サービス「勉強サプリ」の提供を開始した。同サービスは、2011年から同社が高校生向けに提供している「受験サプリ」の小中学生版。小学4年生から中学3年生を対象に、一流の講師陣による授業動画やドリルなどの教育コンテンツを月額980円で提供する。サービスはウェブブラウザーベースでの閲覧が可能で、おもにパソコンやタブレット端末で視聴する。小学生向けは国語・算数・理科・社会の4教科、中学生向けは英語を加えた5教科を展開する。同日開催された報道関係者向けの事業発表会にて、リクルートマーケティングパートナーズ執行役員・ネットビジネス本部長・サプリシリーズ総責任者の山口文洋氏は「保護者の所得や地域による教育環境の格差を解消したい」と本事業への意義や意気込みを説明。3年前からサービスをスタートしている高校生向けの「受験サプリ」については教育界のカリスマ講師陣による約2,000時間の授業を配信しており、サービス開始以降既に累計会員数は138万人を突破。受験生の2人にひとりにあたる30万人が無料会員として利用しており、有料会員も8万人という全国の受験予備校と比較すると3位の規模に達している実績を誇るという。また、全国の公立・私立高校において授業に活用されている事例も紹介された。山口氏曰く「万を持しての小中学生向けのサービス」という今回の新サービスのスタートアップについては、児童だけでなく保護者向けのコンテンツにも力を入れていることが特徴だ。発表会に出席した、NPO法人CANVAS理事長でデジタルえほん代表取締役も務める、慶應義塾大学准教授の石戸奈々子氏は「21世紀型のスキルというのはこれまでのような記憶・暗記型の教育だけではなく、自発性をもって自ら主体的に行動を起こせることが不可欠。そのために、例えば動画を使ってより楽しくわかりやすく、また人や物との関係性を持って、効率的に学習することができるという意味で非常に可能性を秘めている。まずは保護者の側にその意義を啓蒙して、それを親から子へどう伝えていくかを考えるためのコンテンツを提供していきたい」と語る。そのほかにも子どもが取り込んだ授業やドリルの回数、正答率などの報告やその分析結果から子どもの誉め方などをアドバイスするレポートを学習日の翌日にメールで送付するサービスも提供する。一方、一般教科以外の教養、プログラミング、プレゼンテーション能力といった“21世紀型スキル”のコンテンツも用意。また、設問の正答率や訪問頻度をグラフで表示し、成果の“可視化”を図ることでモチベーションアップにつなげたり、学習状況に応じてポイントを獲得できるなどゲーム性の要素も取り入れ、学習継続意欲へつなげる工夫も施されている。ドリルコンテンツに関しても、過去の解答データから苦手問題や間違いの真因を分析し、復習を図るといった個々の学習状況に応じたレコメンド機能を持つのも特長だ。山口氏は、他社のオンライン通信教育サービスとの最も大きな違いは「他は単元型のドリル形式が主流だが、先生型のカリキュラムに即して提供している。新しいかたちの通信教育と考えている」と説明。また、「小学4年生ぐらいになると学習塾に通い始める子どもが多いが、昼間は学校、夜は塾といった、いわば教育のアウトソーシング化が進んでいる一方で、家庭での関わりが低下してきている。本サービスで教育の場をもう一度家庭に取り戻して、子どものスタディバランスを適正化したい。勉強だけでなく、好きなことをやるとうバランスを大事にしながら、小中学生が自発的に勉強する習慣を身につけるためのサポートをしていきたい」と、本サービスが目指す取り組みと優位性を強調した。新サービス「勉強サプリ」は、3月2日時点で430コマの授業を提供。今後も随時拡張していく。3月31日までは1カ月無料キャンペーンを実施している。
2015年03月03日阪急阪神ホテルズはこのほど、宝塚ホテル(兵庫県宝塚市)で「阪急電車ケーキ」がデザートになった「89周年記念ブライダルコース」の予約を受付開始した。同ホテルが5月14日に開業89周年を迎えるにあたり、「89(ハンキュウ/阪急)」にちなんだもの。89周年記念ブライダルコースメニューでは、デザートとして「オレンジとショコラのアンサンブル 阪急電車と共に」を提供する。5月14日~2016年5月13日の期間内の婚礼が対象。価格は1万9,008円(税・サ込)。チョコレートと相性がぴったりのオレンジとチョコレートムースが2層になったケーキの周りに薄いチョコレートの板を電車の車両に見立て、窓をホワイトチョコレートでコーティング。電車ケーキの下には数種類のハーブティーを煮出して作ったフルーティジュレを線路に見立ててトッピングした。皿には阪急電車をかたどってチョコレートの刷り込みを施している。
2015年03月03日リクルートホールディングスは3月2日、Twitterが提供する「Twitter Ads API」機能を活用し、「Twitterプロモ商品」の販売・運用を開始したと発表した。関連会社のクルートマーケティングパートナーズの進学情報サービス「リクナビ進学」のサービスの顧客である大学・専門学校に向けて提供する。Twitterプロモ商品は、Twitter上で任意のツイートを宣伝する「プロモツイート」、アカウントのフォロワー獲得を目的とする「プロモアカウント」の機能を実装する。プロモ商品とリクルート独自システムとの連携が可能になり、人手では実現が難しい細かな広告運用および機械学習による自動最適、リクルートのサイトを訪れるユーザーデータを活用した独自ターゲティングなど、より精度の高いPDCAを実現できるとしている。Twitterプロモ商品を利用する大学・専門学校は、Twitterを通じて認知獲得・集客を期待できるほか、高校生のユーザーにとっては、大学や専門学校のTwitter公式アカウントから発信される最新情報を自分のアカウントのタイムライン上で手軽に確認できる。現時点ではリクナビ進学の顧客のみを対象しているが、今後はリクルートグループの他サービスにおいてもTwitterプロモ商品を販売・運用を展開していくとしている。
2015年03月03日