多くの学生が通う大学には、さまざまな人がいます。頭がいい人、浪人生活を送った人、一度就職してから大学で学ぼうと思った人…などです。2022年2月時点で、早稲田大学4年の濱井正吾(@hamaishogo1111)さんは、31歳の大学生。かつて通っていた大学から、別の大学への編入試験を受けたり、受験費用を捻出するために働いていたりと、幾多の経験を経て早稲田大学に入学しました。27歳で入学したため、実質9年間の浪人生活を送ったことになります。入学後、濱井さんは、そうした経験を『アラサー大学生はまい』(同月現在は『9浪はまい』)という名前のYouTubeチャンネルで発信しています。ある日、大学の講師にレポートを送信した際、間違えてYouTubeチャンネル名が分かるアカウントで送ってしまった濱井さん。すると、講師からの返信は素敵なものだったのです…!学問に年齢などまったく問題ありませんね。三国時代の呉の呂蒙(りょもう)の故事を思い出しました。『刮目して相待すべし!』であります。頑張れアラサー!大学生活の思い出間違えてGmailでレポートを送ってしまいYouTubeの名前と年齢がばれてしまった時、先生が神対応して下さって泣いた pic.twitter.com/nvGKNRGaRM — 9浪はまい/濱井正吾【31歳早稲田生】 (@hamaishogo1111) February 2, 2022 「人や物事の成長や進歩を待ち望むこと」を意味する故事を引用した講師。20代後半で大学に入学した濱井さんに、エールを送ったのです!講師からの思わぬひと言に、濱井さんは「神対応を感じた」と振り返りました。濱井さんのちょっとしたハプニングに、「いい先生だ」「震えるほどいい言葉」といった反応が上がっています。一般的に、多くの人は20歳前後で受験と入学を経験し、その後22歳前後で卒業します。ですが、学びたい探究心と、第一志望の大学合格に向けて勉強を続ける姿勢に、年齢は関係ないのでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年02月06日明治大学POLARIS(市民社会と科学技術政策研究所)代表の法学部 勝田忠広教授が、「第6次エネルギー基本計画」のテキストマイニング(テキストデータから情報を抽出しデータ分析する手法)による定量分析を公開しました。「原子力発電」や「再生可能エネルギー」に着目した結果、福島第一原発事故など重要な課題が避けられていることが分かりました。また審議会とパブリックコメントの意見が乖離しており、両者の意見を組み合わせると議論の偏りがなくなることも分かりました。これらの結果から、勝田教授は、パブリックコメントを審議会に早い段階で反映させることで、長期的な政策の実行に役立つことを指摘しました。■ <結果抜粋>■審議会では、原子力発電に関連する用語の登場頻度は、再生可能エネルギーに関する用語の1/2であった。また、福島第一原発事故に関する用語の頻度は、原子力発電の1/20、再生可能エネルギーの1/30だった。■原子力発電と再生可能エネルギーの議論は互いに関連性が低くかつ強い対立構造をしている。また、福島第一原発事故や核燃料サイクルの議論は主要な議論とはみなされていない。■パブリックコメントにおける福島第一原発事故や核燃料サイクルの頻度は審議会よりも7~8倍多く、再稼働や消費者視点の意見が多い。公開内容全文は、こちらからご覧ください。URL: ■ 明治大学POLARIS(市民社会と科学技術政策研究所)とは?科学技術は、私たちが十分に理解するスピードよりも速く拡大を続けており、それらに必要な制度や倫理について十分な議論がされているとはいえない状況です。当研究所では科学技術政策が及ぼす市民社会への影響を研究し、望ましい未来社会の在り方について提言を行います。・WEBサイト: ・Twitter:@POLARIS_meiji 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月26日一般社団法人日本化学連合主催「化学コミュニケーション賞2021」において、四天王寺大学(大阪府羽曳野市、学長:岩尾 洋、以下 本学)教育学部 教育学科 佐藤 美子教授が「審査員特別賞」を受賞しました。教育学部 教育学科 佐藤 美子教授化学コミュニケーション賞は、我が国において化学・化学技術に関連する啓発・普及活動を通じて、化学・化学技術に対する社会の理解を深めることに貢献している個人および団体に授与される賞で、佐藤教授は『個別実験で共に楽しみ科学の芽を育む地域活動』の功績が認められ、個人部門での受賞となりました。佐藤教授は「これまで長年にわたり、小さな子どもたちから高校生まで、様々な年齢の子どもたちと実験講座で接してきました。「できた!」「わかった!」「おもしろい!」そんな参加者の声を聴くと、私も一緒に活動する本学学生たちも幸せな気持ちになります。子どもたちの科学の芽を育み、将来さまざまな分野で活躍してくれることを願って、これからも続けていきたいと思います。」と受賞の喜びを話しました。なお、表彰式は2022年3月8日(火) 13:00~13:50にオンラインで開催されます。(参考)一般社団法人日本化学連合とは、公益社団法人日本化学会、公益社団法人化学工学会など我が国の化学および化学技術関連学術団体の連合体として、化学と化学技術の振興を通して社会に貢献することを目的に設立された団体。個人会員約8万人。【本件のポイント】●一般社団法人日本化学連合主催「化学コミュニケーション賞2021」において、本学教育学部 教育学科 佐藤 美子教授が化学・科学技術に対する社会の理解を深めることに貢献したとして、「化学コミュニケーション賞2021」審査員特別賞を受賞●佐藤教授は「個別実験で共に楽しみ科学の芽を育む地域活動」の功績が認められ、個人部門での受賞●表彰式は2022年3月8日(火) 13:00~13:50にオンラインで開催【関連リンク】一般社団法人日本化学連合 化学コミュニケーション賞2021 佐藤 美子教授のプロフィール・研究分野 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月26日雪が積もると、作りたくなる雪だるま。雪がめったに積もらない地域の人なら特に、積雪があると遊びたくなってしまうものでしょう。甲斐さくら(@FeBnBJJ5TWVx3yA)さんはある日、驚くような光景を目にしたそうです。その写真がコチラ。階段、登れないw(゜o゜)w pic.twitter.com/RxF5Ozhwq9 — 甲斐 さくら (@FeBnBJJ5TWVx3yA) January 20, 2022 小さな雪だるまが、等間隔に置かれています!階段全体の写真もご覧ください。甲斐さんが撮影した場所は、とある大学の階段なのだとか。大学に所属する学生が小さな雪だるまを大量に作り、階段に並べたのかもしれません。まるで、小さな雪だるまが大学へ入ることを邪魔しているかのようです!この投稿には、驚きの声が寄せられました。・なんじゃこりゃー!・遊び心がかわいい!・よく見たら、置かれている間隔が階段ごとに違う!こだわりがすごい。・いや、すごい!これは登れない。この雪だるまを作った人は、たくさんの人が驚き笑ってくれることを想像しながら、せっせと並べていたのでしょう。イタズラを行った人の思惑通り、小さな雪だるまの大群は多くの人を驚かせました!ただし、誰かが雪だるまを踏んで転ぶと危険です。真似するのはやめましょう![文・構成/grape編集部]
2022年01月21日記憶力スクールを展開する「記憶の学校」(東京都千代田区)は、日本大学生産工学部 機械工学科(千葉県習志野市、教授・綱島 均)と共同研究を開始します。近年、競技者が急増し注目を集めるメモリースポーツ(記憶した能力を披露し競う競技)の習得者と未習得者の脳活動をポータブルNIRS(近赤外光による脳血流計測装置)で測定し、それぞれの特徴や相違点を分析。そのデータを活用することで記憶力アップのメカニズムを科学的に解析し、新しいサービスの創造や効果の高い記憶術を開発していきます。脳活動の共同研究■目指すは「記憶力の見える化」 記憶力日本一が立ち上げた“記憶の学校”とは?日本一の記憶王日本一の記憶王・大野は、「1時間でランダムの数字を記憶」の競技において1,624桁の数字を完全記憶するなど、18種目あるメモリースポーツのうち10種目で日本記録を保持しています。今でこそ記憶王として活躍しているが、記憶力を身につけたきっかけは、運転免許の筆記試験に2度不合格し、自身の暗記力のなさにショックを受けたことから始まったとのこと。元々の才能ではなく、後天的に身に付けた独自の記憶法は、大野が講師代表を務める記憶力スクール「記憶の学校」の生徒にも受け継がれ、約8,000人以上の受講生が記憶術を身につけ記憶力を向上させています。■乱立する記憶力スクール 共同研究の背景と今後の展望スマートフォンの普及により検索すれば情報が手に入るようになった現代において、物事を記憶する機会が少なくなり記憶力低下を感じている人が急増。その根本的解決策として、“記憶の学校“をはじめとする記憶力スクールの需要も高まり、記憶力スクールも増加しています。しかし、従来の研究では、このような記憶力向上プログラムに対する、科学的根拠に基づいた効果検証システムは確立していないのが現状です。よって本共同研究では、“記憶の学校”が提供する記憶力向上プログラムの受講生の脳活動を分析し、記憶術を習得する過程で変化する脳活動を計測。記憶力向上プログラムの教育効果の検証を進めることを目的としています。この検証を通して、効果的に記憶力を向上させるプログラムの開発を目指します。<プロジェクトの概要>研究題目 :記憶術習得者と記憶術未習得者における記憶時及び記憶再現時の脳活動の特徴・相違の分析期間 :2021年9月1日~2022年3月31日共同研究代表:ACラーニング株式会社 代表取締役社長 星野 昌之日本大学生産工学部 機械工学科 教授 綱島 均<大野元郎の大会での記録>・【数字記憶】1,624桁の数字を1時間以内で完全記憶・【スピード数字記憶】312桁の数字を5分以内で完全記憶・【年表記憶】80個の架空の年表を5分以内で完全記憶・【バイナリー記憶】2,760桁の「0と1の数字の並び」を30分以内で完全記憶・【総合ポイント】記憶力競技において、4,633ポイント獲得など。【記憶の学校 公式サイト】 ■会社概要会社名: ACラーニング株式会社所在地: 東京都千代田区神田須田町1-12-9 富士第一ビル4階連絡先: 03-6260-9625URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月06日この度、ミライラボバイオサイエンス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:田中 めぐみ)代表取締役 田中夫妻は、個人として、ワシントン大学(米国ミズーリ州セントルイス)における抗老化研究への寄付を始めとする多大な貢献を認められ、同大学の医学部発生生物学部門・医学部門教授として大きな功績をあげる今井 眞一郎教授に、そのファミリーの名前を冠した「M. and T. Tanaka Family Distinguished Professor in Aging Research」の称号が授与されました。「Distinguished Professor」は米国の大学における最高称号。日本人ファミリーの名前を冠した称号は、ワシントン大学の150年以上にわたる歴史の中で初めてという歴史的快挙となりました。現地時間2021年12月15日(水)には同大学内にて称号式が執り行われ、同大学学長Andrew D. Martin、医学部長David H. Perlmutter M.D.、発生生物学部門長Lila Solnica-Krezel,PhD、Jeffrey I. Gordon M.D.(ジェフリー・ゴードン教授)、Samuel Klein M.D.(サミュエル・クライン教授)ほか、抗老化研究の最前線で活躍する方々に温かくご祝福いただき、輝かしいメダルを授与されました。今井教授は、当社がメディカルサポート法人として関与する医療法人社団ミライ会・東京銀座ウェルネス&エイジングクリニックの理事も務める世界的な老化研究者。2016年に、NMN(ビタミンB3からつくられる成分)が「老化を抑え、寿命を延ばす可能性がある」物質として国際的な医学専門誌で論文を発表して以来、世界的な老化研究をけん引しており、現在も、NMNの有効性について更なる研究を進めています。世界で初めてNMNニュートラシューティカル(NMNサプリメント)を世に送り出した当社は、今後、メディカルサポート法人としてサポートする、医療法人社団ミライ会・東京銀座ウェルネス&エイジングクリニックのプライベートリサーチクリニックとしてのアドバンテージを活用し、世界初の様々な臨床研究、特定臨床研究に協力していく予定です。今後もNMNのリーディングカンパニーとして、科学的根拠を持った「プロダクティブ・エイジング」の世界的な実現を目標に、Quality Of Lifeの向上につながる価値を追い求め、皆様により豊かで快適な生活をご提案して参ります。写真1写真1 上段 …Jeffrey I. Gordon M.D.(ジェフリー・ゴードン教授)左から…Samuel Klein M.D.(サミュエル・クライン教授)、今井 眞一郎教授夫妻、当社代表取締役 田中夫妻写真2写真2 左から…David H. Perlmutter M.D.(医学部長)、今井教授、Andrew D. Martin(学長)写真3写真3 左から…David H. Perlmutter M.D.(医学部長)、Andrew D. Martin(学長)、当社代表取締役 田中夫妻写真4写真4 左から…Lila Solnica-Krezel,PhD(発生生物学部門長)、当社代表取締役 田中 めぐみ、David H. Perlmutter M.D.(医学部長)写真5写真5 ワシントン大学 今井ラボのメンバー■この件に関するお問い合わせミライラボバイオサイエンス株式会社メール: info@mirailab-bio.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月28日工学院大学附属中学校・高等学校(校長:中野 由章、所在地:東京都八王子市)と国立大学法人電気通信大学(学長:田野 俊一、所在地:東京都調布市)は、2021年10月29日付でそれぞれの教育研究活動の充実・発展に資するため連携協定を締結し、12月17日に調印記念式を行いました。左:工学院大学附属中学校・高等学校 中野 由章校長 右:電気通信大学 田野 俊一学長2021年12月17日に電気通信大学で行われた協定締結式には、工学院大学附属中学校・高等学校の中野 由章校長と電気通信大学の田野 俊一学長が出席し、協定書の取り交わしを行いました。中野校長は、「この度、本校の特徴であるグローバル・リベラルアーツと数理情報工学を融合した、工学院らしい先進的教育『K-STEAM』を推進していくために強力なパートナーを得たことを大変心強く思っています。大学入学共通テストや来年度から始まる高等学校新学習指導要領における情報科は大きな変革の時を迎えており、工学院大学附属中学校・高等学校と電気通信大学が密に連携して教育活動を展開することは、双方にとって非常に有益なことだと考えています。」とコメントし、相互に連携を深め、協調していくとことが確認されました。今後は、電気通信大学教員による同中学校・高等学校への出張講義・講演や、電気通信大学の講義・実験等への同中学校・高等学校の生徒受け入れ、教育研究に関する情報交換及び交流、同中学校・高等学校の生徒と電気通信大学の学生の交流などの事業が予定されています。さらに両校は、相互の教育研究活動の交流等を促進し、我が国の学術及び科学技術の発展に寄与することを目的としたクロスアポイントメント協定を11月1日付で締結しました。クロスアポイントメントとは、研究者等が大学、公的研究機関、企業のうち、二つ以上の組織と雇用契約を結び、一定の勤務割合の下で、それぞれの機関における役割に応じて研究・開発及び教育に従事することを可能にする制度で、私立中学校・高等学校と国立大学法人の間で締結されるのは、他に類をみない取り組みです。クロスアポイント協定により、工学院大学附属中学校・高等学校の鐘ヶ江 暢子教諭が、電気通信大学アドミッションセンター特任准教授として着任しました。■工学院大学附属中学校・高等学校ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月17日明治大学理工学部の石田祥子准教授がこのたび、独立行政法人日本学術振興会の「第18回(令和3年度)日本学術振興会賞」を受賞しました。受賞テーマは「折紙に基づく展開構造の設計と力学的機能に関する研究」で、これは、折紙の形の変化を数学を使って計算することによって、役立つ製品や技術へと応用する「折紙工学」における石田祥子准教授の顕著な業績が認められたものです。授賞式は2月3日(木)に日本学士院で行われます。■受賞研究テーマ紹介宇宙で使用するソーラーセイルのように形状が大きく変化する構造を展開構造と呼びます。石田祥子准教授は、展開構造の設計に等角写像変換による数理学的手法を取り入れ、実用的な折線パターンを得る独自の手法を開発しました。また、折紙に力学的な視点を取り入れることにより、高い剛性を持ち形状変化も可能な展開構造や防振性能を有する展開構造といった工学的に有用な展開構造を生み出し、日本の伝統である折紙から生まれた構造に新たな機能や価値を創造しました。■石田祥子准教授のコメント大変名誉ある賞を賜り、身の引き締まる思いです。日本の伝統を人の役に立つ製品や技術へと活かせるのが折紙工学の魅力であり、それを実感することが研究への原動力になっています。人の役に立つもの、人を幸せにするものをつくるのは機械工学の原点。環境・エネルギー問題や防災といった社会が抱える課題に対し、折紙という新しい切り口で解決へと導けるよう、挑戦を続けていく所存です。■日本学術振興会賞について日本学術振興会賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を見いだし、早い段階から顕彰することで、その研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的としています。受賞対象者は、人文学、社会科学及び自然科学の全分野において、45歳未満で博士又は博士と同等以上の学術研究能力を有する者のうち、論文等の研究業績により学術上特に優れた成果をあげている研究者としています。令和3年度は、学術研究機関及び学協会から推薦された317名の候補者と前回からの候補者163名を加えた計480名の候補者の中から25名の受賞者が決定しました。石田祥子准教授の研究について紹介した動画をご覧になれます。ナショジオオープンキャンパス「拓こう、宇宙と暮らしの折紙工学」(URL: ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月17日明治大学国際日本学部の山脇啓造ゼミナールが、2021年12月20日に豊島区職員を対象とした「やさしい日本語」研修を担当します。研修の冒頭に山脇教授が講義を行い、その後、学生たちが実践的なワークショップを担当します。山脇ゼミでは、2018年度からやさしい日本語の普及啓発活動に取り組んでいます。2020年11月には、「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」の内容をわかりやすく解説する動画を制作しました。その動画制作に豊島区の多文化共生担当者から助言をいただいたことがきっかけとなり、昨年12月に豊島区職員を対象とした研修を初めて担当しました。前回は書き言葉についての研修でしたが、今回は話し言葉に焦点をあてます。なお、今回の研修にあたっては、出入国在留管理庁にもご協力をいただいています。■ 「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」とは2020年8月、出入国在留管理庁と文化庁が、多文化共生社会に向けたやさしい日本語の活用を促進するため、「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」を公表しました。山脇啓造教授はこのガイドライン策定の有識者会議の座長を務めました。「やさしい日本語」とは、難しい言葉を言い換えるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語のことです。ガイドライン策定の背景には、2010年代前半以降、全国で外国人住民が大きく増加したことがあります。コロナ禍によって現在、外国人住民はやや減少していますが、2021年6月末に約282万人となっています。特に多いのが東京23区で、豊島区では外国人住民の数は約2万4000人で、住民の9%を占めています。コロナ禍の中で、外国人住民への情報提供や相談体制の整備は喫緊の課題となっています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月14日明治大学 商学部の奈良沙織教授は、取締役会に占める社外取締役の比率が高いほど、企業のディスクロージャーが良いということを解明しました。2015年のコーポレートガバナンス・コード適用以来、日本では上場企業が社外取締役を積極的に登用しており、本研究はこうした取り組みの効果をデータで実証的に明らかにしたものです。社外取締役については、2021年6月施行の改訂コーポレートガバナンス・コードでも積極的な活用が議論されており、本研究はこうした取り組みを進める企業や投資家へ重要な示唆を与えると考えられます。研究の背景日本では2015年にコーポレートガバナンス・コードが適用されたことにより、上場企業では社外取締役の導入が進んでいます(図表1)。社外取締役の役割には監督(モニタリング)と助言(アドバイス)が挙げられ、理論的には社外取締役の監督と助言は取締役会の合理的な意思決定を促すことから企業価値を向上させるとされます。しかし、国内外の研究では社外取締役が企業パフォーマンスを向上させるという研究もあれば、明確な効果は確認されないとする研究もあり、社外取締役が企業パフォーマンスに及ぼす効果は必ずしも明確ではありません。一方、海外の研究では、十分な情報がないと社外取締役は監督や助言の役割を果たせないことから、経営者がディスクロージャーを拡充するため、取締役会に占める社外取締役の比率(社外取締役比率)が多いほど企業のディスクロージャーが良くなることが分かっています。しかし、日本で社外取締役の導入が進んだのは最近であり、社外取締役導入の効果をデータで実証的に明らかにした研究は十分にないのが現状です。本研究の成果と意義そこで、本研究では日本の取締役会構造の特徴と近年の制度変化に着目し、社外取締役比率と企業のディスクロージャーの関係について分析を行いました。分析の結果、社外取締役比率が高いほど、企業のディスクロージャーが良いことが明らかになりました。さらに、ディスクロージャーの内容として、(1)経営陣のIR姿勢等、(2)説明会等、(3)フェアディスクロージャー、(4)コーポレートガバナンスに関するディスクロージャーに着目し、これらと社外取締役比率との関係についても分析しました。この結果、全ての項目において社外取締役比率が高いほどディスクロージャーが良いことが明らかになりました。こうしたことから、近年の社外取締役を積極的に登用する取り組みは企業のディスクロージャーを全般的に向上させることにつながっており、投資家にとって好ましい情報環境を醸成していると考えられます。2021年6月から施行された改訂コーポレートガバナンス・コードでは、独立社外取締役比率の引き上げや取締役のジェンダーや国際性といった多様性についても議論されています。本研究の成果はこうした企業が取り組むべき課題に対して一定の示唆を持つものと考えられます。なお、本研究成果は証券アナリストジャーナル12月号に掲載されています。論文の情報奈良沙織、2021年、「社外取締役比率と企業のディスクロージャー」『証券アナリストジャーナル』第59巻第12号109-119ページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月08日東京工芸大学(学長:吉野 弘章、所在地:東京都中野区、以下 本学)の共同研究(工学部と芸術学部の共同による研究、代表:矢島 仁准教授)として制作された映画作品「笹色の紅・Grunen Metallglanz(以下、本作品)」が、2021年10月、ヘルシンキ国際教育映画祭「Helsinki Education Film Festival International, HEFFI2021」で、特別賞・最優秀芸術教育映画賞「BEST ART EDUCATIONAL FILM」を受賞しました。「笹色の紅・Grunen Metallglanz」本作品は、「江戸の昔に流行した笹色の紅化粧の色彩の謎、なぜ赤い紅花色素が緑色の光沢を見せるのか」を、工学と芸術を融合してまとめ上げた東京工芸大学独自の共同研究による映像作品です。従来、この現象に対してはゲーテ色彩論をベースにした非科学的な説明が通説となっていましたが、5年に渡る研究の結果として、赤い紅花色素が緑色光を吸収し緑色光を放射しているために生じていることを突き止め、学術論文での発表並びに一般に対する啓蒙を目的として10分45秒の短編科学映像に仕上げ解説しています。この取り組みは、伝統色の発色機構を化学と物理の壁を取り払って行われたものであり、縦割り教育が久しく続く教育界に、新しい学際的空気を供給する試みでもあります。受賞について、矢島准教授は「この映画祭は、特に観客とのディスカッションを大切にしている映画祭でしたが、コロナ禍により、現地に赴けずやむなくメッセージビデオでの舞台挨拶のみとなりました。会場に行ければ、実際に紅を使ってワークショップなどもできたと思い残念です。けれども、色の国際科学芸術研究センターの活動が、日本の伝統的な紅花色素をサイエンスとして世界に伝えられたことは大きな励みで、またアートとしての評価は意外でしたが大きな喜びです。長い間研究の中核を担ってくださった佐々木 麻衣子博士に感謝しています。受賞理由は明らかにされておりませんが、フィンランドでは 2019 年に同じテーマ、同じスタッフによる短編映画「紅」が美術館で上映されていることもあり、ジャポニズムに対する興味が大きいということも一因ではないかと思われます。」と話していました。■東京工芸大学東京工芸大学は1923(大正12)年に創立した「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、当初から「テクノロジーとアートを融合した無限大の可能性」を追究し続けてきた。2023年に創立100周年を迎える。【URL】 ■ヘルシンキ国際教育映画祭「Helsinki Education Film Festival International, HEFFI2021」映画を通じて教育と学習体験を向上させることを目的として毎年の9月から10月にかけてヘルシンキの教育機関や地元企業と共同で上映する他に、ワークショップ、ディスカッション、なども行われ、映画やビデオを通じて新世代を教育することを使命とした映画祭。授賞式はヘルシンキ現地時間の10月31日にリモートで行われた。【URL】 ■東京工芸大学・色の国際科学芸術研究センター工学部と芸術学部の両学部に共通する全学的なテーマとしての「色」を研究する、国内の大学では唯一の「色の国際科学芸術研究拠点」。「笹色の紅・Grunen Metallglanz」も、東京工芸大学・色の国際科学芸術研究センターの研究の一環によるもの。【URL】 ■「笹色の紅・Grunen Metallglanz」<研究>・佐々木 麻衣子(本学映像学科2016年卒・本学大学院工学研究科工業化学専攻博士後期課程2021年修了)・高橋 圭子(元本学工学部教授)・大嶋 正人(本学工学部教授)・平岡 一幸(本学工学部教授)・八代 盛夫(本学工学部教授)・山田 勝実(本学工学部教授)・矢島 仁(本学芸術学部准教授)<外国語監修>大島 武(本学芸術学部教授)<企画/制作>矢島 仁・佐々木 麻衣子・能勢 広 2021年作品 (10min. 45sec.) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月01日明治学院大学経済学部の犬飼佳吾准教授が代表を務める研究課題「デジタル身体性経済学の創成」が、文部科学省の科学研究費助成事業で、革新的な研究領域創成を目指す2021年度「学術変革領域研究(B)」に採択されました。この度、12月7日(火)にオンラインでキックオフシンポジウムを開催します。文部科学省 科学研究費助成事業「学術変革領域研究(B)」2021~「デジタル身体性経済学の創成」「学術変革領域研究(B)」は、次代の学術の担い手となる研究者による少数・小規模の研究グループが提案する研究領域です。挑戦的かつ萌芽的な研究に取り組むことで、学術の体系や方向を大きく変革・転換させることを先導し、日本の学術水準の向上・強化につながる研究領域の創成を目指しています。また、将来の「学術変革領域研究(A)」への展開なども期待される研究です。文部科学省「令和3年度科学研究費助成事業「学術変革領域研究(B)」新規の研究領域について」 ◆「デジタル身体性経済学(Digital Embodied Economics)」とは 情報通信技術の発達によって人間の身体が生み出すさまざまな情報が時空間を超えて流通するようになったとき、人間の社会活動、営みとしての経済活動がどのように変容するのか、また拡張した身体や自己がどのような未来を歩むのかについて、学術的な視点から解明しようという新たな学術領域です。行動経済学、心理学、脳科学、情報学などの専門分野を持つ研究者が領域を横断し、「行動経済学班」「脳科学班」「身体性情報ネットワーク班」の3チームとして、有機的に融合したアプローチによって未来の人間社会のあり方を探求します。身体の情報が時空間を超えて流通する次世代情報通信環境における人々の社会経済的意思決定を、延べ約1万人規模の大規模生態学的ライフログ研究、脳科学実験、扱うべき身体性情報から検討するなどしています。身体・時間・信頼を自在に超えた新たな価値を創出することが期待されます。◆「デジタル身体性経済学の創成」チームが探究する内容とメンバーA01 行動経済学班 ー大規模行動実験と生態学的ライフログ研究によるデジタル身体性経済学のモデル化「身体性情報の流通は人類をより良い未来に導くか」個人の利己性ゆえに社会全体にとっての最適解に到達することが難しい現状を、「デジタル身体性」によって克服することができるのか。身体感覚の共有や大規模な実証研究で、デジタル身体性が歩む未来の行動経済学モデルを検討しています。デジタル身体性経済学の根幹となる、デジタル身体のもたらす効果や身体の利己/利他性を探求します。研究者(敬称略):犬飼佳吾(明治学院大学)、塩澤康平(高崎経済大学)、中山義久(東京都医学総合研究所)●B01 脳科学班 ー自己感の変容をもたらすデジタル身体性神経基盤の解明「個体間の身体性情報の共有によって身体性はどこまで拡張するのか」個体間の身体性情報の共有は、他者の経験や感覚を自己のものとして捉える自己感覚の拡張を引き起こすと考えられています。このような技術が発展した際、人のもつ情動や意思決定はこれまでのものとどのように異なるのでしょうか。脳科学、神経科学的見地から、デジタル身体性社会における個人レベルでの影響を探求します。研究者(敬称略):細田千尋(帝京大学)、田中由浩(名古屋工業大学)●C01 身体性情報ネットワーク班 ー自己感の変容をもたらすデジタル身体性ネットワーク基盤の設計「デジタル身体性はどのような技術でかたちづくられるのか」デジタル身体性情報の流通や共有は、情報通信技術によって可能となります。近未来に起こりうる身体性情報を扱う技術はどのような姿をしているのか、どのような技術によって、身体の何を伝送するでしょうか。さらには、デジタル身体性が歩む未来はどのような姿をしているのかについて探求します。研究者(敬称略):渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、南澤考太(慶應義塾大学)、伊藤亜沙(東京工業大学)◆12月7日(火)にキックオフシンポジウム「Digital Embodied Economics Kickoff Symposium -デジタル身体性経済学の創成-」をオンラインで開催します「デジタル身体性経済学」の創成に向けて、プロジェクト推進者とともに一歩先の未来社会を考えるオンラインシンポジウムを開催します。「デジタル身体性経済学」とは何か、プロジェクトで生み出される未来の射程、遠いようで近い未来に起こるデジタル身体性経済を取り巻く社会像について議論します。「デジタル身体性経済学」が生み出す未来について、ともに考え、探求しましょう。日時 : 2021年12月7日(火) 15:30-18:00 ※オンライン開催人数 : 300名(先着順)参加費 : 無料詳細・申込サイト: スピーカー : 犬飼佳吾(明治学院大学)、細田千尋(帝京大学)、渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、田中由浩(名古屋工業大学)、伊藤亜沙(東京工業大学)、南澤考太(慶應義塾大学)、村田藍子(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)モデレーター : 小原和也(株式会社ロフトワーク、MTRLプロデューサー)対象者(こんな方におすすめです):「学術変革領域研究(B)」の取り組みに関心がある、本プロジェクトとのコラボレーションに関心がある、未来をつくり出すテクノロジーに関心がある、認知・行動・臨床などの心理に関する学術・研究開発に従事、情報・通信などの学術・研究開発に従事、社会学・経済学などの学術・研究開発に従事、脳科学・神経科学などの学術・研究開発に従事◆犬飼佳吾 経済学部 経済学科 准教授明治学院大学経済学部 犬飼佳吾 准教授2010年北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。エコール・ポリテクニーク(仏)客員研究員、大阪大学社会経済研究所講師を経て、2018年より現職。専門分野は行動経済学、実験経済学、神経経済学。経済学を軸に、ゲーム理論・心理学・神経科学などを融合しながら、人間の行動選択や意思決定のメカニズムに関する分野横断的な研究に取り組む。犬飼佳吾研究室 : 「明学の理由。」: 【研究に関するお問い合わせ】明治学院大学経済学部実験経済学研究室E-mail: embodied.econ@gmail.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月01日インクリメントP株式会社(本社:東京都文京区、以下「インクリメントP」)の代表取締役社長 CEO 杉原 博茂が2021年12月1日に東北大学グリーン未来創造機構の特任教授(客員)に就任したことをお知らせいたします。東北大学は東日本大震災の復興及び日本の新生に寄与するプロジェクトをはじめとする「社会にインパクトがある研究」を推進してまいりました。これらの研究や取り組みを基盤に、防災や脱炭素社会の実現を加速させる目的で2021年4月に新たに「東北大学グリーン未来創造機構」が設立されました。本機構では安心・安全で持続可能な未来社会に向けた教育・研究・社会連携活動を推進することにより、地球温暖化をはじめとする環境及び社会問題を解決することを掲げています。さらに、自然災害や感染症等のあらゆる災害に対してレジリエントで、且つ人々が心豊かに暮らすことのできるグリーン未来社会を実現することが期待されています。インクリメントP 代表取締役社長 CEO 杉原は、IT業界のリーダーとして約40年にわたる経験と、最新のテクノロジー技術への探求心を持ち続けています。「人のために」という信念に基づいて、最先端のテクノロジーを使いこなすことで、社会課題の解決と事業の成長を実現してまいりました。これからは、「地球のために」というより大きな視点で、地球温暖化をはじめとする環境問題や、自然災害や新たな災害など複雑で多様化した課題に対し、当社が保有する膨大なデータと最先端テクノロジーの融合により、地球で起こる現象を予測する“Geo-Prediction”な世界を実現することで課題解決へと導いていく所存です。さらに特任教授(客員)として、産学連携を強化し、これまで杉原が培ってきた知見と経験を、未来を担う教育や研究に活かし、俯瞰的な視点から研究成果を社会実装していくためのアドバイザーとして貢献することを目指します。■「東北大学グリーン未来創造機構(Green Goals Initiative)」について東北大学がこれまでに推進してきた東日本大震災からの復興及び日本の新生に寄与するプロジェクトや、東北大学が掲げるSDGsである「社会にインパクトある研究」の30プロジェクト等、これまでの活動を基盤として、さらに社会課題の解決へ挑み、グリーン未来社会の実現に向けた取り組みを加速させる目的として、2021年4月に設置されました。自然災害や感染症等のあらゆる災害に対してレジリエントで、且つ人々が心豊かに暮らすことのできるグリーン未来社会の実現を目指していきます。URL: ■インクリメントP株式会社について1994年、カーナビ用のデジタル地図事業をスタート、日本全国の地図整備からサービス提供まで一貫して手掛け、カーナビ向けの地図データや地図更新ソフト開発の他、「MapFan」ブランドで地図サービスを展開しています。現実世界の膨大な変化点をスピーディに収集、抽出、更新する独自の革新的な地図制作技術をもとに、高鮮度かつ高精度な地図の提供を実現するとともに、高度な自動運転の実現に不可欠な高精度地図の提供も行っています。さらに、人流データをはじめとする多様なビッグデータ・リアルタイムデータと地図を掛け合わせ、ロケーションインテリジェンスによる新たなサービスの創出に取り組んでいます。<2022年1月20日付で「ジオテクノロジーズ株式会社」に社名変更予定>私たちは2022年1月20日付で「ジオテクノロジーズ株式会社(英語名:GeoTechnologies Inc.)」に社名を変更いたします。新社名の「ジオテクノロジーズ」には、地球(Geo)と先端技術・テクノロジーを融合し、予測(Prediction)可能“Geo-Prediction:ジオプリディクション”な世界を目指す想いが込められています。少子高齢化、脱炭素、自然災害など、地球が抱える様々な課題を解決していく一助となるため、先を読むこと、”Geo-Prediction”を標榜し、社名に恥じないよう、地球のため、社会や人々のために心新たに努力してまいる所存です。デジタル地図・位置情報ソリューション、高精度地図の基幹事業においては今後も更なる強化をお約束すると共に、高鮮度、高精度、高品質なコンテンツデータを提供してまいります。そして当社が有するデジタルネイティブなビッグデータと最先端技術との融合によって、Metaverse(メタバース)の世界とSociety 5.0の実現を牽引し、 “Geo-Prediction”による、ESGに配慮した経営を目指してまいります。URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月01日工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)の西森 陸雄教授(建築デザイン学科)が設計した新宿アトリウムが、マスコミ文化協会が主催する「第1回S&D AWARDS」で初代グランプリを受賞しました。スクリーンに可動式の壁キネティック・ウォールを搭載することで、新しい立体的な映像演出を可能にしました。工学・建築・情報の要素を含んだこの空間で、新たなクリエイティブ表現に挑戦する「新宿アトリウムデジタルアートコンペティション」が開催されるなど、学生たちの創造の幅を広げる場として、審査員や投票者から多くの共感が集まりました。工学院大学 新宿アトリウム■第1回S&D AWARDS 概要『月刊サイン&ディスプレイ』に掲載された屋外プロモーションの中から、独創性や新規性のある優れた事例を選出するアワード。11のノミネート作品の中から、選考委員会による審査と同イベント来場者による投票によってグランプリ・準グランプリが決定しました。■設計 西森 陸雄教授(建築デザイン学科) 受賞コメント大学と社会をつなぐ新宿キャンパスの新しい顔として生まれ変わったアトリウムには、多様な専門領域の研究者やクリエーターが自分の思いを形にできるデジタルプレゼンテーション機能が必要だと考えました。いくつもの実験的な技術が使われたこのシステムが高い評価を頂けたことを大変光栄に思います。学生達による積極的な活用や、イベントなどを通じて地域連携の場となることを期待しています。■工学院大学 新宿アトリウム2020年にリニューアルされた新宿キャンパス1階にあるアトリウム空間。高さ12.8m、幅16mの巨大スクリーンに可動キューブがうごめくキネティック・ウォール(常設 国内初※1)を備えた、多目的学園ホールです。映像・音響・照明を組み合わせた多彩な演出表現が可能です。キネティック・ウォールを活かしたコンテンツを制作する「新宿アトリウムデジタルアートコンペティション」が開催されるなど、学生たちにとって最先端のテクノロジーとアート表現を融合させる巨大な実験の場となっています。また、2020年には新宿アトリウムで有名アーティストのオンライン配信ライブが開催されました。大学と社会の接点として、音楽やアート活動、地域交流など幅広い利用が期待されています。 ※1 常設設備として国内初 2021年11月現在「新宿アトリウムデジタルアートコンペティション」最優秀作品■新宿アトリウムの設備・特徴1. キネティック・ウォール(動く壁)スクリーン中央部分の壁(6m×4.8m)が凹凸に可動し、従来の枠組みを超えた立体的な映像表現が可能です。シンプルな映像信号で制御が可能なため、多分野の人々が、アイデア次第で多様なデジタルアートを実装できます。また、高品質のLEDが内蔵されており、内側から繊細に発光することで表現の幅を広げます。2. 最先端のプロジェクションマッピング設備大規模キャンバスに最適化された最先端のプロジェクションマッピング設備を搭載。30,000ルーメンの高輝度、4K(3,840×2,160pixcel)解像度で、ディテールまで鮮明に映し出します。横16m×縦12.8mの巨大スクリーンで繊密な映像を楽しめます。3. 3D立体音響システムスピーカー8台とサブウーファー1台に囲まれ、空間全体で立体音場を生成する3Dオーディオシステムを導入しています。リスニングポイントが限定される一般的な「サラウンドシステム」とは異なり、複数の音像を前後左右上下遠近に定位および移動させることができるため、没入感ある3D環境音を再生することが可能です。4. 環境演出床にはオーク材を使ったパーケットフローリングを全面に取り入れるなど、アトリウム全体が木材を活かした、モダンで洗練された空間になっています。日中は、常時スクリーンに環境コンテンツが流れ、その場にいる人々の創造性を刺激します。イベント会場としての機能も併せ持ち、スクリーン下の壁面には、折り畳み式舞台が収納されています。常設では国内初のキネティック・ウォール最先端のプロジェクションマッピング設備を搭載 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月18日芝浦工業大学(東京都港区/学長:山田純)建築学部建築学科 栗島英明教授と工学部土木工学科谷田川ルミ教授は、九里学園高等学校(山形県米沢市/理事長・学園長:九里廣志)において、カーボンニュートラルシミュレーター(以下、CNS)を使用した地域脱炭素に向けた探究授業を実施しました。CNSは、基礎自治体別に2050年の脱炭素化を実現するための様々な対策についてシミュレーションするシステムです。今年度中に、基礎自治体が地域脱炭素戦略策定にCNSを活用する導入マニュアルを作成するとともに、学校教育における活用を目指した、教育プログラム(指導案・教材・評価方法)とそのマニュアルを作成し公開する予定です。■ポイント・九里学園高等学校でCNSを使用した脱炭素化に向けた探究授業を実施・CNSは千葉大学、東京大学と共同で開発した脱炭素政策を検討するツール・自治体や中学・高等学校向けのCNS導入マニュアルを作成する計画九里学園高等学校で実施した探究授業の様子■授業の詳細九里学園高等学校で試行した授業には、プログレスコース1~3年生の生徒46人が参加し、気候変動が山形県の置賜地域に与える影響について調べ、学習を進めました。そして、2050年に脱炭素を実現するための政策・技術・システムについて学んだうえで、1人1台のタブレットにインストールしたCNSを使用したバックキャスティングでの置賜地域の脱炭素に向けた検討を行いました。CNSを通じて学んだ成果の一部は、11月6日(土)に開催された「サイエンスアゴラ」で発表されました。授業で使用したCNSは、千葉大学を中心に本学と東京大学が基礎自治体での脱炭素政策を検討するために共同で開発したツールです。自治体別に2050年の人口、世帯数、就業者人口などの予測をもとに、2050年に稼働する住宅、非住宅、自動車台数などを算出し、省エネ投資をどの規模で行うのかを検討することができます。芝浦工業大学では、九里学園高等学校をはじめとして、鹿児島県立種子島高等学校や鹿児島県西之表市立種子島中学校、千葉県白井市立白井中学校などでの試行を通じて、CNSを活用した中学・高等学校の「総合的な時間/探究の時間」用の教育プログラムの開発を進めています。今後、その成果をまとめ、CNSを活用した教育プログラム(指導案・教材・評価方法など)とそのマニュアルを公表する予定です。■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 日本屈指の海外学生派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の理工系大学です。東京都とさいたま市に3つのキャンパス(芝浦、豊洲、大宮)、4学部1研究科を有し、約9千人の学生と約300人の専任教員が所属。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月17日明治大学文学部は、本学創立140周年記念事業として、演劇界における明治大学とシェイクスピアのかかわりを広く知っていただく機会を提供するため、「明治大学とシェイクスピア」と題し、展示会を開催いたします。本学は多くの演劇人を輩出していますが、彼らの多くがシェイクスピアの上演においても優れた成果を披露しています。また、何より今年で第18回を数える「明治大学シェイクスピアプロジェクト」(MSP)の伝統もあります。今回の展示では、こうした明治大学出身の代表的演劇人の功績を紹介し、同時に、MSPの全18回の活動を振り返ります。ぜひ、この機会に日本のシェイクスピア上演史の中で明治大学が果たしてきた貢献を実感してください。■ 《紹介予定の方たち(敬称略)》木下順二(劇作家/元文学部教授)、唐 十郎(劇作家、演出家、小説家/元文学部客員教授/2021年度文化功労者)、青木豪(劇作家、演出家/元文学部兼任講師)、谷 賢一(劇作家、演出家)、原田大二郎(俳優、明治大学シェイクスピアプロジェクト創設者)表1: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月11日東京工芸大学(学長:吉野弘章、所在地:東京都中野区、以下、本学)芸術学部デザイン学科の福島治教授が、11年に渡る、障害者アーティストの持つ才能を活用することで所得面を中心に社会参加を促そうとする事業「アートビリティ」などでの活動が評価され、このたび、「令和3年度『障害者の生涯学習支援活動』に係る文部科学大臣表彰」を受賞しました。東京工芸大学芸術学部デザイン学科教授 福島治福島教授は、11年に渡り、全国の障害者が制作したアートを様々な企業や団体に有料で貸し出すことにより障害者の社会参加や収入支援に結びつける事業「アートビリティ」において、作品審査員及びディレクターを務め、作品を商品化するためのブランドデザインを担当してきました。また、11年間の活動の中で、2018年から「JAGDAチャリティ展」の展覧会委員長を務め、著名デザイナーと障害者がコラボした様々な商品の展示・販売の企画を立案してきました。さらに、2020年からは、「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」の総合プロデューサーを務め、障害者の描いた約500点のアート作品を江東区深川地区の街中に展示する芸術祭を開催し、これらの活動を障害者の社会参画と生き甲斐の創出につなげてきました。福島教授は、2003年から本学芸術学部デザイン学科で教鞭を執る一方、2005年にはカンヌ国際広告賞金賞、2012年には世界ポスタートリエンナーレ・グランプリを受賞するなど国際的に評価されるデザイナーで、2011年に障害者のアート制作を支援する活動を開始して以来、長年にわたって障害者の生涯学習支援と普及活動に継続的に取り組んできました。福島教授の多岐にわたる取り組みの中でも、とりわけ障害者をアート制作によって社会とつなぐ「アートビリティ」(2011~2020年/審査委員兼ディレクター)、「JAGDAチャリティ展」(2018~2021年/展示委員長)、「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」(2020年~/総合プロデューサー)など、福島教授の長年にわたる先導的な活動が認められ、このたびの栄誉につながりました。■「『障害者の生涯学習支援活動』に係る文部科学大臣表彰」障害者が生涯を通じて教育やスポーツ、文化などの様々な機会に親しみ、豊かな人生を送ることができるよう、障害者の生涯を通じた多様な学習を支える活動を行う個人又は団体について、その活動内容が他の模範と認められる者に対し、その功労・功績をたたえ文部科学大臣が行う。(今年度受賞者58件。うち個人5件、団体53件。)【URL】: ■東京工芸大学 芸術学部1994年に芸術学部設置(所在地:東京都中野区)現在メディア芸術を中心とした7学科を有し、テクノロジーとアートを融合させた「メディア芸術」分野のプロフェッショナルを育成している。【URL】: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月08日工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)の樫原 徹准教授(建築デザイン学科)により設計された工学院大学附属中学校・高等学校屋内練習場が、このたび2021年度 グッドデザイン賞(公共の建築・空間分野、主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。道路側から撮影した同練習場練習場内からの景色グラウンド側から撮影した同練習場同練習場は、道路とキャンパス内のグラウンドの間にある幅約5m×長さ約61mの細長い空間に建てられました。建物がキャンパスと地域を分断する壁のような存在になることを避けるため、幅45mmの木製フレームを約90cm間隔で並べることで景色を見通せるファサードを実現しました。2020年7月より、同校の授業や部活動に利用されています。【デザインのポイント】1. 門型フレームで透明度の高いファサードを構成することで、キャンパス内と地域とのつながりを高めた。2. 鉄骨造が多いビルディングタイプを木造とすることで、まちに対する木の温かみの表現とCO2削減を試みた。3. 可動式のネットで仕切ることで運動場という機能に限らず、各種のイベントに使える開かれた建築とした。【グッドデザイン賞の審査員コメント】一般的に屋内練習場といえば、閉鎖的で薄暗く、倉庫のような空間がイメージされますが、この建築は、見付の細い集成材による柱梁フレームで構成することで、道路の境界を明示する塀のような存在でありつつも、実に透明感のある明るい空間を内包しています。細い集成材の列柱と背後の木立の相性も良く、さらに一層、建築としての存在感を消失させるランドスケープも印象的で、生徒たちがまるで森の中で活動しているようにも見える生き生きとした風景は、地域住民とのコミュニケーションを促進し、学校の存在が地域の活力につながるような良好な関係性を築き上げているように感じます。【樫原准教授コメント】野球選手たちが練習に励む姿が周囲に元気を与える公共建築となるよう願いを込めて設計しました。その点を審査員の方々にご理解いただき、頂戴した素敵なコメントに感激しています。このようなプロジェクトをご支援いただいたみなさまに改めてお礼申し上げます。さらにこのご縁をできるだけ大きく展開できるよう努力したいと思います。<グッドデザイン賞 工学院大学附属中学校・高等学校屋内練習場 紹介ページ> <工学院大学附属中学校・高等学校 施設紹介> 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月04日文部科学省の科学研究費助成事業(2019~2022年度)の一環として国際日本学部の横田雅弘教授、佐藤郡衛特任教授、山脇啓造教授、岸磨貴子准教授が立ち上げた「なかのダイバーシティ・プラットフォーム(NDP)」が主催するオンライン・セミナー「なかのダイバーシティDAY」が11月13日(土)に開かれます。これは、11月13日(土)~14日(日)の2日間にわたって開催される「中野にぎわいフェスタ2021」のプログラムの1つでもあります。同フェスタは、中野区最大級の複合イベントで、新型コロナウィルスの影響などによって、3年ぶりに開催されることになりました。■「なかのダイバーシティDay」は、3つのプログラムで構成されています。オンライン講演「ダイバーシティと教育」(11:00~12:00 担当:佐藤、岸)ダイバーシティと教育をテーマとし、佐藤特任教授は国内の事例を、岸准教授は海外(特にトルコとギリシャ)の事例を紹介し、共生のための教育的アプローチについて対談します。外国にルーツを持つ子どもたちが社会の一員として活躍することができるために私たちができることは何か、一緒に考えます。「オンライン・ヒューマンライブラリー」(14:00~16:15 担当:横田)差別や偏見を受けてしまいがちないわゆるマイノリティの方が、自らの意思で「本」となって貸し出され、読者と対話する世界的なイベントです。多様な方々と会って話してみることで、自分の偏見に気付いたり、世界の見方がちょっと変わるかもしれません。やさしい日本語「私たちがミュージック・ビデオを作った理由」(14:15~15:30 担当:山脇)「やさしい日本語」をテーマにラップで歌ったミュージック・ビデオ「やさしい せかい」。再生回数が17,000回を超え、各方面で話題になっています。ビデオ制作の目的と背景を制作関係者や出演した学生たちが語ります。▽プレスリリース:明治大学・山脇ゼミが電通ダイバーシティ・ラボに協力し「やさしい日本語」をテーマにしたラップ動画を制作( ) プログラムの詳細は、なかのダイバーシティDayの公式ホームページをご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月29日東京工芸大学(学長:吉野弘章、所在地:東京都中野区、以下、本学)は10月22日(金)に発表された、株式会社日経BPコンサルティングの「大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査 2021-2022」で、総合スコアランキング全国第1位となりました。東京工芸大学創立100周年ロゴこの調査は、「スマホ利用者への配慮があるか」「ストレスなく情報にアクセスできるか」をポイントに、株式会社日経BPコンサルティングが2004年(スマホサイト調査は2015年より実施)から毎年行っているものです。この度の調査で本学は、前年度の83.00から93.89へ大きくポイントを伸ばしました。本学は、誰もが見やすく使いやすいWebサイトの運営・維持・向上に努めています。2021年度は、サイト訪問者にとっての「使いやすさとは何か」を意識し、ひとつひとつ丁寧に検証・改善しながらサイトリニューアルを行ったことにより、昨年から10ポイントスコアを大きく伸ばし、全国第1位となりました。2023年に創立100周年を迎える本学は、この創立100周年を機に、今後は使いやすさ(ユーザビリティ)だけでなく、様々な訪問者が必要とする情報に簡単にたどり着けること(アクセシビリティ)にも配慮し、さらなるサイトの充実を図っていきます。そして、サイト訪問者にとって使いやすくわかりやすく大学の情報をお届けし、これらを通して本学の魅力をさらに知っていただけるよう努めてまいります。【大学スマホ・サイトユーザビリティ調査結果】 ■東京工芸大学東京工芸大学は1923(大正12)年に創設された「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、創設当初から「テクノロジーとアートを融合した無限大の可能性」を追究し続けてきた。工学部と芸術学部の2学部を有し、工学部の学生は1年次に写真とデザインを学ぶことで芸術的なセンスを身につけ、芸術学部の学生はメディアアートを通して工学的な技術を身につけるという、一見相反する両分野を融合させた教育を実践している。2023年に創立100周年を迎える。【URL】: 東京工芸大学厚木キャンパス東京工芸大学中野キャンパス■大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査株式会社日経BPコンサルティングが大学サイトを8つの診断指標によりスコア化し診断する調査。調査方法はユーザビリティ(使い勝手・実用性)の観点から、米Googleの提唱するガイドラインなどを参考に、株式会社日経BPコンサルティングが独自に診断シートを作成。調査員が実際に全国267大学の大学サイトを閲覧し「見やすさ」や「操作のしやすさ」、「インタラクティブ」等の8つの指標からチェックし、結果をスコアとして算出。対象の大学サイトは、国立・公立・私立の267校。【URL】: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月26日株式会社ジーンクエスト(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 祥子)および、新潟大学医学部血液・内分泌・代謝内科研究室(新潟県新潟市、藤原 和哉特任准教授、曽根 博仁教授)は、日本人を対象としたゲノム解析による共同研究を通して、肥満度とニンジンの摂取頻度との関連に影響を及ぼす遺伝子型を初めて同定しました。また、この成果は専門誌「Nutrients」にて2021年9月30日に公開されました。◆研究結果の概要同じような食事をしてもなぜ人によって肥満度が違うのかという問題は、栄養学の大きな課題です。それぞれの人を作り上げている遺伝子全体の集まりをヒトゲノムといい、その基本情報の大部分は人類共通ですが、一部に個体別にみられる遺伝子の多様性(=多型)は、体質の個人差に影響することが知られており、現在遺伝子の多様性と、個体間の形質、形態、さらには生活習慣・生活習慣病などとの関連が世界的に研究されています。野菜を多く摂る人は肥満になりにくい、ということについても多くの研究で示されていますが、様々な野菜ごとに摂取頻度を細かく分類し、肥満度や肥満に関して、摂取頻度と遺伝子多型(一塩基多型・SNP、注1)の間に遺伝子・環境相互作用があるかを大規模かつ詳細に検討した報告は、これまでほとんどありませんでした。本研究では、日本人約1万2千人のゲノム情報とWebアンケート情報を用いてゲノムワイド関連解析(GWAS、注2)を行い、ヒトゲノム上で肥満度や肥満に関してそれぞれの野菜の摂取頻度とSNPの間に遺伝子・環境相互作用があるかを横断的に検討しました。その後、飲酒、喫煙、運動習慣、総野菜摂取などの、既知の肥満度と関連する因子の影響を除いて(補正して)、肥満度および肥満(BMI 25kg/m^2以上)に関して、ニンジン、ブロッコリー、ホウレンソウ・コマツナ、ピーマン・サヤインゲン、カボチャ、キャベツといったそれぞれの野菜の摂取頻度と相互作用のあるSNPを検索しました。その結果、表1に挙げたSNPsが肥満度に関して、それぞれの野菜摂取と相互作用があることが示唆されました(表1)。次に上記のSNPsの中で特に有意だったSNPに関して、肥満度と肥満について、野菜の摂取頻度とSNPの間にある遺伝子・環境相互作用について詳細に解析しました。その結果、ヒト12番染色体上のSNPのひとつであるrs4445711(図1)のGアレルをもつタイプにおいて、ニンジンの摂取頻度の増加と肥満度および肥満(の割合)の低下が関連していることが初めて明らかとなりました(図2)。肥満度との関連は、飲酒、喫煙、運動習慣、総野菜摂取などの、既知の肥満度と関連する因子の影響を除いても比較的強く維持されていました。図2 ニンジンの摂取頻度およびrs4445711遺伝子型と肥満度・肥満者の割合の関連さらに、rs4445711の影響を、男性と女性、年齢別に分けてそれぞれ解析した結果、男女間で影響に差はなく、若年でより強い関連が認められました。その他の野菜に関しても同様の分析を行いましたが、rs4445711と同程度に肥満度や肥満に相互的に作用するSNPはみられませんでした。ニンジンにはカロテノイドが豊富に含まれており、βカロテンの血中濃度は糖尿病やがんの発症、インスリン抵抗性を含む炎症系の指標と関連することが報告されています。なお本研究は、ニンジンの摂取頻度を増加させることで肥満度が低下するかを直接証明したものではなく、また、全エネルギー摂取量や調理法を含むニンジンの摂取方法、血中のカロテノイド濃度の情報などが含まれないことから、今後は、これらの要因の影響を含めたさらなる前向きの検討が期待されます。引き続きこのような遺伝子・環境相互作用の分析を活用し、肥満度や肥満に限らず、健康寿命の延伸を妨げる生活習慣病や動脈硬化疾患の予防に関して、治療や予防の個別化に役立つ科学的エビデンスを確立していく予定です。■用語解説注1 SNP(Single Nucleotide Polymorphism):ある生物種集団のゲノム塩基配列中に1%以上の頻度で見られる一塩基が変異した多様性を指します。注2 ゲノムワイド関連解析(GWAS):ヒトゲノム全体のSNPsの遺伝子型を決定し、SNPsの頻度と病気や量的形質との関連を統計的に調べる方法です。■図・表と解説図1 マンハッタンプロットの結果縦軸:今回の解析でのp-interaction横軸:SNPのポジションrs4445711は12番染色体のthioredoxin reductase 1 (TXNRD1)のイントロンに位置する。図2 ニンジンの摂取頻度およびrs4445711遺伝子型と肥満度・肥満者の割合の関連左:肥満度右:肥満(BMI 25kg/m^2以上)との関連rs4445711のGアレルをもつタイプにおいて、ニンジンの摂取頻度の増加と肥満度・肥満の低下が関連していることが分かる。表1 肥満度に関してそれぞれの野菜摂取において相互作用があるSNPs◆研究表題:Carrot consumption frequency associates with reduced BMI and obesity by the SNP intermediary rs4445711DOI:10.3390/nu13103478URL: ■企業情報社名 : 株式会社ジーンクエスト所在地 : 東京都港区芝五丁目29番11号 G-BASE田町設立 : 2013年6月20日資本金 : 110,000千円(資本準備金含む)代表者 : 代表取締役 高橋 祥子事業内容: 個人向け遺伝子解析事業URL : ■ジーンクエストリサーチについて「ジーンクエストリサーチ」は、国内外の企業、研究者等と連携し、主に遺伝子解析キットを通じて蓄積されたゲノムデータを活用し、遺伝子多型と体質、疾患に関する幅広い研究に取り組んでおります。研究活用に関して同意が得られたユーザーのデータを匿名化し、倫理審査委員会により情報の取扱い、提携先における利用目的等の承認を受けた上で、研究活用します。今後も、共同研究パートナー企業、研究者とともに、サービスと研究のシナジーを創出し、新たな価値の創出を目指し実現してまいります。当社では、共同研究の研究者、パートナー企業様を広く募集しております。ジーンクエストリサーチURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月13日工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)の鈴木 敏彦教授(建築デザイン学科)は、イタリア文化省や同国政府観光局などと企画した入館料無料のオンラインミュージアム、「地中海の中心に浮かぶ島 サルデーニャの建築と文化展」を2021年10月11日(月)から開催し、ミュージアム館長として携わります。「サルデーニャの建築と文化展」イメージヨーロッパ屈指の高級リゾート地としてにぎわうサルデーニャ島は、これまで島全体の特徴が日本に紹介される機会はあまりありませんでした。 展覧会では、現地の建築家と博物館の協力を得た一ヵ月にわたる徹底した現地取材を通して、サルデーニャ島の文化や建築、芸術に焦点を当てた本格的な映像展示を行います。19日の基調講演では藤森 照信特任教授(建築学部)が登壇し、世界遺産ヌラーゲ遺跡やその墓地に見る巨石文明について講演します。現地取材の内容は、2020年に刊行された書籍「NICHE(ニッチ) 07 地中海の中心に浮かぶ島、サルデーニャへ!」(工学院大学建築学部同窓会NICHE出版会編)に収録されており、展覧会は同書籍のコンテンツを拡充して開催されます。NICHEは建築とデザインの変遷を記録し、これまで計7巻発行していますが、企画展示が行われるのは今回が初めてです。書籍刊行当初は日本で展覧会を実施予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、オンラインミュージアムを開設することになりました。サルデーニャの登壇者は現地からの中継で講演します。公式サイトは10月11日(月)より公開されます。展覧会後、オンラインミュージアムは常設展示として継続される予定で、日本にいながら日常を忘れ、サルデーニャ島の美しい風景と文化に触れる貴重な機会を提供します。◆ 日本サルデーニャ ・ オンラインミュージアム「地中海の中心に浮かぶ島 サルデーニャの建築と文化展」 概要■基調講演:「ヌラーゲ遺跡や墓地に見る巨石文明」(藤森 照信 / 工学院大学特任教授) ほか日時: 2021年10月19日(火) 18時30分~21時00分申込フォーム(無料): ※基調講演概要・本展について (鈴木 敏彦 / 工学院大学教授、日本サルデーニャ・オンラインミュージアム館長)・サルデーニャの建築・文化 (エミリアーノ・カッペリーニ / サルデーニャから登壇)・サルデーニャの水の信仰 (陣内 秀信 / 法政大学特任教授)・ヌラーゲ遺跡や墓地にみる巨石文明 (藤森 照信 / 工学院大学特任教授)・サルデーニャと日本について (ジョヴァンニ・ピリアルブ / 日本サルデーニャ協会会長)■展覧会会場:日本サルデーニャ・オンラインミュージアム「地中海の中心に浮かぶ島 サルデーニャの建築と文化展」公式サイト: ※ミュージアムショップ、アートギャラリー併設。■展示内容:・プロモーションムービー 「地中海の中心に浮かぶ島サルデーニャの建築と文化展」のイメージを凝縮した動画・テーマ1 サルデーニャの歴史紀元前から1861年のイタリア統一までのサルデーニャの歴史、ユネスコの世界遺産に指定されたバルーミニのヌラーゲ遺跡、カリアリの中世の都市築城、初期キリスト教やロマネスクの教会、フェニキアとスペインの影響を受けたタロスの遺跡を紹介する。・テーマ2 サルデーニャの伝統工芸農業や漁業や家庭内で用いた籠、ロバに乗る時に背にかけた織物、1950年代以降の作家によるテキスタイルを展示する。・テーマ3 サルデーニャの文化海に囲まれ、山を抱く豊かな風景、仮面の祭礼、民族衣装のパレード、サルデーニャの食文化を紹介する。・テーマ4 サルデーニャの芸術サルデーニャが生んだ巨匠である芸術家のマリア・ライ(1919-2013)と、彫刻家のコンスタンティノ・ニヴォラ(1911-1988)が、ウラッサイの村に共作した屋内噴水を紹介する。■主催:サルデーニャの建築と文化展実行委員会■後援:イタリア文化省、イタリア政府観光局、サルデーニャ自治州、駐日イタリア大使館、日本サルデーニャ協会、工学院大学、公益財団法人窓研究所2020年度文化活動助成事業■館長プロフィール:鈴木 敏彦1958年東京生まれ。工学院大学建築学科修士課程修了。1984-1990年黒川紀章建築都市設計事務所、フランス新都市開発公社EPA marne早稲田大学建築学専攻博士課程を経て、2010年より工学院大学建築学部教授。北欧建築・デザイン協会副会長。日本フィンランドデザイン協会理事、日本バウハウス協会理事。2018-2019年には、ミラノ工科大学との共同研究で「お絵描き段ボールシェルター」をイタリア国内5か所で実施した。【NICHE(ニッチ)】工学院大学建築学部同窓会NICHE出版会 より2014年から刊行されている冊子。「大学の知的資源やネットワークを生かして社会に貢献する」という理念を掲げ、徹底した海外取材を通じて、建築とデザインの変遷を記録。日本および取材国の大学の研究者や博物館の学芸員に寄稿を依頼し、ニッチな話題を掘り下げている。これまで、台湾やヨーロッパ、工学院大学建築学部生がハイブリッド留学(R)で訪れるイギリス・カンタベリーなどを特集している。■紹介サイト: ※一部内容を公開していますNICHE(ニッチ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月11日芝浦工業大学(東京都港区/学長 山田純)建築学部 蟹澤教授・志手教授の指導のもと、同大生とマレーシアのトゥンク・アブドゥル・ラーマン大学(UTAR)の学生23人が共同で、BIMを用いた10日間の国際オンラインワークショップを実施します。テーマは、プレファブリケーション工法やユニット工法による建築構法デザイン。BIMの活用やオンライン共同作業の方法を模索します。建築向けBIMソフトウェアであるAutodesk REVITの操作をすでに学んでいることを参加条件として、学生たちは居住空間、共用空間、サービス空間の最適化を目指し、ユニットを組み合わせた高層住宅をデザインします。【ポイント】●芝浦工業大学とマレーシアUTAR大学の学生による国際ワークショップを開催●BIMを用いてオンラインによる国際共同作業に取り組む●プレファブリケーション工法やユニット工法による建築構法デザインがテーマ2018年にマレーシアで実施したワークショップの様子■ワークショップ スケジュール日程(10月):9日(土)期間 :1日目内容 :オリエンテーション[両国の建築紹介/自己紹介/チーム分け]日程(10月):11日(月)~12日(火)期間 :2~3日目内容 :前半[計画]日程(10月):13日(水)期間 :4日目内容 :特別講義[BIM/建設労働環境/現場見学など]日程(10月):14日(木)~15日(金)期間 :5~6日目内容 :後半[モデリング/工法計画]日程(10月):16日(土)期間 :7日目内容 :成果発表[各チーム発表/表彰]■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 日本屈指の海外学生派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の理工系大学です。東京都とさいたま市に3つのキャンパス(芝浦、豊洲、大宮)、4学部1研究科を有し、約9千人の学生と約300人の専任教員が所属。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月06日湖山医療福祉グループ(東京都中央区銀座、以下湖山G)は、職員にとって働きたい会社を目指し、通信制大学の星槎大学(神奈川県足柄下郡箱根町、以下星槎大学)と共同で、「こやませいさ大学」を10月から開校いたします。第一期生として湖山Gの社員3名がこやませいさ大学に入学し、新しい学びをスタートします。■開校の背景~医療・福祉で最も働きがいのある会社へ~社会の激しい変化の中で個々の価値観も多様化する現代、「仕事」と「学び」を分けるのではなく、「仕事」をしながら幅広い教養を身につけるために「学び続ける」ことは企業にとっても極めて重要になっていきます。それを実現する新しい学びの環境として、星槎大学は「かいしゃだいがく」という働きながら学びすすめることができる仕組みをつくりました。働く職員が会社の最も大切な財産(経営資源)であると考える湖山Gと、星槎大学の「かいしゃだいがく」の考え方が合致し、全く新しい発想の「こやませいさ大学」が誕生いたしました。医療・福祉業界では関連する資格を取得することで、キャリアアップが目指せますので、大学卒業と同時に国家資格【社会福祉士】を取得するカリキュラムをスタートさせ、社会での役割を担いながら学修に打ち込める画期的な取り組みを考えました。独自の資格取得、教育体制を整えることで、地域全体の福祉レベルを上げることにもつながると思っています。「こやませいさ大学」では社会人という限られた時間の中で、効果的に教養を得られるカリキュラムを導入し、多くの社員に成長の機会を提供していきます。その結果として、社員の働きがいを高め、個々の能力を最大限に引き出し、社員の力で会社を発展させることで医療・福祉業界に貢献できると考えています。SDGsのゴールである「④質の高い教育をみんなに」「⑧働きがいも経済成長も」を実現できる会社を湖山G全員で目指します。オンライン入学式の様子■「かいしゃだいがく」それぞれのメリット企業側・生涯学び続ける社員を育てる・優秀な高卒人財を採用し、大卒人財として育成・仕事や研修を大学の単位にすることができる・一旦は高等教育を諦めた人に機会を提供・団体、業界、地域など、スケールメリットをいかす・SDGs、ESGを踏まえた教育の展開・社員の定着率のアップ働く「人」側・学費負担少なく、大学で学ぶことができる・法人への愛着が深まる・自分のペースで学び進めることができる・学位(学士・修士等)や資格の取得・法人の支援のもと仕事に支障なく自己研鑽できる・仕事や研修を大学の単位にすることができる・将来に向けたキャリアパスが広がる・採用にあたり保護者の安心感を得ることができる・国家資格取得■こやませいさ大学の3つの特長湖山G社員が本学を受講しやすいように、次のような制度を設けます。①学費補助卒業までに必要な4年間の学費を法人が補助します。②国家資格取得に向けてのサポート社会福祉士国家試験受験資格取得のための実習などを通し、実践力を磨いていきます。③キャリアチェンジ(社会福祉士取得)資格取得し相談員へのキャリアチェンジを推進します。■湖山医療福祉グループ代表湖山泰成より自らが受けたいと思う医療と福祉の創造を理念に職員の健康を守る、職員の幸せな職場を創る、そのためには安全、安心な職場作りと成長出来る教育機関が必要だと思っています。そして職員の為に星槎大学様との教育プログラムを結ぶ事で、職員の成長が出来、施設貢献度も増えると考え、今から楽しみです。職員の質の向上と、それに見合った待遇を提供するこれこそがSDGs(持続可能な開発目標)ではないでしょうか。湖山代表(湖山医療福祉グループ)■今後の流れ今後は必要な方々に「かいしゃだいがく」をひろく利用していただき、会社同士の繋がりや結びつきを促す交流の場や学修の場を展開していきたいと思っています。今まで接点のなかった会社やその会社で働く方々との関わりから新しい商品や制度などが生まれると信じています。【湖山医療福祉グループとは】北は北海道から南は島根県まで、日本各地で高齢者施設や療養病床を運営し、医療と福祉を連携しながらさまざまなサービスを展開。医療法人10、社会福祉法人14、一般財団法人1、株式会社7、NPO 法人1 を擁し、現在は4つの病院・4 つの診療所、614 カ所の高齢者介護・福祉施設等を運営し、職員数は1万3000人超にのぼります。利益だけを追求するのではなく地域住民とともに歩み、ユニークな施設により人々の交流の場を作ることで地域に欠かせない存在となっています。【本件に関する問い合わせ窓口】湖山医療福祉グループ担当福原・大倉TEL:03-6274-6421URL: E-mail: recruit@koyama-gr.com 湖山医療福祉グループHP : 【星槎大学とは】星槎大学は2004年に文部科学省の認可を受け開学した通信制大学です。学部は共生科学部のみで、学部内には共生科学、初等教育、福祉、スポーツ身体表現、グローカルコミュニケーションの5専攻を開設しています。「人と人との共生」「人と自然との共生」「国と国との共生」の観点から分野の枠を超えて教育、福祉、環境、国際関係、スポーツ身体表現などの専門科目を横断的に学ぶことが可能です。また、学生は全国に在籍し、年齢層も幅広く10代から80代の方が共に学んでいます。科目総数は300科目以上で、ライフスタイルに合わせて学び方を自由にカスタマイズできるので、自分らしく学び続けることが可能です。星槎大学HP 「かいしゃだいがく」HP 星槎大学HP : かいしゃだいがくHP : ■星槎大学に関するお問い合わせ先星槎大学 横浜事務局連携担当中根・吉田TEL:0120-82-2686受付時間:平日12:00-18:00土日祝 12:00-17:00E-mail: renkei@seisa.ac.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月01日愛媛大学大学院教授が考案・自身の肥満を克服9月17日、その場で軽く跳ぶだけの手軽なダイエット法を紹介している新刊『国立大学教授・医師が考案 自身の肥満体形を克服した1分 ゆるジャンプ・ダイエット』が発売された。著者は愛媛大学大学院抗加齢医学(新田ゼラチン)講座教授で、愛媛大学医学部附属病院抗加齢・予防医療センター長、日本内科学会、日本老年医学会、日本抗加齢医学会などに所属している伊賀瀬道也(いがせみちや)氏。出版社は冬樹舎で、価格は1,300円(税別)となっている。軽くジャンプするだけでもOK マンションでも大丈夫ある日、得意としていた縄跳びの二重跳びを娘に披露しようとした伊賀瀬氏は、足がもつれて失敗。体力が落ちていることに衝撃を受け、トレーニングを考えるも、ジャンプするだけなら縄が不要であることに気づいたことから「ゆるジャンプ」を開始。その後、1年間で体重が10kg、腹囲が5cm減少した。「ゆるジャンプ」は有酸素運動であり、脂肪燃焼、血管の若返り、内臓脂肪減少、代謝アップ、腹部の引き締め、骨密度強化、足腰強化などの効果が期待できる。ジャンプとはいうものの、足が床から浮く程度でよく、マンションでも可能な運動である。新刊では1分間の「ゆるジャンプ」や食生活などのアドバイスを掲載。体験者はむくみの解消、めまい改善、快便、尿もれ改善などの効果も実感。器具不要の簡単エクササイズとなっている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※最新刊 - 冬樹舎
2021年09月23日小池徹平が10月からWOWOWにて放送される「准教授・高槻彰良の推察 Season2」に出演することが決定した。本作は、完全記憶力という異能を持つ民俗学の准教授・高槻彰良(伊野尾慧)と、人の嘘が分かるようになってしまったが故に孤独を抱える大学生・深町尚哉(神宮寺勇太)が、様々な怪異事件の謎解きを通じて、人とつながることの大切さを描いたヒューマンミステリー。現在、Season1がオトナの土ドラ枠で放送中だ。続くSeason2の舞台は、Season1から1年後。日本各地で起こる謎の失踪事件、それによって浮かび上がる高槻の過去。彼が異能を手に入れたのはなぜなのか?ついに“神隠し”という最大の怪異に迫っていく。今回新たに発表された小池さんが演じるのは、今作の重要なカギを握るフリーカメラマン・寺内一。ある事件の調査を依頼しに高槻の研究室にやってくる、不穏な空気を纏った人物だ。小池さんは「監督から金髪で演じて欲しいという要望もあり、原作にも出てこないオリジナルキャラということでとても楽しみにしていました」と今回の出演決定時をふり返り、「最終話まで目が話せない展開なので是非楽しみにしていて下さい」と呼びかける。また伊野尾さんは、小池さんについて「僕が子供のころからテレビで拝見していた方ですし、先輩方との共演作もたくさん拝見してきました。これまでテレビの中の存在だと思っていた方と今回ご一緒できると知って驚きましたし、とても嬉しいです」と喜び、神宮寺さんも「とても優しくて、僕がつまらないボケをしてもしっかりツッコミを入れてくださって、お兄ちゃんみたいだなと勝手に思っています。でも、お芝居はとっても怖いです(笑)」と小池さんについてコメントしている。そのほか、高槻の母・清花役に高橋ひとみ。各話のゲストには、矢田亜希子、粟野咲莉、長谷川純、萩原利久、田辺桃子、宮地雅子、武田航平、佐藤めぐみが決定した。なお、高槻たちの微笑みが印象的だったSeason1とは異なり、グッと凛々しい印象のポスタービジュアルも完成した。「准教授・高槻彰良の推察 Season2」は10月10日より毎週日曜日23時~WOWOWにて放送&配信。「伊野尾慧&神宮寺勇太 『准教授・高槻彰良の推察 Season2』 スペシャル対談!」Part1は10月1日(金)16時~、Part2は23時30分~ほかWOWOWにて放送(無料)&配信。「准教授・高槻彰良の推察Season1」第6話は9月11日(土)フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2021年09月10日第4回#なりたい大人 白熱授業大学入学共通テストの出願がスタートし大学進学への関心が高まる9月下旬、広域通信制・屋久島おおぞら高等学校は「大学でまなぶこととは?」をテーマに全国の中高生へオンライン授業を実施します。今回で4回目を迎える#なりたい大人白熱授業では東京大学教授池上高志さんと茂木校長が「大学でまなぶこととは」をテーマに対談します。複雑系・人工生命研究が専門の池上教授が考える「まなび」とは。進路や進学に迷いを感じている生徒へ大学に行く意味や大学選びの基準、志望校に合格するための勉強法など今の「大学」でまなぶべきことを全国の中学生や高校生に向けて熱く語ります。池上 高志氏プロフィール理学博士(東京大学、物理学,1989)京大基研、神戸大を経て、1994年より東京大学広域システム科学系・教授。専門は複雑系の科学、人工生命。2018年、ALIFE国際会議を主催。 2020年Conf.ComplexSystems,2019年SWARM国際会議などでの基調講演多数。著書に、が生命をつくる(青土社 2007),人間と機械のあいだ(共著、講談社、2016)、作って動かすALIFE(共著、オライリージャパン, 2018)など。また、アート活動として、Filmachine( with 渋谷慶一郎, YCAM 2006), MindTime Machine( YCAM, 2010),Scary Beauty( with 渋谷慶一郎, 2018), 傀儡神楽(2020)などを行っている。屋久島おおぞら高等学校2005年4月広域通信制高校として鹿児島県屋久島町に開校。8,000名を超える生徒たちが全国各地に在籍。「つながる場所、つなげる場所。なりたい大人になるために。」を教育理念としている。2021年4月脳科学者茂木健一郎氏が校長に就任。第4回白熱授業概要タイトル第4回 #なりたい大人白熱授業みらいの幸せと個性~大学でまなぶこととは?~登 壇 者池上 高志(東京大学教授)茂木 健一郎(脳科学者・屋久島おおぞら高等学校校長)とき令和3年9月18日(土)15:00~16:00内容オンライン授業(Zoom:先着1000名)茂木校長のなりたい大人白熱授業 | 通信制高校の屋久島おおぞら高等学校 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月06日明治学院大学は法学部グローバル法学科でワイン法を研究する蛯原健介教授のインタビューを公開しました。 明治学院大学 蛯原健介教授ワインの生産地を保護し、品質を維持するため、特にヨーロッパではさまざまな法的ルールが整備されてきました。2015年には、日本でもワインラベルの表示基準が定められ、産地や品種の表示について、初めて法律上の根拠をもつ明確なルールが示されました。蛯原教授は、日本でワイン法の概念がほとんど知られていなかった時期から研究に取り組んできた、ワイン法の第一人者です。ワインをグローバルとローカルの両方の視点から捉え、気候変動や外交、サステナビリティの観点など、さまざまな角度からワインを巡る法的問題への考察を深めています。インタビューでは、ワインというグローバルかつローカルな飲料の価値を守るため、複雑で奥深いワイン法が世界でどのように展開されているか、また、EUのワイン法では当初ラベルへの記載が許されなかったブドウの品種「甲州」が、いかにしてヨーロッパへの輸出に至ったかなど、印象的なエピソードを語っています。日本の大学で、ワイン法の授業を法学部で開講するのは本学だけと話す蛯原教授は、ワイン法の教育・研究を通じて、グローバルな問題を考えると同時に、地域特有の産品の価値を高め、ブランドを守り、地域の活性化に貢献することに意欲を燃やしています。●蛯原健介 法学部 グローバル法学科 教授2000年立命館大学大学院法学研究科博士後期課程公法専攻修了。博士(法学)。2000年4月、本学法学部に着任し、2018年より現職。専門分野はEU法、ワイン法、公法学。2006年から本学でワイン法の研究、教育を始め、大学では日本で唯一となる「ワイン法ゼミ」を担当しています。国際ワイン法学会理事。2014年に出版した著書『はじめてのワイン法』(虹有社)が、ワイン界で最も権威のあるOIV賞を受賞しました。明治学院大学 蛯原健介教授●インタビュー 「明学の理由。」明治学院大学では、2020年度より教員の研究に関するインタビュー「明学の理由。」のWebサイトへの掲載を開始し、社会において注目を集める先端の研究内容を紹介しております。メディア関係者をはじめ、学生、受験生、一般の方に興味深くお読みいただける紹介記事です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月03日Hey! Say! JUMP伊野尾慧が、連ドラ単独初主演となる『WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』で、King & Princeの神宮寺勇太と共演を果たすことが分かった。この度、ふたりの姿を収めたビジュアルが公開。また、両キャストと原作者のコメントもあわせて発表された。『准教授・高槻彰良の推察』Season1は、東海テレビ・フジテレビ系全国ネット オトナの土ドラにて、全8話が8月7日(土)〜9月25日(土)毎週土曜日に放送。Season2がWOWOW プライム、WOWOW オンデマンドにて10月に放送・配信される。澤村御影の小説を原作とした本作は、”異能“を持った准教授と“孤独”を抱えた少年の目線を通じて、“人とつながること”の大切さを描いたヒューマンミステリー。Season1では、1話完結の物語が展開し、「コックリさん」や「不幸の手紙」など、誰もが耳にしたことがある怪異現象や都市伝説にまつわる事件と、その裏に隠された孤独と救済を描くことで、人と人のつながりがもたらす希望を描く。人並外れた記憶能力を持つクールでオトナな民俗学准教授・高槻彰良を伊野尾が、その“バディ”となる、嘘を見抜く能力を持った大学生・深町尚哉を神宮寺が演じる。伊野尾、神宮寺、原作者、プロデューサーのコメントは以下の通り。伊野尾慧 コメント連続ドラマで初の単独主演という依頼に、すごく驚きました。皆さんに愛して頂ける作品になるように頑張りたいと思います。僕が演じる高槻彰良が、いろんな事件を解決していくのですが、単純に推理するというより、心の中というか、人の気持ちをひも解きながら解決に導いていくので、すごく難しい役だと思います。監督さんやプロデューサーさんの思いを聞きながら、キャラクターを作っていきたいです。神宮寺くんとは、これまであまり話す機会がなかったので、ドラマの仕事でガッツリ組むことができて楽しみです。 天然なのかなと勝手に思っていますが、これだけ長期間ひとつの作品に向き合ったら、自然と仲良くなるんじゃないかなと思っています。まだまだ大変な世の中で、ここ1年2年で寂しい思いや辛い思いをした方々が、沢山いらっしゃると思います。 でも解釈の仕方でポジティブになれることもあると思います。このドラマを見て“こういう解釈の仕方もあるんだ”とか、“こんなことで悩んでいるけれど、こういう風に解釈したら頑張れるかもしれない、心が楽になるかもしれない”など参考にして頂けたらいいなと思います。ドラマを見てホっとして、リフレッシュして頂ける、素敵な作品になるよう頑張ります!神宮寺勇太 コメント飛び跳ねるくらいにうれしくて、早く台本を頂けないかなとワクワクしていました。尚哉は、特殊な能力を持っていて、ナイーブな感情の持ち主なので、繊細に表現することを意識して臨みたいと思います。セリフに込められた尚哉の気持ちなどを深く考え、ひとつひとつの尚哉の感情を大切にしながら、芝居を楽しみたいと思っています。伊野尾くんは、人見知りなのかなと思っていたのですが、僕の方が人見知りしていたんじゃないかと思うぐらい、すごく話しかけてくれます。もっと会話がはずみ、会話のキャッチボールがパンパンできるように、そういった面も伊野 尾くんから学びたいなと思いました。長い期間撮影させて頂くので、仲良くなれるのを楽しみにしています。ドラマはミステリーですが、人とのつながりも描いた作品です。本当にいまは大変な時期で、心に何かモヤモヤし たものを持って、過ごしている方も多いと思います。尚哉も心の中に大きなものを抱えていますが、高槻准教授に 出会ったことで、人生が変わっていきます。このドラマを見て、皆さんのモヤモヤが晴れて、少しでもハッピーな気 持ちに、そして明日の活力になったらいいなと思っています。がんばります!原作 澤村御影 コメント『准教授・高槻彰良の推察』は、ありとあらゆる巡り合わせが良い作品です。担当編集に恵まれ、イラストレーター(鈴木次郎)さんに恵まれ、デザイナーさんに恵まれ、漫画家さんに恵まれ、読者様に恵まれ、本当に多くの方に愛していただ いて、大人気シリーズと呼ばれるほどにまでなることができました。でも、まさかドラマ化の運まで引き寄せるとは、 正直な話、全く思っていませんでした。最初に“ドラマ化の話がきています”と言われたときには、きっと実現しないんだろうなと思って“わかりました、一旦忘れます!”と元気よく返したくらいです(笑)。それなのに、気がついたら凄い方々でキャスティングが決まり、シリーズ構成案や脚本が届き、半分くらいしか実感のないままそれらをチェックする日々が始まり......ようやく8割ほどの実感を得たのが、完成稿の脚本の1ページめに原作として自分の名前を見たときでした。うわあ、本当 にドラマになるんですね!あらためてびっくりです!きっと初回放送日には、私の実感も十割に達するのではないかと思います。どうかドラマも多くの方に愛していただけますように。きっと良いものになると信じております。WOWOW 高江洲義貴 コメント・キャスティングについて「准教授・高槻彰良の推察」はタイトルの通り、主人公である高槻彰良のキャスティングが何よりも重要でした。クールで大人な雰囲気の高槻ですが、彼の心の根底にはやさしさや思いやりがあります。伊野尾さんの普段のお姿を拝見するに、高槻役にとって何よりも必要なそのやさしさや思いやりを強く感じることができたので、今回オファーさせていただきました。一見、これまでの伊野尾さんの持つパブリックイメージとは違う役ですが、伊野尾さんでしか表現できなかった“高槻彰良”となっております。神宮寺さんも普段のイメージとは真逆の役に挑戦してもらっています。あの King & Prince に地味で誰とも心を通わせないで良いと思っている青年を演じてもらっているのです。ただ、ご安心ください。神宮寺さんはその孤独感や変化をとても繊細に演じています。撮影現場ではこの二人のお芝居の化学変化が何度も起きています。早く皆様にお届けして、この喜びを共有したいです!放送まで、楽しみにお待ちください。・作品について今回で3度目となる東海テレビさんとの共同製作。その題材をどうするか、いろいろと原作を探している中で出会ったのが本作「准教授・高槻彰良の推察」でした。“呪いの藁人形”や“コックリさん”、“神隠し”、“天狗”など、誰しもが一度は興味を抱いたことのある“都市伝説”や“怪談話”や“妖怪”のエピソードが随所にちりばめられ、その雑学を知れるだけでも面白いのに、主役の高槻彰良、深町尚哉はもちろんのこと多くの魅力あるキャラクターが作品を彩っており、さらには高槻自身の“謎”に引き付けられ一挙に当時出ていた分のシリーズを読破して、思いました。これはドラマ化したいと。今こうして実現に至れたことは、原作の澤村先生含め、多くの関係者の皆様のおかげで、感謝しかありません。視聴者の皆様には、夏の夜中にちょっぴり怖くて、ほっこりできて、少し知識が増えて、ワクワクできる民俗学ミステリードラマを楽しんでいただければと思います。東海テレビ 松本圭右 コメント・キャスティングについて今回、伊野尾さん、神宮寺さんとご一緒するにあたり、最初にお願いしたことは「これまでのお二人のイメージを超越したい!」ということ。このドラマ自体が「現象」をどう「解釈」するか、が軸になっているのですが、だからこそ、伊野尾さん、神宮寺さんに対するこれまでの世間からの「解釈」を変えてみたい!と思ってしまいました。とは言え、どう「解釈」されているかは十人十色、玉虫色です。ならば、ご自身が新しいと思うことをやってもらうしかない、と脚本づくりでも現場でもお二人に挑戦状をたたきつけるつもりで作品作りに邁進させてもらっています。伊野尾さんには「オトナ」「クール」というキーワード、神宮寺さんには「孤独」「地味」というキーワードからスタートしましたが、そんなキーワードすら超越するような新しい顔が次々と現場で生まれておりますので、新しいお二人の一面をぜひ楽しみにして頂ければと思います。・作品について原作は澤村御影さんの人気「民俗学ミステリーシリーズ」です。「民俗学」って聞きなれない学問だと敬遠されるかもしれませんが、実はめちゃくちゃ面白い学問です。コックリさんは実は科学的に解明できる! 不幸の手紙の始まりは実は幸福の手紙だった!? など聞けば「へえ」となり、思わず誰かに話したくなるような雑学満載、知って得する1時間になっています。「准教授・高槻彰良の推察」はWOWOWさんと組ませて頂く共同製作ドラマとしては第三弾となります。「犯罪症候群」「ミラー・ツインズ」とオトナの土ドラだけでは出来ない重厚な世界観をWOWOWさんと組むことで成し遂げてきましたが、今回はそこにさらに「その女、ジルバ」「最高のオバハン」で新たに切り開いた土ドラ流の人生への後押しとなる「やさしさ」を加味してみました。これまでの共同製作とはまた違った味わいもお届けできると思いますので、ぜひご覧ください。『WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』Season1:東海テレビ・フジテレビ系全国ネット オトナの土ドラ8月7日(土)〜9月25日(土)全8話毎週土曜日23時40分〜24時35分Season2:WOWOW プライム、WOWOW オンデマンド10月〜放送・配信予定※放送日時は後日発表
2021年06月17日アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』の伊野尾慧さんが、2021年夏に放送予定のテレビドラマ『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ准教授・高槻彰良の推察』で初主演を務めることが分かりました。伊野尾慧、初主演ドラマ完全記憶能力を持つ准教授役澤村御影さん原作、『准教授・高槻彰良の推察』シリーズ(角川文庫/KADOKAWA)の実写ドラマ化となる、今回の作品。都市伝説などを巡る怪異事件の謎解きを通じて、『人とつながること』の大切さを描いた、ヒューマンミステリー作品です。伊野尾慧さんが演じるのは、完全記憶能力を持つ、クールでオトナな准教授・高槻彰良。また、伊野尾慧さんと劇中でバディを組むのは、アイドルグループ『King & Prince』の神宮寺勇太さんです。『地味なメガネ大学生役』という設定のため、キラキラオーラを封印した姿で新境地の開拓に挑むとのこと。伊野尾慧さんにとって、初の主演ドラマとなる『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ准教授・高槻彰良の推察』は、Season1が2021年8月7日から東海テレビ・フジテレビ系全国ネットの『オトナの土ドラ』枠で放送開始予定。また、2021年10月からは、Season2が『WOWOW プライム』、『WOWOW オンデマンド』でも放送・配信予定です。[文・構成/grape編集部]
2021年06月17日