HOSEIミュージアムは、法政大学市ケ谷キャンパスにて2023年度春学期企画展示「都市と大学―法政大学から東京を視る―」を開催します。本ミュージアムでは、2020年4月の開設にあわせて開設記念特別展示「都市と大学―法政大学から東京を視る―」を開催しましたが、新型コロナウイルス感染症の発生・拡大による緊急事態宣言下となり、多くの皆さまにご来館いただく機会とはなりませんでした。そこで、このたび、ミュージアム開設準備募金をもとに制作された映像シリーズ「法政大学の歴史・個性・文化」の公開開始と連動して、リニューアル展示を開催します。本展示では、都市空間として発展・変容していった近現代の東京の姿を法政大学の歴史のなかから捉え直すとともに、東京という空間の観点から本学の歴史を再考します。ミュージアム・サテライト市ケ谷も併せてご観覧ください。HOSEIミュージアム2023年度春学期企画展示「都市と大学―法政大学から東京を視る―」【「都市と大学―法政大学から東京を視る―」の開催概要】■会期2023年5月12日(金)~2023年8月25日(金)■会場HOSEIミュージアム ミュージアム・コア(東京都千代田区九段北3-3-5 法政大学九段北校舎1階)■展示内容1. 「腕力世界」から「法律世界」へ―東京法学社の創立―・東京法学社の創立法政大学の起源の一つである東京法学社と当時の最先端の「法学知」を求めて東京に集う3名の創立者を紹介します。・神田地区の法律学校明治初頭に神田地区に集った私立法律学校を大きな地図で紹介し、神田学生街の形成について考えます。2. 「自由と進歩」の精神―法政大学における学風の形成―現在の学風でもある「自由と進歩」の精神が育まれた1930年代、この市ケ谷の地で花開いた学生文化を紹介します。※展示の詳細は下記ウェブサイトをご確認ください。HOSEIミュージアムウェブサイト ※ミュージアム・サテライト市ケ谷は、市ケ谷キャンパス外濠校舎6階およびボアソナード・タワー26階にございます。【HOSEIミュージアム映像シリーズ「法政大学の歴史・個性・文化」について】HOSEIミュージアムでは、デジタル・コンテンツによる事業を一層積極的に展開するため、本ミュージアム開設準備募金を活かして映像シリーズ「法政大学の歴史・個性・文化」(10本を予定)の制作を開始しました。このたび2022年度制作分2本を、ミュージアム・コアで映写するとともに、HOSEIミュージアムYouTubeチャンネルにて公開しておりますので、併せてご覧ください。(1)「法政大学の歴史・個性・文化」vol.1(約8分)「腕力世界」から「法律世界」へ―東京法学社の創立― (2)「法政大学の歴史・個性・文化」vol.2(約8分)「自由と進歩」の精神―法政大学における学風の形成― 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月12日愛カツ編集部がお届けする「愛カツ漫画」。前回の話に引き続き、大学教授のことが気になっている女性からのエピソードを紹介します。たとえ学生であっても、慰謝料を請求される可能性は十分にあります。浮気によって仕事だけでなく、大学生活も失ってしまった主人公。浮気で人生を壊してしまうなんてことは、絶対に避けたいものですね。作画:しのささむつ原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年03月31日芝浦工業大学は、2023年4月1日より本学の特別招聘教授に就任する建築家 坂 茂氏と、本学学生によるトルコ・シリア大地震人道支援プロジェクトを発足いたしました。トルコ・シリア大地震に人道的な立場から支援で未曽有の大災害が襲ったトルコ・シリアの状況は厳しさを増しており、緊急支援活動の一環として、被災した人々へ全世界から衣食の物資供給等が行われています。トルコ・シリア大地震で被災した住民への仮設住宅を建設するため、坂 茂氏とともに本学学生100名以上のボランティアによって、豊洲キャンパスにて現地で使用する紙管仮設住宅の試作棟の建設が行われました。今後の活動についてはウェブ等で追って報告いたします。芝浦工業大学も人道的な立場から支援を行うべく、皆様にも寄付のご案内をさせていただきます。ご賛同いただける方は、各キャンパスに設置した募金箱、または専用の寄付口座へお振込みください。募金詳細【募金設置場所】豊洲キャンパス:教室棟2階エスカレーター付近、本部棟4階、セガフレード前、銀座シシリア前大宮キャンパス:2号館学生課窓口【寄付講座】三菱UFJ銀行(0005) 東松原支店(319)口座番号:(普) 0036997口座名義人:トクヒ) ボランタリーアーキテクツネツトワーク※募金箱へご協力いただいた寄付金につきましては、上記NPO法人が管理する寄付口座へ責任をもって送金いたします。【受付期間】2023年3月6日~(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年03月28日芝浦工業大学(東京都港区/学長 山田 純)は、2023年4月1日より本学の特別招聘教授に就任する建築家 坂 茂氏と、本学学生によるトルコ・シリア大地震人道支援プロジェクトを発足いたしました。未曽有の大災害が襲ったトルコ・シリアの状況は厳しさを増しており、緊急支援活動の一環として、被災した人々へ全世界から衣食の物資供給等が行われています。トルコ・シリア大地震で被災した住民への仮設住宅を建設するため、坂 茂氏とともに本学学生100名以上のボランティアによって、豊洲キャンパスにて現地で使用する紙管仮設住宅の試作棟の建設が行われました。今後の活動についてはウェブ等で追って報告いたします。芝浦工業大学も人道的な立場から支援を行うべく、皆様にも寄付のご案内をさせていただきます。ご賛同いただける方は、各キャンパスに設置した募金箱、または専用の寄付口座へお振込みください。下記アドレスからも寄付の手続きができます。 完成した紙管仮設住宅の試作棟学生ボランティアによる作業の様子【募金設置場所】豊洲キャンパス:教室棟2階エスカレーター付近、本部棟4階、セガフレード前、銀座シシリア前大宮キャンパス:2号館学生課窓口【寄付講座】三菱UFJ銀行(0005) 東松原支店(319)口座番号 :(普) 0036997口座名義人:トクヒ) ボランタリーアーキテクツネツトワーク※募金箱へご協力いただいた寄付金につきましては、上記NPO法人が管理する寄付口座へ責任をもって送金いたします。【受付期間】2023年3月6日~【建築家 坂 茂氏 プロフィール】東京生まれ。1985年、坂茂建築設計を設立。95年、災害支援活動団体 ボランタリー・アーキテクツ・ネットワーク(VAN)設立。紙管を使った災害時の復興住宅などで知られる。主な作品に「大分県立美術館」「静岡県富士山世界遺産センター」「ラ・セーヌ・ミュージカル」などがある。プリツカー建築賞(2014)、フランス芸術文化勲章コマンドゥール(2014)、マザー・テレサ社会正義賞(2017)、紫綬褒章(2017)、メリディアン文化外交賞(2022)アストゥリアス皇太子賞平和部門(2022)など数々の賞を受賞。2023年4月1日から芝浦工業大学の特別招聘教授に就任。坂 茂【芝浦工業大学とは】工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 日本屈指の海外学生派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の理工系大学です。東京都とさいたま市に2つのキャンパス(豊洲、大宮)、4学部1研究科を有し、約9千人の学生と約300人の専任教員が所属。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月27日明治大学大学院農学研究科 環境バイオテクノロジー研究室の西井 麻貴(博士前期課程2年)、小山内 崇准教授らの研究グループは、紅藻シアニディオシゾン (シゾン) のクエン酸シンターゼの生化学的な性質を明らかにし、シゾンのクエン酸シンターゼが高い触媒効率をもつことを発見しました。<研究成果のポイント>・クエン酸シンターゼは、クエン酸回路の一段階目の反応を触媒する、クエン酸回路全体の反応速度に大きく影響する重要な酵素だが、その生化学的な性質は真核藻類で明らかにされていなかった。・ シゾンのクエン酸シンターゼは、他の生物のクエン酸シンターゼと比べて、高い触媒効率を示すことが分かった。・本研究の成果は、シゾンのクエン酸回路酵素の性質および炭素代謝の理解につながることが期待される。要旨シゾンは、イタリアの温泉から単離された紅藻で、酸性温泉に生息します注1)。モデル光合成生物として細胞生物学の研究が盛んに行われてきた一方、酵素の特徴を生化学的に解析した研究は少なく、代謝の仕組みの理解があまり進んでいません。クエン酸回路は、エネルギーやアミノ酸生産に関わる、生物にとって重要な代謝経路です。クエン酸シンターゼ (CS) は、一般にクエン酸回路の律速酵素で、アセチルCoAとオキサロ酢酸からクエン酸とCoAを生成するクエン酸回路の第一段階の反応を触媒します。シゾンのミトコンドリアには、クエン酸回路酵素が一式含まれており、シゾンに4つ存在するCS遺伝子のなかで、CS4が唯一ミトコンドリアに局在します。そこで、本研究では、シゾン由来のCS4 (CmCS4) の生化学解析を行い、CmCS4の触媒効率や金属塩の影響を明らかにしました。その結果、CmCS4のオキサロ酢酸とアセチルCoAに対する触媒効率は、既にCSの生化学的な性質が明らかにされている微細藻類のシアノバクテリア (シネコシスティス、ミクロシスティス、アナベナ) のクエン酸シンターゼよりずっと高いことが判明しました。また、CmCS4の活性を阻害するKClおよびMgCl2存在下においても、CmCS4の触媒効率は、3種のシアノバクテリアのものより高いことが分かりました。CmCS4のオキサロ酢酸とアセチルCoAに対する高い触媒効率は、シゾンのクエン酸回路への炭素流入量を増加させる要因である可能性が示唆されました。本研究で示されたCmCS4の高い触媒効率は、シゾンが酸性環境下でより多くのATP (エネルギー) を生産するために、効率的なクエン酸回路を有していることを示唆しています。本研究は、真核藻類におけるCSの触媒効率や金属塩よる阻害などの知見を提供します。本研究は、明治大学大学院農学研究科 西井 麻貴(博士前期課程2年)、小山内 崇(准教授)らのグループによって行われました。JST戦略的創造研究推進事業先端的低炭素化技術開発ALCA、JSPS科研費基盤B(代表小山内崇)の援助により行われました。本研究成果は、2023年3月8日に国際誌「Plant Molecular Biology」に掲載されました。※研究グループ明治大学 大学院農学研究科環境バイオテクノロジー研究室准教授 小山内 崇(おさない たかし)博士前期課程2年生 西井 麻貴(にしい まき)助教 伊東 昇紀(いとう しょうき)1.背景化石燃料は、私たちの日常生活に欠かせないものとなっています。しかし、化石燃料は有限であり、化石燃料を燃焼すると、地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスが排出されます。化石燃料の枯渇や地球温暖化への懸念が高まる中、微細藻類を利用した物質生産が注目されています。微細藻類は、食糧と競合しない、増殖が速い、効率良く太陽エネルギーを取り込むなどの特性から、持続可能なエネルギー源としての利用が期待されています。微細藻類の中でも、本研究で用いたシゾンは、イタリアの温泉から分離された紅藻で、pH 1ー3、40ー50℃の酸性温泉に生息します (図1)。真核藻類としてはじめてゲノムが決定されており、細胞構造がシンプルなため、モデル光合成生物として細胞生物学の研究が盛んに行われてきました。一方、微細藻類のシアノバクテリア (光合成を行う細菌) で行われてきたような酵素の特徴を生化学的に解析した研究は少なく、代謝の仕組みの理解があまり進んでいません。クエン酸回路は、エネルギーやアミノ酸生産に関わる、生物にとって重要な代謝経路です。クエン酸シンターゼ (CS) は、一般にクエン酸回路の律速酵素で、細菌から動物までほとんどの生物に存在し、アセチルCoAとオキサロ酢酸からクエン酸とCoAを生成するクエン酸回路の第一段階の反応を触媒します (図1)。シゾンのミトコンドリアには、クエン酸回路酵素が一式含まれていることが分かっています。シゾンのゲノムには4つのCS遺伝子がコードされていますが、CS4のみミトコンドリアに局在することが確認されています。シゾンでは、CSを含むクエン酸回路酵素の局在や遺伝子発現に関する研究は行われていますが、クエン酸回路酵素の生化学的な特徴に関する知見は、シアノバクテリアと比べて乏しいです。シアノバクテリア (シネコシスティス、ミクロシスティス、アナベナ) のCSは、生化学的に解析され、特徴が明らかにされていますが、真核藻類におけるCSの生化学的性質はあまり分かっていません。そこで、真核藻類のさらなる代謝メカニズムの理解のために、シゾン由来のCS4 (CmCS4) の生化学解析を行い、CmCS4のオキサロ酢酸およびアセチルCoAに対する触媒効率や金属塩の影響を明らかにしました。2.研究手法と成果本研究グループは、組換えCmCS4タンパク質を大腸菌で発現させて精製し、酵素活性を測定しました。さまざまな温度やpHで酵素活性を測定したところ、CmCS4は、48℃、pH 7.8で最も高い活性を示しました。このCmCS4の最適条件において、様々な基質濃度でCmCS4活性を測定し、酵素の性質を表す値を算出しました。その結果、CmCS4のオキサロ酢酸とアセチルCoAに対する触媒効率は、3種のシアノバクテリア (シネコシスティス、ミクロシスティス、アナベナ) のCSのものよりもはるかに高いことが分かりました (図2)。次に、CmCS4活性に対する様々な金属塩の影響を検討しました。10-100 mMのKClと1-10 mMのMgCl2存在下でCmCS4活性を測定した結果、両金属塩に対して濃度依存的にCmCS4活性が低下しました。そこで、50 mM KClと5 mM MgCl2存在下においても、CmCS4のオキサロ酢酸とアセチルCoAに対する触媒効率を調べました。その結果、阻害剤のKClおよびMgCl2存在下においても、CmCS4の触媒効率は、3種のシアノバクテリアのものより高いことが明らかになりました (図2)。以上の研究から、CmCS4は、オキサロ酢酸およびアセチルCoAに対して高い触媒効率を示すことが分かりました。好酸性の藻類は、細胞質のpHを中性に保ち、酸性環境へ適応するため、大量のATP (エネルギー) を消費することが報告されています。そのため、酸性環境で生育するシゾンは、クエン酸回路酵素の触媒効率を高めることで、クエン酸回路を介してATPを大量に生産している可能性が考えられます (図3)。3.今後の期待本研究は、真核藻類のCSの生化学的な性質を明らかにしました。本研究の成果は、真核藻類におけるCSの触媒効率や金属塩による阻害、クエン酸回路への炭素の流れなどの知見を提供します。今後、CmCS4の構造解析やアミノ酸配列の比較により、CmCS4の高い触媒効率の理由が明らかになる可能性があります。さらに、シゾンのCS以外のクエン酸回路酵素の生化学的な性質の解明が、さらなるシゾンのクエン酸回路についての理解につながると期待されます。4.論文情報<タイトル>Citrate synthase from Cyanidioschyzon merolae exhibits high oxaloacetate and acetyl-CoA catalytic efficiency(日本語タイトル Cyanidioschyzon merolae由来のクエン酸シンターゼは、高いオキサロ酢酸およびアセチルCoA触媒効率を示す)<著者名>Maki Nishii, Shoki Ito, Takashi Osanai<雑誌>Plant Molecular Biology<DOI>10.1007/s11103-023-01335-75.補足説明注1)シアニディオシゾン(通称シゾン)学名は、Cyanidioschyzon merolae。イタリアの温泉で発見された、単細胞の紅藻。光合成真核生物としてはじめて全ゲノムが解読された。参考図図1. シゾンのクエン酸回路クエン酸回路の酵素の1つであるクエン酸シンターゼは、オキサロ酢酸とアセチルCoAからクエン酸を生成する不可逆な変換を触媒する。図2. CmCS4とシアノバクテリアのCSのオキサロ酢酸 (左) とアセチルCoA (右) に対する触媒効率CmCS4の触媒効率は、阻害剤のKClまたはMgCl2存在下においても、3種のシアノバクテリアのCSのものより高い。図3. シゾンのクエン酸回路におけるATP生産シゾンのクエン酸シンターゼは、高い触媒効率を持つ。好酸性の藻類は、酸性環境に適応するため、大量のATPを消費する。そのため、酸性環境に生育するシゾンは、クエン酸回路酵素の触媒効率を高めることで、クエン酸回路を介してATPを大量に生産している可能性が考えられる。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月15日江戸川学園取手高等学校にて大学レベルの実験を実習令和5年3月2日、千葉科学大学薬学部の今井信行教授(専門分野:触媒的不斉反応、カルボニル核酸)は、江戸川学園取手高等学校において出張実験が行われた。これは、千葉科学大学と江戸川学園取手高等学校の教育連携協定の一環として行われたもので、大学レベルの講義や実験手法を、高校生にわかりやすく指導をすることをもって、高校生に化学に興味を持っていただき、また薬学などを学ぶ契機となるように工夫されたものを披露するということで行われている。今回は、今井教授がハーバード大学留学中に考案した手法で、結晶の採取に「濾過ピン(今井教授考案)」という器具微量の生成物もロス無く採取できるように工夫されたもの)を用い、江戸川学園取手高等学校の高校生と共に実験した。実験に参加した高校生は皆、新たな結晶の採取方法に驚くとともに、大学レベルの実験を自分たちでもできることに、自信を持ち、また、化学への興味を改めて再認識した様子で、顔が輝いていた。本件のような出張講義は、千葉科学大学においては、申し込みがあれば、全ての学部において、小学校・中学校・高等学校などを対象に行われており、このほかにも救急救命や看護、保健医療などの出張講義を受け付けている。なお今回の出張講義次第は下記にて。記1次第日時令和5年3月2日木曜日場所江戸川学園取手高等学校態様出張講義(本学基準による)対象江戸川学園取手高等学校在学中の高校2年生対象以上リリースについての問い合わせ先千葉科学大学入試広報部担当宇田川敬介090-1899-2238 k-udagawa@cis.ac.jp (宇田川)出来ればメールにてお願いいたします 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月14日一般からの参加も可能な最終講義第1回救急救命士試験に合格し「日本第一号の救急救命士」として、千葉科学大学にて長年救急救命士を育成してきた櫻井嘉信准教授が、今年度を持ちまして退職されることとなり、その最終講義を開催することとなりましたので、ここにご報告いたします。「正解はないけど、完璧はない」と指導し、その教えを胸に現在も救急救命の世界で活躍している人は多く、また世界各国において研修などを通し、救急救命や危機管理の人脈を広げ、現在も深い交流を続けている。最終講義のテーマは。「救急救命士の創世記から現在まで ~これまでも、これからも~」としてお話をいただくこととなっている。皆様におかれましては、御多忙のことと思いますが、この機会にぜひ千葉科学大学、そして世界で求められた危機管理・救急救命の世界をご体験願いたいと思います。なお、詳細が下記にて。記1次第日時令和5年3月20日火曜日13時10分より開場同日12時30分開場受付開始場所千葉科学大学マリーナキャンパス6201号室態様本学特別講義対象千葉科学大学学生・千葉科学大学卒業生・一般申し込み者・報道機関2講演者櫻井嘉信千葉商科大学商経学部商学科卒昭和55年千葉市消防局入局予防課危険物勤務平成元年パラメディックをテーマに海外派遣研修2カ国5都市歴訪平成3年救急救命士制度開始に伴い、救急救命士東京研修所出向を命じられる平成4年第1回救急救命士国家試験合格その後、救急救命士として活躍平成22年千葉科学大学に転職救急救命士育成に関わり、200名以上の救急救命士を育成。3参加申し込み最終講義参加申し込みは下記の URL 又は QR コードからご登録ください。URL: 4備考新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、大変残念ではございますが、全体での懇親会は実施いたしませんのでご承知おきください。また、最終講義当日は、フォーマルな服装でお越しください。5最終講義の問い合わせ先千葉科学大学 危機管理学部 保健医療学科 飯田メール: riida@cis.ac.jp TEL:0479-30-4746以上リリースについての問い合わせ先千葉科学大学入試広報部担当宇田川敬介090-1899-2238 k-udagawa@cis.ac.jp (宇田川)出来ればメールにてお願いいたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月13日Webメディア運営支援事業を展開するエモーショナルリンク合同会社(所在地:東京都港区、代表:佐藤直人)では、起業家・大学教授の方々にビジネスのヒントを伺うインタビュー企画「EMOTIONAL LINK」を実施し、その記事を公開しています。第92回 2023年3月7日、東京大学客員准教授の松本真由美(まつもと まゆみ)氏へのインタビュー記事「2050年のカーボンニュートラル実現に向けて民間企業が捉えられるビジネスチャンスとは?」を公開いたしました。*インタビュー記事はこちら: 松本真由美氏◆インタビューにご協力いただいた方東京大学客員准教授 松本真由美氏松本真由美(まつもと まゆみ)東京大学 教養学部附属教養教育高度化機構 客員准教授。NHK BS1でワールドニュースキャスターを6年間務めた後、2008年5月より研究員として東京大学での環境・エネルギー分野の人材育成プロジェクトに携わり、2013年4月より現職。◆インタビュアーエモーショナルリンク代表 佐藤直人佐藤直人(さとう なおと)エモーショナルリンク合同会社 代表。慶應義塾大学商学部卒業後、第一生命保険株式会社にて全国各拠点 営業オフィス長を歴任。三半期売上達成率にて2018年東日本第1位、2019年全国1位。2021年、エモーショナルリンクを共同設立。◆インタビュー記事の概要佐藤直人(左)と松本真由美氏(右)「2050年のカーボンニュートラル実現に向けて民間企業が捉えられるビジネスチャンスとは?」今、世界は2050年までにカーボンニュートラル(CO2排出量実質ゼロ)を実現すべく動いており、このような潮流の中、急激な事業転換を迫られ頭を抱えている企業も存在するでしょう。しかし見方を変えれば現代は、政府目標でもあり高い需要が見込まれる「カーボンニュートラル関連事業」への進出という、大きなビジネスチャンスが到来しているタイミングでもあります。事実、太陽光発電や風力発電の開発、EV事業、水素エネルギーの活用など、脱炭素化に寄与する様々な取り組みが世界各国で進んでいます。そこで今回、企業がそこに参入できる具体的な事業案をリサーチすべく、東京大学にて環境・エネルギー分野のプロジェクトに携わる松本真由美先生にお話を伺い、そのインタビュー記事を掲載しました。再生可能エネルギーに関する様々な技術を集めて統合・制御するサービス「アグリゲーションビジネス」、一定地域の全ての電力負荷を分散型電源から供給し、エネルギーを地産地消する「マイクログリッド(小規模電力網)」など、全ての企業にとって参入・投資余地のある事例・事業案を分かりやすくご説明いただきました。時代の大きな潮流に乗り、そして自社を飛躍的に成長させるための一事業案として、ぜひご参考ください。*インタビュー記事はこちら: ◆エモーショナルリンク合同会社についてエモーショナルリンク合同会社は「心を動かす感動をつなぐ」をミッションに掲げ、人と人とのコミュニケーションから生まれる感動を連鎖させていくことをビジョンとして、各企業様の金融ジャンルを中心としたWebメディア事業の運営支援を実施しております。情報が錯綜しやすい金融関連情報のメディア発信において、正確な情報を届けることをモットーに、今後も各企業様のメディア運営支援、及び自社コーポレートサイトの運営を行ってまいります。エモーショナルリンクエモーショナルリンク合同会社(英語名:Emotional Link LLC.)設立 : 2021年6月9日代表者 : 代表 佐藤直人所在地 : 〒108-6028 東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟28階事業内容 : Webメディア運営支援事業公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月09日明治学院大学では創設者J.C.ヘボン博士が生涯貫いた精神“Do for Others”を教育理念のもと、教育と研究を発展させ、社会貢献を積極的に進めています。地域や社会に開かれた大学を目指して、2018年より生涯学習講座として白金キャンパスを拠点に「プラチナカレッジ」を開講し、今年で6年目となりました。2023年度は5月より第1シリーズとして慶應義塾大学名誉教授かつ元明治学院大学教授の池尾 恭一氏による講座「日本型マーケティングの特質・懸案、そして新展開」を開講いたします。池尾氏は経営学者。マーケティング界における第一人者です。全3回の講座を通して、海外とも異なる日本企業のマーケティングの違いや特質、今後の展開について語り、今後日本企業に求められるマーケティング戦略の方向を検討します。<プラチナカレッジ第1シリーズのポイント>・専門知識は不要。マーケティングについて初心者にもわかるよう解説します・どなたでもご参加できる生涯学習講座です・第1シリーズはオンライン配信。どこからでもご参加可能です明治学院大学 白金キャンパス【講師プロフィール】第1シリーズ講師:池尾 恭一氏池尾 恭一(いけお きょういち):1973年慶應義塾大学商学部卒業。慶應義塾大学大学院商学研究科修士課程・博士課程などを経て、1994年慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授。2005-2009年同研究科委員長兼ビジネス・スクール校長。2014年より慶應義塾大学名誉教授。2014-2021年明治学院大学経済学部教授。現在、慶應義塾大学名誉教授ならびにヒューマンアカデミー・ビジネス・スクール顧問。近年の著書:入門・マーケティング戦略〔新版〕有斐閣、2022【プログラム詳細】■タイトル :日本型マーケティングの特質・懸案、そして新展開■日時 :2023年5月12日(金)、5月19日(金)、6月2日(金)各18:25~19:55(90分)■開催方法 :Zoomによるオンライン開催■定員 :100名■参加費 :3,600円(1シリーズ全3回)■申込み期間:2023年4月3日(月)から4月28日(金)まで■申込み方法:メールにてお申込みください。以下(1)から(5)について明記の上、社会連携課 mpc@mguad.meijigakuin.ac.jp へお送りください。メールのタイトルを「2023年度明治学院プラチナカレッジ第1シリーズ申込み」としてください。(1)氏名(フリガナ)(2)郵便番号・住所(3)電話番号(4)年代(5)明治学院大学の卒業生か否か定員になり次第締め切りとなります。申込み確認後「受講料お振込みのご案内」をお送りします。■プラチナカレッジの申込み等に関するお問い合わせ先明治学院大学総合企画室社会連携課:TEL : 03-5421-5247E-mail : mpc@mguad.meijigakuin.ac.jp 詳細はこちら: ■参考:第1シリーズ講座内容は以下の通りです。【第1回】5月12日(金)テーマ:マーケティングの概要と日本型マーケティングマーケティングとはどのようなものであるかについて、解説を行うとともに、わが国のマーケティングがいかなる特質をもち、それがいかなる方向での変革を求められているかを考えます。【第2回】5月19日(金)テーマ:日本企業の現状とマーケティング課題1990年頃のバブル経済の崩壊以降、日本企業の競争地位の低下が指摘されています。それはどのような事情によるのかを、稼ぎ頭の入れ替え、労働生産性といった観点から考えます。【第3回】6月2日(金)テーマ:日本企業に求められるマーケティング戦略マーケティング戦略の基本パターンとしての、市場標的の絞り込み、コスト・リーダーシップ、差別化を解説するとともに、今後日本企業に求められるマーケティング戦略の方向を検討します。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月07日心理職向け無料セミナー 『メンタルヘルステックの黒船 Intellectとは? ~シンガポール国立大学臨床心理学教授と共同研究のアプリがもたらす、心理職の新しい働き方~』日本公認心理師ネットワークが、2023年3月15日(水)20時から21時まで、『メンタルヘルステックの黒船 Intellectとは? ~シンガポール国立大学臨床心理学教授と共同研究のアプリがもたらす、心理職の新しい働き方~』というテーマでオンラインセミナーを開催します。心理職向け無料セミナー 『メンタルヘルステックの黒船 Intellectとは? ~シンガポール国立大学臨床心理学教授と共同研究のアプリがもたらす、心理職の新しい働き方~』アジア最大のメンタルヘルススタートアップ『Intellect』が、ついに日本上陸…。このスタートアップには、オリバー・スエンダーマン博士(シンガポール国立大学 臨床心理学副部長)などが関わっており、健康、ストレスレベル、不安感を大幅に改善できることが臨床データにより実証済み…。このIntellect社で働くことが、日本の心理職にもできるとのこと。そこでIntellectの方をお呼びして、働き方に関して「根掘り葉掘り」聞いてみようと思います。Intellectが取り上げられた記事・『メンタルヘルスの新興企業IntellectがシリーズAで2000万ドル調達』ForbesJapan・『社員の気分を上げる経営「メンタルはタブー」の先へ』日本経済新聞・『名門高校を中退して起業。Tiger GlobalやY Combinatorも出資する26歳の起業家』PROTOCOL【イベント概要】日時:2023年3月15日20時~21時(1か月間の見逃し配信あり)方法:オンライン開催(Zoomのウェビナー機能を使いますので、顔出しなしでお気軽に参加できます!)参加費:無料参加資格:公認心理師などの心理職の資格をお持ちの方【内容】・オリバー・スエンダーマン博士(シンガポール国立大学 臨床心理学副部長)のビデオメッセージ・Intellectとは?・Intellectの導入効果・Intellectでの心理職としての働き方【登壇者】<Intellect Japan>五角尚之(Head of Sales & Partnership Japan)髙田恒太(Client Success Manager)<スピーカー・コーチ>森和美(精神保健福祉士/公認心理師/Intellect Behavioral Health Coach)<モデレーター>安東大起(公認心理師/臨床心理士/一般社団法人パーマネント・クリエイティブ・マインド CEO)お申込みはこちら : Twitter投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月06日研究者として国内で先駆的な研究を行っている明治学院大学心理学部心理学科の足立准教授が、不登校に関する調査研究協力者会議(第6回)*においてプレゼンテーションを行いました。文部科学省の調査によると2021年度、小中学校の不登校児童生徒数は過去最多の約24万5,000人にのぼっています。永岡桂子文部科学大臣は2023年1月31日、不登校対策の抜本強化のため、新たに計画を策定すると表明しました。本リリースでは足立准教授のプレゼンテーションの要点と支援が必要な子どもへの対策に関する見解をご紹介します。プレゼンテーションの資料については以下よりご確認ください。以下URLの資料2が該当資料となります。 *2月14日の不登校に関する調査研究協力者会議(第6回)の場において、「不登校対策の検討にあたっての方向性」として、より具体的に方向性として、1. 30万人の不登校の児童生徒全ての学びの場を確保し、学びを継続する。2. 心の小さなSOSを見逃さず、「チーム学校」で支援する。3. 学校を「みんなが安心して学べる」場所にする。4. 「不登校」を科学的に把握する、という4つの指針が示されています。■本研究のポイント子どもの不登校の予兆は、(1) メンタルヘルスの不調やその関連要因を定期的に捉えることによって比較的早期に捉えられる可能性がある。(2) 対処の観点からは個人的要因に着目するだけでは十分ではなく、ソーシャル・キャピタルをはじめとする環境要因に目を向け、予防的な関わりを同時に行っていく必要性がある。不登校に関する調査研究協力者会議資料より【発表(研究)の調査方法の概要】足立准教授らの研究グループは、東北地方の一都市の全ての公立小中学校に在籍する児童生徒、年間約1万人を対象に心の健康とその関連要因に関する継続的な追跡調査を続けてきました。【調査でわかったこと】これまでの調査からは、不登校の予兆として、多欠席という行動が生じる前段階において「慢性的な抑うつ症状(気分の落ち込み)」が観察されること、さらに慢性的な抑うつ症状には、学業不振やいじめ被害を含む友人関係の問題等が関連して生じている可能性が高く、それらを質問紙調査によって、早期に捉えることが可能であることが示されています。以上は、主に個人的要因から不登校の予兆を捉える取り組みですが、一方で多欠席の予兆となる慢性的な抑うつ症状には環境的要因が強く関連することが同時に示されています。この点について、足立准教授らの研究グループは、子どものソーシャル・キャピタル(社会的資源)という観点から調査を行っています。ソーシャル・キャピタルはもともと成人のメンタルヘルスとの関連要因として研究されてきた概念であり、個人を取り巻く社会の信頼関係、規範、ネットワークといった社会組織の重要性を説く概念です。子どもを対象にしたソーシャル・キャピタルの研究においては、特に学校への信頼感、安心感が重要な要因として位置づけられています。足立准教授らの研究からは、子どもの抑うつ症状とソーシャル・キャピタルには、比較的強い関連があること、ソーシャル・キャピタルには学校間差やクラス間差があり、ソーシャル・キャピタルの高い集団に所属することは、子どもの抑うつ症状に保護的に働く可能性が示されました。以上の観点から、子どもの不登校の予兆は、メンタルヘルスの不調やその関連要因を定期的に捉えることによって比較的早期に捉えられる可能性があること、ただし、対処の観点からは個人的要因に着目するだけでは十分ではなく、ソーシャル・キャピタルをはじめとする環境要因に目を向け、予防的な関わりを同時に行っていく必要性があることを指摘しています。【研究者コメント:今後の課題・展開】永岡大臣が示した方針に基づき、今後、1人1台端末を活用しアプリ等によって子どもの心の健康状態が可視化できるような仕組みづくりが加速していくものと考えられます。そこでは、見栄えは良いものの項目の設定に科学的根拠のないものが乱立していく可能性が懸念されます。本当に支援が必要な子どもに対し、支援が行き届くためには、科学的根拠に裏付けられたツール作りが必要となります。さらに、早期発見をしても、その後の対処の手段が確立されなければ、本質的な意味をなしません。ツールづくりは対処とセットで行い一つの支援システムを構築していくことが必須です。学校には教員、養護教諭、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなど、多様な専門職が存在しています。今後は、このような多職種間の共通言語となるようにツールを位置づけ、得られた結果に基づき有機的な連携が生まれるようなシステム作りが求められるものと考えられます。*なお本研究は、日本医療研究開発機構(AMED)成育疾患克服等総合研究事業―BIRTHDAY 『学童・思春期のこころの客観的指標と連携システムの開発』(課題番号:JP18qk0110036h0001、代表:中村和彦 (弘前大学))、JSPS科研費基盤研究(B)「大規模前向きコホートデータを活用した科学的根拠に基づく子どもの自殺予防体制の構築」(課題番号:JP22H01087、代表者:足立匡基(明治学院大学))、一般社団法人 日本心理臨床学会2020年度研究助成金「児童思春期のメンタルヘルスの成長曲線に及ぼすCOVID-19パンデミックの影響の検証とエビデンスに基づく多職種連携による地域支援システムの開発」(課題番号 2020(ii)-01 代表:足立匡基(明治学院大学))からの助成を受けて行われました。【研究者プロフィール】教員プロフィール | 明治学院大学心理学部 足立准教授プロフィール写真□■明治学院大学について■□創設者は“ヘボン式ローマ字”の考案や和英・英和辞書『和英語林集成』の編纂、聖書の日本語訳完成などの業績があるJ.C.ヘボン博士。明治学院の淵源となる「ヘボン塾」が横浜に開かれた1863年を創設年としています。建学の精神である「キリスト教による人格教育」と学問の自由を基礎とし、ヘボン博士が貫いた“Do for Others(他者への貢献)”を教育理念としています。広く教養を培うとともに、各学部学科において専門分野に関する知識・技能および知的応用能力を身につけた人間の育成を目指します。2023年に創立160周年を迎え、2024年には本学初の理系学部「情報数理学部」を設置予定です(仮称・設置構想中)。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月01日高崎健康福祉大学(所在地:群馬県高崎市、学長:石田 朋靖)と高崎商科大学・高崎商科大学短期大学部(所在地:群馬県高崎市、学長:渕上勇次郎)は「大学間包括協定」を締結し、2023年2月16日(木)に調印式を実施しました。本協定は、互いの教育理念、特色を活かした連携のもと、地域社会の発展に貢献することを目的としています。左:高崎健康福祉大学 石田学長、右:高崎商科大学・短期大学部 渕上学長■協定締結の趣旨高崎健康福祉大学は、「自利利他―人の喜びを自分の喜びとする心―」の建学の精神のもと、現在では『人間発達学部』『健康福祉学部』『薬学部』『保健医療学部』『農学部』を設置し、教育・保育、医療、福祉・健康、生命科学などさまざまな分野で社会に貢献する人材を育成しています。高崎商科大学・高崎商科大学短期大学部は、「自主・自立」の建学の精神のもと、現在では大学に『商学部』を設置し、経営、情報、観光まちづくり、会計、金融などの分野、短期大学部には『現代ビジネス学科』を設置し、経営、ビジネス、国際、ホテル、ブライダル、医療事務などさまざまな分野で社会をリードする人材を育成しています。本協定では、両大学の専門分野は異なるからこそ、それぞれの特徴と強みを活かした教職員の能力開発、教育・学術研究の質向上、地域貢献機能の強化を推進し、社会をリードし得る人材の育成と学術研究の高度化を図ります。調印式当日(2023年2月16日)の午後には、学生間交流の推進を目的とし、両大学で学ぶ学生によるキックオフミーティングを高崎商科大学にて実施。また、次年度には、教職員交流の推進を目的とし、合同SD研修会の実施を予定しています。■主な連携・協力事項(1) 学生間の交流に関する事項(2) SD・FDを含む研修・情報交換、教職員間の交流に関する事項(3) 正課・課外を含む教育の実施、教育教材等の開発、教育の質保証に関する事項(4) 共同研究に関する事項(5) 相互評価、IR活動に関する事項(6) 地域活動、地域貢献の推進に関する事項(7) その他前条の目的を達成するために必要な事項■調印式調印式は、2月16日(木)10時から約30分間、高崎商科大学(群馬県高崎市根小屋町741)で行われました。高崎健康福祉大学の石田 朋靖学長と高崎商科大学の渕上 勇次郎学長が、協定書を取り交わしました。【高崎健康福祉大学 石田 朋靖学長 コメント】複雑化する社会では分野横断的に幅広い分野の知見を有する人材が必要になってきます。異なった分野を学ぶ学生たちが交じり合うことでものの見方や多様性が身に付くのではないかと非常に心強く思っています。今回の大学間連携協定は、教育や研究、さまざまな面で互いが補完し協力しあってウェルビーイングな地域社会を作っていく、その第一歩になろうと確信しています。【高崎商科大学・短期大学部 渕上 勇次郎学長 コメント】商都高崎にある商学の大学として地域社会に貢献していく必要があります。とはいえ、明るい地域社会を築くためには、福祉の問題、食料の問題、農の問題、そして企業の社会的責任など、社会の実情をとらえ包括的に考えるべき課題が多くあります。今回の大学間連携協定をきっかけにさらに大局的な観点から地域の発展に全力を尽くしたいと考えています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月24日卓球女子で4度の五輪出場をはたした福原愛(34)。21年11月には母校・青森山田高校の系列校である青森大学の客員准教授に就任したことも話題を集めた。だが、福原准教授がすぐに教壇に立つことはなかった。「福原は21年7月に江宏傑(33)と離婚したばかりでした。離婚前には、既婚男性と横浜でデートをしていた姿も報じられており、“学生を教育する人物としてふさわしいのか?”といった声もありました」(スポーツ紙記者)昨年、青森大学の学生は本誌にこう話していた。「学内で、“このまま一度も講義をせずに解雇されちゃうのでは”と、ささやかれているのです」しかし就任から15カ月、ついに福原の講義の開催が決定したという。2月上旬、青森大学の広報担当者は本誌の取材に対して次のように語った。「まだシラバス(講義・授業の授業計画)が出来上がっていないので、詳しいことは公表できません。ただ昨年は実現できなかった客員准教授の福原愛さんの講義を、今年前期(4月から9月)に行うことになりました。福原さんは(系列校の)卒業生であり、著名な准教授の授業が開講できることを誇りに思っています。学生にとって有意義な授業をしていただければと期待しています」前出のスポーツ紙記者によれば、「昨年、福原は交際相手の元妻から提訴されましたが、11月15日付で取り下げられました。その際、HPには代理人弁護士の名前で《福原愛と原告が同居していた夫との関係が不貞行為であったというのは誤解であったこと……》といった文章も掲載されました。福原サイドとしては、訴えの取り下げを潮目とし、今後はもっと活動の場を増やしていこうということなのでしょう」“不倫疑惑”を払拭し、准教授解雇危機も回避した福原。学生たちには、どんなことを語るのか――。
2023年02月08日株式会社クラウディア(所在地:東京都港区、代表取締役:林 えり子)は東京大学名誉教授と共同研究して開発したプレミアムドッグフード「LIVEDOG(リブドッグ)」を通常5,280円のところ【63%OFF】1,980円(税込)でお得に購入できる初回割引キャンペーンを実施しています。リブドッグ_1初回割引キャンペーン東京大学名誉教授が長年研究した、コラーゲンをサポートする海藻由来「パディナ」を配合し愛犬の健康寿命を伸ばすために考えられたドッグフードです。LIVEDOG(リブドッグ)はオイルコーティングしていないので、酸化しにくく九州産の若鶏を主原料に、国内産100%の野菜と穀物を使用。愛犬の健康維持に配慮したオールステージ向けの総合栄養食です。愛犬にとって身体の健康を維持することにより、活動的な日々を送れることを願い開発されました。健康を維持し、愛犬の活き活きとした生活に貢献します。是非、この機会にお試しください。詳しくはこちらへ: リブドッグ購入先リブドッグ_2LIVEDOG(リブドッグ) 初回割引キャンペーンを実施中!通常5,280円→【63%OFF】初回1,980円(税込)内容量 : 1,500g栄養成分 : たんぱく質 21.0%以上、脂質 11.0%以上、粗繊維 1.5%以下、灰分 7.0%以下、水分 10.0%以下代謝エネルギー: 354kcal/100g◆LIVEDOG(リブドッグ) 8つのこだわり1. 栄養素材パディナ配合2. 主原料は九州産若鷄3. 国内産雑穀と野菜を使用4. 小麦粉・小麦グルテン 不使用5. 香料・着色料/合成酸化防止剤/膨張剤・防カビ剤など不使用で無添加6. ポリフェノールを含む国内産黒米と赤米を配合7. 厳しい管理の九州の工場で製造8. ノン・オイル コーティング◆海藻由来「パディナ」エキスとはパディナ・パボニカ(Padina Pavonica)は褐藻類に属する海藻の一種で、その抽出物は高齢者向けのサプリメントとして利用されています。東京大学名誉教授が健康寿命を追求し、10年以上も研究を重ねた希少成分。ヨーロッパ・地中海に浮かぶ「マルタ島」。世界でも健康な高齢者が多いマルタ島においてパディナエキスが取れる海藻「パディナパボニカ」は、現地の人々の間では健康によい民間伝承食材として、長く食べられてきました。そんなマルタの人びとの健康維持の秘訣を探るべく、眞鍋先生(東京大学 名誉教授/大阪国際大学 学長補佐 教授)は10年以上パディナの研究を重ね、ついにヒト用サプリメントの原料化に成功したのです。◆給与方法1日当たりの給与量目安を参考に、体質や体重、運動量、便の状態を観察しながら適宜量を加減し、1日2~4回に分けて与えてください。給与量目安[成長期:2ヶ月齢~1歳未満]上記給与量の2倍を上限に調整してください。[成犬期:1歳~7歳]上記給与量を目安に調整してください。[シニア期:7歳以上]上記給与量の8~9割を目安に調整してください。◆原材料鶏肉、大麦、玄米、ビール酵母、米ぬか、鰹節、卵黄粉末、赤米、黒米、米油、DHA含有精製魚油、フラクトオリゴ糖、昆布、大根葉、グルコサミン、ごぼう、人参、パディナパボニカ、コンドロイチン、コエンザイムQ10、キャベツ、ビフィズス菌、セレン酵母、白菜、高菜、パセリ、青じそ、ミネラル類(リン酸三カルシウム、卵殻カルシウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、グルコン酸亜鉛、ピロリン酸第二鉄、グルコン酸銅)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB12、パントテン酸カルシウム)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)【会社概要】会社名: 株式会社クラウディア代表者: 代表取締役 林 えり子所在地: 〒106-0047 東京都港区南麻布5-1-2 クラウディア本社ビルURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月01日芝浦工業大学(東京都江東区/学長 山田 純)は、2023年2月1日からの芝浦工業大学副学長に、システム理工学部環境システム学科の磐田 朋子教授を選任しました。本学としては史上初の女性副学長になります。任期は2024年3月31日までです。磐田 朋子(いわた ともこ)芝浦工業大学 システム理工学部 環境システム学科 教授東京都出身芝浦工業大学の副学長に就任した磐田 朋子教授■任期 2023年2月1日~2024年3月31日2002年、東京大学工学部地球システム工学科卒業。2007年、同大大学院新領域創成科学研究科環境システム学専攻で博士(環境学)を取得し、同研究科の助教に。建築研究所、科学技術振興機構低炭素社会戦略センターを経て、2017年4月より芝浦工業大学システム理工学部環境システム学科に着任。環境省や地方公共団体などの各種委員を務めている。「社会の脱炭素化やSDGsへの貢献に対する社会的ニーズは、年々高まっています。本学においても、国籍や性別を問わず多様な人材が、システム思考と確かな理工学知識に基づき、持続可能な社会の実現に資する研究活動や学生活動を既に数多く実施していますが、より力強く発展させてまいりたいと思います」■経歴1997年3月 国立お茶の水女子大学附属高等学校 卒業2002年3月 東京大学工学部地球システム工学科 卒業2007年7月~09年3月 東京大学大学院新領域創成科学研究科環境システム学 助教2009年4月~11年3月 国立研究開発法人建築研究所環境研究グループ 専門研究員2011年4月~17年3月 国立研究開発法人科学技術振興機構低炭素社会戦略センター 研究員2014年12月~現在 東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻 客員研究員2017年4月~現在 国立研究開発法人科学技術振興機構低炭素社会戦略センター 客員研究員2017年4月~22年3月 学校法人芝浦工業大学システム理工学部環境システム学科 准教授2022年4月~現在 学校法人芝浦工業大学システム理工学部環境システム学科 教授■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 日本屈指の海外学生派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の理工系大学です。東京都と埼玉県に2つのキャンパス(豊洲、大宮)、4学部1研究科を有し、約9,000人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月01日2022年8月にタイカ・ワイティティ監督と結婚したとうわさされていたリタ・オラが、先日出演したラジオ番組「Heart Breakfast with Jamie Theakston and Amanda Holden」でこれを事実であると認めた。同番組で「結婚したのですか?」と聞かれたリタは、「ええ。そうなんです。すべての出来事には意味があるといいますよね。私は正式に結婚したんですよ、みなさん」と答えた。詳細については語らなかったものの、「完全に私が望んでいた結婚式」を挙げたという。「とても素敵で完璧な式でした。これぞ私がやりたかったこと。私自身のためだけという瞬間もあった。本当に素晴らしかったです」と結婚式をふり返った。「いつか盛大にパーティーを開こうと思っています。大きな大きなパーティーを開く時期を考えています」と、今後についての計画も語った。2021年から交際していた2人。2022年9月にリタがポッドキャスト「Greatest Night Ever」で「私は恋をしています。恋愛中です」と語っていた。ワイティティ監督にはプロデューサーのチェルシー・ウィンスタンリーとの婚姻歴があり、娘2人をもうけたが2018年に離婚している。リタはカルヴィン・ハリス、ジャスティン・ビーバー、クリス・ブラウン、トラヴィス・バーカー、アンドリュー・ガーフィールドらとの交際を報じられたことがある。(賀来比呂美)
2023年01月30日私が大学生だったころの話です。年齢も大人に近づき、女子同士の会話の中でお互いの生理についての話も出るお年頃。しかし、生理の話は、話す人と内容によっては、とても不快になるものだと実感した出来事です。 女子の間では生理の話が気軽に交わされる当時、私は大学生で、男子が全体の1割程度しかいない、ほぼ女子ばかりの大学に入学したてのころでした。 年齢も大人へと近づき、女子の間では性や生理の話が当たり前のようにされる年頃。イライラしている子は、自分自身のことを「もうすぐ生理かも〜」と言ったり、いつもは穏やかな子がピリピリしていれば「大丈夫〜? 生理とか近い?」と聞く子がいたり、私の周りでは女の子ならではのノリが許されていました。 ところが男子が生理をネタにすると…そんなある日、講義の中で、教授がイライラしている日がありました。教授がレジュメを取りにくるよう学生たちに告げたのですが、ダラダラとおしゃべりしながら行動する学生が多く、苛立った教授は学生たちに対して学ぶ側としての態度の在り方や、講義の時間の貴重さについて説教したのです。 そのとき、全体の1割しかいない男子学生の1人が「なんか教授イライラしてるなあ。生理なんじゃね?」と言い放ったのです! たまたまその瞬間、教室内のざわつきがおさまっていたせいか、その声は遠くにいた人にも聞こえたようです。誰1人笑うことなく、凍りつく空気。言った本人はさほど気にしていないようでしたが、周りはドン引き。幸いにも教授本人には聞こえていなかったようで、ホッとしました。 「イライラする=生理」ということが、女子の間ではなく男子から発せられるジョークになると、とても不快になるんだなと感じた体験でした。 その後、社会人になった私は、生理中の女性を気にかけてくれる男性がいることも知りました。すべての男性が彼のように生理をジョークに使うわけではないとわかっていますが、イライラしている人を見て「生理か?」とネタにするのはやめてほしいです。 原案/橋本かなこさん作画/おみき監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年01月22日法政大学 自然科学センター・国際文化学部 島野智之教授と京都大学の研究チームは、2006年から未記載種のまま絶滅危惧種(絶滅危惧II類(VU))として環境省版レッドリストに掲載されていた、八重山諸島(石垣島と西表島)に生息する日本最大のヤエヤママルヤスデ(体色が赤と黒の美麗種)を、学名Spirobolus akamma(学名読み:スピロボルス・アカンマ)として新種記載しました。島野教授は2021年にムカデの日本最大種の新種記載にも加わっています。【発表のポイント】(1) ヤスデは落ち葉などの腐植などの有機物を餌としており、毒をもつ顎肢を持たず咬まれることはない。(2) 日本最大のヤスデ(体長7.5cm)の「ヤエヤママルヤスデ」と呼ばれてきたマルヤスデ属Spirobolusの未記載種は、沖縄県・八重山諸島の石垣島と西表島、およびその間にある小浜島から記録されており、環境省版レッドリストに掲載され、絶滅危惧II類(VU)とされながらも、分類学的位置づけは長らく未解決であった。(3) 形態学的および分子生物学的アプローチにより、本種をSpirobolus akamma Kato, Takano, Nakano and Shimano, 2023として新種記載を行った(学名読み:スピロボルス・アカンマ)。(4) 学名の由来は、ヤスデが「馬陸(やすで)」とよばれること、本種が赤と黒の体色の美麗種であること、そして赤馬節として歌に歌われる八重山諸島の民話に由来している。ヤエヤママルヤスデ(写真:島野 智之)法政大学 島野智之教授は、2023年に日本最大のヤスデであるヤエヤママルヤスデ(ヤスデ綱)を京都大学などのチームと共に新種として記載しました。ヤスデ(ヤスデ綱)は、ムカデなどと共に多足亜門を構成しています。ムカデは一般に他の小動物を捕食するため顎肢に毒をもつことが多いです。しかし、ヤスデは落ち葉などの腐植などの有機物を餌としており、動きも比較的ゆっくりで毒をもつ顎肢を持たず咬まれることはありません。ヤスデの英名はmillipedeであり、ラテン語で千(milli)の脚(ped)に由来するように、多足亜門の中でも体節が多く、1節あたり2対の脚をもっているのが特徴です。これまで和名「ヤエヤママルヤスデ」と呼ばれてきたマルヤスデ属Spirobolusの未記載種は、沖縄県・八重山諸島の石垣島と西表島、およびその間にある小浜島から記録されており、環境省版レッドリストに掲載され、絶滅危惧II類(VU)とされながらも、分類学的位置づけは長らく未解決でした。しかし、本種の保全を考える上で、分類学的に明確にすることは必要であるため、環境省レッドリスト委員である島野教授は、加藤大河京都大学理学研究科大学院生、中野隆文同准教授、高野光男氏(元レッドリスト委員)と共に、本種の分類学的研究を行いました。本論文では、形態学的および分子生物学的アプローチにより、ヤエヤママルヤスデの分類学的位置づけを検討しました。形態は、前脚の形態、後脚の形態、および後脚の側縁に4つの鋸歯を持つ点で中国大陸や台湾の固有種とは異なっていました。核の28SリボソームRNA遺伝子、ミトコンドリアのCOI遺伝子及び16SリボソームRNA遺伝子の部分塩基配列の情報はSpirobolus属に所属している事を示唆しました。これらの情報に基づいて、本種ヤエヤママルヤスデをSpirobolus akamma Kato, Takano, Nakano and Shimano, 2023として新種記載しました(学名読み:スピロボルス・アカンマ)。本種は、体長6.5cm~7.5cmであり日本最大です。学名のakamma「赤馬(あかんま)」は、ヤスデの脚がたくさんの馬が駆ける様に動くことから「馬陸(やすで)」とよばれることと、本種が赤と黒の体色の美麗種であること、そして赤馬節として歌に歌われる八重山諸島の民話に由来しています。1670年頃の話で、おめでたいときに歌われる歌ではありますが、主人のことを慕う従順な赤い馬の悲しい物語でもあります。本種は現地でも個体数が減少しており、今後、ますます保全の対象として、重要かつ貴重な種となります。発表雑誌:Species Diversity(スピーシーズ・ダイバーシティ)誌2023年1月12日(木)に公開論文タイトル:Taxonomic Assessment of a Threatened Large Millipede Endemic to the Southern Ryukyu Islands, Japan: a New Species of Spirobolus (Diplopoda: Spirobolida: Spirobolidae) from the Yaeyama Islands(英文)著者:Taiga Kato, Mitsuo Takano, Takafumi Nakano, and Satoshi Shimano 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月12日法政大学自然科学センター/国際文化学部(島野 智之 教授)と京都大学大学院農学研究科(刑部 正博 准教授)の研究グループは、このたびカベアナタカラダニが真っ赤な体色なのは、春先の紫外線から体を守る抗酸化物質を大量に蓄積しているためであったことを解明しました。天敵に見つかりやすいのではないかと人間は心配になりますが、天敵となる昆虫(アリなど)の多くは可視光のうち赤色光は見えていないため、派手に赤い色をしているからといって天敵に見つかりやすい訳ではないと考えられます。カベアナタカラダニ(写真:根本 崇正氏 提供)【発表のポイント】(1)春先のコンクリート壁でみつかるカベアナタカラダニ Balaustium murorum(Hermann)は、アナタカラダニ属に所属し、いずれの発育ステージでも花粉を主な食料とする。本種は北半球(主にユーラシア大陸)に広く分布しているが、なぜ赤い目立つ色なのか、世界中で疑問を持つ人が多いにもかかわらず、科学的に調べられたことがなかった。(2)3月に孵化し活動を始め、梅雨の時期に卵を産んで、次の春まで卵で休眠する。生存活動の中心である春先の強い紫外線と、輻射熱で40度以上になる生活環境に耐えることが、最も重要な生存への課題のひとつである。(3)カベアナタカラダニの赤色の色素をHPLCで測定したところ、抗酸化作用をもつケトカロテノイドであるアスタキサンチンと3-ヒドロキシエキネノン(主要カロテノイドのそれぞれ60%と38%)と、少量のβ-カロテン(2%)から構成されていた。ミカンハダニは、知られているダニのうちで、アスタキサンチンの量が、かなり多い種であるが、カベアナタカラダニのアスタキサンチン濃度はミカンハダニの127倍もの量であった。このため体色が赤であった。(4)アリや捕食性カメムシなど、カベアナタカラダニを捕食する昆虫は通常、赤に対する視細胞を持たないため、人間が心配するほど、カベアナタカラダニの派手な赤色は、捕食者の採食行動に影響を与えてはいないと考えられる。カベアナタカラダニ Balaustium murorum(Hermann)は、派手な赤い体色を持つ花粉食性の自由生活型ダニで、本種や類似種は北半球(主にユーラシア大陸)に広く分布しているが、なぜ赤い目立つ色をしているのか、世界中で疑問を持つ人が多いにもかかわらず、これまで科学的に調べられたことがなかった。本種の所属するアナタカラダニ属 Balaustiumは、他のタカラダニ科 Erythraeidaeのダニ類とは大きく異なり、(1)和名のもとになっている、ウルヌラという特徴的な分泌器官(穴)をもち、(2)幼虫の時代に昆虫に寄生することはなく全ての世代で、主に花粉を餌とするという特徴を持っている。本種カベアナタカラダニは春先(東京では3月半ば)に発生し、文字通りコンクリート壁など人造構造物の日当たりの良い場所に生息し、梅雨の頃に卵を産んで、次の春まで卵で休眠する。このため、カベアナタカラダニは、春先の強い紫外線(UV-B)や輻射熱などの過酷な環境において、活性酸素の生成による酸化ストレスにさらされる。例えば同じダニでは、植物の葉上に生息し、強い日光にさらされるミカンハダニ Panonychus citriは、抗酸化作用のあるアスタキサンチンを合成・蓄積し、酸化ストレスから身を守る事が知られている。そこで、カベアナタカラダニの色素中のカロテノイド組成を測定した。主要なカロテノイドを同定するために、カベアナタカラダニの雌の生体内の色素と、それを脱エステル化した色素を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で分析した。その結果、カベアナタカラダニの派手な赤色の色素は、抗酸化作用をもつケトカロテノイドであるアスタキサンチンと3-ヒドロキシエキネノン(主要カロテノイドのそれぞれ60%と38%)と、少量のβ-カロテン(2%)から構成されていた。ミカンハダニは、知られているダニのうちで、アスタキサンチンの量(タンパク質あたり)が、かなり多い種であるが、カベアナタカラダニのアスタキサンチン濃度(334.8 ng/μg protein)はミカンハダニ(2.63 ng/μg protein)の127倍もの量であった。この量は報告のある甲殻類などの微小節足動物中でも最も高いレベルの値であった。餌となる花粉からカベアナタカラダニが合成・蓄積するケトカロテノイドは高い抗酸化活性を持つため、コンクリート壁など生息環境における太陽紫外線や放射熱による厳しい環境下で、カベアナタカラダニの生存を助けているものと思われる。抗酸化活性をもつケトカロテノイドを高濃度で蓄積していたため、本ダニ種は体が派手な赤色であった。アリや捕食性カメムシなど、カベアナタカラダニを捕食する昆虫は通常、赤に対する視細胞を持たないため(赤を識別できないため)、人間が心配するほどカベアナタカラダニの派手な赤色は、これらの捕食者の採食行動に影響を与えてはいないと考えられる。発表雑誌:Experimental and Applied Acarology(エクスペリメンタル・アンド・アプライド・アカロロジー)誌2022年12月13日(火)に公開論文タイトル:The flashy red color of the red velvet mite Balaustium murorum(Prostigmata:Erythraeidae) is caused by high abundance of the keto-carotenoids, astaxanthin and 3-hydroxyechinenone(英文)著者:Masahiro Osakabe & Satoshi Shimano* (*責任著者) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月23日株式会社メディエンス(所在地:横須賀市、代表:池上 文尋)が運営するいちご大学アカデミアは、「いちご大学You Chu部」が2022年12月22日に開設しますので、下記の通りお知らせいたします。URL: いちご大学You Chu部■「いちご大学You Chu部」設立の背景いちご大学アカデミアは日本で初めてのいちご専門のオンラインスクールとして2021年9月より活動を行っております。大学内のクラブ活動をより多くの方に知って頂くためにYouTubeチャンネル「いちご大学You Chu部」を作ることになり、クリスマスに向けて、第一弾動画『いちご好きが今食べたい!「いちごのショートケーキ」東京港区編』を前半、後半の2つに分けて同時リリースすることになりました。今後はいちご好きやマニアの方に役立ち、楽しんでもらえるメディアとして活動していく予定です。■「いちご大学You Chu部」の特長と目的いちご大学You Chu部では3つの機能を有します。1)いちごについてのうんちくや知識、最新情報を伝える場所であること2)いちご大学アカデミアの活動の発表の場であること3)いちご大学アカデミアとコラボしている農園や企業さまとのメディア活用の場であること今後、オンラインの情報共有の仕組みとイベントやセミナーを実施するオフラインでの取り組みを組み合わせた形で実施してまいります。■「いちご大学You Chu部」概要名称 :いちご大学You Chu部オープン:2022年12月22日運営 :株式会社メディエンス(〒239-0813 横須賀市鴨居3-34-1)事業内容:いちごに関するスクール運営・いちごに関する調査・6次産業サポート等URL :いちご大学アカデミア ■会社プロフィール株式会社メディエンス所在地: 〒239-0813 横須賀市鴨居3-34-1URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月22日工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)の田村 雅紀教授(建築学科)は、高橋カーテンウォール工業株式会社との共同研究により、カーボンニュートラルへの貢献が期待できるプレキャストコンクリート(*1)部材向けのコンクリート調合を開発しました。ホタテ殻廃棄物の持つ、大気中の二酸化炭素を固定蓄積する性質(炭素固定性)に着目し、これまでのリサイクル用途と異なる、コンクリート製品の製造と建築物への展開を目指しています。ホタテ貝殻置き場粉砕したホタテの貝殻砂建物に使用されるプレキャストコンクリートカーテンウォール(*2)ホタテ貝殻は、主成分が炭酸カルシウム(CaCO3)で出来ています。海水中のCO2を吸収して成長し、貝殻の質量のうち約44%はCO2を内部に固定蓄積できるため、廃棄せずにプレキャストコンクリートへ再利用することにより、ホタテ殻が蓄積したCO2をコンクリート内部に固定し続けることが出来ます。従来、建築産業では、建物への用途として活用が期待されてきましたが、粉砕物が不均一であることなどにより十分に使用できず、これまでは土木用途での再使用に限られていました。田村教授は、貝殻と、水や水硬性物質粉末を含む配合物を一定の割合で練りこむことで、カーテンウォール製品としての性能を満たすコンクリート組成物を開発しました。炭素固定性を持つ同コンクリート部材を用いた場合の製造過程では、基本調合に比べ約3割程度のCO2削減が可能になります。国内の主要水産物であるホタテ貝は今後も安定生産が見込まれます。これまで大量に廃棄されてきた貝殻を建築物に活用することにより、CO2削減への貢献とともに、食と技術が接続されることで、SDGs14番のゴール、「海の豊かさを守ろう」にも貢献できます。田村教授は今後、プレキャストコンクリートカーテンウォールへの実用化に向けて、コンクリートの長期的な耐久性や、貝殻砂が保有する付加価値を検証していきます。■研究概要研究名 :炭素固定性を有する海洋生物殻廃棄物を用いたPCaコンクリート部材の開発研究実施機関:高橋カーテンウォール工業株式会社、工学院大学特許情報 :名称 セメント組成物出願者 学校法人工学院大学、高橋カーテンウォール工業株式会社発明者 田村 雅紀、佐々木 哲也、斉藤 敬志出願番号 :特願2022-024231参考 :高橋カーテンウォール工業株式会社公式サイト ・炭素固定性を有する海洋生物殻廃棄物を用いたプレキャストコンクリート部材の開発・2021年度日本建築学会 関東支部研究報告集 その1~3・2022年度日本建築学会 大会学術講演梗概集 その1~3*1 プレキャストコンクリート:工場で生産して現場に運びこめるコンクリート製品のこと。*2 プレキャストコンクリート カーテンウォール:プレキャストコンクリートで構成される、建築物の内部と外部の空間をカーテンのように仕切る壁のこと。カーテンウォールは、高層建築物の外壁に欠かせない構法として定着している。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月29日リタ・オラが、数年前からささやかれているリアーナとの不仲説について言及した。リタとリアーナは、かつてジェイ・Zのレコード会社「Roc Nation」に所属していたという共通点がある。2015年、リタは「複数枚のアルバムをリリースする契約なのに、1枚しかリリースできていない」として同レコード会社を訴え、法廷バトルを繰り広げた。2016年に両者が和解に至っている。29日(現地時間)、BBC局の「Louis Theroux Interviews」に出演するリタ。ホストのルイ・セローから「なぜ(あの頃)音楽がリリースされなかったのでしょうか?」と尋ねられ、「わかりません。2、3年ずっとレコーディングはしていたんです。まさにこれからという時でした。MVも撮ったというのに、破棄されてしまったのです。本当に残念だったし、失望させてしまったと思いました」と話しているという。「すべての楽曲がリアーナのところにいってしまったそうですね」などとリアーナの話題を持ち出し、不仲説についてリタに意見を求めるセロー。すると、リタは「他人のことは話せませんが、世間っていつも女性同士を対立させていると思います。私は彼女を尊敬しているファンに過ぎませんし、これからも常にそうでしょう」と不仲説を否定した。(賀来比呂美)
2022年11月28日工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)の伊藤 博之教授(建築デザイン学科)が設計したホテル「PRISM Inn Ogu」は、グッドデザイン2022(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)ベスト100を受賞しました。2022年度各部門受賞作品の中で審査委員会により特に高い評価を得た100件で、11月1日に受賞祝賀会が開かれました。同ホテルは、この地域には貴重な、家族連れやグループ等の多人数(最大9人)の長期滞在を想定しています。室内は、柱と貫(ぬき)によりいくつかの小さな空間に分かれて、限られたスペースでも、それぞれの居心地の良い居場所を見つけることができるよう設計されています。ホテル「PRISM Inn Ogu」外観(右端の1棟)室内の一例■デザインのポイント1. ベッド数が多くても互いに居心地良く過ごせるよう、構造躯体を用いて適切な距離感を作り出した。2. 柱を繋ぐ貫は全体の構造的な補強であり、ロフトの床を支える梁でもある。3. 周辺状況や家具配置に応じて外周の腰壁高さを変え、プライバシー・眺望を確保しつつ場所の個性を生み出した。■審査員コメント ※同賞サイトより一般的に、中高層の建物において大きくなりがちな躯体柱の存在は、内部空間のヒューマンスケールや空間の個性を奪うものとして設計者の頭を悩ませる要素のひとつである。ペンシルビルにおけるそういった制約に対し逆転の発想で大きな柱の存在感をポジティブに捉え、階高の調整や、扁平柱の採用、千鳥状の柱の配置などの工夫で内部のプログラムと構造体の形状が互いに共鳴しあう計画を導き出し見事に存在を空間の個性と魅力へと昇華させている。柱はプライベート空間を緩やかに分節する間仕切りとなり、扁平柱に架かる貫はロフトの床を支える機能を果たし、かつ空間にリズムと陰影を生みだす要素となった。結果的に内装材で駆体を覆ったり、表面的な意匠を施すことなくひだのある豊かな空間性を実現している。構造と空間が呼応する潔い空間構成、複雑なプログラムを明解かつ鮮やかに解いた設計者の手腕が高く評価された。ベスト100受賞 ホテル「PRISM Inn Ogu」紹介ページ(同デザイン賞サイト): ■伊藤 博之教授コメント(建築デザイン学科、写真左)家族やグループなどのそれぞれが、良い距離感で一緒に居られる、新しい「共にいる場所」が実現できたと考えています。この度の受賞につきまして、関係者の方々に厚く御礼申し上げます。授賞祝賀式では、審査員や受賞者など沢山の方々とお会いして、多くの刺激もいただきました。これを励みに今後もさらに精進したいと思います。受賞祝賀会にて(左が伊藤 博之教授)■受賞詳細受賞対象名:ホテル PRISM Inn Ogu事業主体名:株式会社プリズミック分類 :商業のための建築・環境受賞企業 :株式会社プリズミック(東京都)伊藤博之建築設計事務所(東京都)受賞番号 :22G151157■実務者教員の現場経験をもとに、建築業界のDXを促進するカリキュラムを構成工学院大学教員のグッドデザイン賞受賞は、2019年から4年連続です。同大学には国内外の受賞歴を持つ実務家教員が多く、最新の技術や各分野での具体的なニーズをタイムリーに教育に反映させています。今秋から始めた建築学部での教育「デジタルツインラボを活用した建築デジタル教育」※はその代表例で、現場を知る教授陣が、建築業界におけるDXを人材育成の面から推し進めます。※文部科学省「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」採択事業。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月18日群馬パース大学大学院の木村 朗教授は、2022年11月7日(米国東海岸時間)に米国公衆衛生学会加齢健康部門にてグローバルヘルス奨励賞を受賞しました。APHA加齢健康部門国際保健賞受賞これまで、長寿地域で寿命の延伸と健康寿命の延伸は比例すると考えられてきました。ところが、ライフスタイルがなかば強制的に変更を余儀なくされた沖縄県では、早くから、寿命の延伸と健康寿命が必ずしも一致しない例が多く見られました。そのライフスタイルの更新の影響がどの世代から出現するか不明でしたが、詳細なインタビューと身体機能測定を幅広い世代で実施することで、健康長寿の短縮が75歳あたりに出現したことを世界で初めて実データを分析して示しました。沖縄県健康寿命短命化予測モデル■受賞経緯かつて「世界一の長寿村」であった日本の沖縄県大宜味村の健康長寿が危機に曝されている状況を長期間継続調査する中で、生活様式の異なる世代において健康余命が短くなる可能性を予測して警笛を鳴らしました。これまで、実際に生活様式の違いが健康寿命を短くするかは不明でした。そこで、生活様式の違いが及ぼす健康寿命への効果を明らかにするための分析を行いました。75~80歳の年齢層では、糖尿病、高血圧、高脂血症薬の使用はいずれも有意差な変化を示しませんでした。しかし、75歳より下の世代では運動不足の認識の欠如と体脂肪率の増加が、前期高齢者の自立した生活能力に対する危険なサインであることが示唆されました。健康余命の予測に際し、従来は遺伝子や筋力が関係するのではないかとされていましたが、今回の研究は高齢者の果実の摘み取り行動の継続と対極にある身体不活動の影響をネストコホート手法という方法であきらかにした取り組みが伝統のある米国公衆衛生学会加齢健康部門での受賞につながりました。この影響がいつ出現するかというデータは、今後、世界の高齢者の健康寿命を予測することに繋がると期待されています。また、社会保障の議論にデータに基づく議論をもたらす功績につながる知見としても期待されています。APHA加齢健康部門受賞者■木村 朗教授 プロフィール群馬県草津町の出身。資格など:公衆衛生専門家(日本公衆衛生学会)、理学療法士。日本理学療法士協会員。アメリカリハビリテーション医学会議正会員。国際環境複合要因学会理事、北米公衆衛生学会正会員。金沢大学大学院保健学専攻リハビリテーション科学領域卒業(博士(保健学))研究の特徴:公衆衛生・リハビリテーションに関わる健康弱者集団の課題、および健康余命に関する身体活動性の観点から、IoTおよび人工知能などを駆使した研究を行っている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月16日明治大学は、11月11日(金)に「TikTok(ティックトック)」で大学公式キャラクター「めいじろう」の公式アカウントを開設しました。今年で誕生15周年を迎えた「めいじろう」が、親しみやすいショート動画で明治大学をPRします。■ユーザー名 @meijiro_official 【公式】めいじろう(明治大学)■URL めいじろうについてめいじろうは2007年に明治大学の広報課キャラクターとして誕生し、2009年に大学公式キャラクターとなりました。10周年の節目となった2017年には「ゆるキャラグランプリ」に初出場し、681キャラがエントリーした「ご当地部門」で31位の結果を収めました。大学グッズやLINEスタンプ発売などで認知度を上げ、学生や卒業生、教職員はもちろん、保護者やキャンパス周辺住民の方まで、多くの方に親しまれるキャラクターとなっています。TikTokアカウント開設の経緯これまで「めいじろう世界進出計画」と掲げた動画をYouTube・Instagramで投稿し、最近は、明治大学卒業生で五輪卓球金メダリストの水谷隼さんから卓球の「逆チキータ」の打ち方を教わるなど、数々のチャレンジ動画を発信しています。更なる活躍の場を広げたいめいじろうは、とある日の広報課の打ち合わせで「てぃっくとっかーになりたい」と、夢を打ち明けます。明治大学は、めいじろうの熱い思いを受け、このたびのアカウント開設に至りました!今後、“TikTokerめいじろう”の活動をぜひご注目ください。▲TikTok開設に向け指揮を執るめいじろう(中央) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月11日当社は、卵白プロテインについて、九州大学大学院農学研究院細胞制御工学研究室(片倉 喜範教授)と共同研究を行ってきました。その研究成果として、卵白プロテインは「β酸化活性化効果」を有していることが明らかとなりましたので、以下のとおりお知らせします。■研究の背景・目的卵白に多く含まれるたんぱく質は必須アミノ酸のバランスと体内利用率が非常に高く、また、脂質をほとんど含まないことから、良質のたんぱく源と言われています。本研究では、当社製品REVOPRO(R) EGG WHITE PROTEINの主原料である卵白プロテインと、乳清(ホエイ)由来のホエイ・プロテイン・アイソレート(以下、WPI)とを用いて、骨格筋細胞における遺伝子発現変動につき検証し、卵白プロテインが筋肉細胞におけるβ酸化に及ぼす効果を明らかにすることを目的としました。■研究内容と結果サンプルとして、卵白プロテインとWPIをそれぞれ100mlのリン酸緩衝生理食塩水に15gずつ溶かしたものを使用し、比較対照はリン酸緩衝生理食塩水としました。骨格筋細胞の一種である分化C2C12細胞を2日毎に培地交換およびサンプル添加を行いながら分化誘導し、そこから5日間培養した後にRNAの抽出・回収を行って、細胞内でのエネルギー産生に関係するβ酸化関連遺伝子の発現を測定しました。その結果、3種類のβ酸化関連遺伝子(CD36、CPT1、MCAD)の発現はいずれも卵白プロテインにおいて特に増加しました(図1・図2・図3)。これらの発現が増加すると、細胞内のミトコンドリアが活性化し、脂肪酸の分解やエネルギー産生が促進されます。これは、生体としては脂肪の燃焼によるエネルギーへの変換が盛んになることを意味しています。これにより、卵白プロテインはダイエットに有効な効果を有しているものと考えることができました。図1~3(注)・エラーバー :標準誤差を示す・有意差(「比較対照」に対して):*p<0.05 **p<0.01 ***p<0.001当社は今後も、「食のインフラ」としての液卵事業を通じて卵製品の安定的供給に努めるとともに、「卵」の新たな可能性を追求してまいります。〔用語説明〕・β酸化:脂肪酸の代謝(分解)において、脂肪酸を酸化してエネルギーを取り出すための重要な代謝経路の一つです。・骨格筋:動物の筋肉には、骨格を動かす「骨格筋」と内臓を動かす「内臓筋」があります。基本的に、内臓筋が不随意筋の平滑筋であるのに対し、骨格筋は自分の意思で動かしたり鍛えたりできる随意筋の横紋筋であり、トレーニングやエクササイズの対象となるのは骨格筋です。・ミトコンドリア:動植物の細胞中に広く存在する細胞内小器官の一つで、生命活動に必要なエネルギーを産生する場となっています。なお、卵白プロテインに関する九州大学との共同研究につきましては、以下のとおり筋繊維タイプの変化に与える効果に関し発表を行っておりますので、併せてご覧下さい。・2022年8月26日発表「卵白プロテインに関する九州大学との共同研究結果について」 〔イフジ産業株式会社について〕本社 : 〒811-2318 福岡県糟屋郡粕屋町戸原東二丁目1番29号代表者 : 代表取締役社長 藤井 宗徳電話番号 : 092-938-4561(代表)事業内容 : 液卵・冷凍卵・卵加工品・プロテインの製造・販売上場取引所 : 東京証券取引所 スタンダード市場・福岡証券取引所証券コード : 2924ホームページ: REVOPRO(R) 公式サイト : REVOPRO(R) 公式Twitter : REVOPRO(R) 公式Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月10日明治大学大学院農学研究科環境バイオテクノロジー研究室の伊東 昇紀助教、片山 徳賢(博士後期課程2年)、小山内 崇准教授らの研究グループは、光合成を行うバクテリアであるラン藻のクエン酸回路では、リンゴ酸がピルビン酸に変換されることを発見しました。<研究成果のポイント>・一般的なクエン酸回路では、リンゴ酸脱水素酵素という酵素の働きによってリンゴ酸がオキサロ酢酸に変換されるが、ラン藻では、リンゴ酸脱水素酵素の活性が低く、リンゴ酸がどのように変換されているのか不明瞭であった。・ラン藻は、リンゴ酸をピルビン酸に変換するマリックエンザイムという別のリンゴ酸変換酵素をもっているが、この酵素が、リンゴ酸脱水素酵素の代わりにクエン酸回路で働いているかはわかっていなかった。・本研究の解析によって、ラン藻のクエン酸回路では、マリックエンザイムによって、リンゴ酸が“ピルビン酸”に変換されることが判明した。・本研究成果は、これまで生物全体で広く保存されていると考えられてきたクエン酸回路の酵素(酵素反応)が、生物ごとに異なることを示唆しており、本研究で行ったような解析の必要性を示している。要旨クエン酸回路は、生命活動に必要なエネルギーやアミノ酸の生成に関わる代謝経路です。酸素発生型の光合成を行うバクテリアであるラン藻も、クエン酸回路をもっています。クエン酸回路は、8つの酵素反応によって構成されており、それらの酵素は生物全体で広く保存されています。一般的に、クエン酸回路において、リンゴ酸は、リンゴ酸脱水素酵素(MDH)によって、オキサロ酢酸に変換されます。しかしながら、以前の研究で、ラン藻のMDHの活性は、著しく低いことが判明しました。ラン藻は、リンゴ酸を変換する他の酵素として、リンゴ酸をピルビン酸に変換するマリックエンザイム(ME)という酵素をもっていますが、MEがMDHの代替として働くかは分かっていませんでした。本研究グループは、ラン藻のMEとMDHに着目した解析を行い、どちらの酵素が、クエン酸回路でリンゴ酸を変換しているかを調べました。MEのリンゴ酸への反応効率は、MDHの反応効率の約14倍でした。MEをもたないラン藻の変異株は、MDHをもたない変異株と異なり、細胞内に過剰にリンゴ酸を蓄積しました。ラン藻の中で、MEをもつ種は、MDHをもつ種よりも多いことが分かりました。以上の結果から、ラン藻のクエン酸回路では、MEによって、リンゴ酸が“ピルビン酸”に変換されることが示されました。本研究の結果は、これまで生物全体で“決まっている”と考えられてきたクエン酸回路の酵素反応が、生物ごとに異なることを示唆しています。今後は、本研究で行ったような解析を他の生物でも行い、クエン酸回路の酵素反応を生物ごとに特定する必要があります。本研究は、明治大学大学院農学研究科 伊東 昇紀助教、片山 徳賢(博士後期課程2年)、小山内 崇准教授らのグループによって行われました。JST戦略的創造研究推進事業先端的低炭素化技術開発ALCA(代表小山内 崇)の援助により行われました。本研究成果は、2022年10月31日発行の米国微生物学会の国際誌「mBio」に掲載されました。※研究グループ明治大学 明治大学大学院農学研究科環境バイオテクノロジー研究室助教 伊東 昇紀(いとう しょうき)博士後期課程2年生 片山 徳賢(かたやま のりあき)准教授 小山内 崇(おさない たかし)研究技術員 岩住 香織(いわずみ かおり)生物物理学研究室准教授 鈴木 博実(すずき ひろみ)1.背景ラン藻(別名:シアノバクテリア)は、植物と同じ酸素発生型の光合成を行うバクテリアの総称です。ラン藻は、糖を炭素源として生育する大腸菌や乳酸菌などの他のバクテリアと異なり、光合成によって取り込んだ二酸化炭素を唯一の炭素源として生育することができます。地球温暖化などの環境問題や化石燃料の使用が世界的な問題となっている昨今では、ラン藻を利用して、二酸化炭素からプラスチックや燃料をつくる物質生産が注目を集めています。ラン藻は、形状や生育する環境が異なる多様な種が存在しており、全遺伝情報が分かっている種だけでも100種以上が存在しています。そのラン藻の中でも、初めて全遺伝情報が解明された種が、シネコシスティス注1)という種です。シネコシスティスは、球形の1つの細胞からなるラン藻で(図1)、淡水に生息しています。シネコシスティスは、人為的な遺伝子改変や凍結保存が容易に行えるといった実験生物として多くの利点をもっているため、ラン藻のモデル種として、様々な研究に利用されています。クエン酸回路は、生物がもつ最も重要な代謝経路の1つです。クエン酸回路は、8つの酵素反応によって構成されており、それらの反応を担う酵素は、バクテリアからヒトまで広く保存されています。通常、クエン酸回路は、酵素反応によって代謝産物を酸化していく過程で、NADHというエネルギーをもつ物質を沢山生成します。そのため、クエン酸回路は、細胞内でのエネルギー生成において中心的な役割を担っています。ラン藻も、このクエン酸回路をもっていますが、ラン藻のクエン酸回路では、NADHに加えて、NADPHという別のエネルギー物質も生成されるという点で、他の生物と異なっています。また、コハク酸やフマル酸といったクエン酸回路の代謝産物は、食品添加物やバイオプラスチックの原料としての用途がある有用物質です。そのため、近年では、ラン藻のクエン酸回路を利用した様々な有用物質の生産が盛んに検討されています。特に、シネコシスティスにおいて物質生産の研究が進められており、これまで4種類の有用物質の生産が報告されています。このように、ラン藻において、クエン酸回路は、生命活動と物質生産の両方で重要な代謝経路となっています。リンゴ酸は、クエン酸回路の代謝産物の1つです。一般的に、クエン酸回路の中で、リンゴ酸は、リンゴ酸脱水素酵素(MDH)という酵素の働きによって、オキサロ酢酸に変換されます(図1)。しかしながら、以前の研究によって、シネコシスティスのMDHは、リンゴ酸に対する活性が他の生物のMDHと比べて低く、逆反応に特異的に活性を示すことがわかりました。また、MDHの反応は、NADHの生成を伴う反応ですが、エネルギー物質の生成を伴う他のシネコシスティスのクエン酸回路の反応は、NADPHの生成反応となっています。要するに、MDHの反応は、ラン藻のクエン酸回路の反応の中で仲間外れでした。そのため、ラン藻では、MDHがクエン酸回路でリンゴ酸を変換しているか不明瞭であり、リンゴ酸を変換する酵素はまだ決定づけられていませんでした。ラン藻は、リンゴ酸を変換する他の酵素として、マリックエンザイム(ME)という酵素をもっています。MEは、リンゴ酸をオキサロ酢酸ではなく、ピルビン酸に変換する酵素です(図1)。MEの役割は生物によって様々で、哺乳動物では脂肪酸の合成に寄与し、トウモロコシなどの植物では光合成に関わる反応として機能することがわかっています。このMEをラン藻ももっていることは、20年以上前から分かっていましたが、ラン藻のMEの性質や細胞内での働きを調べるような研究は行われていませんでした。2.研究手法と成果今回、本研究グループは、MEとMDHに着目した3種類の解析を行い、MDHではなく、MEが、ラン藻のクエン酸回路でリンゴ酸を変換することを明らかにしました。はじめに、シネコシスティスのMEとMDHを精製し、シネコシスティスの細胞内を模倣した条件下で、その性質を比較しました。その結果、MEは、MDHよりも約14倍高い反応効率を示すことがわかりました(図2)。また、MEの反応は、MDHの反応(NADHの生成を伴う反応)と異なり、他のクエン酸回路の反応同様、NADPHの生成を伴う反応でした。次に、MEとMDHそれぞれをもたないシネコシスティスの変異株を作製して、細胞内にどれくらいリンゴ酸が蓄積しているかを調べました。その結果、MEをもたない変異株は、変異をいれていない通常の株と比べて、約3倍のリンゴ酸を蓄積しました(図3)。リンゴ酸は、MEの基質であるため、変異株におけるリンゴ酸の蓄積は、MEが細胞内でリンゴ酸を変換していることを意味しています。一方で、MDHをもたない変異株のリンゴ酸量は、通常の株と同程度でした(図3)。最後に、MEとMDHをもっている種がラン藻の中でどれくらい存在するかを、ラン藻の遺伝情報をパソコン上で解析することで調べました。その結果、全遺伝情報が分かっている130種のラン藻のうち、MEをもっている種が102種(78%)であるのに対し、MDHをもっている種が66種(51%)であることがわかりました(図4)。また、MEだけを持っている種が存在するのに対し、MDHだけを持っている種が存在しないこともわかりました(図4)。以上の結果から、ラン藻では、MDHではなく、MEが、主にクエン酸回路でリンゴ酸を変換することが示されました(図5)。ラン藻のクエン酸回路では、リンゴ酸が、オキサロ酢酸ではなく“ピルビン酸”に変換されます(図5)。また、このMEを利用するクエン酸回路は、一般的なクエン酸回路と異なり、NADHではなく、NADPHを生成する経路となっています(図5)。3.今後の期待本研究グループは、ラン藻のクエン酸回路の酵素反応の一部が、一般的なクエン酸回路と異なることを明らかにしました。さらに、ラン藻のクエン酸回路から生成されるエネルギー物質がNADPHであることを明らかにしました。この成果は、ラン藻のクエン酸回路から生成する有用物質の増産につながる新たなアプローチを浮き彫りにすると期待されます。また、本研究の結果は、これまで生物全体で広く保存されていると考えられてきたクエン酸回路の酵素(酵素反応)に多様性があることを示唆しています。そのため、今後は、ラン藻以外の生物に対しても、本研究で行ったような解析を実行し、クエン酸回路に関わる酵素反応を各生物で明らかにする必要があると思われます。4.論文情報<タイトル>Malic enzyme, not malate dehydrogenase, mainly oxidizes malate that originates from the tricarboxylic acid cycle in cyanobacteria(日本語タイトル リンゴ酸脱水素酵素ではなくマリックエンザイムが、主にラン藻のクエン酸回路に由来するリンゴ酸を酸化する)<著者名>Noriaki Katayama, Kaori Iwazumi, Hiromi Suzuki, Takashi Osanai, Shoki Ito<雑誌>mBio<DOI>doi:10.1128/mbio.02187-225.補足説明注1)シネコシスティス最もよく研究されている単細胞性のラン藻。淡水性で、窒素固定を行わない。直径1.5-2.0マイクロメートルほどで、球形をしている。1996年に、ラン藻としては初めて全ゲノム配列が決定された。増殖が速く、遺伝子改変が容易で、凍結保存が可能であるなどの利点を有する。そのため、モデルラン藻として、ラン藻の基礎研究・応用研究の両分野で広く利用されている。学名は、Synechocystis sp. PCC 6803である。参考図図1. 本研究で着目したMEとMDHによるリンゴ酸の変換MEはリンゴ酸をピルビン酸に変換し、MDHはリンゴ酸をオキサロ酢酸に変換します。図2. シネコシスティスのMEとMDHのリンゴ酸に対する反応効率反応効率は、基質を生成物に変換するときの効率です。縦軸が、リンゴ酸に対する反応効率を表しています。MEは、MDHよりも約14倍高い反応効率を示します。図3. シネコシスティスの変異株の細胞内リンゴ酸量縦軸は、細胞内リンゴ酸量の相対値(%)で、変異をいれていない通常の株を100%としています。MEをもたない変異株は、MDHをもたない変異株と異なり、細胞内に過剰にリンゴ酸を蓄積します。図4. ラン藻の中でMEとMDHをもつ種の割合(ベン図)全遺伝情報がわかっているラン藻(130種)のうち、MEをもつ種が102種(78%)で、MDHをもつ種が66種(51%)です。そして、MDHをもつ全ての種が、MEももっています。図5. MEがリンゴ酸を変換するラン藻のクエン酸回路このクエン酸回路では、リンゴ酸はピルビン酸に変換されます。また、NADHの代わりにNADPHが生成されます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月10日明治学院大学法学部の佐々木雄一准教授が研究成果として『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』(中公新書)を刊行しました。詳細URL: 『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』(中公新書)◆本リリースのポイント・研究成果をコンパクトにまとめた最新の近代日本外交史論・1850年代から1945年にわたる日本外交の歩みを、国際秩序との関わりを軸に通観・国際秩序や外交・安全保障について、その参考となる知見を歴史的視座から考察し、提供◆研究内容明治学院大学法学部の佐々木雄一准教授が、著書『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』(中央公論新社)を刊行しました。明治学院大学での日頃の研究・教育の成果をふまえて、1850年代から1945年までという長期にわたる日本外交の歩みを、国際秩序との関わりを軸に通観したものです。佐々木准教授は博士学位論文を基にした初めの著書、『帝国日本の外交1894-1922 なぜ版図は拡大したのか』(東京大学出版会、2017年)が近年を代表する近代日本外交史研究の一つとして既に学界内で定着しており、以来、近代日本の外交や戦争に関する著作・論文を多数発表してきました。今回の著作は、そうした最先端の研究の知見をコンパクトにまとめ、広く世の中に伝えるべく執筆されたものです。昨今の国際情勢を受けて、国際秩序や外交・安全保障について日本でも論じられる機会が増えました。本書は、歴史的視座からその参考となる知見を提供しています。また、世界史や東アジア史の視点をふまえた近代日本外交論であり、高校で「歴史総合」科目が導入されるなど近代日本と世界の歩みをどのように総合的に理解するかが注目されるなか、現在の研究や大学教育の水準を知ることができます。◆書籍情報著者 :法学部・佐々木雄一書籍名 :『近代日本外交史 幕末の開国から太平洋戦争まで』発行日 :2022年10月20日出版社 :中央公論新社IBSNコード:ISBN978-4-12-102719-1◆研究者プロフィール東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。2022年4月より明治学院大学法学部政治学科准教授。専門分野は日本政治外交史。これまでの研究成果についての詳細は以下をご確認ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月09日工学院大学(学長:伊藤 慎一郎、所在地:東京都新宿区/八王子市)の白鳥 祐介教授(先進工学部機械理工学科、専門分野:電気化学(燃料電池))は、参画する国際プロジェクト「地域のバイオマスを利用した省エネ型エビ養殖システム高度化実証研究(ベトナム)」において、グリーン電力が動力源となり、IoTを導入した世界初のエビ養殖技術を支援しています。同プロジェクトは、ベトナム・ティエンザン省にある養殖場を実験場所として、バイオガスで作動する固体酸化物形燃料電池(SOFC)※1)とIoT※2)を導入したこれまでにないエビ養殖技術を確立し、ビジネス化を目指す実証研究です。国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が支援する「エネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業」に採択され、2022年11月3日(木)の実施者間による科学技術共同契約(ST)に関する署名式を機に研究は加速します。■実証するエビ養殖システムの概要バイオガスSOFCによるグリーン電力※3供給とIoT水管理によるエビ増産システムを統合したエビ養殖システムを構築し(下図参照)、これを実証します。バイオガスで作動する燃料電池とIoTを導入したエビ養殖システムの概要図グリーン電力供給では、地域の未利用バイオマス(レモングラスの葉※4)とエビ養殖汚泥※5を樹脂製のメタン発酵槽に投入し、バイオガス※6を製造します。同バイオガスをSOFCに供給して高効率発電を行い、養殖池への空気供給(エビの育成に必要)の電力源として、同グリーン電力を利用する循環型システムを実証します。一方のエビ増産システムでは、IoTを活用して養殖池の水質や養殖関連機器の常時監視・調整を行うとともに、微細な気泡で溶存酸素濃度を高めるマイクロバブルディフューザーを導入することで、エビの生存率・成長率を引き上げ、養殖生産量の最大化を図ります。IoTは、SOFCの運転管理にも活用されます。つまり、「養殖汚泥とバイオマス廃棄物で発電」と「IoTを用いた制御によるエビ養殖」の2つを組み合わせており、このかけ合わせでの実証研究は世界で初めてです。■実証研究の背景とポイント経済発展と人口増加が著しいアセアン諸国では化石資源の需要が急増しており、廃棄物の処理に大きな問題を抱えています。特に、ベトナムにおける農業・水産養殖の中心地であるメコンデルタ地域においては、農業残渣(稲わら、バガス、レモングラス廃材等)や水産養殖池から排出される汚泥等のバイオマス廃棄物を効率良く電力に変換し、利活用するしくみが確立されれば、地域の持続的発展に貢献することができます。同プロジェクトは、SDGs17の目標のうち、特に、「7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、「12 つくる責任 つかう責任」、「13 気候変動に具体的な対策を」、「14 海の豊かさを守ろう」、「15 陸の豊かさも守ろう」に貢献し、超高効率発電技術であるSOFCの用途拡大と地球規模の普及を目的とした重要な実証研究です。<期待される成果>・先端技術の導入による持続的水産養殖の実現・SOFCの用途拡大と地球規模の普及・水産養殖におけるCO2排出削減と周辺環境の保全・国際協力による途上国農村部の生活改善・国際交流による本邦および相手国若手人材の育成■プロジェクトの実施体制<事業名>NEDOエネルギー消費の効率化等に資する我が国技術の国際実証事業<プロジェクト名>地域のバイオマスを利用した省エネ型エビ養殖システム高度化実証研究(ベトナム)<実施期間>2022年11月1日~2025年12月31日<実施場所>ベトナム社会主義共和国、ティエンザン省<代表機関および実施責任者>裕幸計装株式会社(代表取締役:太田 隆三、本社:東京都目黒区) 太田 玄<研究実施機関>裕幸計装株式会社、工学院大学、九州大学、株式会社インターネットイニシアティブ、株式会社三菱総合研究所<現地協力機関>ティエンザン省人民委員会、ティエンザン省農業農村開発局、Tuan Hienエビ養殖場(実証サイト)<参考) 先行基礎研究>白鳥 祐介教授「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)※7」支援研究2022年11月3日にベトナムで行われた署名式の様子今後新装置が設置される養殖場(ベトナム)。バイオガスで作動する固体酸化物形燃料電池(SOFC)で発電した電力により、マイクロバブルディフューザー(MBD)を稼働させて酸素を池に行きわたらせ、エビの生存率の向上とCO2の約8割削減を目指す。※1 SOFCセラミックス材料からなる高温作動(700~900℃)の燃料電池で、数種の燃料電池の中でも最も発電効率が高い。バイオガスを利用したオンサイト発電技術として注目されており、数kWレベルの小規模発電でも50%程度の極めて高い発電効率を示す。※2 IoT:様々なモノ(住宅、車、家電製品、電子機器、センサー、駆動装置等)を、インターネットを介してサーバーやクラウドに接続し、相互に情報交換する仕組み。※3 グリーン電力太陽光、風力、バイオマス、水力、地熱等、再生可能エネルギー由来の電力※4 レモングラスの葉実証フィールドとなるティエンザン省の沿岸部では、レモングラス栽培が盛んに行われており、地域の主要産業となっている。レモングラスを刈り取った後、茎の内側は食品として出荷され、繊維の固い茎の外側や余分な葉は残渣となるが、これをメタン発酵の資材としてバイオガス製造に用いる。※5 エビ養殖汚泥メコンデルタ地域で盛んに行われている集約型のバナメイエビ養殖では、池の水質維持のため、養殖中に池の底に堆積する汚泥を定期的に排出する必要がある。この汚泥は、メタン発酵の種菌として活用できるので、地域の未利用バイオマスと混ぜてバイオガス製造に用いる。※6 バイオガス有機物の嫌気性分解により得られるメタン(CH4)約60%と二酸化炭素(CO2)約40%の混合ガス。数百~数千ppmの硫化水素(H2S)を不純物として含む。バイオガスを燃料として利用したカーボンニュートラルな発電は、脱炭素および資源の有効利用の観点から、近年特に注目されている。バイオガス供給時のSOFCの安定作動には、H2Sの除去(脱硫)が必要になる。※7 SATREPS科学技術振興機構ならびに日本医療研究開発機構と国際協力機構が協同で実施している、本邦および開発途上国の研究者が共同で研究を行う3~5年間の研究プログラム。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月04日東京工芸大学(学長:吉野弘章、所在地:東京都中野区、以下 本学)芸術学部デザイン学科 ゑ藤隆弘 准教授が、日本で唯一のサインデザインを対象としたコンペティション「第56回日本サインデザイン賞」で金賞を受賞しました。応募数総数は275作品(作品画像数2,542枚、映像数36点)。また、この受賞作品はカッティングシートの可能性を追求する「CSデザイン賞」でも「中川ケミカル賞」を受賞していますゑ藤隆弘 准教授の受賞作品は「SHISEIDO BEAUTY SITE サイン計画」。資生堂 大阪茨木工場の見学施設「SHISEIDO BEAUTY SITE」のサインデザインです。「旅」から着想し、標識やバス停を模したサインを点在させることで施設全体を街に見立てています。各エリアのカラーはサイン裏面にカッティングシートを貼り、その色を白い壁に反射させることで繊細に表現、旅の期待感や楽しさを演出しています。なお、受賞作品の一部は、2022年10月25日(火)から「CSデザインセンター」にて開催される第22回CSデザイン賞展にて展示されます。ゑ藤隆弘 准教授と受賞作品の概要は以下のとおりです。■受賞作品「SHISEIDO BEAUTY SITE サイン計画」【詳細URL】 「SHISEIDO BEAUTY SITE サイン計画」■東京工芸大学芸術学部デザイン学科 ゑ藤隆弘 准教授東京工芸大学芸術学部 ゑ藤隆弘 准教授多摩美術大学大学院博士後期課程修了後、佐藤晃一デザイン室、廣村デザイン事務所を経て、2016年 STUDY LLC.を設立。2018年東京工芸大学に入職。本学芸術学部では、グラフィックデザイン固有の思考や表現を多様な領域へ展開することを研究している。世界5大ポスター展の一つ「ラハティ国際ポスタートリエンナーレ2022」ではグランプリを受賞。■日本サインデザイン賞日本サインデザイン賞は、優れたサインデザイン作品を広く社会にアピールすることにより、サインデザインの普及および啓発を図ることを目的として、1966年以来続けられてきた日本で唯一のサインデザインを対象とした顕彰事業です。【URL】 ■CSデザイン賞カッティングシートの可能性を追求する「CSデザイン賞」はカッティングシートの産みの親、中川ケミカル主催のデザインコンペです。【URL】 ■東京工芸大学 芸術学部1994年に芸術学部設置(所在地:東京都中野区)現在メディア芸術を中心とした7学科(写真、映像、デザイン、インタラクティブメディア、アニメーション、ゲーム、マンガ)を有し、テクノロジーとアートを融合させた「メディア芸術」分野のプロフェッショナルを育成している。【URL】 東京工芸大学創立100周年記念ロゴ東京工芸大学中野キャンパス3号館東京工芸大学中野キャンパス本館 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月25日